JP2013179027A - 表示装置及びテレビジョン受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】暗部の発生を回避し、且つ短時間で光源ユニットを製造し、製造費用を削減することができる表示装置及び該表示装置を備えるテレビジョン受信機を提供する。
【解決手段】発光ダイオード42と共に雌型コネクタ43を基板41に実装して、光源ユニット40を短時間で製造し、また雌型コネクタ43を発光ダイオード42の列から外して基板41の一面に実装し、略均一な光量で光源ユニット40から光を出射して、表示パネル10に暗部が生じることを防止することができる構成とした。
【選択図】図3
【解決手段】発光ダイオード42と共に雌型コネクタ43を基板41に実装して、光源ユニット40を短時間で製造し、また雌型コネクタ43を発光ダイオード42の列から外して基板41の一面に実装し、略均一な光量で光源ユニット40から光を出射して、表示パネル10に暗部が生じることを防止することができる構成とした。
【選択図】図3
Description
本発明は表示パネルの背面側に導光板を配置し、該導光板の縁部分に対向する光源から光を出射するようにしてある表示装置及び該表示装置を備えるテレビジョン受信機に関する。
薄型の表示装置、例えば液晶表示装置は、設置面積に比べて表示面積が大きいことから一般に広く普及している。近年、消費電力の削減及び薄型化の観点から、直下型バックライトではなく、エッジ型バックライトを使用した液晶表示装置が多数製造されている。該液晶表示装置は、開口を有するキャビネット内に設けた液晶の表示パネルと、該表示パネルの背面側に配置された導光板と、該導光板の縁部分に対向して設けられた光源ユニットとを備える。
光源ユニットとして、例えば特許文献1に記載されているような光源ユニットを表示装置に搭載することができる。特許文献1に記載の光源ユニットは、矩形の細長い基板と、該基板の一面に、基板の長手方向に沿って並設された複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)と、該発光ダイオード及び駆動回路を接続するコネクタとを備える。コネクタは基板の長辺に設けてあり、発光ダイオードが設けられた基板の一面上に位置しない。基板の一面に設けた発光ダイオードを導光板の縁部分に対向するように、光源ユニットを配置する。
これに対しコネクタが前記一面上に位置する場合、導光板におけるコネクタに対向する部分には光が供給されないので、コネクタに対応する部分の光量は発光ダイオードに対応する部分に比べて少なく、表示パネルに暗部が生じる。特許文献1に記載された光源ユニットは、上述したようにコネクタが基板の一面上に無いので、前記光源ユニットを搭載した表示装置には暗部が生じない。
特許文献1に記載の光源ユニットは、発光ダイオードを表面実装した後、コネクタを基板の長辺に設けるため、二つの工程が必要となり、製造に長時間を要し、延いては表示装置の製造費用が嵩むことになる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、暗部の発生を回避し、且つ短時間で光源ユニットを製造し、製造費用を削減することができる表示装置及び該表示装置を備えるテレビジョン受信機を提供することを目的とする。
本発明に係る表示装置は、映像を表示する表示パネルと、該表示パネルに対向する導光板と、該導光板の縁部分に沿って延設してあり、該導光板の縁部分に一面が対向する基板と、該基板の前記一面にて前記導光板の縁部分に沿って並設してあり、前記導光板に向けて光を出射する複数の光源と、該光源を駆動する駆動部と、前記基板に設けてあり、前記光源及び駆動部を接続するコネクタとを備える表示装置において、前記コネクタを、前記基板の前記一面に前記光源の並設方向に交差する方向に沿って実装してあるか又は前記基板の他面に実装してあることを特徴とする。
本発明においては、光源と共にコネクタを前記基板に実装し、光源、コネクタ及び基板を有する光源ユニットを短時間で製造する。またコネクタを、基板の一面において、並設された光源の列から外れた位置に実装するか又は他面に実装し、表示パネルに暗部が生じることを防ぐ。
本発明に係る表示装置は、前記基板の一縁側に偏倚するように前記光源を並設してあることを特徴とする。
本発明においては、前記基板の一縁側に対向する他縁側には光源を配していないので、前記他縁部分から光源にて発生した熱が放出され、放熱効率が向上する。
本発明に係る表示装置は、前記基板は矩形状をなし、前記基板の両端部に前記コネクタを設けてあることを特徴とする。
一般にコネクタと配線とは一方向から接続するように構成されている。例えば基板の長手方向に直角な方向からコネクタと配線とが接続するようにしてあり、基板の一端部にのみコネクタが実装してある場合、基板の他端部側に位置する配線は、一端部側に引き回さなければならず、作業が繁雑となる。仮に基板の両端部の位置を入れ替えても、コネクタの接続方向が逆向きになるので、配線が非常に困難となる。例えば基板が左右方向に延びており、コネクタが左端部にのみ設けてあって、コネクタは背面側から配線を接続するようにしてある場合、左右を入れ替えて基板を配置すると、コネクタは右端部に位置するものの、コネクタは正面側から配線を接続しなければならない。そのため基板の一方の端部にのみコネクタを設ける場合、配線の取り回しを容易にするためには、一端部にコネクタを設けた基板及び他端部にコネクタを設けた基板の二種類を準備する必要がある。
本発明においては、基板の両端部にコネクタを設けているので、いずれかのコネクタに配線を接続すればよく、配線の位置に拘わらず、配線の取り回しが容易になる。また一種類の基板を製造すれば足り、二種類の基板を製造する場合に比べて、製造費用が削減される。
本発明においては、基板の両端部にコネクタを設けているので、いずれかのコネクタに配線を接続すればよく、配線の位置に拘わらず、配線の取り回しが容易になる。また一種類の基板を製造すれば足り、二種類の基板を製造する場合に比べて、製造費用が削減される。
本発明に係る表示装置は、一面側が前記導光板に対向し、他面側にて前記駆動部を支持する支持板を備えており、前記支持板に前記コネクタが露出する開口が設けてあることを特徴とする。
本発明においては、支持板の一面側に配置されたコネクタを前記開口から他面側に露出させて、支持板の他面側に支持された駆動部とコネクタとを配線を介して容易に接続する。
本発明に係る表示装置は、前記基板を複数備えており、複数の前記基板にそれぞれ実装してある複数のコネクタが前記開口から露出するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、複数のコネクタが単一の開口から露出するので、コネクタの数に対し、開口の数が少なくなる。
本発明に係る表示装置は、前記支持板は前記他面側に突出した段状部を有しており、該段状部における前記他面側に突出した角部分に前記開口を設けてあることを特徴とする。
本発明においては、前記他面側に突出した角部分に開口を設けてあり、他面側及び他面に垂直な方向からのコネクタの接続が容易になる。
本発明に係る表示装置は、前記光源は発光ダイオードであることを特徴とする。
本発明においては、発光ダイオード及びコネクタを基板に実装し、製造費用の削減を実現する。
本発明に係るテレビジョン受信機は、上述したいずれか一つの表示装置と、テレビジョン放送を受信する受信部とを備え、該受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、上述したいずれか一つの表示装置と受信部とによって、テレビジョン受信機を製造する。
本発明にあっては、光源と共にコネクタを前記基板に実装するので、光源、コネクタ及び基板を有する光源ユニットを短時間で製造することができる。またコネクタを光源の列から外して基板の一面に実装するか又は他面に実装し、表示パネルに暗部が生じることを防止することができ、製造費用の削減及び暗部発生防止の両者を実現することができる。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係るテレビジョン受信機を示す図面に基づいて詳述する。図1は、テレビジョン受信機を略示する斜視図である。
以下本発明を実施の形態1に係るテレビジョン受信機を示す図面に基づいて詳述する。図1は、テレビジョン受信機を略示する斜視図である。
図において1はテレビジョン受信機であり、該テレビジョン受信機1は、映像を表示する表示装置100と、該表示装置100内に配設してあり、アンテナ(不図示)から放送波(テレビジョン放送)を受信するチューナ(受信部)200と、表示装置100内に配設してあり、符号化された放送波を復号するデコーダ300とを備える。テレビジョン受信機1は、チューナ200にて受信した放送波をデコーダ300で復号し、復号した情報に基づいて表示装置100に映像を表示する。なおチューナ200及びデコーダ300を表示装置100の外部に設けて、表示装置100に接続してもよい。
表示装置100は液晶を有する矩形の表示パネル10を備えており、該表示パネル10は液晶への印加電圧を制御して光の透過率を調整するように構成されている。表示パネル10は、正面側及び背面側にそれぞれ配置された前キャビネット20及び後キャビネット30内に、縦向きに収容されている。前キャビネット20は矩形の枠状をなし、その中央部に矩形の開口20aを有する。前キャビネット20は、例えばアルミニウム部材からなる。後キャビネット30は、正面側が開放された矩形のトレイ状をなし、例えば電気亜鉛めっき鋼板からなる。前キャビネット20及び後キャビネット30を金属にすることによって、効率の良い放熱を実現し、また両者の熱膨張係数の差を小さくして歪みの発生を防止することができる。なお前キャビネット20及び後キャビネット30を樹脂部材によって構成してもよい。
正背面方向に直交する二方向(横方向及び縦方向)において、前キャビネット20及び後キャビネット30の寸法は略同じであり、互いの周縁部分が対向する。表示パネル10の横及び縦寸法は、前記開口20aよりも若干大きく、表示パネル10の周縁部分は前キャビネット20の内縁部分に対向している。
図2は、後キャビネットを取り外したテレビジョン受信機1の略示背面図、図3は、図2において示したIII−III線での略示部分拡大断面図、図4は、光源ユニット40を略示する平面図である。
図3に示すように、表示パネル10の背面に矩形の導光板11が対向している。導光板11の正面には、集光及び光の拡散を行う複数の光学シート12、12、・・・、12が重畳している。導光板11は表示パネル10及び光学シート12よりも縦方向(上下方向)に延出している。図2及び図3に示すように、導光板11における横方向に平行な両周縁部分に、それぞれ三つずつ光源ユニット40が対向している。
光源ユニット40は、前キャビネット20に固定されたL形の放熱板15に、複数のネジ(図示略)によって固定してある。
図4に示すように、光源ユニット40は、アルミニウム部材による細長い矩形の基板41を備えており、該基板41の一面に複数の発光ダイオード42、42、・・・、42が実装してある。発光ダイオード42、42、・・・、42は、基板41の一方の長辺部分にて長手方向に沿って一列に並設されており、前記一方の長辺側に偏倚している。基板41は、従前の基板41に比べて長手方向に直角な方向において幅広であり、前記一方の長辺に対向する他方の長辺側には、発光ダイオード42が実装されていない非実装部分が存在する。該非実装部分の面積は、発光ダイオード42を実装した部分と略同じか又はそれよりも大きい。非実装部分の中途部には、光源ユニット40を識別するバーコードが付してある。発光ダイオード42にて発生した熱は前記非実装部分を伝導し放出される。
前記非実装部分において、基板41の両端部には雌型コネクタ43、43がそれぞれ実装してある。雌型コネクタ43は、並設された発光ダイオード42の列の隣に配してあり、発光ダイオード42と同じ列にない。
すなわち雌型コネクタ43は、発光ダイオード42の並設方向に交差する方向に沿って、発光ダイオード42の隣に配してあり、雌型コネクタ43は発光ダイオード42の列中にない。
非実装部分には前記複数のネジが挿通しており、放熱板15に螺合している。基板41を幅広に形成することによって、多数のネジを基板41に挿入し、ネジの間のピッチを狭くして、基板41と放熱板15とを確実に密着させることができる。基板41が熱膨張した場合に、基板41の放熱板15からの離反を防止することができる。
基板41の幅が狭い場合、LED42の間にネジを挿入することになる。この場合、ネジの数の増加によって輝度低下等が生じ、光学的な影響が発生する。そのためネジの数は制限され、基板41の放熱板15からの離反を防止することが難しい。
本実施例においては基板41の非実装部分にネジを挿入しており、多数のネジによる光学的な影響の発生を回避することができる。
なおネジに代えて両面テープで基板41を放熱板15に固定してもよい。この場合においても基板41が幅広なので、基板41の幅が狭い場合に比べて基板41における両面テープの占有面積が広くなり、基板41の放熱板15からの離反を防止することができる。
雌型コネクタ43は、基板41の前記他方の長辺側から雄型コネクタ53が接続されるように基板41の一面に配してあり、配線52を介して後述する駆動回路50に接続されている。
図3に示すように、前キャビネット20内に基板41を配してある。基板41に実装した発光ダイオード42、42、・・・、42の列は導光板11の横方向に平行な周面(縁部分)に対向する。基板41における他方の長辺側に延出した部分が背面側に位置する。
前述したように、雌型コネクタ43は発光ダイオード42と同じ列中になく、発光ダイオード42、42、・・・、42の列が、導光板11の前記周面全体に対向し、雌型コネクタ43は導光板11の前記周面に対向していない。
そのため導光板11の周面に対し、略均一な光量で光源ユニット40から光が出射され、雌型コネクタ43によって光量が不均一になることを回避することができる。導光板11は、その背面側に反射板11aを備えており、導光板11に入射した発光ダイオード42の光は拡散及び反射し、正面から出射される。
導光板11及び光源ユニット40の背面側に、板状のリヤシャーシ17が設けてある。該リヤシャーシ17は前キャビネット20にネジ止めしてある。図2に示すように、リヤシャーシ17は横長矩形をなす。リヤシャーシ17は両長辺部分に段差部17bをそれぞれ有する。段差部17bは背面側に突出している。両長辺部分の段差部17bにおいて、左右方向中央部に二つずつ開口17a、17aが設けてある。図3に示すように、開口17aは段差部17bの背面側に突出した角部分に設けてあり、開口17aの背面側及び下側が開放してある。
開口17aは、縦方向に平行なリヤシャーシ17の両縦縁部分から、リヤシャーシ17の横寸法の略1/3の距離だけ離れた箇所に開設してある。基板41の長手方向寸法はリヤシャーシ17の横寸法の略1/3である。三つの基板41は横方向に平行なリヤシャーシ17の横縁部分に沿って一列に並んでいる。
図3に示すように、反射板11aの上下端部は基板41に接近している。導光板11は表示パネル10及び前キャビネット20は開口20aの近傍に背面側に突出した突出部20bを備える。開口20aの横方向縁部に沿う。突出部20bは基板41と表示パネル10の上下端部との間に位置する。突出部20bは導光板11の正面に接触し、密着している。
開口17aから埃が進入しても、反射板11a及び基板41の間を通過することは困難である。仮に通過したとしても突出部20b及び導光板11の間に埃が通過できる隙間が無く、導光板11よりも前側に埃が進入することはない。
図5は、リヤシャーシ17の開口17a付近を略示する拡大斜視図、図6は、リヤシャーシ17の一部を破断してテレビジョン受信機1を略示する部分破断拡大斜視図である。図5及び図6に示すように、隣接する二つの基板41の端部に実装された各雌型コネクタ43は開口17a内に位置し、開口17aを介して背面側に露出している。
図2に示すように、リヤシャーシ17の背面には、発光ダイオード42を駆動する駆動回路50、表示パネル10の液晶を駆動する液晶コントローラ60及び画像処理を行うメイン基板70が並設してある。駆動回路50から6対の配線52が延出しており、各配線52の延出端部には雄型コネクタ53が設けてある。
雄型コネクタ53によって、対になった配線52が纏められている。図5及び図6に示すように、各雄型コネクタ53は6個の光源ユニット40の雌型コネクタ43にそれぞれ接続してある。雌型コネクタ43は開口17aから露出しているので、作業者は容易に雄型コネクタ53を雌型コネクタ43に接続し、また雌型コネクタ43から取り外すことができる。
次に光源ユニット40の回路構成について説明する。図7は光源ユニット40の回路構成を略示する回路図である。
図7に示すように、配線52はアノード線52a及びカソード線52bを備える。LED42、42、・・・、42は直列に接続してある。二つの雌型コネクタ43、43はLED42の列のアノード側端子及びカソード側端子に並列に接続している。二つの雌型コネクタ43、43の構成は同じである。
図7に示すように、配線52はアノード線52a及びカソード線52bを備える。LED42、42、・・・、42は直列に接続してある。二つの雌型コネクタ43、43はLED42の列のアノード側端子及びカソード側端子に並列に接続している。二つの雌型コネクタ43、43の構成は同じである。
雌型コネクタ43、43はLED42の列に並列に(換言すれば互いに独立して)接続しているので、作業者はいずれかの雌型コネクタ43に雄型コネクタ53を接続すればよい。二つの雌型コネクタの構成が異なる場合、それぞれの雌型コネクタに対応した雄型コネクタを使用する必要がある。この場合、作業者が対応関係にない雌型コネクタに雄型コネクタを誤って挿入するおそれがある。
実施の形態1に係る光源ユニット40は、前述したように、二つの雌型コネクタ43、43の構成は同じであり且つ雌型コネクタ43、43はLED42の列に並列に接続しているので、作業者は雄型コネクタ53を雌型コネクタ43に誤挿入しない。
また二つの雌型コネクタ43が単一の開口17aから露出するようにしてあるので、コネクタの数に対し、開口の数を削減することができ、リヤシャーシ17に開口17aを形成する加工費用を削減することができ、また多数の開口17aにおいて配線52の接続作業を行う場合よりも、少数の開口17aにおいて配線52の接続作業を行う方が、より迅速な作業を実現することができる。
なおリヤシャーシ17の横縁部分に沿って並設してある三つの光源ユニット40において、中央に位置する光源ユニット40は、その両端部に位置する二つの雌型コネクタ43が二つの開口17aからそれぞれ露出しているが、いずれか一方の雌型コネクタ43に雄型コネクタ53が接続していればよい。いずれか一方の雌型コネクタ43に雄型コネクタ53が接続していれば、基板41に実装された発光ダイオード42の動作を駆動回路50は制御することができる。そのため作業者は、駆動回路50の位置に応じてより簡単な接続を行える雌型コネクタ43に雄型コネクタ53を接続すればよく、接続作業の効率を向上させることができる。駆動回路50は、光源ユニット40毎に独立して発光ダイオード42の動作を制御することができる。
なお隣接する二つの基板41において、一方の基板41の最端部に実装してある発光ダイオード42と他方の基板41の最端部に実装してある発光ダイオード42とが隣接しており、両発光ダイオード42、42間の距離は、基板41の中途部にて隣接する発光ダイオード42、42間の距離と略同じである。そのため略均一な光量で光源ユニット40は導光板11に光を出射することができ、表示パネル10に輝度ムラが発生し難い。
上述したテレビジョン受信機1にあっては、発光ダイオード42と共に雌型コネクタ43を前記基板41に実装するので、光源ユニット40を短時間で製造することができる。また雌型コネクタ43を発光ダイオード42の列から外して基板41の一面に実装し、略均一な光量で光源ユニット40から光を出射して、表示パネル10に暗部が生じることを防止することができる。すなわち製造費用の削減及び暗部発生防止を両立することができる。
また前記基板41の一縁側に対向する他縁側には光源を配していないので、前記他縁部分から光源にて発生した熱が放出され、放熱効率が向上する。また基板41の両端部にコネクタを設けているので、いずれかのコネクタに配線52を接続すればよく、配線52の位置に拘わらず、配線52の取り回しが容易になる。また一種類の基板41を製造すれば足り、二種類の基板41を製造する場合に比べて、製造費用が削減される。
またリヤシャーシ17の正面側に配置された雌型コネクタ43を開口17aから背面側に露出させて、リヤシャーシ17の背面側に支持された駆動回路50と雌型コネクタ43とを配線52を介して容易に接続する。開口17aから雌型コネクタ43が露出していない場合、作業者はリヤシャーシ17を取り付ける前に狭小な空間に配線52を引き回して光源ユニット40と駆動回路50とを接続する必要があり、作業に長時間を要する。しかし本実施例においては開口17aを介して雌型コネクタ43が露出しているので、リヤシャーシ17の取付後、容易且つ短時間に駆動回路50と光源ユニット40とを接続することができる。
従来コネクタはリヤシャーシ17から露出しておらず、テレビジョン受信機1の内部に位置していた。そのためコネクタを誤って配線した場合、リヤシャーシ17、導光板11、光学シート12等を全て取り外してから、コネクタを接続し直す必要があった。本実施例においてはコネクタを誤って配線したとしても、コネクタだけを接続し直せばよく、誤配線に対する修正を容易に実現することができる。
また発光ダイオード42及び雌型コネクタ43を基板41に表面実装しているので、同じリフロー工程で両者を実装することができ、製造費用の削減を実現することができる。
また従来はリヤシャーシ17の組立前に、配線52を雌型コネクタ43に接続する作業を行っていたため、狭いスペースに配線52を通す必要があったことから作業性が悪く、線の噛み込みなどの不具合懸念があったが、本実施例においては、リアシャーシ17を組み立てた後に配線52の接続作業が出来るようになるため、作業性が改善され、更に上述した懸念を払拭することができる。
従来の配線は四隅に限定されていたが、本実施例においては、四隅に限定されず、機構設計の自由度を上げることができる。また従来は配線の取付のために、導光板の四隅を切断する加工を行っていたが、そのような加工が不要となる。また四隅に配線取付用のスペースを確保する必要がなく、そのようなスペースを確保したために、表示パネル10における輝度が四隅で低下することがない。
なお基板41の非実装部分にバーコードを付しているが、発光ダイオード42の保護回路、一の基板41に実装された複数の発光ダイオード42をエリア制御若しくは個別制御するための複数のチャンネルを有する回路又はLED42の接続異常を検出する異常検出回路等を非実装部分に実装してもよい。
図8は異常検出回路の構成を略示する回路図である。配線52は、アノード線52a及びカソード線52bに加えて異常検出線52cを備える。雌型コネクタ43は異常検出線52cを接続する検出端子を有する。なおテレビジョン受信機1はCPU、ROM、RAM等を有する制御部(図示略)を備える。
基板41の非実装部分に、異常検出回路46が実装してある。異常検出回路46は電流検出抵抗46a及び算出回路46bを備える。電流検出抵抗46aは雌型コネクタ43のカソード側端子とLED42の列のカソード端子とに介装してある。算出回路46bは電流検出抵抗46aの両端に接続しており、また雌型コネクタ43の検出端子に接続している。
算出回路46bは電流検出抵抗46aに印加された電圧を検出し、検出した電圧と電流検出抵抗46aの抵抗値とに基づいて、電流を算出する。算出回路46bは算出した電流値を設定値と比較し、比較結果を雌型コネクタ43の検出端子に出力する。例えば、算出した電流値が設定値と同じか又は設定値から所定範囲内にある場合、正常を示す比較結果を出力し、これに該当しない場合、異常を示す比較結果を出力する。
該検出端子から異常検出線52cを経て比較結果が制御部に入力される。制御部は比較結果に基づいて光源ユニット40の異常の有無を判定することができる。基板41を幅広に作成することによって所望の回路を容易に実装することができる。
また本実施形態は、後キャビネット30がリヤシャーシ17の全体を覆う構成であるが、後キャビネット30は上半分を覆っていない形で構成してもよい。この場合、配線52の接続は、リヤシャーシ17に縦方向に沿って設けたセンターアングル(補強体)の中を通すようにし、雌型コネクタ43と配線52との接続部分には、最低限の大きさで覆うカバーを設けることが考えられる。このような構成にすることによって、テレビジョン受信機1の上部は、後キャビネット30の不存在によって薄くなり、外観意匠性の向上及び軽量化を図ることができ、また材料費低減による製造費用の削減を実現することができる。
また導光板11の一縁部分に対向する光源ユニット40の個数は三つに限定されず、二つ以下又は四つ以上であってもよい。例えば、本実施例ではテレビジョン受信機1の光源ユニット40を共通化して1種類としているが、他のサイズのテレビジョン受信機と共通化する事も可能である。例えば64型のテレビジョン受信機なら、32型のテレビジョン受信機に使用する光源を2本使用すること等が考えられる。また一のサイズのテレビジョン受信機に、異なる種類の基板を有する複数種類の光源ユニットを使用する必要がある場合でも、他のサイズのテレビジョン受信機を含め、各サイズのテレビジョン受信機を総合して考慮すれば、光源ユニットの種類を削減する事ができる。
(実施の形態2)
以下本発明に係るテレビジョン受信機1を実施の形態2を示す図面に基づいて詳述する。図9は光源ユニット40を略示する平面図である。図9に示すように、基板41はその両端部に、発光ダイオード42の並設方向に直角な方向に突出した突出部41a、41aをそれぞれ備える。各突出部41aに雌型コネクタ43が実装してある。雌型コネクタ43が開口17aから露出するように、光源ユニット40は前キャビネット20内に配置される。
以下本発明に係るテレビジョン受信機1を実施の形態2を示す図面に基づいて詳述する。図9は光源ユニット40を略示する平面図である。図9に示すように、基板41はその両端部に、発光ダイオード42の並設方向に直角な方向に突出した突出部41a、41aをそれぞれ備える。各突出部41aに雌型コネクタ43が実装してある。雌型コネクタ43が開口17aから露出するように、光源ユニット40は前キャビネット20内に配置される。
実施の形態2に係るテレビジョン受信機1にあっては、基板41における雌型コネクタ43を実装してある部分が突出しているので、開口17aから雌型コネクタ43を容易に露出させることができる。また雌型コネクタ43を実装していない部分は突出していないので、基板41の製造費用の上昇を抑制することができる。
実施の形態2に係る構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
以下本発明に係るテレビジョン受信機1を実施の形態3を示す図面に基づいて詳述する。図10は光源ユニット40を略示する側面図、図11は光源ユニット40を略示する平面図である。図10及び図11に示すように、基板41の両端部において、他面(発光ダイオード42が実装されていない側の面)に雌型コネクタ43がそれぞれ実装してある。雌型コネクタ43を基板41の他面に実装しているので、光源ユニット40から出射される光の光量が雌型コネクタ43によって不均一になることを回避することができ、略均一な光量で光源ユニット40から光を出射し、表示パネル10に暗部が生じることを防止することができる。
以下本発明に係るテレビジョン受信機1を実施の形態3を示す図面に基づいて詳述する。図10は光源ユニット40を略示する側面図、図11は光源ユニット40を略示する平面図である。図10及び図11に示すように、基板41の両端部において、他面(発光ダイオード42が実装されていない側の面)に雌型コネクタ43がそれぞれ実装してある。雌型コネクタ43を基板41の他面に実装しているので、光源ユニット40から出射される光の光量が雌型コネクタ43によって不均一になることを回避することができ、略均一な光量で光源ユニット40から光を出射し、表示パネル10に暗部が生じることを防止することができる。
実施の形態3に係る構成の内、実施の形態1又は2と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上述したテレビジョン受信機1にあっては、雌型コネクタ43を基板41の両端部に実装しているが、基板41の中途部に実装してもよい。この場合、雌型コネクタ43の位置に対応させて、基板41の中途部を突出させるか又は開口17aをリヤシャーシ17に設ければよい。また発光ダイオード42に代えて、LD(Laser Diode)、EL(EledtroLuminescence)等他の光源を実装してもよい。
(実施の形態4)
以下本発明を実施の形態4に係るテレビジョン受信機1を示す図面に基づいて詳述する。図12はテレビジョン受信機1を略示する部分拡大断面図である。図12は図3に対応する。
以下本発明を実施の形態4に係るテレビジョン受信機1を示す図面に基づいて詳述する。図12はテレビジョン受信機1を略示する部分拡大断面図である。図12は図3に対応する。
図12に示すように、雌型コネクタ43は基板41の一面に垂直に実装してある。雌型コネクタ43には基板41に垂直な方向(上下方向)に沿って雄型コネクタ53が接続してある。雌型コネクタ43は上下方向に突出している。作業者は開口17aを通して雄型コネクタ53を上下方向に沿って雌型コネクタ43に容易に接続し、また雌型コネクタ43から取り外すことができる。
実施の形態4に係る構成の内、実施の形態1〜3と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態5)
以下本発明を実施の形態5に係るテレビジョン受信機1を示す図面に基づいて詳述する。図13は光源ユニット40を略示する平面図である。
以下本発明を実施の形態5に係るテレビジョン受信機1を示す図面に基づいて詳述する。図13は光源ユニット40を略示する平面図である。
図13に示すように、基板41は、長手方向中央部に発光ダイオード42の並設方向に直角な方向に突出した突出部41bを備える。突出部41bに雌型コネクタ43が実装してある。
光源ユニット40は前キャビネット20内に配置されている。リヤシャーシ17には、突出部41bに対向する位置に開口17aが設けてあり、雌型コネクタ43は開口17aから露出する。
実施の形態5に係るテレビジョン受信機1にあっては、基板41の長手方向中央部に突出部41bを形成し、該突出部41bに単一の雌型コネクタ43を実装しているので、雌型コネクタ43を削減し、光源ユニット40の簡素化を実現することができる。
実施の形態5に係る構成の内、実施の形態1〜4と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
以上説明した実施の形態は本発明の例示であり、本発明は特許請求の範囲に記載された事項及び特許請求の範囲の記載に基づいて定められる範囲内において種々変更した形態で実施することができる。
1 テレビジョン受信機
10 表示パネル
11 導光板
17 リヤシャーシ(支持板)
17a 開口
40 光源ユニット
41 基板
42 発光ダイオード(光源)
43 雌型コネクタ(コネクタ)
50 駆動回路(駆動部)
53 雄型コネクタ
52 配線
100 表示装置
200 チューナ(受信部)
10 表示パネル
11 導光板
17 リヤシャーシ(支持板)
17a 開口
40 光源ユニット
41 基板
42 発光ダイオード(光源)
43 雌型コネクタ(コネクタ)
50 駆動回路(駆動部)
53 雄型コネクタ
52 配線
100 表示装置
200 チューナ(受信部)
Claims (8)
- 映像を表示する表示パネルと、該表示パネルに対向する導光板と、該導光板の縁部分に沿って延設してあり、該導光板の縁部分に一面が対向する基板と、該基板の前記一面にて前記導光板の縁部分に沿って並設してあり、前記導光板に向けて光を出射する複数の光源と、該光源を駆動する駆動部と、前記基板に設けてあり、前記光源及び駆動部を接続するコネクタとを備える表示装置において、
前記コネクタを、前記基板の前記一面に前記光源の並設方向に交差する方向に沿って実装してあるか又は前記基板の他面に実装してあること
を特徴とする表示装置。 - 前記基板の一縁側に偏倚するように前記光源を並設してあること
を特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記基板は矩形状をなし、
前記基板の両端部に前記コネクタを設けてあること
を特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - 一面側が前記導光板に対向し、他面側にて前記駆動部を支持する支持板を備えており、
前記支持板に前記コネクタが露出する開口が設けてあること
を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の表示装置。 - 前記基板を複数備えており、
複数の前記基板にそれぞれ実装してある複数のコネクタが前記開口から露出するようにしてあること
を特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 前記支持板は前記他面側に突出した段状部を有しており、
該段状部における前記他面側に突出した角部分に前記開口を設けてあること
を特徴とする請求項4又は5に記載の表示装置。 - 前記光源は発光ダイオードであること
を特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の表示装置。 - 請求項1から7のいずれか一つに記載の表示装置と、
テレビジョン放送を受信する受信部と
を備え
該受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とするテレビジョン受信機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012199708A JP2013179027A (ja) | 2012-02-08 | 2012-09-11 | 表示装置及びテレビジョン受信機 |
PCT/JP2012/074621 WO2013118345A1 (ja) | 2012-02-08 | 2012-09-26 | 表示装置及びテレビジョン受信機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012025427 | 2012-02-08 | ||
JP2012025427 | 2012-02-08 | ||
JP2012199708A JP2013179027A (ja) | 2012-02-08 | 2012-09-11 | 表示装置及びテレビジョン受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013179027A true JP2013179027A (ja) | 2013-09-09 |
Family
ID=48947132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012199708A Pending JP2013179027A (ja) | 2012-02-08 | 2012-09-11 | 表示装置及びテレビジョン受信機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013179027A (ja) |
WO (1) | WO2013118345A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11109494B2 (en) | 2017-10-31 | 2021-08-31 | Fanuc Corporation | Display device |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011086760A1 (ja) * | 2010-01-12 | 2011-07-21 | シャープ株式会社 | Led基板、バックライトユニットおよび液晶表示装置 |
JP2011228205A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Funai Electric Co Ltd | 表示装置 |
WO2011148733A1 (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | シャープ株式会社 | 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置 |
-
2012
- 2012-09-11 JP JP2012199708A patent/JP2013179027A/ja active Pending
- 2012-09-26 WO PCT/JP2012/074621 patent/WO2013118345A1/ja active Application Filing
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011086760A1 (ja) * | 2010-01-12 | 2011-07-21 | シャープ株式会社 | Led基板、バックライトユニットおよび液晶表示装置 |
JP2011228205A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Funai Electric Co Ltd | 表示装置 |
WO2011148733A1 (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | シャープ株式会社 | 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置 |
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---|---|---|---|---|
US11109494B2 (en) | 2017-10-31 | 2021-08-31 | Fanuc Corporation | Display device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013118345A1 (ja) | 2013-08-15 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131029 |