JP2013177177A - シール装置 - Google Patents

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Hiroshi Kinoshita
博 木之下
Taketo Kimura
健人 木村
Masayoshi Kimura
正義 木村
Hirohito Uchino
裕仁 内野
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Abstract

【課題】 簡易な構成で小型化、軽量化に資するとともに、たとえフィルムの重畳部が重畳数の相違等により厚さが均一でなくてもシールすることができるシール装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係るシール装置1は、熱融着可能なフィルムの重畳部を挟持し加熱してシールする一対の挟持体17,18を備え、前記重畳部に当接して加熱する加熱当接面22aと、加熱当接面22aの前後に位置して前記重畳部を押さえる押さえ面22bとが挟持体17に設けられ、弾性を有するとともに前記重畳部に当接する弾性当接部27が挟持体18に設けられている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、熱融着可能なフィルムの重畳部を加熱してシールするシール装置に関する。
高速道路等の路上では、事故等により動物が亡くなることがあり、このような動物(ロードキル)は道路の管理者等の作業者により回収されている。作業者は、回収する動物の近くまで車両で赴き、それを回収すると袋状のフィルムに入れ、袋の口を結束して車両で搬送することが一般的である。ところが、フィルムに入れた動物は、袋の口が結束されていてもフィルムの外まで臭いを発し、これが搬送車両の車内に充満することもある。
一方、そのような袋状のフィルムの収容物からの臭いを防止するものとして、特許文献1に記載された廃棄物処理装置がある。この装置では、廃棄物を収容した袋の口をシール装置でシールすることによって、臭いの拡散を防止している。
特開平5−201501号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような装置を路上における動物の回収に使用しようとしても、このようなある程度大掛かりな装置を車両に載せて回収現場まで往復することも、回収現場で手早く利用することも容易ではない。高速道路等では、作業者は他の通行車両がある中で手早く回収作業を行わなければならないが、特許文献1に記載された装置のようにフィルムの周囲が大きな箱体や蓋部等で覆われていると、回収作業の迅速な遂行が困難である。
また、作業者が袋状のフィルムの口の部分をシールするとしても、高速道路等の屋外で風もあるような作業環境であれば、作業者がその口の部分を大雑把に束ねた程度の状態でシールすることができなければ現実的とはいえない。ところが、その口の部分は、作業者が掴んで束ねた程度では、フィルムが2枚しか重畳しないところもあれば40枚程度重畳するところもあり、場所によって厚さが著しく相違する。すなわち、シール対象となるフィルムの重畳部の厚さが均一でないから、例えば特許文献1に記載された廃棄物処理装置におけるシール装置のように、一対のヒータ支持部材が剛性のある平坦面同士で重畳部を挟み加熱する構成では、重畳部の特に薄い部分を十分加熱することができずにシールが不完全となる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、簡易な構成で小型化、軽量化に資するとともに、たとえフィルムの重畳部が重畳数の相違等により厚さが均一でなくてもシールすることができるシール装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、熱融着可能なフィルムの重畳部を一対の挟持体で挟持し加熱してシールするシール装置であって、前記一対の挟持体のうち一方の挟持体に、前記重畳部に当接して加熱する加熱当接面と、該加熱当接面の前後に位置して前記重畳部を押さえる押さえ面とが設けられ、前記一対の挟持体のうち他方の挟持体に、弾性を有するとともに前記重畳部に当接する弾性当接部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、一対の挟持体のうち一方の挟持体に、重畳部に当接して加熱する加熱当接面が設けられ、一対の挟持体のうち他方の挟持体に、弾性を有するとともに重畳部に当接する弾性当接部が設けられているので、たとえ重畳部が重畳数の相違等により厚さが均一でなくても、弾性当接部が厚さの相違に合わせて弾性変形して重畳部全体を挟持、加熱し、シールを確実に行うことができる。
また、このように重畳部の厚さの相違が他方の挟持体の弾性当接部によって吸収されるばかりでなく、重畳部を加熱する加熱当接面が一方の挟持体に設けられているので、重畳部の厚さの相違に対応するため、あるいは、その加熱を行うために、一対の挟持体以外に別途何らかの構成を追加する必要がなく、シール装置を簡易な構成で小型化、軽量化に資するものとすることができる。
さらに、一方の挟持体には、加熱当接面の前後に位置して重畳部を押さえる押さえ面が設けられているので、加熱時に重畳部がはじける(重畳部に小径のピンホールが生じる)おそれを防止することができる。すなわち、加熱当接面が重畳部に当接して加熱するだけであると、重畳部の加熱箇所は加熱当接面の当接により押さえられている一方、加熱箇所の前後は押さえられていないので伸びたり膨らんだりしようとし、加熱箇所とその前後との境界(加熱当接面に押さえられている箇所と押さえられていない箇所との境界)が引っ張られて、そこにピンホールが生じてシール後も密封し得ないおそれがある。しかし、請求項1に係る発明では、重畳部の加熱箇所の前後が押さえ面に押さえられて自由に伸びたり膨らんだりすることができなくなるので、加熱箇所とその前後との境界に強い引張力が作用せず、重畳部が破損するおそれを防止することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のシール装置において、前記加熱当接面が前記押さえ面よりも前記重畳部の側に突出していることを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、加熱当接面が押さえ面よりも重畳部の側に突出しているので、押さえ面が加熱当接面の重畳部に対する当接を阻害せず、加熱当接面による加熱を確実なものとすることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のシール装置において、前記加熱当接面と前記押さえ面との間に、前記加熱当接面から前記押さえ面への伝熱を遮る遮熱手段が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、加熱当接面と押さえ面との間に、加熱当接面から押さえ面への伝熱を遮る遮熱手段が設けられているので、加熱当接面の熱を押さえ面の方に流出させずに効率よく重畳部に伝えることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のシール装置において、前記加熱当接面の縁部がR面取り加工されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、加熱当接面の縁部がR面取り加工されているので、加熱当接面の当接時に重畳部が鋭利な形状(角張った形状)の稜線等の当接により切断されたり破損したりする事態を防止することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のシール装置において、前記一対の挟持体が把手部及び開口部を有する筐体の内部に設けられ、前記重畳部が前記開口部に挿入された状態で前記一対の挟持体により挟持及び加熱されてシールされることを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、一対の挟持体が把手部を有する筐体の内部に設けられているので、小型化、軽量化に資するシール装置の持ち運びを、より一層容易なものとすることができる。
また、筐体が開口部を有し、重畳部がその開口部に挿入された状態で一対の挟持体により挟持及び加熱されてシールされるので、特許文献1に記載された装置のように作業時に筐体を開けたり閉めたりしてその内部にアクセスする必要がなく、シールの作業性を向上させることができる。
本発明によれば、簡易な構成で小型化、軽量化に資するとともに、重畳部の厚さが均一でないフィルムもシールすることができるシール装置が得られる。
発明を実施するための形態に係るシール装置を示す正面図である。 図1のシール装置を示す背面図である。 図1のシール装置の筺体内部を示す説明図(筺体の把手部や前面部分等を取り外した図)である。 図3の下部挟持体が下降した状態を示す説明図である。 図4のラチェットギヤ周辺を拡大して示す説明図である。 図1のシール装置の筺体内部におけるプーリー、ラチェットギヤ、ダンパー用ギヤ、ダンパー等の配置を示す説明図である。 図1のシール装置の上部挟持体を示し、(a)はその拡大縦断面図、(b)は底面図、(c)は拡大横断面図である。 図1のシール装置の面状発熱体を示す平面図である。 図1のシール装置でフィルムの重畳部を上部挟持体及び下部挟持体が挟持した状態を示す説明図である。 上部挟持体の他の例を示し、(a)は加熱当接面と押さえ面とが遮熱手段を挟まず同一面として設けられている例、(b)は加熱当接面と押さえ面とが遮熱手段を挟まず設けられている例、(c)は加熱当接面の縁部がR面取り加工されていない例、(d)は加熱当接面と押さえ面との間に熱伝導率が低い遮熱部材が設けられている例である。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
図1及び2は、本形態に係るシール装置を示す。このシール装置1は、熱融着可能なフィルムの重なり合った重畳部を加熱してシールするもので、左右方向に長く前後方向に短い直方体状の筐体2を有する。
筐体2の上面3には、作業者(使用者)の把手に供する把手部4が設けられている。筐体2の前面5と後面6には、左右方向を長手方向とする長方形状の開口7,8が設けられている。シール装置1では、この開口7,8により、筐体2を前後に貫く開口部9が形成されている。
筐体2の前面5の側には、ハンドル10、電源スイッチ11、ヒータースイッチ12、ヒーター作動ランプ13及びエラーランプ14が設けられている。筐体2の側面15には、図示を略すバッテリーの電源コードが接続されるコネクタ16が設けられている。
筐体2の内部には、図3乃至6に示すように、フィルムの重畳部を挟持して加熱する一対の上部挟持体17及び下部挟持体18が、左右方向に延在するように設けられている。
上部挟持体17は、図7に示すように、長尺状のフッ素樹脂(PTFE)からなる基体19と、平面視蛇行状の金属箔等からなる面状発熱体20(図8参照)と、平面視長方形状の銅板等からなる伝熱体21とがこの順に上方から重ねられ、これらがフッ素樹脂からなるカバー22に覆われて構成されている。
カバー22の下部には、平面視(底面視)で伝熱体21の略全面に及ぶように形成された加熱当接面22aと、加熱当接面22aの前後に位置し、加熱当接面22aとの間にヒートダム23を挟んで形成された平面視長方形状の押さえ面22bとが設けられている。加熱当接面22aは押さえ面22b,22bよりも下方に突出し、押さえ面22b,22bは開口部9の上縁(開口7,8の上縁)よりも下方に突出し、加熱当接面22aの前後方向の縁部22c,22cはR面取り加工されている。
上部挟持体17の上方には、制御部24及びファン25,25が設けられている。コネクタ16を通じて電源供給された状態で、電源スイッチ11及びヒータースイッチ12がオンにされると、制御部24は面状発熱体20に通電してこれを発熱させる(ヒータースイッチ12が点灯してヒーター作動ランプ13が点滅し、もしヒーター機能が正常に作動しない場合等にはエラーランプ14が点灯する。)。面状発熱体20の発熱は伝熱体21を介して加熱当接面22aに伝わり、加熱当接面22aの温度は図示を略す熱電対により管理される。発熱開始等から所定時間が経過すると、制御部24は面状発熱体20への通電をやめ(ヒーター作動ランプ13が消灯する。)、ファン25,25を回転させて上部挟持体17の周囲の雰囲気を所定温度まで冷却する(冷却完了により、ヒータースイッチ12が消灯する。)。
下部挟持体18は、長尺状の金属製のブレード26の上面に、開口部9の全幅に及ぶ弾性当接部27が固着されて構成されている。弾性当接部27は、シリコンその他のゴムやスポンジ等の耐熱性を有する弾性体からなり、その上面である当接面28は、前後方向の縁部28aがR面取り加工されている(図6参照)。
ブレード26の左右方向両端部には、図示を略すベアリングが設けられている。筐体2の内部左右には、そのベアリングを挿通する円柱状のガイドレール29,29と、定荷重ばね30,30が巻回されたドラム31,31とが設けられ、定荷重ばね30,30がブレード26の左右方向両端部に取り付けられることにより、下部挟持体18には上方への付勢力が作用している。
一方、ブレード26の下面の左右方向中央部には、ワイヤー32の一端が取り付けられている。ワイヤー32の他端は、下部挟持体18の下方に設けられたプーリー33に取り付けられている。プーリー33は、ハンドル10の回転操作に応じて回転するダンパー用ギヤ34及びラチェットギヤ35と同軸に設けられ、これらと連動して回転する。ダンパー用ギヤ34には、その左右に設けられたダンパー36,36のピニオン37,37が噛合し、ラチェットギヤ35には、ラチェット爪38が噛合している。ラチェット爪38は、コイルばね39により上方に付勢されたレバー40の一端側に設けられ、レバー40の他端側には、ボタン41が形成されている。ボタン41が上方に押されると、ラチェット爪38は下方に移動し、そのラチェットギヤ35に対する噛合は解除される。
下部挟持体18は、以上の構成により、定荷重ばね30,30により上方に引っ張られるものの、ラチェット爪38の噛合で回転しないプーリー33に取り付けられたワイヤー32により下方に引っ張られ、常時は静止している。
また、ボタン41が押されてラチェット爪38のラチェットギヤ35に対する噛合が解除されている間は、定荷重ばね30,30の引張力により、下部挟持体18はガイドレール29,29に案内されながら上方に移動して上部挟持体17に近接し、最終的には当接面28が加熱当接面22aに当接する図3の上端位置まで上昇する。このとき、上昇の速さはダンパー36,36により規制されるので、下部挟持体18が上部挟持体17に強い勢いで衝突することはない。
これに対し、ハンドル10が操作されると、ラチェットギヤ35がラチェット爪38により逆転防止されつつ回転し、プーリー33も回転してこれにワイヤー32が巻き取られ、このワイヤー32の引張力により、下部挟持体18はガイドレール29,29に案内されながら下方に移動して上部挟持体17から離反し、最終的には図4の下端位置まで下降する。
このシール装置1によりフィルムの重畳部をシールするには、作業者は、まず開口部9において下部挟持体18を下端位置等にして上部挟持体17との対向間隔を確保し、ここにフィルムFの重畳部Wを挿入する(図9参照)。このとき、重畳部Wは作業者が掴んで大まかに束ねただけで、場所によってフィルムの重なり合いの枚数(重畳数)に差があるような状態でもよい。
続いて、作業者は、ボタン41を押して下部挟持体18を上昇させ、加熱当接面22a及び当接面28を重畳部Wに当接させ、押さえ面22b,22bで重畳部Wを押さえて、これを上部挟持体17及び下部挟持体18で挟持する。この状態で、作業者が電源スイッチ11及びヒータースイッチ12をオンにすると、面状発熱体20の発熱で高温になった当接面23により重畳部Wが加熱され、重畳部Wが熱融着してシールされる。
作業者は、シールが完了したことをヒータースイッチ12の消灯により確認すると、ハンドル10を回転させて下部挟持体18を下降させ、開口部9からフィルムFを取り出すことによってシール作業を完了する。
本形態に係るシール装置1では、フィルムの重畳部を加熱する加熱当接面22aが上部挟持体17に設けられ、弾性を有するとともに重畳部に当接する弾性当接部27が下部挟持体18に設けられているので、たとえ重畳部が重畳数の相違等により厚さが均一でなくても、弾性当接部27が厚さの相違に合わせて弾性変形して重畳部全体を挟持、加熱し、シールを確実に行うことができる。
そして、このように重畳部の厚さの相違が弾性当接部27によって吸収されるばかりでなく、重畳部を加熱する加熱当接面22aが上部挟持体17に設けられているので、重畳部の厚さの相違に対応するため、あるいは、その加熱を行うために、上部挟持体17及び下部挟持体18以外に別途何らかの構成を追加する必要がなく、シール装置1の小型化、軽量化が容易となっている。この小型化、軽量化が容易な構成と把手部4とが相俟って、シール装置1を持ち運びやすい携帯可能なものとしている。
上部挟持体17においては、加熱当接面22aの前後に位置して重畳部を押さえる押さえ面22b,22bが設けられているので、加熱時に重畳部がはじけるおそれを防止することができる。しかも、加熱当接面22aは押さえ面22b,22bよりも重畳部の側に突出しているので、押さえ面22b,22bが加熱当接面22aの重畳部に対する当接を阻害せず、加熱当接面22aによる加熱を確実なものとすることができ、加熱当接面22aと押さえ面22b,22bとの間に、加熱当接面22aから押さえ面22b,22bへの伝熱を遮るヒートダム23,23が設けられているので、加熱当接面22aの熱を押さえ面22b,22bの方に流出させずに効率よく重畳部に伝えることができる。加熱当接面22aの前後方向の縁部22c,22cは、R面取り加工されているので、加熱当接面22aの当接時に重畳部が鋭利な形状の稜線等の当接により切断されたり破損したりする事態を防止することができる。
また、上部挟持体17においては、面状発熱体20と加熱当接面22aとの間に加熱当接面22aの略全面に及ぶ伝熱体21が設けられているので、面状発熱体20が平面視蛇行状で加熱当接面22aの全体に及ぶものでなくても、伝熱体21を介して面状発熱体20の発熱が加熱当接面22aの全体に伝わり、加熱当接面22aの加熱むらを抑制することができる。なお、面状発熱体20の伝熱体21と逆側には、伝熱体21よりも著しく熱伝導率が低いフッ素樹脂製の基体19が配設されているので、面状発熱体20の発熱は専ら伝熱体21に伝達するようになっている。
さらに、筐体2に開口部9が形成され、重畳部が開口部9に挿入された状態でシールされるので、作業者は筐体2の内部にアクセスする必要等がなく、シール装置1によるシールの作業性が極めて良好となっている。
以上、本発明を実施するための形態について例示したが、本発明の実施形態は上述したものに限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更等してもよい。
例えば、カバー22は必ずしも図7に示すような形状でなくてもよく、例えば図10(a)に示すように加熱当接面22aと押さえ面22b,22bとがヒートダム等を挟まず同一面として設けられていても、同図(b)に示すように加熱当接面22aと押さえ面22b,22bとがヒートダム等を挟まず設けられていても、同図(c)に示すように加熱当接面22aの縁部22c,22cがR面取り加工されていなくても、同図(d)に示すように加熱当接面22aと押さえ面22b,22bとの間にヒートダムの代わりにフッ素樹脂製よりもさらに熱伝導率が低い遮熱部材42,42が設けられていてもかまわない。
また、熱融着可能なフィルムの材質や形状はどのようなものでもよく、背景技術で言及したような路上作業では、複数層のポリエチレンフィルムを袋状や管状にしたもの等が好適である。
さらに、開口部は筐体を前後に貫通していなくてもよく(ただし、前後に貫通していた方が使用しやすい。)、バッテリーは筐体の内部に搭載されていてもよい。
本発明は、路上作業に供する持ち運び可能なシール装置のみならず、用途を問わず広くシール装置一般に利用することができる。
1 シール装置
2 筐体
4 把手部
9 開口部
17 上部挟持体(一方の挟持体)
18 下部挟持体(他方の挟持体)
20 面状発熱体(発熱体)
21 伝熱体
22 カバー
22a 加熱当接面
22b 押さえ面
22c (加熱当接面の)縁部
23 ヒートダム(遮熱手段)
27 弾性当接部
28 当接面
F フィルム
W 重畳部

Claims (5)

  1. 熱融着可能なフィルムの重畳部を一対の挟持体で挟持し加熱してシールするシール装置であって、
    前記一対の挟持体のうち一方の挟持体に、前記重畳部に当接して加熱する加熱当接面と、該加熱当接面の前後に位置して前記重畳部を押さえる押さえ面とが設けられ、
    前記一対の挟持体のうち他方の挟持体に、弾性を有するとともに前記重畳部に当接する弾性当接部が設けられていることを特徴とするシール装置。
  2. 前記加熱当接面が前記押さえ面よりも前記重畳部の側に突出していることを特徴とする請求項1に記載のシール装置。
  3. 前記加熱当接面と前記押さえ面との間に、前記加熱当接面から前記押さえ面への伝熱を遮る遮熱手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシール装置。
  4. 前記加熱当接面の縁部がR面取り加工されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシール装置。
  5. 前記一対の挟持体が把手部及び開口部を有する筐体の内部に設けられ、
    前記重畳部が前記開口部に挿入された状態で前記一対の挟持体により挟持及び加熱されてシールされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシール装置。
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