JP2013174644A - 通信端末、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信端末は、複数機能の各機能(例えばアプリケーションプログラム)に対応した登録文字列(例えばアプリケーションプログラムの名称)の一覧を記憶している。通信端末は、入力音声を認識して入力文字列に変換する(S1〜S4)。通信端末は、入力文字列と登録文字列の一覧とを照合し、入力文字列に合致した登録文字列に対応した機能の候補を特定する(S5,S6)。通信端末は、機能の候補を特定した場合は、候補をユーザに提示し、自端末で利用可能であればその機能を利用し、自端末で利用可能でなければ必要なアプリケーションプログラムを通信により検索する(S7〜S11)。通信端末は、機能の候補を特定できなかった場合には(S6;NO)、音声認識サーバに入力音声を認識させて音声認識結果を取得する(S12〜S15)。
【選択図】図7
Description
そこで、本発明の目的は、音声入力によりユーザに指示された機能の呼び出しに必要な場合に、音声認識サーバへの問合せを行うことである。
また、本発明において、前記条件を満たす場合には、前記音声認識部は、前記入力音声を認識せず、前記認識結果取得部は、前記音声認識サーバに前記入力音声を認識させて前記音声認識結果を取得するようにしてもよい。
図1は、通信システム1の全体構成を示す図である。
通信システム1は、通信端末10と、音声認識サーバ20と、アプリケーション配信サーバ30とを備えている。通信端末10と、音声認識サーバ20と、アプリケーション配信サーバ30とは、ネットワークNW経由で互いに通信可能に接続されている。ネットワークNWは、ここでは、移動体通信網、ゲートウェイ及びインターネットを含む通信網である。
なお、通信端末10は、例えばスマートフォンであるが、携帯電話端末やタブレット端末、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等の、入力音声を認識する機能とネットワークNWに接続する通信機能とを有する他の通信端末であってもよい。また、図1には、通信端末10、音声認識サーバ20及びアプリケーション配信サーバ30をそれぞれ1つだけ図示しているが、それぞれより多数存在していてもよい。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有するマイクロプロセッサを備える。CPUは、ROMや記憶部16に記憶されたデータをRAMに読み出して実行することにより、通信端末10の各部を制御する。音声入出力部12は、マイクロホン及びスピーカを有し、音声の入出力に関わる機能を実現する。通信部13は、無線通信回路やアンテナを備え、移動体通信網、ゲートウェイ及びインターネットを含むネットワークに接続して外部装置と通信するインタフェースである。
なお、記憶部16は、リムーバブルメディア等の着脱可能な記憶手段を含んでもよいし、UIM(User Identity Module)カードやSIM(Subscriber Identity Module)カードのような、ユーザ(又は通信端末10)を識別するためのデータが記録された記憶手段を含んでもよい。
次に、アプリケーション管理リスト162の構成を説明する。
「機能ID」のフィールドは、複数機能の各機能を識別する識別子として機能IDが格納されるフィールドである。アプリケーション管理リスト162に機能IDが登録されている機能は、通信端末10で利用可能な機能のみならず、利用可能でない機能が含まれていることもある。例えば、通信端末10は所定のサーバにアクセスして、アプリケーション管理リスト162を更新する。通信端末10で利用可能な機能は、例えば、制御部11が記憶部16に記憶されたアプリケーションプログラムを実行することによって実現される。よって、機能IDは、通信端末10にインストールされて記憶部16に記憶されたアプリケーションプログラムを識別する識別子ということもできる。「登録文字列」のフィールドは、通信端末10で利用可能な機能に対応した文字列がテキストコード(例えば、ASCII、Unicode、Shift_JIS等)により格納されるフィールドである。登録文字列は、例えば単語であるが、複合語等の任意の文字列でよい。登録文字列は、機能IDが示す機能の名称や、機能を実現するために実行されるアプリケーションプログラムの名称であるが、ユーザは任意の文字列を登録文字列として設定可能である。
なお、アプリケーション管理リスト162には、各機能IDに対応付けて登録文字列が対応付けられ、登録文字列同士は互いに異なっている。図3に示すように、ここでは「めーる」と「ふりーめーる」とのように部分一致することが許容されているが、両方の登録文字列を「めーる」とする等、複数機能で登録文字列が重複していても構わない。
次に、通信端末10の機能的構成を説明する。
音声情報取得部111は、ユーザにより入力された音声を示す音声情報(例えば、音声波形を示す波形データ)を、音声入出力部12から取得する。
音声認識部112は、音声情報取得部111から取得した音声情報に基づいて音声認識処理を行って入力音声を認識し、入力音声を入力文字列に変換する。音声認識部112は、ここでは記憶部16に記憶された音声認識辞書161を参照して音声認識処理を行い、入力音声をテキストコードたる入力文字列に変換する。
次に、通信端末10の動作を説明する。
まず、通信端末10の制御部11は、ユーザにより行われた操作部14の操作に応じて、所定の音声入力受付画面を表示部15に表示させる。制御部11は、表示部15に音声入力受付画面を表示させると、音声入出力部12から入力される音声の検出を開始する。そして、制御部11は、音声入出力部12からの音声入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS1)。制御部11は、音声入力受付画面を表示部15に表示させている期間においては、音声入力を受け付けるまで待機する(ステップS1;NO)。
一方、制御部11は、音声認識処理により入力文字列を取得したと判断すると(ステップS4;YES)、ステップS5の処理に進む。ここでは、制御部11は、「めーる」という入力文字列を取得したものとする。
なお、ここでは、制御部11は、いわゆる表記ゆれを考慮して、入力文字列と登録文字列とが合致するか否かを判断するものとする。例えば、制御部11は「えーびーしー」と「えいびーしー」とが合致すると判断する。また、制御部11は、略語の利用を考慮して、入力文字列と登録文字列とが合致するか否かを判断してもよい。例えば、制御部11は「パソコン」と「パーソナルコンピュータ」とが合致すると判断してもよい。
一方、ステップS10の処理で「NO」と判断した場合、制御部11は、ステップS11の処理を実行しない。
以上が通信端末10が機能を呼び出すときの動作の説明である。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、通信端末10は音声入力を受け付けると、入力音声を示す音声情報に基づいて音声認識処理を行って、ステップS5の処理の照合処理を行っていたが、特定の条件を満たす場合には、この照合処理を行わず、音声認識サーバ20にそれを要求してもよい。照合処理を必要に応じて省略するためには、(1)音声認識を省略する構成と、(2)音声認識を行ってから照合処理を省略する構成との2通りが考えられる。以下、それぞれ分けて説明する。
制御部11は、予め決められた音声認識の不実施条件(第1条件)を満たす場合には、音声認識処理を行うことなく、音声認識サーバ20に音声認識処理を行わせてもよい。例えば、通信端末10の音声認識精度が音声認識サーバ20よりも劣るのであれば、入力音声が長期間に及ぶ場合には、全期間に渡って精度良く認識するのが難しい場合がある。よって、入力音声が長期間に及ぶと、通信端末10が入力文字列に変換できたとしても、認識ミスによって、適切な機能を特定できない可能性が高まる。そこで、制御部11は、入力音声を示す音声情報を監視し、入力音声が所定時間長以上継続する場合に、入力音声を認識しない。
通信端末10の制御部11は、音声入力を受け付けて(ステップS1;YES)、音声情報を取得すると(ステップS2)、音声認識処理の不実施条件を満たすか否かを判断する(ステップS16)。例えば、制御部11は、入力音声の音量レベルが閾値以上である期間が所定の時間長以上継続した場合に、不実施条件を満たすと判断するとよい。これ以外にも、制御部11は、入力音声の周波数成分を解析し、人間の声を検知した時間が所定の時間長以上継続した場合に、不実施条件を満たすと判断してもよい。
一方、制御部11は、入力音声が所定時間長以上継続せず、不実施条件を満たさないと判断した場合には(ステップS16;NO)、ステップS3の処理進み、音声認識辞書161を参照して音声認識を行う。制御部11が実行するステップS3以降の処理は上述した実施形態と同じである。
制御部11は、音声認識を行った後、予め決められた照合処理の不実施条件(第2条件)を満たす場合には、この照合処理を行うことなく、音声認識サーバ20に音声認識処理を行わせてもよい。例えば、通信端末10の音声認識精度が音声認識サーバ20よりも劣るのであれば、入力文字列に含まれる単語数が多い場合には、全期間に渡って精度良く認識するのが難しい場合がある。よって、単語数が多いと、通信端末10が入力文字列に変換できたとしても、認識ミスによって合致する登録文字列を発見できない可能性が高まる。そこで、制御部11は、入力音声を示す音声情報を監視し、単語数が閾値以上である場合に、照合処理をしない。
通信端末10の制御部11は、音声入力を受け付けて(ステップS1;YES)、音声情報を取得し(ステップS2)、音声認識処理を行う(ステップS3)。そして、制御部11は、入力音声から入力文字列を得ると、その入力文字列に基づいて照合処理の不実施条件を満たすか否かを判断する(ステップS17)。例えば、制御部11は、入力音声から閾値以上の数の単語を含む入力文字列を得た場合に、不実施条件を満たすと判断する。
一方、制御部11は、単語数が閾値未満であり、不実施条件を満たさないと判断した場合には(ステップS17;NO)、ステップS3の処理進み、音声認識辞書161を参照して音声認識処理を行う。制御部11が実行するステップS3以降の処理は上述した実施形態と同じである。
上述した実施形態において、通信端末10は音声認識サーバ20の音声認識結果を用いて、アプリケーション管理リスト162の登録文字列を更新してもよい。例えば、機能ID「ID004」の機能の登録文字列は「えーびーしー」であるが、ユーザの「ABC」の発話の仕方(例えば癖や滑舌)によっては、必ずしも「えーびーしー」という入力文字列に変換されるとは限らず、「えいびーしー」と認識されたり、「えいびーすぃー」と認識されたりすることが考えられる。このように、ユーザが指定する登録文字列と、そのユーザが発話して認識される入力文字列とが乖離する場合がある。
そこで、本変形例の通信端末10は以下に説明する手順で機能の呼び出しを行う。
制御部11は、ステップS1からステップS6(ステップS6;NO)の処理を実行し、ステップS12の処理に進むと、音声認識サーバ20に音声認識処理を行わせる。そして、制御部11は、音声認識サーバ20により入力音声が「えいびーしー」という入力文字列に変換されたとする。そして、制御部11は、ステップS15;NOに進むと、次に、登録文字列を更新するか否かを判断する(ステップS18)。
ここで、制御部11が、音声認識サーバ20により「えいびーしー」という認識結果を取得し、ユーザにより機能ID「ID004」の機能が選択されたとする。この場合、制御部11は、アプリケーション管理リスト162に機能ID「ID004」が登録されていたにも関わらず、ステップS3の音声認識処理の精度が悪く、ステップS5の処理でこの機能を特定できなかったことになる。そこで、制御部11は、この機能IDについて、音声認識サーバ20により変換された入力文字列を用いて登録文字列を更新するかをユーザに問い合わせる。
これにより、ユーザが以降において同じ発話をした場合には、音声認識サーバ20で「えーびーしー」と認識される発話であっても、「えいびーしー」と認識される発話であっても、通信端末10は機能ID「ID004」の機能を特定できるから、ステップS3の処理の音声認識処理で機能ID「ID004」の機能を特定できる可能性が高くなる。
なお、制御部11は、登録文字列を更新しないと判断した場合は(ステップS18;NO)、ステップS19の処理を実行することなく、ステップS8の処理に進む。
上述した実施形態においては、通信端末10はステップS8の処理で「NO」と判断した場合、アプリケーション配信サーバ30に対して検索を要求したが、この検索を行わないようにしてもよい。
また、音声認識サーバ20は入力文字列を通信端末10に通知し、通信端末10はこの入力文字列を用いて照合処理を行っていたが、音声認識サーバ20は入力音声を入力文字列に変換し、その入力文字列を用いて機能を特定して機能を通知してもよい。
上述した実施形態において、アプリケーション管理リスト162において機能ID毎にその機能IDの機能が通信端末10で利用可能か否かを識別する識別子が記憶されていてもよい。この場合、制御部11は、ステップS8の処理においてアプリケーション管理リスト162を参照するだけで、機能が利用可能か否かを判断することができる。
また、通信端末10の制御部11が実現する各機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の協働によって実現されうる。
また、本発明は、通信端末10のほか、通信端末の制御方法やプログラムといった形態でも実施が可能である。かかるプログラムは、光ディスク等の記録媒体に記録した形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されたりすることも可能である。
Claims (7)
- 外部装置と通信する通信部と、
複数機能の各機能に対応した登録文字列を記憶する記憶部と、
入力音声を認識し、当該入力音声を入力文字列に変換する音声認識部と、
前記音声認識部により変換された入力文字列と前記記憶部に記憶された登録文字列とを照合し、当該入力文字列に合致した登録文字列に対応した前記機能を特定する照合部と、
前記照合部により前記機能が特定されなかった場合には、前記通信部により音声認識サーバと通信して、当該音声認識サーバに前記入力音声を認識させて音声認識結果を取得する認識結果取得部と、
前記照合部により特定された前記機能、又は前記認識結果取得部により取得された音声認識結果に基づいて所定の処理を実行する処理実行部と
を備えることを特徴とする通信端末。 - 前記記憶部は、
前記機能を利用するために実行すべきアプリケーションプログラムを記憶し、
前記照合部は、
前記入力音声から変換された入力文字列を含む前記音声認識結果を取得した場合には、当該入力文字列に合致した登録文字列に対応した前記機能を前記記憶部から特定し、
前記処理実行部は、
前記照合部により特定された前記機能が自通信端末で利用可能である場合には、当該機能を利用するための前記記憶部に記憶されたアプリケーションプログラムを用いて処理を実行し、
前記照合部により特定された前記機能が自通信端末で利用可能でない場合には、前記通信部により通信して、当該機能を利用するためのアプリケーションプログラムを検索する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。 - 予め決められた条件を満たす場合には、
前記照合部は、入力文字列と登録文字列との照合を行わず、
前記認識結果取得部は、
前記音声認識サーバに前記入力音声を認識させて前記音声認識結果を取得する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末。 - 前記条件を満たす場合には、
前記音声認識部は、
前記入力音声を認識せず、
前記認識結果取得部は、
前記音声認識サーバに前記入力音声を認識させて前記音声認識結果を取得する
ことを特徴とする請求項3に記載の通信端末。 - 前記認識結果取得部は、
前記入力音声から変換された入力文字列を含む前記音声認識結果を取得し、
前記処理実行部は、
前記音声認識結果から前記機能が特定された場合には、当該機能に対応して前記記憶部に記憶された登録文字列を、前記認識結果取得部が取得した入力文字列を用いて更新する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信端末。 - 外部装置と通信する通信端末の制御方法であって、
入力音声を認識し、当該入力音声を入力文字列に変換する音声認識ステップと、
前記音声認識ステップで変換された入力文字列と、複数機能の各機能に対応した登録文字列を記憶する記憶部に記憶された登録文字列とを照合し、当該入力文字列に合致した登録文字列に対応した前記機能を特定する照合ステップと、
前記照合ステップで前記機能が特定されなかった場合には、音声認識サーバと通信して、当該音声認識サーバに前記入力音声を認識させて音声認識結果を取得する認識結果取得ステップと、
前記照合ステップで特定された前記機能、又は前記認識結果取得ステップで取得された音声認識結果に基づいて所定の処理を実行する処理実行ステップと
を有することを特徴とする制御方法。 - 外部装置と通信する通信端末のコンピュータに、
入力音声を認識し、当該入力音声を入力文字列に変換する音声認識ステップと、
前記音声認識ステップで変換された入力文字列と、複数機能の各機能に対応した登録文字列を記憶する記憶部に記憶された登録文字列とを照合し、当該入力文字列に合致した登録文字列に対応した前記機能を特定する照合ステップと、
前記照合ステップで前記機能が特定されなかった場合には、音声認識サーバと通信して、当該音声認識サーバに前記入力音声を認識させて音声認識結果を取得する認識結果取得ステップと、
前記照合ステップで特定された前記機能、又は前記認識結果取得ステップで取得された音声認識結果に基づいて所定の処理を実行する処理実行ステップと
を実行させるためのプログラム。
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