JP2013174185A - 波力利用動力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置や撤去が簡単で、かつ水面高さが変動しても追随できる波力利用動力装置を実現する。
【解決手段】箱状の浮遊体3に1対の滑車31を水平姿勢で重ねて互いに逆向きにトルクを伝えるワンウエイクラッチを介して回転軸に取り付け、回転軸を増速機を介して発電機に接続し、寄せ返す波の方向に敷設したロープ2に滑車31を巻き付けることにより、浅海波により往復移動する浮遊体3から動力を発生させる。低コストでクリーンな自然界の動力を簡単な構造で容易に回収し、利用することが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、海洋の沿岸部に発生する浅海波を利用して動力を得るように構成された波力利用動力装置に関する。
原子力発電や火力発電、水力発電等の環境汚染や環境破壊を伴う発電方式に対して、無公害のクリーンエネルギーの開拓が注目されている。波力の利用はその一つで、風力や太陽光のように天候や時間帯に左右されることがなく、特に沿岸部に発生する浅海波は昼夜を問わず静止することがない。送電の困難な離島等の場合、最も安定して確実にエネルギーを取り出すことのできるのが波力である。
従来、波力利用についてはさまざまな提案がなされているが、その多くは浮遊体を杭等により拘束し、波による上下運動を利用するものであり、例えば特許文献1には、一端を汀渚面に固定した浮子板の波による上下方向の揺動をクランク機構によって回転運動に変換して発電機を駆動する波力発電機が記載されている。また特許文献2には、浮遊体の底に取り付けたロープを海底に固定した防水箱内のプーリに巻き付け、波による浮遊体の上昇、下降をプーリの回転に変換して発電機を駆動する波力発電装置が記載されている。発電機の回転が一方向のみとなるよう、プーリの回転軸には、例えば両ねじナット軸とボルトを組み合わせたワンウエイ回転機構などが取り付けられている。
特開2011−196363号公報 特開2011−241810号公報
しかしこれらの従来提案されている波力発電装置においては、発電機構部分を海底に固定、設置しなければならないため工事費用がかかることと、水面高さがほぼ一定でないと適正な作動が期待できないため設置場所が制約されるなどの問題点がある。
本発明は、設置工事が簡単で撤去や入れ換えも容易であり、かつ水面高さが変動しても追随できるような波力利用動力装置を実現することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、箱状の浮遊体に取り付けられ、ワンウエイクラッチを介して互いに逆の一方向にのみトルクを伝え、その逆方向には空転するようにした1対または複数対の滑車を、寄せ返す浅海波または潮流の方向に敷設した1本または2本のアンカーロープに巻き付け、浅海波または潮流による前記浮遊体の往復運動によって前記滑車の回転軸を一方向に回転させて動力を取り出すことを特徴とする波力利用動力装置である。
請求項2に記載の本発明は、各対の滑車が1本の回転軸毎に重ねて取り付けられ、前記各対の滑車が別の2本のアンカーロープに巻き付けられでいる請求項1に記載の波力利用動力装置である。
請求項3に記載の本発明は、各対の滑車が並立する2本の回転軸毎に別個に取り付けられ、前記各対の滑車が1本のアンカーロープにそれぞれ逆側から巻き付けられている請求項1に記載の波力利用動力装置である。
本発明によれば、きわめて低コストでクリーンエネルギーが得られるという、すぐれた効果を奏する。特に送電設備の普及が困難な離島等の遠隔地において、手近に所要の電力や水力が得られる効果は大きい。
本発明に係る実施例の波力発電装置の設置状況を示す側面図である。 本発明に係る実施例の波力発電装置の設置状況を示す平面図である。 本発明に係る実施例の浮遊体を断面で示す側面図である。 本発明に係る実施例の浮遊体を示す平面図である。 本発明に係る実施例における浮遊体の滑車の回転方向を説明する説明図である。 本発明に係る他の実施例における浮遊体を示す平面図である。
以下、本発明の実施例について図面により詳細に説明する。
図1は本発明に係る波力利用動力装置の設置状況を示す側面図、図2は同じく平面図である。汀渚面には、波または潮流の方向にアンカーロープ2が張られ、両端がアンカー1a,1bで陸地に固定されている。アンカーロープ2には箱状の浮遊体3が係止されており、浮遊体3は波または潮流の往復により、アンカーロープ2に沿って往復運動を行う。
ロープの固定には、杭を打設してもよいのはもちろんであるが、いわゆる船舶用のアンカー(錨)を使用してもよいし、コンクリートブロック等の重量物でもよい。設置や撤去を簡易に行うことを重視する場合には、杭打ち以外の手段によった方がよい。
図3は浮遊体3を断面で示す側面図、図4は同じく平面図である。浮遊体3の上面中央に1対の滑車(プーリ)31a,31bが1本の回転軸32に2枚重ねて取り付けられている。特には図示しないが、1対の滑車31a,31bと回転軸32との間にはワンウエイクラッチが挿入されており、追って詳しく説明するように、滑車31a,31bの回転に対してそれぞれ同一方向のトルクのみを回転軸32に伝え、反対方向には空転するようになっている。ワンウエイクラッチには磁石式のもの、ローラ式のもの、ラチェット式のものなどが知られているが、いずれを用いてもよい。
アンカーロープ2a,2bは、浮遊体3の上面両脇にそれぞれ対をなすように設けられているガイドローラ35の内側を通るようにすることにより、滑車31a,31bへの巻きつき角を確保するとともに浮遊体の向きを一定に保持し、浮遊体3が同じ向きのまま往復するようにガイドする。なお、図3には特に示していないが、滑車31やガイドローラ35を配置した浮遊体3の上部には、適宜カバーを設ける。
箱状の浮遊体3はケーシング30が密閉されているため、内部の空気により浮力が発生し、水面に浮くことができる。回転軸32がケーシング30を貫通する部分には軸受38を設ける。軸受38はケーシング30内に水が侵入しないよう、シール機能が必要である。さらに、球面軸受等を使用してこの部分で首振り自由な構造とすると、滑車をはじめとする内部の機構が浮遊体3の細かい揺れに同調しないので安定する。
浮遊体3の内部で、回転軸32の下部は変速機33に接続されている。そして変速機33の出力側には例えば発電機34が接続される。駆動する機器が発電機の場合は変速機33は増速機、またポンプの場合、変速機33は減速機である。変速機33の変速比は、使用する機器に合わせて適宜選定する。
浮遊体3の下部に、波を受ける面積を増すため、波を受ける方向に波受け板36を取り付けるとよい。また浮遊体3の側面には、細かい揺れに対して安定させるため、喫水線から下の位置に斜め下向きの羽根、すなわち姿勢制御板37を取り付けるとよい。
図5は1対の滑車それぞれがどのように回転するかを示す説明図である。
1対2枚のうち上側の滑車31aに対して(a)に示す側にアンカーロープが巻き付けられているとすると、浮遊体3が矢印wの方向に移動すれば滑車31aは時計方向に回転する。このとき下側の滑車31bは(b)に示すように反時計方向に回転する。移動方向が逆になれば回転も逆向きになる。そして両滑車にはワンウエイクラッチが挿入されているので、空転しない滑車のみが回転軸32を駆動するから、この図で滑車31aが回転軸32を回しているときは滑車31bは空転しており、移動方向が逆になって滑車31bが回転軸32を回しているときは滑車31aは空転している。したがって回転軸32は常に一定方向に回転することになる。
なお、1対の滑車31a,31bに巻き付けたアンカーロープ2a,2bの両端をアンカー1a,1bに固定する代わりに、一本のアンカーロープ2aの一方の先端を一方の滑車31aに固定し、移動ストローク分の長さを滑車31aに巻き付けてからそのもう一方の先端をアンカー1bに固定するとともに、もう一方のアンカーロープ2bの一方の先端をもう一方の滑車31bに固定し、移動ストローク分の長さを滑車31bに巻き付けてからそのもう一方の先端をアンカー1aに固定するようにしてもよい。
図6は本発明に係る他の実施例における浮遊体3を示す平面図である。この場合は1対の滑車31a,31bは浮遊体3の上面の並立する2本の回転軸に別個に取り付けられ、これら1対の滑車が1本のアンカーロープ2にそれぞれ逆側から巻き付けられている。浮遊体3の移動による回転軸32の回転方向は図5の例と同じである。アンカーロープが1本でよいことと、滑車への巻き付け角が大きくとれるのが利点であるが、回転軸が2本あるので浮遊体3の内部で2本の回転軸を歯車、べルト等により連結する機構が必要である。以上滑車が1対の場合について説明したが、1基の浮遊体に滑車を複数対取り付けて複数基の発電機を回したり、発電機とポンプとを両方回したりすることは任意である。
寸法例を示すと、浮遊体3は縦横600mm×700mm、高さ400mm程度の箱状である。滑車31の径は200mm、往復する移動距離を1300mm程度と仮定して、アンカーロープ2は3〜5mとする。水位の変動に対応するには、アンカーロープ2は長めの方がよい。
なお、浮遊体3の移動を安定させるため、浮遊体3からアンカーロープ2と直角方向に別のロープを張ってその先端を固定するようにすると、一層好ましい。
以上説明したように、本発明の波力利用動力装置においては、水面に浮かんだ浮遊体の往復運動を利用するため、潮位の変化の激しい(干満の差の激しい)地区においても適用が可能であり、また海底を掘削したり杭を打設したりする工事が全く不要であることから、設置や撤去がきわめて容易である。
さらに、波打ち際に発生する浅海波は月齢や季節にほとんど関係なくほぼ一定であり、年間を通じて安定して電力が得られるという点でも好ましい。
発電機に代えて直接ポンプを駆動すれば、電源のない場所でも直ちに水力が得られる。ポンプ以外の回転機器を駆動することも任意である。
なお、本発明の波力利用動力装置は、周囲の海洋を汚染する恐れがなく、また、海水浴をはじめとする海岸の機能にはほとんど支障がない。
1…アンカー、 2…アンカーロープ、 3…浮遊体、 30…ケーシング、 31…滑車、 32…回転軸、 33…変速機、 34…発電機、 35…ガイドローラ、 36…波受け板、 37…姿勢制御板、 38…軸受、 S…海岸線。

Claims (3)

  1. 箱状の浮遊体に取り付けられ、ワンウエイクラッチを介して互いに逆の一方向にのみトルクを伝え、その逆方向には空転するようにした1対または複数対の滑車を、寄せ返す浅海波または潮流の方向に敷設した1本または2本のアンカーロープに巻き付け、浅海波または潮流による前記浮遊体の往復運動によって前記滑車の回転軸を一方向に回転させて動力を取り出すことを特徴とする波力利用動力装置。
  2. 各対の滑車が1本の回転軸毎に重ねて取り付けられ、前記各対の滑車が別の2本のアンカーロープに巻き付けられている請求項1に記載の波力利用動力装置。
  3. 各対の滑車が並立する2本の回転軸毎に別個に取り付けられ、前記各対の滑車が1本のアンカーロープにそれぞれ逆側から巻き付けられている請求項1に記載の波力利用動力装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107725263A (zh) * 2015-08-07 2018-02-23 吴红平 采用弹性蓄能机构蓄能的波浪发电系统及其工作方法

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