JP2013173724A - 害虫及び害獣忌避材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 農作物や花卉育成栽培地や果樹園、植林等における害虫や害獣による食害や病害を長期に亘って防止する、害虫及び害獣忌避材を提供する。
【解決手段】 害虫や害獣に対して忌避性を有する植物性抽出エキスを少なくとも13種以上と水及びエタノールとを所望濃度に混合して調整液となしたうえ更に粘性被膜形成剤を混合して粘度を500乃至3000ポイズの忌避液となしたうえ、織物や編物、不織布、薄葉紙からなる細幅状或いはシート状の吸着部材に含浸吸着させる。
【選択図】図3

Description

本発明は農作物や花卉或いは植林等を、害虫や害獣の食害や病害より安全に且長期に亘って効果的に防止することの可能な害虫及び害獣忌避材に関する。
我が国の高度成長期においては、一般産業製品類はもとより農作物や畜産物或いは水産物に至るまで多量生産多量販売の消費態様のもと一般産業製品の生産においては即効性の高い化学薬剤を多量に使用し、更には農作物や花卉若しくは植材等においても、即効性の高い化学肥料と、害虫による食害や病害防止のために毒性の高い農薬を多量に使用して来ており、加えて畜産や水産とりわけ養殖等においても、餌料には成長促進のためのホルモン剤と且防病のための多量の抗生物質が配合され給餌されてきた。
そしてこれら農作物や花卉若しくは植林等に多量に使用された化学肥料も、その余剰分は育成土壌中に過剰塩類として堆積し土壌構造即ち三相分布が崩壊され地力の著しい低下が招来されて健苗が阻害されるため、益々化学肥料の多量施肥がなされこれにより却って地力の低下による農作物や花卉の健苗育成が益々阻害されて、害虫による食害や病害が頻発する結果農薬散布も多量に散布する悪循環が招来されている。
而して近年においては、成長期において膨大量に使用され、且排気、排出されてなる煤煙や排気ガスを始め化学薬剤や農薬或いは各種のホルモン剤や抗生物質等によって大気はもとより水や土壌に至るまで極度に汚染され、これによる環境公害が各地で発生しているばかりか、汚染土壌や汚染水により育成された農作物を始め畜産物や水産物の危険性が豊みに指摘され、とりわけ近年の如き急速な高齢化社会を背景として健康指向が著しく高まっている状況下においては、化学肥料はもとより農薬使用の禁止にまで至っている。
これがため農作物や花卉或いは植林等においても無農薬有機肥料化が不可欠とされるに至っている。
ところで、この有機肥料については長期に亘る土壌保全のうえから極めて有利であるものの、無農薬化により害虫による食害や病害発生は、想像を超える発生に見舞われ、農作物や花卉経営は危機的状態におかれている。
加えて特徴的事由は、高度成長期に山間部や未開地に無法図にレジャー施設や宿泊施設の開発がなされた結果、鳥獣類の生息地特には餌料場の破壊や滅失がなされ、結果的に人里近くの農地に餌料を求める傾向となり、ムクドリやカラス等の鳥類は無論のことサル、イノシシ、アライグマ、ハクビシン、ムジナ或いはシカ等の害獣による食害被害は社会的問題にまで至っている。
発明者等はかかる問題に鑑み、害虫や害獣からの食害や病害を防止する合理的手段について鋭意研究を重ねた結果、古くから植物によっては特定の外敵からの保護のために、害虫や害獣を忌避せしめて自己防衛を図る忌避物質を保有すること、及び該忌避物質は他方における共生を阻害せぬうえから毒性を有しない事、並びに該忌避物質の特定種を適宜数種で配合させることにより、極めて広範囲の害虫や害獣への忌避効果が期待できること、及び忌避成分の揮散や蒸散を抑制させることにより、屋外使用においても極めて長期に亘る忌避効果を発揮しえることを究明し本発明に至った。
発明者が解決しようとする課題
本発明は農作物や花卉果樹等の育成、若しくは植林等に対し、安全安価で長期に亘って害虫や害獣による食害や病害を防止することの可能な害虫及び害獣忌避材を提供することにある。
課題を解決するための手段
上述の課題を解決するために本発明が採用した技術的手段は、少なくとも山よもぎ抽出エキス、山椒葉抽出エキス、どくだみ抽出エキス、檜抽出エキス、檜地下茎抽出エキス、熊笹抽出エキス、よもぎ葉抽出エキス、緑茶抽出エキス、茎茶抽出エキス、菖蒲葉抽出エキス、朝鮮人参葉抽出エキス、ビワ葉抽出エキス、月桃葉抽出エキス及び月桃地下茎抽出エキスと、水及びエタノールとを所望濃度に混合して調整液となし、この調整液にポリアクリル酸塩や脂肪酸塩若しくはセルロース系増粘剤からなる粘性被膜形成材を混合しその粘度が略500乃至3000ポイズの忌避液となしえたうえ、該忌避液を織物や編物、不織布若しくは薄葉紙からなる細幅状或いはシート状の吸着部材に含浸吸着させ、以って長期に忌避性を発揮させることを特徴とする、害虫及び害獣忌避材に存し、更には調整液にポリアクリル塩酸、及びラテックスからなる粘着固形剤を混合し、その粘度が略30000乃至100,000ポイズの高粘着性を保持せしめたことを特徴とする、害虫及び害獣忌避材に存する。
発明の効果
本発明は上述の如き構成からなり、混合調整される抽出エキスはそれぞれにいくつかの害虫や害獣への忌避性を保持するとともに、相互が混合調整されてもそれぞれの忌避成分が滅失や減殺されることなく拮抗して、極めて多種に亘る害虫や害獣への忌避効果が発揮される。
そして本発明においては抽出エキスからなる忌避成分は水溶液状で極めて低粘度であるから、害虫や害獣の徘徊するエリアに揮散蒸散させても短時に揮散滅失して忌避性が喪朱される結果、頻繁な散布や噴霧作業におわれるものの、忌避成分が増粘されることにより、忌避成分の揮散や蒸散が一方で抑制され、且他方においてはこの増粘忌避成分が十分に含着され、而も揮散や蒸散面積が広く形成された織物や編物、不織布若しくは家庭用薄葉紙からなる細幅状或いはシート状部材に含浸吸着させた忌避材を忌避場所に配位させ、若しくは忌避場所の近傍の樹木や構築物等に直接塗着しえる高粘着性忌避材とすることにより、極めて長期使用と散布や噴霧に係る作業の簡略化と且コスト的にも莫大な低減化が実現される。
予め選択された13種類以上の忌避性植物抽出エキスに、水及びアルコールを混合し所要濃度の調整液としたうえ、ポリアクリル酸塩からなる、粘性被膜形成剤を混合したうえ、不織布からなる細幅状吸着材に吸着させて害虫及び害獣忌避材となす。
以下に本発明実施例を図とともに詳細に説明すれば、図1は本発明構成の要件の一つである調整液1はそれぞれが特定若しくは不特定の害虫或いは害獣に対して忌避性を有する植物の忌避性抽出エキス、例えば少なくとも山椒葉抽出エキス1Aを始めどくだみ抽出エキス1B、檜抽出エキス1C、檜地下茎抽出エキス1D、熊笹抽出エキス1E、よもぎ葉抽出エキス1F、緑茶抽出エキス1G、茎茶抽出エキス1H、菖蒲葉抽出エキス1i、朝鮮人参葉抽出エキス1J、ビワ葉抽出エキス1K、月桃葉抽出エキス1L及び月桃地下茎抽出エキス1M等13種が所望の混合割合で混合されるものであるが、それぞれの抽出エキスはその種類や抽出部位によって濃度や粘度も著しく異るものである。とりわけ害獣忌避には十分に忌避濃度の高い物が有効であるため、上述するそれぞれの抽出エキス1A乃至1Mを十分高濃度化することが肝要であることから、可能な限り抽出エキス1A乃至1Mの水分率を低下させることが望ましく、害虫忌避を対象とするものに対して略30乃至50%重量割合の水分除去したものが好適である。
更に抽出エキスは、忌避対象によってはかかる抽出エキスに新たな抽出エキスを加え若しくはその一部を削減させても差支えは無い。そして抽出エキスは水溶液状であるが、忌避性を高めるうえからは混合された抽出エキスの粘度を均質化し、且抽出エキスの積極的な揮散や蒸散を図るうえから、混合された抽出エキスに水2及びエタノール3を適宜に混合させて、その粘度において均質で略5乃至20ポイズ程度の調整液1を形成するものである。
而してこの調整液1のままでは、害虫や害獣を忌避するための実用使用場所が農作物を始め花卉や果樹農場或いは植林等に亘って広大な栽培面積で、且屋外の日光や風雨或いは寒暖の激しい屋外曝露条件下で使用されるものであるから、かかる広大な栽培面積に仮令調整液1のまま散布し若しくは噴霧させる場合には膨大な作業労力や時間が強いられるばかりか、短時に揮散や蒸散して忌避性が滅失するため頻繁な散布や噴霧が必要となる。
従ってかかる調整液1に、屋外曝露使用に際しても揮散や蒸散若しくは分解等を抑制し長期に亘る忌避性を保持発揮させることが要請される。
そこで図2に示す如く、屋外曝露下において調整液1の揮散や蒸散を抑制させるには、調整液1に粘性を付与せしむるとともに、分解をも抑制させるため、特に日光や水分との直接的接触や洗脱から保護する被膜形成能を付加させるためにポリアクリル酸塩、より詳しくはポリアクリル酸ナトリウムやポリアクリル酸カルシウム等からなる粘性被膜剤4を0.5乃至3.0%重量割合に混合して、その粘度で略500乃至3000ポイズ程度に増粘させて、被膜形成能を有する忌避液5を形成する。
そして本発明においては、忌避性を有し且屋外曝露条件下での揮散や蒸散防止と分解抑制が図られる忌避液5も、更に屋外曝露条件下においてその忌避性を長期に亘って発揮させることが、忌避作業性や忌避コスト面から強く要請される。これがためには該忌避液5を十分に含浸吸着保持しえる素材と且この含浸吸着された忌避液5を、効果的に揮散若しくは蒸散させうる構造及び形状の吸着部材6に含浸吸着せしめたうえ、忌避場所に適宜に配設させることが好適である。
そこで図3には吸着部材6が示されてなるもので図3のAは細幅ゲートル状吸着部材6Aの見取図であって、該細幅ゲートル状吸着部材6Aの素材としては、忌避液5と化学的物理的に含浸吸着しえ且忌避液5の粘性と被膜形成能とにより忌避液5が強固に添着形成されることが望まれるため、好ましい素材としてはレーヨンを始め綿や麻或いは家庭用薄葉紙等が挙げられる。
加えて吸着部材6の形状や構造としては忌避液を含浸吸着しえる微細多数の空隙を有する緻密組織の織物や編物或いは粗雑面を有する家庭用薄葉紙が挙げられる。
そしてかかる素材や構造からなる吸着部材6に強固に添着形成された忌避液5が実用使用に際して積極的に揮散され蒸散しえるよう、揮散面や蒸散面の大きな細幅ゲートル状吸着部材6Aや同図3のBに示す細幅紐状吸着部材6Bとして使用することが有利である。
更に細幅ゲートル状吸着部材6Aや細幅紐状吸着部材6Bの具体的形成手段としては、所望の素材と織組織と織密度或いは編組織と編密度を以って所要の幅に織成し若しくは編成したえうえ所要の幅に裁断することが通常なされるが、場合によっては所要の幅に直接織成若しくは編成させても良い。
更に吸着部材6としては、かかる細幅ゲートル状吸着部材6Aや細幅紐状吸着部材6Bの他に、図4Bに示す如く忌避液5を強固に添着形成しえる素材と且粗密なヤーン構成で形成されたストランド60の2乃至4子を柔かに撚製してなる柔打ロープ状吸着部材6Cも提案されるもので、かかる柔打ロープ状吸着部材6Cにおいては、ストランド60相互の撚製間隙61が忌避液5の揮散や蒸散に大きく寄与する。
かかる如くして形成された細幅ゲートル状吸着部材6Aや或いは細幅状吸着部材6B或いは柔打ロープ状吸着部材6Cの実用使用に際しては、農作物や花卉育成栽培地や果樹園或いは植林を囲んで立設させる垣根や棚、若しくは杭等の外表面に、細幅ゲートル状吸着部材6Aにおいては図5のAに示す如く、その外表面に所要の長さに亘って地表面から螺回させることによりなされ、更に細幅紐状吸着部材6B或いは柔打ロープ状吸着部材6Cの実用使用においては、図5に示す如く前記立設される垣根や棚若しくは杭等の外周面に、地表面より所要の間隔毎に周回結縛してなされる。
かかる吸着部材6の実用使用に際して地這性害虫等の忌避には成可く地表面に近い部分を重点に螺回や結縛させることで対処できるが、害獣や飛翔性害虫類の忌避には地表面より十分な高さに亘って螺回や結縛させることが望ましい。
そして考慮すべきは天空を自在に飛翔する鳥類等特殊な害鳥の忌避に際しては、前記吸着部材6の形成素材で形成した防鳥網に忌避液5を含浸吸着させたうえ農作物や花卉育成栽培地や果樹園等に包被させる方法が提案される。
他方吸着部材6に代えて高粘性塗材7となしえたものは図6に示す如く、調整液1とりわけ高濃度の調整液1にポリアクリル酸塩及びラテックスからなる粘着固形剤7Aを混合して、その粘度において30,000乃至100,000ポイズの高粘着性害虫及び害獣忌避材8も考慮される。
かかる高粘着性を保持せしめた害虫及び害獣忌避材8は、その高粘着性を利用して、実用使用に際しても農作物や花卉育成栽培地や果樹園等に囲んで立設される垣根や棚や杭等の他育成樹木に対しても直接塗着保持しえる粘着性を保持することから、通常においては図6のAに示す如く充填用チューブ8A内に充填させておく事が取扱い上有利である。
そしてかかる高粘着性の忌避材8は、その実用使用に際しては図6のBに示す如く垣根や棚或いは育成樹木80に直接螺着させることでなしえる。
以下に本発明害虫及び害獣忌避材についての忌避性テストについて述べれば、忌避テストに用いた害虫及び害獣にはシロアリ、マダラガ、クロゴキブリ及びイエネズミで、忌避性テストに用いた忌避材としては山よもぎ抽出エキス、山椒葉抽出エキス、どくだみ抽出エキス、檜抽出エキス、檜地下茎エキス、熊笹エキス、よもぎ葉エキス、緑茶エキス、茎茶抽出エキス、菖蒲葉エキス、朝鮮人参葉抽出エキス、ビワ葉抽出エキス、月桃葉抽出エキス及び月桃地下茎抽出エキスに水及びエタノールを混合のうえ、その粘度が50ポイズの調整液を用いた。
忌避テスト方法は、図7の如き忌避行動区画9を用いて行ったもので、該忌避行動区画9は合板材を用いて幅1m長さ2m高30cmの区画体内に幅50cm長さ1.5mの区画部9Aと区画部9Bとが形成され、且区画部9Bの底面には調整液が50g/mの目付量で含浸させた不織布9Cが敷設されている。
そして区画体上面には忌避行動が観察できるようガラス状9Dが被せられ、而も該ガラス板9Dの一端に害虫害獣投入口9Eが設けられた構造のものである。
テスト方法は対象とする害虫や害獣たるシロアリ、マダラガ、クロゴキブリ100匹及びイエネズミ50匹を、開閉自在な害虫害獣投入口より忌避行動区画内に放置し、3分間忌避行動区画内環境に慣した後、1分間隔毎に区画部9A及び区画部9B内に在留する害虫害獣数を視認判読して忌避性を判定したものであって、結果は表1の如くであった。
Figure 2013173724
次に本発明における長期忌避性についての試験結果について述べれば前記忌避性テストに用いた調整液に粘性被膜形成剤を混合してその粘度が1000ポイズの忌避液となしたうえ、前述忌避テストに使用した薄葉紙に、50g/mの目付量で添着させてなるものを試料として用い、対照としては農作物等に直接散布若しくは噴霧して忌避させる従来の調整液を薄葉紙に50g/mの目付量に添着させたものを用いた。
長期忌避性試験方法は、試料及び対照を、それぞれ幅7cm長さ30cmに切断した切断片をウエザーメーターを用いて10日乃至60日間に相当する照射をなし、調整液及び忌避液の揮散蒸散による残留率を測定し長期忌避性を判断したもので、結果は表2の通りである。
Figure 2013173724
産業上の利用の可能性
農作物や花卉育成栽培地や果樹園等を囲んで立設される垣根や棚、杭等に螺回し若しくは結縛するのみで長期に害虫や害獣の忌避が可能。
調整液の説明図である。 忌避液の説明図である。 吸着部材の例示図である。 細幅紐状吸着部材の説明図である。 吸着部材の螺回、結縛態様図である。 高粘着性害虫害獣忌避材の説明図である。 忌避行動区画の説明図である。
1 調整液
1A 山椒葉抽出エキス
1B どくだみ抽出エキス
1C 檜抽出エキス
1D 檜地下茎抽出エキス
1E 熊笹抽出エキス
1F よもぎ葉抽出エキス
1G 緑茶抽出エキス
1H 茎茶抽出エキス
1i 菖蒲葉抽出エキス
1J 朝鮮人参葉抽出エキス
1K ビワ葉抽出エキス
1L 月桃葉抽出エキス
1M 月桃地下茎抽出エキス
2 水
3 エタノール
4 粘性被膜剤
5 忌避液
6 吸着部材
6A 細幅ゲートル状吸着部材
6B 細幅紐状吸着部材
6C 柔打ロープ状吸着部材
7 高粘着性塗材
7A 粘着固形剤
8 高粘着性害虫及び害獣忌避材
8A 充填用チューブ
80 垣根、棚、育成樹木
9 忌避行動区画
9A 無処理の区画部
9B 調整液処理の区画部
9C 調整液含浸不織布
9D ガラス板
9E 害虫害獣投入口

Claims (4)

  1. 農作物や花卉、果樹若しくは植林等に対し、食害や病害をもたらす害虫や害獣に対して忌避性を有する忌避成分の抽出エキスを適宜数と且水及びエタノールを混合して一旦低粘度の調整液となしたうえ、更に粘性被膜形成剤を混合してその粘度が500乃至3000ポイズの忌避液となしたうえ、この忌避液を織物、編物、不織布若しくは薄葉紙からなる細幅状或いはシート状の吸着部材に含浸吸着させたことを特徴とする害虫及び害獣の忌避材。
  2. 害虫や害獣に対して忌避性を有する忌避成分が、山椒葉抽出エキス、どくだみ抽出エキス、檜抽出エキス、檜地下茎抽出エキス、熊笹抽出エキス、よもぎ葉抽出エキス、緑茶抽出エキス、茎茶抽出エキス、菖蒲葉抽出エキス、朝鮮人参葉抽出エキス、ビワ葉抽出エキス、月桃葉抽出エキス及び月桃地下茎抽出エキスからなる、請求項1記載の害虫及び害獣忌避材。
  3. 粘性被膜形成剤がポリアクリル酸塩や脂肪酸塩若しくはセルロース系増粘剤からなる、請求項1若しくは請求項2記載の害虫及び害獣忌避材。
  4. 農作物や花卉、果樹若しくは植林等に対し、食害や病害をもたらす害虫や害獣に対して忌避性を有する忌避成分の抽出エキスを適宜数と且水及びエタノールを混合して一旦低粘度の調整液となしたうえ、更に粘性固形剤を混合しその粘度が30,000乃至100,000ポイズの高粘性を保持せしめた害虫及び害獣忌避材。
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