JP2013172396A - 通信装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】第1及び第2の設定情報提供装置から設定情報の種類の組み合わせの一部が共通する設定情報群を取得した場合に、これらの設定情報群により通信可能な第1の装置及び第2の装置のいずれとも通信すること。
【解決手段】画像形成装置の制御部は、ルータを介して設定情報群の提供を要求するデータをブロードキャストで送信する(ステップS12)。制御部は、このデータを受信したDHCPサーバ装置から取得した設定情報群が電話番号を含むか否かを判定し、その結果を示すフラグを記憶部に記憶させる(ステップS34)。制御部は、判定テーブルに基づいて、HGW装置から取得した電話番号を含む設定情報群から、予め決められた第1の種類の設定情報を抽出し、DHCPサーバ装置から取得した電話番号を含まない設定情報群から、予め決められた第2の種類の設定情報を抽出する(ステップS35から38)。
【選択図】図7

Description

本発明は、通信装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、複数のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバから、そのDHCPサーバのIP(Internet Protocol)アドレスや提示するTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)構成情報などに基づいていずれかのDHCPサーバを選択し、選択したDHCPサーバに対してネットワークパラメータの取得を要求する技術について記載されている。
特開2004−104199号公報
本発明は、第1及び第2の設定情報提供装置から設定情報の種類の組み合わせの一部が共通する設定情報群を取得した場合に、これらの設定情報群により通信可能な第1の装置及び第2の装置のいずれとも通信することを目的とする。
本発明の請求項1に係る通信装置は、第1の装置と通信するときに用いられる設定情報を複数の種類組み合わせた第1の設定情報群を提供する第1の設定情報提供装置と、第2の装置と通信するときに用いられる設定情報を複数の種類組み合わせ、且つ、前記第1の設定情報群と当該組み合わせた種類の一部が共通する第2の設定情報群を提供する第2の設定情報提供装置とが接続された通信回線を介して、前記設定情報を要求する要求データをブロードキャストで送信し、当該要求データを受信した前記第1及び第2の設定情報提供装置によりそれぞれ提供される前記第1の設定情報群と前記第2の設定情報群とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記第1の設定情報群に予め定められた特定の種類の前記設定情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記特定の種類の設定情報が含まれていると判定された場合に、前記第1の設定情報群から予め決められた第1の種類の前記設定情報を抽出し、前記第2の設定情報群から前記第1の種類の設定情報を除いた、第2の種類の前記設定情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記第1の種類及び前記第2の種類の設定情報を用いて、前記第1の装置及び前記第2の装置と前記通信回線を介して通信する通信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る通信装置は、請求項1に記載の構成において、前記判定手段は、画像を示す画像データをファクシミリ通信により前記通信回線を介して送信するときの宛先を示す電話番号を前記特定の種類の設定情報として、前記判定を行い、前記抽出手段は、前記電話番号を含む前記第1の種類の設定情報を前記第1の設定情報群から抽出し、前記通信手段は、前記第1の装置と通信を行い、前記抽出手段により抽出された前記電話番号宛に送信されてきた画像データを受信し、前記通信手段が受信した画像データを出力する出力手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る通信装置は、請求項1または2に記載の構成において、前記通信回線は、前記第1の設定情報提供装置が接続され、且つ、当該第1の設定情報提供装置を介してルータと接続された第1の通信回線と、前記第2の設定情報提供装置が接続され、且つ、前記ルータと接続された第2の通信回線とを有し、前記取得手段は、前記ルータを介して前記第1の通信回線及び前記第2の通信回線に前記要求データを送信し、前記抽出手段は、デフォルトゲートウェイのIP(Internet Protocol)アドレスを前記第2の種類の設定情報として前記第2の設定情報群から抽出することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る通信装置は、請求項3に記載の構成において、前記抽出手段は、前記第2の装置を識別する識別子から当該第2の装置のIPアドレスを特定する装置のIPアドレスを前記第2の種類の設定情報として前記第2の設定情報群から抽出することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る通信装置は、請求項3または4に記載の構成において、前記第1の設定情報群には、自装置に割り当てるためのIPアドレスが含まれており、前記ルータに、前記取得手段が取得した前記第1の設定情報群に含まれる当該IPアドレス宛に前記第1の通信回線を介して送信されてきたデータを自装置に送信するように指示する指示手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る通信装置は、請求項5に記載の構成において、前記指示手段は、前記取得手段が取得した前記第1の設定情報群に含まれる前記自装置に割り当てるためのIPアドレス以外のIPアドレス宛に前記第1の通信回線を介して送信されてきたデータを破棄するように前記ルータに指示することを特徴とする。
本発明の請求項7に係る通信装置は、請求項3または4に記載の構成において、前記通信手段は、SIP(Session Initiation Protocol)通信によりデータを送信し、前記ルータに、自装置から前記第1の装置宛に送信されてきたデータが、前記SIP通信で用いるポート番号を含むものである場合には、当該データを当該第1の装置に転送し、当該ポート番号以外のポート番号を含むものである場合には、当該データを当該第1の装置に転送しないように指示する指示手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る通信装置は、請求項3または4に記載の構成において、前記通信手段は、SIP通信によりデータを送信し、前記ルータに、前記第1の装置から自装置宛に送信されてきたデータが、前記SIP通信で用いるポート番号を指定したものである場合には、当該データを自装置に転送し、当該ポート番号以外のポート番号を指定したものである場合には、当該データを自装置に転送しないように指示する指示手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項9に係るプログラムは、コンピュータを、第1の装置と通信するときに用いられる設定情報を複数の種類組み合わせた第1の設定情報群を提供する第1の設定情報提供装置と、第2の装置と通信するときに用いられる設定情報を複数の種類組み合わせ、且つ、前記第1の設定情報群と当該組み合わせた種類の一部が共通する第2の設定情報群を提供する第2の設定情報提供装置とが接続された通信回線を介して、前記設定情報を要求する要求データをブロードキャストで送信し、当該要求データを受信した前記第1及び第2の設定情報提供装置によりそれぞれ提供される前記第1の設定情報群と前記第2の設定情報群とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記第1の設定情報群に予め定められた特定の種類の前記設定情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記特定の種類の設定情報が含まれていると判定された場合に、前記第1の設定情報群から予め決められた第1の種類の前記設定情報を抽出し、前記第2の設定情報群から前記第1の種類の設定情報を除いた、第2の種類の前記設定情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記第1の種類及び前記第2の種類の設定情報を用いて、前記第1の装置及び前記第2の装置と前記通信回線を介して通信する通信手段として機能させるためのものであることを特徴とする。
請求項1、9に係る発明によれば、第1及び第2の設定情報提供装置から設定情報の種類の組み合わせの一部が共通する設定情報群を取得した場合に、これらの設定情報群により通信可能な第1の装置及び第2の装置のいずれとも通信することができる。
請求項2に係る発明によれば、第1の装置とファクシミリ通信を行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、デフォルトゲートウェイを介した通信が行えなくなることを防ぐことができる。
請求項4に係る発明によれば、識別子を用いて第2の装置と通信することができる。
請求項5に係る発明によれば、第1の装置から自装置宛に送信されてきたデータをルータが宛先どおりに転送するようになっていない場合に、その転送をルータに行わせることができる。
請求項6に係る発明によれば、第1の通信回線を介して送信されてきたデータを全てルータが転送する場合に比べて、ルータにより転送されてきたデータによって第2の通信回線で行われる通信の速度が遅くなることを、抑制することができる。
請求項7に係る発明によれば、ポート番号に関わらずルータがデータを転送する場合に比べて、自装置から第1の通信回線側にデータが漏洩することを抑制することができる。
請求項8に係る発明によれば、ポート番号に関わらずルータがデータを転送する場合に比べて、自装置がルータと行う通信の速度が第1の通信回線側から送信されてきたデータにより遅くなることを抑制することができる。
実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。 ルータのハードウェア構成を示す図である。 設定処理における処理の手順を示すシーケンスチャートである。 HGW装置が提供する設定情報の一例を示す表である。 DHCPサーバ装置が提供する設定情報の一例を示す表である。 画像形成装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 判定テーブルの一例を示す図である。 設定処理において反映された設定情報群の一例を示す表である。 画像形成装置が実現する機能を示すブロック図である。 変形例に係る判定テーブルの一例を示す表である。 設定処理において反映された設定情報群の一例を示す表である。
[実施形態]
図1は、本発明の実施形態の通信システム1の構成を示すブロック図である。通信システム1は、公衆IP回線2と、イントラネット3と、画像形成装置10と、ルータ20と、HGW(Home Gateway:ホームゲイトウェイ)装置30と、ファクシミリ装置41と、DHCPサーバ装置51と、DNS(Domain Name System)サーバ装置52と、WINS(Windows Internet Name Service)サーバ装置53と、ユーザ端末54とを備える。これらの装置及び端末は、TCP/IPの手順を用いてデータを送受信する機能を有するコンピュータである。この送受信されるデータには、通信を制御するための情報として、例えば、IPアドレスやMAC(Media Access Control)アドレスなどが含まれている。
公衆IP回線2及びイントラネット3は、いずれもTCP/IPを用いた通信が行われる回線であり、それぞれ異なるサブネットワークとして管理されている。公衆IP回線2には、192.168.1.0/24(192.168.1.0〜255)というプライベートIPアドレスが割り当てられており、イントラネット3には、10.0.0.0/24(10.0.0.0〜255)というプライベートIPアドレスが割り当てられている。これらのプライベートIPアドレスのサブネットマスクは、いずれも「255.255.255.0」である。つまり、公衆IP回線2のネットワークアドレスは「192.168.1.0」であり、イントラネット3のネットワークアドレスは「10.0.0.0」である。公衆IP回線2は、例えばNGN(Next Generation Network:次世代網)であり、本発明に係る「第1の通信回線」の一例である。イントラネット3は、例えば企業内LAN(Local Area Network)であり、本発明に係る「第2の通信回線」の一例である。
ルータ20は、他のコンピュータとの通信におけるインターフェースとなる第1通信I/F(interface:インターフェース)201、第2通信I/F202及び第3通信I/F203を有している。これらの通信I/Fは、NIC(Network Interface Card)と呼ばれるものであり、物理的なハードウェアのポート(「物理ポート」という)をそれぞれ有している。これらの通信I/Fは、各々の物理ポートに差し込まれるLANケーブルを介して、他の装置や通信回線と接続される。具体的には、ルータ20は、第1通信I/F201を介してHGW装置30に接続されている。つまり、ルータ20は、HGW装置30を介して公衆IP回線2とも接続されている。また、ルータ20は、第2通信I/F202を介してイントラネット3に接続されている。第1通信I/F201及び第2通信I/F202には、「192.168.1.254」及び「10.0.0.254」というIPアドレスが予めそれぞれ割り当てられている。また、ルータ20は、第3通信I/F203を介して画像形成装置10に接続されている。この第3通信I/F203には、ルータ20が備えるVLAN(Virtual LAN)などの機能により、第1通信I/F201と共通するIPアドレス(つまり「192.168.1.254」)が予め割り当てられている。このIPアドレスのサブネットマスクは、255.255.255.0である。つまり、第3通信I/F203は、第1通信I/F201と共通のサブネットワークで管理されている。
ルータ20は、或るサブネットワーク(例えば公衆IP回線2)に接続されている装置から送信されてきたデータを、他のサブネットワーク(例えばイントラネット3)に接続されている装置に転送するという、いわゆるルーティングを行う装置である。ルータ20は、送信されてきたデータに含まれている情報に基づいてルーティングを行う。この情報は、例えば、送信先のIPアドレス、送信元のIPアドレス及びポート番号である。ここにおいて、ポート番号とは、論理的なソフトウェアのポートを示す番号であり、送信先のコンピュータが実行している複数のプログラムのうち、送信されてきたデータを受け取って処理する相手のプログラムを指定するための番号である。例えば、ポート番号5060を含むデータが送信されてきた場合は、SIP通信に対応したプログラムがそのデータを処理する相手として指定される。ルータ20は、これらの情報に基づいて転送先の装置を決定し、その装置に対してデータを転送する。ルータ20は、これらの情報から転送先の装置を決定するためのデータ(ルーティングテーブル及びルートマップと呼ばれるもの)を保持している。このデータは、ルーティングの設定を示すデータであり、以下では「ルーティング設定データ」という。
ルーティング設定データには、例えば、送信先のネットワークアドレスと、転送先の装置のIPアドレスとが対応付けて示されている。例えば、公衆IP回線2のネットワークアドレス(192.168.1.0)に対しては、転送先の装置がHGW装置30となるので、HGW装置30のIPアドレスが対応付けられている。これにより、ルータ20は、例えば送信されてきたデータに含まれる送信先のネットワークアドレスが192.168.1.0であった場合には、そのデータをHGW装置30に対して転送する。
また、ルーティング設定データでは、例えば、送信元のIPアドレスと転送先の装置とが対応付けられたり、ポート番号と転送先の装置とが対応付けられたりしている。これにより、ルータ20は、送信されてきたデータに含まれる送信元のIPアドレス及びポート番号がルーティング設定データにおいて転送先と対応付けられているものである場合には、その転送先にそのデータを転送し、対応付けられていないものである場合には、そのデータをどこにも転送せずに破棄するといったルーティングを行う。
ルータ20は、宛先のIPアドレスから宛先のMACアドレスを取得するためのARP(Address Resolution Protocol)と呼ばれる手順に基づき送信されてくるデータ(ARPパケットという)を、異なるサブネットワークに転送しないように設定されている。宛先のMACアドレスは、その宛先にデータを送信する際に必要な情報である。このため、或るサブネットワーク(例えばイントラネット3)に接続されたコンピュータが他のサブネットワーク(例えば公衆IP回線2)に接続されたコンピュータにデータを送信しようとしても、宛先のMACアドレスが取得できないため、送信するデータに宛先のMACアドレスを含めることができず、宛先までデータを到達させることができない。このように異なるサブネットワークを跨ぐ通信が行われる場合に、ルータ20は、その通信の中継を行ういわゆるデフォルトゲートウェイとしての機能を備えている。例えば、ルータ20と直接通信する、すなわち送信したARPパケットが他のルータを介すことなくルータ20に到達するようになっているコンピュータは、デフォルトゲートウェイのIPアドレス(デフォルトゲートウェイアドレス)として、ルータ20のIPアドレスを設定しておく。このコンピュータは、ARPの手順で処理を行うことで、ルータ20のIPアドレスからルータ20のMACアドレスを取得する。このコンピュータは、取得したルータ20のMACアドレスと宛先のIPアドレスとを含むデータをルータ20に送信する。ルータ20は、受信したそのデータを、宛先のIPアドレスが示すネットワークアドレスに対応する装置に転送する。
DHCPサーバ装置51は、通信に用いる設定情報群を他のコンピュータにDHCPと呼ばれる手順を用いて提供するという、いわゆるDHCPサーバとしての機能を有する装置である。この機能は、公衆IP回線2やイントラネット3などの通信回線に或るコンピュータが接続しようとしたときに、その通信回線を介して他のコンピュータと通信するときに用いられるIPアドレスやサブネットマスクなどの複数の設定情報(設定情報群)をそれらのコンピュータに提供するものである。DHCPサーバ装置51は、通信I/F511を有し、この通信I/F511を介してイントラネット3と接続されている。
DNSサーバ装置52は、ドメイン名と呼ばれる各コンピュータを識別する識別子として機能する名称から、そのドメイン名により識別されるコンピュータのIPアドレスを特定する(いわゆるドメイン名の名前解決を行う)という、DNSサーバとしての機能を有している。DNSサーバ装置52は、通信I/F521を有し、この通信I/F521を介してイントラネット3に接続されている。通信I/F521には、「10.0.0.1」というIPアドレスが予め割り当てられている。以下では、DNSサーバ装置52のように通信I/Fを1つだけ有するコンピュータにおいては、その通信I/Fに割り当てられたIPアドレスのことを、そのコンピュータのIPアドレスともいう。
WINSサーバ装置53は、コンピュータ名と呼ばれる各コンピュータを識別する識別子として機能する名称から、そのコンピュータ名により識別されるコンピュータのIPアドレスを特定する(いわゆるコンピュータ名の名前解決を行う)という、WINSサーバとしての機能を有している。WINSサーバ装置53は、通信I/F531を有し、この通信I/F531を介してイントラネット3に接続されている。通信I/F531には、「10.0.0.2」というIPアドレスが予め割り当てられている。
ユーザ端末54は、例えばパーソナルコンピュータであり、画像形成装置10を利用するユーザによって使用される端末である。ユーザ端末54は、イントラネット3に接続されている。ユーザ端末54は、ユーザにより操作され、画像を示す画像データと、その画像データをファクシミリ通信で送信することを要求する要求データや、その画像データが示す画像を形成することを要求する要求データなどとを、イントラネット3を介して画像形成装置10に送信する。
HGW装置30は、第1通信I/F301及び第2通信I/F302を有し、第1通信I/F301を介してルータ20と接続され、第2通信I/F302を介して公衆IP回線2と接続されている。第1通信I/F301には、「192.168.1.1」というIPアドレスが割り当てられている。HGW装置30は、上述したDHCPサーバとしての機能を備えるDHCPサーバ装置である。また、HGW装置30は、上述したDNSサーバとしての機能も備えている。
ファクシミリ装置41は、上記のファクシミリ機能、すなわちSIP通信に対応したIPファクス機能を備えている装置である。ファクシミリ装置41は、公衆IP回線2に接続されており、公衆IP回線2、HGW装置30及びルータ20を介して画像形成装置10とファクシミリ通信を行う。
画像形成装置10は、通信I/F110を有し、通信I/F110を介してルータ20の第3通信I/F203と接続されている。画像形成装置10は、画像を示す画像データを用いて用紙等の記録媒体に画像を形成する画像形成機能と、記録媒体に形成されている画像を読み取りその画像を示す画像データを生成するスキャン機能と、ファクシミリ通信により画像データを送受信するファクシミリ機能とを備えている。このファクシミリ機能には、SIP(Session Initiation Protocol)通信に対応したIPファクス機能が含まれている。画像形成装置10は、これらの機能を、ルータ20、公衆IP回線2及びイントラネット3を介して他のコンピュータと通信することにより実行する。例えば、画像形成装置10は、イントラネット3を介してユーザ端末54から送信されてきた上記の画像データ及び要求データを受信することで、画像形成機能やファクシミリ機能を実行する。また、画像形成装置10は、スキャン機能を実行させることにより生成した画像データやファクシミリ機能を実行させることにより受信した画像データを、イントラネット3を介してユーザ端末54に送信する。
画像形成装置10は、これらの通信を行うときに用いる情報を、前述したDHCPサーバ装置(HGW装置30及びDHCPサーバ装置51)から取得する。画像形成装置10は、取得した情報を、自装置の通信の設定を示す情報として保持しておき、通信を行うときに参照する。こうして画像形成装置10が通信を行うときに用いる情報を、以下では、「通信設定情報」という。
図2は、画像形成装置10のハードウェア構成を示す図である。画像形成装置10は、通信I/F110と、制御部120と、操作部130と、表示部140と、記憶部150と、画像形成部160とを備える。制御部120は、CPU(Central Processing Unit)を含む演算装置やメモリを備える。制御部120の演算装置は、メモリに記憶されたプログラムを実行して、画像形成装置10の各部を制御したり、データを処理したりする。また、制御部120は、時刻を測定する機能を有し、これらの制御や処理を行ったときの時刻を取得したり、決められた時刻にこれらの制御や処理を行ったりする。
通信I/F110は、上記のとおりルータ20を介して自装置以外のコンピュータ、例えば、ファクシミリ装置41やユーザ端末54と通信する。例えば、ユーザ端末54からは、上述した画像データ及び要求データが通信I/F110に送信されてくる。通信I/F110は、送信されてきたそれらのデータを制御部120に供給する。また、通信I/F110は、上述したように画像データをユーザ端末54に送信する場合には、外部装置から送信されてきた画像データを出力する出力手段として機能する。
操作部130は、ボタン等の操作子を備え、ユーザの操作に応じてその操作内容を表す操作情報を制御部120に供給する。表示部140は、液晶表示画面及び液晶駆動回路を備えており、制御部120から供給されてくる情報に基づいて処理の進行状況やユーザに操作を案内する情報などを表示する。記憶部150は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を備え、例えば、上記の通信設定情報や画像データを記憶する。画像形成部160は、用紙に画像を形成する手段であり、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを用いて電子写真方式で用紙に画像を形成する。画像形成部160は、例えばファクシミリ機能や画像形成機能が実行されたときに、画像データが示す画像を記録媒体に形成する(すなわち、画像データを出力する)。画像形成部160は、本発明に係る「出力手段」の一例である。
図3は、ルータ20のハードウェア構成を示す図である。ルータ20は、制御部210と、第1通信I/F201と、第2通信I/F202と、第3通信I/F203と、記憶部220とを備える。制御部210は、CPU等の演算装置と、ROM及びRAMなどの記憶装置とを備える。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部220に記憶されたプログラムを実行することによって、ルータ20の各部の動作を制御する。第1通信I/F201、第2通信I/F202及び第3通信I/F203は、上述したとおりに他の装置及び通信回線にそれぞれ接続されている。記憶部220は、例えばハードディスク等の記憶手段であり、制御部210が制御に用いるデータやプログラムを記憶している。また、記憶部220は、上述したルーティング設定データを記憶している。
画像形成装置10は、以上の構成を備えることにより、例えばユーザ端末54に対して、上述した画像形成機能やファクシミリ機能を提供する。画像形成装置10は、イントラネット3を介してユーザ端末54と通信する一方、HGW装置30及び公衆IP回線2を介してファクシミリ装置41と通信することで、これらの機能をユーザ端末54に提供するようになっている。画像形成装置10は、これらの通信を行うために、HGW装置30及びDHCPサーバ装置51というDHCPサーバとしての機能を備える装置から通信に用いる設定情報群を取得し、自装置の通信設定情報及びルータ20のルーティング設定データに反映する設定処理を行う。以下、図4から図9までを参照して、この設定処理について説明する。
図4は、設定処理において各装置が行う処理の手順を示すシーケンスチャートである。この設定処理は、画像形成装置10に電源が投入されることを契機に開始される(ステップS11)。まず、画像形成装置10は、DHCPサーバ機能を備える装置に対して、通信に用いる設定情報群を提供することを要求するDHCPDISCOVERと呼ばれるデータをブロードキャストで送信する(ステップS12)。このデータには、DHCPサーバ装置側のポート番号として67、DHCPクライアント(設定情報群を要求するコンピュータであり、この場合画像形成装置10のこと。)側のポート番号として68が含まれている。画像形成装置10は、ステップS12の処理を実行した後、DHCPサーバ装置からの応答を待つためのタイマを開始する(ステップS13)。このタイマは、予め決められた時間が経過すると終了するものであり、例えば1分経過すると終了する。
ルータ20では、予め、或るサブネットワークからブロードキャストで送信されてきたデータにポート番号67(または68)が含まれている場合に、他のサブネットワークへそのデータをブロードキャストで送信するように設定されたルーティング設定データを記憶部220に記憶しておく。より詳細には、このルーティング設定データでは、第3通信I/F203を介してブロードキャストで送信されてきたデータであれば、サブネットワークが共通する第1通信I/F201はもちろん、サブネットワークが異なる第2通信I/F202を介してもブロードキャストで送信し、第2通信I/F202を介してブロードキャストで送信されてきたデータであれば、サブネットワークが異なる第1通信I/F201及び第3通信I/F203を介してブロードキャストで送信するように設定されている。これにより、ルータ20は、ステップS12においてブロードキャストで送信されてきたDHCPDISCOVERには宛先のポート番号として67が(または送信元のポート番号として68が)含まれているため、ルーティング設定データの設定に基づき、第1通信I/F201及び第2通信I/F202を介してこのDHCPDISCOVERをブロードキャストで送信する(ステップS14及びS15)。このようにして、画像形成装置10は、DHCPDISCOVERを公衆IP回線2及びイントラネット3にブロードキャストで送信する。
ステップS14及びS15においてブロードキャストで送信されたDHCPDISCOVERは、ルータ20を介してHGW装置30及びDHCPサーバ装置51にそれぞれ到達する。以下では、DHCPDISCOVERが先にHGW装置30に到達した場合を例にとって説明する。HGW装置30は、このDHCPDISCOVERを受信すると、このデータの要求元に対して提示する予め決められた種類の設定情報群(IPアドレスなど)を示すDHCPOFFERと呼ばれるデータをブロードキャストで送信する(ステップS16)。ステップS16においてブロードキャストで送信されたDHCPOFFERは、ルータ20に到達する。ルータ20は、上記のルーティング設定データに基づき、受信したDHCPOFFERを、第3通信I/F203を介してブロードキャストで送信する(ステップS17)。
ステップS17においてルータ20によりブロードキャストで送信されたDHCPOFFERは、画像形成装置10に到達する。画像形成装置10は、受信したDHCPOFFERが示す設定情報群を正式に要求することを示すDHCPREQUESTと呼ばれるデータを、ブロードキャストで送信する(ステップS18)。こうしてブロードキャストで送信されたDHCPREQUESTは、ルータ20を介してHGW装置30に到達する。HGW装置30は、ステップS18においてDHCPREQUESTを受信すると、このデータが示す要求を認める場合(例えば提示したIPアドレスを他のコンピュータに割り当ててない場合)に、DHCPOFFERにより提示した設定情報群を示すDHCPACKと呼ばれるデータを、ブロードキャストで送信する(ステップS19)。こうしてブロードキャストで送信されたDHCPACKは、ルータ20を介して画像形成装置10に到達する。画像形成装置10は、ステップS19においてDHCPACKを受信することで、DHCPACKが示す設定情報群を取得する。画像形成装置10は、こうして取得した設定情報群を用いて、通信設定情報を反映する処理を実行する(ステップS20)。
一方、ステップS15においてルータ20によりブロードキャストで送信されたDHCPDISCOVERは、DHCPサーバ装置51に到達する。DHCPサーバ装置51は、このDHCPDISCOVERを受信すると、予め決められた種類の設定情報群(IPアドレスなど)を示すDHCPOFFERをブロードキャストで送信する(ステップS21)。以降、ステップS22からS24まで、上述したステップS17からS19までと共通する処理がそれぞれ行われる。画像形成装置10は、ステップS24においてDHCPサーバ装置51からルータ20を介してブロードキャストで送信されてきたDHCPACKを受信することで、このデータが示す設定情報群を取得する。画像形成装置10は、こうして取得した設定情報群から、設定情報を自装置の通信設定情報として反映する処理を実行する(ステップS25)。
以下、ステップS20及びS25において画像形成装置10が実行する処理の詳細について説明する。まず、HGW装置30及びDHCPサーバ装置51がそれぞれ提供する設定情報群について、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、HGW装置30が提供する設定情報群の一例を示す表である。この表では、各「設定情報の種類」の内容が「設定情報の内容」の列に示されており、具体的には、それぞれ、「IPアドレス」の内容が「192.168.1.2」、「サブネットマスク」の内容が「255.255.255.0」、「電話番号」の内容が「03−1234−5678」、「デフォルトゲートウェイアドレス」の内容が「192.168.1.254」、「DNSサーバアドレス」の内容が「192.168.1.1」であることがそれぞれ示されている。図5に示すように、HGW装置30は、設定情報を複数の種類(図5に示す5つの種類)組み合わせた第1の設定情報群を提供する第1のDHCPサーバ装置として機能する。
HGW装置30は、IPアドレス及び電話番号について予め設定された範囲の中から、現在使われていないものを、画像形成装置10に割り当てるための設定情報として提供する。この電話番号は、画像を示す画像データがファクシミリ通信により公衆IP回線2を介して送信されるときの宛先となるものであり、他の装置が画像形成装置10に画像データを送信するときの宛先となるものである。また、HGW装置30は、デフォルトゲートウェイのIPアドレスである「デフォルトゲートウェイアドレス」として、ルータ20の第1通信I/F201及び第3通信I/F203のIPアドレス(この例では「192.168.1.254」)を提供し、「DNSサーバアドレス」として、自装置のIPアドレス(この例では「192.168.1.1」)を提供する。
図6は、DHCPサーバ装置51が提供する設定情報群の一例を示す表である。この表では、「IPアドレス」の内容が「10.0.0.5」であり、「サブネットマスク」の内容が「255.255.255.0」、「デフォルトゲートウェイアドレス」の内容が「10.0.0.254」、「DNSサーバアドレス」の内容が「10.0.0.1」、「WINSサーバアドレス」の内容が「10.0.0.2」であることがそれぞれ示されている。図6に示すように、DHCPサーバ装置51は、設定情報を複数の種類(図6に示す5つの種類)組み合わせた第2の設定情報群を提供する第2のDHCPサーバ装置として機能する。この図6に示す設定情報群は、図5に示すものと組み合わせた種類の一部(上記の例では、「IPアドレス」、「サブネットマスク」、「デフォルトゲートウェイアドレス」及び「DNSサーバアドレス」)が共通するものとなっている。一方、図6に示す設定情報群には、「電話番号」が含まれておらず、代わりに「WINSサーバアドレス」が含まれている。
DHCPサーバ装置51は、HGW装置30のように、「IPアドレス」について予め設定された範囲の中から、現在使われていないものを画像形成装置10に割り当てるための設定情報として提供する。また、DHCPサーバ装置51は、「デフォルトゲートウェイアドレス」として、ルータ20の第2通信I/F202のIPアドレス(この例では「10.0.0.254」)を提供する。また、DHCPサーバ装置51は、「DNSサーバアドレス」としてDNSサーバ装置52のIPアドレス(この例では「10.0.0.1」)を提供し、「WINSサーバアドレス」としてWINSサーバ装置53のIPアドレス(この例では「10.0.0.2」)を提供する。
画像形成装置10は、図5及び図6に示した設定情報群から、ステップS20及びS25において、各々決められた種類の設定情報を抽出し、抽出した設定情報を自装置の通信設定情報としてとして反映する。この反映の処理について、図7を参照しながら説明する。
図7は、設定処理において画像形成装置10が実行する処理の手順を示すフローチャートである。まず、画像形成装置10は、図4に示すステップS12及びS13の処理を行う。次に、画像形成装置10は、DHCPOFFERを受信したか否かを判断する(ステップS31)。画像形成装置10は、受信していない(NO)と判断した場合、タイマが終了したか否かを判断し(ステップS26)、終了していない(NO)と判断した場合、再びステップS31の処理を行う。つまり、画像形成装置10は、DHCPOFFERを受信するかタイマが終了するまで、ステップS31及びS26の処理を繰り返す。
画像形成装置10は、ステップS31においてDHCPOFFERを受信した(YES)と判断した場合、図4に示すステップS18及びS23の処理と共通する処理を行う(ステップS32:DHCPREQUESTをブロードキャストで送信)、続いてステップS19及びS24と共通する処理を行う(ステップS33:DHCPACKを受信)。そして、画像形成装置10は、ステップS19において受信したDHCPACKが示す設定情報群に、予め定められた特定の種類の設定情報として電話番号が含まれるか否かを判定する(ステップS34)。画像形成装置10は、図5に示す設定情報群を取得した場合であれば、電話番号が含まれていると判定する。この場合、画像形成装置10は、設定情報群の取得元が特定の種類の設定情報(この場合電話番号)を提供する装置(この場合HGW装置30)であったことを示すフラグを記憶部150に記憶させる。また、画像形成装置10は、図6に示す設定情報群を取得した場合であれば、電話番号が含まれていないと判定する。この場合、画像形成装置10は、取得元が特定の種類の設定情報を提供しない装置(この場合DHCPサーバ装置51)であったことを示すフラグを記憶部150に記憶させる。
続いて、画像形成装置10は、ステップS33において受信したDHCPACKが示す設定情報群に含まれるそれぞれの設定情報に対して、上記の取得元判定フラグが示す取得元に対応して予め決められた種類の設定情報と合致するか否かを判定(以下「合致判定」という)し、合致するものを抽出する抽出処理を実行する。画像形成装置10は、この抽出処理を、ステップS35からS38までの処理を繰り返し行うことで実行する。まず、画像形成装置10は、設定情報群の中に、上記合致判定がされていない設定情報があるか否かを判断する(ステップS35)。画像形成装置10は、例えば、ステップS34の処理の後初めてこの処理を行うときには、まだ合致判定を行っていないので、ある(YES)と判断する。その場合、画像形成装置10は、設定情報を1つ選択し(ステップS36)、選択した設定情報に対して合致判定を行う(ステップS37)。画像形成装置10においては、この合致判定を行うための情報を示した判定テーブルを記憶部150に予め記憶させておく。
図8は、判定テーブルの一例を示す表である。この判定テーブルでは、「設定情報の種類」と、それらに対応する「取得元」とが示されている。具体的には、「IPアドレス」、「サブネットマスク」、「電話番号」及び「デフォルトゲートウェイ」の「取得元」として「HGW装置」が対応付けられている。これらの設定情報の種類は、電話番号を含む設定情報群から抽出する設定情報の種類(以下「第1の種類」という。)として予め決められているものである。また、判定テーブルでは、この第1の種類を除いた残りの設定情報の種類(以下「第2の種類」という。)である「DNSサーバアドレス」及び「WINSサーバアドレス」の「取得元」として「DHCPサーバ装置」が対応付けられている。
ステップS37において、画像形成装置10は、判定テーブルを参照し、ステップS36において選択した設定情報に対応付けられている取得元と、ステップS34において記憶部150に記憶させたフラグが示す取得元とが合致するか否かを判定する(ステップS35)。例えば、フラグがHGW装置30を示しており、選択した設定情報が「IPアドレス」の「192.168.1.2」である場合、判定テーブルでは「IPアドレス」に「HGW装置」が対応付けられているため、画像形成装置10は、上述した2つの取得元が合致すると判定する。一方、このとき、フラグがDHCPサーバ装置51を示すものであったり、選択した設定情報が「DNSサーバアドレス」の「10.0.0.1」であったりしたときには、画像形成装置10は、2つの取得元が合致しないと判定する。
画像形成装置10は、ステップS37において合致する(YES)と判定した場合は、そのとき選択している設定情報を自装置の通信設定情報として反映させる処理を実行する(ステップS38)。この設定情報を反映させる処理とは、画像形成装置10が通信を行うときに通信設定情報を読み出すために参照する記憶部150の領域に、設定情報を記憶させることである。これにより、画像形成装置10は、設定情報を通信設定情報として反映させ、この領域に保持する通信設定情報を用いてその後の通信を行う。画像形成装置10は、ステップS37において合致しない(NO)と判断した場合は、その設定情報を通信設定情報として反映させることなく、ステップS35に戻って上述した処理を繰り返す。
画像形成装置10は、ステップS35からS37またはS38までの処理を、合致判定がされていない設定情報がなくなるまで行う。例えば、図5に示す設定情報群が提供された場合であれば、画像形成装置10は、「IPアドレス」、「サブネットマスク」、「電話番号」、「デフォルトゲートウェイアドレス」及び「DNSサーバアドレス」の5つの種類の設定情報について合致判定をそれぞれ行う。画像形成装置10は、これらの合致判定を行うと、合致判定されていない設定情報がない(NO)とステップS35において判断し、ステップS31に戻って処理を行う。図5及び図6に示す設定情報群に対して設定情報を抽出する上記の処理が行われると、図9に示す設定情報群が抽出されることになる。
図9は、設定処理において通信設定情報として反映された設定情報群の一例を示す表である。この表では、反映された各「設定情報の種類」の内容が「設定情報の内容」の列に示されており、具体的には、それぞれ、「IPアドレス」の内容が「192.168.1.2」、「サブネットマスク」の内容が「255.255.255.0」、「電話番号」の内容が「03−1234−5678」、「デフォルトゲートウェイアドレス」の内容が「192.168.1.254」、「DNSサーバアドレス」の内容が「10.0.0.1」、「WINSサーバアドレス」の内容が「10.0.0.2」であることが示されている。
図9に示すように設定情報が通信設定情報として反映されると、画像形成装置10は、その通信設定情報を参照し、イントラネット3に接続されている装置及び端末に対して、デフォルトゲートウェイであるルータ20を介して通信を行う。画像形成装置10は、デフォルトゲートウェイを介した通信を行うときに、上述したARPパケットをブロードキャストで送信してデフォルトゲートウェイのIPアドレスからMACアドレスを取得しようとする。このARPパケットは、ルータ20を介さなければ第2通信I/F202に到達しないが、ルータ20は、特に設定をしない限り、ARPパケットを他のサブネットワークに転送しない。このため、デフォルトゲートウェイアドレスとして第2通信I/F202のIPアドレスが設定されると、画像形成装置10は、デフォルトゲートウェイを介した通信が行えないことになる。本実施形態によれば、上記のとおりルータ20の第3通信I/F203のIPアドレスがデフォルトゲートウェイアドレスとして設定されるため、デフォルトゲートウェイを介した通信が行えなくなるという事態が防がれることになる。
また、画像形成装置10は、イントラネット3に接続されている装置及び端末に対して、DNSサーバ装置52及びWINSサーバ装置53による名前解決を利用して、ドメイン名及びコンピュータ名等のコンピュータを識別する識別子を用いて通信することになる。以上に述べたデフォルトゲートウェイアドレス、DNSサーバアドレス及びWINSサーバアドレスを通信設定情報として反映させることで、画像形成装置10は、例えば図1に示すユーザ端末54により画像形成機能やスキャン機能、ファクシミリ機能が利用される場合に、画像データや要求データなどをこのユーザ端末54と送受信する。
また、画像形成装置10は、図9に示すIPアドレス、サブネットマスク及び電話番号を用いて、例えばファクシミリ装置41と公衆IP回線2を介してファクシミリ通信を行い、画像データを送受信することになる。この場合、ファクシミリ装置41は、画像形成装置10に対して、図9に示す電話番号またはIPアドレスを宛先として画像データを送信してくることになる。
図5及び図6に示す設定情報群(以下、それぞれ「第1の設定情報群」及び「第2の設定情報群」という。)は、上述したとおり、組み合わせた設定情報の種類の一部(IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレス及びDNSサーバアドレス)が共通している。これらの設定情報が上記と反対の設定情報群から抽出されて反映された場合、例えば、第2の設定情報群のIPアドレス及びサブネットマスクが反映された場合、画像形成装置10は、IPアドレスを用いたファクシミリ通信が行えなくなる。他にも、上記と反対に第2の設定情報群のデフォルトゲートウェイアドレスが反映されると、画像形成装置10は、前述したとおりデフォルトゲートウェイを介した通信が行えなくなる。本実施形態によれば、画像形成装置10が図9に示す設定情報を抽出して反映するため、通信が行えなくなるこれらの事態が発生しない。言い換えると、2台のDHCPサーバ装置(具体的にはHGW装置30及びDHCPサーバ装置51)から組み合わせた種類の一部が共通する設定情報群を取得した場合に、これらの設定情報群により通信可能な装置(例えばファクシミリ装置41及びユーザ端末54)のいずれとも通信することになる。従って、これらの通信を行うことでユーザに提供される各機能(ファクシミリ機能や画像形成機能)が、ユーザに提供されることになる。
画像形成装置10は、ステップS26においてタイマが終了した(YES)と判断した場合、ルータ20に対して、ルーティング設定データを更新するように要求する(ステップS27)。具体的には、画像形成装置10は、ルーティング設定データを更新する内容と、その更新を要求することを示すデータとをルータ20に送信する。この更新する内容としては、例えば、HGW装置30を介して送信されてきたデータのうち、画像形成装置10に割り当てられた192.168.1.2というIPアドレスが宛先となっているものは画像形成装置10に転送する一方、このIPアドレス以外のIPアドレスが宛先となっているデータはどこにも転送せずに破棄する、というものである。ルータ20は、ステップS27において送信されてきたデータを受信すると、図4に示すステップS28のとおり、そのデータが示す内容のとおりにルーティング設定データを更新する。
上記の更新が行われる前は、上述したとおり、ルータ20が、送信されてきたデータに含まれる送信先のネットワークアドレスが192.168.1.0であった場合に、そのデータをHGW装置30に対して転送するようになっている。つまり、このままだと、例えばファクシミリ装置41から画像形成装置10に割り当てられたIPアドレス(192.168.1.2)宛に送信されてきた画像データも、HGW装置30に転送されることになる。しかし、上記の更新が行われることにより、このIPアドレス宛に送信されてきた画像データがルータ20により宛先どおりに転送されるようになり、画像形成装置10のIPアドレスを宛先としたファクシミリ通信が行われるようになる。一方、他のIPアドレス宛に送信されてきたデータが第3通信I/F203及び第2通信I/F202を介して転送されることがないため、その転送が行われる場合に比べて、画像形成装置10及び第3通信I/F203を結ぶ配線とイントラネット3とを流れるデータの量が少なくなり、ルータ20により転送されてきたデータによってこれらの配線及びイントラネット3で行われる通信の速度が遅くなるということが、抑制されることになる。
本実施形態においては、画像形成装置10は、制御部120がプログラムを実行することで、次の機能を実現する。
図10は、画像形成装置10が実現する機能を示す機能ブロック図である。画像形成装置10は、取得部101と、判定部102と、抽出部103と、通信部104と、指示部105とを備える。取得部101は、図7に示すステップS12の処理を行うことで、公衆IP回線2を介してHGW装置30にDHCPDISCOVERをブロードキャストで送信し、イントラネット3を介してDHCPサーバ装置51にDHCPDISCOVERをブロードキャストで送信する。公衆IP回線2及びイントラネット3は、本発明に係る「通信回線」の一例であり、DHCPDISCOVERは、本発明に係る「要求データ」の一例である。
そして、取得部101は、ステップS31、S32及びS33の処理を行って、DHCPDISCOVERを受信したHGW装置30及びDHCPサーバ装置51によりそれぞれ提供される第1及び第2の設定情報群を取得する。取得部101は、図2に示す制御部120及び通信I/F110が協働して実現する機能であり、本発明に係る「取得手段」の一例である。第1の設定情報群は、例えばファクシミリ装置41(本発明に係る「第1の装置」の一例)と通信するときに用いられる設定情報を複数の種類組み合わせたものである。一方、第2の設定情報群は、IPアドレスやデフォルトゲートウェイアドレスなど、図5に示す設定情報群の一部を含み、且つ、例えばユーザ端末54(本発明に係る「第2の装置」の一例)と通信するときに用いられる設定情報を複数の種類組み合わせたものである。取得部101は、取得したこれらの設定情報群を示すデータを、判定部102及び抽出部103に供給する。
判定部102は、図7に示すステップS34の処理を行うことで、取得部101が取得した第1の設定情報群に予め定められた特定の種類の設定情報(上記の例では電話番号)が含まれているか否かを判定する。判定部102は、制御部120により実現される機能であり、本発明に係る「判定手段」の一例である。判定部102は、判定した結果を示すデータとして、記憶部150を介して上述したフラグを抽出手段に供給する。なお、判定部102は、このフラグを記憶部150を介さずに(つまり記憶部150に記憶させずに)抽出部103に供給してもよい。
抽出部103は、判定部102により第1の設定情報群に特定の種類の設定情報が含まれていると判定された場合に、図7に示すステップS33からS36までの処理を繰り返し行うことで、その第1の設定情報群から図8において「取得元」が「HGW装置」と示された種類(以下「第1の種類」という。)の設定情報を抽出する。図8では、第1の種類としてIPアドレス、サブネットマスク、電話番号及びデフォルトゲートウェイアドレスが示されている。また、抽出部103は、第2の設定情報群から第1の種類の設定情報を除いたもの、すなわちDNSサーバアドレス及びWINSサーバアドレスという2つの種類(以下「第2の種類」という。)の設定情報を抽出する。抽出部103は、制御部120により実現される機能であり、本発明に係る「抽出手段」の一例である。抽出部103は、抽出した第1の種類の設定情報及び第2の種類の設定情報を示すデータを、通信部104及び指示部105に供給する。
通信部104は、抽出部103により供給されたデータが示す各設定情報を用いて、公衆IP回線2を介して、ファクシミリ装置41などの公衆IP回線2に接続されているコンピュータと通信し、イントラネット3を介して、ユーザ端末54などのイントラネット3に接続されているコンピュータと通信する。通信部104は、本発明に係る「通信手段」の一例である。通信部104は、ファクシミリ装置41との通信においては、SIP通信によりデータを送信する。
指示部105は、図7に示すステップS27の処理を実行してルータ20にルーティング設定データを更新させることで、抽出部103が抽出した設定情報に基づいた動作を行うようにルータ20に指示する。指示部105は、例えば、抽出部103が抽出したIPアドレス宛に公衆IP回線2を介して送信されてきたデータを自装置(画像形成装置10)に送信(転送)するように指示する。また、指示部105は、抽出部103が抽出したIPアドレス以外のIPアドレス宛に公衆IP回線2を介して送信されてきたデータを破棄するように指示する。指示部105は、制御部120及び通信I/F110が協働して実現する機能であり、本発明に係る「指示手段」の一例である。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、次のように様々に変形させてもよい。また、上述した実施形態及び以下の各変形例は、必要に応じて組み合わせてもよい。
(変形例1)
画像形成装置は、上述した各実施形態では、画像形成機能、スキャン機能及びIPファクス機能を含むファクシミリ機能を備えていたが、これら以外の機能(例えば記録媒体に形成された画像を他の記録媒体に複写する複写機能)を備えていてもよいし、反対に、これらの機能のいずれかを備えていなくともよい。いずれにしても、画像形成装置は、IPファクス機能のように公衆IP回線2に接続されているコンピュータと通信が行われることで提供される機能と、画像形成機能やスキャン機能のようにイントラネット3に接続されているコンピュータと通信が行われることで提供される機能という少なくとも2つの機能を備えているとよい。なお、それらの機能が例えばファクシミリ機能及びスキャン機能である場合には、画像形成装置は、画像形成部160を備えていなくてもよい。いずれの場合も、画像形成装置は、本変形例で述べた2通りの通信を行う通信装置として機能するものであればよい。
(変形例2)
画像形成装置10は、図7に示すステップS35からS38までの処理において、第1の種類及び第2の種類の設定情報として、上述した実施形態とは異なるものを抽出してもよい。上述した実施形態では、第1の種類がIPアドレス、サブネットマスク、電話番号及びデフォルトゲートウェイアドレスであり、第2の種類がDNSサーバアドレス及びWINSサーバアドレスであったが、各種類にこれらのうちのいずれかを含めるようにしてもよいし、これら以外のものを各種類に含めるようにしてもよい。例えば、イントラネット3にWINSサーバが接続されていない場合などには、第2の種類にWINSサーバアドレスが含められていなくてもよい。また、イントラネット3に2台目のDNSサーバやWINSサーバが接続されている場合などには、第2の種類として2つ目のDNSサーバアドレスやWINSサーバアドレスが含められていてもよい。いずれの場合も、ステップS38において第1の種類の設定情報が反映されることで、画像形成装置10が公衆IP回線2に接続されているコンピュータ(例えばファクシミリ装置41)と通信を行うようになり、第2の種類の設定情報が反映されることで、画像形成装置10がイントラネット3に接続されているコンピュータ(例えばユーザ端末54)と通信を行うようになっていればよい。言い換えれば、各種類の設定情報が通信設定情報として反映されることによって、画像形成装置10が各機能(実施形態であれば画像形成機能やファクシミリ機能)を提供するために必要な通信を行うようになっていればよい。
(変形例3)
通信システムは、上述した実施形態では、公衆IP回線2及びイントラネット3という2つの通信回線を備えていたが、通信システムが備える通信回線は、1つであってもよい。例えば、通信システム1において、HGWサーバ装置30がイントラネット3に接続されている場合である。この場合、画像形成装置10が図4に示すステップS12、S18、S23の処理を行うことで、HGWサーバ装置30からイントラネット3を介して第1の設定情報群が提供され、DHCPサーバ装置51から第2の設定情報群が提供されることになる。これにより、画像形成装置10は、両設定情報群からそれぞれ抽出した設定情報を通信設定情報として図9に示すように反映することになる。
仮に、画像形成装置が単にDHCPの手順を用いて処理を行った場合には、先にDHCPOFFERが到達した方の設定情報群が反映され、後の方は設定情報群が1つも反映されなくなるという事態が生じる。画像形成装置10においては、本変形例のように第1及び第2の設定情報群をそれぞれ提供する2つのDHCPサーバ装置が共通する通信回線に接続されている場合であっても、それぞれの設定情報群から図8に示す種類の設定情報を抽出して、図9に示すように通信設定情報に反映させることになる。要するに、通信システムは、HGWサーバ装置30及びDHCPサーバ装置51のように、提供する設定情報群を用いて通信する装置が異なり(この場合は、例えばファクシミリ装置41及びユーザ端末54)、且つ、それぞれの設定情報群に組み合わされている設定情報の種類の一部が共通している2つのDHCPサーバ装置が備えられていればよい。
(変形例4)
通信システムは、上述した実施形態では、HGW装置30及びDHCPサーバ装置51の2台のDHCPサーバ装置を備えていたが、3台以上のDHCPサーバ装置を備えていてもよい。例えば、イントラネット3に2台のDHCPサーバ装置が接続されている場合である。この2台のDHCPサーバ装置がいずれも上述した第2の設定情報群を提供する場合は、画像形成装置10は、例えば、タイマが終了する前に両方の装置から第2の設定情報群が提供されたのであれば、先に提供されたものから抽出した設定情報を、後から提供されたものから抽出した設定情報で上書きする。なお、画像形成装置10は、上書きせずに後で抽出したものを破棄してもよいし、後から取得した設定情報群に含まれる設定情報の種類が先に取得したものと共通しているか否かを判定して、共通している場合には抽出を行わないようにしてもよい。
また、本変形例の3台のDHCPサーバ装置がそれぞれ異なる組み合わせの設定情報群を提供する場合は、画像形成装置10は、次のように処理を行う。例えば、3台のDHCPサーバ装置は、上述したHGW装置30、DHCPサーバ装置51及び他のDHCPサーバ装置であり、他のDHCPサーバ装置は、第2の設定情報群に加えて2つ目のDNSサーバアドレス(いわゆるセカンダリDNSサーバアドレス)を含む第3の設定情報群を提供する。この場合、記憶部150は、図8に示す判定テーブルに、「設定情報の種類」としてセカンダリDNSサーバアドレスが追加され、これの「取得元」として他のDHCPサーバ装置が対応付けられたものを記憶しておく。そして、画像形成装置10は、図7に示す処理において、第3の設定情報群からセカンダリDNSサーバアドレスの設定情報を抽出する。これにより、3つのDHCPサーバ装置が提供する設定情報群からそれぞれ抽出した設定情報が通信設定情報として反映されることになる。要するに、画像形成装置10は、通信を行うときに用いる設定情報が1つのDHCPサーバ装置からだけでは提供されない場合に、それらの設定情報を提供する複数のDHCPサーバ装置から設定情報群をそれぞれ取得して、それらの設定情報群から通信で用いる設定情報を抽出するとよい。
(変形例5)
画像形成装置10(詳細には指示部105)は、図7に示すステップS22で述べた指示の内容に限らず、他の内容の指示を行ってもよい。この指示には、例えば、データの送信先となるコンピュータの宛先を示すIPアドレスの他に、上述したポート番号が用いられてもよい。例えば、画像形成装置10は、ルータ20に、画像形成装置10から公衆IP回線2に接続された外部装置宛に送信されてきたデータが、SIP通信で用いるポート番号5060を含むものである場合には、そのデータを宛先に向けて転送し、これ以外のポート番号を含むものである場合には、そのデータを宛先に向けて転送しないように指示する。これにより、例えば画像形成機能により用いられた画像データなど、公衆IP回線2に接続された装置には送信されるべきでないデータが、悪意のあるプログラムやユーザの誤操作によって送信されそうになったときでも、ポート番号5060以外のポート番号が指定されていれば公衆IP回線2側に転送されることがない。従って、ポート番号に関わらず両方の転送を行う構成に比べて、イントラネット3側から公衆IP回線2側にデータが漏洩することが抑制される。
また、画像形成装置10は、その外部装置から画像形成装置10宛に送信されてきたデータが、ポート番号5060を含むものである場合には、そのデータを自装置に向けて転送し、これ以外のポート番号を含むものである場合には、自装置に向けて転送しないように指示する。これにより、ポート番号に関わらず両方の転送を行う構成に比べて、公衆IP回線2側から送信されてきたウィルスを含むデータなどが画像形成装置10に到達することが抑制される。また、この構成に比べて、画像形成装置10とルータ20とが行う通信の速度が、外部装置から画像形成装置10宛に送信されてきたデータにより遅くなることが抑制されることになる。
また、画像形成装置10は、ルータ20に、公衆IP回線2からイントラネット3に向けてブロードキャスト及びマルチキャストで送信されてきたデータをイントラネット3側に転送することと、イントラネット3から公衆IP回線2へのブロードキャスト及びマルチキャストで送信されてきたデータを公衆IP回線2側に転送することとを指示してもよい。
(変形例6)
ルータ20は、上述した各実施形態では、図4等に示すステップS12及びS18においてブロードキャストで送信されてきたDHCPDISCOVER及びDHCPREQUESTを、ルーティング設定データが示す設定に基づいてHGW装置30及びDHCPサーバ装置51に向けて転送していたが、DHCPリレーエージェントと呼ばれるプログラムを用いてこれを行うようにしてもよい。このDHCPリレーエージェントとは、ブロードキャストで送信されてきたこれらのデータを他のサブネットワークに転送するという機能を実現するためのプログラムである。この場合、ルータ20は、HGW装置30及びDHCPサーバ装置51のIPアドレスを予め記憶しておき、DHCPDISCOVER及びDHCPREQUESTを受信すると、記憶しておいたIPアドレス宛に転送する。これにより、図4に示すステップS14からS19までの処理及びステップS21からS24までの処理が行われ、画像形成装置10がHGW装置30及びDHCPサーバ装置51から設定情報群をそれぞれ取得する。
(変形例7)
HGW装置30及びDHCPサーバ装置51は、DHCP以外の手順を用いて設定情報群を提供するようにしてもよい。これらの装置は、例えば、上述したARPの手順や、BOOTP(Bootstrap Protocol)と呼ばれる手順などを用いてもよい。要するに、これらの装置は、図1に示すファクシミリ装置41やDNSサーバ装置52、WINSサーバ装置53、ユーザ端末54などと通信するための設定情報群を画像形成装置10に提供する設定情報提供装置として機能するものであればよい。HGW装置30は、本発明に係る「第1の設定情報提供装置」の一例であり、DHCPサーバ装置51は、本発明に係る「第2の設定情報提供装置」の一例である。
(変形例8)
ルータ20の第3通信I/F203には、上述した実施形態では、第1通信I/F201と共通するIPアドレス(つまり192.168.1.254)が予め割り当てられていたが、第2通信I/F202と共通するIPアドレス(つまり10.0.0.254。サブネットマスクは255.255.255.0。)が予め割り振られていてもよい。つまり、第3通信I/F203が、第1通信I/F201と異なるサブネットワークで管理されている場合である。この場合、画像形成装置10は、図8に示すものとは異なる判定テーブルを用いて設定情報の抽出を行う。
図11は、本変形例に係る判定テーブルの一例を示す表である。この判定テーブルは、図8に示す判定テーブルの「IPアドレス」、「サブネットマスク」及び「デフォルトゲートウェイアドレス」の「取得元」を「HGW装置」ではなく「DHCPサーバ装置」に代えたものである。
図12は、画像形成装置10が図11に示す判定テーブルを用いた場合に反映される設定情報群の一例を示す表である。画像形成装置10は、この表に示されるように、通信設定情報の「IPアドレス」及び「サブネットマスク」として、図6に示す「10.0.0.5」及び「255.255.255.0」を反映し、通信設定情報の「デフォルトゲートウェイアドレス」として、「10.0.0.254」というIPアドレス、すなわち第3通信I/F203のIPアドレスを反映している。上記のとおり、第3通信I/F203及び第1通信I/F201のサブネットワークが異なっている場合、デフォルトゲートウェイアドレスとしてHGW装置30が提供する第1通信I/F201のIPアドレスが反映されると、画像形成装置10がブロードキャストで送信したARPパケットがデフォルトゲートウェイアドレスまで到達しないことになり、画像形成装置10がデフォルトゲートウェイを介した通信を行えなくなる。本変形例によれば、上記のとおり設定情報が抽出されることで、画像形成装置10によるデフォルトゲートウェイを介した通信が行われるようになる。
また、画像形成装置10は、図4に示すステップS27において、次の内容でルーティング設定データを更新するように要求する。その内容は、公衆IP回線2を介して(すなわちHGW装置30を介して)ルータ20に送信されてきたデータのうち、HGW装置30から取得した図5に示す設定情報群に含まれていた「192.168.1.2」というIPアドレスが宛先となっているものは、画像形成装置10に割り当てられた10.0.0.5というIPアドレス宛(すなわち画像形成装置10宛)に転送する一方、192.168.1.2以外のIPアドレスが宛先となっているデータはどこにも転送せずに破棄するというものである。この内容で更新が行われることにより、192.168.1.2というIPアドレス宛に送信されてきた画像データがルータ20により画像形成装置10に転送されるようになり、このIPアドレスを宛先としたファクシミリ通信が行われるようになる。一方、他のIPアドレス宛に送信されてきたデータは転送されないため、実施形態で述べたとおり、画像形成装置10及び第3通信I/F203を結ぶ配線とイントラネット3とで行われる通信の速度が遅くなるということが、抑制されることになる。
(変形例9)
本発明は、画像形成装置10の他、画像形成装置10を備える通信システム1や、画像形成装置10のようにTCP/IPを用いて通信する通信装置(画像形成装置10はその一例)、その通信装置または画像形成装置10を制御するコンピュータである制御部、その制御部に図7で示した処理を実行させるためのプログラムとしても把握されるものである。このプログラムは、これを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等の通信回線を介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりするものであってもよい。
1…通信システム、2…公衆IP回線、3…イントラネット、10…画像形成装置、20…ルータ、30…HGW装置、41…ファクシミリ装置、51…DHCPサーバ装置、52…DNSサーバ装置、53…WINSサーバ装置、54…ユーザ端末、120、210…制御部、110、511、521、531…通信I/F、130…操作部、150、220…記憶部、201、301…第1通信I/F、202、302…第2通信I/F、203…第3通信I/F、101…取得部、102…判定部、103…抽出部、104…通信部、105…指示部

Claims (9)

  1. 第1の装置と通信するときに用いられる設定情報を複数の種類組み合わせた第1の設定情報群を提供する第1の設定情報提供装置と、第2の装置と通信するときに用いられる設定情報を複数の種類組み合わせ、且つ、前記第1の設定情報群と当該組み合わせた種類の一部が共通する第2の設定情報群を提供する第2の設定情報提供装置とが接続された通信回線を介して、前記設定情報を要求する要求データをブロードキャストで送信し、当該要求データを受信した前記第1及び第2の設定情報提供装置によりそれぞれ提供される前記第1の設定情報群と前記第2の設定情報群とを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記第1の設定情報群に予め定められた特定の種類の前記設定情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記特定の種類の設定情報が含まれていると判定された場合に、前記第1の設定情報群から予め決められた第1の種類の前記設定情報を抽出し、前記第2の設定情報群から前記第1の種類の設定情報を除いた、第2の種類の前記設定情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記第1の種類及び前記第2の種類の設定情報を用いて、前記第1の装置及び前記第2の装置と前記通信回線を介して通信する通信手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記判定手段は、画像を示す画像データをファクシミリ通信により前記通信回線を介して送信するときの宛先を示す電話番号を前記特定の種類の設定情報として、前記判定を行い、
    前記抽出手段は、前記電話番号を含む前記第1の種類の設定情報を前記第1の設定情報群から抽出し、
    前記通信手段は、前記第1の装置と通信を行い、前記抽出手段により抽出された前記電話番号宛に送信されてきた画像データを受信し、
    前記通信手段が受信した画像データを出力する出力手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信回線は、前記第1の設定情報提供装置が接続され、且つ、当該第1の設定情報提供装置を介してルータと接続された第1の通信回線と、前記第2の設定情報提供装置が接続され、且つ、前記ルータと接続された第2の通信回線とを有し、
    前記取得手段は、前記ルータを介して前記第1の通信回線及び前記第2の通信回線に前記要求データを送信し、
    前記抽出手段は、デフォルトゲートウェイのIP(Internet Protocol)アドレスを前記第2の種類の設定情報として前記第2の設定情報群から抽出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記抽出手段は、前記第2の装置を識別する識別子から当該第2の装置のIPアドレスを特定する装置のIPアドレスを前記第2の種類の設定情報として前記第2の設定情報群から抽出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記第1の設定情報群には、自装置に割り当てるためのIPアドレスが含まれており、
    前記ルータに、前記取得手段が取得した前記第1の設定情報群に含まれる当該IPアドレス宛に前記第1の通信回線を介して送信されてきたデータを自装置に送信するように指示する指示手段を備える
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の通信装置。
  6. 前記指示手段は、前記取得手段が取得した前記第1の設定情報群に含まれる前記自装置に割り当てるためのIPアドレス以外のIPアドレス宛に前記第1の通信回線を介して送信されてきたデータを破棄するように前記ルータに指示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記通信手段は、SIP(Session Initiation Protocol)通信によりデータを送信し、
    前記ルータに、自装置から前記第1の装置宛に送信されてきたデータが、前記SIP通信で用いるポート番号を含むものである場合には、当該データを当該第1の装置に転送し、当該ポート番号以外のポート番号を含むものである場合には、当該データを当該第1の装置に転送しないように指示する指示手段を備える
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の通信装置。
  8. 前記通信手段は、SIP通信によりデータを送信し、
    前記ルータに、前記第1の装置から自装置宛に送信されてきたデータが、前記SIP通信で用いるポート番号を指定したものである場合には、当該データを自装置に転送し、当該ポート番号以外のポート番号を指定したものである場合には、当該データを自装置に転送しないように指示する指示手段を備える
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の通信装置。
  9. コンピュータを、
    第1の装置と通信するときに用いられる設定情報を複数の種類組み合わせた第1の設定情報群を提供する第1の設定情報提供装置と、第2の装置と通信するときに用いられる設定情報を複数の種類組み合わせ、且つ、前記第1の設定情報群と当該組み合わせた種類の一部が共通する第2の設定情報群を提供する第2の設定情報提供装置とが接続された通信回線を介して、前記設定情報を要求する要求データをブロードキャストで送信し、当該要求データを受信した前記第1及び第2の設定情報提供装置によりそれぞれ提供される前記第1の設定情報群と前記第2の設定情報群とを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記第1の設定情報群に予め定められた特定の種類の前記設定情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記特定の種類の設定情報が含まれていると判定された場合に、前記第1の設定情報群から予め決められた第1の種類の前記設定情報を抽出し、前記第2の設定情報群から前記第1の種類の設定情報を除いた、第2の種類の前記設定情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記第1の種類及び前記第2の種類の設定情報を用いて、前記第1の装置及び前記第2の装置と前記通信回線を介して通信する通信手段
    として機能させるためのプログラム。
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