JP2013171511A - 画像処理装置、画像処理プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 人物の好ましい画像を煩雑な操作なく取得することを目的とする。
【解決手段】 画像中の顔領域に含まれる肌領域及び特徴部位領域を検出する検出部と、前記画像に対して画像処理を施す画像処理部と、前記画像処理部により画像処理が施された画像を表示する表示部と、前記肌領域に対して施された画像処理の内容を示す第1画像処理情報、又は前記特徴部位領域に対して施される画像処理の内容を示す第2画像処理情報の少なくとも一方を前記画像処理が施された画像に重畳させて、前記表示部に表示させる表示制御部と、前記表示部に前記第1画像処理情報、又は前記第2画像処理情報が表示されたときに、表示される画像処理情報に基づく画像処理内容を調整する際に操作される操作部と、前記操作部の操作により調整された画像処理内容に基づいて、前記画像処理が施された画像を補正する画像補正部とを備える画像処理装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理プログラム及び記憶媒体に関する。
従来から、人物を撮影した際に得られる画像を補正し、画像中の人物が美しく見える画像を生成する技術が用いられている。このような画像中の人物を美しく見せる画像を生成する技術として、例えば画像中の人物の瞳を大きくする補正や、肌を滑らかにする補正が挙げられる(特許文献1参照)。
特開2005−159561号公報
ところが、特許文献1の技術では、ユーザは、顔を美しく見せるために、画像中の人物にどのような処理を施せばよいかわかりにくかった。また、どのような処理を施せばよいかわかったとしても、処理対象となる領域や処理内容を設定する必要があり、操作が煩雑であった。
そこで、本発明の画像処理装置、画像処理プログラム及び記憶媒体は、人物の好ましい画像を煩雑な操作なく取得することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、画像中の顔領域に含まれる肌領域及び特徴部位領域を検出する検出部と、前記画像に対して画像処理を施す画像処理部と、前記画像処理部により画像処理が施された画像を表示する表示部と、前記肌領域に対して施された画像処理の内容を示す第1画像処理情報、又は前記特徴部位領域に対して施される画像処理の内容を示す第2画像処理情報の少なくとも一方を前記画像処理が施された画像に重畳させて、前記表示部に表示させる表示制御部と、前記表示部に前記第1画像処理情報、又は前記第2画像処理情報が表示されたときに、表示される画像処理情報に基づく画像処理内容を調整する際に操作される操作部と、前記操作部の操作により調整された画像処理内容に基づいて、前記画像処理が施された画像を補正する画像補正部とを備える。
また、前記検出部により検出された前記顔領域から少なくとも性別、年齢を推定する推定部を備え、前記画像処理部は、前記推定部により推定された性別、年齢に基づいて、前記肌領域に画像処理を施してもよい。
また、前記操作部は、前記表示部に前記画像処理が施された画像が表示されたときに、該画像に含まれる前記肌領域又は前記特徴部位領域を指定することが可能であり、前記表示制御部は、前記操作部により前記肌領域又は前記特徴部位領域のいずれか一方が指定されたときに、指定された領域に基づく画像処理情報を、前記画像処理が施された画像に対して重畳表示してもよい。
また、前記表示制御部は、前記操作部により指定された前記肌領域又は前記特徴部位領域を除いた領域に、前記画像処理情報を表示してもよい。
また、前記操作部は、前記検出部により複数の顔領域が検出された場合、いずれか一つの顔領域に含まれる前記肌領域又は前記特徴部位領域を指定することが可能であり、前記表示制御部は、前記操作部により指定された前記肌領域に対して施された前記第1画像処理情報、又は前記特徴部位領域に対して施される前記第2画像処理情報の少なくとも一方を表示してもよい。
また、前記画像補正部は、前記操作部により指定された前記肌領域又は前記特徴部位領域の少なくとも一方に施した画像処理を、他の顔領域における前記肌領域又は前記特徴部位領域の少なくとも一方に施してもよい。
また、前記特徴部位領域は、口領域又は目領域であり、前記画像処理は、露出補正処理、色調補正処理、平滑化処理、ハイライト抑制処理、色補正処理、ゆがみ補正処理、瞳領域を拡大する処理の少なくとも1つからなってもよい。
本発明の画像処理プログラムは、画像中の顔領域に含まれる肌領域及び特徴部位領域を検出する検出工程と、前記画像に対して画像処理を施す画像処理工程と、前記画像処理工程により画像処理が施された画像を表示する表示工程と、前記肌領域に対して施された画像処理の内容を示す第1画像処理情報、又は前記特徴部位領域に対して施される画像処理の内容を示す第2画像処理情報の少なくとも一方を前記画像処理が施された画像に重畳させて、前記表示部に表示させる表示制御工程と、前記表示工程に前記第1画像処理情報、又は前記第2画像処理情報が表示されたときに、表示される画像処理情報に基づく画像処理内容を調整する際に操作される操作工程と、前記操作工程の操作により調整された画像処理内容に基づいて、前記画像処理が施された画像を補正する画像補正工程とをコンピュータにて実行することが可能である。
本発明の記憶媒体は、上記の画像処理プログラムが記憶された、コンピュータにて読み取り可能な記憶媒体である。
本発明の画像処理装置、画像処理プログラム及び記憶媒体によれば、人物の好ましい画像を煩雑な操作なく取得することができる。
本実施形態における画像処理装置10の構成を示すブロック図である。 肌領域補正画面40の表示例である。 口領域補正画面60の表示例である。 画像処理装置10における美肌処理時の処理内容を示すフローチャートである。 画像処理装置10における美肌処理時の処理内容を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態における画像処理装置10の構成を示すブロック図である。この画像処理装置10は、画像中の人物に対して美肌処理を施す美肌処理アプリケーションを有する。画像処理装置10は、カードインターフェース部11、メモリ12、画像処理部13、表示部14、操作部15、制御部16を備える。画像処理装置10は、画像ファイルが記憶された記憶媒体を接続することができる。また、記憶媒体としてメモリカード30を挙げて説明するが、光ディスク、磁気ディスクなどを用いても良い。カードインターフェース部11は、メモリカード30が画像処理装置10に装着されたときに、メモリカード30に電気的に接続する。これにより、カードインターフェース部11は、メモリカード30への画像の書き込み、及びメモリカード30に記憶された画像の読み出しを実行することができる。メモリ12は、カードインターフェース部11により読み出された画像を一時的に記憶する。
画像処理部13は、メモリ12に記憶された画像を読み出す。そして、画像処理部13は、読み出した画像に圧縮処理が施されている場合は、復号化処理を行う。その後、画像処理部13は、画像から検出された顔領域に対して、美肌処理を施す。この美肌処理は、顔領域における肌領域に対する処理と、特徴部位領域に対する処理とからなる。肌領域とは、顔領域における肌の領域であり、顔領域から、眉領域、目領域、口領域などの特徴部位領域を除いた領域である。なお、口領域は、唇領域と、歯の領域(以下、歯領域)とから構成されるが、歯領域が特定できない場合には、唇領域が口領域となる。
例えば、肌領域に対する美肌処理は、露出補正処理、色調補正処理、平滑化処理、ハイライト抑制処理等が挙げられる。例えば、露出補正処理は、露出をオーバー側に補正する処理である。また、色調補正処理は、画像の色相、彩度を補正する処理である。また、平滑化処理は、例えばソフトフォーカス処理、ガウスぼかし処理が挙げられ、肌領域の各画素の輝度値を平滑化する処理である。また、ハイライト抑制処理は、ハイライトプロテクションが挙げられ、肌領域の各画素の輝度値が閾値を超えないようにする処理である。
また、特徴部位領域に対する美肌処理は、色補正処理、瞳領域を拡大する処理、ゆがみ補正処理を用いた目尻、口角、顎の輪郭を上げる処理、ほうれい線の除去処理等が挙げられる。
なお、上述した処理の他に、鮮鋭化処理による顔の輪郭を強調する補正処理、肌を瑞々しく見せる補正処理(輝度補正処理)、ダイナミックレンジ拡張処理、暗部補正処理、エッジのアンシャープネスマスク処理、ノイズ除去処理などを、肌領域に対する美肌処理に含めてもよい。また、鼻の幅を狭くする補正を、特徴部位領域に対する美肌処理に含めてもよい。また、画像処理部13は、美肌処理を施した領域と、美肌処理を施していない領域との境界をグラデーション処理などにより自然に見えるようにする。
このような美肌処理は、単純に女性の見映えを良くするだけのものではなく、顔が明るく、好ましい画像を取得することができるので、被写体が男性や子供である場合にも有用である。
表示部14は、メモリカード30に記憶された画像、美肌処理の内容を示す画像処理情報、ポインタに代表されるマウスカーソル等が挙げられる。画像処理情報については、後述する。操作部15は、キーボード17やマウス18から構成される。操作部15の状態は、制御部16により検知され、検知された状態に基づいたシーケンスが実行される。
制御部16は、制御プログラムに基づいて、画像処理装置10の統括的な制御を実行する。制御部16は、顔検出部19、判定部20、推定部21、設定部22等の機能を有している。顔検出部19は、メモリ12に記憶された画像を読み出し、読み出した画像から特徴点を抽出して顔領域、顔の大きさ等を検出する。この顔領域の検出方法は、特開2001−16573号公報等に記載された特徴点抽出処理が挙げられる。上記の特徴点としては、例えば、眉、目、鼻、唇の各端点、顔の輪郭点、頭頂点や顎の下端点等が挙げられる。この特徴点抽出処理により、画像中に含まれる顔領域の肌領域と特徴部位領域とが特定される。なお、顔検出部19は、顔領域の肌領域と特徴部位領域とを特定すると、これら領域を示す位置(座標)データをメモリ12に記憶する。
判定部20は、特定された肌領域に含まれる各画素の画素値を用いて、被写体の肌状態を判定する。被写体の肌状態としては、肌の明るさ、肌の色(色調)、シワ、テカリが挙げられる。なお、テカリとは、閃光発光などの強い光や皮脂などにより肌が光る状態である。まず、判定部20は、特定された肌領域に含まれる各画素の画素値の平均値を求める。その後、判定部20は、画素値の平均値から、色相、明度、彩度を求める。また、この他に、判定部20は、肌領域に含まれる各画素の画素値から、高周波成分の量を求める。更に、判定部20は、肌領域に含まれる各画素のうち、高輝度となる画素を特定し、特定された高輝度となる画素が占める比率を求める。
その後、判定部20は、求めた各値と、上述した被写体の肌状態として挙げられた項目毎に設定された値とを比較する。なお、肌状態として挙げられた項目毎に設定される値は、それぞれ、複数の人物の肌領域から予め統計的に、肌領域の明度、色相、彩度、高周波数成分の量、肌領域に占める高輝度領域の比率の平均値をメモリ12に記憶しておく。
判定部20における被写体の肌状態の判定を以下に示す。例えば、肌の明るさについては、判定部20は、肌領域の明度が、平均値を超える場合を「良」、平均値と同一値となる場合を「普通」、平均値未満である場合を「悪」と判定する。また、肌色については、判定部20は、被写体の肌領域の色相及び彩度が、平均値を超える場合を「良」、平均値と同一値となる場合を「普通」、平均値未満である場合を「悪」と判定する。また、シワについては、判定部20は、被写体の肌領域の高周波数成分の量が平均値未満である場合を「良」、平均値と同一値となる場合を「普通」、平均値を超える場合を「悪」と判定する。また、テカリについては、判定部20は、被写体の肌領域に占める高輝度領域の比率が、平均値未満である場合を「良」、平均値と同一となる場合を「普通」、平均値を超える場合を「悪」と判定する。
なお、判定部20が判定処理に用いる平均値は、固有値にする必要はなく、平均的な値となる範囲としてもよい。この場合、判定部20は、肌領域に含まれる画素の画素値から求められる値が、上述した範囲内となるか否かを判定することで、被写体の肌状態を判定すればよい。
推定部21は、被写体の年齢(年代)や性別を推定する。なお、被写体の年齢や性別の推定については、周知技術であることから、ここではその詳細を省略するが、顔検出部19によって検出される肌領域に発生するシワやしみの有無などにより、被写体の年齢(年代)を推定する。また、推定部21は、顔検出部19によって求められた特徴量を参照して、髭の有無、喉仏の有無或いは髪の長さなどにより性別を推定する。
設定部22は、肌状態、年齢、性別に応じて、露出補正処理、色相及び彩度補正処理、平滑化処理、ハイライト抑制処理の補正値を設定する。詳細は後述するが、美肌処理内容の調整時に表示される項目としては、「明るさ」、「肌色」、「シワ消し」及び「テカリ抑え」がある。各項目に対応する処理としては、「明るさ」は露出補正処理であり、「肌色」は色相及び彩度補正処理である。また、「シワ消し」は平滑化処理であり、「テカリ抑え」はハイライト抑制処理である。設定部22は、メモリ12に記憶されたテーブルデータを参照して、補正値を設定する。以下の表1にテーブルデータの一例を示す。
Figure 2013171511
このテーブルデータは、上述した項目、年代、性別及び補正値が対応付けられたデータからなる。補正値は、「0」から「10」の11段階のいずれかで設定される。例えば、設定部22は、推定部21により被写体の年代が30歳代、性別が女性であると推定され、また、判定部20により、項目「明るさ」が「良」であると判定された際には、項目「明るさ」の補正値「3」を設定する。補正値は、年齢層が高くなるほど高く設定され、肌状態の判定結果が悪いほど高く設定される。補正値と、実際に施される補正レベルの一例を表2に示す。なお、上述した項目及び実際に施される補正レベルが対応付けられたテーブルデータもメモリ12に記憶されている。
Figure 2013171511
各項目に対応する補正レベルは、補正値に対応している。つまり、補正値が大きい値になれば、各項目に対応する補正レベルが大きくなる。例えば、補正値が「0」であれば、補正値が「0」となる項目に基づいた補正レベルは「なし」、言い換えれば、該項目に基づく美肌処理は行われない。また、補正値が大きくなるに従い、各補正レベルは、「弱1」、「弱2」、「弱3」、「中1」、「中2」、「中3」、「強1」、「強2」、「強3」の順に大きくなる。
例えば、項目「明るさ」の場合、補正値が大きくなるに従い、肌領域の明度を明るくする露出補正処理が肌領域に施される。また、項目「肌色」の場合、補正値が大きくなるに従い、肌領域の色相が予め設定した「肌色が滑らかであって明るい色」となる色相に近づける色相補正処理が肌領域に施される。また、項目「シワ消し」の場合、補正値が大きくなるに従い、肌領域における高周波数成分の量を少なくする平滑化処理が強くなる。また、項目「テカリ抑え」の場合、補正値が大きくなるに従い、肌領域に占める高輝度領域の割合を少なくするハイライト抑制処理が強くなる。
例えば、項目「明るさ」に対応する補正値が「3」となる場合には、該項目「明るさ」に基づく補正レベルは、「弱2」となる。このように、設定部22は、項目毎の補正値を求めた後、項目毎に対応した補正レベルを設定する。
また、この他に、設定部22は、特徴部位領域に対して補正値を設定する。以下、被写体の唇領域に対する補正値を設定する場合について説明する。この場合、唇領域に対する補正値は、被写体の唇領域に含まれる各画素の画素値に基づいて設定される。詳細には、設定部22は、被写体の唇領域から、ピンク色の色情報を識別し、識別した情報に基づいて項目「ピンク」の補正値を設定する。また、設定部22は、唇領域からベージュ色の色情報を識別し、識別した情報に基づいて項目「ベージュ」の補正値を設定する。
また、設定部22は、唇領域からツヤ(濡れたような輝き)に関する情報を識別し、識別した情報に基づいて、項目「ツヤ」の補正値を設定する。また、設定部22は、唇領域からパール(きらきらとした繊細な輝き)に関する情報を識別し、識別した情報に基づいて、項目「パール」の補正値を設定する。さらに、設定部22は、歯領域から白色の色情報を識別し、識別した情報に基づいて、項目「ホワイトニング」の補正値を設定する。
なお、これら項目に対応する補正値は、0〜100の整数で示される。例えば、項目「ピンク」の補正値が大きいほど、唇領域はピンク色から赤色に近づく。また、項目「ベージュ」の補正値が大きいほど、唇領域はベージュ色から茶色に近づく。また、項目「ツヤ」の補正値が大きいほど、唇領域はツヤがあり、縦シワが目立たない。また、項目「パール」の補正値が大きいほど、唇領域は輝きがある。また、項目「ホワイトニング」の補正値が大きいほど、歯領域は白色に近づく。
本実施形態の画像処理装置10では、美肌処理アプリケーションにより美肌処理の対象となる画像を表示したとき、項目毎の補正値に対応する補正レベルに基づいて、自動的に画像処理部13により肌領域に美肌処理を施す。例えば、被写体が20代女性、肌の明るさが「普通」である場合、設定部22により設定される項目「明るさ」に対する補正値は「2」となり、画像処理部13により施される露出補正の補正レベルは、「弱2」となる。また、この美肌処理アプリケーションにおいては、図2に示す肌領域補正画面40により、自動で適用された各項目の補正値を調整することができる。
図2は、肌領域補正画面40の例を示す図である。この肌領域補正画面40においては、項目毎に設定された補正値に基づいて美肌処理が施された画像Pa、顔領域の外周を示す点線41、マウスカーソル50が表示される。また、この肌領域補正画面40において、マウスカーソル50を肌領域内に移動させた(マウスオーバーさせた)ときには、肌領域に対する画像処理情報(図中符号42)等が表示される。画像処理情報42は、項目毎に対する補正値の平均値を示すスライダ43、項目「明るさ」を示すスライダ44、項目「肌色」を示すスライダ45、項目「シワ消し」を示すスライダ46、項目「テカリ抑え」を示すスライダ47から構成される。各スライダ44〜47の長さは、それぞれ補正値に比例している。なお、画像処理情報42は、肌領域を除く、他の領域に配置される。
各項目の補正値の調整は、各項目のスライダの長さを変更することにより行われる。各項目のスライダの長さの変更は、ユーザのマウス操作により、項目に対応するスライダの右端にマウスカーソル50を移動させた後、マウス18のドラック操作を行いながら、マウス18の右方への操作、或いは左方への操作を行うことで可能となる。なお、スライダの長さの調節中は、調節しているスライダのみを継続して表示し、他のスライダを非表示とする。すなわち、調節しているスライダ以外は表示されなくなる。これらスライダのうち、スライダ43が調節されたときには、各項目の補正値も調整される。この場合、各補正値の比率が変化しないように調整される。
また、美肌処理アプリケーションにおいては、肌領域に対する美肌処理を施した後に、特徴部位領域に対する美肌処理を施すことができる。以下、特徴部位領域に対する美肌処理として、口領域に対する美肌処理を施す例を示す。図3は、口領域補正画面60の例を示す図である。この口領域補正画面60においては、肌領域に対する美肌処理が施された画像における口領域の拡大画像Pb、拡大画像Pbにおける口領域の外周を示す点線61、口領域に対する画像処理情報(図中符号62)、マウスカーソル50、唇アイコン70、肌領域に対する美肌処理が施された画像の縮小画像Pbが表示される。
画像処理情報62は、各項目の補正値の平均値を示すスライダ63、項目「ピンク」を示すスライダ64、項目「ベージュ」を示すスライダ65、項目「ツヤ」を示すスライダ66、項目「パール」を示すスライダ67、項目「ホワイトニング」を示すスライダ68から構成される。なお、これら項目のうち、項目「ホワイトニング」は、顔検出部19における特徴量抽出の際に、歯を示す特徴量が抽出されない場合には表示されなくてもよい。各スライダ64〜68の長さは、それぞれ補正値に比例する。なお、画像処理情報62は、拡大画像Pbにおいて、口領域を除く、他の領域に配置される。
各項目の補正値の調整は、各項目のスライダの長さを変更することにより行われる。各項目のスライダの長さの変更は、ユーザのマウス操作により項目に対応するスライダの右端にマウスカーソル50を移動させた後、マウス18のドラック操作を行いながら、マウス18の右方への操作、或いは左方への操作を行うことで可能となる。なお、スライダの長さの調節中は、調節しているスライダのみを継続して表示し、他のスライダを非表示とする。すなわち、調節しているスライダ以外は表示されなくなる。これらスライダのうち、スライダ63が調節されたときには、各項目の補正値も調整される。この場合、各補正値の比率が変化しないように調整される。
次に、画像処理装置10における美肌処理時の処理内容について、図4、図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、このフローチャートは、美肌処理アプリケーションで美肌処理の対象となる画像を選択したときを契機にして実行される。また、便宜上、1人の人物を含む画像を例に挙げて説明する。
ステップS101は、画像を表示する処理である。表示部14は、美肌処理の対象となる画像と、オートメイク釦と、マウスカーソル50とを表示する。
ステップS102は、オートメイク釦がクリックされたか否かを判定する処理である。制御部16は、ユーザのマウス操作により、オートメイク釦がクリックされたか否かを判定する。制御部16は、オートメイク釦がクリックされたと判定した場合(ステップS102の判定がYESとなる場合)には、ステップS103に進む。一方、制御部16は、オートメイク釦がクリックされていないと判定した場合(ステップS102の判定がNOとなる場合)には、オートメイク釦がクリックされるまで待機する。なお、制御部16は、オートメイク釦がクリックされることなく所定の時間が経過したときに、ステップS103に進んでもよい。
ステップS103は、顔領域を検出する処理である。顔検出部19は、ステップS101で表示した画像から顔領域を検出する。また、顔検出部19は、顔領域から肌領域及び特徴部位領域を検出する。
ステップS104は、画像処理情報42における項目毎の補正値を設定する処理である。まず、推定部21は、顔領域に基づいて、被写体の年齢や性別を推定する。次に、設定部22は、顔領域における肌領域の状態、年齢、性別に応じて、項目毎の補正値を設定する。
ステップS105は、肌領域に対する美肌処理を施す処理である。画像処理部13は、ステップS104で設定部22により設定された項目毎の補正値に基づいた補正レベルに基づいて、ステップS103で検出した顔領域における肌領域に、露出補正処理、色調補正処理、平滑化処理、ハイライト抑制処理を施す。
ステップS106は、美肌処理後の画像を表示する処理である。表示部14は、現在表示している画像を、ステップS105で美肌処理を施した画像に差し替えて表示する。また、表示部14は、マウスカーソル50を表示する。
ステップS107は、マウスカーソル50が肌領域にマウスオーバーされたか否か、すなわちマウスカーソル50の先端の位置情報が、肌領域を示す位置情報に一致するか否かを判定する処理である。制御部16は、肌領域にマウスオーバーされたと判定した場合(ステップS107の判定がYESとなる場合)には、ステップS108に進む。一方、制御部16は、肌領域にマウスオーバーされていないと判定した場合(ステップS107の判定がNOとなる場合)には、ステップS113に進む。
ステップS108は、肌領域補正画面40を表示する処理である。表示部14は、肌領域補正画面40に、ステップS105で美肌処理が施された画像を表示する。また、表示部14は、この画像に、顔領域の外周を示す点線41、画像処理情報42、マウスカーソル50を表示する。この場合、スライダ43は、ステップS104で設定部22により設定された項目毎の補正値の平均値を示し、スライダ44〜47は、それぞれの項目の補正値を示す。なお、表示部14は、被写体が子供又は10代である場合は、スライダ46を表示せず、「ALL」釦を画像に重畳表示する。これは、表1に示すように、被写体が子供又は10代である場合は、項目「シワ消し」の補正値が「0」であるためである。制御部16は、「ALL」釦がクリックされた場合に、項目「シワ消し」を示すスライダ46を表示する。
ステップS109は、スライダ43〜47の少なくともいずれか一つが調節されたか否かを判定する処理である。制御部16は、ユーザのマウス操作により、スライダ43〜47の少なくともいずれか一つが調節されたか否かを判定する。制御部16は、スライダ43〜47の少なくともいずれか一つが調節されたと判定した場合(ステップS109の判定がYESとなる場合)には、ステップS111に進む。一方、制御部16は、所定時間以上、スライダ43〜47の少なくともいずれか一つが調節されていないと判定した場合(ステップS109の判定がNOとなる場合)には、ステップS113に進む。
ステップS110は、補正値を変更する処理である。設定部22は、スライダ43が調節された場合、調節されたスライダ43の長さに応じて、各項目の補正値を一律に再設定する。また、設定部22は、スライダ44〜47の少なくともいずれか一つが調節された場合、調節されたスライダの長さに応じて、調節されたスライダに対応する項目の補正値を再設定する。
ステップS111は、肌領域に対する美肌処理を施す処理である。画像処理部13は、ステップS110で設定部22により設定された各項目の補正値に応じた補正レベルに基づいて、ステップS105で美肌処理を施した画像の肌領域に、露出補正処理、色調補正処理、平滑化処理、ハイライト抑制処理の少なくともいずれか一つを施す。
ステップS112は、美肌処理後の画像を表示する処理である。表示部14は、現在表示している画像を、ステップS111で美肌処理を施した画像に差し替えて表示する。このステップS112の後、ステップS109に戻る。
上述したステップS107において肌領域にマウスオーバーされていないと判定した場合、又はステップS109においてスライダ43〜47の少なくともいずれか一つが調節されていないと判定した場合には、ステップS113に進む。ステップS113は、マウスカーソル50が口領域にマウスオーバーされたか否かを判定する処理である。制御部16は、口領域にマウスオーバーされたと判定した場合(ステップS113の判定がYESとなる場合)には、ステップS114に進む。一方、制御部16は、口領域にマウスオーバーされていないと判定した場合(ステップS113の判定がNOとなる場合)には、ステップS122に進む。
ステップS114は、唇アイコン70を表示する処理である。表示部14は、現在表示している画像、すなわちステップS105で美肌処理を施した画像、又はステップS111で美肌処理を施した画像の口領域に、図3に示す唇アイコン70を表示する。
ステップS115は、唇アイコン70がクリックされたか否かを判定する処理である。制御部16は、ユーザのマウス操作により、唇アイコン70がクリックされたか否かを判定する。制御部16は、唇アイコン70がクリックされたと判定した場合(ステップS115の判定がYESとなる場合)には、ステップS116に進む。一方、制御部16は、唇アイコン70がクリックされていないと判定した場合(ステップS115の判定がNOとなる場合)には、ステップS122に進む。
ステップS116は、画像処理情報62における項目毎の補正値を設定する処理である。設定部22は、ステップS103で検出した顔領域における口領域に基づいて、項目毎の補正値を設定する。
ステップS117は、口領域補正画面60を表示する処理である。まず、画像処理部13は、ステップS105で美肌処理を施した画像、又はステップS111で美肌処理を施した画像に解像度変換処理を施し、縮小画像を生成する。また、画像処理部13は、ステップS105で美肌処理を施した画像、又はステップS111で美肌処理を施した画像の口領域を含む領域を切り出し、解像度変換処理を施し、口領域の拡大画像を生成する。次に、表示部14は、口領域補正画面60に、上記の縮小画像及び拡大画像を表示する。また、表示部14は、拡大画像に、口領域の外周を示す点線61、画像処理情報62、マウスカーソル50を表示する。この場合、スライダ63は、ステップS116で設定部22により設定された項目毎の補正値の平均値を示し、スライダ64〜68は、それぞれの項目の補正値を示す。なお、表示部14は、歯領域が特定されない場合、スライダ68を表示しなくてもよい。
ステップS118は、スライダ63〜68の少なくともいずれか一つが調節されたか否かを判定する処理である。制御部16は、ユーザのマウス操作により、スライダ63〜68の少なくともいずれか一つが調節されたか否かを判定する。制御部16は、スライダ63〜68の少なくともいずれか一つが調節されたと判定した場合(ステップS118の判定がYESとなる場合)には、ステップS120に進む。一方、制御部16は、所定時間以上、スライダ63〜68の少なくともいずれか一つが調節されていないと判定した場合(ステップS118の判定がNOとなる場合)には、ステップS120に進む。
ステップS119は、補正値を変更する処理である。設定部22は、スライダ63が調節された場合、調節されたスライダ63の長さに応じて、各項目の補正値を一律に再設定する。一方、設定部22は、スライダ64〜68の少なくともいずれか一つが調節された場合、調節されたスライダの長さに応じて、調節されたスライダに対応する項目の補正値を再設定する。
ステップS120は、口領域に対する美肌処理を施す処理である。画像処理部13は、ステップS119で設定部22により設定された各項目の補正値に応じた補正レベルに基づいて、ピンク色の色補正処理、ベージュ色の色補正処理、ツヤを出す補正処理、パールを出す補正処理、ホワイトニング処理の少なくともいずれか一つを唇領域又は歯領域に施す。
ステップS121は、美肌処理後の画像を表示する処理である。まず、画像処理部13は、ステップS120で美肌処理を施した画像に解像度変換処理を施し、縮小画像を生成する。また、画像処理部13は、ステップS120で美肌処理を施した画像の口領域を含む領域を切り出し、解像度変換処理を施し、口領域の拡大画像を生成する。次に、表示部14は、現在表示している縮小画像を、生成された縮小画像に差し替えて表示する。また、表示部14は、現在表示している拡大画像を、生成された拡大画像に差し替えて表示する。このステップS121の後、ステップS118に戻る。
上述したステップS113において口領域にマウスオーバーされていないと判定した場合、又はステップS118においてスライダ63〜68の少なくともいずれか一つが調節されていないと判定した場合には、ステップS122に進む。ステップS122〜ステップS130は、ステップS113〜ステップS121と同様の処理である。例えば、目領域に対する画像処理情報(不図示)としては、瞳領域の色を変更するためのスライダ、白目の領域を白くするためのスライダ、瞳領域を大きくするためのスライダ、睫毛を長くするためのスライダなどが挙げられる。
ステップS131は、美肌処理を終了するか否かを判定する処理である。制御部16は、終了釦(不図示)がクリックされたか否かを判定する処理である。制御部16は、ユーザのマウス操作により、終了釦がクリックされたか否かを判定する。制御部16は、終了釦がクリックされたと判定した場合(ステップS131の判定がYESとなる場合)には、一連の処理を終了する。一方、制御部16は、終了釦がクリックされていないと判定した場合(ステップS131の判定がNOとなる場合)には、ステップS107に戻り、肌領域にマウスオーバーされたか否かを判定する。
以上説明したように、本実施形態の画像処理装置10は、被写体の肌状態、年齢及び性別に応じて各項目の補正値を設定し、該補正値に応じた補正レベル基づいて、肌領域に美肌処理を施す。そして、美肌処理を施した肌領域及び特徴部位領域に特化した画像処理情報をそれぞれ表示する。そのため、ユーザは、肌領域に対する美肌処理、及び特徴部位領域に対する美肌処理の内容を容易に設定することができる。したがって、本実施形態の画像処理装置10によれば、人物の好ましい画像を煩雑な操作なく取得することができる。
また、画像処理装置10は、肌領域又は特徴部位領域を除いた領域に画像処理情報を表示する。そのため、画像処理情報が肌領域又は特徴部位領域を隠してしまうことがないため、視認性を向上することができる。
また、上記の実施形態では、1人の人物を含む画像を例に挙げて説明したが、複数の人物を含む画像に対応することも可能である。この場合、画像から検出した全ての顔領域に画像処理情報42を表示してもよいし、ユーザがカスタマイズで非表示にできるようにしてもよい。また、画像に占める顔領域の割合が閾値未満である場合は、画像処理情報42を表示しないようにしてもよい。また、この閾値をユーザがカスタマイズで変更できるようにしてもよい。
また、任意の顔領域に位置するマウスカーソル50を他の顔領域にドラッグ&ドロップすることにより、任意の顔領域に施した美肌処理と同一の美肌処理を、他の顔領域に施してもよい。また、「この設定を全員に適用」釦を表示し、この釦がクリックされると、任意の顔領域に施した美肌処理と同一の美肌処理を、全員に施すようにしてもよい。これにより簡単な操作で、複数の顔領域に同一の美肌処理を施すことができる。
また、上記の実施形態では、ステップS107でマウスカーソル50が肌領域にマウスオーバーされた場合に、画像処理情報42を表示する例を示したが、これに限らない。例えば、表示部14は、「全ての画像処理情報を表示」釦を表示し、この釦がクリックされた場合に、画像処理情報42を表示してもよい。
また、上記の実施形態では、肌領域に美肌処理を施した後に、口領域、目領域に美肌処理を施す例を示したが、美肌処理の順番は、これに限らない。また、口領域を示す項目、及び目領域を示す項目を表示するツールバーを用意してもよい。この場合、ツールバーから口領域を示す項目、又は目領域を示す項目が選択され、マウスカーソル50が選択された項目に対応する領域にマウスオーバーされたときに、該領域に対する画像処理情報を表示する。このとき、マウスカーソル50は、目領域又は口領域に美肌処理を施すことが認識できるようなマウスカーソルに変更してもよい。
また、上記の実施形態では、肌領域、口領域、目領域を美肌処理の対象として、自動的に設定する例を示したが、これに限らない。例えば、ユーザが設定された領域を変更できるようにしてもよい。この場合、サイズを示すサイズスライダを表示し、サイズスライダを調節することにより、領域を拡大または縮小する。また、領域自体を変更したい場合、例えば、首のシワなども消したいとユーザが望み、美肌処理の対象として、首の領域を加える場合、顔領域の外周を示す点線41をマウス18でドラッグすることにより、点線41の形を変更できるようにしてもよい。この場合、点線41内の肌領域に対して美肌処理を施すため、ユーザは領域を厳密に設定しなくてもよい。なお、背景が肌色であり、この背景を美肌処理の対象から除外したい場合は、背景の領域を正確に除外する必要がある。また、口領域の外周を示す点線61をマウス18でドラッグした場合も、点線61の形を変更できるようにしてもよい。
また、顔領域のみに美肌処理を施すと、顔領域だけ浮いてしまい、不自然になる場合があるため、背景領域に対する画像処理情報を用意し、背景の明るさなどを変更できるようにしてもよい。
また、画像処理装置10が、公知のコントロールポイント(例えば、フォトフィニッシングソフトウェア「CaptureNX」に搭載されているカラーコントロールポイント、選択コントロールポイントなど)を用いて、画像処理を実行可能である場合、公知のコントロールポイントが顔領域に位置されたことを検知すると、画像処理情報42を追加表示してもよい。これは、公知のコントロールポイント付近に、メイクアイコンとして表示してもよい。この場合、メイクアイコンがクリックされた場合に、画像処理情報42を表示してもよいし、ステップS103〜ステップS105の処理を行ってもよい。
また、表1中の各項目に対して設定される補正値、及び表2における各項目と補正値とに対して設定される補正レベルは一例であり、肌状態の判定に異なる条件を追加してもよいし、補正値に他の値を用いてもよい。例えば、肌領域の状態として、肌の荒れやくすみ具合などを考慮してもよい。例えば、肌の荒れは、画像の粒状性を検出することで判定する。また、くすみ具合は、RGBヒストグラムから判定する。また、被写体が男性である場合、補正値、補正値は、女性とは異なる値にしてもよい。
また、上記の実施形態では、画像処理情報42、画像処理情報62の例を示したが、これらは一例であり、限定されない。例えば、画像処理情報だけでなく、RGBヒストグラムの表示により対応してもよいし、これらを併用してもよい。また、図2、図3で示したスライダ以外でもよい。また、画像処理情報42に、毛穴を消すためのスライダを表示してもよいし、実際にメイクアップを施すときのようなスライダを表示してもよい。この項目としては、ファンデーションを施すためのスライダ、チークを施すためのスライダ、シャドーを施すためのスライダ、ラメを施すためのスライダなどが挙げられる。これにより、美肌処理のバリエーションを増やし、様々な種類のメイクアップ処理を施すことができる。
また、上記の実施形態では、特徴部位に対する美肌処理として、口領域に対する美肌処理と、目領域に対する美肌処理を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、眉領域に対する画像処理情報や、髪領域に対する画像処理情報を表示してもよい。眉領域に対する画像処理情報としては、眉領域の色を変更するためのスライダ、眉領域の形を変更するためのスライダなどが挙げられる。また、髪領域に対する画像処理情報としては、髪領域の色を変更するためのスライダ、髪領域のツヤを出すためのスライダなどが挙げられる。
また、上記の実施形態では、画像処理情報62を表示する際に、美肌処理を施した画像における口領域の拡大画像を表示する例を示したが、拡大することなく、美肌処理を施した画像を表示してもよい。また、縮小画像を表示しなくてもよい。また、画像処理情報62に口角を上げるためのスライダを追加してもよい。
また、上記の実施形態では、画像処理情報42を、肌領域を除いた領域に配置し、画像処理情報62を、口領域を除いた領域に配置する例を示したが、ユーザは、画像処理情報42又は画像処理情報62をドラッグ&ドロップすることにより、画像処理情報42又は画像処理情報62の配置を任意に変更することができる。
また、上記の実施形態では、ステップS113でマウスカーソル50が口領域にマウスオーバーされた場合に、唇アイコン70を表示する例を示したが、これに限らない。例えば、顔領域を拡大表示している際も同様に、唇アイコン70を表示してもよい。また、ズーム機能により口領域を拡大表示している際に、マウスカーソル50が口領域にマウスオーバーされた場合、唇アイコン70を表示することなく、画像処理情報62を表示してもよい。
また、上記の実施形態では、画像処理装置10を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、コンピュータにも本発明を同様に適用することができる。また、デジタルカメラ等の撮像装置、撮像機能を備える携帯電話機等の携帯型端末機器、デジタルフォトフレームなどの画像表示装置にも本発明を同様に適用することができる。さらに、図1の画像処理部13、制御部16に示す機能や、図4、図5に示すフローチャートの流れをプログラムとしてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、該プログラムをコンピュータにて実行するようにしてもよい。
10…画像処理装置、13…画像処理部、14…表示部、15…操作部、16…制御部

Claims (9)

  1. 画像中の顔領域に含まれる肌領域及び特徴部位領域を検出する検出部と、
    前記画像に対して画像処理を施す画像処理部と、
    前記画像処理部により画像処理が施された画像を表示する表示部と、
    前記肌領域に対して施された画像処理の内容を示す第1画像処理情報、又は前記特徴部位領域に対して施される画像処理の内容を示す第2画像処理情報の少なくとも一方を前記画像処理が施された画像に重畳させて、前記表示部に表示させる表示制御部と、
    前記表示部に前記第1画像処理情報、又は前記第2画像処理情報が表示されたときに、表示される画像処理情報に基づく画像処理内容を調整する際に操作される操作部と、
    前記操作部の操作により調整された画像処理内容に基づいて、前記画像処理が施された画像を補正する画像補正部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記検出部により検出された前記顔領域から少なくとも性別、年齢を推定する推定部を備え、
    前記画像処理部は、前記推定部により推定された性別、年齢に基づいて、前記肌領域に画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記操作部は、前記表示部に前記画像処理が施された画像が表示されたときに、該画像に含まれる前記肌領域又は前記特徴部位領域を指定することが可能であり、
    前記表示制御部は、前記操作部により前記肌領域又は前記特徴部位領域のいずれか一方が指定されたときに、指定された領域に基づく画像処理情報を、前記画像処理が施された画像に対して重畳表示することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記表示制御部は、前記操作部により指定された前記肌領域又は前記特徴部位領域を除いた領域に、前記画像処理情報を表示することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記操作部は、前記検出部により複数の顔領域が検出された場合、いずれか一つの顔領域に含まれる前記肌領域又は前記特徴部位領域を指定することが可能であり、
    前記表示制御部は、前記操作部により指定された前記肌領域に対して施された前記第1画像処理情報、又は前記特徴部位領域に対して施される前記第2画像処理情報の少なくとも一方を表示することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記画像補正部は、前記操作部により指定された前記肌領域又は前記特徴部位領域の少なくとも一方に施した画像処理を、他の顔領域における前記肌領域又は前記特徴部位領域の少なくとも一方に施すことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記特徴部位領域は、口領域又は目領域であり、
    前記画像処理は、露出補正処理、色調補正処理、平滑化処理、ハイライト抑制処理、色補正処理、ゆがみ補正処理、瞳領域を拡大する処理の少なくとも1つからなることを特徴とする画像処理装置。
  8. 画像中の顔領域に含まれる肌領域及び特徴部位領域を検出する検出工程と、
    前記画像に対して画像処理を施す画像処理工程と、
    前記画像処理工程により画像処理が施された画像を表示する表示工程と、
    前記肌領域に対して施された画像処理の内容を示す第1画像処理情報、又は前記特徴部位領域に対して施される画像処理の内容を示す第2画像処理情報の少なくとも一方を前記画像処理が施された画像に重畳させて、前記表示部に表示させる表示制御工程と、
    前記表示工程に前記第1画像処理情報、又は前記第2画像処理情報が表示されたときに、表示される画像処理情報に基づく画像処理内容を調整する際に操作される操作工程と、
    前記操作工程の操作により調整された画像処理内容に基づいて、前記画像処理が施された画像を補正する画像補正工程とをコンピュータにて実行することが可能な画像処理プログラム。
  9. 請求項8に記載の画像処理プログラムが記憶された、コンピュータにて読み取り可能な記憶媒体。
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