JP2013170814A - 燃焼ライナガイドストッパ及び燃焼器を組み立てる方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ガスタービン燃焼器用の改善された燃焼器ライナガイドストッパ及びライナガイドストッパの取り付け方法を提供する。
【解決手段】ケーシングと、ケーシング内に少なくとも部分的に配設された流れスリーブと、流れスリーブ内に少なくとも部分的に配設された燃焼ライナと、燃焼ライナから延在するライナストッパ特徴部と、第２の端部から離れた第１の端部を含み、第２の端部はライナストッパ特徴部と少なくとも部分的に係合するように構成されたライナガイドストッパとを含み、ライナガイドストッパがケーシング及び流れスリーブを通って延在する、ガスタービン用の燃焼器。
【選択図】 図１

Description

本主題は一般に、ガスタービン燃焼器の燃焼ライナガイドストッパに関し、詳細には、燃焼器外筒を通して挿入される燃焼ライナガイドストッパ及び燃焼器を組み立てる方法に関する。

ガスタービンは一般に、圧縮機セクション、燃焼セクション及びタービンセクションを含む。圧縮機セクションはタービンへと流入する空気を加圧する。圧縮機セクションから流出する加圧空気は一般に、ガスタービンの軸を中心とした環状配列の周りに配設された複数の燃焼器を特徴とする燃焼セクションへと流入する。複数の燃焼器はそれぞれ、燃焼器の燃焼室を画成する燃焼ライナを含む。従って、それぞれの燃焼器へと入る空気は燃料と混合され、燃焼ライナ内で燃焼される。高温の燃焼ガスが燃焼ライナからトランジションピースを通ってガスタービンのタービンセクションへと流れ、タービンを駆動し、動力を生成する。

燃焼ライナは一般に、燃焼器の流れスリーブ内に同心に配置され、半径方向内向きに離間している。燃焼ライナの前方端部は一般に、典型的には流れスリーブに固定される対応する数のライナガイドストッパに係合及び／又は嵌合する、複数の周方向に離間したライナストッパ特徴部（すなわち、雄型又は雌型ライナストッパ）を備えている。従って、燃焼ライナが流れスリーブ内に取り付けられると、ライナストッパは燃焼ライナが流れスリーブ内で適正な半径方向及び軸方向位置にくるようにするとともに、燃焼ライナが軸方向下流方向（すなわち、トランジションピースに向かって）移動しないようにする。

動作中、燃焼器の動力学及び熱応力によって、燃焼ライナ、流れスリーブ及び燃焼器の他の構成部品が振動及び他の方法で互いに対して移動することがある。これにより、ライナストッパ特徴部及び／又はライナガイドストッパの故障をまねき、結果として流れスリーブ内の燃焼ライナの位置ずれ、及び／又は燃焼ライナ又は流れスリーブの損傷をもたらすことがある。損傷したライナガイドストッパを修理するために、燃焼器を停止し、少なくとも一部を分解しなければならない。燃焼ライナ及び／又は流れスリーブを取り外す必要があり、作業者が損傷した構成部品をその場で加工し、又は部品を修理のために外部に送らなければならず、結果として高い修理費がかかり、停止期間が長くなる。

米国特許第３４８１３１６号

従って、当技術分野では、ガスタービン燃焼器用の改善された燃焼器ライナガイドストッパ及びライナガイドストッパの取り付け方法が望まれる。

本発明の態様及び利点は、一部が以下の説明に記載され、又は説明から明らかになり、又は本発明の実施によって習得することができる。

１つの態様では、本主題はガスタービン用の燃焼器を開示する。燃焼器は、ケーシングと、ケーシング内に少なくとも部分的に配設された流れスリーブと、流れスリーブ内に少なくとも部分的に配設された燃焼ライナと、燃焼ライナから延在するライナストッパ特徴部と、ライナガイドストッパとを含む。ライナガイドストッパは、第２の端部から離れた第１の端部を含む。第２の端部はライナストッパ特徴部と少なくとも部分的に係合するように構成することができ、ライナガイドストッパはケーシング及び流れスリーブを通って延在する。

別の態様では、本主題は、ケーシング、流れスリーブ及び燃焼ライナを含む、ガスタービンの燃焼器を組み立てる方法を開示する。方法は一般に、燃焼ライナを燃焼器外筒へと挿入するステップを含み、燃焼ライナは燃焼ライナから延在する少なくとも１つのライナストッパ特徴部を含む。方法はまた、第１の端部と第２の端部との間を延在するライナガイドストッパをケーシング及び流れスリーブを通して挿入するステップと、ライナガイドストッパの第２の端部をライナストッパ特徴部と係合するステップとを含むことができる。

本発明のこれら及び他の特徴、態様及び利点は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲を参照することにより、より良く理解できるであろう。本明細書に援用され、その一部を構成する添付の図面は、本発明の実施形態を説明し、本明細書と併せて本発明の原理を説明する働きをする。

本発明の最良の形態を含む、当業者にとって完全で実施可能な程度の開示が、添付の図面を参照しながら本明細書で説明される。
本発明の様々な実施形態によるガスタービン燃焼器の一部分の断面側面図である。 図１に示すガスタービン燃焼器の断面側面図である。 図１に示すガスタービン燃焼器の断面側面図である。 図１に示すガスタービン燃焼器の断面側面図である。 本発明の態様によるライナガイドストッパ及びライナストッパ特徴部の断面上面図である。 本発明の態様によるライナガイドストッパ及びライナストッパ特徴部の断面上面図である。 本発明の態様によるライナガイドストッパ及びライナストッパ特徴部の断面上面図である。 本発明の態様によるライナガイドストッパ及びライナストッパ特徴部の断面上面図である。

１つ又は複数の実施例が図面に示されている本発明の実施形態を以下で詳細に参照する。それぞれの実施例は本発明の説明のために記載されており、本発明を制限するものではない。実際、本発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく、本発明に様々な修正及び変形を行うことができることが、当業者には明らかである。例えば、１つの実施形態の一部として図示され説明された特徴を別の実施形態で使用して、さらに他の実施形態を実現することができる。従って、本発明は、そのような修正及び変形を添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内としてカバーするものである。

本主題は一般に、ケーシング、流れスリーブ、燃焼ライナ及びライナガイドストッパを含むガスタービン燃焼器に関する。本主題はまた、燃焼器を組み立てる方法に関する。様々な実施形態では、ライナガイドストッパはケーシング及び流れスリーブを通り、燃焼ライナから概して半径方向に延在するライナストッパ特徴部と係合する。その結果、燃焼器の組み立て及び動作中、燃焼ライナを燃焼器内で適正に位置合わせし、支持することができる。特定の実施形態では、ライナガイドストッパをケーシングの外面に連結することができる。このようにして、燃焼器を分解する必要なしに、ライナガイドストッパをケーシングを通して取り外及び／又は取り替えることができ、それにより人件費及び材料費などのオペレータの多大な費用及び一般に長期の停止に関連する収入の損失が抑えられる。さらに、ライナガイドストッパを、流れスリーブと直接機械的に連結するのではなく、ケーシング及び流れスリーブを貫通させることによって、流れスリーブへの機械及び熱応力を大幅に低減することができる。その結果、停止の間隔を長くすることができ、従ってオペレータによってかかる操業費用をさらに減らすことができる。

図面を参照すると、図１〜図４は、本発明の様々な実施形態によるガスタービン燃焼器１０の一部分の断面側面図を示す。図１に示すように、燃焼器１０は、概して環状のケーシング１２を含むことができる。ケーシング１２は、圧縮機排出ケーシング又は燃焼ラッパーケーシングなどのガスタービンケーシング（図示せず）の一部分に固定することができる。燃焼器１０はまた、流れスリーブ１４及び流れスリーブ１４内に実質的に同心状に配置された燃焼ライナ１６も含むことができる。燃焼器１０はさらに、ケーシング１２の一方の端部に配設された端部カバー１８を含むことができ、概して燃焼ライナ１６内に配設された燃料ノズルキャップアセンブリ２０も含むことができる。燃焼器１０はまた、第１の端部２４及び第２の端部２６を有する少なくとも１つのライナガイドストッパ２２も含むことができる。燃焼ライナ１６は一般に、実質的に円筒形の燃焼室を画成することができ、燃料及び空気が注入され燃焼されて、高温の燃焼ガスを生成する。

図２に示すように、ケーシング１２は、ケーシング１２を通って概して半径方向に延在する少なくとも１つの第１の通路２８を画成することができる。ケーシング１２は、ケーシング１２の外面３２に配設された第１の合わせ面３０を画成することもできる。第１の合わせ面３０は、第１の通路２８を少なくとも部分的に囲むことができる。第１の合わせ面３０及び／又はケーシング１２は、ボルト（図示せず）などの相補的に螺合される締結具を受けるように構成することができる。例えば、第１の合わせ面３０は、第１の合わせ面３０から概して半径方向内向きに延在する少なくとも１つの凹部３４を含むことができる。特定の実施形態では、凹部３４は雌ねじを切ることができ、及び／又は螺合された挿入体を受けるように構成することができる。他の実施形態では、第１の通路２８は、ライナガイドストッパ２２がケーシング１２に直接連結することができるように構成することができる。例えば、特定の実施形態では、図３に示すように、第１の通路２８は雌ねじを切ることができ、及び／又は螺合された挿入体を受けるように構成することができる。

図２に示すように、第１のカラー３６は、第１の通路２８内に実質的に同心に配設することができる。第１のカラー３６は、概して半径方向内向きに延在し、ケーシング１２を通ることができる。第１のカラー３６は、図１、図３及び図４に示すライナガイドストッパ２２を少なくとも部分的に囲むことができる。特定の実施形態では、第１のカラー３６は、ケーシング１２及び流れスリーブ１４を通って延在することができる。第１のカラー３６は概して円弧形、矩形、三角形及び／又は第１の通路２４を補完するどのような形状とすることもできる。このようにして、第１のカラー３６は、ライナガイドストッパ２２とケーシング１２及び／又は流れスリーブ１４との間に境界面を設けることによって、燃焼器１０の組み立て及び動作中、ライナガイドストッパ２２が第１の通路２８及び／又は流れスリーブ１４を損傷しないようにすることができる。さらに、第１のカラー３６は、燃焼器１０の組み立て中、ライナガイドストッパ２２をケーシング１２及び／又は流れスリーブ１４を通して案内することを助けることができる。他の実施形態では、第１のカラー３６は、第１のカラー３６を通って延在する複数の冷却路３８を少なくとも部分的に画成することができる。このようにして、燃焼器の動作中、圧縮機排気などの作動流体が複数の冷却路３８を通って流れ、図１、図３及び図４に示すライナガイドストッパ２２を対流冷却することができ、それにより、ライナガイドストッパ２２への熱及び機械応力が低減される。

図１〜図４に示すように、流れスリーブ１４は、流れスリーブ１４を通って概して半径方向に延在する少なくとも１つの第２の通路４０を画成することができる。第２の通路４０は第１の通路２８と実質的に同心に位置合わせすることができる。図２に示すように、第２の通路４０は概して円弧形、矩形、三角形又はライナガイドストッパ２２及び／又は第１のカラー３６と相補的などのような形状とすることもできる。このようにして、ライナガイドストッパ２２及び／又は第１のカラー３６は、流れスリーブ１４を通って延在することができる。第２の通路４０は、燃焼器１０の動作中のライナガイドストッパの熱膨張を可能にし、及び／又は燃焼器１０の停止中のライナガイドストッパの取り外し／取り替えを可能にするサイズとすることができる。

図１に示すように、第２のカラー４２は、第２の通路４０内に概して同心に配設することができる。第２のカラー４２は、流れスリーブ１４を通って概して半径方向に延在することができ、流れスリーブ１４に機械的に連結することができる。例えば、第２のカラー４２を流れスリーブ１４に溶接し、又はろう付けすることができる。それに加えて、又はその代わりに、第２のカラー４２を第２の通路４０へと挿入し、第２の通路４０内に浮揚させることができる。このようにして、第２のカラー４２は、流れスリーブ１４の位置ずれ、ライナガイドストッパ２２の位置ずれを考慮に入れ、組み立て許容誤差の変動を考慮し、燃焼器１０の動作中の流れスリーブ１４及び／又はライナガイドストッパ２２の移動を考慮に入れ、及び／又は流れスリーブ１４とライナガイドストッパ２２との間の機械応力を低減するように、第２の通路４０内で移動することができる。

図４に示すように、位置合わせスリーブ４４は、流れスリーブ１４の内面４６から燃焼ライナ１６に向かって概して半径方向内向きに延在することができる。位置合わせスリーブ４４は、当技術分野で既知の任意の適切な手段を使用して、流れスリーブ１４と連結することができることが理解されたい。例えば、位置合わせスリーブ４４を、溶接し、ボルト締めし、ピン止めし、及び／又は流れスリーブ１４の一体部品として成型鋳造ることができる。位置合わせスリーブ４４は、図２及び図１にそれぞれ示すように、第２の通路４０及び／又は第１のカラー３６又は第２のカラー４２を少なくとも部分的に囲むことができる。位置合わせスリーブ４４の一部は、円弧形、三角形、又は矩形、あるいは、燃焼器１０の組み立て及び／又は動作中、流れスリーブ１４を少なくとも部分的に燃焼ライナ１６と係合及び／又は位置合わせするのに適切なそれらの任意の組合せとすることができる。

図１〜図４に示すように、燃焼ライナ１６は、少なくとも１つのライナストッパ特徴部４８を含むことができる。ライナストッパ特徴部４８は燃焼ライナ１６と連結することができ、燃焼ライナ１６の冷却側面５０から概して半径方向外向きに延在することができる。ライナストッパ特徴部４８は、当技術分野で既知の任意の適切な手段を使用して、燃焼ライナ１６と連結することができることが、当業者には理解されたい。例えば、ライナストッパ特徴部４８を、溶接し、ピン止めし、及び／又は燃焼ライナ１６の一体部品として鋳造することができる。図１、図３及び図４に示すように、ライナストッパ特徴部４８は、燃焼ライナ１６の取り付けを容易にし、及び／又は流れスリーブ１４（又は燃焼ケーシング１２）内で燃焼ライナ１６を適正に位置合わせし、及び／又は燃焼器１０の動作中、燃焼ライナ１６の回転及び／又は軸方向移動を防ぐように、ライナストッパ特徴部４８がライナガイドストッパ２２の第２の端部２６及び／又は図３に示すように位置合わせスリーブ４４と嵌合及び／又は係合することを可能にする、任意の適切な形状及び／又は構成を有するように設計することができる。本明細書で使用される場合、「第２の端部」という用語は、ライナストッパ特徴部４８と少なくとも部分的に係合するライナガイドストッパ２２の部分と定義されることを理解されたい。例えば、図５〜図８に示すように、ライナストッパ特徴部４８は概して円弧形、矩形、三角形、又は図１、図３及び図４に示すようにライナガイドストッパ２２の第２の端部２６と係合及び／又は嵌合し、及び／又は図３に示すように位置合わせスリーブ４４と係合するのに適切なそれらの任意の組合せとすることができる。図１、図３、４及び５〜８に示すように、ライナストッパ特徴部４８は、ライナガイドストッパ２２の第２の端部２６を補完するように、雄型又は雌型ライナストッパ特徴部４８として構成することができる。特定の実施形態では、図３に示すように、ライナストッパ特徴部４８は、燃焼ライナ１６が燃焼器１０に挿入されると、ライナガイドストッパ２２の第２の端部２６を受けるように構成された第１の細長いスロット５２を画成することができる。第１の細長いスロット５２は概してライナストッパ特徴部４８の下流端５４から画成することができ、ライナストッパ特徴部４８の上流端５６に向かって延在することができる。他の実施形態では、図４に示すように、ライナストッパ特徴部４８は、ライナストッパ特徴部４８の上面６０から概して半径方向内向きに延在する孔５８を少なくとも部分的に画成することができる。特定の実施形態では、孔５８は雌ねじを切ることができ、及び／又はライナガイドストッパ２２の第２の端部２６と係合するように構成された螺合された挿入体を含むことができる。

図１、図３及び図４に示すように、ライナガイドストッパは、概して第１の端部２４と第２の端部２６との間に延在する支持体６２を含む。支持体６２は、第２の端部２６が燃焼ライナ１６のライナストッパ特徴部４８と少なくとも部分的に係合するように、ケーシング１２の第１の通路２８及び流れスリーブ１４の第２の通路４０を通って延在することができる。支持体６２は概して、円弧形、矩形、傾斜又は、燃焼器１０の動作中、燃焼ライナ１６を支持するのに適切な形状又は形状の組合せとすることができる。

特定の実施形態では、ライナガイドストッパ２２の第１の端部２４は、第１の端部２４の周りで少なくとも部分的に周方向に延在するフランジ６４を含むことができる。図１に示すように、フランジ６４は、フランジ６４を通って概して半径方向に延在する少なくとも１つの締結具通路６６を画成することができる。締結具通路６６は、ライナガイドストッパ２２が燃焼器１０へと挿入されるとき、ケーシング１２の凹部３４と位置合わせされるように配置することができる。このようにして、ボルトなどの締結具が、ライナガイドストッパ２２をケーシング１２に連結するために、フランジ６４を通ってケーシング１２の凹部３４へと延在することができる。

図３に示すように、特定の実施形態では、支持体６２及び／又は第１の端部２４を螺合することができる。このようにして、ライナガイドストッパ２２を第１の通路２８へとねじ込むことによってライナガイドストッパ２２をケーシング１２に直接固定することができ、第１の通路２８が上記で開示したように螺合され、及び／又は第１の通路２８内に配設された螺合された挿入体を含む。図１、図３及び図４に示すように、フランジ６４はまた、第２の合わせ面６８を画成することもできる。第２の合わせ面６８は図２に示すケーシング１２の第１の合わせ面３０と相補的とすることができ、図１、図３及び図４に示すように、ライナガイドストッパ２２がケーシング１２と連結されると、ライナガイドストッパ２２とケーシング１２との間の封止を形成することができる。他の実施形態では、ライナガイドストッパ２２をケーシング１２の外面３２及び／又は第１の合わせ面３０に溶接することによって、ライナガイドストッパ２２をケーシング１２及び／又は第１の合わせ面３０に連結することができる。代替実施形態では、ライナガイドストッパ２２を流れスリーブ１４の外面に連結することができる。このようにして、第２の端部２６が燃焼ライナ１６のライナストッパ特徴部４８と少なくとも部分的に係合するように、支持体６２が流れスリーブ１４を通って延在することができる。

図１及び図３〜図８に示すように、ライナガイドストッパ２２の第２の端部２６は、燃焼ライナ１６の取り付けを容易にし、及び／又は流れスリーブ１４及び／又は燃焼器外筒１２内で燃焼ライナ１６を適正に位置合わせするように、ライナガイドストッパ２２がライナストッパ特徴部４８と嵌合し、及び／又は係合することを可能にする任意の適切な形状及び／又は構成とすることができる。このようにして、ライナガイドストッパ２２はまた、燃焼器１０の動作中、燃焼ライナ１６の回転及び／又は軸方向移動を防ぐこともできる。例えば、図５〜図８に示すように、ライナガイドストッパ２２は概して円弧形、三角形、矩形、又はライナストッパ特徴部４８と係合し、及び／又は嵌合するのに適切なそれらの組合せとすることができる。図１及び図４に示すように、ライナガイドストッパ２２の第２の端部２６は、雄型又は雌型ライナストッパ特徴部４８を補完するように構成することができる。特定の実施形態では、図１に示すように、ライナガイドストッパ２２の第２の端部２６は第２の細長いスロット７０を含むことができ、燃焼ライナ１６が燃焼器１０内に取り付けられると、ライナストッパ特徴部４８がライナガイドストッパ２２の第２の端部２６へと摺動し、少なくとも一部と係合することができるようになっている。他の実施形態では、図４に示すように、第２の端部は概して円形とすることができ、第２の端部２６の周りで少なくとも部分的に周方向に延在するねじ山を含むことができる。第２の端部２６のねじ山は、ライナストッパ特徴部４８の孔５８内に配設されたねじ山と相補的とすることができる。このようにして、ライナガイドストッパ２２は、燃焼器１０の組み立て及び動作中、燃焼ライナ１６を支持し、及び／又は適正な位置合わせを維持するように、ライナストッパ特徴部４８へとねじ込むことができる。ライナガイドストッパ２２を使用して、燃焼器１０の動作中、燃焼ライナ１６の適正な取り付け深さを示し、燃焼ライナ１６の回転及び／又は軸方向移動を防ぐことができることが、当業者には理解されたい。

図１〜図８に関して説明し、図示した様々な実施形態は、ガスタービン用の燃焼器１０の組み立て方法を提供することもできる。方法は一般に、ライナストッパ特徴部４８の少なくとも１つを含む燃焼ライナ１６を燃焼器外筒１２へと挿入するステップを含むことができる。方法はさらに、ライナガイドストッパ２２をケーシング１２及び流れスリーブ１４を通して挿入するステップと、ライナガイドストッパ２２の第２の端部２６をライナストッパ特徴部４８と係合するステップとを含む。方法はさらに、ライナガイドストッパ２２の第１の端部２４をケーシング１２に連結するステップをさらに含むことができる。方法はまた、ライナガイドストッパ２２をケーシング１２の外面３２にボルト締めし、又は溶接することによって、ライナガイドストッパ２２をケーシング１２に連結するステップも含むことができる。方法はさらに、カラーがライナガイドストッパ２２を少なくとも部分的に囲むように、カラー（３６又は４２）をケーシング１２又は流れスリーブ１４の少なくとも１つを通して挿入するステップも含むことができる。方法はまた、ライナガイドストッパ２２をライナストッパ特徴部４８へとねじ込むステップも含むことができる。方法はさらに、ライナストッパ特徴部４８を、ライナガイドストッパ２２の第２の端部２６に配設された第２の細長いスロット７０へと挿入するステップも含むことができる。それに加えて、又はその代わりに、方法は、ライナガイドストッパ２２を、ライナストッパ特徴部４８内に配設された第１の細長いスロット５２へと挿入するステップも含むことができる。方法はまた、燃焼ライナ１６が流れスリーブ１４へと挿入されると、ライナストッパ特徴部４８を位置合わせスリーブ４４と位置合わせするステップも含むことができる。

上記の説明では、本発明を開示するため、及び当業者が任意のデバイス又はシステムの作製及び使用、及び任意の組み込まれた方法の実施を含む本発明を実施することができるようにするために、最良の形態を含む実施例を使用している。本発明の特許可能な範囲は特許請求の範囲によって定義され、当業者が思い付く他の実施例も含むことができる。そのような他の実施例は、特許請求の範囲の文字通りの用語と同じ構成要素を含む場合、又は特許請求の範囲の文字通りの用語とごくわずかしか違わない構成要素を含む場合、特許請求の範囲内に含まれることが意図される。

１０ 燃焼器
１２ ケーシング
１４ 流れスリーブ
１６ 燃焼ライナ
１８ 端部カバー
２０ 燃料ノズルキャップアセンブリ
２２ ライナガイドストッパ
２４ 第１の端部
２６ 第２の端部
２８ 第１の通路
３０ 第１の合わせ面
３２ 外面
３４ 凹部
３６ 第１のカラー
３８ 冷却路
４０ 第２の通路
４２ 第２のカラー
４４ 位置合わせスリーブ
４８ ライナストッパ特徴部
５０ 側面
５２ 第１の細長いスロット
５４ 下流端
５６ 上流端
５８ 孔
６０ 上面
６２ 支持体
６４ フランジ
６６ 締結具通路
６８ 第２の合わせ面
７０ 第２の細長いスロット

Claims (20)

1. ガスタービン用の燃焼器であって、
   ａ．ケーシングと、
   ｂ．ケーシング内に少なくとも部分的に配設された流れスリーブと、
   ｃ．流れスリーブ内に少なくとも部分的に配設された燃焼ライナと、
   ｄ．燃焼ライナから延在するライナストッパ特徴部と、
   ｅ．第２の端部から離れた第１の端部を含み、第２の端部はライナストッパ特徴部と少なくとも部分的に係合するように構成されたライナガイドストッパとを含み、ライナガイドストッパがケーシング及び流れスリーブを通って延在する燃焼器。
2. ライナガイドストッパがケーシングの外面に連結されている、請求項１記載の燃焼器。
3. ライナガイドストッパの第１の端部が、ケーシングによって少なくとも部分的に画成される通路へとねじ込まれるように構成された、請求項１記載の燃焼器。
4. ライナガイドストッパが第１の端部にフランジを含み、フランジはケーシングの外面に連結するように構成された、請求項１記載の燃焼器。
5. ライナガイドストッパの第２の端部が、円弧形、三角形、矩形の少なくとも１つを画成する、請求項１記載の燃焼器。
6. ケーシングに連結され、ケーシング又は流れスリーブの少なくとも１つを通って延在するカラーをさらに含み、カラーはライナガイドストッパを少なくとも部分的に囲む、請求項１記載の燃焼器。
7. カラーが複数の通路を画成し、複数の通路は作動流体をライナガイドストッパへと供給するように構成されている、請求項６記載の燃焼器。
8. 流れスリーブに連結されるカラーをさらに含み、カラーはライナガイドストッパを少なくとも部分的に囲む、請求項１記載の燃焼器。
9. 流れスリーブが、燃焼器内で流れスリーブを少なくとも部分的に位置合わせするように構成された位置合わせスリーブを含む、請求項１記載の燃焼器。
10. 位置合わせスリーブが少なくとも部分的に円弧形、三角形、矩形である、請求項９記載の燃焼器。
11. ライナガイドストッパの第２の端部が、ライナストッパ特徴部の少なくとも一部分を受けるように構成されたスロットを含む、請求項１記載の燃焼器。
12. ライナガイドストッパの第２の端部が、ライナストッパ特徴部へとねじ込まれるように構成されている、請求項１記載の燃焼器。
13. ケーシング、流れスリーブ及び燃焼ライナを含む、ガスタービンの燃焼器を組み立てる方法であって、
    ａ．燃焼ライナから延在する少なくとも１つのライナストッパ特徴部を含む燃焼ライナを燃焼器ケーシングへと挿入するステップと、
    ｂ．第１の端部と第２の端部との間を延在するライナガイドストッパをケーシング及び流れスリーブを通して挿入するステップと、
    ｃ．ライナガイドストッパの第２の端部をライナストッパ特徴部と係合するステップとを含む方法。
14. ライナガイドストッパの第１の端部をケーシングの外面に連結するステップをさらに含む、請求項１３記載の方法。
15. ライナガイドストッパをケーシングの外面に連結するステップが、ライナガイドストッパをケーシングの外面にボルト締めし、ねじ込み、又は溶接するステップの少なくとも１つを含む、請求項１４記載の方法。
16. カラーをケーシング又は流れスリーブの少なくとも１つを通して挿入するステップをさらに含み、カラーはライナガイドストッパを少なくとも部分的に囲む、請求項１３記載の方法。
17. ライナガイドストッパの第２の端部をライナストッパ特徴部と係合するステップが、ライナガイドストッパをライナストッパ特徴部へとねじ込むステップを含む、請求項１３記載の方法。
18. ライナガイドストッパの第２の端部をライナストッパ特徴部と係合するステップが、ライナストッパ特徴部をライナガイドストッパの第２の端部によって画成されるスロットへと挿入するステップを含む、請求項１３記載の方法。
19. ライナガイドストッパの第２の端部をライナストッパ特徴部と係合するステップが、ライナガイドストッパの第２の端部をライナストッパ特徴部に画成されるスロットへと挿入するステップを含む、請求項１３記載の方法。
20. 流れスリーブが流れスリーブから延在する位置合わせスリーブを含み、燃焼ライナが流れスリーブへと挿入されると、ライナストッパ特徴部を位置合わせスリーブと位置合わせするステップをさらに含む、請求項１３記載の方法。