JP2013168807A - 番組ラウドネス自動管理システム及びその自動管理方法 - Google Patents

番組ラウドネス自動管理システム及びその自動管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013168807A
JP2013168807A JP2012031025A JP2012031025A JP2013168807A JP 2013168807 A JP2013168807 A JP 2013168807A JP 2012031025 A JP2012031025 A JP 2012031025A JP 2012031025 A JP2012031025 A JP 2012031025A JP 2013168807 A JP2013168807 A JP 2013168807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loudness
program
unit
audio
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012031025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5832925B2 (ja
Inventor
Satoshi Yagishita
悟司 柳下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP2012031025A priority Critical patent/JP5832925B2/ja
Publication of JP2013168807A publication Critical patent/JP2013168807A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5832925B2 publication Critical patent/JP5832925B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】所望の演出効果を行ないつつ、番組内で平均ラウドネス値を規定範囲に高精度に制御する。
【解決手段】番組ラウドネス自動管理システム1は、CH1〜CH4の入力ラインからなる音声信号入力部2と、当該音声信号入力部からの音声信号をCH毎に調整する音声調整処理部3と、これらの複数の音声信号について音声加算を行なうMIX BUS部4と、音声加算された音声を出力するマスター出力部5とを具備し、かつ、MIX BUS部4とマスター出力部5との間に、音声のラウドネス測定を行なうラウドネス測定部6と、ラウドネス測定部6から得られた現在ラウドネスレベルと目標ラウドネスレベルの差分量を音声調整処理部3にフィードバックし、CH1〜CH4に対して差分量を振り分けて音声調整させるラウドネス調整制御部10とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビ、ラジオ等の番組におけるラウドネス(loudness:人の感じる音の大きさ)を自動管理するためのシステム及びその自動管理方法に関する。
従来、テレビ、ラジオ等において、チャンネルを変えると音量が変化したり、CMになると大音量になったりする場合があり、視聴者の快適な視聴を妨害することがあった。
近年、アナログ放送から地上波デジタル放送に移行し、一般家庭においても、放送チャンネルや番組間による音量差や番組とCM間での音量差が一段と明白になっている。
また、従来のテレビ、ラジオ等の番組やCMの音量管理は、物理的な電圧レベルを測定するVUメータを用いて行なわれていたが、VUメータを用いた管理では、同じ電圧レベルでも実際に人が感じ取る音の大きさが異なるということが多々あった。
このような状況の下、近年、テレビ放送等の音声について、人間の感覚により近いラウドネスを用いて音量管理することが行なわれている。また、2011年3月に、ARIB TR−B32が策定され、番組全体の音の大きさを一つの値で示す平均ラウドネス値を規定し、その値が番組間で一定となるように運用することが求められている(非特許文献1参照)。
「デジタルテレビ放送番組におけるラウドネス運用規定」ARIB TR−B32 1.0版 社団法人電波産業会 第7頁
上記運用においては、番組やCM全時間の平均ラウドネス値を規定範囲にすることが求められている。ラウドネスレベルの調整は、これまでミキサー操作者が出力メータを監視しながら、手動で音量調整を行っていた。
この際、ラウドネスメータの指示を目視で確認を行い、番組の残時間を考慮しつつ、急激な音量変化を与えないように規定範囲に収める必要があった。また、一つの番組内でも番組演出を考慮して、番組冒頭や終盤等のように音量感を持たせたい局面や、アナウンサーの喋る音声のように音量変化を与えたくない素材等も考慮に入れることも必要であった。
収録番組やCMは録音した素材でリミックスすることで修正も行えるが、生放送番組においては、番組終了後に平均ラウドネス値が規定範囲に収まっていなかった場合にやり直しが効かないため、精度の高い調整操作がリアルタイムに求められていた。
本発明は、所望の演出効果を行ないつつ、番組内で平均ラウドネス値を規定範囲に高精度に制御できる番組ラウドネス自動管理システム及びその自動管理方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の番組ラウドネス自動管理システムは、複数のチャンネルの入力ラインからなる音声信号入力部と、当該音声信号入力部からの音声信号をチャンネル毎に調整する音声調整処理部と、これらの複数の音声信号について音声加算を行なう音声加算手段と、前記音声加算された音声を出力するマスター出力部とを具備し、かつ、前記音声加算手段と前記マスター出力部との間に、音声のラウドネス測定を行なうラウドネス測定部と、前記ラウドネス測定部から得られた現在ラウドネスレベルと目標ラウドネスレベルの差分量を前記音声調整処理部にフィードバックし、前記複数のチャンネルに対して前記差分量を振り分けて音声調整させるラウドネス調整制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の番組ラウドネス自動管理方法は、複数のチャンネルから入力された複数の音声信号を音声加算して加算後の音声の現在ラウドネスレベルを測定し、目標ラウドネスレベルとの差分量を算出して前記差分量を前記複数のチャンネルに振り分けてフィードバックし、各チャンネル毎に音声調整を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、所望の演出効果を行ないつつ、番組内で平均ラウドネス値を規定範囲に高精度に制御することができる。
本発明の一実施形態の番組ラウドネス自動管理システムを示す構成図である。 図1に示す番組管理データ入力部で入力される番組管理データの一例である。 図1に示すラウドネス調整制御部の構成図である。 音量調整による補正方法を説明するグラフである。 音質調整による補正方法(CH補正レベル+2.5)を説明するグラフである。 音質調整による補正方法(CH補正レベル+5)を説明するグラフである。 音質調整による補正方法(CH補正レベル−5)を説明するグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
(構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る番組ラウドネス自動管理システムを示す構成図である。
この番組ラウドネス自動管理システム1は、CH1〜CH4の4つの入力ラインからなる音声信号入力部2と、音声信号入力部2からの音声信号をチャンネル毎に調整する音声調整処理部3と、これらの音声信号に対して音声加算を行なうMIX BUS部4と、マスター出力部5とを備えている。
音声調整処理部3は、チャンネル毎に、それぞれ、音量を調整するTRIM部31と、音質を調整するFILTER部32とを具備している。
また、番組ラウドネス自動管理システム1は、MIX BUS部4とマスター出力部5との間に、ラウドネスメータによって音声測定を行なうラウドネス測定部6と、CM中にスイッチ(SW)をOFFにしてラウドネス測定の対象外とする機能を有するCMタリー制御部7と、番組に関する各種データを入力する番組管理データ入力部8と、番組の進行時間を管理するタイマー部9と、ラウドネスの調整制御を行なうラウドネス調整制御部10とを備えている。以下、これらの構成要素について詳しく説明する。
(ラウドネス測定部6)
ラウドネス測定部6は、MIX BUS部4により音声加算された音声信号について、ラウドネスメータでラウドネスレベルを測定するようになっている。ラウドネスレベルの測定は、一定周期で行なわれ、番組終了まで順次、測定値を積算していき、リアルタイムで平均ラウドネス値が算出される。例えば、ラウドネスレベルの測定を1分毎に行い、1分から番組終了の60分まで行なうことができる。また、CM中はラウドネス値の計測対象外とし、CM時間を除いて平均値が算出される。ラウドネス値の単位はLKFS(Loudness K-weighting Full Scale)であり、目標ラウドネスレベルは、例えば、−24LKFSとされるが、その他の値でも良い。ラウドネス測定部6で測定された現在ラウドネスレベルは、ラウドネス調整制御部10へ送信されるようになっている。
(番組管理データ入力部8)
この番組ラウドネス自動管理システム1においては、番組における各チャンネル毎に、番組内の各時間帯においてどのような演出をなすのかを番組管理データ入力部8を用いて予め入力により設定しておく。例えば、番組のスタートとエンドについては音量感を出すような演出を行なうことができる。また、MC(マイク)のように音量感に変化を与えたくない入力チャンネルやBG(バックグラウンド)のように音量感を変化させても良い入力チャンネルのように、各入力チャンネルの性質を考慮して、チャンネル毎に演出を行なうことができる。
図2に、番組管理データ入力部8にて入力される番組管理データの一例を示す。本例では、目標ラウドネスレベル、番組全体時間、CH重みレベル、演出重みレベルが設定される。目標ラウドネスレベルは、−24LKFSに設定する。また、番組全体時間を6分とし、1分毎に演出重みレベルを設定する。演出重みレベルは、1〜6分の全時間帯の合計で1になるように設定する。また、CH1をBGM入力、CH2をVTR入力、CH3を中継入力、CH4をMIC入力とし、各時間帯毎に、CH1〜CH4の合計が1となるようにCH重みレベルを設定する。なお、番組管理データ表において、空欄は音声入力がなく、CH重みレベルが0であることを示している。
(タイマー部9)
番組管理データ入力部8において入力された番組全体時間に基づいて、タイマー部9は、番組の進行時間を管理し、番組残時間をラウドネス調整制御部10へ送信するようになっている。
(ラウドネス調整制御部10)
図3に、ラウドネス調整制御部10の具体的な構成を示す。
ラウドネス調整制御部10は、受信部11、番組管理データ登録部12、時間管理部13、演算部14、制御部15、及びタリー制御部16を備えている。
受信部11は、ラウドネス測定部6から現在ラウドネスレベルを受信するようになっている。番組管理データ登録部12は、番組管理データ入力部8で入力された目標ラウドネスレベル(目標ラウドネス値)、CH重みレベル、演出重みレベルの各データを登録するようになっている。時間管理部13は、タイマー部9から送信される番組残時間情報を管理するようになっている。
演算部14は、番組管理データ登録部12からの目標ラウドネスレベル、CH重みレベル、演出重みレベルの各データ、時間管理部13からの残時間データに基づいて、後述する演算を行ない、調整(すなわち補正)すべき量を決定するようになっている。また、制御部15は、演算部14での演算結果に基づき、音声調整処理部3の音量又は音質を調整するようになっている。さらに、タリー制御部16は、番組管理データ登録部12に登録されたデータに基づき、CM期間中にCMタリー制御部7に対して、MIX BUS部4とラウドネス測定部6との間に設けられたスイッチをOFFにする指令を発するようになっている。
(CMタリー制御部7)
放送番組におけるCM中の音声に、放送していないスタジオ内の音声が含まれることがあるが、この音声を平均ラウドネスレベル測定に含めることは望ましくない。このため、本システムでは、CMタリー制御部7を設けて、CM中はラウドネス測定部6へ入力する音声についてスイッチ(SW)をOFFにすることで自動的にラウドネス測定の対象外とするようになっている。スイッチ(SW)の開閉制御は、ラウドネス調整制御部10のタリー制御部16からの開閉信号に基づいて行われる。
(作用)
次に、図1〜図3に基づいて、本実施形態の番組ラウドネス自動管理システム1の作用(主に音声信号と制御信号の流れ)を説明する。
音声信号は、音声信号入力部2からチャンネル毎に入力され、音声調整処理部3を経由してMIX BUS部4で音声加算され、マスター出力部5に出力される。ラウドネス測定部6は、MIX BUS部4により音声加算された音声信号について、ラウドネスメータでラウドネスレベルを測定する。ラウドネス調整制御部10の受信部11は、ラウドネス測定部6から現在のラウドネスレベルを受信し、演算部14へと送信する。
演算部14は、下記計算式(1)により、現在の番組全体補正レベルを演算する。
現在の番組全体補正レベル=(目標ラウドネスレベル−現在のラウドネスレベル)×現在の演出重みレベル・・・・・(1)
例えば、図2に示した番組管理データ表を参照し、時間帯=1分、目標ラウドネスレベル=−24LKFS、現在のラウドネスレベル=−14LKFS、現在の演出重みレベル=0.3とすると、現在の番組全体補正レベルは、
(−24−(−14))×0.3=−3となる。
また、演算部14は、下記計算式(2)により、CH毎に現在のCH補正レベルを演算する。
現在のCH補正レベル=
現在の番組全体補正レベル×CH重みレベル・・・・・(2)
例えば、図2に示した番組管理データ表を参照し、時間帯=1分、CH=1、CH重みレベル=0.8とし、上記式(1)で算出した現在の番組全体補正レベル=−3LKFSとすると、現在のCH補正レベルは、
−3×0.8 = −2.4となる。
演算部14は、上記式(1)及び(2)で算出された現在の番組全体補正レベル及びCH毎の現在のCH補正レベルを制御部15へ伝達する。制御部15は、現在の番組全体補正レベル及びCH毎の現在のCH補正レベルのデータに基づいて、音声調整処理部3のTRIM部31に対して音量調整の指令を発し、FILTER部32に対して音質調整の指令を発する。
音量と音質を調整すると、ラウドネスレベルも変化する。この番組ラウドネス自動管理システム1では、ラウドネス調整制御部10により、現在ラウドネスレベルと目標ラウドネスレベルの差分による調整制御を行うことで、番組全体の平均ラウドネス値を目標値に向かい自動調整する。
また、ラウドネスレベルの調整は、音量調整(TRIM)と音質調整(FILTER)を素材ごとに選択する。例えば、ボリューム感を重視するBGM等は、音質調整を行い、素材感を重視するMC(マイク)等は、音量調整を行なう。このようにして、番組ラウドネス自動管理システム1では、マスター出力のラウドネスレベルを各入力素材のラウドネスレベルへとフィードバックする。以下、音量調整(TRIM)と音質調整(FILTER)についてさらに説明する。
(TRIM音声調整処理(音量調整))
音声調整処理部3のTRIM部31は、音量を変化させることにより入力音声信号のラウドネスレベルを調整する。音量の調整は、各CH毎に行う。ここで、図4に示すように、番組全体の調整レベルとCH補正レベルとは比例関係にあるため、番組全体の調整レベルを所定の値にすべく、各CH毎のCH補正レベルを設定する。このCH補正レベルは、ラウドネス調整制御部10からの上記(2)式で算出されるCH補正レベルを制御量として行われる。TRIM部31では音声レベル(物理レベル)を調整するため、音質変化を最小限に抑えることが可能になる。
(FILTER音声調整処理(音質調整))
音声調整処理部3のFILTER部32は、音質を変化させることにより入力音声信号のラウドネスレベルを調整する。
人間に聴こえる音量感であるラウドネスレベルには周波数特性があり、その特性は等ラウドネス曲線として知られている。人間の聴覚は、中周波数帯域の音声信号は大きく聴こえ、低周波数帯域は小さく聴こえる。FILTER部32は、この等ラウドネス曲線に従い、入力音声の周波数成分毎の音量を調整(音質調整)することにより、ラウドネスレベルを調整する。
この音質調整は、音量調整と同様、ラウドネス調整制御部10からの上記(2)式で算出されるCH補正レベルを制御量として行われる。以下、プラス制御とマイナス制御の具体例について説明する。
(プラス制御)
先ず、図5に示すように、規定カーブを聴感レベルに従い、効果的にラウドネスレベルが上昇するカーブとする。補正の範囲を決定する基準レベルはCH補正レベルにより上下し、CH補正レベルが0〜+10の範囲で0の場合はグラフの最上部とし、+10の場合はグラフの最下部とする。
図5に示すように、CH補正レベルの基準レベルを+2.5とした場合は、基準レベルより上部の規定カーブについて周波数毎の音量を調整する。一方、基準レベルより下部の規定カーブは調整に影響しない。
また、図6に示すように、CH補正レベルの基準レベルを+5とした場合には、図5のCH補正レベルが+2.5の場合と比較して補正レベルが大きいので、調整する周波数の範囲も広くなる。
(マイナス制御)
これに対して、マイナス制御の場合は、図7に示すように、規定カーブを聴感レベルに従い、効果的にラウドネスレベルが下降するカーブとする。CH補正レベルにより基準レベルが上下し、CH補正レベルが0〜−10の範囲で0の場合はグラフの最下部とし、−10の場合はグラフの最上部とする。
図7に示すように、CH補正レベルの基準レベルを−5とした場合は、基準レベルより下部の規定カーブについて周波数毎の音量を調整する。一方、基準レベルより上部の規定カーブは調整に影響しない。
このようにしてFILTER部32が音質調整を行なうことで、音声レベル(物理レベル)を大きく変えることなく、効果的にラウドネスレベルの調整を行なうことが可能になる。
(効果)
本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ラウドネス調整制御部10により、現在ラウドネスレベルと目標ラウドネスレベルの差分による調整制御を行うことで、番組全体の平均ラウドネス値を目標値に向かい自動調整することができる。これにより、精度の高い調整操作がリアルタイムに可能になる。
(2)番組管理データ入力部8を用いて音声入力チャンネル毎にそのチャンネルが使用される時間帯を予め登録することにより、調整制御時間帯を特定でき、番組終盤に調整制御が大きくなることを防止することができる。
(3)タイマー部9により、番組の残り時間を考慮して調整制御することにより、急激な音量変化を防ぎ、自然な音量感を演出することが出来る。
(4)番組の時間帯ごとに演出レベルを登録して調整制御を行うことで、番組内のラウドネス管理に演出効果を持たせることができる。
(5)チャンネル毎にラウドネス制御レベルの重みを変えることで、音声素材ごとのラウドネス調整制御管理を行うことができる。
(6)チャンネル毎に調整制御することにより、マスター出力(番組全体音声)の音量変化が大きくなることを防止することができる。
(7)以上により、番組に違和感を与えず演出効果を損なわずに、ラウドネスの自動管理が行なえるようになり、調整作業の負担を軽減することができる。
(8)CMタリー制御部7により、CM中にラウドネス測定部6へ入力する音声を遮断して無音へ自動的に切り替えることができる。これにより、CM中に手動でラウドネスメータへの入力音声を切り替える操作が必要なくなり、操作者の負担を軽減することが可能になる。
(他の実施形態)
(1)上記実施形態では、音声入力部2におけるチャンネル数を4としたが、任意の数とすることができる。
(2)また、チャンネル分けせずに混合した音声全体について、ラウドネスを調整することもできる。
(3)上記実施形態では、CMタリー制御部7を設けてCM中は自動的にラウドネス測定の対象外としたが、所定の場合に、CM中であってもラウドネス測定の対象としても良い。
(4)以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…番組ラウドネス自動管理システム
2…音声信号入力部
3…音声調整処理部
4…MIX BUS部(音声加算手段)
5…マスター出力部
6…ラウドネス測定部
7…CMタリー制御部
8…番組管理データ入力部
9…タイマー部
10…ラウドネス調整制御部
11…受信部
12…番組管理データ登録部
13…時間管理部
14…演算部
15…制御部
16…タリー制御部
31…TRIM部
32…FILTER部

Claims (10)

  1. 複数のチャンネルの入力ラインからなる音声信号入力部と、
    当該音声信号入力部からの音声信号をチャンネル毎に調整する音声調整処理部と、
    これらの複数の音声信号について音声加算を行なう音声加算手段と、
    前記音声加算された音声を出力するマスター出力部とを具備し、かつ、前記音声加算手段と前記マスター出力部との間に、
    音声のラウドネス測定を行なうラウドネス測定部と、
    前記ラウドネス測定部から得られた現在ラウドネスレベルと目標ラウドネスレベルの差分量を前記音声調整処理部にフィードバックし、前記複数のチャンネルに対して前記差分量を振り分けて音声調整させるラウドネス調整制御部と、
    を備えたことを特徴とする番組ラウドネス自動管理システム。
  2. 前記ラウドネス調整制御部は、番組の全体時間を複数に分割した時間帯毎に予め登録された演出重みレベルに基づき、前記差分量の範囲内で前記音声調整処理部に対して音声調整をさせることを特徴とする請求項1記載の番組ラウドネス自動管理システム。
  3. 前記ラウドネス調整制御部は、前記各チャンネル毎に予め登録されたCH重みレベルに基づき、前記差分量の範囲内で前記音声調整処理部に対して音声調整をさせることを特徴とする請求項1又は2記載の番組ラウドネス自動管理システム。
  4. 前記音声調整処理部は、前記チャンネル毎に、前記ラウドネス調整制御部から受信した前記差分量に基づき音量を調整するTRIM部と、前記ラウドネス調整制御部から受信した前記差分量に基づき音質を調整するFILTER部とを具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の番組ラウドネス自動管理システム。
  5. 前記音声加算手段と前記ラウドネス測定部との間に、番組のCM中に前記ラウドネス測定部へ入力する音声を遮断し、ラウドネス測定の対象外とするCMタリー制御部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の番組ラウドネス自動管理システム。
  6. 複数のチャンネルから入力された複数の音声信号を音声加算して加算後の音声の現在ラウドネスレベルを測定し、目標ラウドネスレベルとの差分量を算出して前記差分量を前記複数のチャンネルに振り分けてフィードバックし、各チャンネル毎に音声調整を行なうことを特徴とする番組ラウドネス自動管理方法。
  7. 番組の全体時間を複数の時間帯に分割し、前記差分量の範囲内で、各時間帯毎に演出重みレベルを付与して音声調整をすることを特徴とする請求項6記載の番組ラウドネス自動管理方法。
  8. 前記差分量の範囲内で、各チャンネル毎にCH重みレベルを付与して音声調整をすることを特徴とする請求項6又は7記載の番組ラウドネス自動管理方法。
  9. 前記音声調整は、音量又は音質を調整することにより行うことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項記載の番組ラウドネス自動管理方法。
  10. 番組のCM期間中は、ラウドネス測定の対象外とすることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項記載の番組ラウドネス自動管理方法。
JP2012031025A 2012-02-15 2012-02-15 番組ラウドネス自動管理システム及びその自動管理方法 Active JP5832925B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012031025A JP5832925B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 番組ラウドネス自動管理システム及びその自動管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012031025A JP5832925B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 番組ラウドネス自動管理システム及びその自動管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013168807A true JP2013168807A (ja) 2013-08-29
JP5832925B2 JP5832925B2 (ja) 2015-12-16

Family

ID=49178898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012031025A Active JP5832925B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 番組ラウドネス自動管理システム及びその自動管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5832925B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110808723A (zh) * 2014-05-26 2020-02-18 杜比实验室特许公司 音频信号响度控制
US11545949B2 (en) 2018-01-07 2023-01-03 Gracenote, Inc. Methods and apparatus for volume adjustment

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09182197A (ja) * 1995-12-25 1997-07-11 Toshiba Corp ラウドネス回路
JP2008518565A (ja) * 2004-10-26 2008-05-29 ドルビー・ラボラトリーズ・ライセンシング・コーポレーション オーディオ信号の感知音量及び/又は感知スペクトルバランスの計算と調整
JP2011509010A (ja) * 2007-12-21 2011-03-17 エスアールエス・ラブス・インコーポレーテッド オーディオ信号の知覚ラウドネスを調節するシステム
US20110164855A1 (en) * 2008-09-19 2011-07-07 Crockett Brett G Upstream quality enhancement signal processing for resource constrained client devices

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09182197A (ja) * 1995-12-25 1997-07-11 Toshiba Corp ラウドネス回路
JP2008518565A (ja) * 2004-10-26 2008-05-29 ドルビー・ラボラトリーズ・ライセンシング・コーポレーション オーディオ信号の感知音量及び/又は感知スペクトルバランスの計算と調整
JP2011509010A (ja) * 2007-12-21 2011-03-17 エスアールエス・ラブス・インコーポレーテッド オーディオ信号の知覚ラウドネスを調節するシステム
US20110164855A1 (en) * 2008-09-19 2011-07-07 Crockett Brett G Upstream quality enhancement signal processing for resource constrained client devices

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110808723A (zh) * 2014-05-26 2020-02-18 杜比实验室特许公司 音频信号响度控制
US11545949B2 (en) 2018-01-07 2023-01-03 Gracenote, Inc. Methods and apparatus for volume adjustment
US11824507B2 (en) 2018-01-07 2023-11-21 Gracenote, Inc. Methods and apparatus for volume adjustment

Also Published As

Publication number Publication date
JP5832925B2 (ja) 2015-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10785569B2 (en) Encoded audio metadata-based loudness equalization and dynamic equalization during DRC
CN108432130B (zh) 基于对象的音频信号平衡
EP1736001B1 (en) Audio level control
US9136881B2 (en) Audio stream mixing with dialog level normalization
US20140294200A1 (en) Metadata for loudness and dynamic range control
HK1144513A1 (en) Audio processing for compressed digital television
KR20100042370A (ko) 주파수 밴드 및 채널의 가변이 가능한 디지털 보청기 피팅 시스템
KR20070084406A (ko) 자동 오디오 레벨 제어
JP5832925B2 (ja) 番組ラウドネス自動管理システム及びその自動管理方法
WO2015144243A1 (en) Image display device with automatic sound enhancement function
US8731216B1 (en) Audio normalization for digital video broadcasts
JP6637736B2 (ja) ラウドネス調節装置およびプログラム
US20190158201A1 (en) Sound processing apparatus and method
KR102508413B1 (ko) 주파수 스펙트럼 보정을 위한 오디오 신호 처리 방법 및 장치
KR102155743B1 (ko) 대표음량을 적용한 컨텐츠 음량 조절 시스템 및 그 방법
US20170257721A1 (en) Audio processing device and method
KR101897335B1 (ko) 저-지연 오디오 ld 자동 제어 방법 및 시스템
JP2010098562A (ja) 音声調整システム、調整方法およびリモートコントローラ
JP6703884B2 (ja) チャンネル数変換装置、放送受信機およびプログラム
Lund Itu-r bs. 1770 revisited
Norcross et al. A Status Report on Loudness Control Technologies and Standardization for Broadcasting
Gupta et al. Loudness Measurement and Control
Orban Using the ITU BS. 1770 and CBS Loudness Meters To Measure Loudness Controller Performance
Carroll et al. Audio for Digital Television
JP5988461B2 (ja) 自動音声調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5832925

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150