JP2013168792A - アクセスポイント装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリープモードによる省電力効果の最大化を図ることができるアクセスポイント装置を提供する。
【解決手段】アクティブモードと、スリープモードとを切り替えることが可能なアクセスポイント装置であって、アクティブモードによる動作中において、他のアクセスポイント装置に対して、無線端末の受け入れを要求する信号を送信した際に、無線端末との通信を切断するとともに、該無線端末からの接続要求を拒否してスリープモードへ移行する手段と、他のアクセスポイント装置から接続要求の拒否を解除することを要求する信号を受信した際に、無線端末からの接続要求の拒否を解除してアクティブモードへ移行する手段と、他のアクセスポイント装置から無線端末の受け入れを要求する信号を受信し、かつ、該無線端末との通信ができなくなった際に、他のアクセスポイント装置に接続要求の拒否を解除することを要求する信号を送信する手段とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線LANの複数のアクセスポイント装置により構成される無線通信システムにおいて、スリープモードを用いることにより省電力化を図るアクセスポイント装置及び無線通信方法に関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)が家庭やオフィス等で普及し、無線LAN端末が多数の情報機器に搭載されてインターネットアクセスの一手段として広く利用されている。一般的に利用されている無線LANは、IEEE802.11規格として標準化されている。
一般に、通信機器に対する省電力化が求められており、IEEE802.11規格においても、省電力化機能として、アクティブモード/スリープモードによる運用が規定されている。アクティブモードでは、送信状態、受信状態、リスニング状態の3状態を取り、スリープモードではスリープ状態を取る。スリープ状態は、一部回路への電源供給を断つことにより、送信、受信、リスニングの全てが行えないものの、アクティブモードの3状態と比較して消費電力が小さくなる。
無線LAN端末は、アクセスポイント装置(以下、アクセスポイントと称する)が送信するビーコンフレーム上のTIM(Traffic Indication Map)要素を利用してデータ受信の必要の有無を確認し、データ送受信の必要がない場合においては、DTIM(Delivery Traffic Indication Message)カウントが0となるビーコンフレームの受信時にのみアクティブモードで運用される。それ以外の時にスリープモードへ移行することによって、無線LAN端末は省電力で運用される。すなわち、無線LAN端末は、バッテリーで運用される機器であることも考慮されているため、省電力化機能に関してIEEE802.11標準規格によって規定されている(例えば、非特許文献1)。
一方、無線LANのアクセスポイントは、常時の電源供給を前提として設計されているため、省電力化機能に関してIEEE802.11標準規格によって規定されていない。しかし、無線端末側の機能変更を伴わずに、IEEE802.11標準規格に則って実現する省電力化機能として、使用チャネルのチャネル予約期間を設定した予約信号であるNAV(Network Allocation Vector)を利用したスリープ機能が提案されている(例えば、非特許文献2、3)。
図6は、この提案によるモード切り替えの状態遷移を示す説明図である。図6に示すように、アクセスポイントが、接続している無線端末に対して送信すべきデータをバッファ内に保持していないか、端末からデータを受信していない時に、CTS−to−selfフレーム、もしくはブロードキャストフレームを用いてNAVを設定し、そのNAVの設定期間(チャネル予約期間)にアクセスポイント自身がスリープモードへ移行する。NAVの設定期間を終了すると無線端末がデータを送信する可能性があるため、アクセスポイントはアクティブモードに戻り、無線端末からのデータを受信する。このように、アクセスポイントは、不要なアクティブモードから、部分的にスリープモードへと移行することで消費電力を低下させることができる。このように、トラフィックが存在しない場合には、スリープモードで運用される期間が長くなるため、アクセスポイントは高い省電力効果を得ることができる。
IEEE Std 802.11TM−2007 信学技報,MoMuC,モバイルマルチメディア通信108(448),47−50,2009−02−26,「無線LANアクセスポイントにおける省電力モード」 信学技報,MoMuC,モバイルマルチメディア通信109(22),173−177,2009−04−30,「無線LANアクセスポイントにおける省電力モードの性能評価」
しかしながら、従来のアクセスポイントにおけるスリープモードには、以下のような問題がある。図7は、従来のアクセスポイントにおけるスリープ時の動作を示す図である。図7に示すように、2台のアクセスポイント1、2が存在し、そのサービスエリアの一部が重複している場合において、一方のアクセスポイント1には無線端末3が接続しており、他方のアクセスポイント2は無線端末4が接続している。このとき、両接続共に少量のトラフィックが継続している。この場合、少量ながらもトラフィックが継続しているため、両アクセスポイント共にアクティブモードが継続して運用されることになる。
すなわち、次期間をアクティブモードで動作するか否か判定する期間に少量のトラフィックが存在するため、次期間を全てアクティブモードで動作するように判断し、その結果アクティブモード時であるにも拘わらず、トラフィックがほとんどない少量のトラフィック継続状態となっている。従って、少量のトラフィックであるにも拘わらずスリープモードに移行する運用ができないため、高い省電力効果を得ることができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複数のアクセスポイントのトラフィックを集約することにより、スリープモードにより運用するアクセスポイントを増やして、スリープモードによる省電力効果の最大化を図ることができるアクセスポイント装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明は、無線端末と通信を行うアクティブモードと、前記無線端末と通信を行わずに電力消費を小さくするスリープモードとを切り替えることが可能なアクセスポイント装置であって、前記アクティブモードによる動作中において、他のアクセスポイント装置に対して、前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信した際に、前記無線端末との通信を切断するとともに、該無線端末からの接続要求を拒否して前記スリープモードへ移行する第1のモード切替手段と、前記他のアクセスポイント装置から接続要求の拒否を解除することを要求する信号を受信した際に、前記無線端末からの接続要求の拒否を解除してアクティブモードへ移行する第2のモード切替手段と、前記他のアクセスポイント装置から前記無線端末の受け入れを要求する信号を受信し、かつ、該無線端末との通信ができなくなった際に、前記他のアクセスポイント装置に接続要求の拒否を解除することを要求する信号を送信する要求送信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記他のアクセスポイント装置に前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信する前に、該他のアクセスポイント装置が前記無線端末のトラフィックを処理することが可能であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、前記判定手段により、前記無線端末のトラフィックを処理することが可能であると判定された場合に、前記他のアクセスポイント装置に前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信することを特徴とする。
本発明は、無線端末と通信を行うアクティブモードと、前記無線端末と通信を行わずに電力消費を小さくするスリープモードとを切り替えることが可能なアクセスポイント装置が行う無線通信方法であって、前記アクティブモードによる動作中において、他のアクセスポイント装置に対して、前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信した際に、前記無線端末との通信を切断するとともに、該無線端末からの接続要求を拒否して前記スリープモードへ移行する第1のモード切替ステップと、前記他のアクセスポイント装置から接続要求の拒否を解除することを要求する信号を受信した際に、前記無線端末からの接続要求の拒否を解除してアクティブモードへ移行する第2のモード切替ステップと、前記他のアクセスポイント装置から前記無線端末の受け入れを要求する信号を受信し、かつ、該無線端末との通信ができなくなった際に、前記他のアクセスポイント装置に接続要求の拒否を解除することを要求する信号を送信する要求送信ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、前記他のアクセスポイント装置に前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信する前に、該他のアクセスポイント装置が前記無線端末のトラフィックを処理することが可能であるか否かを判定する判定ステップをさらに有し、前記判定ステップにより、前記無線端末のトラフィックを処理することが可能であると判定された場合に、前記他のアクセスポイント装置に前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信することを特徴とする。
本発明によれば、複数のアクセスポイントの各々に無線端末が接続している場合に、トラフィックの少ない一方のアクセスポイントの無線端末接続を他方のアクセスポイントに移すことによって、一方のアクセスポイントがスリープモードに切り替える機会が増加するため、スリープモードで動作するアクセスポイント数を増やすことができるようになり、無線通信システム全体として省電力化を図ることが可能になるという効果が得られる。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示すデータベース5のテーブル構造を示す説明図である。 図1に示すアクセスポイントのモード切り替えの状態遷移を示す図である。 図1に示すアクセスポイントにおける接続切替通知の送信判断動作を示すフローチャートである。 図1に示すアクセスポイントの接続切替通知受信処理動作を示すフローチャートである。 従来技術によるモード切り替えの状態遷移を示す説明図である。 従来技術によるアクセスポイントのスリープ時の動作を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態によるアクセスポイント装置(以下、アクセスポイントと称する)を説明する。図1は同実施形態における無線通信システムの構成を示すブロック図である。この図において、アクセスポイント1、2が上位ネットワークシステム10を介して相互に接続される。ここでは、アクセスポイントを2台のみ図示している。上位ネットワークシステム10上には、全てのアクセスポイント1、2からアクセス可能なデータベース5を備えている。アクセスポイント1には無線端末3が接続され、アクセスポイント2には無線端末4が接続されている。ここでは、無線端末を2台のみ図示している。
アクセスポイント1、2は、状況に応じてアクティブモードからスリープモードへ移行することにより省電力化するように制御する。アクセスポイント1は、接続している無線端末3に対して送信すべきデータを送信バッファ内に保持していない時、かつ無線端末3よりデータを受信していない時にスリープモードとなり、それ以外の時にアクティブモードで運用する。アクセスポイント2に関しても同様である。アクセスポイント1、2は隣接しているため通信エリアは部分的に重複する。アクセスポイント1、2は、通信エリアが部分重複する隣接アクセスポイントのMACアドレスを認識しているとする。アクセスポイント1と無線端末3との間、及びアクセスポイント2と無線端末4との間では、それぞれトラフィックが存在しているとする。
図1に示すアクセスポイント1は、外部ネットワーク通信処理部11、スリープ情報処理部12、スリープモード制御部13、無線通信処理部14を備える。アクセスポイント2は、アクセスポイント1と同様の構成を備えているため、ここでは詳細な説明を省略する。
無線通信処理部14は、無線通信する機能を有し、接続配下の無線端末3、4との通信を行う。また、スリープモード制御部13の指示に従って、無線通信処理部14はスリープモードとアクティブモードを切り替える。アクティブモード時においては、無線端末3、4から受信した外部ネットワークへ伝送するデータを外部ネットワーク通信処理部11へ渡すとともに、外部ネットワーク通信処理部11から受け取った無線端末宛てのデータを無線端末3、4に向けて送信する。また、無線通信処理部14は、無線端末3、4に送信するデータを保持する送信バッファ機能を有し、送信バッファに存在するデータから送信を行う。また、アクティブモード時においては、単独アクティブ状態と協動アクティブ状態を切り替える。同様に、スリープモード時においては、単独スリープ状態と協動スリープ状態を切り替える。
外部ネットワーク通信処理部11は、外部ネットワークとの通信処理を行う。外部ネットワーク通信処理部11は、無線通信処理部14から受信した外部ネットワークへ伝送するデータを外部ネットワークへ送信するとともに、外部ネットワークから受信した接続配下の無線端末3、4へ伝送するデータを無線通信処理部14へ渡す。また、外部ネットワーク通信処理部11は、データベース5から自アクセスポイントに対して送信されたフレームをスリープ情報処理部12へ渡す。外部ネットワーク通信処理部11は、外部ネットワークに送信するデータを保持する送信バッファ機能を有し、送信バッファに存在するデータから送信を行う。
スリープモード制御部13は、無線通信処理部14内の送信バッファおよび無線LANの通信状況を監視し、無線通信処理部14に対してアクティブモードとスリープモードの切り替え指示を出力する。その切り替え判断は、スリープ情報処理部12からの指示に従う。
スリープ情報処理部12は、データベース5への情報の登録および読み出しを行う。また、スリープ情報処理部12では、接続切替通知を、外部ネットワーク通信処理部11を介して隣接アクセスポイントと送受信し、その通知内容と無線通信処理部14内の送信バッファの状況から、スリープモード制御部13に対して、スリープモードとアクティブモードの切り替えを要求する。すなわち、スリープ情報処理部12は、無線端末の接続するアクセスポイントを切り替え、スリープモードへの移行に伴う省電力化を促進する制御を行う。
次に、図2を参照して、図1に示すデータベース5のテーブル構造を説明する。図2は、図1に示すデータベース5のテーブル構造を示す図である。データベース5には、各アクセスポイントのMACアドレスと、当該アクセスポイントが認識できる無線端末のMACアドレスと、当該無線端末からの受信レベルと、当該無線端末との接続有無と、当該接続の変調方式と、当該接続の一定時間内のトラフィック量が登録される。また、データベース5は、各アクセスポイントからの問合せに対して保持している情報を返し、各アクセスポイントから通知された情報を登録する。
次に、図3を参照して、アクセスポイント2におけるモード切り替え及び状態切替の状態遷移について説明する。図3は、図1に示すアクセスポイント2におけるモード切り替え及び状態切替の状態遷移図である。図3において、アクティブモードでは、送信バッファにデータが存在するか、接続無線端末からデータを受信した場合に、アクティブモードを維持する。また、送信バッファにデータが存在せず、かつ、接続無線端末からデータを受信しない場合に、スリープモードへ移行する。スリープモードでは、スリープ期間が終了したときにアクティブモードに移行する。
アクティブモード時においては、単独アクティブ状態を基本状態とする。単独アクティブ状態では、自アクセスポイント宛の接続切替通知を受信した後に当該無線端末からの接続要求を受け付けた場合、協動アクティブ状態へ移行する。また、協動アクティブ状態では、接続切替対象の無線端末の信号を受信できない場合、単独アクティブ状態へ移行する。なお、このとき、当該無線端末の元の接続先アクセスポイント、すなわち、接続切替通知の送信元であるアクセスポイントに対して当該無線端末の接続拒否解除通知を行う。
一方、スリープモード時においては、単独スリープ状態を基本状態とする。単独スリープ状態では、自アクセスポイント宛の接続切替通知を送信した場合、協動スリープ状態へ移行する。また、協動スリープ状態では、接続拒否解除通知を受信した場合、単独スリープ状態へ移行する。
次に、図4を参照して、アクセスポイント2が接続切替通知の送信判断処理を行う動作を説明する。図4は、図1に示すアクセスポイント2が接続切替通知の送信判断処理を行う動作を示すフローチャートである。この接続切替通知の送信判断は、アクセスポイント2がアクティブモードの時に行うものである。
まず、スリープ情報処理部12はタイマを保持し、一定時間毎に接続切替通知の送信判断を開始すると(ステップS0)、アクセスポイント2のスリープ情報制御部12は協動アクティブ状態か否かを判定する(ステップS1)。協動アクティブ状態である場合、ステップS0へ戻る。この判定は、協動アクティブ状態(他のアクセスポイントから無線端末の接続を受け入れている状態)で、その無線端末を他アクセスポイントに再接続させることは、意図しない不具合が発生することを防止するためのものである。
協動アクティブ状態でない場合、スリープ情報制御部12は、アクセスポイント2に接続する無線端末4を隣接アクセスポイントで受入可能か否かを判定するため、データベース5に情報開示の問合せを行う(ステップS2)。データベース5は、保持している情報をアクセスポイント2に返す。アクセスポイント2では、取得した情報から無線端末4を隣接するアクセスポイントで受入可能かを(1)式によって判定し、アクセスポイント2に対して接続切替先対象となる受入可能なアクセスポイントの候補を選定する。
+T/M≦100 ・・・(1)
ここで、U[%]は隣接アクセスポイントのトラフィックが使用する時間率、T[Mbps]は接続切替無線端末4のトラフィック量、M[Mbps]は接続切替無線端末4が発する信号の隣接アクセスポイントにおける受信レベルから推定される変調方式を基に算出した理論スループットである。
(1)式を満たす隣接アクセスポイントを接続切替先対象となるアクセスポイントの候補とする。全ての隣接アクセスポイントで受入不可能の場合、ステップS0へ戻る。
次に、受入可能なアクセスポイントが存在する場合、スリープ情報制御部12は、無線端末4を受け入れるアクセスポイント1が協動スリープ状態か否かをデータベース5に問合せる(ステップS3)。接続切替先対象となるアクセスポイントの候補が複数存在する場合、同様に問合せを行う。データベース5は、保持している情報から回答を行う。全ての接続切替先対象となるアクセスポイントの候補が協動スリープ状態である場合、ステップS0に戻る。
次に、協動スリープ状態でない接続切替先対象となるアクセスポイントの中から1台を選定し、スリープ情報制御部12は、無線端末4を受け入れるアクセスポイント1を決定する(ステップS4)。そして、スリープ情報制御部12は、接続切替通知を接続切替先となる他の隣接アクセスポイント全てに送信する(ステップS5)。接続切替通知には、接続を受け入れるアクセスポイント1のMACアドレスと接続を切り替える無線端末4のMACアドレスが含まれる。
次に、アクセスポイント2は、無線端末4を切断する(ステップS6)。そして、アクセスポイント2は協動スリープ状態へ移行する(ステップS7)。協動スリープ状態にある間、スリープ情報処理部12は無線端末4からの接続申請に対して拒否する。従って、切断された無線端末4は再度アクセスポイント2に接続申請を行ったとしても接続することができないため、他のアクセスポイントに接続申請を行い、接続の切り替えが完了する。無線端末4を接続切替したアクセスポイント2は、スリープ期間となる機会が増加するため、省電力化効果を高めることが可能となる。
次に、図5を参照して、隣接アクセスポイント(ここでは、アクセスポイント1)が接続切替通知を受信する処理動作を説明する。図5は、隣接アクセスポイント(ここでは、アクセスポイント1)が接続切替通知を受信する処理動作を示すフローチャートである。
まず、アクセスポイント1がアクセスポイント2から接続切替通知受信すると(ステップS8)、無線端末4からの接続要求を一定時間待つ(ステップS9)。無線端末4からの接続要求がある場合、接続要求の無線端末のMACアドレスと「接続切替通知」記載の端末MACアドレスが一致するか判定する(ステップS10)。一致しない場合、無線端末4からの接続要求を拒否し(ステップS14)、単独アクティブ状態で動作する(ステップS15)。
接続要求の無線端末のMACアドレスと「接続切替通知」記載の端末MACアドレスが一致する場合、自アクセスポイントのMACアドレスと「接続切替通知」記載の切替先アクセスポイントのMACアドレスが一致するか判定する(ステップS11)。一致しない場合、無線端末からの接続要求を拒否し(ステップS14)、単独アクティブ状態で動作する(ステップS15)。
自アクセスポイントのMACアドレスと「接続切替通知」記載の切替先アクセスポイントのMACアドレスが一致する場合、無線端末からの接続要求を受け付け(ステップS12)、協動アクティブ状態で動作する(ステップS13)。
従来の無線LANにおいてアクセスポイントがスリープモードを用いるためには、送信データがバッファにないこと、データを受信していないことをトリガとして、チャネルに予約信号を送信して予約期間のみスリープモードによる省電力化を行っていた。この方法では、少ないトラフィックが継続的に存在する環境では、アクセスポイントがスリープモードを利用する機会が少なくなるため、効果的に省電力化できない問題がある。
本実施形態では、複数のアクセスポイントの各々に無線端末が接続している場合に、トラフィックの少ないアクセスポイントの無線端末の接続を他のアクセスポイントに移すことによって、当該アクセスポイントがスリープモードに切り替える機会を増加させるようにした。このため、アクセスポイントは、従来のアクティブ状態(単独アクティブ状態)、スリープ状態(単独スリープ状態)の他に、新たに、協働アクティブ状態と協働スリープ状態を備えた。
協働アクティブ状態は、従来のアクティブ状態に加えて、他のアクセスポイントに接続していた無線端末を受け入れて、当該無線端末と通信を行っている状態である。協働スリープ状態のアクセスポイントは、切断した無線端末からの接続を拒否しているため、協働アクティブ状態のアクセスポイントは、当該無線端末との接続を維持できなくなった場合には、当該無線端末の元の接続先アクセスポイントである協働スリープ状態のアクセスポイントに対して、当該無線端末の接続拒否を解除するように通知する。
協働スリープ状態は、従来のスリープ状態に加えて、それまで接続していた無線端末を他のアクセスポイントに受け入れさせて、当該アクセスポイントは、当該無線端末との接続を切断している状態である。したがって、当該無線端末からの接続要求を受信した場合には、当該接続要求を拒否する必要がある。
このような構成により、トラフィックの少ない無線端末とのみ接続しているアクセスポイントをスリープ状態に移行することができるため、無線通信システム全体として省電力化を行うことが可能になる。
なお、図1におけるアクセスポイント1、2の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりスリープモードへの移行する制御処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行っても良い。
無線LANの複数のアクセスポイント装置により構成される無線通信システムにおいて、スリープモードを用いることによって、省電力化を図ることが不可欠な用途に適用できる。
1、2・・・アクセスポイント、3、4・・・無線端末、5・・・データベース、10・・・上位ネットワークシステム、11・・・外部ネットワーク通信処理部、12・・・スリープ情報処理部、13・・・スリープモード制御部、14・・・無線通信処理部

Claims (4)

  1. 無線端末と通信を行うアクティブモードと、前記無線端末と通信を行わずに電力消費を小さくするスリープモードとを切り替えることが可能なアクセスポイント装置であって、
    前記アクティブモードによる動作中において、他のアクセスポイント装置に対して、前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信した際に、前記無線端末との通信を切断するとともに、該無線端末からの接続要求を拒否して前記スリープモードへ移行する第1のモード切替手段と、
    前記他のアクセスポイント装置から接続要求の拒否を解除することを要求する信号を受信した際に、前記無線端末からの接続要求の拒否を解除してアクティブモードへ移行する第2のモード切替手段と、
    前記他のアクセスポイント装置から前記無線端末の受け入れを要求する信号を受信し、かつ、該無線端末との通信ができなくなった際に、前記他のアクセスポイント装置に接続要求の拒否を解除することを要求する信号を送信する要求送信手段と
    を備えたことを特徴とするアクセスポイント装置。
  2. 前記他のアクセスポイント装置に前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信する前に、該他のアクセスポイント装置が前記無線端末のトラフィックを処理することが可能であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記判定手段により、前記無線端末のトラフィックを処理することが可能であると判定された場合に、前記他のアクセスポイント装置に前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信することを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント装置。
  3. 無線端末と通信を行うアクティブモードと、前記無線端末と通信を行わずに電力消費を小さくするスリープモードとを切り替えることが可能なアクセスポイント装置が行う無線通信方法であって、
    前記アクティブモードによる動作中において、他のアクセスポイント装置に対して、前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信した際に、前記無線端末との通信を切断するとともに、該無線端末からの接続要求を拒否して前記スリープモードへ移行する第1のモード切替ステップと、
    前記他のアクセスポイント装置から接続要求の拒否を解除することを要求する信号を受信した際に、前記無線端末からの接続要求の拒否を解除してアクティブモードへ移行する第2のモード切替ステップと、
    前記他のアクセスポイント装置から前記無線端末の受け入れを要求する信号を受信し、かつ、該無線端末との通信ができなくなった際に、前記他のアクセスポイント装置に接続要求の拒否を解除することを要求する信号を送信する要求送信ステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  4. 前記他のアクセスポイント装置に前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信する前に、該他のアクセスポイント装置が前記無線端末のトラフィックを処理することが可能であるか否かを判定する判定ステップをさらに有し、
    前記判定ステップにより、前記無線端末のトラフィックを処理することが可能であると判定された場合に、前記他のアクセスポイント装置に前記無線端末の受け入れを要求する信号を送信することを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
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