JP2013165458A - 変換器 - Google Patents

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Kazuki Takemura
和純 竹村
Kuniya Hayashi
邦也 林
Masanori Washiro
賢典 和城
Isao Soma
功 相馬
Kayoko Tanaka
佳世子 田中
Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
Kazutoshi Serita
和俊 芹田
Satoshi Higano
聡 日賀野
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Abstract

【課題】ICカード等の無線通信装置の利便性を向上させる技術が求められていた。
【解決手段】本開示によれば、無線通信可能な無線通信装置が収納され、無線通信装置から送信される無線信号を遮断するケースと、ケースに内蔵され、無線通信装置から送信される無線信号を受信する受信部と、通信線に接続可能であり、通信線に接続された際に、受信部が受信した無線信号を通信線に送信可能な接続端子と、を備える変換器が提供される。
【選択図】図1

Description

本開示は、変換器に関する。
特許文献1に開示されるように、近年、小型のIC(Integrated Circuit)カードを用いて、近距離かつ非接触の無線通信を行う技術が普及されつつある。ICカードとしては、例えば電子定期券等が挙げられる。
特開2011−253297号公報
しかし、近接通信時には、ICカードから無線信号が発せられるので、無線通信が制限される場所(例えば、病院内)でICカードを使用することができなかった。このため、ICカードの利便性が損なわれていた。そこで、ICカード等の無線通信装置の利便性を向上させる技術が求められていた。
本開示によれば、無線通信可能な無線通信装置が収納され、無線通信装置から送信される無線信号を遮断するケースと、ケースに内蔵され、無線通信装置から送信される無線信号を受信する受信部と、通信線に接続可能であり、通信線に接続された際に、受信部が受信した無線信号を通信線に送信可能な接続端子と、を備える変換器が提供される。
本開示によれば、変換器は、無線通信装置から送信された無線信号を受信し、通信線に送信することができる。さらに、変換器は、無線通信装置から送信される無線信号をケースにより遮断することができる。
以上説明したように本開示によれば、ユーザは、無線通信が制限される場所でも無線通信装置を使用することができる。即ち、変換器は、無線通信装置の利便性を向上させることができる。
(a)本開示の実施形態に係る変換器及び通信カードの概略構成を示す概念図である。(b)変換器及び通信カードの概略構成を示す斜視図である。 変換器及び通信カードの詳細な構成を示す機能ブロック図である。 変換器の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 コンセントの詳細な構成を示す機能ブロック図である。 コンセントの詳細な構成を示す機能ブロック図である。 コンセントの詳細な構成を示す機能ブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.総論
2.変換器等の概略構成
3.変換器の詳細な構成
4.通信カードの詳細な構成
5.コンセントの詳細な構成
<1.総論>
本実施形態は、通信カード(無線通信装置)による無線通信時に無線信号が外部に漏れることを防止し、かつ、通信カードを電力線通信に対応させるものである。これにより、ユーザは、無線通信が制限される場所(例えば、病院内、航空機内)でも通信カードを使用することができる。
即ち、本実施形態は、たとえば、通信形式を無線通信から電力線通信へ変換する。本実施形態の無線通信及び電力線通信は、NFC(Near Field Communication)及びRFID(Radio Frequency IDentification)に関する技術を用いているが、本開示に係る技術はこれら以外の無線通信及び電力線通信にも適用可能である。また、本実施形態に係る電力線通信には、各装置の端子が接触して行われる通信(いわゆる、接触通信)と、各装置の端子が有線で結ばれて行われる通信とが含まれる。
なお、本実施形態に係る電力線通信は、NFC及びRFIDに関する技術を用いているので、以下のような効果が期待される。即ち、既存のPLC技術を用いて有線で通信を行う場合には、通信を行う装置は、例えばPLCモデムとよばれる比較的大規模な回路で構成される通信デバイスを備える必要がある。そのため、既存のPLCを用いて有線で通信を行う場合には、通信を行う装置のコストの増大を招く恐れがあり、また、通信を行う装置のサイズにも制限がかかる恐れもある。さらに、既存のPLCを用いて有線で通信を行う場合、通信を行う装置に電力(電力信号)が供給されていないとき(例えば主電源がオフの状態などの休止状態のとき)には、通信を行うことができない。
一方、NFC及びRFIDで用いられる通信デバイスは、回路規模が既存のPLCモデムなどと比較して非常に小さいことから、例えばIC(Integrated Circuit)チップのようなサイズまで小型化が可能である。また、当該通信デバイスを用いた無線通信機器(例えば携帯電話など)の普及が進んでいることから、当該通信デバイスは、既存のPLCモデムと比較して安価である。
さらに、NFC及びRFIDに関する技術では、一方の無線通信装置は、高周波信号を他方の無線通信装置に送信することによって、他方の無線通信装置に電力を供給する。そして、他方の無線通信装置は、供給された電力を得て駆動し、負荷変調を行うことにより記憶している情報を送信する。
したがって、本実施形態に係る電力線通信では、電力線通信装置(たとえば、後述する変換器及びコンセント)が小型化され、かつ、低コストで製造可能となる。さらに、各電力線通信装置は、高周波信号により駆動することができるので、電力線に電力が供給されていない場合にも、通信を行うことができる。
なお、高周波信号の周波数としては、例えば、130〜135kHz、13.56MHz、56MHz、433MHz、954.2MHz、954.8MHz、2441.75MHz、2448.875MHzの少なくともいずれか一つが挙げられるが、本実施系形態に係る高周波信号の周波数は、上記に限られない。ただし、高周波信号の周波数は、少なくとも、電力信号の周波数(例えば50、60Hz)と異なっていることが好ましい。
<2.変換器等の概略構成>
まず、本実施形態に係る変換器100、通信カード200、及びコンセント300の概略構成を図1及び図4に基づいて説明する。変換器100は、通信カード200から無線通信により送信された高周波応答信号を受信し、外部電力線EPLに送信する。これにより、変換器100は、通信カード200の通信形式を無線通信から電力線通信に変換する。言い換えれば、変換器100は、通信カード200を電力線通信に対応させる。さらに、変換器100は、通信カード200による無線通信時に無線通信が変換器100の外部に漏れることを防止する。
変換器100は、概略的には、プラグ101と、刃部(接続端子)102と、ケース110と、内部電力線IPLと、コイルL1とを備える。プラグ101はケース110の外側に設けられており、プラグ101の先端に2つの刃部102が設けられる。刃部102は、接続部(接続端子)302に接続される。即ち、接続部302には開口部303が形成されており、刃部102は開口部303に挿入される。刃部102は、開口部303に挿入された際に、コンセント300の内部電力線IPLに接続される。コンセント300の内部電力線IPLは、第2フィルタ312を介して外部電力線EPLに接続され、外部電力線EPLは、外部電源に接続されている。
ケース110は、無線信号、即ち電磁波を遮断する材料で構成されており、フラットな形状となっている。ケース110を構成する材料は、電磁波を遮断するものであれば、どのようなものであってもよい。また、ケース110は開口部120を有する。開口部120は、通信カード200が挿入される空間であり、通信カード200よりも大きくなるように形成される。したがって、ケース110は、通信カード200がケース110に挿入された際に、通信カード200の全体(または略全体)を覆うことができる。なお、ケース110は、通信カード200の一部だけを覆うようにしてもよい。この場合にも、本実施形態の効果が得られる。ただし、ケース110は、通信カード200の全体を覆うことで、通信カード200から送信される無線信号をより確実に遮断することができる。
内部電力線IPL及びコイルL1は、ケース110の内部に設けられる。内部電力線IPLは、刃部102とコイルL1とを連結する。コイルL1は、いわゆる無線アンテナであり、通信カード200から与えられた高周波応答信号を内部電力線IPLに送信する。さらに、コイルL1は、コンセント300から送信された高周波信号を受信し、無線通信により通信カード200に送信する。
通信カード200は、所謂無線通信が可能な無線通信機器である。通信カード200は、コイルL2とICチップ252とを備える。コイルL2は、所謂無線アンテナであり、コイルL1から無線通信により送信された高周波信号を受信し、ICチップ252に送信する。また、コイルL2は、ICチップ252から与えられた高周波応答信号を無線通信によりコイルL1に送信する。ICチップ252は、高周波信号により駆動し、高周波応答信号をコイルL2に送信する。
コンセント300は、電力線通信が可能な電力線通信機器であり、接続部302の他、後述する電力線通信部308等を有する。コンセント300及び外部電力線EPLは、無線通信が制限される場所に設置されている。外部電力線EPLは、電磁波を遮断する材料で覆われている。電力線通信部308は、内部電力線IPLに高周波信号を送信し、内部電力線IPLから送信された高周波応答信号を受信する。したがって、ユーザは、通信カード200及びコンセント300に通信を行わせたい場合、ケース110の開口部120に通信カード200を挿入し、プラグ101をコンセント300に接続すればよい。これにより、コイルL1、L2が近接するので、これらの間で無線通信が可能になり、さらに、コンセント300の電力線通信部308から変換器100のコイルL1までが導通するので、コンセント300と通信カード200との間で電力線通信が可能となる。
コンセント300及び通信カード200は、概略的には、以下のように通信を行なう。まず、電力線通信部308は、高周波信号をコンセント300の内部電力線IPLに送信する。コンセント300の内部電力線IPLは、高周波信号をコイルL1に送信する。コイルL1は、高周波信号を無線通信によりコイルL2に送信する。なお、ケース110は通信カード200を覆っているので、高周波信号はケース110によって外部から遮蔽される。特に、本実施形態では、ケース110は、通信カード200の略全体を覆うことができるので、高周波信号をより効果的に遮蔽することができる。
コイルL2は、受信した高周波信号をICチップ252に送信する。ICチップ252は、高周波信号により駆動し、高周波信号の内容に応じた高周波応答信号をコイルL2に送信する。コイルL2は、高周波応答信号を無線通信によりコイルL1に送信する。なお、ケース110は通信カード200の略全体を覆っているので、高周波応答信号はケース110によって外部から遮蔽される。コイルL1は、受信した高周波応答信号を変換器100の内部電力線IPLに送信する。変換器100の内部電力線IPLは、高周波応答信号をコンセント300の内部電力線IPLに送信し、コンセント300の内部電力線IPLは、高周波応答信号を電力線通信部308に送信する。電力線通信部308は、高周波応答信号に基づいて、各種の処理(たとえば、電子バリューの管理等)を行う。
したがって、変換器100は、通信カード200の通信形式を無線通信から電力線通信に変換することができる。即ち、変換器100は、通信カード200を電力線通信に対応させることができる。さらに、変換器100は、通信カード200による無線通信時に無線通信が変換器100の外部に漏れることを防止することができる。
<3.変換器の詳細な構成>
次に、図2に基づいて、変換器100の詳細な構成を説明する。変換器100は、図2に示すように、プラグ101と、刃部102と、第1フィルタ130と、無線通信部(受信部)152と、内部電力線IPLと、ケース110とを備える。
プラグ101、刃部102、及びケース110の構成は上述した通りである。第1フィルタ130は、無線通信部152と内部電力線IPLとの間に接続され、内部電力線IPLから送信される信号をフィルタリングする役目を果たす。より具体的には、第1フィルタ130は、内部電力線IPLから送信される信号のうち、電力信号(外部電源から供給される信号)を遮断し、高周波信号及び高周波応答信号を遮断しない機能を有する。これにより、第1フィルタ130は、無線通信部106にとってノイズとなりうる電力信号を無線通信部106に到達させないようにする。
第1フィルタ130は、図3に示すように、インダクタL3、L4と、キャパシタC4〜C6と、サージアブソーバSA1〜SA3とで構成される。なお、本実施形態に係る第1フィルタ130の構成が、図3に示す構成に限られないことは、言うまでもない。
無線通信部152は、いわゆる通信アンテナとしての機能を果たすものである。無線通信部152は、例えば、所定のインダクタンスをもつコイルL1と所定の静電容量を有するキャパシタC3とを備え、共振回路を構成する。ここで、無線通信部152の共振周波数としては、例えば、13.56[MHz]などの高周波信号の周波数が挙げられる。無線通信部152は、上記構成により、コンセント300から電力線通信により送信された高周波信号を受信し、当該高周波信号を無線通信により通信カード200に送信することができる。し、また、無線通信部152は、通信カード200から無線通信により送信された高周波応答信号を受信し、当該高周波応答信号を電力線通信によりコンセント300に送信することができる。内部電力線IPLは、刃部102と第1フィルタ130とを連結する。
<4.通信カードの詳細な構成>
次に、図2に基づいて、通信カード200の詳細な構成を説明する。なお、図2は、変換器100に通信カード200が挿入されている様子を模式的に示す図であり、ICチップ252は、図1に示すように、通信カード200や変換器100に対して非常に小さい。
通信カード200は、無線通信部250と、ICチップ252とを備える。無線通信部250は、例えば、所定のインダクタンスをもつコイルL2と所定の静電容量を有するキャパシタC1とを備え、共振回路を構成する。ここで、無線通信部250の共振周波数としては、例えば、13.56[MHz]などの高周波信号の周波数が挙げられる。無線通信部250は、上記構成により、無線通信部152から送信された高周波信号を受信してICチップ252に送信し、また、ICチップ252から送信された高周波応答信号を無線通信部152に送信することができる。
より具体的には、無線通信部250は、高周波信号の受信に応じて電磁誘導により誘起電圧を生じさせ、所定の共振周波数で誘起電圧を共振させた受信電圧をICチップ252へと送信する。また、無線通信部250は、ICチップ252から負荷変調によって送信された高周波応答信号を無線通信により無線通信部152に送信する。
ICチップ252は、検出部254と、検波部256と、レギュレータ258と、復調部260と、データ処理部262と、負荷変調部264とを備える。なお、図7では示していないが、ICチップ252は、例えば、過電圧や過電流がデータ処理部262に印加されることを防止するための保護回路(図示せず)をさらに備えることができる。ここで、保護回路(図示せず)としては、例えば、ダイオード等で構成されたクランプ回路が挙げられる。
また、ICチップ252は、ROM266、RAM268、内部メモリ270などを備える。データ処理部262と、ROM266、RAM268、内部メモリ270とは、例えば、データの伝送路としてのバス272によって接続される。
ROM266は、データ処理部262が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM268は、データ処理部262により実行されるプログラム、演算結果、実行状態などを一時的に記憶する。
内部メモリ270は、ICチップ252が備える記憶手段であり、例えば耐タンパ性を有し、データ処理部262によりデータの読出しや、データの新規書込み、データの更新が行われる。内部メモリ270には、例えば、識別情報(通信カード200の識別情報)や電子バリュー、アプリケーションデータなど様々なデータが記憶される。ここで、図2は、内部メモリ270が識別情報274と電子バリュー276とを記憶している例を示している。
検出部254は、高周波信号に基づいて、例えば矩形の検出信号を生成し、当該検出信号をデータ処理部262へ送信する。また、データ処理部262は、送信される上記検出信号を、例えば、データ処理のための処理クロックとして用いる。ここで、上記検出信号は、コンセント300から送信される高周波信号に基づくものであるので、当該高周波信号の周波数と同期することとなる。したがって、ICチップ252は、検出部254を備えることによって、コンセント300との間の処理を、コンセント300と同期して行うことができる。
検波部256は、受信した高周波信号に応じた電圧(以下、「受信電圧」とよぶ場合がある)を整流する。ここで、検波部256は、例えば、ダイオードD1と、キャパシタC2で構成することができるが、検波部256の構成は、上記に限られない。
レギュレータ258は、受信電圧を平滑、定電圧化し、データ処理部262へ駆動電圧を送信する。ここで、レギュレータ258は、受信電圧の直流成分を駆動電圧として用いることができる。
復調部260は、受信電圧に基づいて高周波信号を復調し、高周波信号に対応するデータ(例えば、ハイレベルとローレベルとの2値化されたデータ信号)を送信する。ここで、復調部260は、受信電圧の交流成分をデータとして送信することができる。
データ処理部262は、レギュレータ258から送信される駆動電圧を電源として駆動し、復調部260において復調されたデータの処理を行う。ここで、データ処理部262は、例えば、MPUで構成することができるが、データ処理部262の構成は、上記に限られない。
また、データ処理部262は、コンセント300への応答に係る負荷変調を制御する制御信号を処理結果に応じて選択的に生成する。そして、データ処理部262は、制御信号を負荷変調部264へと選択的に送信する。
負荷変調部264は、例えば、負荷ZとスイッチSW1とを備え、データ処理部262から送信される制御信号に応じて負荷Zを選択的に接続する(有効化する)ことによって負荷変調を行う。ここで、負荷Zは、例えば、所定の抵抗値を有する抵抗で構成されるが、負荷Zの構成は、上記に限られない。また、スイッチSW1は、例えば、pチャネル型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)や、nチャネル型のMOSFETで構成されるが、スイッチSW1の構成は、上記に限られない。
ICチップ252は、上記のような構成によって、受信した高周波信号を処理し、負荷変調によって高周波応答信号を無線通信部250に送信することができる。なお、本実施形態に係るICチップ252の構成が、図2に示す構成に限られないことは、言うまでもない。また、通信カード200は、図2に示す各構成をICチップ252以外の形態で有していてもよい。
<5.コンセントの詳細な構成>
次に、図4〜6に基づいて、コンセント300の詳細な構成を説明する。コンセント300は、接続部302と、制御部306と、電力線通信部308と、第1フィルタ310と、第2フィルタ312と、内部電力線IPLとを備える。コンセント300は、例えば上述した変換器100との間で電力線通信を行なうことができる。接続部302の構成は上述したとおりである。なお、接続部302は、例えば上述した変換器100が接続された際に、接続確認信号を制御部306に送信しても良い。内部電力線IPLは、接続部102Bと第2フィルタ312とを連結する。
制御部306は、MPU(Micro Processing Unit)や、各種処理回路が集積された集積回路などで構成され、コンセント300の各部を制御する。より具体的には、制御部306は、例えば、電力線通信部308に高周波信号生成命令及び高周波信号送信停止命令を送信し、電力線通信部308から送信される高周波応答信号に基づいて、各種の処理(電子バリューの管理等)を行なう。なお、制御部306は、接続部302から接続確認信号が与えられた際に、高周波信号生成命令を電力線通信部308に送信してもよい。
電力線通信部308は、変換器100の無線通信部152との間で電力線通信を行うものであり、NFCなどにおけるリーダ/ライタ(または質問器)としての役目を果たす。図5に電力線通信部308の構成の一例を示す。電力線通信部308は、高周波信号生成部350と、復調部354とを備える。また、電力線通信部308は、例えば、暗号化回路(図示せず)や通信衝突防止(アンチコリジョン)回路などをさらに備えてもよい。
高周波信号生成部350は、制御部306から送信される高周波信号生成命令を受け、高周波信号生成命令に応じた高周波信号を生成する。また、高周波信号生成部350は、例えば制御部306から送信される、高周波信号の送信停止を示す高周波信号送信停止命令を受け、高周波信号の生成を停止する。
復調部354は、例えば、高周波信号生成部350と第1フィルタ310との間における電圧の振幅変化を包絡線検波し、検波した信号を2値化することによって、通信カード200から送信される高周波応答信号を復調する。そして、復調部354は、復調した高周波応答信号を制御部306へ送信する。なお、復調部354における高周波応答信号の復調方法は、上記に限られず、例えば、高周波信号生成部350と第1フィルタ310との間における電圧の位相変化を用いて高周波応答信号を復調することもできる。
第1フィルタ310は、電力線通信部308と内部電力線IPLとの間に接続され、内部電力線IPLから送信される信号をフィルタリングする役目を果たす。より具体的には、第1フィルタ310は、内部電力線IPLから送信される信号のうち、電力信号を遮断し、高周波信号及び高周波応答信号を遮断しない機能を有する。これにより、第1フィルタ310は、電力線通信部308にとってノイズとなりうる電力信号を電力線通信部308に到達させないようにする。第1フィルタ310の具体的な構成は、上述した第1フィルタ130と同様である。
第2フィルタ312は、外部電力線EPLと内部電力線IPLとを連結するものである。外部電力線EPLは、外部電源に接続される。第2フィルタ312は、内部電力線IPLを介して送信されうる信号をフィルタリングする役目を果たす。より具体的には、第2フィルタ312は、変換器100から送信される高周波応答信号や、電力線通信部308から送信される高周波信号を遮断し、外部電源から供給される電力信号を遮断しない機能を有する。即ち、第2フィルタ312は、例えば電力線通信に対応したプラグがコンセント300に接続された際に、外部電源からの電力信号をプラグに送信することができる。つまり、第2フィルタ312は、いわゆるパワースプリッタとしての役目を果たす。
図6は、第2フィルタ312の構成の一例を示す説明図である。第2フィルタ312は、インダクタL5、L6と、キャパシタC7と、サージアブソーバSA4とで構成される。なお、本実施形態に係る第2フィルタ312の構成が、図6に示す構成に限られないことは、言うまでもない。
変換器100、通信カード200、及びコンセント300は上述した構成を有する。したがって、変換器100に通信カード200が挿入され、かつ、変換器100のプラグ101がコンセント300に接続された場合には、変換器100、通信カード200、及びコンセント300は以下の通信を行うことができる。
即ち、接続部302は、プラグ101がコンセント300に接続された(刃部102が開口部303に挿入された)際に、接続確認信号を制御部306に送信する。制御部306は、これに応じて、高周波信号生成命令を電力線通信部308に送信する。電力線通信部308は、この命令に基づいて、高周波信号を第1フィルタ310に送信する。高周波信号は、第1フィルタ310、コンセント300の内部電力線IPLを通って変換器100に到達する。そして、高周波信号は、変換器100の内部電力線IPL及び第1フィルタ130を通って無線通信部152に到達する。無線通信部152は、高周波信号を無線通信により通信カード200の無線通信部250に送信する。この時、ケース110は、通信カード200の略全体を覆っているので、高周波信号(無線信号)は変換器100の外部から効果的に遮蔽される。
無線通信部250は、高周波信号をICチップ252に送信する。ICチップ252は、高周波信号により駆動し、高周波信号に応じた高周波応答信号を負荷変調により無線通信部250に送信する。無線通信部250は、高周波応答信号を無線通信により無線通信部152に送信する。この時、ケース110は通信カード200の略全体を覆っているので、高周波応答信号(無線信号)は変換器100の外部から効果的に遮蔽される。
無線通信部152は、高周波応答信号を受信し、第1フィルタ130に送信する。高周波応答信号は、第1フィルタ130及び変換器100の内部電力線IPLを通って、コンセント300に到達する。高周波応答信号は、コンセント300の内部電力線IPL及び第1フィルタ310を通って、電力線通信部308に到達する。電力線通信部308は、高周波応答信号を受信し、高周波応答信号に基づいて各種の処理を行う。したがって、通信カード200は、電力線通信を行うコンセント300との間で通信を行うことができる。言い換えれば、変換器100は、通信カード200の通信形式を無線通信から電力線通信に変換することができる。
以上により、本実施形態によれば、変換器100は、無線通信装置から送信された無線信号を受信し、通信線に送信することができる。さらに、変換器100は、無線通信装置から送信される無線信号をケース110により遮断することができる。したがって、ユーザは、無線通信が制限される場所でも無線通信装置を使用することができる。即ち、変換器100は、無線通信装置の利便性を向上させることができる。
さらに、変換器100は、通信線としてコンセント300の内部電力線IPLに高周波応答信号を送信することができる。したがって、変換器100は、電力線通信を行うことができるので、無線通信装置を電力線通信に対応させることができる。
さらに、変換器100は、無線通信が制限される場所に設置された外部電力線EPLに接続可能であるので、ユーザは、無線通信装置を無線通信が制限される場所でも使用することができる。
さらに、変換器100は、通信カード200というカード型の無線通信装置に対し、上記の処理を行うことができるので、通信カード200の利便性をより向上することができる。さらに、変換器100は、通信カード200の全体を覆うことができるので、通信カード200からの無線信号をより効果的に遮蔽することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、カード型の無線通信装置に本開示に係る技術を適用したが、本開示に係る技術は、あらゆる無線通信装置に適用可能である。また、上記実施形態では、電力線に無線信号を送信するが、本開示に係る技術は、無線通信装置から受信した無線信号をあらゆる通信線に出力することができる。また、上述した実施形態では、プラグ101がケース110に直接接続されているが、これらは何らかの通信線(例えば電源線)を介して接続されていてもよい。この場合、プラグ101がコンセント300に接続された状態でも、ケース110とコンセント300とが離れているので、ユーザは、ケース110をコンセント300から離した状態で使用することができる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
無線通信可能な無線通信装置が収納され、前記無線通信装置から送信される無線信号を遮断するケースと、
前記ケースに内蔵され、前記無線通信装置から送信される無線信号を受信する受信部と、
通信線に接続可能であり、前記通信線に接続された際に、前記受信部が受信した前記無線信号を前記通信線に送信可能な接続端子と、を備える変換器。
(2)
前記通信線は電力線である、前記(1)記載の変換器。
(3)
前記接続端子は、前記無線通信が制限される場所に設けられた電力線に接続可能である、前記(2)記載の変換器。
(4)
前記無線通信装置は、カード型の無線通信装置である、前記(1)〜(3)の何れか1項に記載の変換器。
(5)
前記ケースは、前記無線通信装置が挿入された際に、前記無線通信装置の全体を覆う、前記(1)〜(4)の何れか1項に記載の変換器。
100 変換器
102 刃部
110 ケース
152 無線通信部
200 通信カード
250 無線通信部
252 ICチップ
300 コンセント
IPL 内部電力線

Claims (5)

  1. 無線通信可能な無線通信装置が収納され、前記無線通信装置から送信される無線信号を遮断するケースと、
    前記ケースに内蔵され、前記無線通信装置から送信される無線信号を受信する受信部と、
    通信線に接続可能であり、前記通信線に接続された際に、前記受信部が受信した前記無線信号を前記通信線に送信可能な接続端子と、を備える変換器。
  2. 前記通信線は電力線である、請求項1記載の変換器。
  3. 前記接続端子は、前記無線通信が制限される場所に設けられた電力線に接続可能である、請求項2記載の変換器。
  4. 前記無線通信装置は、カード型の無線通信装置である、請求項1記載の変換器。
  5. 前記ケースは、前記無線通信装置が挿入された際に、前記無線通信装置の略全体を覆う、請求項1記載の変換器。

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