JP2013164263A - 受光装置及び距離測定装置及び形状測定装置 - Google Patents

受光装置及び距離測定装置及び形状測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】受光素子の温度変化によるSN比の低下を防ぐ。
【解決手段】レーザ受光部70(受光装置)は、PD部74と、受信共振部75と、温度補正部76とを有する。PD部74は、逆バイアス電圧と温度とにしたがって内部容量が変化する受光素子を有する。受信共振部75は、受光素子41の内部容量と共振するインダクタを有する。温度補正部76(温度補償回路)は、受光素子の温度変化に応じて、受光素子に印加する逆バイアス電圧を変化させることにより、受光素子の内部容量をほぼ一定に保つ。
【選択図】図1

Description

この発明は、光を受光する受光装置に関する。
CW(連続波)変調されたレーザ光を照射し、対象物に当たって反射した反射光を受光することにより、対象物までの距離を測定する計測装置(距離測定装置)がある。
フォトダイオード(受光素子)のキャパシタンス(内部容量)と共振するインダクタを設け、共振周波数における信号対ノイズ比(SN比)を改善する光検出回路(受光装置)がある。
特開2010−271275号公報 特開平8−125454号公報
CW変調周波数に受光装置の共振周波数を合わせることにより、SN比を改善し、対象物までの距離を正確に測定することができるが、受光素子の内部容量は、温度によって変化するので、共振周波数が変わってSN比が下がり、測定の精度が落ちる場合がある。
この発明は、例えば、受光素子の温度変化によるSN比の低下を防ぐことを目的とする。
この発明にかかる受光装置は、両端に印加される電圧と温度とにしたがって内部容量が変化する受光素子と、上記受光素子の温度変化に応じて、上記受光素子の両端に印加する電圧を変化させることにより、上記受光素子の内部容量を略一定に保つ温度補償回路とを有することを特徴とする。
この発明にかかる受光装置によれば、受光素子の温度が変化しても、受光素子の内部容量をほぼ一定に保つので、共振周波数が変化せず、SN比の低下を防ぐことができる。
実施の形態1におけるレーザセンサ10の構成の一例を示す構成図。 実施の形態1におけるレーザ受光部70の構成の一例を示す構成図。 実施の形態1における受光素子41の内部容量の温度特性と、制御部63が算出する温度と逆バイアス電圧との関係との一例を示す図。 実施の形態1におけるレーザ受光部70の電流雑音密度の周波数特性の一例を示す図。 実施の形態2におけるレーザ受光部70の構成の一例を示す構成図。 実施の形態3におけるレーザセンサ10の構成の一例を示す構成図。
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は、この実施の形態におけるレーザセンサ10の構成の一例を示す構成図である。
レーザセンサ10(距離測定装置)は、レーザ光を放射し、放射したレーザ光が対象物に当たって反射した反射光を受光することにより、対象物までの距離を測定する。
レーザセンサ10は、例えば、レーザ送信部30と、レーザ受光部70と、位相検波部80と、距離・強度算出部90とを有する。
レーザ送信部30(発光装置)は、強度変調された連続波レーザ光(以下「CWレーザ」と呼ぶ。)を放射する。レーザ送信部30は、例えば、強度変調部31と、LD部32とを有する。強度変調部31は、CWレーザを強度変調する信号を発生する。強度変調部31は、例えば、所定の周波数(強度変調周波数)の正弦波信号を生成する。LD部32は、レーザ光を発生させコリメートビームとして照射する。LD部32は、例えば、強度変調部31が生成した正弦波信号によって振幅変調されたレーザ光を放射する。
レーザ受光部70(受光装置)は、例えば、PD部74と、受信共振部75と、温度補正部76とを有する。PD部74は、対象物からの反射光を集光し、電気信号に変換する。PD部74は、例えばフォトダイオードなどの受光素子を有する。受光素子は、内部容量(キャパシタンス)を有する。受信共振部75は、PD部74の内部容量と共振して高SN比の電気信号を出力する。受信共振部75は、例えば、強度変調周波数で受光素子の内部容量と共振するインダクタンスを有する。PD部74が生成した電気信号のうち、強度変調周波数の周波数成分は、共振により増幅され、それ以外の周波数成分は増幅されずあるいは減衰する。
温度補正部76(温度補償回路)は、PD部74の温度変化によってPD部74の内部容量が変化するのを防ぎ、共振周波数をほぼ一定に保つ。温度補正部76は、例えば、受光素子の逆バイアス電圧を可変することにより、受光素子の内部容量をほぼ一定に保ち、共振周波数の温度特性を補正する。
位相検波部80(距離算出装置)は、強度変調部31が生成した強度変調信号の位相と、受信共振部75で得られた反射光の電気信号の位相との間の位相差を検知する。
距離・強度算出部90(距離算出装置)は、位相検波部80で得られた位相差から、対象物までの距離と反射強度とを演算する。
図2は、この実施の形態におけるレーザ受光部70の構成の一例を示す構成図である。
PD部74は、例えば受光素子41を有する。受光素子41は、内部的に静電容量(内部容量)を有する。受光素子41の内部容量は、両端に印加された電圧や、受光素子41自身の温度などによって変化する。
受信共振部75は、例えばインダクタ51を有する。インダクタ51は、受光素子41の内部容量が所定の値であるとき、強度変調周波数で、受光素子41の内部容量と共振する。インダクタ51は、受光素子41と直列あるいは並列に電気接続している。
温度補正部76は、例えば、温度センサ61と、温度/電圧記憶部62と、制御部63と、可変電圧直流電源64とを有する。温度センサ61は、受光素子41の温度を検出する。温度/電圧記憶部62(温度補償電圧記憶回路)は、温度電圧テーブルを記憶している。温度電圧テーブルは、受光素子41の温度と、受光素子41の両端に印加する逆バイアス電圧の値との関係を表わす。すなわち、受光素子41の温度がある温度である場合、温度電圧テーブルにおいてその温度に対応づけられた値の逆バイアス電圧を受光素子41の両端に印加すると、受光素子41の内部容量が、強度変調周波数でインダクタ51と共振する値になる。例えば、受光素子41の温度対内部容量特性や逆バイアス電圧対内部容量特性をあらかじめ測定し、測定した特性に基づいて温度電圧テーブルをあらかじめ算出して、温度/電圧記憶部62にあらかじめ記憶させておく。
制御部63(電圧算出回路)は、温度/電圧記憶部62が記憶した温度電圧テーブルを検索して、温度センサ61が検出した温度に対応づけられた逆バイアス電圧の値を算出する。可変電圧直流電源64(電源回路)は、直流電圧を生成する。可変電圧直流電源64は、生成する直流電圧の値を変えることができる可変電圧源である。制御部63は、算出した逆バイアス電圧の値を表わす信号を出力する。可変電圧直流電源64は、制御部63が出力した信号を入力し、入力した信号が表わす値の電圧を生成する。可変電圧直流電源64が生成した電圧は、例えば、受光素子41とインダクタ51との直列回路に印加される。インダクタ51は、直流的には短絡と同じなので、可変電圧直流電源64が生成した電圧は、受光素子41の両端に印加される。
これにより、受光素子41の温度にかかわらず受光素子41の内部容量がほぼ一定の値になるので、受光素子41の温度が変化しても、インダクタ51との共振周波数は変化せず、強度変調周波数におけるレーザ受光部70の利得が最大になり、レーザ受光部70が出力する信号のSN比が最大になる。
図3は、この実施の形態における受光素子41の内部容量の温度特性と、制御部63が算出する温度と逆バイアス電圧との関係との一例を示す図である。
横軸は、受光素子41の温度を表わす。縦軸は、受光素子41の内部容量及び両端電圧を表わす。
実線25〜27は、受光素子41の温度と内部容量との関係を表わす。実線25は、受光素子41の両端に印加される逆バイアス電圧の値が点線45で表わされる値のときの特性を表わす。実線26は、逆バイアス電圧の値が点線46で表わされる値のときの特性を表わす。実線27は、逆バイアス電圧の値が点線47で表わされる値のときの特性を表わす。
破線20は、強度変調周波数でインダクタ51と共振する静電容量を表わす。点線35は、破線20と実線25とが交わる温度、すなわち、逆バイアス電圧の値が点線45で表わされる値のとき、受光素子41の内部容量が破線20で表わされる値になる温度を表わす。点線36は、破線20と実線26とが交わる温度、すなわち、逆バイアス電圧の値が点線46で表わされる値のとき、受光素子41の内部容量が破線20で表わされる値になる温度を表わす。点線37は、破線20と実線27とが交わる温度、すなわち、逆バイアス電圧の値が点線47で表わされる値のとき、受光素子41の内部容量が破線20で表わされる値になる温度を表わす。
実線40は、温度/電圧記憶部62が記憶した温度電圧テーブルに基づいて、制御部63が算出する温度と電圧との関係を表わす。実線40は、点線35と点線45との交点、点線36と点線46との交点、点線37と点線47との交点を通る。温度/電圧記憶部62は、温度電圧テーブルとして、実線40上のいくつかの点について、温度と電圧との関係を記憶している。制御部63は、例えば、温度/電圧記憶部62が記憶した温度電圧テーブルが表わす点の間を線形補間することにより、温度センサ61が検出した温度に対応する電圧を算出する。
図4は、この実施の形態におけるレーザ受光部70の電流雑音密度の周波数特性の一例を示す図である。
横軸は、周波数を表わす。縦軸は、レーザ受光部70の入力換算電流雑音密度を表わす。実線50は、周波数と電流雑音密度との関係を表わす。破線55は、受光素子41の内部容量と、インダクタ51とが共振する周波数を表わす。
破線55によって表わされる周波数では、受光素子41の内部容量とインダクタ51とが共振するので、受光素子41を流れる光電流が増幅され、その分、電流雑音密度が小さくなる。周波数が共振周波数から離れるほど、光電流の増幅率が小さくなり、その分、電流雑音密度が大きくなる。
温度補正部76が受光素子41に印加する逆バイアス電圧を調整して、受光素子41の内部容量を温度にかかわらずほぼ一定に保ち、共振周波数を、強度変調周波数にほぼ一致させる。これにより、受光素子41の温度が変化しても、強度変調周波数におけるSN比を最大に保つことができる。
この実施の形態におけるレーザセンサ10は、PD(受光素子41)の内部容量Cに対して並列にL(インダクタ51)を接続し、所望の周波数にて共振するレーザ受信部(レーザ受光部70)と、所望の周波数にて強度変調をかけたレーザ送信部(30)とを組み合わせる。逆バイアス電圧によってPDの内部容量が変化する特性を生かして、外部環境変化に合わせて共振周波数を温度補正することで、レーザセンサの高いSNを保証する。
温度補正には、補正テーブル(温度電圧テーブル)を用いる。
温度変化によってPDの内部容量Cが変化するということは、レーザ受信部側の共振周波数は温度特性を持つことを意味する。外部環境の温度変化によってレーザ受信部とレーザ送信部に周波数ズレが起こると、SNの低下につながる。また、レーザ送信部の変調周波数は、距離精度に関係するため、レーザセンサにとって重要数値であり、温度補正するとスペックが変わってしまう。レーザ受信部のPDの内部容量Cが逆バイアス電圧によって補正できる特性を生かすことにより、温度補正をし、CとLによる共振回路の共振周波数が変調周波数からずれるのを防ぐ。
温度補正に必要な共振周波数の温度特性データは、例えば、レーザセンサを温度変化させたときの受信共振部の出力波形をスペアナで測定して取得する。PD部の温度特性データは、PD部へ給電する逆バイアス電圧を変化させたときの容量を取得する。このふたつのデータを使用して温度変化に対する補正係数を算出し、温度補正部を調整する。補正係数をテーブル化し、PD部に温度センサを設けて、測定された温度に合わせて逆バイアス電圧を補正する。
これにより、対象物までの距離を正しく測定することができる。
実施の形態2.
実施の形態2について、図5を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
この実施の形態におけるレーザセンサ10の構成は、実施の形態1と同様である。
図5は、この実施の形態におけるレーザ受光部70の構成の一例を示す構成図である。
レーザ受光部70は、例えば、PD部74と、受信共振部75と、温度補正部76とを有する。
PD部74及び受信共振部75の構成は、実施の形態1と同様である。
温度補正部76は、例えば、直流電圧源65と、抵抗66と、平滑コンデンサ67と、定電圧素子68とを有する。直流電圧源65(電源回路)は、所定の値を有する直流電圧を生成する。抵抗66は、直流電圧源65から流れ出る電流を制限するための抵抗である。平滑コンデンサ67は、直流電圧源65からの電流により充電され、両端に発生した電圧が、受光素子41の両端に印加する逆バイアス電圧になるコンデンサである。平滑コンデンサ67の静電容量は、共振周波数に影響を与えないよう、受光素子41の内部容量よりも十分大きな値に設定する。また、直流電圧源65は、受光素子41に逆バイアス電圧をかけるためのものであって、電流を取る必要はないので、抵抗66の抵抗値は、十分大きな値に設定する。ただし、抵抗66の抵抗値と平滑コンデンサ67の静電容量とによって定まる時定数が大きすぎると、平滑コンデンサ67の充電に時間がかかり、レーザセンサ10の立ち上がり時間が長くなる。このため、許容されるレーザセンサ10の立ち上がり時間に基づいて、抵抗66の抵抗値及び平滑コンデンサ67の静電容量を設定する。
定電圧素子68は、例えばツェナーダイオードなど、両端電圧が所定の閾値に達すると導通して、両端電圧が閾値より高くならないようにする素子である。定電圧素子68は、受光素子41と同じ温度になるよう、受光素子41と熱的に接続している。
定電圧素子68の閾値電圧は、温度によって変化する。そこで、閾値電圧の温度特性が、実施の形態1で説明した制御部63が算出する逆バイアス電圧にほぼ一致する定電圧素子68を選定して使用する。
これにより、温度センサ61や温度/電圧記憶部62や制御部63を設けることなく、受光素子41の温度変化に応じて受光素子41の両端に印加する逆バイアス電圧を変化させ、受光素子41の内部容量をほぼ一定に保つことができる。簡単な回路構成で、受光素子41の温度にかかわらず、共振周波数をほぼ一定にできるので、レーザセンサ10の製造コストを抑えることができる。
なお、温度補正部76の回路構成は、一例であり、他の構成であってもよい。例えば、実施の形態1で説明した制御部63が算出する逆バイアス電圧の定数倍にほぼ一致する温度特性を有する定電圧素子68を使い、定電圧素子68の両端電圧を抵抗分圧することにより、受光素子41に印加する逆バイアス電圧を生成する構成としてもよい。
あるいは、抵抗値の温度特性が、実施の形態1で説明した制御部63が算出する逆バイアス電圧に比例するサーミスタを使って、受光素子41に印加する逆バイアス電圧を生成する構成としてもよい。
また、異なる温度特性を有する複数の素子を組み合わせることにより、受光素子41に印加する逆バイアス電圧を生成する構成としてもよい。
この実施の形態におけるレーザセンサ10は、ダイオード(定電圧素子68)の温度特性を用いて温度補正をする。補正係数と同じ特性が得られるように選定したダイオードを組み合わせ、ダイオードの温度特性を利用することにより、逆バイアス電圧を補正する。温度センサや補正テーブルを持つ必要がないため、安価に実現可能である。
実施の形態3.
実施の形態3について、図6を用いて説明する。
なお、実施の形態1または実施の形態2と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図6は、この実施の形態におけるレーザセンサ10の構成の一例を示す構成図である。
レーザセンサ10(形状測定装置)は、レーザ光を放射する方向を変化させて所定の範囲を一次元的あるいは二次元的に走査することにより、対象物の表面の形状を測定する。
レーザセンサ10は、実施の形態1で説明した構成に加えて、更に、形状算出部95を有する。
LD部32(発光装置、走査装置)は、レーザ光を放射する方向を変えることができる。LD部32は、レーザ光を放射する方向を変えて、所定の範囲を一次元的あるいは二次元的に走査する。
形状算出部95は、距離・強度算出部90が算出した距離や強度と、LD部32がレーザ光を放射した方向とに基づいて、レーザ光を反射した対象物の形状を算出する。
レーザ受光部70の詳細は、実施の形態1または実施の形態2で説明したものと同様である。
受光素子41の温度変化に応じて受光素子41に印加する逆バイアス電圧を温度補正部76が調整して、受光素子41の内部容量をほぼ一定に保つので、受光素子41の温度にかかわらず、共振周波数がほぼ一定になり、強度変調周波数におけるSN比を最大化することができる。
これにより、対象物の形状を正しく測定することができる。
以上、各実施の形態で説明した構成は、一例であり、他の構成であってもよい。例えば、異なる実施の形態で説明した構成を組み合わせた構成であってもよいし、本質的でない部分の構成を、他の構成で置き換えた構成であってもよい。
以上説明した受光装置(レーザ受光部70)は、受光素子(41)と、温度補償回路(温度補正部76)とを有する。
受光素子は、両端に印加される電圧と温度とにしたがって内部容量が変化する。
温度補償回路は、上記受光素子の温度変化に応じて、上記受光素子の両端に印加する電圧を変化させることにより、上記受光素子の内部容量を略一定に保つ。
これにより、受光素子の温度が変化しても、受光素子の内部容量をほぼ一定に保つことができる。
温度補償回路(76)は、温度センサ(61;定電圧素子68)と、電源回路(可変電圧直流電源64;温度補正部76)とを有する。
温度センサは、上記受光素子(41)の温度を検出する。
電源回路は、上記温度センサが検出した温度に基づいて、上記受光素子の両端に印加する電圧を生成する。
これにより、受光素子の温度に応じて、上記受光素子の両端に印加する電圧を変化させることができる。
温度補償回路(76)は、温度補償電圧記憶回路(62)と、電圧算出回路(制御部63)とを有する。
温度補償電圧記憶回路は、上記受光素子(41)の温度と、上記受光素子の内部容量が所定の値になる電圧との対応関係を記憶する。
電圧算出回路は、上記温度補償電圧記憶回路が記憶した対応関係に基づいて、上記温度センサ(61)が検出した温度において、上記受光素子の両端に印加すべき電圧の値を算出する。
電源回路(64)は、上記電圧算出回路が算出した値の電圧を生成する。
これにより、受光素子の温度に基づいて、受光素子の両端に印加する電圧を算出することができる。
温度センサ(定電圧素子68)は、上記受光素子と略同一の温度特性を有する素子である。
上記電源回路(76)は、上記温度センサの温度特性にしたがって、生成する電圧が変化する。
これにより、簡単な構成で、受光素子の両端に印加する電圧を変えることができ、受光装置の製造コストを抑えることができる。
受光装置(70)は、インダクタ(51)を有する。
インダクタは、所定の周波数(強度変調周波数)において上記受光素子(41)の内部容量と共振する。
受光素子の温度が変化しても、受光素子の内部容量をほぼ一定に保つので、共振周波数をほぼ一定に保つことができる。
以上説明した距離測定装置(レーザセンサ10)は、発光装置(レーザ送信部30)と、受光装置(レーザ受光部70)と、距離算出装置(位相検波部80、距離・強度算出部90)とを有する。
発光装置は、所定の周波数(強度変調周波数)で変調した光(連続波レーザ光)を放射する。
受光装置は、上記発光装置が放射した光が対象物に当たって反射した反射光を上記受光素子(41)が受光する。
距離算出装置は、上記発光装置が放射した光が変調された位相と上記受光装置が受光した光が変調された位相との間の位相差に基づいて、上記対象物までの距離を算出する。
受光素子の温度が変化しても、受光素子の内部容量をほぼ一定に保つので、対象物までの距離を正確に測定することができる。
以上説明した形状測定装置(レーザセンサ10)は、発光装置(レーザ送信部30)と、走査装置(レーザ送信部30)と、受光装置(レーザ受光部70)と、距離算出装置(位相検波部80、距離・強度算出部90)と、形状算出装置(形状算出部95)とを有する。
発光装置は、所定の周波数(強度変調周波数)で変調した光を放射する。
走査装置は、上記発光装置が光を放射する方向を変化させて所定の範囲内を走査する。
受光装置は、上記発光装置が放射した光が対象物に当たって反射した反射光を上記受光素子(41)が受光する。
距離算出装置は、上記発光装置が放射した光が変調された位相と上記受光装置が受光した光が変調された位相との間の位相差に基づいて、上記対象物までの距離を算出する。
形状算出装置は、上記距離算出装置が算出した距離と、上記発光装置が光を放射した方向とに基づいて、上記対象物の形状を算出する。
受光素子の温度が変化しても、受光素子の内部容量をほぼ一定に保つので、対象物の形状を正確に測定することができる。
10 レーザセンサ、20,55 破線、25〜27,40,50 実線、30 レーザ送信部、31 強度変調部、32 LD部、35〜37,45〜47 点線、41 受光素子、51 インダクタ、61 温度センサ、62 温度/電圧記憶部、63 制御部、64 可変電圧直流電源、65 直流電圧源、66 抵抗、67 平滑コンデンサ、68 定電圧素子、70 レーザ受光部、74 PD部、75 受信共振部、76 温度補正部、80 位相検波部、90 距離・強度算出部、95 形状算出部。

Claims (7)

  1. 両端に印加される電圧と温度とにしたがって内部容量が変化する受光素子と、
    上記受光素子の温度変化に応じて、上記受光素子の両端に印加する電圧を変化させることにより、上記受光素子の内部容量を略一定に保つ温度補償回路と
    を有することを特徴とする受光装置。
  2. 上記温度補償回路は、
    上記受光素子の温度を検出する温度センサと、
    上記温度センサが検出した温度に基づいて、上記受光素子の両端に印加する電圧を生成する電源回路と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の受光装置。
  3. 上記温度補償回路は、更に、
    上記受光素子の温度と、上記受光素子の内部容量が所定の値になる電圧との対応関係を記憶する温度補償電圧記憶回路と、
    上記温度補償電圧記憶回路が記憶した対応関係に基づいて、上記温度センサが検出した温度において、上記受光素子の両端に印加すべき電圧の値を算出する電圧算出回路と
    を有し、
    上記電源回路は、上記電圧算出回路が算出した値の電圧を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の受光装置。
  4. 上記温度センサは、上記受光素子と略同一の温度特性を有する素子であり、
    上記電源回路は、上記温度センサの温度特性にしたがって、生成する電圧が変化する
    ことを特徴とする請求項2に記載の受光装置。
  5. 上記受光装置は、更に、
    所定の周波数において上記受光素子の内部容量と共振するインダクタ
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の受光装置。
  6. 所定の周波数で変調した光を放射する発光装置と、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の受光装置であって、上記発光装置が放射した光が対象物に当たって反射した反射光を上記受光素子が受光する受光装置と、
    上記発光装置が放射した光が変調された位相と上記受光装置が受光した光が変調された位相との間の位相差に基づいて、上記対象物までの距離を算出する距離算出装置と
    を有することを特徴とする距離測定装置。
  7. 所定の周波数で変調した光を放射する発光装置と、
    上記発光装置が光を放射する方向を変化させて所定の範囲内を走査する走査装置と、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の受光装置であって、上記発光装置が放射した光が対象物に当たって反射した反射光を上記受光素子が受光する受光装置と、
    上記発光装置が放射した光が変調された位相と上記受光装置が受光した光が変調された位相との間の位相差に基づいて、上記対象物までの距離を算出する距離算出装置と、
    上記距離算出装置が算出した距離と、上記発光装置が光を放射した方向とに基づいて、上記対象物の形状を算出する形状算出装置と
    を有することを特徴とする形状測定装置。
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