JP2013163350A - 測定器用プリンタ、及び測定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】大型化することなく、使い勝手のよい測定器用プリンタを提供する。
【解決手段】測定器用プリンタ3は、測定結果を出力する測定器2に用いられ、測定器2からの測定結果を入力して測定結果に関する情報を印刷する。この測定器用プリンタ3は、測定結果に関する画像を表示する表示装置31と、測定結果に関する情報を印刷する印刷装置32と、測定器2からの測定結果を入力して測定結果を処理するとともに、表示装置31及び印刷装置32の動作を制御する制御装置33とを備える。表示装置31は、測定結果に関する画像を表示する画像表示部313と、画像表示部313に対向して配置され、タッチ面を有するサーフェイス部材と、タッチ面上の押圧された位置を検出する位置検出部312とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】測定器用プリンタ3は、測定結果を出力する測定器2に用いられ、測定器2からの測定結果を入力して測定結果に関する情報を印刷する。この測定器用プリンタ3は、測定結果に関する画像を表示する表示装置31と、測定結果に関する情報を印刷する印刷装置32と、測定器2からの測定結果を入力して測定結果を処理するとともに、表示装置31及び印刷装置32の動作を制御する制御装置33とを備える。表示装置31は、測定結果に関する画像を表示する画像表示部313と、画像表示部313に対向して配置され、タッチ面を有するサーフェイス部材と、タッチ面上の押圧された位置を検出する位置検出部312とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、測定結果を出力する測定器に用いられ、測定器からの測定結果を入力して測定結果に関する情報を印刷する測定器用プリンタ、及び測定システムに関する。
従来、測定結果をデジタル表示するとともに当該測定結果を出力するノギス、マイクロメータ、またはインジケータ等の測定器と、当該測定器からの測定結果を入力して当該測定結果等を印字する測定器用プリンタとを備えた測定装置(測定システム)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の測定器用プリンタは、測定結果を表示する表示装置と、各種の入力操作が可能な操作装置と、測定結果を印字する印字装置と、操作装置を介した各種の入力操作に応じて表示装置及び印字装置の動作を制御する処理回路とを備える。
特許文献1に記載の測定器用プリンタは、測定結果を表示する表示装置と、各種の入力操作が可能な操作装置と、測定結果を印字する印字装置と、操作装置を介した各種の入力操作に応じて表示装置及び印字装置の動作を制御する処理回路とを備える。
しかしながら、特許文献1に記載の測定器用プリンタでは、操作装置は、複数の操作ボタンを有するキーボードで構成されている。
このように操作装置をキーボードで構成した場合には、操作装置及び表示装置を別個に設け、外装筐体外面における別々の位置で使用者に入力操作を促すとともに測定結果等を表示するように構成する必要がある。
ここで、当該操作装置を利用して、使用者に各種の入力操作を行わせるには、操作ボタンを多く設ける必要がある。
そして、操作ボタンを多く設けた場合、すなわち、外装筐体外面において、使用者に入力操作を行わせる操作領域を広く設定した場合には、操作領域を広く設定した分、測定結果等を表示する表示領域を狭く設定する必要がある。このため、測定結果等の表示が見難いものとなり、使い勝手が悪くなる、という問題がある。
また、操作領域を広く設定しながら、測定結果等の表示を見易いものとするために表示領域を広く設定した場合には、測定器用プリンタ自体が大型化してしまう、という問題がある。
このように操作装置をキーボードで構成した場合には、操作装置及び表示装置を別個に設け、外装筐体外面における別々の位置で使用者に入力操作を促すとともに測定結果等を表示するように構成する必要がある。
ここで、当該操作装置を利用して、使用者に各種の入力操作を行わせるには、操作ボタンを多く設ける必要がある。
そして、操作ボタンを多く設けた場合、すなわち、外装筐体外面において、使用者に入力操作を行わせる操作領域を広く設定した場合には、操作領域を広く設定した分、測定結果等を表示する表示領域を狭く設定する必要がある。このため、測定結果等の表示が見難いものとなり、使い勝手が悪くなる、という問題がある。
また、操作領域を広く設定しながら、測定結果等の表示を見易いものとするために表示領域を広く設定した場合には、測定器用プリンタ自体が大型化してしまう、という問題がある。
本発明の目的は、大型化することなく、使い勝手のよい測定器用プリンタ、及び測定システムを提供することにある。
本発明の測定器用プリンタは、測定結果を出力する測定器に用いられ、前記測定器からの前記測定結果を入力して前記測定結果に関する情報を印刷する測定器用プリンタであって、前記測定結果に関する画像を表示する表示装置と、前記測定結果に関する情報を印刷する印刷装置と、前記測定器からの前記測定結果を入力して前記測定結果を処理するとともに、前記表示装置及び前記印刷装置の動作を制御する制御装置とを備え、前記表示装置は、前記測定結果に関する画像を表示する画像表示部と、前記画像表示部に対向して配置され、タッチ面を有するサーフェイス部材と、前記タッチ面上の押圧された位置を検出する位置検出部とを備えることを特徴とする。
ここで、測定器としては、長さ、距離、角度等の物理量を測定する測定器、例えば、ノギス、マイクロメータ、インジケータ(ダイヤルゲージ)等が例示できる。
ここで、測定器としては、長さ、距離、角度等の物理量を測定する測定器、例えば、ノギス、マイクロメータ、インジケータ(ダイヤルゲージ)等が例示できる。
本発明では、測定器用プリンタを構成する表示装置は、上述した画像表示部、サーフェイス部材、及び位置検出部を備えた所謂タッチパネルで構成されている。
このことにより、測定器にて測定された測定結果等の他、従来の測定器用プリンタにおける操作ボタンを操作オブジェクトとして画像表示部に表示させることができる。すなわち、画像表示部に表示された操作オブジェクトをタップ(タッチ面上の操作オブジェクトに対応する位置を押圧する)ことで、従来の操作ボタンを押下した時と同様の機能を発揮させることができる。
このことにより、測定器にて測定された測定結果等の他、従来の測定器用プリンタにおける操作ボタンを操作オブジェクトとして画像表示部に表示させることができる。すなわち、画像表示部に表示された操作オブジェクトをタップ(タッチ面上の操作オブジェクトに対応する位置を押圧する)ことで、従来の操作ボタンを押下した時と同様の機能を発揮させることができる。
すなわち、表示装置をタッチパネルで構成することで、使用者に入力操作を行わせる操作領域と、測定結果等を表示する表示領域を同一の領域とすることができる。
このため、従来のように操作装置と表示装置とを別個に設けた構成と比較して、操作領域を広く設定した場合であっても、表示領域が狭くなることがない。
したがって、測定結果等の表示が見易く、使い勝手のよいものとなる。
また、操作領域と表示領域とを同一の領域とすることができるので、測定器用プリンタ自体の大型化を回避しつつ、操作領域及び表示領域の双方を比較的に広く設定できる。
このため、従来のように操作装置と表示装置とを別個に設けた構成と比較して、操作領域を広く設定した場合であっても、表示領域が狭くなることがない。
したがって、測定結果等の表示が見易く、使い勝手のよいものとなる。
また、操作領域と表示領域とを同一の領域とすることができるので、測定器用プリンタ自体の大型化を回避しつつ、操作領域及び表示領域の双方を比較的に広く設定できる。
本発明の測定器用プリンタでは、前記画像表示部は、有機EL(Electro-Luminescence:エレクトロルミネッセンス)素子の集合体からなる有機ELパネルを含んで構成されていることが好ましい。
本発明では、画像表示部は、視野角が広く(180°近い視野角)、しかも、自発光である有機ELパネルを含んで構成されているので、視認性の向上が期待できる。
本発明では、画像表示部は、視野角が広く(180°近い視野角)、しかも、自発光である有機ELパネルを含んで構成されているので、視認性の向上が期待できる。
本発明の測定器用プリンタでは、前記画像表示部は、電子ペーパーで構成されていることが好ましい。
本発明では、画像表示部が電子ペーパーで構成されているので、表面基材や背面基材にプラスチックフィルム等を用いれば、曲げても品質を損なうことなく表示できる。
すなわち、曲面等に取り付けることができるので、設計の自由度を向上させることができるとともに、軽量化が図れる。
さらに、電子ペーパーは表示中に電力を消費しないか、または、極小で済む上、書き換え時の消費電力も非常に少ないから、低消費電力化も実現することができる。
本発明では、画像表示部が電子ペーパーで構成されているので、表面基材や背面基材にプラスチックフィルム等を用いれば、曲げても品質を損なうことなく表示できる。
すなわち、曲面等に取り付けることができるので、設計の自由度を向上させることができるとともに、軽量化が図れる。
さらに、電子ペーパーは表示中に電力を消費しないか、または、極小で済む上、書き換え時の消費電力も非常に少ないから、低消費電力化も実現することができる。
本発明の測定システムは、測定結果を出力する測定器と、上述した測定器用プリンタと、前記測定器及び前記測定器用プリンタを情報の伝送可能に接続する伝送手段とを備えることを特徴とする。
本発明の測定システムは、上述した測定器用プリンタを備えるので、上述した測定器用プリンタと同様の作用及び効果を享受できる。
本発明の測定システムは、上述した測定器用プリンタを備えるので、上述した測定器用プリンタと同様の作用及び効果を享受できる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔測定システムの構成〕
図1は、第1実施形態における測定システム1の使用形態を示す斜視図である。
図2は、測定システム1の概略構成を示すブロック図である。
測定システム1は、測定器としてのマイクロメータ2と測定器用プリンタ3とを伝送手段としての信号伝送ケーブル4にて接続し、マイクロメータ2にて測定した測定値に基づいて各種の演算処理等を行うとともに、測定値や演算結果等を印刷するシステムである。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔測定システムの構成〕
図1は、第1実施形態における測定システム1の使用形態を示す斜視図である。
図2は、測定システム1の概略構成を示すブロック図である。
測定システム1は、測定器としてのマイクロメータ2と測定器用プリンタ3とを伝送手段としての信号伝送ケーブル4にて接続し、マイクロメータ2にて測定した測定値に基づいて各種の演算処理等を行うとともに、測定値や演算結果等を印刷するシステムである。
〔マイクロメータの構成〕
マイクロメータ2は、図1または図2に示すように、本体21(図1)と、スピンドル22(図1)と、デジタル表示器23と、エンコーダ24(図2)と、制御装置25(図2)とを備える。
本体21は、略U字形状を有する。
そして、本体21の一端には、アンビル211が固定されている。また、他端には、シンブル212が回転可能に取り付けられている。
スピンドル22は、シンブル212の回転動作によって、回転しながら軸方向に移動し、アンビル211に対して進退する。
マイクロメータ2は、図1または図2に示すように、本体21(図1)と、スピンドル22(図1)と、デジタル表示器23と、エンコーダ24(図2)と、制御装置25(図2)とを備える。
本体21は、略U字形状を有する。
そして、本体21の一端には、アンビル211が固定されている。また、他端には、シンブル212が回転可能に取り付けられている。
スピンドル22は、シンブル212の回転動作によって、回転しながら軸方向に移動し、アンビル211に対して進退する。
デジタル表示器23は、図1に示すように、本体21における他端側に設けられ、制御装置25による制御の下、エンコーダ24によって検出されたスピンドル22の軸方向変位量に基づく測定値を表示する。
エンコーダ24は、具体的な図示は省略したが、スピンドル22の回転角(スピンドル22の軸方向変位量に応じた回転角)に対応する信号が得られるように構成されている。
制御装置25は、CPU(Central Processing Unit)等を有し、エンコーダ24から出力される信号に基づいて、測定値(アンビル211及びスピンドル22間の距離(被測定物の寸法))を算出する。
そして、制御装置25は、デジタル表示器23の動作を制御し、算出した測定値をデジタル表示器23に表示させる。
また、制御装置25は、測定器用プリンタ3からの制御指令に応じて、信号伝送ケーブル4を介して、算出した測定値に関する信号を測定器用プリンタ3に出力する。
エンコーダ24は、具体的な図示は省略したが、スピンドル22の回転角(スピンドル22の軸方向変位量に応じた回転角)に対応する信号が得られるように構成されている。
制御装置25は、CPU(Central Processing Unit)等を有し、エンコーダ24から出力される信号に基づいて、測定値(アンビル211及びスピンドル22間の距離(被測定物の寸法))を算出する。
そして、制御装置25は、デジタル表示器23の動作を制御し、算出した測定値をデジタル表示器23に表示させる。
また、制御装置25は、測定器用プリンタ3からの制御指令に応じて、信号伝送ケーブル4を介して、算出した測定値に関する信号を測定器用プリンタ3に出力する。
〔測定器用プリンタの構成〕
測定器用プリンタ3は、図1または図2に示すように、表示装置31と、印刷装置32(図2)と、制御装置33(図2)と、第1〜第3メモリ34〜36(図2)とを備える。
表示装置31は、サーフェイス部材311(図1)と、位置検出部としての静電容量シート312(図2)と、画像表示部313(図2)とを備える。
サーフェイス部材311は、透光性材料から構成されたカバーガラス(フィルム)であり、図1に示すように、一方の板面311A(以下、タッチ面311Aと記載)が測定器用プリンタ3の外装筐体3A外部に露出し、使用者により操作される部分である。
測定器用プリンタ3は、図1または図2に示すように、表示装置31と、印刷装置32(図2)と、制御装置33(図2)と、第1〜第3メモリ34〜36(図2)とを備える。
表示装置31は、サーフェイス部材311(図1)と、位置検出部としての静電容量シート312(図2)と、画像表示部313(図2)とを備える。
サーフェイス部材311は、透光性材料から構成されたカバーガラス(フィルム)であり、図1に示すように、一方の板面311A(以下、タッチ面311Aと記載)が測定器用プリンタ3の外装筐体3A外部に露出し、使用者により操作される部分である。
静電容量シート312は、具体的な図示は省略したが、電極層と、制御IC(Integrated Circuit)を搭載する基板層から構成された透光性を有するシート状部材であり、サーフェイス部材311の他方の板面(裏面)に貼り付けられる。
この静電容量シート312は、使用者にてタッチ面311Aがタップ(押圧)された際に、サーフェイス部材311を介して使用者の指との間でコンデンサを形成し、当該コンデンサがタッチ面311A上のどの位置に存在するか(タッチ面311A上のどの位置がタップされたか)を微弱な静電容量の変化として検出する。
そして、静電容量シート312(制御IC)は、タッチ面311A上のタップされた位置に関する信号を制御装置33に出力する。
この静電容量シート312は、使用者にてタッチ面311Aがタップ(押圧)された際に、サーフェイス部材311を介して使用者の指との間でコンデンサを形成し、当該コンデンサがタッチ面311A上のどの位置に存在するか(タッチ面311A上のどの位置がタップされたか)を微弱な静電容量の変化として検出する。
そして、静電容量シート312(制御IC)は、タッチ面311A上のタップされた位置に関する信号を制御装置33に出力する。
図3は、画像表示部313の概略構成を示すブロック図である。
画像表示部313は、図3に示すように、有機EL表示装置で構成されている。
すなわち、画像表示部313は、有機ELパネル313Aと、コラムドライバ313Bと、ロウドライバ313Cとを備える。
有機ELパネル313Aは、例えば、モノクロ画面から構成され、マトリックス状に配置された複数本ずつの信号線と走査線との各交点に、画素としての有機EL素子がそれぞれ配置された構成を有する。
画像表示部313は、図3に示すように、有機EL表示装置で構成されている。
すなわち、画像表示部313は、有機ELパネル313Aと、コラムドライバ313Bと、ロウドライバ313Cとを備える。
有機ELパネル313Aは、例えば、モノクロ画面から構成され、マトリックス状に配置された複数本ずつの信号線と走査線との各交点に、画素としての有機EL素子がそれぞれ配置された構成を有する。
そして、制御装置33(後述する表示制御部334)による制御の下、コラムドライバ313Bが信号線に、また、ロウドライバ313Cが走査線に電圧を同時に印加すると、その交点に配置された有機EL素子が発光される。発光した部分が白色に、発光していない部分が黒色となる白黒の2色で画像が表示される。
因みに、このような有機ELパネルの駆動方式は、「単純マトリックス方式」あるいは「パッシブマトリックス方式」と称されている。
因みに、このような有機ELパネルの駆動方式は、「単純マトリックス方式」あるいは「パッシブマトリックス方式」と称されている。
印刷装置32は、制御装置33による制御の下、記録用紙RP(図1)に画像を印刷する部分である。
この印刷装置32は、具体的な図示は省略したが、ロール状の記録用紙RPに画像を印刷する印刷部と、記録用紙RPを送り出し(回転させ)、外装筐体3Aに形成された送出口3Bから外装筐体3A外部に送出する駆動ローラ等を備える。
この印刷装置32は、具体的な図示は省略したが、ロール状の記録用紙RPに画像を印刷する印刷部と、記録用紙RPを送り出し(回転させ)、外装筐体3Aに形成された送出口3Bから外装筐体3A外部に送出する駆動ローラ等を備える。
制御装置33は、CPU等を有し、測定器用プリンタ3全体を制御する部分であり、図2に示すように、操作判定部331と、データ取得部332と、演算処理部333と、表示制御部334と、印刷制御部335とを備える。
操作判定部331は、静電容量シート312から出力される信号に基づいて、使用者による表示装置31(タッチパネル)への入力操作を判定する。
データ取得部332は、操作判定部331による判定結果に応じて、信号伝送ケーブル4を介してマイクロメータ2にて測定された測定値を取得する。そして、データ取得部332は、取得した測定値を第1メモリ34に記憶させる。
操作判定部331は、静電容量シート312から出力される信号に基づいて、使用者による表示装置31(タッチパネル)への入力操作を判定する。
データ取得部332は、操作判定部331による判定結果に応じて、信号伝送ケーブル4を介してマイクロメータ2にて測定された測定値を取得する。そして、データ取得部332は、取得した測定値を第1メモリ34に記憶させる。
演算処理部333は、操作判定部331による判定結果に応じて、第1メモリ34に記憶された測定値に基づいて、各種の演算処理を行う。
表示制御部334は、表示装置31(画像表示部313)の動作を制御する。
印刷制御部335は、印刷装置32の動作を制御する。
第1メモリ34は、データ取得部332にて取得された測定値や、演算処理部333による演算結果等を記憶する。
第2メモリ35は、画像表示部313に表示させるための表示用の画像データを記憶する。
第3メモリ36は、印刷装置32に印刷させるための印刷用の画像データを記憶する。
表示制御部334は、表示装置31(画像表示部313)の動作を制御する。
印刷制御部335は、印刷装置32の動作を制御する。
第1メモリ34は、データ取得部332にて取得された測定値や、演算処理部333による演算結果等を記憶する。
第2メモリ35は、画像表示部313に表示させるための表示用の画像データを記憶する。
第3メモリ36は、印刷装置32に印刷させるための印刷用の画像データを記憶する。
〔測定器用プリンタの表示動作〕
図4は、測定器用プリンタ3の表示動作の一例を示す図である。具体的に、図4(A)は、測定値が取り込まれた後に画像表示部313に表示される画像Fg1を示す図である。図4(B)は、画像Fg1が表示されている際に使用者により表示装置31に入力操作が行われた後の画像Fg2を示す図である。図4(C)は、画像Fg2が表示されている際に使用者により表示装置31に入力操作が行われた後の画像Fg3を示す図である。
次に、上述した測定器用プリンタ3の表示動作の一例について説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、既に105個の測定値が測定器用プリンタ3に取り込まれ(データ取得部332にて取得され)、取り込んだ順番(1番〜105番)に関連付けられた105個の測定値が第1メモリ34に記憶されているものとする。
図4は、測定器用プリンタ3の表示動作の一例を示す図である。具体的に、図4(A)は、測定値が取り込まれた後に画像表示部313に表示される画像Fg1を示す図である。図4(B)は、画像Fg1が表示されている際に使用者により表示装置31に入力操作が行われた後の画像Fg2を示す図である。図4(C)は、画像Fg2が表示されている際に使用者により表示装置31に入力操作が行われた後の画像Fg3を示す図である。
次に、上述した測定器用プリンタ3の表示動作の一例について説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、既に105個の測定値が測定器用プリンタ3に取り込まれ(データ取得部332にて取得され)、取り込んだ順番(1番〜105番)に関連付けられた105個の測定値が第1メモリ34に記憶されているものとする。
表示制御部334は、測定値が取り込まれた後、図4(A)に示す画像Fg1を画像表示部313に表示させる。
すなわち、表示制御部334は、図4(A)に示すように、第1メモリ34に記憶された最新の測定値MV(105番に関連付けられた測定値)の他、第1〜第4操作オブジェクトOB1〜OB4を含んだ表示用の画像データを生成し、第2メモリ35に記憶させる。そして、表示制御部334は、第2メモリ35に記憶された表示用の画像データに基づく画像Fg1を画像表示部313に表示させる。
すなわち、表示制御部334は、図4(A)に示すように、第1メモリ34に記憶された最新の測定値MV(105番に関連付けられた測定値)の他、第1〜第4操作オブジェクトOB1〜OB4を含んだ表示用の画像データを生成し、第2メモリ35に記憶させる。そして、表示制御部334は、第2メモリ35に記憶された表示用の画像データに基づく画像Fg1を画像表示部313に表示させる。
ここで、第1〜第4操作オブジェクトOB1〜OB4は、使用者による表示装置31への入力操作(タップ)の対象となるものである。なお、後述する第5〜第8操作オブジェクトOB5〜OB8、チェックボックスCB、及びスクロールバーSBも同様である。
「FEED」の文字が付された第1操作オブジェクトOB1は、記録用紙RPを送り出すための操作オブジェクトである。
「DATA」の文字が付された第2操作オブジェクトOB2は、測定値を取り込むための操作オブジェクトである。
「PRINT」の文字が付された第3操作オブジェクトOB3は、印刷を実行するための操作オブジェクトである。
「MODE」の文字が付された第4操作オブジェクトOB4は、図4(B)に示す各種のモードを使用者に選択させるための操作オブジェクトである。
「FEED」の文字が付された第1操作オブジェクトOB1は、記録用紙RPを送り出すための操作オブジェクトである。
「DATA」の文字が付された第2操作オブジェクトOB2は、測定値を取り込むための操作オブジェクトである。
「PRINT」の文字が付された第3操作オブジェクトOB3は、印刷を実行するための操作オブジェクトである。
「MODE」の文字が付された第4操作オブジェクトOB4は、図4(B)に示す各種のモードを使用者に選択させるための操作オブジェクトである。
そして、操作判定部331は、以下に示すように、使用者による表示装置31への入力操作を判定する。
すなわち、操作判定部331は、静電容量シート312から出力される信号に基づいて、タッチ面311A上のタップされた位置(座標)を認識する。
また、操作判定部331は、タップされた位置に対応する画像Fg1中の画素位置を認識し、当該画素位置と第1〜第4操作オブジェクトOB1〜OB4の画素位置とを比較し、第1〜第4操作オブジェクトOB1〜OB4がタップされたか否かを判定する。
すなわち、操作判定部331は、静電容量シート312から出力される信号に基づいて、タッチ面311A上のタップされた位置(座標)を認識する。
また、操作判定部331は、タップされた位置に対応する画像Fg1中の画素位置を認識し、当該画素位置と第1〜第4操作オブジェクトOB1〜OB4の画素位置とを比較し、第1〜第4操作オブジェクトOB1〜OB4がタップされたか否かを判定する。
そして、操作判定部331にて第1〜第4操作オブジェクトOB1〜OB4がタップされたと判定された場合には、制御装置33は、以下に示す処理を実行する。
第1操作オブジェクトOB1(「FEED」の文字)がタップされたと判定された場合には、印刷制御部335は、印刷装置32(駆動ローラ)の動作を制御して、記録用紙RPを送り出す。
また、第2操作オブジェクトOB2(「DATA」の文字)がタップされたと判定された場合には、データ取得部332は、信号伝送ケーブル4を介してマイクロメータ2にて測定された測定値を取得し、第1メモリ34に記憶させる。
さらに、第3操作オブジェクトOB3(「PRINT」の文字)がタップされたと判定された場合には、印刷制御部335は、印刷用の画像データ(例えば、測定された順番(105番)と測定値とを含む画像データ)を生成して第3メモリ36に記憶させるとともに、当該印刷用の画像データに基づく画像を印刷装置32に印刷させる。
第1操作オブジェクトOB1(「FEED」の文字)がタップされたと判定された場合には、印刷制御部335は、印刷装置32(駆動ローラ)の動作を制御して、記録用紙RPを送り出す。
また、第2操作オブジェクトOB2(「DATA」の文字)がタップされたと判定された場合には、データ取得部332は、信号伝送ケーブル4を介してマイクロメータ2にて測定された測定値を取得し、第1メモリ34に記憶させる。
さらに、第3操作オブジェクトOB3(「PRINT」の文字)がタップされたと判定された場合には、印刷制御部335は、印刷用の画像データ(例えば、測定された順番(105番)と測定値とを含む画像データ)を生成して第3メモリ36に記憶させるとともに、当該印刷用の画像データに基づく画像を印刷装置32に印刷させる。
また、第4操作オブジェクトOB4(「MODE」の文字)がタップされたと判定された場合には、表示制御部334は、図4(B)に示す画像Fg2を画像表示部313に表示させる。
すなわち、表示制御部334は、図4(B)に示すように、各種(本実施形態では、5種類)のモードを示す文字情報C1〜C5の他、5個のチェックボックスCBと、第5,第6オブジェクトOB5,OB6とを含んだ表示用の画像データを生成し、第2メモリ35に記憶させる。そして、表示制御部334は、第2メモリ35に記憶された表示用の画像データに基づく画像Fg2を画像表示部313に表示させる。
すなわち、表示制御部334は、図4(B)に示すように、各種(本実施形態では、5種類)のモードを示す文字情報C1〜C5の他、5個のチェックボックスCBと、第5,第6オブジェクトOB5,OB6とを含んだ表示用の画像データを生成し、第2メモリ35に記憶させる。そして、表示制御部334は、第2メモリ35に記憶された表示用の画像データに基づく画像Fg2を画像表示部313に表示させる。
ここで、図4(B)に示すチェックボックスCBは、使用者にモードを選択させるために用いられる。
なお、図4(B)に示す例では、使用者に「取得データ履歴確認」のモードが選択された状態(「取得データ履歴確認」のモードを示す文字情報C1の隣りに表示されたチェックボックスCBがタップされた状態)を示している。
すなわち、表示制御部334は、チェックボックスCBがタップされた場合(操作判定部331にてチェックボックスCBがタップされたと判定された場合)には、当該チェックボックスCB内にチェックマーク「×」を付けた表示用の画像データを生成し、当該表示用の画像データに基づく画像Fg2を画像表示部313に表示させる。
なお、図4(B)に示す例では、使用者に「取得データ履歴確認」のモードが選択された状態(「取得データ履歴確認」のモードを示す文字情報C1の隣りに表示されたチェックボックスCBがタップされた状態)を示している。
すなわち、表示制御部334は、チェックボックスCBがタップされた場合(操作判定部331にてチェックボックスCBがタップされたと判定された場合)には、当該チェックボックスCB内にチェックマーク「×」を付けた表示用の画像データを生成し、当該表示用の画像データに基づく画像Fg2を画像表示部313に表示させる。
「CANCEL」の文字が付された第5操作オブジェクトOB5は、5種類のモードの選択を中止し、図4(A)の画像に表示を戻すための操作オブジェクトである。
すなわち、表示制御部334は、操作判定部331にて第5操作オブジェクトOB5がタップされたと判定された場合には、上述したような処理を実行し、画像Fg1を画像表示部313に表示させる。
すなわち、表示制御部334は、操作判定部331にて第5操作オブジェクトOB5がタップされたと判定された場合には、上述したような処理を実行し、画像Fg1を画像表示部313に表示させる。
「SET」の文字が付された第6操作オブジェクトOB6は、5種類のモードのいずれかの選択を確定するための操作オブジェクトである。
そして、5種類のモードのいずれかが選択されるとともに、操作判定部331にて第6操作オブジェクトOB6がタップされたと判定された場合には、制御装置33は、以下に示す処理を実行する。
「統計処理」のモードが選択されていた場合には、演算処理部333は、第1メモリ34に記憶された105個の測定値に基づいて、統計処理を実行する。そして、演算処理部333は、処理結果を第1メモリ34に記憶させる。
また、表示制御部334は、第1メモリ34に記憶された測定値や処理結果に基づいて、ヒストグラム等のグラフを含んだ表示用の画像データを生成し、当該表示用の画像データに基づく画像を画像表示部313に表示させる。
そして、5種類のモードのいずれかが選択されるとともに、操作判定部331にて第6操作オブジェクトOB6がタップされたと判定された場合には、制御装置33は、以下に示す処理を実行する。
「統計処理」のモードが選択されていた場合には、演算処理部333は、第1メモリ34に記憶された105個の測定値に基づいて、統計処理を実行する。そして、演算処理部333は、処理結果を第1メモリ34に記憶させる。
また、表示制御部334は、第1メモリ34に記憶された測定値や処理結果に基づいて、ヒストグラム等のグラフを含んだ表示用の画像データを生成し、当該表示用の画像データに基づく画像を画像表示部313に表示させる。
また、「データ編集」のモードが選択されていた場合には、制御装置33は、第1メモリ34に記憶されている測定値の編集を実行する。
例えば、制御装置33は、図4(C)に示すような画像Fg3を画像表示部313に表示させ、使用者による表示装置31への入力操作に応じて、選択された測定値を削除する等の編集を実行する。
さらに、「取得データ外部出力」のモードが選択されていた場合には、制御装置33は、データ出力端子CN(図1)に接続された信号伝送ケーブル(図示略)を介して、外部のPC(Personal Computer)に、第1メモリ34に記憶されている測定値を出力する。
また、「取得全データ削除」のモードが選択されていた場合には、制御装置33は、第1メモリ34に記憶されている全ての測定値を削除する。
例えば、制御装置33は、図4(C)に示すような画像Fg3を画像表示部313に表示させ、使用者による表示装置31への入力操作に応じて、選択された測定値を削除する等の編集を実行する。
さらに、「取得データ外部出力」のモードが選択されていた場合には、制御装置33は、データ出力端子CN(図1)に接続された信号伝送ケーブル(図示略)を介して、外部のPC(Personal Computer)に、第1メモリ34に記憶されている測定値を出力する。
また、「取得全データ削除」のモードが選択されていた場合には、制御装置33は、第1メモリ34に記憶されている全ての測定値を削除する。
さらに、「取得データ履歴確認」のモードが選択されていた場合には、表示制御部334は、図4(C)に示す画像Fg3を画像表示部313に表示させる。
すなわち、表示制御部334は、図4(C)に示すように、第1メモリ34に記憶された全ての測定値MV(取り込んだ順番も含む)の他、測定値MVのデータ数に応じたチェックボックスCBと、スクロールバーSBと、第7,第8操作オブジェクトOB7,OB8とを含んだ画像データを生成し、第2メモリ35に記憶させる。そして、表示制御部334は、第2メモリ35に記憶された画像データに基づく画像Fg3を画像表示部313に表示させる。
すなわち、表示制御部334は、図4(C)に示すように、第1メモリ34に記憶された全ての測定値MV(取り込んだ順番も含む)の他、測定値MVのデータ数に応じたチェックボックスCBと、スクロールバーSBと、第7,第8操作オブジェクトOB7,OB8とを含んだ画像データを生成し、第2メモリ35に記憶させる。そして、表示制御部334は、第2メモリ35に記憶された画像データに基づく画像Fg3を画像表示部313に表示させる。
なお、図4(C)に示す例では、測定値MVのデータ数が105個と多いため、8個の測定値MV(98番目〜105番目に取り込んだ測定値)を表示した状態を示している。
そして、スクロールバーSBは、第1メモリ34に記憶された全ての測定値のうち表示されていない測定値を表示させるものである。
すなわち、表示制御部334は、スクロールバーSBがタップされた場合(操作判定部331にてスクロールバーSBがタップされたと判定された場合)には、画像をスクロールする。例えば、図4(C)に示す例では、当該スクロールによって、97番目以前の測定値が画像表示部313に表示されることとなる。
そして、スクロールバーSBは、第1メモリ34に記憶された全ての測定値のうち表示されていない測定値を表示させるものである。
すなわち、表示制御部334は、スクロールバーSBがタップされた場合(操作判定部331にてスクロールバーSBがタップされたと判定された場合)には、画像をスクロールする。例えば、図4(C)に示す例では、当該スクロールによって、97番目以前の測定値が画像表示部313に表示されることとなる。
図4(C)に示すチェックボックスCBは、全ての測定値MVのうち印刷する測定値MVを使用者に選択させるために用いられる。
なお、図4(C)に示す例では、「98番目」、「100番目〜103番目」、「105番目」の各測定値MVが選択された状態を示している。
なお、図4(C)に示す例では、「98番目」、「100番目〜103番目」、「105番目」の各測定値MVが選択された状態を示している。
「SET」の文字が付された第7操作オブジェクトOB7は、印刷する測定値MVの選択を確定するための操作オブジェクトである。
「PRINT」の文字が付された第8操作オブジェクトOB8は、第3操作オブジェクトOB3と同様に、印刷を実行するための操作オブジェクトである。
そして、印刷する測定値MVが選択されるとともに、操作判定部331にて第7操作オブジェクトOB7がタップされ、さらに、第8操作オブジェクトOB8がタップされたと判定された場合には、印刷制御部335は、以下に示す処理を実行する。
すなわち、印刷制御部335は、選択された測定値MV(図4(C)の例では、「98番目」、「100番目〜103番目」、「105番目」の各測定値MV等)を含む印刷用の画像データを生成して第3メモリ36に記憶させるとともに、当該印刷用の画像データに基づく画像を印刷装置32に印刷させる。
「PRINT」の文字が付された第8操作オブジェクトOB8は、第3操作オブジェクトOB3と同様に、印刷を実行するための操作オブジェクトである。
そして、印刷する測定値MVが選択されるとともに、操作判定部331にて第7操作オブジェクトOB7がタップされ、さらに、第8操作オブジェクトOB8がタップされたと判定された場合には、印刷制御部335は、以下に示す処理を実行する。
すなわち、印刷制御部335は、選択された測定値MV(図4(C)の例では、「98番目」、「100番目〜103番目」、「105番目」の各測定値MV等)を含む印刷用の画像データを生成して第3メモリ36に記憶させるとともに、当該印刷用の画像データに基づく画像を印刷装置32に印刷させる。
上述した第1実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、測定器用プリンタ3を構成する表示装置31は、サーフェイス部材311、静電容量シート312、及び画像表示部313を備えた所謂タッチパネルで構成されている。
このことにより、マイクロメータ2にて測定された測定結果等の他、従来の測定器用プリンタにおける操作ボタンを操作オブジェクトOB1〜OB8として画像表示部313に表示させることができる。すなわち、画像表示部313に表示された操作オブジェクトOB1〜OB8をタップすることで、従来の操作ボタンを押下した時と同様の機能を発揮させることができる。
本実施形態では、測定器用プリンタ3を構成する表示装置31は、サーフェイス部材311、静電容量シート312、及び画像表示部313を備えた所謂タッチパネルで構成されている。
このことにより、マイクロメータ2にて測定された測定結果等の他、従来の測定器用プリンタにおける操作ボタンを操作オブジェクトOB1〜OB8として画像表示部313に表示させることができる。すなわち、画像表示部313に表示された操作オブジェクトOB1〜OB8をタップすることで、従来の操作ボタンを押下した時と同様の機能を発揮させることができる。
すなわち、表示装置31をタッチパネルで構成することで、使用者に入力操作を行わせる操作領域と、測定結果等を表示する表示領域を同一の領域とすることができる。
このため、従来のように操作装置と表示装置とを別個に設けた構成と比較して、操作領域を広く設定した場合であっても、表示領域が狭くなることがない。
したがって、測定結果等の表示が見易く、使い勝手のよいものとなる。
また、操作領域と表示領域とを同一の領域とすることができるので、測定器用プリンタ3自体の大型化を回避しつつ、操作領域及び表示領域の双方を比較的に広く設定できる。
このため、従来のように操作装置と表示装置とを別個に設けた構成と比較して、操作領域を広く設定した場合であっても、表示領域が狭くなることがない。
したがって、測定結果等の表示が見易く、使い勝手のよいものとなる。
また、操作領域と表示領域とを同一の領域とすることができるので、測定器用プリンタ3自体の大型化を回避しつつ、操作領域及び表示領域の双方を比較的に広く設定できる。
また、表示装置31をタッチパネルで構成することで、表示すべき画像(例えば、画像Fg1〜Fg3)に応じて、適宜、操作オブジェクトOB1〜OB8を変更できる。
すなわち、従来の測定器用プリンタのように操作装置(操作ボタン)が固定されている構成と比較して、操作オブジェクトOB1〜OB8の表示位置を変更したり、表示する数を変更したりすることができるので、使い勝手をさらに向上させることができる。
また、機械的な操作ボタンが不要となるため、構造の簡素化が図れる。
すなわち、従来の測定器用プリンタのように操作装置(操作ボタン)が固定されている構成と比較して、操作オブジェクトOB1〜OB8の表示位置を変更したり、表示する数を変更したりすることができるので、使い勝手をさらに向上させることができる。
また、機械的な操作ボタンが不要となるため、構造の簡素化が図れる。
さらに、画像表示部313は、視野角が広く(180°近い視野角)、しかも、自発光である有機ELパネル313Aを含んで構成されているので、視認性の向上が期待できる。
また、有機ELパネル313Aは、有機EL素子がマトリックス状に配置されたドットマトリックス型であるから、測定結果を数値表示させるだけでなく、多用なデザイン表示を行うことができる。
さらに、測定器用プリンタ3には、「取得データ履歴確認」や「データ編集」等の各種のモード(図4(B))が設けられているため、間違ってマイクロメータ2から測定値を取り込んでしまった場合であっても、取り込んだ全ての測定値を表示により確認して、不要な測定値を除く有効な測定値のみを印刷でき、使い勝手を一層向上させることができる。
また、有機ELパネル313Aは、有機EL素子がマトリックス状に配置されたドットマトリックス型であるから、測定結果を数値表示させるだけでなく、多用なデザイン表示を行うことができる。
さらに、測定器用プリンタ3には、「取得データ履歴確認」や「データ編集」等の各種のモード(図4(B))が設けられているため、間違ってマイクロメータ2から測定値を取り込んでしまった場合であっても、取り込んだ全ての測定値を表示により確認して、不要な測定値を除く有効な測定値のみを印刷でき、使い勝手を一層向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下では、前記第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明については省略する。
前記第1実施形態では、画像表示部313は、有機EL表示装置で構成されていた。
これに対して第2実施形態では、画像表示部313は、電子ペーパー、具体的には電気泳動表示パネルで構成されている。
その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下では、前記第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明については省略する。
前記第1実施形態では、画像表示部313は、有機EL表示装置で構成されていた。
これに対して第2実施形態では、画像表示部313は、電子ペーパー、具体的には電気泳動表示パネルで構成されている。
その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
図5は、第2実施形態における画像表示部313の原理を示す図である。
第2実施形態における画像表示部313は、図5に示すように、表面基材314、共通電極315、電気泳動層316、画素電極317、TFT(Thin Film Transistor)回路層318、背面基材319が順に積層されて構成されている。
表面基材314及び背面基材319は、透明な樹脂シートで構成されている。
TFT回路層318には、走査線駆動回路によって駆動されるTFT回路、具体的にはスイッチングトランジスタ等が設けられている。各トランジスタは、画素毎に設けられた画素電極317に接続されている。
共通電極315は、ITO(Indium Tin Oxid)等の透明な電極材で構成され、画像表示部313の略全域に亘って設けられている。
画素電極317は、画像表示部313の画素毎に設けられている。
第2実施形態における画像表示部313は、図5に示すように、表面基材314、共通電極315、電気泳動層316、画素電極317、TFT(Thin Film Transistor)回路層318、背面基材319が順に積層されて構成されている。
表面基材314及び背面基材319は、透明な樹脂シートで構成されている。
TFT回路層318には、走査線駆動回路によって駆動されるTFT回路、具体的にはスイッチングトランジスタ等が設けられている。各トランジスタは、画素毎に設けられた画素電極317に接続されている。
共通電極315は、ITO(Indium Tin Oxid)等の透明な電極材で構成され、画像表示部313の略全域に亘って設けられている。
画素電極317は、画像表示部313の画素毎に設けられている。
電気泳動層316は、共通電極に接着された複数のマイクロカプセル316Aを備える。マイクロカプセル316Aには、多数の帯電粒子が分散して電気泳動粒子分散液316Bが封入されている。電気泳動粒子分散液316Bには、黒色の電気泳動粒子316C(これを黒色粒子と呼ぶ)と、白色の電気泳動粒子316D(これを白色粒子と呼ぶ)とが分散され、二色の粉体流体方式の電気泳動層が形成されている。これら黒色粒子316C及び白色粒子316Dは、互いに異なる極性に帯電されている。ここでは、黒色粒子316Cがマイナス(負)に帯電され、白色粒子316Dがプラス(正)に帯電されている。
なお、図5は模式図であり、同図に描かれている各層の厚さは、実際の厚さの相対的関係を反映したものではない。実際には、マイクロカプセル316Aを有する電気泳動層316は、数十μm程度の非常に薄い膜をなすように形成され、一方、共通電極315を含む表面基材314、あるいは、画素電極317やTFT回路層318を含む背面基材319の厚みは、それより遥かに厚い層をなすように形成されている。
また、画像表示部313の側面は、表面基材314及び背面基材319に跨って設けられるシール剤等でシールされている。これにより、電気泳動層316が密封されている。
また、画像表示部313の側面は、表面基材314及び背面基材319に跨って設けられるシール剤等でシールされている。これにより、電気泳動層316が密封されている。
マイクロカプセル316Aの黒色粒子316C及び白色粒子316Dは、共通電極315及び画素電極317間に電位差を生じさせることで電気泳動が行われる。
いま、画素電極317がローレベル、共通電極315がハイレベルの場合、その間の電位差によって共通電極315から画素電極317に向う電界が発生する。すると、正に帯電した白色粒子316Dが画素電極317側に移動され、負に帯電した黒色粒子316Cが共通電極315側に移動されるため、共通電極315の電位に比べて画素電極317の電位が低い部分は、表面基材314側から視認した場合、黒色に表示される。
これとは逆に、画素電極317をハイレベル、共通電極315をローレベルに切り換えると、電界の向きが逆転するので、表示は白色に表示される。
また、黒色表示や白色表示の状態において、電界印加が停止されると、黒色粒子316Cや白色粒子316Dの移動も止まり、そのままの表示色が保持される。
いま、画素電極317がローレベル、共通電極315がハイレベルの場合、その間の電位差によって共通電極315から画素電極317に向う電界が発生する。すると、正に帯電した白色粒子316Dが画素電極317側に移動され、負に帯電した黒色粒子316Cが共通電極315側に移動されるため、共通電極315の電位に比べて画素電極317の電位が低い部分は、表面基材314側から視認した場合、黒色に表示される。
これとは逆に、画素電極317をハイレベル、共通電極315をローレベルに切り換えると、電界の向きが逆転するので、表示は白色に表示される。
また、黒色表示や白色表示の状態において、電界印加が停止されると、黒色粒子316Cや白色粒子316Dの移動も止まり、そのままの表示色が保持される。
上述した第2実施形態によれば、前記第1実施形態の効果の他、以下の効果がある。
本実施形態では、画像表示部313が電子ペーパーで構成されているので、高視認性、フレキシブル性、低消費電力化及び軽量化を達成できる。
すなわち、画像表示部313が電子ペーパーで構成されているので、紙と同じように反射光を利用して表示を行うため、視野角が広く、かつ、直射日光にあたっても見易い上、目に対する負担も少ない利点がある。
また、電子ペーパーは紙と同程度の厚みに作ることができる。このため、表面基材314や背面基材319にプラスチックフィルム等を用いれば、曲げても品質を損なうことなく表示できる。
すなわち、曲面等に取り付けることができるので、設計の自由度を向上させることができるとともに、軽量化が図れる。
さらに、電子ペーパーは表示中に電力を消費しないか、または、極小で済む上、書き換え時の消費電力も非常に少ないから、低消費電力化が実現できる。
本実施形態では、画像表示部313が電子ペーパーで構成されているので、高視認性、フレキシブル性、低消費電力化及び軽量化を達成できる。
すなわち、画像表示部313が電子ペーパーで構成されているので、紙と同じように反射光を利用して表示を行うため、視野角が広く、かつ、直射日光にあたっても見易い上、目に対する負担も少ない利点がある。
また、電子ペーパーは紙と同程度の厚みに作ることができる。このため、表面基材314や背面基材319にプラスチックフィルム等を用いれば、曲げても品質を損なうことなく表示できる。
すなわち、曲面等に取り付けることができるので、設計の自由度を向上させることができるとともに、軽量化が図れる。
さらに、電子ペーパーは表示中に電力を消費しないか、または、極小で済む上、書き換え時の消費電力も非常に少ないから、低消費電力化が実現できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、画像表示部313として有機ELパネル313Aを含んだ構成や、電子ペーパー等を採用していたが、これに限らない。
例えば、画像表示部313としては、入射した光を変調して画像を形成する透過型の液晶表示デバイスと、液晶表示デバイスに対して光を出射するバックライトとを備えた構成を採用しても構わない。
前記各実施形態では、画像表示部313として有機ELパネル313Aを含んだ構成や、電子ペーパー等を採用していたが、これに限らない。
例えば、画像表示部313としては、入射した光を変調して画像を形成する透過型の液晶表示デバイスと、液晶表示デバイスに対して光を出射するバックライトとを備えた構成を採用しても構わない。
前記各実施形態では、位置検出部として静電容量シート312を採用していたが、タッチ面311A上のタップされた位置を検出する方式としては、静電容量方式に限らず、その他の方式を採用しても構わない。
例えば、発光素子と受光素子を用いてタッチ面311A上にマトリックス状の光軸を形成し、その光軸の遮断の有無によりタッチ面311A上のタップされた位置を検出する赤外線方式を採用しても構わない。
また、例えば、透明導電性薄膜付きのシートを対向配置し、タッチ面311Aを触れることによりシートが接触した位置を検出する抵抗膜方式を採用しても構わない。
例えば、発光素子と受光素子を用いてタッチ面311A上にマトリックス状の光軸を形成し、その光軸の遮断の有無によりタッチ面311A上のタップされた位置を検出する赤外線方式を採用しても構わない。
また、例えば、透明導電性薄膜付きのシートを対向配置し、タッチ面311Aを触れることによりシートが接触した位置を検出する抵抗膜方式を採用しても構わない。
前記各実施形態では、測定器としてマイクロメータ2を採用し、当該マイクロメータ2の測定結果を測定器用プリンタ3に処理させる構成を説明したが、これに限らない。すなわち、測定器用プリンタ3は、マイクロメータ2以外のノギス、インジケータ等の他の測定器の測定結果も処理可能である。
前記第1実施形態で説明した有機ELパネル313Aとしては、ドットマトリックス型に限らず、他の型で構成しても構わない。
また、有機ELパネル313Aは、モノクロ画像を表示する構成として説明したが、これに限らず、カラー画像を表示する構成としても構わない。
前記第1実施形態で説明した有機ELパネル313Aとしては、ドットマトリックス型に限らず、他の型で構成しても構わない。
また、有機ELパネル313Aは、モノクロ画像を表示する構成として説明したが、これに限らず、カラー画像を表示する構成としても構わない。
前記第2実施形態で説明した電子ペーパーとしては、電気泳動方式に限らず、例えば、マイクロカプセル方式、電子粉流体方式、液晶方式、エレクトロウエッテイング方式、化学変化方式等であっても構わない。
本発明は、ノギス、マイクロメータ、インジケータ等の測定器からの測定結果を入力して測定結果に関する情報を印刷する測定器用プリンタに利用できる。
1・・・測定システム
2・・・マイクロメータ(測定器)
3・・・測定器用プリンタ
4・・・信号伝送ケーブル(伝送手段)
31・・・表示装置
32・・・印刷装置
33・・・制御装置
311・・・サーフェイス部材
311A・・・タッチ面
312・・・静電容量シート(位置検出部)
313・・・画像表示部
313A・・・有機ELパネル
2・・・マイクロメータ(測定器)
3・・・測定器用プリンタ
4・・・信号伝送ケーブル(伝送手段)
31・・・表示装置
32・・・印刷装置
33・・・制御装置
311・・・サーフェイス部材
311A・・・タッチ面
312・・・静電容量シート(位置検出部)
313・・・画像表示部
313A・・・有機ELパネル
Claims (4)
- 測定結果を出力する測定器に用いられ、前記測定器からの前記測定結果を入力して前記測定結果に関する情報を印刷する測定器用プリンタであって、
前記測定結果に関する画像を表示する表示装置と、
前記測定結果に関する情報を印刷する印刷装置と、
前記測定器からの前記測定結果を入力して前記測定結果を処理するとともに、前記表示装置及び前記印刷装置の動作を制御する制御装置とを備え、
前記表示装置は、
前記測定結果に関する画像を表示する画像表示部と、
前記画像表示部に対向して配置され、タッチ面を有するサーフェイス部材と、
前記タッチ面上の押圧された位置を検出する位置検出部とを備える
ことを特徴とする測定器用プリンタ。 - 請求項1に記載の測定器用プリンタにおいて、
前記画像表示部は、
有機EL素子の集合体からなる有機ELパネルを含んで構成されている
ことを特徴とする測定器用プリンタ。 - 請求項1に記載の測定器用プリンタにおいて、
前記画像表示部は、
電子ペーパーで構成されている
ことを特徴とする測定器用プリンタ。 - 測定結果を出力する測定器と、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の測定器用プリンタと、
前記測定器及び前記測定器用プリンタを情報の伝送可能に接続する伝送手段とを備える
ことを特徴とする測定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012028577A JP2013163350A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 測定器用プリンタ、及び測定システム |
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Publications (1)
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