JP2013162599A - 電源制御装置、電源制御方法及び電力融通システム - Google Patents

電源制御装置、電源制御方法及び電力融通システム Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電池の劣化スピードを遅くして蓄電池の寿命を延ばすことのできる電源制御装置、電源制御方法及び電力融通システムを提供すること。
【解決手段】この電源制御装置は、電力を供給する常用電源、充電および放電が可能な蓄電池、並びに、負荷の間で、電力の流れを切り替える電力切替部と、前記電力切替部の切替え制御を行う制御部と、を具備し、前記制御部は、前記蓄電池を充電状態から放電状態へ切り替える際、または、前記蓄電池を放電状態から充電状態へ切り替える際に、設定された休止時間が経過するまで前記蓄電池を充電および放電が行われない休止状態とするとともに(S34,S36,S37)、前記休止状態の際に、前記電力切替部を前記常用電源から前記負荷へ電力供給可能な状態に制御する(S45)構成を採る。
【選択図】図8

Description

本発明は、電力が供給される常用電源、充電および放電が可能な蓄電池、並びに、負荷の間で電力の流れを切り替える電源制御装置、電源制御方法及び電力融通システムに関する。
近年、蓄電池を利用して、住宅または地域内で使用する電力を融通しあう電力融通システムが提案されている。主に、電気自動車に搭載される蓄電池の電力を住宅で利用するV2H(Vehicle to Home)と、電気自動車の蓄電池を電力系統に接続して電気自動車と電力系統との間で電力の融通を行うV2G(Vehicle to Grid)とが、一般に知られている。このような電力融通システムでは、電気自動車に搭載される蓄電池のほか、住宅に設置される専用の蓄電池が利用されることもある。
蓄電池は、充放電を繰り返すことで劣化し、電池容量および電池電圧が低下していく。蓄電池の劣化スピードは、上限SOC(State of Charge:充電状態)、DOD(Depth of Discharge:放電深度)及び環境温度などによって変化することが知られている。
従来、蓄電池の寿命を延ばすために、蓄電池の劣化度合いに応じて放電終了とする放電レベルを変化させる技術が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2011−055589号公報
蓄電池を用いたシステムにおいては、電力を使用する上での利便性を低下させずに蓄電池の劣化スピードを遅くして、蓄電池の寿命を延ばしたいという要求がある。
一般に、蓄電池を満充電のまま長期間放置すると蓄電池の容量劣化は大きくなる。しかしながら、蓄電池が充電状態から放電状態へ移行する際、または、放電状態から充電状態へ移行する際には、その間に充放電を行わない適度な長さの休止期間を設けたほうが、蓄電池の劣化スピードを遅くできるということが分かった。従って、特許文献1のように、放電終了とする放電レベルを調整するだけの構成と比べて、蓄電池の劣化スピードをより遅くする制御ができると考えられた。
本発明の目的は、蓄電池を利用して電力を融通しあう場合に、蓄電池の劣化スピードを遅くして蓄電池の寿命を延ばすことのできる電源制御装置、電源制御方法及び電力融通システムを提供することである。
本発明の一態様に係る電源制御装置は、電力を供給する常用電源、充電および放電が可能な蓄電池、並びに、負荷の間で、電力の流れを切り替える電力切替部と、前記電力切替部の切替え制御を行う制御部と、を具備し、前記制御部は、前記蓄電池を充電状態から放電状態へ切り替える際、または、前記蓄電池を放電状態から充電状態へ切り替える際に、設定された休止時間が経過するまで前記蓄電池を充電および放電が行われない休止状態とするとともに、前記休止状態の際に、前記電力切替部を前記常用電源から前記負荷へ電力供給可能な状態に制御する構成を採る。
本発明の一態様に係る電源制御方法は、電力を供給する常用電源、充電および放電が可能な蓄電池、並びに、負荷の間で、電力の流れを切り替える電源制御方法であって、前記蓄電池を充電状態から放電状態へ切り替える際、または、前記蓄電池を放電状態から充電状態へ切り替える際に、設定された休止時間が経過するまで、前記蓄電池を充電および放電が行われない休止状態とする休止制御ステップと、前記休止状態の際に、前記電力切替部を前記常用電源から前記負荷へ電力供給可能な状態に制御する切替制御ステップを含む構成を採る。
本発明の一態様に係る電力融通システムは、充電および放電が可能な蓄電池と、前記蓄電池、電力を供給する常用電源および負荷の間で、電力の流れを切り替える電力切替部と、前記電力切替部の切替え制御を行う制御部と、を具備し、前記制御部は、前記蓄電池を充電状態から放電状態へ切り替える際、または、前記蓄電池を放電状態から充電状態へ切り替える際に、設定された休止時間が経過するまで、前記蓄電池を充電および放電が行われない休止状態とするとともに、前記休止状態の際に、前記電力切替部を前記常用電源から前記負荷へ電力供給可能な状態に制御する構成を採る。
本発明によれば、蓄電池を充電状態から放電状態へ切り替える際、または、放電状態から充電状態へ切り替える際に、蓄電池に休止時間が設けられるので、蓄電池の劣化スピードを遅くして蓄電池の寿命を延ばすことができる。また、休止時間が経過するまでは、常用電源から負荷へ電力供給可能にされるので、負荷に電力が供給できなくなることも防止できる。
本発明の実施の形態の電力融通システムの概要を示す構成図 本発明の実施の形態の電力融通システムの詳細を示す構成図 蓄電池の容量劣化と充放電間の休止時間との関係を示すグラフ 本発明の実施の形態の劣化判定処理の手順を表わすフローチャート 本発明の実施の形態の蓄電池長寿命化制御処理の手順を表わすフローチャート 上限SOCの算出例を表わす図表 最大放電レベルの算出例を表わす図表 図5のステップS14の長寿命化充電開始制御処理の詳細を示すフローチャート 休止時間の算出例を表わす図表 図5のステップS19の長寿命化放電開始制御処理の詳細を示すフローチャート 本発明の実施の形態の電力融通システムの変形例を示す構成図
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の電力融通システムの概要を示す構成図、図2は、この電力融通システムの詳細を示す構成図である。
この実施の形態の電力融通システム3は、住宅2に設けられる商用電源50、発電器52および負荷54、並びに、住宅2の外(例えば電動モータ140で走行する車両1)に設けられる蓄電池110の間で電力を融通しあうシステムである。
この電力融通システム3は、図1に示すように、住宅に設けられる商用電源50、発電器52、通信部230、電源ステーション制御部210、電力切替部220、負荷54、およびソケット150、並びに、外部に設けられる蓄電池110、電力変換部130、および車両電源制御部120から主に構成される。これらの構成のうち、電力切替部220、電源ステーション制御部210および車両電源制御部120が、電源制御装置の一実施の形態となる。
商用電源50は、障害発生時以外、常に電源を供給することができる。ただし、商用電源50には、日中は料金が高く、夜間は料金が低いなど、電源の供給を受けやすいときと、電源の供給を受けにくいときとがある。
発電器52は、例えば太陽光発電装置であり、時間帯や状況によって電力を発生する量が変化する。発電器52としては、風力発電装置、または、燃料を用いて発電を行う発電機なども採用できる。上記の商用電源50および発電器52が常用電源に相当する。
負荷54は、照明やテレビ装置など、使用状況に応じて電力を消費する様々な機器である。
電力切替部220は、電力の入力出力を切り替えるスイッチ、および、直流を交流に変換するインバータ回路などを備え、電源ステーション制御部210(切替制御部211;図2参照)の制御に基づいて、電力の流れの切替えと電圧の変換とを行う。具体的には、電力切替部220は、切替制御部211の制御に基づいて、商用電源50と発電器52とから電力を受けて負荷54に必要な電力を送る。また、電力切替部220は、切替制御部211の制御に基づいて、外部の蓄電池110に充電用の電力を送り、また、外部の蓄電池110から放電された電力を受けて、この電力を負荷54に振り分ける。さらに、電力切替部220では、制御部212(図2参照)により切替制御部211を介して、発電器52の発電状況、および、負荷54の電力消費状況をモニタすることができる。
ソケット150は、車両1の蓄電池110の充電および放電を行うために、車両1とケーブル接続するための接続器である。ソケット150では、電源ラインと情報伝送用の信号線とが接続される。図1において、信号線を矢印付きの線によって示す。
通信部230は、例えばインターネット或いは携帯電話回線網などのネットワークに接続して、常用電源の障害情報(停電情報、使用を控えるよう要求される要求情報、停電の可能性を示す停電予備情報など)を受信する。受信された障害情報は、電源ステーション制御部210へ送られる。
電源ステーション制御部210は、発電器52の発電状況、および、負荷54の電力消費状況を監視して、これらの状況に応じて電力切替部220の切替制御を行う。例えば、発電器52の発電量が多いときには、発電器52の電力を負荷54へ送り、発電器52の発電量が少ないときには、発電器52の電力と商用電源50の電力とを合わせて負荷54へ送る。また、発電器52の発電量が負荷54の消費電力を超えるときには、余った電力を蓄電池110または商用電源50の電力系統へ送る。
また、電源ステーション制御部210は、ソケット150を介して車両1の蓄電池110が接続された場合に、蓄電池110の充放電制御を行う。例えば、電源ステーション制御部210は、蓄電池110の充電度合い(SOC:State Of Charge)が低ければ、車両1へ電力を送って充電を行う。また、電源ステーション制御部210は、所定条件で、蓄電池110から電力を取り込んで負荷54へ送る制御を行う。所定条件とは、例えば、蓄電池110の充電度合いが所定以上あり、且つ、商用電源50の料金が高い時間帯である場合などである。この所定条件には、例えば、発電器52の発電状況、車両1の走行スケジュールなど、様々な条件を追加することも可能である。
電源ステーション制御部210は、図2に示すように、電力切替部220の動作を切り替える切替制御部211と、住宅2の電源に関する統括的な制御を行う制御部212とを有している。制御部212は、ソケット150を介して車両電源制御部120の制御部122とデータ通信を行う。車両1側から送られてくる通信データには、蓄電池110の劣化度の情報が含まれる。車両1側へ送る通信データには、充電の開始要求、および、放電の開始要求などが含まれる。制御部212は、蓄電池110の休止時間を算出する休止時間算出部、および、休止時間を計時する休止時間計時部としても機能する。
蓄電池110は、図2に示すように、複数の蓄電池パック10が並列に接続されている。各蓄電池パック10には、直列に接続された複数(M個)の蓄電池セル11と、蓄電池セル11の温度を検出する温度検出素子(例えばサーミスタ)12と、温度検出素子12の出力に基づき温度を計測する温度計測部15とが設けられている。また、各蓄電池パック10には、複数の蓄電池セル11に流れる電流を検出する電流検出素子(例えば電流検出抵抗)13と、電流検出素子13の出力に基づき電池電流を計測する電流計測部16とが設けられている。また、各蓄電池パック10には、複数の蓄電池セル11の各端子電圧を入力して各蓄電池セル11の電池電圧を計測する電圧計測部14が設けられている。
電圧計測部14、温度計測部15および電流計測部16による計測データは、車両電源制御部120の制御部122へ送られる。
複数の蓄電池セル11は、リチウムイオン電池またはニッケル水素蓄電池から構成される。一般に、これらの蓄電池の正極活物質には、コバルト系、マンガン系、またはニッケル系など複数の種類があるが、本実施の形態の複数の蓄電池セル11の正極活物質はニッケル系が採用されている。ニッケル系の正極活物質は、容量密度が高く、充電状態での金属溶出が少ないという特徴を有する。
図3は、蓄電池の容量劣化と充放電間の休止時間との関係を示すグラフである。このグラフの縦軸は、容量劣化が進んで初期容量から75パーセントの容量になったときの充放電サイクル数を表わす。横軸は、各充放電サイクルにおいて充電と放電との間に設けた休止時間を表わす。また、3つのグラフ線は蓄電池の環境温度が0℃、25℃、40℃の場合をそれぞれ示す。
リチウムイオン電池とニッケル水素蓄電池とは、図3のグラフに示すように、各充放電サイクルの間(充電と放電との間)に適度な休止時間(1日より短い数時間の長さ)を設けると、劣化スピードが遅くなり寿命が延びるという性質を有する。また、本実施の形態の蓄電池セル11のように、正極活物質がニッケル系の蓄電池では、休止時間により劣化スピードが遅くなるという作用が顕著に現れる。
なお、休止時間が長ければ長いほど、蓄電池110の劣化スピードが遅くなるということはなく、休止時間が例えば、1日以上など非常に長くなると、逆に蓄電池110の劣化スピードを速めてしまう可能性がある。
車両1の電力変換部130は、スイッチング電源回路を備え、車両電源制御部120の制御に基づいて、次のような電力の変換処理を行う。すなわち、電力変換部130は、ソケット150から入力した電源から充電用の電圧を生成して蓄電池110へ送る電力変換処理、および、蓄電池110の電力から駆動用の電圧を生成して電動モータ140へ送る電力変換処理を行う。また、電力変換部130は、蓄電池110の電力をソケット150を介して住宅2へ送電する電力変換処理を行う。
車両電源制御部120は、ソケット150にケーブル接続されていないときには、蓄電池110の充電度合い、および、車両1の走行操作に基づいて、電力変換部130の処理を切り替えて電動モータ140の駆動の制御を行う。また、車両電源制御部120は、ソケット150にケーブル接続されている際には、電源ステーション制御部210からの充放電の要求に基づいて、電力変換部130の処理を切り替えて蓄電池110の充電または放電の制御を行う。
車両電源制御部120は、図2に示すように、電力変換部130の動作を切り替える充放電制御部121と、車両1の電源に関する統括的な制御を行う制御部122と、蓄電池110の劣化状態を判定する劣化状態判定部123とを備える。制御部122は、蓄電池110の電圧、温度および電流の計測データを入力して、これらを劣化状態判定部123へ送る。また、劣化状態判定部123から蓄電池の劣化情報を読み出して住宅2の電源ステーション制御部210へ送る。また、制御部122は、一部または全部の蓄電池パック10の取外しおよび取付けを検知して、これらの交換を検知する(電池交換検知部)。
次に、上記構成の電力融通システム3の動作について説明する。
図4は、本発明の実施の形態の劣化判定処理の手順を表わすフローチャートである。
車両電源制御部120は、蓄電池パック10の交換が検知された場合、その後、速やかに、それ以外の場合には周期的に、図4の劣化判定処理を実行する。この劣化判定処理が開始されると、車両電源制御部120の制御部122は、電流計測部16、電圧計測部14及び温度計測部15から、蓄電池セル11の充放電電流値Id、各端子電圧Vt、周囲の温度Tを取得する(ステップS1)。
次に、制御部122は、充放電電流値Idと各端子電圧Vtとから各蓄電池セル11の内部抵抗値Rを算出する(ステップS2)。続いて、制御部122は、複数の蓄電池セル11の各々について、現在の内部抵抗値Rと内部抵抗の初期値Riとの比を劣化度D1として算出する(ステップS3)。なお、劣化度の算出方法としては、後述するように公知の様々な手法を適用してもよい。
各蓄電池セル11の各劣化度D1が算出されたら、制御部122は、これらの算出データを劣化状態判定部123へ送る。そして、劣化状態判定部123が蓄電池パック10の劣化判定を行う(ステップS4〜S8)。
すなわち、劣化状態判定部123は、先ず、複数の蓄電池セル11をそれぞれ識別するインデックス番号jを初期化する(ステップS4)。そして、劣化状態判定部123は、インデックス番号jの蓄電池セル11の劣化度D1が閾値γを超えていないか判別する(ステップS5)。そして、劣化度D1が閾値γを超えていなければ、劣化状態判定部123は、インデックス番号jの更新(ステップS6)と比較(ステップS7)を行いながら、ステップS5〜S7のループ処理を繰り返して、蓄電池セル11の全個数M分の判別を行う。蓄電池パック10が複数ある場合には、劣化状態判定部123は、複数の蓄電池パック10に含まれる全個数M分の判別を行う。
ステップS5〜S7のループ処理中、劣化度D1が閾値γを超えた蓄電池セル11があれば、劣化状態判定部123は、劣化判定フラグをオンにして(ステップS8)、1回の劣化判定処理を終了する。また、劣化度D1が閾値γを超える蓄電池セル11がなければ、劣化状態判定部123は劣化判定フラグをオフとしたまま、この劣化判定処理を終了する。
図5は、本発明の実施の形態の蓄電池長寿命化制御処理の手順を表わすフローチャートである。
ユーザが車両1の走行を終えてソケット150と車両1とをケーブル接続すると(ステップS11)、電源ステーション制御部210は、図5のステップS12から、蓄電池110の充放電に関する制御処理を開始する。
制御処理が開始されると、電源ステーション制御部210の制御部212は、先ず、車両電源制御部120から現在の蓄電池110の充電度合い(SOC)を取得する(ステップS12)。
次いで、制御部212は、現時点が充電条件を満たすか判別する(ステップS13)。ここで、制御部212は、例えば、蓄電池110の充電度合いが非常に低い場合、充電度合いが中程度以下であり且つ商用電源50の料金が低い時間帯である場合、車両1の走行スケジュールから充電が要求される場合などに、充電条件を満たすと判別する。なお、充電条件は、様々な要素を追加して様々な条件に変更可能である。
充電条件を満たしていなければ、制御部212は、現時点が放電条件を満たすか判別する(ステップS18)。ここで、制御部212は、例えば、蓄電池110の充電度合いが非常に高い場合、蓄電池110の充電度合いが比較的に高く且つ商用電源50の料金が高い時間帯である場合などに、放電条件を満たすと判別する。なお、放電条件は、様々な要素を追加して様々な条件に変更可能である。
放電条件を満たしていなければ、制御部212の処理はステップS13に戻る。
ステップS13で充電条件を満たすと判別すると、制御部212は、長寿命化充電開始制御処理を実行して蓄電池110の充電を開始する(ステップS14)。長寿命化充電開始制御処理の詳細は後述する。
充電を開始すると、制御部212は、蓄電池110を満充電と見なす上限SOC(上限の充電度合い)を算出する(ステップS15)。ここで、制御部212は、車両電源制御部120から蓄電池110の劣化度と温度計測データとを入力し、これらのデータに基づいて計算を行う。
図6は、上限SOCの算出例を表わす図表である。この図表は、複数の行に蓄電池110の複数の劣化度をそれぞれ表わし、複数の列に複数の温度を表わし、行列の交差する各欄に劣化度と温度に応じた上限SOCを表わしている。劣化度の値「0、25、50」は数値が大きいほど劣化が進んでいることを表わし、上限SOCの値は充電度合いを間接的に表わす指数であり、値が大きいほど充電度合いが大きいことを示す。
ステップS15の上限SOCの算出処理では、図6の図表のように、制御部212は、劣化度が小さく、且つ、温度が高いほど、上限SOCを大きな値に算出する。
次に、制御部212は、蓄電池110の充電中、充電完了の条件となったか監視を行う(ステップS16)。充電完了の条件は、蓄電池110の充電度合いが上限SOCに達した場合、または、商用電源50の料金が高い時間帯になり且つ車両1の走行スケジュールに近く走行予定がない場合など、予め定められている条件である。
充電完了と判別したら、制御部212は、充電用に車両1へ送っていた電力供給を停止する(ステップS17)。そして、制御部212の処理はステップS18へ移行する。
ステップS18で充電条件を満たすと判別すると、制御部212は、長寿命化放電開始制御処理を実行して蓄電池110の放電を開始する(ステップS19)。長寿命化放電開始制御処理の詳細は後述する。
放電を開始すると、制御部212は、蓄電池110の放電を終了する最大放電レベルを算出する(ステップS20)。ここで、制御部212は、車両電源制御部120から蓄電池110の劣化度と温度計測データとを入力し、これらのデータに基づいて計算を行う。
図7は、最大放電レベルの算出例を表わす図表である。この図表は、複数の行に蓄電池110の複数の劣化度をそれぞれ表わし、複数の列に複数の温度を表わし、行列の交差する各欄に劣化度と温度に応じた最大放電レベルを表わしている。劣化度の値「0、25、50」は数値が大きいほど劣化が進んでいることを表わし、最大放電レベルの値は放電レベルを間接的に表わす指数であり、値が大きいほど放電レベルが深いことを示す。
ステップS20の最大放電レベルの算出処理では、図7の図表のように、制御部212は、劣化度が小さく、且つ、温度が高いほど、最大放電レベルを深い値に算出する。
次に、制御部212は、蓄電池110の放電中、放電終了の条件となったか監視を行う(ステップS21)。放電終了の条件は、蓄電池110の放電レベルが最大放電レベルに達した場合、または、商用電源50の料金が低い時間帯になった場合、負荷54の使用がなくなった場合、発電器52の発電量が負荷54の消費電力を上回った場合など、予め定められている。
放電終了と判別したら、制御部212は、蓄電池110からの電力供給を停止する(ステップS22)。そして、制御部212の処理はステップS13へ移行して、制御部212はステップS13からの処理を繰り返す。
また、上記一連の蓄電池長寿命化制御処理中に、ソケット150のケーブルが外されれば、制御部212はこの蓄電池長寿命化制御処理を終了する。
図8は、図5のステップS14の長寿命化充電開始制御処理の詳細なフローチャートである。
長寿命化充電開始制御処理へ移行すると、制御部212は、先ず、車両電源制御部120から劣化判定フラグの値を読み出して、この値がオンであるか判別する(ステップS31)。
その結果、値がオンでなければ、車両電源制御部120へ充電要求を送り、且つ、電力切替部220を切り替えて車両1へ電力を送る(ステップS37)。この処理により蓄電池110の充電が開始される。
一方、劣化判定フラグがオンであれば、制御部212は、車両電源制御部120から蓄電池110の劣化度と現在の温度Tとを取得する(ステップS32)。
続いて、制御部212は、蓄電池110の劣化度と現在の温度Tとから、この蓄電池110に適した休止時間β1を算出する(ステップS33)。
図9は、休止時間の算出例を表わす図表である。この図表は、複数の行に複数の劣化度をそれぞれ表わし、複数の列に複数の温度を表わし、行列の交差する各欄に劣化度と温度に応じた休止時間β1を表わしている。劣化度の値「0、25、50」は数値が大きいほど劣化が進んでいることを表わし、休止時間β1の値は時間を間接的に表わす指数であり、値が大きいほど長い時間を表わす。
ステップS33の休止時間β1の算出処理では、図9の図表のように、制御部212は、劣化度が大きいほど、且つ、温度が低いほど、長い時間となるように休止時間β1を算出する。
なお、蓄電池110は、充電度合い(SOC)が大きいときよりも小さいときの方が、休止時間を長く設定することで劣化スピードをより遅くすることができる。従って、制御部212は、蓄電池110の充電度合いが小さいときほど長い時間になるように休止時間β1を算出する構成としてもよい。
なお、休止時間β1は、10分〜10時間程度の長さであれば蓄電池110の劣化スピードを遅くすることができるが、例えば、1日以上など非常に長くなると、逆に劣化スピードを速めてしまう可能性がある。従って、制御部212は、蓄電池110の劣化スピードを遅くできる時間の範囲内で、休止時間β1を算出する構成とする。
休止時間β1を算出したら、制御部212は、タイマーの計時を開始する(ステップS34)。そして、制御部212は、このタイマーの計時時間tが休止時間β1を超えたと判別されるまで(ステップS36のYES)、蓄電池110の各蓄電池パック10の状態の監視を行う(ステップS35)。ここで、制御部212は、車両電源制御部120から電圧(V)、電流(I)及び温度(T)を取得して各蓄電池パック10の状態の監視を行う。
そして、制御部212は、タイマーの計時時間tが休止時間β1を超えたら、車両1へ電力を送って蓄電池110の充電を開始させる(ステップS37)。なお、上記の休止時間β1の計時期間中、制御部212および切替制御部211は、商用電源50および発電器52から負荷54へ電源供給可能な状態に電力切替部220の切替制御を行う。
蓄電池110の充電が開始されたら、制御部212は、図8の長寿命化充電開始制御処理を終了し、制御部212の処理は図5のステップS15へ移行する。
図10は、図5のステップS19の長寿命化放電開始制御処理の詳細なフローチャートである。
放電開始制御処理へ移行すると、制御部212は、先ず、車両電源制御部120から劣化判定フラグの値を読み出して、この値がオンであるか判別する(ステップS41)。その結果、値がオンでなければ、車両電源制御部120へ放電要求を送り、且つ、電力切替部220を切り替えて車両1から電力の供給を受ける(ステップS49)。この処理により蓄電池110の放電が開始される。
一方、劣化判定フラグがオンであれば、制御部212は、車両電源制御部120から蓄電池110の劣化度と現在の温度Tとを取得する(ステップS42)。そして、制御部212は、これら劣化度と温度Tとから蓄電池110に適した休止時間β2を算出する(ステップS43)。
なお、この放電開始時の休止時間β2と、充電開始時の休止時間β1とは、劣化度と温度Tとが共に同一であっても、互いに異なる時間になってもよい。ただし、劣化度の変化に対する休止時間β2の変化の傾向、ならびに、温度Tの変化に対する休止時間β2の変化の傾向は、休止時間β1と同様になる。また、休止時間β2は、例えば10分〜10時間の範囲など、蓄電池110の劣化スピードを遅くすることのできる範囲内に留める必要がある。
制御部212は休止時間β2を算出したら、タイマーの計時を開始する(ステップS44)。さらに、蓄電池110からの電力供給の遅延に対応するため、制御部212および切替制御部211は、商用電源50および発電器52から負荷54へ電源供給可能なように電力切替部220の切替制御を行う(ステップS45)。
続いて、制御部212の処理は、ステップS46〜S48の監視処理を繰り返す処理ループへ移行する。すなわち、制御部212は、蓄電池110の各蓄電池パック10の状態の監視(ステップS46)、商用電源50の障害情報が受信されたか否かの監視(ステップS47)、および、タイマーの計時時間tの監視(ステップS48)を繰り返す。
ステップS45において、制御部212は、車両電源制御部120から各蓄電池パック10の電圧(V)、電流(I)及び温度(T)を取得して状態の監視を行う。また、ステップS47において、制御部212は、通信部230を介して障害情報の受信の監視を行う。
そして、上記の処理ループ中にタイマーの計時時間tが休止時間β2を超えたら、制御部212は、車両電源制御部120へ指令を送って、蓄電池110の放電を開始させる(ステップS49)。
また、上記の処理ループ中、商用電源50の障害情報が受信された場合にも、制御部212は、車両電源制御部120へ指令を送って、蓄電池110の放電を開始させる(ステップS49)。
蓄電池110の放電が開始されたら、制御部212は長寿命化放電開始制御処理を終了し、制御部212の処理は図5のステップS20へ移行する。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では、蓄電池の劣化度を、各蓄電池セルの内部抵抗に基づき判定する例を示した。しかしながら、本発明に係る装置および方法では、蓄電池の劣化度を、例えば満充電電圧時の蓄電量に基づき判定するなど、公知の様々な判断手法を用いて判定する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、長寿命化充電開始制御処理、または、長寿命化充電開始制御処理において、制御部212はこれらの制御処理へ移行後に休止時間のカウントを開始する構成を例にとって説明した。しかしながら、これら長寿命化充電開始制御処理、または、長寿命化充電開始制御処理への移行時点で、すでに、蓄電池110の充放電が行われていない休止期間がある程度続いている場合も考えられる。従って、このような場合には、制御部212は、長寿命化充電開始制御処理、または、長寿命化充電開始制御処理への移行時点において既に経過している休止期間を考慮して、休止時間の計時を行う構成としてもよい。
具体的には、図5のステップS12,ステップS17で、制御部212は、充電条件にも放電条件にもならない停止時間αをカウントするように構成する。そして、充電条件または放電条件が満たされて、制御部212の処理が、長寿命化充電開始制御処理、または、長寿命化充電開始制御処理へ移行したら、制御部212は、算出された休止時間β1,β2から上記の停止時間αを減算した時間(β1−αまたはβ2−α)をカウントする。そして、制御部212は、この時間(β1−αまたはβ2−α)のカウントが完了したら、充電または放電を開始させる構成とすればよい。また、その際、制御部212は、蓄電池が放電状態から充電状態またはその逆に移行する場合のみ、休止時間β1,β2を設ける制御を行うように構成するとよい。これにより、蓄電池110が放電状態から一時停止して再び放電状態となる場合に、無駄な休止時間が発生しない。
また、上記実施の形態では、休止時間β1,β2は、蓄電池110の劣化度と温度とに応じて算出する構成を例にとって説明したが、休止時間β1,β2は蓄電池の劣化度のみに応じて決定されてもよい。また、休止時間β1,β2は、蓄電池の劣化度と蓄電池のSOC(充電度合い)に応じて決定されてもよい。
図11は、本発明の実施の形態の電力融通システムの変形例を示す構成図である。
図2に示した実施の形態では、蓄電池110の劣化度の判定を行う劣化状態判定部123が、車両電源制御部120に設けられていた。しかしながら、図11に示すように、蓄電池110の劣化度の判定を行う劣化状態判定部213は、電源ステーション制御部210に設けられてもよい。この場合、電源ステーション制御部210の制御部212は、車両電源制御部120の制御部122から、蓄電池110の電圧、温度および電流の計測データを受信する構成とする。そして、制御部212が計測データを劣化状態判定部213へ送り、劣化状態判定部213がこれらの計測データに基づいて蓄電池110の劣化度を判定する構成とすればよい。
また、上記の実施の形態では、蓄電池として車両1の走行用の蓄電池110を採用した例を説明したが、蓄電池は、住宅に電源を供給する専用の蓄電池であってもよい。また、蓄電池として、複数の蓄電池パックが並列に接続された例をとって説明したが、複数の蓄電池パックが直列に接続されてなる蓄電池を採用してもよいし、複数の蓄電池パックが直列にも並列にも多段に接続されてなる蓄電池を採用してもよい。
また、上記実施の形態の説明に用いた電源ステーション制御部210および車両電源制御部120内の各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。また、電源ステーション制御部210および車両電源制御部120内の各機能ブロックは、ハードウェアとの連携においてソフトウェアで実現することも可能である。
本発明は、例えば、住宅と電気自動車との間で電力を融通しあう電力融通システム、住宅の蓄電池と電力系統との間で電力を融通しあう電力融通システムなどに適用できる。
3 電力融通システム
10 蓄電池パック
11 蓄電池セル
12 サーミスタ
14 電圧計測部
15 温度計測部
16 電流計測部
50 商用電源
52 発電器
54 負荷
110 蓄電池
120 車両電源制御部
121 充放電制御部
122 制御部
123 劣化状態判定部
130 電力変換部
150 ソケット
210 電源ステーション制御部
211 切替制御部
212 制御部
220 電力切替部

Claims (14)

  1. 電力を供給する常用電源、充電および放電が可能な蓄電池、並びに、負荷の間で、電力の流れを切り替える電力切替部と、
    前記電力切替部の切替え制御を行う制御部と、
    を具備し、
    前記制御部は、
    前記蓄電池を充電状態から放電状態へ切り替える際、または、前記蓄電池を放電状態から充電状態へ切り替える際に、設定された休止時間が経過するまで前記蓄電池を充電および放電が行われない休止状態とするとともに、
    前記休止状態の際に、前記電力切替部を前記常用電源から前記負荷へ電力供給可能な状態に制御する
    電源制御装置。
  2. 前記蓄電池の劣化度を判定する劣化状態判定部と、
    前記蓄電池の劣化度に応じた休止時間を算出する休止時間算出部と、
    をさらに具備し、
    前記制御部は、
    前記算出された休止時間を前記設定された休止時間とする
    請求項1記載の電源制御装置。
  3. 前記休止時間算出部は、
    前記判定された劣化度が大きいほど前記休止時間を長い値に算出する
    請求項2記載の電源制御装置。
  4. 前記休止時間算出部は、
    前記判定された劣化度と前記蓄電池の充電度合いに応じて前記休止時間を算出し、前記充電度合いが低いほど前記休止時間を長い値に算出する
    請求項2記載の電源制御装置。
  5. 前記蓄電池の温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記休止時間算出部は、
    前記判定された劣化度と前記検出された温度に応じて前記休止時間を算出し、前記温度が低いほど前記休止時間を長い値に算出する
    請求項2記載の電源制御装置。
  6. 前記制御部は、
    前記判定された劣化度が所定値以上である場合に、前記休止時間を通して前記蓄電池を前記休止状態とする制御を行う
    請求項2記載の電源制御装置。
  7. 前記蓄電池の正極活物質がニッケル系材料である
    請求項1記載の電源制御装置。
  8. 電力を供給する常用電源、充電および放電が可能な蓄電池、並びに、負荷の間で、電力の流れを切り替える電源制御方法であって、
    前記蓄電池を充電状態から放電状態へ切り替える際、または、前記蓄電池を放電状態から充電状態へ切り替える際に、設定された休止時間が経過するまで、前記蓄電池を充電および放電が行われない休止状態とする休止制御ステップと、
    前記休止状態の際に、前記電力切替部を前記常用電源から前記負荷へ電力供給可能な状態に制御する切替制御ステップ
    を含む電源制御方法。
  9. 前記蓄電池の劣化度を判定する劣化状態判定ステップと、
    前記蓄電池の劣化度に応じた休止時間を算出する休止時間算出ステップと、
    をさらに含み、
    前記休止制御ステップでは、
    前記算出された休止時間を前記設定された休止時間とする
    請求項8記載の電源制御方法。
  10. 充電および放電が可能な蓄電池と、
    前記蓄電池、電力を供給する常用電源および負荷の間で、電力の流れを切り替える電力切替部と、
    前記電力切替部の切替え制御を行う制御部と、
    を具備し、
    前記制御部は、
    前記蓄電池を充電状態から放電状態へ切り替える際、または、前記蓄電池を放電状態から充電状態へ切り替える際に、設定された休止時間が経過するまで、前記蓄電池を充電および放電が行われない休止状態とするとともに、
    前記休止状態の際に、前記電力切替部を前記常用電源から前記負荷へ電力供給可能な状態に制御する
    電力融通システム。
  11. 前記常用電源の障害情報を受信する情報受信部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記蓄電池を充電状態から放電状態へ切り替える際、前記設定された休止時間中でも、前記障害情報の受信があれば前記蓄電池の放電を行わせる
    請求項1記載の電源制御装置。
  12. 前記制御部は、
    前記判定された劣化度に応じて満充電とする前記蓄電池の充電度合いを変化させる
    請求項2記載の電源制御装置。
  13. 前記制御部は、
    前記判定された劣化度に応じて放電終了とする前記蓄電池の放電レベルを変化させる
    請求項2記載の電源制御装置。
  14. 蓄電池の一部または全部の交換を検知する電池交換検知部をさらに備え、
    前記劣化状態判定部は、
    前記蓄電池の一部または全部の交換の検知があったときに前記蓄電池の劣化度の判定を行う
    請求項2記載の電源制御装置。
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