JP2013162366A - 画像形成装置、操作標準化方法および操作標準化プログラム - Google Patents

画像形成装置、操作標準化方法および操作標準化プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 新たな処理を定めるアプリケーションプログラムをインストール可能にする。
【解決手段】 MFPが備えるCPUは、操作パネルにより指示操作が受け付けられと、操作識別情報を出力するオペレーティング部57と、複数の処理識別情報のいずれか1つが入力されることに応じて、処理識別情報に対応する種類の処理を実行するアプリケーション部51と、アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、複数種類の処理それぞれを1以上の操作の組と関連付ける関連付部71と、オペレーティング部57により1以上の操作識別情報が出力されることに応じて、出力された1以上の操作識別情報で特定される1以上の操作の組と関連付けられた処理を特定する処理特定部77と、特定された処理の処理識別情報をアプリケーション部51に出力する操作通知部79と、を備える。
【選択図】 図5

Description

この発明は画像形成装置、操作標準化方法および操作標準化プログラムに関し、特に、アプリケーションプログラムがインストールされる画像形成装置、その画像形成装置で実行される操作標準化方法および操作標準化プログラムに関する。
近年、複合機(MFP)で代表される画像形成装置において、アプリケーションプログラムをインストールすることが可能になっているものがあり、ユーザーは、使用形態に応じたアプリケーションプログラムをインストールすることによって、MFPをカスタマイズすることができる。
一方、MFPは、商品開発によって新機種に新たな機能が追加される等して操作キーが追加される場合があり、機種によってそれぞれが備えるキーボードの種類が異なる場合がある。このため、複数種類のMFPに対応するために、MFPの種類ごとに、アプリケーションプログラムが開発されてきた。また、アプリケーションプログラムは、種々のものが開発されており、MFPが備えるキーボードでは、アプリケーションプログラムの実行に際して必要な操作キーが不足する場合がある。この場合には、アプリケーションプログラムにおいて、不足する操作キーに対応する操作を受け付けるために、例えば、新たな操作キーの画像を表示し、タッチパネルを用いて新たな操作キーの画像を指示する操作を受け付ける処理を記述する必要があった。
特開2006−079357号公報には、プリントアプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部を有し、利用者の操作指示に応じた所定の情報処理を行うものであって、タッチパネル式の表示部と、複数の操作キーを有するキーボードと、キーボードが有する操作キーに関する情報と、プリントアプリケーションプログラムの実行に際して必要な操作キーに関する情報とを取得し、これらに基づいて、プリントアプリケーションプログラムの実行に際して必要な操作キーのうち、キーボードが有していない操作キーを表す画像を表示部に表示させる制御を行う表示・入力制御部と、を有するプリンターが記載されている。従来のプリンターは、プリントアプリケーションプログラムの実行に際して必要な操作キーのうち、キーボードが有していない操作キーが存在しない場合であっても、プリントアプリケーションプログラムを実行させることができる。
しかしながら、従来のプリンターは、キーボードが有していない操作キーの数が、表示部に表示させるための画像の数よりも多くなる場合には、対応することができない場合がある。また、プリントアプリケーションプログラムの実行に際して必要な操作キーをキーボードが有していない場合、キーボードが有する複数の操作キーのうちに使用されない操作キーが存在する場合であっても、キーボードが有していない操作キーを表す画像が表示される。このため、キーボードが有する複数の操作キーのうちに使用されない操作キーが発生して、キーボードを有効に利用することができない場合がある。
特開2006−079357号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、新たな処理を定めるアプリケーションプログラムをインストールすることが可能な画像処理装置、操作標準化方法および操作標準化プログラムを提供することである。
この発明の他の目的は、アプリケーションプログラムの開発を容易にした画像処理装置、操作標準化方法および操作標準化プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像処理装置は、複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段と、操作受付手段を制御する制御手段と、を備えた画像処理装置であって、制御手段は、操作受付手段により指示操作が受け付けられることに応じて、指示操作を識別するための操作識別情報を出力するオペレーティング手段と、アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報のいずれか1つが入力されることに応じて、複数種類の処理のうち入力された処理識別情報に対応する種類の処理を実行するアプリケーション手段と、アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、アプリケーションプログラムに対応して、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれを複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付ける関連付手段と、オペレーティング手段により1以上の操作識別情報が出力されることに応じて、出力された1以上の操作識別情報で特定される1以上の操作の組と、関連付手段によって複数種類の処理のうちからアプリケーションプログラムに対応して関連付けられた処理を特定する処理特定手段と、特定された処理の処理識別情報をアプリケーション手段に出力する操作通知手段と、を備える。
この局面に従えば、アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、アプリケーションプログラムに対応して、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれが複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付けられる。このため、新たな処理を定めるアプリケーションプログラムをインストールすることが可能な画像処理装置を提供することができる。また、画像処理装置が受け付けることのできる複数の種類の操作と、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理とが関連付けられるので、アプリケーションプログラムがインストールされる画像処理装置に関係なく、アプリケーションプログラムを開発することが可能となる。その結果、アプリケーションプログラムの開発を容易にした画像処理装置を提供することができる。
好ましくは、関連付手段は、複数の処理識別情報それぞれに複数種類の操作のうち1以上の操作それぞれの操作識別情報の組の複数を予め関連付けたマスターテーブルを参照して、アプリケーション手段が実行可能な複数の処理それぞれの処理識別情報に対してマスターテーブルによって関連付けられた複数の組のうちから、他の処理識別情報のいずれにも対応付けられていない組を選択する選択手段を含む。
この局面に従えば、アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理それぞれの処理識別情報に対してマスターテーブルによって関連付けられた複数の組のうちから、他の処理識別情報のいずれにも対応付けられていない組が選択されるので、アプリケーションごとに、1つの処理に1つの組が関連付けられる。このため、アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理それぞれを実行させるための1以上の操作の組を定めることができる。
好ましくは、マスターテーブルは、複数の処理識別情報それぞれに、複数種類の操作のうち1以上の操作それぞれの操作識別情報の組の複数を、優先順位を付して関連付けており、選択手段は、複数の組のうちから優先順位の高い組を選択する。
この局面に従えば、複数の処理に優先順位の高い組が関連付けられるので、複数種類のアプリケーションプログラム間で、同じ処理に同じ組が関連付けられる確率が高くなる。そのため、複数種類のアプリケーションプログラムがインストールされる場合に、操作を容易にすることができる。
好ましくは、関連付手段は、複数種類のアプリケーションプログラムがインストールされる場合、該複数種類のアプリケーションプリグラムそれぞれがインストールされる段階で、該インストールされたアプリケーションプログラムに対応して、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれを複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付け、処理特定手段は、オペレーティング手段により1以上の操作識別情報が出力されることに応じて、出力された1以上の操作識別情報で特定される1以上の操作の組と、関連付手段によって、制御手段が実行するアプリケーションプログラムに対応して、関連付けられた処理を特定し、操作通知手段は、特定された処理の処理識別情報を、制御手段が実行するアプリケーションプログラムに対応するアプリケーション手段に出力する。
この局面に従えば、複数種類のアプリケーションプログラムがインストールされる場合であっても、複数種類のアプリケーションプログラムそれぞれにより定められる複数種類の処理を実行するための操作を定めることができる。
好ましくは、操作受付手段は、複数の接点スイッチを含み、オペレーティング手段は、複数の接点スイッチの1以上の接続が検出されることに応じて、複数種類の操作のうちから接続が検出された1以上の接点スイッチそれぞれに対応する操作識別情報を出力する。
この局面に従えば、複数の接点スイッチの1以上を接続する操作に対応して、アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理を関連付けることができる。
好ましくは、操作受付手段は、画像を表示する表示手段と、表示手段の表示面の操作ユーザーによって指示された位置を検出する位置検出手段と、を含み、オペレーティング手段は、位置検出手段により検出された表示面の位置を操作識別情報として出力し、制御手段は、ボタンの画像をオペレーティング手段を介して表示手段に表示するボタン表示制御手段と、オペレーティング手段が出力する操作識別情報が示す表示面の位置が表示手段により表示されたボタンの画像内の場合、当該ボタンに対応する操作を特定する操作特定手段と、をさらに含む。
この局面に従えば、表示されたボタンの画像を指示する操作に対応して、アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理を関連付けることができる。
この発明の他の局面に従えば、標準化方法は、複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段を備えた画像処理装置を制御するコンピュータで実行される操作標準化方法であって、コンピュータは、操作受付手段により指示操作が受け付けられることに応じて、指示操作を識別するための操作識別情報を出力するオペレーティング手段と、アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報のいずれか1つが入力されることに応じて、複数種類の処理のうち入力された処理識別情報に対応する種類の処理を実行するアプリケーション手段と、を備え、アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、アプリケーションプログラムに対応して、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれを複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付ける関連付ステップと、オペレーティング手段により1以上の操作識別情報が出力されることに応じて、出力された1以上の操作識別情報で特定される1以上の操作の組と、関連付けるステップにおいて複数種類の処理のうちからアプリケーションプログラムに対応して関連付けられた処理を特定する処理特定ステップと、特定された処理の処理識別情報をアプリケーション手段に出力する操作通知ステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、新たな処理を定めるアプリケーションプログラムをインストールすることが可能な操作標準化方法を提供することができる。また、アプリケーションプログラムの開発を容易にした操作標準化方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、操作標準化プログラムは、複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段を備えた画像処理装置を制御するコンピュータで実行される操作標準化プログラムであって、コンピュータは、操作受付手段により指示操作が受け付けられることに応じて、指示操作を識別するための操作識別情報を出力するオペレーティング手段と、アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報のいずれか1つが入力されることに応じて、複数種類の処理のうち入力された処理識別情報に対応する種類の処理を実行するアプリケーション手段と、を備え、アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、アプリケーションプログラムに対応して、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれを複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付ける関連付ステップと、オペレーティング手段により1以上の操作識別情報が出力されることに応じて、出力された1以上の操作識別情報で特定される1以上の操作の組と、関連付けるステップにおいて複数種類の処理のうちからアプリケーションプログラムに対応して関連付けられた処理を特定する処理特定ステップと、特定された処理の処理識別情報をアプリケーション手段に出力する操作通知ステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、新たな処理を定めるアプリケーションプログラムをインストールすることが可能な操作標準化プログラムを提供することができる。また、アプリケーションプログラムの開発を容易にした操作標準化プログラムを提供することができる。
本実施の形態におけるMFPの外観を示す斜視図である。 MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。 操作パネルの平面図である。 CPUのソフトウェアアーキテクチャの一例を示す図である。 MFPが備えるCPUが有する機能の一例を、HDDに記憶される情報とともに示すブロック図である。 マスターテーブルの一例を示す第1の図である。 第1変換テーブルの一例を示す第1の図である。 第2変換テーブルの一例を示す第1の図である。 変換テーブル生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 操作通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ソフトキーの一例を示す図である。 別のMFPの操作パネルの平面図である。 マスターテーブルの一例を示す第2の図である。 第1変換テーブルの一例を示す第2の図である。 第2変換テーブルの一例を示す第2の図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態におけるMFPの外観を示す斜視図である。図2は、MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図1および図2を参照して、画像形成装置として機能するMFP(Multifunction Peripheral)100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
自動原稿搬送装置120は、原稿給紙トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部130のプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読取部130により原稿画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ上に排出する。原稿読取部130は、原稿読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像形成部140に出力する。給紙部150は、給紙トレイに収納された用紙を画像形成部140に搬送する。
画像形成部140は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、原稿読取部130から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施した、データ処理後の画像データまたは、外部から受信された画像データに基づいて、給紙部150により搬送される用紙に画像を形成する。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶するか、または、画像形成部140でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部140に出力する。これにより、画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙に画像を形成する。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
通信I/F部112は、ネットワークにMFP100を接続するためのインターフェースである。通信I/F部112は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで、ネットワークに接続された他のコンピュータまたは画像形成装置と通信する。なお、通信I/F部112が接続されるネットワークは、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワークは、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット等であってもよい。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取画像を一時的に記憶する。
操作パネル160は、液晶表示装置(LCD)165と、LCD165の表示を制御する表示制御部161と、VRAM(Video RAM)163と、タッチパネル169と、ハードキー部170と、タッチパネル169およびハードキー部170を制御する入力制御部167と、を含む。LCD165およびハードキー部170は、MFP100の上面に設けられる。
表示制御部161は、CPU111、VRAM163およびLCD165と接続される。VRAM163は、表示制御部161の作業領域として用いられ、LCD165に表示する画像を一時記憶する。表示制御部161は、CPU111により制御されて、LCD165を制御し、LCD165にVRAM163に記憶された画像を表示させる。表示制御部161は、後述する操作画面をLCD165に表示させる。
ハードキー部170は、複数のハードキーを含む。ハードキーは、接点スイッチであり、入力制御部167に接続される。ハードキーは、操作ユーザーにより押下されると接点を閉じて、入力制御部167に接続される回路を閉じる。ハードキーは、MFP100を操作する操作ユーザーにより押下されている間は回路を閉じ、操作ユーザーにより押下されていない間は回路を開く。
タッチパネル169は、LCD165の上面または下面に設けられ、操作ユーザーにより押下された位置の座標を入力制御部167に出力する。タッチパネル169は、操作ユーザーが指またはスタイラスペンで指示した位置を検出し、検出した位置の座標を入力制御部167に出力する。タッチパネル169は、LCD165の表示面と同じまたはそれ以上のサイズであるのが好ましい。タッチパネル169は、LCD165に重畳して設けられるので、タッチパネル169は、操作ユーザーがLCD165の表示面を指示すれば、LCD165の表示面中で操作ユーザーが指示した位置の座標を入力制御部167に出力する。タッチパネルは、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式を用いることができ、その方式は限定されない。
入力制御部167は、ハードキー部170のうちで回路を閉じたハードキーが存在する場合、回路を閉じたハードキーの識別情報をCPU111に出力する。また、入力制御部167は、タッチパネル169が操作ユーザーにより指示された位置を検出する場合、タッチパネル169から出力される座標を、LCD165の表示面の位置を示す位置情報としてCPU111に出力する。
外部記憶装置117は、CPU111により制御され、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)118、または半導体メモリが装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD−ROM118にアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装表されたCD−ROM118に記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、通信I/F部112に接続されるネットワークを介して、ネットワークに接続された他のコンピュータが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワークに接続された他のコンピュータからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM118に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
図3は、操作パネル160の平面図である。図3を参照して、操作パネル160は、LCD165と、LCD165に重畳して設けられたタッチパネル169と、LCD165の右側に、ハードキー部170と、を含む。ハードキー部170は、キー識別情報が「start」のスタートキー171と、キー識別情報が「stop」のストップキー173と、キー識別情報が「Reset」のリセットキー175と、10個のキーからなる数字キー群177と、を含む。数字キー群177は、キー識別情報が「0」〜「9」の10個の数字キーを含む。
図4は、CPUのソフトウェアアーキテクチャの一例を示す図である。図4を参照して、CPU111には、オペレーティングシステム(OS)層が形成され、その上の階層に、MFPプロセス層が形成される。MFPプロセス層の上層に、アプリケーションプラットフォーム(PF)層、アプリケーション層の順に形成される。
OS層は、CPU111がOSプログラムを実行するタスクが属する。OS層に属するタスクは、MFP100のハードウェア資源を制御する処理を実行する。ハードウェア資源は、ここでは、通信I/F部112、ROM113、RAM114、HDD115、ファクシミリ部116、外部記憶装置117、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、表示制御部161および入力制御部167を含む。OS層に属するタスクは、MFPプロセス層から入力されるオペレーティングコマンドにしたがって、ハードウェア資源を制御する。また、OS層は、MFPプロセス層との間で、入力制御部167が受け付け可能な複数種類の操作それぞれを識別するための操作識別情報を共有しており、OS層に属するタスクは、入力制御部167によって操作ユーザーによる操作が検出されることに応じて、検出された操作を識別するための操作識別情報をMFPプロセス層に出力する。
アプリケーション層は、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスクが属する。複数種類のアプリケーションプログラムがMFP100にインストールされる場合、アプリケーション層に、複数種類のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する複数のタスクが属する場合がある。アプリケーションプログラムは、MFP100に、コピー処理、スキャン処理、プリント処理、ファクシミリ送受信処理、データ送受信処理等を実行させるために、ユーザーインターフェース等をカスタマイズするためのプログラムを含む。なお、アプリケーションプログラムは、これらに限定されることなく、これとは別のアプリケーションプログラムであってもよい。
アプリケーションプログラムを実行するタスクは、アプリケーションプログラムによって定められた複数種類の処理を実行する。複数種類の処理は、MFPプロセス層において実行される処理をMFPプロセス層に属するタスクに実行させる処理を含む。アプリケーションプログラムを実行するタスクは、MFPプロセス層に属するタスクに処理を実行させる場合、アプリコマンドを出力する。アプリコマンドは、API(Application Program Interface)として、公開されたコマンドである。
さらに、アプリケーションプログラムを実行するタスクは、MFP100を操作する操作ユーザーによる指示に基づいて、アプリケーションプログラムによって定められた複数種類の処理のうちから実行する処理を特定し、処理を実行する。MFP100を操作する操作ユーザーによる指示は、操作ユーザーがタッチパネル169およびハードキー部170を操作して入力することにより、OS層において受け付けられる。本実施の形態においては、操作ユーザーによる指示に基づいて、複数種類の処理のうちからアプリケーションプログラムを実行するタスクが実行する処理を特定する処理を、アプリケーションPF層が担当する。このため、アプリケーションプログラムは、アプリケーションPF層との間で、アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理それぞれを識別するための処理識別情報を共有しており、アプリケーションプログラムを実行するタスクは、アプリケーションPF層に属するタスクから処理識別情報が入力されることに応じて、複数種類の処理のうち処理識別情報に対応する処理を実行する。
アプリケーションPF層は、アプリケーション層とMFPプロセス層との間に配置され、アプリケーション層に属する複数のタスクを調停するとともに、アプリケーション層に属する複数のタスクが出力するアプリコマンドを制御するタスクが属する。具体的には、アプリケーションPF層は、アプリケーション層に属する複数のタスクのいずれか1つをデータの入出力が可能なカレント状態に決定する。アプリケーションPF層は、アプリケーション層に属する複数のタスクのうちカレント状態に決定したタスクが出力するアプリコマンドを受け付け、また、MFPプロセス層に属するタスクから入力される処理識別情報を、カレント状態に決定したタスクに出力する。また、アプリケーションPF層に属するタスクは、アプリケーション層に属する複数のタスクそれぞれが出力するアプリコマンドを、予め定められた規則に従って変換することにより標準化し、MFPプロセス層に出力する。このため、複数のアプリケーションプログラム間で、バージョンが異なる場合等に対応することができる。アプリケーションPF層からMFPプロセス層に出力されるアプリコマンドは、アプリケーション層から出力されるアプリコマンドと同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、アプリケーションPF層からMFPプロセス層に出力されるアプリコマンドは、公開されていてもよいし、公開されていなくてもよい。
また、アプリケーションPF層に属するタクスは、OS層からMFPプロセス層を介して操作識別情報が入力されることに応じて、アプリケーション層に属する複数のタスクのうちカレント状態に決定したタスクが実行する処理を特定し、特定した処理を識別するための処理識別情報を、カレント状態に決定されているタスクに出力する。
MFPプロセス層は、アプリケーションPF層とOS層との間に配置され、CPU111がMFPプロセスプログラムを実行するタスクが属する。MFPプロセス層は、アプリケーションPF層に属するタスクが出力するアプリコマンドを、OS層に属するタスクが解釈可能なオペレーティングコマンドに変換し、OS層に属するタスクにオペレーティングコマンドを出力するタスクが属する。なお、実際には、アプリコマンドを、OS層に属するタスクが実行可能な1以上のオペレーティングコマンドに変換するが、ここでは説明のために、アプリコマンドとOS層に属するタスクが実行可能な1以上のオペレーティングコマンドとの関係は1対1として、説明する。また、MFPプロセス層は、OS層に属するタスクから操作識別情報が入力されると、その操作識別情報をアプリケーションPF層に出力する。
上述したように、アプリケーションプログラムは、MFP100に、コピー処理、スキャン処理、プリント処理、ファクシミリ送受信処理、データ送信処理等を実行させるためのアプリケーションプログラムであるが、以下の説明では、アプリケーションプログラムがCPU111に実行させる処理のうちで、操作パネル160を制御する処理に関連する部分を主に説明する。
図5は、MFPが備えるCPUが有する機能の一例を、HDDに記憶される情報とともに示すブロック図である。図5に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたプログラムを実行することにより、CPU111により実現される機能である。具体的には、CPU111が、OSプログラム、操作標準化プログラム、およびアプリケーションプログラムを実行することにより、CPU111により実現される。ここでは、MFP100に、アプリケーションプログラムとして、第1アプリケーションプログラムおよび第2アプリケーションプログラムが、インストールされている場合におけるCPU111の機能を示している。
図5を参照して、CPU111は、アプリケーション部51と、調停部53と、操作変換部55と、オペレーティング部57と、を含む。アプリケーション部51は、図4に示したソフトウェアアーキテクチャにおいて、アプリケーション層に属する。アプリケーション部51は、第1アプリ実行部61と、第2アプリ実行部63と、を含む。第1アプリ実行部61は、CPU111が第1アプリケーションプログラムを実行するタスクによって実行される機能である。第2アプリ実行部63は、CPU111が第2アプリケーションプログラムを実行するタスクによって実行される機能である。第1アプリ実行部61および第2アプリ実行部63それぞれは、アプリコマンドを調停部53に出力する。
第1アプリ実行部61は、MFP100を操作する操作ユーザーによる指示に基づいて、第1アプリケーションプログラムによって定められた複数種類の処理のうちから実行する処理を特定し、処理を実行する。第2アプリ実行部63は、MFP100を操作する操作ユーザーによる指示に基づいて、第2アプリケーションプログラムによって定められた複数種類の処理のうちから実行する処理を特定し、処理を実行する。
調停部53および操作変換部55は、CPU111が操作標準化プログラムを実行するタスクによって実行される機能である。調停部53は、図4に示したソフトウェアアーキテクチャにおいて、アプリケーションPF層に属する。操作変換部55は、図4に示したソフトウェアアーキテクチャにおいて、アプリケーションPF層およびMFPプロセス層に属する。なお、操作変換部55が有する機能の少なくとも一部をアプリケーションPF層の機能とし、他の部分をMFPプロセス層の機能としたが、操作変換部55が有する機能のすべてをアプリケーションPF層の機能としてもよい。
調停部53は、第1アプリ実行部61および第2アプリ実行部63のうちいずれか1つを、データの入出力が可能なカレント状態に決定する。以下、調停部53が、第1および第2アプリ実行部61,63のうちカレント状態に決定しているものを、カレントタスクという。調停部53は、第1アプリ実行部61および第2アプリ実行部63のうちカレントタスクが出力するアプリコマンドが入力され、カレントタスクを識別するためのアプリ識別情報とアプリコマンドとを操作変換部55に出力する。調停部53は、第1アプリ実行部61がカレント状態の場合、第1アプリ実行部61がカレントタスクなので、第1アプリ実行部61を識別するためのアプリ識別情報と第1アプリ実行部61が出力するアプリコマンドを操作変換部55に出力する。調停部53は、第2アプリ実行部63がカレント状態の場合、第2アプリ実行部63がカレントタスクなので、第2アプリ実行部63を識別するためのアプリ識別情報と第2アプリ実行部63が出力するアプリコマンドとを操作変換部55に出力する。
調停部53は、第1および第2アプリ実行部61,63それぞれから複数のアプリコマンドが出力される場合、それらの順番を決定し、順に操作変換部55に出力する。例えば、複数のアプリコマンドを同時に実行できない場合に、一方のアプリコマンドの操作変換部55による実行が終了するのを待って他方のアプリコマンドを操作変換部55に出力する。また、一方のアプリコマンドを実行した後でなければ、他方のアプリコマンドを実行できない場合には、他方のアプリコマンドが一方のアプリコマンドより先に入力される場合であっても、一方のアプリコマンドを先に出力する。
操作変換部55は、調停部53からアプリコマンドが入力され、アプリコマンドを、予め定められた規則に従って変換することにより標準化する。このため、第1アプリケーションプログラムおよび第2アプリケーションプログラムとのバージョンが異なり、互いに異なるバージョンのアプリコマンドを出力する場合であっても、標準化されたアプリコマンドに変換することができる。さらに、操作変換部55は、標準化されたアプリコマンドを、オペレーティングコマンドに変換し、オペレーティングコマンドをオペレーティング部57に出力する。オペレーティングコマンドは、操作変換部55とオペレーティング部57との間で予め定められた、オペレーティング部57が解釈可能なコマンドである。
オペレーティング部57は、CPU111がOSプログラムを実行するタスクによって実行される機能である。オペレーティング部57は、図4に示したソフトウェアアーキテクチャにおいて、OS層に属する。
オペレーティング部57は、操作変換部55が出力するオペレーティングコマンドが入力され、オペレーティングコマンドに従って、ハードウェア資源を制御する。ハードウェア資源として、ここでは、HDD115、入力制御部167および表示制御部161を例に説明する。オペレーティング部57は、HDD115を制御して、HDD115にデータの保存する、またはHDD115に記憶されたデータを読み出す。オペレーティング部57は、表示制御部161を制御して、LCD165に画像を表示させる。
さらに、オペレーティング部57は、入力制御部167が出力するハードキーの識別情報またはLCD165の表示面の位置を示す位置情報を受け付ける。オペレーティング部57は、入力制御部167からハードキーの識別情報または位置情報を受け付ける場合、受け付けられたハードキーの識別情報または位置情報を操作識別情報として、操作変換部55に出力する。操作識別情報は、ハードキー部170およびタッチパネル169が受け付けることのできる複数種類の操作のうちMFP100を操作する操作ユーザーにより指示された指示操作を識別するための情報である。
オペレーティング部57は、入力制御部167から同時に2以上のハードキーの識別情報または位置情報を受け付ける場合がある。例えば、操作ユーザーが、ハードキー部170が有する複数のハードキーのうち2以上を同時に押下する場合、押下された2以上のハードキーそれぞれの識別情報を受け付ける。また、操作ユーザーが、LCD165の表示面の異なる2つの部分を、2つの指で同時に指示する場合、指示された表示面の2つの位置それぞれを示す位置情報を受け付ける。さらに、操作ユーザーが、ハードキー部170が有する複数のハードキーのうち1つを押下しながら、LCD165の表示面を指で指示する場合、押下されたハードキーの識別情報と、指示された表示面の位置を示す位置情報とを受け付ける。オペレーティング部57は、入力制御部167から同時に2以上のハードキーの識別情報または位置情報を受け付ける場合、2以上のハードキーの識別情報または位置情報を、操作変換部55に出力する。
操作変換部55は、関連付部71と、表示制御部73と、操作特定部75と、処理特定部77と、操作通知部79と、を含む。関連付部71は、アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれを、入力制御部167が受け付けることのできる複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付ける。HDD115には、マスターテーブル95が予め記憶されている。マスターテーブルは、複数の処理識別情報それぞれに、入力制御部167が受け付けることのできる複数種類の操作のうち1以上の操作それぞれの操作識別情報の組の複数を予め関連付ける。
図6は、マスターテーブルの一例を示す第1の図である。図6を参照して、マスターテーブル95は、複数の処理識別情報ごとにマスターレコードを含む。マスターレコードは、処理の項目と、第1〜第3操作候補の項目と、を含む。処理の項目には、処理識別情報が設定され、第1〜第3操作候補の項目それぞれには、1以上の操作識別情報の組が設定される。第1操作候補の項目には、第2操作候補項目に設定される操作識別情報の組よりも優先順位の高い操作識別情報の組が設定される。第2操作候補項目には、第3操作候補項目に設定される操作識別情報の組よりも優先順位の高い操作識別情報の組が設定される。複数の処理識別情報は、予め定められている。このため、新しいアプリケーションプログラムが開発され、そのアプリケーションプログラムが、マスターテーブルに含まれる複数の処理識別情報とは別の新たな処理識別情報を含む場合には、マスターテーブル95が新たな処理識別情報を含むマスターレコードを含むように更新される。
また、マスターテーブル95は、ハードキー部170に対応しており、ハードキー部170に含まれるスタートキー171、ストップキー173、リセットキー175、数字キー群177それぞれに対してデフォルトの処理識別情報が対応付けられている。そして、ハードキー部170に含まれるスタートキー171、ストップキー173、リセットキー175、数字キー群177それぞれにデフォルトで対応付けられた処理識別情報を含むマスターレコードは、第1操作候補の項目のみに操作識別情報の組が設定され、第2操作候補の項目および第3操作候補の項目には、操作識別情報が設定されない。例えば、キー識別情報が「0」のキーに対しては、デフォルトの処理識別情報として「”0”入力」が対応付けられており、処理識別情報として「”0”入力」が処理の項目に設定されたマスターレコードは、第1操作候補の項目に操作識別情報としてキー識別情報「キー”0”」が設定されるのみで、第2操作候補の項目および第3操作候補の項目には、何も設定されない。
図5に戻って、関連付部71は、選択部81を含む。選択部81は、HDD115に記憶されているマスターテーブル95を読み出す。具体的には、マスターテーブル95を読み出すためのオペレーティングコマンドをオペレーティング部57に出力し、オペレーティング部57がHDD115を制御して読み出すマスターテーブル95を取得する。選択部81は、アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、マスターテーブル95を参照して、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれの処理識別情報に対して、マスターテーブル95によって関連付けられた複数の組のうちから、他の処理識別情報のいずれにも対応付けられていない組を選択する。
具体的には、選択部81は、マスターテーブル95が、1つの処理識別情報に対して1以上の操作識別情報の組の単数を関連付けている第1のマスターレコードを含む場合、マスターテーブル95に含まれる複数のマスターレコードを、単一の組を関連付ける第1のマスターレコードと、複数の組を関連付けている第2のマスターレコードとに分類する。そして、選択部81は、第1のマスターレコードを参照して、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれの処理識別情報に関連付けられた操作識別情報の組を選択する。次に、第2のマスターレコードは、1つの処理識別情報に対して1以上の操作識別情報の組の複数を関連付けているので、選択部81は、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれの処理識別情報のうち未だ操作識別情報の組が選択されていない処理識別情報に対して、第2のマスターレコードを参照して、複数の組のうちから、他の処理識別情報のいずれにも対応付けられていない組であって、優先順位の最も高い1つの組を選択する。第2のマスターレコードは、処理識別情報に対して、複数の操作識別情報の組の複数を、優先順位を付して対応付けるので、複数種類のアプリケーションプログラムがインストールされる場合に、複数の種類のアプリケーションプログラム間で、同じ処理に同じ組を関連付ける確率が高くなる。そのため、複数種類のアプリケーションプログラムがインストールされる場合に、操作を容易にすることができる。
関連付部71は、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれの処理識別情報と、その処理識別情報に対して選択部81によって選択された1以上の操作識別情報の組とを関連付けた変換レコードを生成し、変換テーブルに追加する。
関連付部71は、選択部81によって、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理のうちに、その処理識別情報に対して、マスターテーブル95によって関連付けられた複数の組のいずれも選択されない処理が存在する場合がある。例えば、マスターテーブル95に含まれる複数のマスターレコードのうちに処理の項目に、処理識別情報が設定されたマスターレコードが存在しない場合、また、そのようなマスターレコードが存在する場合であっても、第1〜第3操作候補の項目に設定された3つの組のすべてが、他の処理識別情報に対して既に選択されている場合である。関連付部71は、選択部81によって組が選択されない処理識別情報が存在する場合、ソフトキーを生成する。ソフトキーは、LCD165に表示される画像であって、予め定められた操作識別情報が関連付けられる。予め複数のソフトキーを準備しておき、準備された複数のソフトキーを順に選択するようにすればよい。関連付部71は、選択部81によって組が選択されない処理識別情報に対して、ソフトキーの操作識別情報を関連付けた変換レコードを生成し、生成した変換レコードを変換テーブルに追加する。
関連付部71は、アプリケーションプログラムに対して生成された変換テーブルをアプリケーションプログラムと関連付けてHDD115に記憶する。具体的には、関連付部71は、第1アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、第1アプリケーションプログラムに対応する第1変換テーブル91を生成し、HDD115に記憶する。また、関連付部71は、第2アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、第2アプリケーションプログラムに対応する第2変換テーブル93を生成し、HDD115に記憶する。具体的には、第1変換テーブル91または第2変換テーブル93を記憶するためのオペレーティングコマンドをオペレーティング部57に出力し、オペレーティング部57がHDD115を制御して第1変換テーブル91または第2変換テーブル93を記憶する。
図7は、第1変換テーブルの一例を示す第1の図である。図7を参照して、第1変換テーブル91は、MFP100に第1アプリケーションプログラムがインストールされる段階で生成され、第1アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理それぞれに対応する変換レコードを含む。変換レコードは、処理の項目と、操作の項目と、を含む。処理の項目には、第1アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理を識別するための処理識別情報が設定される。操作の項目は、1以上の操作の操作識別情報の組が設定される。
ここでは、第1アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理の処理識別情報を、「スタート」、「ストップ」、「リセット」、「右スクロール」、「左スクロール」、「上スクロール」および「下スクロール」としている。図6に示したマスターテーブル95は、1つの処理識別情報に対して1以上の操作識別情報の組の単数を関連付けている第1のマスターレコードを含んでいるので、処理識別情報「スタート」に関しては、第1のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「start」が関連付けられ、処理識別情報「ストップ」に関しては、第1のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「stop」が関連付けられ、処理識別情報「リセット」に関しては、第1のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「reset」が関連付けられる。
また、処理識別情報「右スクロール」に関しては、第2のマスターレコードによって、第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「6」が関連付けられる。同様に、処理識別情報「左スクロール」に対して「4」が関連付けられ、処理識別情報「上スクロール」に対して「8」が関連付けられ、処理識別情報「下スクロール」に対して操作識別情報「2」が関連付けられる。
図8は、第2変換テーブルの一例を示す第1の図である。図8を参照して、第2変換テーブル93は、MFP100に第2アプリケーションプログラムがインストールされる段階で生成され、第2アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理それぞれに対応する変換レコードを含む。変換レコードは、処理の項目と、操作の項目と、を含む。処理の項目には、第2アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理を識別するための処理識別情報が設定される。操作の項目は、1以上の操作の操作識別情報の組が設定される。
ここでは、第2アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理の処理識別情報を、「”0”入力」〜「”9”入力」と、「スタート」、「ストップ」、「リセット」、「右スクロール」、「左スクロール」、「上スクロール」、「下スクロール」、「コピー画面へ遷移」、「FAX画面へ遷移」および「スキャン画面へ遷移」としている。図6に示したマスターテーブル95は、1つの処理識別情報に対して1以上の操作識別情報の組の単数を関連付けている第1のマスターレコードを含んでいるので、処理識別情報「”0”入力」〜「”9”入力」、「スタート」、「ストップ」、「リセット」に関しては、処理識別情報「”0”入力」〜「”9”入力」に対して第1のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「0」〜「9」がそれぞれ関連付けられ、処理識別情報「スタート」に対して第1のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「start」が関連付けられ、処理識別情報「ストップ」に対して第1のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「stop」が関連付けられ、処理識別情報「リセット」に対して第1のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「reset」が関連付けられる。
また、処理識別情報「右スクロール」に対しては、第2のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「6」が既に処理識別情報「”6”入力」に関連付けられているので、第2のマスターレコードによって第2操作候補の項目に設定された優先順位が2番目の操作識別情報「”6”+”stop”」の組が関連付けられる。同様に、処理識別情報「左スクロール」、「上スクロール」、「下スクロール」に対しては、第2のマスターレコードによって第2操作候補の項目に設定された優先順位が2番目の操作識別情報「”4”+”stop”」の組、「”8”+”stop”」の組、「”2”+”stop”」の組、「”1”+”stop”」の組、および「”3”+”stop”」の組がそれぞれ関連付けられる。
さらに、処理識別情報「FAX画面へ遷移」に対しては、第2のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「2」が既に処理識別情報「”2”入力」に関連付けられており、さらに、第2のマスターレコードによって第2操作候補の項目に設定された優先順位が2番目の操作識別情報「”2”+”stop”」が既に処理識別情報「下スクロール」に関連付けられているので、第2のマスターレコードによって第3操作候補の項目に設定された優先順位が3番目の操作識別情報「”2”+”start”」の組が関連付けられる。
したがって、第1アプリケーションプログラムにより定まる複数の処理、または第2アプリケーションプログラムによって定まる複数の処理が、ハードキー部170が備える複数のハードキーにデフォルトで対応する処理とは異なる処理を含む場合であっても、第1アプリケーションプログラムにより定まる複数の処理、または第2アプリケーションプログラムによって定まる複数の処理のすべてに対応するハードキーの1以上の組を関連付けることができる。さらに、第1アプリケーションプログラムにより定まる複数の処理と、第2アプリケーションプログラムによって定まる複数の処理と、が異なる場合であっても、第1アプリケーションプログラムにより定まる複数の処理、または第2アプリケーションプログラムによって定まる複数の処理それぞれに対応するハードキーの1以上の組を関連付けることができる。
図5に戻って、表示制御部73は、調停部53から、カレントタスクのアプリ識別情報と、操作画面を表示することを示すアプリコマンドとの組が入力される場合、操作画面の画像を表示することを示すアプリコマンドを変換したオペレーティングコマンドをオペレーティング部57に出力するとともに、操作画面を操作特定部75に出力する。オペレーティング部57は、表示制御部161を制御し、操作画面の画像をLCD165に表示させる。また、表示制御部73は、調停部53から、カレントタスクのアプリ識別情報が入力された段階で、カレントタスクに対応する変換テーブルに基づいて、操作一覧画面の画像をLCD165に表示させる。操作一覧画面は、処理識別情報と、1以上の操作識別情報との組とを関連付けて表示する画面である。アプリケーションプログラムによって定められる処理が、ハードキー部170が備える複数のキーのいずれに対応するかを操作ユーザーに示すためである。
操作特定部75は、オペレーティング部57からハードキーの識別情報または位置情報が入力され、表示制御部73から操作画面が入力される。操作特定部75は、オペレーティング部57から位置情報が入力される場合、位置情報で特定される操作画面の位置が、操作画面に含まれるボタンの画像内か否かを判断する。操作特定部75は、位置情報で特定される操作画面の位置が、操作画面に含まれるボタン(ソフトキー)の画像内ならば、当該ボタンに対応する操作を特定し、特定した操作の操作識別情報を処理特定部77に出力する。例えば、操作画面が、印刷を指示するための印刷指示ボタンを含む場合、操作特定部75は、位置情報で特定される操作画面の位置が印刷指示ボタンの画像内ならば、印刷指示ボタンを指示する操作に割り当てられた操作識別情報を、処理特定部77に出力する。
操作特定部75は、オペレーティング部57からハードキーの識別情報が入力される場合、ハードキーの識別情報を押下する操作を特定し、特定した操作の操作識別情報を処理特定部77に出力する。例えば、操作特定部75は、数字の「1」が表されたハードキーが押下されたならば、数字の「1」が表されたハードキーを押下する操作に割り当てられた操作識別情報「1」を、処理特定部77に出力する。
操作特定部75は、オペレーティング部57から複数のハードキーの識別情報、複数の位置情報、または、ハードキーの識別情報と位置情報との組が同時に入力される場合がある。操作特定部75は、オペレーティング部57から複数のハードキーの識別情報、複数の位置情報、または、ハードキーの識別情報と位置情報との組が同時に入力される場合、ハードキーの識別情報および位置情報にそれぞれ対応する複数の操作を特定し、特定された複数の操作にそれぞれに対して割り当てられた複数の操作識別情報を処理特定部77に出力する。
処理特定部77は、調停部53からカレントタスクのアプリ識別情報が入力され、操作特定部75から1以上の操作識別情報が入力される。処理特定部77は、調停部53からカレントタスクのアプリ識別情報が入力されることに応じて、HDD115に記憶されている第1変換テーブル91および第2変換テーブル93のうち、カレントタスクのアプリ識別情報に対応するものを読み出す。処理特定部77は、カレントタスクが第1アプリ実行部61の場合は、第1変換テーブル91を読出し、カレントタスクが第2アプリ実行部63の場合は、第2変換テーブル93を読出す。具体的には、第1変換テーブル91または第2変換テーブル93を読み出すためのオペレーティングコマンドをオペレーティング部57に出力し、オペレーティング部57がHDD115を制御して読み出す第1変換テーブル91または第2変換テーブル93を取得する。以下、第1アプリ実行部61がカレントタスクの場合について説明する。
処理特定部77は、操作特定部75から1以上の操作識別情報が入力されることに応じて、1以上の操作識別情報によりそれぞれで特定される1以上の操作の組に基づいて、複数種類の処理のうちから第1アプリケーションプログラムに対応して関連付けられた処理を特定する。具体的には、処理特定部77は、操作特定部75から入力される1以上の操作識別情報によりそれぞれで特定される1以上の操作の組と、第1変換テーブル91によって関連付けら得た処理を特定する。より具体的には、処理特定部77は、操作特定部75から入力される1以上の操作識別情報の組が操作の項目に設定された変換レコードを、第1変換テーブル91から抽出し、抽出された変換レコードの処理識別情報の項目に設定されている処理識別情報を取得する。処理特定部77は、取得された処理識別情報とカレントタスクのアプリ識別情報との組を、操作通知部79に出力する。
操作通知部79は、処理特定部77から処理識別情報とアプリ識別情報との組が入力されることに応じて、アプリ識別情報で特定されるカレントタスクに、処理識別情報を出力する。具体的には、処理識別情報で特定される処理を実行させるためのアプリコマンドを生成し、アプリコマンドをアプリ識別情報で特定されるカレントタスク、ここでは、第1アプリ実行部61への出力を、調停部53に依頼する。
図9は、変換テーブル生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。変換テーブル生成処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶された操作標準化プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
図9を参照して、CPU111は、アプリケーションプログラムがインストールされたか否かを判断する。新たなアプリケーションプログラムがインストールされるまで待機状態となり(ステップS01でNO)、新たなアプリケーションプログラムがインストールされたならば処理をステップS02に進める。換言すれば、変換テーブル生成処理は、新たなアプリケーションプログラムがインストールされることを条件に実行される処理である。
ステップS02においては、新たにインストールされたアプリケーションプログラムによって定められる複数種類の処理の処理識別情報を取得する。アプリケーションプログラムをインストールする最中に、アプリケーションプログラムに記述されている複数種類の処理識別情報を取得する。なお、インストールされたアプリケーションプログラムを実行するタスクから処理識別情報を取得するようにしてもよい。
ステップS03においては、HDD115に記憶されているマスターテーブル95を読み出す。そして、ステップS02において取得された複数の処理識別情報のうちから1つを処理対象に選択する(ステップS04)。次のステップS05においては、優先順位の最も高い操作を決定する。マスターテーブル95に含まれるマスターレコードのうちから、処理対象に選択されている処理識別情報が処理の項目に設定されているマスターレコードを抽出し、抽出されたマスターレコードの第1操作候補の項目に設定されている1以上の操作識別情報の組を、最も優先順の高い操作として、ステップS04において処理対象に選択された処理識別情報で特定される処理に対応する操作に決定する。具体的には、ステップS04において処理対象に選択された処理識別情報と、抽出されたマスターレコードの第1操作候補の項目に設定されている1以上の操作識別情報の組とを関連付ける。
次のステップS06においては、最も優先順の高い操作に決定された、1以上の操作識別情報の組が、他の処理識別情報に既に割り当てられているか否かを判断する。他の処理識別情報に既に割り当てられているならば処理をステップS07に進めるが、そうでなければ処理をステップS11に進める。
ステップS07においては、現在決定している操作よりも優先順位が次に高い操作が存在するか否かを判断する。現在決定している操作よりも優先順位が次に高い操作が存在するならば、次に優先順位の高い操作を、ステップS04において処理対象に選択された処理識別情報で特定される処理に対応する操作に決定し、処理をステップS08に進める。具体的には、ステップS04において処理対象に選択された処理識別情報と、現在決定している操作よりも優先順位が次に高い操作の1以上の操作識別情報の組とを関連付ける。現在決定している操作よりも優先順位が次に高い操作が存在しないならば、処理をステップS09に進める。
より具体的には、現在決定している操作がステップS05において抽出されたマスターレコードにおける第1操作候補ならば、次に高い優先順の操作が存在すると判断し、第2操作候補に設定されている1以上の操作識別情報の組を、ステップS04において処理対象に選択された処理識別情報と関連付け、処理をステップS08に進める。現在決定している操作がステップS05において抽出されたマスターレコードにおける第2操作候補ならば、次に高い優先順の操作が存在すると判断し、第3操作候補に設定されている1以上の操作識別情報の組を、ステップS04において処理対象に選択された処理識別情報と関連付け、処理をステップS08に進める。現在決定している操作がステップS05において抽出されたマスターレコードにおける第3操作候補ならば、次に高い優先順の操作が存在しないと判断し、処理をステップS09に進める。
ステップS08においては、ステップS07において決定された1以上の操作識別情報の組が、他の処理識別情報に既に割り当てられているか否かを判断する。他の処理識別情報に既に割り当てられているならば処理をステップS07に戻すが、そうでなければ処理をステップS11に進める。ステップS07において決定された1以上の操作識別情報の組が、他の処理識別情報に既に割り当てられているか否かを判断する。他の処理識別情報に既に割り当てられているならば処理をステップS07に戻し、そうでなければ処理をステップS11に進める。
一方、ステップS09においては、ソフトキーを生成する。ステップS04において処理対象に選択された処理識別情報に対して、予め定められた複数のソフトキーのうちから1つを選択する。次のステップS10においては、生成されたソフトキーに対応する操作を、ステップS04において処理対象に選択された処理識別情報で特定される処理に対応する操作に決定し、処理をステップS11に進める。具体的には、ステップS04において処理対象に選択された処理識別情報と、生成されたソフトキーに対応する操作に割り当てられた操作識別情報とを関連付ける。
処理がステップS11に進む場合、ステップS04において処理対象に選択された処理識別情報に対して、1以上の操作識別情報の組、または、ソフトキーに対応する操作に割り当てられた操作識別情報が、操作として決定されている。ステップS11においては、ステップS02において取得された処理識別情報のうちに処理対象に選択されていないものが存在するか否かを判断する。処理対象に選択されていない処理識別情報が存在すれば、処理をステップS04に戻し、そうでなければ処理をステップS12に進める。処理がステップS12に進む場合、ステップS02において取得された処理識別情報のすべてに対して、1以上の操作識別情報の組が操作として決定されている。ステップS12においては、変換テーブルを生成し、処理をステップS13に進める。具体的には、ステップS02おいて取得された複数の処理識別情報それぞれに対して、ステップS05またはステップS07において決定された操作、ここでは、1以上の操作識別情報の組を関連付けた変換テーブルを生成する。
次のステップS13においては、生成された変換テーブルを保存し、処理を終了する。具体的には、変換テーブルを、ステップS01においてインストールされたアプリケーションプログラムと関連付けてHDD115に記憶する。このため、第1アプリケーションプログラムがインストールされる場合には、第1アプリケーションプログラムに関連付けられた第1変換テーブル91がHDD115に記憶され、第2アプリケーションプログラムがインストールされる場合には、第2アプリケーションプログラムに関連対けられた第2変換テーブル93がHDD115に記憶される。
図10は、操作通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。操作通知処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶された操作標準化プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図10を参照して、CPU111は、カレントタスクを特定する(ステップS21)。第1アプリケーションプログラムを実行するタクスと、第2アプリケーションプログラムを実行するタスクと、のうちいずれがカレントタスクかを特定する。以下の説明では、第1アプリケーションプログラムを実行するタスクが、カレントタスクに特定された場合について説明する。
ステップS22においては、変換テーブルを読み出す。ステップS21においてカレントタスクに特定されたタスクが実行するアプリケーションプログラムに関連付けられた変換テーブルを読み出す。ここでは、第1アプリケーションプログラムを実行するタスクをカレントタスクとしているので、HDD115から第1アプリケーションプログラムに関連付けられた第1変換テーブル91を読み出す。
次のステップS23においては、第1変換テーブルにおいてソフトキーが定義されているか否かを判断する。具体的には、操作の項目にソフトキーの操作識別情報が設定された変換レコードが存在するか否かを判断する。操作の項目にソフトキーの操作識別情報が設定された変換レコードが存在するならば、処理をステップS24に進めるが、そうでなければステップS24をスキップして、処理をステップS25に進める。
ステップS24においては、ソフトキーを表示し、処理をステップS25に進める。変換テーブルのうちから操作の項目にソフトキーの操作識別情報が設定された変換レコードのすべてを抽出し、操作識別情報で特定されるソフトキーの画像をLCD165に表示する。
ステップS25においては、表示指示を受け付けたか否かを判断する。表示指示を受け付けたならば処理をステップS26に進めるが、そうでなければステップS26をスキップして処理をステップS27に進める。第1アプリケーションプログラムを実行するタスクが、表示画面を表示することを示すアプリコマンドを出力する場合に、表示指示を受け付ける。例えば、第1アプリケーションプログラムを実行するタスクが、第1アプリケーションプログラムが実行された段階でメニュー画面等の初期画面を表示する場合に、初期画面を表示することを示すアプリコマンドを出力する。また、第1アプリケーションプログラムを実行するタスクが表示画面を切り換える場合に、切り換え後の表示画面を表示することを示すアプリコマンドを出力する。ステップS27においては、表示指示に従って表示画面を表示し、処理をステップS28に進める。アプリコマンドで特定される表示画面を、LCD165に表示する。
ステップS27においては、ハードキーを押下する操作を検出したか否かを判断する。入力制御部167からハードキーの識別情報が入力される場合に、ハードキーの押下を検出する。ハードキーの押下を検出したならば処理をステップS28に進めるが、そうでなければ処理をステップS29に進める。ステップS28においては、ステップS27において、入力制御部167から入力されるハードキーの識別情報に対応する操作識別情報を特定し、処理をステップS33に進める。なお、入力制御部167から同時に2以上のハードキーの識別情報が入力される場合、2以上のハードキーの識別情報それぞれに対応する操作識別情報を特定する。
一方、ステップS29においては、タッチパネルを指示する操作を検出したか否かを判断する。入力制御部167からLCD165の表示面の位置を示す位置情報が入力される場合に、タッチパネルを指示する操作を検出する。タッチパネルを指示する操作を検出したならば処理をステップS30に進めるが、そうでなければ処理をステップS36に進める。ステップS30においては、位置情報で特定される位置が、ステップS26において表示された表示画面中のボタンの画像内か否かを判断する。位置情報で特定される操作画面の位置が、表示画面に含まれるボタンの画像内ならば、処理をステップS31に進めるが、そうでなければ処理をステップS32に進める。
ステップS32においては、位置情報で特定される位置が、ステップS24において表示されたソフトキーの画像内か否かを判断する。位置情報で特定される操作画面の位置が、ソフトキーの画像内ならば、処理をステップS31に進めるが、そうでなければ処理をステップS36に進める。
ステップS31においては、処理がステップS30から進む場合、位置情報で特定される位置のボタンに対応する操作識別情報を特定し、処理をステップS33に進める。また、処理がステップS32から進む場合、位置情報で特定される位置のソフトキーに対応する操作識別情報を特定し、処理をステップS33に進める。
ステップS33においては、ステップS28またはステップS31において特定された1以上の操作識別情報の組に対応する操作を特定する。ステップS22において読み出された第1変換テーブル91に含まれる変換レコードのうちに、ステップS28またはステップS31において特定された1以上の操作識別情報の組が、操作の項目に設定されている変換レコードが存在すれば、その変換レコードを抽出するとともに、操作を特定する。次のステップS34においては、処理識別情報を決定する。抽出された変換レコードの処理の項目に設定されている処理識別情報を決定する。次のステップS35においては、決定された処理識別情報をステップS21において特定されたカレントタスク、ここでは、第1アプリケーションプログラムを実行するタスクに出力し、処理をステップS36に進める。具体的には、決定された処理識別情報を含むアプリコマンドを生成し、生成したアプリコマンドを第1アプリケーションプログラムを実行するタスクに出力する。
ステップS36においては、カレントタスクが終了したか否かを判断する。ステップS21において特定されたカレントタスクが終了したならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS25に戻す。
図11は、ソフトキーの一例を示す図である。図11を参照して、操作画面200に、ソフトキー群210を重畳して表示する場合を示している。ソフトキー群210は、上矢印キー211と、下矢印キー212と、左矢印キー213と、右矢印キー214と、を含む。例えば、上矢印キー211に対して操作識別情報「ソフトキー”↑”」を関連付け、下矢印キー212に対して操作識別情報「ソフトキー”↓”」を関連付け、左矢印キー213に対して操作識別情報「ソフトキー”←”」を関連付け、右矢印キー214に対して操作識別情報「ソフトキー”→”」を関連付けることができ、ハードキー部170が有する複数のハードキーにそれぞれを押下する操作に、4つの操作を追加することができる。
<ハードキーが異なる場合>
次に別のMFPに第1アプリケーションプログラムと、第2アプリケーションプログラムをインストールする場合について説明する。
図12は、別のMFPの操作パネルの平面図である。図12を参照して、別のMFP100の操作パネル160Aは、図3に示した操作パネル160と異なる点は、ハードキー部170Aが、キー識別情報が「Reset」のリセットキー175を含まない点、および、上下左右の矢印キー群179を含む点である。
図13は、マスターテーブルの一例を示す第2の図である。図13に示すマスターテーブル95Aは、別のMFPに予め記憶されている。図13を参照して、MFP100とは別のMFPに記憶されるマスターテープル95Aは、図6に示したMFP100に記憶されるマスターテーブル95と同様に、複数の処理識別情報ごとにマスターレコードを含む。また、マスターテーブル95Aは、ハードキー部170Aに対応しており、ハードキー部170Aに含まれるスタートキー171、ストップキー173、数字キー群177および矢印キー群179それぞれに対してデフォルトの処理識別情報が対応付けられている。そして、ハードキー部170Aに含まれるスタートキー171、ストップキー173、数字キー群177および矢印キー群179それぞれにデフォルトで対応付けられた処理識別情報を含むマスターレコードは、第1操作候補の項目のみに操作識別情報の組が設定され、第2操作候補の項目および第3操作候補の項目には、操作識別情報が設定されない。例えば、キー識別情報がキー「→」のキーに対しては、デフォルトの処理識別情報として「右スクロール」が対応付けられており、処理識別情報として「右スクロール」が処理の項目に設定されたマスターレコードは、第1操作候補の項目に操作識別情報としてキー識別情報「→」が設定されるのみで、第2操作候補の項目および第3操作候補の項目には、何も設定されない。
図14は、第1変換テーブルの一例を示す第2の図である。図14を参照して、第1変換テーブル91Aは、別のMFPに第1アプリケーションプログラムがインストールされる段階で生成され、図7に示した第1変換テーブルと同様に、第1アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理それぞれに対応する変換レコードを含む。
ここでは、第1アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理の処理識別情報を、「スタート」、「ストップ」、「リセット」、「右スクロール」、「左スクロール」、「上スクロール」および「下スクロール」としている。図13に示したマスターテーブル95Aは、1つの処理識別情報に対して1以上の操作識別情報の組の単数を関連付けている第1のマスターレコードを含んでいるので、処理識別情報「スタート」、「ストップ」、「右スクロール」、「左スクロール」、「上スクロール」および「下スクロール」に関しては、第1のマスターレコードによって、処理識別情報「スタート」に対して操作識別情報「start」が関連付けられ、処理識別情報「ストップ」に対して操作識別情報「stop」が関連付けられ、処理識別情報「右スクロール」に対して操作識別情報「→」が関連付けられ、処理識別情報「左スクロール」に対して操作識別情報「←」が関連付けられ、処理識別情報「上スクロール」に対して操作識別情報「↑」が関連付けられ、処理識別情報「下スクロール」に対して操作識別情報「↓」が関連付けられる。
また、処理識別情報「リセット」に関しては、第2のマスターレコードによって、処理識別情報「リセット」に対して第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「”1”+”stop”」が関連付けられる。
図15は、第2変換テーブルの一例を示す第2の図である。図15を参照して、第2変換テーブル93Aは、別のMFPに第2アプリケーションプログラムがインストールされる段階で生成され、図8に示した第2変換テーブルと同様に、第2アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理それぞれに対応する変換レコードを含む。
ここでは、第2アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理の処理識別情報を、「”0”入力」〜「”9”入力」と、「スタート」、「ストップ」、「リセット」、「右スクロール」、「左スクロール」、「上スクロール」、「下スクロール」、「コピー画面へ遷移」、「FAX画面へ遷移」および「スキャン画面へ遷移」としている。図13に示したマスターテーブル95Aは、1つの処理識別情報に対して1以上の操作識別情報の組の単数を関連付けている第1のマスターレコードを含んでいるので、処理識別情報「”0”入力」〜「”9”入力」、「スタート」、「ストップ」に関しては、処理識別情報「”0”入力」〜「”9”入力」に対して第1のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「0」〜「9」がそれぞれ関連付けられ、処理識別情報「スタート」に対して第1のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「start」が関連付けられ、処理識別情報「ストップ」に対して第1のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「stop」が関連付けられる。
また、処理識別情報「右スクロール」に対しては、第2のマスターレコードによって第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「6」が既に処理識別情報「”6”入力」に関連付けられているので、第2のマスターレコードによって第2操作候補の項目に設定された優先順位が2番目の操作識別情報「”6”+”stop”」の組が関連付けられる。同様に、処理識別情報「左スクロール」、「上スクロール」、「下スクロール」に対しては、第2のマスターレコードによって第2操作候補の項目に設定された優先順位が2番目の操作識別情報「”4”+”stop”」の組、「”8”+”stop”」の組、「”2”+”stop”」の組、「”1”+”stop”」の組、および「”3”+”stop”」の組がそれぞれ関連付けられる。同様に、処理識別情報「右スクロール」に対して操作識別情報「→」が関連付けられ、処理識別情報「左スクロール」に対して操作識別情報「←」が関連付けられ、処理識別情報「上スクロール」に対して操作識別情報「↑」が関連付けられ、処理識別情報「下スクロール」に対して操作識別情報「↓」が関連付けられる。
また、処理識別情報「リセット」に対しては、第2のマスターレコードによって、処理識別情報「リセット」に対して第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「”1”+”stop”」が関連付けられる。
さらに、処理識別情報「FAX画面へ遷移」および「スキャン画面へ遷移」に対しては、第2のマスターレコードによって、第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「2」および「3」が、それぞれ処理識別情報「”2”入力」および「”3”入力」に既に関連付けられているので、第2操作候補の項目に設定された優先順位が2番目の操作識別情報「”2”+”stop”」の組および「”3”+”stop”」の組がそれぞれ関連付けられる。
処理識別情報「コピー画面へ遷移」に対しては、第2のマスターレコードによって、第1操作候補の項目に設定された優先順位が1番目の操作識別情報「キー”1”」が処理識別情報「”1”入力」に既に関連付けられており、さらに、第2操作候補の項目に設定された優先順位が2番目の操作識別情報「キー”1”+キー”stop”」が処理識別情報「リセット」に既に関連付けられているので、第3操作候補の項目に設定された優先順位が3番目の操作識別情報「キー”1”+キー”start”」の組が関連付けられる。
したがって、MFP100と、それとは異なるハードキーを有する別のMFPに、同一の第1アプリケーションプログラムまたは第2アプリケーションプログラムをインストールすることが可能となる。このため、アプリケーションプログラムの開発者は、それがインストールされる装置が有するハードキーを考慮することなくアプリケーションプログラムを生成することができる。
以上説明したように、本実施の形態におけるMFP100は、画像処理装置として機能し、アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、変換テーブルを生成し、アプリケーションプログラムに対応して、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理それぞれを、MFP100が受け付け可能な複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付ける。このため、これまで、MFP100において実行されなかった新たな処理を定めるアプリケーションプログラムをインストールすることができる。
また、MFP100が受け付け可能な複数種類の操作と、アプリケーションプログラムが定める複数種類の処理とを変換テーブルで関連付けられるので、MFP100が受け付け可能な複数種類の操作に関係なく、アプリケーションプログラムを開発することができる。このため、アプリケーションプログラムの開発を容易にすることができる。
さらに、複数種類の処理の処理識別情報それぞれに複数種類の操作のうち1以上の操作それぞれの操作識別情報の組の複数を予め関連付けたマスターテーブル95、95Aを記憶しており、アプリケーションプログラムにより定められる複数の処理それぞれの処理識別情報に対してマスターテーブル95によって関連付けられた複数の組のうちから、他の処理識別情報のいずれにも対応付けられていない組を選択することにより変換テーブル91,93を生成する。このため、1つの操作を1つの処理と関連付けられるので、アプリケーションプログラムにより定められる複数の処理それぞれを実行させるための操作を定めることができる。
また、マスターテーブル95は、複数の処理識別情報それぞれに、複数種類の操作のうち1以上の操作それぞれの操作識別情報の組の複数を、優先順位を付して関連付けるのでており、複数の組のうちから優先順位の高い組を選択する。複数種類のアプリケーションプログラムがインストールされる場合に、複数の種類のアプリケーションプログラム間で、同じ処理に同じ組を関連付ける確率が高くなる。このため、複数の処理に優先順位の高い操作を関連付けるので、複数種類のアプリケーションプログラムがインストールされる場合に、操作を容易にすることができる。
また、複数種類のアプリケーションプログラムがインストールされる場合であっても、複数種類のアプリケーションプログラムごとに、変換テーブルを生成するので、複数のアプリケーションプログラムそれぞれにより定められる複数種類の処理を実行するための操作を定めることができる。
また、複数の接点スイッチを有するハードキーを押下する操作に対応して、アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理を関連付けることができる。
また、LCD165にソフトキーの画像を表示し、タッチパネル169によりLCD165の表示面の操作ユーザーによって指示された位置が、ソフトキーの画像内の場合、ソフトキーに対応する操作を特定するので、ソフトキーを指示する操作に対応して、アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理を関連付けることができる。
なお、上述した実施の形態においては、画像処理装置の一例としてMFP100について説明したが、図9および図10に示した処理を、MFP100を制御するCPU111に実行させる操作標準化方法、また、その操作標準化方法をCPU111に実行させるための操作標準化プログラムとして、発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 前記関連付ステップは、複数の処理識別情報それぞれに前記複数種類の操作のうち1以上の操作それぞれの操作識別情報の組の複数を予め関連付けたマスターテーブルを参照して、前記アプリケーション手段が実行可能な前記複数の処理それぞれの処理識別情報に対して前記マスターテーブルによって関連付けられた複数の組のうちから、他の処理識別情報のいずれにも対応付けられていない組を選択する選択ステップを含む、請求項7に記載の操作標準化方法。
(2) 前記マスターテーブルは、複数の処理識別情報それぞれに、前記複数種類の操作のうち1以上の操作それぞれの操作識別情報の組の複数を、優先順位を付して関連付けており、
前記選択ステップは、前記複数の組のうちから優先順位の高い組を選択するステップを含む、(1)に記載の操作標準化方法。
(3) 前記関連付ステップは、複数種類のアプリケーションプログラムがインストールされる場合、該複数種類のアプリケーションプリグラムそれぞれがインストールされる段階で、該インストールされたアプリケーションプログラムに対応して、前記アプリケーションプログラムが定める前記複数種類の処理それぞれを前記複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付けるステップを含み、
前記処理特定ステップは、前記オペレーティング手段により1以上の前記操作識別情報が出力されることに応じて、前記出力された1以上の操作識別情報で特定される1以上の操作の組と、前記関連付ステップにおいて、前記コンピュータが実行する前記インストールされたアプリケーションプログラムに対応して、関連付けられた処理を特定するステップを含み、
前記操作通知ステップは、前記特定された処理の処理識別情報を、前記コンピュータが実行する前記アプリケーションプログラムに対応する前記アプリケーション手段に出力するステップを含む、請求項7に記載の操作標準化方法。
(4) 前記操作受付手段は、複数の接点スイッチを含み、
前記オペレーティング手段は、前記複数の接点スイッチの1以上の接続が検出されることに応じて、前記複数種類の操作のうちから前記接続が検出された1以上の接点スイッチそれぞれに対応する操作識別情報を出力する、請求項7、(1)〜(3)のいずれかに記載の操作標準化方法。
(5) 前記操作受付手段は、画像を表示する表示手段と、
前記表示手段の表示面の位置を検出する位置検出手段と、を含み、
前記オペレーティング手段は、前記位置検出手段により検出された前記表示面の位置を操作識別情報として出力し、
前記コンピュータに、ボタンの画像を前記オペレーティング手段を介して前記表示手段に表示するボタン表示ステップと、
前記オペレーティング手段が出力する操作識別情報が示す前記表示面の位置が前記表示手段により表示されたボタンの画像内の場合、当該ボタンに対応する操作を特定する操作特定ステップと、をさらに実行させる、請求項7、(1)〜(4)のいずれかに記載の操作標準化方法。
100 MFP、51 アプリケーション部、53 調停部、55 操作変換部、57 オペレーティング部、61 第1アプリ実行部、63 第2アプリ実行部、71 関連付部、73 表示制御部、75 操作特定部、77 処理特定部、79 操作通知部、81 選択部、91,91A 第1変換テーブル、93,93A 第2変換テーブル、95,95A マスターテーブル、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 外部記憶装置、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160,160A 操作パネル、161 表示制御部、167 入力制御部、169 タッチパネル、170,170A ハードキー部、171 スタートキー、173 ストップキー、175 リセットキー、177 数字キー群、179 矢印キー群、200 操作画面、210 ソフトキー群、211 上矢印キー、212 下矢印キー、213 左矢印キー、214 右矢印キー。

Claims (8)

  1. 複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段を制御する制御手段と、を備えた画像処理装置であって、
    前記制御手段は、
    前記操作受付手段により前記指示操作が受け付けられることに応じて、前記指示操作を識別するための操作識別情報を出力するオペレーティング手段と、
    アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報のいずれか1つが入力されることに応じて、前記複数種類の処理のうち前記入力された処理識別情報に対応する種類の処理を実行するアプリケーション手段と、
    前記アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、前記アプリケーションプログラムに対応して、前記アプリケーションプログラムが定める前記複数種類の処理それぞれを前記複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付ける関連付手段と、
    前記オペレーティング手段により1以上の前記操作識別情報が出力されることに応じて、前記出力された1以上の操作識別情報で特定される1以上の操作の組と、前記関連付手段によって前記複数種類の処理のうちから前記アプリケーションプログラムに対応して関連付けられた処理を特定する処理特定手段と、
    前記特定された処理の処理識別情報を前記アプリケーション手段に出力する操作通知手段と、を備えた画像処理装置。
  2. 前記関連付手段は、複数の処理識別情報それぞれに前記複数種類の操作のうち1以上の操作それぞれの操作識別情報の組の複数を予め関連付けたマスターテーブルを参照して、前記アプリケーション手段が実行可能な前記複数の処理それぞれの処理識別情報に対して前記マスターテーブルによって関連付けられた複数の組のうちから、他の処理識別情報のいずれにも対応付けられていない組を選択する選択手段を含む、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記マスターテーブルは、複数の処理識別情報それぞれに、前記複数種類の操作のうち1以上の操作それぞれの操作識別情報の組の複数を、優先順位を付して関連付けており、
    前記選択手段は、前記複数の組のうちから優先順位の高い組を選択する、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記関連付手段は、複数種類のアプリケーションプログラムがインストールされる場合、該複数種類のアプリケーションプリグラムそれぞれがインストールされる段階で、該インストールされたアプリケーションプログラムに対応して、前記アプリケーションプログラムが定める前記複数種類の処理それぞれを前記複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付け、
    前記処理特定手段は、前記オペレーティング手段により1以上の前記操作識別情報が出力されることに応じて、前記出力された1以上の操作識別情報で特定される1以上の操作の組と、前記関連付手段によって、前記制御手段が実行する前記アプリケーションプログラムに対応して、関連付けられた処理を特定し、
    前記操作通知手段は、前記特定された処理の処理識別情報を、前記制御手段が実行する前記アプリケーションプログラムに対応する前記アプリケーション手段に出力する、請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記操作受付手段は、複数の接点スイッチを含み、
    前記オペレーティング手段は、前記複数の接点スイッチの1以上の接続が検出されることに応じて、前記複数種類の操作のうちから前記接続が検出された1以上の接点スイッチそれぞれに対応する操作識別情報を出力する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記操作受付手段は、画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段の表示面の操作ユーザーによって指示された位置を検出する位置検出手段と、を含み、
    前記オペレーティング手段は、前記位置検出手段により検出された前記表示面の位置を操作識別情報として出力し、
    前記制御手段は、ボタンの画像を前記オペレーティング手段を介して前記表示手段に表示するボタン表示制御手段と、
    前記オペレーティング手段が出力する操作識別情報が示す前記表示面の位置が前記表示手段により表示されたボタンの画像内の場合、当該ボタンに対応する操作を特定する操作特定手段と、をさらに含む、請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段を備えた画像処理装置を制御するコンピュータで実行される操作標準化方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記操作受付手段により前記指示操作が受け付けられることに応じて、前記指示操作を識別するための操作識別情報を出力するオペレーティング手段と、
    アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報のいずれか1つが入力されることに応じて、前記複数種類の処理のうち前記入力された処理識別情報に対応する種類の処理を実行するアプリケーション手段と、を備え、
    前記アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、前記アプリケーションプログラムに対応して、前記アプリケーションプログラムが定める前記複数種類の処理それぞれを前記複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付ける関連付ステップと、
    前記オペレーティング手段により1以上の前記操作識別情報が出力されることに応じて、前記出力された1以上の操作識別情報で特定される1以上の操作の組と、前記関連付けるステップにおいて前記複数種類の処理のうちから前記アプリケーションプログラムに対応して関連付けられた処理を特定する処理特定ステップと、
    前記特定された処理の処理識別情報を前記アプリケーション手段に出力する操作通知ステップと、を前記コンピュータに実行させる操作標準化方法。
  8. 複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段を備えた画像処理装置を制御するコンピュータで実行される操作標準化プログラムであって、
    前記コンピュータは、
    前記操作受付手段により前記指示操作が受け付けられることに応じて、前記指示操作を識別するための操作識別情報を出力するオペレーティング手段と、
    アプリケーションプログラムにより定められる複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報のいずれか1つが入力されることに応じて、前記複数種類の処理のうち前記入力された処理識別情報に対応する種類の処理を実行するアプリケーション手段と、を備え、
    前記アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、前記アプリケーションプログラムに対応して、前記アプリケーションプログラムが定める前記複数種類の処理それぞれを前記複数種類の操作のうち1以上の操作の組と関連付ける関連付ステップと、
    前記オペレーティング手段により1以上の前記操作識別情報が出力されることに応じて、前記出力された1以上の操作識別情報で特定される1以上の操作の組と、前記関連付けるステップにおいて前記複数種類の処理のうちから前記アプリケーションプログラムに対応して関連付けられた処理を特定する処理特定ステップと、
    前記特定された処理の処理識別情報を前記アプリケーション手段に出力する操作通知ステップと、を前記コンピュータに実行させる操作標準化プログラム。

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