JP2013161266A - 呼処理情報の冗長化制御システムおよびこれに利用する予備保守サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】 現用サーバが故障した際に、短時間で、容易且つ確実に予備用サーバへの切り替え処理を実行することが可能な呼処理情報の冗長化制御システムおよびこれに利用する予備保守サーバを提供する。
【解決手段】 IPアドレスが付与され、IPネットワークを介して電話サービスを提供するための情報を保持する現用呼処理サーバ20Aと、前記IPアドレスが付与された予備呼処理サーバ20Bと、バックアップデータ取得要求を取得すると現用呼処理サーバ20Aから電話サービスを提供するための最新の情報を取得する現用保守サーバ21Aと、予め設定された所定時間周期で現用保守サーバ21Aにバックアップデータ取得要求を送信することにより現用保守サーバ21Aからバックアップデータを取得し、予備呼処理サーバ20Bに転送して同期処理を行う予備保守サーバ21Bとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、冗長化されネットワークで接続された呼処理サーバ間で、故障発生時に切り替えて呼制御処理を行うための呼処理情報の冗長化制御システムおよびこれに利用する予備保守サーバに関する。
従来、次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)等において大規模の広域災害により電話サービス等を提供する複数サーバで障害が発生した際の救済措置として、予備呼処理サーバを設置し、障害時に現用呼処理サーバから切り替える方式が一般的に使われている。良く使われる切り替え方式は、各現用局で運用される複数台の現用呼処理サーバに対し、1台の予備呼処理サーバを設置する「現用呼処理サーバ:予備呼処理サーバ=N:1」の構成を利用した方式である。
図5は、上記の方式を用いて「現用呼処理サーバ:予備呼処理サーバ=2:1」で接続されたネットワークシステム100の構成例である。図5に示すネットワークシステム100は、電話端末等のユーザ端末を管理する終端装置10a、10b、10c、および10dと、第1現用呼処理サーバ20aと、第2現用呼処理サーバ20bと、予備呼処理サーバ20cと、転送系装置31とが、転送系ネットワーク30で接続され、さらに、第1現用呼処理サーバ20aを保守する第1現用保守サーバ21aと、第2現用呼処理サーバ20bを保守する第2現用保守サーバ22bと、予備呼処理サーバ20cを保守する予備保守サーバとに、サーバ管理装置40が接続されている。
そして終端装置10aにはユーザ端末を管理することが設定され、第1現用呼処理サーバ20aには終端装置10a、10bを管理することが設定され、現用呼処理サーバ20bには終端装置10c、10dを管理することが設定されている。
現用呼処理サーバ20a、20bには、管理対象の終端装置10a〜10dに対応するユーザ端末の利用者に関するデータである加入者データや加入者が設定した転送サービス情報等の運用データなどが保持され管理されている。現用呼処理サーバ20a、20bはこれらの運用データを2重化して管理しており、それぞれ通常時に利用される現用系(ACT系)の0系記憶部210a、210bと、0系記憶部に異常が発生したときに利用される予備用系(SBY系)の1系記憶部220a、220bとを有する。
終端装置10a、終端装置10b、終端装置10c、および終端装置10dにはそれぞれ、呼制御信号プレーンのIPアドレス[11]、[12]、[21]、[22]が付与されており、現用呼処理サーバ20a、および20bにはそれぞれ、予備制御プレーンのIPアドレス[10]、[20]が付与されている。
現用呼処理サーバ20a、20bは、サービスを提供するために必要なデータ(現用呼処理サーバ20a、20bが0系記憶部210a、210b、または1系記憶部220a、220bで管理している加入者データ、運用データ等)を、一定周期Tでサーバ管理装置40内の共用データ記憶部410にバックアップデータとして書き込む。
この時、共用データ記憶部410に転送系ネットワーク30内全ての現用呼処理サーバのデータを書き込むことはメモリ容量上困難なので、終端装置10a〜10dで保持しているデータ(例えば、サービス利用中のユーザ端末からの呼に対して払い出したIPアドレスデータ)は共用データ記憶部410には書き込まず、必要最小限のデータのみ書き込む。
このような状況で、広域災害により例えば第1現用呼処理サーバ20aが故障すると、(1)サーバ管理装置40のデータ送信制御部420が、故障した現用呼処理サーバ20のバックアップデータを共用データ記憶部410から取得して予備呼処理サーバ20cに転送し、(2)故障した第1現用呼処理サーバ20aが管理している終端装置10a、10bで保持しているデータ(例えば、サービス利用中のユーザ端末からの呼に払い出したIPアドレスデータ)及び終端装置10a、10bのIPアドレス等の構成データを、終端装置10a、10bから予備呼処理サーバ20cへ転送して再生し、(3)サーバ管理装置40が、予備呼処理サーバ20cのIPアドレスとして故障した第1現用呼処理サーバ20aのIPアドレス[10]を付与し、(4)予備呼処理サーバ20cが、(1)および(2)の処理で転送されたデータを使って予備呼処理サーバ20c内の設定を再構築して再起動し、(5)転送系装置31が、現用呼処理サーバ20aへのルーチングを予備呼処理サーバ20cへ変更し、(6)予備呼処理サーバ20cが、故障した第1現用呼処理サーバ20aの代替サーバとして周期T分前の状態から処理を再開することで復旧する。復旧処理が終了すると、ユーザ端末からの通信は終端装置10aを経由して、転送系装置31により予備呼処理サーバ20cへルーチングされる。
特開2004−32103号公報
しかし、このネットワークシステム100によるサーバ切り替え方式では、予備呼処理サーバ20cがどちらの現用呼処理サーバの代替になるかは故障が発生するまで確定していないため、以下の問題がある。
共通データ記憶部410は転送系ネットワーク30内全ての現用呼処理サーバ20a、20bのバックアップデータを保持するにはメモリ容量の制約があるため、終端装置10a〜10dで保持しているデータ(例えば、サービス利用中のユーザ端末からの呼に対して払い出したIPアドレスデータ)についてはバックアップを取らず、予備呼処理サーバ20cで復旧処理を実行する際に終端装置10a〜10dに関する構成データの設定変更および再起動、予備呼処理サーバ20cのデータ再構築を行うため、上記(1)〜(6)のすべての処理が必要であり復旧処理に多くの時間、例えば8時間程度を要する。
今後、非音声系需要の拡大、従来の音声電話サービスのNGNへの移行によるトラヒック需要拡大、及び収容ユーザ数の増大を考慮すると、社会的・経済的影響を最小化するため、サーバの復旧時間の短縮は重要な課題である。
障害時のサーバ切り替え方法に関しては、例えば特許文献1に記載されているが、この特許文献1に記載の技術では、大容量のオンラインサービスを対象とした、大規模収容サーバを対象として検討されていない。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、現用サーバが故障した際に、短時間で、容易且つ確実に予備用サーバへの切り替え処理を実行することが可能な呼処理情報の冗長化制御システムおよびこれに利用する予備保守サーバを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための本発明の呼処理情報の冗長化制御システムは、IPアドレスが付与され、IPネットワークを介して電話サービスを提供するための情報を保持する現用呼処理サーバと、前記IPアドレスが付与された予備呼処理サーバと、前記現用呼処理サーバに接続され、バックアップデータ取得要求を取得すると前記現用呼処理サーバから前記電話サービスを提供するための最新の情報を取得する現用保守サーバと、前記予備呼処理サーバに接続されるとともに前記現用保守サーバに接続され、予め設定された所定時間周期で前記現用保守サーバにバックアップデータ取得要求を送信することにより前記現用保守サーバからバックアップデータを取得し、前記予備呼処理サーバに転送して同期処理を行う予備保守サーバとを備えることを特徴とする。
また本発明の予備保守サーバは、IPネットワークを介して電話サービスを提供するための情報を保持する現用呼処理サーバと同一のIPアドレスが付与された予備呼処理サーバに接続されるとともに、バックアップデータ取得要求を取得すると前記現用呼処理サーバから前記電話サービスを提供するための最新の情報を取得する現用保守サーバに接続された予備保守サーバにおいて、予め設定された所定時間周期で前記現用保守サーバにバックアップデータ取得要求を送信することにより前記現用保守サーバから前記バックアップデータを取得し、前記予備呼処理サーバに転送して同期処理を行うことを特徴とする。
本発明の呼処理情報の冗長化制御システムおよびこれに利用する予備保守サーバによれば、現用サーバが故障した際に、短時間で、容易且つ確実に予備用サーバへの切り替え処理を実行することができる。
本発明の第1実施形態による呼処理情報の冗長化制御システムとして構築されたネットワークシステムの構成を示す全体図である。 本発明の第1実施形態によるネットワークシステムで実行される同期処理の動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態による呼処理情報の冗長化制御システムとして構築されたネットワークシステムの構成を示す全体図である。 本発明の第2実施形態による呼処理情報の冗長化制御システムにおいて、(a)は、複数のクラスタの同期処理が時分割して実行される場合を示す説明図であり、(b)は、予め予備保守サーバに保持された周期時間ごとの転送処理のタイムアウト値および起動タイミング差分情報である。 従来のネットワークシステムの構成を示す全体図である。
《第1実施形態》
〈第1実施形態による冗長化制御システムとしてのネットワークシステムの構成〉
本発明の第1実施形態による呼処理情報の冗長化制御システムとして構築されたネットワークシステムの構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態によるネットワークシステム1は、電話端末等のユーザ端末(図示せず)を管理する終端装置10A、10B、および10Cと、電話サービス等を提供する処理を行う現用呼処理サーバ20Aと、これに対応した予備呼処理サーバ20Bとが転送系ネットワーク30で接続され、さらに現用呼処理サーバ20Aに接続された現用保守サーバ21Aと、予備呼処理サーバ20Bに接続された予備保守サーバ21Bとが1対1で対応して接続されて構成されている。この現用呼処理サーバ20Aおよび予備呼処理サーバ20Bには、同一のIPアドレス[10]が付与され、予備呼処理サーバ20Bは常時立ち上げられた状態になっている。
また、終端装置10A、10B、10Cにはそれぞれ、IPアドレス[11]、[12]、[13]が付与されている。
そして現用呼処理サーバ20Aは、通常時に利用される現用系(ACT系)の0系記憶部210Aと、0系記憶部に異常が発生したときに利用される予備用系(SBY系)の1系記憶部220Aとを有することによりクラスタが構築され、現用保守サーバ21Aに接続されている。これら0系記憶部210Aおよび1系記憶部220Aにはそれぞれ、管理対象である終端装置10A、10B、10CのIPアドレス[11]、[12]、[13]が保持されている。
また現用呼処理サーバ20Aの0系記憶部210Aおよび1系記憶部220Aにはさらに、管理対象である終端装置10A〜10Cで管理されるユーザ端末の利用者に関するデータである加入者データや加入者が設定した転送サービス情報等の運用データなどが、電話サービスを提供するための情報として保持され管理されている。
また予備呼処理サーバ20Bも同様に、通常時に利用される現用系(ACT系)の0系記憶部210Bと、0系記憶部に異常が発生したときに利用される予備用系(SBY系)の1系記憶部220Bとを有することによりクラスタが構築され、予備保守サーバ21Bに接続されている。これら0系記憶部210Bおよび1系記憶部220Bにはそれぞれ、管理対象である終端装置10A、10B、10CのIPアドレス[11]、[12]、[13]が予め保持されている。
また予備呼処理サーバ20Bの0系記憶部210Bおよび1系記憶部220Bにもさらに、管理対象である終端装置10A〜10Cで管理されるユーザ端末の利用者に関するデータである加入者データや加入者が設定した転送サービス情報等の運用データなどが、電話サービスを提供するための情報として予め保持され管理されている。
また転送系ネットワークには転送系装置31が接続されており、この転送系装置31には、終端装置10A〜10Cのいずれかからサービスを利用するための呼接続が要求されると、通常時は現用呼処理サーバ20Aにアクセスさせることで予備呼処理サーバ20Bへは呼接続の要求が流入しないように設定され、現用呼処理サーバ20Aの故障時には予備呼処理サーバ20Bにアクセスさせるようにルーチングが設定されている。このように設定されることにより、現用呼処理サーバ20Aで構築されるクラスタと、予備呼処理サーバ20Bで構築されるクラスタとが冗長化されている。
また現用呼処理サーバ20Aには現用保守サーバ21Aが接続され、現用保守サーバ21Aは、現用呼処理サーバ20Aの管理対象である終端装置10A、10B、10CのIPアドレス[11]、[12]、[13]の情報、および管理対象である終端装置10A〜10Cで管理されるユーザ端末の利用者に関するデータである加入者データや加入者が設定した転送サービス情報等の運用データに加え、さらに、終端装置10A〜10Cで保持しているデータ、例えばサービス利用中のユーザ端末からの呼に対して払い出したIPアドレスデータについても現用呼処理サーバ20Aから取得し、保持している。
また現用保守サーバ21Aに接続されるとともに予備呼処理サーバ20Bに接続された予備保守サーバ21Bが設置され、予備保守サーバ21Bは、予め設定された周期時間で現用保守サーバ21Aに現用呼処理サーバ20Aの情報のバックアップファイルを要求して取得し、呼処理が予備呼処理サーバ20Bに切り替えられたときにサービス提供に利用させるために予備呼処理サーバ20Bに記憶させることで同期処理を行う。
〈第1実施形態による冗長化制御システムとしてのネットワークシステムの動作〉
このように構成されたネットワークシステム1において、現用呼処理サーバ20Aが正常に稼働しているときには、ユーザ端末から加入しているサービスの利用が要求されると、当該ユーザ端末を管理している終端装置、例えば終端装置10Aへルーチングされ、さらに転送系装置31により、転送系ネットワーク30を介して終端装置10Aに対応付けられた現用呼処理サーバ20Aにアクセスが実行され、当該ユーザ端末を利用する加入者が加入しているサービスの提供が行われる。
またネットワークシステム1では、このように実行される呼処理と並行して、現用呼処理サーバ20Aで保持されている情報と予備呼処理サーバ20Bで保持されている情報との同期処理が、予め設定された所定周期Tで実行される。
現用呼処理サーバ20Aで保持されている情報と予備呼処理サーバ20Bで保持されている情報との同期処理について、図2のシーケンス図を参照して説明する。
現用呼処理サーバ20Aで保持されている情報と予備呼処理サーバ20Bで保持されている情報との同期処理が行われるにあたり、現用保守サーバ21Aと予備呼処理サーバ20Bとには前回の同期処理で保持されたバックアップファイルが保持されている(S1およびS2)。
そして、予備呼処理サーバ20Bでは、予め設定された周期時間T(例えば2時間)ごとに同期処理が起動される(S3)とともに、周期時間Tに基づいてバックアップファイルの転送処理のタイムアウト値が算出され、設定される(S4)。
次に、予備呼処理サーバ20Bから現用保守サーバ21Aに対し、バックアップファイル(今回分)の収集指示が送信される(S5)。バックアップファイル収集指示が受信された現用保守サーバ21Aでは、保持している前回分のバックアップファイルが削除され(S6)、現用呼処理サーバ20Aに対しバックアップファイル(今回分)の取得要求が送信される(S7)。
バックアップファイル取得要求が受信された現用呼処理サーバ20Aでは、この要求に対応し、最新の保持情報に基づいて今回分のバックアップファイル(今回分)が生成され現用保守サーバ21Aに転送される(S8)。ここで送信されるバックアップファイルには、現用呼処理サーバ20Aの管理対象である終端装置10A、10B、10CのIPアドレス[11]、[12]、[13]の情報、および管理対象である終端装置10A〜10Cで管理されるユーザ端末の利用者に関するデータである加入者データや加入者が設定した転送サービス情報等の運用データに加え、さらに、終端装置10A〜10Cで保持しているデータ、例えばサービス利用中のユーザ端末からの呼に対して払い出したIPアドレスデータも含まれるが、現用呼処理サーバ20Aで実行中のサービス提供処理に影響を与えないように転送対象データが加入者に対するデータに限定される。これにより、転送時間が短縮される。現用保守サーバ21Aでは、受信された最新のバックアップファイル(今回分)が圧縮され、保持される(S9)。
現用呼処理サーバ20Aはさらに、バックアップファイル(今回分)の転送処理に関する転送結果情報を現用保守サーバ21Aに送信し(S10)、現用保守サーバ21Aでは、この転送結果情報に基づいて転送処理が適正に行われたか否かの転送結果判断を行い、適正に転送処理が行われていないと判断したときには現用保守サーバ21Aの内部コマンドが再実行されてリトライ処理が実行される(S11)。
次に、ステップS5で予備保守サーバ21Bから取得されたバックアップファイル収集要求に対応して、現用保守サーバ21Aにより、取得されたバックアップファイル(今回分)が予備保守サーバ21Bに転送される(S12)。
予備保守サーバ21Bでは、転送処理が適正に行われたか否かの転送結果判断を行い、適正に転送処理が行われていないと判断したときには現用保守サーバ21Aの内部コマンドが再実行されてリトライ処理が実行される(S13)。この転送処理およびリトライ処理は、ステップS4で設定されたタイムアウト値で示される時間内で実行される。
予備保守サーバ21Bにおいて適正に転送処理が行われると、予備保守サーバ21Bから予備呼処理サーバ20Bに前回分のバックアップファイルの削除指示が送信される(S14)。予備呼処理サーバ20Bでは、取得された指示に基づいて前回分のバックアップファイルが削除される(S15)。
次に、予備保守サーバ21BにおいてステップS12で取得された今回分のバックアップファイルが予備呼処理サーバ20Bに転送される(S16)。予備呼処理サーバ20Bでは、取得された今回分の圧縮されたバックアップファイルが展開される(S17)。
予備呼処理サーバ20Bに今回分のバックアップファイルが展開されると、このファイルの転送処理に関する転送結果情報が予備呼処理サーバ20Bから予備保守サーバ21Bに送信される(S18)。
予備保守サーバ21Bでは、転送処理が適正に行われたか否かの転送結果判断を行い、適正に転送処理が行われていないと判断したときには予備保守サーバ21Bの内部コマンドの必要な箇所から再実行されてリトライ処理が実行される(S19)。
予備保守サーバ21Bにおいて、転送処理が適正に行われたと判断されると、再度予備呼処理サーバ20Bに対し、前回分のバックアップファイルの削除指示が送信される(S20)。この処理はステップS14の処理と重複する処理であるが、ステップS15において削除処理に失敗する可能性があることを考慮し、再実行するものである。
予備呼処理サーバ20Bでは、転送され展開されたバックアップファイル(今回分)が、所定の0系記憶部210Bおよび1系記憶部220Bに配置され同期処理が終了する(S21)。
以上説明した、現用保守サーバ21Aで保持される情報と予備呼処理サーバ20Bで保持される情報との同期処理が、予め設定された周期時間Tで実行される。
そして、現用呼処理サーバ20Aが故障すると、終端装置10A〜10Cからサービスを利用するための呼接続が要求されたときに予備呼処理サーバ20Bにアクセスさせるように、転送系装置31のルーチング設定が切り替えられる。
これにより、ユーザ端末から終端装置10A〜10Cのいずれかへルーチングされ、さらに転送系ネットワーク30を介して予備呼処理サーバ20Bにアクセスが実行される。
予備呼処理サーバ20Bでは、ステップS17で展開された最新のバックアップファイルが利用され、ユーザ端末を利用する加入者が加入しているサービスの提供が行われる。
以上の本実施形態によれば、現用呼処理サーバと予備呼処理サーバとは1対1で構成され、予備呼処理サーバには予め現用保守サーバと同一のIPアドレスが付与され常時立ち上げられた状態になっており、管理対象である終端装置のIPアドレスが予め保持されるとともに、管理対象である終端装置で管理されるユーザ端末の利用者に関するデータである加入者データや加入者が設定した転送サービス情報等の運用データを保持しているため、現用呼処理サーバから予備呼処理サーバへの切り替え時に都度予備呼処理サーバを起動してIPアドレスを付与し直す処理を実行する必要がなく、切り替え時間を短縮することができる。
また現用呼処理サーバと予備呼処理サーバとを1対1で構成することにより、メモリ容量の制約を考慮する必要がなく、終端装置で保持しているデータ(例えば、サービス利用中のユーザ端末からの呼に払い出したIPアドレスデータ)も同期処理により予備呼処理サーバで展開して保持しておくことが可能であり、さらに切り替え時間を短縮することができる。
また現用呼処理サーバと予備呼処理サーバとを1対1で構成することにより、同期処理の際の転送周期を短く設定することが可能であり、予備呼処理サーバ20Bに保持される情報の精度を高くすることができ、切り替え処理をより確実に実行することができる。
また予備呼処理サーバの主導により、現用保守サーバ経由で現用呼処理サーバからのバックアップファイルの転送処理を行うため、現用呼処理サーバの負荷を低減させることができる。
また、現用呼処理サーバおよび予備呼処理サーバはそれぞれ0系(ACT系)記憶部と1系(SBY系)記憶部とで二重化されているため、さらに信頼性を向上させることができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態による冗長化制御システムとしてのネットワークシステムの構成〉
本発明の第2実施形態による呼処理情報の冗長化制御システムとしてのネットワークシステムの構成について、図3を参照して説明する。
本実施形態によるネットワークシステム2は、現用保守サーバ21Aに6台の現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6が並列で接続され、これらの現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6にそれぞれ対応する同数の6台の予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6が予備保守サーバ21Bに接続され、現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6および予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6が転送系ネットワーク30に接続されている他は、第1実施形態によるネットワークシステム1の構成と同様であるため、同一機能を有する装置に関する詳細な説明は省略する。
本実施形態において、現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6と、対応する予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6とは、それぞれ同一のIPアドレス[10]、[20]、[30]・・・[60]が付与され、予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6は常に立ち上げられた状態になっている。
そして現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6はそれぞれ、通常時に利用される現用系(ACT系)の0系記憶部210A−1〜210A−6と、0系記憶部に異常が発生したときに利用される予備用系(SBY系)の1系記憶部220A−1〜220A−6とを有することにより、6個のクラスタ(第1クラスタ〜第6クラスタ)が構築され、現用保守サーバ21Aに並列で接続されている。これら0系記憶部210A−1〜210A−6および1系記憶部220A−1〜220A−6にはそれぞれ、管理対象である終端装置10A、10B、10CのIPアドレス[11]、[12]、[13]や、転送系ネットワーク30に接続された図示しない他の終端装置のIPアドレスが予め保持されている。
また予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6も同様に、通常時に利用される現用系(ACT系)の0系記憶部210B−1〜210B−6と、0系記憶部に異常が発生したときに利用される予備用系(SBY系)の1系記憶部220B−1〜220B−6とを有することにより6個のクラスタが構築され、予備保守サーバ21Bに接続されている。これら0系記憶部210B−1〜210B−6および1系記憶部220B−1〜220B−6にはそれぞれ、管理対象である終端装置10A、10B、10CのIPアドレス[11]、[12]、[13]、および転送系ネットワーク30に接続された図示しない他の終端装置のIPアドレスが予め保持されている。
また予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6の0系記憶部210B−1〜210B−6および1系記憶部220B−1〜220B−6にもさらに、管理対象である終端装置10A〜10C等で管理されるユーザ端末の利用者に関するデータである加入者データや加入者が設定した転送サービス情報等の運用データなどが、電話サービスを提供するための情報として予め保持され管理されている。
また転送系ネットワークには転送系装置31が接続されており、この転送系装置31には、終端装置10A〜10C等のいずれかからサービスを利用するための呼接続が要求されると、通常時は現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6にアクセスさせることで予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6へは呼接続の要求が流入しないように設定され、現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6の故障時には予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6にアクセスさせるようにルーチングが設定されている。
また現用保守サーバ21Aは、現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6の管理対象である終端装置10A、10B、10C等のIPアドレス[11]、[12]、[13]等の情報、および管理対象である終端装置10A〜10C等で管理されるユーザ端末の利用者に関するデータである加入者データや加入者が設定した転送サービス情報等の運用データに加え、さらに、終端装置10A〜10C等で保持しているデータ、例えばサービス利用中のユーザ端末からの呼に対して払い出したIPアドレスデータについても現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6から取得し、保持している。
また現用保守サーバ21Aに接続されるとともに予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6に接続された予備保守サーバ21Bが設置され、予備保守サーバ21Bは、クラスタごとに予め設定された周期時間Tで現用保守サーバ21Aに各現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6の情報のバックアップファイルを要求して取得し、呼処理が予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6のいずれかに切り替えられたときにサービス提供に利用させるために予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6に記憶させることで同期処理を行う。
〈第2実施形態による冗長化制御システムとしてのネットワークシステムの動作〉
このように構成されたネットワークシステム2において、現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6が正常に稼働しているときには、ユーザ端末から加入しているサービスの利用が要求されると、当該ユーザ端末を管理している終端装置、例えば終端装置10Aへルーチングされ、さらに転送系装置31により、転送系ネットワーク30を介して終端装置10Aに対応付けられた現用呼処理サーバ20Aにアクセスが実行され、当該ユーザ端末を利用する加入者が加入しているサービスの提供が行われる。
またネットワークシステム2では、このように実行される呼処理と並行して、現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6で保持されている情報と予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6で保持されている情報との同期処理が、クラスタごとに所定周期Tで実行される。
現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6で保持されている情報と予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6で保持されている情報との同期処理について、図4を参照して説明する。
現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6で保持されている情報と予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6で保持されている情報との同期処理は、図4(a)に示すようにクラスタごとの転送時間が重ならないようにタイミングをずらして時分割されて起動され、並列して実行される。予備保守サーバ21Bには、各周期時間毎の転送処理のタイムアウト値および、クラスタごとに同期処理をずらすための差分時間を示す起動タイミング差分情報が予め保持されている。
図4(a)は周期時間が「2時間」である場合の、各クラスタの同期処理の実行時間を示すものであり、(A) 予備保守サーバ21Bにおいて同期処理を起動する際のクラスタ間の競合チェック(図2のステップS5に相当;60秒)、(B) 情報収集指示が取得された際に現用保守サーバ21Aで実行されるバックアップファイル生成処理(図2のステップS7〜S11に相当;2740秒)、(C) 現用保守サーバ21Aから予備保守サーバ21Bへのバックアップファイルの転送処理(図2のステップS12に相当;479秒)、(D) バックアップファイル転送のリトライ処理(図2のステップS13に相当;479秒)、(E) バックアップファイルが取得された際に予備保守サーバ21Bで実行される、予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6へのバックアップファイルの展開処理(図2のステップS14〜S20に相当;210秒)、(F) 各予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6におけるバックアップファイルの所定場所への配置処理(図2のステップS21に相当;120秒)、(G) バックアップファイル配置のリトライ処理(120秒)が時分割されずらして実行されることが示されている。(B) 情報収集指示が取得された際に現用保守サーバ21Aで実行されるバックアップファイル生成処理(2740秒)には、現用保守サーバ21Aにおいて同期処理を実行する際のクラスタ間の競合チェック(60秒)、現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6において保守情報をバックアップファイルへ変換して現用保守サーバ21Aに転送する処理(690秒)、現用保守サーバ21Aにおいて、転送されたバックアップファイルを圧縮する処理(600秒)、現用保守サーバ21Aにおける処理マージン(20秒)、現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6から現用保守サーバ21Aへのバックアップファイルの転送、変換、圧縮処理が適正に実行できなかったときのリトライ処理(1370秒)が含まれる。また、(E) バックアップファイルが取得された際に予備保守サーバ21Bで実行される、予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6へのバックアップファイルの展開処理には、現用保守サーバ21Aにおける前回分のバックアップファイルの削除処理(10秒)、予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6における前回分のバックアップファイルの削除(10秒)、予備保守サーバ21Bから予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6へのバックアップファイル(今回分)の転送処理(20秒;10秒×2(リトライ))、予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6において、転送された圧縮バックアップファイル(今回分)を展開する処理(75秒)、バックアップファイル(今回分)の展開処理が適正に実行できなかったときのリトライ処理(75秒)、予備呼処理サーバ20B−1〜20B−6における、圧縮バックアップファイル(今回分)の削除処理(10秒)が含まれる。
本実施形態のように、現用保守サーバ21Aおよび予備保守サーバ21Bが複数のクラスタの同期処理を管理する場合、予備保守サーバ21Bに予め保持される転送時間のタイムアウト値と、クラスタごとに同期処理をずらすための起動タイミング差分情報とは同値に設定され、下記式(1)により周期時間内に確実にすべてのクラスタの同期処理が完了するようにこれらの値が算出される。式(1)は、周期時間が「2時間(7200秒)」の場合を示した例である。
[数1]
転送時間のタイムアウト値(x)={(7200秒(周期時間)−600秒(終了マージン)−クラスタ単位起動タイミング差分(x)−3250秒(上記の(C)、(D)の転送処理以外の処理(A)、(B)、(E)、(F)、および(G)の合計値))/2(リトライ数) (1)
上記式(1)により求められたx値が、転送時間のタイムアウト値および起動タイミング差分情報として予備保守サーバ21Bに設定され、周期時間が「2時間」の場合の同期処理に用いられる。
同様にして周期時間が「4時間」の場合、「6時間」の場合、「8時間」の場合、「12時間」の場合、および「24時間」の場合についてもそれぞれ転送時間のタイムアウト値および起動タイミング差分情報が算出され、予備保守サーバ21Bに設定されて同期処理に用いられる。
予備保守サーバ21Bに設定された、それぞれの周期時間の転送時間のタイムアウト値および起動タイミング差分情報の一例を、図4(b)に示す。図4(b)では、周期時間が「4時間」のときの転送時間のタイムアウト値および起動タイミング差分情報が1508秒(25分8秒)と算出され、周期時間が「6時間」のときの転送時間のタイムアウト値および起動タイミング差分情報が2536秒(42分16秒)と算出され、周期時間が「8時間」のときの転送時間のタイムアウト値および起動タイミング差分情報が3565秒(59分25秒)と算出され、周期時間が「12時間」のときの転送時間のタイムアウト値および起動タイミング差分情報が5622秒(93分42秒)と算出され、周期時間が「24時間」のときの転送時間のタイムアウト値および起動タイミング差分情報が11793秒(196分33秒)と算出されて予備保守サーバ21Bに設定された情報を示している。
本実施形態においては周期時間が「2時間」に設定され、予備保守サーバ21Bは図4(a)に示すように、各クラスタ(第1クラスタ〜第6クラスタ)に関し、「2時間」に対応する起動タイミング差分情報(x)「479秒」ずつずらして同期処理を起動させる。各クラスタに関する同期処理は、第1実施形態で説明した同期処理(図2のステップS5〜S21)と同様に実施される。
このとき、ステップS12およびS13では、設定されたタイムアウト値で示される時間内に転送処理およびリトライ処理が実行される。
また、ステップS16においてバックアップファイル(今回分)が予備呼処理サーバ20Bに送信される際は、当該バックアップファイルの取得元の現用呼処理サーバ20Aに対応する予備呼処理サーバ20Bに送信される。
そして、現用呼処理サーバ20A−1〜20A−6のいずれかが故障すると、終端装置10A〜10C等からサービスを利用するための呼接続が要求されたときに該当する予備呼処理サーバ20Bにアクセスさせるように転送系装置31のルーチング設定が切り替えられる。
これにより、ユーザ端末から終端装置10A〜10C等のいずれかへルーチングされ、さらに転送系ネットワーク30を介して該当する予備呼処理サーバ20Bにアクセスが実行される。
アクセスされた予備呼処理サーバ20Bでは、ステップS17で展開された最新のバックアップファイルが利用され、ユーザ端末を利用する加入者が加入しているサービスの提供が行われる。
以上の本実施形態によれば、クラスタで構築された複数の呼処理サーバを管理する場合にも、現用呼処理サーバと予備呼処理サーバを1対1で構成してこれらのサーバで保持する情報を時分割で同期処理を行うことにより、現用呼処理サーバから予備呼処理サーバへの切り替え時間を短縮することができるとともに、効率よく確実に情報を同期させることができる。現実には、複数(例えば6台)の現用呼処理サーバを1台の予備呼処理サーバで管理する場合には8時間程度切り替え処理に要していた時間が、本実施形態では2時間程度まで短縮することができる。
また同期処理を実行する際は、上述したように周期時間に対して転送処理のタイムアウト値および起動タイミング差分情報を可変とし、式(1)で算出されたタイムアウト値の時間内で転送処理およびリトライ処理を行い、また算出された起動タイミング差分情報に従って複数のクラスタの同期処理を時分割で行うことにより、設定された周期時間内に確実にすべてのクラスタの同期処理を、輻輳しないように行うことができる。
また上記実施形態においては、呼処理サーバの記憶部が0系と1系とで各々二重化され、さらに現用呼処理サーバと予備呼処理サーバとで二重化されているため、高精度の呼処理システムを構築することができる。
また上述した同期処理を、例えば毎日22:00を基準として第1クラスタから順に実行を開始し、また0:00〜5:59は同期処理の抑止時間とするように、デフォルトで設定することで、サーバの負荷を低減させさらに効率よく動作させるようにしてもよい。
また上記実施形態においては、予備保守サーバが主導して現用呼処理サーバに対して同期処理を実行するため、予備保守サーバでクラスタごとに過去の所定回数のバックアップファイルを保持するように管理することも可能である。このように予備保守サーバで複数世代のバックアップファイルを保持しておくことで、最新のバックアップファイルの転送処理が適正に実施されず失敗した場合にも、対応する現用呼処理サーバが故障した場合に稼動を可能とすることができ、さらに精度の高い呼処理システムを構築することができる。
また上記実施形態において、予備保守サーバから予備呼処理サーバへの情報の転送処理を手動で実施可能に構成することにより、転送処理に失敗した場合にも、対応する現用呼処理サーバが故障した場合に稼動を可能とすることができる。
1、2…ネットワークシステム
10A…終端装置
10A〜10C…終端装置
20A、20A−1〜20A−6…現用呼処理サーバ
20B、20B−1〜20B−6…予備呼処理サーバ
21A…現用保守サーバ
21B…予備保守サーバ
30…転送系ネットワーク
31…転送系装置

Claims (7)

  1. IPアドレスが付与され、IPネットワークを介して電話サービスを提供するための情報を保持する現用呼処理サーバと、
    前記IPアドレスが付与された予備呼処理サーバと、
    前記現用呼処理サーバに接続され、バックアップデータ取得要求を取得すると前記現用呼処理サーバから前記電話サービスを提供するための最新の情報を取得する現用保守サーバと、
    前記予備呼処理サーバに接続されるとともに前記現用保守サーバに接続され、予め設定された所定時間周期で前記現用保守サーバにバックアップデータ取得要求を送信することにより前記現用保守サーバからバックアップデータを取得し、前記予備呼処理サーバに転送して同期処理を行う予備保守サーバと、
    を備えることを特徴とする呼処理情報の冗長化制御システム。
  2. 前記現用保守サーバには複数の現用呼処理サーバが接続され、
    前記予備保守サーバには前記複数の現用呼処理サーバと同数の予備呼処理サーバが、前記複数の現用呼処理サーバにそれぞれ対応し並列して接続され、
    前記現用保守サーバは、前記バックアップデータ取得要求を取得すると、前記複数の現用呼処理サーバから前記電話サービスを提供するための最新の情報を並列して取得して前記予備保守サーバに転送し、
    前記予備保守サーバは、前記複数の現用呼処理サーバに関するバックアップデータ取得要求を、前記現用保守サーバに並列して送信することにより転送されたそれぞれのバックアップデータを取得し、対応する予備呼処理サーバに転送する
    ことを特徴とする請求項1に記載の呼処理情報の冗長化制御システム。
  3. 前記予備保守サーバは、周期ごとに算出されて設定された、前記現用保守サーバから前記予備保守サーバへの転送処理のタイムアウト値と、前記複数の現用呼処理サーバに関するバックアップデータ取得要求を時分割して送信するためのタイミング差分情報とを保持し、保持した情報のうち、前記設定された周期に対応するタイミング差分情報分ずらして前記複数の現用呼処理サーバに関するバックアップデータ取得要求をそれぞれ送信し、また前記設定された周期に対応するタイムアウト値で示される時間内に前記現用保守サーバから前記予備保守サーバへの転送処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の呼処理情報の冗長化制御システム。
  4. IPネットワークを介して電話サービスを提供するための情報を保持する現用呼処理サーバと同一のIPアドレスが付与された予備呼処理サーバに接続されるとともに、バックアップデータ取得要求を取得すると前記現用呼処理サーバから前記電話サービスを提供するための最新の情報を取得する現用保守サーバに接続された予備保守サーバにおいて、
    予め設定された所定時間周期で前記現用保守サーバにバックアップデータ取得要求を送信することにより前記現用保守サーバからバックアップデータを取得し、前記予備呼処理サーバに転送して同期処理を行う
    ことを特徴とする予備保守サーバ。
  5. 前記予備保守サーバには、前記現用保守サーバに接続された複数の現用呼処理サーバと同数の予備呼処理サーバが、前記複数の現用呼処理サーバにそれぞれ対応し並列して接続され、
    前記現用保守サーバは、前記バックアップデータ取得要求を取得すると、前記複数の現用呼処理サーバから前記電話サービスを提供するための最新の情報を並列して取得して前記予備保守サーバに転送し、
    前記予備保守サーバは、前記複数の現用呼処理サーバに関するバックアップデータ取得要求を、前記現用保守サーバに並列して送信することにより転送されたそれぞれのバックアップデータを取得し、対応する予備呼処理サーバに転送する
    ことを特徴とする請求項4に記載の予備保守サーバ。
  6. 周期ごとに算出されて設定された、前記現用保守サーバから前記予備保守サーバへの転送処理のタイムアウト値と、前記複数の現用呼処理サーバに関するバックアップデータ取得要求を時分割して送信するためのタイミング差分情報とを保持し、保持した情報のうち、前記設定された周期に対応するタイミング差分情報分ずらして前記複数の現用呼処理サーバに関するバックアップデータ取得要求をそれぞれ送信し、また前記設定された周期に対応するタイムアウト値で示される時間内に前記現用保守サーバから前記予備保守サーバへの転送処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の予備保守サーバ。
  7. 過去の所定回数の前記バックアップファイルを保持し、前記同期処理が適正に実施されず、前記現用保守サーバが故障したときには、過去のバックアップファイルを用いて電話サービスを実行する
    ことを特徴とする請求項4〜6いずれか1項に記載の予備保守サーバ。
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