JP2013160184A - ギアエンジン - Google Patents

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ハッサン アーメッド アルマンソー ファリー
Nather Mahmud Kasrow Naktel
ナザー マームッド カスロウ ナクテル
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Abstract

【課題】より高い信頼性を有して、異なる要件に柔軟に適合可能である駆動チェーンを提供する。
【解決手段】駆動チェーン1は1つ以上の第1のシリンダ12を有する内燃エンジン10であって、1つ以上の第1のシリンダ12の各々は、個々の第1のシリンダ12内に摺動可能に配置された第1のピストン14を受け、この第1のピストン14は第1の連結ロッド16に旋回可能に連結される、内燃エンジン10と、出力シャフト18と、互いに平行して配置された対の第1の回転可能な駆動歯車20と、互いに平行して配置され、かつ出力シャフト18上に配置された対の第1の回転可能な被駆動歯車22であって、第1の被駆動歯車22の第1のものは、第1の駆動歯車20の第1のものによって駆動可能であり、第1の被駆動歯車22の他方のものは、第1の駆動歯車20の他方のものによって駆動可能ある、対の第1の回転可能な被駆動歯車22と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼機関(エンジン)を有する駆動チェーンに関し、より詳細には、自動車のための燃焼エンジンを有する駆動チェーンに関する。
駆動チェーンは、例えば、自動車の技術分野において公知である。例えば、自動車の技術分野において公知である駆動チェーンは、複数のシリンダを有する燃焼エンジンを備え、ここでそれらのシリンダの各々において、ピストンロッドを有するピストンが摺動可能に構成されている。ピストンロッドの各々は連結ロッドに回転可能に連結されており、これらの連結ロッドはクランクシャフトに枢動可能に係合する。
空気および燃料をピストンのチャンバに挿入でき、燃料/空気の混合物の爆発が生じて、ピストンを軸方向に動かすことができ、これによりピストンは、ピストンロッドを手段としてクランクシャフトを回転するように動かす。
さらに、この駆動チェーンには、2つのシャフト間でギア比を変化することができるギアボックスが備わっていてよい。このようなギアボックスは、第1の車シャフトに配置された複数の歯車と、第2のシャフトに配置された複数の歯車とを含んでよく、ここで第1のシャフトの歯車の各々は、互いに係合するか、または係合し得る対の歯車となるように、第2のシャフトの個々の歯車に割り付けられる。各対の歯車(ギアホイール)のうちの歯車の少なくとも1つは、個々のシャフトに脱離可能に連結される。すなわち、同じ対の歯車のうちの歯車のもう1つは、他のシャフトに固定され得る。
それゆえ、歯車の1つの対は、これらの歯車が駆動連結にある状態、およびこれらの歯車の両方が第1または第2のシャフトに耐トルク性(トルクプルーフ)で連結される状態に切り替えることができ、こうして第1のシャフトは歯車の個々の対を介して第2のシャフトを駆動することができる。この状態において、歯車の残りの対は、個々の歯車が駆動連結にない状態、および/または対の歯車のうちの個々の歯車の少なくとも1つが個々のシャフトに対して耐トルク性で連結されていない状態に切り替えることができ、こうして第2のシャフトは、歯車のこれらの残りの対を介して第1のシャフトによって駆動されることができない。
歯車の1つの対の個々のギア間の駆動連結を解くことによって、および/または、これらの歯車の少なくとも1つと個々のシャフトとの間の耐トルク性連結を解くことによって、個々のギアは解放されることができ、歯車のこの別の対の歯車が駆動連結にある状態、およびこれらの歯車の両方が第1または第2のシャフト各々に対して耐トルク性で連結される状態において、別の対の歯車を切り替えることによって別のギアが係合されることができ、こうして第1のシャフトは歯車の個々の別の対を介して第2のシャフトを駆動することができる。
この方法により、ギアボックスのギアは、第1のシャフトと第2のシャフトとの間の速度比を変更するように何度も変更可能である。
上述の設計の従来の設計において、ピストンまたはピストンシャフトは連結シャフトを介してクランクシャフトに直接に連結され、こうしてピストンまたはピストンのストロークの往復のサイクル、すなわち一回の往復運動が、必然的に、各々、クランクシャフトを360度で一回ターンさせる。
ピストンストロークの長さが増加すると、少なくともピストン速度がこれらの変化において同じに保たれている場合、クランクシャフトの回転速度が低下する。
複数のフェーズ(phase)を用いることによってクランクシャフトを走らせることは、非常に複雑なクランクシャフトを必要とし、製造コストが上昇し、クランクシャフトの安定性が低下する。
加えて、公知の設計では異なる要件に対して容易に適合することができない。
それゆえ、本発明の目的は、より高い信頼性を有して、異なる要件に柔軟に適合可能である駆動チェーンを提供することである。
本発明によれば、請求項1に記載の駆動チェーンが提供される。従属の請求項は、このような駆動チェーンの一部の例を規定する。
本発明のさらなる態様によれば、駆動チェーンは、1つ以上の第1のシリンダを有する内燃エンジンを備える。上記1つ以上の第1のシリンダの各々は、各々の第1のシリンダ内に摺動可能に配置された各々の第1のピストンを受ける。上記第1のシリンダおよび第1のピストンは燃焼チャンバを規定する。上記第1のピストンは第1の連結ロッドに旋回可能に連結される。上記駆動チェーンはさらに、出力シャフトと、互いに平行して配置された対の第1の回転可能な駆動歯車と、互いに平行して配置され、かつ上記出力シャフト上に配置された対の第1の回転可能な被駆動歯車とを備える。これらの被駆動歯車は、上記出力シャフトに対して耐トルク性であってよく、あるいは、これらの被駆動歯車は、そのような耐トルク性の状態が達成および解され得るように構成されてよい。上記第1の被駆動歯車の第1のものは、上記第1の駆動歯車の第1のものによって駆動可能であり、上記第1の被駆動歯車の他方のものは、上記第1の駆動歯車の他方のものによって駆動可能である。各々の歯車は、永久的に係合された状態であってもよく、または、係合状態と脱離状態との間で切り替え可能であってもよい。上記第1の連結ロッドは、これらの第1の駆動歯車を駆動するように、個々の第1の駆動歯車の各々の偏心位置において、対の第1の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結され、その偏心位置は、第1の駆動歯車の回転軸に対して偏心している。出願人は、独立の請求項において上記さらなる態様を請求する権利を留保し、本出願において提示された全ての例は上記さらなる態様の例であってよいことに留意される必要がある。
ピストンには、ピストンロッドが備わっていてよく、連結シャフトはこのピストンロッドにリンクされていてもよい。
被駆動歯車は、駆動歯車と直接に係合することによって駆動されてもよく、あるいは、中間の歯車またはチェーンその他を介して駆動されてもよい。
上記第1の駆動歯車の第1のものと上記第1の被駆動歯車の第1のものとの間のスピード比は、上記第1の駆動歯車の他方のものと上記第1の被駆動歯車の他方のものとの間のスピード比と同じである。これは、本出願において述べられた他の対の歯車にも相応に当てはまってよい。
内燃エンジンは、1つ以上の第2のシリンダを備えてよく、上記1つ以上の第2のシリンダの各々は、各々の第2のシリンダ内に摺動可能に配置された各々の第2のピストンを受ける。第2のシリンダおよび第2のピストンは燃焼チャンバを規定してよく、第2のピストンは第2の連結ロッドに旋回可能に連結されてよい。第2の連結ロッドは、これらの第1の駆動歯車を駆動するように、個々の第1の駆動歯車の各々の偏心位置において、対の第1の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結されてよい。その偏心位置は、第1の駆動歯車の回転軸に対して偏心した位置である。本発明のさらなる実施形態によれば、各々の第3のシリンダ内に摺動可能に配置された各々の第3のピストンを受ける第3のシリンダが提供されてよく、上記第3のシリンダおよび第3のピストンは燃焼チャンバを規定してよく、上記第3のピストンは第3の連結ロッドに旋回可能に連結されてよく、上記第3の連結ロッドは、これらの第1の駆動歯車を駆動するように、個々の第1の駆動歯車の各々の偏心位置において、対の第1の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結されてよい。その偏心位置は、第1の駆動歯車の回転軸に対して偏心した位置である。これらの実施形態の両方において、すなわち、2つまたは3つの連結ロッドが対の第1の駆動ホイールを駆動する実施形態において、これらの連結ロッドは、1つの連結シャフトまたはボルトにより、あるいは、連結シャフトまたはボルトを一致させることによって、上記駆動ホイールにリンクされてよい。
内燃エンジンはさらに、1つ以上の第3のシリンダを備えてよく、上記1つ以上の第3のシリンダの各々は、各々の第3のシリンダ内に摺動可能に配置された各々の第3のピストンを受け、第3のシリンダおよび第3のピストンは燃焼チャンバを規定し、第3のピストンは第3の連結ロッドに旋回可能に連結する。さらに、内燃エンジンは、1つ以上の第4のシリンダを備えてよく、上記1つ以上の第4のシリンダの各々は、各々の第4のシリンダ内に摺動可能に配置された各々の第4のピストンを受け、第4のシリンダおよび第4のピストンは燃焼チャンバを規定し、第4のピストンは第4の連結ロッドに旋回可能に連結する。駆動チェーンはさらに、互いに平行して配置された対の第2の回転可能な駆動歯車を備えてよく、第1の被駆動歯車の第1の1つは、第2の駆動歯車の第1の1つによって駆動可能であり、第1の被駆動歯車のもう1つは、第2の駆動歯車のもう1つによって駆動可能であり、第3および第4の連結ロッドの両方は、これらの第2の駆動歯車を駆動するように、個々の第2の駆動歯車の個々の偏心位置において、対の第2の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結され、この偏心位置は、第2の駆動歯車の回転軸に対して偏心している。
内燃エンジンは、1つ以上の第2のシリンダを備えてよく、上記1つ以上の第2のシリンダの各々は、各々の第2のシリンダ内に摺動可能に配置された各々の第2のピストンを受け、第2のシリンダおよび第2のピストンは燃焼チャンバを規定してよく、第2のピストンは第2の連結ロッドに旋回可能に連結されてよく、対の第2の回転可能な駆動歯車は、互いに平行して配置され、第1の被駆動歯車の第1のものは、第2の駆動歯車の第1のものによって駆動可能であり、第1の被駆動歯車の他方のものは、第2の駆動歯車の他方のものによって駆動可能であり、第2の連結ロッドは、これらの第2の駆動歯車を駆動するように、個々の第2の駆動歯車の各々の偏心位置において、対の第2の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結され、その偏心位置は、第2の駆動歯車の回転軸に対して偏心している。
内燃エンジンは、1つ以上の第3のシリンダを備えてよく、上記1つ以上の第3のシリンダの各々は、各々の第3のシリンダ内に摺動可能に配置された各々の第3のピストンを受け、第3のシリンダおよび第3のピストンは燃焼チャンバを規定してよく、第3のピストンは第3の連結ロッドに旋回可能に連結されてよく、対の第3の回転可能な駆動歯車は、互いに平行して配置され、第1の被駆動歯車の第1のものは、第3の駆動歯車の第1のものによって駆動可能であり、第1の被駆動歯車の他方のものは、第3の駆動歯車の他方のものによって駆動可能であり、第3の連結ロッドは、これらの第3の駆動歯車を駆動するように、個々の第3の駆動歯車の各々の偏心位置において、対の第3の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結され、その偏心位置は、第3の駆動歯車の回転軸に対して偏心している。
対の第1の回転可能な駆動歯車の駆動歯車は、2つの別個の第1の駆動歯車支持シャフトによって支持されてよく、および/または、対の第2の回転可能な駆動歯車の駆動歯車は、2つの別個の第2の駆動歯車支持シャフトによって支持されてよく、ならびに/または、対の第3の回転可能な駆動歯車の駆動歯車は、2つの別個の第3の駆動歯車支持シャフトによって支持されてもよい。
第1の駆動歯車支持シャフトを支持するため、および/または第2の駆動歯車支持シャフトを支持するため、および/または第3の駆動歯車支持シャフトを支持するため、および/または第1のシリンダを支持するため、および/または第2のシリンダを支持するため、および/または第3のシリンダを支持するため、および/または第4のシリンダを支持するため、および/または出力シャフトを支持するために、少なくとも1つのハウジングが提供されてよい。
第1の駆動歯車および/または第2の駆動歯車および/または第3の駆動歯車は、ボールベアリングによって回転可能に支持されてよい。
第1の連結ロッドは、1つまたは少なくとも2つのボールベアリングにより、対の第1の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結されてよく、および/または、第2の連結ロッドは、1つまたは少なくとも2つのボールベアリングにより、対の第1の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結されてよく、および/または、第2の連結ロッドは、1つまたは少なくとも2つのボールベアリングにより、対の第2の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結されてよく、および/または、第3の連結ロッドは、1つまたは少なくとも2つのボールベアリングにより、対の第3の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結されてよく、および/または、第3および第4の連結ロッド両方は、1つまたは少なくとも2つのボールベアリングにより、対の第2の駆動歯車の両方の駆動歯車に回転可能に連結されてよい。
対の第1の回転可能な駆動歯車、および/または対の第2の回転可能な駆動歯車、および/または対の第3の回転可能な駆動歯車、および/または対の第4の回転可能な駆動歯車に対して、少なくとも1つの第1および/または第2および/または第3および/または第4のさらなる対の回転可能な駆動歯車が各々提供されてよく、各々の少なくとも1つのさらなる対の回転可能な駆動歯車の回転軸は、各々の対の回転可能な駆動歯車の各々の回転の軸と一致し、各々のさらなる対の回転可能な駆動歯車の駆動歯車および各々の対の回転可能な歯車の駆動歯車は互いに平行していてよく、各々のさらなる対の回転可能な駆動歯車は、各々の対の歯車が駆動可能とされ得る同じ各々の連結ロッドによって駆動可能とされてよく、各々のさらなる対の回転可能な駆動歯車の各々の対によって駆動可能被駆動歯車の少なくとも1つのさらなる対は、別のギア比を提供するように、出力シャフト上に提供されてよく、駆動歯車と被駆動歯車とを係合および脱離させるための第1の切り替え装置が、各々のギア比を選択するように、提供されてもよい。
第1のピストンおよび第1の連結ロッドを有する第1のシリンダ、および/または第2のピストンおよび第2の連結ロッドを有する第2のシリンダ、および/または第3のピストンおよび第3の連結ロッドを有する第3のシリンダ、および/または第4のピストンおよび第4の連結ロッドを有する第4のシリンダ、および/または、対の第1の駆動歯車、および/または対の第2の駆動歯車、および/または対の第3の駆動歯車、および/または対の第4の駆動歯車、および/または対の第1の被駆動歯車、および/または回転可能な被駆動歯車の少なくとも1つのさらなる対、および/または2つの別個の第1の駆動歯車支持シャフト、および/または2つの別個の駆動の第2の歯車支持シャフト、および/または2つの別個の第3の駆動歯車支持シャフト、および/または少なくとも1つのハウジング、および/または少なくとも1つのボールベアリングが、第1のユニットとして規定されてよく、複数の第1のユニットは、一列に提供されてよく、出力シャフトは第1のユニットによって駆動可能であってよい。
第1のユニットのこの定義は、第1のユニットに属する部材の各々の構造的な相互依存性を含んでよい。
第1のユニットは、少なくとも2つのフェーズ(phase、段階、局面、位相、状態)において、出力シャフトを駆動するように構成されてよい。
1つまたは少なくとも2つのフライホイールは、耐トルク性で、出力シャフト上に提供されてよい。
ドライバチェーンの稼動中、1つ以上ではあるが全てよりは少ないシリンダと出力シャフトとの間の力の流れ(force flow)を遮断するための、ならびに/または、ドライバチェーンの稼動中、1つ以上ではあるが全てよりは少ないピストンと出力シャフトとの間の駆動力をオフに切り替えるための第2のスイッチデバイスが提供されてもよい。
本発明の実施形態において提供される各々の連結ロッドは、個々の対の駆動歯車の駆動歯車間のスペースに延びてよい。これにより、例えば駆動ホイールの両方に対して、単一の連結シャフトを使用することができる。
個々の同じ対の歯車の歯車の回転の軸は一致してよい。個々の同じ対の駆動歯車の駆動歯車は、別個の駆動歯車支持シャフトまたはボルトによって支持されてもよい。この駆動歯車支持シャフトまたはボルトはハウジングによって支持されてもよい。ボールベアリングは、個々の駆動歯車支持シャフトまたはボルトと個々の駆動歯車との間に提供されてよく、個々のまたは駆動歯車支持シャフトまたはボルトは、例えば、ハウジングに固定されてよい。あるいは、ボールベアリングは、駆動歯車支持シャフトまたはボルトとハウジングとの間に提供されてもよく、個々の駆動歯車は駆動歯車支持シャフトまたはボルトに固定される。ローラベアリング等のボールベアリングは摩擦を低減するために用いられてもよく、ボールベアリングの使用は、本発明の実施形態によって簡略されている。このようなボールベアリングにより摩擦は低減可能である。
円筒ローラ、円錐ローラ、または球状ローラは、例えば、ローラベアリングにおいて用いられてよい。
肩部を有するスリーブは、個々の駆動歯車支持シャフトを支持するために提供されてよく、肩部は、ネジ等によって、スリーブをハウジングに連結するために機能してもよい。
対の駆動歯車を使用することは等しい圧力分散を保証してよい。
クランクシャフトではない出力シャフトを用いることはこのシャフトの安定性を改善してよい。
内燃エンジンは、例えばガソリンまたは任意のディーゼルのタイプで走る任意の内燃エンジンであってよい。
本発明は、無制限の数のピストンを連結できる。出力シャフトは、その断面(長さに沿った)が一致し、多数のピストンを連結することによって生じる捩れの力に対する抵抗力が非常に高くなるように設計されてよい。これは、例えば非常に高い負荷が生じ得る発電機用途において非常に有利であってよい。
第1および第2のシリンダ、または第1、第2、および第3のシリンダは、各々、駆動歯車の回転の軸に垂直の平面に配置されてよい。シリンダの長手方向軸は、互いに、角度が付けられていてもよい。
本発明に係る駆動チェーンまたはその例示的な実施形態は、各々、例えば、自動車(自動車のホイールを駆動するため)、ヘリコプタ(ロータを駆動するため)、重機、ジェネレータ等の異なる種類の技術分野において用いられてもよい。
例示的な駆動チェーンは複数の燃焼エンジンを有してよい。さらに、例示的な駆動チェーンに一体化された異なる燃焼エンジンが、異なる種類の燃料によって走ってもよい。
2つ以上の第1、第2、第3、および/または第4のシリンダが提供されてもよいことは留意される必要がある。しかしながら、このような場合、好ましくは、同数を有するこれらの複数のシリンダは、駆動歯車の回転の軸に垂直に延びる同一平面に配置されず、回転の軸の長手方向において互いに距離を置く。第2、第3、および/または第4のシリンダの表現は、それゆえ、回転の軸に垂直の方向において互いにスペースを置くか、あるいは同一平面(この同一平面は回転の軸に垂直)に配置された異なるシリンダを識別するように特に用いられる。
(特徴)
1.企業は、優れた効率を有する優れたエンジンを製造することができ、このことは広範囲において電気製造分野に参入することを導く。
このエンジンは、他のエンジンと比較して、電力を製造するのに最良の選択である。
このエンジンは、熱エネルギーよりも、経済的であり、環境汚染が少ない特徴を有する。
2.企業は、異なる仕様およびスピードを有する様々なエンジンを製造することができる。これは、船、自動車、回転翼航空機等の多くの分野の異なる要件を満たすであろう。
3.ジグザグな形のクランクシャフトがないことにより、製造およびメンテナンスが容易。
特許請求の範囲で記載された発明の例、または本発明のさらなる態様である上述の例は、各々、互いに組み合わされることができ、または以下の例の特徴と組み合わされることができることに留意する必要がある。
以下の詳細な記載において、本発明の一部の例が記載される。
本発明の第1の例示的な実施形態を示す。 本発明の第2の例示的な実施形態を示す。 本発明の第3の例示的な実施形態を示す。 本発明の第4の例示的な実施形態を示す。 本発明の第5の例示的な実施形態を示す。 本発明の第6の例示的な実施形態を示す。 本発明の第7の例示的な実施形態を示す。 本発明の第8の例示的な実施形態を示す。 本発明の第9の例示的な実施形態を示す。 本発明の第10の例示的な実施形態を示す。 本発明の第11の例示的な実施形態を示す。 本発明の第12の例示的な実施形態を示す。
図1は、本発明の第1の例示的な実施形態を示す。
駆動チェーン1は、1つ以上の第1のシリンダ12(図1は1つのシリンダ12を示す)を有する内燃エンジン10を備える。第1のシリンダ12は、第1のシリンダ12内に摺動可能に配置された第1のピストン14(図示せず)を受ける。この第1のシリンダ12および第1のピストン14は、第1のシリンダ12内の燃焼チャンバ(図示せず)を規定し、この燃焼チャンバの体積は、第1のピストン14の軸上の位置に依存する(同様のことが第2、第3、および第4、ならびに以下で述べるシリンダにも当てはまる)。
第1のピストン14は、第1の連結ロッド16に旋回可能に(swivelably)連結される。
第1のピストン14は、ピストンロッドが備わっていてよく、これに第1の連結ロッド16が旋回可能に連結されるか、または第1のピストン14にピストンロッドはなくてもよく、あるいは任意の中間パーツが提供されてもよい。
駆動チェーン1はさらに、出力シャフト18、ならびに、互いに平行に配置された対の第1の回転可能な駆動歯車20、互いに平行に配置されかつ出力シャフト18上に配置された対の第1の回転可能な被駆動歯車22を備え、出力シャフト18は、例えば、第1の被駆動歯車22と、脱離可能または脱離不可能であり、耐トルク性(トルクプルーフ)である。
第1の被駆動歯車22の第1の1つは、第1の駆動歯車14の第1の1つによって駆動可能であり、第1の被駆動歯車22のもう1つは、第1の駆動歯車14のもう1つによって駆動可能である。
連結ロッド16は、これらの第1の駆動歯車14を駆動するように、個々の第1の駆動歯車14の個々の偏心位置において、対の第1の駆動歯車22の駆動歯車14の両方に回転可能に連結され、この偏心位置は、第1の駆動歯車14の回転軸24に対して偏心している。
図1に示す実施形態において、1つまたは2つのフライホイール26が出力シャフト18に配置される。1つ以上のフライホイール26が、本発明の任意の実施形態において提供可能である。フライホイール26は、シングルピストン設計において、あるいは、複数のシングルピストン設計(第1のシングルピストンユニット28)が一列に配置されて、これらのピストンが同じ平面にあり、かつ同じフェーズを有する設計において特に有利である回転の連続を達成または保証するために、パワーまたはエネルギーを個々に保存するために用いられてよい。
図1に示す設計の複数の第1のユニット28は、一列に提供されてもよいことに留意するべきであり、ここで第1のユニット28は、フライホイール26および出力シャフト18なしに、図1に示す部材を含む。これは、全ての第1のシリンダ12が同じ平面に(駆動ギアの回転軸に平行して)配置されるように行われてもよい。このような第1のユニット28は、同じ出力シャフト18を駆動するように構成されてもよい。
図2は、本発明の例示的な実施形態を示し、ここでギアボックスが組み込まれ、このギアボックスは、駆動歯車と被駆動歯車との間、または、これらの駆動歯車および被駆動歯車が個々に支持されるシャフトの間の異なるスピード比を選択することができる。
第1の回転可能な歯車14、22の対について、さらなる対の回転可能な歯車(すなわち、さらなる対の駆動歯車40およびさらなる対の被駆動歯車42)が提供され、さらなるスピード比を提供し、すなわち、駆動ギアおよび被駆動ギアの直径の関係が異なる。駆動歯車14の回転の軸と、さらなる駆動歯車40の回転の軸とは一致(coincide)する。加えて、被駆動歯車22の回転の軸と、さらなる被駆動歯車42は一致する。駆動歯車および被駆動歯車のさらなる対の数は、所望のギア比の数に依存して選択されてよく、かつ例えば、2または3または4または5または6または7または7より多くてもよい。図2に示す実施形態において、全ての駆動歯車14、40は、駆動歯車支持シャフト44または46の各々について耐トルク性であり、全ての被駆動歯車は、出力シャフト18に対して摺動可能であり、かつ耐トルク性であるスリーブ(図示せず)に対して固定されて、個々のギア比はスリーブを軸方向に動かすことによって選択できる。しかしながら、他の種類の連結が代替的に用いられてギア比の選択を可能にしてもよい。
このようなギアボックスまたは機構(図2に関連して説明したように)が、各々、本発明の全ての実施形態において提供されてもよい。例えば、そのようなギアボックスまたは機構は、第2の駆動歯車および出力シャフト18ならびに/または第3の駆動歯車および出力シャフト18に関して提供されてもよい。加えて、複数の第1のユニットが一列に提供される場合、その種類の複数のギアボックスまたは機構が用いられてもよい。
図2において、(第1の)連結シャフト50が例示的に示される。
図3は、本発明の別の例示的な実施形態を示す。図3は、V型の内燃機関と呼ぶことができる内燃機関を有する駆動チェーンを設計する第1の応用(option)を示す。
図3は本発明の例示的な実施形態を示し、この実施形態において、2つのシリンダ、すなわち第1のシリンダ12および第2のシリンダ56が提供され、これらのシリンダは、駆動歯車14の回転軸24に対して垂直な平面に配置され、所定の角度(0度と等しくない)がシリンダ12、56の長手方向軸の間にある。
内燃エンジン10は、1つ以上の第2のシリンダ(この場合、一列に並んだ複数の第2のシリンダであって、それらの各々は別個の第1のユニット28の一部であり、以下の説明は単一の第1のユニット28について言及する)を備える。
このような第2のシリンダ56は、個々の第2のシリンダ内に摺動可能に配置された個々の第2のピストンを受け、第2のシリンダおよび第2のピストンは燃焼チャンバを規定し、第2のピストンは第2の連結ロッド48に旋回可能に連結される。
第2の連結ロッド48は、これらの第1の駆動歯車20を駆動するように、個々の第1の駆動歯車20の個々の偏心位置において、対の第1の駆動歯車20の駆動歯車20の両方に回転可能に連結される。こうした偏心位置は、第1の駆動歯車20の回転軸24に対して偏心している。
上述の第2のシリンダ、ピストン、および連結ロッドとは別に、図3に示す実施形態に関連して図1を参照する説明をする。
第1の連結ロッド16が第1の駆動歯車20にリンクされる偏心位置は、第2の連結ロッド48が第1の駆動歯車20にリンクされる偏心位置に対応する。単一の(第1の)連結シャフト50は、第1および第2の連結ロッド16、48を対の第1の歯車20にリンクするように用いられてよい。
図3に示す実施形態において、第1および第2のシリンダ12、56(同じ第1のユニット28に属する)が単一のフェーズ(single phase)に対して提供される。
図3において、単一のフェーズにおける2つのシリンダ12、56、単一の対の駆動歯車20、および単一の対の被駆動歯車22がユニット28毎に提供される。
複数のユニット28は一列に並んで提供され、同じ出力シャフト18を共有する。
その列は、ユニット28の第1のシリンダ12が同じ(第1の)平面にあり、第2のシリンダ56が同じ平面にあるように構成される。
ユニット28は、等しいフェーズにあってもよく、または異なるフェーズにあってもよい。例えば、3つの異なるフェーズが存在してもよい。
異なるフェーズは、同じ平面に配置された異なるシリンダのピストンが同時に異なる位置を有することができるようになされてもよい。第1のユニット28の数が可変であってもよいことに留意されたい。
図4は、本発明の別の例示的な実施形態を示す。図4は、V型の内燃機関と呼ぶことができる内燃機関を有する駆動チェーンを設計する第2の応用を示す。
図4に示す実施形態は、駆動チェーン1はさらに、互いに平行して配置された対の第2の回転可能な駆動歯車60をさらに備え、第1の被駆動歯車22の第1の1つは第2の駆動歯車60の第1の1つによって駆動可能であり、第1の被駆動歯車22のもう1つは第2の駆動歯車60のもう1つによって駆動可能であるという点で、図3に示す実施形態と異なる。加えて、第2の連結ロッドは、これらの第2の駆動歯車を駆動するように、個々の第2の駆動歯車60の個々の偏心位置において、対の第2の駆動歯車60の駆動歯車両方に回転可能に連結され、この偏心位置は第2の駆動歯車の回転軸に関して偏心している。
同じ第1のユニット28の第1および第2のシリンダは単一のフェーズを提供する。
加えて、ユニット28の数は図3に示すものと異なるが、任意の方法において可変であってもよい。
図5は、本発明のさらなる例示的な実施形態を示す。図5は、W型の内燃機関と呼ぶことができる内燃機関を有する駆動チェーンの設計の第1の応用を示す。
図5の実施形態は、内燃エンジン10がさらに、1つ以上の第3のシリンダ70を備え(1つの第3のシリンダを図5に示す)、1つ以上の第3のシリンダ70の各々は、個々の第3のシリンダ70内に摺動可能に配置された個々の第3のピストン(図示せず)を受け、この第3のシリンダ70および第3のピストンは燃焼チャンバを規定し、この第3のピストンは第3の連結ロッドに旋回可能に連結される、という点で実質的に図3の実施形態とは異なる。第3の連結ロッドは、これらの第1の駆動歯車20を駆動するように、個々の第1の駆動歯車20の個々の偏心位置において、対の第1の駆動歯車20の駆動歯車20の両方に回転可能に連結され、この偏心位置は第1の駆動歯車20の回転軸24に対して偏心している。この偏心位置は第1および第2の連結ロッドが第1の駆動ホイール14にリンクされる位置に対応する。第3の連結ロッドは、第1および第2の連結ロッドと同じ連結シャフトによって支持されてよい。第1のユニットの数は変わってもよい。同じ第1のユニット28の第1、第2、および第3のピストンは単一のフェーズを形成する。
図6および図7は、本発明の別の例示的な実施形態を示す。図5および図6は、W型の内燃機関と呼ぶことができる内燃機関を有する駆動チェーンを設計する第2の応用を示す。
図6および図7は、内燃エンジン10はさらに1つ以上の第3のシリンダ70を備え(第1のユニット28毎に1つの第3のシリンダ)、1つ以上の第3のシリンダ70の各々は個々の第3のシリンダ70内に摺動可能に配置された個々の第3のピストン(図示せず)を受け、この第3のシリンダ70および第3のピストンは燃焼チャンバを規定し、この第3のピストンは第3の連結ロッド72に旋回可能に連結される、点において実質的に図4に示す実施形態とは異なる。加えて、対の第3の回転可能な駆動歯車74は、互いに平行して配置される。加えて、第1の被駆動歯車22の第1の1つは第3の駆動歯車74の第1の1つによって駆動可能であり、第1の被駆動歯車22のもう1つは、第3の駆動歯車のもう1つによって駆動可能である。すなわち、対の第1、第2、および第3の駆動歯車は、個々に、対の被駆動歯車を駆動またはそれと係合する。さらに、第3の連結ロッド72は、これらの第3の駆動歯車を駆動するように、個々の第3の駆動歯車の個々の偏心位置において、対の第3の駆動歯車74の第3の駆動歯車74の両方に回転可能に連結され、この偏心位置は第3の駆動歯車の回転軸に対して偏心している。
同一の第1のユニット28の第1のシリンダ12、第2のシリンダ56、および第3のシリンダ70は単一のフェーズを提供する。
図6に示す実施形態において、第1のユニット28のシリンダから出力シャフト22へのトルクフローを遮断(interrupt)または閉じる(close)ように構成された第2の切り替え装置76がさらに示される。この実施形態において、第2の切り替え装置は、出力シャフトに例示的に配置されるが、別の位置に置かれてもよい。このような第2の切り替え装置76は、本発明の任意の実施形態において提供されてよい。第2の切り替え装置76はさらに、同じフェーズにおいて走る任意の第1のユニット28が、個々のトルクフローの遮断または閉鎖によってオンまたはオフに切り替えられることができる。しかしながら、第2の切り替え装置76は、任意の第1のユニット28は、ユーザの必要に応じて、オンおよびオフが切り替えられるように選択可能であるように設計されてもよい。第2の切り替え装置は、燃焼エンジンをオフにすることなく、ユーザの必要性に従って、エンジンの動作中に、出力シャフトを働かせるピストンの数を任意の数に選択することができるように構成されてよい。
図8および図9は、本発明の別の例示的な実施形態を示す。図8および図9は、VV型の内燃機関と呼ぶことができる内燃機関を有する駆動チェーンを設計する応用を示す。
図8および図9に示す実施形態は、図3および図4に示す実施形態の組み合わせである。
図3に示す実施形態を発端として、第2の駆動歯車60の対は、図4に示す実施形態に従って、被駆動歯車22の対を駆動するように、加えられる。しかしながら、第2の駆動歯車60の対はまた、図3に従って、2つのシリンダ−ピストン連結ロッドアセンブリによって駆動可能である。参照を容易にするため、後者を、第3のシリンダ70、第3のピストン、第3の連結ロッド72、第4のシリンダ80、第4のピストン、および第4の連結ロッド82と呼ぶ。
第1、第2、第3、および第4のシリンダは、1つの第1のユニット28内で、同じフェーズにおいて走り、このフェーズは、異なる第1のユニット28間で異なってよい。
図10は本発明のさらなる例示的実施形態を示す。
図11および図12は本発明のさらなる例示的な実施形態を示す。図11および図12は、ヘリコプタ用途における、本発明の例示的な駆動チェーン1の可能な応用を示す。
例えば、4つの駆動チェーン1(図11および図12を参照)のように、本発明に係る複数の駆動チェーンが提供され、本発明の任意の例示的な実施形態に従って設計されてよい。図11および図12において、4つの駆動チェーン1は、図1に示す設計に実質的に従っているが、例えば図2から図10に示すもののように、任意の他の設計が代替的に用いられてもよい。
出力シャフト18の各々は、ヘリコプタ98(部分的に示す)のロータシャフト94上に固定されたベベルギアホイール92を係合するベベルギアホイール90が備わっており、ここでロータシャフト94はロータ96が備わっている。
各ベベルギアホイール90に対して、別個のベベルギアホイール92がロータシャフト94上に提供される。
本発明の全ての例示的な実施形態を参照すると、個々のピストンと個々の連結ロッドとの間の個々の旋回可能な連結が、例えば、各々連結シャフトまたはボルト、およびボルトを受けるための個々の穴により、あるいは任意の他の手段において、行われてよい。例えば、ある単一の連結シャフトが、個々の対の駆動歯車の駆動歯車の両方を個々の連結ロッドにリンクするように提供されてもよい。
本発明の全ての例示的な実施形態を参照すると、個々の駆動ギアは個々の被駆動歯車に直接に係合する。しかしながら、代替的に中間のギアがトルクフローにおいて提供されてもよい。
本発明の全ての例示的な実施形態を参照すると、個々の被駆動歯車は、出力シャフト18に、耐トルク性で、解れることができるように(solvably)連結されてもよい。例えば、ボールベアリング等のベアリングは、個々の駆動歯車と出力シャフト18との間に提供されてもよく、連結は、耐トルク性で、個々の駆動歯車と出力シャフト18とを連結してよい。あるいは、個々の被駆動歯車は、出力シャフト18に耐トルク性で、出力シャフト18上で摺動可能であるスリーブまたは複数のスリーブ上に固定されて配置されてもよい。前述の例は、異なる被駆動歯車が同時に異なる回転スピードを有し得るか、または、異なるギアが各々係合され得るような例示的な実施形態において特に有利である(図2を参照、例えば、図2で示される原理は、対応する仕方で本発明の全ての例示的な実施形態に適用されてもよい)。
本発明の全ての例示的な実施形態を参照すると、個々の対の駆動歯車の2つの個々の駆動歯車の回転の軸は一致してよい。同様なことが、2つの個々の被駆動歯車の回転軸に当てはまる。加えて、個々の対の駆動ホイールの2つの駆動ホイールの(個々の駆動ホイールの回転の軸に対する)偏心位置(この偏心位置において、個々の連結ロッドの回転軸および個々の対の駆動ホイールの個々の駆動ホイールが位置する)は、これらの駆動ホイールの両方について同一であってもよく、このことは本発明の全ての例示的な実施形態に言及している。
本発明の全ての例示的な実施形態を参照すると、ハウジング58は、ボールベアリングおよび/または被駆動シャフトおよび/または駆動歯車支持シャフト44、46を支持するために提供されてもよい。加えて、肩部を有するスリーブ30が提供され、例えばネジでハウジング58に固定されてもよい。このようなスリーブ30は、駆動歯車支持シャフト44、46を支持するように機能してよい。
本発明の全ての例示的な実施形態を参照すると、同じ第1のユニット28のシリンダは単一のフェーズを提供してもよい。フェーズのバリエーションは、複数の第1のユニット28を提供することによって提供されてもよく、その第1のシリンダは、異なるフェーズにおいて走り、および/または、その第2のシリンダは、異なるフェーズにおいて走り、および/または、その第3のシリンダは異なるフェーズにおいて走り、および/または、その第4のシリンダは異なるフェーズにおいて走る。
(燃焼)エンジンは、長手方向における一列の個々のシリンダとして設計され、一列の個々のシリンダ(図1)からなるか、または一列を含む燃焼エンジンを形成してよい。
以下において、少なくとも本発明の一部の実施形態において与えられ得る一部の利点が記載される。
本発明の一部の実施形態は、このシステムの駆動ギアおよび被駆動ギアの直径を変更することによって、所望されるスピードを得るために、設計者に対して設計における十分な柔軟性を与える。
本発明の一部の実施形態は、駆動ギアおよび被駆動ギアの直径の差異を通じて回転速度の上昇を高性能で獲得するために、設計者に、長いストローク(燃焼)エンジンを設計する能力を与える。ストロークの長さは駆動ピストン直径の増加に関連しており、すなわち、ストローク長が増加すると、駆動ピストンギアの直径が増加するとみなされる。
本発明の一部の実施形態は、ユーザのニーズを満たすために必要とされるピストンを追加することを設計者に与える。メインシャフトの剛性および荷重(負荷)許容量(load power)が増加することでメインシャフトがまっすぐのままであるため、それは、デバイス軸または、(燃焼)エンジンにかかる負荷よりも強くなっている。
ユーザは、ユーザの要件を満たすために、いくつかの(燃焼)エンジンを連続して連結し、(燃焼)エンジンのパワー出力を形成してよい。
本発明の一部の実施形態は、ユーザが、稼動しているピストンの数を選択し、他のピストンを、その動きを停止するために分離させることができることによって、(燃焼)エンジンを設計することができることを設計者に与える。
駆動チェーンまたは(燃焼)エンジンの重さは軽くてもよく、大きさは、同じエンジンまたは現在用いられている駆動チェーンと比較して小さくてもよい。
本発明の一部の実施形態は、燃料経済性を改善することができる。
本発明は、簡素な方法において、マルチフェーズのエンジンを設計することを可能にする。各フェーズは、例えば、VV形状(VV型)の4シリンダ、または任意の他のシリンダ構成からなってもよい。
本発明の一部の実施形態は、駆動ギアおよび被駆動ギアの直径をコントロールすることによって、エンジンスピード比の選択において、非常に高い柔軟性を設計者に与える。ストロークの長さは、従来のエンジンとは異なり、駆動ギアの直径の増加から、恩恵を受けることができる。設計者は、ピストンロッドと駆動ギアとの連結位置を変更することによって、ストローク長を増加させることなく、高スピードを得ることができる。
本発明の一部の実施形態は、設計者のニーズに従って、異なる直径を有するいくつかの駆動ギア式のギアとそれに対応する被駆動ギアを設計することによって(被駆動ギアに対して異なる直径を有するいくつかの駆動ギア式のギアを設計することによって)、ピストンの往復運動を、2倍のスピードかそれ以上にて、回転運動に変換することができるデュアル−スピードエンジンを設計することができる。
本発明の一部の実施形態は、設計者が、各々異なるマルチ−ストロークからなり、異なる種類の燃料で走る、エンジンまたは駆動チェーンを設計することができる。例えば、1つのエンジンにおいて、複数のフェーズの第1のフェーズにおいては、長いストロークで稼動する。すなわち、ピストンの振幅の動きは、被駆動のメインシャフトギアの直径に比して長い直径を有して、駆動ピストンギアを設計することで、ゆっくりとなる。第2のフェーズは、駆動ピストンギアの直径を被駆動のメインシャフトギアに等しくすることによって、適度なスピードで設計されてよい。第3のフェーズは、ギアについて、駆動ピストンの直径を、被駆動のメインシャフトギアよりも短くすることで、よりゆっくりとなってよく、同時に、別のフェーズがリンクされてよく、ベンゼン燃料によって稼動されてよく、1つのフェーズは、駆動ギアおよび被駆動ギアを介して、燃焼エンジンシャフトと共に、ディーゼルで走る。これは、同一の性能およびスピードを得るための構成により達成可能である。
駆動歯車が被駆動歯車を駆動する本発明において述べられている限り、特に、個々の駆動歯車および個々の被駆動歯車が互いに係合し、または、それらが互いに係合する状態に切り替えられ得るようにされていてよい。
(ギアエンジン)
新たな機械システムは、ピストンの往復運動を回転運動に変換する。
ピストンは、連結ロッドを介して、2つのドライバギア(driver gear)と連結され、これらのドライバギア(図1、20を参照)は、上下の運動から回転運動への変化を介して、回転の動きを提供する。
ドライバギアは、2つの他のギアとかみ合うが、これらのギアは、被駆動ギア(図1、22を参照)と呼ばれる。かみ合ったギアは回転運動を送る。
被駆動ギアは、メインパワーシャフトエンジンに取り付けられ、この方法により、メインパワーシャフトは、被駆動ギア(図1を参照)と共に回転する。
この新たな発明であるギアエンジンの実例は、2010年12月25日、イラク共和国、mosul−shora市にある発明者の作業場において成されている。
(参照符号)
1 駆動チェーン
10 内燃エンジン
12 第1のシリンダ
14 12中の第1のピストン
16 第1の連結ロッド
18 出力シャフト
20 第1の回転可能な駆動歯車
22 第1の回転可能な被駆動歯車
24 14の回転軸
26 フライホイール
28 第1のユニット
30 スリーブ
32 肩部
40 さらなる駆動歯車
42 さらなる被駆動歯車
44 駆動歯車支持シャフト
46 駆動歯車支持シャフト
48 第2の連結ロッド
50 (第1の)連結シャフト
56 第2のシリンダ
58 ハウジング
60 第2の回転可能な駆動歯車
70 第3のシリンダ
72 第3の連結ロッド
74 第3の回転可能な駆動歯車
76 第2の切り替え装置
80 第4のシリンダ
82 第4の連結ロッド
90 18のベベルギアホイール
92 94のベベルギアホイール
94 ロータシャフト
96 ヘリコプタ
98 ロータ

Claims (9)

  1. ピストンの往復運動を回転運動に変換する新たな機械システムであって、
    前記ピストンは、連結ロッドを介して2つのドライバギア(図1、20)に連結され、これらのドライバギアは、上下運動から回転運動への変化を介して、回転の動きを提供し、
    前記ドライバギアは、被駆動ギア(図1、22)と呼ばれる2つの他のギアとかみ合い、かみ合う前記ギアは回転運動を与え、
    前記被駆動ギアはメインパワーシャフトエンジン(図1、18)に取り付けられ、前記メインパワーシャフトは前記被駆動ギアと共に回転する、機械システム。
  2. 前記メインシャフトは直線(図1、18)であり、優れた負荷許容量を有し、かつ捩れないゆえ、設計者は所望のように不特定のピストンを自由に追加する。
  3. エンジンは、一列に並んだエンジンとして設計することができ、全てのシリンダは一直線に取り付けられる(図10を参照)。
  4. 前記ギアエンジンは、2タイプのV型エンジンとして製造可能であり、第1のタイプは、複数のステージを含み、それらのステージの各々1つは1つのドライバギアと共に働き(図3)、
    第2のタイプは複数のステージを含み、それらのステージの各々1つは2つのドライバギアと共に働く(図4)。
  5. 前記ギアエンジンは、2タイプのW型エンジンとして製造可能であり、第1のタイプは、複数のステージを含み、それらのステージの各々1つは1つのドライバギアと共に働き(図5)、
    第2のタイプは複数のステージを含み、それらのステージの各々1つは3つのドライバギアと共に働く(図6)。
  6. 前記ギアエンジンは、1タイプのV−V型エンジンとして製造可能であり、これは、複数のステージを含み、それらのステージの各々1つは4つのシリンダを含み、各2つのシリンダは1つのドライバギアに取り付けられ、各々の前記ステージは2つのドライバギアを含む(図9)。
  7. 異なるスピード比を得るために、なんら制限なく、十全なコントロールを前記設計者に与える。
  8. 前記設計者は、前記設計者のニーズに従って、被駆動ギアに対して異なる直径を有するいくつかの駆動ギア式のギアを設計することによって、前記ピストンの往復運動を、2倍のスピードかそれ以上での回転運動に変換することができるデュアルスピードエンジンを設計することができ、図2は、高スピードを有する設計モデルおよび低スピードを有する別の設計であり、我々は本明細書において、その技術が、様々な応用において設計者のニーズを満たすように柔軟であることに指摘することができた。
  9. 新たなエンジンは、回転翼航空機に理想的であり(図、11を参照)、我々は回転翼航空機エンジンを製造することができ、差がメインエンジンパワーシャフトの間のスパイラルベベルギアを介してトルクおよび回転を伝え、このスパイラルベベルギアは回転翼航空機の前記メインシャフトに取り付けられる。
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