JP2013158745A - 液滴吐出装置及び液滴吐出方法 - Google Patents

液滴吐出装置及び液滴吐出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度の描画を実現できる液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】吐出ヘッド33が搭載されたキャリッジ7を基材に対して第1方向に走査移動させ、吐出ヘッドから基材に液滴を吐出する。第1方向における吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報を計測する計測部82と、吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報に対応するキャリッジのヨーイング量の情報の相関関係を示すテーブルを保持する保持部と、計測部の計測結果と保持部に保持されるヨーイング量の情報とに応じて、吐出ヘッドから液滴を吐出するタイミングを調整する調整部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、液滴吐出装置及び液滴吐出方法に関するものである。
近年、基材に対して吐出ヘッドを相対移動(走査移動)させて、吐出ヘッドから液滴(インク)を吐出して描画処理等を行う液滴吐出装置においては、紫外線照射によって硬化する紫外線硬化型インクを用いて記録媒体に画像またはパターンを形成する液滴吐出装置が注目されている。紫外線硬化型インクは、紫外線を照射するまでは硬化が非常に遅く、紫外線を照射すると急速に硬化するという、印刷インクとして好ましい特性を有する。また、硬化にあたって溶剤を揮発させることがないので、環境負荷が小さいという利点もある。
この種の液滴吐出装置は、生産装置としてのニーズが高いことから、走査幅(走査移動方向と直交する方向の長さ)は長大となっている。そのため、複数の吐出ヘッドを搭載するキャリッジを走査移動させる際に、ヨーイングが発生し描画精度を低下させる可能性がある。そこで、特許文献1には、キャリッジの位置を検出し、着弾位置の補正値を設定した補正テーブルを参照して、記録媒体上の液滴の着弾位置をずらす技術が開示されている。
特開2007−152626号公報
しかしながら、上述したような従来技術には、以下のような問題が存在する。
キャリッジの位置を基準として着弾位置の補正をしているが、走査移動条件によっては、補正テーブルに設定された着弾位置のシフト量が必ずしも適正値とはならず、高精度の描画を実現するには十分とはいえない。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、高精度の描画を実現できる液滴吐出装置及び液滴吐出方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用している。
本発明の液滴吐出装置は、吐出ヘッドが搭載されたキャリッジを基材に対して第1方向に走査移動させ、前記吐出ヘッドから前記基材に液滴を吐出する液滴吐出装置であって、前記第1方向における前記吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報を計測する計測部と、前記吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報に対応する前記キャリッジのヨーイング量の情報の相関関係を示すテーブルを保持する保持部と、前記計測部の計測結果と前記保持部に保持される前記ヨーイング量の情報とに応じて、前記吐出ヘッドから前記液滴を吐出するタイミングを調整する調整部と、を備えることを特徴とするを特徴とするものである。
従って、本発明の液滴吐出装置では、走査移動時にキャリッジにヨーイングが生じて吐出ヘッドの位置がずれた場合でも、吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報を計測して、その計測結果に対応するヨーイング量の情報を用いて吐出ヘッドから液滴を吐出するタイミングを調整することにより、高い精度で所定の位置に液滴を吐出することができ、描画精度を向上させることが可能になる。
上記構成における前記調整部としては、前記計測部の計測結果に対応する前記液滴の吐出タイミングの基準を、前記ヨーイング量の最大値に応じて遅延させた所定時間に調整する構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、ヨーイングが発生しない状態の液滴吐出タイミングを基準として所定時間遅延させることによって、ヨーイングによって基準よりも走査移動方向の後方側に吐出ヘッドが位置する場合には、所定時間に加えて吐出ヘッドの位置に応じた時間を遅延させて液滴を吐出させればよく、逆にヨーイングによって基準よりも走査移動方向の前方側に吐出ヘッドが位置する場合には、所定時間から吐出ヘッドの位置に応じて減じた時間を遅延させて液滴を吐出させればよい。すなわち、本発明では、ヨーイングによって吐出ヘッドが基準よりも走査移動方向の前方側、後方側のどちらに位置していた場合でも、液滴吐出のタイミングを調整して基材上の所定位置に液滴を着弾させることが可能になる。
上記構成における前記調整部としては、前記遅延させた所定時間に応じて、前記基材に対する前記液滴の吐出範囲を調整する構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、遅延時間を設けて液滴を吐出させることにより、描画範囲が遅延時間及び走査移動速度に応じて第1方向にずれるため、予めずれ量に応じて基材に対する吐出範囲を調整することで、基材上の所定位置を描画範囲とすることができる。
上記構成における前記計測部としては、前記第1方向における前記吐出ヘッドの位置に関する情報を、前記第1方向に離間した複数箇所で計測した結果に基づいて、前記吐出ヘッドの前記走査移動速度に関する情報を計測する構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、吐出ヘッドの走査移動速度に関する情報を計測するための装置を別途設ける必要がなくなり、装置の小型化及び低価格化に寄与できる。
また、上記構成における前記調整部としては、計測された前記吐出ヘッドの前記走査移動速度に関する情報に対応する係数を用いて補正した前記ヨーイング量の情報に応じて前記タイミングを調整する構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、走査移動速度をパラメータとするヨーイング量の情報との相関関係を示すテーブルを別途用意する必要がなく、容易に適切なヨーイング量の情報を得ることができる。
上記構成における前記調整部としては、複数の前記吐出ヘッドを含むヘッド群毎に、前記液滴を吐出するタイミングを調整する構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、吐出ヘッドの駆動のための駆動基板(駆動回路)等を減らすことができ、装置の小型化及び低価格化に寄与できる。
また、本発明では、前記キャリッジに対して、前記第1方向と直交する第2方向の一端側を従動側として、前記第2方向の他端側を前記第1方向に駆動する駆動装置を備える構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、キャリッジの一方の端部側のみに推力を付与する構成でヨーイングが生じやすい場合でも、吐出ヘッドから液滴を吐出するタイミングを適切に調整することにより、高い精度で所定の位置に液滴を吐出することができ、描画精度を向上させることが可能になる。
一方、本発明の液滴吐出方法は、吐出ヘッドが搭載されたキャリッジを基材に対して第1方向に走査移動させ、前記吐出ヘッドから前記基材に液滴を吐出する液滴吐出方法であって、前記吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報に対応する前記キャリッジのヨーイング量の情報の相関関係を示すテーブルを保持する保持ステップと、前記第1方向における前記吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報を計測する計測ステップと、前記計測ステップでの計測結果と前記保持ステップで保持された前記ヨーイング量の情報とに応じて、前記吐出ヘッドから前記液滴を吐出するタイミングを調整する調整ステップと、を備えることを特徴とする。
従って、本発明の液滴吐出方法では、走査移動時にキャリッジにヨーイングが生じて吐出ヘッドの位置がずれた場合でも、吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報を計測して、その計測結果に対応するヨーイング量の情報を用いて吐出ヘッドから液滴を吐出するタイミングを調整することにより、高い精度で所定の位置に液滴を吐出することができ、描画精度を向上させることが可能になる。
上記手順における前記調整ステップにおいては、前記計測ステップでの計測結果に対応する前記液滴の吐出タイミングの基準を、前記ヨーイング量の最大値に応じて遅延させた所定時間に調整する手順を好適に採用できる。
これにより、本発明では、ヨーイングが発生しない状態の液滴吐出タイミングを基準として所定時間遅延させることによって、ヨーイングによって基準よりも走査移動方向の後方側に吐出ヘッドが位置する場合には、所定時間に加えて吐出ヘッドの位置に応じた時間を遅延させて液滴を吐出させればよく、逆にヨーイングによって基準よりも走査移動方向の前方側に吐出ヘッドが位置する場合には、所定時間から吐出ヘッドの位置に応じて減じた時間を遅延させて液滴を吐出させればよい。すなわち、本発明では、ヨーイングによって吐出ヘッドが基準よりも走査移動方向の前方側、後方側のどちらに位置していた場合でも、液滴吐出のタイミングを調整して基材上の所定位置に液滴を着弾させることが可能になる。
上記手順における前記調整ステップでは、前記遅延させた所定時間に応じて、前記基材に対する前記液滴の吐出範囲を調整する手順を好適に採用できる。
これにより、本発明では、遅延時間を設けて液滴を吐出させることにより、描画範囲が遅延時間及び走査移動速度に応じて第1方向にずれるため、予めずれ量に応じて基材に対する吐出範囲を調整することで、基材上の所定位置を描画範囲とすることができる。
本発明の実施形態に係る液滴吐出装置1の概略構成を示す斜視図。 キャリッジ7を示す側面図。 キャリッジ7を−X側から視た側面図。 キャリッジ7を−Z側から視た概略図。 図2のB−B線における断面図。 液滴吐出装置1の制御ブロック図。 描画処理のフローチャート図。 吐出タイミングの調整を説明する図。
以下、本発明の液滴吐出装置及び液滴吐出方法の実施の形態を、図1ないし図8を参照して説明する。
なお、以下の実施の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
図1は、本発明の実施形態に係る液滴吐出装置1の概略構成を示す斜視図である。
液滴吐出装置1は、ワーク搬送装置3、キャリッジ7及びキャリッジ搬送装置11等を有している。キャリッジ7には、ヘッドユニット13と2個の紫外線照射装置15が設けられている。
液滴吐出装置1では、ヘッドユニット13と基板などのワーク(基材)Wとの平面視での相対位置を変化させつつ、ヘッドユニット13から液状体を液滴として吐出させることによって、ワークWに液状体で所望のパターンを描画することができる。
なお、図中のY方向(第2方向)は、ワークWの移動方向を示し、X方向(第1方向)は平面視でY方向と直交する方向を示している。また、X方向及びY方向によって規定されるXY平面と直交する方向は、Z方向として規定される。
このような液滴吐出装置1は、例えば、樹脂フィルムなどのように、液状体が浸透しにくい記録媒体への描画に適用され得る。
また、液滴吐出装置1を、例えば、液晶表示パネル等に用いられるカラーフィルターの製造や、有機EL(Electro Luminescence)装置の製造などに適用することもできる。
赤、緑及び青の3色のフィルターエレメントを有するカラーフィルターの場合、液滴吐出装置1は、例えば、ワークWに赤、緑及び青の各着色層を形成する工程で好適に使用され得る。この場合、ヘッドユニット13から各着色層に対応する各液状体を、ワークWに液滴として吐出させることによって、ワークWに赤、緑及び青のそれぞれのフィルターエレメントのパターンが描画される。
また、有機EL装置の製造では、例えば、赤、緑及び青の画素ごとに、各色に対応する機能層(有機層)を形成する工程で好適に使用され得る。この場合、ヘッドユニット13から各色の機能層に対応する各液状体を、ワークWに液滴として吐出させることによって、ワークWに赤、緑及び青のそれぞれの機能層のパターンが描画される。
ワーク搬送装置3は、床面に載置された定盤21、ガイドレール23a、23b、ワークテーブル25を備えている。
定盤21は、例えば金属製のフレーム等の熱膨張係数が小さい材料で構成されており、Y方向に沿って延びるように据えられている。
定盤21の上面21aには、2本の上記ガイドレール23a、23bが平行に敷設される。ガイドレール23a、23bは、互いにX方向に隙間をあけた状態で並んで、Y方向に沿って延在している。
ワークテーブル25は、ガイドレール23a、23bを挟んで定盤21の上面21aに対向した状態で設けられている。ワークテーブル25は、定盤21に対して非接触の状態でガイドレール23a、23b上に載置されている。ワークテーブル25は、ワークWが載置される載置面25aを有している。載置面25aは、+Z側に向けられている。ワークテーブル25は、ガイドレール23a、23bによってY方向に沿って案内され、定盤21上をY方向に沿って往復移動可能に構成されている。ワークテーブル25は、図示しない移動機構及び動力源によって、Y方向に往復動可能に構成されている。移動機構としては、例えば、ボールねじやリニアガイドなどを利用した機構が採用され得る。
図2は、キャリッジ7を示す側面図である(図1のA矢視図)。図3は、キャリッジ7を−X側から視た側面図である(図1のC矢視図)。図4は、キャリッジ7を−Z側から視た(つまりワークW側から視た)概略的な図である。
ヘッドユニット13は、ヘッドプレート31と、吐出ヘッド(液体噴射ヘッド)33とを有している。図4に示すように、吐出ヘッド33は、ヘッドプレート31の長さ方向に所定ピッチで配列されたヘッド列がX方向に2列で、且つ隣り合うヘッド列でヘッドのピッチが半ピッチずれるように配置されている(図4では、便宜上、紫外線照射装置15の図示を省略している)。
図5は、図2のB−B線における断面図である。
各吐出ヘッド33は、ノズルプレート46と、キャビティープレート47と、振動板48と、複数の圧電素子49と、を有している。
ノズルプレート46は、ノズル面35を有している。ノズル面35には、複数のノズル37がヘッドプレート31の長さ方向(Y方向)に沿って所定のピッチで形成されている。キャビティープレート47は、ノズルプレート46のノズル面35とは反対側の面に設けられている。キャビティープレート47には、複数のキャビティー51が形成されている。各キャビティー51は、各ノズル37に対応して設けられており、対応する各ノズル37に連通している。各キャビティー51には、不図示のタンクから機能液53が供給される。
振動板48は、キャビティープレート47のノズルプレート46側とは反対側の面に設けられている。振動板48は、Z方向に振動(縦振動)することによって、キャビティー51内の容積を拡大したり、縮小したりする。
複数の圧電素子49は、それぞれ、振動板48のキャビティープレート47側とは反対側の面に設けられている。各圧電素子49は、各キャビティー51に対応して設けられており、振動板48を挟んで各キャビティー51に対向している。各圧電素子49は、駆動信号に基づいて、伸長する。
これにより、振動板48がキャビティー51内の容積を縮小する。このとき、キャビティー51内の機能液53に圧力が付与される。その結果、ノズル37から、機能液53が液滴(液体)55として吐出される。吐出ヘッド33による液滴55の吐出法は、インクジェット法の1つである。インクジェット法は、塗布法の1つである。
そして、吐出ヘッド33は、ノズル面35がヘッドプレート31から突出した状態で、ヘッドプレート31に支持されている。さらに、ヘッドユニット13は、キャリッジ7に支持されている。ヘッドユニット13は、ノズル面35がZ方向の下方に向けられた状態でキャリッジ7に支持されている。
このようにして、ワークWには、吐出ヘッド33から機能液53が塗布され得る。
なお、本実施形態では、縦振動型の圧電素子49が採用されているが、機能液53に圧力を付与するための加圧手段は、これに限定されず、例えば、下電極と圧電休層と上電極とを積層形成した撓み変形型の圧電素子も採用され得る。
また、加圧手段としては、振動板と電極との間に静電気を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズルから液滴を吐出させるいわゆる静電式アクチュエーターなども採用され得る。さらに、発熱体を用いてノズル内に泡を発生させ、その泡によって機能液に圧力を付与する構成も採用され得る。
機能液53としては、光の照射を受けることによって硬化が促進する機能液53が採用されている。また、機能液53の硬化を促進させる光として、紫外光41が採用されている。
機能液53は、樹脂材料、光重合開始剤及び溶媒を、成分として含んでいる。これらの成分に、顔料や染料等の色素や、親液性や撥液性等の表面改質材料などの機能性材料身添加することによって固有の機能を有する機能液53を生成することができる。顔料や染料等の色素を含有する機能液53は、例えば、ワークWに描画する画像を形成するための機能液53として採用され得る。
以下において、ワークWに描画する画像を形成するための機能液53は、画像塗料と呼ばれる。
また、機能液53の成分としての樹脂材料に、例えば、アクリル系の樹脂材料などの光透過性を有する樹脂材料身採用することによって、光透過性を有する機能液53を構成することができる。このような光透過性を有する機能液53は、例えば、クリアインクとしての用途が考えられる。以下において、光透過性を有する機能液53は、透光塗料と呼ばれる。
クリアインクの用途としては、例えば、画像を被覆するオーバーコート層としての用途や、画像を形成する前の下地層としての用途などが考えられる。以下において、下地層として適用される機能液53は、下地塗料と呼ばれる。
下地塗料としては、透光塗料だけでなく、透光塗料に種々の顔料を添加した機能液53を採用することもできる。例えば、白色を呈する機能液53や、金属的な光沢(メタリッ列を示す機能液53なども、下地塗料として採用され得る。
機能液53における樹脂材料は、樹脂膜を形成する材料である。このような樹脂材料としては、常温で液状であり、重合させることによってポリマーとなる材料であれば特に限定されない。樹脂材料としては、粘性が小さいものが好ましく、オリゴマーの形態であるのが好ましい。さらに、樹脂材料としては、モノマーの形態であることが一層好ましい。
光重合開始剤は、ポリマーの架橋吐基に作用して架橋反応を進行させる添加剤である。
光重合開始剤としては、例えば、ペンジルジメチルケタールなどが採用され得る。本実施形態では、光重合開始剤として、ラジカル型の光重合開始剤が採用されている。ラジカル型の光重合開始剤としては、例えば、チバ・ジャパン(株)社製のイルガキュア819などが採用され得る。
溶媒は、樹脂材料の粘度を調整するためのものである。
図2に戻り、2個の紫外線照射装置15(15a、15b)は、それぞれ、X方向にヘッドユニット13を挟んで互いに対峙する位置に設けられている。
紫外線照射装置15a、15bは、それぞれ、紫外光41を発する光源43を有している。光源43からの紫外光41は、吐出ヘッド33から吐出された機能液53(液状体)の硬化を促進させる。機能液53は、紫外光41の照射を受けると、硬化が促進する。
光源43としては、例えば、LED、LD、水銀ランプ、メクルハライドランプ、キセノンランプ、エキシマランプ等の種々の光源43が採用され得る。
図3に示すように、キャリッジ搬送装置11は、架台101(101A、101B)と、ガイドレール103(103A、103B)と、を有している。
架台101は、X方向に延在しており、キャリッジ7を挟んだY方向の両側に配置されている。また、架台101は、ワーク搬送装置3の上方に対向配置され、ワーク搬送装置3をX方向に跨ぐ長さに形成されている。
ガイドレール103は各架台101の−Z側にX方向に延在して設けられている。キャリッジ7のY方向の両側には、ガイドレール103にX方向に移動自在にガイドされるガイド部8(8A、8B)がそれぞれ突設されている。
−Y側に位置するガイドレール103Bには、キャリッジ7の+Z側に位置し、X方向に延在するエンコーダースケール81が設けられている。そして、キャリッジ7におけるエンコーダースケール81と対向する位置にはエンコーダーヘッド(計測部)82が設けられている。エンコーダーヘッド82がエンコーダースケール81を検出することで、キャリッジ7の走査移動方向であるX方向の位置、ひいては吐出ヘッド33のX方向の位置が計測される。
キャリッジ7は、不図示の駆動装置及び動力源によって、X方向に往復動可能に構成されている。駆動装置としては、例えば、ボールねじやリニアガイドなどを利用した機構が採用され得る。本実施形態では、キャリッジ7をX方向に沿って移動させるための動力源として、不図示のキャリッジ搬送モーターが採用されている。キャリッジ搬送モーターとしては、ステッピングモーター、サーボモーター、リニアモーターなどの種々のモーターが採用され得る。また、本実施形態における駆動装置は、キャリッジ7の+Y側(一端側)を従動側とし、−Y側(他端側)のみを駆動側として駆動することでキャリッジ7及び吐出ヘッド33を一体的にX方向に移動させる構成となっている。
キャリッジ搬送モーターからの動力は、駆動装置を介してキャリッジ7に伝達される。これにより、キャリッジ7は、ガイドレール103に沿って往復移動することができる。
つまり、キャリッジ搬送装置11は、キャリッジ7に支持されたヘッドユニット13を、X方向に沿って往復移動させることができる。
液滴吐出装置1では、吐出ヘッド33をワークW(ワークW1,W2)に対向させた状態で、吐出ヘッド33とワークWとを相対的にX方向に往復移動(走査移動)させながら、吐出ヘッド33から液滴55を吐出させることによって、ワークWへのパターンの描画が行われる。
図6は、液滴吐出装置1の制御ブロック図である。
液滴吐出装置1は、上記各構成の動作を制御する制御部(調整部)111を有している。制御部111は、CPU(Central Processing Unit)113と、駆動制御部115と、メモリー部117と、を有している。駆動制御部115及びメモリー部(保持部)117は、バス119を介してCPU113に接続されている。
また、液滴吐出装置1は、キャリッジ搬送モーター121、ワーク搬送モーター123、入力装置129、表示装置131等を有している。これらは、それぞれ、入出力インターフェース133とバス119とを介して制御部111に接続されている。
また、エンコーダーヘッド82も、入出力インターフェース133とバス119とを介して制御部111に接続されている。
キャリッジ搬送モーター121は、キャリッジ7を駆動するための動力を発生させる。
ワーク搬送モーター123は、ワークテーブル25を駆動するための動力を発生させる。入力装置129は、各種の加工条件を入力する装置である。表示装置131は、加工条件や、作業状況を表示する装置である。液滴吐出装置1を操作するオペレーターは、表示装置131に表示される情報を確認しながら、入力装置129を介して種々の情報を入力することができる。
吐出ヘッド33、紫外線照射装置15a,15bも、それぞれ、入出力インターフェース133とバス119とを介して制御部111に接続されている。
CPU113は、プロセッサーとして各種の演算処理を行う。駆動制御部115は、各構成の駆動を制御する。メモリー部117は、RAM(Random Access Memory)や、ROM(Read Only Memory)などを含んでいる。
メモリー部117には、液滴吐出装置1における動作の制御手順が記述されたプログラムソフト135を記憶する領域や、各種のデータを一時的に展開する領域であるデータ展開部137などが設定されている。データ展開部137に展開されるデータとしては、例えば、描画すべきパターンが示される描画データや、描画処理等のプログラムデータ、キャリッジ7がX方向に相対移動した際に生じるヨーイング量(角度)のデータ(詳細は後述)などが挙げられる。
駆動制御部115は、モーター制御部141と、吐出制御部145と、照射制御部147と、表示制御部151と、を有している。
モーター制御部141は、CPU113からの指令に基づいて、キャリッジ搬送モーター121の駆動及びワーク搬送モーター123の駆動を個別に制御する。吐出制御部(噴射制御部)145は、CPU113からの指令に基づいて、吐出ヘッド33の駆動を制御する。照射制御部147は、CPU113からの指令に基づいて、紫外線照射装置15a,15bのそれぞれにおける光源43の発光状態を個別に制御する。表示制御部151は、CPU113からの指令に基づいて、表示装置131の駆動を制御する。
次に、液滴吐出装置1における描画処理について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、図4で示した16個の吐出ヘッド33を4個の吐出ヘッド33からなるヘッド群33A〜33B(図8参照)毎に液滴吐出を制御するものとして説明する。
本実施形態では、描画処理前に予めキャリッジ7が走査移動する際に、X方向の位置と、その位置において生じるヨーイングによりキャリッジ7が傾く量(Y方向に対する角度;以下、適宜ヨーイング量と称する)との相関関係を計測し、テーブルとしてメモリー部117に保持させておく(ステップS0)。これは、走査移動時のヨーイングがガイドレール103の曲がり等に起因して生じた場合に、X方向の位置とヨーイング量との間に大きな相関関係が発生するためである。
この場合、テーブルは、キャリッジ7の基準となる走査移動速度と対応づけて保持させる。また、ヨーイング量の計測は、走査移動速度を異ならせて計測し、基準走査移動速度で得られたテーブル(ヨーイング量)に対する補正係数を求めておく。なお、補正係数は、キャリッジ7毎に求めてもよいし、吐出ヘッド33毎に求めてもよく、さらに、キャリッジ7のX方向の位置も併せて関連付けて求めて保持させておくことが、より高精度な描画処理を実現するために好ましい。
また、上記のテーブルは、走査移動方向を反転して往復で行う場合には、走査移動方向の一方及び他方の双方について計測して保持しておく。
テーブルの保持が完了したら、描画処理を開始する。
液滴吐出装置1では、制御部111が入力装置129から入出力インターフェース133及びバス119を介して描画データを受け取ると、CPU113によって描画処理が開始される。なお、以下の説明では、各種データの受渡は、同様に入出力インターフェース133及びバス119を介して行われるため、その説明を省略する。
描画データは、機能液53(液状体)により、ワークWに描画すべきパターンを指示するものであり、描画すべきパターンがビットマップ状に表現されている。ワークWへのパターンの描画は、吐出ヘッド33をワークWに対向させた状態で、吐出ヘッド33とワークWとを相対的に往復移動(走査移動)させながら、吐出ヘッド33から液滴55を所定周期で吐出させることによって行われる。
最初に、CPU113は、キャリッジ搬送指令をモーター制御部141に出力する。このとき、モーター制御部141は、キャリッジ搬送モーター121の駆動を制御して、キャリッジ7を走査開始位置に移動させる(ステップS1)。ここで、後述するように、描画処理においてはワークWに対して所定時間遅延させて吐出ヘッド33から液滴を吐出させることから、ワークWに対する描画範囲(液滴の吐出範囲)が所定の遅延時間と走査移動速度に応じた量で走査移動方向にずれることになる。そのため、モーター制御部141は、このずれ量を考慮した量で走査開始位置(液滴吐出開始位置)を走査移動方向の上流側(後方側)に補正して制御する。
ワークWに対するキャリッジ7のX方向への走査移動が開始されると(ステップS2)、走査移動中のキャリッジ7のX方向の位置(以下、X位置と称する)は、エンコーダーヘッド82がエンコーダースケール81を検出することにより連続的に計測されCPU113に出力される。CPU113では、計測されたキャリッジ7の位置を複数参照し、その信号が得られた時間差からキャリッジ7の走査移動速度を算出する(ステップS3)。
CPU113は、計測された走査移動速度が誤差範囲(許容範囲)であれば、走査移動速度に関する補正係数を、例えば1.0と設定し、誤差範囲外(許容範囲外)であれば、メモリー部117を参照し、基準走査移動速度との比に応じた補正係数を設定する。また、CPU113は、メモリー部117を参照し、計測されたキャリッジ7のX位置に対応するヨーイング量及び走査移動速度に関する補正係数から、ヨーイングによる吐出ヘッド33のX方向の変位及び吐出タイミングの調整時間を求める(ステップS4)。
ここで、ヨーイングで生じるキャリッジ7の傾きは、図4に示すように、Y方向と平行な位置を基準として、+Y側の端部が−Y側の端部に対して遅れる姿勢P1の場合と、+Y側の端部が−Y側の端部に対して進む姿勢P2の場合がある。吐出ヘッド33の吐出タイミングは、キャリッジ7の位置がエンコーダーヘッド82により計測される−Y側が基準となるため、キャリッジ7が姿勢P1のときは、+Y側に位置する吐出ヘッド33は、−Y側に位置する吐出ヘッド33に対してY方向の距離及びヨーイング量並びに走査移動速度に応じた調整時間tcだけ吐出タイミングを遅らせる必要がある。
逆に、キャリッジ7が姿勢P2のときは、+Y側に位置する吐出ヘッド33については、−Y側に位置する吐出ヘッド33に対してY方向の距離及びヨーイング量並びに走査移動速度に応じた調整時間tcだけ吐出タイミングを早める必要がある。ところが、吐出タイミングの基準を、キャリッジ7の位置が計測された時間とすると、その時点で+Y側に位置する吐出ヘッド33に吐出させるべきタイミングが既に過ぎてしまっている。そのため、本実施形態では、ヨーイング量の最大値に応じて遅延させた時間を、吐出タイミングの基準としている。
例えば、走査移動方向のある位置でキャリッジ7にヨーイングが発生していない場合、図8(図8ではヘッド群33A〜33Dを簡略的に図示している)に示すように、本来であればキャリッジ7の位置が計測された後に液滴を吐出する時間Tに対して、時間Δt遅延させたタイミングの時間T+Δtで液滴を吐出させる。この場合の遅延時間Δtは、ヨーイング量が最大となった場合でも吐出ヘッド33から吐出させることができるように、Δt≧tc に設定される。
従って、キャリッジ7が姿勢P2となるヨーイングが発生し、ヨーイング量に応じて基準よりも調整時間tcだけ早く液滴を吐出させる場合には、時間T+Δt−tcで吐出させる。また、キャリッジ7が姿勢P1となるヨーイングが発生し、ヨーイング量に応じて基準よりも調整時間tcだけ遅く液滴を吐出させる場合には、時間T+Δt+tcで吐出させる(ステップS5)。
このように、吐出タイミングの基準をヨーイング量の最大値に応じて遅延させた時間とすることにより、姿勢P1、P2となるいずれの方向のヨーイングが生じた場合でも、上記液滴吐出のタイミングを調整することができる。
なお、上述したように、ワークWに対して遅延時間Δtをもって液滴を吐出して描画処理を行った場合には、ワークWに対する描画範囲(液滴吐出範囲)は、遅延時間及び走査移動速度に応じて、走査移動方向の下流側(後方側)にずれることになるが、モーター制御部141が、このずれ量を考慮した量で走査開始位置(液滴吐出開始位置)を走査移動方向の上流側(後方側)に補正しているため支障を来すことがない。
上記の走査移動方向の一方側への走査移動による液滴吐出処理が完了すると、走査移動方向を反転させるとともに、ワークWをY方向にステップ移動させて、同様にヨーイング量を補正しつつ液滴吐出処理を行う。この場合は、反転した方向に対応するテーブル及び走査移動速度の補正係数を用いて吐出タイミングを調整する。
そして、上記の処理を繰り返すことにより、描画処理が完了する。
以上のように、本実施形態では、キャリッジ7の走査移動時にヨーイングが生じても、予め計測したテーブルに基づいて吐出ヘッド33から液滴を吐出するタイミングを調整しているため、ヨーイングによる悪影響を排除して高精度の描画処理を実施することが可能である。特に、本実施形態では、キャリッジ7の位置のみならず、走査移動速度も計測しその計測結果に応じて液滴の吐出タイミングを調整するため、走査移動時の環境変動によって走査移動速度が変動した場合でも、高精度の描画処理を実施することが可能である。しかも、本実施形態では、走査移動速度の計測を位置計測結果を用いて行っているため、走査移動速度計測用の機器を別途設置する必要がなく、装置の小型化、低価格化に寄与できる。
また、本実施形態では、液滴吐出タイミングの基準をヨーイング量の最大値に応じて遅延させた時間としているため、ヨーイングの方向によっては早めに液滴吐出を行う必要がある場合でも容易に対応可能である。この場合、ワークWに対する描画範囲(液滴の吐出範囲)が所定位置よりもずれることが考えられるが、走査移動開始位置を遅延時間に応じた位置に補正しているため、支障なく所定の描画処理を実行可能である。
また、本実施形態では、4つの吐出ヘッド33を1群とするヘッド群33A〜33D毎に液滴の吐出を制御しているため、駆動基板等の部品を低減することができ、制御性の向上及び装置の低下価格化に寄与できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、ヘッド群33A〜33D毎に液滴吐出を制御する構成としたが、これに限定されるものではなく、吐出ヘッド33毎に液滴吐出を制御してもよいことは言うまでもなく、さらには各吐出ノズル33においてもノズル毎に液滴吐出を制御して吐出タイミングを調整してもよい。
また、上記実施形態では、キャリッジ7の一端側にのみエンコーダースケール81及びエンコーダーヘッド82を配置する構成としたが、これに限られず、キャリッジ7の両側にエンコーダースケール81及びエンコーダーヘッド82を配置する構成としてもよい。この構成では、描画処理の走査移動中にキャリッジ7のヨーイング量を計測できるため、例えば走査移動毎にテーブルを更新することで、常に高精度で吐出タイミングが調整された描画処理を実行することが可能になる。
さらに、上記実施形態では、キャリッジ7の一端側にのみ駆動力を付与する構成としたが、キャリッジ7の両側に駆動力を付与する構成であっても本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では、走査移動速度を計測した結果に基づいて補正係数を設定する構成を例示したが、この他に、キャリッジ7の位置に加えて走査移動速度にも対応させたテーブルを用意しておき、計測されたキャリッジ7の位置及び走査移動速度に応じて適切な補正係数を設定する構成としてもよい。
1…液滴吐出装置、 7…キャリッジ、 33…吐出ヘッド、 33A〜33D…ヘッド群、 82…計測部、 111…制御部(調整部)、 117…メモリー部(保持部)、 W…ワーク(基材)

Claims (10)

  1. 吐出ヘッドが搭載されたキャリッジを基材に対して第1方向に走査移動させ、前記吐出ヘッドから前記基材に液滴を吐出する液滴吐出装置であって、
    前記第1方向における前記吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報を計測する計測部と、
    前記吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報に対応する前記キャリッジのヨーイング量の情報の相関関係を示すテーブルを保持する保持部と、
    前記計測部の計測結果と前記保持部に保持される前記ヨーイング量の情報とに応じて、前記吐出ヘッドから前記液滴を吐出するタイミングを調整する調整部と、
    を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 請求項1記載の液滴吐出装置において、
    前記調整部は、前記計測部の計測結果に対応する前記液滴の吐出タイミングの基準を、前記ヨーイング量の最大値に応じて遅延させた所定時間に調整することを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 請求項2記載の液滴吐出装置において、
    前記調整部は、前記遅延させた所定時間に応じて、前記基材に対する前記液滴の吐出範囲を調整することを特徴とする液滴吐出装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の液滴吐出装置において、
    前記計測部は、前記第1方向における前記吐出ヘッドの位置に関する情報を、前記第1方向に離間した複数箇所で計測した結果に基づいて、前記吐出ヘッドの前記走査移動速度に関する情報を計測することを特徴とする液滴吐出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の液滴吐出装置において、
    前記調整部は、計測された前記吐出ヘッドの前記走査移動速度に関する情報に対応する係数を用いて補正した前記ヨーイング量の情報に応じて前記タイミングを調整することを特徴とする液滴吐出装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の液滴吐出装置において、
    前記調整部は、複数の前記吐出ヘッドを含むヘッド群毎に、前記液滴を吐出するタイミングを調整することを特徴とする液滴吐出装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の液滴吐出装置において、
    前記キャリッジに対して、前記第1方向と直交する第2方向の一端側を従動側として、前記第2方向の他端側を前記第1方向に駆動する駆動装置を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  8. 吐出ヘッドが搭載されたキャリッジを基材に対して第1方向に走査移動させ、前記吐出ヘッドから前記基材に液滴を吐出する液滴吐出方法であって、
    前記吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報に対応する前記キャリッジのヨーイング量の情報の相関関係を示すテーブルを保持する保持ステップと、
    前記第1方向における前記吐出ヘッドの位置に関する情報及び走査移動速度に関する情報を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップでの計測結果と前記保持ステップで保持された前記ヨーイング量の情報とに応じて、前記吐出ヘッドから前記液滴を吐出するタイミングを調整する調整ステップと、
    を備えることを特徴とする液滴吐出方法。
  9. 請求項8記載の液滴吐出方法において、
    前記調整ステップでは、前記計測ステップでの計測結果に対応する前記液滴の吐出タイミングの基準を、前記ヨーイング量の最大値に応じて遅延させた所定時間に調整することを特徴とする液滴吐出方法。
  10. 請求項9記載の液滴吐出方法において、
    前記調整ステップでは、前記遅延させた所定時間に応じて、前記基材に対する前記液滴の吐出範囲を調整することを特徴とする液滴吐出方法。
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