JP2013156372A - 連結式容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一形状の容器をより多く安定して保管することができる連結式容器の提供する。
【解決手段】平行に向かい合う二面を少なくとも有する中空の容器本体2を備え、容器本体2には、別の容器1を上下方向に連結するための第1凸部11および第1凹部12と、別の容器1を横方向に連結するための第2凸部13および第2凹部14とが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに連結させることができる連結式容器に関する。
オフィスや家庭においては、書類、衣類、小物類を整理するときや、食品を保存するときに、これらの物品を収納した容器を複数段積層して保管/保存することが日常的に行われる。
例えば、特許文献1,2には、同一形状の容器を互いに連結して、容器の高さ方向に多段に積み上げることが開示されている。このような容器の本体は、合成樹脂で成型されたものが専ら使用されている。合成樹脂で成形された製品は、大量生産が容易で低価格であり、取扱いも容易である。
一方、複写機や複合機などの画像形成装置は、現像に供するトナーを収容したトナーボトルや、画像形成装置内で出る廃トナーを収容する廃トナーボックスを搭載している。空になったトナーボトルや満杯になった廃トナーボックスは、画像形成装置から取り出されて新しいものと交換される。
取り出されたトナーボトルや廃トナーボックスは、回収された後、分別され、再利用可能な容器については再生されることとなる。回収を待つ間、あるいは回収後、トナーボトルや廃トナーボックスは、積み上げられるなどして保管される。
実用新案登録第3066410号公報 特表2006−522717号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載された技術は、同一形状の容器を連結して上方向に多段に積み上げるだけに止まり、容器を横方向または奥行き方向へ連結する構成とはなっていない。そのため、保管/保存する容器の数が増えた場合に、容器を上方向へ積み上げるしか術がなく、積み上げすぎによる崩落の危険がある。
回収されたトナーボトルや廃トナーボックスについても同様であり、特許文献1,2の技術を適用して上方向へ積み上げることは可能であるが、積み上げすぎによる崩落の危険がある。このような現場では、回収されたトナーボトルや廃トナーボックスを、安定して保管できる技術の提案が望まれている。
本発明はこのような状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、同一形状の容器をより多く安定して保管することができる連結式容器の提供にある。
本発明の連結式容器は、上記の課題を解決するために、互いに連結可能な連結式容器であって、平行に向かい合う二面を少なくとも有する中空の容器本体を備え、前記容器本体には、平行に向かい合う前記二面の法線方向に別の連結式容器を連結するための第1連結部と、平行に向かい合う前記二面の法線方向と直角をなす少なくとも一方向にさらに別の連結式容器を連結するための第2連結部とが設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、容器本体が有する平行に向かい合う二面のうちの一方を水平な面に設置することで、連結式容器を安定して載置することが可能となる。そして、該二面に形成された第1連結部により、前記二面の法線方向(水平な面に載置された状態で上下方向)に別の連結式容器を連結することができる。加えて、第2連結部により、前記二面の法線方向と直角をなす少なくとも一方向(水平な面に載置された状態で横方向あるいは奥行き方向)にさらに別の連結式容器を連結することができる。
つまり、複数の連結式容器を、上下方向に連結すると共に、上下方向と直角をなす横方向あるいは奥行き方向の少なくともどちらかの方向とも連結できる。これにより、連結式容器を上方向へ多く積み上げたとしても、積み上げられた連結式容器同士が横方向あるいは奥行き方向あるいはその両方向においても連結されているので、崩落が発生しにくく、より多くの容器を安定して保管することができる連結式容器を提供できる。
本発明の連結式容器は、さらに、前記容器本体は、直方体形状または立法体形状をなし、前記第1連結部は、相対する二面に形成された係合可能な凸部と凹部とであり、前記第2連結部は、前記第1連結部が形成された前記二面を繋ぐ四面のうちの相対する二面に形成された係合可能な凸部と凹部とであることを特徴とすることができる。
上記構成によれば、容器同士を上下方向および上下方向と直角をなす少なくと一方向と連結することができる。また、容器本体が直方体形状または立法体形状であるので、円柱形状などを有する場合に比して、容器間に大きな隙間を開けることなく詰めた状態で連結することができる。しかも、第1連結部も第2連結部も、相対する二面に形成された係合可能な凸部と凹部とからなる簡単な構成で、かつ、容器同士の連結も分離も簡単な作業で行うことができる。
本発明の連結式容器は、さらに、前記容器本体は、相対する正方形形状の面を少なくとも二面有する直方体形状または立法体形状をなし、前記第1連結部が、相対する正方形形状の二面に形成された係合可能な凸部と凹部とであり、前記第2連結部は、前記第1連結部が形成された前記二面を繋ぐ四面のうちの相対する二面にそれぞれ形成された同一形状の凸部と、他の相対する二面にそれぞれ形成された前記凸部と係合可能な同一形状の凹部とであることを特徴としている。
上記構成によれば、容器本体が立法体形状あるいは相対する正方形形状の面を少なくとも二面有する直方体形状であるので、同一形状の面を少なくとも四面備えることとなり、水平方向に90°、180°、270°回転させても、連結される容器間で面の大きさが同じになる。
そして、このような同一形状の四面のうちの相対する二面に形成された何れかの凸部に、別の連結式容器の相対する二面に形成された何れかの凹部を係合することで、横方向あるいは奥行き方向の何れか一方への連結が可能となり、同様に、同一形状の四面のうちの相対する二面に形成された何れかの凹部に、さらに別の連結式容器の相対する二面に形成された何れかの凸部を係合することで、横方向あるいは奥行き方向の他方への連結が可能となる。
つまり、容器同士を上下方向および上下方向と直角をなす第1の方向、さらに上下方向と前記第1の方向と直角をなす第2の方向と連結することができる。しかも、該構成においても、第1連結部も第2連結部も、係合可能な凸部と凹部とからなる簡単な構成で、かつ、容器同士の連結も分離も簡単な作業で行うことができる。
本発明の連結式容器は、さらに、前記第1連結部を構成する係合可能な凸部と凹部とが雄ネジ部と雌ネジ部とである構成としてもよい。
上下方向の連結を強固にし、より多くの連結式容器を安定して積み上げることができる。また、上下方向にネジ留めされて連結された複数の連結式容器は、あたかも1つの容器のように扱うことができるため、連結式容器を横方向あるいは奥行き方向あるいはその両方へ連結していく作業が、嵌め合いのみで上下方向に連結されている構成よりも実施し易い。
本発明の連結式容器は、さらに、前記凸部あるいは前記凹部に、前記容器本体に収容物を出し入れするための開口が形成されている構成とすることもできる。
連結用の凸部あるいは凹部と開口とを1箇所に集約することによって、合理的な容器形状とすることができる。また、容器の他の面に設ける凸部あるいは凹部の形状/レイアウトに対して、開口が影響することがないので、形状/レイアウトが制約を受けず、自由度が高まる。
本発明の連結式容器は、さらに、前記雄ネジ部をなす凸部に前記容器本体に収容物を出し入れするための開口が形成されており、別の連結式容器が当該連結式容器における前記開口を塞ぐ蓋体として機能する構成としてもよい。
上記構成によれば、上下方向に連結されている容器を分離する作業によって同時に蓋を外すことができるので、収容物を回収する作業などの作業効率を上げることかできる。
本発明の連結式容器は、例えば、画像形成装置に搭載されるトナー容器に適用できる。
本発明は、崩落が発生しにくく、より多くの容器を安定して保管することができる連結式容器を提供できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる容器が複数個、上下方向および横方向に連結された状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1にかかる容器の斜視図である。 (a)〜(f)は、順に、図2に示した容器の上面図、左側面図、正面図、右側面図、下面図、背面図である。 図2に示した容器同士を上下方向および横方向に連結させる様子を示す説明図である。 図2に示した容器に設けられた、第1凸部・第1凹部、第2凸部・第2凹部に適用できる突起形状および凹み形状を示す説明図である。 本発明の実施の形態1にかかる変形例の容器同士を上下方向および横方向に連結させる様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態2にかかる容器の斜視図である。 (a)〜(f)は、順に、図7に示した容器の上面図、左側面図、正面図、右側面図、下面図、背面図である。 図7に示した容器同士を上下方向および横方向に連結させる様子を示す説明図である。 図7に示した容器同士を横方向および奥行き方向に連結させる様子を示す説明図である。 図7に示した容器が複数個、上下方向、横方向および奥行き方向に連結された状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態2にかかる変形例の容器の斜視図である。 本発明の実施の形態3にかかる容器の斜視図である。 (a)〜(f)は、順に、図12に示した容器の上面図、左側面図、正面図、右側面図、下面図、背面図である。 図12に示した容器同士を上下方向および横方向に連結させる様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態3にかかる変形例の容器の斜視図である。 本発明の実施の形態4にかかる容器の斜視図である。 図17に示した容器同士が上下方向に連結された状態で、容器内の収容物の排出が可能となる様子を示す説明図である。
以下、本発明にかかる実施の形態について、詳細に説明する。以下に説明する本実施の形態の各連結式容器(以下、単に容器と称する)は、例えば、廃トナーボックスやトナーボトルといった、トナーを収容するトナー容器として使用でき、その他、小物保管用の容器や、食料品を保存するための容器など、広く利用できる。
〔実施の形態1〕
図2に、本実施の形態にかかる連結式容器の斜視図を示す。図2に示すように、互いに連結可能な容器(連結式容器)1は、収容物を収容する容器本体2と、容器本体2に設けられた収容物を容器本体2内部に収容するための開口10を塞ぐ蓋体3とを有する。容器本体2は、中空の直方体形状をなし、例えば合成樹脂でブロー成型されている。なお、容器本体2の材質や形状、作成方法は、これに限るものではない。
容器本体2は、六面のうち、面21と該面21と対向する面22とが正方形形状で、残り四面の面23〜26が長方形形状である。残り四面のうち、面23と25が対向し、面24と面26とが対向する。
以降の説明を容易にするために、面21を上に向けて容器1を設置した状態を想定して、面21を上面、上面21と対向する面22を下面とする。また、面23を正面、該正面23と対向する面25を背面、面26を左側面、面24を右側面と称する。上面21と下面22とが、平行に向かい合う二面に相当する。
図3(a)〜図3(f)に、容器1の上面図、左側面図、正面図、右側面図、下面図、背面図を示す。容器1の上面21には、容器1同士を上下方向に連結するための第1凸部(第1連結部)11が形成されている。容器1の下面22には、第1凸部11に対応した第1凹部(第1連結部)12が形成されている。容器1の第1凹部12に別の容器1の第1凸部11が嵌合され、第1凹部12と第1凸部11とが係合することで、2つの容器1・1が上下方向(平行に向かい合う二面の法線方向)に連結される。第1凸部11が第1凹部12よりも若干大きな形状を有することで、適度な締め付け力が発生して容器1同士が連結される。
本実施の形態の容器1においては、第1凸部11に開口10が形成されており、第1凸部11は開口10を蓋体3で塞ぐことで形成されている。より具体的には、上面21には、正方形形状の開口10の縁に沿って上方に突出する開口縁部15が形成されており、該開口縁部15に蓋体3が被せられることで、第1凸部11が構成されている。図示してはいないが、開口縁部15と蓋体3との間には、係合用突起と係合用溝とが形成されており、係合用突起と係合用溝とが係合することで、開口縁部15と蓋体3とが結合する。開口縁部15と蓋体3との密着性を高めるために、開口縁部15と蓋体3との間にパッキングを介在させてもよい。
また、左側面26には、容器1同士を横方向あるいは奥行き方向(平行に向かい合う二面の法線方向と直角をなす少なくとも一方向)に連結するための第2凸部(第2連結部)13が形成されている。右側面24には、第2凸部13に対応した第2凹部(第2連結部)14が形成されている。容器1の第2凹部14に別の容器1の第2凸部13が嵌合され、第2凹部14と第2凸部13とが係合することで、2つの容器1・1が横方向に連結される。第2凸部13が第2凹部14よりも若干大きな形状を有することで、適度な締め付け力が発生して容器1同士が連結される。なお、便宜上、左側面26に第2凸部13を形成し、右側面24に第2凹部14を形成しているが、正面23に第2凸部13を形成し、背面25に第2凹部14を形成してもよい。
図4に、容器1aの上下方向に容器1bを、容器1aの横方向に容器1cを連結させる様子を示す。容器1aの第1凸部11を容器1bの第1凹部12に嵌合させることで、容器1aと容器1bとが上下方向に連結される。また、容器1cの第2凸部13を容器1aの第2凹部14に嵌合させることで、容器1aと容器1cとが横方向に連結される。
図1に、上下方向×横方向に3×3の合計9個の容器1が連結された状態を示す。連結の手順としては、まずは複数(3個)の容器1を上下方向に連結する。そのあと、上下方向に連結した複数の容器1同士を横方向に連結する。上下方向および横方向への容器1同士の連結は、何れも嵌め合わせの締め付けによる力を利用したものであるので、適度な力を加えることで容易に連結でき、分離もできる。
さらに、図5に示すように、第1凸部11あるいは第2凸部13の先端部を一回り大きく形成してリブ28とし、第1凹部12あるいは第2凹部14には、第1凸部11あるいは第2凸部13の先端部に形成されたリブ28が係合する係合部29を形成する。リブ28が係合部29と係合することで、第1凸部11あるいは第2凸部13が第1凹部12あるいは第2凹部14より抜け落ちににくくなる。
以上のように、本実施の形態の容器1においては、第1凸部11と第1凹部12とを用いて容器1同士を上下方向に連結することに加えて、第2凸部13と第2凹部14とを用いて容器1同士を横方向へも連結できる。これにより、より多くの容器1を上方向へ多く積み上げたとしても、積み上げられた容器1同士が横方向にも連結されているので、崩落が発生しにくく、同一形状の容器をより多く安定して保管することができる。
また、容器1同士の横方向の連結が可能になることで、横方向を奥行き方向として収容した場合、手前にある一つの容器1を引っ張ることで奥行き方向に連結された他の容器1も一緒に引っ張り出すことができる。このように、上方向へ積み上げることしかできなかった従来の連結式容器では不可能であった扱い方が可能となり、使い勝手が向上する。
なお、本実施の形態の容器1においては、第1凸部11および第1凹部12、あるいは第2凸部13および第2凹部14として、それぞれの対応する面の中央部に形成された正方形形状の突起と凹みとを例示した。しかしながら、第1凸部11および第1凹部12、あるいは第2凸部13および第2凹部14は、これに限られるものではなく、例えば、それぞれの対応する面の中央部以外に形成されていたり、あるいは円形形状や三角形形状の突起と凹みより構成されていたりしてもよい。
また、第1凸部11および第1凹部12、あるいは第2凸部13および第2凹部14は、それぞれの対応する面に複数個設けられている構成であってもよい。特に、第1凸部11に開口10が形成されている構成では、第1凸部11を円形形状とした場合、開口縁部15と蓋体3とにネジ溝(スクリュー)を形成して開口縁部15と蓋体3とをネジ留めして結合させる構成としてもよい。但し、第1凸部11、第1凹部12においては、容器1を安定して載置できる形状やサイズであることが必要である。
また、本実施の形態の容器1において、容器本体2は、上面21と下面22とが正方形形状で、左側面26、正面23、右側面24、背面25を各々同一形状の長方形形状としたが、第1凸部11および第1凹部12が形成される上面21と下面22とが同一の四角形形状であり、第2凸部13および第2凹部14が形成される左側面26と右側面24とが同一の四角形形状であればよい。したがって、容器本体2は、相対する面のみが同一形状である直方体形状であっても、六面全てが同一形状の立方体形状であってもよい。
また、容器本体2の条件しては、平行に向かい合う二面を少なくとも有する中空であればよい。したがって、中空の円柱状の容器本体であってもよい。そのような場合には、上記した第2凸部13、第2凹部14としては、円柱の軸方向に伸びる細幅の細長い形状とすることが適している。
なお、図1〜図5においては、容器本体2として角が立った状態で図示しているが、角は丸みを帯びた状態であってもよい。
また、本実施の形態の容器1においては、面21に形成した第1凸部11に開口10が形成されている構成を例示したが、開口10は、第1凸部11とは関係なく形成することもできる。例えば、図6に示すように、第1凹部12が形成されている面22を上に向けて設置する容器1'とし、第1凹部12に開口10を形成してもよい。
なお、第1凸部11に開口10が形成されている構成(開口が蓋されている部分が突起形状となっている構成)と同様に、第1凹部12に開口10が形成されている構成(開口が蓋されている部分が凹み形状となっている構成)も、例えば、蓋体を断面逆ハット状とし、鍔部分を開口10の縁に係合させて蓋体の本体部分を開口10に押し入れる構成とするなど、既存の技術で構成できる。
〔実施の形態2〕
図7に、本実施の形態にかかる容器の斜視図を示す。なお、説明の便宜上、実施の形態1で用いた部材と同じ機能を有する部材には同じ符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、容器31は、収容物を収容する容器本体32と、容器本体32に設けられた開口10を覆う蓋体3とを有する。容器本体32も中空の直方体形状をなす。
容器本体32は、六面のうち第1凸部11が形成された面21と第1凹部12が形成された面22とが正方形形状で、残り四面の面23〜26が長方形形状である。なお、実施の形態1の容器1においては、面21と面22とは必ずしも正方形形状である必要はなかったが、本実施の形態2の容器31においては必須である。面21と面22とが正方形形状であることで、残り四面23〜26は同一形状となる。
なお、本実施の形態においても、説明を容易にするために、第1凸部11が形成されている面21を上に向けて容器31を設置した状態を想定して、面21を上面、面22を下面、面23を正面、面25を背面、面26を左側面、面24を右側面と称する。
図8(a)〜図8(f)に、容器31の上面図、左側面図、正面図、右側面図、下面図、背面図を示す。本実施の形態の容器31と実施の形態1の容器1との違いは、横方向に容器同士を連結するための第2凸部13と第2凹部14との配置にあり、容器31においては、左側面26と右側面24とに第2凹部14がそれぞれ形成され、正面23と背面25とに第2凸部13がそれぞれ形成されている。
図9、図10に、容器31aの上下方向に容器31bを、容器31aの横方向に容器31cを、容器31aの奥行き方向に容器31dを連結させる様子を示す。図9は、容器31aの正面23側より見ている図面であり、図10は、容器31aの上面21側より見ている図面である。
容器31aの第1凸部11を容器31bの第1凹部12に嵌合させることで、容器31aと容器31bとが上下方向に連結される。また、容器31cの第2凸部13を容器31aの第2凹部14に嵌合させることで、容器31aと容器31cとが横方向に連結される。さらに、容器31aの第2凸部13を容器31dの第2凹部14に嵌合させることで、容器31aと容器31dとが奥行き方向に連結される。
図11に、上下方向×横方向×奥行き方向に3×3×2の合計18個の容器1が連結された状態を示す。連結の手順としては、まずは複数(3個)の容器1を上下方向に連結する。そのあと、上下方向に連結した複数の容器1同士を横方向、奥行き方向に連結する。横方向の連結と、奥行き方向の連結とは、何れが先であってもよい。
このように、本実施の形態の容器31においては、第1凸部11と第1凹部12とを用いて容器31同士を上下方向に連結することに加えて、第2凸部13と第2凹部14とを用いて容器31同士を横方向にも奥行き方向にも連結できる。これにより、より多くの容器31を上方向へ多く積み上げたとしても、積み上げられた容器31同士が横方向にも奥行き方向にも連結されているので、崩落がより一層発生しにくく、同一形状の容器をより多く安定して保管することができる。
また、容器31同士の横方向の連結が可能になることで、横方向を奥行き方向として収容した場合、手前にある一つの容器1を引っ張ることで奥行き方向に連結された他の容器1も一緒に引っ張り出すことができる。このように、上方向へ積み上げることしかできなかった従来の連結式容器では不可能であった扱い方が可能となり、使い勝手が向上する。
また、容器31同士の横方向および奥行き方向の連結が可能になることで、手前に並ぶ容器31の列(横方向に並ぶ列)を引っ張ることで、手前に並ぶ各容器31それぞれに奥行き方向で連なる他の容器31も一緒に引っ張り出すことができる。このように、上方向へ積み上げることしかできなかった従来の連結式容器では不可能であった扱い方が可能となり、使い勝手が向上する。
なお、本実施の形態の容器31においては、容器本体32は、上面21と下面22とが正方形形状で、左側面26、正面23、右側面24、背面25は、同一形状の長方形形状としたが、図12に示す容器31’のような、面21〜26の六面全てが同一の正方形形状をなす立方体形状の容器本体32’を有する構成としてもよい。
中でも、図12に示すような立法体形状の容器本体32’とした構成では、容器同士を上下方向に連結するための第1凸部11と第1凹部12、容器31’同士を横方向と奥行き方向(横方向)とに連結するための第2凸部13と第2凹部14とを同一形状とすることで、容器の天地を気にすることなく、上下方向、横方向・奥行き方向(横方向)へと連結することができる。
また、ここでも、容器本体32の条件しては、平行に向かい合う二面を少なくとも有する中空であればよい。したがって、中空の円柱状の容器本体であってもよい。そのような場合には、上記した第2凸部13、第2凹部14としては、円柱の軸方向に伸びる細幅の細長い形状と摺ることが適している。
なお、本実施の形態の容器31においても、面21に形成した第1凸部11に開口10が形成されている構成を例示したが、面22に形成された第1凹部12に開口10が設けられている構成であってもよい。
〔実施の形態3〕
図13に、本実施の形態にかかる容器の斜視図を示す。なお、説明の便宜上、実施の形態1、2で用いた部材と同じ機能を有する部材には同じ符号を付して説明を省略する。
図13に示すように、本実施の形態の容器41は、収容物を収容する容器本体42と、容器本体に設けられた開口10を覆う蓋体53とを有する。
容器本体42も実施の形態1の容器1の容器本体2と同様に、中空の直方体形状をなす。本実施の形態の容器41と、実施の形態1の容器1との違いは、容器同士を上下方向に連結するための第1凸部と第1凹部とにある。容器41においては、第1凸部51と第1凹部52とが雄ネジと雌ネジとして機能し、容器41同士が上下方向でネジ留めされる。
なお、本実施の形態においても、説明を容易にするために、第1凸部51が形成されている面21を上に向けて容器41を設置した状態を想定して、第1凸部51が形成されている面21を上面、面22を下面、面23を正面、面25を背面、面26を左側面、面24を右側面と称する。
図14(a)〜図14(f)に、容器41の上面図、左側面図、正面図、右側面図、下面図、背面図を示す。容器41においては、上面21に形成された円形形状の第1凸部51の外周部にネジ溝55が形成されている。容器41においても、第1凸部51に開口が形成されている。但し、開口10は円形形状であり、該円形形状の開口10の縁に形成されている開口縁部15が第1部51となっている。また、下面22に形成された第1凹部52の内周部に、第1凸部51のネジ溝55に対応するネジ溝56が形成されている。
図15に、容器41aの上下方向に容器41bを、容器41aの横方向に容器41cを連結させる様子を示す。図15は、容器31aの正面23側より見ている図面である。
容器41aの第1凸部51を容器41bの第1凹部52にネジ留めすることで、容器41aと容器41bとが上下方向に連結される。また、容器41cの第2凸部13を容器41aの第2凹部14に嵌合させることで、容器41aと容器41cとが横方向に連結される。
このように、本実施の形態の容器41においては、雄ネジおよび雌ネジとして機能する第1凸部51および第1凹部52を用いて、上下方向における容器41同士の連結がネジ留めにてなされるので、上下方向の容器41同士の連結を強固にし、より多くの容器41を安定して積み上げることができる。また、上下方向にネジ留めされて連結された複数の容器41は、あたかも1つの容器のように扱うことができるため、容器41を横方向へ連結していく作業が、嵌合のみで上下方向に容器同士が連結されている構成よりも実施し易くなる。
なお、図13では、実施の形態1の容器1における第1凸部11と第1凹部12とをネジ留め式の第1凸部51と第1凹部52としたが、図16に示すように、実施の形態2の容器31における第1凸部11と第1凹部12とをネジ留め式の第1凸部51と第1凹部52とした容器61としてもよい。この場合も、上下方向に連結された複数の容器61は、あたかも1つの容器のように扱うことができるため、容器61を横方向および奥行き方向へと連結していく作業が実施し易くなる。
また、容器41および容器61においては、開口縁部15の外周部にネジ溝55が形成されていて、容器41または容器61の上に連結された別の容器41あるいは容器61の第1凹部52が、開口10を塞ぐ蓋として機能よう構成である。
したがって、容器41および容器61においては、容器41あるいは容器61内部の収容物を取り出すにあたり、蓋を開放する作業と、上下方向に連結されている容器41同士又は容器61同士の分離作業とを同時に行うことができる。
前述したように、容器41または容器61が、廃トナーボックスとして利用される場合、回収されてきた廃トナーボックスより廃トナーを排出して、廃トナーと再生可能な空のボックスとに分離する必要がある。このような場合に、上下方向に連結されている容器41同士または容器61同士を分離する作業によって同時に蓋を外すことができるので、作業効率を上げることかできる。
なお、図13、図16に示す開口縁部15を一回り小さくし、蓋体53の内周部に開口縁部15の外周部に形成されたネジ溝に対応したネジ溝を設けると共に、蓋体53の外周部にネジ溝55を形成してもよい。
〔実施の形態4〕
図17に、本実施の形態にかかる容器の斜視図を示す。なお、説明の便宜上、実施の形態1〜3で用いた部材と同じ機能を有する部材には同じ符号を付して説明を省略する。
図17に示すように、本実施の形態の容器71は、収容物を収容する容器本体72と、容器本体72に設けられた開口10を覆う蓋体83とを有する。
容器本体72も実施の形態1の容器1の容器本体2と同様に、中空の直方体形状をなす。本実施の形態の容器71と、実施の形態1の容器1との違いは、容器同士を上下方向に連結するための第1凸部と第1凹部、および開口10の形成位置にある。本実施の形態の容器71では、第1凸部11と第1凹部12に代えて、雄ネジと雌ネジとして機能する第1凸部51と第1凹部52とが形成されており、容器71同士が上下方向でネジ留めされる構成である。なお、第1凸部51と第1凹部52の機能は、第1凸部51に開口10が形成されていない点を除いて、実施の形態3の容器51と同じである。
本実施の形態の容器71においては、容器71同士を横方向に連結する第2凸部13に開口10が形成されている。開口10の縁に設けられた開口縁部15に蓋体83取り付けられることで第2凸部13が形成されている。
このような構成とすることで、図18に示すように、上下方向に連結された複数の容器71を第2凸部13を上に向けて横倒し、蓋体83を外すことで、上下方向に連結された複数の容器71内の収容物を、同時に排出することが可能となる。
また、換言すると、本発明は以下のようにも表現できる。すなわち、直方体形状または立方体形状をなし、収容する物品の投入口及び排出口を有する物品収納容器において、容器の上面に連結用の突起部または凹部を形成し、容器の下面に上面の突起部または凹部に対応した突起部または凹部を形成するとともに、少なくとも対向する2側面に連結用の突起部または凹部を形成してなることを特徴とする。
また、立方体形状をなし、収容する物品の投入口及び排出口を有する物品収納容器において、容器の上面に連結用の突起部または凹部を形成し、容器の下面に上面の突起部または凹部に対応する突起部または凹部を形成するとともに、対向する2側面に同一形状をなす突起部を形成し、余の対向する2側面に突起部と対応する凹部を形成してなることを特徴とする。
さらに、上下方向の積層連結を物品収納容器の上面及び下面に形成した雄ネジ部と雌ネジ部のネジ結合によって行うことを特徴とする。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えば、画像形成装置に搭載される廃トナーボックスやトナーボトルとして使用できる容器であり、その他、小物保管や、食料品を保存するための容器などに、広く利用できる。
1,31,41,61,71 容器
2,32,42,32,72 容器本体
3,53,83 蓋体
10 開口
11 第1凸部(第1連結部)
12 第1凹部(第1連結部)
13 第2凸部(第2連結部)
14 第2凹部(第2連結部)
15 開口縁部
21 上面
22 下面
23 正面
24 右側面
25 背面
26 左側面
28 リブ
29 係合部
51 第1凸部(第1連結部,雄ネジ部)
52 第1凹部(第1連結部,雌ネジ部)
55 ネジ溝
56 ネジ溝

Claims (7)

  1. 互いに連結可能な連結式容器であって、
    平行に向かい合う二面を少なくとも有する中空の容器本体を備え、
    前記容器本体には、平行に向かい合う前記二面の法線方向に別の連結式容器を連結するための第1連結部と、平行に向かい合う前記二面の法線方向と直角をなす少なくとも一方向にさらに別の連結式容器を連結するための第2連結部とが設けられていることを特徴とする連結式容器。
  2. 前記容器本体は、直方体形状または立法体形状をなし、
    前記第1連結部は、相対する二面に形成された係合可能な凸部と凹部とであり、
    前記第2連結部は、前記第1連結部が形成された前記二面を繋ぐ四面のうちの相対する二面に形成された係合可能な凸部と凹部とであることを特徴とする請求項1に記載の連結式容器。
  3. 前記容器本体は、相対する正方形形状の面を少なくとも二面有する直方体形状または立法体形状をなし、
    前記第1連結部が、相対する正方形形状の二面に形成された係合可能な凸部と凹部とであり、
    前記第2連結部は、前記第1連結部が形成された前記二面を繋ぐ四面のうちの相対する二面にそれぞれ形成された同一形状の凸部と、他の相対する二面にそれぞれ形成された前記凸部と係合可能な同一形状の凹部とであることを特徴とする請求項1に記載の連結式容器。
  4. 前記第1連結部を構成する係合可能な凸部と凹部とが雄ネジ部と雌ネジ部とであることを特徴とする請求項2又は3に記載の連結式容器。
  5. 前記凸部あるいは前記凹部に、前記容器本体に収容物を出し入れするための開口が形成されていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の連結式容器。
  6. 前記雄ネジ部をなす凸部に前記容器本体に収容物を出し入れするための開口が形成されており、別の連結式容器が当該連結式容器における前記開口を塞ぐ蓋体として機能することを特徴とする請求項4に記載の連結式容器。
  7. 画像形成装置に搭載されるトナー容器であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の連結式容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102084774B1 (ko) * 2019-10-21 2020-03-04 서선민 이종액체 분리 수용 용기
KR102121372B1 (ko) * 2020-02-03 2020-06-10 조현욱 다용도의 블록형 패트병

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