JP2013151801A - 掘削補助装置 - Google Patents

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正広 上田
Takeshi Honda
武志 本田
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Abstract

【課題】汎用ショベルに装着して、地盤等の掘削作業時や、掘削した土砂の運搬時における作業員の労力を軽減することができ、作業効率を高めることが可能な掘削補助装置を提供する。
【解決手段】軸部101と、軸部の先端に固定されたさじ部103と、を備えたショベル100に装着される掘削補助装置1であって、ショベルの軸部に着脱自在に固定される固定グリップ10と、ショベルの軸部に着脱自在且つスライド自在に挿通される可動グリップ20と、両端部を固定グリップと可動グリップに夫々回動自在に軸支されるとともに、中間部に設けられた軸部材により回動自在に構成された支持アーム30と、支持アームの適所に回転自在に軸支されたローラ35と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、汎用ショベルに装着することにより、地盤等の掘削作業時や、掘削した土砂の運搬時における作業員の労力を軽減することが可能な掘削補助装置に関する。
土木作業に用いられるショベルは、軸部と、軸部の先端に固定されたさじ部と、軸部の基端部に固定された握り部とを備えている。ショベルを用いて地盤を掘削する場合は、さじ部先端の刃先を地面に突き刺し、さじ部基端側(軸部側)に足を掛けて踏み込み、地盤を掘り起こす。また、掘り起こされた土砂をさじ部に乗せて投棄場所まで運搬する場合にもショベルが利用される。
ショベルにて掘削する地盤が粘土質であったり、非常に固い場合には、大きな力が必要である。また、土砂を運搬する際に、作業員は把持したショベルと土砂の重量の双方を支えなければならず、ショベルを用いた作業は大変な重労働である。
上記事情から、従来、テコの原理を利用して作業員の労力の軽減を図る工夫が種々成されている。例えば特許文献1には、さじ部(バケット)と軸部(柄)の接続部付近に車輪を装着したショベルが記載されている。この発明においては、車輪を支点として地盤を掘り起こすことにより、テコの原理を利用して掘削に必要な力を軽減している。また、ショベルを手押し車として使用することにより、さじ部に載置された土砂を運搬する際の労力を軽減することができる。
特開昭52−91501号公報
しかしながら、特許文献1の発明においては、車輪の位置が固定されているために、車輪が掘削作業の妨げになる可能性がある。また、車輪が着脱不能であることから、汎用性に欠けるという問題がある。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、汎用ショベルに装着して、地盤等の掘削作業時や、掘削した土砂の運搬時における作業員の労力を軽減することができ、作業効率を高めることが可能な掘削補助装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、軸部と、該軸部の先端に固定されたさじ部と、を備えたショベルに装着される掘削補助装置であって、前記ショベルの軸部に着脱自在に固定される固定グリップと、前記ショベルの軸部に着脱自在且つスライド自在に挿通される可動グリップと、両端部を前記固定グリップと前記可動グリップに夫々回動自在に軸支されるとともに、中間部に設けられた軸部材により回動自在に構成された支持アームと、該支持アームの適所に回転自在に軸支されたローラと、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明では、ショベルの軸部に着脱自在に取り付けられた固定グリップと可動グリップが支持アームにて連結されている。可動グリップを固定グリップに接近又は離間させると、軸部材により支持アームが回動し、変形するので、ショベルに対するローラの位置も変動する。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、一端部が前記ショベルの軸部に対して接離自在となるように、前記可動グリップによって揺動可能に支持されたレバー部材と、該レバー部材の前記一端部に取り付けられた高摩擦力発生部材と、該高摩擦力発生部材を前記ショベルの軸部に対して押圧する方向に常時弾性付勢する弾性付勢部材と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明では、可動グリップを任意の位置に固定することができるので、作業性が向上する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記支持アームが伸張したときに、前記可動グリップを磁力により吸着して移動を阻止する移動阻止部材を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明では、移動阻止部材により可動グリップを固定グリップから退避した位置に固定するので、掘削補助装置をテコの支点や車輪として使用しない場合においても、作業の邪魔にならない。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項において、前記支持アームは、前記軸部材によって2つの分割アームが互いに回転自在に連結された構成を有しており、前記各分割アームが夫々伸縮自在に構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明では、ショベルのさじ部の地盤への打ち込み深度に応じて分割アームを伸縮させることができるので、作業員の労力を効果的に軽減することができる。
本発明によれば、ローラ部分を支点として利用することで、テコの原理により掘削時に必要な力を減少させることができ、ローラを車輪として利用することで、運搬時における体力の消耗を低減させることができる。また、本発明に係る掘削補助装置は、ショベルに着脱自在に装着することができるので、汎用のショベルを使用した土木作業において、作業員の労力を軽減することができる。また、可動グリップを移動させることで支持アームが変形してローラの位置が変動するので、作業内容に応じてローラを適宜移動させることにより作業性を向上させることができる。
(a)、(b)は、本発明の第一の実施形態に係る掘削補助装置をショベルに装着した様子を示す斜視図である。 本発明の第一の実施形態に係る掘削補助装置をショベルに装着した様子を示す斜視図である。 本発明の第一の変形実施形態に係る可動グリップ部分の拡大図である。 本発明の第二の変形実施形態に係る可動グリップ部分の拡大図である。 本発明の第三の変形実施形態に係る分割アーム部分の拡大図である。
〔第一の実施形態〕
本発明の第一の実施形態に係る掘削補助装置について図1に基づいて説明する。図1(a)、(b)は、本実施形態に係る掘削補助装置をショベルに装着した様子を示す斜視図である。本発明に係る掘削補助装置は、汎用ショベルに着脱自在に構成するとともに、テコの支点となるローラを退避可能に構成した点に特徴がある。
掘削補助装置1は、軸部101と、軸部101の先端に固定されたさじ部103と、軸部の基端に固定された握り部105と、を備えたショベル100に装着される装置である。掘削補助装置1は、ショベル100の軸部101に着脱自在に固定される固定グリップ10と、ショベル100の軸部101に着脱自在且つスライド自在に挿通される可動グリップ20と、両端部を固定グリップ10と可動グリップ20に夫々回動自在に軸支されるとともに、中間部に設けられた軸部材33により回動自在に構成された支持アーム30と、支持アーム30の適所に回転自在に軸支されたローラ35と、を備えている。
固定グリップ10は中空の筒形状であり、半円筒状の2つの分割片11(図中手前側と奥側に夫々配置)から構成されている。軸部101の先端側を分割片11にて挟み、分割片11を互いにネジ13にて締結することにより、軸部101に着脱自在に固定される。固定グリップ10は、例えば金属や、強度のある樹脂(ポリカーボネイト等)から構成される。なお、固定グリップ10の内面側に摩擦力を発生させる素材(例えばゴム等)を予め貼りつけることにより、固定グリップ10の移動を阻止するようにしてもよい。
可動グリップ20は、中空の筒形状であり、半円筒状の2つの分割片21(図中手前側と奥側に夫々配置)から構成されている。固定グリップ10よりも基端部側の軸部101を各分割片21にて挟み、各分割片21の軸方向両端部を互いにネジ23にて締結することにより、軸部101に対してその軸方向にスライド自在に挿通される。
可動グリップ20の少なくとも軸方向両端部は、金属や強度のある樹脂(ポリカーボネイト等)等、容易には変形しない剛性のある素材から構成されている。軸方向両端部に各分割片21を一体化させるネジが配置される。可動グリップ20の軸方向中間部は、ゴムやシリコン樹脂等、作業員が握ったときに変形して、軸部101に対して摩擦力を作用させることができる素材から構成されている。なお、可動グリップ20の全体を剛性のある素材にて作成してもよい。
軸部101へ取り付ける際に、各分割片21を一体化するネジ23のトルクを調整することにより、可動グリップ20の軸方向両端部が軸部101に作用させる圧力(押圧力)を調整することができる。可動グリップ20のスライド時には、所定の摩擦力を働かせながら軸部101を摺動させることができる。この摩擦力により、可動グリップ20は、軸部101に対して自在にスライド可能、且つ、軸部101の任意の位置に停止させることができる。
なお、可動グリップ20の内面側(軸部101と摺動する面)に摩擦力を発生させる素材(例えばゴム等)を予め貼りつけて、効果的に摩擦力を発生させるようにしてもよい。
支持アーム30は、2つの分割アーム31a、31bと、各分割アーム31a、31bを回動自在に軸支する軸部材33と、を備えている。
各分割アーム31a、31bの一端部が軸部材33によって回動自在に連結され、一方の分割アーム31aの他端部が固定グリップ10によって回動自在に軸支され、他方の分割アーム31bの他端部が可動グリップ20によって回動自在に軸支されている。従って、支持アーム30の中間部は自在に屈曲し、可動グリップ20が固定グリップ10に対して接近又は離間するように軸部101をスライド移動する過程で、軸部101から軸部材33までの距離が変化する。
ローラ35は、軸部材33に正逆回転自在に軸支されている。本実施形態においては、ローラ35の回転軸と分割アーム31a、31bの回動軸とを兼用したので、部品点数の削減と軽量化を図ることができる。もちろん、ローラ35が軸部材33に間接的に軸支される構成としてもよいし、軸部材33以外の支持アーム30適所に回転自在に軸支される構成としてもよい。
本実施形態に係る掘削補助装置1の使用方法について説明する。
まず掘削補助装置1をショベル100に装着する。軸部101のさじ部103直近となる部位に、固定グリップ10を固定する。固定グリップ10のネジ13を取り外して、双方の分割片11にて軸部101を包囲し、ネジ13にて各分割片11を締結する。固定グリップ10の装着部位よりも握り部105側の軸部101に、可動グリップ20を取り付ける。取り付け方法は固定グリップ10と同様であり、可動グリップ20のネジ23を取り外して、双方の分割片21にて軸部101を包囲し、ネジ23にて各分割片21を締結する。
次に、地盤を掘削する。さじ部103先端の刃先103aを掘削対象である地盤に打ち込む。ローラ35が地表面と接触するまで可動グリップ20をさじ部103側に移動させる。ローラ35を支点として、握り部105を下方に(地表面に向けて)押し、地盤を掘り起こす。このとき、可動グリップ20が軸方向に移動しないように、作業員は可動グリップ20を把持する。
さじ部103に乗せた土砂を運搬する際には、ローラ35を車輪として利用する。
掘削補助装置1においては、掘削時に必要な力の大きさに応じて、支点となるローラ35の位置を変更することができる。
例えば、掘削対象となる地盤が非常に固い等の理由により、掘削に強い力を要する場合には、可動グリップ20を固定グリップ10に近接させる。この操作により、ローラ35を固定グリップ10側、且つ軸部101から離間した位置に移動させて、ショベル100をテコとして効果的に利用することができる。
また、ローラ35をテコの支点として利用しない場合には、可動グリップ20を固定グリップ10から離間させて、ローラ35を軸部101に近接した位置に配置することで、土木作業の妨げとならない位置に退避させることができる。
以上のように、本実施形態に係る掘削補助装置は、着脱自在に構成されているので作業に必要な時だけ汎用ショベルに取り付けて使用することができる。また、ローラ部分を支点として、テコの原理を利用して地盤掘削を行うことができるので、掘削時に必要な力を軽減することができる。また、可動グリップの位置を調整することで、掘削する地盤の固さ等に合わせて、ショベルに対するローラの位置を任意に変更することができる。また、掘削補助装置を使用しないときには、掘削補助装置をショベルの軸に添接させることができ、土木作業の妨げとならない位置に退避させることができるので、作業性が向上する。また、ローラ部分を車輪として利用することで、汎用ショベルを手押し車として使用することができ、土砂運搬時の労力を軽減することができる。
〔第二の実施形態〕
本発明の第二の実施形態に係る掘削補助装置について図2に基づいて説明する。図2は、本実施形態に係る掘削補助装置をショベルに装着した様子を示す斜視図である。本発明に係る掘削補助装置は、テコの支点となり、且つ運搬時の車輪となるローラを複数備えた点に特徴がある。以下、第一の実施形態と同一の部材に同一の符号を付してその説明を省略する。
掘削補助装置2は、支持アーム40に回転自在に軸支された2つのローラ35、35を備えている。
2つの分割アーム31a、31bを回動自在に軸支する軸部材41は、第一の実施形態に比べて、その軸方向に延長された形状であり、軸部材41の両端部には2つのローラ35、35が正逆回転自在となるように軸支されている。
なお、ローラ35は、軸部材41に直接的に軸支されていても、間接的に軸支されていてもよいし、また軸部材41以外の支持アーム40適所に軸支されていてもよい。
掘削補助装置2の使用方法については、第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態においても、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態においては、運搬時の車輪となるローラを複数備えたので、土砂等をさじ部に乗せて運搬するときの安定性を高めることができる。また、掘削時に軸部材を踏みつけることで、テコの支点となるローラの位置を安定させることができ、ショベルをテコとして使用する際に可動グリップを把持する必要がない。
〔第一の変形実施形態〕
本発明の第一の変形実施形態について図3に基づいて説明する。図3は、本実施形態に係る可動グリップ部分の拡大図である。本実施形態においては、可動グリップを軸部に対して任意の位置に固定するブレーキ機構を備えた点に特徴がある。以下、第一及び第二の実施形態と同一の部材には同一の符号を付して説明する。
掘削補助装置3は、可動グリップ20を軸部101に対して任意の位置に固定するブレーキ機構50を有している。
ブレーキ機構50は、一端部51aがショベル100の軸部101に対して接離自在となるように、可動グリップ20によって揺動可能に支持されたレバー部材51と、レバー部材51の一端部51aに取り付けられた高摩擦力発生部材53と、高摩擦力発生部材53をショベル100の軸部101に対して押圧する方向に常時弾性付勢する弾性付勢部材55と、を備えている。
レバー部材51は、金属、樹脂等剛性を有する素材から構成され、可動グリップ20の軸方向先端側に設けられた揺動軸57に支持されている。揺動軸57は、可動グリップ20にて分割アーム31bを回動自在に支持する回動軸と兼用された構成であり、部品点数の削減と軽量化を図っている。レバー部材51の中間部が揺動軸57によって支持されることにより、レバー部材51の一端部51a側が軸部101に対して接離自在に構成されている。
レバー部材51の他端部51b側は、可動グリップ20の表面に沿って軸方向基端部側に伸びており、可動グリップ20を移動又は停止させるための操作部として機能する。
高摩擦力発生部材53は、レバー部材51の一端部51a側に取り付けられている。高摩擦力発生部材53は、例えばゴム等から構成されており、高摩擦力発生部材53によって軸部101を押圧することにより、可動グリップ20の軸部101に対する移動を阻止する。
図示する弾性付勢部材55は、レバー部材51の他端部51b側に取り付けられた板バネである。コイルバネ等、他の弾性付勢部材を用いても構わない。
レバー部材51の他端部51b側に取り付けられた弾性付勢部材55が、常時可動グリップ20の表面を押圧することにより、レバー部材51の一端部51a側に配置された高摩擦力発生部材53が常時、軸部101表面を押圧する。
上述のように構成されたブレーキ機構50に関し、作業員が可動グリップ20とレバー部材51の双方を握れば、レバー部材51の他端部51b側が可動グリップ20側に移動し、高摩擦力発生部材53が軸部101から離間するので、可動グリップ20を軸部101に沿って自在に移動させることができる。また、レバー部材51から手を離せば、弾性付勢部材55の付勢力により、高摩擦力発生部材53が軸部101に押圧されるので、可動グリップ20の位置を固定することができる。
以上のように、本実施形態によれば、可動グリップを任意の位置に固定することができるので、ローラをテコの支点として利用する場合や車輪として利用する場合のいずれにおいても、可動グリップを把持する必要がなくなり、作業性が向上する。なお、本実施形態に係るブレーキ機構は、第一の実施形態と第二の実施形態のいずれにも適用することができる。
〔第二の変形実施形態〕
本発明の第二の変形実施形態について図4に基づいて説明する。図4は、本実施形態に係る可動グリップ部分の拡大図である。本実施形態においては、可動グリップを軸部の基端部側に固定する移動阻止部材を備えた点に特徴がある。以下、第一及び第二の実施形態と同一の部材には同一の符号を付して説明する。
掘削補助装置4は、支持アーム30が伸張したときに(図1(b)参照)、可動グリップ20を磁力により吸着して移動を阻止する移動阻止部材60を備えている。
移動阻止部材60は、軸部101に固定される固定部材61と、固定部材61の軸方向先端面に配置された磁石63と、可動グリップ20の軸方向基端部に配置されて磁力によって磁石63に吸着する磁着部65と、を備えている。
固定部材61は、図1に示す固定グリップ10と同様に、半円筒状の2つの分割片61aから構成されており、各分割片61aをネジ67にて締結することにより軸部101に固定される。磁着部65は、磁石63に吸着可能な金属、又は磁石から構成することかできる。もちろん、可動グリップ20全体を磁石63に吸着可能な金属から構成してもよい。
掘削補助装置4をショベルに装着する方法については、固定部材61を軸部101に固定する点以外は、第一及び第二の実施形態と同様である。
固定部材61の軸部101に対する固定位置は、支持アーム30が最大限伸張し、可動グリップ20が最も基端部側に位置するときに、可動グリップ20の基端側の面と磁石63とが接触する位置とする。ここで、支持アーム30が最大限伸張するとは、ローラ35が軸部101に近接し、分割アーム31a、31bの形成する開き角が最大となることである。
掘削補助装置4のローラ35(図1参照)を、テコの支点や車輪として使用しない場合には、磁着部65を磁石63に吸着させておくことにより、可動グリップ20を固定グリップ10から退避した位置(図1(b)に示す位置)に固定することができ、掘削補助装置4が作業の邪魔にならない。
なお、本実施形態に係る移動阻止部材は、第一の実施形態と第二の実施形態のいずれにも適用することができる。また、第一の変形実施形態に係るブレーキ機構と併用することも可能である。
〔第三の変形実施形態〕
本発明の第三の変形実施形態について図5に基づいて説明する。図5は、本実施形態に係る分割アーム部分の拡大図である。本実施形態においては、分割アームを伸縮自在に構成した点に特徴がある。以下、第一及び第二の実施形態と同一の部材には同一の符号を付して説明する。なお、以下においては、2つの分割アーム31a、と分割アーム31bとを区別せずに分割アーム31として説明する。
分割アーム31は、中空筒状の大径分割アーム71と、大径分割アーム71の内径よりも小さな外径を有した小径分割アーム73と、を備えている。大径分割アーム71の中空部内には、その一端開口71aから小径分割アーム73の一端部73aが入れ子式に挿入されており、分割アーム31が伸縮自在に構成されている。
また、大径分割アーム71には挿通孔75が貫通形成され、小径分割アーム73には、軸方向に所定の間隔をおいて複数の挿通孔77(77a、77b、77c)が貫通形成されている。何れかの挿通孔77と、挿通孔75とを連通させた状態にて、蝶ネジ79の軸部を挿通して蝶ナット81を螺着すれば、大径分割アーム71に対する小径分割アーム73の位置を固定することができる。従って、分割アーム31の全長を段階的に調整することができる。
例えば、ショベル100のさじ部103(図1参照)の地盤への打ち込み深度が比較的深い場合には分割アーム31を収縮させた状態にて使用し、打ち込み深度が比較的浅い場合には分割アーム31を伸張させた状態にて使用することで、ローラ35をテコの支点として効果的に使用することができる。なお、本実施形態の構成は、上記実施形態のいずれとも併用することが可能である。
以上、各実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において種々の変形実施が可能である。
1、2、3、4…掘削補助装置、10…固定グリップ、11…分割片、13…ネジ、20…可動グリップ、21…分割片、23…ネジ、30…支持アーム、31…分割アーム、31a…分割アーム、31b…分割アーム、33…軸部材、35…ローラ、40…支持アーム、41…軸部材、50…ブレーキ機構、51…レバー部材、53…高摩擦力発生部材、55…弾性付勢部材、57…揺動軸、60…移動阻止部材、61…固定部材、63…磁石、65…磁着部、67…ネジ、71…大径分割アーム、73…小径分割アーム、75…挿通孔、77…挿通孔、79…蝶ネジ、81…蝶ナット、100…ショベル、101…軸部、103…さじ部、103a…刃先、105…握り部

Claims (4)

  1. 軸部と、該軸部の先端に固定されたさじ部と、を備えたショベルに装着される掘削補助装置であって、
    前記ショベルの軸部に着脱自在に固定される固定グリップと、
    前記ショベルの軸部に着脱自在且つスライド自在に挿通される可動グリップと、
    両端部を前記固定グリップと前記可動グリップに夫々回動自在に軸支されるとともに、中間部に設けられた軸部材により回動自在に構成された支持アームと、
    該支持アームの適所に回転自在に軸支されたローラと、を備えたことを特徴とする掘削補助装置。
  2. 一端部が前記ショベルの軸部に対して接離自在となるように、前記可動グリップによって揺動可能に支持されたレバー部材と、
    該レバー部材の前記一端部に取り付けられた高摩擦力発生部材と、
    該高摩擦力発生部材を前記ショベルの軸部に対して押圧する方向に常時弾性付勢する弾性付勢部材と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の掘削補助装置。
  3. 前記支持アームが伸張したときに、前記可動グリップを磁力により吸着して移動を阻止する移動阻止部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の掘削補助装置。
  4. 前記支持アームは、前記軸部材によって2つの分割アームが互いに回転自在に連結された構成を有しており、前記各分割アームが夫々伸縮自在に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の掘削補助装置。
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