JP2013150383A - Rotary electric machine - Google Patents
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Abstract
Description
この発明の実施形態は、回転電機に関する。 Embodiments described herein relate generally to a rotating electrical machine.
例えば、昇降機の巻上機等に用いる回転電機は、円筒状の固定子鉄心と、この固定子鉄心の内側に回転自在に支持された回転子と、を備えている。固定子鉄心には、複数のスリットが形成され、これらのスリットに固定子コイルが埋め込まれている。固定子鉄心は、通常、多数枚の環状の電磁鋼板を積層して構成されている。また、固定子鉄心は、例えば、環状の固定子枠に取り付けられいる。そして、この固定子枠の脚部を設置場所のマシンビーム等に固定することにより、回転電機が所定位置に設置される。 For example, a rotating electrical machine used for a hoisting machine of an elevator includes a cylindrical stator core and a rotor that is rotatably supported inside the stator core. A plurality of slits are formed in the stator core, and stator coils are embedded in these slits. The stator core is usually configured by laminating a large number of annular electromagnetic steel plates. The stator core is attached to, for example, an annular stator frame. Then, the rotating electrical machine is installed at a predetermined position by fixing the legs of the stator frame to a machine beam or the like at the installation location.
上述した回転電機では、運転が開始され回転子が回転すると、固定子鉄心と回転子鉄心との間のギャップに発生する電磁力によって、固定子鉄心が半径方向に変形振動するようになる。インバータによる速度制御運転により速度が変化することから、電磁力の周波数が、固定子枠を含む固定子鉄心の固有振動数に近接もしは共振した場合、大きな振動、騒音が発生する。この振動が固定子枠から脚部、マシーンビームに伝達され、更に、回転電機が設置されている機械室の床が振動し、問題となり得る。 In the rotating electric machine described above, when the operation is started and the rotor rotates, the stator core is deformed and oscillated in the radial direction by the electromagnetic force generated in the gap between the stator core and the rotor core. Since the speed changes due to the speed control operation by the inverter, when the frequency of the electromagnetic force is close to or resonates with the natural frequency of the stator core including the stator frame, large vibration and noise are generated. This vibration is transmitted from the stator frame to the legs and the machine beam, and the floor of the machine room in which the rotating electrical machine is installed vibrates, which can be a problem.
そこで、この発明の課題は、振動および騒音の発生を低減し、信頼性および耐久性の向上した回転電機を提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a rotating electrical machine that reduces the generation of vibration and noise and has improved reliability and durability.
実施形態によれば、回転電機は、多角形の外形を有する固定子枠と、前記固定子枠に固定された固定子鉄心を有する固定子と、前記固定子に対して回転自在に設けられた回転子と、を備え、前記固定子枠は、水平に延びる上辺と、前記多角形の角部と角部を結ぶ対角線上に設けられ設置支持体に取り付けられる脚座と、を有している。 According to the embodiment, the rotating electrical machine is provided so as to be rotatable with respect to the stator, a stator frame having a polygonal outer shape, a stator having a stator core fixed to the stator frame, and the stator. The stator frame has an upper side that extends horizontally, and a leg seat that is provided on a diagonal line connecting the corners of the polygon and attached to the installation support. .
以下に、図面を参照しながら、種々の実施形態について説明する。なお、実施形態を通して共通の構成には同一の符号を付すものとし、重複する説明は省略する。また、各図は実施形態とその理解を促すための模式図であり、その形状や寸法、比などは実際の装置と異なる個所があるが、これらは以下の説明と公知の技術を参酌して適宜、設計変更することができる。 Various embodiments will be described below with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol shall be attached | subjected to a common structure through embodiment, and the overlapping description is abbreviate | omitted. In addition, each drawing is a schematic diagram for promoting the embodiment and its understanding, and its shape, dimensions, ratio, etc. are different from the actual device, but these are considered in consideration of the following description and known techniques. The design can be changed as appropriate.
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る回転電機10を示し、図2は、回転電機10の縦断面を示し、図3ないし図11は回転電機10の種々の構成要素を示している。
図1および図2に示すように、回転電機10は、固定子枠12と、固定枠内に支持された円筒状の固定子30と、固定子の内側に回転自在に設けられた回転子40と、回転子40に形成された冷却ファン50a、50bと、固定子および回転子の両側を覆った一対のファンカバー60a、60bと、を備えている。
(First embodiment)
FIG. 1 shows a rotating
As shown in FIGS. 1 and 2, the rotating
図1および図3に示すように、固定子枠12は、円筒フレーム14と円筒フレームの軸方向両端の外周部に一体に形成された一対の多角形枠(多角形固定子枠)16を備えている。多角形枠16は、環状に形成され、かつ、外形が多角形、例えば、六角形に形成されている。本実施形態において、一対の多角形枠16は、円筒フレーム14の軸方向に間隔を置いて配置され、また、互いに、対称に配置されている。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
固定子枠12は、多角形枠16の下側の角部に一体に形成された一対の脚座18を備えている。円筒フレーム14には、複数の排気孔20、例えば、矩形状の排気孔20が形成され、円周方向に沿って間隔をおいて設けられている。本実施形態では、排気孔20は、多角形枠16の角部近傍に設けられている。また、円筒フレーム14の上端部、すなわち、鉛直方向の上端部には、小径の円形の排気孔22が形成されている。脚座18の近傍で円筒フレーム14の下部外面に、複数の補強リブ24が一体に形成されている。
The
図2、図5、および図6に示すように、固定子30は、円筒状の固定子鉄心32を備えている。固定子鉄心32は、磁性材、例えば、電磁鋼板からなる環状の金属板を多数枚積層して構成されている。固定子鉄心32の内周部には、それぞれ軸方向に延びた複数のスロットが形成され、これらのスロットに固定子鉄心コイル34が埋め込まれている。鉄心コイル34のコイルエンドは固定子鉄心32の両端面から軸方向に張り出している。固定子鉄心32および鉄心コイル34により固定子30が構成されている。
As shown in FIGS. 2, 5, and 6, the
固定子鉄心32は、回転電機10の大容量化を図るために比較的大きな外形を有している。その際、打ち抜きプレス機械の寸法制限から固定子鉄心32を構成する各金属板は、円周方向に複数、例えば8つ、に分割してプレス成型され、これら8つの分割板31を継ぎ合わせて環状の金属板を構成している。そして、複数の金属板をラップ積み(交互積み)により積層されている。すなわち、奇数層の金属板の各継ぎ目37が固定子鉄心32の軸方向に並んで位置し、また、偶数層の金属板の各継ぎ目39が固定子鉄心32の軸方向に並んで位置している。更に、奇数層の金属板の継ぎ目37が偶数層の金属板の継ぎ目39に対して円周方向にずれ位置するように、ここでは、隣合う2つの継ぎ目39間の中央に位置するように、金属板が積層されている。
The
このように、複数に分割された分割片を継ぎ合わせて固定子鉄心32を構成した場合、円周方向に分割のない一体打ち抜き固定子鉄心に比較して、円環曲げ剛性が小さくなる。そこで、本実施形態によれば、固定子鉄心32の外周側のラップ接合部、つまり、分割板31間の継ぎ目37、39にリブ状のスペーサ36を重ねて例えば溶接で固定子鉄心32に固定し、さらに、円筒フレーム14と結合することにより、固定子鉄心32の円環曲げ剛性を補強している。補強により固定子鉄心の円環曲げ剛性が向上することから固有振動数が上昇することができる。
In this way, when the
なお、容量の小さな回転電機において、固定子鉄心32は、分割されることなく、一体に打ち抜かれた環状の電磁鋼板を複数枚積層して構成してもよい。この場合、固定子鉄心は、十分な円環曲げ剛性を有し、リブ状スペーサ36は固定子鉄心に対して任意の位置に配置することができる。
In a rotating electric machine having a small capacity, the
固定子鉄心32の外径Q2は、円筒フレーム14の内径Q1よりも僅かに小さく形成されている。固定子鉄心32は円筒フレーム14内に同軸的に配置され、固定子鉄心32の外周面と円筒フレーム14との間に複数のスペーサ36が嵌合されている。各スペーサ36は、細長い角柱形状(リブ形状)に形成されている。図4および図5に示すように、大多数のスペーサ36は、その中央部に凹所36aが形成されている。これらのスペーサ36は、それぞれ固定子鉄心32の軸方向に延在しているとともに、固定子鉄心32の円周方向に一定の間隔を置いて並んで配置されている。凹所36aを有するスペーサ36は、例えば、凹所36a側が円筒フレーム14の内周面に対向した状態で設置されている。
The outer diameter Q2 of the
本実施形態では、図5および図6に示すように、複数のスペーサ36は、固定子鉄心32の外周面に固定され、この固定子鉄心32を圧入あるいは焼ばめによって円筒フレーム14内に嵌合することにより、固定子鉄心32が円筒フレーム14内に同軸的に固定されている。また、固定子鉄心32は、図示しない鉄心押えにより円筒フレーム14内に固定保持されている。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 5 and 6, the plurality of
図2、図3、図5、および図6に示すように、固定子鉄心32の外周面と円筒フレーム14の内周面との間の隙間により、後述する冷却風が流れる冷却通風路35が形成されている。ここで、隣合うスペーサ36により仕切られた空間は、スペーサ36の凹所36aを通して互いに連通している。そして、円筒フレーム14に形成された複数の排気孔20、22は、冷却通風路35に開口および連通している。なお、大部分の排気孔20は、隣接する2つのスペーサ36間で円筒フレーム14に設けられ、一部の排気孔20は、スペーサと重なって、円筒フレームに形成されている。
As shown in FIGS. 2, 3, 5, and 6, a cooling
排気孔20の円周方向の略中央に重なって位置するスペーサ36は、凹所36aを持たず、中実に形成されている。そのため、このスペーサ36は、冷却風の温風をさらに固定子鉄心32の外形側に廻さないように防風板として作用し、更に、冷却通風路35を流れる冷却風を、排気孔20に導くガイドとして機能することができる。
The
図3、図9、および図10に示すように、固定子枠12の脚座18は、隣接する2つのスペーサ36間と対向して位置している。そして、回転電機10は、設置支持体として、例えば、矩形の枠状の相手側マシーンビーム54に脚座18を固定することにより、この相手側マシーンビーム54上に設置および支持される。この際、隣合うスペーサ36間に固定子枠12の脚座18を配置した構成とすることにより、固定子鉄心32の電磁振動が直接、マシーンビームに伝達しない。従って、相手側マシーンビーム54側への振動伝達が小さくなり、相手側マシーンビームの振動に起因する騒音を低減できる。
As shown in FIGS. 3, 9, and 10, the
図2および図8に示すように、回転子40は、回転軸42と、回転軸の軸方向ほぼ中央部に固定された円筒状の回転子鉄心44と、回転軸に固定された図示しない鉄心押さえと、を有している。回転軸42は固定子鉄心32と同軸的に延在し、その軸方向両端部は、図示しない軸受により回転自在に支持されている。回転子鉄心44は、固定子鉄心32の内側に、隙間を置いて、同軸的に位置している。回転軸42の駆動側端部42aは、後述するファンカバーを貫通し、機外に延出している。
As shown in FIG. 2 and FIG. 8, the
回転子鉄心44は、磁性材、例えば、珪素鋼板からなる環状の金属板を多数枚積層して構成され、その内部に図示しない永久磁石が配置されている。固定子鉄心コイル34に通電することにより、回転子鉄心44が回転し、回転軸42が固定子鉄心と一体に回転される。これにより、永久磁石型の回転電機が構成されている。なお、回転子40は、かご型回転ことし、誘導型の回転電機を構成してもよい。
The
回転子鉄心44の軸方向両端面に、複数のフィン52が固定され、それぞれ冷却ファン50a、50bを構成している。フィン52は、それぞれ矩形板状に形成され、複数のフィン52は、回転子鉄心44の回転中心に対して放射状に延在され、かつ、円周方向に等間隔を置いて配置されている。冷却ファン50a、50bは、回転子40と共に回転し、後述するように、外気を吸引して放射方向外方に噴出す。
A plurality of
図1および図2に示すように、ファンカバー60a、60bは、外周部が内側に湾曲して折り曲げられた円盤状(ほぼ皿状)に形成されている。ファンカバー60a、60bは、金属、例えば、板厚3.2mmの薄板鋼板により形成されている。ファンカバー60aは、その周縁部が固定子枠12に固定され、固定子30および回転子40と同軸的に配置されているとともに、固定子30および回転子40の一端側を覆っている。ファンカバー60aと固定子30および回転子40との間に、冷却風を流す空間が形成されている。また、ファンカバー60の中心部に円形の吸気口62aが形成されている。この吸気口62aは、回転子40と同軸的に位置している。回転軸42の出力側端部は、吸気口62aを通って機外に延出している。
As shown in FIGS. 1 and 2, the fan covers 60 a and 60 b are formed in a disk shape (substantially dish shape) whose outer peripheral portions are bent and bent inward. The fan covers 60a and 60b are made of metal, for example, a thin steel plate having a thickness of 3.2 mm. The
他方のファンカバー60bは、その周縁部が固定子枠12に固定され、固定子30および回転子40と同軸的に配置されているとともに、固定子30および回転子40の他端側を覆っている。ファンカバー60bと固定子30および回転子40との間に、冷却風を流す空間が形成されている。また、ファンカバー60bの中心部に環状の吸気口62bが形成されている。この吸気口62bは、回転子40と同軸的に位置している。
The
図2に示すように、回転子40と共に冷却ファン50a、50bが回転すると、ファンカバー60a、60bの吸気口62a、62bから外気(冷却空気)が機内に吸い込まれ、冷却ファン50a、50bにより放射方向外方に送られる。この冷却風は、固定子鉄心コイル34のコイル端部を通りこれを冷却した後、固定子鉄心32と円筒フレーム14との間の冷却通風路35を流れて固定子鉄心32を冷却する。その後、冷却風は、排気孔20から機外に排気される。このように、発生熱源である鉄心コイル(銅損)34と固定子鉄心(鉄損)32に冷却風を当てることにより、外気へ放熱し、これらの熱源の温度上昇が抑制する。
As shown in FIG. 2, when the cooling
上記のように構成された回転電機10において、振動の発生メカニズムについて説明する。図9ないし図12は、振動発生のメカニズムを説明するための図である。図9に示すように、固定子30の固定子鉄心32と回転子40とのエアギャップに働く電磁力の周波数と、固定子枠12を含む固定子鉄心32の固有振動数とが、近接もしくは共振した場合、固定子鉄心32が振動し、その振動が固定子枠12から脚座18、そして相手側マシーンビーム54に振動伝達され、更に、機械室の床に振動が伝わる。
In the rotary
この電磁力による固定子枠12の変形モードは、一般的に、円環振動モードの楕円形状(n=2)である。この円環振動モードとは、図10に示すような、半径方向に外形が変形するモードであり、楕円(モードn=2)で表わされる。回転電機10における固定子鉄心32、およびこれを支持する固定子枠12の横断面(回転軸に直角)の外周は、円筒状である場合が多い。
The deformation mode of the
この場合、図11に示すように、縦軸を振動レベル、横軸を運転周波数とすると、回転電機10の運転周波数が35Hzと37Hzに2つ大きなピークが見られる。これが、共振の影響で発生する振動である。運転周波数を0Hz〜31Hzまでであれば、許容振動レベル以下であることから、35Hz、37Hzの2つ大きなピークと共振する前に運転周波数を32Hz以上にしなければ、振動の影響はない。
In this case, as shown in FIG. 11, when the vertical axis is the vibration level and the horizontal axis is the operating frequency, two large peaks are seen at the operating frequency of the rotating
振動発生の原理について、具体的に説明する。電磁力は、回転磁界であることから、固定子鉄心32のある位置から見ると、固定子鉄心の内径に強制振動として、主にn=2(楕円)で時間的に回転して変化していく振動モードが発生する。
The principle of vibration generation will be specifically described. Since the electromagnetic force is a rotating magnetic field, when viewed from a position where the
(1)固定子枠12を含む固定子鉄心32の固有振動数が、電磁力の周波数に近接もしくは共振した場合には、運転中の振動モードは、固定子鉄心32、すなわち構造系の固有振動モードに依存する。
(1) When the natural frequency of the
(2)固定子鉄心32、すなわち構造系の振動モードは定在波であり回転しない。固定子鉄心32の特定の場所が常に振動の腹や節になる。しかし、固定子鉄心32は円環形状であるため、構造系の固有振動モードの定在波を決定するのは固定子枠12の形状に支配されることになる。つまり、図1、図6、図10に示すように、固定子枠12が略多角形の辺なる部分と角となる部分を有する場合、辺なる部分であるX−X線とY−Y線は機械的剛性が小さいことから振動のモードの腹になる。角となる部分であるZ−Z線とW−W線は、機械的剛性が大きいことから振動モードの節になる。さらに、37Hzのピークでは、角となる部分であるZ−Z線とW−W線は機械的剛性が大きいことから振動の節と腹が異なる位置にあり、固有振動数が大きくなる。従って、この振動モードの節なる部分に脚座18を設けることにより振動伝達が小さくなる。
(2) The vibration mode of the
そこで、本実施形態によれば、図1、図3、図6、および図7に示すように、固定子枠12の多角形枠16は、水平に延びる上辺17aと、多角形の角部と角部を結ぶ対角線(W−W線、Z−Z線)上に設けられた脚座18と、を有している。多角形枠16の外形は、例えばほぼ八角形とし、水平方向に対向する2つの角部に脚座18が設けられている。本実施形態によれば、多角形枠16において、鉛直方向下側の辺は、固定子鉄心32と同軸の円形に形成されている。また、多角形枠16は、それぞれ鉛直方向に延び互いに対向する2つの側辺17bを有し、上辺17aの長さLに対して、側辺17bの長さはほぼ2倍の2Lに形成されている。
Therefore, according to the present embodiment, as shown in FIGS. 1, 3, 6, and 7, the
上記のように構成された回転電機によれば、固定子枠は、多角形の外形を有する多角形枠を備え、振動モードの節なる位置で固定子枠12に脚座18を設けることにより、相手側マシーンビーム54側への振動伝達が小さくなり、さらに相手側マシーンビーム側の振動しないことから回転電機全体の騒音も低減することができる。これにより、電磁力の周波数と、固定子枠を含む固定子鉄心の構造系の振動数とが接近した場合においても、振動、騒音の発生を抑制することが可能となる。
According to the rotating electrical machine configured as described above, the stator frame includes a polygonal frame having a polygonal outer shape, and the
多角形枠16の上辺17aを水平とし、左右の側辺17bの長さを上辺17aの長さLの2倍(2L)とすることにより、固定子枠12の左右方向(水平方向)の機械的剛性が小さくなる。また、多角形枠16の下部を円形にすると、水平なX−X線方向と鉛直なY−Y線方向の機械的剛性を同等にすることができる。よって、振動モードの節を安定して位置付けることができ、脚座18を適切な位置に配置することができる。すなわち、振動モードの節なる部分に脚座を設け、振動伝達の低減を図ることができる。
By making the
固定子枠12の多角形枠16の角に対して辺部は円環曲げ剛性が小さくなる。多角形枠16の辺部近傍で円筒フレーム14の垂直面に側面補強リブ24を例えば溶接して配置することにより、固定子鉄心32の円環曲げ剛性の補強となる。これにより、固定子鉄心32の固有振動数を上げることができる。従って、電磁力に対する固定子鉄心32の変形量が減少し、振動、騒音が低減される。
With respect to the corners of the
また、固定子鉄心32から側面補強リブ24に熱伝導でき、自然冷却の作用から垂直に配置することにより放熱フィンとしての冷却効果と断面2次モーメントによる剛性補強が効果的にできる。したがって、側面補強リブ24は、振動面と冷却面の効果を同時に得ることができる。
Further, heat can be conducted from the
次に、他の実施形態に係る回転電機について説明する。
以下に述べる実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
Next, a rotating electrical machine according to another embodiment will be described.
In the embodiments described below, the same parts as those in the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(第2の実施形態)
図13は、第2の実施形態に係る回転電機の固定子30および固定子枠12を示している。
図に示すように、第2の実施形態では、固定子枠12は、円筒フレームと円筒フレームの外周に一体に形成された多角形枠16とを有し、多角形枠16は、八角形の外形を有している。固定子30の固定子鉄心32は、円筒フレームの内側に同軸的に嵌合されている。多角形枠16は、水平に延びる上辺17aと鉛直方向に延びる2つの側辺17bとを有するように配置されている。更に、固定子枠12は、多角形の角部と角部を結ぶ対角線(W−W線、Z−Z線)上で多角形枠16に設けられた脚座18と、を有している。本実施形態では、2つの脚座18は、水平方向に対向する2つの角部に設けられている。
第2の実施形態において、回転電機10の他の構成は、前述した第1の実施形態と同一である。
(Second Embodiment)
FIG. 13 shows the
As shown in the figure, in the second embodiment, the
In the second embodiment, the other configuration of the rotating
(第3の実施形態)
図14は、第3の実施形態に係る回転電機の固定子30および固定子枠12を示している。
図に示すように、第3の実施形態では、固定子枠12は、円筒フレームと円筒フレームの外周に一体に形成された多角形枠16とを有し、多角形枠16は、四角形、例えば、ほぼ正方形の外形を有している。固定子30の固定子鉄心32は、円筒フレームの内側に同軸的に嵌合されている。多角形枠16は、それぞれ水平に延びる上辺17aおよび下辺17c、鉛直方向に延びる2つの側辺17bを有するように配置されている。更に、固定子枠12は、多角形の角部と角部を結ぶ対角線(W−W線、Z−Z線)上で多角形枠16に設けられた脚座18と、を有している。本実施形態では、多角形枠16の水平方向に対向する2つの角部、ここでは、多角形枠16の下辺側の2つの角部、にそれぞれ脚座18が設けられている。
(Third embodiment)
FIG. 14 shows the
As shown in the figure, in the third embodiment, the
第3の実施形態において、回転電機10の他の構成は、前述した第1の実施形態と同一である。多角形枠16を四角形とすることにより、左右の脚座18間の間隔を大きく取ることができる。そのため、マシーンビームに対する固定子枠12の取り付け位置間の幅を広くし、固定子30で発生する振動および騒音を効果的に低減することが可能となる。
In the third embodiment, the other configuration of the rotating
(第4の実施形態)
図15は、第4の実施形態に係る回転電機の固定子30および固定子枠12を示している。
図に示すように、第4の実施形態では、固定子枠12は、円筒フレームと円筒フレームの外周に一体に形成された多角形枠16とを有し、多角形枠16は、例えば、台形の外形を有している。固定子30の固定子鉄心32は、円筒フレームの内側に同軸的に嵌合されている。多角形枠16は、水平に延びる上辺17a、水平に延び上辺17aよりも長い下辺17c、それぞれ鉛直方向に対して傾斜して延びる2つの側辺17bを有するように配置されている。更に、固定子枠12は、多角形の角部と角部を結ぶ対角線(W−W線、Z−Z線)上で多角形枠16に設けられた脚座18と、を有している。本実施形態では、多角形枠16の水平方向に対向する2つの角部、ここでは、多角形枠16の下辺側の2つの角部、にそれぞれ脚座18が設けられている。
(Fourth embodiment)
FIG. 15 shows the
As shown in the figure, in the fourth embodiment, the
多角形枠16を台形とすることにより、左右の脚座18間の間隔を一層大きく取ることができる。そのため、マシーンビームに対する固定子枠12の取り付け位置間の幅を広くし、固定子30で発生する振動および騒音を効果的に低減することが可能となる。
By making the
以上のことから、上述した第1ないし第4の実施形態によれば、振動および騒音の発生を低減し、信頼性および耐久性の向上した回転電機が得られる。 From the above, according to the first to fourth embodiments described above, a rotating electrical machine with reduced generation of vibration and noise and improved reliability and durability can be obtained.
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明に係る回転電機は、昇降機の巻上げ機に限らず、種々の回転電機に適用可能である。第1ないし第4の実施形態において、小型の回転電機等では、固定子鉄心は、環状に一体に形成された金属板を積層した一体型鉄心を用いることができ、この場合、固定子枠12は、円筒フレームを省略し、多角形枠16を固定子鉄心の外周に直接固定、嵌合する構成としてもよい。また、多角形枠は、一対に限らず、1つのみ、あるいは3つ以上設けてもよい。
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment as it is, and can be embodied by modifying the constituent elements without departing from the scope of the invention in the implementation stage. Various inventions can be formed by appropriately combining a plurality of constituent elements disclosed in the embodiments. For example, some components may be deleted from all the components shown in the embodiment. Furthermore, constituent elements over different embodiments may be appropriately combined.
The rotating electrical machine according to the present invention is not limited to a hoisting machine for an elevator, and can be applied to various rotating electrical machines. In the first to fourth embodiments, in a small rotating electric machine or the like, the stator core can be an integrated core in which metal plates formed in an annular shape are laminated. In this case, the
10…回転電機、12…固定子枠、14…円筒フレーム、
16…多角形枠、17a…上辺、17b…側辺、17c…下辺、18…脚座、
20、22…排気孔、24…側面リブ、30…固定子、31…分割板、
32…固定子鉄心、33…スロット、34…鉄心コイル、35…冷却通風路、
36…スペーサ、37、39…継ぎ目、37…冷却通風路、40…回転子、
42…回転軸、44…回転子鉄心
DESCRIPTION OF
16 ... Polygonal frame, 17a ... Upper side, 17b ... Side, 17c ... Lower side, 18 ... Leg seat,
20, 22 ... exhaust holes, 24 ... side ribs, 30 ... stator, 31 ... dividing plate,
32 ... Stator core, 33 ... Slot, 34 ... Core coil, 35 ... Cooling air passage,
36 ... Spacer, 37, 39 ... Seam, 37 ... Cooling air passage, 40 ... Rotor,
42 ... Rotating shaft, 44 ... Rotor core
Claims (8)
前記固定子枠に固定された固定子鉄心を有する固定子と、
前記固定子に対して回転自在に設けられた回転子と、を備え、
前記固定子枠は、水平に延びる上辺と、前記多角形の角部と角部を結ぶ対角線上に設けられ設置支持体に取り付けられる脚座と、を有する回転電機。 A stator frame having a polygonal outer shape;
A stator having a stator core fixed to the stator frame;
A rotor provided rotatably with respect to the stator,
The stator frame is a rotating electrical machine having a horizontally extending upper side and leg seats provided on diagonal lines connecting the corners of the polygon and attached to an installation support.
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