JP2013149548A - エキシマランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】放電用ガスが充填された放電空間を有し、該放電用ガスに放電を誘起せしめるための一対の電極のうちの少なくとも一方の電極と放電用ガスとの間に、誘電体が介在するように構成された発光管を備え、該発光管の一端から前記一対の電極への一対のリード線が導出されてなるエキシマランプにおいて、該リード線間が接近したり触れ合ったりして放電を発生することを防止した構造を提供することにある。
【解決手段】前記ベースから導出した一対のリード線には、該リード線間の間隔を維持するための電気絶縁性のスペーサが設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】前記ベースから導出した一対のリード線には、該リード線間の間隔を維持するための電気絶縁性のスペーサが設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、発光管内の放電用ガスをエキシマ発光させるエキシマランプに関し、特に、一対の電極への一対のリード線が発光管の一端から導出されてなるエキシマランプに係わるものである。
従来、放電用ガスが充填された放電空間を有し、該放電用ガスに放電を誘起せしめるための2つの電極のうちの少なくとも一方の電極と放電用ガスとの間に、誘電体が介在するように構成されたエキシマランプが知られている。
通常、エキシマランプは高圧電流を流して点灯されるため、給電装置からの給電リード線はなるべく短く、簡素化されていることが望ましく、そのため、エキシマランプの電極へのリード線は、発光管の両端からでなく一端側にまとめて設けられていることが多い。またこうすることで、給電のための装置配線も簡素化でき、ランプの設置や交換が容易となる。
その具体例としては、特開2010−238475号公報(特許文献1)、特許第4048998号公報(特許文献2)等が知られている。
通常、エキシマランプは高圧電流を流して点灯されるため、給電装置からの給電リード線はなるべく短く、簡素化されていることが望ましく、そのため、エキシマランプの電極へのリード線は、発光管の両端からでなく一端側にまとめて設けられていることが多い。またこうすることで、給電のための装置配線も簡素化でき、ランプの設置や交換が容易となる。
その具体例としては、特開2010−238475号公報(特許文献1)、特許第4048998号公報(特許文献2)等が知られている。
図5に前記特許文献1のエキシマランプの構造が示されていて、この従来技術では、エキシマランプ10の発光管11は、全体として扁平角筒状をなし、その上下外面に一対の電極が設けられている。なお、同図においては、上外面の電極12のみが示されていて、下外面の電極13は図示されていない。
前記電極12、13に接続された一対のリード線14、15が、発光管11の端部に設けられたベース16の導出孔17、18を介して、導出されており、先端の給電端子20、21が図示しない給電装置に接続されている。
前記電極12、13に接続された一対のリード線14、15が、発光管11の端部に設けられたベース16の導出孔17、18を介して、導出されており、先端の給電端子20、21が図示しない給電装置に接続されている。
ところで、このようなエキシマランプでは、装置の振動や、ランプ設置の不備などによってベース16と給電装置の間でリード線14、15が不意に接近したり、触れ合ったりすることが起こり、リード線間で短絡し放電が発生してしまうことがあった。
特に、エキシマランプにおいては、通常は数kV程度の高電圧を印加して使用されるので、絶縁皮膜が施されたリード線であっても、一対のリード線が互いに近接して、リード線間に十分な空間絶縁距離が保たれないと、該リード線間で放電が発生してしまうという惧れがある。
また、複数のランプを並列配置して使用する場合、各々のランプから導出したリード線は、他のランプから導出したリード線との間にも十分な空間絶縁距離が保たれなければ、別のランプのリード線間で放電が発生してしまうということが起きていた。
特に、エキシマランプにおいては、通常は数kV程度の高電圧を印加して使用されるので、絶縁皮膜が施されたリード線であっても、一対のリード線が互いに近接して、リード線間に十分な空間絶縁距離が保たれないと、該リード線間で放電が発生してしまうという惧れがある。
また、複数のランプを並列配置して使用する場合、各々のランプから導出したリード線は、他のランプから導出したリード線との間にも十分な空間絶縁距離が保たれなければ、別のランプのリード線間で放電が発生してしまうということが起きていた。
各々のリード線間で放電が発生すると、リードが損傷するだけでなく、ランプの点灯に必要な電力がロスし点灯が妨げられるという不具合が発生する。そのため、リード線間には放電を発生しないだけの十分な空間絶縁距離が確保される必要がある。
このためには、ランプからのリード線の間隔を十分に大きく取ることも考えられるが、前記したように、複数のランプを並列配置した場合、隣接するランプ間でも必要な絶縁距離を確保しなければならず、そのため各ランプでのリード線間の離間距離を必要以上に大きくすることができず、現実的な解決策とはならない。
このためには、ランプからのリード線の間隔を十分に大きく取ることも考えられるが、前記したように、複数のランプを並列配置した場合、隣接するランプ間でも必要な絶縁距離を確保しなければならず、そのため各ランプでのリード線間の離間距離を必要以上に大きくすることができず、現実的な解決策とはならない。
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて、発光管の一端から導出された一対のリード線が接近したり触れ合ったりして絶縁距離が保てずに、該リード線間で放電が発生してしまうことがないようにした構造を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明では、放電用ガスが充填された放電空間を有し、該放電用ガスに放電を誘起せしめるための一対の電極のうちの少なくとも一方の電極と放電用ガスとの間に、誘電体が介在するように構成された発光管を備え、該発光管の一端から前記一対の電極への一対のリード線が導出されてなるエキシマランプにおいて、前記一対のリード線には、間隔を維持するための電気絶縁性のスペーサが設けられていることを特徴とする。
また、前記スペーサは、前記リード線を保持する一対の保持部と、該保持部を連結する連結部とからなることを特徴とする。
また、前記スペーサの連結部は、側面視において波形形状をなしていることを特徴とする。
また、前記発光管の端部にはベースが設けられ、前記リード線は該ベースに設けられたリード線導出孔を貫通して導出されていて、前記一対の保持部の間隔は、前記ベースのリード線導出孔間の間隔以上であることを特徴とする。
また、前記スペーサは、前記リード線を保持する一対の保持部と、該保持部を連結する連結部とからなることを特徴とする。
また、前記スペーサの連結部は、側面視において波形形状をなしていることを特徴とする。
また、前記発光管の端部にはベースが設けられ、前記リード線は該ベースに設けられたリード線導出孔を貫通して導出されていて、前記一対の保持部の間隔は、前記ベースのリード線導出孔間の間隔以上であることを特徴とする。
本発明によれば、発光管の一端から導出されたリード線にはその間隔を維持するためのスペーサが設けられているので、装置の振動等によってもリード線が接近したり、触れ合ったりすることが防止され、リード線間には十分な絶縁距離が保たれて、リード線間の放電を回避することができるものである。
図1は本発明の全体を示す斜視図であり、図2はその端部の分解拡大図である。図1、2に示すように、発光管11の上外面の電極12に接続されたリード線14と、下外面の電極13に接続されたリード線15は、ベース16のリード線貫通孔17、18を通して導出されている。なお、図中、電極12の端部にはいわゆるベタ状の電極12aが付設されていて、リード線14は当該ベタ状電極12aに接続されているものが示されているが、勿論、このベタ状電極12aは必須のものではなく、これを設けることなく、リード線14を直接電極12に接続する構造としてもよい。
そして、該リード線14、15は、ベース16の貫通孔17、18を介して外部に導出され、該導出外部において、フッ素樹脂などの電気絶縁性材料からなるスペーサ1が取り付けられている。
そして、該リード線14、15は、ベース16の貫通孔17、18を介して外部に導出され、該導出外部において、フッ素樹脂などの電気絶縁性材料からなるスペーサ1が取り付けられている。
このスペーサ1の詳細が図3、図4に示されている。
図3(A)、(B)に示す絶縁性スペーサ1は、両端部に保持部2、2を有し、これら保持部2、2は平板上の連結部3によって連結されている。
前記保持部2は、側方に開口部2aを有する円筒状をしており、前記リード線14、15はこの開口部2aを介して保持部2内に挿入保持される。
そして、前記連結部3によって保持部2、2の間隔は、ベース16のリード線貫通孔17、18間の間隔以上とされていて、保持部2、2によって保持されるリード線14、15の間隔は、前記貫通孔17、18の間隔以上に保たれる。
該貫通孔17、18は、もともとリード線14、15間で放電しないような間隔に設定されているので、リード線14、15がベース16の外部においてもスペーサ1によってそれ以上の間隔に保たれていれば、放電を起こすことはなくなる。
図3(A)、(B)に示す絶縁性スペーサ1は、両端部に保持部2、2を有し、これら保持部2、2は平板上の連結部3によって連結されている。
前記保持部2は、側方に開口部2aを有する円筒状をしており、前記リード線14、15はこの開口部2aを介して保持部2内に挿入保持される。
そして、前記連結部3によって保持部2、2の間隔は、ベース16のリード線貫通孔17、18間の間隔以上とされていて、保持部2、2によって保持されるリード線14、15の間隔は、前記貫通孔17、18の間隔以上に保たれる。
該貫通孔17、18は、もともとリード線14、15間で放電しないような間隔に設定されているので、リード線14、15がベース16の外部においてもスペーサ1によってそれ以上の間隔に保たれていれば、放電を起こすことはなくなる。
図3(C)にスペーサ1の連結部3の別の態様が示されていて、この態様では、連結部3は、側面視で波形形状をなしている。この形状によって弾性がもたらされ、両端の保持部2、2を両側方に押し広げるように力が働き、リード線14、15の間隔を広げる方向に作用し、その接近や触れ合いを更に防ぐ方向に機能する。
また、連結部3の表面での沿面放電距離が大きくなって、連結部3の表面を伝わる沿面放電を防止することができる。
なお、この波形形状は、図示のジグザグ状に限らず、円弧状の連続する形状であってもよい。
また、連結部3の表面での沿面放電距離が大きくなって、連結部3の表面を伝わる沿面放電を防止することができる。
なお、この波形形状は、図示のジグザグ状に限らず、円弧状の連続する形状であってもよい。
図4にスペーサ1の別の実施例が示されている。図4(A)、(B)に示すように、両端の保持部2、2は、円筒形状をしていて、前記リード線14、15はこの円筒状保持部2、2内を貫通するように挿入される。
また、図4(C)に、図4(B)の別の態様が示され、円筒状保持部2、2が分割構造となっていて、保持部2、2内にリード線14、15を挿通した後に、これらをネジ止めなどの固着手段によって一体化するものである。この構造により、リード線14、15への装着が容易になる。
勿論、図4に示すこれらも態様においても、図3(C)のように、連結部3を波形形状としてもよい。
なお、連結部3は、板状のものを示したが、これに限られず、棒状体などであってもよい。
また、図4(C)に、図4(B)の別の態様が示され、円筒状保持部2、2が分割構造となっていて、保持部2、2内にリード線14、15を挿通した後に、これらをネジ止めなどの固着手段によって一体化するものである。この構造により、リード線14、15への装着が容易になる。
勿論、図4に示すこれらも態様においても、図3(C)のように、連結部3を波形形状としてもよい。
なお、連結部3は、板状のものを示したが、これに限られず、棒状体などであってもよい。
また、上記実施例においては、スペーサ1は1個だけ設けるものを示したが、外部におけるリード線14、15の長さに応じて複数個取り付けるようにしてもよい。
また、エキシマランプの構造を扁平角形の発光管で、その外面に一対の電極を設ける構造のものを示したが、ランプ構造としては、これらに限られず、従来技術として示した特許文献2に示すような、二重円筒形状の発光管を有するものであってもよく、要は、一対の電極への一対のリード線が発光管の一端から導出されているものであればよい。
また、エキシマランプの構造を扁平角形の発光管で、その外面に一対の電極を設ける構造のものを示したが、ランプ構造としては、これらに限られず、従来技術として示した特許文献2に示すような、二重円筒形状の発光管を有するものであってもよく、要は、一対の電極への一対のリード線が発光管の一端から導出されているものであればよい。
以上説明したように、本発明においては、発光管の一端から導出された一対のリード線に、スペーサを取り付ける構造としたことにより、外部におけるリード線が互いに接近したり、触れ合ったりすることがなく、リード線間での放電を防止できるものである。
1 スペーサ
2 保持部
2a 側方開口部
3 連結部
11 発光管
12、13 電極
14、15 リード線
16 ベース
17、18 リード線貫通孔
2 保持部
2a 側方開口部
3 連結部
11 発光管
12、13 電極
14、15 リード線
16 ベース
17、18 リード線貫通孔
Claims (4)
- 放電用ガスが充填された放電空間を有し、該放電用ガスに放電を誘起せしめるための一対の電極のうちの少なくとも一方の電極と放電用ガスとの間に、誘電体が介在するように構成された発光管を備え、該発光管の一端から前記一対の電極への一対のリード線が導出されてなるエキシマランプにおいて、
前記一対のリード線には、該リード線間の間隔を維持するための電気絶縁性のスペーサが設けられていることを特徴とするエキシマランプ。 - 前記スペーサは、前記リード線を保持する一対の保持部と、該保持部を連結する連結部とからなることを特徴とする請求項1に記載のエキシマランプ。
- 前記スペーサの連結部は、側面視において波形形状をなしていることを特徴とする請求項2に記載のエキシマランプ。
- 前記発光管の端部にはベースが設けられ、前記リード線は該ベースに設けられたリード線導出孔を貫通して導出されていて、前記一対の保持部の間隔は、前記ベースのリード線導出孔間の間隔以上であることを特徴とする請求項2、3のいずれかに記載のエキシマランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012010702A JP2013149548A (ja) | 2012-01-23 | 2012-01-23 | エキシマランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012010702A JP2013149548A (ja) | 2012-01-23 | 2012-01-23 | エキシマランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013149548A true JP2013149548A (ja) | 2013-08-01 |
Family
ID=49046848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012010702A Pending JP2013149548A (ja) | 2012-01-23 | 2012-01-23 | エキシマランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013149548A (ja) |
-
2012
- 2012-01-23 JP JP2012010702A patent/JP2013149548A/ja active Pending
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