JP2013147140A - 車両用位置調整式ステアリングコラム装置 - Google Patents

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保 和賀
Takeshi Negishi
武司 根岸
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Abstract

【課題】テレスコ操作範囲以上である衝突時ストローク範囲で、インナーコラム外周部と摺動する部分に内径側凸形状を設け、衝突荷重を吸収しながら衝突ストロークを確保する。
【解決手段】アウターコラム1とインナーコラム2とが摺動自在に嵌合してあり、アウターコラム1の内周面を縮径および拡径することにより、アウターコラム1に対するインナーコラム2の軸方向位置を調整することができる車両用位置調整式ステアリングコラム装置において、アウターコラム1の内周面にブッシュBを固定し、アウターコラム1の端部には、ブッシュBの軸方向一方を外径側に折り返した鍔部Baを設け、ブッシュBのテレスコピック操作範囲以上でインナーコラム2外周部と摺動する部分に内径側凸形状Bbを設け、車両の二次衝突時には、外径側に折り返した鍔部Baはアウターコラム1の端部に止まったままで、インナーコラム2によって内径側凸形状Bbが変形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アウターコラムとインナーコラムとが摺動自在に嵌合してあり、アウターコラムの内周面を縮径および拡径することにより、前記アウターコラムに対する前記インナーコラムの位置を調整することができると共に前記アウターコラムおよびインナーコラムの軸方向位置を調整することができる車両用位置調整式ステアリングコラム装置に関するものである。
これには、従来より、運転者の体格や運転姿勢等に応じて、ステアリングホイールの軸方向位置を調整できるテレスコピック式ステアリングコラム装置があり、例えば、車体に固定したアウターコラムに対して、ステアリングホイール等を装着したインナーコラムがテレスコピック摺動自在に設けてある。
その一例として、インナーコラムの外周面等に、剪断用リングが装着してあり、インナーコラムの外周面等に形成した溝に、剪断用リングに設けた剪断許容突起が係止してあるものがある。剪断用リングは、アウターコラム等の端部に接触して規制することにより、テレスコピックストロークを所定範囲に規定するストッパーの役割を果たすことができる。
また、車両の二次衝突時に、例えば、アウターコラムに対してインナーコラムがコラプスして車両前方に移動した際、剪断用リングがアウターコラム等の端部に当接すると、剪断用リングは、その剪断許容突起が剪断して、インナーコラム等から離脱する。従って、この離脱した剪断用リングが衝撃エネルギー吸収荷重に影響を与えることがなく、二次衝突時のコラプス中に於けるピーク荷重の発生を最小限に抑えることができる。
しかしながら、インナーコラムに、回転ストッパー用長溝(テレスコピック調整用溝)があるものに使用した場合、爪(剪断許容突起)が回転ストッパー用長溝(テレスコピック調整用溝)に侵入してしまう可能性がある。
その場合、回転ストッパー用長溝(テレスコピック調整用溝)に侵入してしまった爪(剪断許容突起)だけは、剪断されないことがあり、剪断用リング全体の剪断力が低減する虞れがあるといったことがあるという課題があった。
特開2006−103366号公報
この部分の改善の先行技術としては、特開2006−103366号公報に示されたものがあり、これは、アウター部材とインナー部材を摺動自在に嵌合した伸縮構造において、前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、前記樹脂製リングは、スリットを有する一体樹脂成形品である、というものである。
しかしながら、この先行技術では、樹脂製の部品で衝撃エネルギーの吸収を行っているが、衝撃エネルギー吸収荷重をさらに得るためには、樹脂部品以外にも、衝撃エネルギー吸収部材を持つ必要がある、という問題が有った。
本発明は、上記問題を解決するために、テレスコピックやコラプス時の摺動性等の基本性能の円滑化や安定化を図ることができるブッシュの、テレスコ操作範囲以上である衝突時ストローク範囲の所でインナーコラム外周部と摺動する部分に内径側凸形状を設ける事で、衝突荷重を吸収しながら衝突ストロークを確保することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る車両用位置調整式ステアリングコラム装置は、アウターコラムとインナーコラムとが摺動自在に嵌合してあり、前記アウターコラムの内周面を縮径および拡径することにより、前記アウターコラムに対する前記インナーコラムの軸方向位置を調整することができる車両用位置調整式ステアリングコラム装置において、
前記アウターコラムの内周面に、ブッシュを固定し、
前記アウターコラムの端部には、前記ブッシュの軸方向一方を外径側に折り返した鍔部を設け、
前記ブッシュのテレスコピック操作範囲以上でインナーコラム外周部と摺動する部分に内径側凸形状を設け、
車両の二次衝突時には、前記外径側に折り返した鍔部は前記アウターコラムの端部に止まったままで、前記インナーコラムによって前記内径側凸形状が変形することを特徴とする。
本発明によれば、樹脂製のストッパー以外にも、衝撃エネルギー吸収部材を持つことができるという効果が有る。
本発明の第1実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリングコラム装置の側面の断面図である。 図1のブッシュのII−II矢視断面図である。 図2のIII部の部分的拡大図である。 本発明の第1実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリングコラム装置にて、樹脂製のストッパーがテレスコピックストロークを所定範囲に規定するストッパーの役目を果たしている状態を示す側面の断面図である。 本発明の第1実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリングコラム装置にて、ブッシュがテレスコ操作範囲以上である衝突時ストローク範囲の所でインナーコラム外周部と摺動した状態を示す側面の断面図である。 本発明の第1実施の形態に係る衝突時のストロークと荷重の関係を示すグラフである。 従来の衝突時のストロークと荷重の関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
ステアリングコラムは、車体に固定するロアーコラム1(アウターコラム)と、このロアーコラム1にテレスコピック摺動自在に嵌合したアッパーコラム2(インナーコラム)とからなり、車両の二次衝突時には、コラプスして収縮できるようになっている。
なお、ロアーコラム1は、アルミニウム製であり、アッパーコラム2は、鉄、又はアルミニウム製である。
両コラム1,2内には、ステアリングシャフト3が回転自在に設けてある。ステアリングシャフト3は、筒状のアッパーシャフト71と、この筒状のアッパーシャフト71に対してスプライン嵌合等により摺動自在に設けた中軸のロアーシャフト72とから構成してある。従って、テレスコピック摺動時には、アッパーコラム2とアッパーシャフト71とが一体的に軸方向に移動することができる。
また、ロアーコラム1には、電動パワーステアリング装置5(EPS)が設けてあり、電動パワーステアリング装置5は、電動モータ(不図示)、減速機構部6、及び出力軸8等を備えている。なお、減速機構部は、ハウジング7に囲まれている。また、ロアーコラム1とハウジング7とは、一体的に形成されている。
ロアーコラム1は、このハウジング7の側方の部位で、ロアー車体側ブラケット(不図示)により車体に支持してあり、ロアー車体側ブラケットには、チルトピボット10が設けてある。
ロアーコラム1に、スリットを介してコラム径方向および車幅方向に厚肉状に形成され、アッパーコラム2を包持し、縮径・拡径してアッパーコラム2を締付・解除する一対の厚肉状のクランプ部20,20が設けてある。
一対のクランプ部20,20には、一対の貫通孔21,21が形成してある。この貫通孔21,21には、締付ボルト(不図示)が通挿する。
不図示の操作レバーを一方向に回動すると、締付ボルトは、その軸方向に引っ張られて、クランプ部20,20等を締付ける一方、操作レバーを他方向に回動すると、締付ボルトは、その軸方向の引張が解除され、クランプ部20,20等の締付を解除する。
従って、チルト・テレスコピック調整する場合には、操作レバーを一方向に回動すると、締付ボルトは、その軸方向の引張が解除され、クランプ部20,20、等の締付を解除されて、その幅が拡がる。
これにより、ロアーコラム1、アッパーコラム2、及びステアリングシャフト3等は、チルトピボット10を中心として回動して、チルト調整することができる。
また、アッパーコラム2(インナーコラム)、及びステアリングシャフト3等は、拡幅した一対のクランプ部20,20(即ち、ロアーコラム1(アウターコラム))に対して、その軸方向に摺動することにより、テレスコピック調整することができる。
一方、チルト・テレスコピック締付する場合には、操作レバーを逆方向に回動すると、締付ボルトは、その軸方向に引っ張られる。
その結果、一対のクランプ部20,20が締付られる。これにより、一対のクランプ部20,20は、アッパーコラム2(インナーコラム)を圧接して挟持し、チルト・テレスコピック締付することができる。
さて、本実施の形態では、両コラム1,2の嵌合部のロアーコラム1(アウターコラム)の内周側に、筒状の鉄製のブッシュBが嵌合してある。
具体的には、図1に示すように、ロアーコラム1(アウターコラム)の内周面に、筒状の鉄製のブッシュBが嵌め込んで(圧入嵌合して)あり、ブッシュBは、ロアーコラム1の端部で外径側に折り返した鍔部Baを有している。この鍔部Baは、ロアーコラム1(アウターコラム)の端縁に係合することにより、ブッシュBがもぐり込むことを防止している。
テレスコピック操作により、アッパーコラム2が前後に移動(テレスコ調整)する。固定側のロアーコラム1の内面との間のブッシュBを、固定側に確実に固定することで、本実施の形態では、摺接面は、ブッシュBの内面とアッパーコラム2の外面に限定出来る。従って、鉄製のブッシュBの加工性や組立性に優れ、ロアーコラム1への固定を確実に行うことができ、テレスコピックやコラプス時の摺動性等の基本性能の円滑化や安定化を図ることができる。
衝突(二次)時も、同様で、確実にブッシュBを、ロアーコラム1側へ固定することで、本実施の形態では、摺接面は、限定されて、コラプス性能は安定する。
さらに、特に、本実施の形態のように、コラムタイプEPSであって、テレスコピック付きの様に、EPS5のモーターや減速機構部6をロアーコラム1の部位に設けるタイプに於いては、一般的に、衝突時のコラプスストロークを充分に確保することが出来ない(テレスコピック付きの場合、特に制約を受ける)。このように、限られた短いコラプスストローク間に於いては、スムーズで且つ狙った荷重ーストローク線図のエネルギー吸収を必要とするため、短いコラプスストロークであってコラプス時の摺動性等の基本性能の円滑化や安定化を図った本実施の形態は、有効となる。
アッパーコラム2(インナーコラム)の外周面には、樹脂製リング30が装着してある。この樹脂製リング30と、ロアー側のロアーコラム1(アウターコラム)の後端との間の間隔は、テレスコピックストロークに対応して設定してある。
アッパーコラム2の外周面には、1個の周方向の溝24が形成してあり、さらに、樹脂製リング30の内周面には、複数の剪断許容突起31が形成してある。これら樹脂製リング30の剪断許容突起31は、アッパーコラム2の溝24に係止するようになっている。
このように、アッパーコラム2の外周面に、樹脂製リング30が装着してあり、その剪断許容突起31がアッパーコラム2の溝24に係止しあることから、樹脂製リング30は、ロアーコラム1の後端に接触して規制することにより、テレスコピックストロークを所定範囲に規定するストッパーの役割を果たすことができる。
走行中の自動車が他の自動車や路上の障害物に衝突すると、運転者は慣性によってステアリングホイールに二次衝突し、アッパーコラム2には大きなコラプス荷重が作用する。アッパーコラム2は、ロアーコラム1内に進入し、ステアリングコラムのコラプスが開始される。
アッパーコラム2がロアーコラム1内に所定量進入して、樹脂製リング30にロアーコラム1の後端が当接すると、樹脂製リング30は、その剪断許容突起31が剪断して、インナーコラム2から離脱する。
その後、ブッシュBの内径側凸形状部Bbと、インナーコラム2の外周部とが摺動する。内径側凸形状部Bbは、インナーコラム2の外周部と摺動することで変形し、これにより衝撃エネルギー吸収荷重を得る。
従って本実施の形態では、図6および図7に示すように、二次衝突時のコラプスストローク端に於けるピーク荷重の発生を最小限に抑えることができる。
車両の二次衝突時には、外径側に折り返した鍔部Baは、ロアーコラム1(アウターコラム)の端縁に係合されたままとなる。これにより、摺接面はブッシュBの内面とアッパーコラム2(インナーコラム)の外面に限定されて、コラプス性能は安定する。
以上説明したように、本実施の形態では、樹脂製のストッパー以外にも、衝撃エネルギー吸収部材を持つことができる。
車両用位置調整式ステアリングコラム装置として利用できる。
1 ロアーコラム(アウターコラム)
2 アッパーコラム(インナーコラム)
3 ステアリングシャフト
B 鉄製のブッシュ
Ba 外径側に折り返した鍔部
Bb 内径側凸形状部
5 電動パワーステアリング装置
6 減速機構部
7 ハウジング
8 出力軸
10 チルトピボット
20 クランプ部
21 貫通孔
24 溝
30 樹脂製リング
31 剪断許容突起
71 アッパーシャフト
72 ロアーシャフト

Claims (1)

  1. アウターコラムとインナーコラムとが摺動自在に嵌合してあり、前記アウターコラムの内周面を縮径および拡径することにより、前記アウターコラムに対する前記インナーコラムの軸方向位置を調整することができる車両用位置調整式ステアリングコラム装置において、
    前記アウターコラムの内周面に、ブッシュを固定し、
    前記アウターコラムの端部には、前記ブッシュの軸方向一方を外径側に折り返した鍔部を設け、
    前記ブッシュのテレスコピック操作範囲以上でインナーコラム外周部と摺動する部分に内径側凸形状を設け、
    車両の二次衝突時には、前記外径側に折り返した鍔部は前記アウターコラムの端部に止まったままで、前記インナーコラムによって前記内径側凸形状が変形することを特徴とする車両用位置調整式ステアリングコラム装置。
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