JP2013146917A - セキュリティ媒体及びそれを用いた真贋判定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】セキュリティ媒体は、マイクロレンズ2が第1のピッチで配列されたマイクロレンズアレイと、前記マイクロレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物1が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、前記3次元微細構造物アレイは、観察者に対して前記3次元微細構造物を可視化させる可視化材料を含んで形成されている。
【選択図】図12
Description
マイクロレンズが第1のピッチで配列されたマイクロレンズアレイと、
前記マイクロレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、
前記3次元微細構造物アレイは、観察者に対して前記3次元微細構造物を可視化させる可視化材料を含んで形成されていることを特徴とする。
マイクロミラーレンズが第1のピッチで配列されたマイクロミラーレンズアレイと、
前記マイクロミラーレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、
前記マイクロミラーレンズアレイは、観察者に対して前記3次元微細構造物を可視化させる可視化材料を含んで形成されていることを特徴とする。
前記可視化材料は、金属ナノ粒子、有機顔料、有機染料の少なくとも何れか1つであることを特徴とする。
マイクロレンズが第1のピッチで配列されたマイクロレンズアレイと、
前記マイクロレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、
前記マイクロレンズアレイまたは前記3次元微細構造物アレイの少なくとも一方は、外部環境に応じて透明状態と非透明状態に変化する環境反応型可視化材料を含んで形成されていることを特徴とする。
マイクロミラーレンズが第1のピッチで配列されたマイクロミラーレンズアレイと、
前記マイクロミラーレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、
前記3次元微細構造物アレイは、外部環境に応じて透明状態と非透明状態に変化する環境反応型可視化材料を含んで形成されていることを特徴とする。
セキュリティ媒体。
前記環境反応型可視化材料は、温度、光、電場、磁場の何れかの外部環境に応じて透明状態と非透明状態に変化することを特徴とする。
次元微細構造物アレイ)、マイクロレンズ2のXY平面と平行な面における配列(マイクロレンズアレイ)が、それぞれ図3(a)、(b)に示されている。本実施形態の3次元微細構造物1、マイクロレンズ2の配列は、どちらも格子状に配列されたものとなっている。図3(a)に示されるように隣接する3次元微細構造物1はX軸方向にピッチw、Y軸方向にピッチzを有して配列されている。ピッチwとピッチzを等距離としてもよい。3次元微細構造物1の形状は、任意な形状とすることができるが、後ほど説明する拡大率の関係を分かりやすくするため、直径hで円形の外形を有するものとしている。
のとしている。図2で説明したように、観察者は、Z軸の正方向を観察方向としてセキュリティ媒体の観察を行うことで、拡大された3次元微細構造物1の像を観察することが可能とされる。
w/(L+d)=p/L ・・・(1−1)
(1−1)式を変形すると、
L=dp/(w−p) ・・・(1−2)
H=Lh/d ・・・(1−3)
(1−3)式を変形すると、
L=Hd/h ・・・(1−4)
α=H/h=p/(w−p)・・・(1−5)
止することが可能となる。
w/L=p/(L+d) ・・・(2−1)
(2−1)式を変形すると、
L=dw/(p−w) ・・・(2−2)
d/h=(d+L)/H ・・・(2−3)
(2−3)式を変形すると、
L=d(H/h−1) ・・・(2−4)
α=H/h=p/(p−w)・・・(2−5)
列(マイクロミラーレンズアレイ)は、図7、図3に示すように格子状あるいは図4で説明したように亀甲状にて配置される。本実施形態の3次元微細構造物1並びにそれが配置されたシートは透明部材によって構成されている。一方、マイクロミラーレンズ3は、Z軸負の方向に凹面を向けた反射面を有し、観察方向(Z軸負側から正側に向かう方向)から入射する光を反射させる。マイクロミラーレンズ3で反射された光は、3次元微細構造物1を透過し、観察者に対して3次元微細構造物1の実像もしくは虚像を拡大表示する。
w/L=p/(L+d) ・・・(3−1)
(2−1)式を変形すると、
L=dw/(p−w) ・・・(3−2)
d/h=(d+L)/H ・・・(3−3)
(2−3)式を変形すると、
L=d(H/h−1) ・・・(3−4)
α=H/h=p/(p−w)・・・(3−5)
w/L=p/(L−d) ・・・(4−1)
(1−1)式を変形すると、
L=dw/(w−p) ・・・(4−2)
h/d=H/(L−d) ・・・(4−3)
(4−3)式を変形すると、
L=d(H/h+1) ・・・(4−4)
α=H/h=p/(w−p) ・・・(4−5)
3次元微細構造物1のピッチwに対するピッチ差(w−p)の比率をA[%]とすると、
3次元微細構造物1のピッチwに対するマイクロレンズ2のピッチpとのピッチ差は、
w−p=w×A/100 ・・・(5−1)
で表すことができる。このピッチ差を用いてマイクロレンズ2のピッチpは、
p=w(1−A/100) ・・・(5−2)
と表すことができる。
β=w×α=wp/(w−p) ・・・(5−3)
とを考えると(5−3)式から
wp/(w−p)≧2000 ・・・(5−3)’
の関係が必要となる。(5−3)’式に(5−2)式を代入すると、
100w/(2000+w)≧A ・・・(5−3)’’
なる関係が得られ、3次元微細構造物1のピッチwに対するピッチ差(w−p)の比率Aは、3次元微細構造物1のピッチwに依存することが分かる。
3次元微細構造物1のピッチwに対するピッチ差(p−w)の比率をA[%]とすると、
3次元微細構造物1のピッチwに対するマイクロレンズ2のピッチ差は、
p−w=w×A/100 ・・・(6−1)
で表すことができる。このピッチ差を用いてマイクロレンズ2のピッチpは、
p=w(1+A/100) ・・・(6−2)
と表すことができる。
β=w×α=wp/(p−w) ・・・(6−3)
wp/(p−w)≧2000 ・・・(6−3)’
の関係が必要となる。(6−3)’式に(6−2)式を代入すると、
100w/(2000−w)≧A ・・・(6−3)’’
なる関係が得られ、3次元微細構造物1に対するピッチ差(p−w)の比率Aは、ケース1の場合と同様、3次元微細構造物1のピッチwに依存することが分かる。
図12には、セキュリティ媒体(タイプA)の製造過程及びその構成が示されている。図12(a)はセキュリティ媒体の製造過程を、また、図12(b)はセキュリティ媒体の構成(図1におけるA−A’間のZX平面での断面図)が示されている。なお、図1において実際に利用可能なセキュリティカード4を構成する場合、図12に図示した以外の層が設けられる場合がある。
製したレジスト原版に滴下し、PETなどを材料とする基材11を被せた後、365nmのUV(紫外線)を照射して硬化させ、レジスト原版から剥離することで表面に3次元微細構造物1が形成された複製版を作製する。
えた先鋭端形状を観察することが可能となっている。すなわち、3次元微細構造物1の表面に反射層を必要としないため、金型あるいはレジスト原版などで賦形された形状をそのまま使用することが可能となり、エッジ鈍りを抑えた3次元微細構造物1の形状を観察させることが可能となる。
図13には、セキュリティ媒体(タイプB)の製造過程及びその構成が示されている。図13(a)〜(c)はセキュリティ媒体の製造過程を、また、図13(d)はセキュリティ媒体の構成(図1におけるA−A’間のZX平面での断面図)が示されている。なお、図1において実際に利用可能なセキュリティカード4を構成する場合、図13に図示した以外の層が設けられる場合がある。
図14には、本発明の実施形態に係るセキュリティ媒体(タイプA)のさらに別の構成が示されている。この実施例のセキュリティ媒体は、マイクロレンズシート70と3次元微細構造物シート10を粘着層62を介して互いに貼り合わせることで構成されている。
図15には、本発明の実施形態に係るセキュリティ媒体(タイプB)のさらに別の構成が示されている。この実施例のセキュリティ媒体は、マイクロミラーレンズシート20と3次元微細構造物シート10を粘着層62を介して互いに貼り合わせることで構成されている。
図16には、本発明の実施形態に係るセキュリティ媒体(タイプA)のさらに別の構成が示されている。このセキュリティ媒体は、図14で説明した実施例3のセキュリティ媒体と同様の工程で製造される。ただし、3次元微細構造物シート10のUV硬化樹脂12に含まれていた金属ナノ粒子に代え、UV発光インキが含まれる点において異なった形態となっている。
図17には、本発明の実施形態に係るセキュリティ媒体(タイプA)のさらに別の構成が示されている。このセキュリティ媒体も、図14で説明した実施例3のセキュリティ媒体と同様の工程で製造される。ただし、マイクロレンズ2を形成するUV硬化樹脂72に示温インキが含まれた形態となっている。この示温インキは、温度によって透明状態と着色状態(非透明状態)に変化する環境反応型可視化材料である。なお、3次元微細構造物1の可視化特性を向上させるため、UV硬化樹脂12は着色されているか、UV硬化樹脂12の観察側表面には反射層が設けられることが好ましい。
aを阻害する状態となっている。そのため、入射光Laは3次元微細構造物1に到達することができず、観察者は3次元微細構造物1を観察することが困難な状態となっている。
図18には、本発明の実施形態に係るセキュリティ媒体(タイプB)のさらに別の構成が示されている。このセキュリティ媒体も、図15で説明した実施例4のセキュリティ媒体と同様の工程で製造される。ただし、3次元微細構造物1を形成するUV硬化樹脂12に示温インキが含まれた形態となっている。なお、3次元微細構造物1の可視化特性を向上させるため、UV硬化樹脂22は着色されているか、UV硬化樹脂22の観察側表面には反射層が設けられることが好ましい。
2…マイクロレンズ
3…マイクロミラーレンズ
4…セキュリティカード
5…セキュリティ媒体
10…3次元微細構造物シート
11…基材
12…UV硬化樹脂
15…観察者の眼
15a…観察方向
20…マイクロミラーレンズシート
21…基材
22…UV硬化樹脂
31、32…プラスチックシート
33…被着体
41…基材(プラスチックシート)
42…反射層
50…金型(基台)
51…金型
52…マイクロレンズ賦形部
53…3次元微細構造物賦形部
61…ヒートシール
62…粘着層
70…マイクロレンズシート
71…基材
72…UV硬化樹脂
Claims (7)
- マイクロレンズが第1のピッチで配列されたマイクロレンズアレイと、
前記マイクロレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、
前記3次元微細構造物アレイは、観察者に対して前記3次元微細構造物を可視化させる可視化材料を含んで形成されていることを特徴とする
セキュリティ媒体。 - マイクロミラーレンズが第1のピッチで配列されたマイクロミラーレンズアレイと、
前記マイクロミラーレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、
前記マイクロミラーレンズアレイは、観察者に対して前記3次元微細構造物を可視化させる可視化材料を含んで形成されていることを特徴とする
セキュリティ媒体。 - 前記可視化材料は、金属ナノ粒子であることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載のセキュリティ媒体。 - マイクロレンズが第1のピッチで配列されたマイクロレンズアレイと、
前記マイクロレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、
前記マイクロレンズアレイまたは前記3次元微細構造物アレイの少なくとも一方は、外部環境に応じて透明状態と非透明状態に変化する環境反応型可視化材料を含んで形成されていることを特徴とする
セキュリティ媒体。 - マイクロミラーレンズが第1のピッチで配列されたマイクロミラーレンズアレイと、
前記マイクロミラーレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、
前記3次元微細構造物アレイは、外部環境に応じて透明状態と非透明状態に変化する環境反応型可視化材料を含んで形成されていることを特徴とする
セキュリティ媒体。 - 前記環境反応型可視化材料は、温度、光の何れかの外部環境に応じて透明状態と非透明状態に変化することを特徴とする
請求項4または請求項5に記載のセキュリティ媒体。 - 請求項1から請求項6の何れか1項に記載のセキュリティ媒体を用いて真贋判定を行うことを特徴とする
真贋判定方法。
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JP2012009023A JP2013146917A (ja) | 2012-01-19 | 2012-01-19 | セキュリティ媒体及びそれを用いた真贋判定方法 |
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JP2008529851A (ja) * | 2005-02-18 | 2008-08-07 | ギーゼッケ アンド デブリエント ゲーエムベーハー | セキュリティ要素とその製造方法 |
JP2009543138A (ja) * | 2006-06-28 | 2009-12-03 | ビジュアル フィジクス エルエルシー | マイクロ光学セキュリティ及び画像表示システム |
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2012
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