JP2013142245A - Wing wall structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、全開状態とされた引戸が納められる袖壁構造に関する。 The present invention relates to a sleeve wall structure in which a sliding door in a fully opened state is stored.
従来の全開状態とされた引戸が納められる袖壁構造としては、袖壁幅寸法(引戸幅寸法)が一定ではないため、施工現場において発生した端材等を利用して、袖壁下地を形成し、その表裏面に石膏ボード等の壁面材を貼着して袖壁を形成する構造とされていた。このような構造では、端材の加工や袖壁下地の形成など施工現場において多くの作業が必要となり、施工性の改善が望まれていた。
例えば、下記特許文献1では、建築物の引戸を収納する引戸用小壁の施工方法が提案されている。この施工方法では、矩形状に予め組み立てられた軸組を、開口枠体の中方立に当接させて開口部に固定する。次いで、軸組と略同一の厚みとされた縦軸を、引戸の移動する左右方向に軸組に並べて開口枠体の外枠材に当接させて開口部に固定する。そして、これら左右方向に沿って並べられた軸組及び縦軸の表面及び裏面にそれぞれボードを貼り付けて引戸用小壁を施工する態様とされている。
The sleeve wall structure that accommodates the sliding door that is in the fully opened state is not constant, so the sleeve wall base is formed using the edge material generated at the construction site. However, a wall surface material such as gypsum board is adhered to the front and back surfaces of the sleeve wall to form a sleeve wall. In such a structure, a lot of work is required at the construction site such as processing of end materials and formation of sleeve wall base, and improvement of workability has been desired.
For example, in the following
しかしながら、上記特許文献1に記載された引戸用小壁では、左右方向に沿って並べられる軸組と縦軸との間が中空となる。そのため、強度上の観点や、廻り縁や巾木等の造作材の取付性の観点等からは更なる改善が望まれていた。
However, in the small wall for sliding doors described in
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、幅寸法の調整が可能でありながらも強度及び造作材の取付性を向上し得る袖壁構造を提供することを目的としている。 This invention is made | formed in view of the said situation, and it aims at providing the sleeve wall structure which can improve an intensity | strength and attachment property of a construction material, although a width dimension can be adjusted.
上記目的を達成するために、本発明に係る袖壁構造は、全開状態とされた引戸が納められる袖壁構造であって、前記引戸の幅方向に沿って伸縮自在とされた伸縮部材によって連結された一対の縦枠材の両外側面間の幅寸法が袖壁の幅寸法に応じた寸法となるように前記伸縮部材が伸長された状態で、これら一対の縦枠材とそれぞれ同厚さ寸法とされた上下の横桟材が前記一対の縦枠材の上端部間及び下端部間に架設されるようにしてこれら縦枠材に固定されて袖壁下地体が形成され、この袖壁下地体の表裏のそれぞれに面材がそれぞれ固定された構造とされていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a sleeve wall structure according to the present invention is a sleeve wall structure in which a fully opened sliding door is housed, and is connected by an elastic member that is extendable along the width direction of the sliding door. In the state in which the stretchable member is extended so that the width dimension between the outer side surfaces of the pair of vertical frame members is a dimension corresponding to the width dimension of the sleeve wall, the same thickness as each of the pair of vertical frame members The upper and lower horizontal crosspieces having dimensions are fixed to these vertical frame members so as to be installed between the upper end portions and the lower end portions of the pair of vertical frame members, and a sleeve wall base body is formed. The structure is characterized in that face materials are respectively fixed to the front and back of the base body.
本発明においては、前記一対の縦枠材と同高さでかつ同厚さとされた中間縦枠材をこれら一対の縦枠材間に更に設け、隣り合う縦枠材同士を前記伸縮部材によってそれぞれ連結した構造とし、前記上下の横桟材を隣り合う縦枠材の上端部間及び下端部間にそれぞれ架設するようにしてこれら縦枠材にそれぞれ固定して前記袖壁下地体を形成した構造としてもよい。
また、本発明においては、前記伸縮部材を、前記縦枠材と同厚さとされ、かつ厚さ方向両側に開口する多数の中空筒状セルの集合体からなるハニカム状構造体としてもよい。
In the present invention, an intermediate vertical frame member having the same height and the same thickness as the pair of vertical frame members is further provided between the pair of vertical frame members, and adjacent vertical frame members are separated by the elastic members. A structure in which the upper and lower horizontal crosspieces are installed between upper end portions and lower end portions of adjacent vertical frame members and fixed to these vertical frame members to form the sleeve wall base body. It is good.
In the present invention, the stretchable member may be a honeycomb-like structure made of an aggregate of a large number of hollow cylindrical cells that have the same thickness as the vertical frame member and open on both sides in the thickness direction.
本発明に係る袖壁構造は、上述のような構成としたことで、幅寸法の調整が可能でありながらも強度及び造作材の取付性を向上させることができる。 Since the sleeve wall structure according to the present invention is configured as described above, it is possible to improve the strength and attachment of the artificial material while the width dimension can be adjusted.
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の各実施形態では、図4(b)に示すY方向から見た状態を基準として、図4(b)における上側を背面(裏面)側、下側を手前(表面)側として、その方向等を原則的に説明する。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
In each of the following embodiments, with the state viewed from the Y direction shown in FIG. 4B as a reference, the upper side in FIG. 4B is the back side (back side), and the lower side is the front side (front side). Explain the direction in principle.
図1〜図4は、第1実施形態に係る袖壁構造の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る袖壁構造は、図4に示すように、全開状態とされた引戸3が納められる(引き込まれる)構造とされている。この袖壁構造は、建物内に設けられた開口部4(図3も参照)に、袖壁ユニット1(図1及び図2参照)を用いて形成された袖壁の下地(袖壁下地体)10を配設した構造とされている。図例では、一枚からなる片引き式の引戸3を納める袖壁となる袖壁体19を袖壁下地体10によって形成した例を示している。
FIGS. 1-4 is a figure which shows typically an example of the sleeve wall structure which concerns on 1st Embodiment.
As shown in FIG. 4, the sleeve wall structure according to the present embodiment has a structure in which the sliding
開口部4は、柱材や間柱、横桟(まぐさ)、飼木、床下地(乃至は床面)などの枠下地5によって正面視して略矩形状に形成されている(図3参照)。
この開口部4の内周面に沿うようにして、引戸3を建て付ける戸枠2が配設される。
開口部4の開口幅は、開口部4に配設された戸枠2に建て付けられる引戸3が開閉自在にスライドし得るように引戸3の戸幅及び戸枠2の厚さ(引戸3の戸幅と同方向に沿う厚さ)に応じて設定される。本実施形態のように袖壁納めで施工される片引き式の引戸3を例にすれば、開口部4の開口幅は、当該引戸3の戸幅の略2倍程度の幅寸法とされる。
The
A
The opening width of the
戸枠2は、図例では、一対の縦枠21,22(戸先側縦枠21及び戸尻側縦枠22)と、これら縦枠21,22の上端部間に架設された上枠(鴨居)20と、これら縦枠21,22間の略中央部に設けられた中間縦枠(中方立)23とを備えている(図4も参照)。
上枠20は、その下面側に、引戸3のスライド移動を案内する上吊レールや案内溝を長手方向に沿って有している。また、この上枠20の戸先側部位は、開口部4の戸先側に形成される内壁7の壁厚に対応させた幅寸法(壁厚方向の寸法、見込み方向の寸法、前後寸法)とされた幅広部とされている。また、この上枠20の戸尻側部位は、袖壁ユニット1を用いて形成される袖壁体19の壁厚を加味して上記幅広部よりも幅の狭い幅狭部とされている。また、この上枠20の幅広部と幅狭部とを区切る長手方向略中央部には、中方立23の上端部が係合する切欠部が形成されている。
In the illustrated example, the
The
戸先側縦枠21は、上枠20の上記幅広部に応じた幅寸法(前後寸法)とされ、開口部4の戸先側の内側面に沿うように上下方向に沿って配設される。
戸尻側縦枠22は、上枠20の上記幅狭部に応じた幅寸法(前後寸法)とされ、開口部4の戸尻側(袖壁側)の内側面に沿うように上下方向に沿って配設される。これら戸先側縦枠21及び戸尻側縦枠22には、引戸3の戸先側端部及び戸尻側端部をそれぞれに受け入れる戸じゃくり溝が上下方向に沿って形成されている。
中方立23は、開口部4の左右方向略中央位置において上下方向に沿って配設され、その壁厚方向に沿う幅寸法が、袖壁ユニット1を用いて形成される袖壁体19の壁厚に応じた幅寸法とされている。この中方立23の壁厚方向背面側端面には、引戸3の手前側表面3aに摺るように接する隙間遮蔽部材(モヘア部材)が上下方向に沿って設けられている。
The door-end side
The door bottom side
The
上記構成とされた戸枠2は、上枠20の長手方向の各端面を、各縦枠21,22の上端部内側面に突き合わせ、これら縦枠21,22の上端部の外側面から木ねじ等の固定止具を捩じ込んで、上枠20と各縦枠21,22とを連結するようにしてもよい。また、上枠20の上記切欠部に中方立23の上端部を係合させ、木ねじ等の固定止具を捩じ込んで、中方立23を上枠20に連結して、戸枠2を組み付けるようにしてもよい。
また、このように組み付けられた戸枠2は、図3に示すように、開口部4の内周面に沿わせるようにして固定される。図例では、開口部4の内周天面を構成するまぐさや横桟などの枠下地5に沿わせるようにして上枠20を固定し、開口部4の内周両側面を構成する柱材などの枠下地5,5に沿わせるようにして一対の縦枠21,22をそれぞれ固定した例を示している。また、これら上枠20及び一対の縦枠21,22は、各枠下地5に対して飼木などのスペーサー材6を介して固定された例を示している。
また、中方立23の下端部は、床下地(または床材)などの枠下地5に固定するようにしてもよい。
The
Moreover, the
Further, the lower end portion of the
引戸3は、上記構成とされた戸枠2にスライド自在に建て付けられる。本実施形態では、引戸3の上端部の両側端部にランナー部材3b,3bを連結固定している。また、これらランナー部材3b,3bを引戸3の戸幅方向に沿って走行自在に支持する走行案内部としての上吊レールを上枠20に設け、引戸3が上吊式で開閉される構成とされている。なお、図示を省略しているが、床面には、引戸3のスライド移動をガイドするガイドピンが固定され、引戸3の下端面には、このガイドピンを受け入れる凹溝が形成されている。
なお、戸枠2としては、図例のような下枠を備えない上吊式の戸枠(三方枠)に限られない。例えば、引戸の下端部に戸車を設け、この戸車をガイドするレールを備えた下枠を更に備えた戸枠(四方枠)としてもよい。また、図例のような固定枠に限られず、ケーシング額縁を備えたいわゆるケーシング枠を戸枠として採用するようにしてもよい。
The sliding
Note that the
上記した引戸3が納められる袖壁体19の形成に用いられる袖壁ユニット1は、図1(a)に示すように、一対の縦枠材11,12と、これら一対の縦枠材11,12を連結する伸縮部材14と、を備えている。本実施形態では、袖壁ユニット1は、一対の縦枠材11,12の間に設けられた中間縦枠材13を備えており、隣り合う縦枠材11,12,13同士を伸縮部材14,14によって連結した構造とされている。図例では、一対の縦枠材11,12のうちの図示左側の縦枠材11と中間縦枠材13とを伸縮部材14によって連結し、中間縦枠材13と一対の縦枠材11,12のうちの図示右側の縦枠材12とを伸縮部材14によって連結した構造としている。
また、袖壁ユニット1は、図1(b)に示すように、隣り合う縦枠材11,12,13の上端部間及び下端部間にそれぞれ架設されるようにしてこれら縦枠材11,12,13に固定される上下の横桟材15,15,16,16を備えている。
As shown in FIG. 1A, the
Further, as shown in FIG. 1 (b), the
各縦枠材11,12,13は、上下に長尺の角材状とされ、高さ寸法(長さ寸法)及び厚さ寸法(前後寸法)が同寸法とされており、本実施形態では、幅寸法(左右寸法)も同寸法とされている。これら縦枠材11,12,13の高さ寸法は、当該袖壁ユニット1を用いて形成される袖壁(袖壁体)19の高さ寸法に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。または、これら縦枠材11,12,13の長手方向一端(例えば、上端)側に、当該袖壁ユニット1を用いて形成される袖壁体19の高さ寸法に応じて切断される余長部を設けておくようにしてもよい。このような余長部は、当該袖壁ユニット1を用いて形成される種々の袖壁(袖壁体19)の高さに対応可能なように設けておくようにしてもよい。
Each of the
伸縮部材14,14は、それぞれ同様の構成とされており、引戸3(図4参照)の幅方向(隣り合う縦枠材の対向方向)に沿って伸縮自在とされている。
これら伸縮部材14,14は、本実施形態では、各縦枠材11,12,13と同厚さとされ、かつ厚さ方向両側に開口する多数の中空筒状セル14aの集合体からなるハニカム状構造体(コア材)14,14とされている(図3(a)及び図4(b)も参照)。
これらハニカム状構造体14,14は、段ボール原紙やクラフト紙等の紙材を接着剤で重積接着して形成するようにしてもよい。また、このような紙材に、エポキシ樹脂等の補強用の樹脂を更に含浸させたものとしてもよい。その他、アルミ材等の金属系材料や硬質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂系材料から製されたものとしてもよい。
また、図例では、中空筒状セル14aを模式的に示しており、厚さ方向に見て菱形状とされた中空筒状セル14aを例示しているが、このような態様に限られない。中空筒状セル14aのセル形状としては、蜂の巣状のハニカム形状や方形状としてもよく、また、JIS A6931に規定されているような円筒形状や、リブを平行に連続させたリブ形状、「く(V)」字状のような折り紙形状を連続させた折り紙形状等としてもよい。
The
In the present embodiment, the
The
In addition, in the illustrated example, the hollow
また、本実施形態では、これらハニカム状構造体14,14は、各縦枠材11,12,13の上下端部にそれぞれ固定される上下の横桟材15,16の組み付け代を残すようにして、それぞれの幅方向両側端部が各縦枠材11,12,13の対向側面に固定されている。つまり、これらハニカム状構造体14,14のそれぞれの高さ寸法を、上下の横桟材15,16の幅寸法(上下寸法)に概ね相当する寸法を除いた各縦枠材11,12,13の高さ寸法に応じた寸法としている。なお、上述のように各縦枠材11,12,13に余長部を設けた場合には、該余長部の寸法を更に除いた寸法としてもよい。
In the present embodiment, the
上記のような構成により、上下の横桟材15,16を組み付けた状態では、図2(a)に示すように、隣り合う縦枠材11,13(13,12)及び上下の横桟材15,16によって区画された空間の略全体にハニカム状構造体14(14)が充填されるようにして配設された構成となる。
なお、各ハニカム状構造体14,14の両側端部と各縦枠材11,12,13の各対向側面との固定態様としては、釘やねじ、タッカー、ステイプル等の固定止具や接着剤等の固定手段で固定する態様としてもよい。
With the above configuration, when the upper and lower
In addition, as a fixing aspect of the both side ends of each honeycomb-shaped
上下の横桟材15,15,16,16は、図1(b)に示すように、左右に長尺の角材状とされ、それぞれ厚さ寸法が各縦枠材11,12,13の厚さ寸法と同寸法とされている。上横桟材15,15は、その上側面が各縦枠材11,12,13の上端面と略同一平面状となるように隣り合う縦枠材11,12,13にそれぞれ固定される。下横桟材16,16は、その下側面が各縦枠材11,12,13の下端面と略同一平面状となるように隣り合う縦枠材11,12,13にそれぞれ固定される。
また、本実施形態では、これら上下の横桟材15,15,16,16は、それぞれ幅寸法(上下寸法)及び長さ寸法(左右寸法)が同寸法とされた角材状の横桟用部材を適宜、切断することで形成される構成とされている。つまり、これら上下の横桟材15,15,16,16は、長さ寸法の調整が可能なように切断可能とされた横桟用部材を適宜の長さ寸法に切断して形成されている。なお、これら上下の横桟材15,15,16,16を形成する横桟用部材の長さ寸法を、袖壁(袖壁体19)の幅調整に対応可能なように、その調整幅(調整度合い)に応じて適宜設定しておくようにしてもよい。また、これら上下の横桟材15,15,16,16は、袖壁ユニット1が備えている態様に限られず、施工現場等において適宜、調達されるものとしてもよい。
As shown in FIG. 1 (b), the upper and lower
Further, in the present embodiment, these upper and lower
これら上下の横桟材15,15,16,16の長さ寸法(左右寸法)は、それぞれの両側端面が隣り合う縦枠材11,12,13の対向側面に当接するように、隣り合う縦枠材11,12,13間の寸法に応じた寸法とされている。
隣り合う縦枠材11,12,13間の寸法は、一対の縦枠材11,12の両外側面11a,12a間の幅寸法が、袖壁体19の幅寸法Wに応じた寸法となるように適宜、設定される。図例では、中間縦枠材13が左右方向略中央に位置するように、この中間縦枠材13と、一対の縦枠材11,12のそれぞれとの間を略等間隔とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、この中間縦枠材13を、図示右側の縦枠材12に近接させた位置としたり、または、図示左側の縦枠材11に近接させた位置としたりしてもよい。
The length dimensions (left and right dimensions) of the upper and lower
As for the dimension between the adjacent
また、これら上下の横桟材15,15,16,16は、一対の縦枠材11,12の両外側面11a,12a間の幅寸法が、袖壁となる袖壁体19の幅寸法Wに応じた寸法となるように各ハニカム状構造体14,14が伸長された状態で、隣り合う縦枠材11,12,13の上端部間及び下端部間にそれぞれ架設されるようにしてこれら縦枠材11,12,13に固定される(図1(b)及び図3参照)。このように上下の横桟材15,15,16,16が固定されて、図2(a)に示すように、袖壁下地体10が形成される。なお、これら上下の横桟材15,15,16,16と各縦枠材11,12,13との固定態様としては、上記同様の固定手段で固定する態様としてもよい。
Further, in these upper and lower
なお、上記した各縦枠材11,12,13及び各横桟材15,16は、木質系材料から形成されたものとしてもよい。木質系材料としては、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板、パーティクルボード等の木質ボード、またはインシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などを採用するようにしてもよい。
本実施形態では、各縦枠材11,12,13及び各横桟材15,16は、繊維方向を長手方向に沿わせたLVLを角材状に加工して形成されている。このような構成とすることで、寸法安定性に比較的に優れ、強度ばらつきが比較的に少なくなるため、袖壁の下地として好適なものとなる。
また、各縦枠材11,12,13及び各横桟材15,16は、上記した木質系材料以外のものから形成するようにしてもよい。例えば、合成樹脂系材料に、木粉や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉(木質)・プラスチック複合材(WPC)や、その他の合成樹脂系材料、金属系材料等から形成されたものとしてもよい。
The
In the present embodiment, each of the
Moreover, you may make it form each
また、本実施形態に係る袖壁構造は、袖壁下地体10の表面10a及び裏面10bに面材17,18がそれぞれ固定されて袖壁となる袖壁体19を形成した構造とされている(図2(b)、図3及び図4参照)。これら表裏の面材17,18の袖壁下地体10への固定は、上記同様の固定止具や接着剤等によって固定するようにしてもよい。また、面材17,18としては、無垢材や上記同様の木質系材料、無機質系材料、合成樹脂系材料等を板状に加工したものとしてもよい。また、それぞれの外側表面に、合成樹脂化粧シートや化粧紙、クロス等の化粧シートまたは突板等の表面化粧材を貼着するようにしてもよい。本実施形態では、これら面材17,18を、石膏ボードからなるものとしている。
Further, the sleeve wall structure according to the present embodiment has a structure in which the
袖壁体19は、図4(b)に示すように、開口部4の戸尻側の内側面から戸先側に向けて突出するように配設され、背面側の面材(石膏ボード)18に、引き込まれた状態の引戸3の手前側表面3aが対面するように配設される。
本実施形態では、図3(a)に示すように、袖壁体19の幅寸法Wを、開口部4の袖壁側(戸尻側)の枠下地5の内側面から中方立23の袖壁側側面までの幅寸法と略同寸法としている。つまり、本実施形態では、袖壁体19の一側端面19a(図示左側の縦枠11の外側面11a)が、中方立23の袖壁側側面に当接し、袖壁体19の他側端面19b(図示右側の縦枠12の外側面12a)が開口部4の袖壁側枠下地内側面に当接するように、袖壁体19の幅寸法を設定した例を示している。なお、袖壁側枠下地内側面としては、柱材等の枠下地の袖壁側内側面に限られず、飼木等のスペーサー材を枠下地として把握し、これの袖壁側内側面を、袖壁側枠下地内側面として把握するようにしてもよい。
As shown in FIG. 4 (b), the
In the present embodiment, as shown in FIG. 3A, the width W of the
また、この袖壁体19の厚さ寸法は、建物内の内壁7自体の壁厚に応じて設定され、それに応じて袖壁下地体10の厚さ寸法を、表裏10a,10bに固定される石膏ボード17,18の厚さを加味して設定するようにすればよい。つまりは、一般的な壁厚に応じて規定される袖壁の厚さ寸法に応じた寸法となるように、その表裏に固定される石膏ボード17,18の厚さ寸法を加味して、袖壁下地体10の厚さ寸法を設定するようにしてもよい。
本実施形態では、袖壁下地体10とその裏面10bに固定された石膏ボード18とを合わせた厚さ寸法を、図4(b)に示すように、開口部4に固定された戸尻側縦枠22の壁厚方向手前側端面から枠下地(内壁の下地ともなる下地)5の手前側表面までの壁厚方向の寸法と略同寸法としている。つまりは、袖壁下地体10の裏面10bに固定された石膏ボード18の背面を戸尻側縦枠22の壁厚方向手前側端面に当接させた状態で、この袖壁下地10の手前側の表面10aが枠下地5の手前側表面と略同一平面状となるように形成されている。
Moreover, the thickness dimension of this
In the present embodiment, as shown in FIG. 4 (b), the thickness of the
次に、本実施形態に係る袖壁構造の施工手順の一例について説明する。
まず、上述したように組み付けた戸枠2を、開口部4に固定する(図3参照)。
次いで、袖壁(袖壁体19)の幅寸法Wに応じた寸法となるように幅寸法を調整して組み付けた袖壁下地体10の表裏10a,10bに、必要に応じて寸法調整した石膏ボード17,18を固定し、袖壁体19を形成する(図1及び図2参照)。そして、この袖壁体19を、開口部4の手前側から、開口部4の袖壁側枠下地内側面と、中方立23の袖壁側側面とによって幅方向が区画された開口部4内に嵌め込むようにして開口部4内に配置する(図3(a)参照)。また、袖壁体19の幅方向の各端部を、戸尻側縦枠22及び中方立23のそれぞれに当接させて、当該袖壁体19を開口部4に固定する。このような施工態様によれば、戸枠2を開口部4に固定した後、開口部4の一方側(手前側)から袖壁体19を容易に施工することができ、施工性を向上させることができる。
なお、この袖壁体19の開口部4への固定は、戸枠2及び枠下地5の両方または一方に対して、上記同様の固定止具を用いて固定するようにしてもよい。
Next, an example of the construction procedure of the sleeve wall structure according to the present embodiment will be described.
First, the
Next, the gypsum whose dimensions are adjusted as necessary on the front and
The
また、開口部4の周囲の壁下地に、内壁7を形成する石膏ボード等の壁面材8を固定する(図4(b)参照)。このように壁面材8を固定した状態では、袖壁体19の表面側の石膏ボード17と、これに隣接する壁面材8とが、連なるように略面一状となる。そして、必要に応じて、袖壁体19の手前面及び背面並びに各壁面材8の表面に壁クロス等の表面化粧材を貼着するようにしてもよい。この状態では、図4に示すように、開口部4の戸尻側には、引戸3のスライドスペース(走行スペース)の手前側に位置するように、袖壁体19によって袖壁が形成される。一方、開口部4の戸先側には、引戸3によって開閉される出入り口としての開口が形成される。そして、適宜、引戸3を、戸枠2に対して建て付けることで、袖壁納めの引戸構造となる。
また、図4に示すように、袖壁体19の手前面の下端部及び各壁面材8の下端部に巾木9を固定するようにしてもよい。
In addition, a
As shown in FIG. 4, the
なお、上記施工手順は一例に過ぎず、各部材の機能を阻害しない限りにおいて別手順で行うようにしてもよい。上記した例では、袖壁下地体10の表裏10a,10bのそれぞれに石膏ボード17,18を固定して袖壁体19を形成した後に、開口部4に配設する態様を例示しているが、このような態様に限られない。例えば、背面側の石膏ボード18のみを袖壁下地体10の裏面10bに固定し、開口部4に配設した後に、手前側の石膏ボード17を固定する態様としてもよい。このような態様によっても上記同様の効果を奏する。または、袖壁下地体10を開口部4に配設した後に、その表裏10a,10bのそれぞれに石膏ボード17,18を固定する態様としてもよい。これらの場合には、袖壁下地体10の表面10a側に固定する石膏ボードを、壁面材8によって一連状に構成する態様としてもよい。つまりは、袖壁下地体10に応じた寸法の石膏ボード17を表面10aに固定する態様に代えて、内壁7を形成する壁面材8によって袖壁下地体10の表面10a側の面材を構成するようにしてもよい。
In addition, the said construction procedure is only an example, and may be performed by another procedure as long as the function of each member is not inhibited. In the above-described example, a mode in which the
また、上記した例では、上下の横桟材15,15,16,16を組み付けて袖壁下地体10を形成した後に、開口部4に配設する態様を例示しているが、このような態様に限られない。例えば、背面側の石膏ボード18を戸枠2等に固定して配設した後に、この石膏ボード18の表面側に沿わせるようにして、ハニカム状構造体14,14によって連結された各縦枠材11,12,13を配設する態様としてもよい。この場合は、一対の縦枠材11,12の両外側面11a,12aを、中方立23の袖壁側側面及び開口部4の袖壁側枠下地内側面にそれぞれ当接させ、各縦枠材11,12,13を、戸枠2及び枠下地5の両方または一方に対して、上記同様の固定止具を用いて固定するようにしてもよい。そして、隣り合う縦枠材11,12,13の上端部間及び下端部間に、上記のように寸法調整した各横桟材15,15,16,16を架設するようにして固定する態様としてもよい。このような施工態様によれば、予め固定された戸枠2に対して、各縦枠材11,12,13間のハニカム状構造体14,14を伸縮させてこれら各縦枠材11,12,13を固定することができるので、予め幅調整する必要がなく、施工性を向上させることができる。
Moreover, in the above-mentioned example, after assembling the upper and lower
上記構造とされた袖壁構造によれば、幅寸法の調整が可能でありながらも強度及び造作材の取付性を向上させることができる。
つまり、袖壁下地体10を構成する一対の縦枠材11,12の両外側面11a,12a間の幅寸法を、これらを連結する伸縮部材(ハニカム状構造体)14,14を伸長させて袖壁(袖壁体)19の幅寸法Wに応じた幅寸法とすることができる。従って、袖壁体19を構成する袖壁下地体10の幅寸法を調整することができ、種々の幅寸法の袖壁に対応することができる。
また、一対の縦枠材11,12が引戸3の幅方向に沿って伸縮自在とされた伸縮部材(ハニカム状構造体)14,14によって連結された構造であるので、施工時等における取り扱い性を向上させることができる。また、これら一対の縦枠材11,12間の伸縮部材(ハニカム状構造体)14,14を収縮させた状態とすることで、袖壁下地体10を構成する部材をコンパクトにすることができ、保管や運搬等の際における取り扱い性を向上させることもできる。
According to the sleeve wall structure having the above-described structure, it is possible to improve the strength and the attachment property of the artificial material while the width dimension can be adjusted.
That is, the width dimension between the
In addition, since the pair of
また、一対の縦枠材11,12と同厚さとされた上下の横桟材15,16を、一対の縦枠材11,12の上端部間及び下端部間に架設するようにしてこれら縦枠材11,12に固定した構造としている。従って、袖壁下地体10の上端部及び下端部における強度を向上させることができ、当該袖壁下地体10によって形成される袖壁体19自体の強度を向上させることができる。また、袖壁体19の上端部及び下端部に、例えば、廻り縁や巾木9等の造作材を取り付ける際に、これら上下の横桟材15,16を取付下地とすることができるので、造作材の取付性を向上させることができる。また、このような取付下地を別途、配設するような場合と比べて、施工性を向上させることができる。
また、本実施形態では、一対の縦枠材11,12の間に中間縦枠材13を設けた構造としているので、袖壁体19の強度をより向上させることができる。
In addition, the upper and lower
Moreover, in this embodiment, since it is set as the structure which provided the intermediate | middle
また、本実施形態では、隣り合う縦枠材11,12,13を連結する伸縮部材をハニカム状構造体14,14としている。従って、袖壁体19の略全面に亘って厚さ方向に沿う強度を向上させることができる。また、例えば、リンク状部材等の連結金具によって幅方向に伸縮させる構造とした場合と比べて、構造の簡略化が図れるとともに軽量化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、袖壁体19の幅方向一端部の背面が戸尻側縦枠22の壁厚方向手前側端面に当接するように袖壁体19を配設した構造としている。従って、袖壁体19の背面側の石膏ボード18の一側部が直線状に切断されていないような場合にも、戸尻側縦枠22によって、その一側部が隠蔽されて露出せず見栄えを阻害することがない。換言すれば、袖壁体19の背面側の石膏ボード18の一側部側を、精度良く加工する必要がなく、袖壁の施工性をより向上させることができる。
Moreover, in this embodiment, the expansion-contraction member which connects the adjacent
Further, in the present embodiment, the
次に、本発明に係る他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図5及図6は、第2実施形態に係る袖壁構造に用いられる袖壁ユニット及びこれにより形成される袖壁下地体を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、施工手順についても上記第1実施形態と略同様であるので、その説明を省略または簡略に説明する。
Next, another embodiment according to the present invention will be described with reference to the drawings.
5 and 6 are diagrams schematically showing a sleeve wall unit used in the sleeve wall structure according to the second embodiment and a sleeve wall base body formed thereby.
Note that differences from the first embodiment will be mainly described, and the same components will be denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted or simplified. Further, the construction procedure is also substantially the same as that of the first embodiment, and therefore the description thereof will be omitted or briefly described.
本実施形態に係る袖壁構造に用いられる袖壁ユニット1Aは、隣り合う縦枠材11,12,13同士を連結する伸縮部材の構成が、上記第1実施形態とは異なる。
本実施形態では、図5に示すように、伸縮部材は、引戸3(図4参照)の幅方向に沿って折り畳み展開自在とされた一対のリンク状部材14c,14cを備えた伸縮ユニット14Aとされている。これら一対のリンク状部材14c,14cによって隣り合う縦枠材11,12,13同士を同幅方向に沿って伸縮自在に連結した構造とされている。
これら一対のリンク状部材14c,14cは、それぞれ長さ寸法が同寸法とされたアーム状とされている。また、これら一対のリンク状部材14c,14cは、それぞれの長手方向一端部が重ね合わせられるようにして互いに回動自在に連結された構造とされている。また、これら一対のリンク状部材14c,14cの各長手方向他端部が、隣り合う縦枠材11,12,13の各対向側面に回動自在に連結された構造とされている。
The
In the present embodiment, as shown in FIG. 5, the telescopic member includes a
The pair of link-
また、本実施形態では、これら一対のリンク状部材14c,14cを、隣り合う縦枠材11,12,13間に上下に間隔を空けてそれぞれ複数組(図例では、二組)設けた例を示している。また、これら各組の一対のリンク状部材14c,14c,14c,14cの各重ね合わせ部位(長手方向一端部)同士を連結する連結部材14bを設けた例を示している。この連結部材14bは、アーム状とされ、その長手方向に沿って間隔を空けて適宜の部位(図例では、長手方向両端部)が、上記各重ね合わせ部位にそれぞれ回動自在に連結された構造とされている。このような構成とすることで、伸縮ユニット14A,14Aによって連結された各縦枠材11,12,13を、幅方向に沿って伸縮させる際に、各縦枠材11,12,13を互いに略平行に維持した状態で伸縮させることができる。なお、伸縮ユニット14Aを構成する連結部材14b及び一対のリンク状部材14c,14cは、金属系材料等から形成されたものとしてもよい。
Further, in the present embodiment, an example in which a plurality of sets (two sets in the example) are provided with a pair of link-
また、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様、図5(b)に示すように、上下の横桟材15,15,16,16が隣り合う縦枠材11,12,13の上端部間及び下端部間に架設されるようにしてそれぞれ固定される。また、袖壁ユニット1Aによって形成された袖壁下地体10Aの表裏10a,10bには、図6に示すように、面材(石膏ボード)17,18がそれぞれ固定され、袖壁体19Aが形成される袖壁構造とされている。
上記構成とされた本実施形態に係る袖壁構造においても上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、伸縮ユニット14Aとしては、上記のような一対のリンク状部材14c,14cを備えたものに限られない。例えば、四本のリンク状部材を連結したパンタグラフ状のものとしてもよく、その他、隣り合う縦枠材11,12,13同士を引戸3の幅方向に沿って伸縮自在に連結し得る構造のものであればどのような伸縮部材を採用するようにしてもよい。
Also in the present embodiment, as in the first embodiment, as shown in FIG. 5 (b), the upper and lower
The sleeve wall structure according to the present embodiment having the above-described configuration also has substantially the same effects as those of the first embodiment.
In addition, as expansion-
また、上記した例では、袖壁下地体10(10A)の高さ寸法と、その表裏10a,10bのそれぞれに固定される石膏ボード17,18の高さ寸法を略同寸法とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、袖壁下地体10(10A)の高さを背面側の石膏ボード18よりも上方に突出するものとし、この石膏ボード18の上端面が上枠20の下面に当接するように、石膏ボード18の高さ寸法を設定するようにしてもよい。
さらに、上記した例では、袖壁下地体10(10A)の高さ寸法を開口部4の開口高さに応じた寸法とした例を示しているが、このような態様に限られず、少なくともその上端部が上枠20の一部に正面視して重合するような高さ寸法とすればよい。この場合は、この袖壁下地体10(10A)または袖壁体19(19A)の上端部を上枠20に対して固定するようにしてもよい。
さらにまた、図例では、開口部4の上側に垂れ壁を形成するように開口部4を設けた例を示しているが、床面から天井面に略至る高さ寸法とされた開口部4に袖壁下地体10(10A)または袖壁体19(19A)を配設する態様としてもよい。
Moreover, in the above-mentioned example, the height dimension of the sleeve wall base 10 (10A) and the height dimension of the
Furthermore, in the above-described example, an example in which the height dimension of the sleeve wall base 10 (10A) is set to a dimension corresponding to the opening height of the
Furthermore, in the illustrated example, the
また、上記した例では、袖壁体19(19A)の幅方向の各端面19a,19bを、開口部4の袖壁側枠下地内側面及び中方立23の袖壁側側面に当接させて、開口部4に固定した例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、袖壁体19(19A)の幅方向の一端部の端面を、中方立23の袖壁側側面に当接させ、幅方向の他端部を、戸尻側縦枠22に当接させるようにしてもよい。この場合、その他端部の背面側の表面を、戸尻側縦枠22の手前側端面に当接させるようにしてもよく、その他端部の端面を、戸尻側縦枠22の内方側(戸先側)側面に当接させるようにしてもよい。
さらに、上記した例では、片引きの一枚の引戸3を納める袖壁となる袖壁体19(19A)を開口部4に設けた例を示しているが、このような態様に限られない。複数枚の引戸を納めるものとしてもよく、また、両引き(引き分け)の引戸を納める袖壁として、開口部の両側に、各実施形態に係る袖壁体19(19A)をそれぞれ設けるようにしてもよい。
In the above example, the end surfaces 19a and 19b in the width direction of the sleeve wall body 19 (19A) are brought into contact with the sleeve wall side frame base inner side surface of the
Furthermore, in the above-described example, an example is shown in which the sleeve wall body 19 (19A) serving as a sleeve wall for housing the single sliding
さらにまた、上記した例では、一対の縦枠材11,12の間に一本の中間縦枠材13を設けた例を示しているが、複数本の中間縦枠材を設けるようにしてもよい。この場合には、縦枠材の本数に応じた伸縮部材14(14A)を設けるようにすればよい。また、各横桟材15,16の長さ寸法を適宜、調整するようにしてもよい。さらには、このような中間縦枠材13を設けないようにしてもよい。この場合は、一対の縦枠材11,12を、伸縮部材14(14A)によって連結するようにすればよい。また、上記同様、各横桟材15,16の長さ寸法を適宜、調整するようにしてもよい。
また、上下の横桟材15,16に加えて、上下方向の途中部位に更に単一または複数本の横桟材を設けるようにしてもよい。この場合は、伸縮部材14(14A)を適宜、上下に分割するようにすればよい。
Furthermore, in the above example, an example in which one intermediate
Further, in addition to the upper and lower
3 引戸
10,10A 袖壁下地体
10a 袖壁下地体の表面
10b 袖壁下地体の裏面
11,12 縦枠材
11a,12a 外側面
13 中間縦枠材
14 ハニカム状構造体(伸縮部材)
14A 伸縮ユニット(伸縮部材)
15 上横桟材
16 下横桟材
17,18 石膏ボード(面材)
19,19A 袖壁体(袖壁)
W 袖壁の幅寸法
DESCRIPTION OF
14A telescopic unit (extensible member)
15 Upper
19, 19A Sleeve wall (sleeve wall)
W Width of sleeve wall
Claims (3)
前記引戸の幅方向に沿って伸縮自在とされた伸縮部材によって連結された一対の縦枠材の両外側面間の幅寸法が袖壁の幅寸法に応じた寸法となるように前記伸縮部材が伸長された状態で、これら一対の縦枠材とそれぞれ同厚さ寸法とされた上下の横桟材が前記一対の縦枠材の上端部間及び下端部間に架設されるようにしてこれら縦枠材に固定されて袖壁下地体が形成され、この袖壁下地体の表裏のそれぞれに面材がそれぞれ固定された構造とされていることを特徴とする袖壁構造。 A sleeve wall structure in which a fully open sliding door is stored,
The stretchable member is arranged such that the width dimension between the outer side surfaces of a pair of vertical frame members connected by a stretchable member stretchable along the width direction of the sliding door is a dimension according to the width dimension of the sleeve wall. In a stretched state, the vertical frame members having the same thickness as those of the pair of vertical frame members are installed between the upper and lower ends of the pair of vertical frame members. A sleeve wall structure characterized in that a sleeve wall base is formed by being fixed to a frame member, and a face member is fixed to each of the front and back surfaces of the sleeve wall base.
前記一対の縦枠材と同高さでかつ同厚さとされた中間縦枠材がこれら一対の縦枠材間に更に設けられ、隣り合う縦枠材同士が前記伸縮部材によってそれぞれ連結された構造とされており、前記上下の横桟材が隣り合う縦枠材の上端部間及び下端部間にそれぞれ架設されるようにしてこれら縦枠材にそれぞれ固定されて前記袖壁下地体が形成された構造とされていることを特徴とする袖壁構造。 In claim 1,
A structure in which an intermediate vertical frame member having the same height and thickness as the pair of vertical frame members is further provided between the pair of vertical frame members, and adjacent vertical frame members are connected to each other by the elastic members. The upper and lower horizontal crosspieces are respectively fixed to these vertical frame members so as to be installed between upper end portions and lower end portions of adjacent vertical frame members, and the sleeve wall base body is formed. A sleeve wall structure characterized by having an open structure.
前記伸縮部材は、前記縦枠材と同厚さとされ、かつ厚さ方向両側に開口する多数の中空筒状セルの集合体からなるハニカム状構造体であることを特徴とする袖壁構造。 In claim 1 or 2,
The sleeve wall structure according to claim 1, wherein the elastic member is a honeycomb-like structure made of an aggregate of a large number of hollow cylindrical cells having the same thickness as the vertical frame member and opening on both sides in the thickness direction.
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