JP2013141971A - コンテナ船に於ける翼形積付方法 - Google Patents
コンテナ船に於ける翼形積付方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013141971A JP2013141971A JP2012004609A JP2012004609A JP2013141971A JP 2013141971 A JP2013141971 A JP 2013141971A JP 2012004609 A JP2012004609 A JP 2012004609A JP 2012004609 A JP2012004609 A JP 2012004609A JP 2013141971 A JP2013141971 A JP 2013141971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- containers
- ship
- deck
- stacked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 7
- 238000011068 loading method Methods 0.000 claims description 18
- 239000000446 fuel Substances 0.000 abstract description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Ship Loading And Unloading (AREA)
Abstract
【解決手段】コンテナ船Aの甲板上に、船長方向と船幅方向とに複数列に亙って、且つ上下に複数段に亙って、複数のコンテナ1を積み付けるコンテナ積付方法であって、上面視で船首側に前縁を有し船尾側に後縁を有する略対称翼形のコンテナ群2,2’を形成するように、複数のコンテナを積み付ける。
【選択図】図1
Description
海上を航行中のコンテナ船の甲板上に、船長方向と船幅方向とに複数列に亙って、且つ上下に複数段に亙って、積み付けられた複数のコンテナによって形成されたコンテナ群が、見掛け風向が斜め前方の向かい風を受ける時に発生する揚力Lと抵抗Dの関係は、複数のコンテナが上面視で長方形のコンテナ群を形成するように積み付けられている場合、抵抗Dが大きくなり、揚力Lが小さくなる傾向にあり、抵抗Dと揚力Lとの合力の船長方向成分としての推力Tは、コンテナ船の航行方向とは逆方向に働く傾向にあり、コンテナ船の燃費を悪化させる傾向にある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、コンテナ船の甲板上に、船長方向と船幅方向とに複数列に亙って、且つ上下に複数段に亙って、複数のコンテナを積み付けるコンテナ積付方法であって、甲板上に積み付けられた複数のコンテナによって形成されたコンテナ群が受ける風力による燃費悪化を、従来に比べて改善できるコンテナ積付方法を提供することを目的とする。
海上を航行中のコンテナ船の甲板上に、船長方向と船幅方向とに複数列に亙って、且つ上下に複数段に亙って、積み付けられた複数のコンテナによって形成されたコンテナ群が、見掛け風向が斜め前方の向かい風を受ける時に発生する揚力Lと抵抗Dの関係は、複数のコンテナが上面視で船首側に前縁を有し船尾側に後縁を有する略対称翼形のコンテナ群を形成するように積み付けられている場合、複数のコンテナが上面視で長方形のコンテナ群を形成するように積み付けられている場合に比べて、抵抗Dが小さくなり、揚力Lが大きくなる。この結果、抵抗Dと揚力Lとの合力の船長方向成分としての推力Tがコンテナ船の航行方向とは逆方向に働く傾向が減少し、推力Tがコンテナ船の航行方向と同一方向に働く傾向が増大する。この結果、複数のコンテナが上面視で長方形のコンテナ群を形成するように積み付けられている場合に比べて、コンテナ船の燃費が向上する。
本発明の他の好ましい態様においては、略対称翼形の前縁を形成する最前列のコンテナ列の直近前方の甲板上に、上面視で半円形、或いは半楕円形、或いは二等辺三角形の筐体を載置固定する。
略対称翼形の前縁近傍部及び/又は後縁近傍部において、上面視で前列のコンテナ群と直近後列のコンテナ群との間に形成される段差部を埋める上面視で三角形の筐体を、甲板上に積み付け、或いは略対称翼形の前縁を形成する最前列のコンテナ列の直近前方の甲板上に、上面視で半円形、或いは半楕円形、或いは二等辺三角形の筐体を載置固定することにより、海上を航行中のコンテナ船の甲板上に積み付けられた複数のコンテナによって形成されたコンテナ群が、見掛け風向が斜め前方の向かい風を受ける時に発生する抵抗Dを減少させることができる。この結果、コンテナ船の燃費が更に向上する。
図1(a)、(c)に示すように、船首楼直近後方部から船尾部まで船長方向と船幅方向とに複数列に亙って、且つ上下に複数段に亙って、複数のコンテナ1がコンテナ船Aの甲板上に積み付けられて、コンテナ群2を形成している。複数のコンテナ1は、船首部では前列よりも後列の船幅方向積付列数が増加するように、船長方向中央部では船幅一杯の船幅方向積付列数となるように、船尾部では前列よりも後列の船幅方向積付列数が減少するように積み付けられ、ひいては上面視で船首側に前縁を有し船尾側に後縁を有する略対称翼形のコンテナ群2を形成するように積み付けられている。
海上を航行中のコンテナ船Aの甲板上に積み付けられた複数のコンテナ1によって形成されたコンテナ群が、見掛けの風向が斜め前方の向かい風を受ける時に発生する揚力Lと抵抗Dの関係は、従来の積付方法に従って、図1(b)に示すように、複数のコンテナ1が上面視で長方形のコンテナ群2’を形成するように甲板上に積み付けられている場合、図2に示すように、抵抗Dが大きくなり、揚力Lが小さくなる傾向にあり、抵抗Dと揚力Lとの合力の船長方向成分としての推力Tは、コンテナ船の航行方向とは逆方向に働く傾向にあり、コンテナ船Aの燃費を悪化させる傾向にある。
これに対し、本発明の積付方法に従って、図1(c)に示すように、複数のコンテナ1が上面視で船首側に前縁を有し船尾側に後縁を有する略対称翼形のコンテナ群2を形成するように甲板上に積み付けられている場合、複数のコンテナ1が上面視で長方形のコンテナ群2’を形成するように甲板上に積み付けられている場合に比べて、図3に示すように、抵抗Dが小さくなり、揚力Lが大きくなる。この結果、抵抗Dと揚力Lとの合力の船長方向成分としての推力Tがコンテナ船の航行方向とは逆方向に働く傾向が減少し、推力Tがコンテナ船の航行方向に働く傾向が増加する。この結果、複数のコンテナ1が上面視で長方形のコンテナ群2’を形成するように甲板上に積み付けられている場合に比べて、コンテナ船Aの燃費が向上する。
図4の表に示す、船速VSが25ktの時の、真風速TWS(kt)と真風向TWA(°)と見掛風速AWS(kt)と見掛風向AWA(°)の関係から、コンテナ船の通常航行時には、甲板上に積み付けられた複数のコンテナによって形成されたコンテナ群は、略常時、見掛け風向が斜め前方の向かい風を受けることが分かる。従って、図2、3に基づく上記考察は、コンテナ船の通常航行時には略常時成立すると考えられる。
また図1(a)、(c)に一点鎖線で示すように、略対称翼形の前縁を形成する最前列のコンテナ列の直近前方の甲板上に、上面視で半円形、或いは半楕円形、或いは二等辺三角形の筐体4を載置固定しても良い。
略対称翼形の前縁近傍部及び/又は後縁近傍部において、上面視で前列のコンテナ群の両端と直近後列のコンテナ群の両端との間に形成される段差部を埋める上面視で三角形の筐体3を甲板上に積み付け、或いは略対称翼形の前縁を形成する最前列のコンテナ列の直近前方の甲板上に、上面視で半円形、或いは半楕円形、或いは二等辺三角形の筐体4を載置固定することにより、海上を航行中のコンテナ船Aの甲板上に積み付けられた複数のコンテナ1によって形成された、上面視で船首側に前縁を有し船尾側に後縁を有する略対称翼形のコンテナ群2が、見掛けの風向が斜め前方の向かい風を受ける時に発生する抵抗Dを、減少させることができる。この結果、コンテナ船の燃費が更に向上する。
1 コンテナ
2、2’ コンテナ群
3、4 筐体
Claims (3)
- コンテナ船の甲板上に、船長方向と船幅方向とに複数列に亙って、且つ上下に複数段に亙って、複数のコンテナを積み付けるコンテナ積付方法であって、上面視で船首側に前縁を有し船尾側に後縁を有する略対称翼形のコンテナ群を形成するように、複数のコンテナを積み付けることを特徴とするコンテナ船に於ける翼形積付方法。
- 略対称翼形の前縁近傍部及び/又は後縁近傍部において、上面視で前列のコンテナ群の両端と直近後列のコンテナ群の両端との間に形成される段差部を埋める上面視で三角形の筐体を、甲板上に積み付けることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ船に於ける翼形積付方法。
- 略対称翼形の前縁を形成する最前列のコンテナ列の直近前方の甲板上に、上面視で半円形、或いは半楕円形、或いは二等辺三角形の筐体を載置固定することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナ船に於ける翼形積付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004609A JP5907523B2 (ja) | 2012-01-13 | 2012-01-13 | コンテナ船に於けるコンテナ積付形状 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004609A JP5907523B2 (ja) | 2012-01-13 | 2012-01-13 | コンテナ船に於けるコンテナ積付形状 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013141971A true JP2013141971A (ja) | 2013-07-22 |
JP5907523B2 JP5907523B2 (ja) | 2016-04-26 |
Family
ID=49038760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012004609A Active JP5907523B2 (ja) | 2012-01-13 | 2012-01-13 | コンテナ船に於けるコンテナ積付形状 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5907523B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015074297A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 株式会社大内海洋コンサルタント | コンテナ船に於ける積付方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58147891U (ja) * | 1982-03-30 | 1983-10-04 | 日立造船株式会社 | 船舶の上部構造 |
JPS6075193U (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-27 | 三井造船株式会社 | コンテナ船用風圧抵抗減少装置 |
JPS6389U (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-05 | ||
JPH03153489A (ja) * | 1989-11-09 | 1991-07-01 | Nkk Corp | コンテナ船の風圧減少装置 |
JP2007253976A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 風圧軽減部材付きコンテナ及び船舶の運航方法 |
-
2012
- 2012-01-13 JP JP2012004609A patent/JP5907523B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58147891U (ja) * | 1982-03-30 | 1983-10-04 | 日立造船株式会社 | 船舶の上部構造 |
JPS6075193U (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-27 | 三井造船株式会社 | コンテナ船用風圧抵抗減少装置 |
JPS6389U (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-05 | ||
JPH03153489A (ja) * | 1989-11-09 | 1991-07-01 | Nkk Corp | コンテナ船の風圧減少装置 |
JP2007253976A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 風圧軽減部材付きコンテナ及び船舶の運航方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015074297A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 株式会社大内海洋コンサルタント | コンテナ船に於ける積付方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5907523B2 (ja) | 2016-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3231700A1 (en) | Ship | |
KR102356489B1 (ko) | 개선된 선체 형상을 갖는 선박 | |
KR20230017291A (ko) | 컨테이너선의 선수 구조, 컨테이너선 및 컨테이너선의 선수 구조의 설계 방법 | |
JP4889238B2 (ja) | 船首フィン付き船舶 | |
CN105764789B (zh) | 内侧倾斜船首形状、具有内侧倾斜船首形状的船舶、以及内侧倾斜船首形状的设计方法 | |
JP5907523B2 (ja) | コンテナ船に於けるコンテナ積付形状 | |
US9205891B2 (en) | Transom-stern-type stern shape of vessel | |
KR101800073B1 (ko) | 파랑중 저항증가 저감스텝을 구비한 선체구조 | |
CN104608875A (zh) | 单体半滑行穿浪船 | |
KR20110114434A (ko) | 컨테이너선 | |
US20160129973A1 (en) | Vessel hull configuration | |
CN201932329U (zh) | 深v剖面型高速工作船船尾结构 | |
JP4938056B2 (ja) | 船尾波干渉フィン | |
JP5896598B2 (ja) | 船舶 | |
JP5858898B2 (ja) | チップ船の船首形状 | |
JP2015074297A (ja) | コンテナ船に於ける積付方法 | |
CN102689675B (zh) | 一种肥大型船 | |
JP5819764B2 (ja) | 船舶及びその船舶の設計方法 | |
JP3134108U (ja) | 船尾端フィン | |
CN202642024U (zh) | 一种肥大型船 | |
JP2006008091A (ja) | 小型高速船の船型 | |
JP7500711B2 (ja) | 造波低減装置及びこれを備えた船舶 | |
KR20140008575A (ko) | 선박 | |
KR101810696B1 (ko) | 선박 | |
CN202703842U (zh) | 集装箱船 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150819 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160316 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5907523 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |