JP2013141515A - 医用画像装置及び医用画像構成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリカット面を設定する際に基準位置を設定し、設定された基準位置に基づいてプリカット面を設定することで、プリカット面を適切な位置に自動的に設定し、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を自動的に行うことができる医用画像装置を提供する。
【解決手段】被検体内の診断対象の医用画像に、プリカット面の位置に関する基準位置を設定する基準設定部と、前記基準位置にしたがって、前記被検体のボリュームデータを構成する複数のボクセルの各ボクセル値に基づき、前記医用画像にプリカット面を設定するプリカット面設定部と、前記プリカット面と前記ボリュームデータに基づいて、前記診断対象の3次元画像を構成する画像構成部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】被検体内の診断対象の医用画像に、プリカット面の位置に関する基準位置を設定する基準設定部と、前記基準位置にしたがって、前記被検体のボリュームデータを構成する複数のボクセルの各ボクセル値に基づき、前記医用画像にプリカット面を設定するプリカット面設定部と、前記プリカット面と前記ボリュームデータに基づいて、前記診断対象の3次元画像を構成する画像構成部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、医用画像装置及び医用画像構成方法に関し、特に、胎児などの診断対象の3次元画像を構成して表示するのに好適な医用画像装置及び医用画像構成方法に関する。
医用画像装置には、一般に、超音波画像装置や磁気共鳴画像装置などの医用画像装置が知られている。超音波画像装置又は磁気共鳴画像装置では、被検体である母体を撮像して胎児の3次元画像を構成して表示画面に表示することにより、胎児の生育を観察、診断することが行われている。胎児の3次元画像は、母体を撮像した複数枚の断層画像データからなるボリュームデータを取得し、ボリュームレンダリング法あるいはボクセル法などの画像構成法によって生成するようにしている。ボリュームレンダリング法は、母体を撮像したボリュームデータを3次元的に任意の位置の視点から胎児を見たとき、その視線上に存在する複数のボクセル画像データ(以下、ボクセル値という。)に基づいて3次元画像を構成する方法である。
ところが、母体を撮像したボリュームデータの複数のボクセルデータには、診断対象である胎児以外の例えば胎盤などのボクセルデータが含まれる。このようなボリュームデータに基づいて胎児の3次元画像を構成しようとすると、胎盤などの視線上に存在するボクセルデータの影響を受けて、鮮明な胎児の3次元画像が得られない。そこで、従来、胎児の手前の視線上にプリカット面を設定して、手前のボクセルデータを取り除いたプリカット・ボリュームデータを生成し、これにより胎児の鮮明な3次元画像を構成するようにしている(例えば、特許文献1)。
例えば、特許文献1によれば、プリカット面設定用の超音波断層画像を表示し、少なくとも3次元画像を生成する対象領域を取り囲んで、例えば直方体の関心領域ROIを設定する。このようなROI内のボリュームデータ内には、胎児、羊水、胎盤、子宮内膜などのボクセルデータが存在するから、胎盤の画像データを取り除くために、少なくとも胎児と胎盤の間にプリカット面を設定しなければならない。プリカット面は、3次元のROI内の任意の断層画像を表示し、画像を見ながら胎児と胎盤の間にプリカットラインを設定することにより、プリカットラインを含む平面として設定される。これにより、ボリュームデータは、視線に直交するプリカット面の視点側の領域と、反視点側の領域とに立体的に区切られる。そして、プリカット面で区切られた胎盤側のボリュームデータが削除され、胎児側のボリュームデータは残される。このようにして、残された胎児側のプリカット・ボリュームデータを用いて、ボクセル法又はボリュームレンダリング法などによって、胎児の3次元画像を構成するようにしている。
なお、特許文献1によって、用手的に設定されたプリカットラインは、プリカット面設定用の超音波断層画像に上書きして表示するようにしている。これにより、ユーザである医者は、診断対象の3次元画像を構成するプリカット・ボリュームデータの境界を認識できる。
また、特許文献1のようにプリカットラインを用手的に設定する場合、設定したプリカットラインの修正ないし変更を可能にしている。つまり、ユーザがプリカット面設定用の超音波画像を見ながら入出力デバイスを操作して、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)によりプリカットラインの位置などを修正可能にしている。
ところで、特許文献1によれば、ユーザに表示されるのは超音波断層画像上の1本のプリカットラインである。したがって、表示されている超音波断層画像の奥行き方向について3次元のボリュームデータがどのようにカットされるかを見ることができない。つまり、胎児は、手足、腹部、頭部が生育しており、胎児の形状は球や直方体といった単純な形状ではない。そのため、1つの断層画像あるいは直交3断面における断層画像を見ながらプリカットラインを設定しても、断層画像の奥行き方向にある診断対象を視認できないから、胎児などの診断対象の一部が削除されたプリカット・ボリュームデータが生成されることがある。逆に、除去したい胎児以外の胎盤などの生体部位が残ったプリカット・ボリュームデータが生成されることがある。
このような場合、プリカット面により削除された診断対象の一部は、ボリュームデータから削除されてしまうので、診断対象の3次元画像を構成しても、削除された診断対象の一部が表示されない。しかし、表示された3次元画像を見て診断対象の一部が削除されていることが分かって、プリカット面設定用の断層画像でプリカットラインを再設定しようとしても、断層画像上では奥行き方向の生体構造が分からないから、プリカットラインをどの程度、どのように修正すればよいかを判断するのは困難である。
そこで、本発明は、プリカット面を設定する際に基準位置を設定し、設定された基準位置に基づいてプリカット面を設定することで、プリカット面を適切な位置に設定し、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を行うことができる医用画像装置を提供することを目的とする。
本発明の医用画像装置は、被検体内の診断対象の医用画像に、プリカット面の位置に関する基準位置を設定する基準設定部と、前記基準位置にしたがって、前記被検体のボリュームデータを構成する複数のボクセルの各ボクセル値に基づき、前記医用画像にプリカット面を設定するプリカット面設定部と、前記プリカット面と前記ボリュームデータに基づいて、前記診断対象の3次元画像を構成する画像構成部とを備える。
この構成によれば、プリカット面を設定する際に基準位置を設定し、設定された基準位置に基づいてプリカット面を設定することで、プリカット面を適切な位置に自動的に設定することができる。
本発明の医用画像装置では、前記画像構成部は、所定の座標に設定される視点から見た前記3次元画像を構成し、前記プリカット面に沿って前記視点側と前記診断対象側とに前記3次元画像を分割して、前記診断対象側の前記3次元画像を構成する。
この構成によれば、プリカット面を適切な位置に自動的に設定して、不要な3次元画像を除去したうえで、診断対象の3次元画像を適切に構成することができる。
本発明の医用画像装置では、前記基準設定部は、前記医用画像における点、線、面、及び領域の少なくとも1つを用いて前記基準位置を設定する。
この構成によれば、点、線、面、及び領域の少なくとも1つを用いて基準位置を設定することで、診断対象の位置や大きさに応じてプリカット面を適切な位置に自動的に設定することができる。
本発明の医用画像装置では、前記基準設定部は、前記医用画像において前記基準位置を移動又は回転して設定する。
この構成によれば、基準位置が医用画像において移動可能又は回転可能であるので、診断対象の位置や大きさに応じてプリカット面を適切な位置に自動的に設定することができ、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を自動的に行うことができる。
本発明の医用画像装置は、前記ボクセル値に基づいて、前記ボリュームデータを3次元領域である複数のセグメントに分割する領域分割部を備え、前記プリカット面設定部は、前記基準位置を含む前記セグメントと前記診断対象との間に前記プリカット面を設定する。
この構成によれば、基準位置を含むセグメントと診断対象との間にプリカット面を設定することにより、不要な3次元画像を除去したうえで、診断対象の3次元画像を適切に構成することができる。
本発明の医用画像装置では、前記プリカット面は、前記基準位置を含む前記セグメントの最深の境界面、最浅の境界面、及び前記最深の境界面と前記最浅の境界面との中間面のうち、少なくとも1つの面に設定される。
この構成によれば、基準位置を含むセグメントの境界面や中間面にプリカット面を設定することにより、不要な3次元画像を除去したうえで、診断対象の3次元画像を適切に構成することができる。
本発明の医用画像装置は、前記医用画像に設定される第1の基準位置を記憶する記憶部を備え、前記基準設定部は、予め設定された基準位置の条件に基づいて、前記第1の基準位置から第2の基準位置へ変更する。
この構成によれば、予め設定された基準位置の条件に基づいて、第1の基準位置から第2の基準位置へ基準位置を変更することで、時間が経過しても、基準位置を再度設定することなく、自動的に基準位置が変更され、プリカット面を適切な位置に設定し、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を行うことができる。
本発明の医用画像装置では、前記記憶部は、前記第1の基準位置と前記診断対象との位置関係を記憶し、前記基準設定部は、前記位置関係に基づいて、前記第1の基準位置から第2の基準位置へ変更する。
この構成によれば、第1の基準位置と診断対象との位置関係に基づいて、第1の基準位置から第2の基準位置へ基準位置を変更することで、時間が経過しても、基準位置を再度設定することなく、自動的に基準位置が変更され、プリカット面を適切な位置に設定し、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を行うことができる。
本発明の医用画像装置は、前記医用画像に設定される第1の基準位置を記憶する記憶部と、前記診断対象の変化量を測定する変化量測定部とを備え、前記記憶部は、前記変化量を記憶し、前記基準設定部は、前記変化量に基づいて、前記第1の基準位置から第2の基準位置へ変更する。
この構成によれば、診断対象の変化量に基づいて、第1の基準位置から第2の基準位置へ基準位置を変更することで、時間が経過しても、基準位置を再度設定することなく、自動的に基準位置が変更され、プリカット面を適切な位置に設定し、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を行うことができる。
本発明の医用画像構成方法では、被検体内の診断対象の医用画像に、プリカット面の位置に関する基準位置を設定し、前記基準位置にしたがって、前記被検体のボリュームデータを構成する複数のボクセルの各ボクセル値に基づき、前記医用画像にプリカット面を設定し、前記プリカット面と前記ボリュームデータに基づいて、所定の座標に設定される視点から見た前記診断対象の3次元画像を構成する。
この構成によれば、プリカット面を設定する際に基準位置を設定し、設定された基準位置に基づいてプリカット面を設定することで、プリカット面を適切な位置に自動的に設定することができる。
本発明によれば、プリカット面を設定する際に基準位置を設定し、設定された基準位置に基づいてプリカット面を設定することで、プリカット面を適切な位置に自動的に設定し、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を自動的に行うことができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本実施の形態に係る医用画像装置の一例を示すブロック図である。医用画像装置1は、被検体2内に超音波を送受信して得られた反射エコー信号を用いて、診断対象(診断部位)について2次元超音波画像或いは3次元超音波画像(医用画像)を生成して表示する。医用画像装置1は、超音波探触子3、超音波送受信部4、超音波画像構成部5、表示部6、制御部7、及びコントロールパネル8を備える。
超音波探触子3は、被検体2に超音波を照射し受信する振動子素子(図示しない)を備える。超音波送受信部4は、超音波信号を送受信する。超音波画像構成部5は、受信信号に基づいて2次元超音波画像(Bモード画像)或いは3次元超音波画像(医用画像)を構成する。表示部6は、超音波画像構成部5によって構成される超音波画像を表示する。制御部7は、各要素を制御する。コントロールパネル8は、制御部7に命令を与える。
超音波探触子3は、複数の振動子が配列された長軸方向と、各振動子を長軸方向に直交する短軸方向に切断した複数の振動要素を有する周知の構成に形成されている。振動子素子は、超音波探触子3の長軸方向にm個配列されることにより、1〜mチャンネル配列される。また、振動子素子は、超音波探触子3の短軸方向にk個配列されることにより、1〜kチャンネル配列されている。短軸方向の振動子素子(1〜kチャンネル)にそれぞれ与えられる遅延時間を変化させることにより、短軸方向に送波や受波のフォーカスが与えられる。短軸方向の各振動子素子に送信される超音波送信信号の振幅を変えることにより、送波重み付けが施される。また、短軸方向の各振動子素子から受信される超音波受信信号の増幅度又は減衰度を変えることにより、受波重み付けが施される。さらに、短軸方向のそれぞれの振動子素子をオン、オフすることにより、口径制御ができるようになっている。なお、超音波探触子3は、機械的に振動子を短軸方向に往復移動させながら、超音波を走査して3次元超音波画像データを取得する超音波探触子でもよい。
超音波送受信部4は、超音波探触子3に送信信号を供給し、受信された反射エコー信号を処理する。超音波送受信部4は、超音波探触子3を制御し超音波ビームの照射を行う送波回路と、照射される超音波ビームの被検体内からの反射エコー信号を受信して生体情報を収集する受波回路と、超音波送受信部4の各構成要素を制御する制御回路とを備える(図示しない)。超音波送受信部4は、超音波探触子3の長軸方向及び短軸方向の振動子及び振動要素との間で送受する超音波の送信タイミングを制御して、長軸方向及び短軸方向の送波と受波にフォーカスをかけることができるようになっている。また、長軸方向の送波と受波のスキャン面を短軸方向にもスキャンして、複数の断層画像からなる3次元のボリュームデータを取得することができるようになっている。
超音波画像構成部5は、超音波送受信部4により処理された反射エコー信号を超音波断層像に変換する。図2に示すように、超音波画像構成部5は、CPU(中央演算処理装置)51と、磁気ディスク装置52及びRAM53とを含む記憶装置50と、高速演算装置54と、通信ポート55とを備えるコンピュータシステムから構成される。超音波画像構成部5は、超音波送受信部4により受信される生体情報を信号処理し、2次元超音波画像や3次元超音波画像や各種ドプラ画像(医用画像)を画像化する。
CPU51は、基準設定部510と、領域分割部511と、プリカット面設定部512と、画像構成部513とを備える。基準設定部510は、被検体2の医用画像データ(超音波画像データ)に基づいて、被検体2内の診断対象の医用画像(2次元超音波画像又は3次元超音波画像)に、プリカット面の位置に関する基準位置を設定する。領域分割部511は、被検体2のボリュームデータを3次元領域である複数のセグメントに分割する。プリカット面設定部512は、基準設定部510により設定される基準位置にしたがって、被検体2のボリュームデータを構成する複数のボクセルの各ボクセル値に基づき、医用画像にプリカット面を設定する。画像構成部513は、プリカット面とボリュームデータに基づいて、所定の座標に設定される視点から見た診断対象の3次元画像(3次元超音波画像)を構成する。
表示制御部(図示しない)は、超音波画像構成部5により変換される超音波画像(医用画像)、制御部7の制御に必要な制御情報、及びユーザ設定情報など(表示情報)を表示部6に表示させるために、表示情報の生成を行う。なお、表示制御部は、グラフィックプロセッサなどから構成される表示制御システムである。
表示部6は、超音波画像構成部5により変換される超音波断層像を、表示制御部(図示しない)を介して入力し、超音波画像(医用画像)として表示する。表示部6は、例えば、CRTモニタや液晶モニタにより構成される。
制御部7は、医用画像装置1の各構成要素の動作を制御する。制御部7は、ユーザインターフェース回路とのインターフェースを有する制御用コンピュータシステムより構成される。制御部7は、制御部7に含まれるユーザインターフェース及びユーザインターフェースからの情報などに基づいて、超音波送受信部4を制御する。また、制御部7は、超音波送受信部4により受信される生体情報を超音波画像構成部5に転送し、超音波画像構成部5で画像化される医用画像情報を表示制御部に伝送するなどの制御を行う。
医用画像装置1において、超音波送受信する断層面(矩形又は扇形をなす面)と直交する方向に、超音波探触子3を電子的或いは機械的に振ることにより、被検体2の診断部位(診断対象)の複数枚の断層像データが収集され、それらの断層像データを用いて3次元超音波画像データ(医用画像データ)が生成される。3次元超音波画像データは、ボクセル法又はボリュームレンダリング法などの手法によって、3次元超音波画像(医用画像)に再構成され、表示部6に3次元超音波画像としてリアルタイムに表示される。
次に、本実施の形態に係る医用画像装置の動作について説明する。図3は、本実施の形態に係る医用画像装置(主に、超音波画像構成部5)による処理手順を示すフローチャートである。超音波画像構成部5は、図3に示す画像処理を行う機能を含む。
図3に示すように、超音波画像構成部5は、超音波断層像データを入力し、基準設定画像を表示部6に表示する(ステップS11)。表示部6に基準設定画像が表示されると、コントロールパネル8を介して、基準設定部510が基準位置の設定を行う(ステップS12)。つまり、超音波画像構成部5の基準設定部510は、被検体2の医用画像データ(超音波画像データ)に基づいて、被検体2内の診断対象の基準設定画像(2次元医用画像又は3次元医用画像)に、プリカット面の位置に関する基準位置を設定する。基準設定部5は、基準設定画像(医用画像)における点、線、面、及び領域の少なくとも1つを用いて基準位置を設定してもよい。また、基準位置は、複数存在してもよい。
複数の断層像データを3次元ボリュームデータに再構成し、3次元超音波画像データが作成される(ステップS13)。
次に、被検体2のボリュームデータは、3次元超音波画像データ(医用画像データ)を各ボクセル値に基づいて、複数の3次元領域(以下、セグメントという)に分割される(ステップS14)。つまり、領域分割部511は、被検体2のボリュームデータを3次元領域である複数のセグメントに分割する。このような領域分割(セグメント化)を実施する手法としては、特徴空間におけるクラスタリングが広く知られている。その他に、ミーンシフト法(岡田和典,コンピュータビジョンとイメージメディア研究報告,Vol.2008, No.27, pp.401−414)やグラフカット法(石川博,情報処理学会研究報告,Vol.2007, No.31, pp.193-204)なども知られている。
具体的には、超音波画像構成部5はボリュームデータを入力して、基準設定画像を表示部6に表示する。表示部6に基準設定画像が表示されると、コントロールパネル8から関心領域ROIが入力設定される。ここで、図4に示す胎児を診断対象とする具体例に基づいて説明すると、図4(b)に示すように、表示部6に表示された2次元の基準設定画像31にROI46が設定され、ROI46内に基準位置34が設定される。ROI46により設定されたボリュームデータ41を3次元画像化すれば、図4(a)に示す画像になる。図4(a)において、胎児44は胎盤42内の羊水43内で育まれている。なお、符号45は、子宮内膜に対応している。
3次元のボリュームデータ41を各ボクセル値に基づいて、複数の3次元領域(セグメント)に分割する。つまり、ROI46で指定されたボリュームデータ41に対して領域分割処理を行う。この処理により、ボリュームデータ41は、セグメント461〜473に分割される。胎盤42のボクセル群がセグメント461〜464に、羊水43のボクセル群がセグメント465、466、467、468、471に、胎児44のボクセル群がセグメント469、470に、子宮内膜45のボクセル群がセグメント472、473にそれぞれ相当する。このように、領域分割処理(セグメント化)によって、セグメント単独又は複数のセグメントにより、胎盤42、羊水43、胎児44、子宮内膜45がそれぞれ構成されるように、分割される。
領域分割処理は、3次元空間のボリュームデータに対してなされる。したがって、領域分割結果を図4(c)の断面492において切断すると、図4(d)に示すように、セグメント461が領域461a、セグメント462が領域462aの要領で、それぞれ対応している。
すなわち、領域分割処理は、様々な生体構造及び生体組織の生体部位のボクセル値に応じて、複数の設定値、設定値との許容差からなる複数の設定範囲を、それぞれの設定範囲が重ならないように定める。そして、ボクセル値がいずれかの設定範囲内に一致する複数のボクセルをグループ化して、複数の3次元領域に分割する。領域分割処理による3次元領域の境界検出に際し、ボリュームデータ41のボクセル値である濃度値、濃度値の勾配、あるいはそれらを組み合わせた物理量に基づくことができる。
ここで、領域分割(セグメント化)手法は、3次元のボリュームデータ41の全域にわたって行うことに代えて、領域分割に係る処理時間を低減するために、次の手法を採用できる。つまり、ボリュームデータ41の配列方向を一つ選択し、配列方向に沿う複数の2次元断面を設定する。そして、複数の2次元断面のそれぞれについて2次元の領域分割処理を行って2次元のセグメントを求める。そして、求めた2次元のセグメントを複数の2次元断面間で接続して、3次元のセグメントを構成する。
さらに、領域分割に要する処理時間を低減するために、診断対象が胎児の場合は、所定の座標に設定される視点側から胎児44を見ると、視線上の胎児44の手前には、羊水43が存在する可能性が高いことに鑑み、胎児44と羊水43の領域分割のみを行うように簡略化することも可能である。
領域分割(セグメント化)の結果は、セグメント情報として磁気ディスク装置52又はRAM53のいずれかに保存される。セグメント情報はセグメントを代表する3次元座標(例えば、セグメントの重心座標)、セグメントを代表するボクセル値の濃度値、及びセグメントを一意に特定するための識別符号のうち少なくとも1つをセグメント毎に付与する。
次に、プリカット面設定部512が、基準設定部510によって設定される基準位置34にしたがって、被検体2のボリュームデータを構成する複数のボクセルの各ボクセル値に基づき、医用画像にプリカット面を設定する(ステップS15)。例えば、図4に示すように、ボリュームデータ41から胎児44の視線側に存在する胎盤42を除去するため、セグメント461〜473のうち、羊水セグメント48を構成するセグメント465、466、467、468、471の最も深度が浅い面491(基準位置34を含むセグメント463の最深の境界面)を、プリカット面として設定する。図4(e)の羊水セグメント48を断面492において切断すると、図4(g)の領域48aが対応している。
また、図5に示すように、羊水セグメント48のうち最も深度が浅い面491を予め設定された設定量(Nボクセル)1402だけ、深度方向にスライドしてできる面1401をプリカット面として決定してもよい。ここで、設定量1402は、領域分割で求めた羊水セグメント48に接する胎盤42の部分のセグメントを確実にカット対象とするために設けるパラメータであり、Nは0以上の数値である。また、胎児44の3次元画像におけるノイズを低減するため、プリカット面1401をスムージングして、滑らかなプリカット面を決定することもできる。
このように、基準設定部510によって設定される基準位置34にしたがって、プリカット面設定部512は、基準位置34を含むセグメント463と胎児44(診断対象)との間にプリカット面を設定する。つまり、胎児44(診断対象)に相当する3次元領域のセグメント469、470と、胎児44(診断対象)よりも視点側にある3次元領域のセグメント461〜464との間に、プリカット面491が設定される。この場合、基準位置34の深度よりも深度が浅いセグメント461〜464が除去されるように、プリカット面491が設定される。つまり、基準設定部510によって設定される基準位置34よりも、視点側にあるセグメント461〜464(深度が浅いセグメント)は、プリカット面491の設定の判断対象から除外される。
ここで、基準位置の深度とセグメントの深度を比較する場合、基準位置の深度は、基準位置が点で設定されている場合は点の深度であればよい。基準位置が線又は面で設定されている場合、基準位置の深度は、線又は面の深度であればよい。基準位置が領域で設定されている場合、基準位置の深度は、領域を画定する面の深度又は領域の重心の深度であればよい。また、セグメントの深度は、セグメントの重心の深度であってもよいし、セグメントの最深点又は最浅点の深度であってもよい。また、プリカット面は、診断対象が3次元画像を作成する際に除去されないように、セグメントの最深の境界面又は最浅の境界面に設定されてもよいし、セグメントの最深の境界面と最浅の境界面との中間面(セグメントの深度方向の最深点と最浅点との中点の集合である平面及び曲面)に設定されてもよい。基準位置が複数存在する場合、プリカット面は、診断対象が3次元画像を作成する際に除去されないように、複数の基準位置の間に設定されてもよい。
なお、上述のように、基準位置の深度とセグメントの深度を比較する場合、基準位置の深度を直接使用する代わりに、基準位置の深度に所定のマージン(Nボクセル)を設けてもよい。所定のマージンを設けることで、プリカット面の設定位置を調整することができる。
次に、設定されたプリカット面に従い、診断対象を含まない不要な3次元超音波画像データの除去を行う(ステップS16)。そして、ボクセル法又はボリュームレンダリング法などの手法によって3次元超音波画像データを3次元超音波画像(投影画像)に再構成する(ステップS17)。つまり、画像構成部513は、設定されたプリカット面とボリュームデータに基づいて、所定の座標に設定される視点から見た診断対象の3次元画像(3次元超音波画像)を構成する。不要な3次元超音波画像データを除去するためには、プリカット面より深度が浅いボリュームデータを除去してもよいし、プリカット面より深度が浅いボリュームデータの透明度や色彩を変化させてもよい。
3次元超音波画像を表示部6に表示する(ステップS18)。
次に、基準位置を設定する手法について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、基準設定画像31に基準位置が設定され、基準位置に基づいてプリカット面が設定されることを示す図である。図6(a)に示すように、基準設定部510は、被検体2の医用画像データ(超音波画像データ)に基づいて、被検体2内の診断対象の基準設定画像31(2次元医用画像又は3次元医用画像)に、プリカット面の位置に関する基準位置を設定する。そして、図6(b)に示すように、領域分割部511は、被検体2のボリュームデータを3次元領域である複数のセグメントに分割する。
3次元超音波画像データ(医用画像データ)は、設定されたROI46で指定される3次元超音波画像データである。つまり、ROI46は立体的な領域を有している。3次元超音波画像データは、胎児44に関するデータと、胎盤42に関するデータを含む。
基準設定部510が、ROI46内に基準位置34を設定する。この場合、図6に示すように、基準設定画像31において、胎盤42よりも視点側に基準位置34が設定されてもよいし、図7に示すように、基準設定画像31において、胎盤42と胎児44の間に基準位置34が設定されてもよい。基準位置34の設定は、コントロールパネル8を介して行われる。
また、図7に示すように、表示部6は、基準設定画像31と3次元超音波画像400を並べて表示する。したがって、基準位置34の設定を行いながら、基準位置34の設定により構成される3次元超音波画像をリアルタイムに確認することができる。また、リアルタイムに基準位置34の設定を微調整しながら、胎盤42だけでなく小さなノイズ成分も除去することができる。
なお、図6及び図7において、ROI46によって設定される3次元超音波データの領域は、直方体で表示されているが、円弧状又は球状であってもよい。
また、基準位置の設定に関して、図8(a)に示すように、点又は領域である基準位置34を通過する基準ライン(基準位置)37を設定してもよい。つまり、基準位置は、点、線、面、及び領域の少なくとも1つであればよく、これらの組み合わせでもよい。また、基準位置は、点又は線である基準位置を中心に、基準設定画像31(医用画像)において移動可能又は回転可能であってもよい。つまり、基準設定部510は、医用画像において基準位置を移動又は回転して設定してもよい。
次に、基準位置34及び基準ライン37の設定手法について図8を用いて説明する。基準位置34及び基準ライン37の設定は、コントロールパネル8に設置されているトラックボール及びキーボード(図示しない)を用いて制御される。
トラックボールを介して、基準設定部510により基準位置34が設定される。基準位置34を通過するように、基準ライン37が設定される。
基準ライン37は、ROI46内に収まるようになっている。そして、トラックボールを用いることにより、基準ライン37は、基準位置34を中心に回転することができる。トラックボールの回転方向及び回転数に応じて、基準ライン37の回転幅が調整される。
図8(b)左図では、基準ライン37が胎児44の足部に掛かっている。この結果、胎児44の足部の3次元超音波画像データが除去されてしまう。そこで、図8(b)右図に示すように、トラックボールを用いることにより、基準ライン37が、基準位置34を中心に右回りに回転することで、胎児44全体の3次元超音波画像データを得ることができる。この3次元超音波画像データを用いて3次元超音波画像に構成することにより、胎児44全体の画像を表示することができる。
次に、基準ライン37を平行移動させる例を、図8(c)に示す。まず、キーボードのボタンを押すことにより、基準位置34が設定される。そして、トラックボールを移動させたい方向に回転させることにより、基準ライン37が平行移動する。基準ライン37が適切な位置に移動したときに、キーボードのボタンを押すことにより、基準位置34が固定される。そして、トラックボールを用いることにより、基準ライン37が基準位置34を中心に回転することで、基準ライン37が適切な角度位置に調整される。
また、基準位置34と基準ライン37を同時に移動させることもできる。例えば、トラックボールを基準ライン37の軸方向に沿って移動させると、図8(d)に示すように基準位置34が軸方向に沿って移動する。また、トラックボールを基準ライン37の軸方向に対して垂直方向に移動させると、図8(c)に示すように基準ライン37が平行移動する。トラックボールを基準ライン37の軸方向に対して斜め方向に移動させると、軸方向及び垂直方向に移動量を分解し、軸方向及び垂直方向の移動量に応じて、基準位置34及び基準ライン37が移動する。基準位置34及び基準ライン37が適切な位置に移動したら、キーボードのボタンを押すことにより、基準位置34が固定される。そして、基準ライン37が基準位置34を中心に回転することで、基準ライン37が適切な角度位置に調整される。
以上、本発明にかかる実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
例えば、本実施の形態では、ボリュームデータ41から胎盤42を除去して胎児44の3次元超音波画像(医用画像)を生成することを説明したが、診断対象は胎児44に限られない。例えば、診断対象として、肝臓、肝細胞、肝血管、胆嚢、胆管、脾臓、膵臓、腎臓、副腎、子宮、卵巣、前立腺、胃、腸、虫垂、心臓、動脈・静脈を含む血管、甲状腺、副甲状腺、頸動脈、頸静脈、乳腺、リンパ節、消化器、子宮、卵巣、尿管、膀胱の観察や、細胞組織、筋肉組織の観察において、ボリュームデータを取得して、診断対象を3次元画像で表示する場合にも適用できる。
また、記憶装置50(記憶部)は、基準設定画像(医用画像)に設定される第1の基準位置を記憶する。基準設定部510は、予め設定された基準位置の条件に基づいて、第1の基準位置から第2の基準位置へ基準位置を変更する。例えば、時間の経過とともに成長する胎児44の大きさや胎児44と胎盤42との距離が、時間又は月齢とともに関連付けられて、基準位置の条件として予め設定される。また、胎盤42を構成するセグメント、羊水43を構成するセグメント、及び胎児44を構成するセグメントの位置関係が、時間又は月齢とともに関連付けられて、基準位置の条件として予め設定される。そして、これらの基準位置の条件に基づいて、基準設定部510は、基準位置を第1の基準位置から第2の基準位置へ変更又は修正する。この結果、時間又は月齢が経過しても、基準位置を再度設定することなく、自動的に基準位置が変更され、プリカット面を適切な位置に設定し、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を行うことができる。
また、記憶装置50(記憶部)は、第1の基準位置と胎児44(診断対象)との位置関係を記憶する。基準設定部510は、当該位置関係に基づいて、第1の基準位置から第2の基準位置へ基準位置を変更する。例えば、設定される第1の基準位置の座標と胎児44を構成するセグメントの重心座標との位置関係が予め記憶される。そして、この基準関係が一定になるように、基準設定部510は、基準位置を第1の基準位置から第2の基準位置へ変更又は修正する。または、この位置関係が時間経過に応じた位置関係になるように、基準設定部510は、基準位置を第1の基準位置から第2の基準位置へ変更又は修正する。この結果、時間又は月齢が経過しても、基準位置を再度設定することなく、自動的に基準位置が変更され、プリカット面を適切な位置に設定し、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を行うことができる。
また、記憶装置50(記憶部)は、基準設定画像(医用画像)に設定される第1の基準位置を記憶する。CPU51に備えられる変化量測定部(図示せず)は、胎児44(診断対象)の変化量を測定する。記憶装置50(記憶部)は、胎児44の変化量を記憶し、基準設定部510は、胎児44の変化量に基づいて、第1の基準位置から第2の基準位置へ基準位置を変更する。例えば、変化量測定部は、時間又は月齢とともに関連付けて、胎児44を構成するセグメントの位置や大きさを、胎児44の変化量として測定する。そして、この変化量に基づいて、基準設定部510は、基準位置を第1の基準位置から第2の基準位置へ変更又は修正する。この結果、時間又は月齢が経過しても、基準位置を再度設定することなく、自動的に基準位置が変更され、プリカット面を適切な位置に設定し、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を行うことができる。
また、本実施の形態では、羊水セグメント48のうち、最も深度が浅い面491にプリカット面を設定したが、プリカット面を境界としてボリュームデータ41を2つに分割し、深度が浅い側に属するセグメントのセグメント情報に、カット対象マークを付加してもよい。カット対象とは、診断対象の3次元画像を作成する基となるプリカット・ボリュームデータ41の対象としないで削除することを意味する。一方、深度が深い側に属するセグメントのセグメント情報に、残留対象マークを付加してもよい。残留対象とは、診断対象の3次元画像を作成する基となるプリカット・ボリュームデータ41の対象として残すことを意味する。また、マークを用いずに、両者が識別できるよう、セグメントを所定の線スタイルで縁取っても、パターンで塗りつぶしてもよい。
本発明にかかる医用画像装置は、プリカット面を設定する際に基準位置を設定し、設定された基準位置に基づいてプリカット面を設定することで、プリカット面を適切な位置に自動的に設定し、診断対象の移動に応じてプリカット面の位置調整を自動的に行うことができるという効果を有し、特に、胎児などの診断対象の3次元画像を構成して表示する医用画像装置などとして有用である。
1 医用画像装置
3 超音波探触子
4 超音波送受信部
5 超音波画像構成部
6 表示部
7 制御部
8 コントロールパネル
50 記憶装置
51 CPU
52 磁気ディスク装置
53 RAM
54 高速演算装置
55 通信ポート
510 基準設定部
511 領域分割部
512 プリカット面設定部
513 画像構成部
3 超音波探触子
4 超音波送受信部
5 超音波画像構成部
6 表示部
7 制御部
8 コントロールパネル
50 記憶装置
51 CPU
52 磁気ディスク装置
53 RAM
54 高速演算装置
55 通信ポート
510 基準設定部
511 領域分割部
512 プリカット面設定部
513 画像構成部
Claims (10)
- 被検体内の診断対象の医用画像に、プリカット面の位置に関する基準位置を設定する基準設定部と、
前記基準位置にしたがって、前記被検体のボリュームデータを構成する複数のボクセルの各ボクセル値に基づき、前記医用画像にプリカット面を設定するプリカット面設定部と、
前記プリカット面と前記ボリュームデータに基づいて、前記診断対象の3次元画像を構成する画像構成部と
を備えることを特徴とする医用画像装置。 - 前記画像構成部は、所定の座標に設定される視点から見た前記3次元画像を構成し、前記プリカット面に沿って前記視点側と前記診断対象側とに前記3次元画像を分割して、前記診断対象側の前記3次元画像を構成することを特徴とする請求項1に記載の医用画像装置。
- 前記基準設定部は、前記医用画像における点、線、面、及び領域の少なくとも1つを用いて前記基準位置を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像装置。
- 前記基準設定部は、前記医用画像において前記基準位置を移動又は回転して設定することを特徴とする請求項3に記載の医用画像装置。
- 前記ボクセル値に基づいて、前記ボリュームデータを3次元領域である複数のセグメントに分割する領域分割部を備え、
前記プリカット面設定部は、前記基準位置を含む前記セグメントと前記診断対象との間に前記プリカット面を設定することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の医用画像装置。 - 前記プリカット面は、前記基準位置を含む前記セグメントの最深の境界面、最浅の境界面、及び前記最深の境界面と前記最浅の境界面との中間面のうち、少なくとも1つの面に設定されることを特徴とする請求項5に記載の医用画像装置。
- 前記医用画像に設定される第1の基準位置を記憶する記憶部を備え、
前記基準設定部は、予め設定された基準位置の条件に基づいて、前記第1の基準位置から第2の基準位置へ変更することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の医用画像装置。 - 前記記憶部は、前記第1の基準位置と前記診断対象との位置関係を記憶し、
前記基準設定部は、前記位置関係に基づいて、前記第1の基準位置から第2の基準位置へ変更することを特徴とする請求項7に記載の医用画像装置。 - 前記医用画像に設定される第1の基準位置を記憶する記憶部と、
前記診断対象の変化量を測定する変化量測定部とを備え、
前記記憶部は、前記変化量を記憶し、
前記基準設定部は、前記変化量に基づいて、前記第1の基準位置から第2の基準位置へ変更することを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の医用画像装置。 - 被検体内の診断対象の医用画像に、プリカット面の位置に関する基準位置を設定し、
前記基準位置にしたがって、前記被検体のボリュームデータを構成する複数のボクセルの各ボクセル値に基づき、前記医用画像にプリカット面を設定し、
前記プリカット面と前記ボリュームデータに基づいて、所定の座標に設定される視点から見た前記診断対象の3次元画像を構成することを特徴とする医用画像構成方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012002688A JP2013141515A (ja) | 2012-01-11 | 2012-01-11 | 医用画像装置及び医用画像構成方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013141515A true JP2013141515A (ja) | 2013-07-22 |
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ID=49038409
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015188617A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 日立アロカメディカル株式会社 | 診断画像生成装置および診断画像生成方法 |
WO2016027510A1 (ja) * | 2014-08-22 | 2016-02-25 | 日立アロカメディカル株式会社 | 超音波診断画像生成装置、及び方法 |
WO2016080089A1 (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-26 | 日立アロカメディカル株式会社 | 超音波ボリュームデータ処理装置及び超音波ボリュームデータ処理方法 |
JP2016182454A (ja) * | 2016-07-26 | 2016-10-20 | 株式会社日立製作所 | 診断画像生成装置 |
-
2012
- 2012-01-11 JP JP2012002688A patent/JP2013141515A/ja active Pending
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