JP2013141140A - 通信装置及び通信装置のためのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】双方向の通信経路を統一して適切に通信できるようにする。
【解決手段】各エッジスイッチにおいて、最も早く到着した先着パケットの受信回数をポート毎に計数して、時間が経過した後に、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに基づき決定されるメインのエッジスイッチであれば、受信回数に基づきポートを特定し、当該特定されたポートと送信元MACアドレスとをテーブルに登録する。一方、サブのエッジスイッチであれば、時間が経過した後、一旦受信回数をクリアして、受信回数を計数する。その後再度時間経過すると、メインのエッジスイッチと同様に、受信回数に基づきポートを特定し、当該特定されたポートと送信元MACアドレスとをテーブルに登録する。
【選択図】図3

Description

本技術は、パケットの出力先ポートを決定するための技術に関する。
従来技術には、図1に示すように、ある端末Aから、スイッチN1乃至N4を含むネットワークを介してある端末Bへ連続してパケットを送信する場合、端末A側のエッジスイッチN1は初期的にはフラッディングを行って経路A及びBで同一パケットを送信する。そうすると、端末B側のエッジスイッチN4は、入力ポートp1及びp3の両方で同一パケットを受信することになるが、先に到着した先着パケットの数をポート毎に計数する。なお、先着パケット以外の同一パケットについてはスイッチN4で破棄される。そして、端末Bは、あるタイミングで、先着パケットの数が最も多い入力ポートを先着ポートとして選択して端末A(即ち送信元)のMACアドレスに対応付けてMACテーブルに登録する。そうすると、その後、端末Bから端末Aにパケットを送信する場合には、MACテーブルに、端末AのMACアドレスと出力先ポートとが対応付けられているので、MACテーブルに従って、先着ポートである出力先ポートを特定し、当該出力先ポートにパケットを出力する。例えば、経路Aの方が先着パケットの数が多い場合には、経路Aのポートp1がエッジスイッチN4のMACテーブルに登録され、端末Bから端末Aへパケットを送信するような逆方向のパケット送信においても、経路Aと同一の経路を経由してパケットは送信される。
しかしながら、双方向の通信経路の一致は、先に端末Aから端末Bへ連続してパケットを送信するといった一方向のパケット送信が連続且つ先行して行われるような状況において成立する。
具体的には、端末Aと端末Bとで双方向でほぼ同時にパケット送信を開始し始めると、問題が生ずる。すなわち、端末Aから端末Bへのパケット送信の場合には、上で述べたように、経路Aの方が先着パケットの数が多いが、端末Bから端末Aへのパケット送信の場合には、逆に経路Bの方が先着パケットが多いとする。そうすると、経路Bのポートp2がエッジスイッチN1のMACテーブルに登録され、端末Aから端末Bへパケットを送信するような逆方向のパケット送信においても、経路Bと同一経路を経由してパケットを送信するようになる。ここで、端末Aから端末Bへのパケット送信では、経路Aの方が先着パケットが多かったにもかかわらず経路Bが選択され、端末Bから端末Aへのパケット送信では、経路Bの方が先着パケットが多いにもかかわらず経路Aが選択されてしまう。
なお、先着パケットが到着した入力ポート以外の入力ポートに、先着パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスの組み合わせと同一の送信元アドレス及び送信先アドレスの組み合わせを含む他のパケットが到着した場合、当該他のパケットを破棄するような機構がさらに含まれることがある。この場合には、上で述べたような場面では、双方向でパケットが全て破棄されるという状況が生ずる。
従来、このように通信経路が不一致になる点及びパケットが全て破棄されるという点について対処するような技術は存在していない。
特開2008−5458号公報
従って、本技術の目的は、一側面においては、双方向の通信経路を統一して適切に通信できるようにするための技術を提供することである。
本技術の第1の態様に係る通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2の関係情報とを格納するメモリと、第1の関係情報において複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部とを有する。そして、上で述べたパケット処理部は、(A)同一のパケットを異なる入力ポートで受信した場合には、第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該パケットが最も早く到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新する。また、(B)上で述べたパケット処理部は、第1の時期的条件が満たされた場合、受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、第2の関係情報において当該第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と第1のパケットの送信元アドレスとで第1の関係情報を更新する。さらに(C)上で述べたパケット処理部は、第1の時期的条件が満たされた場合、上記2つのエッジ通信装置のうち第2のエッジ通信装置であれば、第2の関係情報において第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている受信回数を0にセットし、第1の時期的条件が満たされた後の第2の時期的条件が満たされた場合、第1のパケットと同一の送信元アドレス及び送信先アドレスを含む第2のパケットを受信すると、第2の関係情報において第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と第2のパケットの送信元アドレスとで第1の関係情報を更新する。
本技術の第2の態様に係る通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2の関係情報とを格納するメモリと、第1の関係情報において複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部とを有する。そして、上で述べたパケット処理部は、(A)受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、当該第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも当該第1のパケットが最も早く到着した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を、第1のパケットの送信元アドレスに対応付けて第1の関係情報に登録する。また、(B)パケット処理部は、上記2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも、第2の関係情報において、第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該第1のパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新し、第1の時期的条件が満たされた場合、第2の関係情報において、第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と第1のパケットの送信元アドレスとで第1の関係情報を更新する。
本技術の第3の態様に係る通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2の関係情報と、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3の関係情報とを格納するメモリと、第1の関係情報において複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部とを有する。そして、上で述べたパケット処理部は、(A)第3の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新する。また、(B)上で述べたパケット処理部は、廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が当該廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、第3の関係情報において、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスについてのエントリと、第2の関係情報において、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄数と、第1の関係情報において、廃棄されたパケットの送信元アドレスについてのエントリとを削除する。
さらに、本技術の第4の態様に係る通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2の関係情報と、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3の関係情報とを格納するメモリと、第1の関係情報において複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部とを有する。そして、上で述べたパケット処理部は、(A)第3の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新する。また、上で述べたパケット処理部は、(B)廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が当該廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、第2の関係情報において、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数を廃棄し、第1の関係情報において、廃棄されたパケットの送信元アドレスに対応付けて、廃棄されたパケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録し、第3の関係情報において、廃棄されたパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて、廃棄されたパケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録する。
双方向の通信経路を統一して適切に通信できるようになる。
図1は、従来技術を説明するための図である。 図2Aは、第1の実施の形態に係る処理を説明するための図である。 図2Bは、第1の実施の形態に係る処理を説明するための図である。 図3は、第1の実施の形態に係るスイッチの構成例を示す図である。 図4は、第1テーブルの一例を示す図である。 図5は、第2テーブルの一例を示す図である。 図6は、第3テーブルの一例を示す図である。 図7は、第1の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図8は、先着学習処理の処理フローを示す図である。 図9は、第2の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図10は、第3の実施の形態における第1テーブルの一例を示す図である。 図11は、第3の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図12Aは、第4の実施の形態を説明するための図である。 図12Bは、第4の実施の形態を説明するための図である。 図12Cは、第4の実施の形態を説明するための図である。 図12Dは、第4の実施の形態を説明するための図である。 図13は、第4の実施の形態に係るスイッチの構成例を示す図である。 図14は、第4テーブルの一例を示す図である。 図15は、第5テーブルの一例を示す図である。 図16は、第4の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図17は、第5の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図18は、第6の実施の形態に係る第4テーブルの一例を示す図である。 図19は、第6の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図20は、第7の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図21は、コンピュータの機能ブロック図である。
[実施の形態1]
本実施の形態では、例えば図2A及び図2Bに示すような処理を行う。まず、端末Aと端末Bの間には、スイッチN1乃至N4によるネットワークが設けられており、端末A側のエッジスイッチはスイッチN1であり、端末B側のエッジスイッチはスイッチN4であるものとする。そして、端末A及び端末Bとの間には、スイッチN1、N2及びN4経由の第1の経路と、スイッチN1、N3及びN4経由の第2の経路とが存在している。このようなネットワーク構成において、端末A及び端末Bがほぼ同時に、端末Aから端末Bへのパケットの送信及び端末Bから端末Aへのパケットの送信が行われるようになったものとする。初期的には、スイッチN1及びN4のいずれにも、MAC学習テーブルにはまだ送信先MACアドレスとポート番号との対応付けが登録されていないので、フラッディング(一斉配信)が行われて、図2Aで点線で示されるように、第1の経路及び第2の経路の両方で双方向でパケットの送信が行われるようになる。
このような場合、スイッチN4は、ポートp1とポートp3とで同一パケットを受信した場合には最も早く到着した先着パケットのみをポートp2に出力して、遅く到着したパケットについては破棄する。そして、先着パケットの数をポートp1及びp3について計数する。同様に、スイッチN1は、ポートp1とポートp3とで同一パケットを受信した場合には最も早く到着した先着パケットのみをポートp2に出力して、遅く到着したパケットについては破棄する。そして、先着パケットの受信回数をポートp1及びp3について計数する(ステップ(1))。なお、一度相手側からパケットを受信すると、その送信元MACアドレスとポート番号とをMAC学習テーブルへ仮登録するが、次に他のポートに先着パケットが到着すると、MAC学習テーブルにおけるポート番号が変更されてしまう。すなわち、出力先のポートが固定されない。
そしてある程度時間が経過すると、図2Aにおいて吹き出しで示すように、スイッチN4については、ポートp1の方がポートp3よりも先着パケットの受信回数が多かったことが分かる。また、スイッチN1については、ポートp3の方がポートp1よりも先着パケットの数が多かったことが分かる。
ここで、例えば端末BのMACアドレスと端末AのMACアドレスとを比較すると、端末Bの方が大きかった場合、その端末B側のエッジスイッチN4が優先されるものとする。そうした場合、スイッチN4は、上で述べた先着パケットの数が多かったポートp1を、MAC学習テーブルに、送信元MACアドレスに対応付けて確定登録する(ステップ(2))。一方、端末A側のエッジスイッチN1は、ステップ(1)で計数した先着パケットの受信回数をクリアして、計数をやり直す(ステップ(3))。
そうすると、この後では、図2Bに示すように、端末Bから端末Aへパケットを送信する場合には、MAC学習テーブルに従ってスイッチN4は、端末Bからのパケットを、ポートp1に出力するようになる(ステップ(4))。すなわち、第1の経路でのみパケットを送信するようになる。一方、端末Aから端末Bへのパケットは、スイッチN1でまだMAC学習テーブルへの確定登録がないので、第1の経路又は第2の経路で送信される。但し、スイッチN1に到着するパケットは、ポートp1でのみ受信されるようになる。そしてある程度時間が経過すると、図2Bの吹き出しに示すように、ポートp1の方がポートp3より先着パケットの受信回数が多かったことになるので、ステップ(3)の後には、MAC学習テーブルに、上で述べた先着パケットの受信回数が多かったポートp1を、MAC学習テーブルに、送信元MACアドレスに対応付けて確定登録する(ステップ(5))。
このようにすれば、いずれの方向についても通信経路は第1の経路に統一される。
次に、上で述べた処理を行うために用いられるスイッチの構成例を図3に示す。本実施の形態におけるスイッチ10は、各々入力ポートと出力ポートと含む複数のポート1(図3では4ポートで1a,1b,1c及び1d)と、MAC処理部3と、パケット処理部5と、メモリ7と、CPU(Central Processing Unit)9とを有する。
各ポート1は、他の装置と接続するためのケーブルに接続され、受信したパケット及び送信するパケットに対して、信号波形変換、シリアル変換、フレーム符号化などの処理を行う。MAC処理部3は、MACフレーム処理を行う。CPU9は、各種プロトコルについての処理を行う。これらについては従来と同様であるから、これ以上説明しない。
パケット処理部5は、図2A及び図2Bを用いて説明した処理の主な部分と、送信先MACアドレスから出力ポートを特定して出力するパケット転送処理とを実施する。メモリ7には、ポート毎に先着パケットの受信回数を計数するための第1テーブル71(ポート毎学習テーブルとも呼ぶ)と、送信先MACアドレスとポートの識別子とを対応付けて格納する第2テーブル73(MAC学習テーブルとも呼ぶ)と、送信元MACアドレスと送信先MACアドレスとFCS(Frame Check Sequence)と受信時刻とを対応付けて格納する第3テーブル75(先着学習テーブルとも呼ぶ)とが格納される。
第1テーブル71は、例えば図4に示すようなテーブルである。図4の例では、送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスの組み合わせ毎に、ポート毎の先着パケット受信回数とリセットの有無とが登録されるようになっている。例えば、AAAAAからZZZZZへの先着パケットは、ポート1については100回、ポート2については0回、ポート3については50回、ポート4については0回、受信されたことが表されている。なお、場合によっては、さらに最初の先着パケットの受信時刻が登録される場合もある。
また、第2テーブル73は、例えば図5に示すようなテーブルである。図5の例では、送信先MACアドレスに対応付けて、ポートの識別子と設定時刻と確定フラグとが登録されるようになっている。確定フラグについては、0であれば未確定、1であれば確定済みであるものとする。但し、他の値で未確定又は確定済みを表すようにしても良い。さらに確定か否かは陽に表さなくても良い。
さらに、第3テーブル75は、例えば図6に示すようなテーブルである。図6の例では、送信元MACアドレスと送信先MACアドレスの組み合わせと、先着パケットのFCSと、当該先着パケットの受信時刻とが登録されるようになっている。
次に、図7及び図8を用いて、パケット処理部5等の処理について説明する。いずれかのポート1で受信されたパケットのデータは、ポート1及びMAC処理部3を介して、パケット処理部5に出力される。パケットのデータには、パケットのデータそのものだけではなく、パケットが到着した入力ポートの識別子などが付加されている。
パケット処理部5は、パケットのデータをMAC処理部3から受信すると(図7:ステップS1)、当該パケットの送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスで第1テーブル71に登録されているエントリを特定し、第2テーブル73を更新する更新タイミングであるか判断する(ステップS3)。例えば、特定されたエントリから、各ポートの先着パケット受信回数の総和が閾値以上となっているか否かを判断する。また、最初の先着パケットの受信時刻が登録されている場合には、当該受信時刻から所定時間経過したか判断する。
更新タイミングではない場合には、パケット処理部5は、先着学習処理を実施する(ステップS11)。先着学習処理については、図8を用いて説明する。
パケット処理部5は、第3テーブル75に同一情報が登録済みであるか判断する(図8:ステップS21)。具体的には、送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスとFCSとが同一であるエントリが既に第3テーブル75に登録済みであるか判断する。すなわち、同一のパケットを他のポートで再度受信したか判断する。
第3テーブル75に同一情報が登録済みである場合には、パケット処理部5は、今回受信したパケットを破棄する(ステップS23)。そして、呼び出し元の処理に戻る。
一方、第3テーブル75に同一情報が未登録である場合には、パケット処理部5は、今回受信したパケットのデータを、第3テーブル75に登録する(ステップS25)。
そして、パケット処理部5は、第2テーブル73に、送信元MACアドレスが登録済みであるか判断する(ステップS27)。既に登録されている場合には、パケット処理部5は、第2テーブル73において、当該送信元MACアドレスのエントリ(該当エントリ)の受信時刻及び到着ポートの識別子を、現時刻及び今回の到着ポートの識別子で更新する(ステップS29)。なお、この時点では確定フラグは「0」となっている。そして処理は呼び出し元の処理に戻る。
一方、第2テーブル73に送信元MACアドレスが登録済みでない場合には、パケット処理部5は、第2テーブル73に、送信元MACアドレス、今回の到着ポートの識別子及び現時刻を、新規エントリとして登録する(ステップS31)。なお、この時点でも確定フラグは「0」となっている。そして処理は呼び出し元の処理に戻る。
このように第2テーブル73は更新されるが、この処理では、更新されたエントリは確定されていない。
図7の処理の説明に戻って、パケット処理部5は、先着学習処理においてパケットを破棄したか判断し(ステップS13)、破棄した場合には処理を終了する。
一方、パケットの破棄を行わなかった場合には、パケット処理部5は、第1テーブル71において、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスと今回の入力ポートの識別子に対応する受信回数を1増加させる(ステップS17)。そして、パケット処理部5は、受信したパケットの送信先MACアドレスで第2テーブル73を検索し、第2テーブル73において送信先MACアドレスにポートの識別子が対応付けられていればそのポートから当該パケットが出力されるようにMAC処理部3を介して当該パケットのデータを出力する(ステップS19)。但し、第2テーブル73において送信先MACアドレスのエントリが存在しない場合には、パケット処理部5は、今回の到着ポート以外の他のポートに当該パケットが出力されるようにMAC処理部3を介して当該パケットのデータを出力する。そして、処理を終了する。
このような処理を繰り返すと、図4に示すように第1テーブル71においては、ポート毎に先着パケットの受信回数が登録される。
そして、ステップS3で、更新タイミングであると判断された場合、すなわち、各ポートの先着パケット受信回数の総和が閾値以上となった場合、又は最初の先着パケットの受信時刻が登録されている場合には当該受信時刻から所定時間経過した場合、パケット処理部5は、自スイッチがメイン側であるか判断する(ステップS5)。例えば、送信元MACアドレスXと送信先MACアドレスYとを比較して、送信元MACアドレスXが送信先MACアドレスYより大きい場合にはメイン側であると判断する。なお、サブ側のスイッチ10では、送信元MACアドレスYと送信先MACアドレスXとを比較することになり、上で述べた条件を満たさないと判断されてサブ側であると判断される。
メイン側である場合には、パケット処理部5は、第1テーブル71において送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスとに対応付けられている受信回数が最も多いポートの識別子を、送信元MACアドレスに対応付けて第2テーブル73に確定登録する(ステップS15)。これによって、メイン側のスイッチ10では、受信回数が最も多いポートに出力先のポートが固定される。そして処理はステップS19に移行する。
一方、サブ側のスイッチ10の場合、パケット処理部5は、第1テーブル71における該当エントリの受信回数を既にリセットしたことがあるか判断する(ステップS7)。第1テーブル71における該当エントリのリセットの有無の列の値から判断する。そして、既に該当エントリの受信回数をリセットしたことがある場合には、処理はステップS15に移行する。一方、パケット処理部5は、第1テーブル71における該当エントリの受信回数を0にリセットする(ステップS9)。ここで、第1テーブル71における該当エントリについてリセット有無を「有」に設定する。そして、処理はステップS11に移行する。
以上のような処理を実施することで、図2A及び図2Bのような処理が行われるようになる。
[実施の形態2]
本実施の形態は、第1の実施の形態の一部を変形した処理である。スイッチ10の基本構成は同じであり、パケット処理部5の処理内容が一部異なる。
パケット処理部5等の処理について図9を用いて説明する。
パケット処理部5は、パケットのデータをMAC処理部3から受信すると(図9:ステップS41)、当該パケットの送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスで第1テーブル71に登録されているエントリを特定し、第2テーブル73を更新する更新タイミングであるか判断する(ステップS43)。例えば、特定されたエントリから、各ポートの先着パケット受信回数の総和が閾値以上となっているか否かを判断する。また、最初の先着パケットの受信時刻が登録されている場合には、当該受信時刻から所定時間経過したか判断する。
更新タイミングではない場合には、パケット処理部5は、先着学習処理を実施する(ステップS51)。先着学習処理については図8の処理と同じであるから説明は省略する。
先着学習処理の後に、パケット処理部5は、先着学習処理においてパケットを破棄したか判断し(ステップS53)、破棄した場合には処理を終了する。
一方、パケットの破棄を行わなかった場合には、パケット処理部5は、第1テーブル71において、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスと今回の入力ポートの識別子に対応する受信回数を1増加させる(ステップS57)。そして、パケット処理部5は、受信したパケットの送信先MACアドレスで第2テーブル73を検索し、第2テーブル73に送信先MACアドレスにポートの識別子が対応付けられていればそのポートから当該パケットが出力されるようにMAC処理部3を介して当該パケットのデータを出力する(ステップS59)。但し、第2テーブル73において送信先MACアドレスのエントリが存在しない場合には、パケット処理部5は、今回の到着ポート以外の他のポートに当該パケットが出力されるようにMAC処理部3を介して当該パケットのデータを出力する。そして、処理を終了する。
このような処理を繰り返すと、図4に示すように第1テーブル71においては、ポート毎に先着パケットの受信回数が登録される。
そして、ステップS43で、更新タイミングであると判断された場合、すなわち、各ポートの先着パケット受信回数の総和が閾値以上となった場合、又は最初の先着パケットの受信時刻が登録されている場合には当該受信時刻から所定時間経過した場合、パケット処理部5は、自スイッチがメイン側であるか判断する(ステップS45)。例えば、送信元MACアドレスXと送信先MACアドレスYとを比較して、送信元MACアドレスXが送信先MACアドレスYより大きい場合にはメイン側であると判断する。なお、サブ側のスイッチ10では、送信元MACアドレスYと送信先MACアドレスXとを比較することになり、上で述べた条件を満たさないと判断されてサブ側であると認識される。
メイン側である場合には、パケット処理部5は、第1テーブル71において受信回数が非ゼロで最も少ないポートの識別子を、送信元MACアドレスに対応付けて第2テーブル73に確定登録する(ステップS55)。これによって、メイン側のスイッチ10では、受信回数が非ゼロで最も少ないポートに出力先のポートが固定される。これによって輻輳が起こりにくいポートが選択されて用いられるようになる。そして処理はステップS59に移行する。
一方、サブ側のスイッチ10の場合、パケット処理部5は、第1テーブル71における該当エントリの受信回数を既にリセットしたことがあるか判断する(ステップS47)。第1テーブル71における該当エントリのリセットの有無の列の値から判断する。そして、既に該当エントリの受信回数をリセットしたことがある場合には、処理はステップS55に移行する。一方、パケット処理部5は、第1テーブル71における該当エントリの受信回数を0にリセットする(ステップS49)。ここで、第1テーブル71における該当エントリについてリセットの有無を「有」に設定する。そして、処理はステップS51に移行する。
以上のような処理を実施することで、第2テーブル73に確定登録されるポートは異なるが、図2A及び図2Bのような処理が行われるようになる。
[実施の形態3]
本実施の形態は、第1の実施の形態の一部を変形した処理である。スイッチ10の基本構成は同じであり、パケット処理部5の処理内容が一部異なる。また、第1テーブル71のデータも一部異なる。具体的には、図10に、本実施の形態に係る第1テーブル71bの一例を示す。図10の例では、送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスの組み合わせ毎に、最初の先着パケットが到着したポート(1番目の到着ポート)と、ポート毎の先着パケット受信回数と、リセットの有無とが登録されるようになっている。
パケット処理部5等の処理について図11を用いて説明する。
パケット処理部5は、パケットのデータをMAC処理部3から受信すると(図11:ステップS61)、当該パケットの送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスで第1テーブル71bに登録されているエントリを特定し、第2テーブル73を更新する更新タイミングであるか判断する(ステップS63)。例えば、特定されたエントリから、各ポートの先着パケット受信回数の総和が閾値以上となっているか否かを判断する。また、最初の先着パケットの受信時刻が登録されている場合には、当該受信時刻から所定時間経過したか判断する。
更新タイミングではない場合には、パケット処理部5は、先着学習処理を実施する(ステップS71)。先着学習処理は図8に示した処理と同様であるからここでは説明を省略する。
先着学習処理の後に、パケット処理部5は、先着学習処理においてパケットを破棄したか判断し(ステップS73)、破棄した場合には処理を終了する。
一方、パケットの破棄を行わなかった場合には、パケット処理部5は、第1テーブル71bにおいて、送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスとの組み合わせについてエントリが存在しているか否かを判断して、今回受信したパケットが最初の先着パケットであるか判断する(ステップS83)。今回受信したパケットが最初の先着パケットでない場合にはステップS77に移行する。一方、今回受信したパケットが最初の先着パケットであれば、パケット処理部5は、今回受信したパケットが到着したポートの識別子を、第1テーブル71bにおいて、送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスに対応付けて登録する(ステップS85)。そして処理はステップS77に移行する。
ステップS77では、パケット処理部5は、第1テーブル71bにおいて、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスと今回の入力ポートの識別子に対応する受信回数を1増加させる(ステップS77)。そして、パケット処理部5は、受信したパケットの送信先MACアドレスで第2テーブル73を検索し、第2テーブル73に送信先MACアドレスにポートの識別子が対応付けられていればそのポートから当該パケットが出力されるようにMAC処理部3を介して当該パケットのデータを出力する(ステップS79)。但し、第2テーブル73において送信先MACアドレスのエントリが存在しない場合には、パケット処理部5は、今回の到着ポート以外の他のポートに当該パケットが出力されるようにMAC処理部3を介して当該パケットのデータを出力する。そして、処理を終了する。
このような処理を繰り返すと、図10に示すように第1テーブル71bにおいては、ポート毎に先着パケットの受信回数が登録される。
そして、ステップS63で、更新タイミングであると判断された場合、すなわち、各ポートの先着パケット受信回数の総和が閾値以上となった場合、又は最初の先着パケットの受信時刻が登録されている場合には当該受信時刻から所定時間経過した場合、パケット処理部5は、自スイッチがメイン側であるか判断する(ステップS65)。例えば、送信元MACアドレスXと送信先MACアドレスYとを比較して、送信元MACアドレスXが送信先MACアドレスYより大きい場合にはメイン側であると判断する。なお、サブ側のスイッチ10では、送信元MACアドレスYと送信先MACアドレスXとを比較することになり、上で述べた条件を満たさないと判断されてサブ側であると認識される。
メイン側である場合には、パケット処理部5は、第1テーブル71bにおいて今回受信したパケットの送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスに対応付けて登録されている最初の先着パケットが到着したポートの識別子を、送信元MACアドレスに対応付けて第2テーブル73に確定登録する(ステップS75)。これによって、メイン側のスイッチ10では、最初の先着パケットが到着したポートに出力先のポートが固定される。そして処理はステップS79に移行する。
一方、サブ側のスイッチ10の場合、パケット処理部5は、第1テーブル71bにおける該当エントリの受信回数を既にリセットしたことがあるか判断する(ステップS67)。第1テーブル71bにおける該当エントリのリセットの有無の列の値から判断する。そして、既に該当エントリの受信回数をリセットしたことがある場合には、パケット処理部5は、第1テーブル71bにおいて送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスとに対応付けられている受信回数が最も多いポートの識別子を、送信元MACアドレスに対応付けて第2テーブル73に確定登録する(ステップS81)。そして処理はステップS79に移行する。
一方、パケット処理部5は、第1テーブル71bにおける該当エントリの受信回数を0にリセットする(ステップS69)。ここで、第1テーブル71bにおける該当エントリについてリセットの有無を「有」に設定する。そして、処理はステップS71に移行する。
以上のような処理を実施することで、第2テーブル73に確定登録されるポートは異なるが、図2A及び図2Bのような処理が行われるようになる。
[実施の形態4]
本実施の形態では、例えば図12A乃至図12Dに示すような処理を行う。まず、端末Aと端末Bの間には、スイッチN1乃至N4によるネットワークが設けられており、端末AのエッジスイッチはスイッチN1であり、端末B側のエッジスイッチはスイッチN4であるものとする。そして、端末A及び端末Bとの間には、スイッチN1、N2及びN4経由の第1の経路と、スイッチN1、N3及びN4経由の第2の経路とが存在している。このようなネットワーク構成において、端末A及び端末Bがほぼ同時に、端末Aから端末Bへのパケットの送信及び端末Bから端末Aへのパケットの送信が行われるようになったものとする。初期的には、スイッチN1及びN4のいずれにも、MAC学習テーブルにはまだ送信先MACアドレスとポート番号との対応付けが登録されていないので、フラッディング(一斉配信)が行われて、図12Aで点線で示されるように、第1の経路及び第2の経路の両方で双方向でパケットの送信が行われるようになる。
このような場合、スイッチN4は、ポートp1とポートp3とで同一パケットを受信した場合には最も早く到着した先着パケットのみをポートp2に出力して、遅く到着したパケットについては破棄する。そして、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて先着パケットを受信したポートの識別子を、先着テーブルに登録する。そうすると、これ以降、この送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスを含むパケットを、先着パケットを受信したポート以外で受信しても破棄するようになる。ここでは、吹き出し(A)で示すように、送信元MACアドレスAと送信先MACアドレスBとポートの識別子p3が登録されたものとする。さらに、吹き出し(B)に示すように、送信元MACアドレスAと先着パケットの到着ポートp3とをMAC学習テーブルに登録する。
同様に、スイッチN1は、ポートp2とポートp3とで同一パケットを受信した場合には最も早く到着した先着パケットのみをポートp1に出力して、遅く到着したパケットについては破棄する。そして、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて先着パケットを受信したポートの識別子を、先着テーブルに登録する。そうすると、これ以降、この送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスを含むパケットを、先着パケットを受信したポート以外で受信しても破棄するようになる。ここでは、吹き出し(A)で示すように、送信元MACアドレスBと送信先MACアドレスAとポートの識別子p2が登録されたものとする。さらに、吹き出し(B)送信元MACアドレスBと先着パケットの到着ポートp2とをMAC学習テーブルに登録する。
そうすると、図12Bに示すように、次に端末Aから端末Bへのパケット送信を行うと、スイッチN1では第1の経路が選択されるが、スイッチN4では、先着テーブルにおいてはポートp3で受信することになっているので、ポートp1に到着したこのパケットは破棄される。同様に、次に端子Bから端子Aへのパケット送信を行うと、スイッチN4では第2の経路が選択されるが、スイッチN1では、先着テーブルにおいてはポートp2で受信することになっているので、ポートp3に到着したこのパケットは破棄される。
本実施の形態では、パケットを破棄した回数を、送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスと到着ポートの識別子に対応付けて計数する。吹き出し(C)に示すように、ノードN4では、送信元MACアドレスAと送信先MACアドレスBとポートの識別子p3に対して破棄回数がカウントされる。同様に、吹き出し(C)に示すように、ノードN1では、送信元MACアドレスBと送信先MACアドレスAとポートの識別子p2に対して破棄回数がカウントされる。
ここで、例えば端末BのMACアドレスと端末AのMACアドレスとを比較すると、端末Bの方が大きかった場合、その端末BのエッジスイッチN4が優先されるものとする。そうすると、例えば破棄回数が閾値以上となると、メイン側のスイッチN4は、今回受信し且つ破棄したパケットの送信元MACアドレスと送信先MACアドレスに関連するデータを、削除する。図12Cの吹き出しに示すように(A)乃至(C)のデータは削除される。
一方、例えば破棄回数が閾値以上となると、サブ側のスイッチN1は、吹き出し(C)において、今回受信し且つ破棄したパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けられている破棄回数を0にリセットする。
その後、端末Aから端末Bへパケット送信が図12Bに示すように第1の経路で行われるので、スイッチN4では、ポートp1にパケットが到着する。そうすると、このパケットをポートp2に出力する。そして、図12Dの吹き出し(A)に示すように、送信元MACアドレスA及び送信先MACアドレスBに対応付けてこのパケットを受信したポートの識別子p1を、先着テーブルに登録する。さらに、吹き出し(B)に示すように、送信元MACアドレスAと先着パケットの到着ポートp1とをMAC学習テーブルに登録する。
そうすると、端末Bから端末Aへパケット送信が行われる場合には、スイッチN1では、ポートp2にパケットが到着する。これは、先着テーブル(図12Dの(A))に示すとおりであるから、このパケットは、ポートp1に出力される。すなわち、通信が可能となる。
以上のようにすれば、通信経路が統一化される。
次に、このような処理を実施するスイッチの構成を図13に示す。但し、図3に示した第1の実施の形態に係るスイッチ10と同じ構成要素については同じ参照符号を付している。
本実施の形態におけるスイッチ10bは、各々入力ポートと出力ポートとを含む複数のポート1(図13では4ポートで1a,1b,1c及び1d)と、MAC処理部3と、パケット処理部5bと、メモリ7bと、CPU(Central Processing Unit)9とを有する。
パケット処理部5bは、図12A乃至図12Dを用いて説明した処理の主な部分と、送信先MACアドレスから出力ポートを特定して出力するパケット転送処理とを実施する。メモリ7bには、ポート毎にパケットの破棄回数を計数するための第4テーブル77(ポート毎学習テーブルとも呼ぶ)と、送信先MACアドレスとポートの識別子とを対応付けて格納する第2テーブル73(MAC学習テーブルとも呼ぶ)と、送信元MACアドレスと送信先MACアドレスとポートの識別子と受信時刻とを対応付けて格納する第5テーブル79(先着テーブルとも呼ぶ)とが格納される。
第4テーブル77の一例を図14に示す。図14の例では、送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスの組み合わせ毎に、ポート毎のパケットの破棄回数が登録されるようになっている。例えば、AAAAAからZZZZZへの先着パケットは、ポート1については100回、ポート2については0回、ポート3については50回、ポート4については0回、パケットが破棄されたことが表されている。
第5テーブル79の一例を図15に示す。図15の例では、送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスの組み合わせ毎に、先着パケットが到着したポート(以下、先着ポートと呼ぶ)が登録されるようになっている。
なお、第2テーブル73については第1の実施の形態において示した図5と同様である。
次に、図16を用いて、パケット処理部5b等の処理内容について説明する。いずれかのポート1で受信されたパケットのデータは、ポート1及びMAC処理部3を介して、パケット処理部5bに出力される。パケットのデータには、パケットのデータそのものだけではなく、パケットが到着した入力ポートの識別子などが付加されている。
パケット処理部5bは、パケットのデータをMAC処理部3から受信すると(図16:ステップS101)、当該パケットの送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスで第5テーブル79に登録されているエントリを特定し、受信したパケットが先着パケットであるか又は先着ポートに到着したかを判断する(ステップS103)。エントリが存在している場合には、対応する先着ポートと、受信したパケットが到着したポートとが同一であるか判断する。エントリが存在しない場合には先着パケットである。
先着パケットであるか又は受信したパケットが先着ポートに到着した場合には、パケット処理部5bは、通常処理を実施する(ステップS105)。先着パケットであれば、第5テーブル79に、当該パケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて到着したポートの識別子を登録する。さらに、第2テーブル73に対しても、送信元MACアドレスに対応付けて到着したポートの識別子を登録する。さらに、受信したパケットを、第2テーブル73から当該受信したパケットの送信先MACアドレスで出力先のポートを特定して当該ポートから出力させる。第2テーブル73に送信先MACアドレスが登録されていない場合にはフラッディングを行う。
一方、先着ポートに到着した場合には、第2テーブル73から当該受信したパケットの送信先MACアドレスで出力先のポートを特定して当該受信したパケットを当該ポートから出力させる。そして処理は終了する。
一方、先着パケットでなく且つ受信したパケットが先着ポート以外に到着した場合には、パケット処理部5bは、受信したパケットを破棄する(ステップS107)。そして、パケット処理部5bは、第4テーブル77において、破棄されたパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて、破棄されたパケットの到着ポートの破棄回数を1回増加させる(ステップS109)。第4テーブル77に、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスが未登録であれば本ステップで登録する。
そして、パケット処理部5bは、増加させた破棄回数が閾値以上となったか判断する(ステップS111)。閾値未満であれば、処理は終了する。
一方、増加させた破棄回数が閾値以上となった場合には、パケット処理部5bは、破棄されたパケットの送信元MACアドレスXと送信先MACアドレスYとを比較して、送信元MACアドレスXが送信先MACアドレスYより大きいか判断する(ステップS113)。X>Yであれば、メイン側のエッジスイッチとして、パケット処理部5bは、第4テーブル77、第5テーブル79及び第2テーブル73から、破棄されたパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに関連するデータを削除する(ステップS115)。そして処理を終了する。
この処理によれば、第4テーブル77及び第5テーブル79から、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けられているエントリが削除され、第2テーブル73から、送信元MACアドレスが含まれているエントリが削除される。これによって、このスイッチ10bでは、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスを含むパケットを受信したことがない状態に遷移する。よって次にこの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスを含むパケットが到着すれば、ステップS105の処理を実施することになる。この処理を実施した後、逆方向にパケットを送信する段階では、ステップS105で更新された第2テーブル73に従ってパケットを送信することになる。
一方、X<Yであれば、サブ側のエッジスイッチとして、パケット処理部5bは、第4テーブル77において、破棄されたパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けられている到着ポートの破棄回数を0にリセットする(ステップS117)。但し、本ステップは必須ではなく実施しなくても良い。そして処理を終了する。
以上のような処理を実施することによって、図12A乃至図12Dの処理が行われて、通信経路が双方向で統一化される。
[実施の形態5]
本実施の形態は、第4の実施の形態を変形したものである。スイッチ10bの基本構成は同じであり、パケット処理部5bの処理内容が一部異なる。
次に、図17を用いて、パケット処理部5b等の処理内容について説明する。パケット処理部5bは、パケットのデータをMAC処理部3から受信すると(図17:ステップS121)、当該パケットの送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスで第5テーブル79に登録されているエントリを特定し、受信したパケットが先着パケットであるか又は先着ポートに到着したかを判断する(ステップS123)。エントリが存在している場合には、対応する先着ポートと、受信したパケットが到着したポートとが同一であるか判断する。エントリが存在しない場合には先着パケットである。
先着パケットであるか又は受信したパケットが先着ポートに到着した場合には、パケット処理部5bは、通常処理を実施する(ステップS125)。先着パケットであれば、第5テーブル79に、当該パケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて到着したポートの識別子を登録する。さらに、第2テーブル73に対しても、送信元MACアドレスに対応付けて到着したポートの識別子を登録する。さらに、受信したパケットを、第2テーブル73から当該受信したパケットの送信先MACアドレスで出力先のポートを特定して当該ポートから出力させる。第2テーブル73に送信先MACアドレスが登録されていない場合にはフラッディングを行う。
一方、先着ポートに到着した場合には、第2テーブル73から当該受信したパケットの送信先MACアドレスで出力先のポートを特定して当該受信したパケットを当該ポートから出力させる。そして処理は終了する。
一方、先着パケットでなく且つ受信したパケットが先着ポート以外に到着した場合には、パケット処理部5bは、受信したパケットを破棄する(ステップS127)。そして、パケット処理部5bは、第4テーブル77において、破棄されたパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて、破棄されたパケットの到着ポートの破棄回数を1回増加させる(ステップS129)。第4テーブル77に、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスが未登録であれば本ステップで登録する。
そして、パケット処理部5bは、増加させた破棄回数が閾値以上となったか判断する(ステップS131)。閾値未満であれば、処理は終了する。
一方、増加させた破棄回数が閾値以上となった場合には、パケット処理部5bは、破棄されたパケットの送信元MACアドレスXと送信先MACアドレスYとを比較して、送信元MACアドレスXが送信先MACアドレスYより大きいか判断する(ステップS133)。X>Yであれば、メイン側のエッジスイッチとして、パケット処理部5bは、第4テーブル77において送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けられている到着ポートの破棄回数を0にリセットし、また、第5テーブル79に、今回破棄したパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて到着ポートの識別子を登録し、さらに、第2テーブル73に、今回破棄したパケットの送信元MACアドレスに対応付けて到着ポートの識別子を登録する(ステップS135)。そして処理を終了する。
この処理によれば、今回破棄されたパケットが到着したポートの破棄回数が閾値以上ということは、次もこのポートにパケットが到着する可能性が高いので、このパケットが到着すると推定して、到着した状態を先取りして設定してしまうものである。よって、今回破棄したパケットが到着したポートに、同一の送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスを含むパケットが次に到着しても、ステップS125で処理されるのは同じである。一方、逆方向にパケットを送信する場合には、第2テーブル73には、前と異なるポートが既に登録されているので、ステップS125で第2テーブル73を更新する処理を実施することなく、第2テーブル73に従ってパケットをステップS135で設定されたポートから出力することになる。
一方、X<Yであれば、サブ側のエッジスイッチとして、パケット処理部5bは、第4テーブル77において、破棄されたパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けられている到着ポートの破棄回数を0にリセットする(ステップS137)。但し、本ステップは必須ではなく実施しなくても良い。そして処理を終了する。
以上のような処理を実施することによって、早期に第2テーブル73、第4テーブル77及び第5テーブル79の設定を行う部分を除き、図12A乃至図12Dと同様の処理が行われて、通信経路が双方向で統一化される。
[実施の形態6]
本実施の形態は、第4の実施の形態の一部を変形した処理である。スイッチ10bの基本構成は同じであり、パケット処理部5bの処理内容が一部異なる。また、第4テーブル77のデータも一部異なる。具体的には、図18に、本実施の形態に係る第4テーブル77bの一例を示す。図18の例では、送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスの組み合わせ毎に、ポート毎のパケットの破棄回数とリセット回数とが登録されるようになっている。
パケット処理部5b等の処理について図19を用いて説明する。
いずれかのポート1で受信されたパケットのデータは、ポート1及びMAC処理部3を介して、パケット処理部5bに出力される。パケットのデータには、パケットのデータそのものだけではなく、パケットが到着した入力ポートの識別子などが付加されている。
パケット処理部5bは、パケットのデータをMAC処理部3から受信すると(図19:ステップS141)、当該パケットの送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスで第5テーブル79に登録されているエントリを特定し、受信したパケットが先着パケットであるか又は先着ポートに到着したかを判断する(ステップS143)。エントリが存在している場合には、対応する先着ポートと、受信したパケットが到着したポートとが同一であるか判断する。エントリが存在しない場合には先着パケットである。
先着パケットであるか又は受信したパケットが先着ポートに到着した場合には、パケット処理部5bは、通常処理を実施する(ステップS145)。先着パケットであれば、第5テーブル79に、当該パケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて到着したポートの識別子を登録する。さらに、第2テーブル73に対しても、送信元MACアドレスに対応付けて到着したポートの識別子を登録する。さらに、受信したパケットを、第2テーブル73から当該受信したパケットの送信先MACアドレスで出力先のポートを特定して当該ポートから出力させる。第2テーブル73に送信先MACアドレスが登録されていない場合にはフラッディングを行う。
一方、先着ポートに到着した場合には、第2テーブル73から当該受信したパケットの送信先MACアドレスで出力先のポートを特定して当該受信したパケットを当該ポートから出力させる。そして処理は終了する。
一方、先着パケットでなく且つ受信したパケットが先着ポート以外に到着した場合には、パケット処理部5bは、受信したパケットを破棄する(ステップS147)。そして、パケット処理部5bは、第4テーブル77bにおいて、破棄されたパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて、破棄されたパケットの到着ポートの破棄回数を1回増加させる(ステップS149)。第4テーブル77bに、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスが未登録であれば本ステップで登録する。ここで、リセット回数は0と設定される。
そして、パケット処理部5bは、増加させた破棄回数が閾値以上となったか判断する(ステップS151)。閾値未満であれば、処理は終了する。
一方、増加させた破棄回数が閾値以上となった場合には、パケット処理部5bは、破棄されたパケットの送信元MACアドレスXと送信先MACアドレスYとを比較して、送信元MACアドレスXが送信先MACアドレスYより大きいか判断する(ステップS153)。X>Yであれば、メイン側のエッジスイッチとして、パケット処理部5bは、第4テーブル77b、第5テーブル79及び第2テーブル73から、破棄されたパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに関連するデータを削除する(ステップS155)。そして処理を終了する。
この処理によれば、第4テーブル77b及び第5テーブル79から、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けられているエントリが削除され、第2テーブル73から、送信元MACアドレスが含まれているエントリが削除される。これによって、このスイッチ10bでは、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスを含むパケットを受信したことがない状態に遷移する。よって次にこの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスを含むパケットが到着すれば、ステップS145の処理を実施することになる。この処理を実施した後、逆方向にパケットを送信する段階では、ステップS145で更新された第2テーブル73に従ってパケットを送信することになる。
一方、X<Yであれば、サブ側のエッジスイッチとして、パケット処理部5bは、第4テーブル77bにおいて、破棄されたパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けられている到着ポートの破棄回数を0にリセットすると共に、リセット回数を1増加させる(ステップS157)。
そして、パケット処理部5bは、ステップS157で増加させたリセット回数が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS159)。例えば、双方向でパケット送信回数が同じくらいであれば図16の処理でも十分であるが、サブ側のエッジスイッチからメイン側のエッジスイッチへのパケットの送信が極端に少ない場合には、なかなかステップS151からステップS155へ移行しない場合がある。このような場合に対処するため、リセット回数を計数し、送信パケット数に偏りがある場合には、サブ側のエッジスイッチをメイン側のエッジスイッチとして動作させることで、早期に通信経路を統一化させる。
すなわち、リセット回数が閾値以上であれば、処理はステップS155に移行する。一方、リセット回数が閾値未満であれば処理を終了する。
以上のような処理を実施することによって、図12A乃至図12Dと同様の処理が行われて、通信経路が双方向で統一化される。さらに、送信パケット数が送信方向によって偏っている場合にも、対処できるようになる。
[実施の形態7]
本実施の形態は、第5の実施の形態の一部を変形した処理である。スイッチ10bの基本構成は同じであり、パケット処理部5bの処理内容が一部異なる。また、第4テーブル77のデータも一部異なる。具体的には、図18に示した第4テーブル77bと同じである。
パケット処理部5b等の処理について図20を用いて説明する。
いずれかのポート1で受信されたパケットのデータは、ポート1及びMAC処理部3を介して、パケット処理部5bに出力される。パケットのデータには、パケットのデータそのものだけではなく、パケットが到着した入力ポートの識別子などが付加されている。
パケット処理部5bは、パケットのデータをMAC処理部3から受信すると(図20:ステップS161)、当該パケットの送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスで第5テーブル79に登録されているエントリを特定し、受信したパケットが先着パケットであるか又は先着ポートに到着したかを判断する(ステップS163)。エントリが存在している場合には、対応する先着ポートと、受信したパケットが到着したポートとが同一であるか判断する。エントリが存在しない場合には先着パケットである。
先着パケットであるか又は受信したパケットが先着ポートに到着した場合には、パケット処理部5bは、通常処理を実施する(ステップS165)。先着パケットであれば、第5テーブル79に、当該パケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて到着したポートの識別子を登録する。さらに、第2テーブル73に対しても、送信元MACアドレスに対応付けて到着したポートの識別子を登録する。さらに、受信したパケットを、第2テーブル73から当該受信したパケットの送信先MACアドレスで出力先のポートを特定して当該ポートから出力させる。第2テーブル73に送信先MACアドレスが登録されていない場合にはフラッディングを行う。
一方、先着ポートに到着した場合には、第2テーブル73から当該受信したパケットの送信先MACアドレスで出力先のポートを特定して当該受信したパケットを当該ポートから出力させる。そして処理は終了する。
一方、先着パケットでなく且つ受信したパケットが先着ポート以外に到着した場合には、パケット処理部5bは、受信したパケットを破棄する(ステップS167)。そして、パケット処理部5bは、第4テーブル77bにおいて、破棄されたパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて、破棄されたパケットの到着ポートの破棄回数を1回増加させる(ステップS169)。第4テーブル77bに、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスが未登録であれば本ステップで登録する。ここで、リセット回数は0と設定される。
そして、パケット処理部5bは、増加させた破棄回数が閾値以上となったか判断する(ステップS171)。閾値未満であれば、処理は終了する。
一方、増加させた破棄回数が閾値以上となった場合には、パケット処理部5bは、破棄されたパケットの送信元MACアドレスXと送信先MACアドレスYとを比較して、送信元MACアドレスXが送信先MACアドレスより大きいか判断する(ステップS173)。X>Yであれば、メイン側のエッジスイッチとして、パケット処理部5bは、第4テーブル77bにおいて送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けられている到着ポートの破棄回数を0にリセットし、また、第5テーブル79に、今回破棄したパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けて到着ポートの識別子を登録し、さらに、第2テーブル73に、今回破棄したパケットの送信元MACアドレスに対応付けて到着ポートの識別子を登録する(ステップS175)。そして処理を終了する。このステップは、第5の実施の形態と同様の主旨である。
一方、X<Yであれば、サブ側のエッジスイッチとして、パケット処理部5bは、第4テーブル77bにおいて、破棄されたパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスに対応付けられている到着ポートの破棄回数を0にリセットすると共に、リセット回数を1増加させる(ステップS177)。
そして、パケット処理部5bは、ステップS157で増加させたリセット回数が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS179)。これは第6の実施の形態と同様の主旨である。すなわち、リセット回数が閾値以上であれば、処理はステップS175に移行する。一方、リセット回数が閾値未満であれば処理を終了する。
以上のような処理を実施することによって、早期に第2テーブル73、第4テーブル77b及び第5テーブル79の設定を行う部分を除き、図12A乃至図12Dと同様の処理が行われて、通信経路が双方向で統一化される。さらに、送信パケット数が送信方向によって偏っている場合にも、対処できるようになる。
以上実施の形態を述べたが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、処理結果が同じになる限り、処理ステップの順番を入れ替えたり、並列に実行するようにしても良い。さらに、上ではいずれのエッジスイッチでも同様の処理を行うように処理フローを示していたが、メイン側のエッジスイッチとサブ側のエッジスイッチでは処理フローを変えるようにしても良い。そのような場合、例えば第3の実施の形態における図11の処理フローは、以下のように変形可能である。すなわち、メイン側のエッジスイッチであれば、最初の先着パケットを受信すると、その最初の先着パケットが到着したポートを、直ぐさま第2テーブル73に登録するようにしても良い。そして、サブ側のエッジスイッチであれば、リセットすることなく更新タイミングで最も受信回数の多いポートを、第2テーブル73に登録するようにしても良い。
なお、上で述べたスイッチの各々は、図21に示すように、メモリ2601とCPU2603とハードディスク・ドライブ(HDD)2605と表示装置2609に接続される表示制御部2607とリムーバブル・ディスク2611用のドライブ装置2613と入力装置2615とネットワークに接続するための通信部2617(図21では、2617a乃至2617c)とがバス2619で接続されている場合もある。なお、場合によっては、表示制御部2607、表示装置2609、ドライブ装置2613、入力装置2615は含まれない場合もある。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2605に格納されており、CPU2603により実行される際にはHDD2605からメモリ2601に読み出される。必要に応じてCPU2603は、表示制御部2607、通信部2617、ドライブ装置2613を制御して、必要な動作を行わせる。なお、通信部2617のいずれかを介して入力されたデータは、他の通信部2617を介して出力される。CPU2603は、通信部2617を制御して、適切に出力先を切り替える。また、処理途中のデータについては、メモリ2601に格納され、必要があればHDD2605に格納される。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2611に格納されて頒布され、ドライブ装置2613からHDD2605にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信部2617を経由して、HDD2605にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2603、メモリ2601などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態の第1の態様に係る通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1のテーブルと、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2のテーブルとを格納するメモリと、第1のテーブルにおいて複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部とを有する。そして、上で述べたパケット処理部は、(A)同一のパケットを異なる入力ポートで受信した場合には、第2のテーブルにおいて、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該パケットが最も早く到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新する。また、(B)上で述べたパケット処理部は、第1の時期的条件が満たされた場合、受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、第2のテーブルにおいて当該第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と第1のパケットの送信元アドレスとで第1のテーブルを更新する。さらに(C)上で述べたパケット処理部は、第1の時期的条件が満たされた場合、上記2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、第2のテーブルにおいて第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている受信回数を0にセットし、第1の時期的条件が満たされた後の第2の時期的条件が満たされた場合、第1のパケットと同一の送信元アドレス及び送信先アドレスを含む第2のパケットを受信すると、第2のテーブルにおいて第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と第2のパケットの送信元アドレスとで第1のテーブルを更新する。
このようにすることで、双方向の通信経路を統一することができるようになる。
上で述べた第1の時期的条件が、第1のパケットに含まれる送信先アドレス及び送信元アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む最初のパケットを受信後所定時間経過したという条件、又は第1のパケットに含まれる送信元アドレス及び送信先アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む先着パケットの受信回数が閾値を超えたという条件である場合もある。適切なタイミングで第1のテーブルを更新できる。
また、上で述べた第2の時期的条件が、第1の時期的条件が満たされた後、第1のパケットに含まれる送信先アドレス及び送信元アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む最初のパケットを受信後第2の所定時間経過したという条件、又は第1のパケットに含まれる送信先アドレス及び送信元アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む先着パケットの受信回数が閾値を超えたという条件である場合もある。
さらに、上で述べた受信回数が最大の入力ポートの識別子又は受信回数が非ゼロで最小の入力ポートの識別子を特定する場合もある。前者であれば最も遅延時間が短い経路が選択され、後者であればあまり使用されない経路が選択されるようになる。
なお、上で述べた第1のエッジ通信装置は、第1のパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係で決定される場合もある。簡易にいずれのエッジ通信装置(例えばエッジスイッチ)であるかの判定を行うことができるようになる。
本実施の形態の第2の態様に係る通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1のテーブルと、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2のテーブルとを格納するメモリと、第1のテーブルにおいて複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部とを有する。そして、上で述べたパケット処理部は、(A)受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、当該第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも当該第1のパケットが最も早く到着した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を、第1のパケットの送信元アドレスに対応付けて第1のテーブルに登録する。また、(B)パケット処理部は、上記2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも、第2のテーブルにおいて、第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該第1のパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数のみを更新し、第1の時期的条件が満たされた場合、第2のテーブルにおいて、第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と第1のパケットの送信元アドレスとで第1のテーブルを更新する。
このような構成を採用しても、双方向の通信経路を統一することができる。
本実施の形態の第3の態様に係る通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1のテーブルと、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2のテーブルと、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3のテーブルとを格納するメモリと、第1のテーブルにおいて複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部とを有する。そして、上で述べたパケット処理部は、(A)第3のテーブルにおいて、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、第2のテーブルにおいて、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新する。また、(B)上で述べたパケット処理部は、廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が当該廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、第3のテーブルにおいて、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスについてのエントリと、第2のテーブルにおいて、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数と、第1のテーブルにおいて、廃棄されたパケットの送信元アドレスについてのエントリとを削除する。
このような構成を採用しても、双方向の通信経路を統一することができる。
なお、上で述べたパケット処理部は、廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が当該廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される他方のエッジ通信装置であれば、第2のテーブルにおいて、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている廃棄回数を0にリセットするようにしても良い。
また、上で述べたパケット処理部は、第2のテーブルにおいて、廃棄回数のリセット回数がさらに対応付けられている場合もある。この場合、廃棄回数のリセット回数が閾値を超えた場合には、廃棄されたパケットについて同一性を判断するためのデータと、第2のテーブルにおいて、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数と、第1のテーブルにおいて、廃棄されたパケットの送信元アドレスについてのエントリとを削除するようにしても良い。このようにすれば、通信パケット数に通信方向によって偏りが存在する場合であっても、適切に通信経路を統一することができるようになる。
さらに、本実施の形態の第4の態様に係る通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1のテーブルと、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2のテーブルと、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3のテーブルとを格納するメモリと、第1のテーブルにおいて複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部とを有する。そして、上で述べたパケット処理部は、(A)第3のテーブルにおいて、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、第2のテーブルにおいて、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新する。また、上で述べたパケット処理部は、(B)廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち上記通信装置が当該廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、第2のテーブルにおいて、廃棄されたパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数を廃棄し、第1のテーブルにおいて、廃棄されたパケットの送信元アドレスに対応付けて、廃棄されたパケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録し、第3のテーブルにおいて、廃棄されたパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて、廃棄されたパケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録する。
これによって早期に双方向で通信経路を統一することができるようになる。
本実施の形態の第5の態様に係る制御方法は、(A)各エッジ通信装置において、同一のパケットを異なるポートで受信した場合には、先着のパケットを受信したポートについて、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて受信回数を計数するステップと、(B)第1の時期的条件が満たされた場合には、受信した第1のパケットの2つのエッジ通信装置のうち第1のエッジ通信装置において、当該第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された受信回数に基づきポートの識別子を特定して、第1のパケットの送信元アドレスに対応付けて第1のエッジ通信装置におけるメモリに格納するステップと、(C)第1の時期的条件が満たされた場合には、上記2つのエッジ通信装置のうち第2のエッジ通信装置において、第1のパケットとは反対方向の第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された受信回数をリセットし、再度当該受信回数の計数を開始するステップと、(D)第1の時期的条件が満たされた後に第2の時期的条件が満たされた場合、第2のエッジ通信装置において、第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された受信回数に基づきポートの識別子を特定して、第2のパケットの送信元アドレスに対応付けて第2のエッジ通信装置におけるメモリに格納するステップとを含む。
本実施の形態の第6の態様に係る制御方法は、(A)受信した第1のパケットの2つのエッジ通信装置のうち第1のエッジ通信装置において、当該第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも先着のパケットを受信したポートの識別子を、第1のパケットの送信元アドレスと対応付けて第1のエッジ通信装置におけるメモリに格納するステップと、(B)上記2つのエッジ通信装置のうち第2のエッジ通信装置において、第1の受信パケットとは反対方向の第2のパケットと同一のパケットを異なるポートで受信した場合には、先着のパケットを受信したポートについて、当該第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて受信回数を計数するステップと、(C)第1の時期的条件が満たされた場合には、第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された受信回数に基づきポートの識別子を特定して、第2のパケットの送信元アドレスに対応付けて第2のエッジ通信装置におけるメモリに格納するステップとを含む。
本実施の形態の第7の態様に係る制御方法は、(A)各エッジ通信装置において、送信元アドレス及び送信先アドレスとポートの識別子とが対応付けてられている第1の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられているポートとは異なるポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、当該受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて廃棄回数を計数するステップと、(B)廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄されたパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち当該廃棄されたパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置において、第1の関係情報において、廃棄されたパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスについての情報を削除し、廃棄されたパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスについての廃棄回数をリセットし、送信先アドレスと出力先のポートの識別子とが対応付けられている第2の関係情報において、廃棄されたパケットの送信元アドレスについての情報を削除するステップとを含む。
本実施の形態の第8の態様に係る制御方法は、(A)各エッジ通信装置において、送信元アドレス及び送信先アドレスとポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられているポートとは異なるポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、当該受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて廃棄回数を計数するステップと、(B)廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄されたパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち当該廃棄されたパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置において、廃棄されたパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスについての廃棄回数をリセットし、送信先アドレスと出力先のポートの識別子とが対応付けられている第2の関係情報において、廃棄されたパケットの送信元アドレスに対応付けて、廃棄されたパケットを受信したポートの識別子を登録し、第1の関係情報において、廃棄されたパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて、廃棄されたパケットを受信したポートの識別子を登録するステップとを含む。
なお、上で述べたような処理をコンピュータに実施させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ(例えばROM)、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
通信装置であって、
複数の入力ポートと、
各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、
送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2の関係情報とを格納するメモリと、
前記第1の関係情報において前記複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された前記識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部と、
を有し、
前記パケット処理部は、
同一のパケットを異なる入力ポートで受信した場合には、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該パケットが最も早く到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新し、
第1の時期的条件が満たされた場合、受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において当該第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第1のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新し、
前記第1の時期的条件が満たされた場合、前記2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている前記受信回数を0にセットし、前記第1の時期的条件が満たされた後の第2の時期的条件が満たされた場合、前記第1のパケットと同一の送信元アドレス及び送信先アドレスを含む第2のパケットを受信すると、前記第2の関係情報において前記第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第2のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新する
通信装置。
(付記2)
前記第1の時期的条件が、前記第1のパケットに含まれる送信先アドレス及び送信元アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む最初のパケットを受信後所定時間経過したという条件、又は前記第1のパケットに含まれる送信元アドレス及び送信先アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む先着パケットの受信回数が閾値を超えたという条件である
付記1記載の通信装置。
(付記3)
前記第2の時期的条件が、前記第1の時期的条件が満たされた後、前記第1のパケットに含まれる送信先アドレス及び送信元アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む最初のパケットを受信後第2の所定時間経過したという条件、又は前記第1のパケットに含まれる送信先アドレス及び送信元アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む先着パケットの受信回数が閾値を超えたという条件である
付記1又は2記載の通信装置。
(付記4)
前記受信回数が最大の入力ポートの識別子又は前記受信回数が非ゼロで最小の入力ポートの識別子を特定する
付記1乃至3のいずれか1つ記載の通信装置。
(付記5)
前記第1のエッジ通信装置は、前記第1のパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係で決定される
付記1乃至4のいずれか1つ記載の通信装置。
(付記6)
通信装置であって、
複数の入力ポートと、
各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、
送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2の関係情報とを格納するメモリと、
前記第1の関係情報において前記複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された前記識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部と、
を有し、
前記パケット処理部は、
受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、当該第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも当該第1のパケットが最も早く到着した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を、前記第1のパケットの送信元アドレスに対応付けて前記第1の関係情報に登録し、
前記2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、前記第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも、前記第2の関係情報において、前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該第1のパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新し、第1の時期的条件が満たされた場合、第2の関係情報において、前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第1のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新する、
通信装置。
(付記7)
通信装置であって、
複数の入力ポートと、
各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、
送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2の関係情報と、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3の関係情報とを格納するメモリと、
前記第1の関係情報において前記複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された前記識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部と、
を有し、
前記パケット処理部は、
前記第3の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新し、
前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が当該廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、前記第3の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスについての情報と、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数と、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスについての情報とを削除する
通信装置。
(付記8)
前記パケット処理部は、
前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が当該廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される他方のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている廃棄回数を0にリセットする
付記7記載の通信装置。
(付記9)
前記パケット処理部は、
前記第2の関係情報において、廃棄回数のリセット回数がさらに対応付けられており、
前記廃棄回数のリセット回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットについて同一性を判断するためのデータと、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数と、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスについての情報とを削除する
付記8記載の通信装置。
(付記10)
通信装置であって、
複数の入力ポートと、
各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、
送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2の関係情報と、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3の関係情報とを格納するメモリと、
前記第1の関係情報において前記複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された前記識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部と、
を有し、
前記パケット処理部は、
前記第3の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新し、
前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が当該廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数を廃棄し、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録し、前記第3の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録する
通信装置。
(付記11)
通信装置に実行させるためのプログラムであって、
前記通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2の関係情報とを格納するメモリとを有し、
前記通信装置に、
同一のパケットを異なる入力ポートで受信した場合には、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該パケットが最も早く到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新し、
第1の時期的条件が満たされた場合、受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において当該第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第1のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新し、
前記第1の時期的条件が満たされた場合、前記2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている前記受信回数を0にセットし、前記第1の時期的条件が満たされた後の第2の時期的条件が満たされた場合、前記第1のパケットと同一の送信元アドレス及び送信先アドレスを含む第2のパケットを受信すると、前記第2の関係情報において前記第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第2のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新する
処理を実行させるためのプログラム。
(付記12)
通信装置に実行させるためのプログラムであって、
前記通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2の関係情報とを格納するメモリとを有し、
前記通信装置に、
受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、当該第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも当該第1のパケットが最も早く到着した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を、前記第1のパケットの送信元アドレスに対応付けて前記第1の関係情報に登録し、
前記2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、前記第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも、前記第2の関係情報において、前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該第1のパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新し、第1の時期的条件が満たされた場合、第2の関係情報において、前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第1のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新する、
処理を実行させるためのプログラム。
(付記13)
通信装置に実行させるためのプログラムであって、
前記通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2の関係情報と、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3の関係情報とを格納するメモリとを有し、
前記通信装置に、
前記第3の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新し、
前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が当該廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、前記第3の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスについての情報と、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数と、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスについての情報とを削除する
処理を実行させるためのプログラム。
(付記14)
通信装置に実行させるためのプログラムであって、
前記通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2の関係情報と、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3の関係情報とを格納するメモリとを有し、
前記通信装置に、
前記第3の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新し、
前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が当該廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数を廃棄し、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録し、前記第3の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録する
処理を実行させるためのプログラム。
(付記15)
各エッジ通信装置において、同一のパケットを異なるポートで受信した場合には、先着のパケットを受信したポートについて、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて受信回数を計数し、
第1の時期的条件が満たされた場合には、受信した第1のパケットの2つのエッジ通信装置のうち第1のエッジ通信装置において、当該第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された受信回数に基づきポートの識別子を特定して、前記第1のパケットの送信元アドレスに対応付けて前記第1のエッジ通信装置におけるメモリに格納し、
前記第1の時期的条件が満たされた場合には、前記2つのエッジ通信装置のうち第2のエッジ通信装置において、前記第1のパケットとは反対方向の第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された前記受信回数をリセットし、再度当該受信回数の計数を開始し、
前記第1の時期的条件が満たされた後に第2の時期的条件が満たされた場合、前記第2のエッジ通信装置において、前記第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された受信回数に基づきポートの識別子を特定して、前記第2のパケットの送信元アドレスに対応付けて前記第2のエッジ通信装置におけるメモリに格納する
処理を含む制御方法。
(付記16)
受信した第1のパケットの2つのエッジ通信装置のうち第1のエッジ通信装置において、当該第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも先着のパケットを受信したポートの識別子を、前記第1のパケットの送信元アドレスと対応付けて前記第1のエッジ通信装置におけるメモリに格納し、
前記2つのエッジ通信装置のうち第2のエッジ通信装置において、前記第1の受信パケットとは反対方向の第2のパケットと同一のパケットを異なるポートで受信した場合には、先着のパケットを受信したポートについて、当該第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて受信回数を計数し、
第1の時期的条件が満たされた場合には、前記第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された受信回数に基づきポートの識別子を特定して、前記第2のパケットの送信元アドレスに対応付けて前記第2のエッジ通信装置におけるメモリに格納する
処理を含む制御方法。
(付記17)
各エッジ通信装置において、送信元アドレス及び送信先アドレスとポートの識別子とが対応付けてられている第1の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられているポートとは異なるポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、当該受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて廃棄回数を計数し、
前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち当該廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置において、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスについての情報を削除し、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスについての廃棄回数をリセットし、送信先アドレスと出力先のポートの識別子とが対応付けられている第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスについての情報を削除する
処理を含む制御方法。
(付記18)
各エッジ通信装置において、送信元アドレス及び送信先アドレスとポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられているポートとは異なるポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、当該受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて廃棄回数を計数し、
前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち当該廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置において、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスについての廃棄回数をリセットし、送信先アドレスと出力先のポートの識別子とが対応付けられている第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信したポートの識別子を登録し、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信したポートの識別子を登録する
処理を含む制御方法。
1 ポート
3 MAC処理部
5 パケット処理部
7 メモリ
9 CPU
71 第1テーブル
73 第2テーブル
75 第3テーブル
77 第4テーブル
79 第5テーブル

Claims (18)

  1. 通信装置であって、
    複数の入力ポートと、
    各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、
    送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2の関係情報とを格納するメモリと、
    前記第1の関係情報において前記複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された前記識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部と、
    を有し、
    前記パケット処理部は、
    同一のパケットを異なる入力ポートで受信した場合には、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該パケットが最も早く到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新し、
    第1の時期的条件が満たされた場合、受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において当該第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第1のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新し、
    前記第1の時期的条件が満たされた場合、前記2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている前記受信回数を0にセットし、前記第1の時期的条件が満たされた後の第2の時期的条件が満たされた場合、前記第1のパケットと同一の送信元アドレス及び送信先アドレスを含む第2のパケットを受信すると、前記第2の関係情報において前記第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第2のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新する
    通信装置。
  2. 前記第1の時期的条件が、前記第1のパケットに含まれる送信先アドレス及び送信元アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む最初のパケットを受信後所定時間経過したという条件、又は前記第1のパケットに含まれる送信元アドレス及び送信先アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む先着パケットの受信回数が閾値を超えたという条件である
    請求項1記載の通信装置。
  3. 前記第2の時期的条件が、前記第1の時期的条件が満たされた後、前記第1のパケットに含まれる送信先アドレス及び送信元アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む最初のパケットを受信後第2の所定時間経過したという条件、又は前記第1のパケットに含まれる送信先アドレス及び送信元アドレスと同一の送信先アドレス及び同一の送信元アドレスを含む先着パケットの受信回数が閾値を超えたという条件である
    請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 前記受信回数が最大の入力ポートの識別子又は前記受信回数が非ゼロで最小の入力ポートの識別子を特定する
    請求項1乃至3のいずれか1つ記載の通信装置。
  5. 前記第1のエッジ通信装置は、前記第1のパケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係で決定される
    請求項1乃至4のいずれか1つ記載の通信装置。
  6. 通信装置であって、
    複数の入力ポートと、
    各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、
    送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2の関係情報とを格納するメモリと、
    前記第1の関係情報において前記複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された前記識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部と、
    を有し、
    前記パケット処理部は、
    受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、当該第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも当該第1のパケットが最も早く到着した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を、前記第1のパケットの送信元アドレスに対応付けて前記第1の関係情報に登録し、
    前記2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、前記第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも、前記第2の関係情報において、前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該第1のパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新し、第1の時期的条件が満たされた場合、第2の関係情報において、前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第1のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新する、
    通信装置。
  7. 通信装置であって、
    複数の入力ポートと、
    各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、
    送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2の関係情報と、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3の関係情報とを格納するメモリと、
    前記第1の関係情報において前記複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された前記識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部と、
    を有し、
    前記パケット処理部は、
    前記第3の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新し、
    前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が当該廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、前記第3の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスについての情報と、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数と、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスについての情報とを削除する
    通信装置。
  8. 前記パケット処理部は、
    前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が当該廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される他方のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている廃棄回数を0にリセットする
    請求項7記載の通信装置。
  9. 前記パケット処理部は、
    前記第2の関係情報において、廃棄回数のリセット回数がさらに対応付けられており、
    前記廃棄回数のリセット回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットについて同一性を判断するためのデータと、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数と、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスについての情報とを削除する
    請求項8記載の通信装置。
  10. 通信装置であって、
    複数の入力ポートと、
    各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、
    送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2の関係情報と、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3の関係情報とを格納するメモリと、
    前記第1の関係情報において前記複数の入力ポートのいずれかから受信したパケットの送信先アドレスに対応付けられている出力ポートの識別子を特定し、当該受信したパケットを特定された前記識別子の出力ポートに出力させるパケット処理部と、
    を有し、
    前記パケット処理部は、
    前記第3の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新し、
    前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が当該廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数を廃棄し、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録し、前記第3の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録する
    通信装置。
  11. 通信装置に実行させるためのプログラムであって、
    前記通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2の関係情報とを格納するメモリとを有し、
    前記通信装置に、
    同一のパケットを異なる入力ポートで受信した場合には、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該パケットが最も早く到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新し、
    第1の時期的条件が満たされた場合、受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において当該第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第1のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新し、
    前記第1の時期的条件が満たされた場合、前記2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている前記受信回数を0にセットし、前記第1の時期的条件が満たされた後の第2の時期的条件が満たされた場合、前記第1のパケットと同一の送信元アドレス及び送信先アドレスを含む第2のパケットを受信すると、前記第2の関係情報において前記第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第2のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新する
    処理を実行させるためのプログラム。
  12. 通信装置に実行させるためのプログラムであって、
    前記通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と受信回数とが対応付けられている第2の関係情報とを格納するメモリとを有し、
    前記通信装置に、
    受信した第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第1のエッジ通信装置であれば、当該第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも当該第1のパケットが最も早く到着した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を、前記第1のパケットの送信元アドレスに対応付けて前記第1の関係情報に登録し、
    前記2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が第2のエッジ通信装置であれば、前記第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも、前記第2の関係情報において、前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該第1のパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられる受信回数を更新し、第1の時期的条件が満たされた場合、第2の関係情報において、前記第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて格納されている受信回数に基づき入力ポートの識別子を特定し、特定された前記入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子と前記第1のパケットの送信元アドレスとで前記第1の関係情報を更新する、
    処理を実行させるためのプログラム。
  13. 通信装置に実行させるためのプログラムであって、
    前記通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2の関係情報と、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3の関係情報とを格納するメモリとを有し、
    前記通信装置に、
    前記第3の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新し、
    前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が当該廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、前記第3の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスについての情報と、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数と、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスについての情報とを削除する
    処理を実行させるためのプログラム。
  14. 通信装置に実行させるためのプログラムであって、
    前記通信装置は、複数の入力ポートと、各々異なる1の入力ポートに対応付けられている複数の出力ポートと、送信先アドレスと出力先の出力ポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報と、送信先アドレス及び送信元アドレスと入力ポートの識別子と廃棄回数とが対応付けられている第2の関係情報と、送信元アドレス及び送信先アドレスと入力ポートの識別子とを対応付けて格納する第3の関係情報とを格納するメモリとを有し、
    前記通信装置に、
    前記第3の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられている入力ポートとは異なる入力ポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、前記第2の関係情報において、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスと当該廃棄されたパケットが到着した入力ポートの識別子とに対応付けられている廃棄回数を更新し、
    前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち前記通信装置が当該廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置であれば、前記第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信先アドレス及び送信元アドレスに対応付けられている少なくとも廃棄回数を廃棄し、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録し、前記第3の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信した入力ポートの識別子に対応する出力ポートの識別子を登録する
    処理を実行させるためのプログラム。
  15. 各エッジ通信装置において、同一のパケットを異なるポートで受信した場合には、先着のパケットを受信したポートについて、当該パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて受信回数を計数し、
    第1の時期的条件が満たされた場合には、受信した第1のパケットの2つのエッジ通信装置のうち第1のエッジ通信装置において、当該第1のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された受信回数に基づきポートの識別子を特定して、前記第1のパケットの送信元アドレスに対応付けて前記第1のエッジ通信装置におけるメモリに格納し、
    前記第1の時期的条件が満たされた場合には、前記2つのエッジ通信装置のうち第2のエッジ通信装置において、前記第1のパケットとは反対方向の第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された前記受信回数をリセットし、再度当該受信回数の計数を開始し、
    前記第1の時期的条件が満たされた後に第2の時期的条件が満たされた場合、前記第2のエッジ通信装置において、前記第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された受信回数に基づきポートの識別子を特定して、前記第2のパケットの送信元アドレスに対応付けて前記第2のエッジ通信装置におけるメモリに格納する
    処理を含む制御方法。
  16. 受信した第1のパケットの2つのエッジ通信装置のうち第1のエッジ通信装置において、当該第1のパケットと同一のパケットを受信した場合でも先着のパケットを受信したポートの識別子を、前記第1のパケットの送信元アドレスと対応付けて前記第1のエッジ通信装置におけるメモリに格納し、
    前記2つのエッジ通信装置のうち第2のエッジ通信装置において、前記第1の受信パケットとは反対方向の第2のパケットと同一のパケットを異なるポートで受信した場合には、先着のパケットを受信したポートについて、当該第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて受信回数を計数し、
    第1の時期的条件が満たされた場合には、前記第2のパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて計数された受信回数に基づきポートの識別子を特定して、前記第2のパケットの送信元アドレスに対応付けて前記第2のエッジ通信装置におけるメモリに格納する
    処理を含む制御方法。
  17. 各エッジ通信装置において、送信元アドレス及び送信先アドレスとポートの識別子とが対応付けてられている第1の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられているポートとは異なるポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、当該受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて廃棄回数を計数し、
    前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち当該廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置において、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスについての情報を削除し、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスについての廃棄回数をリセットし、送信先アドレスと出力先のポートの識別子とが対応付けられている第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスについての情報を削除する
    処理を含む制御方法。
  18. 各エッジ通信装置において、送信元アドレス及び送信先アドレスとポートの識別子とが対応付けられている第1の関係情報において、受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けられているポートとは異なるポートに当該受信したパケットが到着した場合には、当該受信したパケットを廃棄し、当該受信したパケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて廃棄回数を計数し、
    前記廃棄回数が閾値を超えた場合には、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに関連する2つのエッジ通信装置のうち当該廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスの大小関係から特定される一方のエッジ通信装置において、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスについての廃棄回数をリセットし、送信先アドレスと出力先のポートの識別子とが対応付けられている第2の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信したポートの識別子を登録し、前記第1の関係情報において、廃棄された前記パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスに対応付けて、廃棄された前記パケットを受信したポートの識別子を登録する
    処理を含む制御方法。
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