JP2013141083A - 課金システム、基地局装置、データ中継装置、課金情報処理装置、課金情報生成装置、課金情報修正方法、転送不可データ情報生成方法、プログラム - Google Patents

課金システム、基地局装置、データ中継装置、課金情報処理装置、課金情報生成装置、課金情報修正方法、転送不可データ情報生成方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】課金情報生成装置を通過した端末装置宛データが端末装置に届いていない場合に、そのデータに係る課金が行われるのを防止する。
【解決手段】課金システムは、基地局装置、データ中継装置、課金情報生成装置を含む。基地局装置は、課金情報生成装置を介して転送され且つ当該基地局装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する第1の生成部を含む。データ中継装置は、課金情報生成装置を介して転送され且つ当該データ中継装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する第2の生成部を含む。課金情報生成装置は、当該課金情報生成装置が転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成部を含む。そして、課金システムでは、課金情報が、転送不可データ情報に基づいて修正される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ユーザのネットワークトラフィックに基づいて課金を行う技術に関する。
従来、パケット交換網を含む移動体通信網として、例えば、基地局装置、パケット中継装置、課金情報生成装置を含む移動体通信網が知られている。この移動体通信網では、携帯電話機等の移動体端末装置と通信相手先装置との間でのデータの送受が、基地局装置、パケット中継装置、課金情報生成装置等を介して行われる。
このような移動体通信網におけるパケット交換網にて行われる制御の一つとして課金制御がある。この課金制御では、課金情報生成装置が、当該装置を通過させたユーザのネットワークトラフィックに関する情報をCDR(Charging Data Record)に記録し、適宜、明細センタの課金情報処理装置へ送信する。CDRは、課金情報を記録するファイルであり、課金情報生成装置によりベアラ毎に生成される。課金情報は、例えば、加入者識別子(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)、課金記録の開始時間、課金記録時間、通過データ量に関する情報を含む。なお、ベアラとは、論理的な通信路のことである。明細センタの課金情報処理装置は、受信したCDRに記録されている課金情報に基づいて、対応する移動体端末装置のユーザ(例えば携帯電話会社の加入者)に対する明細請求書データの作成等を行う。
このようにして行われる課金制御には、2種類の課金制御がある。一つは、ベアラ単位で、課金情報をCDRに記録するベアラレベルの課金制御である。もう一つは、ベアラに適用されたPCC(Policy and Charging Control)で識別されたサービスフロー単位で、課金情報を1つのCDR内で分計して記録するサービスフローレベルの課金制御である。サービスフローは、パケットのヘッダに含まれる送信元アドレス、送信元ポート、宛先アドレス、宛先ポート、プロトコルID(Identifier)等によって識別される。ベアラに適用されるPCCは、PCRF(Policy and Charging Rules Function)から課金情報生成装置に通知される。但し、パケット中継装置及び基地局装置には通知されない。
なお、通信網で行われる課金制御に関する技術としては、次のような技術が知られている。例えば、従量料金課金装置において、送信元に対してネットワークの使用量に応じた従量料金を課金する技術が知られている。また、課金システムにおいて、一斉同報サービスを行うときに、受信されたデータ量に応じて課金する技術が知られている。また、配信サーバにおいて、回線切断等の通信の失敗に対応して課金する技術が知られている。また、データ伝送の課金方式において、所定間隔ごとにデータユニットが転送され、該データユニットに対して生成されるタイミング信号を利用して課金処理を行う技術が知られている。
国際公開第02/30048号 特開2010−93340号公報 特開2002−164955号公報 特開平8−293862号公報
ところで、上記の移動体通信網では、課金情報生成装置を通過したダウンリンクパケット(以下、「DLパケット」と言う)が、次のような理由により、移動体端末装置に届かない場合がある。例えば、そのDLパケットを受信したパケット中継装置や基地局装置において、パケット転送用バッファメモリのオーバーフロー等といった当該装置の内部要因により、DLパケットが破棄されてしまったという理由である。また、例えば、そのDLパケットを受信したパケット中継装置や基地局装置において、当該パケットの送信先に係るルーティング情報が無い等、装置間状態不整合による関連するセッションが無いためにパケットを転送できなかったという理由である。この場合も、転送できないパケットは破棄されてしまうことになる。
このように、課金情報生成装置を通過したDLパケットが実際に移動体端末装置に届いていない場合であっても、そのパケットに係る課金情報は、課金情報生成装置においてCDRに計上されている。このような場合、移動体端末装置に実際に届いていないパケットについては課金すべきでないとする新しい考え方をするならば、CDRは誤課金情報を含むことになる。現時点において3GPP(3rd Generation Partnership Project)に規定されている課金制御では、このような誤課金を防止する仕組みはない。
なお、従来では、パケット中継装置や基地局装置においてパケットが破棄されないようにするという技術的思想はあった。しかしながら、パケット中継装置や基地局装置において破棄されたために移動体端末装置に実際に届かなかったパケットについては課金を行わないようにするという技術的思想は無かった。
本発明は、上記実情に鑑み、課金情報生成装置を通過した端末装置宛データが端末装置に届いていない場合に、そのデータに係る課金が行われるのを防止する、システム、装置、方法、プログラムを提供することを目的とする。
システムの一観点によれば、基地局装置、データ中継装置、課金情報生成装置を含む課金システムが提供される。基地局装置は、第1のデータ転送部と、第1の生成部と、第1の送信部とを備える。第1のデータ転送部は、データを転送する。第1の生成部は、少なくとも課金情報生成装置を介して転送され且つ第1のデータ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する。第1の送信部は、第1の生成部により生成された転送不可データ情報を外部へ送信する。データ中継装置は、第2のデータ転送部と、第2の生成部と、第2の送信部とを備える。第2のデータ転送部は、データを転送する。第2の生成部は、少なくとも課金情報生成装置を介して転送され且つ第2のデータ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する。第2の送信部は、第2の生成部により生成された転送不可データ情報を外部へ送信する。課金情報生成装置は、第3のデータ転送部と、課金情報生成部とを備える。第3のデータ転送部は、データを転送する。課金情報生成部は、第3のデータ転送部により転送されたデータに基づいて課金情報を生成する。そして、課金情報が、第1の送信部により送信された転送不可データ情報と第2の送信部により送信された転送不可データ情報のいずれか一方又は両方に基づいて、修正される。
装置の一観点によれば、基地局装置が提供される。この基地局装置は、データ転送部と、生成部と、送信部とを備える。データ転送部は、データを転送する。生成部は、転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つデータ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する。送信部は、転送不可データ情報を外部へ送信する。
装置の他の一観点によれば、データ中継装置が提供される。このデータ中継装置は、データ転送部と、生成部と、送信部とを備える。データ転送部は、データを転送する。生成部は、転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つデータ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する。送信部は、転送不可データ情報を外部へ送信する。
装置の他の一観点によれば、課金情報処理装置が提供される。この課金情報処理装置は、第1の受信部と、第2の受信部と、課金情報修正部とを備える。第1の受信部は、転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置から送信された課金情報を受信する。第2の受信部は、外部から送信された転送不可データ情報を受信する。課金情報修正部は、課金情報を転送不可データ情報に基づいて修正する。なお、第2の受信部により受信された転送不可データ情報は、少なくとも課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である。
装置の他の一観点によれば、課金情報生成装置が提供される。この課金情報生成装置は、データ転送部と、課金情報生成部と、受信部と、課金情報修正部と、送信部とを備える。データ転送部は、データを転送する。課金情報生成部は、データ転送部により転送されたデータに基づいて課金情報を生成する。受信部は、外部から送信された転送不可データ情報を受信する。課金情報修正部は、課金情報を前記転送不可データ情報に基づいて修正する。送信部は、課金情報生成部により生成された課金情報と課金情報修正部により修正された課金情報のいずれか一方又は両方を外部へ送信する。なお、転送不可データ情報は、少なくともデータ転送部を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である。
なお、上記のシステム及び各装置は、方法、プログラムとして構成することも可能である。
開示のシステム、装置、方法、プログラムは、課金情報生成装置を通過した端末装置宛データが端末装置に届いていない場合に、そのデータに係る課金が行われるのを防止することができる、という効果を奏する。
課金システムの一例を示す図である。 CDRに記録される課金情報の一例を示す図である。 課金システムにおいて起こり得るパケット破棄(パケットロス)の一例を示す図である。 課金システムにおける、課金情報を修正する仕組みの一例を説明する図である。 課金情報を修正する仕組みを実現する課金システムにおける、基地局装置、パケット中継装置、課金情報生成装置、課金情報処理装置の構成例を示す図である。 基地局装置、パケット中継装置が行う動作の一例を示すフローチャートである。 課金情報処理装置が行う動作の一例を示すフローチャートである。 課金システムをE−UTRANとEPCネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。 課金システムをUTRANとGPRSネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。 課金システムを、UTRANとGPRSネットワークとEPCネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。 CDRを用いて課金情報を修正する仕組みとして考えられた他の方法を採用した場合の課金システムの一例を示す図である。 課金システムにおける、課金情報を修正する仕組みの一例を説明する図である。 基地局装置の構成例を示す図である。 パケット中継装置の構成例を示す図である。 課金情報生成装置の構成例を示す図である。 基地局装置が行う動作の一例を示すフローチャートである。 パケット中継装置が行う動作の一例を示すフローチャートである。 課金情報生成装置が行う動作の一例を示すフローチャートである。 課金システムをE−UTRANとEPCネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。 課金システムをUTRANとGPRSネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。 課金システムをUTRANとGPRSネットワークとEPCネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。 コンピュータの構成例を示す図である。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る課金システムの一例を示す図である。
なお、本実施形態に係る課金システムは、例えば、移動体通信網におけるパケット交換網に含まれる。また、本実施形態に係る課金システムでは、ベアラレベルの課金制御が行われるものとする。
図1に示したように、本実施形態に係る課金システム100は、複数の端末装置110、複数の基地局装置120、複数のパケット中継装置130、課金情報生成装置140、明細センタの課金情報処理装置150を含む。なお、パケット中継装置130は、データ中継装置の一例である。
この課金システム100では、例えば、端末装置110と図示しない通信相手先装置との間でのパケット(ユーザデータ)の送受が、基地局装置120、パケット中継装置130、課金情報生成装置140を介して行われる。
端末装置110は、例えば携帯電話機等の移動体端末装置である。
基地局装置120、パケット中継装置130は、パケットの転送等を行う。
課金情報生成装置140は、パケットの転送、課金情報の生成、CDR140aの生成、課金情報を記録したCDR140aの課金情報処理装置150への送信等を行う。なお、CDR140aはベアラ毎に生成される。
課金情報処理装置150は、課金情報生成装置140から送信されたCDR140aに記録されている課金情報に基づいて、明細請求書データの作成等を行う。
図2は、CDR140aに記録される課金情報の一例を示す図である。
図2に示したように、CDR140aに記録される課金情報は、「CDRタイプ」、「加入者識別子(IMSI)」、「課金情報生成装置アドレス」、「課金ID(Identification)」、「パケット中継装置アドレス」に関する情報を含む。また、CDR140aに記録される課金情報は、「課金記録の開始時刻」、「課金記録時間」、「CDRのクローズ理由」に関する情報や、「課金特性情報」も含む。
「CDRタイプ」は、CDRのタイプを示し、例えば、課金システム100がLTE(Long Term Evolution)に対応したシステムの場合、PGW(Packet data network Gateway)−CDRとなる。「加入者識別子」は、当該CDR140aに対応するベアラを利用して通信を行った端末装置110のユーザに割り当てられた識別子である。「課金情報生成装置アドレス」は、課金情報生成装置140のアドレスである。「課金ID」は、当該CDR140aの識別子である。「パケット中継装置アドレス」は、当該CDR140aに対応するベアラで使用されたパケット中継装置130のアドレスである。「課金記録の開始時刻」は、当該CDR140aに対応するベアラが確立された時の時刻である。「課金記録時間」は、「課金記録の開始時刻」から当該CDR140aがクローズした時刻までの時間である。「CDRのクローズ理由」は、当該CDR140aがクローズした理由である。例えば、端末装置110の移動により、通信に使用されるパケット中継装置130が変更された等の理由である。「課金特性情報」は、「ダウンリンク通過データ量」と「アップリンク通過データ量」に関する情報を含む。「ダウンリンク通過データ量」に関する情報は、当該CDR140aに対応するベアラにおいて、課金情報生成装置140を通過した、DLパケット(端末装置110宛データ)のデータ量に関する情報である。「アップリンク通過データ量」に関する情報は、当該CDR140aに対応するベアラにおいて、課金情報生成装置140を通過した、アップリンクパケット(以下「ULパケット」という)のデータ量に関する情報である。
図3は、課金システム100において起こり得るパケット破棄(パケットロス)の一例を示す図である。
図3に示したように、課金システム100では、課金情報生成装置140を通過したDLパケットが、次のような理由により、基地局装置120やパケット中継装置130で破棄されてしまう場合がある。例えば、そのDLパケットを受信したパケット中継装置130や基地局装置120において、パケット転送用バッファメモリのオーバーフロー等といった当該装置の内部要因により、そのDLパケットが破棄されてしまう場合である。また、例えば、そのDLパケットを受信したパケット中継装置130や基地局装置120において、装置間状態不整合により関連するセッションが無いために、そのDLパケットが破棄されてしまう場合である。なお、装置間状態不整合により関連するセッションが無い場合とは、例えば、パケットの送信先に係るルーティング情報が無い場合等である。
このような場合、課金情報生成装置140を通過したDLパケットは、端末装置110に届かないことになる。従来のシステムでは、このような場合に、そのパケットに対しても課金が行われることになった。これに対して、課金システム100では、少なくともパケット中継装置130や基地局装置120の内部要因によりDLパケットが破棄された場合には、課金情報を修正し、そのパケットに対して課金が行われるのを防止するようにしている。
図4は、課金システム100における、課金情報を修正する仕組みの一例を説明する図である。
図4に示したように、基地局装置120では、破棄されたDLパケットに関する情報である破棄パケット情報を、破棄パケット専用CDR120aに記録するようにする。なお、破棄パケット情報は、転送不可データ情報の一例である。また、破棄パケット専用CDR120aは、破棄パケット情報が記録されるファイルであり、転送不可データ情報が記録されるファイルである転送不可データ用CDRの一例である。破棄パケット専用CDR120aは、基地局装置120で破棄されたDLパケットに係るベアラ毎に、関連するセッション情報に基づいて生成される。従って、基地局装置120においてDLパケットが破棄されていないベアラに対しては、破棄パケット専用CDR120aは生成されない。なお、セッション情報は、基地局装置120において管理されている。また、破棄パケット専用CDR120aのフォーマットは、課金情報生成装置140で生成されるCDR140aのフォーマットを流用することができる。但し、この場合、破棄パケット専用CDR120aに記録される情報は、図2に示したCDR140aに記録される情報に対して例えば次の点が変更される。まず、破棄パケット専用CDR120aに記録される情報には、図2に示した「ダウンリンク通過データ量」に関する情報の代わりに、当該CDR120aに対応するベアラにおいて基地局装置120で破棄されたDLパケットのデータ量に関する情報が含まれる。また、図2に示した「課金情報生成装置アドレス」の代わりに基地局装置120のアドレスが含まれる。そして、基地局装置120では、破棄パケット情報が記録された破棄パケット専用CDR120aを、適宜、課金情報処理装置150へ送信するようにする。
パケット中継装置130においても同様である。すなわち、パケット中継装置130では、破棄されたDLパケットに関する情報である破棄パケット情報を、破棄パケット専用CDR130aに記録するようにする。なお、その破棄パケット情報は、転送不可データ情報の一例である。また、破棄パケット専用CDR130aは、破棄パケット情報が記録されるファイルであり、転送不可データ情報が記録されるファイルである転送不可データ用CDRの一例である。破棄パケット専用CDR130aは、パケット中継装置130で破棄されたDLパケットに係るベアラ毎に、関連するセッション情報に基づいて生成される。従って、パケット中継装置130においてDLパケットが破棄されていないベアラに対しては、破棄パケット専用CDR130aは生成されない。なお、セッション情報は、パケット中継装置130において管理されている。また、破棄パケット専用CDR130aのフォーマットは、課金情報生成装置140で生成されるCDR140aのフォーマットを流用することができる。但し、この場合、破棄パケット専用CDR130aに記録される情報は、図2に示したCDR140aに記録される情報に対して例えば次の点が変更される。まず、破棄パケット専用CDR130aに記録される情報には、図2に示した「ダウンリンク通過データ量」に関する情報の代わりに当該CDR130aに対応するベアラにおいてパケット中継装置130で破棄されたDLパケットのデータ量に関する情報が含まれる。また、図2に示した「課金情報生成装置アドレス」の代わりにパケット中継装置130のアドレスが含まれる。そして、パケット中継装置130では、破棄パケット情報が記録された破棄パケット専用CDR130aを、適宜、課金情報処理装置150へ送信するようにする。
課金情報処理装置150では、基地局装置120から送信された破棄パケット専用CDR120aと、パケット中継装置130から送信された破棄パケット専用CDR130aを受信するようにする。そして、課金情報生成装置140から送信されたCDR140aに記録されている課金情報を、破棄パケット専用CDR120a、130aのいずれか一方又は両方に記録されている破棄パケット情報に基づいて修正するようにする。
図5は、上述の課金情報を修正する仕組みを実現する課金システム100における、基地局装置120、パケット中継装置130、課金情報生成装置140、課金情報処理装置150の構成例を示す図である。
図5に示したように、基地局装置120は、パケット転送部121、破棄パケット情報・破棄パケット専用CDR生成部(以下、単に「生成部」という)122、破棄パケット専用CDR送信部(以下、単に「送信部」という)123を含む。
なお、パケット転送部121は、第1のデータ転送部又はデータ転送部の一例である。生成部122は、第1の生成部又は生成部の一例である。送信部123は、第1の送信部又は送信部の一例である。
パケット転送部121は、DLパケット及びULパケットを転送する。
生成部122は、基地局装置120の内部要因によりパケット転送部121で破棄されたDLパケットに関する情報である破棄パケット情報を、関連するセッション情報に基づいて生成する。なお、この破棄パケット情報は、少なくとも課金情報生成装置140を介して転送され且つパケット転送部121により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報の一例である。また、生成部122は、基地局装置120の内部要因によりパケット転送部121で破棄されたDLパケットに係るベアラ毎に、破棄パケット専用CDR120aを生成する。また、生成部122は、破棄パケット情報を、対応する破棄パケット専用CDR120aに記録する。
送信部123は、生成部122により破棄パケット情報が記録された破棄パケット専用CDR120aを課金情報処理装置150へ送信する。
同様に、パケット中継装置130は、パケット転送部131、破棄パケット情報・破棄パケット専用CDR生成部(以下、単に「生成部」という)132、破棄パケット専用CDR送信部(以下、単に「送信部」という)133を含む。
なお、パケット転送部131は、第2のデータ転送部又はデータ転送部の一例である。生成部132は、第2の生成部又は生成部の一例である。送信部133は、第2の送信部又は送信部の一例である。
パケット転送部131は、DLパケット及びULパケットを転送する。
生成部132は、パケット中継装置130の内部要因によりパケット転送部131で破棄されたDLパケットに関する情報である破棄パケット情報を、関連するセッション情報に基づいて生成する。なお、この破棄パケット情報は、少なくとも課金情報生成装置140を介して転送され且つパケット転送部131により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報の一例である。また、生成部132は、パケット中継装置130の内部要因によりパケット転送部131で破棄されたDLパケットに係るベアラ毎に、破棄パケット専用CDR130aを生成する。また、生成部132は、破棄パケット情報を、対応する破棄パケット専用CDR130aに記録する。
送信部133は、生成部132により破棄パケット情報が記録された破棄パケット専用CDR130aを課金情報処理装置150へ送信する。
課金情報生成装置140は、パケット転送部141、通過パケットの課金情報・CDR生成部(以下、単に「生成部」という)142、CDR送信部143を含む。
なお、パケット転送部141は、第3のデータ転送部の一例である。生成部142は、課金情報生成部の一例である。送信部143は、第3の送信部の一例である。
パケット転送部141は、DLパケット及びULパケットを転送する。
生成部142は、課金情報生成装置140を通過したパケットに関する情報である課金情報を生成する。なお、課金情報生成装置140を通過したパケットに関する情報とは、パケット転送部141が転送したパケットに基づく情報でもある。また、生成部142は、ベアラ毎にCDR140aを生成する。また、生成部142は、課金情報を、対応するCDR140aに記録する。
CDR送信部143は、生成部142により課金情報が記録されたCDR140aを課金情報処理装置150へ送信する。
課金情報処理装置150は、破棄パケット専用CDR受信部(以下、単に「受信部」という)151、CDR受信部152、課金情報修正部153、明細請求書データ作成部(以下、単に「作成部」という)154を含む。
なお、受信部151は、第2の受信部の一例である。CDR受信部152は、第1の受信部の一例である。
受信部151は、基地局装置120から送信された破棄パケット専用CDR120a、パケット中継装置130から送信された破棄パケット専用CDR130aを受信する。
CDR受信部152は、課金情報生成装置140から送信されたCDR140aを受信する。
課金情報修正部153は、受信部151により受信された破棄パケット専用CDR120a、130a、CDR受信部152により受信されたCDR140aが記憶される記憶部153aを含む。また、課金情報修正部153は、CDR140aに記録されている課金情報を、対応する破棄パケット専用CDR120a、130aに記録されている破棄パケット情報に基づいて修正する。
作成部154は、課金情報修正部153により修正された課金情報、又は、CDR140aに記録されている課金情報に基づいて、対応する加入者(端末装置110のユーザ)に対する明細請求書データの作成等を行う。
図6は、基地局装置120、パケット中継装置130が行う動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、基地局装置120を例に説明するが、パケット中継装置130も同様の動作を行う。
図6に示したように、基地局装置120において、外部から転送されたDLパケットを受信すると(S110)、パケット転送部121は、そのDLパケットに関連するセッションが有るか否かを判定する(S120)。なお、セッションの有無は、当該基地局装置120が管理するセッション情報の中に、そのDLパケットに関連するセッション情報が有るか否かにより判定される。
S120の判定結果がNoの場合、パケット転送部121は、S110で受信したDLパケットを破棄し(S130)、本動作が終了する。
一方、S120の判定結果がYesの場合、パケット転送部121は、図示しないパケット転送用バッファメモリに対し、S110で受信したDLパケットの格納を行う(S140)。続いて、生成部122は、当該基地局装置120の内部要因により、そのDLパケットが破棄されたか否かを判定する(S150)。なお、当該基地局装置120の内部要因とは、例えば、パケット転送用バッファメモリのオーバーフロー等の要因である。
S150の判定結果がYesの場合、生成部122は、次のような処理を行う(S160)。生成部122は、まず、その破棄されたDLパケットに係るベアラに対応する破棄パケット専用CDR120aを生成する。但し、その破棄パケット専用CDR120aが既に生成されている場合には、その生成を行わない。また、生成部122は、その破棄されたDLパケットに係る情報である破棄パケット情報を生成する。また、生成部122は、その破棄パケット情報を、対応する破棄パケット専用CDR120aに記録する。この記録では、例えば、その破棄されたDLパケットのデータ量が、破棄パケット専用CDR120aに記録されている、破棄されたDLパケットのデータ量に加算される。そして、S160が終了すると、本動作が終了する。
一方、S150の判定結果がNoの場合、パケット転送部121は、S140でパケット転送用バッファメモリに格納されたDLパケットを転送し(S170)、本動作が終了する。
このようにして破棄パケット情報が記録された破棄パケット専用CDR120aは、その後、適宜、送信部123により課金情報処理装置150へ送信される。例えば、破棄パケット専用CDR120aがクローズされたら、その都度、送信される。或いは、例えば、一つ又は複数の、クローズされている破棄パケット専用CDR120aが、所定時間毎に送信される。
図7は、課金情報処理装置150が行う動作の一例を示すフローチャートである。
図7に示したように、課金情報処理装置150において、CDR受信部152がCDR140aを受信、又は、受信部151が破棄パケット専用CDR120a或いは130aを受信すると(S210)、それを記憶部153aに一時的に記憶する(S220)。なお、CDR140aは、課金情報生成装置140から送信される。破棄パケット専用CDR120aは、基地局装置120から送信される。破棄パケット専用CDR130aは、パケット中継装置130から送信される。また、課金情報処理装置150は、タイマを備えており、S210での受信が行われると、所定時間が設定されたタイマをスタートさせる。但し、タイマが既にスタートしていた場合には、それを行わない。なお、タイマに設定される所定時間は、例えば、同一のベアラに対応するCDR140a、破棄パケット専用CDR120a、130aの全てが、記憶部153aに記憶されるまでに必要な時間である。
S220の後、続いて、課金情報修正部153は、タイマ満了したか否かを判定する(S230)。ここで、その判定結果がNoの場合には、S210へ戻る。
一方、S230の判定結果がYesの場合、課金情報修正部153は、記憶部153aから、未だ処理対象にされていないCDR140aを取得する(S240)。そして、課金情報修正部153は、S240で取得されたCDR140aに対応する破棄パケット専用CDR120a、130aが記憶部153aに記憶されているか否かを判定する(S250)。ここで、S240で取得されたCDR140aに対応する破棄パケット専用CDR120a、130aとは、例えば、「加入者識別子」が同じであり且つ「課金記録の開始時刻」が同じ(或いは略同じ)である破棄パケット専用CDR120a、130aのことである。S250の判定結果がYesの場合、課金情報修正部153は、次のような処理を行う。すなわち、課金情報修正部153は、S250で取得されたCDR140aに記録されている課金情報を、そのCDR140aに対応する破棄パケット専用CDR120a、130aに記録されている破棄パケット情報に基づいて修正する(S260)。この修正では、例えば、その課金情報に含まれるダウンリンク通過データ量から、その破棄パケット情報に含まれる、破棄されたDLパケットのデータ量が減算される。S260の後、又は、S250がNoの場合、続いて、課金情報修正部153は、未だ処理対象にされていないCDR140aが記憶部153aに記憶されているか否かを判定する(S270)。ここで、その判定結果がYesの場合には、S240へ戻り、Noの場合には、本動作が終了する。
このようにして課金情報が修正されたCDR140a、又は、課金情報の修正が行われなかったCDR140aは、その後、明細請求書データ作成部154により、対応する加入者に対する明細請求書データの作成等に使用される。
以上、本実施形態に係る課金システム100によれば、課金情報生成装置140を通過したDLパケットが基地局装置120やパケット中継装置130で当該装置の内部要因により破棄された場合には、CDR140aに記録されている課金情報が修正される。例えば、課金情報に含まれるダウンリンク通過データ量から、基地局装置120やパケット中継装置130で当該装置の内部要因により破棄されたDLパケットのデータ量が減算される。従って、基地局装置120やパケット中継装置130で当該装置の内部要因により破棄されたDLパケットに対して課金が行われるのが防止される。
なお、本実施形態に係る課金システム100は、次のように変形してもよい。
例えば、本実施形態に係る課金システム100では、ベアラレベルの課金制御が行われるものであったが、サービスフローレベルの課金制御が行われるように構成してもよい。但し、この場合には、課金情報生成装置140に通知されたPCCが、基地局装置120、パケット中継装置130に通知されるように構成される。また、基地局装置120、パケット中継装置130では、通知されたPCCに応じた、破棄パケット情報が記録された破棄パケット専用CDRが、課金情報処理装置150へ送信されるように構成される。
また、本実施形態に係る課金システム100は、例えば、次のような3GPPで規定されている通信網に適用してもよい。
図8は、本実施形態に係る課金システム100を、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)とEPC(Evolved Packet Core)ネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。なお、この通信網は、無線アクセス網としてE−UTRANを使用した時のEPCネットワークを含む通信網でもある。
図8に示した通信網では、E−UTRAN210において、端末装置211は、上記の端末装置110に対応する。eNB(evolved Node B)212は、上記の基地局装置120の機能を含み、破棄パケット専用CDR212aは、上記の破棄パケット専用CDR120aに対応する。また、EPC220において、SGW(Serving Gateway)221は、上記のパケット中継装置130の機能を含み、破棄パケット専用CDR221aは、上記の破棄パケット専用CDR130aに対応する。PGW(Packet data network Gateway)222は、上記の課金情報生成装置140の機能を含み、CDR222aは、上記のCDR140aに対応する。
図8に示した通信網では、課金情報処理装置150は、eNB212から送信された破棄パケット専用CDR212a、SGW221から送信された破棄パケット専用CDR221a、PGW222から送信されたCDR222aを受信する。そして、課金情報処理装置150は、CDR222aに記録されている課金情報を、破棄パケット専用CDR221a、222aのいずれか一方又は両方に記録されている破棄パケット情報に基づいて修正する。
これにより、図8に示した通信網において、eNB212、SGW221の内部要因により破棄されたDLパケットに対して課金が行われるのが防止される。
図9は、本実施形態に係る課金システム100を、UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)とGPRS(General Packet Radio Service)ネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。なお、この通信網は、無線アクセス網としてUTRANを使用した時のGPRSネットワークを含む通信網でもある。
図9に示した通信網では、UTRAN310において、端末装置311は、上記の端末装置110に対応する。NB(Node B)312は、上記の基地局装置120の機能を含み、破棄パケット専用CDR312aは、上記の破棄パケット専用CDR120aに対応する。RNC(Radio Network Controller)313は、上記のパケット中継装置130の機能を含み、破棄パケット専用CDR313aは、上記の破棄パケット専用CDR130aに対応する。また、GPRS320において、SGSN(Serving GPRS Support Node)321は、上記のパケット中継装置130の機能を含み、破棄パケット専用CDR321aは、上記の破棄パケット専用CDR130aに対応する。GGSN(Gateway GPRS Support Node)322は、上記の課金情報生成装置140の機能を含み、CDR322aは、上記のCDR140aに対応する。
図9に示した通信網では、課金情報処理装置150は、NB312から送信された破棄パケット専用CDR312a、RNC313から送信された破棄パケット専用CDR313a、SGSN321から送信された破棄パケット専用CDR321aを受信する。また、課金情報処理装置150は、GGSN322から送信されたCDR322aも受信する。そして、課金情報処理装置150は、CDR322aに記録されている課金情報を、破棄パケット専用CDR312a、313a、321aの一つ以上に記録されている破棄パケット情報に基づいて修正する。
これにより、図9に示した通信網において、NB312、RNC313、SGSN321の内部要因により破棄されたDLパケットに対して課金が行われるのが防止される。
図10は、本実施形態に係る課金システム100を、UTRANとGPRSネットワークとEPCネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。なお、この通信網は、無線アクセス網としてUTRANを使用した時のEPCネットワークを含む通信網でもある。
図10に示した通信網では、UTRAN410において、端末装置411は、上記の端末装置110に対応する。NB412は、上記の基地局装置120の機能を含み、破棄パケット専用CDR412aは、上記の破棄パケット専用CDR120aに対応する。RNC413は、上記のパケット中継装置130の機能を含み、破棄パケット専用CDR413aは、上記の破棄パケット専用CDR130aに対応する。また、GPRS420において、SGSN421は、上記のパケット中継装置130の機能を含み、破棄パケット専用CDR421aは、上記の破棄パケット専用CDR130aに対応する。さらに、EPC430において、SGW431は、上記のパケット中継装置130の機能を含み、破棄パケット専用CDR431aは、上記の破棄パケット専用CDR130aに対応する。PGW432は、上記の課金情報生成装置140の機能を含み、CDR432aは、上記のCDR140aに対応する。
図10に示した通信網では、課金情報処理装置150は、NB412から送信された破棄パケット専用CDR412a、RNC413から送信された破棄パケット専用CDR413a、SGSN421から送信された破棄パケット専用CDR421aを受信する。また、課金情報処理装置150は、SGW431から送信された破棄パケット専用CDR431a、PGW432から送信されたCDR432aも受信する。そして、課金情報処理装置150は、CDR432aに記録されている課金情報を、破棄パケット専用CDR412a、413a、421a、431aの一つ以上に記録されている破棄パケット情報に基づいて修正する。
これにより、図10に示した通信網において、NB412、RNC413、SGSN421、SGW431の内部要因により破棄されたDLパケットに対して課金が行われるのが防止される。
なお、CDRを用いて課金情報を修正する仕組みとして、本実施形態に係る課金システム100の他、次のような方法も考えられた。例えば、DLパケットについては、CDRの生成を、課金情報生成装置ではなく基地局装置で行うようにする方法である。
図11は、そのような方法を採用した場合の課金システムの一例を示す図である。
図11に示したように、この課金システムでは、CDRが、ダウンリンク用CDR(DL CDR)とアップリンク用CDR(UL CDR)というように、ダウンリンクとアップリンクで別々に生成される。また、この課金システムでは、基地局装置毎にDL CDRが生成されるようになるので、通信中の端末装置(例えば携帯電話機)が移動して利用する基地局装置が切り替わる毎に、生成されるCDRの数が増大する。従って、この課金システムでは、CDR数の大幅な増加により、明細センタの課金情報処理装置では、受信したCDRを一時的に記憶するための記憶部の容量を超過する懸念がある。
これに対し、本実施形態に係る課金システム100では、破棄パケット専用CDR120a、130aが、基地局装置120、パケット中継装置130において破棄されたDLパケットに係るベアラ毎に生成される。従って、破棄パケット専用CDR120a、130aは、DLパケットが破棄されていないベアラに対しては生成されない。よって、生成される破棄パケット専用CDRの数は、上記の方法にてDLパケットについて生成されるDL CDRの数に比べて十分に少なくて済み、上記のような懸念は生じない。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係る課金システムは、課金情報を修正する仕組みが、第1の実施形態に係る課金システムと異なっている。本実施形態に係る課金システムでは、パケット中継装置や基地局装置において、少なくとも当該装置の内部要因によりDLパケットが破棄された場合や装置間状態不整合により関連するセッションが無いためにDLパケットが破棄された場合に課金情報が修正される。
なお、本実施形態では、課金システム、端末装置、基地局装置、パケット中継装置、課金情報生成装置、明細センタの課金情報処理装置に対し、符号500、510、520、530、540、550を付して説明する。
図12は、本実施形態に係る課金システム500における、課金情報を修正する仕組みの一例を説明する図である。
図12に示したように、基地局装置520では、当該装置で破棄されたDLパケットに関する情報である破棄パケット情報を、その破棄されたDLパケットの転送元装置へ送信するようにする。なお、破棄パケット情報は、転送不可データ情報の一例である。破棄パケット情報には、そのDLパケットの破棄された時刻である破棄パケット時刻と、その破棄されたDLパケットのデータ量に関する情報が含まれる。また、その破棄されたDLパケットの転送元装置は、例えば、そのDLパケットがパケット中継装置530から転送されたものである場合には、そのパケット中継装置530となる。
パケット中継装置530では、当該装置で破棄されたDLパケットに関する情報である破棄パケット情報を、その破棄されたDLパケットの転送元装置へ送信するようにする。なお、破棄パケット情報は、転送不可データ情報の一例である。破棄パケット情報には、そのDLパケットの破棄された時刻である破棄パケット時刻と、その破棄されたDLパケットのデータ量に関する情報が含まれる。また、また、その破棄されたDLパケットの転送元装置は、例えば、そのDLパケットが課金情報生成装置540から転送されたものである場合には、その課金情報生成装置540となる。また、パケット中継装置530では、その破棄パケット情報と、転送したDLパケットの転送先装置から送信された破棄パケット情報とをマージしたものを、そのDLパケットの転送元装置へ送信するようにしてもよい。なお、その転送したDLパケットの転送先装置は、例えば、そのDLパケットを基地局装置520へ転送した場合には、その基地局装置520となる。また、パケット中継装置530では、転送したDLパケットの転送先装置から送信された破棄パケット情報を、そのDLパケットの転送元装置へ送信するようにしてもよい。
なお、図12において、基地局装置520からパケット中継装置530への矢印、パケット中継装置530から課金情報生成装置540への矢印は、破棄パケット情報の流れを示している。
課金情報生成装置540では、課金情報を、転送したDLパケットの転送先装置から送信された破棄パケット情報に基づいて修正するようにする。なお、その転送したDLパケットの転送先装置は、例えば、そのDLパケットをパケット中継装置530へ転送した場合には、そのパケット中継装置530となる。そして、例えば、修正された課金情報を記録したCDR540aを課金情報処理装置550へ送信するようにする。
課金情報処理装置550では、課金情報生成装置540から送信されたCDR540aに記録されている課金情報に基づいて、対応する加入者(端末装置510のユーザ)に対する明細請求書データの作成等を行う。
図13は、基地局装置520の構成例を示す図である。
図13に示したように、基地局装置520は、パケット転送部521、破棄パケット情報生成部522、破棄パケット情報記憶部523、破棄パケット情報読み出し部524、破棄パケット情報送信部525を含む。
なお、パケット転送部521は、第1のデータ転送部又はデータ転送部の一例である。破棄パケット情報生成部522は、第1の生成部又は生成部の一例である。破棄パケット情報送信部525は、第1の送信部又は送信部の一例である。
パケット転送部521は、DLパケット及びULパケットを転送する。また、パケット転送部521は、パケット破棄判定部521a、パケット転送可否判定部521bを含む。パケット破棄判定部521aは、送信予定(転送予定)のDLパケットが当該装置の内部要因により破棄されたか否かを判定する。パケット転送可否判定部521bは、受信したDLパケット(転送されたDLパケット)の転送可否を判定する。なお、この転送可否は、そのDLパケットに関連するセッションの有無によって判定される。また、受信したDLパケットの転送ができなかった場合、そのDLパケットは破棄されることになる。
破棄パケット情報生成部522は、パケット破棄判定部521aとパケット転送可否判定部521bの判定結果に基づき、破棄パケット情報を生成し、破棄パケット情報記憶部523に記憶する。例えば、パケット破棄判定部521aにより、送信予定のDLパケットが破棄されたと判定された場合には、そのDLパケットの情報を破棄パケット情報として生成し、破棄パケット情報記憶部523に記憶する。また、例えば、パケット転送可否判定部521bにより、受信したDLパケットが転送できないと判定された場合には、そのDLパケットの情報を破棄パケット情報として生成し、破棄パケット情報記憶部523に記憶する。なお、破棄パケット情報生成部522により生成される破棄パケット情報は、少なくとも課金情報生成装置540を介して転送され且つパケット転送部521により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報の一例である。
破棄パケット情報読み出し部524は、破棄パケット情報記憶部523から破棄パケット情報を読み出す。
破棄パケット情報送信部525は、破棄パケット情報読み出し部524により読み出された破棄パケット情報を、当該破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットの転送元装置へ送信する。
図14は、パケット中継装置530の構成例を示す図である。
図14に示したように、パケット中継装置530は、パケット転送部531、破棄パケット情報生成部532、破棄パケット情報記憶部533、破棄パケット情報読み出し部534、破棄パケット情報送信部535を含む。また、パケット中継装置530は、破棄パケット情報受信部536、破棄パケット情報マージ部537も含む。
なお、パケット転送部531は、第2のデータ転送部又はデータ転送部の一例である。破棄パケット情報生成部532は、第2の生成部又は生成部の一例である。破棄パケット情報送信部535は、第2の送信部又は送信部の一例である。破棄パケット情報受信部536は、第1の受信部又は受信部の一例である。破棄パケット情報マージ部537は、マージ部の一例である。
パケット転送部531は、DLパケット及びULパケットを転送する。また、パケット転送部531は、パケット破棄判定部531a、パケット転送可否判定部531bを含む。パケット破棄判定部531aは、送信予定(転送予定)のDLパケットが当該装置の内部要因により破棄されたか否かを判定する。パケット転送可否判定部531bは、受信したDLパケット(転送されたDLパケット)の転送可否を判定する。なお、この転送可否は、そのDLパケットに関連するセッションの有無によって判定される。また、受信したDLパケットの転送ができなかった場合、そのDLパケットは破棄されることになる。
破棄パケット情報生成部532は、パケット破棄判定部531aとパケット転送可否判定部531bの判定結果に基づき、破棄パケット情報を生成し、破棄パケット情報記憶部533に記憶する。例えば、パケット破棄判定部531aにより、送信予定のDLパケットが破棄されたと判定された場合には、そのDLパケットの情報を破棄パケット情報として生成し、破棄パケット情報記憶部533に記憶する。また、例えば、パケット転送可否判定部531bにより、受信したDLパケットが転送できないと判定された場合には、そのDLパケットの情報を破棄パケット情報として生成し、破棄パケット情報記憶部533に記憶する。なお、破棄パケット情報生成部532により生成される破棄パケット情報は、少なくとも課金情報生成装置540を介して転送され且つパケット転送部531により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報の一例である。
破棄パケット情報読み出し部534は、破棄パケット情報記憶部533から破棄パケット情報を読み出す。
破棄パケット情報受信部536は、パケット転送部531が転送したDLパケットの転送先装置から送信された破棄パケット情報を受信する。
破棄パケット情報マージ部537は、破棄パケット情報受信部536により受信された破棄パケット情報と、破棄パケット情報記憶部533に記憶されている、対応する破棄パケット情報とをマージする。なお、対応する破棄パケット情報とは、破棄パケット情報受信部536により受信された破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットのベアラと同じベアラでの転送不可のDLパケットに係る破棄パケット情報のことである。
破棄パケット情報送信部525は、破棄パケット情報読み出し部524により読み出された破棄パケット情報を、当該破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットの転送元装置へ送信する。或いは、破棄パケット情報送信部525は、破棄パケット情報マージ部537によりマージされた破棄パケット情報を、当該破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットの転送元装置へ送信する。また、破棄パケット情報送信部525は、破棄パケット情報受信部536により受信された破棄パケット情報を、そのまま、当該破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットの転送元装置へ送信するようにしてもよい。
図15は、課金情報生成装置540の構成例を示す図である。
課金情報生成装置540は、パケット転送部541、通過パケットの課金情報・CDR生成部(以下、単に「生成部」という)542、課金情報記憶部543、破棄パケット情報受信部544、課金情報修正部545、CDR送信部546を含む。
なお、パケット転送部541は、第3のデータ転送部又はデータ転送部の一例である。生成部542は、課金情報生成部の一例である。破棄パケット情報受信部544は、第2の受信部又は受信部の一例である。CDR送信部546は、送信部の一例である。
パケット転送部541は、DLパケット及びULパケットを転送する。
生成部542は、ベアラ毎にCDR540aを生成し、課金情報記憶部543に記憶する。また、生成部542は、課金情報生成装置540を通過したパケットに関する情報である課金情報を生成し、課金情報記憶部543に記憶されている、対応するCDR540aに記録する。この記録では、例えば、課金情報生成装置540を通過したDLパケットのデータ量が、対応するCDR540aに記録されている課金情報に含まれるダウンリンク通過データ量に加算される。なお、課金情報生成装置540を通過したパケットに関する情報とは、パケット転送部541が転送したパケットに基づく情報でもある。
破棄パケット情報受信部544は、パケット転送部541が転送したDLパケットの転送先装置から送信された破棄パケット情報を受信する。
課金情報修正部545は、破棄パケット情報受信部544により受信された破棄パケット情報に基づいて、課金情報記憶部543に記憶されている、対応するCDR540aに記録されている課金情報を修正する。なお、対応するCDR540aとは、破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットのベアラに対応するCDR540aのことである。また、対応するCDR540aとは、当該CDR540aに記録されている課金情報の記録期間中に、破棄パケット情報に含まれるパケット破棄時刻が含まれるものでもある。ここで、CDR540aに記録されている課金情報の記録期間中に、破棄パケット情報に含まれるパケット破棄時刻が含まれるか否かは、その課金情報に含まれる「課金記録の開始時刻」、「課金記録時間」等に関する情報から判定すればよい。
CDR送信部546は、課金情報記憶部543に記憶されているCDR540aを課金情報処理装置550へ送信する。例えば、CDR送信部546は、課金情報修正部545により修正された課金情報が記録されたCDR540aや、課金情報修正部545により修正されなかった課金情報が記録されたCDR540aを送信する。
そして、課金情報処理装置550では、課金情報生成装置540から送信されたCDR540aに記録されている課金情報に基づいて、対応する加入者(端末装置510のユーザ)に対する明細請求書データの作成等が行われる。
図16は、基地局装置520が行う動作の一例を示すフローチャートである。
図16に示したように、基地局装置520において、外部から転送されたDLパケットを受信すると(S310)、パケット転送部521のパケット転送可否判定部521bは、そのDLパケットに対応するセッションが有るか否かを判定する(S320)。なお、セッションの有無は、当該基地局装置520が管理するセッション情報の中に、そのDLパケットに関連するセッション情報が有るか否かにより判定される。
S320の判定結果がNoの場合、パケット転送部521は、S310で受信したDLパケットを破棄し(S330)、S370へ処理が進む。
一方、S320の判定結果がYesの場合、パケット転送部521は、図示しないパケット転送用バッファメモリに対し、S310で受信したDLパケットの格納を行う(S340)。続いて、パケット転送部521のパケット破棄判定部521aは、当該基地局装置520の内部要因により、そのDLパケットが破棄されたか否かを判定する(S350)。なお、当該基地局装置520の内部要因とは、例えば、パケット転送用バッファメモリのオーバーフロー等の要因である。
S350の判定結果がNoの場合、パケット転送部521は、S340でパケット転送用バッファメモリに格納されたDLパケットを転送し(S360)、本動作が終了する。
一方、S350の判定結果がYesの場合、又は、S330の後、生成部522は、その破棄されたDLパケットに係る情報である破棄パケット情報を生成し、破棄パケット情報記憶部523に記憶する(S370)。なお、生成される破棄パケット情報には、そのDLパケットが破棄された時刻と、その破棄されたDLパケットのデータ量に関する情報が含まれる。続いて、破棄パケット情報読み出し部524は、その破棄パケット情報を破棄パケット情報記憶部523から読み出す。そして、破棄パケット情報送信部525は、その破棄パケット情報を、当該破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットの転送元装置へ送信し(S380)、本動作が終了する。
図17は、パケット中継装置530が行う動作の一例を示すフローチャートである。
図17に示したように、パケット中継装置530において、S410乃至S460は、図16に示したS310乃至S360と同様の動作となる。そして、S450がYesの場合、又は、S430の後、生成部532は、その破棄されたDLパケットに係る情報である破棄パケット情報を生成し、破棄パケット情報記憶部533に記憶する(S470)。なお、生成される破棄パケット情報には、そのDLパケットが破棄された時刻と、その破棄されたDLパケットのデータ量に関する情報が含まれる。続いて、破棄パケット情報マージ部537は、マージする破棄パケット情報が有るか否かを判定する(S480)。この判定は、例えば、破棄パケット情報記憶部533に、破棄パケット情報受信部536により受信された破棄パケット情報に対応する破棄パケット情報が有るか否かを判定することによって行われる。S480の判定結果がYesの場合、破棄パケット情報マージ部537は、破棄パケット情報受信部536により受信された破棄パケット情報と、破棄パケット情報記憶部533に記憶されている、対応する破棄パケット情報とをマージする(S490)。そして、破棄パケット情報送信部535は、S490でマージされた破棄パケット情報を、当該破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットの転送元装置へ送信し(S500)、本動作が終了する。
一方、S480の判定結果がNoの場合、S470で破棄パケット情報記憶部533に記憶された破棄パケット情報を、当該破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットの転送元装置へ送信し(S500)、本動作が終了する。
図18は、課金情報生成装置540が行う動作の一例を示すフローチャートである。
図18に示したように、課金情報生成装置540において、破棄パケット情報受信部544が、パケット転送部541により転送されたDLパケットの転送先装置から送信された破棄パケット情報を受信すると(S510)、次のような処理が行われる。課金情報修正部545は、S510で破棄パケット情報受信部544により受信された破棄パケット情報に基づいて、課金情報記憶部543に記憶されている、対応するCDR540aに記録されている課金情報を修正する(S520)。なお、対応するCDR540aとは、破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットのベアラに対応するCDR540aのことである。また、対応するCDR540aとは、当該CDR540aに記録されている課金情報の記録期間中に、破棄パケット情報に含まれるパケット破棄時刻が含まれるものでもある。S520での修正では、例えば、その課金情報に含まれるダウンリンク通過データ量から、その破棄パケット情報に含まれる、破棄されたDLパケットのデータ量が減算される。S520の後は、本動作が終了する。このようにして課金情報が修正されたCDR540aは、その後、課金情報処理装置540へ送信され、課金情報処理装置540により、その課金情報に基づいて、対応する加入者に対する明細請求書データの作成等が行われる。
以上、本実施形態に係る課金システム500によれば、課金情報生成装置540を通過したDLパケットが基地局装置520やパケット中継装置530で破棄された場合には、CDR540aに記録されている課金情報が修正される。なお、DLパケットが破棄された場合とは、少なくとも基地局装置520やパケット中継装置530において当該装置の内部要因によりDLパケットが破棄された場合や装置間状態不整合により関連するセッションが無いためにDLパケットが破棄された場合である。また、課金情報の修正では、例えば、当該課金情報に含まれるダウンリンク通過データ量から、基地局装置520やパケット中継装置530で破棄されたDLパケットのデータ量が減算される。従って、基地局装置520やパケット中継装置530で破棄されたDLパケットに対して課金が行われるのが防止される。
また、本実施形態に係る課金システム500によれば、例えば、ネットワークの接続構成やPCCの仕組みを3GPPにて標準化されている仕様から変更することなく、上記の課金情報を修正する仕組みが実現される。
なお、本実施形態に係る課金システム500は、次のように変形してもよい。
例えば、基地局装置520とパケット中継装置530の各装置において、所定時間単位(例えば秒単位)に同一ベアラで破棄されたDLパケットが複数ある場合には、それらに関してまとめて一つの破棄パケット情報とするようにしてもよい。但し、この場合には、その破棄パケット情報に、破棄された複数のDLパケットのパケットサイズを足し合わせた合計パケットサイズの情報が含まれる。
また、例えば、課金システム500において、サービスフローレベルの課金制御が行われるように構成してもよい。但し、この場合、基地局装置520、パケット中継装置530で生成される破棄パケット情報には、破棄パケット時刻、破棄されたDLパケットのデータ量に関する情報の他、次のような情報も含まれる。すなわち、破棄されたDLパケットの送信元アドレス、送信元ポート、宛先アドレス、宛先ポート、プロトコルIDに関する情報も含まれる。また、この場合、課金情報生成装置540において、CDR540aに記録される課金情報に含まれる「ダウンリンク通過データ量」に関する情報は、対応するベアラに適用されたPCCに基づいて、サービスフロー毎に設けられる。また、課金情報修正部545は、さらに、次のような処理も行う。すなわち、課金情報修正部545は、破棄パケット情報受信部544により受信された破棄パケット情報と、当該破棄パケット情報に係る転送不可のDLパケットのベアラに適用されたPCCとに基づいて、そのDLパケットに係るサービスフローを識別する。例えば、その破棄パケット情報に含まれる、破棄されたDLパケットの送信元アドレス、送信元ポート、宛先アドレス、宛先ポート、プロトコルIDに関する情報と、そのDLパケットのベアラに適用されたPCCとに基づいて、サービスフローが識別される。そして、課金情報修正部545は、対応するCDR540aに記録されている課金情報に含まれる、識別されたサービスフローに対応するダウンリンク通過データ量から、その受信された破棄パケット情報に含まれる、破棄されたDLパケットのデータ量が減算される。
また、このようにサービスフローレベルの課金制御が行われる課金システム500における基地局装置520とパケット中継装置530の各装置において、次のようにしてもよい。すなわち、その各装置において、所定時間単位(例えば秒単位)に同一ベアラで破棄されたDLパケットが複数ある場合には、それらに関してまとめて一つの破棄パケット情報とするようにしてもよい。但し、この場合、その破棄された複数のDLパケットの送信元アドレス、送信元ポート、宛先アドレス、宛先ポート、プロトコルIDは同一である。また、一つにまとめられた破棄パケット情報には、その破棄された複数のDLパケットのパケットサイズを足し合わせた合計パケットサイズの情報が含まれる。
また、本実施形態に係る課金システム500は、例えば、次のような3GPPで規定されている通信網に適用してもよい。
図19は、本実施形態に係る課金システム500を、E−UTRANとEPCネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。なお、この通信網は、無線アクセス網としてE−UTRANを使用した時のEPCネットワークを含む通信網でもある。
図19に示した通信網では、E−UTRAN610において、端末装置611は、上記の端末装置510に対応する。eNB612は、上記の基地局装置520の機能を含む。また、EPC620において、SGW621は、上記のパケット中継装置530の機能を含む。PGW622は、上記の課金情報生成装置540の機能を含み、CDR622aは、上記のCDR540aに対応する。
図19に示した通信網では、eNB612から送信された破棄パケット情報をSGW621が受信し、SGW621から送信された破棄パケット情報をPGW622が受信する。そして、PGW622は、受信した破棄パケット情報に基づいて、CDR622aに記録されている課金情報を修正する。なお、eNB612からSGW621への矢印、SGW621からPGW622への矢印は、破棄パケット情報の流れを示している。
これにより、図19に示した通信網におけるeNB612、SGW621において、当該装置の内部要因や装置間状態不整合により関連するセッションが無いという理由により破棄されたDLパケットに対して課金が行われるのが防止される。
図20は、本実施形態に係る課金システム500を、UTRANとGPRSネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。なお、この通信網は、無線アクセス網としてUTRANを使用した時のGPRSネットワークを含む通信網でもある。
図20に示した通信網では、UTRAN710において、端末装置711は、上記の端末装置510に対応する。NB712は、上記の基地局装置520の機能を含む。RNC713は、上記のパケット中継装置530の機能を含む。また、GPRS720において、SGSN721は、上記のパケット中継装置530の機能を含む。GGSN722は、上記の課金情報生成装置540の機能を含み、CDR722aは、上記のCDR540aに対応する。
図20に示した通信網では、NB712から送信された破棄パケット情報をRNC713が受信し、RNC713から送信された破棄パケット情報をSGSN721が受信し、SGSN721から送信された破棄パケット情報をGGSN722が受信する。そして、GGSN722は、受信した破棄パケット情報に基づいて、CDR722aに記録されている課金情報を修正する。なお、NB712からRNC713への矢印、RNC713からSGSN721への矢印、SGSN721からGGSN722への矢印は、破棄パケット情報の流れを示している。
これにより、図20に示した通信網におけるNB712、RNC713、SGSN721において、当該装置の内部要因や装置間状態不整合により関連するセッションが無いという理由により破棄されたDLパケットに対して課金が行われるのが防止される。
図21は、本実施形態に係る課金システム500を、UTRANとGPRSネットワークとEPCネットワークとを含む通信網に適用した例を示す図である。なお、この通信網は、無線アクセス網としてUTRANを使用した時のEPCネットワークを含む通信網でもある。
図21に示した通信網では、UTRAN810において、端末装置811は、上記の端末装置510に対応する。NB812は、上記の基地局装置520の機能を含む。RNC813は、上記のパケット中継装置530の機能を含む。また、GPRS820において、SGSN821は、上記のパケット中継装置530の機能を含む。さらに、EPC830において、SGW831は、上記のパケット中継装置530の機能を含む。PGW832は、上記の課金情報生成装置540の機能を含み、CDR832aは、上記のCDR540aに対応する。
図21に示した通信網では、NB812から送信された破棄パケット情報をRNC813が受信し、RNC813から送信された破棄パケット情報をSGSN821が受信する。また、SGSN821から送信された破棄パケット情報をSGW831が受信し、SGW831から送信された破棄パケット情報をPGW832が受信する。そして、PGW832は、受信した破棄パケット情報に基づいて、CDR832aに記録されている課金情報を修正する。なお、NB812からRNC813への矢印、RNC813からSGSN821への矢印、SGSN821からSGW831への矢印、SGW831からPGW832への矢印は、破棄パケット情報の流れを示している。
これにより、図21に示した通信網のNB812、RNC813、SGSN821、SGW831において、当該装置の内部要因や装置間状態不整合により関連するセッションが無いという理由により破棄されたDLパケットに対して課金が行われるのが防止される。
以上、第1の実施形態に係る課金システム100、及び、第2の実施形態に係る課金システム500について説明した。第1の実施形態に係る課金システム100に含まれる、基地局装置120、パケット中継装置130、課金情報生成装置140、課金情報処理装置150は、図22に示すようなコンピュータによって実現してもよい。また、第2の実施形態に係る課金システム500に含まれる、基地局装置520、パケット中継装置530、課金情報生成装置540、課金情報処理装置550も、図22に示すようなコンピュータによって実現してもよい。
図22は、そのコンピュータの構成例を示す図である。
図22に示したように、このコンピュータ900は、CPU901、ROM902、RAM903、通信インタフェース904、記憶装置905、入出力装置906、可搬型記憶媒体の読取り装置907、及び、これらの全てが接続されたバス908を含む。なお、CPUは Central Processing Unit であり、ROMは Read Only Memory であり、RAMは Random Access Memory である。
記憶装置905としてはハードディスク、磁気ディスクなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。記憶装置905、またはROM902に、当該コンピュータ900によって実現する装置が行う動作のためのプログラムや各種データが格納され、そのプログラムがCPU901によって実行される。また、そのプログラムは、プログラム提供者端末装置909からネットワーク910、および通信インタフェース904を介して、例えば記憶装置905に格納されて、CPU901によって実行されるようにしてもよい。また、市販され、流通している可搬型記憶媒体911に格納され、読取り装置907にセットされて、CPU901によって実行されるようにしてもよい。可搬型記憶媒体911としてはCD−ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、DVDディスク、USBメモリなど様々な形式の記憶媒体のいずれでもよい。なお、CD−ROMはCompact Disc Read Only Memoryであり、DVDはDigital Versatile Diskであり、USBはUniversal Serial Busである。入出力装置906は、例えばキーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等の入力装置と、例えばディスプレイ、プリンタ、スピーカ等の出力装置を含む。
図22に示したコンピュータ900により基地局装置120を実現する場合、パケット転送部121、送信部123は、例えば、CPU901が通信インタフェース904と協働しながらプログラムを実行することで実現される。また、生成部122は、例えば、CPU901がプログラムを実行することで実現される。
また、図22に示したコンピュータ900によりパケット中継装置130を実現する場合、パケット転送部131、送信部133は、例えば、CPU901が通信インタフェース904と協働しながらプログラムを実行することで実現される。また、生成部132は、例えば、CPU901がプログラムを実行することで実現される。
また、図22に示したコンピュータ900により課金情報生成装置140を実現する場合、パケット転送部141、CDR送信部143は、例えば、CPU901が通信インタフェース904と協働しながらプログラムを実行することで実現される。また、生成部142は、例えば、CPU901がプログラムを実行することで実現される。
また、図22に示したコンピュータ900により課金情報処理装置150を実現する場合、受信部151、CDR受信部152は、例えば、CPU901が通信インタフェース904と協働しながらプログラムを実行することで実現される。また、課金情報修正部153、明細請求書データ作成部154は、例えば、CPU901がプログラムを実行することで実現される。記憶部153aは、例えば、RAM903や記憶装置905によって実現される。
また、図22に示したコンピュータ900により基地局装置520を実現する場合、パケット転送部521、破棄パケット情報送信部525は、例えば、CPU901が通信インタフェース904と協働しながらプログラムを実行することで実現される。また、破棄パケット情報生成部522、破棄パケット情報読み出し部524は、例えば、CPU901がプログラムを実行することで実現される。また、破棄パケット情報記憶部523は、例えば、RAM903や記憶装置905によって実現される。
また、図22に示したコンピュータ900によりパケット中継装置530を実現する場合、パケット転送部531、破棄パケット情報受信部536は、例えば、CPU901が通信インタフェース904と協働しながらプログラムを実行することで実現される。また、破棄パケット情報送信部535も、例えば、CPU901が通信インタフェース904と協働しながらプログラムを実行することで実現される。また、破棄パケット情報生成部532、破棄パケット情報読み出し部534、破棄パケット情報マージ部537は、例えば、CPU901がプログラムを実行することで実現される。また、破棄パケット情報記憶部533は、例えば、RAM903や記憶装置905によって実現される。
また、図22に示したコンピュータ900により課金情報生成装置540を実現する場合、パケット転送部541、破棄パケット情報受信部544は、例えば、CPU901が通信インタフェース904と協働しながらプログラムを実行することで実現される。また、CDR送信部546も、例えば、CPU901が通信インタフェース904と協働しながらプログラムを実行することで実現される。また、生成部542、課金情報修正部545は、例えば、CPU901がプログラムを実行することで実現される。課金情報記憶部543は、例えば、RAM903や記憶装置905によって実現される。
なお、図22に示したコンピュータ900により課金情報処理装置550を実現する場合、課金情報処理装置550の機能は、例えば、CPU901が、必要に応じて通信インタフェース904と協働しながら、プログラムを実行することで実現される。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
基地局装置、データ中継装置、課金情報生成装置を含む課金システムであって、
前記基地局装置は、
データを転送する第1のデータ転送部と、
少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ前記第1のデータ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する第1の生成部と、
前記第1の生成部により生成された転送不可データ情報を外部へ送信する第1の送信部と、
を備え、
前記データ中継装置は、
データを転送する第2のデータ転送部と、
少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ前記第2のデータ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する第2の生成部と、
前記第2の生成部により生成された転送不可データ情報を外部へ送信する第2の送信部と、
を備え、
前記課金情報生成装置は、
データを転送する第3のデータ転送部と、
前記第3のデータ転送部により転送されたデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成部と、
を備え、
前記課金情報が、前記第1の送信部により送信された転送不可データ情報と前記第2の送信部により送信された転送不可データ情報のいずれか一方又は両方に基づいて、修正される、
ことを特徴とする課金システム。
(付記2)
課金情報処理装置を更に含み、
前記基地局装置において、
前記第1の送信部は、前記第1の生成部により生成された転送不可データ情報を前記課金情報処理装置へ送信し、
前記データ中継装置において、
前記第2の送信部は、前記第2の生成部により生成された転送不可データ情報を前記課金情報処理装置へ送信し、
前記課金情報生成装置は、
前記課金情報を前記課金情報処理装置へ送信する第3の送信部、
を更に備え、
前記課金情報処理装置は、
前記課金情報を受信する第1の受信部と、
前記転送不可データ情報を受信する第2の受信部と、
前記第1の受信部により受信された課金情報を、前記第2の受信部により受信された転送不可データ情報に基づいて修正する課金情報修正部と、
を備える、
ことを特徴とする付記1記載の課金システム。
(付記3)
前記基地局装置において、
前記第1の生成部は、転送不可データ情報が記録されるファイルである転送不可データ用CDR(Charging Data Record)を生成し、当該転送不可データ用CDRに、当該第1の生成部が生成した転送不可データ情報を記録し、
前記第1の送信部は、前記第1の生成部により転送不可データ情報が記録された転送不可データ用CDRを前記課金情報処理装置へ送信し、
前記データ中継装置において、
前記第2の生成部は、転送不可データ用CDRを生成し、当該転送不可データ用CDRに、当該第2の生成部が生成した転送不可データ情報を記録し、
前記第2の送信部は、前記第2の生成部により転送不可データ情報が記録された転送不可データ用CDRを前記課金情報処理装置へ送信し、
前記課金情報生成装置において、
前記課金情報生成部は、課金情報が記録されるファイルであるCDRを生成し、当該CDRに、当該課金情報生成部が生成した課金情報を記録し、
前記第3の送信部は、前記課金情報生成部により課金情報が記録されたCDRを、前記課金情報処理装置へ送信し、
前記課金情報処理装置において、
前記第1の受信部は、前記CDRを受信し、
前記第2の受信部は、前記転送不可データ用CDRを受信し、
前記課金情報修正部は、前記第1の受信部により受信されたCDRに記録された課金情報を、前記第2の受信部により受信された転送不可データ用CDRに記録された転送不可データ情報に基づいて修正する、
ことを特徴とする付記2記載の課金システム。
(付記4)
前記基地局装置において、
前記第1の送信部は、前記第1の生成部により生成された転送不可データ情報を、当該転送不可データ情報に係る転送不可の端末装置宛データの転送元装置へ送信し、
前記データ中継装置は、
前記第2のデータ転送部が転送した端末装置宛データの転送先装置から送信された転送不可データ情報を受信する第1の受信部と、
前記第1の受信部により受信された転送不可データ情報と、前記第2の生成部により生成された転送不可データ情報とをマージするマージ部と、
を更に備え、
前記データ中継装置において、
前記第2の送信部は、前記第2の生成部により生成された転送不可データ情報、前記第1の受信部により受信された転送不可データ情報、又は、前記マージ部によりマージされた転送不可データ情報を、当該転送不可データ情報に係る転送不可の端末装置宛データの転送元装置へ送信し、
前記課金情報生成装置は、
前記第3のデータ転送部が転送した端末装置宛データの転送先装置から送信された転送不可データ情報を受信する第2の受信部と、
前記課金情報生成部により生成された課金情報を、前記第2の受信部により受信された転送不可データ情報に基づいて修正する課金情報修正部と、
を更に備える、
ことを特徴とする付記1記載の課金システム。
(付記5)
前記課金情報は、前記第3のデータ転送部が転送した端末装置宛データのデータ量に関する情報を含み、
前記転送不可データ情報は、少なくとも前記第3のデータ転送部を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データのデータ量に関する情報を含み、
前記課金情報修正部は、前記課金情報に含まれる端末装置宛データのデータ量から、前記転送不可データ情報に含まれる端末装置宛データのデータ量を減算する、
ことを特徴とする付記1乃至4の何れか一項に記載の課金システム。
(付記6)
データを転送するデータ転送部と、
転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ前記データ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する生成部と、
前記転送不可データ情報を外部へ送信する送信部と、
を備えることを特徴とする基地局装置。
(付記7)
前記生成部は、転送不可データ情報が記録されるファイルである転送不可データ用CDR(Charging Data Record)を生成し、当該転送不可データ用CDRに前記転送不可データ情報を記録し、
前記送信部は、前記転送不可データ情報が記録された転送不可データ用CDRを、前記課金情報生成装置により生成された課金情報を記録したファイルであるCDRを処理する課金情報処理装置へ送信する、
ことを特徴とする付記6記載の基地局装置。
(付記8)
前記送信部は、前記転送不可データ情報を、当該転送不可データ情報に係る転送不可の端末装置宛データの転送元装置へ送信する、
ことを特徴とする付記6記載の基地局装置。
(付記9)
前記転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ前記データ転送部により転送されなかった端末装置宛データのデータ量に関する情報を含む、
ことを特徴とする付記6乃至8の何れか一項に記載の基地局装置。
(付記10)
データを転送するデータ転送部と、
転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ前記データ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する生成部と、
前記転送不可データ情報を外部へ送信する送信部と、
を備えることを特徴とするデータ中継装置。
(付記11)
前記生成部は、転送不可データ情報が記録されるファイルである転送不可データ用CDR(Charging Data Record)を生成し、当該転送不可データ用CDRに前記転送不可データ情報を記録し、
前記送信部は、前記転送不可データ情報が記録された転送不可データ用CDRを、前記課金情報生成装置により生成された課金情報を記録したファイルであるCDRを処理する課金情報処理装置へ送信する、
ことを特徴とする付記10記載のデータ中継装置。
(付記12)
前記データ転送部が転送した端末装置宛データの転送先装置から送信された転送不可データ情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信された転送不可データ情報と、前記生成部により生成された転送不可データ情報とをマージするマージ部と、
を更に備え、
前記受信部により受信された転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置及び前記データ転送部を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報であり、
前記送信部は、前記生成部により生成された転送不可データ情報、前記受信部により受信された転送不可データ情報、又は、前記マージ部によりマージされた転送不可データ情報を、当該転送不可データ情報に係る転送不可の端末装置宛データの転送元装置へ送信する、
ことを特徴とする付記10記載のデータ中継装置。
(付記13)
前記生成部により生成された転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ前記データ転送部により転送されなかった端末装置宛データのデータ量に関する情報を含む、
ことを特徴とする付記10乃至12の何れか一項に記載のデータ中継装置。
(付記14)
前記受信部により受信された転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置及び前記データ転送部を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データのデータ量に関する情報を含む、
ことを特徴とする付記12記載のデータ中継装置。
(付記15)
転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置から送信された課金情報を受信する第1の受信部と、
外部から送信された転送不可データ情報を受信する第2の受信部と、
前記課金情報を前記転送不可データ情報に基づいて修正する課金情報修正部と、
を備え、
前記第2の受信部により受信された転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
ことを特徴とする課金情報処理装置。
(付記16)
前記第1の受信部は、前記課金情報生成装置から送信された、前記課金情報を記録したファイルであるCDR(Charging Data Record)を受信し、
前記第2の受信部は、外部から送信された、前記転送不可データ情報を記録したファイルである転送不可データ用CDRを受信し、
前記課金情報修正部は、前記CDRに記録された課金情報を前記転送不可データ用CDRに記録された転送不可データ情報に基づいて修正する、
ことを特徴とする付記15記載の課金情報処理装置。
(付記17)
前記課金情報は、前記課金情報生成装置が転送した端末装置宛データのデータ量に関する情報を含み、
前記転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データのデータ量に関する情報を含み、
前記課金情報修正部は、前記課金情報に含まれる端末装置宛データのデータ量から、前記転送不可データ情報に含まれる端末装置宛データのデータ量を減算する、
ことを特徴とする付記15又は16記載の課金情報処理装置。
(付記18)
データを転送するデータ転送部と、
前記データ転送部により転送されたデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成部と、
外部から送信された転送不可データ情報を受信する受信部と、
前記課金情報を前記転送不可データ情報に基づいて修正する課金情報修正部と、
前記課金情報生成部により生成された課金情報と前記課金情報修正部により修正された課金情報のいずれか一方又は両方を外部へ送信する送信部と、
を備え、
前記転送不可データ情報は、少なくとも前記データ転送部を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
ことを特徴とする課金情報生成装置。
(付記19)
前記課金情報生成部により生成された課金情報は、前記データ転送部が転送した端末装置宛データのデータ量に関する情報を含み、
前記転送不可データ情報は、少なくとも前記データ転送部を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データのデータ量に関する情報を含み、
前記課金情報修正部は、前記課金情報に含まれる端末装置宛データのデータ量から、前記転送不可データ情報に含まれる端末装置宛データのデータ量を減算する、
ことを特徴とする付記18記載の課金情報生成装置。
(付記20)
基地局装置、データ中継装置、課金情報生成装置を含む課金システムの課金情報修正方法であって、
前記基地局装置のコンピュータは、
少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ当該基地局装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
処理を実行し、
前記データ中継装置のコンピュータは、
少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ当該データ中継装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
処理を実行し、
前記課金情報生成装置が転送したデータに基づいて生成された課金情報が、前記基地局装置から送信された転送不可データ情報と前記データ中継装置から送信された転送不可データ情報のいずれか一方又は両方に基づいて、修正される、
ことを特徴とする課金システムの課金情報修正方法。
(付記21)
基地局装置のコンピュータは、
転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ当該基地局装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
処理を実行することを特徴とする基地局装置の転送不可データ情報生成方法。
(付記22)
データ中継装置のコンピュータは、
転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ当該データ中継装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
処理を実行することを特徴とするデータ中継装置の転送不可データ情報生成方法。
(付記23)
転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置から送信された課金情報を処理する課金情報処理装置のコンピュータは、
外部から送信された転送不可データ情報を受信し、
前記課金情報を前記転送不可データ情報に基づいて修正する、
処理を実行し、
前記転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
ことを特徴とする課金情報処理装置の課金情報修正方法。
(付記24)
課金情報生成装置のコンピュータは、
当該課金情報生成装置が転送したデータに基づいて生成した課金情報を、外部から送信された転送不可データ情報に基づいて修正する、
処理を実行し、
前記転送不可データ情報は、少なくとも当該課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
ことを特徴とする課金情報生成装置の課金情報修正方法。
(付記25)
基地局装置のコンピュータに、
転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ当該基地局装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記26)
データ中継装置のコンピュータに、
転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ当該データ中継装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記27)
転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置から送信された課金情報を処理する課金情報処理装置のコンピュータに、
外部から送信された転送不可データ情報を受信し、
前記課金情報を前記転送不可データ情報に基づいて修正する、
処理を実行させ、
前記転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
ことを特徴とするプログラム。
(付記28)
課金情報生成装置のコンピュータに、
当該課金情報生成装置が転送したデータに基づいて生成された課金情報を、外部から送信された転送不可データ情報に基づいて修正する、
処理を実行させ、
前記転送不可データ情報は、少なくとも当該課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
ことを特徴とするプログラム。
100 課金システム
110 端末装置
120 基地局装置
120a 破棄パケット専用CDR
121 パケット転送部
122 破棄パケット情報・破棄パケット専用CDR生成部
123 破棄パケット専用CDR送信部
130 パケット中継装置
130a 破棄パケット専用CDR
131 パケット転送部
132 破棄パケット情報・破棄パケット専用CDR生成部
133 破棄パケット専用CDR送信部
140 課金情報生成装置
140a CDR
141 パケット転送部
142 通過パケットの課金情報・CDR生成部
143 CDR送信部
150 課金情報処理装置
151 破棄パケット専用CDR受信部
152 CDR受信部
153 課金情報修正部
153a 記憶部
154 明細請求書データ作成部
210 E−UTRAN
211 端末装置
212 eNB
212a 破棄パケット専用CDR
220 EPC
221 SGW
221a 破棄パケット専用CDR
222 PGW
222a CDR
310 UTRAN
311 端末装置
312 NB
312a 破棄パケット専用CDR
313 RNC
313a 破棄パケット専用CDR
320 GPRS
321 SGSN
321a 破棄パケット専用CDR
322 GGSN
322a CDR
410 UTRAN
411 端末装置
412 NB
412a 破棄パケット専用CDR
413 RNC
413a 破棄パケット専用CDR
420 GPRS
421 SGSN
421a 破棄パケット専用CDR
430 EPC
431 SGW
431a 破棄パケット専用CDR
432 PGW
432a CDR
500 課金システム
510 端末装置
520 基地局装置
521 パケット転送部
521a パケット破棄判定部
521b パケット転送可否判定部
522 破棄パケット情報生成部
523 破棄パケット情報記憶部
524 破棄パケット情報読み出し部
525 破棄パケット情報送信部
530 パケット中継装置
531 パケット転送部
531a パケット破棄判定部
531b パケット転送可否判定部
532 破棄パケット情報生成部
533 破棄パケット情報記憶部
534 破棄パケット情報読み出し部
535 破棄パケット情報送信部
536 破棄パケット情報受信部
537 破棄パケット情報マージ部
540 課金情報生成装置
540a CDR
541 パケット転送部
542 通過パケットの課金情報・CDR生成部
543 課金情報記憶部
544 破棄パケット情報受信部
545 課金情報修正部
546 CDR送信部
550 課金情報処理装置
610 E−UTRAN
611 端末装置
612 eNB
620 EPC
621 SGW
622 PGW
622a CDR
710 UTRAN
711 端末装置
712 NB
713 RNC
720 GPRS
721 SGSN
722 GGSN
722a CDR
810 UTRAN
811 端末装置
812 NB
813 RNC
820 GPRS
821 SGSN
830 EPC
831 SGW
832 PGW
832a CDR
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 通信インタフェース
905 記憶装置
906 入出力装置
907 読取装置
908 バス
909 プログラム提供者端末装置
910 ネットワーク
911 可搬型記憶媒体

Claims (18)

  1. 基地局装置、データ中継装置、課金情報生成装置を含む課金システムであって、
    前記基地局装置は、
    データを転送する第1のデータ転送部と、
    少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ前記第1のデータ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する第1の生成部と、
    前記第1の生成部により生成された転送不可データ情報を外部へ送信する第1の送信部と、
    を備え、
    前記データ中継装置は、
    データを転送する第2のデータ転送部と、
    少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ前記第2のデータ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する第2の生成部と、
    前記第2の生成部により生成された転送不可データ情報を外部へ送信する第2の送信部と、
    を備え、
    前記課金情報生成装置は、
    データを転送する第3のデータ転送部と、
    前記第3のデータ転送部により転送されたデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成部と、
    を備え、
    前記課金情報が、前記第1の送信部により送信された転送不可データ情報と前記第2の送信部により送信された転送不可データ情報のいずれか一方又は両方に基づいて、修正される、
    ことを特徴とする課金システム。
  2. 課金情報処理装置を更に含み、
    前記基地局装置において、
    前記第1の送信部は、前記第1の生成部により生成された転送不可データ情報を前記課金情報処理装置へ送信し、
    前記データ中継装置において、
    前記第2の送信部は、前記第2の生成部により生成された転送不可データ情報を前記課金情報処理装置へ送信し、
    前記課金情報生成装置は、
    前記課金情報を前記課金情報処理装置へ送信する第3の送信部、
    を更に備え、
    前記課金情報処理装置は、
    前記課金情報を受信する第1の受信部と、
    前記転送不可データ情報を受信する第2の受信部と、
    前記第1の受信部により受信された課金情報を、前記第2の受信部により受信された転送不可データ情報に基づいて修正する課金情報修正部と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の課金システム。
  3. 前記基地局装置において、
    前記第1の生成部は、転送不可データ情報が記録されるファイルである転送不可データ用CDR(Charging Data Record)を生成し、当該転送不可データ用CDRに、当該第1の生成部が生成した転送不可データ情報を記録し、
    前記第1の送信部は、前記第1の生成部により転送不可データ情報が記録された転送不可データ用CDRを前記課金情報処理装置へ送信し、
    前記データ中継装置において、
    前記第2の生成部は、転送不可データ用CDRを生成し、当該転送不可データ用CDRに、当該第2の生成部が生成した転送不可データ情報を記録し、
    前記第2の送信部は、前記第2の生成部により転送不可データ情報が記録された転送不可データ用CDRを前記課金情報処理装置へ送信し、
    前記課金情報生成装置において、
    前記課金情報生成部は、課金情報が記録されるファイルであるCDRを生成し、当該CDRに、当該課金情報生成部が生成した課金情報を記録し、
    前記第3の送信部は、前記課金情報生成部により課金情報が記録されたCDRを、前記課金情報処理装置へ送信し、
    前記課金情報処理装置において、
    前記第1の受信部は、前記CDRを受信し、
    前記第2の受信部は、前記転送不可データ用CDRを受信し、
    前記課金情報修正部は、前記第1の受信部により受信されたCDRに記録された課金情報を、前記第2の受信部により受信された転送不可データ用CDRに記録された転送不可データ情報に基づいて修正する、
    ことを特徴とする請求項2記載の課金システム。
  4. 前記基地局装置において、
    前記第1の送信部は、前記第1の生成部により生成された転送不可データ情報を、当該転送不可データ情報に係る転送不可の端末装置宛データの転送元装置へ送信し、
    前記データ中継装置は、
    前記第2のデータ転送部が転送した端末装置宛データの転送先装置から送信された転送不可データ情報を受信する第1の受信部と、
    前記第1の受信部により受信された転送不可データ情報と、前記第2の生成部により生成された転送不可データ情報とをマージするマージ部と、
    を更に備え、
    前記データ中継装置において、
    前記第2の送信部は、前記第2の生成部により生成された転送不可データ情報、前記第1の受信部により受信された転送不可データ情報、又は、前記マージ部によりマージされた転送不可データ情報を、当該転送不可データ情報に係る転送不可の端末装置宛データの転送元装置へ送信し、
    前記課金情報生成装置は、
    前記第3のデータ転送部が転送した端末装置宛データの転送先装置から送信された転送不可データ情報を受信する第2の受信部と、
    前記課金情報生成部により生成された課金情報を、前記第2の受信部により受信された転送不可データ情報に基づいて修正する課金情報修正部と、
    を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の課金システム。
  5. 前記課金情報は、前記第3のデータ転送部が転送した端末装置宛データのデータ量に関する情報を含み、
    前記転送不可データ情報は、少なくとも前記第3のデータ転送部を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データのデータ量に関する情報を含み、
    前記課金情報修正部は、前記課金情報に含まれる端末装置宛データのデータ量から、前記転送不可データ情報に含まれる端末装置宛データのデータ量を減算する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の課金システム。
  6. データを転送するデータ転送部と、
    転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ前記データ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する生成部と、
    前記転送不可データ情報を外部へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  7. データを転送するデータ転送部と、
    転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ前記データ転送部により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成する生成部と、
    前記転送不可データ情報を外部へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とするデータ中継装置。
  8. 転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置から送信された課金情報を受信する第1の受信部と、
    外部から送信された転送不可データ情報を受信する第2の受信部と、
    前記課金情報を前記転送不可データ情報に基づいて修正する課金情報修正部と、
    を備え、
    前記第2の受信部により受信された転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
    ことを特徴とする課金情報処理装置。
  9. データを転送するデータ転送部と、
    前記データ転送部により転送されたデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成部と、
    外部から送信された転送不可データ情報を受信する受信部と、
    前記課金情報を前記転送不可データ情報に基づいて修正する課金情報修正部と、
    前記課金情報生成部により生成された課金情報と前記課金情報修正部により修正された課金情報のいずれか一方又は両方を外部へ送信する送信部と、
    を備え、
    前記転送不可データ情報は、少なくとも前記データ転送部を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
    ことを特徴とする課金情報生成装置。
  10. 基地局装置、データ中継装置、課金情報生成装置を含む課金システムの課金情報修正方法であって、
    前記基地局装置のコンピュータは、
    少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ当該基地局装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
    前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
    処理を実行し、
    前記データ中継装置のコンピュータは、
    少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ当該データ中継装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
    前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
    処理を実行し、
    前記課金情報生成装置が転送したデータに基づいて生成された課金情報が、前記基地局装置から送信された転送不可データ情報と前記データ中継装置から送信された転送不可データ情報のいずれか一方又は両方に基づいて、修正される、
    ことを特徴とする課金システムの課金情報修正方法。
  11. 基地局装置のコンピュータは、
    転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ当該基地局装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
    前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
    処理を実行することを特徴とする基地局装置の転送不可データ情報生成方法。
  12. データ中継装置のコンピュータは、
    転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ当該データ中継装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
    前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
    処理を実行することを特徴とするデータ中継装置の転送不可データ情報生成方法。
  13. 転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置から送信された課金情報を処理する課金情報処理装置のコンピュータは、
    外部から送信された転送不可データ情報を受信し、
    前記課金情報を前記転送不可データ情報に基づいて修正する、
    処理を実行し、
    前記転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
    ことを特徴とする課金情報処理装置の課金情報修正方法。
  14. 課金情報生成装置のコンピュータは、
    当該課金情報生成装置が転送したデータに基づいて生成した課金情報を、外部から送信された転送不可データ情報に基づいて修正する、
    処理を実行し、
    前記転送不可データ情報は、少なくとも当該課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
    ことを特徴とする課金情報生成装置の課金情報修正方法。
  15. 基地局装置のコンピュータに、
    転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ当該基地局装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
    前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  16. データ中継装置のコンピュータに、
    転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置を少なくとも介して転送され且つ当該データ中継装置により転送されなかった端末装置宛データに関する転送不可データ情報を生成し、
    前記転送不可データ情報を外部へ送信する、
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 転送したデータに基づいて課金情報を生成する課金情報生成装置から送信された課金情報を処理する課金情報処理装置のコンピュータに、
    外部から送信された転送不可データ情報を受信し、
    前記課金情報を前記転送不可データ情報に基づいて修正する、
    処理を実行させ、
    前記転送不可データ情報は、少なくとも前記課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
    ことを特徴とするプログラム。
  18. 課金情報生成装置のコンピュータに、
    当該課金情報生成装置が転送したデータに基づいて生成した課金情報を、外部から送信された転送不可データ情報に基づいて修正する、
    処理を実行させ、
    前記転送不可データ情報は、少なくとも当該課金情報生成装置を介して転送され且つ端末装置に転送されなかった端末装置宛データに関する情報である、
    ことを特徴とするプログラム。
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