JP2013140273A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】層厚規制ブレード46の上流側の現像剤規制領域48における現像剤の滞留塊の成長を正確に把握して、現像剤の流動性を回復させる回復モードの実行頻度を減らす。
【解決手段】速度センサモジュール49は、現像剤返し部材47の傾斜面に配置されて、現像剤規制領域48における現像剤の滞留状態を検出する。速度センサモジュール49は、現像剤返し部材47の透明窓を通じて外側から現像剤に照明光を照明し、照明された現像剤を、透明窓を通じて撮像して粒子の移動を検出する撮像型センサである。制御部400は、速度センサモジュール49の出力に基づいて、連続画像形成中に現像剤規制領域48の現像剤が所定の滞留状態に達すると、連続画像形成を中断して、静電像の形成を伴わない帯状のトナー像を感光ドラム1に現像させる回復モードを実行して、現像剤の流動性を回復させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、現像容器内を循環する現像剤の流動性を回復させる処置を実行可能な画像形成装置、詳しくは、現像剤の流動性を回復させる処置の実行頻度を低下させても、確実にトナー飛散や現像ムラの発生を抑制できる画像形成装置に関する。
像担持体に形成された静電像を二成分現像方式の現像装置によりトナー像に現像し、現像されたトナー像を直接又は中間転写体を介して記録材に転写し、定着装置で加熱加圧して記録材に定着させる画像形成装置が広く用いられている。現像装置は、現像容器内で現像剤を攪拌しつつ循環させて現像剤中のトナーとキャリアを摩擦帯電させる。現像装置は、帯電した現像剤を現像剤担持体に担持させ、層厚規制部材で現像剤の層厚を規制して像担持体の静電像にトナーを供給する。そして、画像形成に伴って消費された量と等しい量のトナーが現像容器に補給されて、現像剤におけるトナーとキャリアの比率は一定に保たれる。
しかし、キャリアに比較してトナーは柔らかいため、現像容器内でトナーとキャリアを長時間攪拌し続けると、トナー粒子が摩耗したり、トナー粒子の表面状態が変化したりして、現像剤の流動性が低下する。現像容器内の現像剤の流動性が低下すると、現像剤の帯電性能が低下したり、トナーの帯電量のばらつきが大きくなったりして、現像ムラや現像剤担持体からのトナー飛散が発生し易くなると考えられている(特許文献1)。
このため、トナー消費量が少ない画像形成が長時間続くと、現像容器内でトナーとキャリアが攪拌し続ける平均時間が伸びて、現像剤の流動性が低下するため、現像容器内の現像剤の流動性を回復する処置が実行される(特許文献1、特許文献2)。
特許文献1では、現像剤担持体の駆動時間の累積値とトナー消費量の累積値から現像剤の流動性の低下(トナーの劣化度)を推定している。そして、現像剤の流動性の低下がある程度進むと、像担持体に露光を伴わないトナー帯を現像して大量のトナーを排出して新しいトナーへの入れ替えを図っている。現像容器に新しいトナーを補給することで、新しいトナーの割合を高めて現像剤の流動性を回復させている。
特許文献2では、現像装置の現像剤担持体や攪拌スクリューを駆動する駆動モータの負荷変動を検知して、現像剤の流動性の低下(トナーの劣化度)を推定している。そして、現像剤の流動性の低下が所定の低下状態に達すると、現像容器に新しいトナーを補給している。
特開2008−139400号公報 特開2009−229840号公報
上述したように、現像容器内を循環する現像剤の流動性が低下すると、現像剤担持体からのトナー飛散が増えたり、現像ムラが増えたりする。この現象は、現像剤の流動性の低下に伴って、現像容器内を循環するトナーの摩擦機会のばらつきが大きくなるためと説明されていた(特許文献1)。しかし、後述するように、現像装置の現像容器の一部を透明にして、層厚規制部材の周辺の現像剤の挙動を観察したところ、別のメカニズムでトナー飛散が増えたり、現像ムラが増えたりしていることが判明した。
すなわち、現像装置の運転中、層厚規制部材の上流側の現像剤担持体と層厚規制部材と現像容器の天井部分(対向部)とに囲まれた現像剤規制領域には、現像剤が停滞して滞留塊が形成されていることが確認された。そして、現像剤の停滞領域が上流側に伸びて現像剤の滞留塊が成長すると、現像剤の滞留塊と現像剤担持体に連れ回る現像剤との境界にトナーリッチな帯状の領域が形成されていた。また、トナーリッチな帯状の領域が間欠的にちぎれて現像剤担持体に担持されることで、散発的なトナー飛散、現像ムラが発生していた。
そして、現像剤の滞留塊は、現像容器を循環する現像剤の流動性が低下すると成長するが、従来から行われている現像容器内の現像剤の流動性を回復させる各種の措置を行うことで縮小して、トナーリッチな帯状の領域を解消できることが判明した。
そこで、特許文献1、2に示されるように、現像容器を循環する現像剤の流動性を推定して、従来から行われている現像剤の流動性を回復させる措置を行う制御が提案された。
しかし、現像容器を循環する現像剤から離れた位置の現像剤規制領域に形成される現像剤の滞留塊の状態は、局所的な温度や周囲の現像剤の流動状態によって大きく変化する。
このため、現像容器を循環する現像剤の流動性からは、現像剤規制領域における実際の現像剤の滞留塊の状態を正確に判別できない。ましてや、特許文献1、2に示される累積画像形成枚数からの推定や現像装置の駆動トルク変化からの推定では、実際の現像剤規制領域における現像剤の滞留塊の状態をほとんど判別できない。
そのため、現像容器を循環する現像剤の流動性を直接検知した場合でも、大きな安全率を設定して、わずかでも現像剤の流動性が低下する兆しが認められると、直ちに現像剤の流動性を回復させる処置を実行しなくてはならなくなる。そして、このような処置を挟むと、画像形成装置のダウンタイムが増えて、装置の総合的な生産性が大きく低下する。また、現像剤の流動性を回復させる処置として、帯トナー像の現像による古いトナーの強制消費を実行すると、トナー消費量が増えて、画像形成装置の運転コストが上昇する。
本発明は、層厚規制部材の上流側の現像剤規制領域における現像剤の滞留塊の成長を正確に把握して、画像不良やトナー飛散を確実に防止しつつ、現像剤の流動性を回復させる処置の実行頻度を減らせる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、トナー像を担持して回転する像担持体と、トナーとキャリアを有する現像剤が循環する現像容器と、前記現像容器から供給された現像剤を担持して回転して前記像担持体にトナー像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持される現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、前記層厚規制部材に隣接した上流側で前記現像剤担持体の周面に対向する対向部と、前記対向部に配置されて、前記対向部と前記現像剤担持体と前記層厚規制部材とに囲まれた現像剤規制領域における現像剤の滞留状態を検出する検出手段と、前記検出手段の出力に基づいて、連続画像形成中に前記現像剤規制領域の現像剤が所定の滞留状態に達すると、少なくとも前記現像剤規制領域の現像剤の流動性を回復させる回復モードを実行させる制御手段とを備えるものである。
本発明の画像形成装置では、対向部に検出手段を配置して、層厚規制部材に隣接した上流側の現像剤規制領域における現像剤の流動性を直接に検出するので、現像剤規制領域における現像剤の滞留塊の消長及び成長状態を正確に把握できる。したがって、現像剤規制領域における現像剤の滞留塊の成長に合せた適正なタイミングで現像剤の流動性を回復させる処置を実行できる。現像容器内の現像剤の流動性の変化に囚われることなく、現像剤規制領域における現像剤の滞留塊に起因する散発的なトナー飛散や現像ムラの発生を正確に予測できる。現像剤規制領域における現像剤の滞留塊が未発達の状態で不必要な現像剤の流動性を回復させる処置を実行しなくて済む。
したがって、層厚規制部材の上流側の現像剤規制領域における現像剤の滞留塊の成長を正確に把握して、画像不良やトナー飛散を確実に防止しつつ、現像剤の流動性を回復させる処置の実行頻度を減らせる。
画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成部の構成の説明図である。 実施例1における現像装置の構成の説明図である。 画像形成装置の制御系のブロック図である。 速度センサモジュールの構成の説明図である。 速度センサモジュールによる現像剤粒子の速度測定の説明図である。 現像装置の現像剤溜まり部近傍の拡大図である。 現像剤溜まり部の現像剤速度とトナー凝集度との関係の説明図である。 現像剤溜まり部の現像剤速度と画像比率との関係の説明図である。 現像剤の劣化に伴う速度センサモジュールの出力の変化の説明図である。 実施例1の回復モード制御のフローチャートである。 実施例1における現像装置の構成の説明図である。 実施例1の回復モード制御のフローチャートである。 実施例1における現像装置の構成の説明図である。 実施例1の回復モード制御のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、層厚規制部材の上流側で現像剤の流動性を直接検出する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、現像装置は、現像室と攪拌室とを水平に配列した横攪拌型には限定されず現像室と攪拌室とを縦又は斜めに配列した縦攪拌型でも実施できる。画像形成装置は、フルカラー/モノクロ、1ドラム型/タンデム型、直接転写方式/記録材搬送方式/中間転写方式、像担持体の種類、帯電方式、露光方式、転写方式、定着方式によらず実施できる。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
<画像形成装置>
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図2は画像形成部の構成の説明図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト51に沿って画像形成部PY、PM、PC、PBkを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。画像形成装置100は、ブラック単色の画像など、所望の単色又は4色のうちいくつかの色用の画像形成部を用いて、単色又はマルチカラーの画像を形成することも可能である。
画像形成部PYでは、感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト51に転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト51に転写される。画像形成部PC、PBkでは、それぞれ感光ドラム1C、1Bkにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト51に転写される。
中間転写ベルト51に転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材Pへ一括二次転写される。分離ローラ56は、記録材カセット55から引き出した記録材Sを1枚ずつに分離して、レジストローラ57へ送り出す。レジストローラ57は、中間転写ベルト51のトナー像にタイミングを合わせて記録材Sを二次転写部T2へ送り込む。四色のトナー像を二次転写された記録材Sは、定着装置6で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、機体外部へ排出される。
中間転写ベルト51は、テンションローラ153、対向ローラ52、及び駆動ローラ54に掛け渡して支持され、駆動ローラ54に駆動されて矢印R2方向に回転する。二次転写部T2は、対向ローラ52に支持された中間転写ベルト51に二次転写ローラ53を当接して構成される。二次転写ローラ53に直流電圧が印加されることで、中間転写ベルト51に担持されたトナー像は、二次転写部T2を搬送される記録材Sへ二次転写される。ベルトクリーニング装置59は、中間転写ベルト51にクリーニングブレードを摺擦させて、中間転写ベルト51に付着した転写残トナーを回収する。
画像形成部PY、PM、PC、PBkは、現像装置4Y、4M、4C、4Bkで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、図2を参照して、画像形成部PY、PM、PC、PBkの区別を表す符号末尾のY、M、C、Bkを除いた符号を用いて、一般的な画像形成部Pとして説明する。
図2に示すように、画像形成部Pは、感光ドラム1を囲んで、コロナ帯電器2、露光装置3、電位センサ2S、現像装置4、転写ローラ5、ドラムクリーニング装置7、帯電前露光装置7Lを配置している。感光ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面に感光層が形成されており、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
コロナ帯電器2は、コロナ放電に伴う荷電粒子を感光ドラム1に照射して感光ドラム1を一様な負極性の暗部電位VDに帯電させる。露光装置3は、各色の分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1の表面に画像の静電像を書き込む。現像装置4は、トナーを感光ドラム1に供給して静電像をトナー像に現像する。
転写ローラ5は、中間転写ベルト51を押圧して、感光ドラム1と中間転写ベルト51との間にトナー像の転写部T1を形成する。転写ローラ5に直流電圧が印加されることにより、感光ドラム1に担持されたトナー像が、中間転写ベルト51へ移転する。ドラムクリーニング装置7は、感光ドラム1にクリーニングブレードを摺擦させて、転写部T1を通過した感光ドラム1の表面に付着した転写残トナーを回収する。帯電前露光装置7Lは、感光ドラム1に残留した静電像を全面露光によって消去する。
<現像装置>
図3は現像装置の構成の説明図である。図3中、(a)は軸垂直方向断面、(b)は水平断面である。
図3の(a)に示すように、像担持体の一例である感光ドラム1は、トナー像を担持して回転する。現像容器41は、トナーとキャリアを有する現像剤を循環させる。現像剤担持体の一例である現像スリーブ44は、現像容器41から供給された現像剤を担持して回転して感光ドラム1にトナー像を現像する。層厚規制部材の一例である層厚規制ブレード46は、現像スリーブ44に担持される現像剤の層厚を規制する。
現像装置4の現像容器41には、現像剤として非磁性トナー粒子(トナー)と磁性キャリア粒子(キャリア)とを含む二成分現像剤が充填されている。フルカラー画像形成装置においては、トナーに磁性体を含ませなくてもよいため、色味が良好であるなどの理由から二成分現像剤が広く用いられている。
現像容器41の感光ドラム1に対向する位置には、開口部が形成され、開口部に、非磁性材料にて作製された現像スリーブ44が回転可能に配置されている。現像スリーブ44の内側には、非回転に固定されたマグネットロール45が配置される。マグネットロール45は、磁界を発生して、キャリアを磁気的に引き付けて、現像スリーブ44の表面に現像剤を担持させる。マグネットロール45は、三極以上の構成からなる。
図3の(b)に示すように、現像装置4は、現像剤を収容する現像容器41を有する。現像容器41は、隔壁41cによって現像室41aと攪拌室41bとに分けられている。現像室41a内には現像スクリュー42が配置され、攪拌室41b内には攪拌スクリュー43が配置されている。
隔壁41cの長手方向端部には、現像室41aと攪拌室41bの間で現像剤を受け渡す受け渡し部41e、41fが設けられている。現像スクリュー42及び攪拌スクリュー43は、現像剤を攪拌しながら搬送して現像容器41内を循環させる。現像剤は、現像室41aを現像スクリュー42によって搬送されて、受け渡し部41eを通じて攪拌室41bへ流れ込み、攪拌室41bを攪拌スクリュー43によって搬送されて、受け渡し部41fを通じて現像室41aへ流れ込む。
図3の(a)に示すように、マグネットロール45によって、現像装置4内の現像剤が現像スリーブ44に担持され、搬送されて、感光ドラム1に形成された静電像を現像してトナー像となす。現像スクリュー42で撹拌された現像剤は、汲み上げのための搬送用磁極N2の磁力で現像スリーブ44の表面に拘束され、現像スリーブ44の回転に伴って現像剤溜まり部48へ搬送される。搬送用磁極S2は、安定して現像剤を拘束するために、ある一定以上の磁束密度を有する。搬送用磁極S2は、現像剤を十分に拘束して、磁気穂を形成しつつ層厚規制ブレード46との対向部へ搬送する。
層厚規制ブレード46は、現像スリーブ44に担持された現像剤の層厚を規制する。磁性板材のような層厚規制ブレード46で磁気穂が穂切りされることにより現像剤の層厚が適正化される。現像剤は、搬送用磁極N1で搬送され、感光ドラム1との対向部まで搬送され、現像極S1で現像に供される。
現像極S1へ搬送された現像剤は、磁気穂を形成して磁気穂の先端を感光ドラム1に摺擦させる。電源回路D44は、直流電圧Vdcに交流電圧を重畳した振動電圧を現像スリーブ44に印加する。露光を受けて放電した感光ドラム1の明部電位VLと現像スリーブ44に印加される直流電圧Vdcの差電位である現像コントラストVcontに応じた量のトナーが磁気穂から感光ドラム1へ移転して、静電像がトナー像に現像される。
<現像剤>
トナーは、結着樹脂、着色剤、そして、必要に応じてその他の添加剤を含む着色樹脂粒子と、コロイダルシリカ微粉末のような外添剤が外添されている着色粒子とを有している。トナーは、負帯電性のポリエステル系樹脂であり、体積平均粒径は5μm以上、8μm以下が好ましい。ここでは、体積平均粒径は7.0μmであった。
キャリアは、例えば表面酸化或は未酸化の鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、クロム、希土類などの金属、及びそれらの合金、或は酸化物フェライトなどが好適に使用可能であり、これらの磁性粒子の製造法は特に制限されない。キャリアは、体積平均粒径が20〜50μm、好ましくは30〜40μmであり、抵抗率が10Ωcm以上、好ましくは1×10Ωcm以上である。ここでは、体積平均粒径が40μm、抵抗率が5×10Ωcm、磁化量が260emu/ccの磁性フェライトキャリアを用いた。
トナーの体積平均粒径は、以下に示す装置及び方法にて測定した。測定装置としては、コールターカウンターTA−II型(コールター社製)、個数平均分布、体積平均分布を出力するためのインターフェース(日科機製)、及びCX−Iパーソナルコンピュータ(キヤノン製)を使用した。
トナーの体積平均粒径の測定方法は以下に示す通りである。電解水溶液として、一級塩化ナトリウムを用いて調製した1%NaCl水溶液を使用した。電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤としてアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1ml加え、測定試料を0.5〜50mg加えた。
試料を懸濁した電解水溶液は、超音波分散器を用いて約1〜3分間の分散処理を行なった。その後、上記のコールターカウンターTA−II型により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて2〜40μmの粒子の粒度分布を測定して体積平均分布を求めた。求めた体積平均分布より、体積平均粒径を得た。
キャリアの抵抗率は、測定電極面積4cm、電極間間隔0.4cmのサンドイッチタイプのセルを用いて測定した。片方の電極に1kgの重量の加圧下で、両電極間の印加電圧E(V/cm)を印加して、回路に流れた電流から、キャリアの抵抗率を得る方法によって測定した。
<現像剤補給装置>
図4は画像形成装置の制御系のブロック図である。図3を参照して図4に示すように、制御部400は、画像形成に伴ってトナーが消費されると、消費されたトナー量に応じた分量の補給用現像剤を現像剤補給装置20から現像装置4へ補給させる。
制御部400の入力側には、ビデオカウンタ301、ページカウンタ302、パッチセンサ303、積算駆動時間タイマー304、インダクタンスセンサ(トナー濃度センサ)39、速度センサモジュール49がそれぞれ接続されている。画像処理装置300は、画像形成装置100への入力画像情報信号から画像濃度信号を生成する。ビデオカウンタ301は、出力画像1枚ごとの画像濃度信号の積算値を算出して、画像濃度信号を画像毎に積算したビデオカウント数を出力する。
1枚の出力画像について積算されたビデオカウント数は、1枚の出力画像を形成するために現像装置4で消費されるトナー量に対応している。ビデオカウント数は、現像剤補給装置20から現像装置4へ現像剤を補給する現像剤補給制御(ビデオカウントATR)に使用される。
補給スクリュー駆動回路601は、現像剤補給装置20でトナー補給を行う補給スクリュー37の駆動モータ38を作動させる。制御部400は、補給スクリュー駆動回路601を制御して、1枚の出力画像に消費するトナー量とほぼ同量のトナーを、1枚の出力画像の形成中に、現像剤補給装置20から現像装置4に対して補給させる。
<画像濃度制御>
パッチ画像濃度センサ303は、所定の静電像を現像した感光ドラム1上のパッチ画像に赤外光を照射して反射光を検出する光学式センサである。
制御部400は、パッチ画像濃度センサ303の出力から求めたパッチ画像のトナー載り量が所定のトナー載り量(すなわち所定の画像濃度)に近付くように、現像剤補給装置20を制御する(パッチ検ATR)。
現像剤の単位重量に占めるトナーの重量比率であるトナー濃度を上下数%の範囲で変化させてトナー帯電量を調整することにより、所定の静電像に現像されるパッチ画像のトナー載り量を所定値に誘導する。
インダクタンスセンサ39は、現像装置4中の現像剤のトナー濃度を測定するものである。インダクタンスセンサ39は、現像剤の透磁率に応じた出力を発生する。
制御部400は、インダクタンスセンサ39の出力に基づいて現像剤のトナー濃度を監視し、上記のパッチ画像を用いた画像濃度制御でトナー濃度が所定範囲(6%〜10%)を逸脱しないようにする。
ページカウンタ302は、画像形成装置100の出力画像の出力枚数を積算する。積算駆動時間タイマー304は、現像装置4が画像形成を行うために現像剤を攪拌した(=現像スリーブ44を回転させた)時間の積算を行う。
現像モータ駆動回路602は、現像装置4を駆動する。ドラム駆動回路606は、感光ドラム1を駆動させる。露光制御回路603は、感光ドラム1に静電像を形成するためのレーザービームの露光強度を決めて露光装置3を制御する。
電源回路D44は、現像時の現像スリーブ44−感光ドラム1間に電圧を印加する。電源回路D2は、静電センサ(2S:図2)の出力に基づいてコロナ帯電器2への印加電圧を調整して感光ドラム1表面を所定の暗部電位VDに帯電させる。
現像装置4中の現像剤のトナー濃度の制御はトナーの補給方法と関係がある。現像剤補給装置20によるトナーの補給は、主に算出されたビデオカウント数に基づき補給量を調整される。また、現像剤補給装置20によるトナーの補給量は、現像装置4中の現像剤のトナー濃度も考慮して実施される。
具体的には、制御部400は、現像剤のトナー濃度が上がり過ぎず、下がり過ぎないために、インダクタンスセンサ39の出力に基づいてトナーの補給量にリミットをかける。ビデオカウンタ301は、画像処理装置300からの画像信号を画像毎に積算し、ビデオカウント数を算出する。制御部400は、ビデオカウント数に対応する分だけ、現像剤補給装置20の補給スクリュー37の駆動モータ38を作動させて、現像装置4へトナーを補給する(ビデオカウントATR)。これにより、現像剤の単位重量に占めるトナーの重量比であるトナー濃度は、理論上一定に保たれる。
しかし、実際には、補給スクリュー37によるトナー補給量は、トナーの流動性、雰囲気環境によって変動する。そのため、トナー濃度TDに対して上限値TDupper1を持たせ、トナー濃度TDが上限値TDupper1を超えないように制御する。トナー濃度TDが上限値TDupper1を超えている時にはトナーの補給を打ち切る。
<トナー排出制御>
図3の(a)に示すように、画像形成装置100において、現像容器41内のトナーがしばらく使用されない場合、あるいは使用されてもトナー像形成のためのトナー消費量が少ない場合、トナーが現像容器41内に滞留している時間が長くなる。そのため、現像容器41内のトナーの帯電性能が低下する等、トナーの劣化が進行して、その後に形成される出力画像の品質が低下することがある。
トナー劣化が非常に進行すると、現像容器41内の現像剤の流動性が低下する。そして、トナーの劣化が非常に進行して流動性が大きく失われると、キャリアに対するトナーの非静電的付着力の増加と電気的特性の変動が起きる。そのため、出力画像の濃度薄、現像スリーブ44からのトナー飛散の付着、白地かぶり画像といった画像品位を低下させる現象が発生し易くなる。
そのため、従来から、現像容器内のトナーがしばらく使用されない場合、もしくは使用されてもトナー像形成のためのトナー消費量が少ない場合には、記録材への画像形成を一時停止して、現像容器内のトナーの一部を新しいトナーに入れ替えている。
図2に示すように、回復モードでは、連続画像形成を中断して、静電像の形成を伴わない帯状のトナー像を感光ドラム1に現像させていた。感光ドラム1の帯電電位を下げた部分を帯状に形成して現像スリーブ44との間に現像コントラストを確保して帯トナー像を形成し、転写部T1を通過させてドラムクリーニング装置7で回収する。そして、感光ドラム1へ排出した量のトナーを現像剤補給装置20から補給していた。
感光ドラムに廃棄トナーパターンの静電像を形成してベタ画像のような廃棄トナー像を現像して、現像装置から廃棄トナーとしてある程度吐き出させていた。そのように形成された廃棄トナー像をさらに中間転写ベルトへ転写してベルトクリーニング装置で回収する場合もあった。
特許文献1では、現像装置の駆動時間の累積値とトナー消費量の累積値からトナー劣化度を算出して、トナー劣化度を監視し、劣化度が限界値を超えたときに廃棄トナー像による強制排出を行っている。特許文献2には、現像装置の駆動負荷測定装置による測定値に基づいて、トナー劣化度を判定し、判定結果に基づいて現像材補給装置から現像容器に新品の現像剤を補給している。
しかし、画像形成装置のランニングコストを低減させるという観点からは、トナー吐き出し制御の回数を低減し、トナー消費量を減らすことが必要とされている。特許文献1では、トナー劣化度を簡易な構成で推定することができるという点でメリットがある一方、現像剤のトナー劣化度を直接測定しているわけではないために、実際にはトナー劣化の程度が基準よりも良い場合にも、強制排出が行われてしまう。トナーの劣化は、雰囲気温度や湿度の履歴、画像形成装置本体の動作インターバル、出力画像パターン等にも影響を受けるため、現像装置の駆動時間に基づく予測よりもトナー劣化度が良いという状況が起こりえる。
また、特許文献2では、現像装置の駆動負荷を測定しており、現像剤にかかる力の測定を介してトナー劣化度を直接検知することができるという点で優れている。しかし、測定した現像装置の駆動負荷はトナー劣化度のみならず、その瞬間におけるトナー濃度や、トナー吸水率、現像スリーブへ付着した現像剤の量すなわち現像剤担持量、といった各種の状態にも影響を受ける。そのため、測定した現像装置の駆動負荷から常に正しいトナー劣化度を求められるわけではない。
そこで、画像形成装置100では、現像装置4内のトナー劣化に関わる課題に関して、不要な強制排出の回数を低減することで、長時間の運転においても画像不良が少なく高品位な画像を出力することのできる画像形成装置を安価に提供する。そのため、画像形成装置100では、層厚規制ブレード46の上流側に速度センサモジュール49を配置して直接的に現像剤中のトナー劣化度を測定している。
<速度センサモジュール>
図5は速度センサモジュールの構成の説明図である。図6は速度センサモジュールによる現像剤粒子の速度測定の説明図である。
図3の(a)に示すように、対向部の一例である現像剤返し部材47は、層厚規制ブレード46に隣接した上流側で現像スリーブ44の周面に対向する。現像剤返し部材47の斜面に透明窓(4902)が配置される。
層厚規制ブレード46の上流側でせき止められる現像剤の量は、現像剤返し部材47で規制される。現像剤は、流動性が高い状態では、現像剤返し部材47の表面を沿うように搬送されていく。速度センサモジュール49は、現像装置4内の現像剤返し部材47の表面における現像剤の速度を検知する。
図5に示すように、速度センサモジュール49は、パーソナルコンピュータの入力素子である光学マウスのセンサ部分として市販されているAVAGO Technology社の製品(型番ADNS−2051)を採用している。速度センサモジュール49は、現像剤の流速を測定する用途のものではないが、量産品であるため、高精度、高信頼性、低コストである。
速度センサモジュール49の下面は透明窓に形成され、透明窓の面を現像剤返し部材47の現像スリーブ44対向面高さに一致させてある。このため、レンズモジュール4902等に妨げられることなく、現像剤が滑らかに搬送される。
速度センサモジュール49の下面は厚さ50μmのPFA樹脂シートで覆って、レンズモジュール4902に現像剤が付着してしまうことを防いでいる。レンズモジュール4902の表面処理としては、フッ素樹脂系の透明シート以外に、フッ素樹脂系のコーティングを用いてもよい。
LED(Light Emitting Diode)4901は、赤色光の照明素子である。レンズモジュール4902は、プリズムとレンズを一体化した非球面レンズ素子である。レンズモジュール4902は、LED4901からの照明光を被測定物まで導き、被測定物からの反射光を半導体画像センサ4903上に結像させる機能を持つ。
半導体画像センサ4903は、CCD方式やCMOS方式など各種の方式を採用できる。ここでは、CMOS方式の半導体画像センサを用いており、16×16ピクセルの画像データをフレームレート1500fps(Frame Per Second)で取得することができる。
PIV処理装置4904は、半導体画像センサ4903で得られた画像データに対してPIV(Particle Image Velocity)演算を行うことで、被写体表面の移動速度を算出し出力する。
PIV処理装置4904は、測定原理として、相互相関係数法と呼ばれるPIV処理手法を用いて被写体表面の移動速度を算出して、現像剤の移動速度を求める。
図6に示すように、微小時間ΔTだけ異なる2時刻の可視化画像である第1画像及び第2画像がデジタル画像として撮影される。PIV処理装置4904は、先の時刻Tに取得した第1画像中の検査領域Nsの輝度値パターンが、次の時刻T+ΔTに取得した第2画像中のどの位置に移動したかを相互相関係数を指標として調べる。
いま、2種類の2次元信号f(X,Y) 、g(X,Y)を用いて、相互相関係数は次のように計算される。原関数f(X,Y)とg(X+ΔX,Y+ΔY)から相互相関係数Cfg(ΔX,ΔY)を算出するには式(1)の計算を行う。ここで、検査領域サイズをN×N[pixel]とする。
Figure 2013140273
相互相関係数法では、式(1)を用いて、輝度値パターンの移動量を検出する。
まず、最初に、第1画像における任意の点Aを中心とするN×N[pixel]の検査領域fを設定する。次に、第2画像の中に同じ位置Aを中心とするNs×Ns[pixel]の領域を探査領域(Search Region)として設ける。
そして、探査領域内に中心をもつ候補領域gの中で第1画像に設定した検査領域の輝度値パターンと最も類似した領域を探す。すなわち、式(1)で示した相互相関の最も高い値を持つ領域が求まる。このようにしてΔT秒間における設定測定点の移動量が求まるため、現像剤の速度を求めることができる。
相互相関係数法では、得られた画像中の複数の設定計測点における速度を求めることができる。
ここでは、相互相関係数法を採用して、得られた複数の速度の中から代表値として平均値を採用した。しかし、被写体表面の撮影画像から移動速度を算出する方法としては、FFT相互相関法、輝度差累積法などの解析手法を採用してもよい。相互相関係数法においても、メジアン値、モード値等、各種演算処理をおこなうことでより精度の高い代表値を得ることもできる。
また、現像装置4の現像剤返し部材47に備えられる現像剤速度検知手段としては、速度センサモジュール49には限らず、レーザードップラー流速計(LDV)をはじめとする各種の速度検知手段を採用することが可能である。
<現像剤規制領域における現像剤の挙動>
図7は現像装置の現像剤溜まり部近傍の拡大図である。図7に示すように、現像スリーブ44近傍の現像剤溜まり部48において、層厚規制ブレード46で現像剤の流れがせき止められるが、現像剤は、おおよそ現像スリーブ44の回転方向に追従して搬送される。
現像剤返し部材47を透明ガラス板に置き換えて、トナーが劣化していない場合から現像剤の空運転を実行して意図的にトナーの劣化を進行させて、トナーの劣化の各段階で現像剤溜まり部48の現像剤の流動状態を詳細に目視観察した。
その結果、新品の現像剤で、トナーが劣化していない場合、現像剤溜まり部48において、層厚規制ブレード46近傍は、現像剤の速度が遅い部分であり、それよりスリーブ回転の上流側では現像剤の速度が速い部分となっていた。これに対して、現像装置4の空運転を継続して意図的にトナーを劣化させた場合、現像剤溜まり部48では時間経過ととともに全体的に現像剤の速度が低下する。加えて、図中に濃く示した現像剤の速度が遅い領域がさらに現像スリーブ44の回転方向の上流側に広がり、それに応じて現像剤の速度が速い部分は減少していく。
ちなみに、図7において、現像剤の速度が遅い濃い部分と現像剤の速度が速い薄い部分とは、はっきりと分かれているように示されるが、実際は、濃い部分と薄い部分の境界では速度はなだらかに変化している。現像剤溜まり部48において、層厚規制ブレード46で現像剤の流れがせき止められる部分と、現像スリーブ44の回転速度に追従して、ほぼ同等の速度で現像剤が搬送される部分とに分けられ、その境界部でせん断面が生じる。そして、このせん断面での流れの差によると思われるトナーの遊離が生じ、結果として、柔らかいトナー層が発生していた。このトナー層が成長すると、層厚規制ブレード46と現像スリーブ44のギャップが実質的に狭くなる。これにより、トナー層が成長したところは、他のところに比べて、現像スリーブ44上の現像剤のコート量が少なくなり、出力画像に濃度薄の搬送方向のストライプが形成されていた。
トナー劣化が進行すると、現像剤の流動性が低下して、現像剤溜まり部48の層厚規制ブレード46で現像剤の流れがせき止められる部分の近傍でせん断面が生じる。せん断面での流れ速度の差による現像剤の摩擦によってトナーの遊離が生じ、結果として柔らかいトナー層が発生する。柔らかいトナー層が成長すると、トナー層が成長したところは、他のところに比べて、現像スリーブ44上の現像剤のコート量が少なくなり、出力画像において、トナー層が成長したところの一部分が濃度薄になる。
<実験1>
図8は現像剤溜まり部の現像剤速度とトナー凝集度との関係の説明図である。
トナー劣化度は、トナー凝集度と強い相関があることが知られている。トナーが劣化するという一現象は、トナー表面の外添剤が剥がれたり、トナー内部に外添剤が埋め込まれるなどの現象が含まれ、これらによってトナー凝集度が大きくなる。
劣化したトナーは、付着力が強いため、現像特性に悪影響をもたらすのみならず、現像装置の中でトナー凝集塊が発生し易くなって、突発的な画像濃度ムラに繋がりやすい。
そこで、トナーが劣化する過程の各段階で現像装置から現像剤を取り出してトナー凝集度を測定し、速度センサモジュール49で求めた現像剤溜まり部48の現像剤の流動速度とトナー凝集度の相関関係を調べた。トナー凝集度の測定のために、劣化した現像剤からトナーのみを分離し、トナーのみの凝集度を測定した。
トナー凝集度は、パウダーテスター(ホソカワミクロン(株))を用いて測定した。パウダーテスターに上から60mesh、100mesh、200mesh、の順でフルイを3段重ねてセットした。そして、秤取した試料5gを静かにフルイの上にのせ、電圧17Vで振動を15秒間与え、各フルイ上に残ったトナーの重さを測定し、下式に従ってトナー凝集度を算出した。
ここで、上段のメッシュ上のトナー量をT、中段のメッシュ上のトナー量をC、下段のメッシュ上のトナー量をBとする。このとき、X=T/5×100、Y=C/5×100×0.6、Z=B/5×100×0.2とすると、トナー凝集度(%)は、式(2)で表される。
凝集度(%)=X+Y+Z ・・・(2)
図8に示すように、トナーの劣化が進行するほど、速度センサモジュール49で測定した現像剤溜まり部48の現像剤速度が低下して、トナー凝集度が高くなる。新品の現像剤ではトナー凝集度20%であり、画像形成装置内における現像剤の速度は10mm/secであった。
<実験2>
図9は現像剤溜まり部の現像剤速度と画像比率との関係の説明図である。図10は現像剤の劣化に伴う速度センサモジュールの出力の変化の説明図である。
連続画像形成を行った場合、トナー劣化度は連続画像形成された画像の画像比率に応じて変化することが知られている。画像比率は、トナー像が転写されうる記録材の全面積に対して、画像が占める面積の割合を算出することによって得られる。
画像の画像比率が低いほど、トナーが現像装置4内に停滞して攪拌を受ける時間が長くなるからである。出力物の画像比率が低いと、トナーの外添剤が遊離し易く、結果としてトナー凝集度が高くなる。
ビデオカウンタ301は、画像処理装置300からの画像信号を画像毎に積算してビデオカウント数を算出している。制御部400は、ビデオカウンタ301の出力に基づいて、各画像形成された記録材に対する画像の量を算出して、出力物の画像比率を求めている。
そこで、速度センサモジュール49で測定した現像剤溜まり部48の現像剤速度と画像比率との関係を、出力物の画像比率を40%、20%、5%、1%に固定して、それぞれA4サイズにて連続300枚を画像形成し後に測定した。
図9に示すように、画像比率を低くしてトナー凝集度が高くなる条件では、速度センサモジュール49で測定した現像剤溜まり部48の現像剤の平均速度が低下していくことが確認された。
画像比率が40%及び20%の場合は、速度センサモジュール49で測定した現像剤溜まり部48の現像剤速度の低下は認められなかった。しかし、画像比率が5%、1%の場合は、速度センサモジュール49で測定した現像剤溜まり部48の現像剤速度の低下が認められた。
次に、トナーが劣化していないと考えられる画像比率20%の場合と、トナーが劣化していると考えられる画像比率5%の場合とで、速度センサモジュール49の出力を比較した。
図10に示すように、画像比率20%の場合、現像剤の流動性が高いため、速度センサモジュール49で測定した現像剤溜まり部48の現像剤速度は相対的に高く安定している。しかし、画像比率5%の場合、画像比率20%に比較して現像剤速度が低下するのみならず、速度センサモジュール49で測定した現像剤溜まり部48の現像剤速度は、スティックスリップ現象のように低下と回復を繰り返す。トナーの劣化がさらに進行すると、最終的には現像剤溜まり部48の現像剤速度は0となり、停止してしまう。
<実験3>
現像容器41に充填する現像剤のトナー濃度を異ならせてトナー劣化度の進行度合いを比較した。その結果、トナー劣化度の進行度合いは、現像装置4内の現像剤のトナー濃度によっても影響を受けることが判明した。現像剤のトナー濃度が高い場合には、トナー劣化度はより悪化して層厚規制ブレード46の上流側にトナー層が成長し易くなる。同一の空運転時間でも、現像剤のトナー濃度が低い場合にはトナー劣化度が軽減されて層厚規制ブレード46の上流側にトナー層が成長しにくい。
<実施例1>
図11は実施例1の回復モード制御のフローチャートである。実施例1では、上記の実験1、2の実験結果に基づいて、速度センサモジュール49で測定した現像剤溜まり部48の現像剤速度が所定水準に低下すると、回復モードを実行して現像剤規制領域(現像剤溜まり部)48の現像剤の流動性を回復させる。
図3の(a)に示すように、対向部の一例である現像剤返し部材47は、層厚規制ブレード46に隣接した上流側で現像スリーブ44の周面に対向する。現像剤返し部材47の斜面に透明窓(4902)が配置される。透明窓(4902)の現像剤に接する面にフッ素を含む透明樹脂層が形成される。
検出手段の一例である速度センサモジュール49は、現像剤返し部材47に配置されて、現像剤返し部材47と現像スリーブ44と層厚規制ブレード46とに囲まれた現像剤規制領域48における現像剤の滞留状態を検出する。速度センサモジュール49は、透明窓を通じて光学的に現像剤の流動状態を検出する。速度センサモジュール49は、現像剤返し部材47の透明窓を通じて外側から現像剤に照明光を照明し、照明された現像剤を透明窓を通じて撮像して粒子の移動を検出する撮像型センサである。
制御手段の一例である制御部400は、速度センサモジュール49の出力に基づいて、連続画像形成中に現像剤規制領域48の現像剤が所定の滞留状態に達すると、少なくとも現像剤規制領域48の現像剤の流動性を回復させる回復モードの処置を実行させる。回復モードでは、連続画像形成を中断して、現像スリーブ44によって感光ドラム1の回転軸線方向に沿った帯状のトナー像を現像させるとともに、帯状のトナー像による消費量に対応する量のトナーを現像剤補給装置20から現像容器41に補給する。
図7に示すように、現像剤返し部材47の面には、速度センサモジュール49が備えられて、搬送される現像剤の速度を検知する。速度センサモジュール49は、現像剤返し部材47に備えられているが、ここは、上述したように、現像装置4内のトナー劣化に対して敏感に現像剤速度が変化するところである。そのため、この部分の現像剤の速度を測定することで、トナー劣化度を検知することができる。
図4を参照して図11に示すように、制御部400は、現像装置4内のトナーが劣化した場合にトナー吐き出し処理を実施する。トナー吐き出し処理は、劣化したトナーを保持している現像装置4が感光ドラム1上に廃棄トナーパターンを形成して劣化したトナーを排出する処理である。
制御部400は、通常の画像形成ジョブがスタートした後(S001)、現像スリーブ44の回転が行われている最中に、現像剤速度Vを測定する(S002)。
制御部400は、画像形成ジョブが終了した後(S003)、平均現像剤速度Vが閾値Vth1よりも小さいかどうかを判断する(S004)。平均現像剤速度Vが閾値Vth1よりも大きかった場合(S004のNO)、画像形成ジョブを終了する。
制御部400は、平均現像剤速度Vが閾値Vth1よりも小さかった場合(S004のYES)、画像形成ジョブの終了後の後回転時に吐き出し動作を実施する(S005)。1回の吐き出し動作においては、感光ドラム1にA4サイズで画像比率20%分の静電像を露光装置3により書き込み、現像装置4により現像して劣化したトナーを感光ドラム1に排出する。排出した量の新品トナーが現像剤補給装置20から補給されて、現像剤速度Vが回復する。
制御部400は、吐き出し処理を終了して(S006)、次の画像形成ジョブに入る。
実施例1の回復モード制御によれば、トナー劣化に起因する画像品位の低下に対して、ランニングコストを増加させることなく防ぐことができる。現像装置4に速度センサモジュール49を備えてトナー劣化度を検知することにより、ランニングコストを抑えながらも長時間の画像形成において画像不良が少なくかつ高品位な画像を出力することができる。
なお、回復モードにおけるトナー像の形成は、露光を伴わないものでもよい。上述したように、回復モードでは、連続画像形成を中断して、静電像の形成を伴わない帯状のトナー像を感光ドラム1に現像させてもよい。
<実施例2>
図12は実施例1における現像装置の構成の説明図である。図13は実施例1の回復モード制御のフローチャートである。
図12に示すように、現像装置4Bは、層厚規制ブレード46にバイブレータ50が付設される以外は図3の現像装置4と同一に構成される。このため、図12中、図3の(a)と共通する構成には共通の符号を付して重複する説明を省略する。
バイブレータ50は、層厚規制部材の一例である層厚規制ブレード46を加振する。制御部400は、回復モードでは、連続画像形成を中断して、バイブレータ50を作動させる。バイブレータ50は、偏心荷重を回転子に設けたモータを利用した振動モータや、ソレノイド型等のものが利用できる。実施例2では振動モータを用いた。
図4を参照して図13に示すように、制御部400は、速度センサモジュール49で測定した現像剤速度Vがある閾値以下になった場合には、バイブレータ50を作動させて層厚規制ブレード46に振動を加える。これにより、現像剤溜まり部48に形成されたトナー層を強制的に流動状態とし、且つトナー層をほぐし、層厚規制ブレード46の外に一旦搬送することにより、トナー層の成長を抑える。
制御部400は、通常の画像形成ジョブがスタートした後(S101)、現像スリーブ44の回転が行われている最中に、現像剤速度Vを測定する(S102)。
制御部400は、画像形成ジョブが終了した後(S103)、平均現像剤速度Vが閾値Vth2よりも小さいかどうかを判断する(S104)。平均現像剤速度Vが閾値Vth2よりも大きかった場合(S104のNO)、画像形成ジョブを終了する(S106)。
制御部400は、平均現像剤速度Vが閾値Vth2よりも小さかった場合(S104のYES)、画像形成ジョブの終了後にバイブレータ50による層厚規制ブレード46の振動動作を実施する(S105)。バイブレータ50を2秒間振動させることで次の画像形成において濃度薄にならないように備えている。
POD(Print On Demand)用途等、環境変動、使用状況の変化が大きい画像形成装置では、画像形成条件の変化に対する画像品質の安定が求められるため、バイブレータ50が振動動作を行う頻度を上げることが望ましい。
バイブレータ50の作動によって、現像容器41内の現像剤のトナー劣化度が回復しなくても、現像剤溜まり部48における現像剤の滞留状態が速やかに回復して柔らかいトナー層が消滅することが観察された。このため、即効的に、画像の一部分が濃度薄になるという画像不良を、必要最小限度の対応で防ぐことができる。
バイブレータ50の作動のみでは、現像容器41内の現像剤のトナー劣化度を回復させることはできないため、実施例2は、実施例1のトナー入れ替え制御と並行して実施することが望ましい。これにより、本発明の課題に対してより効果を発揮する。
<実施例3>
図14は実施例1における現像装置の構成の説明図である。図15は実施例1の回復モード制御のフローチャートである。
図14に示すように、現像装置4Cは、図3に示すインダクタンスセンサ39を有しない以外は現像装置4と同一に構成される。このため、図14中、図3と共通する構成には共通の符号を付して重複する説明を省略する。
現像剤補給装置20は、現像容器41にトナーを補給する。制御部400は、回復モードでは、現像剤補給装置20を制御して現像容器内の現像剤に占めるトナーの重量比率を低下させる。トナー濃度センサの一例である速度センサモジュール49は、現像剤返し部材47に配置されて、現像剤に占めるキャリアの空間密度に応じた情報を出力する。制御部400は、速度センサモジュール49の出力に基づいて現像剤補給装置20を制御して、トナーの重量比率の一例であるトナー濃度を制御する。
実施例3では、速度センサモジュール49の出力に基づいて回復モードを実行するとともに、現像装置4のトナー濃度測定を、速度センサモジュール49で行って現像剤のトナー濃度を制御する。速度センサモジュール49をいわゆる反射型のトナー濃度センサとして用いてトナー濃度を測定するため、インダクタンスセンサの代わりに速度センサモジュール49を用いることができる。
図5に示すように、速度センサモジュール49はトナー濃度センサ43としても使用することができる。速度センサモジュール49は、半導体画像センサ4903を用いて被測定面からの反射光を画像として検知する。イエロー現像剤のトナー濃度が低下すると、撮像画面に占める黒色のキャリアの割合が増加するため、現像剤からの反射光量は低下する。トナー濃度が上昇すると現像剤からの反射光量は増加する。このため、半導体画像センサ4903で得られた画像の輝度を積算することにより、撮影画像の明るさとしてトナー濃度を測定することができる。
図4を参照して図15に示すように、制御部400は、上記実験3の実験結果に基づいて、回復モードでは、現像剤の流動性を回復させるために現像剤のトナー濃度を低下させる(S205)。制御部400は、パッチ画像のトナー載り量が低くてもトナー供給を打ち切る上限値TDupper1の値を平均現像剤速度Vによって変えて、現像装置4内のトナー濃度を制御する(S205、S207)。
制御部400は、トナー濃度TDの上限値をTDupper1(=14%)に設定して画像形成ジョブをスタートする(S201)。制御部400は、現像スリーブ44の回転が行われている最中に、現像剤速度Vを測定する(S202)。
制御部400は、画像形成ジョブが終了した後(S203)、平均現像剤速度Vが閾値Vth3よりも小さいかどうかを判断する(S204)。平均現像剤速度Vが閾値Vth3よりも大きかった場合(S204のNO)、トナー濃度TDの上限値をTDupper1に据え置いて(S207)、画像形成ジョブを終了する。
制御部400は、平均現像剤速度Vが閾値Vth3よりも小さい場合(S204のYES)、現像剤のトナー濃度を低く制御させるために、トナー濃度の上限値をTDupper2(=12%)に設定する(S205)。
TDupper1とTDupper2の関係は式(3)のように設定されている。
TDupper1>TDupper2 ・・・(3)
実施例3では、簡単な構成でトナー劣化度を検知し、その結果に応じてトナー濃度を低く制御することにより、トナー劣化に起因する画像品位の低下を抑制することができる。実施例3では、画像形成装置100のランニングコストを抑えながらも長期間にわたって画像不良が少なく、かつ高品位な画像を出力することのできる画像形成装置を安価に提供することができる。
1 感光ドラム、2 コロナ帯電器、3 露光装置
4 現像装置、39 インダクタンスセンサ
41 現像容器、41a 現像室、41b 攪拌室
41c 隔壁、42 現像スクリュー、43 攪拌スクリュー
44 現像スリーブ、45 マグネットロール
46 層厚規制ブレード、47 現像剤返し部材
48 現像剤溜まり部、49 速度センサモジュール
100 画像形成装置、300 画像処理装置
301 ビデオカウンタ、400 制御部

Claims (8)

  1. トナー像を担持して回転する像担持体と、
    トナーとキャリアを有する現像剤が循環する現像容器と、
    前記現像容器から供給された現像剤を担持して回転して前記像担持体にトナー像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に担持される現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、
    前記層厚規制部材に隣接した上流側で前記現像剤担持体の周面に対向する対向部と、
    前記対向部に配置されて、前記対向部と前記現像剤担持体と前記層厚規制部材とに囲まれた現像剤規制領域における現像剤の滞留状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段の出力に基づいて、連続画像形成中に前記現像剤規制領域の現像剤が所定の滞留状態に達すると、少なくとも前記現像剤規制領域の現像剤の流動性を回復させる回復モードを実行させる制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記対向部に透明窓が配置され、
    前記検出手段は、前記透明窓を通じて光学的に現像剤の流動状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出手段は、前記透明窓を通じて外側から現像剤に照明光を照明し、照明された現像剤を、前記透明窓を通じて撮像して粒子の移動を検出する撮像型センサであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記透明窓の現像剤に接する面にフッ素を含む透明樹脂層が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記層厚規制部材を加振するバイブレータを備え、
    前記回復モードでは、連続画像形成を中断して、前記バイブレータを作動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記回復モードでは、連続画像形成を中断して、前記現像剤担持体によって前記像担持体の回転軸線方向に沿った帯状のトナー像を前記像担持体に現像させるとともに、前記帯状のトナー像に対応する量のトナーを前記現像容器に補給することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像容器にトナーを補給する現像剤補給装置を備え、
    前記回復モードでは、前記現像剤補給装置を制御して前記現像容器内の現像剤に占めるトナーの重量比率を低下させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 現像剤に占めるキャリアの空間密度に応じた情報を出力するトナー濃度センサが前記対向部に配置され、
    前記制御手段は、前記トナー濃度センサの出力に基づいて前記現像剤補給装置を制御して、前記トナーの重量比率を制御することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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