JP2013140150A - 原子炉炉心状態を監視するための方法及び装置 - Google Patents

原子炉炉心状態を監視するための方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013140150A
JP2013140150A JP2012278797A JP2012278797A JP2013140150A JP 2013140150 A JP2013140150 A JP 2013140150A JP 2012278797 A JP2012278797 A JP 2012278797A JP 2012278797 A JP2012278797 A JP 2012278797A JP 2013140150 A JP2013140150 A JP 2013140150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
temperature
core
temperature sensors
temperature sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012278797A
Other languages
English (en)
Inventor
J Ginsberg Robert
ロバート・ジェイ・ジンスバーグ
R Bass John
ジョン・アール・ベース
Bergman Mark
マーク・バーグマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Hitachi Nuclear Energy Americas LLC
Original Assignee
GE Hitachi Nuclear Energy Americas LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Hitachi Nuclear Energy Americas LLC filed Critical GE Hitachi Nuclear Energy Americas LLC
Publication of JP2013140150A publication Critical patent/JP2013140150A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/02Means for indicating or recording specially adapted for thermometers
    • G01K1/026Means for indicating or recording specially adapted for thermometers arrangements for monitoring a plurality of temperatures, e.g. by multiplexing
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K13/00Thermometers specially adapted for specific purposes
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/10Structural combination of fuel element, control rod, reactor core, or moderator structure with sensitive instruments, e.g. for measuring radioactivity, strain
    • G21C17/112Measuring temperature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

【課題】原子炉炉心状態を監視するための方法及び装置を提供する。
【解決手段】温度センサアレイ100は、原子炉の計装管内の取付け用の異なる位置にいくつかの温度センサ110を含む。温度センサは、原子炉の複数の軸方向位置における温度を測定し、プラント作業員は、この測定データにアクセスし、解釈することができる。炉心流体レベルをより直接的に特定することを可能にするために、温度センサは、容器冷却材沸騰若しくは損失、及び/又は燃料損傷と関連する温度を検出することができる。複数の温度センサアレイは、複数の炉心位置において容器流体レベル及び状態を測定することを可能にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、温度センサアレイおよび該アレイを含む原子炉に関する。
図1は、例示的な実施形態及び例示的な方法とともに使用できる、従来の原子炉圧力容器10の図である。原子炉圧力容器10は、例えば、世界中で発電用に従来から使用されている、100+MWe商用軽水型原子炉とすることができる。原子炉圧力容器10は、従来から、放射能を含むのに役立つ格納構造物411内に含まれている。ドライウェル20を含む1次格納施設411として知られる、原子炉容器10を取り囲む建屋は、ポンプ、ドレン、制御棒駆動装置などの、容器に役立つ装置を収容するのに役立つ。
図1に示し、本明細書に規定するように、少なくとも1つの計装管50は、核燃料を含む炉心15を有する容器10内に延びる。従来の原子炉内に存在し、本明細書に規定するように、計装管は、容器10内では囲まれ、容器10外では開放され、容器10の外部から炉心15の近傍の位置に空間的に接近するのを可能にするが、計装管50によって依然として原子炉及び炉心の内部から物理的に隔離している。計装管50は、ほぼ円筒形で、容器10の高さとともに拡がる可能性があるが、この業界では、他の計装管形状に一般に出くわす。
従来から、計装管50は、ドライウェル20の下端の開口部を通して中性子検出器を計装管50内に挿入することを可能にする。これらの検出器は、所望の軸方向位置において炉心15内の中性子束を監視するために計装管50を通って上方に延びる。従来のモニタのタイプの例には、広領域検出器(WRNM)、中性子源領域モニタ(SRM)、中間領域モニタ(IRM)、及び/又は局部出力領域モニタ(LPRM)が含まれる。それに加えて、容器10が絶えず液水で満たされた加圧水型原子炉では、蒸気発生器用の、原子炉を出る液体の出口温度を監視するために、炉心出口熱電対(CET)と呼ばれる熱電対モニタを計装管50の頂部に挿入することができる。
図1に示すように、容器10は、炉心15から隔離した環状空間内に降水管領域30を含むことができ、流体減速材及び/又は冷却材は、再循環ループから入り、降水管領域30を通って炉心15内の底部入口点まで下方に流れることができる。従来から、降水管領域30には、降水管領域30の特定のレベルに存在する液体の測定を可能にする1つ又は複数の液体センサが取り付けられている。炉心15及び降水管領域30は流体連通しているので、プラント作業員は、降水管領域30の液体レベルを測定することにより、炉心15の対応する流体レベルを近似的に求めることができる。降水管領域30の液体レベルからのこの測定値は、原子炉10を適切に運転し、及び/又は、炉心15の流体レベルの喪失が問題となる過渡状態に応答するために使用することができる。
例示的な実施形態は、1つ又は複数の温度センサアレイにより原子炉を監視するための方法及びシステムを含む。例示的な実施形態の温度センサアレイは、原子炉の計装管内のいくつかの軸方向位置における温度を測定するために軸に沿って延びる複数の温度センサを含む。したがって、例示的な実施形態は、計装管及び運転中の原子炉環境への挿入に適合する材料から成形され、寸法を決定され、組み立てられる。例示的な実施形態のアレイは、いくつかの異なる物理的構成で作成することができ、全ての温度センサ及びデータ出力用のそれらのリードを接合する棒を含むことができる。温度センサは、自己出力熱電対、又はそのそれぞれの軸方向位置における温度を特定することができる他のタイプのセンサとすることができる。このように、1つ又は複数の炉心位置における冷却材レベルを測定するために、冷却材の欠乏又は炉心の露出と関連する温度を、いくつかの軸方向位置において検出することができる。例示的な実施形態は、計装管が存在し、温度を冷却材及び/又は減速材のレベルと関連付けることができる任意の原子炉で使用できる。
例示的な方法は、関連する原子炉内の軸方向温度の監視を可能にするために、計装管内に複数の温度センサを取り付けるステップを含む。例示的な方法では、2つ以上の計装管を使用することができ、その結果、いくつかの炉心位置における軸方向温度プロファイルを測定することができる。その際、測定温度は、冷却材の欠乏状態又は通常の炉心流体レベルに関連付けることができる。プラント作業員は、原子炉を運転し、又は、特定された炉心レベルを使用して過渡状態に応答することができる。
例示的な実施形態は、同様の要素を同様の参照番号で表す添付の図面を詳細に説明することにより、より明らかになるが、これらの図面は、例示の目的だけで提供され、したがって、それらが表す用語を限定するものではない。
従来の商用原子炉の図である。 例示的な実施形態の温度センサアレイの図である。 例示的な実施形態の温度センサアレイを使用する、例示的な実施形態の原子炉の図である。
本明細書は、特許文書であり、これを読み取り、理解する際、構成に関する一般的な広義の規則を適用すべきである。この文書に説明し、図示する全てのものは、添付の特許請求の範囲の範囲内にある対象の例である。本明細書に開示するいかなる特定の構造的及び機能的な詳細も、例示的な実施形態を作成及び使用する方法を説明するためのものにすぎない。本明細書に具体的には開示しない、いくつかの異なる実施形態は、特許請求の範囲の範囲内にあり、したがって、特許請求の範囲は、多くの代替的な形態で実施することができ、本明細書に説明する例示的な実施形態のみに限定されるものと解釈すべきでない。
用語第1、第2などは、様々な要素を説明するために本明細書に使用する可能性があるが、これらの要素を、これらの用語により限定すべきでないことが理解されよう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するために使用するにすぎない。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶことができ、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶことができる。本明細書に使用するように、用語「及び/又は」は、1つ又は複数の関連する記載項目の任意の組合せ及び全ての組合せを含む。
ある要素を別の要素に「接続される」、「結合される」、「接合される」、「付着される」、又は「固定される」というとき、ある要素を他の要素に直接接続又は結合するか、又は、介在する要素が存在する可能性があることが理解されよう。それとは対照的に、ある要素を別の要素に「直接接続」又は「直接結合」するというとき、介在する要素は存在しない。要素間の関係を説明するのに使用する他の語を、同様に(例えば、「間に」に対する「間に直接」、「隣接して」に対する「直接隣接して」など)、解釈すべきである。同様に、「通信可能に接続する」などの用語は、無線又は有線で接続された、中継装置、ネットワークなどを含めて、2つの装置間の情報交換ルートの全ての変形形態を含む。
本明細書に使用するように、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、言語が別途「のみ」、「単一の」、及び/又は「1つの」などの語ではっきりと示さなければ、単数形及び複数形の両方を含むものとする。用語「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、及び/又は「含む(including)」は、本明細書に使用する際、特定の特徴、ステップ、動作、要素、アイディア、及び/又は部品の存在を明確化するが、それ自体、1つ又は複数の他の特徴、ステップ、動作、要素、部品、アイディア、及び/又はそれらの群の存在又は追加を除外しないことがさらに理解されよう。
以下に説明する構造及び動作は、説明し、及び/又は図に示した順序通りに起こらない可能性があることにも留意されたい。例えば、連続的に示す2つの動作及び/又は図は、実際は、同時に実施される場合があり、又は、時として、含まれる機能/動作に応じて逆の順序で実施される場合がある。同様に、以下に説明する例示的な方法内の個々の動作は、以下に説明する単一の動作を除いて、動作のループ化又は他の連続する動作を提供するために、反復的に、単独で、又は連続して実行することができる。機能し得る任意の組合せにおいて、以下に説明する特徴及び機能を有するいかなる実施形態も、例示的な実施形態の範囲内にあるものとみなすべきである。
図1に示す原子炉10の炉心15などの炉心内の冷却材レベルは、原子炉運転及び過渡状態を測定し、それらに応答するための極めて重要な基準値であることが出願人は認識した。炉心内の冷却材レベルは、追加補充冷却材を加えるべきかどうかを表し、並びに/又は、炉心内の燃料が冷却材により覆われず、過熱及び/若しくは損傷を受ける可能性を反映することができる。降水管領域内の流体レベルの測定は、原子炉による流体冷却材への妨害、降水管領域への逆流、過剰圧力などにより、不正確であり、又は所望の精度が不足する可能性があることを出願人はさらに認識した。複数の炉心軸方向位置における温度の測定を通して炉心内の流体冷却材レベルをより直接又は正確に測定することは、原子炉内の降水管領域から流体レベルを測定するよりも正確である可能性があることを出願人はさらに認識した。以下に説明する例示的な実施形態及び方法は、出願人が認識する問題に対する、これら及び他の利点及び解決策を実現する。
図2は、例示的な実施形態の温度センサアレイ100の図である。図2に示すように、例示的な実施形態の温度センサアレイ100は、離散した軸方向位置に配置された複数の温度センサ110を含む。例示的な実施形態の温度センサアレイ100は、軸方向支柱120、又は、温度センサ110を群として動かし及び/若しくは所望の軸方向間隔で維持することができる他の接続機構部を含むことができる。例えば、軸方向支柱120は、可撓性の金属棒、トートワイヤ、剛直高分子などとすることができる。同様に、軸方向支柱120は、その上に配置された温度センサ110が計装管50内の様々な軸方向位置に延びるように計装管50の長さとほぼ等しい全長を有する、分割された又は連続的な構造体とすることができる。
例示的な実施形態の温度センサアレイ100は、温度センサ110を読取用の外部モニタに通信可能に接続する、1つ又は複数の通信コネクタ130をさらに含むことができる。例えば、通信コネクタ130は、軸方向支柱120に固定される、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、熱電対のリード、センサ出力ワイヤなどとすることができる。単一の通信コネクタ130は、複数の温度センサ110に接続することができ、及び/又は、コネクタ130とセンサ110との間の1対1の関係を例示的な実施形態に使用することができる。図2に示すように、通信コネクタ130は、内部にアレイが挿入され、原子炉容器10(図1)から離間した、格納施設411(図1)の外部にある可能性さえあるモニタ又は読取装置に通信可能に接続する計装管50(図1)を出るように、例示的な実施形態の温度センサアレイ100の末端部から延びることができる。
例示的な実施形態の温度センサアレイ100は、各温度センサ110に関する個々の通信コネクタ130を含む軸方向支柱120上に一定の間隔で複数の温度センサ110を有するように図2に示すが、異なる数及び位置の温度センサ110を例示的な実施形態に使用することができることがわかる。同様に、軸方向支柱120及び/又は通信コネクタ130は、例示的な実施形態では、いかなる物理形態にも変化し、又は全く含まない可能性がある。例えば、むき出しの温度センサ110は、例示的な実施形態では、軸方向のある間隔で計装管50に接続し、作業員の監視装置に無線で接続することができる。
図3に示すように、例示的な実施形態の温度センサアレイ100は、原子炉10の計装管50内に挿入され、適合するように寸法を決定され、成形される。例えば、計装管50は、約1インチ(2.54cm)の内径及び数ヤード(1ヤードは91.4cm)の長さを有することができ、例示的な実施形態の温度センサアレイ100は、1インチ(2.54cm)未満の幅及びほぼ数ヤード(1ヤードは91.4cm)の長さを有することができる。
例示的な実施形態の温度センサアレイ100は、運転中の原子炉環境でその物理的な特性をほぼ維持する材料からさらに形成される。例えば、より高い融解温度及び最小の放射線吸収断面積を有する、セラミック複合材料、炭素鋼、ステンレス鋼、及び/又はアルミニウム合金は、運転中及び過渡状態でも長期にわたって溶融し、放射性になり、又はその他には故障することなく計装管50内に存在することができる。
温度センサ110は、定常状態及び過渡状態のどちらにおいても運転中の原子炉内で遭遇する範囲の温度を測定及び記録/伝送することができる、任意のタイプの計器とすることができる。例えば、温度センサ110は、抵抗温度検出器、サーミスタ、及び/又は熱電対とすることができる。温度センサ110は、バッテリなどを通して局所的に電力を供給され、又は、例えば、通信コネクタ130などを通して遠隔から電力を供給される可能性がある。熱電対などのいくつかの温度センサは、自己出力し、したがって外部電源を必要としない一方、原子炉環境で依然として弾性があり、遭遇する広い温度範囲を測定することができる利点をさらに提供することができる。
図3に示すように、例示的な実施形態の温度センサアレイ100は、温度センサ110が炉心15内及び炉心15外のいくつかの所望の軸方向位置に存在するように計装管50に挿入される。例えば、炉心15が約4ヤード(3.66m)の軸方向長さであれば、例示的な実施形態では、1フィート(30.5cm)の刻み幅で炉心温度を測定するために炉心15の1フィート(30.5cm)ごとに1つ、12個の温度センサ110が存在することができる。温度センサ110は、室温又は計装管50の温度を測定することにより、特定の軸方向位置における炉心15の温度を直接測定及び伝送/記録することができる。当然、温度センサ110は、非炉心軸方向位置において、計装管50及び例示的な実施形態内に任意の間隔で存在することもできる。
例示的な方法は、監視用に原子力プラント内に、例示的な実施形態の温度センサアレイ100及び/又は他の温度センサアレイを使用するステップを含む。例えば、図3に示すように、温度センサアレイは、計装管50内に挿入又は取り付けることができる。個々の温度センサ110は、計装管50内に取り付けることができ、又は、一体化した可撓性の軸方向支柱120を有する、例示的な実施形態の温度センサアレイ100の場合には、温度センサ110が原子炉10内の所望の軸方向位置を有するように、軸方向支柱120を計装管50に挿入することにより、温度センサ110を一緒に挿入することができる。複数の例示的な実施形態の温度センサアレイをいかなる原子炉内にも取り付けることができる。例えば、温度、したがっていくつかの半径方向炉心位置を横切る軸方向冷却材レベルを監視するために、炉心15の各四分円の計装管内に、少なくとも1つのアレイを取り付けることができる。
例示的な方法は、温度センサをモニタ又は記録装置に通信可能に接続するステップをさらに含むことができる。例えば、通信コネクタ130は、原子炉内のいくつかの軸方向位置における温度を記録及び/又は特定するために、温度センサ110から外部監視又は記録装置まで向かうことができる。或いは、温度センサ110は、局所的に温度を記憶し、又は、物理的な通信コネクタ130を使用する必要がないように測定値を無線で伝送することができる。
例示的な方法は、計装管50内のいくつかの軸方向レベルにおいて温度センサにより測定された温度をユーザ監視するステップ、又はそれらの温度を受け取るステップをさらに含むことができる。温度測定値は、原子炉10内の流体レベルを特定するために使用することができる。例えば、冷却材沸点を超える急増温度は、原子炉内の特定の軸方向位置が冷却材に覆われなかったことを示す可能性がある。同様に、ジルコニウム合金クリープ破壊温度を超える温度は、原子炉内の特定の軸方向位置が燃料破壊を受ける可能性があることを示す可能性がある。例えば、例示的な実施形態に使用できる温度センサは、低出力運転からジルコニウム酸化温度までの範囲の状態を検出するために、約華氏100度(37.8℃)から華氏3000度(1648.9℃)の範囲を有することができる。炉心15及び容器10内の流体レベルは、原子炉部品に対する過熱損傷を避けるために冷却材注入の必要性がよりよくわかるように、温度センサ間の距離に応じて、任意の数及び測定間隔の軸方向位置における温度から特定することができる。同様に、異なる炉心四分円内の異なる計装管内に複数のアレイを使用することは、変化する冷却材レベル及び炉心妨害の可能性、並びに/又は異なる炉心四分円間で異なる損傷を検出することを可能にすることができる。
温度を監視し、温度を冷却材レベル、冷却材状態、燃料損傷、又は原子炉内の温度により示される他の任意の基準値に関連付けることは、例示的な実施形態では、温度センサに通信可能に接続する制御室モニタなどを通して、実時間で行うことができる。同様に、例示的な実施形態において温度センサから測定値を読み取ることは、履歴温度データの測定後に行うことができる。例えば、単純/受動型の例示的な実施形態では、熱電対温度センサは、冷却材の欠乏に対応する温度を検出する際の指標を表示することができ、そうした例示的な実施形態は、計器電力が喪失し、及び/又は容器内に損傷が起こり、降水管流体レベル測定の信頼性が低くなり、容器冷却材レベルが危険である過渡状態などの間に、必要に応じて、計装管から引き抜かれ、検査により読むことができる。同様に、温度センサは、原子炉冷却材レベルの情報が必要である期間中に参照することができる局所監視及び/又は記録装置に通信可能に接続することができる。
したがって、例示的な実施形態及び方法は、原子炉炉心15及び原子炉10内の複数の軸方向位置及び複数の可能性がある半径方向/四分円位置における温度状態の比較的直接な監視を可能にする。例示的な実施形態及び方法は、ほとんどの過渡状態の間、及び/又は最終的に計装管を損傷する過渡状態のほとんどの点を通して比較的影響を受けず、温度測定を可能にしたままにするために、計装管を使用して、原子炉内部から隔離することができる。温度は、原子炉内の冷却材レベル、冷却材状態、及び/又は燃料破壊を容易に示し、不正確な可能性がある降水管流体レベル測定の信頼性を補完し、又は替えることができる。例示的な実施形態及び方法を通して原子炉状態、損傷、及び/又は冷却材レベルをより正確に特定することにより、作業員は、様々な運転状態により良く応答し、及び/又は、原子炉損傷若しくは原子炉損傷の可能性をより良く理解することができる。
容器10は商用沸騰水型原子炉に通常見出される部品とともに図示するが、例示的な実施形態及び方法は、原子炉内に延びる計装管50及び他のアクセスチューブを有する、いくつかの異なるタイプの原子炉とともに使用できる。例えば、100メガワット電力未満から数ギガワット電力までの電力定格を有し、図1に示す位置と異なるいくつかの位置に計装管を有する、加圧水型原子炉、重水型原子炉、黒鉛減速型原子炉などは、例示的な実施形態及び方法とともに使用できる可能性がある。したがって、例示的な方法に使用できる計装管は、原子炉内の温度測定用に、様々なタイプの原子炉に囲まれた状態で接近することを可能にする、炉心の周りの任意のジオメトリに置くことができる。
上述のように、例示的な実施形態及び方法を説明したが、例示的な実施形態は、日常の実験を通して変形し、置き換えることができる一方、それでも以下の特許請求の範囲の範囲内にあることが当業者には理解されよう。例えば、いくつかの例示的な実施形態は、原子炉内の温度を極めて直接的に測定する温度センサとともに説明したが、材料の膨張又は熱エネルギー放射輝度などの他の炉心状態を直接測定することにより温度を導き出す温度センサを例示的な実施形態及び方法に使用できる。さらに、例示的な実施形態及び方法は、冷却材レベルなどの原子炉状態を検出するのに計装管温度を使用することができる任意の原子炉と組み合わせて使用することができることが理解されよう。そうした変形形態は、以下の特許請求の範囲の範囲から逸脱するものとみなすべきでない。
10 原子炉
15 炉心
20 ドライウェル
30 降水管領域
50 計装管
100 温度センサアレイ
110 温度センサ
120 軸方向支柱
130 通信コネクタ
411 格納構造物

Claims (10)

  1. 原子炉(10)内の計装管(50)内に挿入されるように構成され、運転中の原子炉環境内でその物理的な特性をほぼ維持するようにさらに構成される、異なる軸方向位置に整列する複数の温度センサ(110)を含む、温度センサアレイ(100)。
  2. 前記計装管(50)に挿入されるように構成され、前記運転中の原子炉環境内でその物理的な特性をほぼ維持するようにさらに構成される、前記複数の温度センサ(110)が前記異なる軸方向位置において取り付けられる軸方向支柱(120)をさらに含む、請求項1記載のアレイ(100)。
  3. 前記温度センサ(110)の少なくとも1つからのデータを遠隔モニタに伝送するように構成される少なくとも1つの通信コネクタ(130)をさらに含む、請求項1記載のアレイ(100)。
  4. 前記複数の温度センサ(110)は、外部電源なしで温度を測定するように構成される熱電対である、請求項1記載のアレイ(100)。
  5. 前記原子炉(10)は、沸騰水型原子炉である、請求項1記載のアレイ(100)。
  6. 前記温度センサ(110)は、前記原子炉(10)の通常の運転温度、及び前記原子炉(10)の過渡状態における冷却材の欠乏と関連する温度を含む温度範囲を測定するようにさらに構成される、請求項1記載のアレイ(100)。
  7. 核燃料を含む炉心(15)と、
    前記炉心(15)を囲まれた状態で接近することを可能にする、前記原子炉(10)の外部の開口部を有する、前記炉心(15)内に延びる計装管(50)と、
    前記計装管(50)内の異なる軸方向位置に整列する複数の温度センサ(110)を含む、前記計装管(50)内に延びる温度センサアレイ(100)と
    を含む、原子炉(10)。
  8. 前記温度センサアレイ(100)は、
    前記複数の温度センサ(110)は、前記異なる軸方向位置において取り付けられる軸方向支柱(120)と、
    前記計装管(50)の外部に延びており、前記温度センサ(110)の少なくとも1つからのデータを遠隔モニタに伝送するように構成される、少なくとも1つの通信コネクタ(130)と
    をさらに含む、請求項7記載の原子炉(10)。
  9. 前記複数の温度センサ(110)は、前記炉心(15)内の複数の軸方向レベルに存在するように、前記軸方向支柱(120)に沿って整列し、離間する、請求項8記載の原子炉(10)。
  10. 前記複数の温度センサ(110)は、受動型熱電対である、請求項7記載の原子炉(10)。
JP2012278797A 2011-12-30 2012-12-21 原子炉炉心状態を監視するための方法及び装置 Pending JP2013140150A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/340,678 2011-12-30
US13/340,678 US9182290B2 (en) 2011-12-30 2011-12-30 Methods and apparatuses for monitoring nuclear reactor core conditions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013140150A true JP2013140150A (ja) 2013-07-18

Family

ID=47713768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012278797A Pending JP2013140150A (ja) 2011-12-30 2012-12-21 原子炉炉心状態を監視するための方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9182290B2 (ja)
EP (1) EP2610598A3 (ja)
JP (1) JP2013140150A (ja)
MX (1) MX2012014842A (ja)
TW (1) TWI573992B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016194422A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社関電工 非常時における原子炉内温度測定方法及び溶融状態検出方法並びにこれらの装置
WO2019164654A3 (en) * 2018-02-02 2019-10-31 Westinghouse Electric Company Llc Nuclear fuel failure protection method
KR20220094395A (ko) * 2020-12-29 2022-07-06 한국수력원자력 주식회사 운전안전성이 향상된 코어캐처 장치

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2481039A (en) * 2010-06-09 2011-12-14 Rolls Royce Plc Temperature, Pressure and Neutron Fluence Measurment
US9251920B2 (en) * 2012-04-11 2016-02-02 Ge-Hitachi Nuclear Energy America Llc In-situ and external nuclear reactor severe accident temperature and water level probes
RU141795U1 (ru) * 2014-01-31 2014-06-10 Ооо Нпо "Инкор" Сборка внутриреакторных детекторов
CN107507655B (zh) * 2017-08-08 2018-08-28 清华大学 一种高温气冷堆内测温石墨球的识别方法及装置
US11227697B2 (en) * 2018-10-29 2022-01-18 Framatome Inc. Self-powered in-core detector arrangement for measuring flux in a nuclear reactor core
US11289221B2 (en) * 2019-09-05 2022-03-29 Westinghouse Electric Company Llc Detection apparatus, system, and method for detection of coolant flow rate and temperature in a nuclear environment
CN111326269A (zh) * 2020-02-28 2020-06-23 中广核研究院有限公司 一种基于自给能探测器及热电偶的堆芯测量传感器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57199995A (en) * 1981-05-27 1982-12-08 Elictricite De France Reactor
US4751039A (en) * 1986-04-22 1988-06-14 Framatome Method of installing a sleeve within an instrumentation tube of a nuclear fuel assembly
JPH06265686A (ja) * 1993-03-11 1994-09-22 Toshiba Corp 原子炉の出力測定装置およびその製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3599474A (en) * 1969-07-25 1971-08-17 Whittaker Corp Self-calibrating heat flux transducer
US4038133A (en) * 1973-04-19 1977-07-26 Siemens Aktiengesellschaft Nuclear reactor with suspended fuel assemblies having secondary emergency suspensions
US4406011A (en) 1981-06-16 1983-09-20 Burns Thomas J Gamma thermometer based reactor core liquid level detector
FR2642217B1 (fr) * 1989-01-25 1991-05-03 Framatome Sa Dispositif d'etancheite pour une colonne d'instrumentation traversant le couvercle d'une cuve de reacteur nucleaire a eau sous pression
US5078957A (en) * 1990-11-26 1992-01-07 Westinghouse Electric Corp. Incore instrumentation system for a pressurized water reactor
US7295944B2 (en) 2004-02-25 2007-11-13 Analysis And Measurement Services Corporation Cross-calibration of plant instruments with computer data
US8483347B2 (en) 2007-04-10 2013-07-09 Westinghouse Electric Company Llc Upper internals arrangement for a pressurized water reactor
US20110002432A1 (en) * 2009-07-01 2011-01-06 Westinghouse Electric Company Llc Incore instrument core performance verification method

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57199995A (en) * 1981-05-27 1982-12-08 Elictricite De France Reactor
US4751039A (en) * 1986-04-22 1988-06-14 Framatome Method of installing a sleeve within an instrumentation tube of a nuclear fuel assembly
JPH06265686A (ja) * 1993-03-11 1994-09-22 Toshiba Corp 原子炉の出力測定装置およびその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016194422A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社関電工 非常時における原子炉内温度測定方法及び溶融状態検出方法並びにこれらの装置
WO2019164654A3 (en) * 2018-02-02 2019-10-31 Westinghouse Electric Company Llc Nuclear fuel failure protection method
JP2021512323A (ja) * 2018-02-02 2021-05-13 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 原子燃料の破損防止方法
US11094423B2 (en) 2018-02-02 2021-08-17 Westinghouse Electric Company Llc Nuclear fuel failure protection method
JP7312183B2 (ja) 2018-02-02 2023-07-20 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 原子燃料の破損防止方法
US11728057B2 (en) 2018-02-02 2023-08-15 Westinghouse Electric Company Llc Nuclear fuel failure protection system
KR20220094395A (ko) * 2020-12-29 2022-07-06 한국수력원자력 주식회사 운전안전성이 향상된 코어캐처 장치
KR102514705B1 (ko) * 2020-12-29 2023-03-27 한국수력원자력 주식회사 운전안전성이 향상된 코어캐처 장치

Also Published As

Publication number Publication date
TW201341767A (zh) 2013-10-16
EP2610598A2 (en) 2013-07-03
TWI573992B (zh) 2017-03-11
US20130170596A1 (en) 2013-07-04
MX2012014842A (es) 2014-09-16
US9182290B2 (en) 2015-11-10
EP2610598A3 (en) 2015-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013140150A (ja) 原子炉炉心状態を監視するための方法及び装置
KR100960228B1 (ko) 고정형 노내핵계측기
EP2661644B1 (en) Self-powered wireless in-core detector
KR102087689B1 (ko) 동심 튜브 사이에서 원환 스페이서의 위치를 검출하기 위한 장치 및 방법
JP5740288B2 (ja) 原子炉水位計測システム
EP2920789B1 (en) Method of validating nuclear reactor in-vessel detector output signals
US20140376678A1 (en) Method of and Apparatus for Monitoring a Nuclear Reactor Core Under Normal and Accident Conditions
US20120300892A1 (en) Passive Gamma Thermometer Level Indication And Inadequate Core Monitoring System And Methods For Power Reactor Applications During A Station Electrical Blackout (SBO) Or Prolonged Station Blackout (PSBO) Event
Korsah et al. Assessment of sensor technologies for advanced reactors
WO2013095735A1 (en) Pool level indication system
US11728057B2 (en) Nuclear fuel failure protection system
Ball et al. HTGR measurements and instrumentation systems
Jensen et al. Development of advanced instrumentation for transient testing
CN116798667B (zh) 一种材料识别式润湿前沿位置测量方法
Z Mesquita et al. An innovative method for online power monitoring in nuclear reactors
Versluis CE in-core instrumentation-functions and performance
Ramuhalli et al. ASSESSMENT OF SENSOR TECHNOLOGIES FOR ADVANCED REACTORS
Barbet et al. A new advanced fixed in-core instrumentation for a PWR reactor
Mitelman et al. Application of assemblies of in-core instruments of the emergency process instrumentation system. The reactor pressure vessel coolant level sensor in Pressurized-Water Reactors
Craemer et al. Design of reactor protection systems for HTR plants generating electric power and process heat problems and solutions
Ziniuk et al. REACTOR PERFORMANCE ON APPROACH TO POWER BY AUTOMATIC CONTROL: ENRICO FERMI REACTOR.
KR20140037020A (ko) 전원 내장식 무선 노내 검출기
Wahba Progress in reactor instrumentation and its impact on safety issues
Jonsson et al. Self-powered in-core detectors of cobalt type
Bauer et al. Gas-Cooled Reactor Instrumentation Systems

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150421