JP2013140136A - 原子炉を通して照射標的を処理するためのシステムおよび方法 - Google Patents

原子炉を通して照射標的を処理するためのシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013140136A
JP2013140136A JP2012232461A JP2012232461A JP2013140136A JP 2013140136 A JP2013140136 A JP 2013140136A JP 2012232461 A JP2012232461 A JP 2012232461A JP 2012232461 A JP2012232461 A JP 2012232461A JP 2013140136 A JP2013140136 A JP 2013140136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
irradiation target
loading
instrumentation guide
passage
core instrumentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012232461A
Other languages
English (en)
Inventor
Dayal Yogeshwar
ヨゲシュワール・ダヤル
F Saito Earl
アール・エフ・サイトー
F Berger John
ジョン・エフ・バーガー
W Brittingham Martin
マーティン・ダブリュ・ブリッティンガム
K Morales Stephen
スティーブン・ケイ・モラルズ
M Hare Jeffrey
ジェフリー・エム・ハレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Hitachi Nuclear Energy Americas LLC
Original Assignee
GE Hitachi Nuclear Energy Americas LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Hitachi Nuclear Energy Americas LLC filed Critical GE Hitachi Nuclear Energy Americas LLC
Publication of JP2013140136A publication Critical patent/JP2013140136A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21GCONVERSION OF CHEMICAL ELEMENTS; RADIOACTIVE SOURCES
    • G21G1/00Arrangements for converting chemical elements by electromagnetic radiation, corpuscular radiation or particle bombardment, e.g. producing radioactive isotopes
    • G21G1/02Arrangements for converting chemical elements by electromagnetic radiation, corpuscular radiation or particle bombardment, e.g. producing radioactive isotopes in nuclear reactors
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C23/00Adaptations of reactors to facilitate experimentation or irradiation
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C19/00Arrangements for treating, for handling, or for facilitating the handling of, fuel or other materials which are used within the reactor, e.g. within its pressure vessel
    • G21C19/20Arrangements for introducing objects into the pressure vessel; Arrangements for handling objects within the pressure vessel; Arrangements for removing objects from the pressure vessel
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C19/00Arrangements for treating, for handling, or for facilitating the handling of, fuel or other materials which are used within the reactor, e.g. within its pressure vessel
    • G21C19/32Apparatus for removing radioactive objects or materials from the reactor discharge area, e.g. to a storage place; Apparatus for handling radioactive objects or materials within a storage place or removing them therefrom
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21GCONVERSION OF CHEMICAL ELEMENTS; RADIOACTIVE SOURCES
    • G21G1/00Arrangements for converting chemical elements by electromagnetic radiation, corpuscular radiation or particle bombardment, e.g. producing radioactive isotopes
    • G21G1/04Arrangements for converting chemical elements by electromagnetic radiation, corpuscular radiation or particle bombardment, e.g. producing radioactive isotopes outside nuclear reactors or particle accelerators
    • G21G1/06Arrangements for converting chemical elements by electromagnetic radiation, corpuscular radiation or particle bombardment, e.g. producing radioactive isotopes outside nuclear reactors or particle accelerators by neutron irradiation
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21HOBTAINING ENERGY FROM RADIOACTIVE SOURCES; APPLICATIONS OF RADIATION FROM RADIOACTIVE SOURCES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; UTILISING COSMIC RADIATION
    • G21H5/00Applications of radiation from radioactive sources or arrangements therefor, not otherwise provided for 
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K5/00Irradiation devices
    • G21K5/10Irradiation devices with provision for relative movement of beam source and object to be irradiated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Particle Accelerators (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

【課題】営利的な運転中の原子炉の炉内計装案内管内で放射性同位体を生成する装置および方法を提供すること。
【解決手段】運転中に、照射標的を炉内計装案内管に挿入し、その炉内計装案内管から取り出すことができ、普通なら営利的な原子炉の運転中には入手不可能である放射性同位体に変換することができる。例示の装置は、使用可能な放射性同位体または別の所望される材料へと変換される照射標的を、原子力プラントの運転中に、格納容器建屋、ドライウェルウォール、または、炉内計装案内管へのアクセスを防止するための別のアクセス制限などの、アクセスバリアの外側のアクセス可能な複数の異なる起点および終端点において、連続的に挿入し、取り出し、貯蔵することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、原子炉を通して照射標的を処理するためのシステムおよび方法に関する。
元素およびその特定同位元素は、母材に適切な放射線を浴びせて所望の娘同位体に変換することにより形成される。例えば、貴金属および/または放射性同位体はそのような衝撃を通して形成され得る。従来、粒子加速装置または特別に設計される非営利的な試験原子炉は、このような衝撃を引き起こして比較的少量の所望の同位体を生成するのに使用されている。
放射性同位体は、別々の量および別々のタイプの電離放射線を放射して有用な娘生成物を形成するというそれらの能力に由来する種々の医学的用途および産業用途を有する。例えば、放射性同位体は、癌関連の治療、医学的な画像処理・ラベリング技術、癌および他の病気の診断、ならびに医療用滅菌で有用である。
数日または数時間程度の半減期を有する放射性同位体は、従来、加速装置内または低出力の非発電用(non−electricity−generating)原子炉内で安定した親同位体に衝撃を加えることにより生成される。これらの加速装置または原子炉は医療施設または産業施設のオンサイト、あるいは生産施設の近くにある。特に、短寿命の放射性同位体は、崩壊時間が比較的短いことから迅速に移送されなければならず、特定の用途において正確な量の放射性同位体が必要となる。さらに、放射性同位体のオンサイト生産には、一般に、扱いにくく高価な照射・抽出設備が必要であり、これは最終使用施設のコスト、空間および/または安全性において制限を設ける可能性がある。
米国特許出願公開第2012/0001012号公報
例示の実施形態は、照射標的から所望の同位体を生成するために、普通ならアクセス不可能である原子炉内で照射標的を搬送および回収するためのシステムを含む。例示のシステムは、起点と原子炉内の計装案内管との間を照射標的が移動するのを可能にするための、起点から原子炉内の炉内計装案内管までの貫通通路、ならびに装荷経路と脱荷経路の間で選択を行って、使用前の標的および照射された標的をそれらの状態に基づき、異なる移動先および位置へ誘導する/または異なる移動先および位置から誘導することができる装荷・脱荷システムを含む。起点および採取のための移動先は、プラント運転中の再装填または採取のためのアクセスを可能にするために、アクセス制限領域の外側にあってよい。一例として、貫通通路および装荷・脱荷システムは、横断する照射標的に、閉じられたしたがって気密性のルートを提供する管状物を有することができ、これは、例示のシステムから放射性娘核種(radioactive progeny)が外に出るのを防止するフィルタ付きの排出位置を備える。
例示のシステムは重力駆動であっても、および/または、移動先の間で照射標的を活動的に移動させることができる駆動システムを用いてさらに使用可能であっても、あるいはその駆動システムを含んでいてもよい。装荷・脱荷システムは、装荷・脱荷システムに取り付けできることによって、および貫通通路内に入る駆動システムに追加の経路を提供することによって駆動システムを収容することが可能である。例えば、駆動システムは、貫通通路を通過し、別々の照射標的を機械的に押圧するような形状のプランジャおよびケーブルと、さらに空気圧システムと、コンベアと、磁石システムとなどを有することができ、現存の可動インコアプローブ(Traversing Incore Probe(TIP))駆動装置を利用することができる。装荷・脱荷システムは、装荷ジャンクション(loading junction)、Tジャンクション、ターンテーブル、Yジャンクション、セレクタなどを使用することにより、別個の移動先までの複数の異なる経路を提供することができる。例示のシステムの全域にわたる流量絞り手段およびセンサにより、経路を自動で切り替え、駆動して、供給源から照射管まで、さらには採取領域まで例示のシステムを通して照射標的を移動させることを可能にすることができる。同様に、照射標的は、必要性およびプラント運転に応じて、リザーバから手動または自動で供給されてもよい。採取領域は、エンドユーザが使用するための所望の娘生成物を含む照射された照射標的を包含および貯蔵するためのDoTおよび/またはUSNRC適合輸送キャスクを含んでもよい。
照射標的は、例示のシステムを通って移動することに適合するような形状であっても、サイズであっても、およびその他の形で構成されてもよい。例えば、照射標的は、炉内計装案内管内で数時間または数日にもわたって中性子放射線に露出される場合に使用可能な量の娘生成物へと変換される球形の固体材料から形成されてもよい。例えば、モリブデン−98、天然イリジウム(natural iridium)、あるいは液体材料または気体材料が、照射標的の所与の適切な格納容器として使用され得る。照射標的はさらに、炉内計装案内管の中に装着されるように構成され、駆動システムおよび/またはスタティックラッチ、バルブ、重力、空気圧などによって例示のシステムの炉内計装案内管内に保持され得る。
例示の方法が、照射標的が横断するための、炉内計装案内管までの貫通通路を形成すること、貫通通路を通して炉内計装案内管内へと照射標的を移動させること、炉内計装案内管内で照射標的を照射すること、炉内計装案内管とアクセスバリアの外側の採取領域との間で出口通路に切り替えること、および出口通路を通して採取領域に、照射された照射標的を移動させて、採取することを含む。
同様の要素を同様の参照符号で示している添付図面を詳細に説明することにより例示の実施形態がより明らかとなるであろう。添付図面は単に例示のために与えられ、したがって、それらが描いている条件を制限するものではない。
従来の営利的な原子炉を示す図である。 一装荷構成において、例示の実施形態の照射標的回収システムを示す図である。 例示の実施形態のシステムで使用可能なTジャンクションを示す詳細図である。 一装荷構成において、別の例示の実施形態の照射標的回収システムを示す図である。 例示の実施形態のシステムで使用可能なプランジャを用いて修正されたTIPケーブルを示す詳細図である。 標的内部を断面で示している、例示の実施形態の照射標的を示す図である。 例示のシステムおよび方法により照射標的が装填された炉内計装案内管を示す詳細図である。 原子炉の炉内計装案内管の中で照射標的を照射する例示の方法を示すフローチャートである。
本文献は特許文献であり、構成の概略の広範囲のルールは本文献を読んで理解することにより適用されるべきである。本文献で説明されて示されるあらゆるものは、添付の特許請求の範囲の範囲内にある主題の例である。本明細書で開示される任意特定の構造的詳細および機能的詳細は、単に、例示の実施形態を如何にして作って使用するかを説明することを目的とする。本明細書で特に開示されない別のいくつかの実施形態も特許請求の範囲の範囲内にあり、したがって、特許請求の範囲は多くの代替の形態で具体化され得、本明細書に記載される例示の実施形態のみに限定されると解釈されるべきではない。
本明細書では種々の要素を説明するのに、第1、第2などの用語が使用され得るが、これらの要素がこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は単に1つ要素を別の要素と区別するのに使用される。例えば、例示の実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素は第2の要素と称されてもよく、また同様に、第2の要素は第1の要素と称されてもよい。本明細書で使用される「および/または」という表現は、関連する列記されるアイテムのうちの1つまたは複数のアイテムの任意のおよびすべての組み合わせを含む。
要素が別の要素に「接続される」「結合される」、「対合される」、「取り付けられる」または「固定される」と示されている場合、その要素はその別の要素に直接に接続されてもまたは結合されてもよく、あるいは、介在要素が存在してもよいことを理解されたい。逆に、要素が別の要素に「直接に接続される」または「直接に結合される」と示されている場合、介在要素は存在しない。要素間の関係を説明するのに使用される他の語も同様に解釈されるべきである(例えば、「の間に」と「の間に直接に」、「に隣接して」と「に直接に隣接して」など)。同様に、「通信可能に接続される(communicatively connected)」などの表現は、媒介デバイス、ネットワークなどを含む、無線的または非無線的に接続される2つのデバイスの間でのすべての種類の情報交換ルートを含む。
本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、その言葉が「only」、「single」および/または「one」のような単語を用いて別の意味を示していない限り、単数形および複数形の両方を含むことを意図される。また、「comprises」、「comprising」、「includes」および/または「including」という単語は、本明細書で使用される場合、述べられる特徴、ステップ、動作、要素、発想および/または構成要素が存在することを示しており、それ自体で、1つまたは複数の別の特徴、ステップ、動作、要素、構成要素、発想および/またはそれらのグループが存在したり追加されたりすることを排除しないことをさらに理解されたい。
また、以下で考察される構造および動作が、説明される順序および/または図に示される順序から外れて行われ得ることに留意されたい。例えば、連続して示される2つの動作および/または図は実際には同時に実行されてもよく、または、場合によっては、関連する機能性/動作に応じて逆の順序で実行されてもよい。同様に、以下で説明される例示の方法内の個別の動作は、以下に説明される1回の動作に加えて、ルーピングまたは別の一連の動作を可能にするために、繰り返し実行されても、個別に実行されても、または、順次的に実行されてもよい。以下で説明される特徴および機能性を有する任意の実施形態が、任意の機能可能な組み合わせで例示の実施形態の範囲内にあるとみなされるべきである。
図1は、例示の実施形態および例示の方法と共に使用可能である従来の原子炉圧力容器10の図である。原子炉圧力容器10は、例えば、世界中で発電のために従来使用されている、100+MWeの営利的な軽水炉であってもよい。原子炉圧力容器10は、従来、事故の場合に放射能を閉じ込めるように機能し原子炉10の運転中には原子炉10へのアクセスを防止するアクセスバリア411内に包含される。本明細書で定義される場合、アクセスバリアは、安全性および放射能などの運転ハザードのために、原子炉の運転中に人間がある領域にアクセスするのを防止する任意の構造体である。したがって、アクセスバリア411は、原子炉の運転中に密閉されてアクセス不可能である格納容器建屋、原子炉の周りの一領域を囲むドライウェルウォール、原子炉遮蔽壁、または、炉内計装案内管50へのアクセスを防止する人間移動バリア(human movement barrier)などであってもよい。
ドライウェル20として知られる原子炉容器10の下の空洞は、ポンプ、ドレン、炉内計装案内管および/または制御棒駆動装置などの容器のために働く設備を収納する役割を有する。図1に示されるように、また、本明細書で定義されるように、炉心15の運転中、少なくとも1つの炉内計装案内管50は容器10の中へと延在し、さらに、核燃料ならびに比較的高レベルの中性子束および別の放射能を含む炉心15の近くまで、その中まで、またはそれを通過するように延在する。従来の原子力発電炉内にあるときと同様に、また、本明細書で定義されるように、炉内計装案内管50は容器10内に閉じ込められて容器10の外側に開いており、それにより、炉内計装案内管50によって原子炉および炉心の内部からなおも物理的に分離された状態で容器10の外側から炉心15の近傍の位置まで空間的にアクセスすることが可能となる。炉内計装案内管50は概して円筒形であり、容器10の高さと共に広くなっていってもよいが、当業界では別の炉内計装案内管の幾何形状も見ることができる。炉内計装案内管50は例えば約1〜0.5インチ(2.54〜1.27cm)の内径を有することができる。
炉内計装案内管50はドライウェル20内の原子炉容器10の下方で終端してもよい。従来、炉内計装案内管50は、中性子検出器および別のタイプの検出器がドライウェル20内の下側端部のところにある開口部を通して中に挿入されるのを可能にすることができる。これらの検出器は、炉内計装案内管50を通って上方に延在して、炉心15内の状態を監視することができる。従来のモニタの種類の例には、広範囲検出器(wide range detector(WRNM))、中性子源領域モニタ(source range monitor(SRM))、中間領域モニタ(intermediate range monitor(IRM))、および、可動インコアプローブ(traversing Incore probe(TIP))が含まれる。炉内計装案内管50およびその中に挿入される任意の監視デバイスへのアクセスは、従来、格納および放射線の障害のために、運転上の停止期間のときのみに制限される。
容器10は、営利的な沸騰水型原子炉で一般に見られる構成要素を有して示されているが、例示の実施形態および方法は、原子炉内まで延在する炉内計装案内管50または別のアクセスチューブを有するいくつかの異なるタイプの原子炉と共に使用可能である。例えば、100メガワット電力未満から数ギガワット電力の範囲の出力定格を有しかつ図1に示されるものとは異なる複数の位置に炉内計装案内管を有する、加圧水型軽水炉、重水炉、黒鉛減速炉などが、例示の実施形態および方法と共に使用可能である。したがって、例示の方法で使用可能な炉内計装案内管は、炉心の周りにおいて、種々のタイプの原子炉の原子炉炉心中性子束への閉じられたアクセスを可能にする任意の幾何形状であってよい。
出願人らは、大きい規模において、運転を妨害することなくまたは炉心15の燃料交換を行うことなく、比較的迅速かつ一定に短期放射性同位体を発生させるのに、炉内計装案内管50が使用可能であり得ることを認識している。出願人らはまた、アクセスバリア411内の一領域にアクセスするためには、運転中の原子炉の活動を停止させる必要なく、短期放射性同位体を発生させ、それらをアクセスバリア411内から迅速に取り出すことが必要であることを認識している。例示の方法は、運転中または放射能の生成中に、照射標的を炉内計装案内管50内に挿入すること、およびその照射標的を炉心15に対して露出することを含み、それにより、照射標的が、中性子束および運転中の炉心15内で一般に見られる別の放射能に露出される。経時炉心中性子束(core flux over time)は照射標的の相当な部分を、医学的用途で使用可能である短期放射性同位体を含む、有用な質量の放射性同位体に変換する。その後、照射標的は、炉心15の運転が進行中であっても炉内計装案内管50から引き抜くことができ、医学的使用および/または産業使用のために取り出すことできる。
例示の実施形態のシステムは、プラントの運転中に上記の手法で照射標的を起点からおよびアクセス可能な終端点に供給するための貫通通路および装荷・脱荷システムを含む。駆動システムおよび別の複数の構成要素が例示の実施形態のシステムと共に使用可能であり、以下では、例示の方法により例示の実施形態が如何にして可能となるかの詳細を含めて、特定の例示の実施形態および方法を考察する。
図2は、特定のタイプの貫通通路、装荷・脱荷システムおよび駆動システムを有する、例示の実施形態の照射標的搬送・回収システム1000の概略図である。図2は、一装荷構成における例示のシステム1000の種々の構成要素を示しているが、別の構成も可能であり、別の構成は別の図面で一部示されている。図2に示されるように、例示の実施形態の照射標的搬送・回収システム1000は、適時な、自動的なおよび/または消費を向上させる(consumption−enhancing)ような形で、照射標的の装荷、照射および採取をし易くするための1つまたは複数の要素を含んでも、またはそれらを使用してもよい。システム1000は、アクセスバリア411の外側から炉内計装案内管50までの経路を1つまたは複数の照射標的に提供する貫通通路と、新しい照射標的が挿入されることおよび照射された標的がアクセスバリア411の外側で採取されることを可能にする装荷・脱荷システムと、炉内計装案内管50と例示の実施形態のシステム1000における装荷・脱荷との間で照射標的を移動させる駆動システムとを含む。
例示の実施形態のシステム1000内の貫通通路は、アクセスバリア411の外側の脱荷領域または装荷領域などのアクセス可能な位置から炉内計装案内管50内の間での、照射標的250に信頼性の高い移動経路を提供し、したがって、照射標的250は、運転中の原子炉炉心15の中または近くの位置までこの通路内を移動して、照射を受けることができる。例示の通路は、例示の実施形態のシステム1000内に、単独でまたは組み合わせで使用される多くの搬送機構を含むことができ、これには、管状物、フレーム、ワイヤ、チェーン、コンベアなどが含まれ、これは、アクセス可能な位置と運転中の原子炉炉心との間の運搬経路を照射標的に提供する。図2に示される特定の例として、貫通通路は、部分的にかまたは連続的にかのいずれかで、装荷ジャンクション1200と原子炉の炉内計装案内管50との間を延びる貫通管状物1100を含むことができる。
貫通管状物1100は可撓性であっても、または剛性であってもよく、照射標的250が適切に貫通管状物1100に入ることおよび/または貫通管状物1100を通ることを可能にし、さらにはアクセスバリア411の中およびアクセスバリア411の範囲内の種々の構造体および貫通部を誘導するようなサイズとすることが可能である。貫通管状物1100は絶え間なく密封され得るか、または、接続ジャンクションなどに開口部を含むこともできる。貫通管状物1100は別のチューブおよび/または構造体に接合されていても、および/または断絶されていてもよい。接合点で密封され確実に対合され、および/または任意の終端位置/起点を有する貫通管状物1100の考えられる1つの利点は、貫通管状物1100が、標的を引き抜くのに使用され得る空気圧を良好に維持し、さらには、照射標的250および例示の実施形態のシステム1000内の照射生成物として生成される任意の生成物(ガス、流体、固体、粒子など)に、追加の格納容器を提供することができることである。
貫通管状物1100は、運転中の原子炉の環境内でその物理学的性質を維持し、それに接触することになる照射標的250からの材料と著しく反応したり、または照射標的250から材料を取り込んだりすることがない材料で製作され得、これには、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、炭素鋼、ニッケル合金、PVC、PFA、ゴムなどが含まれる。貫通管状物1100は、円筒形であっても、または照射標的250が貫通管状物1100に入ることおよび/または貫通管状物1100を通過することを可能にする任意の別の形状であってもよい。例えば、貫通管状物1100は、滑らかな内部表面を有する0.5インチ(1.27cm)の直径の概して円形断面を有することができ、それにより、球状の照射標的250が貫通管状物1100内で回転することが可能になる。このような例示の貫通管状物1100を使用することの考えられる1つの利点は、その中で照射標的が一貫して移動するように、直径および幾何形状を大まかに炉内計装案内管50に合わせることができることである。しかしながら、移動を制限するものを含めて、例示の実施形態で使用される貫通管状物1100または任意の別の貫通通路に対する代替の幾何形状、形状およびサイズが望ましい場合も、有利である場合も、また使用される場合もある。
例示の実施形態のシステム1000で使用される貫通管状物1100は、照射標的がアクセスバリア411の外側で貫通管状物1100に入ったり/貫通管状物1100から出たりすることができる装荷ジャンクション1200の起点からのルートをもたらす。図2に示されるように、例えば、貫通管状物1100は装荷ジャンクション1200からアクセスバリア411まで照射標的250を誘導し、これは例えば、鋼でライニングした鉄筋コンクリートの格納容器壁またはドライウェルウォールあるいは従来の原子力ステーション内の任意の別のアクセス制限であってもよい。ボールシャーバルブ、ソレノイドバルブ、シンプルクランプ、ピンおよびトランスデューサなどであってもよい、貫通通路フローリミッタ1105が、照射標的250が貫通管状物1100内で1つまたは複数の方向に移動するのを制御および/または防止するために貫通管状物1100に配置され得る。例えば、貫通通路フローリミッタ1105は、図2に示される装荷作業中、貫通管状物1100内で照射標的がアクセスバリア411の内側に移動するのを防止するように係合することが可能である。フローリミッタ1105は、装荷ジャンクション1200からの照射標的250の任意の入口位置から距離L1のところに配置され得、それにより、すべての照射標的が貫通通路内に装荷されてその後にその中に移動するようになる。例えば、L1は、照射標的250を炉内計装案内管50内へと移動させることを意図した等しい距離であってよい。貫通通路フローリミッタ1105は、また、アクセスバリア411の外側にある材料が誤って入るのを軽減または防止するためにさらにはアクセスバリア411内の領域を分離するために、アクセスバリア411に繋がるあらゆる外部通路を密閉することができる。
例示の実施形態のシステム1000内で使用可能な貫通通路は、アクセスバリア411を通過して原子炉容器10まで達するルートをもたらし、照射標的250が炉内計装案内管50に入ることができるようになる。例えば、図2に示されるように、貫通管状物1100はアクセスバリア411を貫通し、炉内計装案内管50まで延在する。貫通管状物1100は、現存のTIPチューブ貫通部などの、アクセスバリア411内の現存の貫通部を通過することができ、または、貫通管状物1100のための新たに作られた貫通部を使用することもできる。貫通管状物1100は、炉内計装案内管50に到達する前にアクセスバリア411の内側の任意の他の物体を通り抜けるかまたは通過する。環状の原子炉台座412が原子炉10の下方のドライウェル20内に存在してもよく、台座412内の貫通部を通過する貫通管状物1100が図2に示される。貫通通路が任意の数の異なるコースに従うことができ、図2で貫通管状物1100と共に示される特定の例示の経路に加えて、異なる原子炉設計における別の障害物を通り抜けることができることを理解されたい。同様に、貫通通路は不変であったりまたは均一であったりする必要はなく、例えば、貫通管状物1100はいずれかの側では終端して台座412内の貫通部に接続されていてもよく、それにより、照射標的250が貫通管状物1100の間においてその貫通部を通過することが可能になる。
例示の実施形態のシステム1000内で使用可能な貫通通路は炉内計装案内管のところまたはその中で終端してもよい。図2に示されるように、貫通管状物1100が炉内計装案内管50の基部におけるフランジ1110のところで終端しており、照射標的250が貫通管状物1100から炉内計装案内管50内へと通過することが可能となる。別法として、貫通管状物1100は、炉内計装案内管50内にライナまたは分離チューブを形成するために、炉内計装案内管50内までおよび/または炉内計装案内管50全体を通過することができ、こうして、貫通管状物1100は、貫通通路と炉内計装案内管50との間に連続的な内径を有することができ、それにより、炉内計装案内管50内の変形形態がいずれのものであっても、または幾何形状が望ましくないものであっても、その中での照射標的250の移動がほとんど妨害されることなく、同時に、照射標的250の格納のレベルが向上することが確実となる。
図2に示されるように、貫通管状物1100は、炉内計装案内管50のフランジ1110とアクセスバリア411に隣接する最下点との間で垂直距離H1だけ降下していてよい。距離H1は、すべての照射標的250が重力により炉内計装案内管50から出てフランジ1110の下方の位置までくることができるような、十分な長さであってもよく、すなわち、H1は対応する炉内計装案内管50の最大長さ以上であってもよい。垂直高さH1を有するように貫通管状物1100を構成することにより、すべての照射標的250が、重力によりフランジ1110と、空気圧駆動流体を導入することが可能な貫通バルブ510との下方に確実に降下することによって、空気圧式駆動システム500ならびに関連する構成要素510、509、501および502と共に動作するという利点が得られる。例示の空気圧式駆動システム500は、代理人整理番号24IG251188 (5.0001.1)を有して本明細書と共に提出される、MoralesおよびDayalによる同時係属中の出願13/339,336で説明されており、これはその開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。
例示の実施形態で使用可能な貫通通路は一部、事前に存在していてもよく、ならびに/あるいは、予め計画された停止期間中など、格納容器領域および/または原子力発電所内の制限されたアクセス領域へのアクセス時に設置されてもよい。例えば、貫通管状物1100は停止期間中にアクセスバリア411内に設置され得、ここでは、貫通管状物1100はアクセスバリア411および台座412内の貫通部を通過し、アクセスバリア411内および原子炉10の下のドライウェル空間20内の領域で移動して固定され、フランジ1110に対して固定される。アクセスバリア411の外側に延在する貫通管状物1100の一部は何時でも装荷ジャンクション1200のところに設置され得る。貫通管状物1100は、照射標的250のための、炉内計装案内管50までのおよび炉内計装案内管50からの横断可能な経路を保護しながら、ドライウェル20内またはアクセスバリア411によって境界を定められる別の空間内の混雑および乱雑度を最小化するために、アクセスバリア411内部の種々の箇所で固定され得、および/または、現存する設備の周りを迂回することができる。また、例示の実施形態では、格納容器などのアクセス制限領域の外側から運転中の原子炉の炉内計装案内管までの経路を設けるために、ワイヤガイド、メッシュ、コンパートメント、穴あけされたトンネルなどを含めた、別の貫通通路も使用可能である。
例示の実施形態の照射標的搬送・回収システム1000は、新たな照射標的が挿入されることおよび照射された標的がアクセスバリア411の外側で採取されることを可能するための装荷・脱荷システムをさらに含む。例示の実施形態と共に使用可能である装荷・脱荷システムは、アクセスバリア411の外側の位置から照射標的250が供給され、貫通通路内に装荷され、最終的には炉内計装案内管50内に装荷されるのを可能にし、さらに、照射された照射標的250がアクセスバリア411の外側で採取されるのを可能にする。したがって、装荷・脱荷システムは、例示の実施形態のシステム内の複数の移動先間に複数の経路を提供し、経路構成および標的の照射状態に基づいた移動先まで照射標的を移動させることを可能にする。装荷・脱荷システムは例示の実施形態内の貫通通路と共に機能し、貫通通路まで照射標的を送ったり貫通通路から照射標的を受け取ったりするために貫通通路に接続され得る。
図2に示されるように、例示の装荷・脱荷システムは、照射標的リザーバ1270およびリザーバフローリミッタ1250を含むことができる。リザーバ1270は特定の数または任意の数の照射標的250を保持することができ、プラントの運転状態に関係なく、追加の照射標的250の必要性およびスケジュールに基づいて再装荷され得る。リザーバフローリミッタ1250は、照射標的250が所望される時間にあるいは所望される速度または量でリザーバコネクタ1220内へと通過するのを可能にすることができる。例えば、リザーバフローリミッタ1250は、ストップバルブ、ゲートバルブなどであってよく、貫通管状物1100をL1の長さで装填する必要がある複数の照射標的250のみをリザーバコネクタ1220に入れるのを可能にする。リザーバフローリミッタ1250は直接に操作されてもまたは遠隔で操作されてもよく、あるいは、特定の時間に特定の形で照射標的250を分配するように自動でプログラムされてもよい。
図2では、単一の照射標的リザーバ1270、リザーバフローリミッタ1250およびリザーバコネクタ1220が装荷ジャンクション1200および貫通管状物1100に接続されて示されているが、2つ以上のこのような構造物が使用されてもよいことを理解されたい。また、これらの構造物は複数の貫通通路に接続され得、したがって、単一のリザーバ1270が複数の貫通通路内および炉内計装案内管50内に照射標的250を供給することができる。最終的に複数の炉内計装案内管50に到達するのに複数のリザーバコネクタ1220が使用される場合、リザーバフローリミッタ1250はさらに、個々の貫通通路および炉内計装案内管に対応する適切なリザーバコネクタ1220内へと照射標的250を誘導するように構成またはプログラムされ得る。このような例は、生成される同位体を増加させることを目的として複数の炉内計装案内管50にアクセスする複数の照射標的250に単一の装荷箇所を提供すればよいという追加の利点を得ることができる。
照射標的リザーバ1270は、リザーバコネクタ1220を介して、または、照射標的250を装荷ジャンクション1200に供給するための任意の別の通路を介して、装荷ジャンクション1200に接続され得る。照射標的250は、リザーバフローリミッタ1250、空気圧力、磁力、重力などを含む、任意の既知の機構により、照射標的リザーバ1270と装荷ジャンクション1200との間を移動することができる。例えば、照射標的リザーバ1270が装荷ジャンクション1200への入口箇所の上方の垂直高さH2においてリザーバコネクタ1220に接続する場合、照射標的250が重力によりリザーバコネクタ1220を介してまたは直接に装荷ジャンクション1200内へと移動するように構成されているのであれば、照射標的250を装荷ジャンクション1200内へと移動させるのに重力が使用され得る。リザーバコネクタ1220が使用される場合、リザーバコネクタ1220は、それに接触することになる照射標的250からの材料と反応したりまたは照射標的250からそれらの材料を取り込んだりすることがほとんどないような材料および構成で製作され得、これには、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル合金、PVC、PFA、炭素鋼、ゴムなどが含まれる。リザーバコネクタ1220は、円筒形であっても、または照射標的250がリザーバコネクタ1220に入ることおよび/またはリザーバコネクタ1220を通過することを可能にする任意の別の形状であってよい。例えば、リザーバコネクタ1220は、滑らかな内部表面を有する0.5インチ(1.27cm)の直径の概して円形断面を有することができ、それにより、球状の照射標的250が照射標的リザーバ1270と装荷ジャンクション1200との間で回転することが可能になる。
例示の実施形態で使用可能な装荷・脱荷システムは、照射標的の状態および/または移動先に基づいて複数の方向において照射標的を装荷/採取することを可能にする。装荷・脱荷システムは、アクセスバリア411によって区切られた領域へのアクセスおよび炉内計装案内管50へのアクセスが制限される場合でも照射標的を適切に装荷、誘導および採取するようにプラント運転中に動作可能である。例示の実施形態のシステム内で照射標的250が所望される通りに移動することを実現するために、装荷・脱荷システムとして任意の数の異なる選別機構および/または誘導機構が使用され得る。
図2に示される例は、2つの経路を交替させることができる装荷ジャンクション1200を含み、一方の経路は貫通管状物1100とリザーバコネクタ1220との間にあり、もう一方の経路は貫通管状物1100と回収経路1210との間にある。図2に示される例は、2つの経路を交替させることができるTジャンクション1215をさらに含み、一方の経路は回収経路1210とTIPチューブ1310との間にあり、もう一方の経路は回収経路1210と採取キャスク1290との間にある。装荷ジャンクション1200内の経路は、それに接触することになる照射標的250からの材料と反応したりまたは照射標的250からそれらの材料を取り込んだりすることがほとんどない材料で構成および製作され得る。
装荷ジャンクション1200はいくつかの異なる手法で具体化され得る。例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2009年8月25日に出願された、共同出願の、米国特許公開第2011/0051875号、シリアル番号12/547,249、で開示されている装置400、500および/または4100が、照射標的250を収容するための適切な通路構成を有する装荷ジャンクション1200のために使用され得、例示の実施形態の照射標的搬送・回収システム1000の別の要素に接続され得る。別法として、通路間で経路設定するための既知のデバイスが装荷ジャンクション1200に対して使用されてよく、これには、切換弁、ターンテーブル、ソーターなどが含まれる。
図3は、装荷・脱荷システムで使用され得るTジャンクション1215の詳細図である。図3に示されるように、回収経路1210、TIPチューブ1310および装荷キャスクチューブ1291(または、直接に装荷キャスク1290)が、回収経路1210からキャスクチューブ1291までその中で1つまたは複数の照射標的250が移動するのを可能にするTジャンクション1215を形成することができる。図3は、脱荷作業または採取作業におけるTジャンクション1215を示しており、ここでは、プランジャ1350がTIPチューブ1310内へと引き抜かれて作動停止されており、それにより、回収経路1210と採取キャスク1290との間に経路が形成され、重力、空気圧力、機械的作用、磁気などにより照射標的250が採取キャスク1290内へと移動することができるようになっている。装荷作業中、または採取キャスク1290へのアクセスが所望されない別の作業中では、図2にプランジャ1350の位置で示されるように、プランジャ1350がTジャンクション1215を越えて回収経路1210内まで移動することができ、それにより、照射標的250が採取キャスク1290またはキャスクチューブ1291内に入るようにまたはそこから出るように移動することが一切防止される。
図3に示されるように、キャスク排出シャフト1281および/またはキャスクフィルタ1280(図2)が、キャスクチューブ1291上、回収経路1210上、および/または、例示の実施形態の別の場所に含まれ得て、例示の実施形態で使用される空気圧用のすべての空気が逃げられるようにするため、さらにはそれらが例示の実施形態から出る前に空中浮遊汚染物質をフィルタリングするための出口が形成される。キャスク排出シャフト1281および/またはキャスクフィルタ1280は、照射標的250および例示のシステムで生成される同位体が例示のシステムから逃げるのを軽減または防止するためのサイジングまたはブロケージにより構成され得る。例えば、例示の実施形態において、空気圧式駆動システム500が照射標的250および/またはそこから生成される所望の同位体をキャスク1290内へ移動させるための空気圧用の流体の流れおよび/または圧力を提供するために使用される場合、キャスク排出シャフト1281および/またはキャスクフィルタ1280は、それらの空気をフィルタリングしながら大気圧で出すための出口を形成することができる。
回収経路1210および/またはキャスクチューブ1291が使用される場合、回収経路1210および/またはキャスクチューブ1291は、それらに接触することになる照射標的250からの材料と反応したりまたは照射標的250からそれらの材料を取り込んだりすることがほとんどない材料および構成で製作され得、これには、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル合金、プラスチック、ラテックスなどが含まれる。回収経路1210および/またはキャスクチューブ1291は、円筒形であっても、または照射標的250がそれらの中に入ることおよび/またはそれらを通過することを可能にする任意の別の形状であってよい。例えば、回収経路1210および/またはキャスクチューブ1291は、滑らかな内部表面を有する0.5インチ(1.27cm)の直径の概して円形断面を有することができ、それにより、球形の照射標的250がそれらの中で回転することが可能になる。逆に、照射標的250を運ぶのに必要でない、キャスク排出シャフト1281および/またはTIPSチューブ1310などの通路は、サイズが小さくてよく、異なる断面形状を有してよく、ならびに/あるいは、照射標的250およびそこから生成される同位体がそれらの構造物に入るのを防止または軽減するための、回収経路1210および/またはキャスクチューブ1291には見られないフローリミッタを有してよい。
プランジャシールド1205が、1200とTジャンクション1215との間の回収経路1210の周りに配置され得る。プランジャシールド1205は、回収経路1210内のプランジャ1350およびケーブル1305で起こる可能性がある放射線照射を制限するための放射線遮蔽構造体であることが可能である。例えば、プランジャシールドは、電離放射線を十分に阻止するための、回収経路1210の周りに配置される厚さおよびサイズの任意の固体材料であってもよい。プランジャ1350が放射活性になる場合、例示の実施形態では、プランジャ1350は作業者暴露を軽減するためにプランジャシールド1205の内部に保管され得る。
図2に示されるように、採取キャスク1290は、照射により照射標的250から生成された固体、液体および気体の同位体生成物を含めて、照射された標的250を包含することができる任意の貯蔵容器であってもよい。例えば、採取キャスク1290は、関係する放射能の輸送規則に適合する放射線硬化した輸送キャスクであってもよい。採取キャスク1290が原子力発電所の運転中の任意の時間にアクセスバリア411の外側でアクセス可能である場合、例示の実施形態から生成された同位体を比較的迅速に採取することが可能であり得る。採取キャスク1290は、図2では例示の実施形態の1つの照射標的搬送・回収システム1000に接続されて示されているが、多数の炉内計装案内管50に跨って、照射標的250を照射する複数のシステムに対して共有される採取キャスク1290を提供するために複数のシステムに接続され得る。例えば、複数のTジャンクション1215が個別の採取キャスク1290に接続されてよく、この場合、複数の例示の実施形態からのすべての照射標的が貯蔵および採取され得る。もちろん、個別のシステムおよび/または炉内計装案内管50ごとに照射標的250を隔離するために、個別の例示の実施形態の照射標的搬送・回収システムに対して個別の採取キャスク1290が使用されてもよい。
図2では、採取キャスク1290および/またはキャスクチューブ1291は、採取キャスク1290内へと移動する照射標的250を計数またはその特性を測定する標的カウンタ1295を装備して示されている。例えば、標的カウンタ1295は、照射された各標的250を計数することができる光学カウンタまたは磁気カウンタを使用して、採取キャスク1290内へと通過する別々の照射された標的250を計数することができる。同様に、標的カウンタ1295は、放射活性、質量、温度、流量などの照射標的250の特性を検出および/または測定することができ、これらの状態は、照射標的250の数、生成された放射性同位体の量、または、照射された標的250の任意の別の特性を決定するのに使用され得る。例えば、標的カウンタ1295は、照射されたすべての照射標的250および/または生成されると予想されるすべての同位体材料が採取キャスク1290に何時入ったかを決定するのに使用され得て、採取作業が完了したことおよび取り出されて処理またはエンドユーザへと搬送されるべき採取キャスク1290の準備状態が示される。
図2の例に示される装荷・脱荷システムは、それを通過して移動する照射標的250のための複数の入口および脱荷経路を区別するための装荷ジャンクション1200およびTジャンクション1215を含むが、装荷位置、脱荷位置および貫通位置の多様性に応じて、例示の実施形態において異なる装置および経路が使用されてもよいことを理解されたい。例えば、図4に示されるように、装荷ジャンクション1200は、貫通管状物1100と、標的リザーバ1270、TIPチューブ1310および採取キャスク1290との間で別個の経路を作るために、貫通管状物1100に入る/貫通管状物1100から出る3つ以上の経路を作ることができる。このようなデバイスには、組み込まれた文献2011/0051875からのデバイス500が含まれる。図4は、照射標的250が、関連する炉内計装案内管50内への装荷および照射のために、標的リザーバ1270から装荷ジャンクション1200を通って貫通管状物1100内へと移動するような装荷構成で示されているが、装荷ジャンクションが、回収経路1210から装荷ジャンクション1200を通って貫通管状物1100内に入るように延在する、プランジャ1350のための経路と、貫通管状物1100から装荷ジャンクション1200を通って採取キャスク1290に入る経路とを別個にまたは同時に提供することができることを理解されたい。またさらに、装荷・脱荷システムは、原子力発電所内において例示のシステムを通る所望の起点および移動先を作ることを目的として必要に応じてアクセスまたは遮断可能な追加の経路を連続的に作るために、直列に配置される複数のTジャンクション1215(図2に1つ示されている)、または、直列に配置される複数のガイド(組み込まれた文献2011/0051875からの要素4100)を含むことができる。
例示の実施形態は、例示の実施形態の照射標的搬送・回収システム内に、照射標的250を起点から炉内計装案内管50内へと移動させ、照射後にアクセス可能な採取位置へと移動させる駆動システムを含むことができ、または、現存の駆動システムと共に運転可能であり得る。図2に示されるように、種々の位置において、例示のシステム内の所望の位置の間で重力により照射標的250を移動させることができる。同様に、例示のシステム内の誘発された圧力差に起因するような空気圧力が例示のシステム内で照射標的250を移動させることができる。同様に、例示の実施形態では、中で照射標的250を移動させるために、磁力または機械力を提供するシステムも使用され得る。さらに、例示の実施形態では、例示のシステム1000内で照射標的250を移動させるためにTIP駆動装置1300も使用され得る。
図2に示されるように、TIP駆動装置1300は、例示のシステム1000を通る照射標的250の移動を補助するのに使用され得る。TIP駆動装置1300は一部の原子炉プラントに現存するものであっても、または新たに設置されてもよい。例えば、TIP駆動装置1300は、組み込まれた文献2011/0051875からの駆動システム300、または、別の駆動デバイスであってよい。TIP駆動装置1300は、TIP駆動装置1300の作用に基づいて例示のシステム内の既知の位置まで照射標的250を移動させるために、制御室に通信可能に接続されていても、あるいは、自動または手動で動作可能であってもよい。図2に示されるように、TIP駆動装置1300は、TIP駆動装置1300を例示の実施形態内の装荷・脱荷システムに接続することができるTIPチューブ1310を含むことができ、この場合、TIP駆動装置1300は例示のシステムを通るように照射標的を機械的に移動させることができる。TIPチューブ1310は、TIPルームウォール430および任意の別の構造物を通過して例示のシステムに接続されるように構成されてもよい。例示の実施形態で使用可能な他の管状物と同様に、TIP駆動装置1300は、汚染物質を除去するためにフィルタリングした後で、ガス排気および/または空気圧用の空気流れが例示の実施形態のシステムから外に出るのを可能にするTIPフィルタ1320を含むことができる。
図5に示されるように、TIP駆動装置1300は螺旋状のTIPケーブル1305を駆動させることができる。例えば、TIPケーブル1305は比較的長い駆動部分を有するロープに類似していてもよい。TIPケーブル1305は、柔軟性、スティフネスおよび/または強度を増大させるために、アルミニウム、シリコン、ステンレス鋼などの、低核断面積(low nuclear cross−section)を有する材料から作られてもよく、また編み組みされてもよく、それにより、TIPケーブル1305は容易に湾曲され得るようになり、例示の実施形態の貫通通路および装荷・脱荷システムを通って蛇行することができるようになる。TIPケーブル1305は可撓性であってもよいが、座屈せずに駆動用機械力を伝達するために軸方向において十分な剛性をも有する。TIPケーブル1305はまた、例示の実施形態の任意の管状物または別の運搬部分、ならびに、炉内計装案内管50に適合してその中で移動することができるように構成される直径および別の物理的性質を有することができる。TIPケーブル1305は、TIP駆動装置1300内に存在してもよいヘリカル歯車と協働するように構成される螺旋状の巻線を含むことができる。
図5に示されるように、プランジャ1350は接続位置1315においてTIPケーブル1305に接続され得る。例えば、現存するTIPケーブル1305が、その上の計測設備または別のフィーチャを取り外してプランジャ1350を取り付けることにより、修正されてもよい。プランジャ1350は比較的剛性であっても、例示のシステムを通る照射標的250を支承または押圧することができるヘッド部分を含むことができる。プランジャ1350は、運転中の原子炉環境内でその物理的性質を実質的に維持しながら、照射標的250または照射標的250から生成される同位体と反応したりまたはそれらを取り込んだりすることが実質的にないような材料で製作され得る。例えば、プランジャ1350は、鋼またはアルミニウム合金、高温セラミックなどで製作され得る。プランジャ1350はまた、例示の実施形態内で、プランジャシールド1205、フローリミッタ1105などの中にあるセンサなどの適切な検出装置によってその位置が追跡され得るようにするために、強磁性材料またはセンサで形成されてよい。プランジャ1350はまた、TIPチューブ1310にほぼ同一面で適合するような形状およびサイズであってよく、それにより、装荷・脱荷システムを通るTIPチューブ1310内へと任意の照射標的250または同位体生成物が移動することが防止または軽減される。
例示の駆動システムは予め存在していてもよく、例示の実施形態の照射標的搬送・回収システム1000と共に構成されおよび/または新たに設置され、それらと共に使用可能であってもよい。例えば、現存のTIPシステムは、TIPチューブ1310を通して取り外されても、核施設内に設置される図2に示される例示のシステムに接続されてもよく、または、駆動システムが新たに設置されて例示の実施形態の照射標的搬送・回収システムに接続されてもよい。例示のシステムが管状物または別の閉じられた運搬経路によって接続される場合、生成される同位体汚染物質が逃げるのを軽減または防止するために排出位置でHEPAタイプのフィルタを通してすべての空気排気をフィルタリングしながら、その中で照射標的250を移動させるのに、空気圧式駆動システム500および/または別の空気圧力デバイスが使用されてよい。さらに、例示の実施形態と共に使用可能である駆動システムが全体に受動的であっても、または高さH2を適切に選択して照射標的250の起点および採取の終端点を相対的に位置決めすることにより重力駆動であってもよいことを理解されたい。
照射標的250は、例示の実施形態の照射標的搬送・回収システム内で、回転すること、運ばれること、流れることなどを含めて、移動することが可能であり、したがって、多くの物理的形態をとることができる。さらに、照射標的250は、原子炉容器10および/または炉心15内で中性子および/または別の放射能に露出された後に実質的に所望の同位体に変換される。
図6Aおよび図6Bは、概略球体形状の例示の実施形態の照射標的250aおよび250bの図である。図6Aに示されるように、照射標的250aは、原子炉炉心15内で発生された放射能に数時間または数日露出された後で容易に所望の同位体に変換される材料の固体の球体であってもよい。別法として、図6Bに示されるように、照射標的250bは、原子炉炉心15からの放射能に数時間または数日露出された後に格納容器シェル251内に一様に包含される所望の同位体に変換される、固体、液体または気体の材料252を収容するための格納容器シェル251を含んでもよい。例示の実施形態の照射標的250aおよび250bを使用することの考えられる1つの利点は、例示の実施形態内で使用可能である管状物内で容易に回転することがさらに可能となるように、球面を研磨して作ることができることであり、それにより、摩擦が低減するとともに、照射標的250が障害物に当たること、損傷すること、または、摩損することのリスクが低下する。もちろん、別のタイプの貫通通路、炉内計装案内管構成、および、装荷・脱荷システムに適合させるために、例示の実施形態内で別の形状および構成の照射標的250も使用可能である。
照射標的250内で使用される材料は、炉内計装案内管50内で発生する放射能のための吸収断面を有する任意の材料から選択されてもよく、この吸収断面は、その材料が所望の娘生成物へと適切に変換されるのを可能にする。例えば、コバルト−59、イリジウム−191、イリジウム−193、タングステン−185、タングステン−187などが有用な貴金属に変換され得る。同様に、モリブデン−98、ジスプロシウム−164、ホルミウム−165、ルテチウム−176、カリウム−41、ナトリウム−23およびイッテルビウム−168が、種々の既知の医学的な画像処理、スキャニング、診断および治療療法で使用可能である有用な放射性同位体へと変換され得る。例示の実施形態および方法を用いることの考えられる1つの特別な利点は、各々が数時間または数日程度の短い半減期を有するこれらの後半の方の放射性同位体が、原子力発電所内の炉内計装案内管の開口部に隣接するアクセス制限領域がアクセス不可能であることによる遅延なしで、容易に生成および採取され得ることである。
特定の例として、照射標的250は、モリブデン−98すなわち自然発生のモリブデンの球体として製作され得、これは、運転中の原子炉内の熱中性子束で数百時間照射されることによりモリブデン−99に変換され、その直後に採取キャスク内で析出され、そこで、66時間の半減期を有するモリブデン−99は、66時間の半減期により崩壊して6時間の半減期を有するテクネチウム−99となる。採取キャスクは、モリブデン−99が崩壊している間に、可能性として世界中にある医療施設に輸送され得、テクネチウム−99のすぐに使用できるソースの状態で医療施設に提供される。
照射標的250は、他のすべての標的の中で知られている位置に追跡標的をさらに含むことができ、この追跡標的は、すべての他の標的とは異なる材料で製作され、それにより、照射標的250を追跡することまたはその位置を確認することが可能となる。例えば、最初の照射標的250および最後の照射標的250が、磁石センサによって追跡され得る強磁性材料で製作されても、または、放射能センサに検出され得る別の同位体生成物に変換されるような材料で製作されてもよい。あるいは、例えば、照射標的250は、照射標的250の既知の軸レベルで発生すると予想される放射能の量に一致するような材料および質量で製作されてもよい。照射標的250の検出可能な物理的特性を変化させることにより、すべての標的が例示のシステムを通って適切に移動すること、および/または、最適な量の所望される同位体生成物が照射標的205から生成されることが可能となり得る。
(例示の方法)
例示の実施形態の照射標的搬送・回収システムは、普通なら可能性としてアクセス不可能である原子炉内で、照射標的を連続的に適時に装荷、照射および採取するための例示の方法と共に使用可能である。図8は、例示の実施形態を用いて実行され得る例示の方法のフローチャートである。
図8に示されるように、S100では、1つまたは複数の照射標的が原子力発電所内の照射標的搬送・回収システムに供給され得る。供給には、標的のキャッシュに定期的または連続的に供給すること、あるいは、例示の方法ですぐに使用される一定量のみを供給することが含まれてよい。S100では、異なる種類および異なる数の照射標的を供給することができ、供給は、原子力発電所の営利的な運転中に実行されてよい。例えば、図2の例示のシステムを使用することにより、多数の炉内計装案内管50を装填するのに必要となる多数の照射標的250が、共有される1つの照射標的リザーバ1270、または、各炉内計装案内管および関連するシステムのための複数の標的リザーバ1270に供給され得る。
S200では、照射標的をS100の供給箇所からアクセス制限領域内および照射のための1つまたは複数の炉内計装案内管内へと移動させるのを可能にするための貫通通路が、装荷・脱荷システムによって作られる。例えば、図2で示されるように、装荷ジャンクション1200は、回転させることによりまたはそれ以外では別の経路を封鎖することにより、照射標的250をリザーバ1270から貫通管状物1100内まで通過させるための通路を作ることができる。リザーバフローリミッタ1250が所望の数の照射標的250を所望の装荷ジャンクション1200(共有されるリザーバが使用される場合には、考えられる複数のジャンクション位置の中から)の中および貫通管状物1100の中へと解放する。上で考察したように、S200では、複数の異なる経路を作るような機構が使用され得、これは、貫通管状物1100内に入る照射標的250のための1つの経路を作るために、プランジャ1350を、回収経路1210と、貫通管状物1100と、照射標的リザーバ1270との間のTジャンクション(図示せず)まで前進させることが含まれる。S200では、照射標的250は、貫通通路内への重力、空気圧力、磁力、機械力などによって移動することができる。
S250では、装荷・脱荷システムがリザーバを密閉し、別の流れ経路を形成し、および/または、駆動システムが照射標的にアクセスするのを可能にする間、照射標的はアクセスバリアの外側で保持され得る。例えば、図2に示されるように、照射標的250は、通路フローリミッタ1105によって停止されて装荷ジャンクション1200までL1の距離だけ後退され得、装荷ジャンクション1200が、プランジャ1350およびTIPケーブル1305がTIPチューブ1310から出て回収経路1210および装荷ジャンクション1200を通って延在することできるようにするための、別の経路を作ることができ、それにより、貫通管状物1100内の最後の照射標的250が付勢される。いずれのステップも同様であるが、S250が、単純な重力駆動システムの例では特に、省略され得ることを理解されたい。
S300では、照射標的が貫通通路を通ってドライウェル20および対応する炉内計装案内管などのアクセス制限領域内まで移動する。図2に示されるように、照射標的250はアクセスバリア411を貫通しかつその中にある台座412などの任意の構造物の周りを通るまたはそれらを貫通する貫通管状物1100を通って、フランジ1110まで、さらには、原子炉容器10内で場所をとっている炉内計装案内管50内まで移動することができる。
S400では、炉内計装案内管内の放射能に露出させることにより娘同位体を発生させるために、照射標的が所望の位置で、および所望の量の時間、炉内計装案内管内で保持される。図7に示されるように、照射標的250は、炉心15の長さ(一部の従来のBWRの炉心の場合、約12フィート(3.66メートル))だけ炉内計装案内管50内を軸方向に延在していてもよく、それにより、炉心15からの中性子束を吸収し、所望の同位体に変換される。図7の例では、照射標的250は、貫通管状物1100の全体を通って延在するプランジャ1350によって維持され、フランジ1110のところで維持されて、照射標的250は、軸方向位置において、照射が完了するまで炉内計装案内管50内で保持される。S400において、バルブ、ラッチ、カウンタバランスからの重力など、を含めた別の保持機構も同様に照射標的を維持することができることを理解されたい。
S500では、採取可能な所望の量の同位体を生成するために、照射標的が所定の時間、原子炉内に置かれた後、炉内計装案内管から取り出される。例えば、プランジャ1350およびTIPケーブル1305がアクセスバリア411を通して引き抜かれてもよく、照射された照射標的250が重力または任意の別の力により炉内計装案内管50から外へ降下してもよい。
S550では、照射標的を貫通通路から外れて後方に移動させるために、追加の駆動力が使用されてよい。例えば、空気圧式駆動システム500が、噴射空気によって形成される圧力差によって、照射標的250を、アクセスバリア411によって制限されている領域から外に押し出すことができる。もちろん、貫通管状物1100を通してアクセスバリア411の外側へ照射標的250を移動させるのに、別の機械力、磁力、電気的な力などが使用されてもよい。
S600では、S300での照射標的の挿入後のある時点で、装荷・脱荷システムが、照射後に採取される照射標的に出口通路を提供するために再構成される。例えば、図4に示されるように、プランジャ1350が、装荷ジャンクション1200を通してTジャンクション1215まで引き抜かれて、採取キャスク1290に入る通路が形成され得る。別法として、図4に示される例示のシステムでは、プランジャ1350が引き抜かれた後、装荷ジャンクション1200は、照射された標的250のための採取キャスク1290に対して回転することも、またはそうでなければ、採取キャスク1290への独自の経路を作ることもできる。もちろん、例示の方法および実施形態と共に使用可能である装荷・脱荷システム内に独自の装荷・採取経路を作るために、複数のTジャンクション、ならびに、フォーク、ディバイダ、ターンテーブル、ソーターなどの他の組み合わせが使用されてもよい。
S700では、その中で生成された所望される同位体を含む照射された照射標的が、プラント状態にかかわらず、搬送・回収システムを通して、出荷または消費のためにアクセス可能な出口まで移動される。例えば、図3に示されるように、照射標的250は、重力および/または空気圧力により採取キャスク1290内へと誘導され得る。次いで、採取キャスク1290が輸送キャスクとして使用されても、または中身を代わりの輸送キャスクに移され、エンドユーザへと直接に輸送されてもよい。S700では単一または複数の出口が使用されてよく、ここでは、複数の例示のシステムおよび炉内計装案内管からの照射標的が、単一の採取位置または個別の分離した採取位置に移される。
例示の方法は、生成物の需要、プラント状態および/または照射標的の供給に基づいて、ほとんどユーザと相互作用することなく連続的かつ自動的に実行され得る。例えば、例示のシステム1000の種々のセンサ、フローリミッタおよび駆動装置は、例示のシステム1000を通る照射標的250の移動を調整するのに使用され得る。照射標的250は、単一または複数の標的リザーバ1270から特定のシステムおよび炉内計装案内管50へと定められたタイプごとに定められた量で供給され得、また、1つまたは複数の採取キャスク1290内へそれらを採取することも、同様に、所望の数、かつ、活性および娘生成物の同一性を含めた所望のタイプが特定の採取キャスク1290内に確実に存在するように調整され得る。さらに、ユーザまたはプラント運転員は、例示のシステム1000の種々のセンサ、フローリミッタおよび駆動装置との通信接続を介して、例示のシステムの運転を遠隔的に追跡および制御することができる。
例示のシステムおよび例示の方法において種々の位置から通路を形成することには、プラント停止期間中などのアクセス可能時にアクセス制限領域内および原子力プラント施設内に、管状物または別の通路、および、装荷・脱荷システムを含めた通路選択システムを設置することが含まれてもよいことを理解されたい。例えば、貫通管状物1100、リザーバ管状物1220、および/または、回収経路1210は、すべて、例示の方法の一部として設置され得る。
例示の実施形態および方法を説明してきたが、例示の実施形態を、依然として以下の特許請求の範囲の範囲内で通常の実験を通して変更または置換され得ることを当業者であれば認識するであろう。例えば、特許請求の範囲内の貫通通路、装荷・脱荷システムおよび駆動システムのタイプおよび数は図に示されて説明された特定のシステムのみに限定されず、原子力ステーションのアクセス制限領域内へ、および照射を行うための炉内計装案内管内へと照射標的を装荷するための、ならびにそれらの照射標的を採取のためにアクセス制限領域の外へ脱荷するための、別の特定のデバイスおよびシステムが、例示の実施形態と同様に使用可能であり、また、そのような別の特定のデバイスおよびシステムも同様に特許請求の範囲の範囲内にある。このような変更形態は、以下の特許請求の範囲から逸脱するものとしてみなされるべきではない。
S100 照射標的を供給する
S200 貫通通路を形成する
S250 駆動システム通路を形成する
S300 照射標的を移動させる
S400 照射標的を維持する
S500 照射標的を取り出す
S550 照射標的を駆動させる
S600 採取までの通路を形成する
S700 照射標的を採取する
10 原子炉圧力容器
15 炉心
20 ドライウェル
50 炉内計装案内管
251 格納容器シェル
252 気体材料
401 格納容器ライナ
402 貫通ライナ
411 アクセスバリア
412 原子炉台座
430 TIPルームウォール
500 空気圧式駆動システム
501 空気圧式駆動システムの構成要素
502 空気圧式駆動システムの構成要素
509 空気圧式駆動システムの構成要素
510 空気圧式駆動システムの構成要素
250、250a、250b 照射標的
1000 照射標的搬送・回収システム
1100 貫通管状物
1105 フローリミッタ
1110 フランジ
1200 装荷ジャンクション
1205 プランジャシールド
1210 回収回路
1215 Tジャンクション
1220 リザーバコネクタ
1250 リザーバフローリミッタ
1270 照射標的リザーバ
1280 キャスクフィルタ
1281 キャスク排出シャフト
1290 採取キャスク
1291 キャスクチューブ
1295 標的カウンタ
1300 TIP駆動装置
1305 ケーブル
1310 TIPチューブ
1315 接続位置
1320 TIPフィルタ
1350 プランジャ

Claims (10)

  1. 原子炉(10)を通して照射標的(250)を搬送および回収するためのシステム(1000)であって、
    前記原子炉(10)のアクセスバリア(411)の外側の起点を、前記アクセスバリア(411)の内側の前記原子炉(10)内まで延在する炉内計装案内管(50)に接続するための貫通通路(1100)であって、前記貫通通路(1100)では、少なくとも1つの照射標的(250)が前記炉内計装案内管(50)まで横断可能である、貫通通路(1100)と、
    前記少なくとも1つの照射標的(250)が横断可能である少なくとも2つの別個の経路を含む装荷・脱荷システム(1200)とを備え、
    前記別個の経路のうちの第1の経路(1220)が、照射標的源(1270)を前記起点に接続し、
    前記別個の経路のうちの第2の経路(1210)が、前記起点を前記アクセスバリア(411)の外側の照射標的採取位置(1290)に接続し、
    前記装荷・脱荷システム(1200)が、前記少なくとも1つの照射標的(250)の移動先に基づいて前記別個の経路のうちの1つを提供するように構成される、
    システム(1000)。
  2. 前記貫通通路(1100)が、前記起点から前記アクセスバリア(411)内の貫通部を通って前記炉内計装案内管(50)まで延在する管状物を含み、
    前記貫通通路(1100)が、前記アクセスバリア(411)によって境界を定められるある領域から分離されている、
    請求項1記載のシステム(1000)。
  3. 前記装荷・脱荷システム(1200)が、少なくとも3つの別個の経路を含み、
    前記別個の経路の第3の経路(1310)が、駆動システム(1300)を前記起点に接続する、
    請求項1記載のシステム(1000)。
  4. 前記駆動システム(1300)が、前記貫通通路(1100)を通過し、少なくとも1つの照射標的(250)を前記炉内計装案内管(50)内に移動させるような形状のプランジャ(1350)およびケーブル(1305)を含む、請求項3記載のシステム(1000)。
  5. 前記駆動システム(1300)が、圧力差により前記貫通通路(1100)内で前記少なくとも1つの照射標的(250)を移動させるように構成される空気圧式エアーシステム(500)を含む、請求項3記載のシステム(1000)。
  6. 前記駆動システム(1300)、前記装荷・脱荷システム(1200)、および前記貫通通路(1100)が、前記アクセスバリア(411)の外側の排出位置を除いて閉じられており、
    前記排出位置が、空中浮遊材料が前記システム(1000)から逃げるのを防止するためのHEPAグレードのフィルタ(1280/1320)を含む、
    請求項3記載のシステム(1000)。
  7. 前記装荷・脱荷システム(1200)が、装荷ジャンクション(1200)と、前記別個の経路のうちの前記1つの経路を提供するTジャンクション(1215)とのうちの少なくとも1つを含む、請求項1記載のシステム。
  8. 前記照射標的源(1270)が、
    前記装荷・脱荷システム(1200)に接続される照射標的リザーバ(1270)と、
    前記照射標的リザーバ(1270)と前記装荷・脱荷システム(1200)との間にある流量絞り手段(1250)と
    を含む、請求項1記載のシステム(1000)。
  9. 前記採取位置(1290)が、前記装荷・脱荷システム(1200)に接続される採取キャスク(1290)を含み、
    前記採取キャスク(1290)が、漏洩なしで出荷するために、照射された照射標的(250)を包含するように構成される、
    請求項1記載のシステム(1000)。
  10. 同位体生成物を発生させるために原子炉(10)を通して照射標的(350)を処理する方法であって、
    前記原子炉(10)のアクセスバリア(411)の外側から前記原子炉(10)の炉内計装案内管(50)までの貫通通路(1100)を形成するステップ(S200)と、
    前記貫通通路(1100)を通して照射標的(250)を前記炉内計装案内管(50)内へと移動させるステップ(S300)と、
    前記原子炉(10)の炉心(15)からの放射能を用いて前記照射標的(250)を実質的に所望の娘生成物に変換するために、前記炉内計装案内管(50)内で前記照射標的(250)を維持することにより、前記炉内計装案内管(50)内で前記照射標的(250)を照射するステップ(S400)と、
    前記炉内計装案内管(50)から前記アクセスバリアの外側の採取領域(1290)までの出口通路(1100/1291)を形成するステップ(S600)と、
    前記出口通路(1100/1291)を通して前記照射された照射標的(250)を前記採取領域(1290)まで移動させることにより、前記照射された照射標的(250)を採取するステップ(S700)と
    を含む方法。
JP2012232461A 2011-12-28 2012-10-22 原子炉を通して照射標的を処理するためのシステムおよび方法 Pending JP2013140136A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/339,345 US9330798B2 (en) 2011-12-28 2011-12-28 Systems and methods for processing irradiation targets through a nuclear reactor
US13/339,345 2011-12-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013140136A true JP2013140136A (ja) 2013-07-18

Family

ID=48693619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012232461A Pending JP2013140136A (ja) 2011-12-28 2012-10-22 原子炉を通して照射標的を処理するためのシステムおよび方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9330798B2 (ja)
JP (1) JP2013140136A (ja)
CA (1) CA2792593C (ja)
SE (1) SE536844C2 (ja)
TW (1) TWI591647B (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013242311A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc 原子炉内の複数の計装案内管を通して照射目標物を処理するためのシステム及び方法
WO2016007197A1 (en) * 2014-07-08 2016-01-14 Westinghouse Electric Company Llc Targeted isotope production system
CN107210077A (zh) * 2015-01-29 2017-09-26 阿海珐有限公司 用于产生放射性同位素的辐照靶、其制备方法以及该辐照靶的用途
KR20170117128A (ko) * 2015-02-09 2017-10-20 아레바 게엠베하 조사 타겟 처리 시스템
KR20190142423A (ko) * 2017-05-16 2019-12-26 웨스팅하우스 일렉트릭 컴퍼니 엘엘씨 상업용 원자로에서의 장기간 방사선 조사를 위한 방사성 동위원소 생산 표적 삽입 설계 및 표적 수확 방법
KR20200040974A (ko) * 2018-10-10 2020-04-21 한국원자력연구원 공압 이송 장치 및 방법
JP2021001803A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 株式会社千代田テクノル 非破壊検査用放射線源、並びに、その製造方法及び装置
JP2022073339A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 三菱重工業株式会社 放射性同位体の製造装置及び放射性同位体の製造方法
JP2022076402A (ja) * 2020-11-09 2022-05-19 三菱重工業株式会社 収納容器及び放射性同位体の製造方法
US11508491B2 (en) 2020-12-15 2022-11-22 Chiyoda Technol Corporation Radiation source for nondestructive inspection, and method and apparatus for manufacturing same
JP7426327B2 (ja) 2020-10-30 2024-02-01 三菱重工業株式会社 放射性同位体の製造装置及び放射性同位体の製造方法

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014116572B4 (de) 2014-11-13 2017-04-13 Areva Gmbh Verfahren zur Herstellung von mit Pulver gefüllten Formkörpern zum Einbringen in einen Leistungsreaktor
CA3187489A1 (en) * 2015-02-09 2016-08-18 Framatome Gmbh Radionuclide generation system
KR20180002742A (ko) 2015-04-30 2018-01-08 아레바 게엠베하 방사성 핵종 생성 시스템 및 방사성 핵종 생성 방법
CA2895622A1 (en) * 2015-06-22 2016-06-16 William Henry Cooper Method of producing radioisotopes using a heavy water type nuclear power plant
BR112018001198B1 (pt) * 2015-07-21 2022-06-14 Framatome Gmbh Sistema e método para colheita de alvos de irradiação ativados a partir de reator nuclear e sistema de geração de radionuclídeo
US10755829B2 (en) 2016-07-14 2020-08-25 Westinghouse Electric Company Llc Irradiation target handling device for moving a target into a nuclear reactor
CN106128539B (zh) * 2016-08-30 2019-01-22 中广核研究院有限公司 一种利用压水堆核电站生产医用短寿期放射源的系统
RO134345A2 (ro) * 2017-08-02 2020-07-30 BWXT Isotope Technology Group, Inc. Iradierea cu izotop a canalului de combustibil la centrala care funcţionează la putere maximă
US10720253B2 (en) 2017-10-11 2020-07-21 Westinghouse Electric Company Llc Apparatus for planting and harvesting radioisotopes on a mass production basis
EP3704718B1 (de) * 2017-11-02 2021-06-09 Kernkraftwerk Gösgen-Däniken AG Vorrichtung und verfahren zum wahlweisen durchführen von nuklidaktivierungen und messungen in einem kernreaktor mittels nuklidaktivierungs-targets und messkörpern
DE102017125606A1 (de) 2017-11-02 2019-05-02 Kernkraftwerk Gösgen-Däniken Ag Ventilblock für ein molchbares und/oder festkörperführendes Leitungssystem und Verteilerleitungssystem
KR102616539B1 (ko) 2018-07-31 2023-12-20 프라마톰 게엠베하 카트리지 및 방사성 동위 원소를 생산하는 방법에서의 카트리지의 용도
EP3830840B1 (en) * 2018-07-31 2022-09-07 Framatome GmbH Lance unit and method of producing radionuclides
KR20210064214A (ko) 2018-08-27 2021-06-02 비더블유엑스티 아이소토프 테크놀로지 그룹, 인크. 방사성 동위원소를 생산하기 위한 표적 조사 시스템
CN111503325A (zh) * 2019-01-31 2020-08-07 法伊弗化学设备制造有限公司 用于可清洗和/或固态传导线路系统的阀块及分配线路系统
BR112021022587A2 (pt) * 2019-05-23 2022-01-04 Framatome Gmbh Sistema de remoção de alvo de irradiação, sistema de geração de radionuclídeo, tubo de descarga e método para remover alvos de irradiação ativados
CN113000880B (zh) * 2019-12-20 2023-05-30 中核建中核燃料元件有限公司 一种用于核电控制棒组件的自动钻孔方法
US20210366626A1 (en) * 2020-05-19 2021-11-25 Westinghouse Electric Company Llc Method and system for periodically measuring the total gamma radiation activity of a target radioisotope being produced inside the core of a nuclear reactor
WO2021233545A1 (en) * 2020-05-20 2021-11-25 Framatome Gmbh Installation and method for producing activated irradiation targets in an instrumentation tube system of a nuclear reactor
US20220139579A1 (en) * 2020-10-29 2022-05-05 Westinghouse Electric Company Llc Devices, systems, and methods for adjusting the output of a reactor core
EP4002390A1 (de) * 2020-11-20 2022-05-25 EQE GmbH Absperreinrichtung zum stoppen von bestrahlten oder zu bestrahlenden festkörpern
KR20230125333A (ko) * 2021-02-17 2023-08-29 프라마톰 게엠베하 방사성 핵종 생성 시스템용 타겟 이송 시스템
CN115295192B (zh) * 2022-07-06 2023-11-14 中核核电运行管理有限公司 一种使用流体驱动在重水堆中装卸靶件的装置和方法
CN115346707B (zh) * 2022-08-25 2023-09-08 中核核电运行管理有限公司 一种利用重水堆观察孔生产同位素的装置和方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009198500A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc 原子炉の計装管において放射性同位体を生成する装置及び方法
JP2011047937A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc 同位体送り出しシステムの照射ターゲット保持構体

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3069337A (en) * 1951-11-26 1962-12-18 Charles P Cabell Irradiation method and apparatus
US3263081A (en) * 1962-04-18 1966-07-26 Westinghouse Electric Corp Flux mapping system for measuring radiation
US3940318A (en) 1970-12-23 1976-02-24 Union Carbide Corporation Preparation of a primary target for the production of fission products in a nuclear reactor
US4393510A (en) 1973-07-20 1983-07-12 Pacific Nuclear Fuels, Inc. Reactor for production of U-233
US4196047A (en) 1978-02-17 1980-04-01 The Babcock & Wilcox Company Irradiation surveillance specimen assembly
US4663111A (en) 1982-11-24 1987-05-05 Electric Power Research Institute, Inc. System for and method of producing and retaining tritium
JPS60114799A (ja) * 1983-11-28 1985-06-21 動力炉・核燃料開発事業団 放射性ナトリウムの処理方法
US4920994A (en) * 1989-09-12 1990-05-01 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Laser removal of sludge from steam generators
US5910971A (en) 1998-02-23 1999-06-08 Tci Incorporated Method and apparatus for the production and extraction of molybdenum-99
US6678344B2 (en) 2001-02-20 2004-01-13 Framatome Anp, Inc. Method and apparatus for producing radioisotopes
US20040105520A1 (en) 2002-07-08 2004-06-03 Carter Gary Shelton Method and apparatus for the ex-core production of nuclear isotopes in commercial PWRs
US9362009B2 (en) 2007-11-28 2016-06-07 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc Cross-section reducing isotope system
US9773577B2 (en) 2009-08-25 2017-09-26 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc Irradiation targets for isotope delivery systems
US9183959B2 (en) 2009-08-25 2015-11-10 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc Cable driven isotope delivery system
US8542789B2 (en) 2010-03-05 2013-09-24 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc Irradiation target positioning devices and methods of using the same
JP2012013546A (ja) 2010-06-30 2012-01-19 Toshiba Corp 移動式炉内計装系駆動装置およびそれを用いた案内管内部の摩擦抵抗監視方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009198500A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc 原子炉の計装管において放射性同位体を生成する装置及び方法
JP2011047937A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc 同位体送り出しシステムの照射ターゲット保持構体

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013242311A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc 原子炉内の複数の計装案内管を通して照射目標物を処理するためのシステム及び方法
WO2016007197A1 (en) * 2014-07-08 2016-01-14 Westinghouse Electric Company Llc Targeted isotope production system
KR20170027836A (ko) * 2014-07-08 2017-03-10 웨스팅하우스 일렉트릭 컴퍼니 엘엘씨 표적 동위원소 생산 시스템
CN106663486A (zh) * 2014-07-08 2017-05-10 西屋电气有限责任公司 靶向同位素生产系统
JP2017519986A (ja) * 2014-07-08 2017-07-20 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 標的同位体製造装置
KR102307104B1 (ko) 2014-07-08 2021-09-29 웨스팅하우스 일렉트릭 컴퍼니 엘엘씨 표적 동위원소 생산 시스템
CN107210077A (zh) * 2015-01-29 2017-09-26 阿海珐有限公司 用于产生放射性同位素的辐照靶、其制备方法以及该辐照靶的用途
KR20170117128A (ko) * 2015-02-09 2017-10-20 아레바 게엠베하 조사 타겟 처리 시스템
KR102561593B1 (ko) 2015-02-09 2023-07-31 프라마톰 게엠베하 조사 타겟 처리 시스템
KR20190142423A (ko) * 2017-05-16 2019-12-26 웨스팅하우스 일렉트릭 컴퍼니 엘엘씨 상업용 원자로에서의 장기간 방사선 조사를 위한 방사성 동위원소 생산 표적 삽입 설계 및 표적 수확 방법
KR102367047B1 (ko) 2017-05-16 2022-02-23 웨스팅하우스 일렉트릭 컴퍼니 엘엘씨 상업용 원자로에서의 장기간 방사선 조사를 위한 방사성 동위원소 생산 표적 삽입 설계 및 표적 수확 방법
KR20200040974A (ko) * 2018-10-10 2020-04-21 한국원자력연구원 공압 이송 장치 및 방법
KR102113776B1 (ko) * 2018-10-10 2020-06-03 한국원자력연구원 공압 이송 장치 및 방법
JP2021001803A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 株式会社千代田テクノル 非破壊検査用放射線源、並びに、その製造方法及び装置
JP2022073339A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 三菱重工業株式会社 放射性同位体の製造装置及び放射性同位体の製造方法
JP7407097B2 (ja) 2020-10-30 2023-12-28 三菱重工業株式会社 放射性同位体の製造装置及び放射性同位体の製造方法
JP7426327B2 (ja) 2020-10-30 2024-02-01 三菱重工業株式会社 放射性同位体の製造装置及び放射性同位体の製造方法
JP2022076402A (ja) * 2020-11-09 2022-05-19 三菱重工業株式会社 収納容器及び放射性同位体の製造方法
JP7422052B2 (ja) 2020-11-09 2024-01-25 三菱重工業株式会社 収納容器及び放射性同位体の製造方法
US11508491B2 (en) 2020-12-15 2022-11-22 Chiyoda Technol Corporation Radiation source for nondestructive inspection, and method and apparatus for manufacturing same

Also Published As

Publication number Publication date
SE1251146A1 (sv) 2013-06-29
CA2792593C (en) 2019-11-19
SE536844C2 (sv) 2014-09-30
US9330798B2 (en) 2016-05-03
CA2792593A1 (en) 2013-06-28
US20130170927A1 (en) 2013-07-04
TWI591647B (zh) 2017-07-11
TW201330004A (zh) 2013-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013140136A (ja) 原子炉を通して照射標的を処理するためのシステムおよび方法
JP5816223B2 (ja) 原子炉内の複数の計装案内管を通して照射目標物を処理するためのシステム
US9208909B2 (en) Systems and methods for retaining and removing irradiation targets in a nuclear reactor
US9224507B2 (en) Systems and methods for managing shared-path instrumentation and irradiation targets in a nuclear reactor
CN107251156B (zh) 辐照靶处理系统
CN107851472B (zh) 从核反应堆收取活化的辐照靶的系统和方法以及放射性核素产生系统
US10734127B2 (en) System and method of producing radionuclides in a nuclear reactor, including use of a magnetic field to release a target having magnetic properties from an instrumentation tube system
KR102616539B1 (ko) 카트리지 및 방사성 동위 원소를 생산하는 방법에서의 카트리지의 용도
EP2929540B1 (en) Systems and methods for retaining and removing irradiation targets in a nuclear reactor
CN113892152A (zh) 从核反应堆和放射性核素生成系统中移除辐照靶的系统和方法
EP2929542B1 (en) Systems for managing shared-path instrumentation and irradiation targets in a nuclear reactor
US20230187093A1 (en) Installation and method for producing activated irradiation targets in an instrumentation tube system of a nuclear reactor
JP6276779B2 (ja) 原子炉の中で生成される材料を採取および貯蔵するためのシステムおよび方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150623