JP2013137697A - 電子機器、表示制御方法、およびプログラム - Google Patents

電子機器、表示制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な操作で異なる表示処理を実現可能な電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器は、CPUと、表示面と4つの側面とを有する表示部と、4つの側面のうちの1つの側面に加わる圧力を検出するための圧力センサとを備える。表示部は、タッチ入力を受け付ける。CPUは、タッチ入力がなされた状態で、圧力センサによって予め定められた値以上の圧力が検出されたときには、第1の表示処理を表示部に実行させ、予め定められた値以上の圧力が検出されなかったときには、第2の表示処理を表示部に実行させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子機器、表示制御方法、およびプログラムに関する。特に、本発明は、表示部を備える電子機器、当該電子機器における表示制御方法、および当該電子機器を制御するためのプログラムに関する。
従来、ユーザのタッチ入力(タッチ操作)を検出する機能を備えた電子機器が知られている。
特許文献1には、タッチ入力の開始と終了とを検知するラインセンサを備えた情報処理装置が開示されている。当該情報処理装置は、タッチ開始位置とタッチ終了位置とに基づいて、タッチ移動距離とタッチ移動方向とを算出する。さらに、情報処理装置は、タッチ移動距離が所定距離以上であると判断すると、タッチ開始位置に相当するメニュー項目からタッチ移動方向へと表示画面上のメニュー項目をスクロールし、所定距離以上でないと判断するとタッチ開始位置に相当するメニュー項目を選択する。
特許文献2には、タッチ入力を行なうためのタッチパッドを備えた携帯端末装置が開示されている。携帯端末装置は、検出されたタッチパッドの接触情報に基づき、接触領域の先端座標Yと接触領域の中心座標yとを算出する。また、携帯端末装置は、接触領域の移動の有無を判定する。携帯端末装置は、当該判定結果に基づき、先端座標Yまたは中心座標yを用いて接触点の移動量を算出する。ここで、携帯端末装置は、接触領域の移動時には先端座標によって移動量を算出し、接触領域の停止時、離反時、及び接触開始時には中心座標によって移動量を算出する。そして、携帯端末装置は、タッチパッド上での接触操作に対応した特定の位置を指示する指示座標として、相対座標または絶対座標を出力する。
特許文献3には、タッチ入力の位置を検出するための接触検出装置が開示されている。当該接触検出装置は、撓み波を利用してタッチ入力の位置を検出する。
特開2003−108279号公報 特開2010−204811号公報 特表2004−534329号公報
しかしながら、特許文献1では、タッチ移動距離が所定距離以上でない場合には、タッチ位置が移動していても、タッチ開始位置に相当するメニュー項目が選択されることになる。つまり、特許文献1では、タッチした状態で他のメニュー(オブジェクト)を選択することはできない。また、特許文献2では、スクロール処理とオブジェクトの選択処理とを切換えることはできない。特許文献3も、単に接触位置を検出するだけの構成である。
特に、スマートフォン等の小型の電子機器では、複数の小さなオブジェクトを選択可能に一覧表示することがなされる。この場合、ユーザは、オブジェクトの表示領域が狭いため、所望とするオブジェクトの選択に失敗することが多々ある。また、所望とするオブジェクトを選択するためには、スクロール処理を行なう必要が生じる場合もある。
本願発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、簡易な操作で異なる表示処理を実現可能な電子機器、当該電子機器における表示制御方法、および当該電子機器を制御するためのプログラムを提供することにある。
本発明の或る局面に従うと、電子機器は、プロセッサと、表示面と4つの側面とを有する表示部と、4つの側面のうちの第1の側面に加わる圧力を検出するための第1の圧力センサとを備える。表示部は、タッチ入力を受け付ける。プロセッサは、タッチ入力がなされた状態で、第1の圧力センサによって予め定められた値以上の圧力が検出されたときには、第1の表示処理を表示部に実行させ、予め定められた値以上の圧力が検出されなかったときには、第2の表示処理を表示部に実行させる。
好ましくは、プロセッサは、検出された圧力が予め定められた値以上である場合に、タッチ入力に基づく表示部への入力位置が、タッチ入力がなされた状態で第1の側面の向きに変化したときには、第1の表示処理を表示部に実行させる。プロセッサは、検出された圧力が予め定められた値以上でない場合に、タッチ入力に基づく表示部への入力位置が、タッチ入力がなされた状態で第1の側面の向きに変化したときには、第2の表示処理を、表示部に実行させる。
好ましくは、プロセッサは、第1の表示処理として、変化に基づいた画像のスクロール処理を表示部に実行させる。プロセッサは、第2の表示処理として、スクロール処理を伴わない、入力位置の変化に基づいた画面表示を、表示部に実行させる。
好ましくは、プロセッサは、表示部に選択可能な複数のオブジェクトを表示させる。プロセッサは、変化によって、入力位置が、複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクトを指定する第1の位置から、当該第1の位置よりも第1の側面側の第2のオブジェクトを指定する第2の位置になった場合、第2の表示処理として、第2のオブジェクトを選択した状態の画面表示を表示部に実行させる。
好ましくは、電子機器は、第1の側面の反対側の第2の側面に加わる圧力を検出するための第2の圧力センサをさらに備える。プロセッサは、タッチ入力がなされた状態で、第1の圧力センサまたは第2の圧力センサによって予め定められた値以上の圧力が検出されたときには、第1の表示処理を表示部に実行させ、予め定められた値以上の圧力が検出されなかったときには、第2の表示処理を表示部に実行させる。
好ましくは、プロセッサは、検出された圧力が予め定められた値以上である場合に、タッチ入力に基づく表示部への入力位置が、タッチ入力がなされた状態で第1の側面の向きに変化したときには、第1の表示処理を表示部に実行させ、タッチ入力に基づく表示部への入力位置が、タッチ入力がなされた状態で第1の側面の向きに変化しなかったときには、第3の表示処理を表示部に実行させる。
好ましくは、プロセッサは、表示部に選択可能な複数のオブジェクトを表示させ、第1の表示処理として、変化に基づいた画像のスクロール処理を表示部に実行させ、第3の表示処理として、入力位置のオブジェクトの隣のオブジェクトを選択した状態の画面表示を、表示部に実行させる。
本発明の他の局面に従うと、表示制御方法は、電子機器において実行される。電子機器は、プロセッサと、表示部と、表示部の側面に加わる圧力を検出するための圧力センサとを有する。表示制御方法は、プロセッサが、表示部へのタッチ入力がなされた状態で、圧力センサによって予め定められた値以上の圧力が検出されたときには、第1の表示処理を表示部に実行させるステップと、プロセッサが、タッチ入力がなされた状態で、予め定められた値以上の圧力が検出されなかったときには、第2の表示処理を表示部に実行させるステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、電子機器を制御するために用いられる。電子機器は、プロセッサと、表示部と、表示部の側面に加わる圧力を検出するための圧力センサとを有する。プログラムは、表示部へのタッチ入力がなされた状態で、圧力センサによって予め定められた値以上の圧力が検出されたときには、第1の表示処理を表示部に実行させるステップと、タッチ入力がなされた状態で、予め定められた値以上の圧力が検出されなかったときには、第2の表示処理を表示部に実行させるステップとを、プロセッサに実行させる。
本発明によれば、簡易な操作で異なる表示処理を実現可能となる。
携帯型電話機の外観を示した図である。 タッチスクリーンを説明するための図である。 携帯型電話機のハードウェア構成を示した図である。 携帯型電話機の内部構造を説明するための図である。 第1の表示処理を説明するための図である。 第2の表示処理を説明するための図である。 携帯型電話機が、横方向表示を行なっている状態を表した図である。 携帯型電話機の処理の流れを表したフローチャートである。 携帯型電話機の異なる処理を説明するための図である。 図9に基づいて説明した携帯型電話機の処理の流れを表したフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電子機器について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
本発明の実施の形態に係る電子機器としては、スマートフォンを含む携帯型電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット型のコンピュータ、ラップトップ型のコンピュータ、デスクトップ型のコンピュータ、デジタルフォトアルバム(デジタルフォトフレーム)、電子辞書、電子ブックリーダ等が挙げられる。以下では、電子機器として、携帯型電話機を例に挙げて説明する。
また、本実施の形態では、タッチスクリーンについての「移動」とは、形状変化を伴わずにタッチスクリーンが携帯型電話機の筐体内において位置を変化させることを意味する。また、圧力センサについての「変位」とは、圧力センサの形状変化を伴う変形を意味する。また、「移動」および「変位」は、目視できない程度の微小な変化も含む。
図1は、携帯型電話機1の外観を示した図である。図1を参照して、携帯型電話機1は、開口部10aを有する筐体10と、表示部として機能するタッチスクリーン105と、操作キー107とを備える。詳細については後述するが、タッチスクリーン105は、筐体10内において、X方向の正の向きおよび負の向きとY方向の正の向きおよび負の向きとの4つの向きに、移動(変位)可能に構成されている。なお、移動量については後述する(図4)。
図2は、タッチスクリーン105を説明するための図である。図2を参照して、タッチスクリーン105は、略直方体の形状を有している。タッチスクリーン105は、表示面である主面500と、側面501と、側面501の反対側の側面502と、側面503と、側面503の反対側の側面504と、主面500に対する裏面505とを備えている。
側面501の法線N1と側面502の法線N2とは平行である。側面503の法線N3と側面504の法線N4とは平行である。法線N1と法線N3とは直交している。
図3は、携帯型電話機1のハードウェア構成を示した図である。図3を参照して、携帯型電話機1は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)101と、データを不揮発的に格納するROM(Read Only Memory)102と、データを揮発的に格納するRAM(Random Access Memory)103と、フラッシュメモリ104と、タッチスクリーン105と、スピーカ106と、携帯型電話機1のユーザによる指示の入力を受ける操作キー107と、通信IF(Interface)108と、IC(Integrated Circuit)カードリーダライタ109と、電源ユニット110と、圧力センサ111と、圧力センサ112と、圧力センサ113と、圧力センサ114とを備える。
タッチスクリーン105は、表示装置としてのディスプレイ1051と、入力装置としてのタッチパネル1052とにより構成される。具体的には、タッチスクリーン105は、ディスプレイ1051(たとえば液晶ディスプレイ)上にタッチパネル1052を位置決めした上で固定することにより実現される。なお、タッチスクリーンは、タッチパネルディスプレイ、タッチパネル付きディスプレイ、あるいはタッチパネルモニタとも称される。なお、タッチスクリーン105においては、タッチ位置の検出方法として、たとえば抵抗膜方式または静電容量方式を用いることができる。
フラッシュメモリ104は、不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ104は、CPU101が実行するプログラム、圧力に関する予め定められた値(以下、「閾値Th」と称する)等の各種データを格納している。また、フラッシュメモリ104は、携帯型電話機1が生成したデータ、携帯型電話機1の外部装置から取得したデータ等の各種データを揮発的に格納する。
スピーカ106は、CPU101からの指令に応じて音を発生させる。通信IF108は、他の装置と通信を行なうための用いられるインターフェースである。通信IF108は、無線および/または有線にてデータを送信するための処理を行なう。
タッチパネル1052は、ユーザの指およびスタイラスペン等による入力(タッチ入力)を受け付ける入力デバイスである。CPU101は、タッチパネル1052からの出力に基づいて入力位置を特定し、当該特定した入力位置に基づいた画面表示を行なう。なお、当該タッチパネル1052を含むタッチスクリーン105は、タッチスクリーン105が変位可能に構成されている点を除き、従来のタッチスクリーンと同じ機能を有するため、ここでは、詳細な説明は繰り返さない。
圧力センサ111〜114は、タッチスクリーン105の変位により生じる圧力を検出するためのデバイスである。圧力センサ111〜114の設置場所、設置方法等については後述する(図4)。
各構成要素101〜114は、相互にデータバスによって接続されている。ICカードリーダライタ109には、メモリカード1091が装着される。
携帯型電話機1における処理は、各ハードウェアおよびCPU101により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、フラッシュメモリ104に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、メモリカード1091その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、ICカードリーダライタ109その他の読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IFを介してダウンロードされた後、フラッシュメモリ104に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU101によってフラッシュメモリ104から読み出され、さらにフラッシュメモリ104に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU101は、そのプログラムを実行する。
同図に示される携帯型電話機1を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、フラッシュメモリ104、メモリカード1091その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、携帯型電話機1の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD-ROM、CD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図4は、携帯型電話機1の内部構造を説明するための図である。図4(a)は、図1のIVa−IVa線矢視断面図である。図4(b)は、図1のIVc−IVc線矢視断面図である。図4(c)は、図4(a)の状態からの遷移図である。
図4(a)を参照して、携帯型電話機1は、上述したように、4つの圧力センサ111〜114を備えている。圧力センサ111〜114は、筐体10内の予め定められた位置に設置されている。具体的には、圧力センサ111は、タッチスクリーン105の側面501側の位置に設置されている。同様に、圧力センサ112〜114は、それぞれ、側面502,503,504側に設置されている。
圧力センサ111は、タッチスクリーン105の側面501に当接している。同様に、圧力センサ112〜114は、それぞれ、側面502,503,504に当接している。これにより、圧力センサ111〜114の各々は、タッチスクリーン105を保持する役割も果たしている。
圧力センサ111〜114は、一定の向きに力が加わると当該向きに変位する。たとえば、圧力センサ111は、Y軸方向の正の向き(図の下向き)の力が加わると、当該正の向きに、厚みが縮んだ状態となる。同様に、圧力センサ112は、Y軸方向の負の向き(図の上向き)の力が加わると、当該負の向きに、厚みが縮んだ状態となる。同様に、圧力センサ113は、X軸方向の負の向き(図の左向き)の力が加わると、当該負の向きに、厚みが縮んだ状態となる。圧力センサ114は、X軸方向の正の向き(図の右向き)の力が加わると、当該正の向きに、厚みが縮んだ状態となる。
圧力センサ111〜114は、タッチスクリーン105を保持するための接触圧(タッチスクリーンの荷重による圧を含む)と、タッチスクリーン105の4つの向きへの移動により生じる圧力とを検出する。言い換えると、圧力センサ111〜114は、それぞれ、側面501,502,503,504に加わる圧力を検出する。
図4(b)を参照して、携帯型電話機1のユーザによる矢印801の向きの力によって、タッチスクリーン105がY軸方向の正の向きに移動した場合、圧力センサ111は変位する。これにより、圧力センサ111には、圧力センサ112〜114よりも大きな圧力を検出することになる。なお、図中の“δ”は、タッチスクリーン105の移動量を表すとともに、圧力センサ111の変位量を表している。以下では、説明を簡略化するため、便宜上、タッチスクリーン105を保持するための接触圧を“0”とする。
図4(c)を参照して、ユーザがタッチスクリーン105に対して矢印809の向きに力Faで入力を行なった場合、圧力センサ111は、f1=Fa×cosθの圧力を検出する。なお、Z軸方向の正の向き(図の下向き)の力の成分は、f2=Fa×sinθとなる。
携帯型電話機1は、圧力f1が、予め定められた値以上であるか否かを判断する。具体的には、携帯型電話機1は、圧力f1が、フラッシュメモリ104に格納されていた閾値Th以上であるか否かを判断する。携帯型電話機1は、検出された圧力が閾値Th以上か未満かで、タッチスクリーン105への入力に対して異なる処理を実行する。なお、以下では、検出された圧力が閾値Th以上の場合に行なう表示処理を、「第1の表示処理」と、検出された圧力が閾値Th未満の場合に行なう表示処理を、「第2の表示処理」とも称する。
図5は、第1の表示処理を説明するための図である。図5(a)を参照して、携帯型電話機1は、たとえばユーザの指示に基づき、タッチスクリーン105に複数の選択可能なオブジェクトを表示する。図5(b)を参照して、携帯型電話機1は、図5(a)の状態においてユーザの指901の先端部を用いたオブジェクトを選択するための入力を受け付けると、当該オブジェクトが選択された状態であることを表す画面表示を行なう。なお、図5(b)では、オブジェクトPC−004が選択状態となっている。位置P1は、オブジェクトPC−004の位置である。
図5(c)を参照して、Y軸方向の正の向き(圧力センサ111の向き)に閾値Th以上の力f1が作用し、かつ、タッチスクリーン105への入力位置が、タッチスクリーン105への入力がなされた状態で圧力センサ111の向き(図の矢印802,803の向き)に変化したとする。具体的には、入力位置が、位置P1から位置P2へと変化したとする。この場合、携帯型電話機1は、第1の表示処理として、上記変化に基づいた画像のスクロール処理をタッチスクリーン105に実行させる。具体的には、携帯型電話機1は,画面下方向へのスクロール処理を実行する。
なお、「タッチスクリーン105への入力がなされた状態」とは、ユーザがタッチスクリーン105に指を接触させ続けている状態を意味する。また、上記においては、Y軸方向の正の向きに閾値Th以上の力f1が作用しているため、タッチスクリーン105は圧力センサ111の向きに移動することになる。図5(c)では、タッチスクリーン105が移動する前の位置を破線で表している。
また、図5(c)の状態から、ユーザが、矢印802,803とは反対の向きに閾値Th以上の力を作用させて、タッチスクリーン105への入力位置を、タッチスクリーン105への入力がなされた状態で圧力センサ112の向きに変化させたとする。この場合には、携帯型電話機1は、第1の表示処理として、携帯型電話機1は,画面上方向へのスクロール処理を実行する。
図6は、第2の表示処理を説明するための図である。図6(a)を参照して、図5(a)と同様に、携帯型電話機1は、タッチスクリーン105に複数の選択可能なオブジェクトを表示する。図6(b)を参照して、携帯型電話機1は、図5(b)と同様に、指901の先端部を用いたオブジェクトを選択するための入力を受け付けると、当該オブジェクトが選択された状態であることを表す画面表示を行なう。なお、図6(b)では、オブジェクトPC−004が選択状態となっている。位置P1は、オブジェクトPC−004の位置である。
図6(c)を参照して、Y軸方向の正の向きに閾値Th以上の力f1が作用せずに、タッチスクリーン105への入力位置が、タッチスクリーン105への入力がなされた状態で圧力センサ111の向きに変化したとする。具体的には、ユーザが、矢印804の向きに指901を動かして、タッチスクリーン105の主面500(表示面)に対する指901の傾きを緩やかにすることにより、入力位置が位置P1から位置P3へと変化したとする。
この場合、携帯型電話機1は、第2の表示処理として、スクロール処理を伴わない、入力位置の変化に基づいた画面表示を、タッチスクリーン105に実行させる。具体的には、入力位置が、オブジェクトPC−004を指定する位置P1から、位置P1よりも側面501側のオブジェクトPC−005を指定する位置P3になった場合、携帯型電話機1は、第2の表示処理として、オブジェクトPC−005を選択した状態の画面表示をタッチスクリーン105に実行させる。また、入力位置が、オブジェクトPC−004を指定する位置P1から、位置P1よりも側面501側のオブジェクトPC−006を指定する位置(図示せず)になった場合、携帯型電話機1は、第2の表示処理として、オブジェクトPC−006を選択した状態の画面表示をタッチスクリーン105に実行させる。
なお、選択状態となるオブジェクトが変更された場合、当該変更後のオブジェクト(たとえば、PC−005,PC−006)が実行可能なファイルを表すものであるときには、携帯型電話機1は、当該ファイルを実行してもよい。また、当該変更後のオブジェクトがフォルダであるとき、携帯型電話機1は、当該ファイルを開く処理を実行してもよい。また、当該変更後のオブジェクトがURL等のデータの保存先を表すものであるとき、携帯型電話機1は、当該保存先のデータに基づく画像をディスプレイ1051に表示させてもよい。
一方、ユーザは、矢印804とは反対の向きに指901を動かして、タッチスクリーン105の主面500(表示面)に対する指901の傾きを急にすることにより、たとえば、位置P1よりも側面502側のオブジェクトPC−003を選択することも可能となる。
ところで、入力位置に応じたオブジェクトを再選択する代わりに、携帯型電話機1を以下のように構成してもよい。すなわち、最初に選択されているオブジェクトとは異なるオブジェクトの位置に指901を動かした場合には、常に、最初に選択されているオブジェクトに隣接するオブジェクトを選択するように構成してもよい。具体例を挙げれば、以下のとおりである。図6(c)を再度参照して、指901の傾きを図6(c)の実線の状態からさらに緩やかにすることによって、指901の先端部の位置がオブジェクトPC−006の位置に達したとする。この場合であっても、オブジェクトPC−006を選択するのではなく、オブジェクトPC−004の隣のオブジェクトPC−005を選択するように、携帯型電話機1を構成してもよい。
以上のように、携帯型電話機1は、指901の接触状態を保ったままの状態で入力位置が変化した場合に、圧力センサが閾値Th以上の圧力を検出したか否かに応じて、スクロール処理、あるいは、スクロール処理を伴わないオブジェクトの選択変更処理を実行する。したがって、ユーザは、タッチスクリーン105への入力の際の力を変化させるだけで、上記のような異なる処理を携帯型電話機1に実行させることができる。それゆえ、携帯型電話機1はユーザにとって利便性に優れる。
図7は、携帯型電話機1が、横方向表示を行なっている状態を表した図である。図7を参照して、携帯型電話機1が横方向表示(つまり、X軸方向が天地方向となる表示)を行なっている場合には、画面のスクロール処理およびオブジェクトの選択に、圧力センサ113,114での検出結果が用いられる。なお、スクロール処理とオブジェクトの選択とについては、それぞれ図5、6に基づいて説明したため、ここでは説明を繰り返さない。
図8は、携帯型電話機1の処理の流れを表したフローチャートである。図8を参照して、ステップS2において、携帯型電話機1のCPU101は、タッチパネル1052への入力があったか否かを判断する。CPU101は、入力があったと判断した場合(ステップS2においてYES)、ステップS4において、閾値Th以上の圧力を検出した圧力センサがあるか否かを判断する。CPU101は、入力がないと判断した場合(ステップS2においてNO)、処理をステップS2に進める。
CPU101は、閾値Th以上の圧力を検出した圧力センサがあると判断した場合(ステップS4においてYES)、ステップS6において、タッチパネル1052への入力がなされた状態で、タッチパネル1052への入力位置が変化したか否かを判断する。CPU101は、入力位置が変化したと判断した場合(ステップS6においてYES)、ステップS8において、閾値Th以上の圧力を検出した圧力センサの方向に画像をスクロールする(図5(c))。CPU101は、入力位置が変化していないと判断した場合(ステップS6においてNO)、処理をステップS10に進める。
CPU101は、閾値Th以上の圧力を検出した圧力センサがないと判断した場合(ステップS4においてNO)、ステップS12において、タッチパネル1052への入力がなされた状態で、タッチパネル1052への入力位置が変化したか否かを判断する。CPU101は、入力位置が変化したと判断した場合(ステップS12においてYES)、ステップS14において、スクロール処理を伴わない、入力位置の変化に基づいた画像表示を行なう(図6(c))。CPU101は、入力位置が変化していないと判断した場合(ステップS12においてNO)、処理をステップS10に進める。
ステップS10において、CPU101は、タッチパネル1052への入力がなくなったか否かを判断する。CPU101は、入力がなくなったと判断した場合(ステップS10においてYES)、一連の処理を終了する。CPU101は、入力がなくなっていないと判断した場合(ステップS10においてNO)、処理をステップS4に進める。
なお、CPU101は、タッチパネル1052への入力位置が変化していないと判断した場合(ステップS6においてNOおよびステップS12においてNO)、タッチパネル1052への入力を受け付けたときの状態の表示画面を、ディスプレイ1051に表示させ続ける。つまり、CPU101は、表示処理の内容を変更しない。あるいは、CPU101は、オブジェクトに対する長押処理と判断し、当該長押処理に応じた表示処理をディスプレイ1051に実行させる。
(携帯型電話機1の処理のまとめ)
携帯型電話機1の処理内容を、4つの圧力センサのうちの1つの圧力センサ(以下では、便宜上、圧力センサ111とする)に着目して記述すると以下のとおりである。
(1)携帯型電話機1は、CPU101と、表示面である主面500と4つの側面501〜504とを有するタッチスクリーン105と、4つの側面501〜504のうちの側面501に加わる圧力を検出するための圧力センサ111とを備える。タッチスクリーン105は、タッチ入力を受け付ける。CPU101は、当該タッチ入力がなされた状態で、圧力センサ111によって閾値Th以上の圧力が検出されたときには第1の表示処理(図8のステップS8)をタッチスクリーン105に実行させ、予め定められた値以上の圧力が検出されなかったときには第2の表示処理(図8のステップS14)をタッチスクリーン105に実行させる。
したがって、携帯型電話機1は、圧力センサによって検出した圧力に応じて、異なる表示処理をタッチスクリーン105に実行させることができる。それゆえ、携帯型電話機1によれば、簡易な操作で異なる表示処理を実現可能となる。
(2)具体的には、検出された圧力が閾値Th以上である場合に、タッチ入力に基づくタッチスクリーン105への入力位置が、当該タッチ入力がなされた状態で側面501の向きに変化したときには、CPU101は、第1の表示処理をタッチスクリーン105に実行させる。また、検出された圧力が閾値Th以上でない場合に、タッチ入力に基づくタッチスクリーン105への入力位置が、当該タッチ入力がなされた状態で側面501の向きに変化したときには、CPU101は、第2の表示処理を、タッチスクリーン105に実行させる。したがって、ユーザはタッチスクリーン105への入力状態を保ったままで、異なる表示処理をタッチスクリーン105に実行させることができる。
(3)詳しくは、検出された圧力が閾値Th以上である場合に、タッチ入力に基づくタッチスクリーン105への入力位置が、当該タッチ入力がなされた状態で側面501の向きに変化したとき、CPU101は、図5に基づいて説明したように、第1の表示処理として、当該変化に基づいた画像のスクロール処理をタッチスクリーン105に実行させる。一方、検出された圧力が閾値Th以上でない場合に、タッチ入力に基づくタッチスクリーン105への入力位置が、当該タッチ入力がなされた状態で側面501の向きに変化したとき、CPU101は、図6に基づいて説明したように、第2の表示処理として、スクロール処理を伴わない、入力位置の変化に基づいた画面表示を、タッチスクリーン105に実行させる。
したがって、ユーザは、圧力センサ111に閾値以上の圧力を加えた状態で入力位置を変化させることによって、携帯型電話機1にスクロール処理を実行させることができる。また、ユーザは、圧力センサ111に閾値以上の圧力を加えない状態で入力位置を変化させることによって、スクロール処理を携帯型電話機1に実行させることなく、入力位置の変化に基づいた画面表示を携帯型電話機1に実行させることができる。
(4)より詳しくは、CPU101は、タッチスクリーン105に選択可能な複数のオブジェクトを表示させる。CPU101は、上記変化によって、入力位置が、複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクト(たとえばオブジェクトPC−004)を指定する第1の位置(たとえば図6(b),(c)の位置P1)から、当該第1の位置よりも側面501側の第2のオブジェクト(たとえば、オブジェクトPC−005)を指定する第2の位置(図6(c)の位置P3)になった場合、第2の表示処理として、第2のオブジェクトを選択した状態の画面表示をタッチスクリーン105に実行させる。したがって、ユーザは、圧力センサ111に閾値以上の圧力を加えない状態で入力位置を変化させることによって、選択状態とするオブジェクトを、圧力を加えた側に表示されているオブジェクトに変更することができる。
<第1の変形例>
上記においては、携帯型電話機1が、閾値以上の圧力を検出した場合にスクロール処理を実行し、閾値Th以上の圧力を検出しなかった場合に、オブジェクトの再選択処理を実行する構成について説明した。以下では、閾値以上の圧力を検出した場合に、タッチパネル1052への入力位置が変化したか否かに応じて、スクロール処理とオブジェクトの再選択処理とのいずれか一方を実行する構成について説明する。
なお、以下では、検出された圧力が閾値Th以上の場合においてタッチパネル1052への入力位置が変化したときに行なう表示処理を、「第1の表示処理」と称する。また、検出された圧力が閾値Th未満の場合に行なう表示処理を、「第2の表示処理」とも称する。さらに、検出された圧力が閾値Th以上の場合においてタッチパネル1052への入力位置が変化しなかったときに行なう表示処理を、「第3の表示処理」と称する。なお、本変形例においては、第2の表示処理は、たとえば、タッチパネル1052への入力を受け付けたときの状態の表示画面を、ディスプレイ1051に表示させ続ける処理である。あるいは、第2の表示処理は、長押処理に応じた表示処理である。
図9は、携帯型電話機1の異なる処理を説明するための図である。図9(a)を参照して、携帯型電話機1は、ユーザの指901の先端部を用いたオブジェクトを選択するための入力を受け付けると、当該オブジェクトが選択された状態であることを表す画面表示を行なう。なお、図9(a)では、図5(b),図6(b)と同様、オブジェクトPC−004が選択状態となっている。上述したように、位置P1は、オブジェクトPC−004の位置である。
図9(b)を参照して、Y軸方向の正の向き(圧力センサ111の向き)に閾値Th以上の力f1が作用し、かつ、タッチスクリーン105への入力位置が、タッチスクリーン105への入力がなされた状態で圧力センサ111の向きに変化したとする。具体的には、入力位置が、位置P1から位置P2へと変化したとする。この場合、携帯型電話機1は、第1の表示処理として、図5(c)に基づいて説明した処理と同じ処理を行なう。すなわち、携帯型電話機1は、上記変化に基づいた画像のスクロール処理をタッチスクリーン105に実行させる。具体的には、携帯型電話機1は,画面下方向へのスクロール処理を実行する。
図9(c)を参照して、Y軸方向の正の向きに閾値Th以上の力f1が作用しているが、タッチスクリーン105への入力位置が変化しない場合には、携帯型電話機1は、第3の表示処理として、オブジェクトPC−004よりも側面501側のオブジェクトPC−005を選択した状態の画面表示をタッチスクリーン105に実行させる。つまり、携帯型電話機1は、入力位置のオブジェクトの隣のオブジェクトであって、力f1を加えた向きに位置するオブジェクトを選択する。
図10は、図9に基づいて説明した携帯型電話機1の処理の流れを表したフローチャートである。図10を参照して、ステップS102において、携帯型電話機1のCPU101は、タッチパネル1052への入力があったか否かを判断する。CPU101は、入力があったと判断した場合(ステップS102においてYES)、ステップS104において、オブジェクトが選択されたか否かを判断する。CPU101は、入力がないと判断した場合(ステップS102においてNO)、処理をステップS102に進める。
CPU101は、オブジェクトが選択されたと判断した場合(ステップS104においてYES)、ステップS106において、閾値Th以上の圧力を検出した圧力センサがあるか否かを判断する。CPU101は、オブジェクトが選択されていないと判断した場合(ステップS104においてNO)、処理をステップS102に進める。
CPU101は、閾値Th以上の圧力を検出した圧力センサがあると判断した場合(ステップS106においてYES)、ステップS108において、タッチパネル1052への入力がなされた状態で、タッチパネル1052への入力位置が変化したか否かを判断する。CPU101は、入力位置が変化したと判断した場合(ステップS108においてYES)、ステップS110において、閾値Th以上の圧力を検出した圧力センサの方向に画像をスクロールする(図9(b))。CPU101は、入力位置が変化していないと判断した場合(ステップS108においてNO)、閾値Th以上の圧力を検出した圧力センサ側の隣のオブジェクトを選択状態とする(図9(c))。
CPU101は、閾値Th以上の圧力を検出した圧力センサがないと判断した場合(ステップS106においてNO)、処理をステップS112に進める。ステップS112において、CPU101は、タッチパネル1052への入力がなくなったか否かを判断する。CPU101は、入力がなくなったと判断した場合(ステップS112においてYES)、一連の処理を終了する。CPU101は、入力がなくなっていないと判断した場合(ステップS112においてNO)、処理をステップS106に進める。なお、CPU101は、閾値Th以上の圧力を検出した圧力センサがないと判断した場合(ステップS106においてNO)、第2の表示処理をディスプレイ1051に実行させる。
また、タッチスクリーン105への入力がなされた状態で、再度、Y軸方向の正の向きに閾値Th以上の力が作用した場合、さらに隣のオブジェクトPC−006を選択した状態の画面表示をタッチスクリーン105に実行させるように、携帯型電話機1を構成してもよい。この場合、ユーザは、最初の入力位置に指901を接触させた状態のままで、Y軸方向の正の向きに閾値Th以上の力を加えるたびに次のオブジェクトを選択することが可能となる。なお、Y軸方向の正の向きに力を作用させる例に挙げているが、Y軸方向の負の向きに力を作用させる場合には、当該向きに閾値Th以上の力を作用させる度に、画面の上方向のオブジェクト(オブジェクトPC−003→オブジェクトPC−002)が順に選択されることになる。
(携帯型電話機1の処理のまとめ)
ここで、携帯型電話機1の処理内容を、4つの圧力センサのうちの1つの圧力センサ(以下では、便宜上、圧力センサ111とする)に着目して記述すると以下のとおりである。
(1)CPU101は、検出された圧力が閾値Th以上である場合に、タッチ入力に基づくタッチスクリーン105への入力位置が、タッチ入力がなされた状態で側面501の向きに変化したときには、第1の表示処理をタッチスクリーン105に実行させる。CPU101は、圧力センサ111によって検出された圧力がTh以上である場合に、タッチ入力に基づくタッチスクリーン105への入力位置が、タッチ入力がなされた状態で側面501の向きに変化しなかったときには、第3の表示処理をタッチスクリーン105に実行させる。
したがって、携帯型電話機1は、タッチスクリーン105への入力位置が、タッチ入力がなされた状態で側面501の向きに変化した場合と変化しなかった場合とで、異なる表示処理をタッチスクリーン105に実行させることができる。
(2)具体的には、CPU101は、タッチスクリーン105に選択可能な複数のオブジェクトを表示させる。CPU101は、第1の表示処理として、上記変化に基づいた画像のスクロール処理をタッチスクリーン105に実行させる(図9(b),図10のステップS110)。また、CPU101は、第3の表示処理として、入力位置のオブジェクト(たとえばオブジェクトPC−004)の隣のオブジェクト(たとえばオブジェクトPC−005)を選択した状態の画面表示を、タッチスクリーン105に実行させる(図9(c),図10のステップS114)。
したがって、ユーザは、圧力センサ111に閾値以上の圧力を加えた状態において入力位置を変化させないことによって、選択状態にあるオブジェクトを隣のオブジェクトに変更することができる。
(3)より正確には、CPU101は、入力位置のオブジェクトの隣のオブジェクトであって、かつ圧力を加えた側に表示されているオブジェクトを選択状態とする。それゆえ、ユーザは、圧力センサ111に閾値以上の圧力を加えた状態において入力位置を変化させないことによって、選択状態にあるオブジェクトを隣のオブジェクトであって、かつ圧力を加えた側に表示されているオブジェクトに変更することができる。
なお、入力位置のオブジェクトの隣のオブジェクトであって、かつ圧力を加えた側とは反対側に表示されているオブジェクトを選択状態とするように、携帯型電話機1を構成することも可能である。
<第2の変形例>
上記においては、圧力センサ111〜114に加わる圧力が閾値Th以上になるか否かに基づいて、第1の表示処理を実行するか、あるいは第2の表示処理を実行するかを決定する構成を例に挙げて説明した。しかしながら、このような構成に限定されるものではない。
タッチスクリーン105に入力を行なったときに加わる圧力を基準圧力とし、当該基準圧力との差が閾値を超えた場合に第1の表示処理を実行し、当該基準圧力との差が閾値を超えない場合に第2の表示処理を実行するように、携帯型電話機1を構成してもよい。
つまり、前記プロセッサは、タッチスクリーン105へのタッチ入力がなされた状態で、圧力センサによって閾値Th以上の圧力変化が検出されたときには第1の表示処理をタッチスクリーン105に実行させ、閾値Th以上の圧力変化が検出されなかったときには第2の表示処理をタッチスクリーン105に実行させるように、携帯型電話機1を構成してもよい。
<第3の変形例>
上記においては、説明を簡略化するため、便宜上、タッチスクリーン105を保持するための接触圧を“0”として説明した。しかし、実際には、タッチスクリーン105の自重により、タッチスクリーン105に対するタッチ操作が行なわれていない場合であっても、1つの圧力センサの検出値が他の圧力センサの検出値とが異なる。このような場合を考慮し、閾値Thを、圧力センサ111〜114で個別に設定してもよい。たとえば、通常の持ち方で下側となる圧力センサに関する閾値Thを他の圧力センサの閾値Thよりも高くすればよい。このような構成により、ユーザの操作感を向上させることができる。
<第4の変形例>
上記においては、図8のステップS6,S8および図10のステップS108において、タッチパネル1052への入力位置が変化したか否かを判断した。この場合、入力位置の変化が予め定められた距離以上となった場合に、「入力位置が変化した」とCPU101が判断するように、携帯型電話機1を構成してもよい。入力位置が変化したか否かを判断するための閾値は、フラッシュメモリ104に予め格納させておけばよい。また、当該閾値および上述した圧力に関する閾値Thは、ユーザが設定可能なように構成しておくことが、ユーザの利便性の面からの好ましい。
<第5の変形例>
上記においては、表示部の一例としてタッチスクリーン105を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。つまり、タッチ位置の座標を検出し、かつ画像を表示するためのデバイスは、特に限定されるものではない。たとえば、タッチスクリーン105の代わりに、光センサ液晶のような画像スキャン機能を有するデバイスを携帯型電話機1の表示部として用いてもよい。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯型電話機、10 筐体、10a 開口部、101 CPU、104 フラッシュメモリ、105 タッチスクリーン、107 操作キー、109 カードリーダライタ、111〜114 圧力センサ、500 主面、501〜504 側面、505 裏面、1051 ディスプレイ、1052 タッチパネル、1091 メモリカード。

Claims (9)

  1. プロセッサと、
    表示面と4つの側面とを有する表示部と、
    前記4つの側面のうちの第1の側面に加わる圧力を検出するための第1の圧力センサとを備え、
    前記表示部は、タッチ入力を受け付け、
    前記プロセッサは、前記タッチ入力がなされた状態で、前記第1の圧力センサによって予め定められた値以上の圧力が検出されたときには、第1の表示処理を前記表示部に実行させ、前記予め定められた値以上の圧力が検出されなかったときには、第2の表示処理を前記表示部に実行させる、電子機器。
  2. 前記プロセッサは、
    前記検出された圧力が前記予め定められた値以上である場合に、前記タッチ入力に基づく前記表示部への入力位置が、前記タッチ入力がなされた状態で前記第1の側面の向きに変化したときには、前記第1の表示処理を前記表示部に実行させ、
    前記検出された圧力が前記予め定められた値以上でない場合に、前記タッチ入力に基づく前記表示部への入力位置が、前記タッチ入力がなされた状態で前記第1の側面の向きに変化したときには、前記第2の表示処理を、前記表示部に実行させる、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記プロセッサは、
    前記第1の表示処理として、前記変化に基づいた画像のスクロール処理を前記表示部に実行させ、
    前記第2の表示処理として、前記スクロール処理を伴わない、前記入力位置の変化に基づいた画面表示を、前記表示部に実行させる、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記プロセッサは、
    前記表示部に選択可能な複数のオブジェクトを表示させ、
    前記変化によって、前記入力位置が、前記複数のオブジェクトのうちの第1のオブジェクトを指定する第1の位置から、当該第1の位置よりも前記第1の側面側の第2のオブジェクトを指定する第2の位置になった場合、前記第2の表示処理として、前記第2のオブジェクトを選択した状態の画面表示を前記表示部に実行させる、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記電子機器は、前記第1の側面の反対側の第2の側面に加わる圧力を検出するための第2の圧力センサをさらに備え、
    前記プロセッサは、前記タッチ入力がなされた状態で、前記第1の圧力センサまたは前記第2の圧力センサによって前記予め定められた値以上の圧力が検出されたときには、前記第1の表示処理を前記表示部に実行させ、前記予め定められた値以上の圧力が検出されなかったときには、前記第2の表示処理を前記表示部に実行させる、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記プロセッサは、前記検出された圧力が前記予め定められた値以上である場合に、
    前記タッチ入力に基づく前記表示部への入力位置が、前記タッチ入力がなされた状態で前記第1の側面の向きに変化したときには、前記第1の表示処理を前記表示部に実行させ、
    前記タッチ入力に基づく前記表示部への入力位置が、前記タッチ入力がなされた状態で前記第1の側面の向きに変化しなかったときには、第3の表示処理を前記表示部に実行させる、請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記プロセッサは、
    前記表示部に選択可能な複数のオブジェクトを表示させ、
    前記第1の表示処理として、前記変化に基づいた画像のスクロール処理を前記表示部に実行させ、
    前記第3の表示処理として、前記入力位置のオブジェクトの隣のオブジェクトを選択した状態の画面表示を、前記表示部に実行させる、請求項6に記載の電子機器。
  8. 電子機器における表示制御方法であって、
    前記電子機器は、プロセッサと、表示部と、前記表示部の側面に加わる圧力を検出するための圧力センサとを有し、
    前記表示制御方法は、
    前記プロセッサが、前記表示部へのタッチ入力がなされた状態で、前記圧力センサによって予め定められた値以上の圧力が検出されたときには、第1の表示処理を前記表示部に実行させるステップと、
    前記プロセッサが、前記タッチ入力がなされた状態で、前記予め定められた値以上の圧力が検出されなかったときには、第2の表示処理を前記表示部に実行させるステップとを備える、表示制御方法。
  9. 電子機器を制御するためのプログラムであって、
    前記電子機器は、プロセッサと、表示部と、前記表示部の側面に加わる圧力を検出するための圧力センサとを有し、
    前記プログラムは、
    前記表示部へのタッチ入力がなされた状態で、前記圧力センサによって予め定められた値以上の圧力が検出されたときには、第1の表示処理を前記表示部に実行させるステップと、
    前記タッチ入力がなされた状態で、前記予め定められた値以上の圧力が検出されなかったときには、第2の表示処理を前記表示部に実行させるステップとを、前記プロセッサに実行させる、プログラム。
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