JP2013135455A - 移動端末、及びネットワーク装置並びに通信方法 - Google Patents

移動端末、及びネットワーク装置並びに通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】在圏するRAT以外の他のRATへのセルリセレクションを許可するか否かを表す情報を含む報知情報を通知し、該報知情報に基づいて移動端末にRATの切替を行うか否かを判断させること。
【解決手段】移動端末は、第1の基地局へアクセスできない場合に、第2の基地局へセルリセレクションを実行するか否かを設定するセルリセレクション設定部と、該セルリセレクション設定部による設定に従って、セルリセレクションを実行するアクセス制御部とを有する。セルリセレクション設定部は、第1の基地局からの報知情報に含まれるセルリセレクションを許可するか否かを表すセルリセレクション許可情報に従って、セルリセレクションを実行するか否かを判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は移動通信システムに関連する。
現在、移動通信システムでは、複数の移動通信方式が標準化されている。移動通信方式は、無線アクセス技術(RAT: Radio Access Technology)と呼ばれることもある。3GPP(3rd Generation Partnership Project)標準仕様に規定されているRATには、LTE(Long Term Evolution)、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、GSM(Global System for Mobile Communications)(登録商標)が含まれる。UMTSは第3世代通信方式であり、GSMは第2世代通信方式である。
GSMは、全世界で最も普及しているRATである。GSMは、広範囲にエリアが提供されている。しかしながら、GSMは、古い移動通信方式であるため、UMTSと比較して、パケット通信の伝送速度が遅い。また、GSMでは、パケット通信以外にも回線交換を用いた音声サービスが提供されているのが一般的である。
UMTSは、全世界で普及しつつあるRATであり、発展途上国等、まだ普及が進んでいない国も存在する。UMTSは、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)と呼ばれる技術を用いることにより、GSMよりもパケット通信の伝送速度が速い特徴がある。また、UMTSでは、GSMと同様に、回線交換を用いた音声サービスが提供されるのが一般的である。
LTEは、UMTSの次の世代の移動通信方式であり、導入されている国は先進国の中でもごく僅かである。LTEは、パケット交換方式をサポートする。LTEは、HSDPA、HSUPAを凌駕する高速のパケット通信が可能である。しかしながら、LTEでは、回線交換を用いた音声サービスが提供されることが予定されていない。従って、音声サービスを利用するためには、VoLTE(Voice over LTE)や、CSFB(Circuit Switching Fall Back)を導入することが必要とされている。VoLTEは、IMS(IP Multimedia Subsystem)を用いたパケット通信を使った音声サービスである。CSFBは、音声サービスを利用する際に、UMTSやGSM等の回線交換で音声サービスが提供されているRATに遷移して音声サービスを受けることができるようにする技術である。
複数のRATによりサービスが提供されている環境では、電波環境、オペレータによる運用、ユーザが提供を受けたいサービスの種類等により、RATを切替える方法が異なることがある。具体的には、RATを切替える方法には、ネットワーク(NW:NetWork)により移動端末の遷移先のセルが指示されるハンドオーバや、移動端末により検出されたセルに遷移するセルリセレクション等の方法が含まれる。
例えば、VoLTEによるサービスが提供されていないLTEのセルに、音声サービスの提供を受けたい移動端末が在圏している場合を考える。この場合、移動端末は、CSFBによりUMTS又はGSM等の回線交換で音声サービスを提供しているRATに遷移することが考えられる。
また、例えば、大容量のLTEで、パケット通信を行うように運用しているオペレータのネットワークを考える。このように運用されているネットワークを利用しているユーザが、UMTSのセルに在圏している際にパケット発信を行った場合、移動端末は、ネットワークからの指示に従って、LTEのセルに遷移することが考えられる。
一方、移動通信システムには、アクセス規制という機能がある。
アクセス規制とは、無線基地局装置(BTS: Base Transceiver Station)や、無線ネットワーク制御装置(RNC: Radio Network Control Equipment)等の無線アクセスネットワーク(RAN: Radio Access Network)が移動端末との間の通信を、少なくとも一部の移動端末について禁止する機能である。
アクセス規制は、RANに含まれる装置に障害が発生した場合や輻輳が発生した場合に、主に、オペレータにより実行される。例えば、輻輳が発生した状態で多くの移動端末がRANとの間で通信を行おうとしてアクセスした場合、トラヒックが許容量を超えることにより装置が故障する可能性がある。輻輳が発生した状態で多くの移動端末がRANとの間で通信を行おうとしてアクセスすることにより生じる可能性のある故障を未然に防ぐために、アクセス規制を実行して、一部の移動端末のアクセスを禁止する。アクセス規制の方式について標準化されている(例えば、非特許文献1、2参照)。
UMTS、GSMのアクセス規制では、在圏している移動端末が複数のクラスに分けられる。あるクラスの移動端末に対してはアクセスが許容され、該あるクラス以外の他のクラスの移動端末に対してはアクセスが規制される場合がある。UMTS、GSMのアクセス規制では、クラスについてアクセス規制されるか否かの情報を含む報知情報が、配下の移動端末に通知される。報知情報を受信した移動端末は、該移動端末の属するクラスが規制されている場合には、ネットワークへアクセスしないように制御する。
規制するクラスの数に応じて、規制率も変わる。例えば、規制率が100%であれば全クラスに属する移動端末がアクセス規制の対象となる。また、例えば、規制率が0%であれば全クラスに属する移動端末のアクセス規制が許容される。また、例えば、規制率が40%であれば10個のクラスの移動端末のうち、4個のクラスに属する移動端末のアクセス規制が許容される。
アクセス規制されるクラスが固定されると、特定の移動端末に対して長時間アクセス規制が実行される。特定の移動端末に対して長時間アクセス規制が実行され続けることを防止するために、規制率を維持したまま、アクセス規制されるクラスを定期的に変更するような運用が考えられる。
また、パケット交換方式(PS Domain: Packet Switching Domain)のネットワークと、回線交換方式(Circuit Switching Domain)のネットワークとの間で、別々にアクセス規制を実行することも可能である。パケット交換方式のネットワークと、回線交換方式のネットワークとの間で、別々にアクセス規制を実行することは、DSAC(Domain Specific Access Control)と呼ばれ、3GPP標準仕様で標準化されている。
一方、LTEのアクセス規制では、ネットワークは、在圏している移動端末に、報知情報で規制率と規制時間とを通知する。移動端末は、発信や位置登録などのシグナリングコネクション(Signalling Connection)の確立の際に、発信や位置登録を許容するか否かを判断する。具体的には、移動端末は、内部で保持している乱数を計算し、その乱数が規制率を下回れば、発信や位置登録を許容する。また、移動端末は、内部で保持している乱数を計算し、その乱数が規制率を上回れば、発信や位置登録はせず、報知情報で通知された規制時間の間、ネットワークへアクセスしないように制御する。
LTEのアクセス規制では、ネットワークからの報知情報に含まれるアクセス規制されるクラスを定期的に変更しなくても、特定の移動端末に対して長時間アクセス規制が実行され続けることはない。
以上のように、UMTS、GSMと、LTEとの間でアクセス規制の方式が多少異なるが、3GPP標準仕様では、アクセス規制の方式が標準化されている。UMTS、GSMと、LTEに関わらず、アクセス規制に関する情報を含む報知情報が移動端末に通知される。移動端末は、報知情報に含まれるアクセス規制に関する情報に基づいて、発信や、位置登録を許容するか否か判断する。
3GPP TS 25.331 V10.5.0 2011−09 3GPP TS 36.331 V10.3.0 2011−09
仮に、LTEに在圏中の移動端末が音声サービスを利用するために、CSFBを実施する場合を考える。LTEでは、CS Domainのサービスは提供されていない。従って、移動端末は、CSFBでCS Domainのサービスを提供しているUMTSのセルに遷移する。しかし、移動端末の遷移先のUMTSのセルの規制率が100%であったとする。移動端末の遷移先のUMTSのセルの規制率が100%であった場合、該UMTSのセルでは、ネットワークとの間の通信が許容されていない。このため、移動端末は、UMTSのセルに遷移しても、音声サービスを利用できない。さらに、UMTSのセルにおいて、PS Domainのサービスも規制されていた場合には、PS Domainのサービスも利用できない。UMTSのセルにおいて、音声サービスを利用できず、且つPS Domainのサービスも利用できない場合には、移動端末は、UMTSのセルに遷移するよりも、LTEのセルに留まった方がよいということになる。
また、UMTSのセルにおいて、音声サービスを利用できないがPS Domainのサービスを利用できる場合でも、UMTSのセルでPS Domainのサービスを利用するよりも、LTEを利用した方が、ユーザ、オペレータの両者にとってメリットが高いと考えられる。LTEを利用した方が、パケットの通信速度が速く、大容量であるためである。
現状の3GPPの標準仕様では、移動端末へ、他のRATの規制状態を通知する術が無い。従って、移動端末は、実際に他のRATのセルへ遷移しないと、該他のRATの規制率等の情報が分からない。従って、CSFBでCS Domainのサービスを提供しているUMTSのセルに遷移した場合に、該遷移先のセルでアクセス規制が実行されていることがある。このような場合には、セルの遷移は無駄となる。
また、遷移先のUMTSセルによりアクセス規制が実行されている場合に、遷移元のLTEセルに戻る制御が行われない場合には、移動端末は、何のサービスも受けることなくUMTSのセルに留まることになる。
また、3Gのセルに在圏している移動端末がパケット発信を実施するためにアクセスしようとするがアクセス規制により発信できないこともある。この場合、3GPP標準仕様では、在圏しているセル以外の他のセルにおける規制状態を把握する術が無い。また、アクセス規制により発信できない場合に、他のセルに遷移する方式も特に標準化されていない。従って、アクセス規制によりパケット発信できない場合、3Gのセルに在圏している移動端末は、該3Gのセルに留まり他のセルへ遷移するか、該3Gのセルのアクセス規制が解除されるまで待機することになる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、在圏するRAT以外の他のRATへのセルリセレクションを許可するか否かを表す情報を含む報知情報を通知し、該報知情報に基づいて移動端末にRATの切替を行うか否かを判断させる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の移動端末は、
第1の基地局へアクセスできない場合に、第2の基地局へ、セルリセレクションを実行するか否かを設定するセルリセレクション設定部と、
該セルリセレクション設定部による設定に従って、セルリセレクションを実行するアクセス制御部と
を有し、
前記セルリセレクション設定部は、前記第1の基地局からの報知情報に含まれるセルリセレクションを許可するか否かを表すセルリセレクション許可情報に従って、セルリセレクションを実行するか否かを判定する、移動端末として達成される。
前記第1の基地局により実行されている規制率と、前記第2の基地局により実行されている規制率とに基づいて、前記セルリセレクション許可情報が作成される、ように構成してもよい。
前記第2の基地局により実行されているアクセス規制の規制率が、前記第1の基地局により実行されているアクセス規制の規制率以上である場合には、セルリセレクションを実行しないことを表すセルリセレクション許可情報が作成され、前記第2の基地局により実行されているアクセス規制の規制率が、前記第1の基地局により実行されているアクセス規制の規制率未満である場合には、セルリセレクションを実行することを表すセルリセレクション許可情報が作成される、ように構成してもよい。
本発明のネットワーク装置は、
在圏する移動端末に対してアクセス規制を実行するネットワーク装置であって、
当該ネットワーク装置以外の他のネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率を表す情報を取得する規制率情報取得部と、
該規制率情報取得部により取得された規制率を表す情報に基づいて、アクセスを規制している移動端末に対して、セルリセレクションを許可するか否かを表すセルリセレクション許可情報を設定するセルリセレクション設定部と、
該セルリセレクション設定部により設定されたセルリセレクション許可情報を含む報知情報を設定する報知情報設定部と、
該報知情報設定部により設定された報知情報を送信する送信部と
を有する、ネットワーク装置として達成される。
前記セルリセレクション設定部は、前記ネットワーク装置により実行されている規制率と、前記他のネットワーク装置により実行されている規制率とに基づいて、前記セルリセレクション許可情報を作成する、ように構成してもよい。
前記セルリセレクション設定部は、前記他のネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率が、前記ネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率以上である場合には、セルリセレクションを実行しないことを表すセルリセレクション許可情報を作成し、前記他のネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率が、前記ネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率未満である場合には、セルリセレクションを実行することを表すセルリセレクション許可情報を作成する、ように構成してもよい。
前記ネットワーク装置は、無線ネットワーク制御装置又は基地局に含まれる、ように構成してもよい。
前記無線ネットワーク制御装置に含まれる前記ネットワーク装置は、UMTS又はGSMによりサービスを提供し、前記基地局に含まれる前記ネットワーク装置は、LTEによりサービスを提供する、ように構成してもよい。
また、上記移動端末が実行する通信方法、上記ネットワーク装置が実行する通信方法として構成することもできる。
開示された実施例によれば、在圏するRAT以外の他のRATへのセルリセレクションを許可するか否かを表す情報を含む報知情報を通知し、該報知情報に基づいて移動端末にRATの切替を行うか否かを判断させることが可能となる。
移動通信システムの一実施例を示す図である。 無線ネットワーク制御装置の一実施例を示す図である。 無線ネットワーク制御装置の一実施例を示す機能ブロック図である。 基地局の一実施例を示す図である。 基地局の一実施例を示す機能ブロック図である。 移動端末の一実施例を示す図である。 移動端末の一実施例を示す機能ブロック図である。 移動通信システムの動作の一実施例を示す図である。 移動通信システムの動作(その1)の一実施例を示すシーケンスチャートである。 移動通信システムの動作(その2)の一実施例を示すシーケンスチャートである。 移動通信システムの動作の一実施例を示す図である。 移動通信システムの動作(その3)の一実施例を示すシーケンスチャートである。 移動通信システムの動作(その4)の一実施例を示すシーケンスチャートである。 管理装置の一実施例を示す図である。 管理装置の一実施例を示す機能ブロック図である。 移動通信システムの動作の一実施例を示すシーケンスチャートである。 移動通信システムの動作の一実施例を示すシーケンスチャートである。
以下、図面に基づいて、実施例を説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<実施例>
<移動通信システム>
図1は、移動通信システムの一実施例を示す。移動通信システムが適用される環境では、複数のRATによりサービスが提供されている。図1には、一例として、2つのRATによりサービスが提供されている場合について説明する。つまり、第1の移動通信システムと、第2の移動通信システムにより、サービスが提供されている。第1の移動通信システムのRATと、第2の移動通信システムのRATとは異なる場合がある。
例えば、第1の移動通信システムには、第1の基地局(BS: Base Station)200と、無線ネットワーク制御装置(RNC: Radio Network Controller)400とが含まれる。無線ネットワーク制御装置400は、SGSN(Serving GPRS Support Node)500と接続される。SGSN500は、Gb、luインターフェースを介して無線ネットワーク制御装置400に接続される。第1の移動通信システムは、第2世代通信方式によりサービスを提供するシステムであってもよいし、第3世代通信方式によりサービスを提供するシステムであってもよい。つまり、第1の移動通信システムは、GSM(登録商標)、UMTS等によりサービスを提供する。
また、例えば、第2の移動通信システムには、第2の基地局(eNB: eNodeB)300が含まれる。第2の基地局300は、MME(Mobility Management Entity)600と接続される。MME600は、SGSN500と接続される。第2の移動通信システムは、第3世代通信方式以降の通信方式によりサービスを提供するシステムであってもよい。つまり、第2の移動通信システムには、LTE、LTE−Advanced等が含まれる。
第2の基地局300は、アクセスポイントと呼ばれてもよい。また、第2の基地局300は、例えば、無線リソースの管理、IPヘッダ圧縮及び暗号処理、ユーザプレーンデータのルーティング、ページングメッセージや報知情報のスケジューリング等を行う。
第2の基地局300により、第1の移動通信システムにおける処理が実行されるようにしてもよい。
MME600は、S1インターフェースを介して第2の基地局300に接続される。MME600は、交換局により実現されてもよい。MME600は、移動端末100の移動を管理する。具体的には、3GPPアクセスネットワーク間における移動管理、トラッキングエリア(位置登録エリア)リストの管理、パケットデータネットワーク(PDN: Packet Data NetWork)のゲートウェイ(GW)の選択、サービングゲートウェイ(GW)の選択、ハンドオーバにおける交換局(MME)の選択、ローミング、認証、無線アクセスベアラ管理、加入者情報の管理、移動管理、発着信制御、課金制御、QoS制御等に関する処理を行う。
本実施例が適用可能なシステムは、GSM、UMTS、LTE、LTE−Advancedに限られない。例えば、CdmaOne、CDMA2000に、本実施例が適用されてもよい。また、図1には1台の移動端末が示されているが、2台以上であってもよい。また、図1には1台のMME600が示されているが、2台以上であってもよい。
第1の基地局200、第2の基地局300によりカバーされるエリアには、1又は複数のセルが含まれる。複数のセルには、同一周波数帯で無線通信可能なセルが存在してもよい。該同一周波数帯で無線通信可能なセルは周波数レイヤと呼ばれてもよい。図1には、一例として、第1の基地局200によりカバーされる1つのセル250と、第2の基地局300によりカバーされる1つのセル350が示される。セル250とセル350は、少なくとも一部分がオーバーレイしている。
移動端末100は、ユーザが通信することができる適切な如何なるユーザ端末でもよく、例えば、携帯電話、情報端末、パーソナルディジタルアシスタント、携帯用パーソナルコンピュータ等が含まれるが、これらに限定されない。
移動通信システムは、主に無線アクセス制御を行う無線アクセスネットワーク(RAN: Radio Access Network)と、移動管理、呼制御、サービス制御等を行うコアネットワーク(CN: CoreNetwork)に分類される。以下、コアネットワークは、単にネットワークと呼ばれることもある。
RANには、第1の無線基地局200及び無線ネットワーク制御装置400が含まれる。第1の無線基地局200及び無線ネットワーク制御装置400が含まれる場合、RANはUTRAN、GERANと呼ばれてもよいし、単にネットワークと呼ばれてもよい。無線ネットワーク制御装置400は、ネットワーク装置と呼ばれてもよい。また、RANには、第2の無線基地局300が含まれる。第2の無線基地局300が含まれる場合、RANはE−UTRANと呼ばれてもよいし、単にネットワークと呼ばれてもよい。第2の無線基地局300は、ネットワーク装置と呼ばれてもよい。
CNは、回線交換(CS: Circuit Switched)ドメイン、パケット交換(PS: Packet Switched)ドメインから構成される。一般に、CSドメインは音声系サービスを提供し、PSドメインはデータ通信系サービスを提供する。
<無線ネットワーク制御装置400>
図2は、無線ネットワーク制御装置400の一実施例を示す。
無線ネットワーク制御装置400は、通信部402と、ベースバンド制御装置404と、記憶部406とを有する。
通信部402は、第1の基地局200、SGSN500と接続される。通信部402には、第1の基地局200以外の第2の基地局300の規制率情報(以下、「他セル規制率情報」という)が入力される。規制率情報には、第2の基地局により実行されているアクセス規制の規制率が含まれる。アクセス規制の規制率は、0%−100%により表されてもよい。他セル規制率情報は、無線制御装置400と接続された管理装置(図示無し)により入力されたものであってもよい。該管理装置は、第2の基地局300と接続され、第2の基地局300から規制率情報を取得する。
また、通信部402は、SGSN500からの信号を受信する。SGSN500からの信号に、第1の基地局200以外の第2の基地局から、Gb又はluインターフェースを介して送信された他セル規制率情報が含まれてもよい。
また、通信部402は、接続された管理装置へ、第1の基地局により実行されているアクセス規制の規制率を表す情報を含む規制率情報(以下、「セル規制率情報」という)を送信する。
また、通信部402は、Gb又はluインターフェースを介して、SGSN500へ信号を送信する。SGSN500へ送信する信号には、第1の基地局200から送信されたセル規制率情報が含まれてもよい。アクセス規制の規制率は、0%−100%により表されてもよい。また、通信部402は、第1の基地局200へ、ベースバンド制御装置404からの報知情報を送信する。第1の基地局200は、配下の移動端末100へ、無線ネットワーク制御装置400からの報知情報を送信する。
ベースバンド制御装置404は、通信部402と接続される。ベースバンド制御装置404は、記憶部406に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド信号を処理するための制御を実行する。ベースバンド制御装置404は、通信部402からの他セル規制率情報と、セル規制率情報とに基づいて、配下の移動端末100へセルリセレクションを許可するか否かを決定する。ベースバンド制御装置404は、配下の移動端末100へセルリセレクションを許可するか否かを表す情報(以下、「セルリセレクション許可情報」という)を含む報知情報を作成する。ベースバンド制御装置404は、通信部402へ、該報知情報を入力する。
記憶部406は、ベースバンド制御装置404と接続される。記憶部406には、アプリケーションと、オペレーティングシステム(OS: Operating System)とが格納される。アプリケーションは、作業者が無線ネットワーク制御装置400で作業する処理を実行する機能を有するソフトウェアである。オペレーティングシステムは、無線ネットワーク制御装置400において、ハードウェアを抽象化したインターフェースをアプリケーションソフトウェアに提供するソフトウェアである。
<無線ネットワーク制御装置400の機能>
図3は、無線ネットワーク制御装置400の機能の一実施例を示す。図3には、記憶部406に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド制御装置404により実行される機能が示される。
ベースバンド制御装置404により実行される機能には、規制率情報取得部412と、セルリセレクション設定部414と、報知情報設定部416とが含まれる。
規制率情報取得部412には、通信部402から他セル規制情報が入力される。規制率情報取得部412は、セルリセレクション設定部414へ、通信部402からの他セル規制情報を入力する。
セルリセレクション設定部414は、規制率情報取得部412と接続される。セルリセレクション設定部414には、セル規制率情報が入力される。セルリセレクション設定部414は、セル規制率情報と、規制率情報取得部412からの他セル規制率情報とに基づいて、配下の移動端末100に対してアクセス規制を実行している場合に、該移動端末100へセルリセレクションを許可するか否かを判定する。具体的には、セルリセレクション設定部414は、他セル規制率情報に含まれる他セル規制率に、セル規制率情報に含まれるセル規制率未満の規制率が含まれる場合には、セルリセレクションを許可すると判定する。一方で、セルリセレクション設定部414は、他セル規制率情報に含まれる他セル規制率に、セル規制率情報に含まれるセル規制率未満の規制率が含まれない場合には、セルリセレクションを許可しないと判定する。セルリセレクション設定部414は、報知情報設定部416へ、セルリセレクション許可情報を入力する。
報知情報設定部416は、セルリセレクション設定部414と接続される。報知情報設定部416は、セルリセレクション設定部414からのセルリセレクション許可情報に基づいて、報知情報を作成する。報知情報には、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグが用意される。具体的には、報知情報のシステムインフォメーションブロックタイプ3(SIB3: System Information Block type 3)へ用意されてもよい。SIB3に用意されることにより、アクセス規制されている場合でも、移動端末100へ、セルリセレクションが許可されているか否かを検出させることができる。フラグは、1又は複数のビット(bit)により表されてもよい。
また、報知情報設定部416は、セルリセレクション設定部414からのセルリセレクション許可情報により表される情報に基づいて、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを立てたり、立てなかったりする。具体的には、報知情報設定部416は、セルリセレクション設定部414からのセルリセレクション許可情報により表される情報がセルリセレクションを許可することを表す場合にはフラグを立てるようにしてもよい。一方、報知情報設定部416は、セルリセレクション設定部414からのセルリセレクション許可情報により表される情報がセルリセレクションを許可しないことを表す場合にはフラグを立てないようにしてもよい。これらは一例であり、適宜変更可能である。例えば、報知情報設定部416は、セルリセレクション設定部414からのセルリセレクション許可情報により表される情報がセルリセレクションを許可することを表す場合にはフラグを立てないようにしてもよい。一方、報知情報設定部416は、セルリセレクション設定部414からのセルリセレクション許可情報により表される情報がセルリセレクションを許可しないことを表す場合にはフラグを立てるようにしてもよい。
報知情報設定部416は、通信部402へ、報知情報を入力する。
<第2の基地局300>
図4は、第2の基地局300の一実施例を示す。
第2の基地局300は、MME600と接続される。第2の基地局300は、通信部302と、無線通信部304と、ベースバンド制御装置306と、記憶部308とを有する。
通信部302は、MME600と接続される。通信部302には、第2の基地局300以外の第1の基地局200の規制率情報(以下、「他セル規制率情報」という)が入力される。他セル規制率情報には、第1の基地局200により実行されているアクセス規制の規制率が含まれる。アクセス規制の規制率は、0%−100%により表されてもよい。他セル規制率情報は、第2の基地局300と接続された管理装置(図示無し)により入力されたものであってもよい。該管理装置は、無線ネットワーク制御装置400と接続され、無線ネットワーク制御装置400から規制率情報を取得する。
また、通信部302は、MME600からの信号を受信する。MME600からの信号には、第2の基地局300以外の第1の基地局から、S1インターフェースを介して受信する他セル規制率情報が含まれてもよい。他セル規制率情報には、第1の基地局200により実行されているアクセス規制の規制率が含まれる。
また、通信部302は、S1インターフェースを介して、MME600へ信号を送信するようにしてもよい。MME600へ送信する信号には、第2の基地局300から送信されたセル規制率情報が含まれてもよい。セル規制率情報には、第2の基地局により実行されているアクセス規制の規制率が含まれる。
無線通信部304は、配下の移動端末へ、ベースバンド制御装置306からの報知情報を送信する。
ベースバンド制御装置306は、通信部302、無線通信部304と接続される。ベースバンド制御装置306は、記憶部308に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド信号を処理するための制御を実行する。ベースバンド制御装置306は、通信部302からの他セル規制率情報と、セル規制率情報とに基づいて、配下の移動端末へセルリセレクションを許可するか否かを決定する。ベースバンド制御装置306は、配下の移動端末へセルリセレクション許可情報を含む報知情報を作成する。ベースバンド制御装置306は、無線通信部304へ、該報知情報を入力する。
記憶部308は、ベースバンド制御装置306と接続される。記憶部308には、アプリケーションと、OSとが格納される。アプリケーションは、作業者が第2の基地局300で作業する処理を実行する機能を有するソフトウェアである。オペレーティングシステムは、第2の基地局300において、ハードウェアを抽象化したインターフェースをアプリケーションソフトウェアに提供するソフトウェアである。
<第2の基地局300の機能>
図5は、第2の基地局300の機能の一実施例を示す。図5には、記憶部308に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド制御装置306により実行される機能が示される。
ベースバンド制御装置306により実行される機能には、規制率情報取得部312と、セルリセレクション設定部314と、報知情報設定部316とが含まれる。
規制率情報取得部312には、通信部302から他セル規制情報が入力される。規制率情報取得部312は、セルリセレクション設定部314へ、通信部302からの他セル規制情報を入力する。
セルリセレクション設定部314は、規制率情報取得部312と接続される。セルリセレクション設定部314には、セル規制率情報が入力される。セルリセレクション設定部314は、セル規制率情報と、規制率情報取得部312からの他セル規制率情報とに基づいて、配下の移動端末に対してアクセス規制を実行している場合に、該移動端末へセルリセレクションを許可するか否かを判定する。具体的には、セルリセレクション設定部314は、他セル規制率情報に含まれる他セル規制率に、セル規制率情報に含まれるセル規制率未満の規制率が含まれる場合には、セルリセレクションを許可すると判定する。一方で、セルリセレクション設定部314は、他セル規制率情報に含まれる他セル規制率に、セル規制率情報に含まれるセル規制率未満の規制率が含まれない場合には、セルリセレクションを許可しないと判定する。セルリセレクション設定部314は、報知情報設定部316へ、セルリセレクション許可情報を入力する。
報知情報設定部316は、セルリセレクション設定部314と接続される。報知情報設定部316は、セルリセレクション設定部314からのセルリセレクション許可情報に基づいて、報知情報を作成する。報知情報には、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグが用意される。具体的には、報知情報のシステムインフォメーションブロックタイプ2(SIB2: System Information Block type 2)へ用意されてもよい。SIB2に用意されることにより、アクセス規制されている場合でも、移動端末へ、セルリセレクションが許可されているか否かを検出させることができる。
報知情報設定部316は、セルリセレクション設定部314からのセルリセレクション許可情報により表される情報に基づいて、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを立てたり、立てなかったりする。具体的には、報知情報設定部316は、セルリセレクション設定部314からのセルリセレクション許可情報により表される情報がセルリセレクションを許可することを表す場合にはフラグを立てるようにしてもよい。一方、報知情報設定部316は、セルリセレクション設定部314からのセルリセレクション許可情報により表される情報がセルリセレクションを許可しないことを表す場合にはフラグを立てないようにしてもよい。これらは一例であり、適宜変更可能である。例えば、報知情報設定部316は、セルリセレクション設定部314からのセルリセレクション許可情報により表される情報がセルリセレクションを許可することを表す場合にはフラグを立てないようにしてもよい。一方、報知情報設定部316は、セルリセレクション設定部314からのセルリセレクション許可情報により表される情報がセルリセレクションを許可しないことを表す場合にはフラグを立てるようにしてもよい。
報知情報設定部316は、無線通信部304へ、報知情報を入力する。
<移動端末100>
図6は、移動端末100の一実施例を示す。
移動端末100は、第1の基地局200と無線通信を行うことができる。また、移動端末100は、第2の基地局300と無線通信を行うことができる。つまり、移動端末100は、デュアルモード端末である。デュアルモード端末は、例えばUMTS、GSM方式と、例えばLTE方式により通信を行うことができる。移動端末100は、第1の基地局200又は第2の基地局300と無線接続される。
移動端末100は、無線通信部102と、ベースバンド制御装置104と、記憶部106とを有する。
無線通信部102は、第1の基地局200又は第2の基地局300からの無線信号を受信する。第1の基地局200又は第2の基地局300からの無線信号には、報知情報が含まれる。報知情報には、セルリセレクション許可情報が含まれる。
ベースバンド制御装置104は、記憶部106に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド信号を処理するための制御を実行する。ベースバンド制御装置104は、無線通信部102と接続される。ベースバンド制御装置104は、セルリセレクション許可情報に基づいて、第1の基地局200へのアクセス規制が実行されて、発信ができない場合に、第2の基地局300へのセルリセレクションを実行するか否かを判定する。ベースバンド制御装置104は、第2の基地局300へのセルリセレクションを実行すると判定した場合第2の基地局300へのセルリセレクションを実行し、第2の基地局300へのセルリセレクションを実行しないと判定した場合、他のセルへ移動するか、アクセス規制が解除されるまで待機する。
また、ベースバンド制御装置104は、セルリセレクション許可情報に基づいて、第2の基地局300へのアクセスが規制されている場合に、第1の基地局200へのセルリセレクションを実行するか否かを判定する。ベースバンド制御装置104は、第1の基地局200へのセルリセレクションを実行すると判定した場合第1の基地局200へのセルリセレクションを実行し、第1の基地局200へのセルリセレクションを実行しないと判定した場合待機する。
記憶部106は、ベースバンド制御装置104と接続される。記憶部106には、アプリケーションと、OSとが格納される。アプリケーションは、ユーザが移動端末100で作業する処理を実行する機能を有するソフトウェアである。オペレーティングシステムは、移動端末100において、ハードウェアを抽象化したインターフェースをアプリケーションソフトウェアに提供するソフトウェアである。
<移動端末100の機能>
図7は、移動端末100の機能の一実施例を示す。図7には、記憶部106に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド制御装置104により実行される機能が示される。
ベースバンド制御装置104により実行される機能には、アクセス制御部112と、セルリセレクション判定部114とが含まれる。
アクセス制御部112は、第1の基地局200、第2の基地局300に対してアクセス制御を行う。アクセス制御部112には、第1の基地局200、第2の基地局300からの報知情報が入力される。アクセス制御部112は、報知情報に含まれる情報に基づいて、アクセスしようとする基地局によりアクセス規制が実行されているか否かを判定するようにしてもよい。アクセス制御部112は、セルリセレクション判定部114へ、報知情報に含まれるセルリセレクション許可情報を入力する。アクセス制御部112は、アクセスしてもアクセスできない場合、又はアクセス規制が実行されていると判定した場合に、セルリセレクション判定部114へ、報知情報に含まれるセルリセレクション許可情報を入力するようにしてもよい。
セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112と接続される。セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112からのセルリセレクション許可情報に基づいて、該セルリセレクション許可情報により表される情報に基づいて、セルリセレクションを実行するか否かを判定する。具体的には、セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112からのセルリセレクション許可情報により表される情報がセルリセレクションを許可することを表す場合にはセルリセレクションを実行するようにしてもよい。一方、セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112からのセルリセレクション許可情報により表される情報がセルリセレクションを許可しないことを表す場合にはセルリセレクションを実行しないようにしてもよい。
セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112へ、セルリセレクションを実行するか否かを表す情報を入力する。アクセス制御部112は、セルリセレクション判定部114からのセルリセレクションを実行するか否かを表す情報に従って、セルリセレクションを実行する。
<移動通信システムの動作(その1)>
図8は、移動通信システムの動作(その1)(その2)を説明するための状況を示す。
第1の基地局200のセル250と、第2の基地局300のセル350の少なくとも一部がオーバーレイしている。第1の基地局200におけるアクセス規制の規制率は20%であり、第2の基地局300におけるアクセス規制の規制率は90%である。移動端末100は、第1の基地局200のセルに位置する。
図9は、移動通信システムの動作(その1)を示すシーケンスチャートである。
無線ネットワーク制御装置400の規制率情報取得部412は、他セル規制率情報を取得する(ステップS902)。具体的には、規制率情報取得部412は、管理装置から、他セル規制率情報を取得するようにしてもよい。他セル規制率情報には、第2の基地局300の識別子と、第2の基地局300により実行されているアクセス規制の規制率が90%であることを表す情報が含まれてもよい。
無線ネットワーク制御装置400のセルリセレクション設定部414は、他セル規制率情報に基づいて、配下の移動端末100に対してセルリセレクションを許可するか否かを設定する(ステップS904)。セルリセレクション設定部414は、他セル規制率情報により表される第2の基地局300の規制率が90%であり、セル規制率情報により表される規制率が20%であるため、セルリセレクションを許可しないと判定する。他セル規制率情報に含まれる他セル規制率に、セル規制率情報に含まれるセル規制率未満の規制率が含まれないためである。
無線ネットワーク制御装置400の報知情報設定部416は、報知情報を作成する(ステップS906)。報知情報設定部416は、ステップS904により設定されたセルリセレクション許可情報に基づいて、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを含む報知情報を作成する。ステップS904によりセルリセレクションを許可しないと判定されたため、報知情報設定部416は、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグが立てられない。
無線ネットワーク制御装置400の通信部402は、第1の基地局200へ、報知情報を送信する(ステップS908)。
第1の基地局200は、配下の移動端末100へ、無線ネットワーク制御装置400からの報知情報を送信する(ステップS910)。
移動端末100アクセス制御部112は、第1の基地局200へ、パケット発信を開始しようとする。しかし、移動端末100は第1の基地局200によりアクセス規制の対象とされ、アクセス制御部112はパケット発信ができない(ステップS912)。
移動端末100は、待機する(ステップS914)。第1の基地局200からの報知情報は、移動端末100の無線通信部102により受信される。移動端末100のアクセス制御部112は、セルリセレクション判定部114へ、報知情報に含まれるセルリセレクション許可情報を入力する。セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112からのセルリセレクション許可情報により表される情報に基づいて、セルリセレクションを実行するか否かを判定する。セルリセレクション判定部114は、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグが立っていないので、セルリセレクションを実行しないと判定する。
ステップS902−S906の処理は、ベースバンド制御装置404の有する中央演算処理装置がプログラムに従って処理を行うことにより実行される。該プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図9の各ステップS902−S906を実行させる。また、例えば、プログラムは、少なくとも一部のステップを実行されるようにしてもよい。
<移動通信システムの動作(その2)>
図8に示される状況で、移動端末100が、第2の基地局300のセルに位置する場合について説明する。
図10は、移動通信システムの動作(その2)を示すシーケンスチャートである。
第2の基地局300の規制率情報取得部312は、他セル規制率情報を取得する(ステップS1002)。具体的には、規制率情報取得部312は、管理装置から他セル規制率情報を取得する。他セル規制率情報には、第1の基地局300の識別子と、第1の基地局200により実行されているアクセス規制の規制率が20%であることを表す情報が含まれる。
第2の基地局300のセルリセレクション設定部314は、他セル規制率情報に基づいて、配下の移動端末100に対してセルリセレクションを許可するか否かを設定する(ステップS1004)。セルリセレクション設定部314は、他セル規制率情報により表される第1の基地局200の規制率が20%であり、セル規制率情報により表される規制率が90%であるため、セルリセレクションを許可すると判定する。他セル規制率情報に含まれる他セル規制率に、セル規制率情報に含まれるセル規制率未満の規制率が含まれるためである。
第2の基地局300の報知情報設定部316は、報知情報を作成する(ステップS1006)。報知情報設定部316は、ステップS1004により設定されたセルリセレクション許可情報に基づいて、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを含む報知情報を作成する。ステップS1004によりセルリセレクションを許可すると判定されたため、報知情報設定部316は、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを立てる。
第2の基地局300の無線通信部304は、配下の移動端末100へ、報知情報を送信する(ステップS1008)。
移動端末100アクセス制御部112は、第2の基地局300へ、パケット発信を開始しようとする。しかし、移動端末100は第2の基地局300によりアクセス規制の対象とされ、アクセス制御部112はパケット発信ができない(ステップS1010)。
移動端末100は、セルリセレクションを実行する(ステップS1012)。第2の基地局300からの報知情報は、移動端末100の無線通信部102により受信される。移動端末100のアクセス制御部112は、セルリセレクション判定部114へ、報知情報に含まれるセルリセレクション許可情報を入力する。セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112からのセルリセレクション許可情報により表される情報に基づいて、セルリセレクションを実行するか否かを判定する。セルリセレクション判定部114は、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグが立っているので、セルリセレクションを実行すると判定する。移動端末100のアクセス制御部112は、セルリセレクションを実行する。
ステップS1002−S1006の処理は、ベースバンド制御装置306の有する中央演算処理装置がプログラムに従って処理を行うことにより実行される。該プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図10の各ステップS1002−S1006を実行させる。また、例えば、プログラムは、少なくとも一部のステップを実行されるようにしてもよい。
<移動通信システムの動作(その3)>
図11は、移動通信システムの動作(その3)(その4)を説明するための状況を示す。
第1の基地局200のセル250と、第2の基地局300のセル350の少なくとも一部がオーバーレイしている。第1の基地局200の規制率は20%であり。第2の基地局300の規制率は10%である。移動端末100は、第1の基地局200のセルに位置する。
図12は、移動通信システムの動作(その3)を示すシーケンスチャートである。
無線ネットワーク制御装置400の規制率情報取得部412は、他セル規制率情報を取得する(ステップS1202)。具体的には、規制率情報取得部412は、管理装置から、他セル規制率情報を取得する。他セル規制率情報には、第2の基地局300の識別子と、第2の基地局300により実行されているアクセス規制の規制率が10%であることを表す情報が含まれる。
無線ネットワーク制御装置400のセルリセレクション設定部414は、他セル規制率情報に基づいて、配下の移動端末100に対してセルリセレクションを許可するか否かを設定する(ステップS1204)。セルリセレクション設定部414は、他セル規制率情報により表される第2の基地局300の規制率が10%であり、セル規制率情報により表される規制率が20%であるため、セルリセレクションを許可すると判定する。他セル規制率情報に含まれる他セル規制率に、セル規制率情報に含まれるセル規制率未満の規制率が含まれるためである。
無線ネットワーク制御装置400の報知情報設定部416は、報知情報を作成する(ステップS1206)。報知情報設定部416は、ステップS1204により設定されたセルリセレクション許可情報に基づいて、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを含む報知情報を作成する。ステップS1204によりセルリセレクションを許可すると判定されたため、報知情報設定部416は、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを立てる。
無線ネットワーク制御装置400の通信部402は、第1の基地局200へ、報知情報を送信する(ステップS1208)。
第1の基地局200は、配下の移動端末100へ、無線ネットワーク制御装置400からの報知情報を送信する(ステップS1210)。
移動端末100アクセス制御部112は、第1の基地局200へ、パケット発信を開始しようとする。しかし、移動端末100は第1の基地局300によりアクセス規制の対象とされ、アクセス制御部112はパケット発信ができない(ステップS1212)。
移動端末100は、セルリセレクションを実行する(ステップS1214)。第1の基地局300からの報知情報は、移動端末100の無線通信部102により受信される。移動端末100のアクセス制御部112は、セルリセレクション判定部114へ、報知情報に含まれるセルリセレクション許可情報を入力する。セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112からのセルリセレクション許可情報により表される情報に基づいて、セルリセレクションを実行するか否かを判定する。セルリセレクション判定部114は、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグが立っているので、セルリセレクションを実行する判定する。移動端末100のアクセス制御部112は、セルリセレクションを実行する。
ステップS1202−S1206の処理は、ベースバンド制御装置404の有する中央演算処理装置がプログラムに従って処理を行うことにより実行される。該プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図12の各ステップS1202−S1206を実行させる。また、例えば、プログラムは、少なくとも一部のステップを実行されるようにしてもよい。
<移動通信システムの動作(その4)>
図11に示される状況で、移動端末100が、第2の基地局300のセルに位置する場合について説明する。
図13は、移動通信システムの動作(その4)を示すシーケンスチャートである。
第2の基地局300の規制率情報取得部312は、他セル規制率情報を取得する(ステップS1302)。具体的には、規制率情報取得部312は、管理装置から、他セル規制率情報を取得する。他セル規制率情報には、第1の基地局300の識別子と、第1の基地局200により実行されているアクセス規制の規制率が20%であることを表す情報が含まれる。
第2の基地局300のセルリセレクション設定部314は、他セル規制率情報に基づいて、配下の移動端末100に対してセルリセレクションを許可するか否かを設定する(ステップS1304)。セルリセレクション設定部314は、他セル規制率情報により表される第1の基地局200の規制率が20%であり、セル規制率情報により表される規制率が10%であるため、セルリセレクションを許可しないと判定する。他セル規制率情報に含まれる他セル規制率に、セル規制率情報に含まれるセル規制率未満の規制率が含まれないためである。
第2の基地局300の報知情報設定部316は、報知情報を作成する(ステップS1306)。報知情報設定部316は、ステップS1304により設定されたセルリセレクション許可情報に基づいて、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを含む報知情報を作成する。ステップS1304によりセルリセレクションを許可しないと判定されたため、報知情報設定部316は、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを立てない。
第2の基地局300の無線通信部304は、配下の移動端末100へ、報知情報を送信する(ステップS1308)。
移動端末100アクセス制御部112は、第2の基地局300へ、パケット発信を開始しようとする。しかし、移動端末100は第2の基地局300によりアクセス規制の対象とされ、アクセス制御部112はパケット発信ができない(ステップS1310)。
移動端末100は、待機する(ステップS1312)。第2の基地局300からの報知情報は、移動端末100の無線通信部102により受信される。移動端末100のアクセス制御部112は、セルリセレクション判定部114へ、報知情報に含まれるセルリセレクション許可情報を入力する。セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112からのセルリセレクション許可情報により表される情報に基づいて、セルリセレクションを実行するか否かを判定する。セルリセレクション判定部114は、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグが立っていないので、セルリセレクションを実行しないと判定する。
ステップS1302−S1306の処理は、ベースバンド制御装置306の有する中央演算処理装置がプログラムに従って処理を行うことにより実行される。該プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図13の各ステップS1302−S1306を実行させる。また、例えば、プログラムは、少なくとも一部のステップを実行されるようにしてもよい。
本実施例によれば、他RATの近接セルを示す情報を含む報知情報に、セルリセレクションを実行させるか否かを表すフラグが新規に用意される。
移動端末は、パケット発信が規制された場合に、フラグが立っていれば他RATにセルリセレクションを実施して発信を実施する。移動端末は、フラグが立っていなければ同じセルに留まって規制解除後にユーザの再発信などを期待する。
報知情報に、セルリセレクションを実行させるか否かを表すフラグが用意されない場合について説明する。
図8、図9に示される状況で、規制率が20%の第1の基地局200のセルに在圏する移動端末100がパケット発信を実施したとする。ここで、移動端末100は、アクセス規制の対象であるため発信ができず、近接の第2の基地局300のセルにセルリセレクションを実施する。しかし、第2の基地局300のセルの規制率は90%であるため、第2の基地局300でもアクセス規制により発信できないことが想定される。この場合、移動端末100が第2の基地局300のセルにそのまま留まる場合には、90%の規制率の第2の基地局300のセルに留まるよりも、規制率が20%の第1の基地局200のセルに留まる方が発信できる可能性が高かったことになるため、結果としてセルリセレクションが無駄に実行されたことになる。
また、第2の基地局300のセルでもアクセス規制の対象となったので、第1の基地局200のセルに戻る動作が実行された場合には、戻った第1の基地局200でもアクセス規制の対象となり、パケット発信が失敗する可能性がある。この場合、再度、第2の基地局300のセルへ、セルリセレクションすることが想定される。その結果、第1の基地局200のセルと、第2の基地局300のセルとの間で、移動端末100が遷移するPing−Pong現象が発生するおそれがある。RATを切り替えるためのサーチが実施されるため、セルリセレクションが実行されている間は、移動端末100は、一切の発着信ができない。また、Ping−Pong現象が発生することにより、無駄にセルリセレクションが実行されることにより、移動端末の電池が無駄に消耗されることが懸念される。このような、Ping−Pong現象はユーザビリティの面で大きなデメリットがあるので、避けなければならない。
本実施例によれば、他RATの近接セルを示す報知情報に、セルリセレクションを実行させるか否かを表すフラグが新規に用意されることにより、移動端末100は、パケット発信が規制された場合に、他RATにセルリセレクションを実施して発信を実施するか否かを判断できるため、Ping−Pong現象が発生することを回避できる。
フラグをどのように立てるかは、オペレータの運用で決定される。例えば、他RATの近接セルの規制率と移動端末が在圏しているセルの規制率とを比較して、他RATの近接セルの方の規制率が低ければ、フラグを立てる。フラグを立てることにより移動端末のセルリセレクションを促す。他RATの近接セルの方の規制率が高ければ、フラグを立てない。フラグを立てないことにより移動端末をそのままセルに留まらせるようにする。
このようにすることにより、無駄なセルリセレクションやPing−Pong現象などのデメリットを避けつつ、アクセス規制されている場合でも、移動端末のパケット発信が成功する可能性を増加させることができる。このため、ユーザビリティの向上が見込める。
また、フラグはオペレータの運用方針に従って立てることができるので、オペレータの意図通りに移動端末をRATへ遷移させることができる。例えば、アクセス規制の対象である移動端末に対して、一切セルリセレクションさせたくない場合は、セルリセレクションの実施を許可するか否かを表すフラグを立てないようにしてもよい。つまり、無線ネットワーク制御装置400、第2の基地局300は、常にセルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを立てた報知情報を送信する。
また、移動端末100に、第1の基地局200のセルに優先して待ち受けさせ、移動端末100がパケット発信を実施するときに、ハンドオーバ等をさせることにより、第2の基地局300のセルに遷移させるようなネットワーク運用が考えられる。ハンドオーバを実施させるには、移動端末100は、ネットワークと通信状態にならなければならない。移動端末100がアクセス規制の対象となった場合は、ネットワークとの間で通信できない状態になるため、パケット発信の際に第2の基地局300のセルへ遷移させることができなくなる。このような場合に、規制率に関わらず、第1の基地局200のセルから第2の基地局300のセルへ遷移させるようにしてもよい。つまり、無線ネットワーク制御装置400は、セルリセレクションの実施を許可するか否かを表すフラグを立てた報知情報を送信する。このようにすることにより、移動端末100は、第1の基地局200のセルから、第2の基地局300のセルへ遷移できるため、移動端末100は、パケット発信できる。この場合、第2の基地局300は、セルリセレクションの実施を許可するか否かを表すフラグを立てない報知情報を送信するようにしてもよい。
以上から、本実施例によれば、ユーザビリティの向上だけではなく、特定のオペレータの運用方針を実現することができる。
また、本実施例において、独自の判定ロジックに基づいて、セルリセレクションの実施を許可するか否かを表すフラグを立てるか否かを決定するようにしてもよい。独自の判定ロジックに基づいてセルリセレクションの実施を許可するか否かを表すフラグを立てるか否かを決定する際には、無線ネットワーク制御装置400からの報知情報、第2の基地局300からの報知情報の両方のフラグが立てられることが無いようにするのが好ましい。第1の基地局200のセル、第2の基地局300のセルの両方で、移動端末100のアクセス規制が実行された場合に、第1の基地局200のセルと、第2の基地局300のセルとの間で移動端末100が遷移を繰り返すPing−Pong現象が生じるおそれがあるからである。
また、上述した実施例で示したように、本実施例は、LTEが適用された移動通信システム(LTEシステム)と、UMTSが適用された移動通信システム(UMTSシステム)との間でのセルリセレクション、LTEシステムと、GSMが適用された移動通信システム(GSMシステム)との間でのセルリセレクションに適用できる。この場合、例えば、LTEシステムと、UMTSシステムとの間でのセルリセレクションに適用された場合、LTEシステムのセルに在圏中の移動端末100へ、UMTSシステムへのセルリセレクションを許可することを表すフラグと、LTEシステムへのセルリセレクションを許可することを表すフラグの両方が立てられた報知情報が送信されることがないようにするのが好ましい。例えば、UMTSシステムへのセルリセレクションを許可することを表すフラグ、及びLTEシステムへのセルリセレクションを許可することを表すフラグの両方が立つことがないようにネットワーク側で制限するのが好ましい。また、移動端末で、セルリセレクションに関するRATの優先度を表す情報を保持し、複数のフラグが立っていない場合は、優先度の高いRATにセルリセレクションを実施するようにしてもよい。
<変形例>
上述した実施例において、管理装置によりセルリセレクションを実行するか否かが判定されてもよい。
<管理装置700>
図14は、管理装置700の一実施例を示す。
管理装置700は、通信部702と、ベースバンド制御装置704と、記憶部706とを有する。
通信部702は、無線ネットワーク制御装置400、第2の基地局300と接続される。通信部702には、無線ネットワーク制御装置400と接続された場合には、第1の移動通信システムの規制率情報が入力される。通信部702には、第2の基地局300と接続された場合には、第2の移動通信システムの規制率情報が入力される。通信部702は、ベースバンド制御装置704へ、第1の移動通信システムの規制率情報、第2の移動通信システムの規制率情報を入力する。
ベースバンド制御装置704は、通信部702と接続される。ベースバンド制御装置704は、記憶部706に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド信号を処理するための制御を実行する。ベースバンド制御装置704は、通信部702からの第1の移動通信システムの規制率情報、第2の移動通信システムの規制率情報に基づいて、第1の移動通信システム、第2の移動通信システムそれぞれについて、配下の移動端末100へセルリセレクションを許可するか否かを決定する。ベースバンド制御装置704は、第1の移動通信システム、第2の移動通信システムそれぞれについて、配下の移動端末100へセルリセレクションを許可するか否かを表す情報(セルリセレクション許可情報)を作成する。ベースバンド制御装置704は、通信部702へ、該セルリセレクション許可情報を入力する。
記憶部706は、ベースバンド制御装置704と接続される。記憶部706には、アプリケーションと、OSとが格納される。アプリケーションは、作業者が管理装置700で作業する処理を実行する機能を有するソフトウェアである。オペレーティングシステムは、管理装置700において、ハードウェアを抽象化したインターフェースをアプリケーションソフトウェアに提供するソフトウェアである。
<管理装置700の機能>
図15は、管理装置700の機能の一実施例を示す。図15には、記憶部706に記憶されたプログラムに従って、ベースバンド制御装置704により実行される機能が示される。
ベースバンド制御装置704により実行される機能には、規制率情報取得部712と、セルリセレクション設定部714とが含まれる。
規制率情報取得部712には、通信部702から、第1の移動通信システムの規制率情報、第2の移動通信システムの規制率情報が入力される。規制率情報取得部712は、セルリセレクション設定部714へ、通信部702からの第1の移動通信システムの規制率情報、第2の移動通信システムの規制率情報を入力する。
セルリセレクション設定部714は、規制率情報取得部712と接続される。セルリセレクション設定部714には、規制率情報取得部712から、第1の移動通信システムの規制率情報、第2の移動通信システムの規制率情報が入力される。セルリセレクション設定部714は、第1の基地局200によりアクセス規制が実行されている移動端末、第2の基地局300によりアクセス規制が実行されている移動端末のそれぞれに対して、セルリセレクションを許可するか否かを判定する。
具体的には、セルリセレクション設定部714は、第1の基地局200によりアクセス規制が実行されている移動端末に対しては、第1の基地局以外の第2の基地局の規制率に、第1の基地局の規制率未満の規制率が含まれる場合には、セルリセレクションを許可すると判定する。一方で、セルリセレクション設定部714は、第1の基地局200によりアクセス規制が実行されている移動端末に対しては、第1の基地局以外の第2の基地局の規制率に、第1の基地局の規制率未満の規制率が含まれない場合には、セルリセレクションを許可しないと判定する。
また、セルリセレクション設定部714は、第2の基地局300によりアクセス規制が実行されている移動端末に対しては、第2の基地局以外の第1の基地局の規制率に、第2の基地局の規制率未満の規制率が含まれる場合には、セルリセレクションを許可すると判定する。一方で、セルリセレクション設定部714は、第2の基地局200によりアクセス規制が実行されている移動端末に対しては、第2の基地局以外の第1の基地局の規制率に、第2の基地局の規制率未満の規制率が含まれない場合には、セルリセレクションを許可しないと判定する。
セルリセレクション設定部714は、通信部702へ、セルリセレクションを許可するか否かを表すセルリセレクション許可情報を入力する。
通信部702は、セルリセレクション設定部714からのセルリセレクション許可情報を該当する無線ネットワーク制御装置400、第2の基地局300へ入力する。
管理装置700からのセルリセレクション許可情報は、無線ネットワーク制御装置400の報知情報設定部416へ入力される。報知情報設定部416は、セルリセレクション許可情報に基づいて、報知情報を作成する。
また、管理装置700からのセルリセレクション許可情報は、第2の基地局300の報知情報設定部316へ入力される。報知情報設定部316は、セルリセレクション許可情報に基づいて、報知情報を作成する。
<移動通信システムの動作(その1)>
移動端末100が、第1の基地局200のセルに位置する場合について説明する。
図16は、移動通信システムの動作を示すシーケンスチャートである。
管理装置700の規制率情報取得部712は、無線ネットワーク制御装置400から、規制率情報を取得する(ステップS1602)。該規制率情報には、第1の基地局200の識別子と、第1の基地局200により実行されているアクセス規制の規制率を表す情報が含まれる。
管理装置700の規制率情報取得部712は、第2の基地局300から、規制率情報を取得する(ステップS1604)。該規制率情報には、第2の基地局300の識別子と、第2の基地局300により実行されているアクセス規制の規制率を表す情報が含まれる。
管理装置700のセルリセレクション設定部714は、無線ネットワーク制御装置400からの規制率情報と、第2の基地局300からの規制率情報とに基づいて、セルリセレクションを設定する(ステップS1606)。具体的には、セルリセレクション設定部714は、第1の基地局200によりアクセス規制が実行されている移動端末に対しては、第1の基地局以外の第2の基地局の規制率に、第1の基地局の規制率未満の規制率が含まれるか否かに応じて、セルリセレクションを許可するか否かを判定する。また、セルリセレクション設定部714は、第2の基地局300によりアクセス規制が実行されている移動端末に対しては、第2の基地局以外の第1の基地局の規制率に、第2の基地局の規制率未満の規制率が含まれるか否かに応じて、セルリセレクションを許可するか否かを判定する。
管理装置700の通信部702は、無線ネットワーク制御装置400へ、セルリセレクション許可情報を送信する(ステップS1608)。
管理装置700の通信部702は、第2の基地局300へ、セルリセレクション許可情報を送信する(ステップS1610)。
無線ネットワーク制御装置400の報知情報設定部416は、報知情報を作成する(ステップS1612)。報知情報設定部416は、ステップS1608により通知されたセルリセレクション許可情報に基づいて、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを含む報知情報を作成する。
第2の基地局300の報知情報設定部316は、報知情報を作成する(ステップS1614)。報知情報設定部316は、ステップS1610により通知されたセルリセレクション許可情報に基づいて、セルリセレクションを許可するか否かを表すフラグを含む報知情報を作成する。
無線ネットワーク制御装置400の通信部402は、第1の基地局200へ、報知情報を送信する(ステップS1616)。
第1の基地局200は、移動端末100へ、無線ネットワーク制御装置400からの報知情報を送信する(ステップS1618)。
移動端末100のアクセス制御部112は、第1の基地局200へ、パケット発信を開始しようとする。しかし、移動端末100は第1の基地局200によりアクセス規制の対象とされ、アクセス制御部112はパケット発信ができない(ステップS1620)。
移動端末100は、セルリセレクションを実行するか否かを判定する(ステップS1622)。第1の基地局200からの報知情報は、移動端末100の無線通信部102により受信される。移動端末100のアクセス制御部112は、セルリセレクション判定部114へ、報知情報に含まれるセルリセレクション許可情報を入力する。セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112からのセルリセレクション許可情報により表される情報に基づいて、セルリセレクションを実行するか否かを判定する。
ステップS1606の処理は、ベースバンド制御装置704の有する中央演算処理装置がプログラムに従って処理を行うことにより実行される。該プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図16のステップS1602を実行させる。
<移動通信システムの動作(その2)>
移動端末100が、第2の基地局300のセルに位置する場合について説明する。
図17は、移動通信システムの動作を示すシーケンスチャートである。
図17のステップS1702−S1714は、図16のステップS1602−S1614と同様である。
第2の基地局300の無線通信部304は、移動端末100へ、報知情報を送信する(ステップS1716)。
移動端末100アクセス制御部112は、第2の基地局300へ、パケット発信を開始しようとする。しかし、移動端末100は第2の基地局300によりアクセス規制の対象とされ、アクセス制御部112はパケット発信ができない(ステップS1718)。
移動端末100は、セルリセレクションを実行するか否かを判定する(ステップS1720)。第2の基地局200からの報知情報は、移動端末100の無線通信部102により受信される。移動端末100のアクセス制御部112は、セルリセレクション判定部114へ、報知情報に含まれるセルリセレクション許可情報を入力する。セルリセレクション判定部114は、アクセス制御部112からのセルリセレクション許可情報により表される情報に基づいて、セルリセレクションを実行するか否かを判定する。
ステップS1706の処理は、ベースバンド制御装置704の有する中央演算処理装置がプログラムに従って処理を行うことにより実行される。該プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図17のステップS1702を実行させる。
本変形例によれば、管理装置700によりセルリセレクション許可情報が作成されるので、上述した実施例による効果に加えて、無線ネットワーク制御装置400、第2の基地局300の処理負荷を低減できる。
説明の便宜上、発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明されるが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
100 移動端末
102 無線通信部
104 ベースバンド制御装置
106 記憶部
112 アクセス制御部
114 セルリセレクション設定部
200 第1の基地局
250 セル
300 第2の基地局
302 通信部
304 無線通信部
306 ベースバンド制御装置
308 記憶部
312 規制率情報取得部
314 セルリセレクション設定部
316 報知情報設定部
350 セル
400 無線ネットワーク制御装置
402 通信部
404 ベースバンド制御装置
406 記憶部
412 規制情報取得部
414 セルリセレクション設定部
416 報知情報設定部
500 SGSN
600 MME

Claims (10)

  1. 第1の基地局へアクセスできない場合に、第2の基地局へセルリセレクションを実行するか否かを設定するセルリセレクション設定部と、
    該セルリセレクション設定部による設定に従って、セルリセレクションを実行するアクセス制御部と
    を有し、
    前記セルリセレクション設定部は、前記第1の基地局からの報知情報に含まれるセルリセレクションを許可するか否かを表すセルリセレクション許可情報に従って、セルリセレクションを実行するか否かを判定する、移動端末。
  2. 前記第1の基地局により実行されている規制率と、前記第2の基地局により実行されている規制率とに基づいて、前記セルリセレクション許可情報が作成される、請求項1に記載の移動端末。
  3. 前記第2の基地局により実行されているアクセス規制の規制率が、前記第1の基地局により実行されているアクセス規制の規制率以上である場合には、セルリセレクションを実行しないことを表すセルリセレクション許可情報が作成され、前記第2の基地局により実行されているアクセス規制の規制率が、前記第1の基地局により実行されているアクセス規制の規制率未満である場合には、セルリセレクションを実行することを表すセルリセレクション許可情報が作成される、請求項2に記載の移動端末。
  4. 在圏する移動端末に対してアクセス規制を実行するネットワーク装置であって、
    当該ネットワーク装置以外の他のネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率を表す情報を取得する規制率情報取得部と、
    該規制率情報取得部により取得された規制率を表す情報に基づいて、アクセス規制を実行した移動端末に対して、セルリセレクションを許可するか否かを表すセルリセレクション許可情報を設定するセルリセレクション設定部と、
    該セルリセレクション設定部により設定されたセルリセレクション許可情報を含む報知情報を設定する報知情報設定部と、
    該報知情報設定部により設定された報知情報を送信する送信部と
    を有する、ネットワーク装置。
  5. 前記セルリセレクション設定部は、前記ネットワーク装置により実行されている規制率と、前記他のネットワーク装置により実行されている規制率とに基づいて、前記セルリセレクション許可情報を作成する、請求項4に記載のネットワーク装置。
  6. 前記セルリセレクション設定部は、前記他のネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率が、前記ネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率以上である場合には、セルリセレクションを実行しないことを表すセルリセレクション許可情報を作成し、前記他のネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率が、前記ネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率未満である場合には、セルリセレクションを実行することを表すセルリセレクション許可情報を作成する、請求項5に記載のネットワーク装置。
  7. 前記ネットワーク装置は、無線ネットワーク制御装置又は基地局に含まれる、請求項4ないし6のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
  8. 前記無線ネットワーク制御装置に含まれる前記ネットワーク装置は、UMTS又はGSMによりサービスを提供し、前記基地局に含まれる前記ネットワーク装置は、LTEによりサービスを提供する、請求項7に記載のネットワーク装置。
  9. 第1の基地局へアクセスできない場合に、第2の基地局へ、セルリセレクションを実行するか否かを設定するセルリセレクション設定ステップと、
    該セルリセレクション設定ステップによる設定に従って、セルリセレクションを実行するアクセス制御ステップと
    を有し、
    前記セルリセレクション設定ステップでは、前記第1の基地局からの報知情報に含まれるセルリセレクションを許可するか否かを表すセルリセレクション許可情報に従って、セルリセレクションを実行するか否かを判定する、移動端末により実行される通信方法。
  10. 在圏する移動端末に対してアクセス規制を実行するネットワーク装置により実行される通信方法であって、
    当該ネットワーク装置以外の他のネットワーク装置により実行されているアクセス規制の規制率を表す情報を取得する規制率情報取得ステップと、
    該規制率情報取得ステップにより取得された規制率を表す情報に基づいて、アクセス規制を実行した移動端末に対して、セルリセレクションを許可するか否かを表すセルリセレクション許可情報を設定するセルリセレクション設定ステップと、
    該セルリセレクション設定ステップにより設定されたセルリセレクション許可情報を含む報知情報を設定する報知情報設定ステップと、
    該報知情報設定ステップにより設定された報知情報を送信する送信ステップと
    を有する、ネットワーク装置により実行される通信方法。
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