JP2013134898A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配光特性の調整を容易に行なうことができる照明装置を提供する。
【解決手段】第1のグループ31aおよび第2のグループ31bを有し、各グループ31a、31bを互いに異なる発光状態に制御可能なLED基板31と、各グループ31a、31bのそれぞれに対向し、且つ、各グループ31a、31bからの出力光を互いに異なる方向に出射する第1のレンズ部32aおよび第2のレンズ部32bを有する一体型レンズ32とを備える照明装置1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、配光特性を調整可能な照明装置に関する。
近年、発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)等の半導体発光素子を光源として用いる照明装置が商品化され、一般家庭に普及し始めている。半導体発光素子は、電気エネルギーを直接光エネルギーに変換する。このため、ハロゲンランプ等の白熱球や蛍光灯に比し、高効率で、且つ、発光に際して発熱量が少ないという特徴を有する。特に、LEDは、変換効率が高く、さらに、半永久的とも考え得る長寿命で、且つ、蛍光灯の光のようにちらつきの問題もない。
このように、LEDは長寿命、低消費電力といった長所を有している。近年、このようなLEDの長所に着目し、白熱電球や蛍光灯の代わりに、LEDを光源として使用する様々な照明装置が開発されて来ている。
ところで、最近、LEDを光源とする照明装置(以下、「LED照明装置」と記す場合もある)においても、従来の白熱電球や蛍光灯と同様、広い配光角による照明の実現が潜在的に強く望まれている。さらに、配光特性の向上だけでなく、配光特性自体を調整可能とすることにも期待が大きい。例えば、利用者が、仕事の状況や1日の生体リズムに合わせて、照明の配光特性を調整し、生活や仕事における、その時々の状況に応じた配光特性を選択可能とすることが期待されている。
このような事情を考慮して、従来、配光特性を調整可能な照明器具が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
この照明器具(LED照明装置)では、発光ダイオード素子(LED)とは別体にレンズ体を設け、レンズ体のみを交換することができる。レンズ交換により、配光パターンを変化させ、これにより、配光制御の自由度を向上させていた。すなわち、照明の配光特性自体を調整可能とすることができた。
特開2002−304903号公報(2002年10月18日公開)
しかしながら、特許文献1に記載の照明器具では、ねじ止めにより結合されたボディーおよびカバーの内部にレンズ体が収納されるため、配光特性を調整しようとした場合、人手によりねじ止めを外し、レンズ交換後、再び、ボディーおよびカバーをねじ止めしなければならず、配光特性の調整を容易に行なうことができないという課題があった。
さらに、ねじ止めやレンズ交換は、利用者が照明器具を直接扱い、すなわち、照明器具に手が届く範囲にまで近づき、行なわなければならない。一般に、照明器具は、机上の照明装置を除き、屋内の壁や天井、屋外の電柱やポールに取り付けられており、利用者の手の届く範囲にあることはまれである。このため、レンズ交換を行なう際、脚立や梯子といったものを用いて、照明器具の傍まで行く必要があった。このことも、配光特性の調整を容易に行なうことができないという課題を招く要因の一つであった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、配光特性の調整を容易に行なうことができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明の照明装置は、上記の課題を解決するために、複数の発光領域を有し、当該複数の発光領域を互いに異なる発光状態に制御可能な光源と、上記光源のそれぞれの発光領域に対向し、且つ、各発光領域からの出力光を互いに異なる方向に出射する複数の光出射部を有する光学部材とを備える。
上記構成においては、各発光領域の発光状態を互いに異なるように設定することができる。このため、例えば、一部の発光領域を発光させ、他の一部の発光領域を発光させない、あるいは、一部の発光領域を相対的に大きい出力とし、他の一部の発光領域を相対的に低い出力とすることができる。
上記構成によれば、このような互いに異なる発光状態が設定された、各発光領域からの出力光を互いに異なる方向に出射することができるので、配光特性の調整を容易に行なうことができる。
上記複数の発光領域の各々は、対称点が重なり、且つ、各々の面積が互いに異なる、複数の点対称図形を重畳させた場合における、互いに隣接する、一の点対称図形の外周と他の一の点対称図形の外周との間に挟まれた領域、または、最小面積の点対称図形の領域であることが好ましい。
上記構成によれば、各発光領域を点対称に配置することができる。このため、照明装置の利用者から見れば、各発光領域のいずれを発光させても、照明装置からの光の光軸は一つであり、照明装置を一つの点光源としてみなすことができる。
それゆえ、上記構成によれば、各発光領域の発光状態が互いに異なるように設定し、配光特性を調整した場合でも、利用者から見た発光点は増えることなく、一つのままであるので、マルチシャドーを低減することができる。
上記複数の点対称図形の各々は、円であることが好ましい。
上記構成によれば、光源を容易に構成することができる。
上記複数の発光領域および上記複数の光出射部の各個数は、2つであり、上記2つの光出射部の一方は、対応する発光領域からの出力光を拡散させ、上記2つの光出射部の他方は、対応する発光領域からの出力光を集光させることが好ましい。
上記光学部材は、上記複数の光出射部が一体成型されたものであることが好ましい。
上記構成によれば、光学部材の製造コストを低減することができるので、照明装置の製造コストを低減することができる。
上記複数の発光領域の各々には、発光領域ごとに色温度が異なる複数の発光素子が2次元的に配列されることが好ましい。
本発明によれば、配光特性の調整を容易に行なうことができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る照明装置のLEDモジュールの概略構成を示す断面図である。 上記LEDモジュールのLED基板の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の一形態に係る照明装置の斜視図である。 上記照明装置の電源モジュールの概略構成を示すブロック図である。 上記LEDモジュールの変形例の概略構成を示す断面図である。 上記LEDモジュールの変形例の概略構成を示す断面図である。 上記LED基板の変形例の概略構成を示す斜視図である。 上記LED基板の変形例の概略構成を示す斜視図である。 上記LED基板の変形例の概略構成を示す斜視図である。 上記LED基板の変形例の概略構成を示す斜視図である。 上記LED基板の変形例の概略構成を示す斜視図である。 (a)、(b)および(c)は、上記LEDモジュールの一体型レンズの構成例の概略構成を示す断面図である。 (a)、(b)および(c)は、上記LEDモジュールの一体型レンズの構成例の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。
(照明装置1)
図3は、本発明の一実施形態に係る照明装置1の斜視図である。図3のように、照明装置1は、電球タイプの照明装置である。照明装置1は、グローブカバー11と、光源としてLEDを備える発光部12と、口金13とが、この順に配置された構成である。以下の説明では、便宜上、グローブカバー11側を上側(上方)、口金13側を下側(下方)として説明する。
グローブカバー11は、ドーム形状であり、内部に発光部12に設けられた光源(LEDモジュール21)が収容される。グローブカバー11は、光源が発する光を透光させる機能と、発光部12を覆うことによって発光部12(特に、LEDモジュール21)を保護する機能とを有する。グローブカバー11は、例えば、透明または光拡散性を有するガラスや合成樹脂などから形成することができる。LEDは点灯時の発熱量が比較的多いため、グローブカバー11は、耐熱性材料から形成することが好ましい。例えば、乳白色のポリカーボネート樹脂は、耐衝撃性、耐熱性、光拡散性に優れているため、グローブカバー11の構成材料として好適である。
発光部12は、照明装置1の本体部である。発光部12の一方の端部(上端)には、グローブカバー11が装着され、他方の端部(下端)には口金13が装着されている。発光部12の上端面には、光源としてLEDを備えたLEDモジュール21が実装されている。一方、発光部12の内部には、電源モジュール22が設けられている。電源モジュール22は、LEDモジュール21に、電力を供給する電源回路部である。また、電源モジュール22は、LEDの点灯状態(発光量等)を制御する制御回路部でもある。なお、発光部12の内部には、その他にも、LEDの点灯制御、調光、または調色するための電子部品(回路部品)が設けられている。
照明装置1は、LEDを光源としているため、発熱量が比較的多い。このため、発光部12の外装部は、熱伝導性の良好な金属から構成することが好ましい。例えば、発光部12の外装部は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)等の金属またはこれらの合金から構成することが好ましい。また、窒化アルミニウム(AlN)、シリコーンカーバイト(SiC)などの工業材料から構成しても、高熱伝導樹脂等の合成樹脂で構成してもよい。これにより、発光部12は、LEDモジュール21および電源モジュール22から発生する熱を、外部に効果的に放熱することができる。
口金13は、外部接続用の金具であり、例えば、一般的なE26型の金具である。すなわち、口金13は、外部電源(図示せず)からの電力を、電源モジュール22に供給する。口金13の内側面には、発光部12の外側面に形成されたねじ山に係合するねじ山が形成されている。これにより、発光部12が螺合して接続される。つまり、口金13の内側面に形成されたねじ山は、口金13を発光部12に螺合して接続するための螺合機構である。口金13の外側面にもねじ山が形成されている。これにより、照明装置1が天井等に設けられたソケットに螺合して装着可能となっている。
このような構成により、照明装置1は、口金13を商用電源(外部電源)のソケット等に螺合して取り付けられると、口金13に接続された電線(図示せず)を介して電源モジュール22に電圧が供給される。そして、電源モジュール22を介してLEDモジュール21に、適切な電圧が供給され、LEDが点灯する。LEDからの光は、グローブカバー11を透過すると共にグローブカバー11で拡散される。これにより、グローブカバー11の略全体が明るくなり、略均一な輝度の光が外部に出射される。照明装置1は、LEDを光源として備えるため、長寿命および低消費電力を実現することができる。
なお、グローブカバー11は、上で述べたような拡散機能を備えるものに限られない。例えば、拡散機能を持たない、すなわち、LEDからの光を拡散させることなく透過させる機能を備えるものであってもよい。この場合、グローブカバー11は、例えば、光を単に透過させる透明材料を用いればよい。
また、グローブカバー11は、上記の拡散機能を備える領域と、LEDからの光を単に透過させる機能を備える領域と、から構成されるものであってもよい。例えば、LEDからの光のうち、集光される光は、拡散させる必要はない。そこで、このような集光される光が透過する領域には、上記の透明材料を用い、拡散させなくてもよい。
もちろん、照明装置1は、グローブカバー11を備えていなくてもよい。
(LEDモジュール21)
図1は、LEDモジュール21の概略構成を示す断面図である。また、図2は、LEDモジュール21のLED基板31の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、LEDモジュール21は、LED基板(光源)31と、一体型レンズ(光学部材)32と、を備えている。
LED基板31は、複数のLED41と、複数のLED42とを、それぞれ搭載する基板である。LED基板31を構成する基板は、特に限定されるものではない。しかし、LED41およびLED42の発熱量は比較的多いため、LED基板31は、熱伝導性の良好な基板であることが好ましい。例えば、LED基板31は、金属またはその合金から構成することできる。例えば、LED基板31は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)等の金属またはこれらの合金から構成することができる。また、アルミナ、窒化アルミニウム(AlN)、シリコーンカーバイト(SiC)などの工業材料(セラミクス)から構成しても、高熱伝導樹脂等の合成樹脂から構成してもよい。これにより、LED基板31は、LED41およびLED42から発生する熱を、外部に効果的に放熱することができる。また、LED基板31の面積が大きいほど、照明装置1の放熱効果を高めることができる。
LED基板31のLED搭載面には、COB(Chip On Board)を用いて、複数のLED41を含む第1のグループ(発光領域)31aと、複数のLED42を含む第2のグループ(発光領域)31bとが、2次元的に配列されている。すなわち、LEDモジュール21はCOB(Chip On Board)型の光源モジュールである。
複数のLED41および複数のLED42は、それぞれを含むグループごとに、直列接続されており、第1のグループ31aおよび第2のグループ31bのそれぞれごとに、各グループの発光状態が独立して、言い換えれば、別々に、制御される。
すなわち、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41同士は、同じ発光状態となるように制御される。また、第2のグループ31bに含まれる複数のLED42同士も、同じ発光状態となるように制御される。一方、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41と、第2のグループ31bに含まれる複数のLED42とは、同じ発光状態となってもよいし、異なる発光状態となってもよい。
ここで、「発光状態の制御」とは、第1のグループ31aおよび第2のグループ31bの各々に対し、各グループに含まれるLEDの、調光率(光量)、色調、または、点灯状態(すなわち、点灯または消灯)のうちの少なくとも1つを制御することを意味する。
なお、第1のグループ31aと第2のグループ31bとは、各グループの発光状態が必ずしも独立して制御可能である必要はない。要は、第1のグループ31aと第2のグループ31bとが、互いに異なる発光状態に制御可能であればよい。例えば、第1のグループ31aおよび第2のグループ31bの各発光状態を互いに連動するように制御しても構わない。具体的には、第1のグループ31aの発光状態に応じ、第2のグループ31bの発光状態が決定されるが如くである。また、その逆であっても構わない。
LED41およびLED42はそれぞれ、例えば、図示しない蛍光体が分散された樹脂によって封止されてもよい。また、LED41およびLED42はそれぞれ、LED基板31の搭載面に対して垂直な方向に光を出射する。
LED41とLED42とは、相関色温度や発光色が同一のLEDであってもよいし、相関色温度や発光色が異なるLEDであってもよい。
図2に示すように、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41と第2のグループ31bに含まれる複数のLED42とは、LED基板31の搭載面において、同心円によって、各々が配置される領域が区分けされ、配置されている(ここでは、「同心円状の配置」と呼ぶ)。具体的には、この同心円状の配置は、次のような配置を意味する。
円は点対称図形であり、同心円は、それぞれの対称点が重なり、それぞれの面積が互いに異なる(円の場合、半径が異なるとも言える)、複数の円を重畳させたものである。このような2つの円(同心円)により区分けされる領域は、2つの円の外周間に挟まれた領域と、最小面積の円の領域と、に定義される。
このような定義によれば、図2から明らかなように、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41は、上で述べた「最小面積の円の領域」に含まれるものであると言える。一方、第2のグループ31bに含まれる複数のLED42は、上で述べた「2つの円の外周間に挟まれた領域」に含まれるものであると言える。
この同心円状の配置による効果について、後述する。
一体型レンズ(光学部材)32は、LED基板31に搭載された第1のグループ31aに含まれる複数のLED41に対向し、複数のLED41からの出力光が入射される第1のレンズ部(光出射部)32aと、LED基板31に搭載された第2のグループ31bに含まれる複数のLED42に対向し、複数のLED42からの出力光が入射される第2のレンズ部(光出射部)32bと、から構成されている。
図1に示したとおり、第1のレンズ部32aは、複数のLED41の各出力光が入射されると、先ず、第1のグループ31aの中心付近に配置されたLED41の出力光については、その出力光の進行方向を変えることなく、そのまま出射する。一方、第1のグループ31aの中心から離れて配置されたLED41の出力光については、その出力光の進行方向を、LED基板31の外側に向かう方向に変化させ、出射する。すなわち、第1のレンズ部32aは、第1のグループ31aからの出力光を拡散させる機能を有する。
例えば、第1のレンズ部32aは、LED41の各出力光の入射面が凹面、出射面が平坦面である光学レンズを用いることができる。この場合、この光学レンズは、LED41に対向する入射面の凹面でLED41の出力光を拡散する。そして、平坦な出射面から拡散された光を出射する。
一方、第2のレンズ部32bは、複数のLED42の各出力光が入射されると、その出力光の進行方向を、LED基板31の内側に向かう方向に変化させ、出射する。すなわち、第2のレンズ部32bは、第2のグループ31bからの出力光を集光させる機能を有する。
例えば、第2のレンズ部32bは、LED42の各出力光の入射面が凸面、出射面が平坦面である光学レンズを用いることができる。この場合、この光学レンズは、LED42に対向する入射面の凸面でLEDの光を集光する。そして、平坦な出射面から集光された光を出射する。
第1のレンズ部32aおよび第2のレンズ部32bの入射面および出射面の形状は特に限定されるものではない。第1のレンズ部32aおよび第2のレンズ部32bの入射面および出射面の形状は、必要な出射光の配光に応じて、任意に設定することができる。また、第1のレンズ部32aおよび第2のレンズ部32bの形状や種類は特に限定されるものではない。例えば、第1のレンズ部32aおよび第2のレンズ部32bとしては、フレネルレンズ等の各種光学素子を適用することができる。
なお、第2のレンズ部32bは、単に、集光するだけでなく、第1のレンズ部32aにより拡散された拡散光の中心に向けて、複数のLED42の各出力光を集光させている。これにより、例えば、利用者は、第1のレンズ部32aにより拡散される光の中心付近にいれば、自身の位置を変えることなく、LEDモジュール21の発光領域を第1のグループ31aから第2のグループ31bに切り換えることで、第2のレンズ部32bにより集光された光を利用することができる。第2のレンズ部32bにより集光された光も、第1のレンズ部32aにより拡散される光の中心付近に集光されるからである。
また、第1のレンズ部32aと第2のレンズ部32bとは、一体成型されることが好ましい。例えば、金型を用意し、その金型に樹脂等を流し込み、一体成型すればよい。これにより、一体型レンズ32を容易に製造することができるので、照明装置1の製造コストを低減することができる。
(電源モジュール22)
図4は、電源モジュール22の概略構成を示すブロック図である。図4に示すように、電源モジュール22は、受信部51と、設定部52と、駆動部53と、を有している。
受信部51は、リモコンを利用者が指示する指示信号を受信する。受信部51が受信する、利用者からの指示は、例えば、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41を発光させ、第2のグループ31bに含まれる複数のLED42を発光させない、という指示や、その逆の指示が挙げられる。また、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41を30%で出力させ、第2のグループ31bに含まれる複数のLED42を70%で出力させる、といった、各々の出力光を調光する指示であってもよい。
設定部52は、受信部51により受信された指示信号に従って、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41および第2のグループ31bに含まれる複数のLED42を駆動する駆動部53の駆動条件を設定する。
例えば、設定部52は、第1のグループ31aには、複数のLED41の各々が100%の出力となるように、駆動電流の値を駆動部53に設定する。また、設定部52は、第2のグループ31bには、複数のLED42の各々が0%の出力となるように、駆動電流の停止を駆動部53に設定する。
また、例えば、設定部52は、第1のグループ31aには、複数のLED41の各々が30%の出力となるように、駆動電流の値を駆動部53に設定する。また、設定部52は、第2のグループ31bには、複数のLED42の各々が70%の出力となるように、駆動電流の値を駆動部53に設定する。
このようにして、利用者は、リモコンを用い、照明装置1に向けて、指示信号を送信し、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41および第2のグループ31bに含まれる複数のLED42の各発光状態を切り換える。このような各発光状態の切り換えにより、利用者は照明装置1の配光特性を容易に調整することができる。
このようにして、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41と、第2のグループ31bに含まれる複数のLED42とは、各々の発光状態が互いに異なるようにして制御されることになる。
(同心円状の配置による効果)
同心円状の配置による効果について、具体例を用いて説明する。
例えば、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41の相関色温度を電球色(低相関色温度)、第2のグループ31bに含まれる複数のLED42の相関色温度を昼白色(高相関対色温度)の場合、LED41のみを発光させた場合、第1のレンズ部32aにより、LED41の出力光は拡散される。
一方、LED42のみを発光させた場合、第2のレンズ部32bにより、LED41の出力光は集光される。
すなわち、第1のグループ31aのみを発光させた場合と、第2のグループ31bのみを発光させた場合とで、前者であれば、間接照明に適した広配光照明を実現し、後者であれば、スポット照明を実現することができる。
より具体的には、例えば、読書などに適した高相関色温度の光を狭配光で実現し、間接照明などに適した低相関色温度の光を広配光で実現することが可能となる。
すなわち、照明装置1は、配光特性を容易に調整することができる。
また、他の具体例としては、第1のグループ31aに含まれる複数のLED41の発光色と、第2のグループ31bに含まれる複数のLED42の発光色とを、異なるものとすればよい。この場合、第1のグループ31aおよび第2のグループ31bの両方を発光させることにより、第1のレンズ部32aにより拡散された光と、第2のレンズ部32bにより集光された光とが重なる領域においては、LED41の発光色とLED42の発光色とを混色することができる。すなわち、第1のグループ31aのみを発光させた場合、第2のグループ31bのみを発光させた場合、および、第1のグループ31aと第2のグループ31bの両方を発光させた場合、では、それぞれ、異なる発光色の光が出射されることになる。
すなわち、照明装置1は、配色を容易に調整することができる。
さらに、このような同心円状の配置により、利用者から見れば、第1のグループ31aと第2のグループ31bの一方を発光させても、あるいは、両方を発光させても、照明装置1からの光の光軸は一つであり、それゆえ、照明装置1を一つの点光源としてみなすことができる。
ここで、特許文献1に記載の従来の照明器具の場合、複数のLEDが同心円状に配置されておらず、このため、利用者から見た場合、照明装置1のように、複数のLEDをまとめたグループごとに個別に発光させた場合、従来の照明器具を一つの点光源としてみなすことができない。言い換えれば、従来の照明器具は、複数の発光点を有していると言える。このため、従来の照明器具1では、マルチシャドー(多重影)が生じてしまう。
これに対し、照明装置1は、上で述べたように、一つの点光源とみなされ、すなわち、発光点が増えることなく、一つのままであり、それゆえ、マルチシャドーを低減することができる。
さらにまた、照明装置1では、一つの点光源からの光を集光させることができるので、照明装置1から光が照射される被照射面の所定の集光領域に集光させる場合において、複数の光源からの光を集光させる構成と比較して、集光領域の位置ずれを防止することができる。
(LEDモジュール21の変形例)
図5は、LEDモジュール21の変形例の概略構成を示す断面図である。図5に示すように、LEDモジュール21aは、LED基板61と、一体型レンズ62と、を備えている。LEDモジュール21aがLEDモジュール21と異なる点は、一体型レンズ62の第1のレンズ部62aと第2のレンズ部62bとの境界において、それぞれの入射面の間が連続的な曲面で接続されている点である。
なお、LED基板61、LED基板61の第1のグループ61aに含まれるLED71、および、LED基板61の第2のグループ61bに含まれるLED72は、それぞれ、LEDモジュール21のLED基板31、LED基板31の第1のグループ31aに含まれるLED41、および、LED基板31の第2のグループ31bに含まれるLED42と同様の構成および効果を備えており、ここでは説明を繰り返さない。
LEDモジュール21aにおいては、一体型レンズ62の第1のレンズ部62aと第2のレンズ部62bとの境界において、それぞれの入射面の間が連続的な曲面で接続されているので、第1のグループ61aと第2のグループ61bとを同時に発光させた場合における、発光色間の色境界の不連続性を抑えることができる。
図6は、LEDモジュール21の変形例の概略構成を示す断面図である。図6に示すように、LEDモジュール21bは、LED基板81と、一体型レンズ82と、を備えている。LEDモジュール21bがLEDモジュール21と異なる点は、一体型レンズ82の第1のレンズ部82aが、LED基板81の第1のグループ81aからの出力光を集光させる機能を有し、一体型レンズ82の第2のレンズ部82bが、LED基板81の第2のグループ81bからの出力光を拡散させる機能を有する点である。
なお、LED基板81、LED基板81の第1のグループ81aに含まれるLED91、および、LED基板81の第2のグループ81bに含まれるLED92は、それぞれ、LEDモジュール21のLED基板31、LED基板31の第1のグループ31aに含まれるLED41、および、LED基板31の第2のグループ31bに含まれるLED42と同様の構成および効果を備えており、ここでは説明を繰り返さない。
(LED基板31の変形例)
図7は、LED基板31の変形例の概略構成を示す斜視図である。図7に示すように、
LED基板101では、第1のグループ101aと第2のグループ101bとは、LED基板101の搭載面において、円と矩形によって、各々が配置される領域が区分けされ、配置されている。
図8は、LED基板31の変形例の概略構成を示す斜視図である。図8に示すように、
LED基板102では、第1のグループ102aと第2のグループ102bとは、LED基板102の搭載面において、2つの矩形によって、各々が配置される領域が区分けされ、配置されている。
図9は、LED基板31の変形例の概略構成を示す斜視図である。図9に示すように、
LED基板103では、第1のグループ103aと、第2のグループ103bと、第3のグループ103cと、第4のグループ103dとは、LED基板103の搭載面において、4つの同心円によって、各々が配置される領域が区分けされ、配置されている。
図10は、LED基板31の変形例の概略構成を示す斜視図である。図10に示すように、LED基板104では、第1のグループ104aと、第2のグループ104bと、第3のグループ104cと、第4のグループ104dとは、LED基板104の搭載面において、4つの円によって、各々が配置される領域が区分けされ、配置されている。
図11は、LED基板31の変形例の概略構成を示す斜視図である。図11に示すように、LED基板105では、第1のグループ105aと、第2のグループ105bと、第3のグループ105cと、第4のグループ105dとは、LED基板105の搭載面において、4つの矩形によって、各々が配置される領域が区分けされ、配置されている。
(一体型レンズ32の構成例)
図12は、一体型レンズ32の第1のレンズ部32aの構成例の概略構成を示す断面図であり、(a)は、第1のレンズ部32aと同様の第1のレンズ部202aであり、(b)は、第1のレンズ部32aを紙面上右側に傾けた第1のレンズ部202bであり、(c)は、第1のレンズ部32aを紙面上左側に傾けた第1のレンズ部202cである。
一方、図13は、一体型レンズ32の第2のレンズ部32bの構成例の概略構成を示す断面図であり、(a)は、第2のレンズ部32bと同様の第2のレンズ部302aであり、(b)は、第2のレンズ部32bを紙面上右側に傾けた第2のレンズ部302bであり、(c)は、第2のレンズ部32bを紙面上左側に傾けた第2のレンズ部302cである。
なお、LED基板201a、201b、201c、301a、301b、301cは、LED基板61と同様の構成および効果を備えており、ここでは説明を繰り返さない。
図7に示したLED基板31の変形例においては、図12および図13に示した、各種の第1のレンズ部および第2のレンズ部を組み合わせた一体型レンズを用いればよい。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、本実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 照明装置
31 LED基板(光源)
31a 第1のグループ(発光領域)
31b 第2のグループ(発光領域)
32 一体型レンズ(光学部材)
32a 第1のレンズ部(光出射部)
32b 第2のレンズ部(光出射部)

Claims (6)

  1. 複数の発光領域を有し、当該複数の発光領域を互いに異なる発光状態に制御可能な光源と、
    上記光源のそれぞれの発光領域に対向し、且つ、各発光領域からの出力光を互いに異なる方向に出射する複数の光出射部を有する光学部材と
    を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 上記複数の発光領域の各々は、
    対称点が重なり、且つ、各々の面積が互いに異なる、複数の点対称図形を重畳させた場合における、互いに隣接する、一の点対称図形の外周と他の一の点対称図形の外周との間に挟まれた領域、または、最小面積の点対称図形の領域であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 上記複数の点対称図形の各々は、円であることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 上記複数の発光領域および上記複数の光出射部の各個数は、2つであり、
    上記2つの光出射部の一方は、対応する発光領域からの出力光を拡散させ、上記2つの光出射部の他方は、対応する発光領域からの出力光を集光させることを特徴とする請求項2または3に記載の照明装置。
  5. 上記光学部材は、上記複数の光出射部が一体成型されたものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 上記複数の発光領域の各々には、発光領域ごとに色温度が異なる複数の発光素子が2次元的に配列されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置。
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