JP2013131895A - 無線通信端末装置及びゲイン設定方法 - Google Patents

無線通信端末装置及びゲイン設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ギャップメジャメントにおけるAGC収束性能を向上させる無線通信端末装置及びAGC制御方法を提供する。
【解決手段】ST202では、ST201においてセルIDを取得していないと判定されたので、セルサーチモードにおけるゲイン設定が開始され、状態判断部108が1回目のギャップメジャメントか否かを判定する。ST204では、初期ゲイン計算部109が第1ブランチ、第2ブランチのゲイン設定値を異なる値に設定し、受信信号を全ダイナミックレンジ内に収容するようにする。ST205では、第1ブランチ、第2ブランチは個別にAGC制御を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、初期セルサーチ時にAGC(Auto Gain Control)制御を行う無線通信端末装置及びゲイン設定方法に関する。
無線通信端末装置(以下、「端末」という)の普及に伴い、無線通信方式の周波数利用効率はますます重要になってきている。次世代無線通信方式として検討されているLTE(Long Term Evolution)は、TDD(Time Division Duplex)及びFDD(Frequency Division Duplex)の2つのアクセス方式を有し、下り最大スループット100Mbps、上り最大スループット50Mbps以上を設計のミニマム要求条件とするシステムの構築を目指している。そのため、LTEは、受信系を2系統搭載したMIMO(Multiple Input Multiple Output)及びダイバーシチ受信を行うことが一般的である。また、特に、LTE TDD方式は、その周波数利用効率の観点から、各国、各キャリアで採用が検討されている。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、各RAT(Radio Access Technologies)間ハンドオーバーを想定し、各RATの受信電界強度を測定するギャップメジャメント(Gap Measurement)という測定を定期的に行うことになっている(例えば、非特許文献1参照)。ギャップメジャメントに使用できる時間は決められており、非特許文献1では、基地局からの要求に対して、6msのギャップを40ms周期で12回、または80ms周期で6回設けることになっているが、そのギャップで同期捕捉、AGC制御、電界測定を行う。
電界測定の精度を確保するためには、素早く同期捕捉を行う必要があり、そのためには、より高速のAGC制御が必要となる。特に、他RATからLTEへのギャップメジャメントでは、LTEの信号配置を考えた場合、参照信号(以下、「RS(Reference Signal)」という)のみが配置される場合も想定して、AGCの更新周期の設計に工夫が必要となる。
図1にLTE TDD方式のConfiguration 0のUL(Uplink)/DL(Downlink)信号配置を示す。図1において、横軸はサブフレーム番号、縦軸は周波数方向のシンボルを表している。ここでは、説明を簡略化するため、6サブフレーム(sub-frame)、1RB(Resource Block)のみを示している。また、サブフレーム#1、#6はDLを、サブフレーム#0、#5はスペシャルサブフレーム(Special sub-frame)を表しており、これらのサブフレームに配置された■はRSを示している。
RSの時間方向の間隔は最大で4シンボル(symbol)分であり、4シンボル未満でAGCを更新すると、RSの信号レベルが非常に大きい場合、無信号区間からRSへはAGCが追従できない可能性がある。これについて、図2を用いて具体的に説明する。
図2は、図1のサブフレーム#4〜#6を拡大した様子を示しており、区間21〜24はそれぞれLTE TDD方式の3シンボル区間を表している。ここで、例えば、RSの信号レベルが−25dBm、無信号区間の信号レベル(ノイズフロア)が−110dBmとなる場合、区間22〜24は、RSシンボルが含まれている区間のため、これらの区間の信号レベルは−25dBm相当になるが、区間21は無信号区間となり、信号レベルは−110dBm相当になってしまう。そのため、ADコンバータに必要なダイナミックレンジは85dBとなり、ADの必要ビット数は最大で±14ビット、つまり、28ビット相当となり現実的ではない。よって、非同期時のLTE TDD方式におけるAGC更新は、無信号区間が形成されない4シンボル区間で行われることが一般的であり、4シンボル区間が最小更新間隔となる。TDDの非同期時は、UL、DLの位置が分からないため、1サブフレーム間隔の更新ができず、上記短時間での更新となる。
また、LTE TDD方式においては、同期シンボル(PSS(Primary Synchronization Signal)及びSSS(Secondary Synchronization Signal))の配置がLTE FDD方式に比べ、2シンボル分広がっており、6msという1回のギャップで同期捕捉を行うには、より短時間でAGCの収束を行う必要がある。
また、1回のギャップ時間(6ms)に関して、例えば、GSMシステムからLTE TDDシステムへのギャップメジャメントを例に考えると、GSMシステムの停止処理、及び、LTE TDDシステムの起動(周波数同期など)をギャップ時間内で行う必要があり、6msの全てを同期捕捉に利用することはできない。
そのため、1つのギャップ区間でPSS/SSSシンボルが先頭付近に配置されている場合、後方で再度PSS/SSSシンボルを取得することができず、先頭付近に現れたPSS/SSSシンボルを取得しないと、限られたギャップ時間内に同期(セルサーチ)を完了することができない可能性がある。
そこで、LTE TDD方式のギャップメジャメントにおける非同期時のAGC制御方法として、例えば、以下の方法が考えられる。ここでは、再度、図1を参照して説明する。
符号11は、ギャップ時間窓(Gap time window)の時間幅を表しており、TDD LTEシステムで実際に割り当てられたギャップ時間窓幅であり、ギャップ時間長6msから受信起動時間X(ms)と受信停止時間Y(ms)を差し引いた時間になる。ここでは、一例として(6−X−Y)ms=5.3msとして説明する。
符号12は、AGCの制御タイミングを示し、4シンボル毎に設けた節と節の間、すなわち、4シンボル区間毎にレベルを計算し、4シンボル区間の部分で受信ブロックに対して、AGC制御、つまり、ゲイン設定を行うことを意味する。
LTEのギャップメジャメントは40msまたは80ms周期で行われ、LTEフレーム(10ms)の整数倍となるため、1回目のギャップメジャメントと2回目のギャップメジャメントはフレーム内の同じ位置でギャップ時間窓が開かれることになる。例えば、1回目のギャップメジャメントが、2サブフレームの3シンボル目でギャップ時間窓が開かれたとすると、2回目のギャップメジャメントは、40ms後に開始されるため、再度2サブフレームの3シンボル目でギャップ時間窓が開かれることになる。
図1の場合におけるAGC制御方法としては、現在のサブフレームがULかDLか分からないために、初期ゲインは比較的収束しやすい値で開始することになるが、一般的にダイバーシチを搭載したLTE TDDシステムでは、受信ダイバーシチ効果を狙い、受信ブロックの初期ゲインをほぼ等利得に設定し、AGC制御を行う。
3GPP TS36.133 8.1.2
しかしながら、上述したギャップメジャメントにおける非同期時のAGC制御方法には、次のような問題がある。
ギャップ時間窓の先頭にSSSシンボルが配置され、設定した利得がSSSシンボルレベルに比べて極めて大きく異なる場合、受信ダイナミックレンジ内に収まらず、受信及びデコードすることができない。また、ギャップ時間窓幅が5サブフレーム+2シンボル≒5.14ms以下であり、ギャップ時間窓の先頭にSSSシンボルが配置された場合、後方PSSシンボルは取得できず、結果として、先頭のPSS/SSSシンボルを取得できないと、同期捕捉が2回目のギャップメジャメントまで取得できず、同期捕捉に時間がかかるという問題がある。
ここで、受信ダイナミックレンジについて、例えば、LTE TDDシステムの変調波信号を周波数変換し、帯域制限した後にディジタル化するADコンバータを用いて説明する。図3は、12ビットのADコンバータを用いた場合の受信ダイナミックレンジの説明に供する図である。
一般的に、12ビット分解能のADコンバータを利用すると、約72dB(6.02dB×12ビット)のダイナミックレンジが得られる。一方で、受信変調信号のピークを考えると、ヘッドルームを確保する必要があり、ここでは18dBとしている。
このようなADコンバータを使用する場合、最小入力レベルを−97.5dBmとすると、最大入力レベルは−43.5dBmまでとなる。また、量子化する場合には、必ず量子化雑音が存在するため、その影響を減らすためにダイナミックレンジはさらに減ることになる。
3GPPにおける受信信号の入力レベルは、−25dBmまで入力されることになっているため、上記のADコンバータではダイナミックレンジ外となり、信号を受信、デコードすることができない場合が発生する。すなわち、ADコンバータが飽和、またはデータがヌル(Null)データとなってしまう。
ADコンバータで飽和、またはヌルデータとなると、次のAGC更新タイミングで受信ブロックのゲイン設定を正しく設定することができず、次のゲイン設定時の信号も取得することができないばかりか、その後のAGC収束に遅延が発生しまうことになる。
本発明の目的は、ギャップメジャメントにおけるAGC収束性能を向上させる無線通信端末装置及びゲイン設定方法を提供することである。
本発明の無線通信端末装置は、第1アンテナに対応し、前記第1アンテナを介して信号を受信する第1受信手段と、第2アンテナに対応し、前記第2アンテナを介して信号を受信する第2受信手段と、1回目のギャップメジャメントにおいて、前記第1受信手段の初期ゲイン設定値と、前記第2受信手段の初期ゲイン設定値とを異なる値に設定するゲイン計算手段と、を具備する構成を採る。
本発明のゲイン設定方法は、ギャップメジャメントのセルサーチを行う際、複数の受信系にそれぞれ異なる初期ゲイン設定値を設定する工程と、前記複数の受信系が、設定された初期ゲイン設定値を用いて、AGC制御を行う工程と、を具備するようにした。
本発明によれば、ギャップメジャメント時に一方の受信ブランチと他方の受信ブランチとでRF部のトータルゲインを異ならせ、受信信号を全ダイナミックレンジ内に収容することにより、ギャップ時間窓の先頭付近のシンボルの収束性能を向上させ、この結果、ギャップメジャメントにおけるAGC収束性能を向上させることができる。
LTE TDD方式のConfiguration 0のUL/DL信号配置を示す図 図1のサブフレーム#4〜#6を拡大した様子を示す図 12ビットのADコンバータを用いた場合の受信ダイナミックレンジの説明に供する図 本発明の一実施の形態に係る端末の構成を示すブロック図 図4に示した受信部の内部構成を示す図 図4に示した端末におけるゲイン設定手順を示すフロー図 第1ブランチと第2ブランチとでゲイン設定値を異なる値に設定する方法の説明に供する図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(一実施の形態)
図4は、本発明の一実施の形態に係る端末100の構成を示すブロック図である。なお、端末100は、3GPP LTE方式に対応しており、また、MIMO及び受信ダイバーシチを切り替え可能な2系統の受信系を有するマルチモードに対応しているものとする。
第1受信部102は、第1アンテナ101を介して3GPP変調信号を受信し、受信した3GPP変調信号をデジタルベースバンド信号に変換して、第1検波部103及び合成デコード部107に出力する。
第1検波部103は、第1受信部102から出力されたデジタルベースバンド信号の信号強度を検波し、信号強度に基づくゲイン設定値を第1スイッチ112に出力する。
第2受信部105は、第2アンテナ104を介して3GPP変調信号を受信し、受信した3GPP変調信号をデジタルベースバンド信号に変換して、第2検波部106及び合成デコード部107に出力する。
第2検波部106は、第2受信部105から出力されたデジタルベースバンド信号の信号強度を検波し、信号強度に基づくゲイン設定値を第2スイッチ113に出力する。
合成デコード部107は、第1受信部102から出力されたベースバンド信号と、第2受信部105から出力されたベースバンド信号とをダイバーシチ合成し、ダイバーシチ合成した信号をデコードする。デコードされた信号は状態判定部108に出力される。
状態判断部108は、合成デコード部107から出力された信号に基づいて、受信システムの状態を判断し、判断結果を初期ゲイン計算部109に出力する。
初期ゲイン計算部109は、状態判断部108から出力された判断結果に基づいて、所望の受信モードに応じて第1受信部102及び第2受信部105の初期ゲインを計算し、計算した第1受信部102の初期ゲインを第1初期ゲイン設定部110に、第2受信部105の初期ゲインを第2初期ゲイン設定部111にそれぞれ出力する。
第1初期ゲイン設定部110は、初期ゲイン計算部109から出力された第1受信部102の初期ゲインを第1スイッチ部112に出力し、第2初期ゲイン設定部111は、初期ゲイン計算部109から出力された第2受信部105の初期ゲインを第2スイッチ部113に出力する。
第1スイッチ部112は、第1初期ゲイン設定部110から出力された第1受信部102の初期ゲインに基づいて、第1初期ゲイン設定部110からの初期ゲイン、または第1検波部103からのゲイン設定値を第1受信部102にゲイン設定する。
第2スイッチ部113は、第2初期ゲイン設定部111から出力された第2受信部105の初期ゲインに基づいて、第2初期ゲイン設定部111からの初期ゲイン、または第2検波部106からのゲイン設定値を第2受信部105にゲイン設定する。
第1アンテナ101、第1受信部102、第1検波部103、第1スイッチ部112で構成されているダイバーシチブランチを第1ブランチとし、第2アンテナ104、第2受信部105、第2検波部106、第2スイッチ部113で構成されているダイバーシチブランチを第2ブランチとする。
図5は、図4に示した受信部の内部構成を示す図である。第1受信部102及び第2受信部105共に、図5に示す機能を有する。受信部は、受信信号から帯域外信号を除去するバンドパスフィルタ(BPF)、バンドパスフィルタの出力信号を増幅する低雑音増幅器(LNA)、局部発振器(Lo)、低雑音増幅器の出力信号と局部発振器の出力とを乗算するミキサ(MIX)、乗算器出力を増幅するゲイン制御増幅器(GCA)、利得制御増幅器で増幅された受信信号の帯域制限を行うローパスフィルタ(LPF)、ローパスフィルタの出力信号をディジタル信号に変換するADコンバータ(ADC)、及び、AD変換器出力信号を帯域制限するデジタルローパスフィルタ(DLPF)を備えている。
次に、図4に示した端末100におけるゲイン設定手順について図6を用いて説明する。図6において、ステップ(以下、「ST」と省略する)201では、状態判断部108がギャップメジャメント開始時にセルIDを取得しているか否かを判定し、セルIDを取得している場合にはST203に移行し、セルIDを取得していない場合にはST202に移行する。
ST202では、セルサーチモードにおけるゲイン設定が開始され、状態判定部108が1回目のギャップメジャメントか否かを判定し、1回目のギャップメジャメントである場合にはST204に移行し、2回目以降のギャップメジャメントである場合にはST203に移行する。
ST203では、第1スイッチ部112及び第2スイッチ部113は、第1ブランチ、第2ブランチのゲイン設定値を、前回のギャップメジャメントの最後に第1検波部103及び第2検波部106で検波された信号強度に基づくゲイン設定値にするよう、第1検波部103、第2検波部106を選択し、その値を各ブランチに設定する。これにより、受信信号を全ダイナミックレンジ内に収容することができる。
ST204では、初期ゲイン計算部109が第1ブランチ、第2ブランチのゲイン設定値を異なる値に設定する。
ST205では、第1ブランチ、第2ブランチは個別にAGC制御を行う。
ここで、第1ブランチと第2ブランチとでゲイン設定値を異なる値に設定する方法について、図7を用いて説明する。例えば、第1ブランチの第1受信部102、及び、第2ブランチの第2受信部105に使用されるADコンバータを12ビット、搬送波(CW:Carrier Wave)入力で1Vp−p(Volt peak to peak) max.として考える。1Vp−p max.の場合、50Ω電力換算で約4dBmとなる。
この場合、一般的には、12ビットADコンバータのダイナミックレンジは72dBになるが、シンボルピーク等による瞬時飽和を防ぐために、ヘッドルームを設定(ここでは18dB)すると、−66dBmの信号をADコンバータ入力までに4−18=−14dBmまで増幅することが、第1受信部102に必要なゲイン設定になる。つまり、−66dBm−(−14dBm)=52dBが第1受信部102のゲイン設定値となる。
これにより、第1アンテナ101端で−104dBmの信号が入力されたとしても、同一ゲイン設定では、量子化雑音+16dBの位置でAD変換することができるため、量子化雑音の影響も0.1dB以下に押さえることが可能になる。
一方で、第2ブランチは−22dBmの信号をADコンバータのヘッドルーム位置まで増幅すれば、第2ブランチのゲイン設定値は−22−(−14)=8dBということになる。
この設定を行うことにより、第2アンテナ104端で−22dBm〜−66dBmの信号が入力されたとしても、同一ゲイン設定では量子化雑音+10dBの位置でAD変換することができる。
このように、第1ブランチと第2ブランチのそれぞれの初期ゲイン設定に52−8=44dBのゲイン差を設けることにより、両ブランチあわせて−104dBm〜−22dBmの信号を1回目のギャップメジャメントの初期受信時に取得することができる。すなわち、1回目のギャップ時間窓の最初の部分にPSS/SSSシンボルが存在する場合においても、1回目のギャップの初期受信時にPSS/SSSシンボルを取得することが可能となる。また、1回目のギャップの初期ゲインをブランチ間で変更すること以外は通常動作となるため、ハードウェアの変更等はほとんど不要であり、比較的容易に実装することができる。
このように、本実施の形態によれば、セルサーチにおける最初のギャップメジャメント時に第1の受信ブランチと第2の受信ブランチとでRF部のトータルゲインを異ならせ、受信信号を全ダイナミックレンジ内に収容することにより、1回目のギャップメジャメントにおけるAGC収束性能を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、第1ブランチのゲイン設定値が第2ブランチのゲイン設定値より高い場合について説明したが、本発明はこれに限らず、両ブランチのゲイン設定値を逆にしてもよい。
また、トータルゲイン設定値は、本実施の形態で設定した第1ブランチのゲイン設定値52dB、第2ブランチのゲイン設定値8dBによらず、PSS/SSSの所要S/Nに応じて設定してもよい(上記の説明では、量子化雑音に対してS/N=10dBに信号が来るように設定)。これにより、所要S/Nに応じて更にダイナミックレンジを増大すること、またはADコンバータのビット数を削減することができ、結果として消費電力を低減することが可能となる。
本発明にかかる無線通信端末装置及びゲイン設定方法は、LTE TDD方式の移動通信システム等に適用できる。
101 第1アンテナ
102 第1受信部
103 第1検波部
104 第2アンテナ
105 第2受信部
106 第2検波部
107 合成デコード部
108 状態判断部
109 初期ゲイン計算部
110 第1初期ゲイン設定部
111 第2初期ゲイン設定部
112 第1スイッチ部
113 第2スイッチ部

Claims (5)

  1. 第1アンテナに対応し、前記第1アンテナを介して信号を受信する第1受信手段と、
    第2アンテナに対応し、前記第2アンテナを介して信号を受信する第2受信手段と、
    1回目のギャップメジャメントにおいて、前記第1受信手段の初期ゲイン設定値と、前記第2受信手段の初期ゲイン設定値とを異なる値に設定するゲイン計算手段と、
    を具備する無線通信端末装置。
  2. 前記受信手段は、
    受信信号から帯域外信号を除去するバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタの出力信号を増幅する低雑音増幅器と、
    前記低雑音増幅器の出力信号と局部発振器の出力とを乗算する乗算器と、
    前記乗算器出力を増幅するゲイン制御増幅器と、
    前記利得制御増幅器で増幅された受信信号の帯域制限を行うローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタの出力信号をディジタル信号に変換するAD変換器と、
    前記AD変換器出力信号を帯域制限するデジタルフィルタと、
    を具備する請求項1に記載の無線通信端末装置。
  3. マルチモードLTE(Long Term Evolution)方式に対応した請求項1に記載の無線通信端末装置。
  4. LTE(Long Term Evolution) TDD(Time Division Duplex)方式に対応した請求項1に記載の無線通信端末装置。
  5. ギャップメジャメントのセルサーチを行う際、複数の受信系にそれぞれ異なる初期ゲイン設定値を設定する工程と、
    前記複数の受信系が、設定された初期ゲイン設定値を用いて、AGC制御を行う工程と、
    を具備するゲイン設定方法。
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