JP2013131081A - 情報処理装置の制御プログラム、制御方法及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置の制御プログラム、制御方法及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本技術の開示での課題は、ユーザがアプリケーションの種別情報の情報を新たに生成することなく、リアルタイム性が必要なアプリケーションであるか否かを判定することができる情報処理装置を提供することである。
【解決手段】アプリケーションを実行する処理部を有する情報処理装置を制御する制御プログラムでは、前記情報処理装置に、前記アプリケーションに含まれる前記アプリケーションを制御する制御情報を取得し、前記取得した制御情報と、前記情報処理装置に格納されている制御情報の組み合わせと前記アプリケーション種別との対応関係を示す種別情報と、前記アプリケーション種別に対応する前記情報処理装置に格納された前記アプリケーションに要求される応答性能情報とに基づいて、前記アプリケーションと前記アプリケーションに対応した応答性能情報とを対応付けた対応情報を生成する処理を実行させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置の制御プログラム、制御方法及び情報処理装置に関する。
情報処理装置では、ユーザ当該装置を利用しているか否かを判定し、CPUの動作周波数を自動的に変更することが一般的に行われている。アプリケーションが動作するために必要な性能情報が既知であれば、アプリケーションが問題なく動作するために必要なCPUの動作周波数を算出し、CPUの動作周波数を算出された値に設定する。算出された値を用いることで、CPUの動作周波数を必要以上に高く設定する必要がなくなり、情報処理装置の消費電力を削減することが可能となる。また、スマートフォンなどの携帯端末装置で多く採用されているOSではCPUの利用率に応じてCPUの動作周波数を変更する方式が採用されている。この方式では、アプリケーションが必要とする最大の計算能力をCPUに与える。
しかし、スマートフォンの場合、ユーザがスマートフォンを直接操作していない場合でも、リアルタイム性が重要となる場面が存在する。例えば、音楽再生、VoIPによる通話、ストリーミングによる音声コンテンツの再生等、スマートフォンにヘッドセットを接続し、スマートフォン本体をユーザの鞄等に収納した状態で利用することがある。そのため、ユーザが直接端末を操作していないが、スマートフォン上にて応答性が重要なアプリケーションを実行していることを検出し、CPUの動作周波数の抑制の実施と解除を切り替える必要がある。
スマートフォンでは、アプリケーションはネット上のマーケットからダウンロードしたアプリケーションをユーザが自由にインストールすることが可能である。これらアプリケーションのパッケージにはアプリケーションの性能情報やリアルタイム性が必要なアプリケーションであるか否かを判定するために用いられるアプリケーションの種別情報は含まれていない。
先行技術文献としては、下記のものがある。
特開平08−76874号公報 特開2005−285093号公報
そのため、ユーザがスマートフォンを操作しない場合でもリアルタイム性を実現するためには、CPUの動作周波数の抑制を実施したり、解除したりするために必要な情報を記述するフィールドを全てのアプリケーションに追加するか、ユーザがインストールしたアプリケーションの種別情報を設定ファイル等に記述する必要がある。
しかし、アプリパッケージの形式の変更やユーザによる登録作業は容易に実行することができないため、現在のアプリパッケージに含まれている情報のみから、アプリケーションの種別情報を推測することが必要である。
本技術の開示での課題は、ユーザがアプリケーションの種別情報の情報を新たに生成することなく、リアルタイム性が必要なアプリケーションであるか否かを判定することができる情報処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、アプリケーションを実行可能な処理部を有する情報処理装置を制御する制御プログラムは、前記情報処理装置に、前記アプリケーションに含まれる前記アプリケーションを制御する制御情報を取得し、前記取得した制御情報と、前記情報処理装置に格納されている制御情報の組み合わせと前記アプリケーション種別との対応関係を示す種別情報と、前記アプリケーション種別に対応する前記情報処理装置に格納された前記アプリケーションに要求される応答性能情報とに基づいて、前記アプリケーションと前記アプリケーションに対応した応答性能情報とを対応付けた対応情報を生成し、前記対応情報に記載されたアプリケーションが稼働している場合、前記対応情報に記載された前記アプリケーションに対応した応答性能情報に基づいて前記処理部の動作周波数を制御する処理を実行させる。
本開示の技術の一側面によれば、アプリケーションのアクセス制御情報からアプリケーションの種別を推測することにより、ユーザやアプリケーション開発者がアプリケーションの種別情報を新たに用意することなく、リアルタイム性が必要なアプリケーションであるか否かの判定を行うことができる。
情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 アプリケーションパッケージの構成とインストール時の格納先について示した図である。 情報処理装置の機能ブロック図(その1)である。 アプリ種別判定ルールを示す図である。 要求性能判定ルールを示す図(その1)である。 パッケージDBを示す図である。 判定結果表を示す図(その1)である。 アプリ要求性能事前登録表を示す図である。 アプリ要求性能リストを示す図(その1)である。 アプリ要求性能リストの生成処理に関するフローチャート(その1)である。 アプリ種別判定ルールで一致するエントリを検索する処理の詳細を示すフローチャートである。 ルール検索を示す図(その1)である。 ルール検索を示す図(その2)である。 アプリ要求性能リストの生成処理に関するフローチャート(その2)である。 アプリ動作有無判定部の動作に関するフローチャート(その1)である。 スマートフォンにおけるCPU動作周波数の制御イメージを示す図(その1)である。 要求性能判定ルールを示す図(その2)である。 判定結果表を示す図(その2)である。 アプリ要求性能リストを示す図(その2)である。 スマートフォンにおけるCPU動作周波数の制御イメージを示す図(その2)である。 情報処理装置の機能ブロック図(その2)である。 アプリ要求性能リストの生成処理に関するフローチャート(その3)である。 アプリ要求性能リストの生成処理に関するフローチャート(その4)を示す。 アプリ動作有無判定部の動作に関するフローチャート(その2)である。 情報処理装置の機能ブロック図(その3)である。 アプリ管理部の機能ブロック図である。 アプリ要求性能リストの生成処理に関するフローチャート(その5)を示す。 アプリ管理部の処理に関するフローチャートである。 アプリ動作有無判定部の動作に関するフローチャート(その3)である。
以下、本実施形態における情報処理装置について説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態における情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。図1に示す情報処理装置100は、例えばスマートフォンやタブレットPC(Personal Computer)などの携帯情報端末である。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)201と、メインメモリ202と、補助メモリ203と、クロック供給回路204と、電圧供給回路205と、RF(Radio Frequency)部206と、アンテナ207と、バッテリ208とをハードウェアモジュールとして備えている。また、情報処理装置100は、電源回路209と、カメラモジュール210と、ブルートゥースインターフェース211と、GPSモジュール212と、LCD(Liquid Crystal Display)213と、センサ214と、外部給電部215とをハードウェアモジュールとして備えている。各ハードウェアモジュールは、例えばバス216によって接続されている。
CPU201は、情報処理装置100の全体の制御を司る。また、CPU201は、クロック供給回路204から供給されるクロック信号及び電圧供給回路205から供給される電圧によって動作する。CPU201は、ソフト処理が不要な時は完全に動作を休止し、外部からの割り込みがあるまでスリープすることで消費電力を削減している。なお、CPU201はクアッドコアCPU等、任意の数のコアを有していても良い。
メインメモリ202は、例えばRAM(Random Access Memory)である。メインメモリ202は、CPU201のワークエリアとして使用される。
補助メモリ203は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発メモリである。補助メモリ203には、情報処理装置100を動作させる各種のプログラムが記憶されている。補助メモリ203に記憶されたプログラムは、メインメモリ202にロードされてCPU201によって実行される。これによって、後述する各種プログラムが情報処理装置100にて実行されるようになる。
クロック供給回路204は、周波数が可変のクロック信号をCPU201へ供給する。クロック供給回路204は、例えば、クロック信号を発振する水晶振動子及びRTC(Real Time Clock)などによって実現することができる。電圧供給回路205は、電源回路209から供給される電力によってCPU201に可変の電圧を供給する。電圧供給回路205は、例えば、ボルテージディテクタ及びボルテージレギュレータなどによって実現することができる。
RF部206は、CPU201からの制御により、高周波信号をアンテナ207から他の無線通信装置へ送信するトランスミッタの機能を有する。また、RF部206は、アンテナ207によって受信された高周波信号をベースバンド信号に変換してCPU201へ出力するレシーバの機能を有する。
バッテリ208は、電源回路209へ電力を供給する。バッテリ208は、例えばリチウムイオン電池などの電池と電池保護用のIC(Integrated Circuit)などによって実現することができる。電源回路209は、バッテリ208から供給される電力を不図示の電源線を介して情報処理装置100の各ハードウェアモジュールへ供給する。また、電源回路209は、外部給電部215に外部電源が接続されている場合は、外部給電部215から供給される電力を情報処理装置100の各ハードウェアモジュールへ供給しても良い。電源回路209は、例えばスイッチングレギュレータ及びボルテージレギュレータによって実現することができる。
カメラモジュール210は、CPU201からの制御により、被写体を撮影し、撮影により得られた映像データを取得する。ブルートゥースインターフェース211は、CPU201からの制御により、他の通信装置との間でBluetooth(登録商標)による無線通信を行う通信インターフェースである。また、情報処理装置100は、ブルートゥースインターフェース211の他に、無線LAN(Local Area Network)などの無線通信インターフェースを備えていてもよい。
GPSモジュール212は、CPU201からの制御により、人工衛星の発する電波を受信することによって情報処理装置100の地球上の現在位置を示す位置情報を取得する。
LCD213は、CPU201からの制御により、ユーザに対して画像を表示する画像表示装置である。また、LCD213は、タッチパッドなどの位置入力機能も兼ね備えたタッチパネルであってもよい。
センサ214は、CPU201からの制御により、情報処理装置100の内部の各状態を示す情報を取得する。センサ214としては、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、照度センサ、地磁気センサ、傾きセンサ、加圧センサ、接近センサ、温度センサなどを挙げることができる。
図2は、本実施形態におけるアプリケーションパッケージ304の構成とインストール時の格納先について示した図である。
スマートフォンでは、有料無料を問わず、世界中のアプリケーション開発者が提供するアプリケーションパッケージをユーザがネットワークからダウンロードし、端末にインストールして利用する。そのため、セキュリティ上の理由からアプリケーションパッケージにはデータ通信を行うか否か、無線LANを利用するか否か、GPSを利用した高精度の位置測位を行うか否か、ユーザの個人情報を読取るか否かといったアクセス制御情報が添付されている。ユーザが当該アクセス制御情報を参照し、そのアプリケーションを実際に利用するか否か判定するだけでなく、システムはアプリケーション実行時に、該当アプリケーションパッケージに添付されたアクセス制御情報にない動作をアプリケーションが行おうとした場合にそれを防止する。そのため、スマートフォンでは、アプリケーションのインストール時にパッケージ内のアクセス制御情報は端末内部に保存されている。
アプリケーションパッケージ304は、アプリケーション、設定ファイル、付属データ及びアクセス制御情報を有する。アプリ管理部301は、各種アプリケーションを管理する。アプリ管理部301は、アプリケーション、設定ファイル及び付属データをストレージ302に格納する。アプリ管理部301は、アプリケーション名、アクセス制御情報及びプログラム等格納先情報をパッケージ情報DB303に格納する。
図3に、図1に示した情報処理装置100の機能ブロック図を示す。本実施形態では、一定時間間隔でインストール済みアプリケーションのパッケージ情報DB303を調査し、アプリ要求性能リスト311を再構成すると共に、アプリケーションが利用しているCPU時間の観測結果に基づいて、応答性能が重要となるアプリケーションが実際に使われているか否かを判定することについて説明する。
情報処理装置100は、パッケージ情報DB303、アプリ要求性能事前登録表305、アプリ種別判定ルール307、アプリ要求性能判定部309、アプリ要求性能リスト311、アプリ動作有無判定部313、カーネル323、ミドルウェア315、ハード状態検出部317、省電力部319及びルールDB321を有する。カーネル323は、タイマ部325、プロセス管理部327及びCPU動作周波数制御部329を有する。なお、既に説明したものについては同一番号を付し、その説明を省略する。
アプリ要求性能事前登録表305は、あるアプリケーションに要求される性能を事前に定義した表である。アプリ種別判定ルール307は、アプリケーションの種別を判定するための論理式とアプリケーションの種別とを対応付けたルールである。アプリ要求性能判定部309は、パッケージ情報DB303、アプリ要求性能事前登録表305及び判定ルール307を参照して、アクセス制御情報の組み合わせを解析し、アプリケーションの種類を判定する。そして、アプリ要求性能判定部309は、アプリ要求性能リスト311を生成する。なお、アプリ要求性能判定部309は、これらの動作をタイマ部325からの通知に基づいて行う。アプリ要求性能リスト311は、後述する判定結果表440とアプリ要求性能事前登録表450とをマージしたリストである。アプリ動作有無判定部313は、タイマ部325からの通知に基づいて一定間隔で、アプリケーションのプロセスを読み取って解析を行う。そして、アプリ動作有無判定部313は、アプリ要求性能リスト311を参照して、監視対象アプリリストに名前があるアプリケーションがCPUタイムを基準値以上消費したことを検出し、監視対象アプリ活性イベント通知を省電力部319に対して行う。ミドルウェア315は、例えば、Androidフレームワーク(登録商標)等のアプリケーションの土台として機能するソフトウェアである。ミドルウェア315は、例えば、LCD213のオン・オフの変化があったことをハード状態検出部317に通知する。ハード状態検出部317は、LCD213の状態変化を検出し、省電力部319に通知する。省電力部319は、CPU動作周波数制御部329にCPU201の動作周波数の変更指示を送信する。カーネル323は、アプリケーションや周辺機器の監視、メモリ等の資源の管理、割り込み処理等の機能を提供する。タイマ部325は、時刻情報を取得する。プロセス管理部327は、アプリケーションのプロセスを管理する。CPU動作周波数制御部329は、CPU201の動作周波数を制御する。
図4に、アプリ種別判定ルール307を示す。スマートフォンでは、マーケットに対して誰でも開発したアプリケーションを自由に登録可能であるため、アプリケーションによる端末内のデータや周辺機器に対するアクセスを制御するためのアクセス制御情報がアプリケーションに含まれている。ユーザはアプリケーションのインストール時にアクセス制御情報を参照し、望まないデータや周辺機器へのアクセスの有無を確認し、アプリケーションをインストールするか否かを判断する。また、アプリケーション実行中はOSのセキュリティ機能により、アプリケーションのアクセス制御情報に記述のないデータや周辺機器へのアクセスがあった場合に、ブロックする。アクセス制御情報には、個人情報へのアクセスだけでなく、録音、カメラの利用、LCDをオフにしている状態でも端末が定期的なスリープ状態に移行することを防止するなどの項目がある。本実施形態では、1つのアプリケーションに含まれる複数のアクセス制御情報を論理式に当てはめることにより、アプリケーションの種別を判定することが可能であることに着目している。
アプリ種別判定ルール307は、式412とアクション414とを有する。式412は、アプリケーションの種別を判定するための論理式を示している。アクション414は、式412から判定されるアプリケーションの種別を示している。例えば、アプリケーションに含まれるアクセス制御情報が論理式「端末のスリープ防止and 録音 and (音声設定変更 or 端末設定全般変更)and完全なインターネットアクセス」を満たす場合、アプリケーションの種別は「VoIP」と判定される。ここで、アプリケーションの種別とは、アプリケーションが使用するファイル転送方式や利用する機器の情報を示す。
図5に、要求性能判定ルール420を示す。要求性能判定ルール420は、式412とアクション414とを有する。式412は、アプリケーションの種別を示している。アクション414は、式412に示されているアプリケーションの種別に対応するアクションを示している。要求性能判定ルール420は、例えば、アプリケーションの種別が、「VoIPまたはストリーミングまたはICレコーダ」である場合、LCD213がオフ時でもリアルタイム応答が必要であることを示す。ここで、アプリケーションの要求性能とは、LCD213がOFFの時でも当該アプリケーションにリアルタイム応答が要求されることを示す。
図6に、パッケージDB430を示す。パッケージDB430は、アプリ名432と、アクセス制御情報434と、作者情報436と及びファイル情報438とを有する。アプリ名432はアプリケーションの名称を示す。アクセス制御情報434は、アプリケーションによる端末内のデータや周辺機器に対するアクセスを制御するための情報である。アクセス制御情報434は、例えば、「端末のスリープ防止」、「録音」、「音声設定変更」、「完全なインターネットアクセス」等を有する。作者情報は、アプリケーションの作者の情報を示す。ファイル情報438は、アプリパッケージ更新及び削除に利用する情報である。
例えば、アプリAは、「端末のスリープ防止」、「録音」、「音声設定変更」及び「完全なインターネットアクセス」が許可されている。一方、例えばアプリGは、「端末のスリープ防止」及び「完全なインターネットアクセス」が許可されている。アクセス制御情報434から、それぞれアプリA及びアプリBはVoIP、アプリCはストリーミング、アプリDはICレコーダ、アプリEはブラウザ、アプリFは音声検索、アプリGはナビ系のアプリケーションであることが分かる。
図7に、判定結果表440を示す。判定結果表440は、アプリ名432及び要求性能444を有する。アプリ要求性能判定部309は、アプリ種別判定ルール307、要求性能判定ルール420及びパッケージ情報DB303に基づいて、判定結果表440を生成する。判定結果表440は、あるアプリケーションに対して、LCD213がオフ時にリアルタイム応答が必要か否かを示している。
図8に、アプリ要求性能事前登録表305を示す。アプリ要求性能事前登録表305は、アプリ名432及び要求性能444を有する。アプリ要求性能事前登録表305は、管理者によって事前に生成される。アプリ要求性能事前登録表305は、例えば、OS標準サービスXはLCD213がオフ時にリアルタイム応答が必要であることを示している。
図9に、アプリ要求性能リスト311を示す。アプリ要求性能リスト311は、アプリ名432及び要求性能444を有する。アプリ要求性能判定部309は、判定結果表440とアプリ要求性能事前登録表305とをマージすることでアプリ要求性能リスト311を生成する。
図10に、アプリ要求性能リスト311の生成処理に関するフローチャートを示す。
S101において、アプリ要求性能判定部309は、パッケージ情報DB303からアクセス制御情報を読み取る。アプリ要求性能判定部309は、処理をS102へ移行する。
S102において、アプリ要求性能判定部309は、読み取ったアクセス制御情報に基づいて、アプリ種別判定ルール307を参照して、一致するエントリを検索する。アプリ要求性能判定部309は、処理をS103へ移行する。
S103において、アプリ要求性能判定部309は、一致したルールのアクションを参照して、アプリケーションの種別を判定する。アプリ要求性能判定部309は、処理をS104へ移行する。
S104において、アプリ要求性能判定部309は、アプリケーションの種別が定義済みか否かを判定する。アプリケーションの種別が定義済みである場合、アプリ要求性能判定部309は、処理をS107へ移行する。一方、アプリケーションの種別が定義済みでない場合、アプリ要求性能判定部309は、処理をS105へ移行する。
S105において、アプリ要求性能判定部309は、要求性能判定ルール420を参照して、アプリケーションの種別に対応するアクションを検索する。アプリ要求性能判定部309は、処理をS106へ移行する。
S106において、アプリ要求性能判定部309は、判定結果表440にアプリ名と要求性能とを対応付けて書き込む。アプリ要求性能判定部309は、処理をS107へ移行する。
S107において、アプリ要求性能判定部309は、全てのアプリケーションに対して処理を行ったか否かを判定する。全てのアプリケーションに対して処理を行った場合、アプリ要求性能判定部309は、処理をS108へ移行する。全てのアプリケーションに対して処理を行っていない場合、アプリ要求性能判定部309は、処理をS101へ戻す。
S108において、アプリ要求性能判定部309は、アプリ要求性能事前登録表305と判定結果表440とをマージする。アプリ要求性能判定部309は、処理をS109へ移行する。
S109において、アプリ要求性能判定部309は、S108におけるマージ処理に基づいてアプリ要求性能リスト311を生成する。アプリ要求性能判定部309は、処理を終了する。
図11は、図10を用いて説明したS102におけるアプリケーションの種別判定ルールで一致するエントリを検索する処理の詳細を示すフローチャートである。
S111において、アプリ要求性能判定部309は、アプリケーションの種別判定ルール307を参照して、図12に示すようにアクセス制御情報のうちアプリケーションの種別判定ルール307に出現するものをマーキングする。アプリ要求性能判定部309は、処理をS112へ移行する。
S112において、アプリ要求性能判定部309は、図12に示すようにアプリケーションの種別判定ルール307に出現しなかったアクセス制御情報を削除する。アプリ要求性能判定部309は、処理をS113へ移行する。
S113において、アプリ要求性能判定部309は、各ルールに対して、ルール中に出現しなかったアクセス制御情報がないアプリケーションしか適合しないように、否定条件を追加する。否定条件を追加したアプリケーションの種別判定ルール307を図13に示す。アプリ要求性能判定部309は、処理を終了する。
図14に、アプリ要求性能リスト311の生成処理に関するフローチャートを示す。
S121において、アプリ要求性能判定部309は、タイマ部325から一定時間が経過した旨の通知があったか否かを判定する。タイマ部325から一定時間が経過した旨の通知があった場合、アプリ要求性能判定部309は処理をS122へ移行する。一方、タイマ部325から一定時間が経過した旨の通知がない場合、アプリ要求性能判定部309は処理をS121へ戻す。
S122において、アプリ要求性能判定部309は、アプリ要求性能リスト311の生成処理を行う。アプリ要求性能判定部309は、処理を終了する。
図15に、アプリ動作有無判定部313の動作に関するフローチャートを示す。
S131において、アプリ動作有無判定部313は、タイマ部325から一定時間が経過した旨の通知があったか否かを判定する。タイマ部325から一定時間が経過した旨の通知があった場合、アプリ動作有無判定部313は処理をS132へ移行する。一方、タイマ部325から一定時間が経過した旨の通知がない場合、アプリ動作有無判定部313は処理をS131へ戻す。
S132において、アプリ動作有無判定部313は、プロセス管理部327からアプリケーションのプロセス情報を取得し、解析を行う。アプリ動作有無判定部313は、処理をS133へ移行する。
S133において、アプリ動作有無判定部313は、アプリ要求性能リスト311を参照して、アプリ名を取得する。アプリ動作有無判定部313は、処理をS134へ移行する。
S134において、アプリ動作有無判定部313は、S133において取得したアプリ名に対応するアプリケーションが消費したCPUタイムを取得する。アプリ動作有無判定部313は、処理をS135へ移行する。
S135において、アプリ動作有無判定部313は、消費したCPUタイムが基準値以上のアプリケーションが存在するか否かを判定する。消費したCPUタイムが基準値以上のアプリケーションが存在する場合、アプリ動作有無判定部313は、処理をS136へ移行する。一方、消費したCPUタイムが基準値以上のアプリケーションが存在しない場合、アプリ動作有無判定部313は、処理を終了する。
S136において、アプリ動作有無判定部313は、消費したCPUタイムが基準値以上のアプリケーションが存在する旨を省電力部319に通知する。省電力部319は、CPU動作周波数制御部329にCPU動作周波数制御変更指示を通知することで、CPU動作周波数制御部329にCPUの動作周波数を制御させる。アプリ動作有無判定部313は、処理を終了する。
図16に、スマートフォンにおけるCPU動作周波数の制御イメージを示す。本実施形態では、LCD213をオフにした状態で利用するアプリケーションにリアルタイム応答が必要か否かを判定している。LCD213がオンである場合と、LCD213がオフであるがVoIP等を利用するアプリケーションを動作させている場合は、端末をユーザが直接操作していると判定し、CPUの動作周波数を高く設定する、もしくは、OSのカーネルがCPUの動作周波数を高く設定できるように、パラメータを調整する。
また、図17に、アプリケーションの要求性能の内容が異なり、要求性能が複雑になる場合の要求性能判定ルール420を示す。VoIP等のアプリケーションを処理の遅延に対する耐性に基づいて、複数の段階に分割する。以後は上述した処理と同様に、図18に示した判定結果表440を用いて、図19に示したアプリ要求性能リスト311を生成する。
図20に、スマートフォンにおけるCPU動作周波数の制御イメージを示す。本実施形態では、LCD213がオフである状態でVoIP等のアプリケーションを利用中である場合に、OSのカーネル323に対して設定するCPU201の動作周波数の上限値を変化させる。
(実施形態2)
図21に、図1に示した情報処理装置100の機能ブロック図を示す。本実施形態では、アプリケーションの動作の判定をデバイスアクセスの検出で実施し、アプリ要求性能リスト311の生成を、インストーラの動作終了のイベントで実施する場合について説明する。
情報処理装置100は、パッケージ情報DB303、アプリ要求性能事前登録表305、アプリ種別判定ルール307、アプリ管理部301、アプリ要求性能判定部309、アプリ要求性能リスト311、アプリ動作有無判定部313、カーネル323、ミドルウェア315、ハード状態検出部317、省電力部319及びルールDB321を有する。カーネル323は、タイマ部325、デバイスドライバ331及びCPU動作周波数制御部329を有する。なお、上述したものについては同一番号を付し、その説明を省略する。
アプリ管理部301は、アプリ要求性能判定部309にアプリメンテナンスイベント通知を行う。アプリ管理部301は、アプリケーションのインストールやアンインストールの完了をアプリ要求性能判定部309に通知する。デバイスドライバ331は、デバイスへのアクセスを検出し、アプリ動作有無判定部313にデバイスアクセスイベント通知を行う。アプリ動作有無判定部313は、省電力部319に監視対象アプリ活性イベント通知を行う。アプリ動作有無判定部313は、省電力部319に監視対象アプリリストに名前が存在するアプリケーションが特定のデバイスにアクセスしたことを通知する。
図22に、アプリ要求性能リスト311の生成処理に関するフローチャートを示す。
S201において、アプリ要求性能判定部309は、デバイスドライバ331からデバイスアクセスを検出した旨の通知があったか否かを判定する。デバイスドライバ331からデバイスアクセスを検出した旨の通知があった場合、アプリ要求性能判定部309は処理をS202へ移行する。一方、デバイスドライバ331からデバイスアクセスを検出した旨の通知がない場合、アプリ要求性能判定部309は処理をS201へ戻す。
S202において、アプリ要求性能判定部309は、アプリ要求性能リスト311の生成処理を行う。アプリ要求性能判定部309は、処理を終了する。
図23に、アプリ要求性能リスト311の生成処理に関するフローチャートを示す。
S211において、アプリ要求性能判定部309は、アプリ管理部301からアプリメンテナンスイベント通知があったか否かを判定する。アプリ管理部301からアプリメンテナンスイベント通知があった場合、アプリ要求性能判定部309は処理をS212へ移行する。一方、アプリ管理部301からアプリメンテナンスイベント通知がない場合、アプリ要求性能判定部309は処理をS211へ戻す。
S212において、アプリ要求性能判定部309は、アプリ要求性能リスト311の生成処理を行う。アプリ要求性能判定部309は、処理を終了する。
図24に、本実施形態におけるアプリ動作有無判定部313の動作に関するフローチャートを示す。
S221において、アプリ動作有無判定部313は、デバイスドライバ331からデバイスアクセスを検出した旨の通知があったか否かを判定する。デバイスドライバ331からデバイスアクセスを検出した旨の通知があった場合、アプリ要求性能判定部309は処理をS222へ移行する。一方、デバイスドライバ331からデバイスアクセスを検出した旨の通知がない場合、アプリ要求性能判定部309は処理をS221へ戻す。
S222において、アプリ動作有無判定部313は、アプリ要求性能リスト311を参照して、アプリ名を取得する。アプリ動作有無判定部313は、処理をS223へ移行する。
S223において、アプリ動作有無判定部313は、S222において取得したアプリ名に対応するアプリケーションが特定のデバイスにアクセスしたか否かを判定する。S222において取得したアプリ名に対応するアプリケーションが特定のデバイスにアクセスした場合、アプリ動作有無判定部313は、処理をS224へ移行する。一方、S222において取得したアプリ名に対応するアプリケーションが特定のデバイスにアクセスしていない場合、アプリ動作有無判定部313は、処理を終了する。
S224において、アプリ動作有無判定部313は、S222において取得したアプリ名に対応するアプリケーションが特定のデバイスにアクセスした旨を省電力部319に通知する。省電力部319は、CPU動作周波数制御部329にCPU動作周波数制御変更指示を通知することで、CPU動作周波数制御部329にCPUの動作周波数を制御させる。アプリ動作有無判定部313は、処理を終了する。
(実施形態3)
図25に、図1に示した情報処理装置100の機能ブロック図を示す。本実施形態では、アプリケーションが動作しているか否かの判定はアプリケーションの処理に要したCPUの割り当て時間とデバイスアクセスの有無の両方を用い、アプリ要求性能リスト311の生成機能をアプリケーションのインストーラの中に作り込んだ場合について説明する。
情報処理装置100は、ストレージ302、パッケージ情報DB303、アプリ要求性能事前登録表305、判定ルール307、アプリ管理部301、アプリケーションパッケージ304、アプリ要求性能リスト311、アプリ動作有無判定部313、カーネル323、ミドルウェア315、ハード状態検出部317、省電力部319及びルールDB321を有する。カーネル323は、タイマ部325、デバイスドライバ331、プロセス管理部327及びCPU動作周波数制御部329を有する。なお、上述したものについては同一番号を付し、その説明を省略する。
アプリ管理部301は、アプリケーションのインストールまたはアンインストール時にアプリ要求性能リスト311を更新する。アプリ動作有無判定部313は、タイマ部325からの通知に基づいて一定間隔で、アプリケーションのプロセスを読み取って解析を行う。そして、アプリ動作有無判定部313は、アプリ要求性能リスト311を参照して、監視対象アプリリストに名前があるアプリケーションがCPUタイムを基準値以上消費したことを検出し、監視対象アプリ活性イベント通知を省電力部319に対して行う。また、アプリ動作有無判定部313にデバイスアクセスイベント通知を行う。アプリ動作有無判定部313は、省電力部319に監視対象アプリリストに名前が存在するアプリケーションが特定のデバイスにアクセスしたことを通知する。
図26に、アプリ管理部301の機能ブロック図を示す。アプリ管理部301は、インストール処理部333、アンインストール処理部335、アプリリスト削除処理部337、アクセス権限変更部339、アプリリストクラス変更部341及びアプリリスト追加処理部343を有する。インストール処理部333はインストール処理を行う。アンインストール処理部335はアンインストール処理を行う。アクセス権限変更部339は、アクセス権限の変更を行う。アプリリストクラス変更部341は、アプリ要求性能リスト311に対してアプリケーションのクラス変更を行う。アプリリスト追加処理部343は、アプリ要求性能リスト311に対して新たにアプリケーション名を追加する。
図27に、アプリ要求性能リスト311の生成処理に関するフローチャートを示す。
S301において、アプリ管理部301は、アプリケーションのインストール処理またはアンインストール処理のいずれかが完了したか否かを判定する。アプリケーションのインストール処理またはアンインストール処理のいずれかが完了した場合、アプリ管理部301は、処理をS302へ移行する。一方、アプリケーションのインストール処理またはアンインストール処理のいずれかが完了していない場合、アプリ管理部301は、処理をS301に戻す。
S302において、アプリ管理部301は、アプリ要求性能リスト311の生成処理を行う。アプリ要求性能判定部309は、処理を終了する。
図28にアプリ管理部301の処理に関するフローチャートを示す。
S311において、アクセス権限変更部339は、処理内容を判定する。処理内容がアクセス権限変更の場合、アクセス権限変更部339は、処理をS312へ移行する。また、処理内容がアンインストールの場合、アクセス権限変更部339は、処理をS314へ移行する。さらに、処理内容がインストールの場合、アプリ管理部301は、処理をS316へ移行する。
S312において、アクセス権限変更部339は、アクセス権限変更処理を行う。アプリリストクラス変更部341は、処理をS313へ移行する。
S313において、アプリリストクラス変更部341は、アプリ要求性能リスト311に対してアプリケーションのクラス変更を行う。アプリリストクラス変更部341は、処理を終了する。
S314において、アンインストール処理部335は、アンインストール処理を行う。アンインストール処理部335は、処理をS315へ移行する。
S315において、アプリリスト削除処理部337、アプリ要求性能リスト311に対してアプリケーション名の削除処理を行う。アプリリスト削除処理部337は、処理を終了する。
S316において、インストール処理部333は、インストール内容を判定する。インストール内容が新規インストールの場合、インストール処理部333は、処理をS317へ移行する。一方、インストール内容がバージョンアップインストールの場合、インストール処理部333は、処理をS319へ移行する。
S317において、インストール処理部333は、インストール処理を実行する。アプリ管理部301は、処理をS318へ移行する。
S318において、アプリリスト追加処理部343は、アプリ要求性能リスト311に対してアプリケーション名の追加処理を行う。アプリリスト追加処理部343は、処理を終了する。
S319において、インストール処理部333は、アクセス制御情報の変更が有るか否かを判定する。アクセス制御情報の変更が有る場合、インストール処理部333は、処理をS320へ移行する。一方、アクセス制御情報の変更が無い場合、インストール処理部333は、処理をS322へ移行する。
S320において、インストール処理部333は、バージョンアップ処理を実行する。インストール処理部333は、処理をS321へ移行する。
S321において、アプリリストクラス変更部341は、アプリ要求性能リスト311に対してアプリケーションのクラス変更を行う。アプリリストクラス変更部341は、処理を終了する。
S322において、インストール処理部333は、バージョンアップ処理を実行する。アプリ管理部301は、処理を終了する。
図29に、アプリ動作有無判定部313の動作に関するフローチャートを示す。
S331において、アプリ動作有無判定部313は、タイマ部325から一定時間が経過した旨の通知があったか否かを判定する。タイマ部325から一定時間が経過した旨の通知があった場合、アプリ動作有無判定部313は処理をS333へ移行する。一方、タイマ部325から一定時間が経過した旨の通知がない場合、アプリ動作有無判定部313は処理をS332へ移行する。
S332において、アプリ動作有無判定部313は、デバイスドライバ331からデバイスアクセスを検出した旨の通知があったか否かを判定する。デバイスドライバ331からデバイスアクセスを検出した旨の通知があった場合、アプリ要求性能判定部309は処理をS333へ移行する。一方、デバイスドライバ331からデバイスアクセスを検出した旨の通知がない場合、アプリ要求性能判定部309は処理をS331へ戻す。
S333において、アプリ動作有無判定部313は、プロセス管理部327からアプリケーションのプロセス情報を取得し、解析を行う。アプリ動作有無判定部313は、処理をS334へ移行する。
S334において、アプリ動作有無判定部313は、アプリ要求性能リスト311を参照して、アプリ名を取得する。アプリ動作有無判定部313は、処理をS335へ移行する。
S335において、アプリ動作有無判定部313は、S334において取得したアプリ名に対応するアプリケーションが消費したCPUタイムを取得する。アプリ動作有無判定部313は、処理をS336へ移行する。
S336において、アプリ動作有無判定部313は、消費したCPUタイムが基準値以上のアプリケーションが存在するか否か、また、S334において取得したアプリ名に対応するアプリケーションが特定のデバイスにアクセスしたか否かを判定する。この判定を満たす場合、アプリ動作有無判定部313は、処理をS337へ移行する。一方、この判定を満たさない場合、アプリ動作有無判定部313は、処理を終了する。
S337において、アプリ動作有無判定部313は、省電力部319に、CPU動作周波数制御部329に対してCPU動作周波数制御変更指示を通知させることで、CPU動作周波数制御部329にCPUの動作周波数を制御させる。アプリ動作有無判定部313は、処理を終了する。
本実施形態では、アプリ要求性能リストの生成方法とアプリケーションの動作の判定方法や実装手法の差により複数の実施例が構成可能である。アプリの要求性能リストの生成機能の実装方法は大きく分けて、「一定時間間隔でパッケージ情報DBからアプリ要求性能リストを再構成する方法」、「インストーラによる何らかの処理の終了をトリガとして、要求性能リストを再構成する方法」及び「インストーラ内部に要求性能リストを再構成する機能を埋め込む方法」の3つ存在する。
また、同様にアプリケーションの動作を判定するための方法は大きく分けて、「一定時間間隔でアプリが利用したCPU時間をチェックして、チェックしたCPU時間に基づき判定する方法」、「周辺機器へのアクセスを検出する方法」及び「一定時間間隔でアプリケーションが利用したCPU時間をチェックして、チェックしたCPU時間に基づき判定する方法と、周辺機器へのアクセスを検出する方法とを併用する方法」の3つ存在する。
本実施形態で説明した以外にも、「一定時間間隔でパッケージ情報DBからアプリ要求性能リストを再構成する方法」と「周辺機器へのアクセスを検出する方法」とを組み合わせた実施例、「一定時間間隔でパッケージ情報DBからアプリ要求性能リストを再構成する方法」と「一定時間間隔でアプリケーションが利用したCPU時間をチェックして、チェックしたCPU時間に基づき判定する方法と、周辺機器へのアクセスを検出する方法とを併用する方法」とを組み合わせた実施例がある。
また、「インストーラによる何らかの処理の終了をトリガとして、要求性能リストを再構成する方法」と「周辺機器へのアクセスを検出する方法」とを組み合わせた実施例、「インストーラによる何らかの処理の終了をトリガとして、要求性能リストを再構成する方法」と「一定時間間隔でアプリケーションが利用したCPU時間をチェックして、チェックしたCPU時間に基づき判定する方法と、周辺機器へのアクセスを検出する方法とを併用する方法」とを組み合わせた実施例がある。
さらに、「インストーラ内部に要求性能リストを再構成する機能を埋め込む方法」と「一定時間間隔でアプリケーションが利用したCPU時間をチェックして、チェックしたCPU時間に基づき判定する方法」とを組み合わせた実施例、「インストーラ内部に要求性能リストを再構成する機能を埋め込む方法」と「周辺機器へのアクセスを検出する方法」とを組み合わせた実施例がある。
以上、本実施形態によれば、スマートフォンのアプリパッケージに付属するアプリケーションのアクセス制御情報の内容からアプリケーションの種類を推測することにより、端末ユーザやアプリ開発者がアプリケーションの種別の情報を新規に用意することなく、アプリケーションの要求性能の判定(リアルタイム性が必要なアプリケーションであるか否かの種別判定)を行うことができる。この判定結果に基づいて、LCDがオフの状態におけるCPUの動作周波数の抑制の実施と解除を制御することにより、スマートフォンの消費電力の削減とユーザの体感性能の確保を両立させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、例えば、音楽再生、VoIPによる通話、ストリーミングによる音声コンテンツの再生等、ユーザが直接操作していない場合でも、リアルタイム性が重要となる利用シーンにおいて、LCDがオフであっても、応答性が重要なアプリケーションを実行していることを検出し、CPUの動作周波数の抑制の実施と解除を切り替えることができる。ゆえに、例えば、LCDがオフの時でも、応答性が重要なアプリケーションが実行されている場合は、電力設定を処理優先モードに切り替えることで、音飛び等が発生することを防ぐことができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の情報処理装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100 情報処理装置
201 CPU
202 メインメモリ
203 補助メモリ
204 クロック供給回路
205 電圧供給回路
206 RF部
207 アンテナ
208 バッテリ
209 電源回路
210 カメラモジュール
211 ブルートゥースインターフェース
212 GPSモジュール
213 LCD
214 センサ
215 外部給電部
216 バス
301 アプリ管理部
302 ストレージ
303 パッケージ情報DB
304 アプリパッケージ
305 アプリ要求性能事前登録表
307 アプリ種別判定ルール
309 アプリ要求性能判定部
311 アプリ要求性能リスト
313 アプリ動作有無判定部
315 ミドルウェア
317 ハード状態検出部
319 省電力部
321 ルールDB
323 カーネル
325 タイマ部
327 プロセス管理部
329 CPU動作周波数制御部
331 デバイスドライバ
333 インストール処理部
335 アンインストール処理部
337 アプリリスト削除処理部
339 アクセス権限変更部
341 アプリリストクラス変更部
343 アプリリスト追加処理部
412 式
414 アクション
432 アプリ名
434 アクセス制御情報
436 作者情報
438 ファイル情報
444 要求性能
452 プログラム名

Claims (9)

  1. アプリケーションを実行可能な処理部を有する情報処理装置を制御する制御プログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記アプリケーションに含まれる前記アプリケーションを制御する制御情報を取得し、
    前記取得した制御情報と、前記情報処理装置に格納されている制御情報の組み合わせと前記アプリケーション種別との対応関係を示す種別情報と、前記アプリケーション種別に対応する前記情報処理装置に格納された前記アプリケーションに要求される応答性能情報とに基づいて、前記アプリケーションと前記アプリケーションに対応した応答性能情報とを対応付けた対応情報を生成し、
    前記対応情報に記載されたアプリケーションが稼働している場合、前記対応情報に記載された前記アプリケーションに対応した応答性能情報に基づいて前記処理部の動作周波数を制御する、
    処理を実行させる制御プログラム。
  2. アプリケーションのインストール処理に応じて、前記対応情報を生成する請求項1記載の制御プログラム。
  3. 前記アプリケーションが稼働しているか否かを前記アプリケーションの処理に要した前記処理部の割り当て時間から判定することを特徴とする請求項1または2に記載の制御プログラム。
  4. 周辺機器へのアクセスの状態と前記取得した前記アプリケーションの制御情報とを対比させることにより、前記アプリケーションの稼働を判定する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御プログラム。
  5. アプリケーションのインストールまたはアンインストールの対象となったアプリケーションに対して、前記対応情報の更新を行うことを特徴とする請求項1記載の制御プログラム。
  6. 前記情報処理装置は、複数の前記アプリケーションを実行可能であり、
    前記対応情報の生成は、情報処理装置で稼働させる前記アプリケーション毎に生成されており、
    前記動作周波数の制御は、稼働中の前記アプリケーションに対応した対応情報に基づいて前記処理部の動作周波数を制御する、
    請求項1記載の制御プログラム。
  7. 前記アプリケーションが稼働しているか否かを前記アプリケーションの処理に要した前記処理部の割り当て時間から判定することを特徴とする請求項5または6記載の制御プログラム。
  8. アプリケーションを実行する処理部を有する情報処理装置を制御する制御方法において、
    前記情報処理装置は、
    前記アプリケーションに含まれる前記アプリケーションを制御する制御情報を取得し、
    前記取得した制御情報と、前記情報処理装置に格納されている制御情報の組み合わせと前記アプリケーション種別との対応関係を示す種別情報と、前記アプリケーション種別に対応する前記情報処理装置に格納された前記アプリケーションに要求される応答性能情報とに基づいて、前記アプリケーションと前記アプリケーションに対応した応答性能情報とを対応付けた対応情報を生成し、
    前記対応情報に記載されたアプリケーションが稼働している場合、前記対応情報に記載された前記アプリケーションに対応した応答性能情報に基づいて前記処理部の動作周波数を制御する、
    ことを特徴とする制御方法。
  9. アプリケーションを実行する情報処理装置において、
    前記アプリケーションに含まれる前記アプリケーションを制御する制御情報を取得する取得部と、
    制御情報の組み合わせと前記アプリケーション種別との対応関係を示す種別情報、及び、前記アプリケーション種別に対応する前記情報処理装置に格納された前記アプリケーションに要求される応答性能情報とを格納する格納部と、
    前記取得部により取得した制御情報と、前記格納部に格納されている種別情報、応答性能情報に基づき、前記アプリケーションと前記アプリケーションに対応した応答性能情報とを対応付けた対応情報を生成し、前記対応情報に記載されたアプリケーションが稼働している場合、前記対応情報に記載された前記アプリケーションに対応した応答性能情報に基づいて前記処理部の動作周波数を制御する制御部と、
    を有する情報処理装置。
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