JP2013129196A - 空気維持タイヤの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバの介入を必要とせずに時間の経過による通常の空気拡散を補うために、タイヤを再膨脹させる空気維持機能をタイヤに組み込む。
【解決手段】付属の空気維持ポンプ組み立て体を有しているタイヤを製造する方法であって、細長いストリップコアを製造するステップと、柔軟なタイヤ構成要素内の空気入口キャビティと空気出口キャビティとの間を延びているストリップコアを未硬化の柔軟なタイヤ構成要素内の容器内に収容するステップと、タイヤ製造ドラム上で柔軟なタイヤ構成要素と収容されているストリップコアとを有している複数のタイヤ構成要素から未加硫のタイヤカーカスを製造するステップと、柔軟なタイヤ構成要素内に実質的に塞がれていない空気通路が残るように、収容されているストリップコアを硬化した柔軟なタイヤ構成要素から取り除くステップと、空気入口組み立て体を空気入口キャビティ内に挿入し、空気出口組み立て体を空気出口キャビティ内に挿入するステップとを有する。
【選択図】図20

Description

本発明は、概して空気維持タイヤに関し、特に組み込みポンプ組み立て体を有している空気維持タイヤを製造する方法に関する。
通常の空気拡散によって、時間が経過するとタイヤの圧力が減少する。タイヤの正常な状態は膨脹している状態である。そのため、ドライバは繰り返しタイヤの圧力を維持しなければならず、そうしないと、燃費と、タイヤの寿命と、乗り物の制動及び操舵の性能とが低下することになる。タイヤの圧力が際だって低いときにドライバに警告するために、タイヤ圧力監視装置が提案されている。
しかしそのような装置は、タイヤを推奨圧力まで再膨脹させるように警告したときに、ドライバが是正動作を取ることに依存している。そのため、ドライバの介入を必要とせずに時間の経過による通常の空気拡散を補うために、タイヤを再膨脹させる空気維持機能をタイヤに組み込むことが好ましい。
本発明の一態様において、付属の空気維持ポンプ組み立て体を有しているタイヤを製造する方法は、細長いストリップコアを製造するステップと、柔軟なタイヤ構成要素内の空気入口キャビティと空気出口キャビティとの間を延びているストリップコアを未硬化の柔軟なタイヤ構成要素内の容器内に収容するステップと、柔軟なタイヤ構成要素と収容されているストリップコアとを有している複数のタイヤ構成要素から未加硫のタイヤカーカスをタイヤ製造ドラム上で製造するステップと、未加硫のタイヤカーカスを、ストリップコアを収容している柔軟な構成要素を有している硬化している完成したタイヤに硬化させるステップと、柔軟なタイヤ構成要素内に実質的に塞がれていない空気通路が残るように、収容されているストリップコアを硬化した柔軟なタイヤ構成要素から取り除くステップと、硬化後の空気入口組み立て体を空気入口キャビティ内に挿入し、硬化後の空気出口組み立て体を空気出口キャビティ内に挿入するステップと、を有する。
他の態様において、本方法は、収容されているストリップコアを長さ方向に端から端まで、硬化している柔軟なタイヤ構成要素から、一般的にタイヤカーカスの接線方向に、ストリップコアの自由な端部を引くことによって取り除くステップを有する。
さらに他の態様において、本方法は、空気出口組み立て体を、タイヤサイドウォールを通してタイヤキャビティと通じるように延ばすステップを有する。
他の態様において、本方法は、硬化前の一時的な空気入口組み立て体を空気入口キャビティ内に挿入するステップと、未加硫のタイヤカーカスを硬化させる前に、硬化前の一時的な空気出口組み立て体を空気出口キャビティ内に挿入するステップと、未加硫のタイヤカーカスの硬化後に、一時的な空気入口組み立て体と一時的な空気出口組み立て体とを取り除くステップと、を有する。
さらに他の態様において、本方法は、チャネルを複数のチャネル側壁とチャネル底壁とによって定められている未硬化の柔軟なタイヤ構成要素内に、好ましくは押し出しによって、構成するステップと、ストリップコアをチャネル内に挿入するステップと、チェーファーフラップによって、チャネル側壁をストリップコア上に旋回させるステップと、によって、ストリップコアを未硬化の柔軟なタイヤ構成要素内の容器ポケット内に収容するステップと、を有する。未硬化の柔軟なタイヤ構成要素は、他の態様ではタイヤチェーファー構成要素、あるいは、タイヤの回転中、必要な圧縮力が空気通路に与えられる別のタイヤ構成要素である。
(定義)
タイヤの「縦横比」は、タイヤの断面の幅(SW)に対するタイヤの断面高さ(SH)の比に、パーセント表現のために100を乗じたものを意味する。
「非対称トレッド」は、タイヤの中心面つまり赤道面EPに関して対称ではないトレッドパターンを有しているトレッドを意味する。
「軸線方向の」および「軸線方向に」は、タイヤの回転の軸線に平行なラインまたは方向を意味する。
「チェーファー」は、コードプライをリムに対する摩耗と切断とから保護し、リムの上方に屈曲を分散させるようにタイヤビードの外側の周囲に配置されている材料の狭いストリップを意味する。
「周方向」は、軸線方向に垂直な環状トレッドの表面の周囲に沿って延びているラインまたは方向を意味する。
「赤道中心面(CP)」は、タイヤの回転軸線に垂直でトレッドの中心を通る平面を意味する。
「フットプリント」は、速度が零でかつ通常の荷重および空気圧下において平坦な面と接触するタイヤトレッドの接触部分、すなわち領域を意味する。
「溝」は、タイヤウォールの周囲を周方向または横方向に延びることがあるタイヤウォールにおける長く延びている隙間の領域を意味する。「溝の幅」はその長さわたる平均の幅に等しい。溝は説明のように空気チューブを収容するように大きさが設定されている。
「インボード側」はタイヤが車輪に取り付けられ、車輪が乗り物に取り付けられたときに、乗り物に最も近いタイヤの側を意味する。
「横方向」は、軸線方向を意味する。
「横方向縁」は、通常の加重とタイヤ膨張の下で計測された軸線方向で最も外側のトレッド接触部分つまりフットプリントに接する線を意味し、線は、赤道中心面に平行である。
「正味接地面積」は、両横方向縁の間の全トレッドの総面積で割った、トレッドの全周にわたる両横方向縁の間の接地トレッド要素の全面積を意味する。
「非方向性トレッド」は、好ましい前進方向を有しておらず、トレッドパターンが好ましい進行方向に揃うように、乗り物上で特定の1つまたは2つ以上の車輪位置に配置する必要のないトレッドを意味する。逆に、方向性のあるトレッドパターンは、特定の車輪への配置が必要な好ましい進行方向を有している。
「アウトボード側」はタイヤが車輪に取り付けられ、車輪が乗り物に取り付けられたときに、乗り物に最も遠いタイヤの側を意味する。
「ぜん動性」は、空気などの含まれている物体を筒状の経路に沿って前進させる波のような収縮による動作を意味する。
「半径方向の(ラジアル)」および「半径方向に」は、半径方向に、タイヤの回転軸線に向いた、または回転軸線から離れる方向を意味する。
「リブ」は、少なくとも1つの周方向溝と第2のそのような溝または横方向縁のいずかとによって定められており、完全な深さの溝によって横方向に分割されていない、トレッド上で周方向に延びているゴムのストリップを意味する。
「サイプ」は、トレッド表面をさらに分割し、トラクションを改善する、タイヤのトレッド要素内に形成された小さい溝を意味し、サイプは幅が一般に狭く、タイヤのフットプリント内で開いたままである溝とは反対に、タイヤのフットプリント内で閉じている。
「トレッド要素」または「トラクション要素」は、隣接している複数の溝の形状を有することによって定められているリブまたはブロック要素を意味する。
「トレッド弧の幅」は、トレッドの横方向縁同士の間で計測されたトレッドの弧の長さを意味する。
シリコンコア金型の詳細図である。 基本的なシリコンコア押し出し機とコンベアの斜視図である。 チェーファー金型の詳細図である。 基本的なチェーファーストリップ押し出し機とコンベアとの透視図である。 シリコンコアの寸法の入った断面図である。 押し出されたチェーファーストリップの寸法の入った断面図である。 軟質ゴム製のガムストリップで被覆されているシリコンコアストリップを示している詳細図である。 軟質ゴム製のガムストリップで被覆されているシリコンコアストリップを示している詳細図である。 軟質ゴム製のガムストリップで被覆されているシリコンコアストリップを示している詳細図である。 穿孔された穴の位置を備えた、チェーファーストリップの詳細図である。 チェーファーストリップに組み立てられているシリコンコアストリップの拡大斜視図である。 被覆されたシリコンコアおよびチェーファーストリップ組み立て体を示している断面図である。 被覆されたシリコンコアおよびチェーファーストリップ組み立て体を示している断面図である。 被覆されたシリコンコアおよびチェーファーストリップ組み立て体を示している断面図である。 組み立てられた180度のコア/チェーファーストリップが取り付けられており、通常のチェーファーストリップが反対側の端部に配置されているタイヤ製造ドラムの斜視図である。 通常の180度のチェーファーストリップが180度のコア/チェーファーストリップに隣接して配置されているタイヤ製造ドラムの透視図である。 コアストリップが開口から延びている入口の位置および出口の位置を示しており、複数のコア形成装置に対してタイヤの準備ができている形成された未加硫のタイヤの前面斜視図である。 入口コア装置の配置の準備ができている入口キャビティおよびシリコンコアを示している拡大断面図である。 出口コア装置の配置の準備ができている出口キャビティおよびシリコンコアを示している拡大断面図である。 ねじ穿孔機が取り付けられている第1の実施形態の出口コア組み立て体を示している上部斜視図である。 ねじ穿孔機が取り外されてナットが取り付けられた出口コア組み立て体を示している底部斜視図である。 上部コアの半分と、下部コアの半分と、ねじ穿孔機および保持ナットを備えている取り付けねじと、を示している出口コア組み立て体の上部分解図である。 図14Cの底部分解図である。 第1の実施形態の入口コア組み立て体の上部斜視図である。 上部のコアの半分と下部のコアの半分と複数の磁気挿入部分とを示している入口コア組み立て体の上部分解図である。 図15Bの底部分解図である。 ねじ山付きのエルボと弁ハウジングとの組み立て体の図である。 エルボ、弁ハウジング、およびリー弁を示している図16Aの分解図である。 ねじ山付きエルボと一方向弁との組み立て体の代替の実施形態の図である。 空気通路および薄膜カバーを備えているエルボ弁ハウジングを示している図17Aの分解図である。 コアストリップの下のキャビティに挿入されている入口底部コアと、入口コアの円錐状端部がキャビティ内に完全に着座できる余地ができるように再度開けられたチェーファー溝とを示している拡大断面図である。 完全にキャビティ内に挿入されている入口底部コアと所定の長さに調整されているコアストリップとを示している拡大断面図である。 キャビティ内への配置の準備ができている入口上部コアを示している拡大断面図である。 キャビティ内で完全に組み立てられた入口コア組み立て体を示している拡大断面図である。 複数の薄いゴムパッチの硬化の準備ができており定位置に保持された入口コア組み立て体を示している拡大断面図である。 コアストリップの下のキャビティに挿入されている底部出口コア部と、底部出口コア部の円錐状の端部がキャビティ内に完全に着座する余地ができるようにチェーファー溝が再度開かれたキャビティチャンバ内にタイヤウォールを通して押し込まれる穿孔機とを示している拡大断面図である。 キャビティ内に完全に着座している底部出口コア部の拡大断面図である。 タイヤウォールを通して完全に挿入されているねじ穿孔機を示している、キャビティ側からの拡大断面図である。 ナットがねじ山付きのシャフトに取り付けられており、底部出口コアの半分の構成要素から取り外されているねじ穿孔機の拡大断面図である。 底部出口コアシャフトに完全に取り付けられているナットを示している拡大断面図である。 底部出口コアストリップのキャビティの位置の長さに切断されたコアストリップの拡大断面図である。 キャビティ内に配置され、定位置にねじ込まれる上部出口コア構成要素の拡大断面図である。 完全に組み立てられている出口コアの半分およびねじを示している拡大断面図である。 ゴムパッチで覆われている出口コア組み立て体の円錐形の端部を示している拡大断面図である。 硬化前の入口および出口の両コアの位置を示している側面図である。 入口コアの位置を示している、図20の断面図である。 図21Aの、入口コアの拡大図である。 出口コアを示している、図20の断面図である。 図22Aの、出口コアの拡大図である。 硬化後に取り除かれている入口コアの半分を示している拡大断面図である。 出口コアのねじ山付きシャフトから取り外されたナットを示している拡大断面図である。 分解されサイドウォールのキャビティから取り除かれている出口コアの両方の半分の分解図である。 タイヤサイドウォールから取り除かれたシリコンコアストリップを示している側部立面図である。 永久的な出口挿入部分の配置の準備ができている完成した入口キャビティを示している拡大断面図である。 出口キャビティ内に配置されているねじ山付きエルボ構成要素を示している拡大断面図である。 先頭端部が円錐状の開口内に配置されており、ゴムプラグ/パッチが開口を満たす準備ができている状態で、サイドウォールを通してキャビティチャンバに完全に挿入されているエルボ構成要素を示している拡大断面図である。 30分の硬化後のパッチが当てられた領域を示している拡大断面図である。 出口エルボ構成要素上へねじ込む準備ができている出口弁を示している、キャビティチャンバからの拡大断面図である。 エルボ構成要素上に完全に着座しており、したがって第1の実施形態の動作を完了している出口弁の拡大断面図である。 入口ドームナットを有している組み立て体の代替である第2の実施形態の詳細図である。 入口ドームナットを有している組み立て体の代替である第2の実施形態の詳細図である。 入口ドームナットを有している組み立て体の代替である第2の実施形態の詳細図である。 入口ドームナットを有している組み立て体の代替である第2の実施形態の詳細図である。 出口ドームナットの実施形態の詳細図である。 出口ドームナットの実施形態の詳細図である。 出口ドームナットの実施形態の詳細図である。 出口ドームナットの実施形態の詳細図である。 入口フィルタ組み立て体の代替である第2の実施形態の詳細図である。 入口フィルタ組み立て体の代替である第2の実施形態の詳細図である。 入口フィルタ組み立て体の代替である第2の実施形態の詳細図である。 出口ドームナットの第2の実施形態の詳細図である。 出口ドームナットの第2の実施形態の詳細図である。 出口ドームナットの第2の実施形態の詳細図である。 出口ドームナットの第2の実施形態の詳細図である。 第2の実施形態の出口弁の詳細図である。 第2の実施形態の出口弁の詳細図である。 第2の実施形態の出口弁の詳細図である。 ドームナットキャップの詳細図である。 ドームナットキャップの詳細図である。 中空のニードル構成要素の詳細図である。 中空のニードル構成要素の詳細図である。 入口ドームナットを通して挿入されたコアストリップと、形成された入口チェーファー開口内に配置されようとしているドームナットと、を示しているタイヤの拡大断面図である。 チェーファー合成物で満たされている出口ドームナットの周囲のキャビティと、保護キャップを通して挿入されているコアストリップと、を示している拡大断面図である。 タイヤ硬化を見越して入口位置で入口ドームナット内にねじ込まれている保護キャップの拡大断面図である。 出口ドームナットを通して挿入されており、中空のニードル開口内に押し込まれているコアストリップを示しているタイヤの拡大断面図である。 組み立てられ、形成された出口チェーファー開口内に配置され、タイヤサイドウォールを通して押し込まれている出口ドームナットと中空のニードルとを示している拡大断面図である。 未加硫のタイヤサイドウォールを通して完全に挿入されている中空のニードルを示している、タイヤキャビティから見た拡大詳細図である。 出口ドームナットから取り除かれた中空のニードルと、保護キャップを通して挿入されているコアストリップと、を示している拡大詳細図である。 出口ドームナット内にねじ込まれている保護キャップを示している詳細図である。 タイヤの硬化を見越して出口位置でチェーファー合成物によって完全に充填されている出口チェーファー開口を示している拡大詳細図である。 入口ドームナットと出口ドームナットの両方から取り除かれた両保護キャップと、タイヤサイドウォールから取り除かれているシリコンコアストリップと、を示す、硬化後のタイヤの側部立面図である。 入口ドームナット内にねじ込まれているフィルタを示している拡大詳細図である。 出口ドームナット内にねじ込まれている一方向弁を示している拡大詳細図である。 完成した第2の実施形態のタイヤ組み立て体の側面図である。 フィルタが取り付けられている入口ドームナットの位置を示している、図41の断面図である。 図42Aの、入口およびフィルタの拡大図である。 一方向弁が取り付けられている出口ドームナットの位置を示している、図41の断面図である。 図43Aの、出口ドームナットおよび一方向弁の拡大図である。 タイヤキャビティ内に位置している入口から出口までの空気流を示している完成したタイヤの側面図である。
本発明を、実例として、添付図面を参照して説明する。
最初に図38,41,44,42Aおよび42Bを参照すると、空気維持組み立て体(「AMT組み立て体」とも称す)とタイヤ装置10が示されている。タイヤ装置10では、操作者の介入無しにタイヤ内の空気圧力を所望のレベルに維持することを目的として、空気維持装置がタイヤに組み込まれている。タイヤ装置10は、1対のサイドウォール構成要素14,16と、タイヤキャビティ20を囲んでいるトレッド18と、を有する、概ね従来の構成であるタイヤ12を含む。サイドウォール14,16は1対のタイヤビード22,24からトレッド18まで延びている。従来の構成に従って、タイヤ12は、各ビードに半径方向に隣接しているエイペックス構成要素26と各ビード領域を囲んでいるチェーファー構成要素28とを有している。タイヤ12は、車輪36に取り付けられており、リム表面40上に着座している。空気維持組み立て体42は、説明するように、必要に応じてタイヤ12の一方または両方の側に設けられていてもよい。各空気維持組み立て体42は空気入口つまり入口キャビティ44と空気出口つまり出口キャビティ46との間を延びるように構成されている。本発明に従って、空気維持組み立て体42には、タイヤ製造時にチェーファー28などの柔軟なタイヤ構成要素内のキャビティとして細いチューブが組み込まれる。中空のチューブに関してタイヤ12内で選択されている位置は、タイヤが回転するのにしたがって内部ぜん動性タイヤチューブを徐々につぶすのに十分なタイヤ12の高い屈曲性のある領域内に存在しているタイヤ構成要素内であり、それによって、入口からチューブに沿って、圧力維持のために空気がタイヤキャビティ20に向けられる出口まで空気は移動する。したがって、AMT組み立て体42はタイヤに対して内部ぜん動空気ポンプとして動作する。
図1,2,3,4,5および6を参照すると、貫通して輪郭が描かれたオリフィス50を有する金型48を用いてシリコンコアストリップ58が形成されている。オリフィス50は長く、押し出されたストリップ58の断面の形状と断面が同じ概ねレンズ形状である。レンズ形状は、限定を意図しない例として、2.7mmの長さD2と0.5mmの長さD1の寸法を有していてもよい。ストリップ58の好ましい成分はシリコンであって、必要に応じてケーブルや単一繊維などの他の材料を使用してもよい。金型48は、従来の構成からなる基本的な押し出し機に取り付けられており、駆動ローラ56によって移動するコンベアベルト上に、形成されたコアストリップ58を置く。ストリップ58の長さは以下の説明からわかるように予め定められている。図3および4に示しているように、チェーファーストリップ70は、押し出し機66に固定されローラ68上に配置された押し出し金型60によって形成される。金型60は、底側に沿ったチェーファー形成開口62と、開口62内に突き出している下向きの突き出しフィンガ64と、を有するように形成されている。図6は、押し出されたチェーファーストリップ70の断面図である。図からわかるように、ストリップ70は断面において下側の幅つまりより薄い端部領域72からステップ状のより広い領域つまりより厚い領域74まで、そしてより広い領域つまりより厚い反対側の領域88まで広くなっている。金型のフィンガ64は、チェーファーストリップ70の長さ分延び、チャネル側壁82,84と底壁86によって画定された、切り込まれているアーチ状のチェーファーチャネルつまりチューブ80を形成している。チャネル80は、溝開口90で示しているように初期には開いている。図6においてわかるように、典型的なL1の寸法は、25mmから100mmの範囲内にあって、L2=13±10、L3=1±0.5、H1=5±4、およびH2=4.5±4であるが、チェーファーストリップ70の寸法は、特定のタイヤの大きさ設定の要件と所望のタイヤ製造特性とに適すように変化してもよい。さらに、必要に応じて、シリコンストリップ58は押し出されるのではなく、型に入れて作られてもよい。
図6の断面で最もよくわかるように、チェーファーセグメントなどの柔軟なタイヤ構成要素には溝リップ82,84によって画定された溝80が設けられている。溝リップ82,84には上部から下部へそして溝の壁86まで内向きに角度が付いている。チェーファーストリップ70の軸線方向外側のより厚い側部88内に構成されている溝80は、溝開口90の位置でそれに応じて開いている。その結果、チェーファー28内に形成されている溝80は、開口90から底壁86まで軸線方向外向きに好ましくは−20度から+20度の範囲内の鋭角θの角度が付いている。図7Aから7Cに示されているように、シリコンストリップ58は、ゴム状物質または他の適切な材料から形成されている外側のさやつまり被覆92内に囲まれている。ゴム状物質ストリップ92は、シリコンストリップ58を囲むようにストリップ58上に折り重ねられ閉じ目94を形成しており、したがって、それによってさや入りシリコンストリップ組み立て体104を形成する。ストリップ組み立て体104は以下で説明するように、未加硫のタイヤ製造時に、未加硫のタイヤ構成内でぜん動チューブを形成するように使用される。ストリップ組み立て体104の大体の目的は、チェーファー28などの未加硫のタイヤ構成要素内でコア空気通路を形成することである。コア空気通路は、ストリップ組み立て体104がいったん取り除かれたときに、タイヤ構成要素内で一体的にかつタイヤ構成要素に囲まれているぜん動チューブを形成する。角度の付いている溝80は、対向して接近した関係にあるリップ82,84を備えるスロットとしてチェーファーストリップ70内に形成される。それから溝80は、溝リップ82,84が弾性によって分離されることによって、ストリップ組み立て体104を受け入れるように開かれる。その後、組み立て体104は底壁86に隣接している位置に到達するまで溝80内に下向きに配置される。リップ82,84が解放されると、リップ82,84は、対向して近接する元の向きに弾性によって戻る。それからリップ82,84は、ローラ(不図示)がリップ82,84を図6および8に示される閉じた向きに押すローリング作業において互いに縫い合わされる。そしてリップ82,84は、図10Cに示されているようにチェーファーストリップ70を上部に折り重ねることによってチェーファーストリップ70内に閉じ込められる。チェーファーストリップ70の底面に対するチャネル80の角度θによって、シリコンストリップ組み立て体104をチェーファーストリップ材料合成物によって完全に囲まれているタイヤ構成要素、チェーファー28内に完全に取り込むことができる。
図8,9,10Aから10C,および7Aから7Cを参照すると、チャネル80はタイヤチェーファー70内でぜん動ポンプ組み立て体のチューブ構成要素となることを目的としており、チェーファーストリップ端部96から端部98まで概ね延びている。チェーファーは、タイヤ12が硬化したときに望ましいポンプの長さに依存して所望の長さで切断される。大径の円形の穴100,102がチェーファーの各端部内に穿孔作業または切断作業によって形成される。穴100,102はチャネル80の両端部に隣接しており、以降で説明するようにぜん動ポンプ入口装置とぜん動ポンプ出口装置を受け入れて収容するように大きさが設定されている。チェーファーチャネル80のリップ82,84は引き離される。包まれているシリコンストリップ組み立て体104は、図10Aから10Cに示されているように、チャネル80の下側の壁86に隣接し接触するまで矢印110の方向にチャネル80内に挿入される。そこで直ちに、シリコンストリップ組み立て体104は、チェーファーリップフラップ82を方向112に折り重ねることによって、チェーファーによって囲まれる。したがって、チャネル80は、1対の圧力接触ロール(不図示)によって閉じられ、それから閉じている位置で縫われる。このように囲まれると、組み立て体104はチャネル80の寸法形状を未加硫のタイヤの製造から組み立て体104が取り除かれるタイヤの硬化後まで維持することになる。シリコンストリップ組み立て体104は、組み立て体の端部106,108がチェーファーストリップ70とチェーファーストリップチャネル80から自由に延び、チェーファーストリップ70の反対側の端部に穿孔された穴100,102を超えた距離を延びるように寸法が設定されている。
図11A,11Bおよび12を参照すると、軸線方向支持部118回りに回転する組み立てドラム116を含む従来の未加硫のタイヤ製造ステーションが示されている。シリコンストリップ組み立て体104を含んでいるチェーファーストリップ70とストリップ組み立て体104が組み込まれていない反対側のチェーファーストリップ122とが、初期の180度チェーファー組み立てにおいて、方向124で組み立てドラム116の対向している両側に沿って配置されている。したがって、チェーファーストリップ70は、円周の長さを完了するために通常のチェーファーストリップ126と組み合わされる。第2のストリップ126は、ドラム116上で360度のチェーファー組み立てを完成するように、図11Bに示しているようにストリップ70に揃えてそして接触して製造ドラム116に取り付けられる。ドラムの反対側は、その側でのチェーファー組み立てが完成するように、接触している2つの180度の通常のストリップ122を受け入れる。チェーファーストリップ70は、シリコンストリップ組み立て体104を含んでいるが、接触しているストリップ126は含んでいないことに注意されたい。しかし、必要に応じて、一方または両方のストリップ122及びチェーファーストリップ70,126の一方または両方が、未加硫のタイヤの一方の側または両方の側に、360度のぜん動ポンプチューブを作るように、シリコンストリップ組み立て体104を含むように構成されてもよい。説明のために、示している実施形態は180度の範囲のポンプチューブを一方のチェーファー構成要素28内にのみ作る。図11Bにおいて、チェーファーストリップ126は図8および9に示されるストリップ70の構成を補完するように構成されていることがわかる。円形の穿孔穴100,102は、相補形状のストリップ126の対向している端部の位置にある。ストリップ70に接触したときに、図13Aと13Bに示されるように、穿孔穴100,102は180度の反対側のキャビティ132,134を構成する。
自由端106は、説明のために、出口キャビティ134を通して延びているシリコン組み立て体104の「出口端部」と以降では呼び、自由端108は、円形の入口キャビティ132を通して延びている組み立て体104の「入口端部」と呼ぶ。図12はシリコン組み立て体104が180度延びている状態を示しており、図13Aおよび13Bは下側のタイヤビード22およびエイペックス構成要素26に対する組み立て体104の相対的な位置を示している。図13Aは入口キャビティ132と一時的な入口コア装置の配置の準備ができているシリコンコア組み立て体104とを示しており、図13Bは一時的な出口コア装置の配置の準備ができている出口キャビティ134を示している。
図14Aから14Dは、硬化前の、ねじ穿孔機138と交換ナット140とが取り付けられている一時的な出口コア組み立て体136の第1の実施形態を示している。一時的な出口コア組み立て体136は、結合ねじ160によって接続される嵌合する下半分のハウジング構成要素142と上半分のハウジング構成要素144とを含む。下半分のハウジング構成要素142は、付属の円柱状ねじ山付きスリーブ146と、構成要素142内に下向きに延びており、スリーブ146の上向きの開口に通じている上側のソケット148と、ハウジング142にわたって延びるように形成されている軸線方向の半分のチャネルを有している半分の凸部150と、を有している。上半分のハウジング構成要素144は、中心の貫通穴154と、半分の凸部ハウジング156と、ハウジング144の下側にわたって側部から側部に延びるように形成されている半分のチャネルと、を有している。図14Aおよび14Bに併せて示しているように、2つの半分のハウジング構成要素142,144は、ねじ160を用いて、ボルト162を下向きに穴154を通してスリーブ146内にねじ込むことによって組み立てられる。そのように組み立てられると、半分の凸部ハウジング150と156とが一体になるだけでなく、半分のチャネル152と158も一体になる。組み立てられている状態で、図14Aと14Bからわかるように、凸部ハウジング150,156は、円錐状のチューブ結合凸部164を形成している。円錐状のチューブ結合凸部164は、組み合わされたハウジング構成要素142,144から離れるように外向きに突き出しており、タイヤのチェーファーストリップ126内のシリコンストリップ組み立て体104に対応した断面形状と寸法とを有する軸線方向の空気通路チャネル165を画定している。
一時的な出口コア組み立て体136の内向きと外向きにねじ山が設けられているシャフト146は、ねじ穿孔アクセサリ装置138の、外側にねじ山が設けられているシャフト168を受け入れシャフト168と結合している。以下で説明するように、ねじ穿孔装置138は、ぜん動チューブ組み立て体の形成の過程で、図14Bに示されているようにねじ山付きのカラーつまりナット140と交換される。
図15Aから15Cを参照すると、ハウジング胴体174を形成している、硬化前の一時的な入口コア組み立て体170が金属製である第1の実施形態が示されている。円錐状の結合ハウジング凸部172がハウジング胴体174から延びている。軸線方向の空気通路貫通チャネル176がハウジング胴体174と、断面形状と寸法とが未加硫のタイヤのチェーファーストリップ126内のシリコンストリップ組み立て体104の形状と寸法に対応している凸部172と、を通して延びている。ハウジング胴体174は、半分のハウジング178と180の組み合わせによって形成されている。半分のハウジング178,180のそれぞれは半分の結合凸部182、194を与えており、半分の結合凸部182,194のそれぞれには半分のチャネル184,190が形成されている。中心の組み立てソケット186は、半分の胴体178の内部下側内に延びており、下半分の胴体180から直立しているポスト188を受け入れ、2つの半分の胴体の中心を揃えて2つの半分の胴体を1つに合わせる。3つのソケット190が下半分の胴体180内に形成されており、各々のソケット190が磁石挿入部材192を受け入れている。複数の磁石192は、金属製の半分のハウジング178,180を1つに固定するように動作する。
図16Aおよび16Bを参照すると、永久的な出口コア弁組み立て体として使用する、ねじ山付きのエルボおよび弁ハウジング組み立て体198が示されている。ハウジング組み立て体198は、ナイロン樹脂などの適切な材料で形成されている。組み立て体198は、遠方が円錐状の端部202と、反対側の端部に取り付けられている円柱状の弁ハウジング204と、を有するエルボハウジング200を含む。リー弁といった一方向弁が弁ハウジング204内に収容されている。軸線方向の空気通路208がL形状の組み立て体198を通して、そして通路と同一直線上に着座しているリー弁を通して延びている。リー弁は、空気を通すように規定された空気圧力で開く一方向弁であり、米国コネチカット州ウエストブルックのLee Companyから商業的に入手可能な一方向弁である。ベルギーのロットにあるNorgen N.V.から商業的に入手可能なNorgen弁や、米国ニューハンプシャー州グリーンランドにあるBeswick Engineeringから商業的に入手可能なベスウィック弁などの他の弁装置を代わりに採用してもよい。
図17Aと17Bは、エルボコネクタと硬化後一方向出口弁との組み立て体210からなる代替の実施形態を示している。L形状のエルボコネクタハウジング212は円錐状の前方アーム端部214と、L形状のハウジング212を通して延びている軸線方向の通路216と、を有している。オランダ、オルデンザールにあるMiniValve Internationalから商業的に入手可能な傘型弁218がナット220を用いてハウジング212のねじ山付きの端部に取り付けられている。弁218は、弁218のハウジング212からの空気を通過させる複数の空気通路227からなる円周の配列を有している。弁218は、弁中心穴226内に嵌って固定する円錐台従属凸部224と、柔軟な円形停止薄膜223と、を有する傘状の停止部材222を含む。停止部材222の凸部224は軸線方向の穴226内に固定される。柔軟な薄膜223は、薄膜223上の空気圧力が所定の圧力設定と同じか高い場合に、閉じる位置つまり下の位置にある。下の位置にあるときに、薄膜223は弁本体の複数の開口227を覆い、空気の通過を防止する。薄膜223は、薄膜223の外側の空気圧力が予め設定された圧力未満の圧力に低下したときに、上の位置つまり開いている位置に移動する。上の位置つまり開いている位置で、空気は複数の開口227からタイヤキャビティ20内に流入することができる。
図18Aから18Dは、図15Aから15Cの入口コア組み立て体170の実施形態の取り付けを示す連続した図である。入口コア組み立て体170は、未加硫のタイヤが組み立てられた後かつ未加硫のタイヤが硬化する前に未加硫のタイヤシリコンストリップ組み立て体104に接続される。図18Aにおいて、下半分のハウジング構成要素180は、入口キャビティ132がはさみで表している概ねかぎ穴の形状に大きくされた後で、入口キャビティ132に挿入される。切断器具はチェーファーストリップ溝を開くが、当該チェーファーストリップ溝は、半分のハウジング180の円錐状の半分の凸部194を収容するように依然としてシリコンストリップ組み立て体104によって占められる。徐々に細くなる円錐状の半分の凸部194は、図18Bに示しているように、ストリップ組み立て体104がハウジング180にわたって半分のチャネル196内に配置されるように、ストリップ組み立て体104によって占められているチェーファーチャネル80内に嵌められる。入口端部108の余分な長さは切断されて取り除かれ、それによって、ストリップ組み立て体104の端部がハウジング構成要素180内に配置される。上側すなわち外側の上半分のハウジング構成要素178は、図18Dからわかるように、ハウジング構成要素180の上に組み付けられて、上半分と下半分のチャネル184,196によって形成されるチャネル内にストリップ組み立て体104をとらえる。複数の磁石192は、金属製の半分のハウジング178,180を1つに固定する。図18Eからわかるように、入口コア組み立て体170を定位置にタイヤ硬化サイクルの間固定するため、ゴムパッチ228,230が一時的な入口コア組み立て体170上に取り付けられる。中空の金属製ハウジング178,180は複数の磁石192によって1つに保持される。成型されたプラスチックで作られた中空のハウジングといった、非金属の中空のハウジングを必要に応じて採用し、ハウジング構成要素をプラスチックケーシング技術で公知の固定回り止め技法によって1つに保持することができることが理解されるであろう。
図19Aから19Iは、図14Aから14Dに示している出口コア組み立て体136の実施形態の未加硫の、タイヤ出口キャビティ134内およびシリコンストリップ組み立て体104の出口端部106への、連続した組み立てを示している。図19Aにおいて、下半分の構成要素142は、円形のキャビティ134が構成要素142の寸法形状に対応する鍵穴の構成に大きくされた後でキャビティ134に挿入される。ねじ穿孔機138が、図19Cに示しているように、タイヤウォールを通して突き出すようにキャビティ134からタイヤキャビティ20内に押し込まれる。図19Bは、キャビティ134内に完全に着座している構成要素142を示しており、徐々に細くなる円錐状の半分の凸部159がストリップ組み立て体104によって占められているチェーファーチャネル80内に突き出しており、ストリップ組み立て体104は半分のチャネル152内に位置している。図19Dと19Eにおいて、ねじ穿孔機138は取り外され、ねじのねじ山146に取り付けられるナット140に交換される。図19Fにおいて、シリコンコアストリップ104の出口端部106は所定の長さに出口キャビティ134の位置で切断され、出口の上半分のハウジング144がキャビティ134内で下半分のハウジング142上に配置される。ねじ160は、図19Gと19Hに示されるように、半分のハウジング142,144の両方を1つに固定するように、ボルト部162の位置でソケット148内にねじ込まれる。タイヤ硬化用に、ゴムパッチ234が出口コア組み立て体136上に適切に固定される。
図20,21A,21B,22Aおよび22Bは、入口と出口の一時的なコア組み立て体136,170が硬化前に定位置に配置されているタイヤを示している。図からわかるように、未加硫のタイヤのチェーファー構成要素28内に囲まれているシリコンコア組み立て体104は、硬化前出口コア組み立て体136と硬化前入口コア組み立て体170との間を180度延びている。図21Aの断面図の入口コア位置の拡大図が図21Bに示されており、図22Aの断面図の出口コア位置が図22Bに拡大して示されている。シリコンコア組み立て体104は、チェーファーチャネル80内に囲まれて配置されており、それによって、タイヤ硬化を通してチェーファーチャネル80の構造的な完全性を維持する。図からわかるように、組み立て体104の断面構成は、組み立て体104がチェーファー構成要素28に囲まれて収容されているチェーファーチャネル80に対して相補的であって、それによってタイヤ硬化を通してチェーファーチャネル80の構成を維持している。
図23を参照すると、半分のハウジング178,180の入口キャビティ132からの硬化後の取り外しを示している。したがって、キャビティ132はろうと状のキャビティ部分233を含めて開かれている。図24および25は、出口コア組み立て体136の硬化後の取り外しを始めるために出口コアのねじ山付きシャフト146から取り除かれたナット140を示している。組み立て体構成要素142,144は出口キャビティ134から取り外され、隣接したろうと状の開いた状態のキャビティ部分237を含むキャビティ134が残る。その後、図26および27に示されるように、シリコンコアストリップ組み立て体104がタイヤチェーファーチャネル80から取り除かれ、それによって取り除かれたコアストリップ組み立て体104によって残ったチェーファーチャネル80は、入口キャビティ132から出口キャビティ134まで長くて塞がれていない180度の空気通路238になる。空気通路238は、チェーファー構成要素28内に全体が組み込まれている。図27は、永久的な入口キャビティ組み立て体240の入口キャビティ132内への硬化後の挿入を示している。組み立て体240は、多孔質の空気フィルタ(不図示)を収容している内部キャビティ(不図示)を有する中空のケース241を含む。取り付けられたケース241は、図15Aを参照して説明した中空のハウジング170の構成と形状とを再現している。円錐状の結合凸部235がケース241から入口キャビティ132のろうと状キャビティ233内に延びている。凸部235はケーシング241内のキャビティと通じている内部空気通路を有している。空気入口開口239がケーシング241の外向きの面内に配置されており、空気がケーシング241内に、そしてそこから凸部235内の空気通路内に、それから一体のチェーファー空気通路238内に進入できるようになっている。
図28A,28Bおよび28Cを参照すると、図16Aおよび16Bに示された実施形態における永久的な出口キャビティ挿入組み立て体198が出口キャビティ134内に硬化後に挿入されている。円錐状の結合凸部202が出口キャビティ134のろうと状のキャビティ237内に着座しているのに対して、L形状のハウジング200はキャビティ134内に着座している。組み立て体198のねじ山付きの結合端部242は、図29Aおよび29Bに示されているように、キャビティ134から離れて、タイヤキャビティ20内に突き出している。硬化後の空気通路238に沿った出口組み立て体198への空気流は、軸線方向の穴208内に捉えられ、ハウジング200内で、ねじ山付きの端部242に向けられる。図28Bにおいてわかるように、ゴム、ゴム合成品、または他の適切な材料から形成されているプラグ244が出口キャビティ134内に挿入されて、その内部で組み立て体198を囲んでいる。
図29Aおよび29Bにおいて、弁組み立て体204(図16Aおよび16B)といった弁機構が、硬化後の出口キャビティ挿入組み立て体198のねじ山付きの端部342にタイヤキャビティ20側から取り付けられている。弁組み立て体204は、ポンプチューブ内の圧力がキャビティ20内の圧力(プラス弁開口圧力)よりも高いときに開く。L形状のエルボ組み立て体198はチェーファー空気通路338からの空気をハウジング200の軸線方向の通路208を通して、弁機構のハウジング204内に向ける。端部202と、通路338内への円錐状の入口237と、の間の円錐状の着座によって、チェーファー空気通路338からの空気がエルボ弁組み立て体198内に効果的に経路設定されることが保証される。
図30Aから30Dは、入口キャビティ挿入組み立て体の代替の第2の実施形態の図である。代替の第2の実施形態に係る入口キャビティ挿入組み立て体には、ドームナット246が組み込まれている。ドームナット246は丸くなったドーム状の胴体248、中心キャビティ250、および内部結合ねじ山252を有している。シリコンストリップ組み立て体104を通して密着して受け入れるように寸法が設定された細長の貫通スロット254がドーム胴体248の側部を通して延びている。貫通スロット254は、入口での挿入ために側部上であっても、出口での挿入のためにクラウン上であってもよい。貫通スロット254はドームナット246の内部中心キャビティ250と通じている。フィルタまたは弁のいずれかがねじ山252にねじ込まれるときに、ナット246の回転を防止するように、4つの離れている細長のくぼみ256がドーム状の胴体248の外部表面上に配置されている。
図30Eから30Hは、入口キャビティ挿入組み立て体の第3の実施形態を示している図である。第3の実施形態に係る入口キャビティ挿入組み立て体は、代替のドームナット270を採用している。ドームナット270はドーム状の胴体248、中心キャビティ250、および結合ねじ山252を有している。1対の把持フランジ272がドーム胴体248の対向している2つの側から延びている。代替のドームナットの実施形態において、貫通スロット254は、図示のようにナット胴体248のクラウン上に配置されている。あるいは、貫通スロット254は、入口での挿入ために側部上であっても、出口での挿入のためにクラウン上であってもよい。図30Eから30Hのスロット254は、シリコンストリップ組み立て体104を密着して受け入れるように同様に寸法が設定されている。
図31Aから31Cは、図30Aから30Dの入口ドームナットまたは図30Eから30Hの代替の入口ドームナットに代替の硬化後の入口キャビティ挿入組み立て体を完成させるように結合するフィルタ組み立て体258を示している。フィルタ組み立て体258は、内部チャンバ262を有する6角形のナット胴体260と、外側のねじ山が設けられている結合ポスト264と、を含む。チャンバ262は、多孔質のフィルタ部材266を内部に着座させるように大きさが設定されている。胴体260はチャンバ262と通じている開口261を有しており、空気は胴体260に内部のフィルタ部材266を通して進入し、ポスト264を通して軸線方向の通路263から出ることができる。ポスト264はドームナット246または270にねじ込まれる。
図32Aから32Dは、出口キャビティ挿入組み立て体ドームナット268の実施形態を示している。出口キャビティ挿入組み立て体のドームナット268では、複数の窪み256が図30Aから30Dの入口ドームナットの実施形態のようにドーム胴体内で展開されている一方で、スロット254のクラウン配置は図30Eから30Hの入口ドームナットと同様である。出口ドームナット268は、内部チャンバ250、結合ねじ山252、およびシリコンストリップ組み立て体104を密着して受け入れるように大きさが設定されている貫通スロット254を有している。
図33Aから33Cを参照すると、出口弁組み立て体272の第2の実施形態が示されている。弁組み立て体272は、弁組み立て体204の代替である。弁組み立て体272は、6角形の弁胴体274、結合ナット276、胴体274を通して出口穴290まで延びている軸線方向穴278、胴体274内に着座している圧縮ばね284、穴278内のねじ山280に結合しているねじ山付き停止プラグ282、およびハウジング274内に着座して、ショルダの位置で軸線方向穴278を出口通路290から分離しているボール弁286、を有する1方向ボール弁である。ハウジング274は、外側のねじ山付きの結合ネック288を前方端部の位置に有している。外側のねじ山付きの結合ネック288は、組み立て体の硬化後処理中に図32Aおよび32Bに示されている出口ドームナット内に結合するように適合されている。図示の型の一方向ボール弁は、米国、ニューハンプシャー州、グリーンランドのBeswick Engineering製のように市販されている。ばね284からのバイアスの下にあるボール弁286は、ショルダ227に接触して着座している。圧縮圧力は、プラグ282の、軸線方向の穴278内へねじ込まれた挿入部分によって設定される。タイヤキャビティ20からの空気圧力は、ボール286に影響を及ぼし、タイヤキャビティ圧力が圧力閾値以上である限りボール弁286をショルダ287に接触させる。タイヤキャビティ20からの圧力が閾値未満になると、空気通路238に沿って送られる空気からの上流空気圧力がボール286に圧力を作用させ、ボール286をショルダ227から分離する。そして、空気は、通路290から穴278に沿って流れ、ハウジング274から出てタイヤキャビティ20内に流れることができるようになる。
図34Aおよび34Bは、ドームナット装置内で使用するドームナットキャップ268の詳細図を示している。キャップ292は、シリコンストリップ組み立て体104の端部を受け入れるように大きさが設定され構成されている軸線方向の貫通通路、ねじ山付きの円柱状胴体296、および円形のキャップヘッド298を有している。図35Aおよび35Bは、ドームナット装置の実施形態の中空ニードル構成要素つまり穿孔機300の詳細を示している。穿孔機300は、円柱状胴体302、円錐状穿孔機ノーズ部分304、行き止まりの後方開放軸線方向穴306、および外側のねじ山310を有する結合シャンク308を含む。
図36Aから36Cは、硬化前のタイヤへのドームナット入口キャビティ挿入組み立て体の展開を順番に示している。未加硫のタイヤのシリコンストリップ組み立て体104は、前述のように、余分な組み立て体の端部108が入口キャビティ132から突き出している状態で、チェーファー通路238を通して延びている。図30Aから30Dに示す実施形態の入口ドームナット246は、反転され、シリコンストリップ組み立て体104の自由端108がドームナット246のスロット254を貫通しドームナットキャビティ250から自由になった後で、キャビティ132内に押し込まれる。入口ドームナット248の周囲の隙間がチェーファー合成物312で満たされている。キャップ292は、挿入されて着座しているドームナット248にねじ込まれ、自由端108はタイヤの硬化を見越してキャップ292のスリット294を通して突き出している。
図37Aから37Fは、タイヤ内への出口キャビティ挿入組み立て体198のドームナットの実施形態の展開を順番に示している。シリコンストリップ組み立て体104の出口の自由端106は、反転されている出口ドームナット268(図32Aから図32D)のクラウンスリット254に挿入され、ニードル構成要素300の軸線方向の穴306内に通される。それから構成要素300とドームナット268とが結合され(図37B)、図37Cに示されているように出口キャビティ134を通して挿入され、ニードルの円錐状の先端がキャビティ20を画定しているタイヤサイドウォールの内側を貫通してこじあける。ニードル構成要素300は、図示のようにタイヤキャビティ20内に突き出す。図37Dと図37Eに示されているように、ニードル構成要素300は取り除かれ、キャップ292に交換され、ストリップ組み立て体104の自由な端部106はキャップスロットを通して延びている。キャビティ134の外側から、チェーファー材料で構成されているプラグ314が硬化処理に備えてキャビティ134を充填するようにキャビティ134内に挿入される。
図38は、入口ドームナット246と出口ドームナット268からそれぞれ保護キャップ292が取り外されている硬化後のタイヤを示している。シリコンストリップ組み立て体104はタイヤサイドウォール入口キャビティ132から取り除かれ、空いた空気通路238が残っている。空気通路238はチェーファータイヤ構成要素28内に囲まれ、入口キャビティと出口キャビティ132,134の間を延びている。図39は、入口ドームナット246内にねじ込まれているフィルタ組み立て体258を示している。従って、タイヤの外側からの空気はフィルタ266とドームナット246を通り、空気通路238に入る経路をたどる。図40は、出口ドームナット268上にねじ込まれており、タイヤキャビティ20内に位置して突き出すように配置されている前述の一方向弁組み立て体272を示している。図41は、入口キャビティ挿入組み立て体258と出口キャビティ挿入組み立て体272との間を180度延びている空気通路238をチェーファー28が囲んでいる硬化後のタイヤ組み立て体の第2の実施形態を示している。
図42Aおよび図42Bは、サイドウォール14の下側の領域の位置のチェーファー28内の入口ドームナット246とフィルタ組み立て体258との位置を示している。そのような位置において、入口組み立て体258がリムフランジ38の半径方向上方に位置しており、リムフランジ38からの入口組み立て体258に対する損傷が避けられる。図43Aおよび図43Bは、リムフランジ38の半径方向上方のサイドウォール14の下側の領域の位置でチェーファー28に接続されてチェーファー28内に位置している出口ドームナット268および弁組み立て体272の位置を示している。
図44は、動作中に地表316に接触して回転している硬化後のタイヤ12内の空気維持組み立て体42を示している。空気維持組み立て体42はぜん動空気ポンプ装置を示している。ぜん動空気ポンプ装置では、内部タイヤキャビティ圧力を必要なレベルに維持するのに必要な場合、圧縮可能な空気通路238が通路に沿って入口から出口に、そしてそこからタイヤキャビティ20に空気をポンプ操作で徐々に送る。図44からわかるように、入口組み立て体258と出口組み立て体272は概ね180度離れて、内部チェーファー空気通路238によって分離されて配置されている。タイヤ12が図示の回転の方向に回転すると、フットプリントが地表316に対して形成される。圧縮力318がフットプリントからタイヤ12内に向けられ、矢印320で示されているようにフットプリントの反対の空気通路238のセグメントを平坦にするように作動する。通路238のセグメントが平坦になることで、空気がそのセグメントから内部通路238に沿って方向322に出口組み立て体272に向けて押される。
タイヤ12が地表316に沿って図示の方向に回転を続けると、チェーファー構成要素28内の空気通路238は、タイヤの回転の方向とは反対の方向322にタイヤのフットプリントの反対側でセグメント毎に順次平坦になる、つまり圧迫されることになる。空気通路238がセグメント毎に順次平坦になることで、平坦になったセグメントから出た空気がポンプ作用によって出口組み立て体272に送られる。ボール弁(図33A,図33B,図33C)として構成されているか、薄膜弁(図17A,図17B)として構成されているか、Lee弁(図16A,図16B)として構成されているか、他の公知の代替の弁機構として構成されているかに関わらず、空気流の圧力が出口弁機構に対して十分なときに、弁が開き、空気が出口組み立て体272を通してタイヤキャビティ20内に流入できるようになる。出口組み立て体272から出た空気は、タイヤキャビティ20に進み、タイヤ12を所望の圧力レベルに再度膨脹させる役割がある。
タイヤ12が方向322に回転している状態で、平坦にされたチューブのセグメントは、フィルタ付き入口組み立て体258内に通路238に沿って流入する空気によって順番に再充填される。入口組み立て体258からの空気の流入は、出口組み立て体272がタイヤのフットプリントを通過するまで継続する。タイヤ12がさらに回転すると、入口組み立て体258は最終的に地表316に接触しているタイヤのフットプリントを通過することになって、空気流が通路238に沿って出口組み立て体272に向かって再開する。
それから前述のサイクルが各タイヤ回転について繰り返され、各回転の半分はポンプの作用を受けた空気がタイヤキャビティ20に移動し、回転の半分でポンプの作用を受けた空気は入口組み立て体フィルタから戻って出るように向けられる。回転の方向を示しているが、対象としているタイヤ組み立て体とそのぜん動ポンプ組み立て体42とは、反対の回転方向(時計回り)においても同様に機能することが理解される。ぜん動ポンプ42は双方向であって、回転の順方向または逆方向に移動するタイヤ組み立て体でも同様に適宜機能する。
ぜん動ポンプつまり空気維持組み立て体42の位置は、図42A,図42B,図43A,図43Bおよび図44から理解されるであろう。チェーファー構成要素28において、空気通路238はタイヤ12の高屈曲領域内にある。高屈曲領域は、地表316に接触して回転しているタイヤ12からの平坦にするのに必要な圧力を通路238に作用させる。空気維持通路238は、ポンプの動作効率を悪化させる空気の漏れを防止するために、チェーファータイヤ構成要素28に組み込まれており、囲まれている。高い屈曲領域を有している他のタイヤ構成要素を、必要に応じて空気維持組み立て体42の位置に採用してもよい。たとえば、そのような代替の構成要素と位置とを限定する意図なしに、組み立て体42はタイヤサイドウォール14内のより半径方向外側の位置に組み込まれていてもよい。通路238は、前述のように、未加硫のタイヤ組み立て中にサイドウォールプライ構成要素内に展開されるであろう。
前述の内容に従って、付属する空気維持ポンプ組み立て体を有しているタイヤを製造する方法が結果として得られることが理解されるであろう。その方法は、延長ストリップコア58を成形するステップと、柔軟なタイヤ構成要素内の空気入口キャビティ132と空気出口キャビティ134の間を延びるストリップコア58を未硬化の柔軟なタイヤ構成要素(チェーファーストリップ70が好ましいが必要ではない)内の容器内に収容するステップと、タイヤ組み立てドラム116上で、柔軟なタイヤ構成要素と、収容されているストリップコア58と、を含む複数のタイヤ構成要素から未加硫のタイヤカーカスを組み立てるステップと、ストリップコア58を収容している柔軟なタイヤ構成要素170を含む硬化して完成したタイヤ10に未加硫のタイヤカーカスを硬化するステップと、柔軟なタイヤ構成要素内に実質的に塞がれていない空気通路238が残るように、収容されているストリップコア58を硬化した柔軟なタイヤ構成要素から取り除くステップと、硬化後空気入口組み立て体240,258または272を空気入口キャビティ132内に挿入し、硬化後空気出口組み立て体198または210を空気出口キャビティ134内に挿入するステップと、を含む。
好ましい方法において、ストリップコア58(または、ゴム状物質ストリップ92に収容されたようなストリップ組み立て体104)が、ストリップコア58の自由端108を引くことによって、タイヤカーカスに対して概ね接する硬化された柔軟なタイヤ構成要素、つまりチェーファーストリップ70から自由端108に沿って長さ方向に取り除かれ、空気出口組み立て体198,210を、穿孔機138を利用して、タイヤサイドウォールを通してタイヤキャビティ20と通じるように内向きに延ばすことがさらに理解されるであろう。
好ましい方法は、未加硫のタイヤカーカスを硬化させる前に、硬化前の一時的な空気入口組み立て体170を空気入口キャビティ132内に挿入するステップと、未加硫のタイヤカーカスを硬化させる前に、一時的な空気出口組み立て体136を空気出口キャビティ134内に挿入するステップと、永久的な硬化後入口組み立て体(240,258,または272)と永久的な硬化後出口組み立て体に置き換えるために、一時的な空気入口組み立て体170と一時的な空気出口組み立て体136とを未加硫のタイヤカーカスの硬化後に取り除くステップと、をさらに含む。入口と出口の位置での一時的な挿入は、永久的な入口キャビティ組み立て体と出口キャビティ組み立て体を硬化後の最終的な挿入のために、タイヤの硬化中にキャビティ132と134を開いた状態に維持する役割がある。
本方法は、未硬化の柔軟なタイヤ構成要素(チェーファーストリップ70)に複数のチャネル側壁82,84とチャネル底壁86とによって画定されているチャネルまたはチューブ80を、好ましくは押出加工で成形することによって、ストリップコア58を未硬化の柔軟なタイヤ構成要素内の容器内に収容するステップと、ストリップコア104をチャネル80内に挿入するステップと、柔軟なチャネル側壁つまりフラップ114を、ストリップコア104をサイドウォール82で囲むようにたたむステップと、も有している。未硬化の柔軟なタイヤ構成要素は、タイヤチェーファー構成要素28であることが好ましいが、回転しているタイヤのフットプリント内で空気通路238を徐々につぶすようにタイヤ回転中に十分に高い屈曲を示す他の代替のタイヤ構成要素で置き換えてもよい。
入口キャビティ132と出口キャビティ134の位置での一時的なキャビティ挿入組み立て体が柔軟で多目的のコネクタ装置を実現することがさらに理解されるであろう。空気維持タイヤとそのように実現されるコネクタ装置において、一体の細長い空気通路は、硬化前のタイヤ組み立て段階でシリコンストリップ組み立て体104と、硬化後の処理における組み立て体104の取り外し後の空いた空気通路238とによって形成されている。図14Aから図14D(出口コア組み立て体136)と図15Aから図15C(入口コア組み立て体170)における複数のコネクタによって示されているコネクタ組み立て体の各々が、中心チャンバを有する中空の胴体と、空気通路に結合するように中空の胴体から延びており突き出している結合ろうと状ハウジング端部と、ろうと状ハウジング端部を通して中心チャンバまで延びている貫通チャネルとを含む。コネクタ組み立て体は、出口コア組み立て体136において、中空の胴体から延びている従属結合ポスト146をさらに実現している。結合ポスト146は、キャビティ134からタイヤウォール厚さを通してタイヤ中心キャビティ20内に内向きに突き出すように軸線方向に十分に長い。軸線方向の空気導通貫通穴は、結合ポスト146を通して中空のハウジング中心キャビティ148からタイヤ中心キャビティ20内に配置されている結合ポスト146の遠方端部まで延びている。結合ポスト146の遠方端部は、組み立て体136がキャビティ134内に挿入されるタイヤ組み立て後のタイヤ硬化前処理でタイヤウォール厚さをタイヤ中心キャビティ20まで貫通するための穿孔装置138と、タイヤ硬化処理を通して軸線方向のポスト貫通穴を囲むように動作する結合ポスト146の遠方端部に取り付けられるキャップナット140と、中空ハウジングからタイヤキャビティの間の空気流を調整するように動作する、タイヤの硬化後に結合ポストの遠方端部に取り付けられる204で示している弁装置と、を順番に択一的に取り付けるよう動作する。
図30Aから図30G,図31Aから図31C,図32Aから図32D、および図33から図44に示しているドームナットの実施形態で説明し図示したコネクタ装置は、外側の胴体側に開いているナット胴体内に中心チャンバ250と、チェーファー28(または他の選択された柔軟なタイヤ構成要素)内の一体の空気通路238とナット胴体の中心チャンバ250との間で空気流が通じるように動作するようにナット胴体を通して延びている貫通チャネル254と、を有している中空のドーム形状のナット胴体246,268,270を含む。中空のドーム形状の入口ナット246,270は入口キャビティ132内に着座しており、中空のドーム形状の出口ナット268は出口キャビティ134内に着座しており、出口と入口のナットはそれぞれのキャビティ内で反対方向を向いている。入口ナット246または270はタイヤカーカスの外側の空気を入口ナット中心チャンバ250に導く空気入口フィルタ装置258(空気入口装置)と結合しており、出口ナット268はタイヤキャビティ20内に位置している出口弁組み立て体272(弁装置)と結合している。弁装置272は出口ドームナット胴体248からタイヤキャビティ20内への空気の流れを調整するように動作する。
コネクタとタイヤとの組み立て体は、前述のように硬化前のタイヤカーカス組み立て中に空気通路238を形成するように、取り除き可能な細長いシリコンストリップ組み立て体104を利用し含んでいることにさらに注意されたい。前述のように、ストリップ組み立て体104は、硬化後にタイヤカーカスのタイヤ空気通路238から引き出される。入口ナットと出口ナットのナット胴体内の貫通チャネル254は、コアストリップのそれぞれの対向している自由端106,108が密着して通れるような断面構成を有している。ナット胴体内の貫通チャネル254は、その代わりに、クラウンエイペックス領域かサイドウォール位置に位置していてもよい。
図11を含む図6〜図11からわかるように、チェーファー構成要素ストリップ70は、タイヤカーカス12の一部を形成している柔軟なタイヤ構成要素ストリップを表している。チェーファーストリップ70の形態のタイヤ構成要素ストリップは、対向しているストリップリップ部分82,84とチャネル底壁86とによって画定されている上側表面内のチャネル90を実現し、柔軟なチェーファータイヤ構成要素70内に形成されている空気通路238は、タイヤカーカス12の周囲の少なくとも部分的な円周の、好ましくは180度の経路内を空気入口キャビティ132と空気出口キャビティ134との間を延びている。細長い通路形状のストリップ組み立て体104は、未加硫のタイヤ組み立て中とタイヤ硬化中に、柔軟なチェーファータイヤ構成要素70の空気通路238を占めており、空気通路238を形成している。通路形状のシリコンストリップ組み立て体104は、空気通路238を所望の断面構成に形成し維持するように動作する。所望の断面構成は、シリコンストリップ組み立て体104の断面構成を複製する。
通路形状のシリコンストリップ組み立て体104は、硬化後処理において空気通路238から取り除き可能である。自由端106,108は空気入口キャビティと空気出口キャビティの位置でそれぞれ利用可能(accessible)であって、それによって、シリコンストリップ組み立て体104は軸線方向の引く力をシリコンストリップ組み立て体104の自由端106または108に作用させることによって取り除かれてもよい。
図5および図10Aから図10Cにおいて、通路形状のストリップ組み立て体104は概ね楕円状の断面構成を有しており、ゴム合成物などの剥離材料で構成されているさや92に収容されているシリコンコア58を有して構成されていることに注意されたい。柔軟なチェーファータイヤ構成要素70は、半径方向外側の領域72から半径方向内側の領域88まで断面厚さが、側部から側部まで(タイヤカーカス12内の軸線方向)、増加している。空気通路238となるチャネル90は、半径方向内側のより厚い領域88内に位置している。チャネル90は、図10A〜図10Cでわかるように、好ましい範囲が−20度から+20度までの範囲内の角度θで、半径方向外側の領域72に向けて半径方向内側に角度を付けて、領域88内に延びるように構成されている。
図26を参照すると、細長いストリップ組み立て体104によって画定された空気通路238から組み立て体104を引き出す好ましい方法が硬化後処理において見出される。組み立て体104は、柔軟なタイヤ構成要素(チェーファー28)内を占有している状態から長さ方向に引き出され、それによって、細長いストリップ組み立て体104によって以前に占められていた空間によってチェーファー構成要素28内の空気通路238を画定する。細長いストリップの自由端108は空気入口キャビティ132の位置で利用可能(accessible)で、自由端106は空気出口キャビティ134の位置で利用可能(accessible)である。細長いストリップ組み立て体104は、細長いストリップの自由端108に作用する引く力によって、タイヤカーカスに対して接線方向に端から端まで空気入口キャビティ132から移動して取り出される。あるいは、組み立て体104は、自由端106によって、出口開口134から取り出されてもよい。引く力の作用は、細長いストリップ組み立て体104の自由端108に作用する張力だけの形態、または他の引き出し技法との組み合わせの形態であってもよい。たとえば、限定を意図せずに、組み立て体104をチェーファーチャネル80から押すように抜き取り空気圧装置を配置してもよい。理解されるように、公知の種類の空気圧装置(不図示)はノズルが取り付けられている空気ブローガンからなっていてもよい。ノズルは、出口キャビティ134内で硬化している出口ドームナット268(図32Aから図32D)内にねじ込まれるように構成されていてもよい。ガンはある量の加圧空気を通路238内に加えて、シリコンストリップ組み立て体104をタイヤカーカスの接線方向に入口キャビティ132から引き出す。水と洗剤との混合物といった潤滑剤を、シリコンストリップ組み立て体104の引き出しを成し遂げるのを支援するように、シリコンストリップ組み立て体104に沿って注入してもよい。いったんシリコンストリップ104が引き出されると、前述したように空気入口装置が空気入口キャビティ132内に挿入され、空気出口装置が空気出口キャビティ134内に挿入され、画定されている空気通路238の対向している両端部が空気流によって通じる。
本発明の変形例が本明細書に示している説明の観点から可能である。対象としている発明を説明する目的で、特定の代表的な実施形態と詳細とを示しているが、当業者には対象としている発明の範囲から逸脱することなく、実施形態において様々な変更と修正が可能であることが明らかになるであろう。そのため、当然のことながら、添付の特許請求の範囲で定めている本発明の意図した完全な範囲において、説明している特定の実施形態の変更が可能である。
20 タイヤキャビティ
70 チェーファーストリップ
104 ストリップ組み立て体
106 自由端
108 自由端
132 入口キャビティ
134 出口キャビティ
238 空気通路

Claims (16)

  1. 付属の空気維持ポンプ組み立て体を有しているタイヤを製造する方法であって、
    細長いストリップコアを製造するステップと、
    柔軟なタイヤ構成要素内の空気入口キャビティと空気出口キャビティとの間を延びている前記ストリップコアを未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素内の容器内に収容するステップと、
    前記柔軟なタイヤ構成要素と、収容されている前記ストリップコアとを有している複数のタイヤ構成要素から未加硫のタイヤカーカスをタイヤ製造ドラム上で製造するステップと、
    前記未加硫のタイヤカーカスを、前記ストリップコアを収容している前記柔軟な構成要素を有している硬化している完成したタイヤに硬化させるステップと、
    前記柔軟なタイヤ構成要素内に実質的に塞がれていない空気通路が残るように、前記収容されているストリップコアを硬化した前記柔軟なタイヤ構成要素から取り除くステップと、
    空気入口組み立て体を前記空気入口キャビティ内に挿入し、空気出口組み立て体を前記空気出口キャビティ内に挿入するステップと、を有することを特徴とする、方法。
  2. 収容されている前記ストリップコアを長さ方向に端から端まで、硬化している前記柔軟なタイヤ構成要素から前記ストリップコアの自由な端部を引くことによって取り除くステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記空気出口組み立て体を、タイヤサイドウォールを通してタイヤキャビティと通じるように延ばすステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
  4. 一時的な空気入口組み立て体を前記空気入口キャビティ内に挿入するステップと、
    前記未加硫のタイヤカーカスを硬化させる前に、一時的な空気出口組み立て体を前記空気出口キャビティ内に挿入するステップと、
    前記未加硫のタイヤカーカスの硬化後に、前記一時的な空気入口組み立て体と前記一時的な空気出口組み立て体とを取り除くステップと、
    をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  5. チャネルを複数のチャネル側壁とチャネル底壁とによって定められている未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素内に構成するステップと、
    前記ストリップコアを前記チャネル内に挿入するステップと、
    柔軟な前記チャネル側壁を前記ストリップコア上にたたむステップと、
    によって、前記ストリップコアを未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素内の前記容器内に収容するステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記チャネルを未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素内に構成する前記ステップは、前記チャネルが内部に構成されている未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素を押し出すことによって行われる、請求項5に記載の方法。
  7. 未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素はタイヤチェーファー構成要素である、請求項6に記載の方法。
  8. 収容されている前記ストリップコアを、長さ方向に端から端まで、硬化している前記柔軟なタイヤ構成要素から前記タイヤカーカスに対して実質的に接線方向に前記ストリップコアの自由な端部を引くことによって取り除くステップをさらに有する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記塞がれていない空気通路とタイヤキャビティとの間が空気流によって通じるように前記空気出口組み立て体を、タイヤサイドウォールを通して延ばすステップをさらに有する、請求項7に記載の方法。
  10. 前記未加硫のタイヤカーカスを硬化させる前に、一時的な空気入口組み立て体を前記空気入口キャビティ内に挿入するステップと、
    前記未加硫のタイヤカーカスを硬化させる前に、一時的な空気出口組み立て体を前記空気出口キャビティ内に挿入するステップと、
    前記未加硫のタイヤカーカスの硬化後に、前記一時的な空気入口組み立て体と前記一時的な空気出口組み立て体とを取り除くステップと、
    を有する、請求項7に記載の方法。
  11. 付属の空気維持ポンプ組み立て体を有しているタイヤを製造する方法であって、
    細長いストリップコアを製造するステップと、
    柔軟なタイヤ構成要素内の空気入口キャビティと空気出口キャビティとの間を延びている前記ストリップコアを未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素内の容器内に収容するステップと、
    タイヤ製造ドラム上で未加硫のタイヤカーカスを前記柔軟なタイヤ構成要素と、前記未加硫のタイヤカーカスの周囲の少なくとも部分的な円周方向の経路に沿って伸びている、収容された前記ストリップコアと、を含む複数のタイヤ構成要素から製造するステップと、
    一時的な空気入口組み立て体を前記空気入口キャビティ内に挿入するステップと、
    一時的な空気出口組み立て体を前記空気出口キャビティ内に挿入するステップと、
    前記未加硫のタイヤカーカスを、前記ストリップコアを収容している前記柔軟なタイヤ構成要素を有している硬化している完成したタイヤに硬化させるステップと、
    前記一時的な空気入口組み立て体と前記一時的な空気出口組み立て体とを前記空気入口キャビティと前記空気出口キャビティとからそれぞれ取り除くステップと、
    前記柔軟なタイヤ構成要素内に実質的に塞がれていない内部空気通路が残るように、収容されている前記ストリップコアを硬化した前記柔軟なタイヤ構成要素から取り除くステップと、
    空気入口組み立て体を前記空気入口キャビティ内に挿入し、空気出口組み立て体を前記空気出口キャビティ内に挿入するステップと、を有することを特徴とする、方法。
  12. 収容されている前記ストリップコアを、長さ方向に端から端まで、硬化している前記柔軟なタイヤ構成要素から、前記タイヤカーカスに対して接線方向に前記ストリップコアの自由な端部を長さ方向に外向きに引くことによって取り除くステップをさらに有する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記空気出口組み立て体を、タイヤサイドウォールを通してタイヤキャビティと通じるように延ばすステップをさらに有する、請求項12に記載の方法。
  14. チャネルを複数のチャネル側壁とチャネル底壁とによって定められている未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素内に構成するステップと、
    前記ストリップコアを前記チャネル内に挿入するステップと、
    柔軟な前記チャネル側壁を前記ストリップコア上にたたむステップと、
    によって、前記ストリップコアを未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素内の前記容器内に収容するステップを有する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記チャネルを未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素内に構成する前記ステップは、前記チャネルが内部に構成されている未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素を押し出すことによって行われる、請求項14に記載の方法。
  16. 未硬化の前記柔軟なタイヤ構成要素はタイヤチェーファー構成要素である、請求項15に記載の方法。
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