JP2013125605A - 表示装置用照明装置及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】色再現範囲を充分に優れたものとしながら、LEDの蛍光体種類を削減することができ、モジュールのコストダウンが可能である表示装置用照明装置、及び、それを備える表示装置を提供する。
【解決手段】光源及び反射部材を有する表示装置用照明装置であって、上記光源は、青色の光を発光する青色発光ダイオード、及び、赤色の光を発光する赤色蛍光体を必須として構成されるものであり、上記反射部材は、緑色の波長領域に反射率のピークを有する表示装置用照明装置である。
【選択図】図1
【解決手段】光源及び反射部材を有する表示装置用照明装置であって、上記光源は、青色の光を発光する青色発光ダイオード、及び、赤色の光を発光する赤色蛍光体を必須として構成されるものであり、上記反射部材は、緑色の波長領域に反射率のピークを有する表示装置用照明装置である。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示装置用照明装置及び表示装置に関する。より詳しくは、エッジライト型の表示装置用照明装置及び表示装置に関するものである。
表示装置用照明装置は、光による表示手段を有する装置を照明するためのものであり、例えば、液晶表示装置におけるバックライト部等において広く用いられている。すなわち、液晶表示装置においては、液晶パネル自体が発光しないことから、通常では透過型又は半透過型の液晶表示装置において、光を液晶パネルに入光させるバックライト部として表示装置用照明装置が備え付けられている。このような液晶表示装置は、情報や映像の表示手段に欠かすことができないものとなっており、近年では、例えば、スマートフォンやタブレット等の情報携帯端末の表示パネル、車載用の表示パネル、パーソナルコンピュータ、テレビ等において、低消費電力、軽量、薄型という液晶表示の特徴を充分に生かした高品位の製品が注目され、その応用分野が広がりつつある。
液晶表示装置に用いられるバックライトとしては、現在2大方式としてエッジライト型(サイドライト型)及び直下型(ダイレクト型)がある。
エッジライト型の場合には、構造的特徴として、導光板と呼ばれる透明な板の側面に、一般的には冷陰極管等の棒状光源が配置されている。この場合、光源から導光板に入光させ、それを導光板内から、シボ加工、印刷、プリズム処理等により液晶パネル側に出光させている。これにより、直下型と比較して、薄型化が可能である。また、光源の本数が少なく、部品点数が少なくなり、光源の駆動回路も簡便なものとなる。更に、消費電力も小さく、発熱の総量も小さくすることが可能である。なお、20型以下の中小型の表示パネルに用いられる照明装置が、重量を軽減するうえで特に好ましい。
エッジライト型の場合には、構造的特徴として、導光板と呼ばれる透明な板の側面に、一般的には冷陰極管等の棒状光源が配置されている。この場合、光源から導光板に入光させ、それを導光板内から、シボ加工、印刷、プリズム処理等により液晶パネル側に出光させている。これにより、直下型と比較して、薄型化が可能である。また、光源の本数が少なく、部品点数が少なくなり、光源の駆動回路も簡便なものとなる。更に、消費電力も小さく、発熱の総量も小さくすることが可能である。なお、20型以下の中小型の表示パネルに用いられる照明装置が、重量を軽減するうえで特に好ましい。
ところで、LEDで白色を発光させる方法としては、一般的には、赤色、緑色、青色の各LEDチップを用いたり、青色(青紫色)発光ダイオードとそれによって励起される赤色蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体を用いたり、青色発光ダイオードとそれによって励起される黄色蛍光体を用いたりする方法がある。
従来の表示装置用照明装置としては、液晶パネルに光を照射するためのバックライト装置において、光源と、該光源からの光を反射して前記液晶パネルの方向に導く反射シートとを備え、前記反射シートは、380nmから780nmの可視光波長のうち、波長400nmから500nmの間に反射率のピークを有し、波長500nm以上の反射率と上記反射率ピーク値との差が5%以上とされた反射率特性を有することを特徴とするバックライト装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
LED(Light Emitting Diode)の白色光は、例えば、青色発光ダイオードに、赤色の蛍光体(以下、R蛍光体とも言う。)及び緑色の蛍光体(以下、G蛍光体とも言う。)を用いることで、色再現性の良い白色光を実現している。このLEDから蛍光体の種類を削減した場合、例えば、G蛍光体を削減すると赤色がかったLED光となったり、R蛍光体を削減すると緑色がかったLED光となったりし、バックライトモジュールとしての色度に不具合が生じる。通常は反射シートが白色であるため、このように、LED光の色度がバックライトモジュールとしての色度に大きく影響を与える。
上記特許文献1には、反射率が波長に依存する反射シート、具体的には、波長400〜500nmの青色光を主として反射する反射シートを用いた液晶表示装置が開示されている。しかしながら、この技術は、R蛍光体及びG蛍光体の2種類の蛍光体から、蛍光体の種類を削減したLED光に適用して、白色光を実現できるものではなかった。また、特許文献1に記載の液晶表示装置は、黄色蛍光体を用いた疑似白色LEDを備えるものであるところ、赤色の波長領域のスペクトル強度が弱く、特に赤色の色再現が低いため、画質を向上するための工夫の余地があった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、色再現範囲を充分に優れたものとしながら、LEDの蛍光体種類を削減することができ、モジュールのコストダウンが可能である表示装置用照明装置、及び、それを備える表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明者は、液晶表示装置のバックライト等に好適に適用することができ、色再現範囲を充分に優れたものとしながら、モジュールのコストダウンが可能である表示装置用照明装置、及び、それを備える表示装置について種々検討するうち、光源光の各波長の強度と、反射部材の分光反射率とを掛け合わせたものが反射光(反射光の各波長の強度)となることに着目した。そして、これまでR蛍光体及びG蛍光体を用いて白色光を実現していたLEDに対して、G蛍光体を削減し、R蛍光体のみを用いて、より赤色がかったLED光を発するLEDを用いると、モジュールのコストを飛躍的に減少させることができることに着目した。更に、このようなLEDを用いるとともに、反射シートの反射率を波長に依存するものとすることに着目し、反射シートを着色し、緑色の反射シートとすることで、上記のLEDを用いつつ、バックライトモジュールとして白色光源を実現することができることを見いだし、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。なお、本発明の表示装置用照明装置は、例えば、エッジライト型バックライトに好適であり、特に中小型の液晶表示装置において適用した際に有利なものとなる。また、本発明と、特許文献1に記載の発明との相違点は、特許文献1に記載の発明では波長400〜500nmの青色光を反射する反射シートを用いるのに対して、本発明では緑色光を反射する反射シートを用いる点にある。本発明により、LEDの蛍光体種類を削減することができるため、モジュールをコストダウンできるとともに、色再現範囲を充分に優れたものとすることができる。
すなわち、本発明は、光源及び反射部材を有する表示装置用照明装置であって、上記光源は、青色の光を発光する青色発光ダイオード、及び、赤色の光を発光する赤色蛍光体を必須として構成されるものであり、上記反射部材は、緑色の波長領域に反射率のピークを有する表示装置用照明装置である。なお、本明細書中、反射部材がある波長領域に反射率のピークを有するとは、波長に対する反射部材の反射率を示すグラフにおいて、ある波長領域に反射率のピークがあることを言う。本明細書中、緑色の波長領域とは、例えば、495〜570nmである。
上記赤色の光を発光する赤色蛍光体は、通常、赤色の光(赤色の波長領域の光)を他の色の光(赤色以外の色の波長領域の光)よりも強く発光する特性をもつものである。言い換えれば、通常、赤色の光を選択的に発光するものである。また、上記赤色蛍光体が発光する光は、波長領域620〜700nmにピーク波長を有することが好ましい。
上記緑色の波長領域に反射率のピークを有する反射部材は、通常、緑色の光(緑色の波長領域の光)を他の色の光(緑色以外の色の波長領域の光)よりも強く反射する特性をもつものである。言い換えれば、通常、緑色の光を選択的に反射するものである。
上記反射部材は、波長領域440〜460nm、及び、波長領域540〜560nmのそれぞれに反射率のピークを有することが好ましい。より好ましくは、波長450nm及び550nm付近に反射率のピークを有することである。また、上記反射部材は、波長500nm付近に極小値を有することが好ましい。更に、上記波長領域440〜460nm(好ましくは、波長450nm)の反射率のピークの半値幅は60nm±5nm程度、波長領域540〜560nm(好ましくは、波長550nm)の反射率のピークの半値幅は70nm±5nm程度であることが特に好ましい。
上記反射部材は、波長領域440〜460nm、及び、波長領域540〜560nmのそれぞれに反射率のピークを有することが好ましい。より好ましくは、波長450nm及び550nm付近に反射率のピークを有することである。また、上記反射部材は、波長500nm付近に極小値を有することが好ましい。更に、上記波長領域440〜460nm(好ましくは、波長450nm)の反射率のピークの半値幅は60nm±5nm程度、波長領域540〜560nm(好ましくは、波長550nm)の反射率のピークの半値幅は70nm±5nm程度であることが特に好ましい。
上記反射部材は、緑色の顔料を備えることが好ましい。中でも、上記緑色の顔料は、フタロシアニン、アゾメチン及びペリレンからなる群より選択される少なくとも1種を含むことがより好ましい。
上記青色発光ダイオードが発光する光は、青色の光(青色の波長領域の光)を他の色の光(青色以外の色の波長領域の光)よりも強く発光する特性をもつものであればよいが、実質的に青色の光だけを発光するものであることが好ましい。また、上記青色発光ダイオードが発光する光は、波長領域450〜480nmにピーク波長を有することが好ましい。
上記反射部材は、例えば、反射シートであることが好ましい。また、上記反射部材は、その表面にビーズコートを備えることが本発明の好ましい形態の1つである。
本発明の表示装置用照明装置は、上記反射部材上に導光板を有し、上記光源は、該導光板の縁部に設けられていることが好ましい。
本発明の表示装置用照明装置は、エッジライト型であることが好ましく、例えば、透明な樹脂製導光板の1又は2以上の側面に光源支持部を介して光源が配置された形態等が挙げられる。より好ましくは、上記光源が、導光板を平面視したときに、導光板の対向する2辺のそれぞれ、又は、1辺に設けられていることである。
本発明の表示装置用照明装置は、エッジライト型であることが好ましく、例えば、透明な樹脂製導光板の1又は2以上の側面に光源支持部を介して光源が配置された形態等が挙げられる。より好ましくは、上記光源が、導光板を平面視したときに、導光板の対向する2辺のそれぞれ、又は、1辺に設けられていることである。
本発明の表示装置用照明装置は、通常照明装置に用いられる部材、例えば、拡散板や、拡散シート、集光レンズシート、光偏光選択性反射透過シート、保護・拡散シート、電磁遮蔽シート(導電シート、ITOシート)等の各種光学シート等が適宜配置することができる。
本発明はまた、本発明の表示装置用照明装置を備える表示装置でもある。本発明の表示装置が備える表示装置用照明装置の好適な形態は、上述した本発明の表示装置用照明装置の好適な形態と同様である。本発明の表示装置は、スマートフォンやタブレット等の情報携帯端末の表示パネル、車載用の表示パネル等の中小型の液晶表示パネルであることが特に好ましい。
本発明の表示装置用照明装置及び表示装置の構成としては、このような構成要素を必須として形成されるものである限り、その他の構成要素により特に限定されるものではなく、表示装置用照明装置及び表示装置に通常用いられるその他の構成を適宜適用することができる。
本発明の表示装置用照明装置は、上述のような構成であるので、色再現範囲を充分に優れたものとしながら、LEDの蛍光体種類を削減することができ、モジュールのコストダウンが可能である。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施形態1
図1は、実施形態1の表示装置用照明装置を示す断面模式図である。
本発明が好適に適用される構成は、図1に示されるように、エッジライト方式のLED基板、導光板、及び、反射シートを備えた構成である。
図1は、実施形態1の表示装置用照明装置を示す断面模式図である。
本発明が好適に適用される構成は、図1に示されるように、エッジライト方式のLED基板、導光板、及び、反射シートを備えた構成である。
実施形態1の概要は、LEDを備えるLED基板11の光源13は、LEDとしては青色発光ダイオードを用い、蛍光体としては赤色の蛍光体(R蛍光体)のみを用いたものであり、赤色がかったLED光を発光する。また、基板10上に貼り付けされた反射シート15は、従来の白色反射シートではなく、緑色顔料で着色した反射シートであり、このような光源13及び反射シート15を用いることで、表示装置用照明装置50(バックライト)として白色の発光を実現することができる。
(効果)
光源13の蛍光体の種類を従来のR蛍光体とG蛍光体の2種類からR蛍光体1種類のみとすることで、LED基板のコスト削減を行うことができる。また、LEDとしては青色発光ダイオードを用い、蛍光体としては赤色の蛍光体(R蛍光体)のみを用い、反射シート15は緑色の光を選択的に反射することから、実施形態1の表示装置用照明装置50は構成上RGBの3原色に対応しており、赤色の色再現も優れたものとすることができ、色再現範囲を充分に優れたものとすることができる。
光源13の蛍光体の種類を従来のR蛍光体とG蛍光体の2種類からR蛍光体1種類のみとすることで、LED基板のコスト削減を行うことができる。また、LEDとしては青色発光ダイオードを用い、蛍光体としては赤色の蛍光体(R蛍光体)のみを用い、反射シート15は緑色の光を選択的に反射することから、実施形態1の表示装置用照明装置50は構成上RGBの3原色に対応しており、赤色の色再現も優れたものとすることができ、色再現範囲を充分に優れたものとすることができる。
図2は、実施形態1に係る赤色蛍光体を用いた青色発光ダイオードから発光する光の波長(nm)に対する強度を示すグラフである。なお、本明細書中、赤色蛍光体を用いた青色発光ダイオードを赤色LEDとも言う。図3は、実施形態1に係る緑色反射シートの波長(nm)に対する分光反射率を示すグラフである。図4は、実施形態1の表示装置用照明装置から発光される光の波長(nm)に対する強度を示すグラフである。
実施形態1において、青色発光ダイオードが発光する光は、波長領域450〜480nmにピーク波長を有する。
また赤色蛍光体が発光する光は、波長領域620〜700nmにピーク波長を有する。
また赤色蛍光体が発光する光は、波長領域620〜700nmにピーク波長を有する。
反射シートは、波長領域440〜460nm、及び、波長領域540〜560nmのそれぞれに反射率のピークを有する。また、波長450nm及び550nm付近に反射率のピークを有し、波長500nm付近に極小値を有するものが好ましい。更に、波長450nmピークの半値幅は60nm程度、波長550nmピークの半値幅は70nm程度であることが好ましい。
このような形態とするスペクトル範囲に特定することにより、より白に近い白色光を作り出すことができ、本発明の効果を顕著に発揮することができる。なお、実施形態1に係る反射光のスペクトルは、波長領域450〜480nm、波長領域540〜560nm、波長領域620〜700nmにそれぞれピーク波長を有する。
なお、緑色顔料の種類は、フタロシアニン、アゾメチン、ペリレン等が好ましい。
図5は、実施形態1の表示装置用照明装置の色度を示すXYZ表色系色度図である。
色度は色度図上、丸で囲んだ箇所(x:0.2765、y:0.2506)であり、図5の色度図から、やや青みがかった白となることが分かる。ただこの例は、反射シートとLEDの組合せで、どんな色でも作ることが示されており、更に白に近い白を作り出すことも可能である。
色度は色度図上、丸で囲んだ箇所(x:0.2765、y:0.2506)であり、図5の色度図から、やや青みがかった白となることが分かる。ただこの例は、反射シートとLEDの組合せで、どんな色でも作ることが示されており、更に白に近い白を作り出すことも可能である。
なお、実施形態1の表示装置用照明装置を備える液晶表示装置は、通常の液晶表示装置が備える部材(例えば、液晶パネル、偏光板等)を適宜備えることができる。後述する実施形態においても同様である。液晶表示装置としては、タブレット、スマートフォン等の携帯電話やゲーム機、カーナビゲーション等の車載用の機器等の中小型の液晶表示装置に適用されることが特に好ましい。
実施形態2
図6は、実施形態2の表示装置用照明装置を示す断面模式図である。
実施形態1では、バックライトの方式として、LED基板が導光板17の下1辺だけに配置されている形態を示したが、導光板の上下2辺、左右2辺、下1辺のいずれの配置でもよい。図6では、LED基板を導光板117の上下2辺のそれぞれに配置したものを示す。
光源とバックライトモジュール中心との距離が、一般的に下1辺>左右2辺>上下2辺となっており、中心との距離が遠い程、導光板中の伝播に寄ってLED光源からの色度のずれが生じるおそれがあり、反射シートの顔料配合を変える必要が生じる可能性がある。実施形態2のその他の構成は、実施形態1に示した構成と同様である。
図6は、実施形態2の表示装置用照明装置を示す断面模式図である。
実施形態1では、バックライトの方式として、LED基板が導光板17の下1辺だけに配置されている形態を示したが、導光板の上下2辺、左右2辺、下1辺のいずれの配置でもよい。図6では、LED基板を導光板117の上下2辺のそれぞれに配置したものを示す。
光源とバックライトモジュール中心との距離が、一般的に下1辺>左右2辺>上下2辺となっており、中心との距離が遠い程、導光板中の伝播に寄ってLED光源からの色度のずれが生じるおそれがあり、反射シートの顔料配合を変える必要が生じる可能性がある。実施形態2のその他の構成は、実施形態1に示した構成と同様である。
実施形態3
図7は、実施形態3の表示装置用照明装置を示す断面模式図である。図8は、実施形態3に係る反射シートを示す断面模式図である。
実施形態3は、図7及び図8に示したように、導光板との密着を防ぐために、反射シートの表面にビーズコートを設ける。なお、3層白反射フィルムは、LEDエッジ用標準品であるが、本実施形態では、更に2層目に緑色顔料を内包した空隙241を設け、3層白反射フィルムに緑色顔料を内包した空隙を設けたフィルム235とした。緑色顔料は、上述したものと同様のものを用いることができる。なお、3層白反射フィルムにおける層237、239、243のそれぞれの材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET)であり、ビーズを備える層233の材質もPETである。実施形態3のその他の構成は、実施形態1に示した構成と同様である。
図7は、実施形態3の表示装置用照明装置を示す断面模式図である。図8は、実施形態3に係る反射シートを示す断面模式図である。
実施形態3は、図7及び図8に示したように、導光板との密着を防ぐために、反射シートの表面にビーズコートを設ける。なお、3層白反射フィルムは、LEDエッジ用標準品であるが、本実施形態では、更に2層目に緑色顔料を内包した空隙241を設け、3層白反射フィルムに緑色顔料を内包した空隙を設けたフィルム235とした。緑色顔料は、上述したものと同様のものを用いることができる。なお、3層白反射フィルムにおける層237、239、243のそれぞれの材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET)であり、ビーズを備える層233の材質もPETである。実施形態3のその他の構成は、実施形態1に示した構成と同様である。
10、110、210:基板
11、111、121、211:LED基板
13、113、123、213:光源
15、115、215:反射シート
17、117、217:導光板
50、150、250:表示装置用照明装置
231:ビーズ
233:ビーズを備える層
235:3層白反射フィルムに緑色顔料を内包した空隙を設けたフィルム
237、239、243:3層白反射フィルムにおける層
241:緑色顔料を内包した空隙
11、111、121、211:LED基板
13、113、123、213:光源
15、115、215:反射シート
17、117、217:導光板
50、150、250:表示装置用照明装置
231:ビーズ
233:ビーズを備える層
235:3層白反射フィルムに緑色顔料を内包した空隙を設けたフィルム
237、239、243:3層白反射フィルムにおける層
241:緑色顔料を内包した空隙
Claims (11)
- 光源及び反射部材を有する表示装置用照明装置であって、
該光源は、青色の光を発光する青色発光ダイオード、及び、赤色の光を発光する赤色蛍光体を必須として構成されるものであり、
該反射部材は、緑色の波長領域に反射率のピークを有する
ことを特徴とする表示装置用照明装置。 - 前記反射部材は、波長領域440〜460nm、及び、波長領域540〜560nmのそれぞれに反射率のピークを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置用照明装置。 - 前記反射部材は、緑色の顔料を備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置用照明装置。 - 前記緑色の顔料は、フタロシアニン、アゾメチン及びペリレンからなる群より選択される少なくとも1種を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置用照明装置。 - 前記青色発光ダイオードが発光する光は、波長領域450〜480nmにピーク波長を有する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置用照明装置。 - 前記赤色蛍光体が発光する光は、波長領域620〜700nmにピーク波長を有する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の表示装置用照明装置。 - 前記表示装置用照明装置は、前記反射部材上に導光板を有し、
前記光源は、該導光板の縁部に設けられている
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の表示装置用照明装置。 - 前記光源は、導光板を平面視したときに、導光板の対向する2辺のそれぞれ、又は、1辺に設けられている
ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置用照明装置。 - 前記反射部材は、その表面にビーズコートを備える
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の表示装置用照明装置。 - 前記反射部材は、反射シートである
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の表示装置用照明装置。 - 請求項1〜10のいずれかに記載の表示装置用照明装置を備えることを特徴とする表示装置。
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