JP2013124850A - Gas cooking stove - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ガスコンロに関する。 The present invention relates to a gas stove.
システムキッチンのカウンタトップに設置される所謂ドロップイン式のガスコンロは、カウンタトップの上面よりも下方に設けられるコンロ器体と、コンロ器体の上面を覆ってカウンタトップの上面に露出する天板とで構成されている。 A so-called drop-in type gas stove installed on the counter top of the system kitchen includes a stove body provided below the upper surface of the counter top, and a top plate that covers the upper surface of the stove body and is exposed on the upper surface of the counter top. It consists of
従来、この種のガスコンロにおいては、複数のコンロバーナを天板上に備えている。そして、コンロバーナを操作するための点消火ボタンや火力調節レバー等の操作手段は、コンロ器体の前壁に配置されてカウンタトップの下方から露出している。 Conventionally, in this type of gas stove, a plurality of stove burners are provided on the top plate. And operation means, such as a point fire extinguishing button for operating a stove burner, and a heating power adjustment lever, are arranged on the front wall of the stove body and exposed from below the counter top.
しかし、このように構成されたガスコンロでは、点消火ボタンや火力調節レバー等の操作手段が、調理を行う天板の上方位置よりも極度に下方に位置するため、使用者にとって操作手段の視認性や操作性が悪い。 However, in the gas stove configured in this way, the operation means such as the fire extinguishing button and the heating power adjustment lever are positioned extremely lower than the upper position of the cooking top, so that the visibility of the operation means for the user And operability is poor.
一方、操作摘み等の操作手段を天板上に設けたガスコンロが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
On the other hand, a gas stove in which operation means such as an operation knob is provided on a top plate is known (for example, see
しかし、天板の上面に操作摘み等の操作手段を設けると、天板の一部の範囲が操作手段のために用いられ、コンロバーナの設置間隔が狭くなる等によって調理スペースが減少する。また、天板上はコンロバーナの輻射熱等により高温になるため、その影響で操作摘み等の操作手段も高温となるおそれがある。 However, if an operation means such as an operation knob is provided on the top surface of the top plate, a part of the range of the top plate is used for the operation means, and the cooking space is reduced due to a narrow installation interval of the combustor. In addition, since the top plate becomes hot due to the radiant heat of the stove burner and the like, there is a risk that operation means such as an operation knob will also become hot.
上記の点に鑑み、本発明は、天板上の調理スペースを減少させることなく操作手段の視認性や操作性を向上させたガスコンロを提供することを目的とする。 In view of the above points, an object of the present invention is to provide a gas stove that improves the visibility and operability of the operation means without reducing the cooking space on the top plate.
かかる目的を達成するために、本発明は、カウンタトップ内に設けられるコンロ器体と、カウンタトップ上に設けられる天板部と、コンロバーナと、コンロバーナを操作する操作手段とを備えるガスコンロにおいて、前記天板部は、前記コンロバーナが露出する天面板と、該天面板の外周に設けられて該天面板を前記カウンタトップの上面から所定の高さを存した位置に支持する枠体とを備え、前記操作手段は、前記枠体の前側面を貫通して前方に延びる操作柄部と、該操作柄部の先端に設けられて前記枠体の前側面から露出する操作摘みとを備えることを特徴とする。 In order to achieve such an object, the present invention provides a gas stove comprising a stove body provided in a counter top, a top plate provided on the counter top, a stove burner, and operating means for operating the stove burner. The top plate part is exposed to the top plate, and the frame is provided on the outer periphery of the top plate to support the top plate at a predetermined height from the top surface of the countertop. The operation means includes an operation handle portion that extends forward through the front side surface of the frame body, and an operation knob that is provided at the tip of the operation handle portion and is exposed from the front side surface of the frame body. It is characterized by that.
本発明は上記の構成により、天板部の枠体の前側であってカウンタトップの上側に操作摘みが設けられているから、操作摘みの視認性が高く操作もしやすい。また、操作摘みが枠体の前側面に配置されているので、天面板の上面に広い調理スペースが確保できる。また、操作摘みが枠体の前側面に配置されているので、操作摘みは天面板上のコンロバーナからの輻射熱を受け難く、天面板から操作摘みへの熱の伝達も少ないので操作時に使用者の不快感を軽減することができる。 According to the present invention, since the operation knob is provided on the front side of the frame of the top plate portion and on the upper side of the counter top, the operation knob is highly visible and easy to operate. Further, since the operation knob is arranged on the front side surface of the frame body, a wide cooking space can be secured on the upper surface of the top plate. In addition, since the operation knob is arranged on the front side of the frame, the operation knob is less susceptible to radiant heat from the top plate and the heat transfer from the top panel to the operation knob is less, so that Discomfort can be reduced.
また、本発明において、前記操作手段は、前記操作摘みの前端が前記カウンタトップ前端と前記枠体の前側面との間に位置するように設けられていることを特徴とする。これによれば、操作摘みへの不用意な接触が防止でき、操作手段の誤動作を防止することができる。 In the present invention, the operation means is provided such that a front end of the operation knob is positioned between the countertop front end and a front side surface of the frame body. According to this, inadvertent contact with the operation knob can be prevented, and malfunction of the operation means can be prevented.
また、本発明において、前記天板部の前記枠体は、前記操作手段の前記操作柄部が貫通する貫通孔を通る水平方向の線を境界として上下に分割可能とされていることを特徴とする。これによれば、枠体を分割して上側の枠体を持ち上げることにより、コンロ器体上部が容易に開放され、同時に操作柄部の上方も開放されるので、例えば、操作手段のメンテナンスの際に操作摘みを操作柄部から取り外すといった煩わしい作業を不要とすることができる。従って、メンテナンス等のためにコンロ器体を開放させる必要がある場合、その作業性が高い。 Further, in the present invention, the frame body of the top plate part can be vertically divided with a horizontal line passing through a through hole through which the operation handle part of the operation means passes as a boundary. To do. According to this, by dividing the frame body and lifting the upper frame body, the upper part of the stove body is easily opened, and the upper part of the operation handle part is also opened at the same time. In addition, the troublesome work of removing the operation knob from the operation handle portion can be eliminated. Therefore, when it is necessary to open the stove body for maintenance or the like, the workability is high.
また、本発明において、前記操作手段は、前記操作摘みにより前記操作柄部を水平方向に移動させて操作するものであることを特徴とする。操作柄部が水平方向に移動する操作手段は、例えば、回転式の操作柄部に比べて上下方向の寸法が比較的小さい。このため、天板部の高さ寸法を小さく抑えて天板部の外観を薄くすることができるので、カウンタトップ上に露出する天板部の美観を向上させることができる。 In the present invention, the operation means is operated by moving the operation handle portion in a horizontal direction by the operation knob. The operating means for moving the operation handle portion in the horizontal direction has a relatively small vertical dimension compared to, for example, a rotary operation handle portion. For this reason, since the external appearance of a top plate part can be made thin by restraining the height dimension of a top plate part, the aesthetics of the top plate part exposed on a countertop can be improved.
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のガスコンロ1は、図1に示すように、システムキッチンのカウンタトップ2に形成されたコンロ用開口3(図2参照)に落とし込むようにして設置されるドロップインコンロである。
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the
ガスコンロ1は、図2に示すように、コンロ器体4と、天板部5と、コンロバーナ6とを備えている。コンロ器体4は、図3に示すように、大略四角筒状の周壁7と、その底部を閉塞する底壁8とで構成されている。コンロ器体4の周壁7の上端には外側に水平に張り出す鍔部9が形成されている。鍔部9は、コンロ用開口3の周縁上面に掛止される。これにより、コンロ器体4は、コンロ用開口3の内側に吊設状態となる。
As shown in FIG. 2, the
天板部5は、図1及び図3に示すように、コンロ器体4の上面を覆ってカウンタトップ2の上部に露出する。天板部5は、図3に示すように、平板状の天面板10と、天面板10の外周を囲って天面板10を保持する枠体11とで構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
天面板10は、耐熱ガラス板或いは比較的厚手の金属板により形成され、図示省略したコーキング材により枠体11の上端部内側に接着されている。なお、図2及び図3に示すように、コンロ器体4の鍔部9には、天面板10を支えるための複数の天面板支持部材12が設けられている。天面板支持部材12は、天面板10の周縁部の下面に当接する。これにより、極めて大きな荷重が天面板10に付与されても、その荷重はコンロ器体4の鍔部9を介してカウンタトップ2で支えられ、更に、枠体11からの天面板10の脱落が確実に防止される。
The
枠体11は、所定の高さを有する周壁を備えている。この周壁は、図示しない平ネジ等によりコンロ器体4の鍔部9に連結された台枠部13と、台枠部13の上端部に分離可能に載置された上枠部14とで構成されている。
The
図3に示すように、台枠部13は、その略全周に、上枠部14が着座する着座面13aと、着座面13aの内側に沿って起立する内縦壁13bとを備えている。これにより、上枠部14は、着座面13aに着座した状態で内縦壁13bにより規制されて水平方向への移動が規制され、台枠部13に対する上枠部14の位置ずれが防止される。また、着座面13aの内側に内縦壁13bが起立していることにより、万一煮汁等が上枠部14と台枠部13の着座面13aとの間に侵入するような事態が生じても、内縦壁13bによって天板部5の内側への煮汁等の侵入を確実に阻止することができる。更に、図3及び図5に示すように、内縦壁13bの外側面に傾斜を形成しておくことにより、上枠部14を台枠部13に載置する際に、上枠部14が内縦壁13bの傾斜に案内されて着座面13aへの着座が円滑に行われる。
As shown in FIG. 3, the
天面板10は、カウンタトップ2の上面から所定の高さを存した位置に設けられているが、これは、上枠部14が、その上端部内側に天面板10を保持していることによるものである。これにより、天板部5は、コンロ器体4の上方であってカウンタトップ2の上面よりも高い位置に、天面板10と枠体11とによる比較的広い内部空間を形成している。
The
コンロバーナ6は、図3に示すように、バーナヘッド15と、スロート部16と、ホルダ部17とを備えている。バーナヘッド15は、円周側面に多数の炎孔18を備え、天面板10に形成されたバーナ用開口19を介して天面板10の上方に配設されている。スロート部16は、バーナヘッド15の内部に連通する円筒状に形成され、バーナヘッド15の中央部から下方に向って延設されている。
As shown in FIG. 3, the
ホルダ部17は、アルミニウム製ブロック材により形成され、スロート部16を着脱自在に支持するスロート支持部20と、スロート支持部20の下方に対向する基体部21とを備えている。スロート支持部20は、スロート部16と共にバーナヘッド15を支持している。スロート支持部20と基体部21とは、支柱部22によって一体に連結されている。
The
基体部21の内部には、燃料ガスの供給路23が形成されている。基体部21の上面側には、燃料ガスの供給路23に連通するノズル24が設けられている。ノズル24は、基体部21とスロート支持部20との間に立設され、スロート部16の軸心に沿って上向きに燃料ガスを噴出する。
A fuel gas supply path 23 is formed inside the
ノズル24から噴出される燃料ガスは、ノズル24の水平方向の周囲から燃焼用の一次空気を引き込みながらスロート部16を通過してバーナヘッド15に向う。このように、ノズル24の水平方向の周囲である基体部21とスロート支持部20との間の空隙が、このコンロバーナ6の一次空気吸入部25となっている。
The fuel gas ejected from the
バーナヘッド15は、その内部において、スロート部16を通過した燃料ガスと一次空気とが混合された混合ガスを生成し、炎孔18から噴出させる。そして、バーナヘッド15の炎孔18から噴出する混合ガスにより火炎が形成される。
The
ホルダ部17の支柱部22には点火プラグ26が支持されている。点火プラグ26は、図示しないイグナイタの駆動によりバーナヘッド15との間に点火のための火花放電を発生させる。
A
コンロ器体4の底壁8にはホルダ部17を支持するバーナ支持台27が設けられている。バーナ支持台27は、金属片を折り曲げることにより形成され、カウンタトップ2の上面よりも高い位置にホルダ部17を支持している。これにより、コンロバーナ6はコンロ器体4の内部にはなく、コンロバーナ6の一次空気吸入部25は、天面板10と枠体11とによる天板部5の内部に位置される。
A
ここで、図3及び図4に示すように、枠体11の後側面には、一次空気取り入れ口28が開設されている。また、枠体11の前側面には後述するレバー貫通孔29(貫通孔)が形成されており、このレバー貫通孔29も他の一次空気取り入れ口として機能する。一次空気取り入れ口28とレバー貫通孔29とは、何れも水平方向に開口している。
Here, as shown in FIGS. 3 and 4, a primary
一次空気取り入れ口28及びレバー貫通孔29は、図3に示すように、カウンタトップ2の上部に位置していることにより、例えば、カウンタトップ2の上面より下方に位置するコンロ器体4の周壁7に一次空気取り入れ口を設けた場合に比べて、一次空気流の屈曲や蛇行が殆どなく、十分な量の一次空気を円滑に取り入れることができる。
As shown in FIG. 3, the primary
また、前述した通り、コンロバーナ6の一次空気吸入部25は、天面板10と枠体11とによる天板部5の内部に位置されていることにより、コンロバーナ6の一次空気吸入部25と、枠体11の後側面の一次空気取り入れ口28と、枠体11の前側面のレバー貫通孔29とは、何れも略同等のレベルに位置する。
In addition, as described above, the primary
これにより、一次空気取り入れ口28とレバー貫通孔29とから一次空気吸入部25に向う空気流を円滑且つ確実に形成することができる。更に、一次空気取り入れ口28とレバー貫通孔29とが枠体11の前後の側面にあって互いに対向していることにより、一次空気吸入部25に向う空気流が前後方向から偏ることなく形成することができる。
Thus, an air flow from the primary
また、前述した通り、バーナ支持台27により支持されたコンロバーナ6のホルダ部17は、コンロ器体4の内部にはなく、枠体11の内部でカウンタトップ2の上面よりも高い位置にある。
In addition, as described above, the
これにより、コンロ器体4の内部への熱のこもりを抑制することができる。また、一次空気流はコンロ器体4の上方に形成されるために、コンロ器体4の内部への熱のこもりが生じても一次空気に対する影響は少ない。また、ホルダ部17は、枠体11の内部で形成される一次空気流に接するので、一次空気流によるホルダ部17の冷却効果が得られ、コンロバーナ6の過剰な温度上昇を抑えることができる。
Thereby, the accumulation of heat to the inside of the
しかも、一方の一次空気取り入れ口28は、枠体11の後側面にあって使用者に視認されることはなく、他方の一次空気取り入れ口をレバー貫通孔29としたことにより、図1に示すように高い美観を維持して外観が一次空気取り入れ口により阻害されることがない。なお、一次空気取り入れ口は、枠体11の前後の側面に限らず左右の側面に設けても良い。
Moreover, one
ところで、天板部5の内部には一次空気流が形成されるが、天板部5の上部には天面板10のバーナ用開口19が位置しているため、バーナ用開口19からの一次空気流の流出を防止する必要がある。そこで、図3に示すように、天面板10は、バーナ用開口19を閉塞する略円盤状の閉塞板30を備えている。これにより、一次空気流がバーナ用開口19を通過して上方に抜けることはない。
By the way, a primary air flow is formed inside the
閉塞板30は、バーナ用開口19の内周縁に装着された環状部材31上に載置される。また、天面板10には五徳32が載置されている。五徳32は、複数の五徳爪33とこれらの五徳爪33を連結する環状の連結部材34とで構成されている。なお、図示しないが、閉塞板30には、点火プラグ26及び失火検知用のセンサ類を貫通させるための小孔が形成されており、点火プラグ26や失火検知用のセンサ類と小孔との隙間を封止する封止部材を設けることにより、天板部5の内部からの一次空気の漏れやバーナ用開口19からガスコンロ1の内部への煮こぼれ汁等の侵入が防止されている。
The closing
コンロ器体4には、図3及び図5に示すように、ガスコック35が収容されている。ガスコック35は、コンロ器体4の周壁7の前面側を構成する前壁7aの近傍位置に配置されている。ガスコック35は、図示しない火力調整弁が内蔵されたコック胴部36と、火力調整弁を操作する操作手段37とを備えている。
As shown in FIGS. 3 and 5, the
コック胴部36には、イグナイタ用の点火スイッチ38が取り付けられている。また、コック胴部36には、燃料ガスを導入する金属製のガス導管39が接続状態で固定されている。更に、コック胴部36からは、コンロバーナ6に燃料ガスを供給するガス供給管40が延出している。ガス供給管40は、ホルダ部17の基体部21に接続され、基体部21の供給路23を介してノズル24に連通している。
An
ガス導管39は、図3及び図4に示すように、コンロ器体4の周壁7の後面側を構成する後壁7bを貫通して設けられたガスホース接続部41に接続されている。なお、図3において図示省略したガス導管39とガスホース接続部41との間には、ガスガバナ等が介設されている。また、図示しないが、ガスホース接続部41にはガスホースが接続され、ガスホースは外部の燃料ガス供給源に接続される。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
コック胴部36は、図5に示すように、その上端部から前方に張り出す張出部42を一体に備えている。この張出部42は、コンロ器体4の前壁7aの上端部に設けられた係止部43により係止される。係止部43は、コンロ器体4の前壁7aの上縁の鍔部9の上面と、この鍔部9に溶接等により固着された押え部材44とにより構成されている。コック胴部36の張出部42は、コンロ器体4の鍔部9の上面と押え部材44とに上下から挟持され、コンロ器体4に係止された状態となる。この構成により、コック胴部36の前端側とコンロ器体4の前壁7aとの、例えばネジ等を用いた連結が不要となる。よって、ガスコック35のコンロ器体4への取り付け工数が削減できる。
As shown in FIG. 5, the
また、コック胴部36のガス導管39は、コンロ器体4の固定部45により固定されている。固定部45は、コンロ器体4の底壁8に固定された固定台46と、固定台46上にネジ止め連結された金属帯47とにより構成される。金属帯47は、ガス導管39を内包して固定台46にネジ止めされることにより、ガス導管39を固定台46上に固定する。これにより、コック胴部36がガス導管39を介してコンロ器体4の底壁8に固定される。更に、固定台46には、コック胴部36の底面に当接してコック胴部36を下方から支持するコック胴部支持部48が連設されている。
In addition, the
ガスコック35をコンロ器体4に取り付けるときには、先ず、コック胴部36の張出部42をコンロ器体4の係止部43に差し込み、次いで、コック胴部36の底面をコック胴部支持部48に当接させる。続いて、金属帯47により固定台46上にガス導管39をネジ止め固定する。このように、コンロ器体4へのガスコック35の取り付けは、ガス導管39のネジ止め固定作業を上方から行えばが完了するので、作業性が極めて高い。また、係止部43によってコック胴部36とガス導管39との設置位置が決まってから金属帯47で固定するので、ガス導管39の固定時にコック胴部36に掛かる負荷を軽減することができる。
When attaching the
コック胴部36の上部には、操作手段37が設けられている。操作手段37は、操作レバー49(操作柄部)を備えている。操作レバー49は、コック胴部36に設けられた枢軸50を介して水平方向に回動自在の回動板51に設けられている。回動板51は、軸受け52と揺動軸53とを備えており、揺動軸53を介して操作レバー49を上下方向に揺動自在に支持している。また、操作レバー49の後端側と回動板51との間には操作レバー49の姿勢維持のためのバネ54が設けられている。
An operation means 37 is provided on the upper portion of the
操作レバー49を水平方向にスライド移動させると、その動きがコック胴部36の上部に設けられた弁動作軸55に伝達される。そして、弁動作軸55の回動により、コック胴部36に内蔵された図示しない火力調整弁が作動する。
When the operating
操作レバー49の先端部には、操作摘み56が取り付けられている。操作摘み56はネジ部材57をその下方から螺着することにより操作レバー49の先端部に固定されている。操作摘み56の下面には、ネジ部材57の頭部を収容して使用者からの視認を防止すべく窪みが形成されている。この窪みがネジ部材57の頭部に埋められることにより、操作摘み56とカウンタトップ2との間の間隙が狭くなる。これにより、操作摘み56とカウンタトップ2との間に使用者の指が入り込むことがなく、操作摘み56の円滑な操作を行うことができる。
An
操作レバー49は、前方に水平に延びて天板部5の枠体11に形成されたレバー貫通孔29を通って枠体11の前側面から延出する。レバー貫通孔29は、図1及び図2に示すように、操作レバー49の移動範囲に対応する横長形状に形成されている。本実施形態のガスコンロ1においては、操作摘み56を操作して操作レバー49をレバー貫通孔29の図中左端部から右端部に移動させると、火力が次第に大きくなるようになっている。
The
天板部5は、カウンタトップ2の上部に位置している。この天板部5の枠体11の前側面から操作レバー49を延出させることで、操作摘み56はカウンタトップ2の上部に位置する。これによれば、カウンタトップ2の下方に操作摘みが配設された従来のガスコンロに比べて、使用者が操作摘み56を視認しやすく、操作摘み56の操作性も高い。
The
また、操作摘み56が天板部5の枠体11の前側面に位置しているので、天面板10の上面に広い調理スペースが確保できる。しかも、天面板10から操作摘み56への伝達熱が少なく、操作摘み56が高温になり難いので操作時に使用者の不快感を軽減することができる。
Further, since the
更に、図1及び図5に示すように、操作摘み56は、カウンタトップ2の前端と天板部5の枠体11の前側面との間に位置している。即ち、操作摘み56は、カウンタトップ2よりも前方には突出していない。これによれば、調理の際に操作摘み56への不用意な接触が防止できるので、操作手段37の誤動作を防止することができる。
Further, as shown in FIGS. 1 and 5, the
また、本実施形態においては、操作レバー49によるスライド操作を採用したので操作手段37の上下方向の寸法を小さくすることができ、図1及び図2に示すように、カウンタトップ2上に露出する天板部5の美観を向上させることができる。
In the present embodiment, since the slide operation by the
また、前述したように、ガスコック35がコンロ器体4に固定されたとき、係止部43への張出部42の係止によってコンロ器体4とコック胴部36との間に位置ずれのない状態で固定されるので、レバー貫通孔29に対する操作レバー49の位置精度が高く、操作レバー49を円滑に操作することができる。
Further, as described above, when the
また、図2に示すように、レバー貫通孔29は、その図中左端部が消火位置として他部より上下方向の開口幅が大きく形成されている。消火位置の操作レバー49は、レバー貫通孔29における上下方向の開口幅が大きい部分で上方に位置され、操作摘み56を水平方向に移動させようとしても図中右方向には移動させることができない状態となる。これにより、不用意な操作レバー49の移動による点火が防止される。点火操作時には、操作摘み56を下方に押し下げてから水平方向に移動させる。
As shown in FIG. 2, the lever through-
ここで、図5に示すように、点火操作の際に操作摘み56を下方に押し下げると、操作レバー49を介してガスコック35に下方向の荷重が付与される。更に、操作摘み56を下方に押し下げた状態で操作摘み56を水平方向に移動させると、操作レバー49を介してガスコック35に左右方向の荷重が付与される。しかし、前述した通り、本実施形態によれば、コック胴部36は、係止部43、固定部45、及びコック胴部支持部48によって他方向から確実に固定されるので、操作レバー49の操作時に上下方向或いは左右方向の荷重が付与されても、ガスコック35の固定状態が確実に維持される。
Here, as shown in FIG. 5, when the
また、図5に示すように、操作レバー49が操作時に押し下げられて下方に揺動すると、操作レバー49とレバー貫通孔29の下縁とが干渉して操作レバー49やレバー貫通孔29の下縁が傷つくおそれがある。そこで、本実施形態においては、操作レバー49に合成樹脂製の被覆部材58を設けている。これによれば、操作レバー49が下方に揺動しても被覆部材58がレバー貫通孔29に円滑に摺接し、操作レバー49やレバー貫通孔29の下縁の傷つきが防止できる。
Further, as shown in FIG. 5, when the
レバー貫通孔29は、図2に示すように、天板部5の枠体11を水平方向に貫通して形成されている。このため、天板部5の天面板10上の煮こぼれ汁が枠体11を伝わって流下しても、レバー貫通孔29からコンロ器体4内部への煮こぼれ汁の侵入は極めて少ない。
As shown in FIG. 2, the lever through
しかし、例えば、使用者が調理を行う際に鍋の取り扱いを誤って煮汁をこぼす等の事態が生じて、ガスコンロ1の正面側から多量の煮汁が掛かってしまうと、煮汁の一部がレバー貫通孔29からコンロ器体4内部へ流入することが考えられる。
However, for example, when the user cooks the pan and accidentally spills the broth, and a large amount of broth is applied from the front side of the
そこで、図2及び図5に示すように、コック胴部36の張出部42を係止する押え部材44には、防水壁59が一体に設けられている。防水壁59は、押え部材44に設けることにより、レバー貫通孔29に対向すると共にコック胴部36の上部前方に位置するので、万一レバー貫通孔29から煮こぼれ汁が侵入してもガスコック35への付着を防止できる。
Therefore, as shown in FIGS. 2 and 5, a
また、防水壁59は、操作レバー49の水平移動を阻害しない高さに立設されている。更に、図5に示すように、操作レバー49が操作時に押し下げられて下方に揺動したときに、防水壁59の先端が操作レバー49に当接し、これ以上の操作レバー49の揺動を規制する高さに形成されている。これにより、操作レバー49が下方に押し下げられたときにガスコック35に付与される下方向の荷重を防水壁59が設けられている係止部43を介してコンロ器体4で受けることができる。
The
また、前述の通り、ガスコンロ1は、天板部5の枠体11が台枠部13と上枠部14とで分割可能とされている。これによれば、図6に示すように、上枠部14を持ち上げるだけで極めて容易にコンロ器体4の上部全体が開放状態となる。
Further, as described above, in the
更に、図2に示すように、分割位置となる台枠部13と上枠部14との境界である水平方向の線は、レバー貫通孔29を通る。これにより、図6に示すように、上枠部14を持ち上げると、操作レバー49及び操作摘み56の上方が開放される。
Further, as shown in FIG. 2, a horizontal line that is a boundary between the
このように、コンロ器体4の上部が容易に開放状態となるので、例えば、ガスコック35のメンテナンスの際に操作摘み56を操作レバー49から取り外すといった煩わしい作業を不要とすることができ、コンロ器体4内部のメンテナンス作業が容易に行える。
As described above, since the upper part of the
更に、ガスコック35は、コック胴部36の上端部の張出部42がコンロ器体4の前壁7aの上端部の係止部43に係止され、コンロ器体4の固定部45でガス導管39を固定することにより、コンロ器体4にとりつけられている。これにより、図6に示すように、枠体11の上枠部14を持ち上げてコンロ器体4の上部を開放させるだけで、ガスコック35の取り付けや取り外し作業が容易に行えるようになる。このように、本実施形態のガスコンロ1は天板部5の枠体11が上下に分割自在とされていることにより、メンテナンス時の作業性が極めて高い。
Further, the
なお、本実施形態のガスコンロ1は、図1に示すように、カウンタトップ2のコンロ用開口3(図2参照)に落とし込んで設置するドロップインコンロであるが、カウンタトップ2から取り外してテーブルコンロとして使用してもよい。
As shown in FIG. 1, the
ガスコンロ1をテーブルコンロとして使用する場合には、図7及び図8に示すように、コンロ器体4の底壁8の四隅部に合成樹脂製或いはゴム製の脚部材60をネジ止めする。このとき、脚部材60を覆い隠す飾り部材61を設けることが好ましい。飾り部材61は、図8に示すように、コンロ器体4の周壁7の角部外面及び脚部材60を覆う覆壁部62と、覆壁部62の内側に延設されてコンロ器体4の底壁8に連結する連結板63とを備えている。
When the
覆壁部62は、図7に示すように、脚部材60の下端よりも僅かに高い位置までを覆うことにより、脚部材60の接地を阻害しないようになっている。連結板63は、コンロ器体4の底壁8に形成されたネジ孔64に合致するネジ貫通孔65を備えている。飾り部材61は、連結板63をコンロ器体4の底壁8と脚部材60との間に配置し、脚部材60をネジ部材66で取り付けることにより脚部材60と共にコンロ器体4の底壁8に固定される。
As shown in FIG. 7, the covering
飾り部材61は、合成樹脂や金属等で形成することができるが、アルミニウム等の美観の高い材料で形成することが好ましい。これにより、テーブルコンロとして使用するガスコンロ1に高級感を付与することができるだけでなく、手入れ性もよい。
The
また、図4に示すように、コンロ器体4の後壁7bに設けられたガスホース接続部41は、その先端(燃料ガス流の上流側)が僅かに下方に傾いている。この傾斜は、本実施形態においては、水平に対して約6°に設定されている。これによれば、ガスコンロ1をテーブルコンロとして使用する場合に、図示しないガスホースの接続作業性が容易となり、また、ガスホースに無理な屈曲を生じさせることなく良好な配管状態とすることができる。従って、ガスホースにおける燃料ガスの円滑な流動が維持できると共にガスホースの耐久性の低下も防止できる。
Further, as shown in FIG. 4, the gas
なお、本実施形態のガスコンロ1をテーブルコンロとして使用しない場合には、コンロ器体4の底壁8にネジ孔64(図8参照)を形成しておく必要はない。また、普段はガスコンロ1をドロップインコンロとして使用しているが、ガスコンロ1をカウンタトップ2から取り外してテーブルコンロとして使用することが考えられるときには、予め脚部材60と飾り部材61とをコンロ器体4に取り付けた状態でガスコンロ1をカウンタトップ2に設置してもよい。
In addition, when not using the
1…ガスコンロ、2…カウンタトップ、4…コンロ器体、5…天板部、6…コンロバーナ、10…天面板、11…枠体、29…レバー貫通孔(貫通孔)、37…操作手段、49…操作レバー(操作柄部)、56…操作摘み。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記天板部は、前記コンロバーナが露出する天面板と、該天面板の外周に設けられて該天面板を前記カウンタトップの上面から所定の高さを存した位置に支持する枠体とを備え、
前記操作手段は、前記枠体の前側面を貫通して前方に延びる操作柄部と、該操作柄部の先端に設けられて前記枠体の前側面から露出する操作摘みとを備えることを特徴とするガスコンロ。 In a gas stove comprising a stove body provided in the counter top, a top plate provided on the counter top, a stove burner, and operating means for operating the stove burner,
The top plate portion includes a top plate from which the combustor is exposed, and a frame that is provided on an outer periphery of the top plate and supports the top plate at a predetermined height from the top surface of the counter top. Prepared,
The operation means includes an operation handle portion that extends forward through the front side surface of the frame body, and an operation knob that is provided at a distal end of the operation handle portion and is exposed from the front side surface of the frame body. Gas stove.
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