JP2013117599A - エレクトロクロミック表示デバイス - Google Patents

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Abstract

【目的】 特にエレクトロクロミック素子と薄膜電池素子とを用いたエレクトロクロミック表示デバイスを提供することを目的とする。
【解決手段】 電極導電層2に接続された第1のエレクトロクロミック層5と高さ方向に間隔を空けて配置された第2のエレクトロクロミック層7、及び前記間隔内に介在する電解質層8を有するエレクトロクロミック素子10と、各エレクトロクロミック層の間に電圧を印加可能に支持された薄膜電池素子11と、を有し、薄膜電池素子11は、集電体12と、集電体12に接続された第1の電池電極層13と、第1の電池電極層13に固体電解質層14を介して積層された第2の電池電極層15とを備え、集電体12の裏面12aと反対側の表面12bに第2のエレクトロクロミック層7が接続されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレクトロクロミック素子を備えたエレクトロクロミック表示デバイスに関する。
エレクトロクロミック素子は、高さ方向に間隔を空けた一対の電極層間にエレクトロクロミック層及び電解質層が挟持された構造である。エレクトロクロミック層は一対の電極間に電圧を印加して生じる酸化還元反応によりエレクトロクロミック層を発色させたり消色させるものである。よってエレクトロクロミック素子を駆動させるための駆動部が必要である。
例えば特許文献1には、ディスプレイパネル及び駆動基板に電池を接続した表示デバイスが開示されているが、ディスプレイパネル及び駆動基板を収納するケースの下方に電池を配置しており、しかも電池とディスプレイパネル及び駆動基板とはやや間隔を空けた配置とされており、薄型化・小型化を実現できない。
またフレキシブルなケースにディスプレイパネル及び駆動基板、電池を収納するとしているが、部品点数が多く、また上記したように薄型化が困難であるため柔軟性が不十分であるものと考えられる。
特開2008−233779号公報
そこで本発明は、従来の課題を解決するためのものであり、特にエレクトロクロミック素子と薄膜電池素子とを用いたエレクトロクロミック表示デバイスを提供することを目的とする。
本発明におけるエレクトロクロミック表示バイアスは、
電極導電層に接続された第1のエレクトロクロミック層、前記第1のエレクトロクロミック層に対して高さ方向に間隔を空けて配置された第2のエレクトロクロミック層、及び前記間隔内に介在し各エレクトロクロミック層に接する電解質層を有するエレクトロクロミック素子と、各エレクトロクロミック層の間に直流電圧を印加可能に支持された薄膜電池素子と、を有し、
前記薄膜電池素子は、集電体と、前記集電体の第1の面に接続された第1の電池電極層と、前記第1の電池電極層に固体電解質層を介して積層された第2の電池電極層とを備え、
前記集電体の前記第1の面と反対側の第2の面が前記電解質層側に向けられて前記第2の面に前記第2のエレクトロクロミック層が接続されていることを特徴とするものである。本発明では、薄膜電池素子の集電体に、エレクトロクロミック素子を構成する第2のエレクトロクロミック層を形成し電気的に接続している。これにより、薄型化とフレキシブル化の双方を実現することが可能である。
本発明では、前記第1のエレクトロクロミック層と前記第2のエレクトロクロミック層とが、前記電極導電層と前記集電体との間に前記薄膜電池素子の電圧を印加された状態と、前記電極導電層と前記集電体とが短絡された状態とで表示状態が変化するよう構成されていることが好ましい。逆の電圧を発生させる必要がなく、簡単な構成で表示の切り換えが可能である。
また本発明では、前記電極導電層と前記集電体との間に前記薄膜電池素子の電圧を印加する状態と、前記電極導電層と前記集電体とを短絡する状態とを切り換える切り換え手段を有することが好ましい。これにより、シンプルな構成で表示切り換えが可能になる。
また本発明では、前記切り換え手段としてスイッチ素子を備えることが好ましい。
また本発明では、前記スイッチ素子は、前記エレクトロクロミック素子の表示面とは反対側の裏面側に配置されることが好ましい。スイッチ素子の操作を行いやすく、スイッチング状態を適切に保つことができる。
また本発明では、電圧印加用の第1のスイッチ素子と、短絡用の第2のスイッチ素子とを有することが好ましい。かかる構成では、前記第1のスイッチ素子は、前記薄膜電池素子の裏面に重ねて配置されることが好ましい。また、前記第2のスイッチ素子は、前記集電体の裏面であって、前記第1の電池電極層、前記固体電解質層及び前記第2の電池電極層が形成されていない位置に配置されることが好ましい。
本発明では、前記電極導電層と、前記薄膜電池素子の第2の電池電極層との間がフレキシブル配線板により接続されていることが好ましい。これにより、簡単な構造で小型化及びフレキシブル化を実現できる。
また本発明では、前記集電体と前記第2のエレクトロクロミック層との間に導電性の保護層が設けられることが好ましい。集電体が電解質層と接触せず、集電体の腐食を抑制できる。
また本発明では、前記薄膜電池素子は充電電圧入力端子を備える二次電池であることが好ましい。充電を行うことで、繰り返しの使用が可能になる。
また本発明では、前記電解質層は白色化されていることが好ましい。薄膜電池素子を表示面から見えないように出来る。
また本発明では、前記エレクトロクロミック素子と前記薄膜電池素子とが略同一の面積で形成されていることが好ましい。
本発明では、薄膜電池素子の集電体に、エレクトロクロミック素子を構成する第2のエレクトロクロミック層を形成して電気的に接続している。これにより、薄型化とフレキシブル化の双方を実現することが可能である。
図1は、本発明の実施形態のエレクトロクロミック表示デバイスを模式図的に示した縦断面図である。 図2は、図1に示すエレクトロクロミック表示デバイスの回路図である。 図3は、本実施形態の第2のスイッチ素子付近を示すエレクトロクロミック表示デバイスの部分縦断面図である。
図1は、エレクトロクロミック素子の部分縦断面図である。
図1に示すエレクトロクロミック表示デバイス1は、エレクトロクロミック素子10と薄膜電池素子11とを有して構成される。
まずエレクトロクロミック素子10について説明する。エレクトロクロミック素子10は、高さ方向(Z)に間隔を空けて第1のエレクトロクロミック層5と第2のエレクトロクロミック層7とが対向して配置される。例えば第1のエレクトロクロミック層5は、プルシアンブルー(Fe4[Fe(CN)63)を含むインクをスピンコーターで塗布・乾燥したものであり、第2のエレクトロクロミック層7は、ニッケル置換プルシアンブルー類似体(Ni3[Fe(CN)62)を含むインクをスピンコーターで塗布・乾燥したものである。なお、本実施形態では、各エレクトロクロミック層5,7として使用されるエレクトロクロミック材料を限定するものでない。各エレクトロクロミック層5,7はスパッタ、電界析出、あるいは印刷等で形成可能である。
図1に示すように、第1のエレクトロクロミック層5は透明な電極導電層2に接続されている。電極導電層2は、フレキシブルな透明基材4の内面に酸化インジウムスズ(ITO)で形成された透明電極層6を備えた構成である。そして第1のエレクトロクロミック層5が、電極導電層2の内面に形成されている。図1の実施形態では、第1のエレクトロクロミック層5は透明電極層6に接して形成されている。
第2のエレクトロクロミック層7の形成面については後述する。
図1に示すように、第1のエレクトロクロミック層5と第2のエレクトロクロミック層7との間に形成された間隔内には電解質層8が介在している。
電解質層8は、液体状電解質、ゲル状電解質、固体状電解質の別を問わない。例えば電解質層8は、過塩素酸塩、鉄錯体、金属ハロゲン化物、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等の電解質を溶媒であるエーテル類、カーボネート類、アルコール類、エステル類等で溶解した電解液にポリマーを混入したゲル電解質である。電解液としては、炭酸プロピレンやγ-ブチロラクトン等の誘電率の高い有機溶媒にビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドカリウムを溶解した電解液であることが好適である。または、カリウム塩として、テトラフルオロほう酸カリウム、過塩素酸カリウム、ヘキサフルオロリン酸カリウム、ビス(フルオロスルホニル)イミドカリウム、トリフルオロメタンスルホン酸カリウム等も使用することが可能で、特に問題なく駆動できる。
図1,図2に示すエレクトロクロミック素子10は、電解質層8を介して第1のエレクトロクロミック層5と第2のエレクトロクロミック層7との間で酸化還元反応が起こり、第1のエレクトロクロミック層5が発色すれば、第2のエレクトロクロミック層7は消色し、一方、第1のエレクトロクロミック層5が消色すれば、第2のエレクトロクロミック層7が発色する。
例えば第1のエレクトロクロミック層5がエレクトロクロミック材料であるプルシアンブルー(PB)を有して形成され、第2のエレクトロクロミック層7が、エレクトロクロミック材料であるニッケル置換プルシアンブルー類似体(NiPB)を有して形成されており、第1のエレクトロクロミック層5が酸化状態になると、紺青の色を呈し、一方、第2のエレクトロクロミック層7は還元状態になり消色する(透明になる)。逆に、第2のエレクトロクロミック層7が酸化状態になると黄色を呈し、一方、第1のエレクトロクロミック層5は還元状態になり消色する(透明になる)。たとえば、この酸化還元反応は直流電圧0.8Vと0Vとの間で発生するので、直流電圧として0.8Vを印加することで発色させた第1のエレクトロクロミック層5を短絡すると消色できる。(透明にできる。)
図1に示す第1の透明電極層2の表面は表示面2aである。本実施形態では、電解質層8は白色化されており、表示面2aでは、第1のエレクトロクロミック層5の発色のみが表示され、第2のエレクトロクロミック層7の発色状態を見えなくしている。本実施形態では、電解質層8が透明で、第2のエレクトロクロミック層7の発色状態を、表示面2aから見えるようにすることもできる。ただし、かかる場合、薄膜電池素子11の設置場所を限定し、その限定場所にちょうど加飾層を設けるなどして、薄膜電池素子11が表示面2aから透けて見えなくすることが必要である。
図1に示すように本実施形態では、エレクトロクロミック素子10の裏面に薄膜電池素子11が設置されている。薄膜電池素子11は、容易に湾曲可能な厚みのステンレス等で形成された集電体12と、集電体12の裏面(第1の面)12aに形成された第1の電池電極層13と、前記第1の電池電極層13に固体電解質層14を介して積層された第2の電池電極層15とを備える。また第2の電池電極層15と同じ層には絶縁層24が設けられている。
図1に示すように、本実施形態では、薄膜電池素子11を構成する集電体12の裏面12aとは逆側の表面(第2の面)12bに導電性の保護層16を介して第2のエレクトロクロミック層7が形成されている。すなわち第2のエレクトロクロミック層7は、集電体12と電気的に接続する保護層16の表面に直接形成されている。
図1に示すように、電解質層8の周囲には封止層17が設けられている。図1に示すように封止層17は電解質層8と略同一の高さ寸法(膜厚寸法)で形成されている。封止層17はその上端が電極導電層2に接続され、下端が薄膜電池素子11に接続されており、電解質層8を封止している。
本実施形態では、第1のエレクトロクロミック層5と第2のエレクトロクロミック層7とが、電極導電層2と集電体12との間に薄膜電池素子11の電圧を印加された状態と、電極導電層2と集電体12とが短絡された状態とで表示状態が変化するよう構成されている。本実施形態では、電極導電層2と集電体12との間に薄膜電池素子11の電圧を印加する状態と、電極導電層2と集電体12とを短絡する状態とを切り換える切り換え手段を有することが好適である。
本実施形態では、切り換え手段としてスイッチ素子を備える。
図1に示すように、薄膜電池素子11の裏面には第1のスイッチ素子20が設けられる。この第1のスイッチ素子20は配線層23を備えるフレキシブル配線板21の一方の端部付近に配置され、フレキシブル配線板21の他方の端部21aは、透明導電フィルムの電極導電層2に接続されている。
本実施形態では、各エレクトロクロミック層5,7間に電圧を印加するための薄膜電池素子11が設けられ、第1のスイッチ素子20の操作により電圧印加を可能としている。
図1,図2に示すように、薄膜電池素子11を構成する集電体12の表面12bに導電性の保護層16を介して第2のエレクトロクロミック層7が形成されている。よって薄膜電池素子11の起電力は、第1のスイッチ素子20をスイッチオンすることで、第1のエレクトロクロミック層5と第2のエレクトロクロミック層7との間に生じる。なお集電体12と電気的に接続する第2のエレクトロクロミック層7が基準電位とされている。薄膜電池素子11は例えば二次電池であり、たとえば第1の電池電極層13がLiMn24等の正極で、第2の電池電極層15がV25等の負極である。これにより、第1のエレクトロクロミック層5では酸化反応が生じ、第2のエレクトロクロミック層7では還元反応が生じ、第1のエレクトロクロミック層5が紺青の色を呈する。また図2に示す第2のスイッチ素子25により、第1のエレクトロクロミック層5と第2のエレクトロクロミック層7間を短絡させることで、各エレクトロクロミック層5,7間の電圧を0Vにでき、第1のエレクトロクロミック層5を消色させることが出来る。たとえば、図3に示すように、集電体12の裏面12aの一部に形成した、第1の電池電極層13、固体電解質層14、第2の電池電極層15とを形成しない部分に第2のスイッチ素子25を設けることにより、配線層23と集電体12を接続可能とすることにより第1のエレクトロクロミック層5と第2のエレクトロクロミック層7間を短絡させることができる。なお第2のスイッチ素子25をスイッチオンしない状態では集電体12と配線層23とが短絡状態とならないように、第2のスイッチ素子25の脚部と集電体12との間に絶縁層8が介在している。
本実施形態の薄膜電池素子11は例えば二次電池であり、図2のように、集電体12(第1の電池電極層13)がグランド端子に、第2の電池電極層15が電圧入力端子26に接続されており、充電可能とされている。
本実施形態では、薄膜電池素子11の集電体12に、エレクトロクロミック素子10を構成する第2のエレクトロクロミック層7を形成して電気的に接続している。これにより、エレクトロクロミック表示デバイス1の薄型化とフレキシブル化の双方を実現することが可能になる。すなわち本実施形態では、エレクトロクロミック素子10と薄膜電池素子11とを分離して配置するものでなく、薄膜電池素子11を構成する集電体12の一方の面を利用して第2のエレクトロクロミック層7を形成し一体化したものである。よって部品点数も少なくなり、またエレクトロクロミック素子10と薄膜電池素子11との間に余分な層や空間が入り込まず、したがって薄型化を促進でき、また透明基材4、集電体12などを柔軟な材料で構成しており、その他薄膜、電解質などとあわせ全体的に柔軟で容易に湾曲させることが可能なようにフレキシブル性を向上させることが可能になるのである。
図1,図2に示すように、エレクトロクロミック素子10を構成する電極の導電層2と薄膜電池素子11の第2の電池電極層15間はフレキシブル配線板21により接続されている。これにより簡単な構造で小型化及びフレキシブル化を実現できる。電極導電層2とフレキシブル配線板21とが一体の導電フィルムとされていてもよい。
また図1に示すようにフレキシブル配線板21には電圧印加用の第1のスイッチ素子20が設けられており、第1のスイッチ素子20の操作により各エレクトロクロミック層5,7間に電圧を印加可能とする。これにより、簡単な構成により、エレクトロクロミック表示デバイス1を駆動させることが可能である。また第1のスイッチ素子20は薄膜電池素子11の裏面側に重ねて形成されることが好ましい。これにより第1のスイッチ素子20の操作を行いやすい。
また短絡用の第2のスイッチ素子25が集電体12の裏面12aであって、第1の電池電極層13、固体電解質層14及び第2の電池電極層15が形成されていない位置に配置されることが好ましい。第2のスイッチ25の操作により電極導電層2と集電体12とを短絡させることができる。
本実施形態では、切り換え手段として図1,図2に示すスイッチ素子20,25でなく各エレクトロクロミック層5,7間に電圧を印加し、短絡させることが可能な駆動回路を有するICをエレクトロクロミック素子10の裏面等に設け、エレクトロクロミック表示デバイス1を電子機器等に組み込むことも可能である。このように切り換え手段では、逆の電圧を発生させる必要がなく、簡単な構成で表示の切り換えが可能になる。また、切り換え手段を、エレクトロクロミック素子10の表示面2aとは反対側の裏面側に配置することで電圧印加・短絡を簡単な配線構造で適切に行うことができ好適である。
エレクトロクロミック素子10の裏面に設けられた薄膜電池素子11は図1に示す構造のものに限定されない。例えば、薄膜電池素子11を構成する第2の電池電極層15の固体電解質層14と反対側の面(図1に示す下面)にも集電体が設けられてもよい。
図1では第1のエレクトロクロミック層5が一つであるが、複数の第1のエレクトロクロミック層が設けられ、それに対応した透明電極層6も複数に分離した状態とされていてもよい。このとき、各第1のエレクトロクロミック層5と第2のエレクトロクロミック層7との間に電圧を印加し、また短絡可能なスイッチ素子や駆動回路を設ける。これにより各第1のエレクトロクロミック層5を発色させたり消色させたり出来、様々な表示が可能になる。
図1に示すように、集電体12と第2のエレクトロクロミック層7との間には導電性の保護層16が設けられることが好ましい。保護層16の材質は問わないが電解質層8に対する耐腐食性に優れることが必要である。例えば保護層16を薄い酸化物を有する層で形成できる。
また電解質層8は透明であってもよいが、かかる場合、裏面の薄膜電池素子11が表示面2aから透けて見えないように工夫が必要となるため、電解質層8内に酸化チタン等を混入して、電解質層8を白色化することが好ましい。これにより、簡単な構成で薄膜電池素子11を表示面2aから見えないように出来る。また、図1に示すように、エレクトロクロミック素子10と薄膜電池素子11とを略同一の面積(高さ方向(Z)に対して直交する面の面積)で形成するのが好ましい。
1 エレクトロクロミック表示デバイス
2 電極導電層
2a 表示面
5、7 エレクトロクロミック層
8 電解質層
10 エレクトロクロミック素子
11 薄膜電池素子
12 集電体
13 第1の電池電極層
14 固体電解質層
15 第2の電池電極層
16 保護層
20、25 スイッチ素子
21 フレキシブル配線板

Claims (13)

  1. 電極導電層、前記電極導電層に接続された第1のエレクトロクロミック層、前記第1のエレクトロクロミック層に対して高さ方向に間隔を空けて配置された第2のエレクトロクロミック層、及び前記間隔内に介在し各エレクトロクロミック層に接する電解質層を有するエレクトロクロミック素子と、各エレクトロクロミック層の間に電圧を印加可能に支持された薄膜電池素子と、を有し、
    前記薄膜電池素子は、集電体と、前記集電体の第1の面に接続された第1の電池電極層と、前記第1の電池電極層に固体電解質層を介して積層された第2の電池電極層とを備え、
    前記集電体の前記第1の面と反対側の第2の面が前記電解質層側に向けられて前記第2の面に前記第2のエレクトロクロミック層が接続されていることを特徴とするエレクトロクロミック表示デバイス。
  2. 前記第1のエレクトロクロミック層と前記第2のエレクトロクロミック層とが、前記電極導電層と前記集電体との間に前記薄膜電池素子の電圧を印加された状態と、前記電極導電層と前記集電体とが短絡された状態とで表示状態が変化するよう構成されている請求項1記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  3. 前記電極導電層と前記集電体との間に前記薄膜電池素子の電圧を印加する状態と、前記電極導電層と前記集電体とを短絡する状態とを切り換える切り換え手段を有する請求項2記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  4. 前記切り換え手段としてスイッチ素子を備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  5. 前記スイッチ素子は、前記エレクトロクロミック素子の表示面とは反対側の裏面側に配置される請求項4記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  6. 電圧印加用の第1のスイッチ素子と、短絡用の第2のスイッチ素子とを有する請求項4又は5に記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  7. 前記第1のスイッチ素子は、前記薄膜電池素子の裏面に重ねて配置される請求項6記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  8. 前記第2のスイッチ素子は、前記集電体の裏面であって、前記第1の電池電極層、前記固体電解質層及び前記第2の電池電極層が形成されていない位置に配置される請求項6又は7に記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  9. 前記電極導電層と、前記薄膜電池素子の前記第2の電池電極層との間がフレキシブル配線板により接続されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  10. 前記集電体と前記第2のエレクトロクロミック層との間に導電性の保護層が設けられる請求項1ないし9のいずれか1項に記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  11. 前記薄膜電池素子は充電電圧入力端子を備える二次電池である請求項1ないし10のいずれか1項に記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  12. 前記電解質層は白色化されている請求項1ないし11のいずれか1項に記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
  13. 前記エレクトロクロミック素子と前記薄膜電池素子とが略同一の面積で形成されている請求項1ないし12のいずれか1項に記載のエレクトロクロミック表示デバイス。
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