JP2013114783A - コネクタハウジング - Google Patents

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Abstract

【課題】自身の小型化を実現した上でケーブルの端末の余長部を確実に収容できるコネクタハウジングを提供する。
【解決手段】複数本の被覆電線11の回りをシース12で覆った構造であり、かつシース12が皮剥ぎされることで露出された各被覆電線11の端末に端子金具15が接続された処理が施されたケーブル10の端末に設けられるコネクタハウジング20であって、被覆電線11の端末に接続された端子金具15を収容する端子収容部22が並んで設けられたインナハウジング21と、このインナハウジング21の後方に扁平な形態で一体的に延出形成され、露出された各被覆電線11が波形に屈曲されつつ表裏の面に交互に這うように装着される装着部材30と、インナハウジング21が収容されかつ相手ハウジングが嵌合可能なコネクタ部42と、装着部材30が収容される収容室50とが設けられたアウタハウジング40と、が備えられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数本の被覆電線の回りをシースで覆ったケーブルの端末に設けられるコネクタハウジングに関する。
この種のケーブルの一例であるシールドケーブルの端末にコネクタハウジングを接続する場合は、同ケーブルのシースの端末を皮剥ぎして被覆電線を露出させ、露出された各被覆電線の端末に端子金具を圧着する端末処理が施され、各端子金具がコネクタハウジング内に収容されるようになっている(下記特許文献1参照)。
ここで、被覆電線の端末に端子金具を圧着する作業は圧着機を用いて行うのであるが、圧着作業をしやすくするためには、被覆電線の露出長さを相応に採る必要がある。
一方、ケーブルの端末とハウジングとの間でシールを採ったり、またケーブルの端末をシールド部材で覆うシールド構造を採る場合には、シースの端末から突出した被覆電線の露出部分がいわゆる余長部となり、ハウジングに対してその余長部を収める収容室を設ける必要がある。
特開平9−22755号公報
従来では、余長部を収容室に収容するに当たっては、単に畳んで押し込む構造であったため、特に周囲が低温雰囲気で余長部が硬くなっているような場合には、小さく畳めなくて全部が入り切らなかったり、無理に押し込んで傷を付けるおそれもあった。この不具合を解消するには収容室を大きく取ればよいのであるが、コネクタハウジング自体の大型化を招くことになるために単純には採用できない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、自身の小型化を実現した上でケーブルの端末の余長部を確実に収容できるようにしたコネクタハウジングを提供するところにある。
本発明は、複数本の被覆電線の回りをシースで覆った構造であり、かつ前記シースが皮剥ぎされることで露出された各被覆電線の端末に端子金具が接続された処理が施されたケーブルの端末に設けられるコネクタハウジングであって、前記被覆電線の端末に接続された前記端子金具を収容する端子収容部が並んで設けられたインナハウジングと、このインナハウジングの後方に扁平な形態で一体的に延出形成され、露出された前記各被覆電線が波形に屈曲されつつ表裏の面に交互に這うように装着される装着部材と、前記インナハウジングが収容されかつ相手ハウジングが嵌合可能なコネクタ部と、前記装着部材が収容される収容室とが設けられたアウタハウジングと、が備えられているところに特徴を有する。
インナハウジングの端子収容部に端子金具が収容される一方、端子金具の後方に引き出された余長部である被覆電線の露出部分が、装着部材における当該端子収容部の後方に延びた延長線上において、波形に屈曲されつつ表裏の面に交互に這うように装着される。そののち、インナハウジングがアウタハウジングのコネクタ部に収容されることと併せて、余長部が装着された装着部材が収容室に収容される。
インナハウジングの後方に扁平な装着部材を設けて、同装着部材に対してケーブルの端末の余長部を表裏の面に交互に這うような一定の姿勢で装着できる構造としたから、アウタハウジングに設ける収容室を比較的背の低いものに留め、すなわちコネクタハウジングの小型化を実現しながらも、全ての余長部を確実に収容することができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記装着部材は、前記各端子収容部に亘る幅寸法を有する本体板を備え、この本体板には各端子収容部から後方に延びる線上に、前記端子金具並びに前記被覆電線を挿通可能な挿通孔が複数個間隔を開けて開口されることにより形成されている。
端子金具並びにその後方に引き出された被覆電線の露出部分は、装着部材の本体板に開口された挿通孔に対して、後端側のものから順次に表面と裏面から交互に挿通され、前端の挿通孔から引き出された端子金具が端子収容部に収容されると、同端子金具の後方に引き出された被覆電線は、波を打って挿通孔に順次に通された形態で、本体板の表裏の面に交互に這うように装着される。
(2)前記装着部材は、1本の帯材が、前記各端子収容部に亘る幅領域において後方に向けてジグザグ状に屈曲形成されることで形成されている。
各端子金具を端子収容部に収容したのち、各端子金具の後方に引き出された被覆電線の露出部分が揃って、表向きと裏向きに交互に向きを変えつつ、装着部材のジグザク形の左右の開口から交互に挿通されることで、各被覆電線の露出部分は、波を打って表裏の面に交互に這うように装着される。ケーブルの余長部を装着部材に装着する作業が簡単に行える。
(3)前記アウタハウジングにおける前記収容室の後端部には、前記ケーブルの前記シースの端末に嵌着されたゴム栓が緊密に嵌合されるゴム栓嵌合部が形成されているとともに、前記アウタハウジングの後端部には、ゴム栓押さえが装着されている。
インナハウジングの後方に設けられた装着部材が、同装着部材に装着された被覆電線ともどもアウタハウジングの収容室に収容されると、シースの端末に嵌着されたゴム栓が、収容室の後端部に設けられたゴム栓嵌合部に緊密に嵌合されてゴム栓押さえで抜け止めされ、これによりケーブルの端末とアウタハウジングとの間がシールされる。ケーブルの端末の余長部を全て収容室に収めることができて、ゴム栓嵌合部に余長部が張り出すこと等が回避でき、ゴム栓の正確な嵌合を担保して確実にシールを取ることが可能となる。
本発明のコネクタハウジングによれば、自身の小型化を実現した上でケーブルの端末の余長部を確実に収容することができる。
本発明の実施形態1に係る雌側の防水コネクタの分解斜視図 組み付けが完了した状態の雌側の防水コネクタの縦断面図 同斜視図 実施形態2に係る装着部材を一体的に設けたインナハウジングの側面図 同底面図 装着部材にケーブルの余長部を装着した状態の側面図 同底面図 組み付けが完了した状態の雌側の防水コネクタの縦断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。この実施形態では、シールドケーブル10の端末に設けられる雌側のコネクタハウジング20(以下、雌ハウジング20)を例示する。
この実施形態のシールドケーブル10(以下、ケーブル10)は、動力線等に使用される3本の被覆電線11と、1本のドレイン線とが撚り合わされ、それらの回りがシース12で覆われた構造となっている。
上記のケーブル10における雌ハウジング20と接続される側の端末では、シース12が所定長さ(例えば80mm)皮剥ぎされ、3本の被覆電線11の端末と、1本のドレイン線の端末とが露出状態とされる。ここで、ドレイン線の露出部分については、外周に絶縁テープが巻かれるか、あるいは熱収縮チューブが嵌着されることで、被覆電線11の形態をなすドレイン線とされる。したがって、シース12の端末からは、実質的に4本の被覆電線11が所定長さ(80mm)突出した状態となる。
露出された各被覆電線11(ドレイン線を含む)の端末には、雌端子15が接続されている。雌端子15は、内部に弾性接触片17を設けた角筒形をなす接続部16の後方にバレル18が設けられた構造であって、図示しない圧着機を用いて雌端子15のバレル18をかしめることで、各被覆電線11の端末に雌端子15が圧着されている。
この雌端子15の圧着作業をしやすくするために、被覆電線11の露出長さを比較的長く採っており、この露出部分11Aがいわゆる余長部となる。
上記のように端末処理が施されたケーブル10の端末に雌ハウジング20が装着されることにより、雌側の防水コネクタF1が形成されるようになっており、続いて雌ハウジング20の構造について説明する。
雌ハウジング20は、図1に示すように、共に合成樹脂材からなるインナハウジング21とアウタハウジング40とを有している。
インナハウジング21は平面方形をなす厚板状をなし、このインナハウジング21の上面には、前後方向を向いた4本の溝状をなす端子収容部22が、一定間隔を開けて幅方向に並んで形成されている。
端子収容部22には雌端子15が上面開口から挿入できるようになっており、図2に示すように、雌端子15並びに同雌端子15から引き出された形態の被覆電線11の端末側の一部が収容されるようになっている。端子収容部22の前端側の溝底には、雌端子15の接続部16に設けられた金属ランス19と、同接続部16の後縁にそれぞれ係止して抜け止めする係止部23,24が形成されている。
インナハウジング21の後方には、装着部材30が一体形成されている。この装着部材30は、インナハウジング21よりも長さと幅とが共に大きい平面略方形をなす本体板31を備えており、図2に示すように、インナハウジング21の下面よりも少し下方位置において、幅狭の連結部26を介して繋がって形成されている。
この本体板31には、上記したインナハウジング21の各端子収容部22から後方へ延長された線上において、雌端子15並びに被覆電線11を挿通可能な挿通孔32が4個ずつ前後方向に間隔を開けて形成されている。各挿通孔32の上下の口縁には、傷付き防止のために丸みが付けられている。
本体板31の後縁における幅方向の中央部には、ケーブル10の皮剥ぎされた後のシース12の端末を挟む挟持部34が形成されている。
アウタハウジング40は、やや扁平な後面開口の角筒状をなす本体部41を備えており、この本体部41の前端部には、上記したインナハウジング21が挿入可能なタワー部43が突出形成され、同タワー部43の回りにフード部44が形成されることによって、図示しない相手の雄ハウジングが嵌合されるコネクタ部42が形成されている。
コネクタ部42を構成するタワー部43の前面壁には、インナハウジング21の各端子収容部22と対応した位置ごとに、相手の雄ハウジングに装着された雄端子のタブが挿入される端子挿入口46が開口されている。
タワー部43の付け根側の外周には、相手の雄ハウジングとの間をシールすることに機能するゴムリング47が嵌着されているとともに、フード部44の上面には、相手の雄ハウジングとの間を嵌合状態にロックするロックアーム48が設けられている。
一方、アウタハウジング40の本体部41内は、詳しくは後記するように、ケーブル10の端末から突出された4本の被覆電線11を装着してなる装着部材30を収容する収容室50となっている。
ケーブル10(シース12)の端末にはゴム栓55が装着され、同ゴム栓55は正面方形のブロック状をなし、ケーブル10を緊密に挿通する中心孔56が形成されているとともに、内外周にリップ57が形成されている。アウタハウジング40の収容室50の後端部が、上記のゴム栓55が緊密に嵌合されるゴム栓嵌合部59となっている。
アウタハウジング40の本体部41の後端には、ゴム栓押さえを兼ねたバックホルダ60が装着されるようになっている。バックホルダ60は同じく合成樹脂製であって、本体部41の後端に外嵌されるキャップ形に形成されている。バックホルダ60の後面板には、ケーブル10の挿通口61が開口されているとともに、左右の側面には、本体部41の後端部における左右の側面に形成された係止突起49に弾性的に係止して抜け止めする弾性係止片63が設けられている。
本実施形態は上記のような構造であって、続いて雌側の防水コネクタF1の組み付け手順について説明する。
ケーブル10の端末にバックホルダ60とゴム栓55とが先通しされ、その状態から、既述した要領によってケーブル10の端末処理が施される。簡単に繰り返すと、シース12が所定長さ皮剥ぎされて合計4本の被覆電線11が露出状態とされ、各被覆電線11の端末に雌端子15が圧着されて接続される。
続いて、各雌端子15並びにその後方に引き出された被覆電線11の露出部分11Aが、インナハウジング21の後方に設けられた装着部材30の本体板31に開口された対応する挿通孔32の列に対して挿通される。より具体的には、雌端子15と被覆電線11とは、一列に並んだ4個の挿通孔32に対し、図2に示すように、後端側のものから順次に上方と下方から交互に挿通される。最後に前端の挿通孔32から雌端子15が上面側に引き出されると、同雌端子15と被覆電線11の端末側の一部が、その前方の端子収容部22に上方から挿入され、雌端子15が2箇所の係止部23,24で係止されて抜け止めされる。併せて、被覆電線11の露出部分11Aは、波を打って挿通孔32に順次に通された形態で、本体板31の上下の面に交互に這うように装着される。
他の3本の雌端子15と被覆電線11についても、対応する挿通孔32の列に対して上記と同じ要領で挿通され、それぞれ雌端子15がインナハウジング21の端子収容部22に抜け止めされて収容されるとともに、被覆電線11の露出部分11A(余長部)が、波を打って挿通孔32に順次に通された形態で、装着部材30における本体板31の上下の面に交互に這うように装着された状態となる。
それとともに、残ったシース12の端末が装着部材30の後端の挟持部34に挟まれて固定される。
アウタハウジング40側では、タワー部43の付け根側の外周にゴムリング47が嵌着される。係る状態から、上記のように雌端子15と被覆電線11の露出部分11Aとが装着されたインナハウジング21並びに装着部材30が、アウタハウジング40内に収容室50の後面開口側から挿入される。インナハウジング21が、コネクタ部42を構成するタワー部43内に挿入されて前面壁に当たったところで押し込みが停止され、このとき図2に示すように、被覆電線11の露出部分11A(余長部)が装着された装着部材30が収容室50に収容された状態となる。
そののち、ゴム栓55がケーブル10に沿ってシース12の端末まで移動され、アウタハウジング40の収容室50の後端部に設けられたゴム栓嵌合部59内に緊密に嵌合される。続いてバックホルダ60が同じくケーブル10に沿って移動されつつアウタハウジング40の後端部に外嵌され、左右の弾性係止片63が係止突起49に弾性的に係止することで固定される。これにより、ゴム栓55さらには装着部材30を含むインナハウジング21が抜け不能な状態でアウタハウジング40内に収容される。
以上により、雌側の防水コネクタF1の組み付けが完了する。
本実施形態の雌ハウジング20によれば、雌端子15が収容されるインナハウジング21の後方に板状の装着部材30を設けて、同装着部材30に対してケーブル10の端末の余長部である被覆電線11の露出部分11Aを上下の面に交互に這うような一定の姿勢で装着できる構造としたから、アウタハウジング40に設ける収容室50を比較的背の低いものに留め、すなわち雌ハウジング20の小型化を実現しながらも、全ての余長部を確実に収容することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図4ないし図8によって説明する。この実施形態2では、ケーブル10(シース12)の端末から突出した被覆電線11の露出部分11A(余長部)を装着するべくインナハウジング21の後方に一体形成された装着部材70の形状に変更が加えられている。
この実施形態2の装着部材70は、図4及び図5に示すように、インナハウジング21の厚さよりもやや大きい高さを有する縦長の長方形断面をなす1本の帯材71が、インナハウジング21と同幅の領域において、前方から後方に向けてジクザグ状に1.5ピッチ分屈曲形成されたような形状に形成されている。言い換えると装着部材70は、4本の長辺72が所定間隔を開けて前後方向に並べられ、かつ手前から1本目と2本目の長辺72の正面視の左端同士、同2本目と3本目の右端同士、及び同2本目と3本目の左端同士がそれぞれ短辺73で連結されることによって、4本の長辺72の間に、開口74Aが左右交互に形成された3本の挿通溝74が形成された形状となっている。
このような形状になる装着部材70が、その下面を、インナハウジング21の下面よりも少し下方に突出させた位置において、幅狭の連結部26を介して一体的に繋がって形成されている。3本の挿通溝74の幅は、被覆電線11の直径よりも少し大きく設定されており、各挿通溝74の上下の溝縁には、傷付き防止のために丸みが付けられている。
その他の構造については、上記実施形態1と同様であって、実施形態1と同一機能を有する部材、部位については、同一符号を付すことによって、説明を省略または簡略化する。
本実施形態において、ケーブル10の端末に突出した4本の雌端子15並びに被覆電線11の露出部分11Aをインナハウジング21並びに装着部材70に装着する手順は、以下のようである。
まず被覆電線11の端末に接続された各雌端子15が、インナハウジング21における対応する端子収容部22に収容される。そののち、各雌端子15の後方に引き出された4本の被覆電線11の露出部分11Aが揃って、下向きと上向きに交互に向きを変えつつ、装着部材70の3本の挿通溝74に対して左右の開口74Aから交互に挿通されることによって、図6及び図7に示すように、各被覆電線11の露出部分11A(余長部)は、波を打って当該装着部材70の上下の面に交互に這うように装着される。
そののち、図8に示すように、雌端子15と被覆電線11の露出部分11Aとが装着されたインナハウジング21並びに装着部材70が、アウタハウジング40内に収容室50の後面開口側から挿入され、インナハウジング21がコネクタ部42を構成するタワー部43内に挿入されて収容されたところで、被覆電線11の露出部分11A(余長部)が装着された装着部材70が収容室50に収容された状態となる。
最後に、ゴム栓55並びにバックホルダ60が装着されることで、雌側の防水コネクタF2の組み付けが完了する。
本実施形態の雌ハウジング20Aによれば、雌端子15が収容されるインナハウジング21の後方に、ジグザグ形をなす比較的扁平な装着部材70を設けて、同装着部材70に対してケーブル10の端末の余長部である被覆電線11の露出部分11Aを上下の面に交互に這うような一定の姿勢で装着できる構造としたから、同様にアウタハウジング40に設ける収容室50を比較的背の低いものに留め、すなわち雌ハウジング20Aの小型化を実現しながらも、全ての余長部を確実に収容することができる。
また、被覆電線11の露出部分11A(余長部)を装着部材70に装着するに当たっては、雌端子15をインナハウジング21に収容したのち、各被覆電線11を揃って、上下に向きを変えかつ左右に振りながら、各挿通溝74に対して左右の開口74Aから挿通するだけで良いから、ケーブル10の余長部を装着部材70に装着する作業を簡単に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1において、装着部材の本体板に縦一列に並んで開口する挿通孔の数は任意である。
(2)実施形態2において、装着部材を構成するジグザグ形のピッチ数、すなわち挿通溝の数は任意である。
(3)上記実施形態では、雌側の防水コネクタを例示したが、雄側の防水コネクタを構成する雄ハウジングについても、本発明は同様に適用することができる。
(4)さらに、非防水のコネクタを構成するコネクタハウジングにも適用することができる。
(5)またケーブルとしては、上記実施形態に例示したシールドケーブルに限らず、被覆電線の本数が異なるもの、あるいはドレイン線を用いないシールドケーブル等、要は複数本の被覆電線の回りをシースで覆ったケーブルの端末に設けられるコネクタハウジング全般に広く適用することが可能である。
F1,F2…雌側の防水コネクタ
10…シールドケーブル(ケーブル)
11…被覆電線
11A…(被覆電線11の)露出部分(余長部)
12…シース
15…雌端子(端子金具)
20,20A…雌ハウジング(コネクタハウジング)
21…インナハウジング
22…端子収容部
30…装着部材
31…本体板
32…挿通孔
40…アウタハウジング
42…コネクタ部
50…収容室
55…ゴム栓
59…ゴム栓嵌合部
60…バックホルダ(ゴム栓押さえ)
70…装着部材
71…帯材
74…挿通溝
74A…(挿通溝74の)開口

Claims (4)

  1. 複数本の被覆電線の回りをシースで覆った構造であり、かつ前記シースが皮剥ぎされることで露出された各被覆電線の端末に端子金具が接続された処理が施されたケーブルの端末に設けられるコネクタハウジングであって、
    前記被覆電線の端末に接続された前記端子金具を収容する端子収容部が並んで設けられたインナハウジングと、
    このインナハウジングの後方に扁平な形態で一体的に延出形成され、露出された前記各被覆電線が波形に屈曲されつつ表裏の面に交互に這うように装着される装着部材と、
    前記インナハウジングが収容されかつ相手ハウジングが嵌合可能なコネクタ部と、前記装着部材が収容される収容室とが設けられたアウタハウジングと、
    が備えられていることを特徴とするコネクタハウジング。
  2. 前記装着部材は、前記各端子収容部に亘る幅寸法を有する本体板を備え、この本体板には各端子収容部から後方に延びる線上に、前記端子金具並びに前記被覆電線を挿通可能な挿通孔が複数個間隔を開けて開口されることにより形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタハウジング。
  3. 前記装着部材は、1本の帯材が、前記各端子収容部に亘る幅領域において後方に向けてジグザグ状に屈曲形成されることで形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタハウジング。
  4. 前記アウタハウジングにおける前記収容室の後端部には、前記ケーブルの前記シースの端末に嵌着されたゴム栓が緊密に嵌合されるゴム栓嵌合部が形成されているとともに、前記アウタハウジングの後端部には、ゴム栓押さえが装着されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタハウジング。
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