JP2013101085A - 移動局装置 - Google Patents
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Abstract
GPSアシストデータを取得する際に、冗長な測位サーバクセスを抑制する。
【解決手段】
GPS衛星からGPS信号を受信し、測位サーバからアシストデータを受信して、GPS信号とアシストデータを用いて自局の位置を測定する移動局装置において、移動局装置が第1の位置にいるときに、基地局からの受信レベルと送信電力値により第1の概略位置を算出するとともに、第1のアシストデータを取得して測位処理を行い、移動局装置が第2の位置に移動したときに、第2の概略位置を算出し、第1の概略位置と第2の概略位置の間の移動距離が閾値未満の場合は、第2のアシストデータの取得を行わず、第1のアシストデータを用いて測位処理を行い、移動距離が閾値以上の場合は、第2のアシストデータを取得して測位処理を行う。
【選択図】 図1
Description
図6に示すように、移動局装置がP1に位置しており、セルA、セルB、セルCと無線チャネルで接続されたダイバーシチハンドオーバー状態であるときを考える。a、b、cは、それぞれ、セルA、セルB、セルCの基地局の位置である。移動局装置が位置P1から位置P2へ移動すると、移動局装置はセルCの領域から外れることになり、ダイバーシチハンドオーバーのブランチ、つまり移動局装置と接続された無線チャネルからセルC成分を削除するように、移動局装置が動作する。すなわち、移動局装置は、移動局装置がセルCの領域からセルA、Bの領域に移動したと判断することができる。そこで従来の移動局装置は、セル領域の移動に伴い、測位サーバにアクセスし、アシストデータを再取得する。
本願発明に係る移動局装置の代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
GPS衛星からGPS信号を受信し、無線ネットワークを介して複数の基地局装置と接続され、前記無線ネットワークを介して測位サーバから測位のためのアシストデータを受信して、前記GPS信号と前記アシストデータを用いて自局の位置を測定する移動局装置であって、
前記無線ネットワークから無線信号を受信し、前記無線ネットワークへ無線信号を送信する第1無線部と、
前記第1無線部で受信した前記基地局装置からの無線信号の受信レベルを測定する無線品質測定部と、
前記第1無線部で受信した前記基地局装置からの報知情報であって、該基地局装置の位置情報と送信電力値とを含む報知情報を取得する報知情報取得部と、
前記アシストデータを取得するためのメッセージを前記第1無線部を介して前記測位サーバへ送信し、前記第1無線部を介して前記測位サーバからのアシストデータを受信して取得するアシストデータ処理部と、
前記GPS衛星からの無線信号を受信する第2無線部と、
前記第2無線部で受信したGPS信号と前記アシストデータ処理部で取得したアシストデータとを用いて、前記移動局装置の位置情報を算出して取得する測位処理を行うGPS測位処理部と、
前記移動局装置の移動時における測位処理を制御するGPS測位制御部とを備え、
前記GPS測位制御部は、
前記報知情報取得部で取得した前記基地局装置の送信電力値と、前記無線品質測定部で測定した前記基地局装置からの無線信号の受信レベルとの差に基づいて、前記移動局装置と前記基地局装置の間の距離を算出する基地局距離算出処理を、前記移動局装置周辺の複数の基地局装置について行い、前記基地局距離算出処理で算出した複数の基地局装置と移動局装置の間の距離と、前記報知情報取得部で取得した前記基地局装置の位置情報とに基づいて前記移動局装置の概略位置を算出する概略位置算出処理機能を有し、
前記移動局装置が第1の位置にいるときに、前記概略位置算出処理により第1の概略位置を算出するとともに、前記アシストデータ処理部に第1のアシストデータを取得させて、前記GPS測位処理部に前記第1のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせ、その後、前記移動局装置が第2の位置に移動したときに、前記概略位置算出処理により第2の概略位置を算出し、前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動距離が所定の閾値未満の場合は、前記アシストデータ処理部に第2のアシストデータの取得を行わせず、前記GPS測位処理部に前記第1のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせ、前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動距離が前記所定の閾値以上の場合は、前記アシストデータ処理部に第2のアシストデータを取得させて、前記GPS測位処理部に前記第2のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせるよう制御することを特徴とする移動局装置。
まず、移動局装置の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る移動局装置の構成例を示す図である。
図1において、101は第1無線部で、第1のアンテナ(不図示)を介して、ネットワーク側、具体的には、移動局装置が属する無線通信システムの複数の基地局装置から無線周波数帯域の信号を受信し、該受信した無線周波数帯域の信号からベースバンド帯域の信号へと帯域変換する、または、ベースバンド信号から無線周波数帯域への信号へ帯域変換し、該帯域変換した無線周波数帯域の信号を、第1のアンテナ(不図示)を介して、複数の基地局装置へ送信するものである。
103はベースバンド送受信部で、第1無線部101でベースバンド帯域に変換された信号のベースバンド復調処理やデータ復号化処理、及び第1無線部101を経由し、ネットワークに対してデータを送信するためのデータ符号化処理やベースバンド変調処理を行うものである。
104は無線品質測定部で、当該移動局装置が位置する地点での在圏セルあるいはその周辺セルの受信レベル、つまり無線品質を測定するものである。無線品質とは、例えば、受信レベルを示すRSCP(希望波受信電力:Received Signal Code Power)や、通話に使っている希望波とその他の電波の受信電力との比であるEc/Noなどのことである。
106はアシストデータ処理部で、後述する測位制御部109の指示により、アシストデータを取得するためのメッセージを作成し、ベースバンド送受信部103と第1無線部101を経て、無線ネットワークを経由して基地局を介し、測位サーバへ送信する。また、アシストデータ処理部106は、測位サーバから基地局を介し無線ネットワークを経由して送信されたアシストデータを受信して取得し、該取得したアシストデータと取得時の時刻情報とを対応させて、後述する記憶部110に記憶させるものである。
このアシストデータは、移動局装置の測位を補助するためのデータであって、GPS衛星の衛星軌道情報や該衛星軌道情報に対応するリファレンスポジション等を含む。
108はGPS測位処理部で、第2無線部107で受信したGPS信号とGPS測位制御部109から指定されるアシストデータとを用いて、移動局装置の位置情報を算出して取得するものである。
109はGPS測位制御部で、アシストデータの取得の必要性を判断し、必要時にアシストデータの取得をアシストデータ処理部106に指示するものである。また、GPS測位制御部109は、GPS測位処理部108に、測位処理に使用するアシストデータを指定するとともに、測位処理を指示し、測位結果である移動局装置の位置情報を、GPS測位処理部108から取得し、該取得した位置情報と取得時の時刻情報とを対応させて、後述する記憶部110に記憶させるものである。
111は主制御部で、101〜110の各部を統括制御しながら、移動局装置としての呼処理及び測位処理等を実行するものである。なお、主制御部111を、周辺局探索部102、無線品質測定部104、報知情報取得部105、アシストデータ処理部106、GPS測位処理部108、GPS測位制御部109と一体とした制御部として構成すること、あるいは、周辺局探索部102、無線品質測定部104、報知情報取得部105、アシストデータ処理部106、GPS測位処理部108、GPS測位制御部109の機能を適宜抽出した制御部として構成することも可能である。
まず説明の前提として、移動局装置のセル更新動作を説明する。
移動局装置は、在圏する無線システムにおいて位置登録を行った後、待受け状態に入る。待受け中に移動局装置からの通信開始要求が発生した場合、あるいは、ネットワーク側から移動局装置に対して通信開始要求が発生した場合に、当該移動局装置とネットワーク(具体的には基地局)との間で通信リンクを張り、通信を行う。また、移動局装置は、待受け中、あるいは通信中の移動に伴い、在圏セルを更新しつつ、最適なセルと接続するように動作する。また例えば、CDMAシステムの場合は、移動局装置が、在圏セルの移動の過程で、複数のセルと同時に接続するいわゆるダイバーシチハンドオーバー状態を経由しながら、移動することができる。当該移動局装置は、ダイバーシチハンドオーバー候補セルを検出するため、又は、より品質の良いセルに移行するために、在圏セルを含めて当該移動局装置の周辺セルを探索し、探索の結果、検出したセルについてその無線品質を測定しつつ、セル情報等を取得する。
在圏する無線システムの基地局からの無線信号は、第1無線部101にて周波数変換及び直交検波が行われ、同相成分と直交成分信号に分離され、ディジタル信号に変換された後、周辺局探索部102、ベースバンド送受信部103、無線品質測定部104に出力される。
主制御部111は、検出セルの品質情報及びセル情報を取得するために、ベースバンド送受信部103、無線品質測定部104、報知情報取得部105に、周辺局探索部102で検出されたセルのセルパラメータを設定する。セルパラメータとはセルを特定できるパラメータのことであり、CDMAシステムを例とすると、周波数、拡散コード番号、パスのタイミング等の情報である。
以上の動作により、主制御部111から指定されたセルについてのセル情報、及びセル品質を取得することができる。移動局装置の現在地において、周辺局探索部102で複数のセルが検出できている場合は、本動作を検出したセルの数だけ、セル情報及びセル品質の取得動作を繰返し行う。
まず、測位処理に必要なアシストデータの取得処理について説明する。
例えば移動局装置の使用者からの測位指示を、移動局装置の操作部(不図示)が受け付けると、主制御部111は、測位処理を実行するようにGPS測位制御部109に指示を行う。GPS測位制御部109では、測位を実施するときに、アシストデータがまだ記憶部110に記憶されていない場合には、アシストデータの取得を行う必要があると判断する。その場合、GPS測位制御部109は、アシストデータ処理部106に対して、アシストデータを在圏セルのネットワーク側に要求すべく、アシストデータ要求メッセージをネットワーク側へ送信するように、つまり、基地局を介して測位サーバへ送信するように指示をする。
指示を受けたアシストデータ処理部106は、要求メッセージを示す送信データを作成し、ベースバンド送受信部103に出力する。ベースバンド送受信部103では、ネットワーク側に送信するために必要な符号化、変調、拡散などの送信処理を行い、第1無線部101に出力する。第1無線部101では、ベースバンド送信信号を無線周波数に変換して、第1のアンテナ(不図示)を介して無線信号として出力し、基地局を介して測位サーバへ送信する。
アシストデータの送信方法としては、呼制御データの一部として制御チャネルを用いて送信する方法や、ユーザーデータの一部として通信チャネルを用いて送信する方法などがある。
ベースバンド送受信部103でベースバンド受信処理された制御チャネル(又は通信チャネル)の受信データは、アシストデータ処理部106に入力される。アシストデータ処理部106では、ベースバンド送受信部103からの制御チャネル(又は通信チャネル)のデータから、アシストデータを取得し、GPS測位制御部109に出力する。また、アシストデータ処理部106では、取得したアシストデータと取得時の時刻情報とを対応させて、記憶部110に記憶させる。
GPS測位制御部109では、上述のように、アシストデータの取得に関する制御を行い、アシストデータが記憶部110に存在しない場合には、無条件でアシストデータを取得する。
一方、既にアシストデータが記憶部110に存在する場合には、GPS測位制御部109は、アシストデータの再取得の必要性を判断する。このために本実施形態にかかる移動局装置においては、GPS測位制御部109が、まず移動局装置の概略位置の推定を行い、前回アシストデータを取得した移動局装置の位置から所定の閾値以上、距離が離れている場合に、アシストデータの再取得を行うものである。
図2において、a、b、cは、それぞれ各セルA、B、Cを構成する基地局装置の場所(セル位置)を示している。各セルにて基地局装置から報知されている報知情報には、例えば、それぞれ、各セルを特定する特定情報(ID情報)と、a、b、cのセル位置(例えば緯度経度)と、各セルにおけるパイロットチャネルの送信電力値が含まれている。
まず、移動局装置と基地局の間の距離を算出する基地局距離算出処理について説明する。
今、移動局装置が位置Pにいて、そこからは、セルA、セルB、セルCが検出可能であったとする。移動局装置は上述したように、その周辺セルを検出し、検出したセルの無線品質を測定し、検出したセルの報知情報を基地局から受信している。すなわち、図2に示すような状況においては、無線品質測定部104によるセルA、B、Cのセル品質の測定がなされており、各セルのパイロットチャネルの受信電力が明らかになっている。また、報知情報取得部105によるセルA、B、Cの報知情報内のセル情報の取得がなされており、セル情報から、各セルのパイロットチャネルの送信電力とセル位置が明らかになっている。
そこで、本実施形態にかかる移動局装置では、GPS測位制御部109が、セル情報から得られたパイロットチャネルの送信電力値と、セル品質から得られたパイロットチャネル受信電力との差を計算し、各セルにおける伝搬損失を得る。すなわち、
伝搬損失=(パイロットチャネル送信電力)−(パイロットチャネル受信電力)…式(1)
Lf=(4πd/λ)2…式(2)
d=(λ/4π)(Lf)1/2…式(3)
ここで、Lfは自由空間伝搬損失、λは波長、dは距離である。
なお、ここで説明した方法は、空間伝搬における伝送距離についての考え方のひとつであり、別の方法で伝送距離を求めても構わない。
次に、上記基地局距離算出処理で算出した複数の基地局装置と移動局装置の間の距離と、基地局装置の位置情報とに基づいて、移動局装置の概略位置を算出する概略位置算出処理について説明する。
位置a、b、cを中心に、各基地局装置と移動局装置の間の距離を半径とする円を考え、その交点付近が、現在移動局装置がいる概算の位置P(x,y)と考えることができる。x,yは、例えば緯度と経度である。
GPS測位制御部109は、上述したように周辺セルの検出動作をする毎に、複数検出されたセルのセル品質やセル情報を用いて概略位置を推定し、記憶部110に記憶させる。
図3において、位置P1(x1,y1)は、現在の移動局装置の位置、つまりカレントポイントを示している。a、b、cは、それぞれ、セルA、セルB、セルCの基地局の位置である。移動局装置は位置P1において、セルA、セルB、セルCを検出できており、かつダイバーシチハンドオーバー状態である。移動局装置は、位置P1で前述した概略位置の推定を行い、その位置を認識するとともに、アシストデータの取得処理を行う。すなわち、移動局装置にとって基準となる位置であるベースポイントがそれまで無い場合には、その時のカレントポイント(x1,y1)をベースポイントとし、該ベースポイントの位置データとアシストデータとを対応させて記憶部110に記憶する。
なお、一般的には、アシストデータであるリファレンスポジションの要求精度は、無線システムのセル半径と比較して十分に大きいと考えられる。そのため、隣接セルへ移動した場合でも、そのまま同じリファレンスポジションをアシストデータとして使用することが可能である。
(1)移動局装置の移動時においてアシストデータの再取得の必要性を判断し、必要時のみアシストデータの再取得を行うようにしたので、測位サーバからアシストデータを取得するためのネットワークへのアクセス頻度を削減することができる。
(2)移動局装置が第1の位置において第1の概略位置を算出し、第1の位置から第2の位置に移動したときに第2の概略位置を算出し、第1の概略位置と第2の概略位置の間の移動距離が所定の閾値未満の場合は、アシストデータの取得を行わずに前回取得のアシストデータを用いた測位処理を行い、上記移動距離が所定の閾値以上の場合は、新たにアシストデータを取得して測位処理を行うようにしたので、アシストデータを取得するためのアクセス頻度を削減することができることができる。
(3)基地局装置の送信電力値と基地局装置からの無線信号の受信レベルとの差から、移動局装置と複数の基地局装置の間の距離を算出し、該移動局装置と複数の基地局装置の間の距離と基地局装置の位置情報とに基づき、移動局装置の第1の概略位置や第2の概略位置を算出するので、第1の概略位置や第2の概略位置を容易に求めることができる。
(4)第1の概略位置と第2の概略位置の間の移動距離が所定の閾値未満の場合は、アシストデータの取得を行わずに前回取得のアシストデータを用いた測位処理を行い、上記移動距離が所定の閾値以上の場合であって、かつ第1の概略位置と第2の概略位置の間の移動時間が所定の閾値以上の場合は、新たにアシストデータを取得して測位処理を行うようにしたので、さらに、アシストデータを取得するためのアクセス頻度を削減することができることができる。
例えば、上述した実施形態では、測位サーバは基地局に接続され、移動局装置は、基地局を介して測位サーバにアクセスしたが、移動局装置が基地局を介さずに無線により測位サーバにアクセスする構成とすることも可能である。また、測位サーバを基地局と一体的に構成することも可能である。
また、本発明は、本発明に係る処理を実行する装置としてだけでなく、システム、方法として、或いは、このような方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして把握することができる。
また、本発明は、CPUがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより制御する構成としてもよく、また、ハードウエア回路として構成してもよい。
第1の発明は、
GPS衛星からGPS信号を受信し、無線ネットワークを介して複数の基地局装置と接続され、前記無線ネットワークを介して測位サーバから測位のためのアシストデータを受信して、前記GPS信号と前記アシストデータを用いて自局の位置を測定する移動局装置であって、
前記無線ネットワークから無線信号を受信し、前記無線ネットワークへ無線信号を送信する第1無線部と、
前記第1無線部で受信した前記基地局装置からの無線信号の受信レベルを測定する無線品質測定部と、
前記第1無線部で受信した前記基地局装置からの報知情報であって、該基地局装置の位置情報と送信電力値とを含む報知情報を取得する報知情報取得部と、
前記アシストデータを取得するためのメッセージを前記第1無線部を介して前記測位サーバへ送信し、前記第1無線部を介して前記測位サーバからのアシストデータを受信して取得するアシストデータ処理部と、
前記GPS衛星からの無線信号を受信する第2無線部と、
前記第2無線部で受信したGPS信号と前記アシストデータ処理部で取得したアシストデータとを用いて、前記移動局装置の位置情報を算出して取得する測位処理を行うGPS測位処理部と、
前記移動局装置の移動時における測位処理を制御するGPS測位制御部とを備え、
前記GPS測位制御部は、
前記報知情報取得部で取得した前記基地局装置の送信電力値と、前記無線品質測定部で測定した前記基地局装置からの無線信号の受信レベルとの差に基づいて、前記移動局装置と前記基地局装置の間の距離を算出する基地局距離算出処理を、前記移動局装置周辺の複数の基地局装置について行い、前記基地局距離算出処理で算出した複数の基地局装置と移動局装置の間の距離と、前記報知情報取得部で取得した前記基地局装置の位置情報とに基づいて前記移動局装置の概略位置を算出する概略位置算出処理機能を有し、
前記移動局装置が第1の位置にいるときに、前記概略位置算出処理により第1の概略位置を算出するとともに、前記アシストデータ処理部に第1のアシストデータを取得させて、前記GPS測位処理部に前記第1のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせ、その後、前記移動局装置が第2の位置に移動したときに、前記概略位置算出処理により第2の概略位置を算出し、前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動距離が所定の閾値未満の場合は、前記アシストデータ処理部に第2のアシストデータの取得を行わせず、前記GPS測位処理部に前記第1のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせ、前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動距離が前記所定の閾値以上の場合は、前記アシストデータ処理部に第2のアシストデータを取得させて、前記GPS測位処理部に前記第2のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせるよう制御することを特徴とする移動局装置。
前記GPS測位制御部は、
前記移動局装置が第1の位置にいるときに、前記概略位置算出処理により第1の概略位置を算出するとともに、前記アシストデータ処理部に第1のアシストデータを取得させて、前記GPS測位処理部に前記第1のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせ、その後、前記移動局装置が第2の位置に移動したときに、前記概略位置算出処理により第2の概略位置を算出し、前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動距離が所定の閾値未満の場合は、前記アシストデータ処理部に第2のアシストデータの取得を行わせず、前記GPS測位処理部に前記第1のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせ、前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動距離が前記所定の閾値以上であって、かつ前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動時間が所定の閾値以上の場合は、前記アシストデータ処理部に第2のアシストデータを取得させて、前記GPS測位処理部に前記第2のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせるよう制御することを特徴とする移動局装置。
GPS衛星からGPS信号を受信し、無線ネットワークを介して複数の基地局装置と接続され、前記無線ネットワークを介して測位サーバから測位のためのアシストデータを受信して、前記GPS信号と前記アシストデータを用いて自局の位置を測定する移動局装置、又は移動局装置の位置測定方法であって、
前記基地局装置からの無線信号の受信レベルを測定する受信レベル測定ステップと、
前記基地局装置からの報知情報であって、該基地局装置の位置情報と送信電力値とを含む報知情報を取得する報知情報取得ステップと、
前記報知情報取得ステップで取得した前記基地局装置の送信電力値と、前記受信レベル測定ステップで測定した前記基地局装置からの無線信号の受信レベルとの差から、前記移動局装置と前記基地局装置の間の距離を算出する基地局距離算出処理ステップと、
前記基地局距離算出処理ステップを前記移動局装置周辺の複数の基地局装置について行い、前記基地局距離算出処理ステップで算出した複数の基地局装置と移動局装置の間の距離と、前記報知情報取得ステップで取得した前記基地局装置の位置情報とに基づいて前記移動局装置の概略位置を算出する概略位置算出処理ステップと、
前記移動局装置が第1の位置にいるときに、前記概略位置算出処理ステップにより第1の概略位置を算出するとともに、前記測位サーバからの第1のアシストデータを受信して取得し、前記第1のアシストデータと前記GPS衛星から受信したGPS信号とを用いて前記移動局装置の位置情報を算出する測位処理を行う、第1の測位処理ステップと、
前記移動局装置が前記第1の位置から第2の位置に移動したときに、前記概略位置算出処理ステップにより第2の概略位置を算出し、前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動距離が所定の閾値未満の場合は、第2のアシストデータの取得を行わず、前記第1のアシストデータと前記GPS衛星から受信したGPS信号とを用いて前記移動局装置の位置情報を算出する測位処理を行い、前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動距離が前記所定の閾値以上の場合は、前記測位サーバからの第2のアシストデータを受信して取得し、前記第2のアシストデータと前記GPS衛星から受信したGPS信号とを用いて前記移動局装置の位置情報を算出する測位処理を行う、第2の測位処理ステップを備えることを特徴とする移動局装置、又は移動局装置の位置測定方法。
Claims (1)
- GPS衛星からGPS信号を受信し、無線ネットワークを介して複数の基地局装置と接続され、前記無線ネットワークを介して測位サーバから測位のためのアシストデータを受信して、前記GPS信号と前記アシストデータを用いて自局の位置を測定する移動局装置であって、
前記無線ネットワークから無線信号を受信し、前記無線ネットワークへ無線信号を送信する第1無線部と、
前記第1無線部で受信した前記基地局装置からの無線信号の受信レベルを測定する無線品質測定部と、
前記第1無線部で受信した前記基地局装置からの報知情報であって、該基地局装置の位置情報と送信電力値とを含む報知情報を取得する報知情報取得部と、
前記アシストデータを取得するためのメッセージを前記第1無線部を介して前記測位サーバへ送信し、前記第1無線部を介して前記測位サーバからのアシストデータを受信して取得するアシストデータ処理部と、
前記GPS衛星からの無線信号を受信する第2無線部と、
前記第2無線部で受信したGPS信号と前記アシストデータ処理部で取得したアシストデータとを用いて、前記移動局装置の位置情報を算出して取得する測位処理を行うGPS測位処理部と、
前記移動局装置の移動時における測位処理を制御するGPS測位制御部とを備え、
前記GPS測位制御部は、
前記報知情報取得部で取得した前記基地局装置の送信電力値と、前記無線品質測定部で測定した前記基地局装置からの無線信号の受信レベルとの差に基づいて、前記移動局装置と前記基地局装置の間の距離を算出する基地局距離算出処理を、前記移動局装置周辺の複数の基地局装置について行い、前記基地局距離算出処理で算出した複数の基地局装置と移動局装置の間の距離と、前記報知情報取得部で取得した前記基地局装置の位置情報とに基づいて前記移動局装置の概略位置を算出する概略位置算出処理機能を有し、
前記移動局装置が第1の位置にいるときに、前記概略位置算出処理により第1の概略位置を算出するとともに、前記アシストデータ処理部に第1のアシストデータを取得させて、前記GPS測位処理部に前記第1のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせ、その後、前記移動局装置が第2の位置に移動したときに、前記概略位置算出処理により第2の概略位置を算出し、前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動距離が所定の閾値未満の場合は、前記アシストデータ処理部に第2のアシストデータの取得を行わせず、前記GPS測位処理部に前記第1のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせ、前記第1の概略位置と前記第2の概略位置の間の移動距離が前記所定の閾値以上の場合は、前記アシストデータ処理部に第2のアシストデータを取得させて、前記GPS測位処理部に前記第2のアシストデータを用いた前記測位処理を行わせるよう制御することを特徴とする移動局装置。
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