JP2013085950A - 第2高調波発生(shg)技術を用いた、加齢黄斑変性(amd)のための診断撮像 - Google Patents

第2高調波発生(shg)技術を用いた、加齢黄斑変性(amd)のための診断撮像 Download PDF

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Abstract

【課題】加齢黄斑変性(「AMD」)を治療するシステムを提供する。
【解決手段】加齢黄斑変性を治療するシステムは、病変組織部分をマーキングする非中心対称分子を有する薬剤を含む。光学アセンブリは、それぞれが約2μm×2μm×20μmのボリューム寸法を有する、病変組織部分における複数の焦点にレーザー・ビームの焦点を合わせる。比較的小さいボリュームの各焦点に光子が多く集中することによって、2つの光子は、極めて短時間(例えば、10−13秒)にマーキング剤における単一分子と相互作用する。結果的に生じる励起電子状態(例えば、3eV)は、病変組織を死滅させるように酸素を変換するようマーキング剤を誘導するのに十分である。さらに、光子と、マーキング剤における非中心対称分子との相互作用は、イメージング用に用いることができる第2高調波発生(SHG)応答を引き起こすことになる。
【選択図】図2

Description

本願は、現在係属中である、2006年5月25日に出願した出願番号第11/420,414号の一部継続である。出願番号第11/420,414号の内容は、本明細書に参照により組み入れられる。
本発明は、概して、人の眼の網膜における病気の治療に関する。より詳細には、本発明は、加齢黄斑変性の光学診断及び光学治療に関する。本発明は、限定されないが、特に、人の眼の網膜における加齢黄斑変性の治療のための、二光子励起の利用を特徴とする光線力学的療法のためのシステム及び方法として有用である。
加齢黄斑変性すなわちAMDは、人の眼の網膜の中央部分にある黄斑の変性状態である。具体的には、AMDは、読書や車の運転などの「まっすぐに前を向く」行動に必要な、鮮明な中央の視野をぼやけさせる。AMDは、新生血管(「ウェット」)AMD、又は、非新生血管(「ドライ」)AMDとして分類されることがある。最も一般的な形態の病気であるドライAMDは、黄斑の感光性細胞が徐々に壊れる場合に生じる。他方、ウェットAMDは、眼の黄斑の下にある血液及び液体の滲出に起因するため、「ウェット」AMDという用語がある。黄斑の下にある液体が増えると、黄斑は、眼の後ろの正常位置から持ち上げられる。この結果、黄斑は、ずれるにつれて損傷を受ける。
ウェットAMDは、ドライAMDに比べると極めて稀であるものの、進行したAMDと考えられる。現在のところ、ウェットAMDに対する治療の選択肢は限られており、治療薬は有効ではない。ウェットAMDの治療に関しては、利用可能な第1の選択肢は、光凝固法である。光凝固法におけるプロセスの間、血管を閉塞又は破壊するために、漏れやすい血管にレーザー・ビームが送られる。残念なことにこの外科的手法では、周辺の正常組織に対する二次的損傷が相当にあり得る。さらに、この形態のレーザー手術は、一つには病気の重篤度や段階に応じて、限られた数のウェットAMD患者に対して利用可能であるに過ぎない。
ウェットAMDに対する第2の治療の選択肢は、光線力学的療法すなわち「PDT」である。PDTでは、病変した網膜組織の部分を、薬剤又は「マーキング」剤を用いてマーキングすることが必要になる。マーキング剤は、大抵の場合は患者の血流に注入され、患者の血管系を通って病変組織に付着する。このマーキング剤は、次にレーザー光で照らされると、酸素を変換し、変換された酸素が、「マーキングされた」組織を死滅させるようにする。
しかし、光線力学的療法を実施するための最も一般的な方法には、複数の制約がある。第1に、病変組織のマーキングは、多くの場合不正確である。より具体的には、マーキング剤によって一部の病変部位が見逃される可能性がある一方で、正常組織の部位が間違ってマーキングされる恐れがある。また、光線力学的療法に通常用いられる照射光は、約630nmの波長を有する。この波長における光の使用は、低吸収の可能性と、広範な深さ(例えば、2mm)の吸収とをもたらす。このような低吸収の可能性は、病変組織を非効率に、また不完全に死滅させることにつながる。また、広範な深さの吸収は、病変組織だけでなく、正常な組織まで死滅させることにつながり、望ましくない。上記の制約に加えて、多くのレーザー・システムに対する点広がり関数(「PSF」)は不十分である。PSFは、所与の光ビームに対して実現可能な、焦点における最小ボリュームと定義することができ、多くのレーザー・システムの場合、可能な最小のPSFは、6μm×6μm×200μmのオーダーである。特に、6μm×6μm×200μmのPSFは、AMDの病変組織部分の平均サイズに比べると、比較的大きいと考えられる。したがって、マーキング部分の正確なイメージングと、以降の治療とは困難となる。これらの制約の影響は、従来の光線力学的療法では長い時間(例えば、90秒)にわたる網膜全体の照射が必要となることである。この手法は、病変した網膜組織だけでなく正常組織が、マーキング剤のある部位において死滅するという結果になる。
さらに、レーザー・システムに向けた現行技術を考えると、補償光学(adaptive optics)の発展によって、患者の目の中にレーザー・ビームの焦点を極めて正確に合わせることが可能である。より具体的には、補償光学によって、レーザー・ビームのPSFを約2μm×2μm×20μmに低減することが可能である。レーザー・ビームの焦点を正確に合わせることによって、より集中したレーザー・エネルギーが、より小さいボリュームの中に供給される。より小さいボリュームの中における、より多くのエネルギーは、網膜における、より効率的で、より安全な照射につながる。さらに、手術道具として、超高速で、極めて短いパルス・レーザーを同時に開発することによって、網膜組織の小さい部分をより効率的に照射するために用いられる、長い波長のレーザー・ビームがもたらされた。例えば、800nmのオーダーの波長を有するフェムト秒(fs)レーザーは、現在では外科手術で頻繁に用いられている。
補償光学とフェムト秒レーザーにおける用途の1つは、本発明と同じ譲受人に譲渡された、Billeによる「High Resolution Imaging for Diagnostic Evaluation of the Fundus of the Human Eye」という名称の、発行済みの米国特許第7,510,283号に開示されている第2高調波発生(「SHG」)イメージングである。SHGイメージングの場合、補償光学は、約2μm×2μm×20μmのPSFを有する眼の焦点にレーザー・ビームの焦点を合わせるために用いられる。組織における小さいボリュームの中に光子をより集中させることによって、2つの赤色の光子が角膜組織に吸収され、単一の青色の光子に変換される。複数の青色の光子は、角膜組織の画像を作るために用いられる応答信号を構成する。
fsレーザーと補償光学の利用によって実現される、関連する利点は、指定時間にわたる、照射される組織部分に当たる光子数における著しい増加である。AMDの治療では、マーキングされた組織部分に光子が当たる周期性が、光線力学的治療の効果に影響を与える。例えば、マーキングされた病変組織部分に当たる単一の光子は、約1.5eVの電子状態を有し得るに過ぎない。しかし、1.5eVの電子状態は、組織の破壊を引き起こすように色素分子に酸素を変換させるには不十分であることがある。しかし、極めて短い時間間隔(例えば、10−13秒)内に、マーキング剤又は「色素」分子の中で2つの光子が相互作用すると、色素分子に対する2つの光子の効果は加算的となる。このプロセスは、二光子励起として知られている。これが起こると、極めて短い時間間隔にわたって相互作用する2つの光子の加算的効果によって、約3eVの励起電子状態が生じる。重要なことには、3eVの電子状態は、周囲のマーキングされた組織を死滅させるように色素分子に酸素を変換させるのに十分である。
レーザー・ビームに対する低減したPSF(例えば、2μm×2μm×20μm)を生み出す能力と、極めて短い持続時間(例えば、≒100fs)のレーザー・パルスを発生させる能力とによって、異なる2つの光学的現象の発生が可能となる。これらの現象は、a)二光子励起蛍光と、b)第2高調波発生(SHG)である。これらの独立した現象は、両方ともPSFにおける2つの赤色の光子の衝突に起因しており、それらの現象は、異なる場所で同時に起こり得る。ウェットAMDにおける特定の場合には、二光子励起蛍光の現象は、治療目的に対して有用であることが示されている。他方、ウェットAMDの性質によって、SHG現象も診断目的に対して有用となり得る。
ウェットAMDの場合、特にSHGに関しては、いくつかのさらなる要因に注目すべきである。これらの要因には、a)網膜における病変組織部位の解剖学的状態と、b)病変組織部位を特定するために用いられるマーキング剤を作るのに使われる成分とが含まれる。第1の要因(解剖学的状態)に関しては、上記で示されたように、ウェットAMDは、網膜における黄斑の下の血液及び液体の蓄積によって特徴づけられる。特に、これは、病変組織がなければ黄斑に血液が流れないようにする、いわゆる血液脳関門が、病変組織によって損なわれるために生じる。言い換えれば、病変組織は血液脳関門を破壊し、この破壊によって、病変組織に血液が流れ、その血液が病変組織に染み込むことが可能になる。マーキング剤は、患者の血流によって運ばれるため、結果的に、病変組織における血液の蓄積部位まで運ばれ得る。しかし、これは、正常組織の場合には異なる。正常組織は、血液脳関門をむしろ維持することによって、黄斑の正常組織にマーキング剤が流れないようにする。このように、マーキング剤は、黄斑の病変組織だけを効果的にマーキングする。
上記で示されたように、レーザー・ビームが、極めて短い持続時間のパルス(≒100fs)を有し、また非常に小さいPSF(2μm×2μm×20μm)に焦点を合わせている場合、SHGの発生が可能である。しかし、ウェットAMDの場合、SHG現象の発生のために非常に重要となる別の要因がある。具体的には、このさらなる要因は、マーキング剤の中に非中心対称分子が存在する必要があることを含む。例えば、このためには、ベルテポルフィンの分子が適している。この場合、このさらなる要因は、診断ツールとして有用となるSHGの分極効果を可能にする非中心対称分子の存在である。
繰り返すと、これらの非中心対称分子は、非対称中心分子を含む、血液によって運ばれるマーキング剤と共に、マーキング剤によって、ウェットAMDを引き起こしている病変組織部位に血管系を通して運ばれ得る。病変組織部位に対しては、極めて短い持続時間のレーザー・パルスを、マーキング剤中のPSFに焦点を合わせて送ることができる。次に2つのことが起きる。第1に、PSFにおける二光子励起蛍光によって、病変組織を死滅させるためにマーキング剤が酸素を変換することになる。第2に、レーザー・パルスの中の2つの赤色の光子が、マーキング剤の中の非中心対称分子に同時に当たると、PSFの中でSHGが発生し得る。後者の現象は、病変組織を死滅させることになる酸素変換が起きている場所を、診断の上で特定するために用いることができる。
米国特許第7,510,283号 米国特許第6,220,707号
上記に鑑みて、本発明の目的は、加齢黄斑変性(「AMD」)、具体的には「ウェット」AMDを治療するためのシステムを提供することである。本発明の別の目的は、光線力学的療法用に二光子励起を誘導するために、補償光学系と、超高速で極めて短いパルス・レーザーとを利用する、ウェットAMDを治療するためのシステムを提供することである。本発明のさらに別の目的は、病変組織部分の正確なイメージングを含む、ウェットAMDを治療するためのシステムを提供することである。本発明の別の目的は、PSFの中の病変組織をマーキング剤に死滅させつつ、同時に、そのPSFの位置を視覚化するために、レーザー・ビームの焦点であるPSFにおけるSHG応答をもたらす非中心対称分子を有するマーキング剤を取り入れる、「ウェット」AMDを治療するための方法を提供することである。本発明のさらに別の目的は、PDT中における、周囲の正常な網膜組織に対する二次的損傷を最小にする、ウェットAMDを治療するためのシステムを提供することである。本発明のさらに別の目的は、使いやすく、製造が比較的簡単であり、また比較的コスト効果の高い、ウェットAMDを治療するためのシステムを提供することである。
人の眼の網膜における加齢黄斑変性(「AMD」)の病気を治療するためのシステムは、病変した網膜組織部分をマーキングするための薬剤又は「マーキング」剤を含む。このようなマーキング剤の1つは、ベルテポルフィンである。さらに、本発明のシステムは、レーザー・ビームを発生させるためのレーザー源を含む。このレーザー・ビームは、約800nmの波長、約200〜800フェムト秒の範囲におけるパルス持続時間、及び約1nJのパルス・エネルギーを有するフェムト秒のレーザー・ビームであることが好ましい。光学アセンブリは、病変した網膜組織部分における焦点にレーザー・ビームを向けて、その焦点にレーザー・ビームの焦点を合わせるために、レーザー源と協力して動作する。さらに、この光学アセンブリは、眼の光軸の配置を検出するための波面センサを含むことができる。いかなる場合においても、光学アセンブリは、補償光学系を含むことになる。より具体的には、光学アセンブリの補償光学系には、レーザー・ビームを、病変組織部分における隣接する焦点の間で移動させるための走査部、レーザー・ビームを補償し、そのビームを走査部に送るためのアクティブ・ミラー、及び、病変した網膜組織における焦点にレーザー・ビームの焦点を合わせるための複数の集束レンズが含まれる。
本発明の目的のために、アクティブ・ミラーは、J.Billeに発行された「Method for Programming an Active Mirror to Mimic a Wavefront」という名称の米国特許第6,220,707号に開示されている種類のものであることが好ましい。本発明によって考えられている通り、アクティブ・ミラーは、レーザー・ビームがアクティブ・ミラーから反射して走査部に向けて送られる時にそのレーザー・ビームを補償するように、ビーム経路上に配置される。当業者によって理解されるように、レーザー・ビームの補償は、ビームが眼を通る時にそのビームに導入される収差を考慮するために必要となる。より具体的には、レーザー・ビームがある所定の角度で眼に当たり、次に角膜を通過する時にそれぞれの隣接する光線に影響を及ぼす個々の位相ずれを最小にするために、補償が必要となる。レーザー源及び光学アセンブリの両方と電子的に通信しているコンピュータ・コントローラは、アクティブ・ミラーにおける個々の面の動きを指示することによってビームを補償する。
上記で開示されたレーザー源及び光学アセンブリに加えて、本発明のシステムは、病変組織の画像を生成するための撮像部を含む。この画像を生成するために、第2高調波発生(SHG)イメージングによって発生する応答信号が用いられる。さらに、この応答信号を撮像部に送るために、ビーム・スプリッタが、撮像部と光学的に位置合わせされている。画像データを受信して処理するために、コンピュータ・コントローラは、撮像部と電子的に通信している。
本発明における動作では、病変した網膜組織部分の画像は、SHGイメージングによって作られる。具体的には、波面センサは、病変した組織部分の焦点にレーザー・ビームが送られる時に、光軸の配置を確認する。本発明によって想定されている通り、この焦点は、約2μm×2μm×20μmのPSFを有する。レーザー・ビームが焦点を照射すると、病変組織の画像を生成するために撮像部によって用いられる応答信号が発生する。次に、画像はコンピュータ・コントローラに電子的に伝えられ、それ以降、このデータは、次のPDT治療の間にレーザー・ビームの焦点をより正確に合わせるために用いられる。
病変組織のイメージングが完了すると、多くの場合は患者の腕にマーキング剤を注入することによって、患者の血流にマーキング剤が導入される。注入後、マーキング剤は、患者の血管系を通り、AMDによって損傷を受けた網膜部位に集まることによって、それらの部位を治療用にマーキングする。病変組織のイメージングとマーキングに続き、レーザー・ビームは、病変組織のボリュームにおける焦点に、焦点が合わせられる。具体的には、レーザー・ビームは、ビーム経路に沿って送られ、アクティブ・ミラーで反射する。上記で開示されたように、アクティブ・ミラーは、レーザー・ビームを補償し、そのビームを走査部に向けて送る。レーザー・ビームは、アクティブ・ミラーから反射すると、走査部と集束レンズを通り、網膜における焦点に焦点を合わせる。走査部は、最初の焦点にレーザー・ビームの焦点を合わせた後、所定の走査パターンに従って複数の焦点を照射するようにビームを動かす。より具体的には、それぞれの焦点は、約1パルス/10−13秒の割合で、約5フェムト秒のレーザー・パルスで照射される。この照射の割合で、比較的小さいPSFの中に、より集中した光子が与えられると、二光子励起が起こる。二光子励起の間、マーキング剤における色素分子は、病変組織を死滅させるように酸素を変換する。ビームの走査が続く場合、色素分子は酸素の変換を続け、それによって多くの病変組織を死滅させる。照射は、病変組織部分が効果的に破壊されるまで続く。本発明のシステムは、上記で開示されたように、病変組織部分における小さいボリュームが効果的に照射され、周囲の正常組織に悪影響を及ぼすことなく治療されることを確実なものとする点が理解される。
本発明の別の態様では、システムと方法におけるイメージング機能と治療機能の両方が同時に達成される。この場合、非中心対称分子を含むマーキング剤が提供される。次に、このマーキング剤は、患者の血流に導入され、病変組織に染み込むことができる。解剖学的には、これは、眼の血液脳関門が病変組織によって損なわれている、「ウェット」AMDの場合に起こり得る。
病変組織にマーキング剤が染み込むと、その病変組織を死滅させるために、病変組織の中の焦点スポットにパルス化レーザー・ビームが焦点を合わせられる。これを行なうために、レーザー・ビームにおける個々のパルスが、約150fs未満のパルス持続時間を有するように生成され、約2μm×2μm×20μmの大きさの点広がり関数(PSF)によって特徴づけられる焦点スポットを作るために、補償光学系が用いられる。
本発明のために意図されるように、病変組織のイメージングと治療は、PSFにおいて同時に行なわれるようになされる。詳細には、レーザー・ビームにおけるパルスの特性と、PSFの大きさとによって、同じレーザー・パルスにおける光子は、第2高調波発生(SHG)、又は、二光子励起蛍光を引き起こす可能性がある。具体的には、マーキング剤における非中心対称分子と相互作用する光子は、第2高調波発生(SHG)応答信号を発生させることになる。他方、このレーザー・パルスにおける光子は、励起電子状態を生み出すために、PSFにおける二光子励起蛍光に向けて相互作用することができる。この場合、SHG応答信号を検出することは、病変組織における焦点スポット(PSF)の位置決めを確認することになり、二光子励起蛍光によって引き起こされる励起電子状態は、酸素を変換し、それによって病変組織を死滅させるようにマーキング剤を誘導することになる。
本発明の構造及び動作の両方に関して、本発明自体のみならず、本発明における新規性のある特徴は、同様の参照符号が同様の部分を指す、付随する説明に関連して取り込まれている添付図面から最も良く理解されよう。
システムの構成要素における相互関係を示す、本発明におけるシステムの概略図である。 病変した網膜組織部分と、マーキングされた網膜組織部分とにおける3次元焦点の代表図である。 病変した網膜組織部分と、マーキングされた網膜組織部分とにおける、焦点の上面図における代表図である。 病変組織だけがマーキングされている部分における3次元焦点の代表図である。
本発明によるシステムは、図1に示されており、全体的に10で示されている。図示されているように、システム10は、ビーム経路16に沿ってレーザー・ビーム14を送るためのレーザー源12を含む。具体的には、レーザー源12は、調整可能なフェムト秒(fs)のレーザー源12である。より具体的には、レーザー源12は、約800nmの波長、約200〜800フェムト秒の範囲におけるパルス持続時間、及び、約1nJのパルス・エネルギーを有するレーザー・ビーム14を発生させる。
光学アセンブリ18は、レーザー・ビーム14の焦点を眼22の中の焦点20に合わせるために、レーザー源12と協力して動作する。本発明によって考えられている通り、光学アセンブリ18は、レーザー・ビーム14の焦点をより正確に合わせるための補償光学系を含む。より具体的には、光学アセンブリ18は、レーザー・ビーム14がアクティブ・ミラー24から反射する時にレーザー・ビーム14を補償するための、レーザー源12と光学的に位置合わせされたアクティブ・ミラー24を含む。当業者によって理解され得るように、アクティブ・ミラー24は、ビーム14が眼22の角膜26を通る時にビーム14に導入される収差のために、ビーム14を補償する必要がある。言い換えれば、アクティブ・ミラー24は、レーザー・ビーム14が角膜26を通る時にそれぞれの隣接する光線に悪影響を与える個々の位相ずれを最小とすることによって、レーザー・ビーム14を補償する必要がある。補償によって、レーザー・ビーム14は、眼22の中のより小さい焦点20に焦点を合わせることが可能となり、それによって、組織の小さいボリュームにおける、光の高い集中がもたらされる。
引き続き図1を参照すると、光学アセンブリ18は、レーザー・ビーム14を、病変組織部分30(図2)における複数の焦点の間で移動させるための走査部28をさらに含む。走査部28は、所定のビーム経路16に沿ってレーザー・ビーム14の焦点を合わせることが可能な、関連技術において周知である任意の種類のものでもよいことが理解される。図1に示されているように、走査部28は、レーザー・ビーム14がアクティブ・ミラー24から反射する時にそのレーザー・ビーム14を受信するために、アクティブ・ミラー24と光学的に位置合わせされている。光学アセンブリ18は、病変組織部分30のイメージングと、その後の治療とに先だって、眼22の光軸34の配置を検出するための波面センサ32をさらに含むことが好ましい。走査部28及び波面センサ32に加えて、光学アセンブリ18は、複数の集束レンズを含むが、この集束レンズのレンズ36a及び36bは単に例示である。レンズ36a及び36bは、角膜26の焦点20にレーザー・ビーム14の焦点を合わせるために、走査部28と光学的に位置合わせされている。
本発明によって考えられている通り、システム10は、病変組織30における第2高調波発生イメージング中に生成された戻り信号40を受信して処理するための撮像デバイス38を含む。さらに、戻り信号40を撮像部38に送るために、ビーム・スプリッタ42が、アクティブ・ミラー24及び撮像部38と光学的に位置合わせされている。図1にさらに示されているように、コンピュータ・コントローラ44は、光学アセンブリ18、レーザー源12、及び撮像部38と、それぞれ電気ケーブル46、48、及び50を介して電子的に通信している。
上記で開示された本発明の構成要素に加えて、本発明の重要な側面は、病変組織部分30をマーキングするための薬剤又は「マーキング」剤(図示せず)である。本発明の一実施例では、このマーキング剤はベルテポルフィンである。マーキング剤は、患者の血管系を通り、視神経を介して眼22に入ることから、患者の血流(図示せず)に導入することができる点が理解される。
本発明の動作においては、本発明のシステム10は、第1に、SHGイメージングを用いて病変組織部分30の画像を生成するために用いられる。具体的には、レーザー源12は、光学アセンブリ18、より具体的にはアクティブ・ミラー24に向けて送られるフェムト秒のレーザー・ビーム14を発生させる。アクティブ・ミラー24は、レーザー・ビーム14がアクティブ・ミラー24の面52から反射する時にそのレーザー・ビーム14を補償するために、コンピュータ・コントローラ44によってプログラムされている点を理解されたい。重要なことには、コンピュータ・コントローラ44は、適切にプログラムされるアクティブ・ミラー24用に、眼20の光軸34の正確な配置を知っている必要がある。波面センサ32は、必要な配置情報を提供することが好ましい。アクティブ・ミラー24がプログラムされた後、レーザー・ビーム14は、アクティブ・ミラー24から反射し、走査部28を通り、次に集束レンズ36a及び36bの方向に出ていく。レーザー・ビーム14は、集束レンズ36a及び36bを通るため、病変組織部分30における所望の焦点20に焦点が合わせられる。光学アセンブリ18における補償光学系の利用によって、レーザー・ビーム14は、約2μm×2μm×20μmのPSF(図2)を有する焦点20に正確に焦点が合わせられる。レーザー・ビーム14は、病変した網膜組織部分30を照射し、応答信号40が生成される。この応答信号40は、光学アセンブリ18を通って戻り、ビーム・スプリッタ42によって撮像部38に送られる。本発明によって考えられている通り、撮像部38によって生成された画像データは、コンピュータ・コントローラ44に送信され、このデータは、病変した網膜組織部分30の場所と大きさを確認するために使われる。
病変した組織部分30のSHGイメージングが完了すると、患者の血流にマーキング剤が導入される。本発明によって想定されている通り、マーキング剤は眼22に入り、網膜54に集まる。図2を参照することによって理解されるように、マーキング剤によって、病変組織部分30を含む(線56で画定されている)組織部分の輪郭が描かれる。病変組織部分30の外側の境界は、線58によって画定されている。図2に示されているように、マーキング剤によって間違ってマーキングされた正常組織の部位、具体的には、線56と58の間における組織部位がある。マーキング剤によるこの「部分的重なり」により、レーザー・ビーム14によって照射されると、正常組織が間違って破壊される可能性がある。したがって、光学アセンブリ18は、レーザー・ビーム14の焦点をイメージング用に合わせるために用いられるのと多くは同じ方法で、レーザー・ビーム14の焦点をPDT治療用に焦点20に正確に合わせるために用いられる。
次にPDT治療をさらに詳細に考えると、上記で開示されたフェムト秒のレーザー・ビーム14は、眼22の網膜54における焦点20に焦点が合わせられる。図2に示されているように、レーザー・ビーム14は、一連の赤色の光子として表すことができ、このうちの光子60a及び60bは例示である。本発明におけるフェムト秒のレーザー源12及び光学アセンブリ18を利用することによって、所与の期間にわたって網膜54の焦点20に当たる赤色の光子(例えば、60a及び60b)の集中、すなわち光子の数が、著しく高まる。重要なことには、焦点20を照射する赤色の光子60a及び60bの集中の高まりによって、2つの光子60a及び60bが、極めて短い時間間隔(例えば、10−13秒)内に、マーキング剤における単一の色素分子62と相互作用することが起こり得る。この2つの光子の相互作用が起こると、単一の色素分子62に当たる2つの光子60a及び60bの効果は加算的になる。言い換えれば、それぞれの光子60a及び60bは単独で約1.5eVの電子状態を有するが、光子60a及び60bの両方の加算的効果は、約3eVの励起電子状態を生み出すことになる。1.5eVの電子状態は、病変組織部分30を死滅させるのに必要な酸素変換を誘導するのに不十分であることがある。しかし、3eVの励起電子状態は、色素分子62と周囲の病変組織30との間の所望の効果、すなわち、病変組織30を死滅させる酸素変換を引き起こすのに十分となる。本発明における2つの光子60a及び60bの励起は、病変組織30の極めて薄い層において、例えば、約5ミクロンの深さ以内で、極めて高いエネルギー吸収の可能性をもたらす。したがって、焦点20の中における非常に小さいボリュームの病変組織を正確に照射し、3次元的に死滅させることができる。加えて、正常組織部分の二次的損傷は最小となる。
次に図3を参照すると、ビーム経路16に沿って見られる、病変組織部分30の上面図が提供されている。本発明によって考えられている通り、光学アセンブリ18は、レーザー・ビーム14の焦点を、病変組織部分30の中の開始点64に合わせる。走査部28は、コンピュータ・コントローラ44によって送信された走査シーケンス66に従って、最初の焦点20から、一連の隣接する焦点まで、レーザー・ビーム14を順次動かす。隣接する焦点のうちの68a、68b、及び68cは例示である。より具体的には、それぞれの焦点は、約1パルス/10−13秒の割合で、約5フェムト秒のレーザー・パルスで照射される。本発明によって考えられている通り、走査シーケンス66は、病変組織部位30が効果的に死滅させられるまで続く。
図4では、網膜54においてマーキングされた部分56と、病変組織部分30とが一致している状態が示されている。先に示されたように、これは、眼22の血液脳関門が病変組織部分30によって損なわれた場合に起こることになる。この部分56をマーキングするマーキング剤への非中心対称分子の組み込みと、この一致状態とによって、マーキングされた部分56のイメージングと、病変組織部分30における組織の死滅とが、同時に達成され得る。これらの異なる目的のために、パルス化レーザー・ビーム14は、病変組織部分30の中の焦点スポット20に焦点を合わせられる。詳細には、この焦点スポット20は、約2μm×2μm×20μmの大きさの点広がり関数(PSF)によって特徴づけられる。好ましくは、レーザー・ビーム14における個々のパルスは、約150fs未満のパルス持続時間を有し、レーザー・ビーム14の波長「λ」は、約800nmとなる。
本発明に向けて想定されている通り、焦点(PSF)20における、レーザー・ビーム14のパルス中の光子60a及び60bの相互作用は、2つの独立した現象のどちらかをもたらすことができる。第1に、光子60a及び60bは、PSF20の中で非中心対称分子(例えば、色素分子62)と相互作用して、第2高調波発生(SHG)応答信号を発生させることができる。さらに、この応答信号は、病変組織部分30の中にあるPSF20の位置を特定し、また確認するために、撮像部38によって使用され得る。第2に、光子60a及び60bは、互いと相互作用して、マーキングされた部分56の酸素を変換し、病変組織部分30における病変組織を死滅させることになる励起電子状態(二光子励起蛍光)を生み出すことができる。本発明の場合、これらのすべては、同時に行なわれ得る。
本明細書において詳細に示され、また詳細に開示された、第2高調波発生(SHG)技術を用いた加齢黄斑変性(AMD)のための特定の診断撮像は、本明細書において前述の目的を十分に達成することができ、また、本明細書において前述の利点を十分に提供することができるが、それは、本発明における現在のところ好ましい実施例の例示に過ぎず、添付の特許請求の範囲で説明されている構造又は設計以外では、本明細書で示した構造又は設計の細部においていかなる限定も意図されていないことを理解されたい。

Claims (3)

  1. 病変組織の治療処理中に、前記病変組織を診断によって特定するための方法であって、
    患者の血流に、非中心対称分子を含むマーキング剤を導入するステップと、
    前記マーキング剤が前記病変組織に染み込むことを可能とするステップと、
    前記病変組織の中の焦点スポットにパルス化レーザー・ビームの焦点を合わせるステップであって、前記レーザー・ビームにおける個々のパルスが、約150fs未満のパルス持続時間を有し、前記焦点スポットが、約2μm×2μm×20μmの大きさの点広がり関数(PSF)によって特徴づけられ、前記マーキング剤における非中心対称分子と、レーザー・パルスにおける光子との、前記PSFにおける相互作用が、第2高調波発生(SHG)応答信号を発生させる、ステップと、
    前記病変組織における前記焦点スポットの位置を確認するために、前記SHG応答信号を検出するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記非中心対称分子がベルテポルフィンである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記病変組織が、患者の網膜における黄斑である、請求項1に記載の方法。
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