JP2013082324A - Wiper blade - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車等の車両のワイパー装置に用いられるワイパーブレード、とりわけ、ブレードラバーの上方側をカバーで全体的に内包して被覆した冬期用のワイパーブレードに関する。 The present invention relates to a wiper blade used in a wiper device of a vehicle such as an automobile, and more particularly to a winter wiper blade in which an upper side of a blade rubber is entirely included and covered with a cover.
冬期用のワイパーブレードは上述のように、ブレードラバーの上方側を弾性材からなるカバーで全体的に内包して被覆することにより、被払拭面から掻き落した雪がブレードラバーに付着,堆積するのを極力回避できるようにしている。 As described above, the wiper blade for the winter season is covered and covered entirely with a cover made of an elastic material so that the snow scraped off from the surface to be wiped adheres to and accumulates on the blade rubber. Can be avoided as much as possible.
ワイパーブレードの中でも、トーナメントタイプのレバーアッセンブリを用いない、所謂、フラットタイプのワイパーブレードでは、特許文献1に示すように、長さ方向中央部分にホルダユニットを装着して、ワイパーアームと係脱可能に連結するようにしている。 Among the wiper blades, so-called flat type wiper blades that do not use a tournament-type lever assembly can be attached to and detached from the wiper arm by attaching a holder unit at the center in the length direction as shown in Patent Document 1. To be connected.
ホルダユニットはステンレス鋼等の耐腐蝕性金属材料からなり、ワイパーアームに対するホルダ部と、該ホルダ部をかしめピン結合し、バーティブラを付設したブレードラバーに着脱可能に装着するホルダプレートとで構成されている。 The holder unit is made of a corrosion-resistant metal material such as stainless steel, and is composed of a holder portion for the wiper arm, and a holder plate that is detachably mounted on a blade rubber having a vertebra attached thereto by caulking and pinning the holder portion. Yes.
このホルダプレートのブレードラバーへの装着は、カバーに開窓部を形成して、この開窓部を通してホルダプレートをブレードラバーに装着するようにしているが、この場合、ホルダプレートが貫通した開窓部周りのシールの徹底が困難となる可能性がある。 The holder plate is attached to the blade rubber by forming an opening portion in the cover, and the holder plate is attached to the blade rubber through the opening portion. Thorough sealing around the part may be difficult.
そこで、本発明はホルダ部とホルダプレートのかしめピンによる結合工程でこれら両者間にカバーを挟着可能で、しかも、ピン結合部に専用のスペーサを不要としてカバーを損傷することなくかしめ結合することができて、ホルダユニット周りのシール性を高めることができるワイパーブレードを提供するものである。 Therefore, according to the present invention, a cover can be sandwiched between the holder part and the holder plate by a caulking pin, and the cover is caulked without damaging the cover without using a dedicated spacer at the pin coupling part. Therefore, a wiper blade that can improve the sealing performance around the holder unit is provided.
本発明のワイパーブレードは、ブレードラバーと、前記ブレードラバーの基部に沿って配設した第1のバーティブラと、前記ブレードラバーの基部と第1のバーティブラに沿って配設されて、これら両者を抱持して固定する第2のバーティブラと、ワイパーアームに対するホルダ部をピン結合し、前記第2のバーティブラの長さ方向中央部に連結したホルダプレートと、前記ホルダ部とホルダプレートとの間に挟着固定され、該ホルダプレートから前記ブレードラバーの基部に亘ってこれらを全体的に内包して被覆する弾性材からなるカバーと、を備えた構成であって、前記ホルダ部の前記ホルダプレートに対するピン結合部分に、前記カバーの肉厚相当の段差で前記ホルダプレート側に向けて突出する座ぐり部を形成し、該座ぐり部を前記カバーを貫通して配置されるスペーサとして機能させたことを主要な特徴としている。 The wiper blade of the present invention is disposed along the blade rubber, the first vertebra disposed along the base of the blade rubber, and the base and first vertebra of the blade rubber. The second vertebra which is held and fixed, the holder portion with respect to the wiper arm is pin-coupled, and the holder plate connected to the center portion in the longitudinal direction of the second vertebra is sandwiched between the holder portion and the holder plate. And a cover made of an elastic material that covers and covers the entire blade rubber from the holder plate to the base of the blade rubber, the pin of the holder portion with respect to the holder plate A counterbore portion that protrudes toward the holder plate with a step corresponding to the thickness of the cover is formed in the coupling portion, and the counterbore portion is It is mainly characterized in that to function as a spacer which is disposed through the bar.
本発明によれば、ホルダとホルダプレートとの間にカバーを挟んだ状態で、これらの部材を一体的にピン結合できるため、カバーにはホルダプレートを配設するための開窓部を設けることなく、該ホルダプレートのブレードラバー側に対する連結が可能となる。 According to the present invention, since these members can be integrally pin-coupled with the cover sandwiched between the holder and the holder plate, the cover is provided with an opening window for disposing the holder plate. In addition, the holder plate can be connected to the blade rubber side.
従って、カバーのホルダプレート周りにおけるシール性を高められて、水の侵入,凍結防止を徹底することができる。 Therefore, the sealing performance around the holder plate of the cover can be improved, and water can be thoroughly prevented from entering and freezing.
また、ホルダ部の座ぐり部がスペーサとして機能するため、専用のスペーサを不要として前述の3部材をかしめピンをもってカバーを損傷することなくかしめ結合できて、部品点数の削減と、コストダウンとを実現することができる。 Also, since the counterbore part of the holder part functions as a spacer, the above three members can be caulked and joined without damaging the cover with a caulking pin without the need for a dedicated spacer, reducing the number of parts and reducing the cost. Can be realized.
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1,図2に示す実施形態のワイパーブレードは、ブレードラバー1と、該ブレードラバー1に作用する押圧力をその長さ方向に分散して均一化するための第1のバーティブラ7と、を備えている。
The wiper blade of the embodiment shown in FIGS. 1 and 2 includes a blade rubber 1 and a
ブレードラバー1は、図3に示すように、自動車のフロントウィンドウパネルやリヤウィンドウパネル等の被払拭面を摺擦して払拭する下方側のリップ2と、該リップ2と頸部4を介して連設した上方側の基部3と、を備えている。
As shown in FIG. 3, the blade rubber 1 includes a
基部3は、上側の略方形断面のアッパー部3Uと、該アッパー部3Uよりも幅広のロアー部3Lとで構成され、これらアッパー部3Uとロアー部3Lとの連設部の両側に長さ方向に沿う溝部5を形成してある。
The
第1のバーティブラ7は、適宜のばね鋼材をもって基部3よりもやや幅広の帯板状に形成され、該基部3のアッパー部3Uの上面に重ねて配置してある。
The
これらアッパー部3Uと第1のバーティブラ7は、リテーナ部材としての機能を併有する第2のバーティブラ8により抱持して固定してある。
The
第2のバーティブラ8は適宜の合成樹脂材からなり、第1のバーティブラ7を抱持するC字形のチャンネル断面部8Aと、これよりも幅狭に形成され、下縁をフランジ部8aとして曲折成形してアッパー部3Uを抱持する方形のチャンネル断面部8Bとが連続した多段のチャンネル断面形状に形成してある。
The
本実施形態では、アッパー部3Uの幅方向両側にスリット6を長さ方向に形成して、該スリット6に板ばね材からなる第3のバーティブラ9を嵌着配置してある。この第3のバーティブラ9はアッパー部3Uと共に、第2のバーティブラ8のチャンネル断面部8Bで抱持され、払拭作動時におけるアッパー部3Uの捻転動作の抑制機能を併有している。
In the present embodiment,
第2のバーティブラ8の長さ方向中央部には、図外のワイパーアームに対するホルダ部10を設けたホルダプレート11を装着してある。
A
ホルダ部10は、ワイパーアームの端部に係脱可能に挿し込み係着するクリップ12と、該クリップ12を幅方向の対向壁間に支軸14によって回動可能に軸支したコ字形のブラケット13とで構成している。
The
このホルダ部10は、ホルダプレート11の中央部上面にブラケット13の底壁を重ね合わせ、長さ方向に間隔をおいて2本のかしめピン15によってかしめ固定してある。
The
ホルダ部10およびホルダプレート11は、何れもステンレス鋼等の耐腐蝕性の金属材料で構成されている。
Both the
ホルダプレート11の長さ方向の両端部は、幅方向両側縁に板厚相当の段差で下側へオフセットしてC字形のチャンネル断面の抱持部11aを形成してあり、該抱持部11aを第2のバーティブラ8の上段側のチャンネル断面部8Aに外嵌装着してある。
Both end portions in the length direction of the
このチャンネル断面部8Aの上壁には、ホルダプレート11の下面側に突出したかしめピン15のかしめ頭部に対応する位置に、該かしめ頭部が落ち込み係合するロケート孔8bを形成して、ホルダプレート11とホルダ部10とからなるホルダユニットを適正に位置決めするようにしている。
On the upper wall of the
ホルダ部10の底壁とホルダプレート11との間には、カバー20を挟着固定してある。
A
ここで、前記ホルダ部10のホルダプレート11に対するピン結合部分、即ち、ブラケット13の底壁の長さ方向両端部のピン結合部分には、図4,図5にも示すように前記カバー20の肉厚相当の段差でホルダプレート11側に向けて突出する座ぐり部13aを形成してある。
Here, as shown in FIG. 4 and FIG. 5, as shown in FIGS. 4 and 5, a pin coupling portion of the
そして、この座ぐり部13aをホルダプレート11上に当接して、該座ぐり部13aおよびホルダプレート11に設けたピン挿通孔13b,11bにかしめピン15を挿通して、これら両者をかしめ結合するようにしている。
And this
また、ブラケット13の底壁の長さ方向両端部には、座ぐり部13aから端末が離間するように延長部13cを円弧状に突設してある。
Further, at both ends in the length direction of the bottom wall of the
カバー20は、弾性材、例えばブレードラバー1と同質のゴム材をもって略C字形断面に形成され、幅方向両側の下縁はコ字形断面が背合わせ状に対向するフランジ部20aとしている。
The
カバー20の長さ方向中央部には、ホルダ部10の座ぐり部13a,13aに対応して貫通孔20bを形成してある。この貫通孔20bに前記座ぐり部13aを挿入して、上述のようにピン挿通孔13b,11bにかしめピン15,15を通してホルダ部10とホルダプレート11とをかしめ固定することにより、カバー20を座ぐり部13aを除くホルダ部10の底壁とホルダプレート11との間に挟んだ状態で、ホルダユニットと一体的にかしめ固定してある。従って、座ぐり部13aがかしめ結合するカバー20の圧潰を回避するスペーサとして機能するようにしている。
A through-
カバー20のフランジ部20aは、そのコ字形断面内に第2のバーティブラ8のフランジ部8aを挿し込んだ状態で重ね合わせて接着して、該フランジ部8aと共にブレードラバーの基部3の溝部5に嵌挿配置してある。
The
これにより、ホルダユニットのホルダプレート11からブレードラバー1の基部3のアッパー部3Uまでの部分を、カバー20で全体的に内包して被覆するようにしている。
Accordingly, the
カバー20はブレードラバー1と同様に一定断面形状に連続的に押出し成形してこれを所要の長さに裁断して用いられている。そこで、カバー20の長さ方向端末の断面開放部に、例えばゴム製のエンドキャップ22を装着して、該断面開放部を密封している。
As with the blade rubber 1, the
エンドキャップ22は、例えば、図2に示すようにカバー20と第2のバーティブラ8の下半部両側との間に生じる空隙に挿入する脚部22aを有し、該脚部22aがこの空隙に圧入されることで、自体の弾性作用で抜け止めできるようにしている。
For example, as shown in FIG. 2, the
上述のホルダ部10とホルダプレート11とからなるホルダユニットと、カバー20はサブアッセンブリされ、更に、このカバー20を組付けたホルダユニットを第2のバーティブラ8にサブアッセンブリするようにしている。このホルダユニットの第2のバーティブラ8への組付けは、ホルダプレート11の抱持部11aと第2のバーティブラ8とを、長さ方向に相互に摺接して嵌挿係合することによって行われる。このとき、ホルダプレート11の下面に突出したかしめピン15のかしめ頭部が、第2のバーティブラ8のロケート孔8bに落ち込み係合することで、カバー20付きのホルダユニットと第2のバーティブラ8の相互の長さ方向の位置決めが行われる。この位置決めが行われた段階で、フランジ部8a,20a同士を接着する。
The holder unit composed of the
そして、第2のバーティブラ8およびカバー20と、ブレードラバー1、第1のバーティブラ7との組付けは、次のようにして行われる。
Then, the assembly of the
先ず、ブレードラバー1の基部3のアッパー部3Uのスリット6に、第3のバーティブラ9を圧入係合してサブアッセンブリする。
First, the
次に、このアッパー部3Uの長さ方向の端末を、第2のバーティブラ8の長さ方向の端末における下段側のチャンネル断面部8Bに照合させると共に、該チャンネル断面部8Bの下縁のフランジ部8aとカバー20の下縁のフランジ部20aの重ね合わせ部の長さ方向の端末と、ブレードラバー1の基部3の溝部5の長さ方向の端末とを照合させて、ブレードラバー1と、第2のバーティブラ8およびカバー20と、を長さ方向に相互に圧入係合する。
Next, the lengthwise end of the
そして、最後にエンドキャップ22をカバー20の長さ方向両側の開放端部で、カバー20とブレードラバー1側との間の空隙に脚部22aを挿し込んで嵌合装着して、カバー20の端末の断面開放部を密封することで組付けを終了する。
Finally, the
ブレードラバー1の交換に際してこれを取り外す際には、上述の工順を逆行する。 When the blade rubber 1 is removed when the blade rubber 1 is replaced, the above procedure is reversed.
以上の構成からなる本実施形態のワイパーブレードによれば、ホルダ部10とホルダプレート11との間にカバー20を挟んだ状態で、これらの部材10,11,20を一体的にかしめピン15によりかしめ固定(結合)できるため、カバー20には従来のようにホルダプレート配設用の開窓部を設けることなく、該ホルダプレート11のブレードラバー1側に対する連結が可能となる。
According to the wiper blade of the present embodiment having the above-described configuration, these
従って、カバー20のホルダプレート11周りにおけるシール性を高められて、水の侵入,凍結防止を徹底することができる。
Therefore, the sealing performance of the
また、ホルダ部10の座ぐり部13aがスペーサとして機能するため、専用のスペーサを不要として前述の3部材10,11,20をかしめピン15をもってカバー20を損傷することなくかしめ結合できて、部品点数の削減と、コストダウンとを実現することができる。
Further, since the
また、本実施形態では前述の座ぐり部13aがホルダ部10の底壁、つまり、ブラケット13の底壁の長さ方向両端部に設けられているが、この底壁端部には延長部13cを円弧状に突設して、かしめ固定点から端末までの寸法を大きく確保するようにしている。
Further, in the present embodiment, the
これにより、ホルダ部10のピン結合部から長さ方向外側におけるカバー20の押え面積を十分に確保して、払拭作動中にカバー20のかしめピン結合部に外力が集中するのを抑制して、該かしめピン結合部からカバー20の亀裂等の破損が誘起されるのを回避することができる。
This ensures a sufficient pressing area of the
図6はホルダ部10を構成するブラケット13の変形例を示すもので、底壁の円弧状の延長部13cには、その下面側に向けて切り起し爪13dを突出して形成してある。
FIG. 6 shows a modified example of the
これにより、カバー20をホルダ部10とホルダプレート11との間に挟んでかしめピン15によりかしめ固定した際に、延長部13cの下面側では切り起し爪13dがカバー20に食い込んで、カバー20の挟着固定をより安定的に行わせることができる。
Thus, when the
1…ブレードラバー
3…基部
7…第1のバーティブラ
8…第2のバーティブラ
10…ホルダ部
11…ホルダプレート
13…ブラケット
13a…座ぐり部
13b…ピン挿通孔
13c…延長部
13d…切り起し爪
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ...
13 ...
Claims (3)
前記ブレードラバーの基部に沿って配設した第1のバーティブラと、
前記ブレードラバーの基部と第1のバーティブラに沿って配設されて、これら両者を抱持して固定する第2のバーティブラと、
ワイパーアームに対するホルダ部をピン結合し、前記第2のバーティブラの長さ方向中央部に連結したホルダプレートと、
前記ホルダ部とホルダプレートとの間に挟着固定され、該ホルダプレートから前記ブレードラバーの基部に亘ってこれらを全体的に内包して被覆する弾性材からなるカバーと、を備えた構成であって、
前記ホルダ部の前記ホルダプレートに対するピン結合部分に、前記カバーの肉厚相当の段差で前記ホルダプレート側に向けて突出する座ぐり部を形成し、該座ぐり部を前記カバーを貫通して配置されるスペーサとして機能させたことを特徴とするワイパーブレード。 Blade rubber,
A first vertibra disposed along a base of the blade rubber;
A second vertebra disposed along the base of the blade rubber and the first vertebra, and holding both of them together;
A holder plate that is pin-coupled to the holder portion with respect to the wiper arm, and is connected to the longitudinal central portion of the second vertebra;
And a cover made of an elastic material that is sandwiched and fixed between the holder part and the holder plate and covers the entire part of the blade rubber from the holder plate to the base of the blade rubber. And
A counterbore portion that protrudes toward the holder plate at a step corresponding to the thickness of the cover is formed at a pin coupling portion of the holder portion with respect to the holder plate, and the counterbore portion is disposed through the cover. A wiper blade characterized by functioning as a spacer.
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