JP2013077080A - 分析支援プログラム、分析支援方法、分析支援装置およびシステム - Google Patents

分析支援プログラム、分析支援方法、分析支援装置およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】特定の情報処理に関連するキーワード候補を収集すること。
【解決手段】分析支援装置100は、システム内で実行された一連の処理に関する実行情報を取得する。分析支援装置100は、記憶部110の記憶内容に基づいて、システム内で実行された一連の処理の中から処理名が記憶部110に登録されているいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出する。分析支援装置100は、第1の処理が検出された場合、情報処理に関連するキーワードとして、システム内で実行された一連の処理のうち第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を記憶部110に登録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理の分析を支援する分析支援プログラム、分析支援方法、分析支援装置およびシステムに関する。
IT(情報)システムで動作する業務プロセスの実行状況を可視化・分析することにより、業務遂行のボトルネックとなっている箇所を発見して、適切かつ効率的な業務改善を支援する技術が提供されている。業務プロセスとは、二以上の処理の実行により実施される業務処理である。
業務プロセスの一例として、銀行システムの「送金業務」を例に挙げると、「送金業務」は、例えば、ログイン、振込元口座指定、振込先口座指定、金額指定、残高確認、送金実行、実行結果の確認およびログアウトといった一連の処理の実行により実施される。ここでは、「送金業務」のような業務処理を実施するために実行された一連の処理を「プロセスインスタンス」と呼ぶ。
また、ITシステムのアプリケーションやネットワークノードの間でやりとりされているトランザクションの情報を収集する技術がある。トランザクションとは、ITシステム内での情報伝達と処理の流れを一つの処理単位としてまとめたものであり、例えば、業務上まとめて実行すべき一連の処理である。
ここで、業務プロセスが実施されているITシステムから収集されたトランザクションの情報から特定される一連の処理は、何らかの業務プロセスのプロセスインスタンスといえる。このため、ITシステムから収集されたトランザクションの情報から特定される一連の処理を、ITシステムで実施されている業務プロセスと対応付けることで、業務プロセスの分析を行うことができる。
一方、ITシステムでは複数の業務プロセスが動作していることが多いため、ITシステムで実行された一連の処理が、どの業務プロセスに対応しているのかを特定することが難しい。従来において、業務プロセスに関連するキーワードを事前に用意しておき、ITシステムで実行された処理の名称等とキーワードとのマッチングを行って、ITシステムで実行された一連の処理と業務プロセスとの対応付けを行う技術がある。
なお、関連する先行技術としては、例えば、プログラムで使用される変数の用途を推定する変数分類装置において、変数に関する情報と変数の内容もしくは用途の関係を定めた変数分類規則表を備えるものがある。この変数分類装置は、プログラムで変数に適用される演算の種類もしくは変数に関する情報を収集し、収集された変数情報について変数分類規則表を参照し、プログラムで使用されている変数の内容もしくは用途を推定して分類する。
特開平11−203116号公報
しかしながら、従来技術では、依然として、システムで実行された一連の処理が、どの業務プロセスに対応しているのか特定することが難しいという問題がある。例えば、システムで実行される処理の名称には、業務プロセスに関連しないものが付けられることがあり、事前に用意したキーワードに処理の名称がマッチせず、どの業務プロセスに対応しているのか特定できない場合がある。
一側面では、本発明は、複数の処理を含む情報処理に関連するキーワードの候補を収集することを目的とする。
本発明の一側面によれば、プログラムの実行に応じて呼び出された複数のプロセスに、記憶部に記憶されたキーワードに合致する名称を持つ第1のプロセスが含まれる場合に、前記複数のプロセスに含まれる他のプロセスである第2のプロセスの名称を前記記憶部に記憶する分析支援プログラムが提案される。
本発明の他の側面によれば、二以上の処理の実行により実施される情報処理に関連するキーワードを記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、システム内で実行された一連の処理の中から処理名が前記記憶部に記憶されているいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出し、前記第1の処理が検出された場合、前記情報処理に関連するキーワードとして、前記一連の処理のうち前記第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を前記記憶部に登録する分析支援プログラム、分析支援方法、分析支援装置およびシステムが提案される。
本発明の一態様によれば、複数の処理を含む情報処理に関連するキーワードの候補を収集することができる。
図1は、実施の形態1にかかる分析支援方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、分析支援装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、キーワードテーブル220の記憶内容の一例を示す説明図である。 図5は、プロセスインスタンス情報の具体例を示す説明図(その1)である。 図6は、分析支援装置100の機能的構成例を示すブロック図である。 図7は、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容の一例を示す説明図(その1)である。 図8は、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容の一例を示す説明図(その2)である。 図9は、業務プロセスインスタンス格納DB900の記憶内容の一例を示す説明図である。 図10は、重み付けテーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図(その1)である。 図11は、業務プロセスパターンテーブル700の更新例を示す説明図である。 図12は、一連のアクティビティの実行順序を示す説明図である。 図13は、発生回数テーブル1300の記憶内容の一例を示す説明図である。 図14は、重み付けテーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図(その2)である。 図15は、プロセスインスタンス情報の具体例を示す説明図(その2)である。 図16は、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容の一例を示す説明図(その3)である。 図17は、重み付けテーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図(その3)である。 図18は、重み付けテーブル1000の更新例を示す説明図(その1)である。 図19は、発生回数テーブル1300の更新例を示す説明図である。 図20は、重み付けテーブル1000の更新例を示す説明図(その2)である。 図21は、分析支援装置100の分析支援処理手順の一例を示すフローチャートである。 図22は、更新処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図23は、対応付け処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図24は、第1の関連度算出処理対応付け処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図25は、第2の関連度算出処理対応付け処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図26は、第3の関連度算出処理対応付け処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図27は、第1の重み算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図28は、第1の重み算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 図29は、第2の重み算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図30は、キーワードテーブル220の作成処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる分析支援プログラム、分析支援方法、分析支援装置およびシステムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる分析支援方法の一実施例を示す説明図である。図1において、分析支援装置100は、システム内で実施される情報処理の分析を支援するコンピュータである。ここで、システムとは、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークを含むシステムであり、例えば、銀行システム、公官庁システム、企業システムなどである。また、情報処理とは、二以上の処理の実行により実施されるものであり、例えば、銀行システム、公官庁システム、企業システムにおける業務処理などである。
また、分析支援装置100は、記憶部110を有している。記憶部110は、システム内で実施される情報処理に関連するキーワードを記憶する記憶装置である。キーワードは、例えば、一以上の文字、記号、または文字と記号の組み合わせによって表現される。情報処理に関連するキーワードとしては、例えば、業務名に使用されている単語が用いられる。
例えば、システムで実行された一連の処理の中から、処理に付けられている名称が、記憶部110に記憶されているキーワードに適合する処理を検出することで、システムで実行された一連の処理と特定の業務処理とを対応付けることができる。一方で、業務処理を実施する際に実行される処理の名称としては、例えば、Servlet名、EJB(Enterprise Java Beans)のBean名、Webサービス名などの業務処理に関連しないものが付けられることが多い(「Java」は登録商標)。このため、システムで実行された一連の処理と特定の業務処理との対応付けを行うためのキーワードを事前に網羅的に用意しておくことは難しい。
そこで、分析支援装置100は、システムで実行された一連の処理のいずれかの処理名が事前に用意したキーワードに適合する場合、一連の処理に含まれる他の処理名を、キーワードに不適合であっても記憶部110に蓄積していく。これにより、特定の情報処理に関連するキーワード候補を網羅的に収集する。以下、分析支援装置100の分析支援処理手順の一例について説明する。
(1)分析支援装置100は、システム内で実行された一連の処理に関する実行情報を取得する。ここで、実行情報は、例えば、一連の処理に含まれる各々の処理の処理名や各々の処理の実行順序などを特定する情報を含むものである。実行情報は、例えば、一連の処理を実行するシステム内のハードウェアやソフトウェアから収集される。
図1の例では、システム内で実行された一連の処理A,B,Cの各々の処理の処理名「aaa」、「bbb」および「ccc」を含む実行情報120が取得されている。
(2)分析支援装置100は、記憶部110の記憶内容に基づいて、システム内で実行された一連の処理の中から処理名が記憶部110に登録されているいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出する。ここで、キーワードに適合する処理名とは、例えば、キーワードと一致または類似する処理名である。
図1の例では、システム内で実施される情報処理Xに関連するキーワードとして、「aaa」および「ddd」が記憶部110に記憶されている。このため、システム内で実行された一連の処理群A,B,Cの中から、処理名が記憶部110に登録されているキーワード「aaa」に適合する処理Aが検出される。
(3)分析支援装置100は、第1の処理が検出された場合、情報処理に関連するキーワードとして、システム内で実行された一連の処理のうち第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を記憶部110に登録する。すなわち、一連の処理のうちの一つでも、事前に用意した情報処理に関連するキーワードと処理名が一致する場合、一連の処理に含まれるものであれば、不一致の処理名であっても関連する可能性があるため記憶部110に蓄積していく。
図1の例では、システム内で実行された一連の処理A,B,Cの中からキーワード「aaa」に適合する処理Aが検出されたため、処理Aとは異なる処理B,Cの処理名「bbb」、「ccc」が記憶部110に登録される。
以上説明した実施の形態1によれば、システムで実行された一連の処理のいずれかの処理名が事前に用意されたキーワードに適合する場合に、キーワードに適合していない他の処理名についても、情報処理に関連するキーワードとして蓄積することができる。
これにより、特定の情報処理(例えば、情報処理X)に関連するキーワード候補を網羅的に収集することができる。また、記憶部110に蓄積された特定の情報処理に関連するキーワード候補を人手により確認して、特定の情報処理に関連するキーワードを抽出することができる。この結果、特定の情報処理に関連するキーワードを網羅的に用意することができるようになり、システムで実行された一連の処理と特定の情報処理との対応付けを行うことが可能となる。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態1で説明した分析支援装置100をシステム200に適用した場合について説明する。なお、実施の形態1で説明した箇所と同様の箇所については説明を省略する。
実施の形態2では、システム200で実施される情報処理として、二以上の処理の実行により実施される業務プロセス(業務処理)を対象とする。また、システム200で実行される個々の処理を「アクティビティ」という。すなわち、業務プロセスは、複数のアクティビティにより構成されている。また、システム200で実行された一連のアクティビティを「プロセスインスタンス」と表記する場合がある。
図2は、システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、システム200は、分析支援装置100と、複数の業務サーバ201と、複数の業務端末202と、を含む構成である。システム200において、分析支援装置100、業務サーバ201および業務端末202は、有線または無線のネットワーク210を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
ここで、分析支援装置100は、キーワードテーブル220を有し、システム200内で実施される業務処理の分析を支援するコンピュータである。分析支援装置100は、例えば、システム200の管理者が使用するPC(パーソナル・コンピュータ)やノートPCなどである。なお、キーワードテーブル220についての詳細な説明は、図4を用いて後述する。
業務サーバ201は、アクティビティを実行する機能を有するコンピュータである。例えば、1台以上の業務サーバ201によって業務システムが実現される。業務システムとは、例えば、銀行、公官庁、企業などにおける業務処理を実施するためのシステムである。業務サーバ201は、例えば、Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバなどである。
業務端末202は、業務システムの利用者が使用するコンピュータである。業務端末202は、例えば、利用者の操作入力により、ネットワーク210を介して、業務サーバ201上で動作する業務システムを操作する。業務端末202は、例えば、業務システムの利用者が使用するPCやノートPCなどである。
ここで、分析支援装置100は、システム200で実行された一連のアクティビティを表すプロセスインスタンス情報を取得する。具体的には、例えば、分析支援装置100が、ネットワーク210を介して、各業務システムが動作している業務サーバ201からプロセスインスタンス情報を受信する。
業務サーバ201から分析支援装置100へのプロセスインスタンス情報の転送は、例えば、FTP(File Transfer Protocol)、JMS(Java Message Service)、Webサービスなどを用いた通信手段を利用して行われる。プロセスインスタンス情報についての詳細な説明は、図5を用いて後述する。
なお、システム200において、業務システムは、分析支援装置100上や業務端末202上で動作することにしてもよい。例えば、業務端末202上で業務システムが動作する場合、業務端末202は、利用者の操作入力により、自端末上で動作する業務システムを操作することができる。
(分析支援装置100のハードウェア構成例)
図3は、分析支援装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、分析支援装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read‐Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、ディスプレイ308と、I/F(Interface)309と、キーボード310と、マウス311と、スキャナ312と、プリンタ313と、を備えている。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU301は、分析支援装置100の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク307に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ308は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ308は、例えば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F309は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他の装置(例えば、図2に示した業務サーバ201、業務端末202)に接続される。そして、I/F309は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。I/F309には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード310は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力を行う。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス311は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ312は、画像を光学的に読み取り、分析支援装置100内に画像データを取り込む。なお、スキャナ312は、OCR(Optical Character Reader)機能を持たせてもよい。また、プリンタ313は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ313には、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
なお、分析支援装置100は、上述した構成部のうち、例えば、光ディスクドライブ306、光ディスク307、スキャナ312およびプリンタ313を備えないことにしてもよい。また、図2に示した業務サーバ201および業務端末202についても、分析支援装置100と同様のハードウェア構成により実現することができる。
(キーワードテーブル220の記憶内容)
つぎに、図2に示したキーワードテーブル220について説明する。ここでは、分析対象となる業務プロセスを「送金」、「残高照会」および「融資申請」とした場合を例に挙げて説明する。
図4は、キーワードテーブル220の記憶内容の一例を示す説明図である。図4において、キーワードテーブルは、業務プロセス名、キーワードおよび重みのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、キーワード情報400−1〜400−19がレコードとして記憶されている。
ここで、業務プロセス名は、業務システムで実施される業務プロセスの名称である。キーワードは、各業務プロセスに関連するキーワードである。重みは、業務プロセスとキーワードとの関連度合いを表す値である。ここでは、重みが大きいほど業務プロセスとキーワードとの関連度合いが高い。なお、重みの最小値は「0」、最大値は「1」である。
キーワード情報400−1を例に挙げると、業務プロセス「送金」に関連するキーワード「送金」および業務プロセス「送金」とキーワード「送金」との関連度合いを表す重み「0.8」が示されている。また、キーワード情報400−2を例に挙げると、業務プロセス「送金」に関連するキーワード「“送金”and“実行”」および業務プロセス「送金」とキーワード「“送金”and“実行”」との関連度合いを表す重み「0.9」が示されている。
キーワードテーブル220は、例えば、図3に示したRAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置に記憶されている。なお、キーワードテーブル220を作成する具体的な作成処理手順については、図30のフローチャートを用いて後述する。
(プロセスインスタンス情報の具体例)
図5は、プロセスインスタンス情報の具体例を示す説明図(その1)である。図5において、プロセスインスタンス情報500は、システム200で実行された一連のアクティビティA1〜A8を表す情報である。具体的には、プロセスインスタンス情報500は、各アクティビティA1〜A8のアクティビティID、アクティビティ名、開始時刻および終了時刻を含んでいる。
ここで、アクティビティIDは、本明細書において説明上用いるアクティビティの識別子である。アクティビティ名は、アクティビティの名称である。開始時刻は、アクティビティの実行が開始された時刻である。終了時刻は、アクティビティの実行が終了した時刻である。ここでは、各時刻t$の「$」は、時間の経過とともに大きくなる。例えば、各アクティビティの開始時刻を参照することにより、一連のアクティビティA1〜A8における各アクティビティの実行順序を特定することができる。
アクティビティA1を例に挙げると、アクティビティA1のアクティビティ名「ログイン」、開始時刻「t1」および終了時刻「t2」が示されている。また、アクティビティA2を例に挙げると、アクティビティA2のアクティビティ名「振込元口座指定」、開始時刻「t3」および終了時刻「t4」が示されている。
なお、プロセスインスタンス情報500には、上述した情報のほかに、例えば、各アクティビティA1〜A8を実行したマシンの識別子が含まれていてもよい。マシンの識別子としては、例えば、各アクティビティA1〜A8を実行した業務サーバ201のIP(Internet Protocol)アドレスを用いることができる。
(分析支援装置100の機能的構成例)
つぎに、実施の形態2にかかる分析支援装置100の機能的構成例について説明する。図6は、分析支援装置100の機能的構成例を示すブロック図である。図6において、分析支援装置100は、取得部601と、検出部602と、抽出部603と、第1の算出部604と、対応付け部605と、出力部606と、第2の算出部607と、更新部608と、指示部609と、を含む構成である。この制御部となる機能(取得部601〜指示部609)は、具体的には、例えば、図3に示したROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F309により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置に記憶される。
取得部601は、システム200で実行された一連のアクティビティを表すプロセスインスタンス情報を取得する機能を有する。具体的には、例えば、取得部601が、ネットワーク210を介して、プロセスインスタンス情報500(図5参照)を業務サーバ201から受信することにより、プロセスインスタンス情報500を取得する。
また、取得部601が、図3に示したキーボード310やマウス311を用いたユーザの操作入力により、分析支援装置100に直接入力されたプロセスインスタンス情報500を取得してもよい。さらに、取得部601が、データベース(例えば、後述の図9に示す業務プロセスインスタンス格納DB900)やライブラリ(不図示)からの抽出によりプロセスインスタンス情報500を取得してもよい。
取得されたプロセスインスタンス情報から特定される一連のアクティビティのアクティビティ名は、例えば、図7に示す業務プロセスパターンテーブル700に登録される。業務プロセスパターンテーブル700は、例えば、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置により実現される。
業務プロセスパターンテーブル700は、一連のアクティビティの各々のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスとの関連度合いを表す重みを記憶するテーブルである。ここで、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容について説明する。
図7および図8は、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容の一例を示す説明図である。図7に示す(7−1)において、業務プロセスパターンテーブル700は、フィールド701〜703(図中、太線囲いで示す)を有している。フィールド701は、業務プロセス名のフィールドである。フィールド702は、アクティビティ名のフィールドである。フィールド703は、重みのフィールドである。
取得されたプロセスインスタンス情報から特定されるアクティビティ名は、業務プロセスパターンテーブル700のフィールド702に登録される。プロセスインスタンス情報500を例に挙げると、アクティビティ名は、「ログイン」、「振込元口座指定」、「新規振込先設定」、「振込先口座指定」、「金額指定」、「送金実行」、「実行結果の確認」および「ログアウト」である。
このため、図7に示す(7−2)において、プロセスインスタンス情報500から特定されるアクティビティ名が、業務プロセスパターンテーブル700のフィールド702に登録されている。なお、この時点では、フィールド701,703は、空(未設定)である。
以下の説明において、特に指定する場合を除いて、取得されたプロセスインスタンス情報から特定される一連のアクティビティを「アクティビティA1〜An」と表記する(n:2以上の自然数)。また、アクティビティA1〜Anのうち任意のアクティビティを「アクティビティAi」と表記する(i=1,2,…,n)。
図6の説明に戻り、検出部602は、アクティビティA1〜Anの中から、アクティビティ名がキーワードテーブル220に記憶されているいずれかのキーワード(以下、「キーワードK」という)に適合する第1のアクティビティを検出する機能を有する。
具体的には、例えば、検出部602が、図7に示した業務プロセスパターンテーブル700を参照して、第1のアクティビティとして、アクティビティ名がキーワードKに一致するアクティビティを検出してもよい。また、検出部602が、アクティビティ名がキーワードKに含まれるアクティビティを検出してもよい。また、検出部602が、アクティビティ名にキーワードKを含むアクティビティを検出してもよい。
プロセスインスタンス情報500を例に挙げると、アクティビティA6のアクティビティ名「送金実行」が、キーワードテーブル220に記憶されているキーワード「“送金”and“実行”」に適合する。このため、検出部602が、一連のアクティビティA1〜A8の中からアクティビティA6を検出する。
ここで、第1のアクティビティが検出された場合、例えば、第1のアクティビティのアクティビティ名に適合するキーワードKに対応する業務プロセス名が、業務プロセスパターンテーブル700内のフィールド701に登録される。
例えば、アクティビティA6のアクティビティ名「送金実行」に適合するキーワード「“送金”and“実行”」に対応する業務プロセス名は「送金」である。このため、図8に示す(8−1)において、業務プロセスパターンテーブル700内のフィールド701に業務プロセス名「送金」が登録されている。
抽出部603は、第1のアクティビティが検出された場合、キーワードテーブル220の中から、第1のアクティビティのアクティビティ名に適合するキーワードKと業務プロセスとの関連度合いを表す重みを抽出する機能を有する。ここでの業務プロセスは、第1のアクティビティのアクティビティ名に適合するキーワードKに対応する業務プロセス名の業務プロセスである。
以下の説明では、特に指定する場合を除いて、業務プロセスパターンテーブル700に登録された業務プロセスを「業務プロセスP1〜Pm」と表記する(m:1以上の自然数)。また、業務プロセスP1〜Pmのうち任意の業務プロセスを「業務プロセスPj」と表記する(j=1,2,…,m)。
ここで、上述したアクティビティA6が検出された場合を例に挙げて説明する。この場合、抽出部603が、キーワードテーブル220の中から、アクティビティA6のアクティビティ名「送金実行」に適合するキーワード「“送金”and“実行”」と、業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重み「0.9」を抽出する。
抽出された第1のアクティビティのアクティビティ名に適合するキーワードKと業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みは、例えば、業務プロセスパターンテーブル700に登録される。具体的には、例えば、図8に示す(8−2)において、業務プロセスパターンテーブル700内のアクティビティ名「送金実行」に対応するフィールド703に、抽出された重み「0.9」が登録されている。また、業務プロセスパターンテーブル700内のアクティビティ名「送金実行」を除く残余のアクティビティ名に対応するフィールド703に「0」が登録されている。
第1の算出部604は、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度を算出する機能を有する。具体的には、例えば、第1の算出部604が、各々のアクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みに基づいて、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度を算出する。
アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みは、例えば、業務プロセスパターンテーブル700を参照することにより特定することができる。詳細は図16等を用いて後述するが、第1の算出部604による算出処理は、例えば、後述する更新部608によって更新された更新後の業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容に基づいて行われる。
対応付け部605は、算出されたアクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度(以下、「関連度Vj」という)に基づいて、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとを対応付ける機能を有する。具体的には、例えば、対応付け部605が、関連度Vjが所定の閾値Vth以上の場合に、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとを対応付けることにしてもよい。
閾値Vthは、任意に設定可能であり、例えば、関連度Vjが閾値Vth以上となると、アクティビティA1〜Anが業務プロセスPjの一つのプロセスインスタンスであるといえる値に設定される。閾値Vthは、例えば、ROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置に記憶されている。
対応付け部605による対応付け処理が行われ場合、例えば、新たなプロセスインスタンス情報に備えて、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容が初期化されることにしてもよい。ただし、プロセスインスタンス情報ごとに、業務プロセスパターンテーブル700が作成されることにしてもよい。
出力部606は、対応付けられた対応付け結果を出力する機能を有する。出力形式としては、例えば、ディスプレイ308への表示、プリンタ313への印刷出力、I/F309による外部装置への送信がある。また、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶することとしてもよい。
具体的には、例えば、出力部606が、対応付けられた対応付け結果を、図9に示す業務プロセスインスタンス格納DB(データベース)900に記憶することにしてもよい。業務プロセスインスタンス格納DB900は、例えば、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置により実現される。ここで、業務プロセスインスタンス格納DB900について説明する。
図9は、業務プロセスインスタンス格納DB900の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、業務プロセスインスタンス格納DB900は、業務プロセス名およびプロセスインスタンスのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、業務プロセスインスタンス情報(例えば、業務プロセスインスタンス情報900−1)がレコードとして記憶される。
ここで、業務プロセス名は、システム200内で実施される業務プロセスの名称である。プロセスインスタンスは、業務プロセスに対応付けられた一連のアクティビティである。図9の例では、プロセスインスタンス情報500から特定されるアクティビティA1〜A8と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとが対応付けられた結果、業務プロセスインスタンス情報900−1が記憶されている。
具体的には、業務プロセスインスタンス情報900−1は、業務プロセス名「送金」の業務プロセスに対応付けられた一連のアクティビティのアクティビティ名「ログイン、振込元口座指定、新規振込先設定、振込先口座指定、金額指定、送金実行、実行結果の確認およびログアウト」を示している。
なお、上記対応付け部605によってアクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの対応付けが行われなかった場合、業務プロセスインスタンス格納DB900内の業務プロセス名フィールドに「未判定」が設定される。また、プロセスインスタンスフィールドには、アクティビティA1〜Anの各々のアクティビティ名が設定されて業務プロセスインスタンス情報がレコードとして記憶される。
図6の説明に戻り、第2の算出部607は、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを算出する機能を有する。第2の算出部607の具体的な処理内容については、図12および図13等を用いて後述する。
なお、第1のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みは、キーワードテーブル220から特定されている。このため、第2の算出部607は、アクティビティA1〜Anのうち第1のアクティビティとは異なる第2のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを算出することにしてもよい。
算出されたアクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みは、例えば、図10に示す重み付けテーブル1000に記憶される。重み付けテーブル1000は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置により実現される。ここで、重み付けテーブル1000について説明する。
図10は、重み付けテーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図(その1)である。図10において、重み付けテーブル1000は、アクティビティ名、業務プロセス名および重みのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、重み情報1000−1〜1000−8がレコードとして記憶されている。ここで、アクティビティ名は、アクティビティの名称である。業務プロセス名は、業務プロセスの名称である。重みは、各アクティビティ名と各業務プロセス名の業務プロセスとの関連度合いを表す値である。
重み情報1000−1を例に挙げると、アクティビティ名「ログイン」と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重み「0.2」が示されている。また、重み情報1000−2を例に挙げると、アクティビティ名「振込元口座指定」と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重み「0.3」が示されている。
図6の説明に戻り、更新部608は、算出されたアクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みに基づいて、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容を更新する機能を有する。
具体的には、例えば、まず、更新部608が、図10に示した重み付けテーブル1000の中から、アクティビティAiのアクティビティ名に適合するアクティビティ名を検出する。ここで、アクティビティ名が検出された場合、更新部608が、検出したアクティビティ名に対応する業務プロセスとの関連度合いを表す重みを抽出する。
つぎに、更新部608が、抽出した業務プロセスとの関連度合いを表す重みを、業務プロセスパターンテーブル700に登録する。この際、抽出された業務プロセスとの関連度合いを表す重みが登録済みの場合、更新部608が、抽出した重みを登録するか否かを判定することにしてもよい。
具体的には、例えば、抽出した重みが登録済みの重みよりも大きい場合に、更新部608が、抽出した重みを業務プロセスパターンテーブル700に登録することにしてもよい。ここで、業務プロセスパターンテーブル700の更新例について説明する。
図11は、業務プロセスパターンテーブル700の更新例を示す説明図である。図11の(11−1)に示す業務プロセスパターンテーブル700は更新前のものである。また、図11の(11−2)に示す業務プロセスパターンテーブル700は更新後のものである。
具体的には、図10に示した重み付けテーブル1000の中から抽出された、各アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みが登録されている。ただし、アクティビティA6のアクティビティ名「送金実行」と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みについては更新されていない。
図6の説明に戻り、指示部609は、業務プロセスPjとの対応付け処理が行われた一連のアクティビティの再評価を指示する機能を有する。具体的には、例えば、指示部609が、図9に示した業務プロセスインスタンス格納DB900に記憶されている業務プロセスインスタンス情報から特定される一連のアクティビティの再評価を指示することにしてもよい。この際、指示部609は、特定の業務プロセス名の業務プロセスインスタンス情報や業務プロセス名が「未判定」の業務プロセスインスタンス情報を再評価対象とすることにしてもよい。
再評価の指示タイミングは、任意に設定可能である。具体的には、例えば、指示部609が、定期的(例えば、毎週月曜日や毎月1日など)に、業務プロセスインスタンス情報の再評価を指示することにしてもよい。また、指示部609が、重み付けテーブル1000の記憶内容が更新されると、その都度、業務プロセスインスタンス情報の再評価を指示することにしてもよい。また、指示部609が、ユーザの操作入力による再評価指示を受け付けた場合に、業務プロセスインスタンス情報の再評価を指示することにしてもよい。
再評価が指示された場合、例えば、取得部601は、業務プロセスインスタンス格納DB900の中から業務プロセスインスタンス情報を取得する。そして、業務プロセスインスタンス情報から特定される一連のアクティビティのアクティビティ名が業務プロセスパターンテーブル700に登録される。
(第2の算出部607の具体的な処理内容)
つぎに、第2の算出部607の具体的な処理内容の一例について説明する。
<第2の算出部607の具体的な処理内容(その1)>
まず、一連のアクティビティA1〜Anにおける第1のアクティビティの実行順序と第2のアクティビティの実行順序とに基づいて、第2のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを算出する場合について説明する。
図12は、一連のアクティビティの実行順序を示す説明図である。図12において、プロセスインスタンス情報500から特定される一連のアクティビティA1〜A8が模式的に示されている。図中、各アクティビティA1〜A8を表す丸図形の中に示す数字は、各アクティビティA1〜A8の実行順序を表している。なお、各アクティビティA1〜A8の実行順序は、例えば、各アクティビティA1〜A8の開始時刻から特定することができる。
ここで、一連のアクティビティに含まれるアクティビティ間の関連度合いは、一連のアクティビティにおける実行順序が近いものほど大きいといえる。ここでは、アクティビティ間の関連度合いを考慮して、第1のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みから、第2のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを間接的に求める手法について説明する。
具体的には、例えば、第2の算出部607は、第1のアクティビティの実行順序と第2のアクティビティの実行順序との実行間隔に基づいて、第2のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを算出する。以下、第1のアクティビティの実行順序と第2のアクティビティの実行順序との実行間隔を「第1のアクティビティと第2のアクティビティとの距離」という。
より具体的には、例えば、第2の算出部607が、下記式(1)を用いて、第2のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを算出する。ただし、waは、第1のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みである。wbは、第2のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みである。Xは、重み係数である。Dは、第1のアクティビティと第2のアクティビティとの距離である。なお、「X^D」は「XのD乗」を表す。
wb=wa×X^D ・・・(1)
上記重み係数Xは、例えば、0以上1未満の任意の値に設定されている。このため、上記式(1)によれば、第2のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みは、第1のアクティビティとの距離が大きくなるほど小さくなる。
ここで、重み係数Xを「X=0.8」とする。また、第1のアクティビティであるアクティビティA6のアクティビティ名「送金実行」と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを「0.9」とする(図8参照)。この場合、各アクティビティA1〜A8のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みは以下の通りである。
・アクティビティA1(アクティビティ名:ログイン)
0.9×0.8^5=0.2
・アクティビティA2(アクティビティ名:振込元口座指定)
0.9×0.8^4=0.3
・アクティビティA3(アクティビティ名:新規振込先設定)
0.9×0.8^3=0.4
・アクティビティA4(アクティビティ名:振込先口座指定)
0.9×0.8^2=0.5
・アクティビティA5(アクティビティ名:金額指定)
0.9×0.8^1=0.7
・アクティビティA6(アクティビティ名:送金実行)
0.9×0.8^0=0.9
・アクティビティA7(アクティビティ名:実行結果の確認)
0.9×0.8^1=0.7
・アクティビティA8(アクティビティ名:ログアウト)
0.9×0.8^2=0.5
なお、上記例では、第1のアクティビティであるアクティビティA6についても、アクティビティ名「送金実行」と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを算出している。また、上記例では、小数点第2位以下の値を切り捨てとする。
算出された各アクティビティA1〜A8のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みは、例えば、図10に示した重み付けテーブル1000に記憶される。
<第2の算出部607の具体的な処理内容(その2)>
つぎに、業務プロセスPjの発生回数とアクティビティAiの発生回数とに基づいて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを算出する場合について説明する。
ここで、特定のアクティビティが、業務プロセスPjに対応付けられたプロセスインスタンスに含まれる頻度が高いと、特定のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いが大きいといえる。ここでは、特定のアクティビティが、業務プロセスPjに対応付けられたプロセスインスタンスに含まれる頻度を考慮して、特定のアクティビティのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを算出する手法について説明する。
具体的には、例えば、まず、第2の算出部607は、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとが対応付けられた場合、図13に示す発生回数テーブル1300を更新する。発生回数テーブル1300は、業務プロセスPjの発生回数と、業務プロセスPjと関連するキーワードの発生回数とを関連付けて記憶するテーブルである。発生回数テーブル1300は、例えば、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置により実現される。ここで、発生回数テーブル1300について説明する。
図13は、発生回数テーブル1300の記憶内容の一例を示す説明図である。図13に示す(13−1)において、発生回数テーブル1300は、業務プロセス名、業務プロセス発生回数、アクティビティ名、アクティビティ発生回数のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで発生回数情報が記憶されることになる。
ここで、業務プロセス名は、業務プロセスPjの名称である。業務プロセス発生回数は、業務プロセスPjの発生回数である。アクティビティ名は、アクティビティAiの名称である。アクティビティ発生回数は、アクティビティAiの発生回数である。初期状態では、発生回数テーブル1300内の各フィールドは空(未設定)である。
一例として、プロセスインスタンス情報500から特定されるアクティビティA1〜A8と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとが対応付けられた場合を想定する。また、図13に示す(13−1)において、発生回数テーブル1300は初期状態のため、業務プロセス名「送金」が登録されていない。
このため、まず、図13に示す(13−2)において、第2の算出部607により、発生回数テーブル1300に業務プロセス名「送金」が登録されている。また、第2の算出部607により、発生回数テーブル1300にアクティビティA1〜A8の各々のアクティビティ名が登録されている。
そして、図13に示す(13−3)において、第2の算出部607により、発生回数テーブル1300内の業務プロセス名「送金」の発生回数がインクリメントされている。なお、初期状態では、発生回数は「0」である。また、第2の算出部607により、発生回数テーブル1300内の各アクティビティ名の発生回数がインクリメントされている。
つぎに、第2の算出部607は、発生回数テーブル1300を参照して、各アクティビティA1〜A8のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを算出する。
具体的には、例えば、第2の算出部607が、下記式(2)を用いて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを算出する。ただし、wiは、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みである。Ciは、アクティビティAiの発生回数である。Cjは、業務プロセスPjの発生回数である。Yは、重み係数である。
wi=Ci÷Cj×Y ・・・(2)
上記重み係数Yは、例えば、0以上1未満の任意の値に設定されている。ここで、重み係数Yを「Y=0.5」とする。この場合、図13に示した(13−3)の発生回数テーブル1300を参照して算出される各アクティビティA1〜A8のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みは以下の通りである。
・アクティビティA1(アクティビティ名:ログイン)
1÷1×0.5=0.5
・アクティビティA2(アクティビティ名:振込元口座指定)
1÷1×0.5=0.5
・アクティビティA3(アクティビティ名:新規振込先設定)
1÷1×0.5=0.5
・アクティビティA4(アクティビティ名:振込先口座指定)
1÷1×0.5=0.5
・アクティビティA5(アクティビティ名:金額指定)
1÷1×0.5=0.5
・アクティビティA6(アクティビティ名:送金実行)
1÷1×0.5=0.5
・アクティビティA7(アクティビティ名:実行結果の確認)
1÷1×0.5=0.5
・アクティビティA8(アクティビティ名:ログアウト)
1÷1×0.5=0.5
なお、上記例では、小数点第2位以下の値を切り捨てとする。算出された各アクティビティA1〜A8のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みは、例えば、重み付けテーブル1000に記憶される。
図14は、重み付けテーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図(その2)である。図14において、重み付けテーブル1000は、重み情報1400−1〜1400−8を記憶している。重み情報1400−1を例に挙げると、アクティビティ名「ログイン」と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重み「0.5」が示されている。
(2回目のプロセスインスタンス情報の取得以降)
つぎに、図15に示すプロセスインスタンス情報1500を例に挙げて、2回目のプロセスインスタンス情報の取得以降の各機能部の処理内容について説明する。
図15は、プロセスインスタンス情報の具体例を示す説明図(その2)である。図15において、プロセスインスタンス情報1500は、システム200で実行された一連のアクティビティ群A9〜A13を表す情報である。具体的には、プロセスインスタンス情報1500は、各アクティビティA9〜A13のアクティビティID、アクティビティ名、開始時刻および終了時刻を含んでいる。
アクティビティA9を例に挙げると、アクティビティA9のアクティビティ名「ログイン」、開始時刻「t17」および終了時刻「t18」が示されている。また、アクティビティA13を例に挙げると、アクティビティA13のアクティビティ名「キャンセル」、開始時刻「t25」および終了時刻「t26」が示されている。
図16は、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容の一例を示す説明図(その3)である。図16に示す(16−1)において、業務プロセスパターンテーブル700には、プロセスインスタンス情報1500から特定されるアクティビティ名が登録されている。
まず、検出部602は、図16に示す業務プロセスパターンテーブル700内のアクティビティA9〜A13の中から、アクティビティ名がキーワードテーブル220に記憶されているいずれかのキーワードKに適合する第1のアクティビティを検出する。ここでは、アクティビティ名がキーワードKに適合するアクティビティがないため、第1のアクティビティは検出されない。
つぎに、更新部608は、重み付けテーブル1000を参照して、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容を更新する。ここでは、一例として、図17に示す重み付けテーブル1000を参照する場合を例に挙げて説明する。
図17は、重み付けテーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図(その3)である。図17において、重み付けテーブル1000は、重み情報1700−1〜1700−12を記憶している。重み情報1700−1を例に挙げると、アクティビティ名「ログイン」と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重み「0.2」が示されている。
具体的には、例えば、更新部608が、図17に示した重み付けテーブル1000の中から、各アクティビティA9〜A13の各業務プロセスへの重みを抽出して、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容を更新する。
図16に示す(16−2)において、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容が更新されている。具体的には、業務プロセス名「送金」が登録され、各アクティビティA9〜A13のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みが登録されている。
また、業務プロセス名「残高照会」が登録され、各アクティビティA9〜A13のアクティビティ名と業務プロセス名「残高照会」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みが登録されている。また、業務プロセス名「融資申請」が登録され、各アクティビティA9〜A13のアクティビティ名と業務プロセス名「融資申請」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みが登録されている。
つぎに、第1の算出部604は、業務プロセスパターンテーブル700を参照して、アクティビティA9〜A13と各業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを算出する。そして、対応付け部605が、算出されたアクティビティA9〜A13と各業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjに基づいて、アクティビティA9〜A13と業務プロセスPjとを対応付ける。ここでは、アクティビティA9〜A13に業務プロセス名「送金」の業務プロセスが対応付けられた場合を想定する。
つぎに、第2の算出部607は、各アクティビティA9〜A13のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを算出する。以下、第2の算出部607の具体的な処理内容について説明する。
まず、上述した<第2の算出部607の具体的な処理内容(その1)>により、各アクティビティA9〜A13のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを算出する場合について説明する。
ここでは、アクティビティA9〜A13の各々のアクティビティAiを第1のアクティビティとして、各アクティビティ間の実行順序に基づくアクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを算出する。ここで、上記式(1)に含まれる重み係数Xを「X=0.8」とする。
この場合、各アクティビティA9〜A13について算出される、業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みは以下の通りである。
・アクティビティA9(アクティビティ名:ログイン)
0.2×0.8^0=0.2(第1のアクティビティ:A9)
0.3×0.8^1=0.2(第1のアクティビティ:A10)
0.5×0.8^2=0.3(第1のアクティビティ:A11)
0.7×0.8^3=0.3(第1のアクティビティ:A12)
0×0.8^4=0 (第1のアクティビティ:A13)
・アクティビティA10(アクティビティ名:振込元口座指定)
0.2×0.8^1=0.1(第1のアクティビティ:A9)
0.3×0.8^0=0.3(第1のアクティビティ:A10)
0.5×0.8^1=0.4(第1のアクティビティ:A11)
0.7×0.8^2=0.4(第1のアクティビティ:A12)
0×0.8^3=0 (第1のアクティビティ:A13)
・アクティビティA11(アクティビティ名:振込先口座指定)
0.2×0.8^2=0.1(第1のアクティビティ:A9)
0.3×0.8^1=0.2(第1のアクティビティ:A10)
0.5×0.8^0=0.5(第1のアクティビティ:A11)
0.7×0.8^1=0.5(第1のアクティビティ:A12)
0×0.8^2=0 (第1のアクティビティ:A13)
・アクティビティA12(アクティビティ名:金額指定)
0.2×0.8^3=0.1(第1のアクティビティ:A9)
0.3×0.8^2=0.1(第1のアクティビティ:A10)
0.5×0.8^1=0.4(第1のアクティビティ:A11)
0.7×0.8^0=0.7(第1のアクティビティ:A12)
0×0.8^1=0 (第1のアクティビティ:A13)
・アクティビティA13(アクティビティ名:キャンセル)
0.2×0.8^4=0.0(第1のアクティビティ:A9)
0.3×0.8^3=0.1(第1のアクティビティ:A10)
0.5×0.8^2=0.3(第1のアクティビティ:A11)
0.7×0.8^1=0.5(第1のアクティビティ:A12)
0×0.8^0=0 (第1のアクティビティ:A13)
つぎに、第2の算出部607は、各々のアクティビティAiを第1のアクティビティとして算出した算出結果に基づいて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを算出する。
具体的には、例えば、第2の算出部607が、算出した重みのうち値が最大となる重みを、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みとする。上述したアクティビティA9の例では、アクティビティA9のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みは「0.3」となる。
また、第2の算出部607が、算出した重みの平均値を、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みとすることにしてもよい。上述したアクティビティA9の例では、アクティビティA9のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みは「0.2」となる。
算出された各アクティビティA9〜A13のアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みは、例えば、図17に示した重み付けテーブル1000に記憶される。ここで、重み付けテーブル1000の更新例について説明する。
図18は、重み付けテーブル1000の更新例を示す説明図(その1)である。図18において、重み付けテーブル1000内の重み情報1700−1の重みが「0.2(図17参照)」から「0.3」に更新されている。また、重み情報1700−4の重みが「0.3(図17参照)」から「0.4」に更新されている。また、重み情報1800−1が新たに登録されている。
つぎに、上述した<第2の算出部607の具体的な処理内容(その2)>により、図14に示した重み付けテーブル1000内の各アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを算出する場合について説明する。
具体的には、例えば、まず、第2の算出部607は、プロセスインスタンス情報1500から特定されるアクティビティA9〜A13と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとが対応付けられた結果、図13に示した発生回数テーブル1300を更新する。
図19は、発生回数テーブル1300の更新例を示す説明図である。図19において、発生回数テーブル1300内の業務プロセス名「送金」の発生回数がインクリメントされている。また、発生回数テーブル1300内のアクティビティ名「ログイン」、「振込元口座指定」、「振込先口座指定」および「金額指定」の発生回数がインクリメントされている。また、アクティビティ名「キャンセル」が登録され、アクティビティ名「キャンセル」の発生回数がインクリメントされている。
つぎに、第2の算出部607は、図19に示した発生回数テーブル1300を参照して、発生回数テーブル1300内の各アクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを算出する。ここで、上記式(2)に含まれる重み係数Yを「Y=0.5」とする。
この場合、図19に示した発生回数テーブル1300を参照して算出される各アクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みは以下の通りである。
・アクティビティ名:ログイン
2÷2×0.5=0.5
・アクティビティ名:振込元口座指定
2÷2×0.5=0.5
・アクティビティ名:新規振込先設定
1÷2×0.5=0.2
・アクティビティ名:振込先口座指定
2÷2×0.5=0.5
・アクティビティ名:金額指定
2÷2×0.5=0.5
・アクティビティ名:送金実行
1÷2×0.5=0.2
・アクティビティ名:実行結果の確認
1÷2×0.5=0.2
・アクティビティ名:ログアウト
1÷2×0.5=0.2
・アクティビティ名:キャンセル
1÷2×0.5=0.2
算出された発生回数テーブル1300内の各アクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みは、例えば、図14に示した重み付けテーブル1000に記憶される。ここで、重み付けテーブル1000の更新例について説明する。
図20は、重み付けテーブル1000の更新例を示す説明図(その2)である。図20において、重み付けテーブル1000内の重み情報1400−3の重みが「0.5(図14参照)」から「0.2」に更新されている。また、重み情報1400−6〜1400−8の重みが「0.5(図14参照)」から「0.2」に更新されている。また、重み情報2000−1が新たに登録されている。
(第1の算出部604の具体的な処理内容)
つぎに、第1の算出部604の具体的な処理内容について説明する。ここでは、図16の(16−2)に示した業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容に基づいて、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを算出する場合について説明する。
<第1の算出部604の具体的な処理内容(その1)>
第1の算出部604は、業務プロセスパターンテーブル700内の各アクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを加算することにより、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを算出する。
・業務プロセス名「送金」
第1の算出部604は、業務プロセスパターンテーブル700内の各アクティビティ名と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを加算する。ここでは、重みを加算した値は「1.7」となる。このため、アクティビティA9〜A13と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す関連度は「1.7」となる。
・業務プロセス名「残高照会」
第1の算出部604は、業務プロセスパターンテーブル700内の各アクティビティ名と業務プロセス名「残高照会」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを加算する。ここでは、重みを加算した値は「0.5」となる。このため、アクティビティA9〜A13と業務プロセス名「残高照会」の業務プロセスとの関連度合いを表す関連度は「0.5」となる。
・業務プロセス名「融資申請」
第1の算出部604は、業務プロセスパターンテーブル700内の各アクティビティ名と業務プロセス名「融資申請」の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを加算する。ここでは、重みを加算した値は「0.3」となる。このため、アクティビティA9〜A13と業務プロセス名「融資申請」の業務プロセスとの関連度合いを表す関連度は「0.3」となる。
対応付け部605は、業務プロセスP1〜Pmの中から関連度が最大の業務プロセスPjをアクティビティA1〜Anと対応付ける。上述した例では、業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度「1.7」が最大のため、対応付け部605が、アクティビティA1〜Anと業務プロセス名「送金」の業務プロセスとを対応付ける。
<第1の算出部604の具体的な処理内容(その2)>
第1の算出部604は、業務プロセスPjについて、業務プロセスパターンテーブル700内の各アクティビティ名との関連度合いを表す重みが、業務プロセスP1〜Pmの中で最大となる数を計数することにより、アクティビティA1〜Anとの関連度Vjを算出する。
・業務プロセス名「送金」
第1の算出部604は、業務プロセス名「送金」の業務プロセスについて、業務プロセスパターンテーブル700内のアクティビティ名との関連度合いを表す重みが、3つの業務プロセスの中で最大となる数を計数する。ここでは、アクティビティ名「振込元口座指定」、「振込先口座指定」および「金額指定」との関連度合いを表す重みが最大となる。このため、アクティビティA9〜A13と業務プロセス名「送金」の業務プロセスとの関連度合いを表す関連度は「3」となる。
・業務プロセス名「残高照会」
第1の算出部604は、業務プロセス名「残高照会」の業務プロセスについて、業務プロセスパターンテーブル700内のアクティビティ名との関連度合いを表す重みが、3つの業務プロセスの中で最大となる数を計数する。ここでは、アクティビティ名「ログイン」との関連度合いを表す重みが最大となる。このため、アクティビティA9〜A13と業務プロセス名「残高照会」の業務プロセスとの関連度合いを表す関連度は「1」となる。
・業務プロセス名「融資申請」
第1の算出部604は、業務プロセス名「融資申請」の業務プロセスについて、業務プロセスパターンテーブル700内のアクティビティ名との関連度合いを表す重みが、3つの業務プロセスの中で最大となる数を計数する。ここでは、最大となる数は「0」である。このため、アクティビティA9〜A13と業務プロセス名「融資申請」の業務プロセスとの関連度合いを表す関連度は「0」となる。
<第1の算出部604の具体的な処理内容(その3)>
ここで、「ログイン」や「ログアウト」などのアクティビティ名は、多くの業務プロセスで利用される汎用的なアクティビティである。すなわち、汎用的なアクティビティ名は、汎用的ではないアクティビティ名に比べて、業務プロセスPjとの関連度合いは低いといえる。
以下、汎用的なアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを割り引く手法について説明する。第1の算出部604は、重み付けテーブル1000に、アクティビティAiのアクティビティ名との関連度合いを表す重みが記憶されている業務プロセスの数に基づいて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを補正する。
すなわち、第1の算出部604が、アクティビティAiが関わっている業務プロセス数に基づいて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを補正する。例えば、図18に示した重み付けテーブル1000の例では、アクティビティ名「ログイン」のアクティビティが関わっている業務プロセス数は「3」である(送金、残高照会、融資申請の3つ)。
具体的には、例えば、第1の算出部604が、下記式(3)を用いて、業務プロセスパターンテーブル700内の各アクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを補正する。ただし、wiは、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みである。Zは、汎用係数である。Nは、アクティビティAiが関わっている業務プロセス数である。
wi=wi×Z^N ・・・(3)
上記汎用係数Zは、例えば、0より大きい1未満の任意の値に設定されている。このため、上記式(3)によれば、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiは、アクティビティAiが関わっている業務プロセス数Nが大きくなるほど小さくなる。
なお、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiが補正された場合、例えば、補正後の重みwiに基づいて、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度Vjが算出される。この際、上述した<第1の算出部604の具体的な処理内容(その1)>または<第1の算出部604の具体的な処理内容(その2)>により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度Vjが算出されることにしてもよい。
(分析支援装置100の分析支援処理手順)
つぎに、実施の形態2にかかる分析支援装置100の分析支援処理手順について説明する。
図21は、分析支援装置100の分析支援処理手順の一例を示すフローチャートである。図21のフローチャートにおいて、まず、取得部601は、システム200で実行された一連のアクティビティA1〜Anを表すプロセスインスタンス情報を取得したか否かを判断する(ステップS2101)。
ここで、取得部601により、プロセスインスタンス情報が取得されるのを待つ(ステップS2101:No)。そして、取得部601により、プロセスインスタンス情報が取得された場合(ステップS2101:Yes)、プロセスインスタンス情報から特定されるアクティビティA1〜Anのアクティビティ名を業務プロセスパターンテーブル700に登録する(ステップS2102)。
つぎに、検出部602により、アクティビティAiの「i」を「i=1」として(ステップS2103)、アクティビティA1〜Anの中からアクティビティAiを選択する(ステップS2104)。そして、検出部602により、選択したアクティビティAiのアクティビティ名がキーワードテーブル220に記憶されているいずれかのキーワードKに適合するか否かを判断する(ステップS2105)。
ここで、アクティビティ名がキーワードKに適合しない場合(ステップS2105:No)、ステップS2108に移行する。一方、アクティビティ名がキーワードKに適合する場合(ステップS2105:Yes)、抽出部603により、キーワードテーブル220の中から、アクティビティ名に適合するキーワードKに対応する業務プロセス名および重みを抽出する(ステップS2106)。
そして、抽出部603により、抽出した業務プロセス名および重みを業務プロセスパターンテーブル700に登録する(ステップS2107)。つぎに、更新部608により、業務プロセスパターンテーブル700の記憶内容を更新する更新処理を実行する(ステップS2108)。
そして、検出部602により、アクティビティAiの「i」をインクリメントして(ステップS2109)、「i」が「n」より大きいか否かを判断する(ステップS2110)。ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS2110:No)、ステップS2104に戻る。
一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS2110:Yes)、対応付け部605により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとを対応付ける対応付け処理を実行する(ステップS2111)。そして、第2の算出部607により、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを算出する重み算出処理を実行して(ステップS2112)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、一連のアクティビティが事前に用意したキーワードKに適合するアクティビティ名を含まない場合でも、重み付けテーブル1000に蓄積される重み情報を利用して、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの対応付けを行うことができる。
<更新処理の具体的処理手順>
つぎに、図21に示したステップS2108の更新処理の具体的な処理手順について説明する。
図22は、更新処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図22のフローチャートにおいて、まず、更新部608により、アクティビティAiのアクティビティ名が重み付けテーブル1000に記憶されているいずれかのアクティビティ名に適合するか否かを判断する(ステップS2201)。
ここで、アクティビティ名が適合しない場合(ステップS2201:No)、図21に示したステップS2109に移行する。一方、アクティビティ名が適合する場合(ステップS2201:Yes)、更新部608により、重み付けテーブル1000の中から、適合したアクティビティ名の業務プロセスとの関連度合いを表す重みを抽出する(ステップS2202)。
そして、更新部608により、抽出した重みを、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスとの関連度合いを表す重みとして業務プロセスパターンテーブル700に登録して(ステップS2203)、図21に示したステップS2109に移行する。
これにより、重み付けテーブル1000に記憶されているアクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスとの関連度合いを表す重みを業務プロセスパターンテーブル700に反映することができる。
<対応付け処理の具体的処理手順>
つぎに、図21に示したステップS2111の対応付け処理の具体的な処理手順について説明する。
図23は、対応付け処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図23のフローチャートにおいて、まず、第1の算出部604により、業務プロセスPjの「j」を「j=1」とする(ステップS2301)。そして、第1の算出部604により、業務プロセスパターンテーブル700内の業務プロセスP1〜Pmの中から業務プロセスPjを選択する(ステップS2302)。
つぎに、第1の算出部604により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを算出する関連度算出処理を実行する(ステップS2303)。そして、第1の算出部604により、業務プロセスPjの「j」をインクリメントして(ステップS2304)、「j」が「m」より大きいか否かを判断する(ステップS2305)。
ここで、「j」が「m」以下の場合(ステップS2305:No)、ステップS2302に戻る。一方、「j」が「m」より大きい場合(ステップS2305:Yes)、対応付け部605により、業務プロセスP1〜Pmの中から関連度が最大の業務プロセスPjを特定する(ステップS2306)。
つぎに、対応付け部605により、関連度が最大の複数の業務プロセスが特定されたか否かを判断する(ステップS2307)。ここで、一つの業務プロセスPjが特定された場合(ステップS2307:No)、対応付け部605により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjの業務プロセス名とを対応付ける(ステップS2308)。
そして、出力部606により、対応付け結果を表す業務プロセスインスタンス情報を業務プロセスインスタンス格納DB900に登録して(ステップS2309)、図21に示したステップS2112に移行する。
また、ステップS2307において、複数の業務プロセスが特定された場合(ステップS2307:Yes)、対応付け部605により、アクティビティA1〜Anと「未判定」とを対応付けて(ステップS2310)、ステップS2309に移行する。
これにより、業務プロセスパターンテーブル700内の業務プロセスP1〜Pmのうち、アクティビティA1〜Anとの関連度が最大の業務プロセスPjをアクティビティA1〜Anと対応付けることができる。
なお、ステップS2307において、複数の業務プロセスが特定された場合(ステップS2307:Yes)、対応付け部605により、アクティビティA1〜Anと、特定されたいずれかの業務プロセスPjの業務プロセス名とを対応付けることにしてもよい。
<関連度算出処理の具体的処理手順>
つぎに、図23に示したステップS2303の関連度算出処理の具体的な処理手順について説明する。
まず、上述した<第1の算出部604の具体的な処理内容(その1)>に対応する第1の関連度算出処理の具体的な処理手順について説明する。ここでは、業務プロセスパターンテーブル700内の各アクティビティA1〜Anのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを「重みw1〜wn」と表記する。
図24は、第1の関連度算出処理対応付け処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図24のフローチャートにおいて、まず、第1の算出部604により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを「Vj=0」で初期化する(ステップS2401)。
つぎに、第1の算出部604により、アクティビティAiの「i」を「i=1」とする(ステップS2402)。そして、第1の算出部604により、業務プロセスパターンテーブル700の中からアクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiを抽出する(ステップS2403)。
つぎに、第1の算出部604により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを「Vj=Vj+wi」とする(ステップS2404)。そして、第1の算出部604により、アクティビティAiの「i」をインクリメントして(ステップS2405)、「i」が「n」より大きいか否かを判断する(ステップS2406)。
ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS2406:No)、ステップS2403に戻る。一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS2406:Yes)、図23に示したステップS2304に移行する。
これにより、各々のアクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiを加算して、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを算出することができる。
つぎに、上述した<第1の算出部604の具体的な処理内容(その2)>に対応する第2の関連度算出処理の具体的な処理手順について説明する。
図25は、第2の関連度算出処理対応付け処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図25のフローチャートにおいて、まず、第1の算出部604により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを「Vj=0」で初期化する(ステップS2501)。
つぎに、第1の算出部604により、アクティビティAiの「i」を「i=1」とする(ステップS2502)。そして、第1の算出部604により、業務プロセスパターンテーブル700を参照して、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiが、業務プロセスP1〜Pmの中で最大か否かを判断する(ステップS2503)。
ここで、重みwiが最大ではない場合(ステップS2503:No)、ステップS2505に移行する。一方、重みwiが最大の場合(ステップS2503:Yes)、第1の算出部604により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを「Vj=Vj+1」とする(ステップS2504)。
そして、第1の算出部604により、アクティビティAiの「i」をインクリメントして(ステップS2505)、「i」が「n」より大きいか否かを判断する(ステップS2506)。ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS2506:No)、ステップS2503に戻る。一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS2506:Yes)、図23に示したステップS2304に移行する。
これにより、各々のアクティビティAiについての重みwiが、業務プロセスP1〜Pmの中で最大となる数に基づいて、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを算出することができる。
つぎに、上述した<第1の算出部604の具体的な処理内容(その3)>に対応する第3の関連度算出処理の具体的な処理手順について説明する。
図26は、第3の関連度算出処理対応付け処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図26のフローチャートにおいて、まず、第1の算出部604により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを「Vj=0」で初期化する(ステップS2601)。
つぎに、第1の算出部604により、アクティビティAiの「i」を「i=1」とする(ステップS2602)。そして、第1の算出部604により、業務プロセスパターンテーブル700の中から、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiを抽出する(ステップS2603)。
つぎに、第1の算出部604により、重み付けテーブル1000を参照して、アクティビティAiが関わっている業務プロセス数Nを特定する(ステップS2604)。そして、第1の算出部604により、上記式(3)を用いて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiを再計算する(ステップS2605)。
つぎに、第1の算出部604により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを「Vj=Vj+wi」とする(ステップS2606)。そして、第1の算出部604により、アクティビティAiの「i」をインクリメントして(ステップS2607)、「i」が「n」より大きいか否かを判断する(ステップS2608)。
ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS2608:No)、ステップS2603に戻る。一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS2608:Yes)、図23に示したステップS2304に移行する。
これにより、汎用アクティビティと業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを低く見積もって、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを算出することができる。
<重み算出処理の具体的処理手順>
つぎに、図21に示したステップS2112の重み算出処理の具体的な処理手順について説明する。まず、上述した<第2の算出部607の具体的な処理内容(その1)>に対応する第1の重み算出処理の具体的な処理手順について説明する。
図27および図28は、第1の重み算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図27のフローチャートにおいて、まず、第2の算出部607により、業務プロセスPjの「j」を「j=1」とする(ステップS2701)。そして、第2の算出部607により、業務プロセスP1〜Pmの中から業務プロセスPjを選択する(ステップS2702)。
つぎに、第2の算出部607により、アクティビティAiの「i」を「i=1」として(ステップS2703)、アクティビティA1〜Anの中からアクティビティAiを選択する(ステップS2704)。そして、第2の算出部607により、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みw[k]を「w[k]=0」とする(ステップS2705)。
つぎに、第2の算出部607により、アクティビティAkの「k」を「k=1」として(ステップS2706)、アクティビティA1〜Anの中からアクティビティAkを選択する(ステップS2707)。そして、第2の算出部607により、業務プロセスパターンテーブル700の中から、アクティビティAkのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwkを抽出する(ステップS2708)。
つぎに、第2の算出部607により、下記式(4)を用いて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みw[k]を算出する(ステップS2709)。
w[k]=wk×X^D ・・・(4)
つぎに、第2の算出部607により、アクティビティAkの「k」をインクリメントして(ステップS2710)、アクティビティAkの「k」が「n」より大きいか否かを判断する(ステップS2711)。ここで、「k」が「n」以下の場合(ステップS2711:No)、ステップS2707に戻る。一方、「k」が「n」より大きい場合(ステップS2711:Yes)、図28に示すステップS2801に移行する。
図28のフローチャートにおいて、まず、第2の算出部607により、重みw[1]〜w[n]の中から最大の重みwmaxを特定する(ステップS2801)。そして、第2の算出部607により、重み付けテーブル1000内のアクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiが重みwmax以上か否かを判断する(ステップS2802)。
ここで、重みwiが重みwmax以上の場合(ステップS2802:Yes)、ステップS2804に移行する。一方、重みwiが重みwmax未満の場合(ステップS2802:No)、第2の算出部607により、重みwiとして、重みwmaxを重み付けテーブル1000に登録する(ステップS2803)。
そして、第2の算出部607により、アクティビティAiの「i」をインクリメントして(ステップS2804)、「i」が「n」より大きいか否かを判断する(ステップS2805)。ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS2805:No)、図27に示したステップS2704に移行する。
一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS2805:Yes)、第2の算出部607により、業務プロセスPjの「j」をインクリメントして(ステップS2806)、「j」が「m」より大きいか否かを判断する(ステップS2807)。
ここで、「j」が「m」以下の場合(ステップS2807:No)、図27に示したステップS2702に移行する。一方、「j」が「m」より大きい場合(ステップS2807:Yes)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、一連のアクティビティA1〜Anにおけるアクティビティ間の実行間隔に基づいて、各々のアクティビティAkの重みw[k]を他のアクティビティに配分することにより、各々のアクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiを算出することができる。
つぎに、上述した<第2の算出部607の具体的な処理内容(その2)>に対応する第2の重み算出処理の具体的な処理手順について説明する。
図29は、第2の重み算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図29のフローチャートにおいて、まず、第2の算出部607により、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとが対応付けられたか否かを判断する(ステップS2901)。
ここで、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとが対応付けられた場合(ステップS2901:Yes)、第2の算出部607により、発生回数テーブル1300内の業務プロセスPjの発生回数Cjをインクリメントする(ステップS2902)。
つぎに、第2の算出部607により、アクティビティAiの「i」を「i=1」として(ステップS2903)、アクティビティA1〜Anの中からアクティビティAiを選択する(ステップS2904)。そして、第2の算出部607により、発生回数テーブル1300内のアクティビティAiの発生回数Ciをインクリメントする(ステップS2905)。
つぎに、第2の算出部607により、下記式(5)を用いて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みw[i]を算出する(ステップS2906)。
w[i]=Ci÷Cj×Y ・・・(5)
つぎに、第2の算出部607により、重みwiとして、重みw[i]を重み付けテーブル1000に登録する(ステップS2907)。
そして、第2の算出部607により、アクティビティAiの「i」をインクリメントして(ステップS2908)、「i」が「n」より大きいか否かを判断する(ステップS2909)。ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS2909:No)、ステップS2904に戻る。
一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS2909:Yes)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。また、ステップS2901において、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとが対応付けられていない場合(ステップS2901:No)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、業務プロセスPjに対応付けられたプロセスインスタンスに含まれる頻度に基づいて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiを算出することができる。
(キーワードテーブル220の作成処理手順)
つぎに、分析支援装置100のキーワードテーブル220の作成処理手順について説明する。ここでは、業種ごとの業務に対応する英訳辞書が存在するものとする。また、業種ごとの業務に対応する単語辞書があり、単語の分解ができるものとする。
図30は、キーワードテーブル220の作成処理手順の一例を示すフローチャートである。図30のフローチャートにおいて、まず、分析支援装置100により、分析対象となる業務プロセスを選択する(ステップS3001)。
つぎに、分析支援装置100により、選択した業務プロセスの業務プロセス名を単語に分解する(ステップS3002)。そして、分析支援装置100により、分解した単語をキーワードテーブル220に登録する(ステップS3003)。この際、業務プロセス名および予め設定された重み(例えば、0.8)が単語と関連付けて登録される。
つぎに、分析支援装置100により、分解した単語に動作単語(例えば、実行、起動など)を加えた文字列をキーワードテーブル220に登録する(ステップS3004)。この際、業務プロセス名および予め設定された重み(例えば、0.9)が文字列と関連付けて登録される。
つぎに、分析支援装置100により、分解した単語を英訳した文字列をキーワードテーブル220に登録する(ステップS3005)。この際、業務プロセス名および予め設定された重み(例えば、0.8)が文字列と関連付けて登録される。
つぎに、分析支援装置100により、分解した単語に動作単語を加えたものを英訳した文字列をキーワードテーブル220に登録する(ステップS3006)。この際、業務プロセス名および予め設定された重み(例えば、0.9)が文字列と関連付けて登録される。
つぎに、分析支援装置100により、分解した単語をローマ字表記した文字列をキーワードテーブル220に登録する(ステップS3007)。この際、業務プロセス名および予め設定された重み(例えば、0.8)が文字列と関連付けて登録される。
そして、分析支援装置100により、分析対象となる業務プロセスのうち選択されていない未選択の業務プロセスがあるか否かを判断する(ステップS3008)。ここで、未選択の業務プロセスがある場合(ステップS3008:Yes)、ステップS3001に戻る。一方、未選択の業務プロセスがない場合(ステップS3008:No)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、分析対象となる業務プロセスに関連するキーワードを記憶したキーワードテーブル220を作成することができる。
なお、上述した説明では、分析支援装置100によりキーワードテーブル220を自動作成する場合について説明したが、分析支援装置100においてユーザの操作入力によりキーワードテーブル220を作成することにしてもよい。この際、ITシステムの設計書やソースプログラムなどに基づいてキーワードテーブル220を作成することにしてもよい。
以上説明した、実施の形態2にかかる分析支援装置100によれば、システム200で実行された一連のアクティビティA1〜Anの中から、アクティビティ名が事前に用意されたキーワードKに適合するアクティビティを検出できる。また、分析支援装置100によれば、キーワードKに適合するアクティビティが検出された場合、キーワードKに適合しない他のアクティビティ名についても、業務プロセスPjに関連するキーワード候補として重み付けテーブル1000に蓄積することができる。
また、分析支援装置100によれば、一連のアクティビティA1〜Anにおけるアクティビティ間の実行間隔に基づいて、キーワードKに適合していない他のアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを算出することができる。これにより、業務プロセスPjに関連するキーワード候補の中から、業務プロセスPjに関連している可能性が高いキーワードを絞り込むことができる。
また、分析支援装置100によれば、アクティビティAiが、業務プロセスPjに対応付けられたプロセスインスタンスに含まれる頻度に基づいて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiを算出することができる。これにより、業務プロセスPjに関連するキーワード候補の中から、業務プロセスPjに関連している可能性が高いキーワードを絞り込むことができる。
また、分析支援装置100によれば、アクティビティA1〜Anに含まれる各々のアクティビティAiの重みwiに基づいて、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを算出することができる。これにより、アクティビティA1〜Anに含まれる各々のアクティビティAiの重みwiを総合的に判断して、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを判断することができる。
また、分析支援装置100によれば、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjに基づいて、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとを対応付けることができる。これにより、アクティビティA1〜Anに対応付ける業務プロセス候補が複数存在する場合に、より適切な業務プロセスPjを選択して対応付けることができる。
また、分析支援装置100によれば、アクティビティAiが関わっている業務プロセス数に基づいて、アクティビティAiのアクティビティ名と業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みwiを補正することができる。これにより、汎用アクティビティと業務プロセスPjとの関連度合いを表す重みを低く見積もって、アクティビティA1〜Anと業務プロセスPjとの関連度合いを表す関連度Vjを算出することができる。
また、分析支援装置100によれば、重み付けテーブル1000に蓄積され、かつ、更新されていく重み情報を利用して、業務プロセスPjとプロセスインスタンスとの対応付けルールを動的に変更することができる。また、分析支援装置100によれば、重み付けテーブル1000内の更新後の重み情報を利用して、業務プロセスPjとの対応付けができなかったプロセスインスタンス等の再評価を任意のタイミングで行うことができる。
これらのことから、本分析支援プログラム、分析支援方法、分析支援装置およびシステムによれば、各業務プロセスPjのプロセスインスタンスの集合を効率的かつ効果的に収集することが可能となり、業務プロセスPjの分析精度を向上させることができる。
プロセスインスタンス情報に実行マシンの識別子などが含まれている場合は、ITシステムのどのコンポーネント(例えば、Servlet、EJBなど)が、どの業務プロセスのどのフローに関連しているかを分析することができる。これにより、ITシステムのコンポーネントに障害が発生した場合の業務への影響を判断することが可能となる。
例えば、同じ業務プロセスで動作する2つのコンポーネントに障害が発生した場合に、正常系のルートで発生している障害を優先的に対処すべきという優先順位を付けることが可能となる。また、トラブルが発生するアクティビティの一つ前のアクティビティでフローを停止させるなどの運用による対処も可能となる。
また、これまで事前に用意したキーワードKにマッチするアクティビティが存在する正常ルートしか検出できなかった業務プロセスPjについて、キーワードKにマッチしない例外ルートの検出が可能となる。この結果、例外ルートに進むことが望ましくない場合などに、例外ルートに進んだ原因を分析することで、業務プロセスPjの改善を行うことができる。
なお、本実施の形態で説明した分析支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本分析支援プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本分析支援プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
プログラムの実行に応じて呼び出された複数のプロセスに、記憶部に記憶されたキーワードに合致する名称を持つ第1のプロセスが含まれる場合に、前記複数のプロセスに含まれる他のプロセスである第2のプロセスの名称を前記記憶部に記憶する制御部と、
を含むことを特徴とする分析支援プログラム。
(付記2)前記コンピュータに、
前記記憶部に、前記キーワード及び前記第2のプロセスの名称を前記プログラムに関連付けて記憶する、
ことを特徴とする付記1に記載の分析支援プログラム。
(付記3)コンピュータに、
二以上の処理の実行により実施される情報処理に関連するキーワードを記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、システム内で実行された一連の処理の中から処理名が前記記憶部に記憶されているいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出する検出工程と、
前記検出工程によって前記第1の処理が検出された場合、前記情報処理に関連するキーワードとして、前記一連の処理のうち前記第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を前記記憶部に登録する登録工程と、
を実行させることを特徴とする分析支援プログラム。
(付記4)前記記憶部には、前記第1の処理の処理名に適合するキーワードと前記情報処理との関連度合いを表す値が記憶されており、
前記コンピュータに、
前記第1の処理の処理名に適合するキーワードと前記情報処理との関連度合いを表す値と、前記一連の処理における前記第1の処理の実行順序と前記第2の処理の実行順序とに基づいて、前記第2の処理の処理名と前記情報処理との関連度合いを表す値を算出する算出工程と、
前記算出工程によって算出された前記第2の処理の処理名と前記情報処理との関連度合いを表す値を、前記情報処理に関連するキーワードとして登録された前記第2の処理の処理名と関連付けて前記記憶部に登録する関連度登録工程と、
を実行させることを特徴とする付記3に記載の分析支援プログラム。
(付記5)前記コンピュータに、
前記検出工程によって前記第1の処理が検出された場合、前記一連の処理と前記情報処理とを対応付ける対応付け工程と、
前記対応付け工程によって対応付けられた対応付け結果を出力する出力工程と、
を実行させることを特徴とする付記3または4に記載の分析支援プログラム。
(付記6)前記検出工程によって複数の処理が検出された場合、前記記憶部に記憶されている前記複数の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードと前記情報処理との関連度合いを表す値に基づいて、前記一連の処理と前記情報処理との関連度合いを表す値を算出する関連度算出工程を実行させ、
前記対応付け工程は、
前記関連度算出工程によって算出された算出結果に基づいて、前記一連の処理と前記情報処理とを対応付けることを特徴とする付記5に記載の分析支援プログラム。
(付記7)前記コンピュータに、
前記対応付け工程によって前記一連の処理と前記情報処理とが対応付けられた場合、前記情報処理の発生回数と前記情報処理に関連するキーワードの発生回数とを記憶するテーブル内の、前記情報処理の発生回数および前記一連の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードの発生回数をインクリメントする計数工程を実行させ、
前記算出工程は、
前記テーブル内の前記情報処理の発生回数と前記一連の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードの発生回数とに基づいて、前記一連の処理の各々の処理の処理名と前記情報処理との関連度合いを表す値を算出し、
前記関連度登録工程は、
前記算出工程によって算出された前記一連の処理の各々の処理の処理名と前記情報処理との関連度合いを表す値を、前記一連の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードと関連付けて前記記憶部に登録することを特徴とする付記5または6に記載の分析支援プログラム。
(付記8)前記関連度算出工程は、
前記記憶部に記憶されている前記複数の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードと前記情報処理との関連度合いを表す値を加算することにより、前記一連の処理と前記情報処理との関連度合い表す値を算出することを特徴する付記6に記載の分析支援プログラム。
(付記9)前記コンピュータに、
前記記憶部に前記一連の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードとの関連度合いを表す値が記憶されている情報処理の数に基づいて、前記一連の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードと前記情報処理との関連度合いを表す値を補正する補正工程を実行させ、
前記関連度算出工程は、
前記補正工程によって補正された補正後の前記一連の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードと前記情報処理との関連度合いを表す値を加算することにより、前記一連の処理と前記情報処理との関連度合い表す値を算出することを特徴する付記8に記載の分析支援プログラム。
(付記10)コンピュータが、
二以上の処理の実行により実施される情報処理に関連するキーワードを記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、システム内で実行された一連の処理の中から処理名が前記記憶部に記憶されているいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出する検出工程と、
前記検出工程によって前記第1の処理が検出された場合、前記情報処理に関連するキーワードとして、前記一連の処理のうち前記第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を前記記憶部に登録する登録工程と、
を実行することを特徴とする分析支援方法。
(付記11)二以上の処理の実行により実施される情報処理に関連するキーワードを記憶する記憶部と、
システム内で実行された一連の処理の中から処理名が前記記憶部に記憶されている前記情報処理に関連するいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出する検出部と、
前記検出部によって前記第1の処理が検出された場合、前記情報処理に関連するキーワードとして、前記一連の処理のうち前記第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を前記記憶部に登録する登録部と、
を備えることを特徴とする分析支援装置。
(付記12)一連の処理を実行する実行部と、
二以上の処理の実行により実施される情報処理に関連するキーワードを記憶する記憶部と、
前記実行部によって実行された前記一連の処理の中から処理名が前記記憶部に記憶されている前記情報処理に関連するいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出する検出部と、
前記検出部によって前記第1の処理が検出された場合、前記情報処理に関連するキーワードとして、前記一連の処理のうち前記第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を前記記憶部に登録する登録部と、
を含むことを特徴とするシステム。
100 分析支援装置
200 システム
601 取得部
602 検出部
603 抽出部
604 第1の算出部
605 対応付け部
606 出力部
607 第2の算出部
608 更新部
609 指示部

Claims (10)

  1. コンピュータに、
    プログラムの実行に応じて呼び出された複数のプロセスに、記憶部に記憶されたキーワードに合致する名称を持つ第1のプロセスが含まれる場合に、前記複数のプロセスに含まれる他のプロセスである第2のプロセスの名称を前記記憶部に記憶する制御部と、
    を含むことを特徴とする分析支援プログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記記憶部に、前記キーワード及び前記第2のプロセスの名称を前記プログラムに関連付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分析支援プログラム。
  3. コンピュータに、
    二以上の処理の実行により実施される情報処理に関連するキーワードを記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、システム内で実行された一連の処理の中から処理名が前記記憶部に記憶されているいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出する検出工程と、
    前記検出工程によって前記第1の処理が検出された場合、前記情報処理に関連するキーワードとして、前記一連の処理のうち前記第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を前記記憶部に登録する登録工程と、
    を実行させることを特徴とする分析支援プログラム。
  4. 前記記憶部には、前記第1の処理の処理名に適合するキーワードと前記情報処理との関連度合いを表す値が記憶されており、
    前記コンピュータに、
    前記第1の処理の処理名に適合するキーワードと前記情報処理との関連度合いを表す値と、前記一連の処理における前記第1の処理の実行順序と前記第2の処理の実行順序とに基づいて、前記第2の処理の処理名と前記情報処理との関連度合いを表す値を算出する算出工程と、
    前記算出工程によって算出された前記第2の処理の処理名と前記情報処理との関連度合いを表す値を、前記情報処理に関連するキーワードとして登録された前記第2の処理の処理名と関連付けて前記記憶部に登録する関連度登録工程と、
    を実行させることを特徴とする請求項3に記載の分析支援プログラム。
  5. 前記コンピュータに、
    前記検出工程によって前記第1の処理が検出された場合、前記一連の処理と前記情報処理とを対応付ける対応付け工程と、
    前記対応付け工程によって対応付けられた対応付け結果を出力する出力工程と、
    を実行させることを特徴とする請求項3または4に記載の分析支援プログラム。
  6. 前記検出工程によって複数の処理が検出された場合、前記記憶部に記憶されている前記複数の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードと前記情報処理との関連度合いを表す値に基づいて、前記一連の処理と前記情報処理との関連度合い表す値を算出する関連度算出工程を実行させ、
    前記対応付け工程は、
    前記関連度算出工程によって算出された算出結果に基づいて、前記一連の処理と前記情報処理とを対応付けることを特徴とする請求項5に記載の分析支援プログラム。
  7. 前記コンピュータに、
    前記対応付け工程によって前記一連の処理と前記情報処理とが対応付けられた場合、前記情報処理の発生回数と前記情報処理に関連するキーワードの発生回数とを記憶するテーブル内の、前記情報処理の発生回数および前記一連の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードの発生回数をインクリメントする計数工程を実行させ、
    前記算出工程は、
    前記テーブル内の前記情報処理の発生回数と前記一連の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードの発生回数とに基づいて、前記一連の処理の各々の処理の処理名と前記情報処理との関連度合いを表す値を算出し、
    前記関連度登録工程は、
    前記算出工程によって算出された前記一連の処理の各々の処理の処理名と前記情報処理との関連度合いを表す値を、前記一連の処理の各々の処理の処理名に適合するキーワードと関連付けて前記記憶部に登録することを特徴とする請求項5または6に記載の分析支援プログラム。
  8. コンピュータが、
    二以上の処理の実行により実施される情報処理に関連するキーワードを記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、システム内で実行された一連の処理の中から処理名が前記記憶部に記憶されているいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出する検出工程と、
    前記検出工程によって前記第1の処理が検出された場合、前記情報処理に関連するキーワードとして、前記一連の処理のうち前記第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を前記記憶部に登録する登録工程と、
    を実行することを特徴とする分析支援方法。
  9. 二以上の処理の実行により実施される情報処理に関連するキーワードを記憶する記憶部と、
    システム内で実行された一連の処理の中から処理名が前記記憶部に記憶されている前記情報処理に関連するいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出する検出部と、
    前記検出部によって前記第1の処理が検出された場合、前記情報処理に関連するキーワードとして、前記一連の処理のうち前記第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を前記記憶部に登録する登録部と、
    を備えることを特徴とする分析支援装置。
  10. 一連の処理を実行する実行部と、
    二以上の処理の実行により実施される情報処理に関連するキーワードを記憶する記憶部と、
    前記実行部によって実行された前記一連の処理の中から処理名が前記記憶部に記憶されている前記情報処理に関連するいずれかのキーワードに適合する第1の処理を検出する検出部と、
    前記検出部によって前記第1の処理が検出された場合、前記情報処理に関連するキーワードとして、前記一連の処理のうち前記第1の処理とは異なる第2の処理の処理名を前記記憶部に登録する登録部と、
    を含むことを特徴とするシステム。
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