JP2013076903A - 赤外線反射部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明基板と、上記透明基板上に形成され、コレステリック構造を形成する棒状化合物を含有し、赤外線を反射する選択反射層が少なくとも2層以上積層されてなる赤外線反射層と、を有する赤外線反射部材であって、上記選択反射層のうち、最も短波長側の赤外線を反射可能な選択反射層が、上記赤外線反射層の最外層となるように配置されることを特徴とする赤外線反射部材を提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
したがって、コレステリック液晶化合物が用いられた選択反射性の異なる複数の選択反射層を組み合わせて用いることにより、あらゆる用途に使用可能な赤外線反射部材が検討されている。
そこで、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、赤外線反射層を構成する複数の選択反射層のうち、最も短波長側の波長領域の赤外線を反射可能な選択反射層を、赤外線反射層の最外層に配置することにより、加熱作用効果の高い短波長の赤外線を効果的に反射可能とすることを見出し、本発明を完成させるに至ったものである。
また、最も短波長側の波長領域を有する赤外線を反射可能な選択反射層は、他の選択反射層に比べて薄膜形成が可能であり、膜厚の厚い選択反射層に比べて配向性を維持しやすいものである。複数の選択反射層を直接積層させる場合、透明基板との距離が離れた位置となるように配置された選択反射層ほど、液晶の配向制御が困難(配向規制力の低下)となることから、膜厚の厚い選択反射層を最外層となるように配置する場合と比べて、薄膜形成が可能である最も短波長側の波長領域を有する赤外線を反射可能な選択反射層を最外層となるように配置することにより、配向規制力の低下を防ぎ、液晶の配向性に優れた赤外線反射部材とすることができる。
なお、本発明における赤外線とは、波長が650nm以上の光(電磁波)をいう。
また、選択反射層2のうち、最も短波長側の赤外線を反射可能な選択反射層2aが、赤外線反射層3の最外層となるように配置されるものである。
なお、図2において説明していない符号については、図1と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
なお、上記最外層とは、赤外線反射層を構成する選択反射層のうち、最も透明基板から離れた位置に配置される選択反射層のことをいうものである。ここで、本発明の赤外線反射部材は、透明基板が屋内側となるように配置されて用いられるものであることから、上記最外層が、外光を最先に受ける選択反射層となる。
また、このような選択反射層としては、膜厚が薄いほど隣接する棒状化合物との距離が短くなることから配向性を維持しやすくなる。そのため、膜厚の厚い選択反射層に比べて優れた配向性を発揮できる。
本発明の赤外線反射部材に用いられる複数の選択反射層が直接積層される場合、透明基板との距離が離れた位置となるように配置された選択反射層ほど、上述した棒状化合物の配向性が乱れやすくなる。そのため、最外層が他の選択反射層となるように配置される場合と比べて、上述したように薄膜形成が可能な最も短波長側の赤外線を反射可能な選択反射層を最外層となるように配置することにより、配向規制力の低下を抑制し、液晶の配向性に優れた赤外線反射部材とすることができる。
以下、本発明の赤外線反射部材の各構成について順に説明する。
まず、本発明に用いられる赤外線反射層について説明する。本発明における赤外線反射層は、透明基板上に形成され、コレステリック構造を形成する棒状化合物を含有し、赤外線を反射する選択反射層が少なくとも2層以上積層されてなるものである。
上述したように赤外線反射層の最外層が、最も短波長側の赤外線を反射可能な選択反射層となるように配置されることにより、加熱作用効果の高い短波長の赤外線を最先に反射、遮断することが可能となる。そのため、他の選択反射層が最外層となるように配置される場合に比べ、赤外線反射層を介して吸収される熱量を抑制することが可能となり、断熱効果に優れた赤外線反射部材を形成することができる。
また、最も短波長側の波長領域を有する赤外線を反射可能な選択反射層は、他の選択反射層に比べて薄膜形成が可能である。また選択反射層は、上述したように薄膜であるほど配向性に優れる。そのため、複数の選択反射層を直接積層させて赤外線反射層を形成する場合、最外層、すなわち透明基板との距離が離れた位置となるように配置された選択反射層ほど、液晶の配向制御が困難となることから、薄膜形成が可能であり、最も短波長側の赤外線を反射可能な選択反射層を最外層となるように配置することにより、配向規制力の低下を防ぎ、液晶の配向性に優れた赤外線反射層とすることができる。
具体的には、図2において、赤外線反射層3が、選択反射層2a、2b、2cの順に反射可能な波長領域が短波長から長波長となる選択反射層を有する場合、赤外線反射層3は、図2(a)に例示するように、最外層側から、選択反射層2a、2b、2cの順に積層されているものであっても良く、図2(b)に例示するように、選択反射層2a、2c、2bの順に積層されるものであっても良い。
また、選択反射層が反射可能な赤外線の波長と選択反射層に含有される棒状化合物のコレステリック構造のピッチとが対応することから、上述したように選択反射層が配置される場合、透明基板から離れるほど薄い選択反射層となるように配置することで配向規制力の低下を抑制することができるからである。
したがって、断熱効果および液晶の配向性により優れた赤外線反射層とすることができるからである。
以下、本発明に用いられる選択反射層について詳細に説明する。
本発明に用いられる選択反射層は、コレステリック構造を形成する棒状化合物を含有し、赤外線を反射するものである。
また、このような選択反射層としては、棒状化合物の形成するコレステリック構造のピッチに依存して、選択反射される光の波長領域が決定されることになる。
本発明に用いられる棒状化合物について説明する。本発明に用いられる棒状化合物は、選択反射層においてコレステリック構造を形成することができるものであれば特に限定されるものではないが、通常、屈折率異方性を有するものであり、分子内に重合性官能基を有するものが好適に用いられ、さらに3次元架橋可能な重合性官能基を有するものがより好適に用いられる。上記棒状化合物が重合性官能基を有することにより、上記棒状化合物を重合して固定することが可能となるため、経時変化が生じにくいものとすることができるからである。また、上記重合性官能基を有する棒状化合物と、上記重合性官能基を有さない棒状化合物とを混合して用いても良い。
なお、上記「3次元架橋」とは、棒状化合物を互いに3次元に重合して、網目(ネットワーク)構造の状態にすることを意味する。
学式(7)〜(17)に示すものも挙げられる。
本発明における選択反射層には、上記棒状化合物のコレステリック構造を形成するためにカイラル剤が含有されていても良い。本発明における選択反射層には、通常、このようなカイラル剤が併用されており、上記カイラル剤を含有することにより、カイラルネマチック結晶を固定化されることが可能となる。
本発明における選択反射層の厚みとしては、選択反射層に所望の選択反射機能を付与できる範囲内であれば特に限定されるものではない。このため、選択反射層の厚みは、本発明の赤外線反射部材の用途等に応じて適宜決定されるものであるが、通常は0.1μm〜100μmの範囲内であることが好ましく、0.5μm〜20μmの範囲内であることがより好ましく、1μm〜10μmの範囲内であることがさらに好ましい。
本発明における赤外線反射層は、上述した選択反射層が少なくとも2層以上積層されてなるものであれば特に限定されるものではなく、本発明の赤外線反射部材の用途等に応じて、他の構成層を形成するものであっても良い。例えば、紫外線吸収層、赤外線吸収層、断熱層、低放射層、配向膜、ガスバリア層、接着層等を挙げることができる。
本発明に用いられる紫外線吸収層としては、一般的な赤外線反射部材に用いられるものであれば特に限定されるものではないが、例えばポリエステル樹脂、アクリル樹脂等のフィルム中に、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、サリシレート系化合物等を有する紫外線吸収剤を添加して成膜したもの等を挙げることができる。
本発明に用いられる赤外線吸収層としては、所望の赤外線吸収性を発揮できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリエステル樹脂等のフィルム基材上に赤外線吸収層を塗工法等により形成したもの等を挙げることができる。
また、本発明に用いられる赤外線反射層がガラス板に挟持される場合、強い衝撃が加わった際にも高い接着性を維持することができる点から、ガラス板と赤外線反射層との間に形成されるポリビニルブチラール(PVB)等の中間層を形成することが好ましく、このようなPVB層内に赤外線吸収剤を含有させたもの等を赤外線吸収層として用いても良い。
また、上記赤外線吸収剤を添加するバインダー樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。
本発明に用いられる断熱層としては、本発明の赤外線反射部材を介して外部から内部または内部から外部への熱の伝導を防ぐことができるものであれば特に限定されるものではない。
このような断熱層の形成材料としては、例えば、多孔質材料等の空気を含むことができる材料、中空シリカ、シリカ殻からなるナノ中空粒子等をあげることができる。
本発明における赤外線反射層としては、配向膜を有していても良い。
本発明に用いられる配向膜としては、本発明における選択反射層内の棒状化合物を所定の方向に安定的に配列されるためのものである。
また、後述する透明基板として配向性を有するものを用いることで、配向膜の機能を兼ねることもできる。
本発明に用いられる赤外線反射層としては、上記赤外線反射層をガラス等のリジット材により挟持されているものでない場合、例えば、上記赤外性反射層の片面のみに透明基板としてガラス等のリジット材が形成される場合等、上記リジット材が形成されていない側にガスバリア層を有していても良い。
本発明に用いられる赤外線反射層としては、本発明の赤外線反射部材の製造方法として後述する転写法を用いる場合等に接着層を有していても良い。
このような接着層としては、本発明の赤外線反射部材を構成する各層間を接着できるものであれば特に限定されるものではなく、公知の接着層と同様のものを用いることができる。
次に、本発明における赤外線反射層について説明する。このような赤外線反射層の反射帯域について図面を参照して説明する。図3は、赤外線反射層による波長と反射率との関係を例示するグラフである。なお、図3に示された「地上での太陽光スペクトル」は、温帯における地上での平均的太陽光の輻射エネルギー(Wm−2/nm)の分布を示すものである(AM1.5G)。また、地球軌道上での太陽光スペクトル(AM0)では、輻射エネルギーの分布はなだらかになるが、輻射エネルギーは大気中での反射、散乱、吸収等により減衰する。その結果、地上では、図3に示すような太陽光スペクトルが得られる。なお、本明細書においては、「地上での太陽光スペクトル」を単に「太陽光スペクトル」と称する場合がある。
このような赤外線反射層の最外層となる選択反射層が反射可能な赤外線の波長領域としては、650nm〜1500nmの範囲内であることが好ましく、中でも650nm〜1000nmの範囲内であることがより好ましく、750nm〜900nmの範囲内であることが特に好ましい。
上記波長領域が上記範囲に満たない場合、可視光線の波長領域の光を反射する可能性を有し、赤外線反射部材が赤みがかり、赤外線反射部材を介した視認性が低下する可能性を有するからである。また一方、上記波長領域が上記範囲より大きい場合、赤外線反射機能が低下してしまう可能性を有するからである。
ここで、図3に例示するように、第二輻射エネルギー帯域22は、通常、波長1250nm付近にピークを有し、その波長領域は1150nm〜1370nmとなるものである。また、第二反射領域としては、第二反射帯域内における最大反射率を与える波長が、第二輻射エネルギー帯域の波長領域内にあるものが好ましく、第二輻射エネルギー帯域のピークの波長の近傍であることがより好ましい。
次に、本発明に用いられる透明基板について説明する。本発明に用いられる透明基板は、上述した赤外線反射層を支持できるものであれば特に限定されるものではない。中でも本発明に用いられる透明基板は、可視光領域における透過率が80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。ここで、透明基板の透過率は、JIS K7361−1(プラスチック−透明材料の全光透過率の試験方法)により測定することができる。
また、上記透明基板としてガラス等のリジット材を用い、選択反射層の片面または両面にリジット材を配置しても良い。
このような配向性を有する透明基板としては、例えば、高分子延伸フィルム等を挙げることができ、具体的には、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂からなる延伸フィルム等を好適に用いることができる。
本発明の赤外線反射部材の用途としては、太陽光に含まれる赤外線(熱線)を効率良く反射することができることから、例えば、車両用の熱線反射ガラス、建築用の熱線反射ガラス、太陽電池用の熱線反射フィルム等を挙げることができる。
(シクロヘキサノン溶液の調製)
棒状化合物として、上記化学式(15)で示される化合物95.3部と、カイラル剤(CNL−715、ADEKA社製)4.7部とを溶解させたシクロヘキサノン溶液を準備した。なお、上記シクロヘキサノン溶液には、棒状化合物に対して、5.0重量%の光重合開始剤(イルガキュア184)、および0.03重量%のレベリング剤(BYK361N、ビックケミー・ジャパン社製)を添加した(固形分20重量%)。この溶液をシクロヘキサノン溶液Aとした。
透明基板として、ポリエチレンテレフタレートからなる二軸延伸フィルムを準備した。上記二軸延伸フィルムに、配向膜を介さずにバーコーターにて、上記シクロヘキサノン溶液Bを塗布した。次いで、80℃で2分間保持し、シクロヘキサノン溶液中のシクロヘキサノンを蒸発させて、棒状化合物を配向させ塗膜を形成した。そして得られた塗膜に、紫外線を照射し(400mJ/cm2)、二軸延伸フィルム上にコレステリック構造を固定化することにより、1層目の選択反射層を形成した。次に、同様に、上記1層目の選択反射層上に、上記シクロヘキサノン溶液Aを塗布して2層目の選択反射層を形成した。これにより、2層の選択反射層が積層されてなる赤外線反射層を有する赤外線反射部材を得た。
(シクロヘキサノン溶液の調製)
棒状化合物として、上記化学式(15)で示される化合物95.3部と、カイラル剤(CNL−716、ADEKA社製)4.7部とを溶解させたシクロヘキサノン溶液を準備した。なお、上記シクロヘキサノン溶液には、棒状化合物に対して、5.0重量%の光重合開始剤(イルガキュア184)、および0.03重量%のレベリング剤(BYK361N、ビックケミー・ジャパン社製)を添加した(固形分20重量%)。この溶液をシクロヘキサノン溶液Cとした。また、実施例1と同様に、シクロヘキサノン溶液AおよびBを調製した。
透明基板として、ポリエチレンテレフタレートからなる二軸延伸フィルムを準備した。上記二軸延伸フィルム上に、ポリイミド材料をバーコーターにて成膜し、一定方向にラビング処理を行い、配向膜を形成した。次に、二軸延伸フィルムに形成された配向膜を介してバーコーターにて、上記シクロヘキサノン溶液Cを塗布した。次いで、80℃で2分間保持し、シクロヘキサノン溶液中のシクロヘキサノンを蒸発させて、棒状化合物を配向させ塗膜を形成した。そして得られた塗膜に、紫外線を照射し(400mJ/cm2)、二軸延伸フィルム上にコレステリック構造を固定化することにより、1層目の選択反射層を形成した。次に、同様に、上記1層目の選択反射層上に、上記シクロヘキサノン溶液Bを塗布して2層目の選択反射層を形成した。さらに、2層目の選択反射層上に、シクロヘキサノン溶液Aを塗布して同様に、3層目の選択反射層を形成した。これにより、3層の選択反射層が積層されてなる赤外線反射層を有する赤外線反射部材を得た。
(シクロヘキサノン溶液の調製)
棒状化合物(Palicolor(登録商標) LC1057、BASF社製)96.0部と、カイラル剤(Palicolor(登録商標) LC756、BASF社製)4.0部とを溶解させたシクロヘキサノン溶液を準備した。なお、上記シクロヘキサノン溶液には、棒状化合物に対して、5.0重量%の光重合開始剤(イルガキュア184)、および0.03重量%のレベリング剤(BYK361N、ビックケミー・ジャパン社製)を添加した(固形分20重量%)。この溶液をシクロヘキサノン溶液Dとした。また、実施例1と同様に、シクロヘキサノン溶液Bを調製した。
1層目の選択反射層形成時にシクロヘキサノン溶液Bを用い、2層目の選択反射層形成時にシクロヘキサノン溶液Dを用いた以外は、実施例1と同様に、赤外線反射部材を作製した。
(シクロヘキサノン溶液の調製)
棒状化合物として、上記化学式(15)で示される化合物97.0部と、カイラル剤(CNL−715、ADEKA社製)3.0部とを溶解させたシクロヘキサノン溶液を準備した。なお、上記シクロヘキサノン溶液には、棒状化合物に対して、5.0重量%の光重合開始剤(イルガキュア184)、および0.03重量%のレベリング剤(BYK361N、ビックケミー・ジャパン社製)を添加した(固形分20重量%)。この溶液をシクロヘキサノン溶液Eとした。また、実施例1と同様に、シクロヘキサノン溶液Aを調製した。
1層目の選択反射層形成時にシクロヘキサノン溶液Eを用い、2層目の選択反射層形成時にシクロヘキサノン溶液Aを用いた以外は、実施例1と同様に、赤外線反射部材を作製した。
1層目の選択反射層形成時にシクロヘキサノン溶液Aを用い、2層目の選択反射層形成時に、シクロヘキサノン溶液Bを用いた以外は、実施例1と同様に、赤外線反射部材を作製した。
実施例1〜実施例4、および比較例において作製された赤外線反射部材について、ISO13837に記載の測定方法に基づいて、太陽光直接透過率(TDS)および太陽光反射率(RDS)を測定した。具体的には、分光器による測定された値に重価係数を乗じて算出することができる。
各赤外線反射部材に含まれる上記太陽光直接透過率および上記太陽光反射率の測定結果から、下記式(A)を用いてTts値を求めた(風速4m/s)。
なお、Tts値とは、透過率および輻射熱の指標となるものである。ここで、輻射熱とは吸収された熱が放射される際に発生する熱であるため、Tts値が低いほど断熱効果は高くなると考えられる。
さらに、実施例1および実施例3を比較すると、1層目の選択反射層は同様のシクロヘキサノン溶液を用いて形成されるものであり、2層目の選択反射層は、異なるシクロヘキサノン溶液を用いて形成されたものである。実施例1および実施例3のTts値を比較すると、大きな差は認められなかった。これより、同様の反射ピークを示す選択反射層においては、棒状化合物およびカイラル剤の種類が、Tts値の変化に及ぼす影響は大きくないと考えられる。
2a、2b、2c … 選択反射層
3 … 赤外線反射層
10 … 赤外線反射部材
11 … 赤外線
21 … 第一輻射エネルギー帯域
22 … 第二輻射エネルギー帯域
Claims (2)
- 透明基板と、
前記透明基板上に形成され、コレステリック構造を形成する棒状化合物を含有し、赤外線を反射する選択反射層が少なくとも2層以上積層されてなる赤外線反射層と、
を有する赤外線反射部材であって、
前記選択反射層のうち、最も短波長側の赤外線を反射可能な選択反射層が、前記赤外線反射層の最外層となるように配置されることを特徴とする赤外線反射部材。 - 前記赤外線反射層の最外層となる選択反射層が反射可能な赤外線の波長領域が650nm〜1500nmの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の赤外線反射部材。
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