JP2013073505A - 動作制御装置、動作制御方法及びプログラム - Google Patents

動作制御装置、動作制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置に対するユーザの位置に応じて適切な動作状態への遷移を行うことができる動作制御装置を提供すること。
【解決手段】動作制御装置1は、検出部16と、音取得部17と、音判定部51と、位置判定部52と、制御部53と、を備えている。検出部16は、第1の領域内に人が存在するか否かを検出する。音取得部17は、周囲の音を取得する。音判定部51は、音取得部17によって取得された音と予め抽出された特徴音との比較によって、前記第1の領域を含む第2の領域内に人が存在するか否かを判定する。位置判定部52は、検出部16による検出結果と、音判定部51による判定結果とに基づいて、動作制御装置1に対する相対的なユーザUの位置を判定する。制御部53は、位置判定部52による判定結果に応じて、休止状態、スタンバイ状態及び起動状態を含む複数の動作状態のうち1の動作状態に遷移させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ユーザの位置に応じた適切な動作状態への遷移を可能にする動作制御装置、動作制御方法及びプログラムに関する。
近年、装置の起動を高速化するために、装置の状態として、予め装置を高速に起動することができる待機状態を設けることが一般化されている。このような装置は、待機状態においてユーザによる操作を受け付けることで、高速に起動することができる。ただし、待機状態においても電力を消費することとなるので、明るさセンサと人感センサとにより人の動きを監視し、その監視結果に基づいて装置の動作の遷移を制御する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−101078号公報
しかしながら、このような装置は、動作状態を待機状態に遷移とすることにより、いつでも装置を高速に起動することができるものの、センサの検知範囲は狭いため、人の動作状態を十分に検知することができなかった。その結果、人の位置によっては、装置の動作状態の遷移を適切に制御することができず、省電力化を十分に図ることができないという問題が生じている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザの位置に応じて適切な動作状態への遷移を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の動作制御装置は、
自機又は他機の複数の動作状態の遷移を制御する動作制御装置であって、
第1の領域内に人が存在するか否かを検出する検出手段と、
周囲の音を取得する音取得手段と、
前記音取得手段によって取得された音と予め抽出された特徴音との比較によって、前記第1の領域を含む第2の領域内に人が存在するか否かを判定する音判定手段と、
前記検出手段による検出結果と、前記音判定手段による判定結果とに基づいて、前記動作制御装置に対する相対的なユーザの位置を判定する位置判定手段と、
前記位置判定手段による判定結果に応じて、複数の動作状態のうち1の動作状態に遷移させる制御を実行する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、装置に対するユーザの位置に応じて適切な動作状態への遷移を行うことができる。
本発明の動作制御装置に係る一実施形態としてのデジタルフォトフレームの動作状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る動作制御装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 図2の動作制御装置の機能的構成のうち、特徴音記録処理及び動作状態遷移処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図2の動作制御装置の周囲の動作音の周波数解析結果を示す図である。 図3の機能的構成を有する図2の動作制御装置が実行する特徴音記録処理の流れを説明するフローチャートである。 図3の機能的構成を有する図2の動作制御装置が実行する動作状態遷移処理の流れを説明するフローチャートである。 図3の機能的構成を有する図2の動作制御装置が実行する動作状態遷移処理の流れを説明するフローチャートである。 図3の機能的構成を有する図2の動作制御装置が実行する動作状態遷移処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[動作制御装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態動作制御装置に係る一実施形態としてのデジタルフォトフレーム(Digital photo frame)(以下、「DPF」と呼ぶ)の動作状態を示している。
図1(A)は、ユーザUが部屋100に入る前の平面図を示し、図1(B)は、ユーザUが扉101を開けて部屋100内に入った時の平面図を示し、図1(C)は、ユーザUが部屋100の中に入り、動作制御装置1の前方に来た時の平面図を示す。
本実施形態に係る動作制御装置1は、部屋100の任意の場所に設置されている。動作制御装置1は、複数の動作状態、本実施形態においては、休止状態と、スタンバイ状態と、動作状態との3種類の動作状態を有している。動作制御装置1は、これら3種類の各状態間の遷移をユーザUの挙動に応じて制御する。動作制御装置1の動作状態は、初期の状態においては、休止状態に設定されている。なお、各動作状態のさらなる詳細については、後述する。
また、動作制御装置1は、扉101の開閉動作音と、前方に存在するユーザUとをそれぞれ検出することができる。
図1(A)に示すように、ユーザUが部屋100の扉101を開ける前においては、扉101の開閉動作音、即ち、ユーザUが部屋100内に出入りしたことを示す入退室音は発生しない。動作制御装置1は、開閉動作音を検出しない場合、即ち、入退室音が発生していない場合には、動作制御装置1に対するユーザUの位置は、未だ部屋100内(第2の領域内)に入っていない位置であると判定する。この場合は、動作制御装置1は、ユーザUは動作制御装置1を操作する状態ではないと予測して、動作状態を休止状態に遷移させる。なお、動作制御装置1は、前回の動作状態が休止状態である場合には、動作状態を休止状態のまま維持する。
図1(B)に示すように、ユーザUが部屋100の扉101を開けた場合においては、扉101の開閉動作音、即ち、ユーザUが部屋100内に出入りしたことを示す入退室音が発生する。このとき、動作制御装置1は、入退室音を検知すると、動作制御装置1に対するユーザUの位置は、部屋100内(第2の領域内)に入った位置であると判定する。この場合は、動作制御装置1は、前回の動作状態が休止状態である場合には、ユーザUが動作制御装置1を操作する可能性があると予測して、動作状態をスタンバイ状態に遷移させる。これに対し、前回の動作状態が起動状態である場合には、動作制御装置1は、ユーザUが部屋100内(第2の領域内)の外に出る際の音であると判断し、ユーザU動作制御装置1を操作する可能性がなくなると予測する。この場合は、動作制御装置1は、動作状態を休止状態に遷移させる。
図1(C)に示すように、ユーザUが動作制御装置1の前方に移動してきた場合においては、動作制御装置1は、ユーザUの存在を直接検出する。動作制御装置1は、ユーザUの存在を検出した場合、動作制御装置1に対するユーザの位置は、動作制御装置1の前方(第1の領域内)であると判定する。この場合は、動作制御装置1は、前回の動作状態が休止状態である場合には、ユーザUが直ちに動作制御装置1を操作すると予測して、動作状態を起動状態に遷移させる。
次に、このような本実施形態の動作制御装置1の各構成要素の構成について個別に説明していく。
図2は、本発明の一実施形態に係る動作制御装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。動作制御装置1は、例えばデジタルフォトフレームとして構成される。
動作制御装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、検出部16と、音取得部17と、入力部18と、表示部19と、バックライト20と、記憶部21と、LED部22と、通信部23と、ドライブ24と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部21からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、検出部16、音取得部17、入力部18、表示部19、バックライト20、記憶部21、LED部22、通信部23及びドライブ24が接続されている。
検出部16は、例えば、赤外線センサ(人感センサ)で構成され、動作制御装置1の周囲の領域(第1領域)内に人が存在するか否かを検出する。赤外線センサは、例えば対角約80度程度の検出範囲を有する焦電型赤外線センサを用いており、動作制御装置1の正面の温度変化がアナログ値で出力される。この場合、CPU11は、赤外線センサから出力された温度変化のアナログの変化値を検出することで、人の存在を検出することができる。なお、赤外線センサに設定されたスレッショルド値を変えることで、赤外線センサの感度調整を行うことができる。この焦電型赤外線センサは、温度変化を検出することで人の動きの有無を検知することができる。したがって、焦電型赤外線センサにより常時検出動作を続けていても電力の消費を著しく抑えることが可能となる。
音取得部17は、例えば、マイクにより構成され、周囲の音を取得して、アナログの電気信号の形態で出力する。CPU11は、マイクから出力されるアナログ出力をA/D変換して音声データとする。
CPU11は、このようにして音取得部17によって取得された音と、予め抽出された特徴音との各音声データを比較することよって、動作制御装置1が設置される部屋の領域(第2の領域)内に人が存在するか否かを判定する。
入力部18は、各種釦により構成され、ユーザの指示操作を受け付ける。
例えば、入力部18は、記憶部21に記憶される各種画像のデータから表示部19で表示する画像のデータを選択する情報の入力を受け付ける。
表示部19は、ディスプレイ等で構成され、各種画像を表示する。例えば、表示部19は、記憶部21に画像ファイルとして記憶されている複数の画像を順次切り替えてスライドショー表示する。
バックライト20は、表示部19を構成するディスプレイを、その背面から照明する。即ち、バックライト20の明るさ等の状態が変化すると、表示部19に表示されている画像の明るさ(輝度)等も変化するので、結果として、表示部19の表示状態も変化することになる。
記憶部21は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)により構成され、後述するスライドショー表示用の画像等の各種画像のデータを画像ファイルとして記憶する。即ち、記憶部21は、画像ファイルの記録用のメモリのうち、内蔵メモリとして機能する。
LED部22は、表示部19の周囲に配置される複数のLED(Light Emitting Diode)より構成される。複数のLEDの発光状態が制御されることによって、各種情報が出力される。
通信部23は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
ドライブ24には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ24によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部21にインストールされる。また、リムーバブルメディア31は、記憶部21に記憶されている画像ファイル等の各種データも、記憶部21と同様に記憶することができる。即ち、リムーバブルメディア31は、内蔵メモリとしての記憶部21に対して提供するための、新たな画像ファイルを記憶する画像提供媒体として機能する。
図3は、図2の動作制御装置1の機能的構成のうち、特徴音記録処理及び動作状態遷移処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
特徴音記録処理とは、安定状態の環境音A1と、人の動きが検出される前の所定期間の音A2との差分を、人が部屋100(図1)に入室又は退室した際の扉101(図1参照)の入退室音を示す特徴音であると予測して、音声データとして記録するまでの一連の処理をいう。なお、特徴音の詳細については後述する。
動作状態遷移処理とは、特徴音や、人の動きに基づいて、休止状態、スタンバイ状態及び起動状態を含む複数の動作状態のうち、一の動作状態から一の動作状態に遷移させる(同一動作状態に留まることも含む)際に実行される一連の処理をいう。なお、各動作状態の詳細については後述する。
CPU11においては、特徴音記録処理及び動作状態遷移処理が実行される場合には、特徴音設定部と、音判定部51と、位置判定部52と、制御部53と、主制御部61と、が機能する。
特徴音設定部41は、検出部16による人の存在の検出時に、その検出以前の所定期間内の動作音(環境音A2)と所定期間のさらに前の安定状態の環境音(A1)との差分から特徴音を抽出する。
「特徴音」とは、検出部16による人の存在の検出時に、その検出以前からの所定期間内の動作音と、所定期間のさらに前の環境音との差分から抽出される音であり、図1の例では部屋100(図1参照)の入退室に伴う扉101(図1参照)の開閉動作音が該当する。
特徴音設定部41は、特徴音を抽出すると、その特徴音の音声データを記憶部21に対し登録(記録)する。また、特徴音設定部41は、すでに特徴音の音声データが記憶部21に登録(記録)されている場合には、抽出した特徴音の音声データを記憶部21に上書きすることによって、記憶部21に記録されている特徴音の音声データを更新する。
図4は、図2の動作制御装置1の周囲の動作音の周波数解析結果を示す図である。
図4(1)は、安定状態の時の環境音A1を示し、図4(2)は、人の動きが検出された場合に、検出前の所定期間の音A2を示し、図4(3)は、環境音A1と音A2との差分から抽出された人の動き検出前の特徴音を示す。
図4(1)には、所定期間安定した環境音、即ち、音取得部17により取得された音に対する周波数解析結果が示されている。
ここでいう所定期間とは、1分〜1時間等ユーザが予め任意に設定することができる時間をいう。
環境音が安定とは、音取得部17により取得された音の周波数毎の音圧が所定の閾値に所定期間収束している状態をいう。図1の例を用いると、CPU11は、環境音が安定している場合、ユーザUが部屋100の扉101を開閉しておらず、また、ユーザUが部屋100内に存在していないと予測する。
図4(2)には、人の動きが検出される前の所定期間に、音取得部17により取得された動作音A2の周波数解析結果が示されている。
人の動きが検出されるとは、ユーザU(図1参照)が動作制御装置1の前方(第1の領域内)に位置することにより、検出部16により人の動き(存在)が検出されたことをいう。
ここでいう所定期間とは、図1の例を用いると、ユーザUが部屋100に入室して動作制御装置1の前方に移動するまでに要する時間の予測時間であり、1秒〜1分等ユーザが予め任意に設定することができる時間をいう。CPU11は、人の動きが検出された場合、その人の動きが検出される前の所定期間に、部屋100の扉101が開閉された時の開閉動作音が発生したと予測する。即ち、動作音A2には、安定状態の環境音A1に加えて、さらに、部屋100の扉101の開閉動作音が加算されている。
図4(3)に示すように、動作音A2が取得された場合には、CPU11により、環境音A1と動作音A2との差分から人の動き検出前の特徴音が抽出される。即ち、動作音A2には、安定状態の環境音A1に加えて、さらに、部屋100の扉101が開閉動作音が加算されていることから、この動作音A2から安定状態の環境音A1の差分をとることにより、開閉動作音のみを抽出することができる。特徴音設定部41は、抽出された扉101の開閉動作音を特徴音の音声データとして記録する。
なお、音声データの形態は、特に限定されず、図4(3)に示すような周波数領域の形態であってもよいし、図示せぬ時間領域の形態であってもよい。
図3に戻り、音判定部51は、音取得部17によって取得された動作音と、予め特徴音設定部41により抽出された特徴音との各音声データでの比較によって、第2の領域内に人が存在するか否か判定する。
第2の領域とは、部屋100(図1参照)の内部の領域を示す。具体的には、音判定部51は、音取得部17によって取得された動作音の音声データと、記憶部21に記録(登録)されている特徴音の音声データとが一致するか否かにより、部屋100内にユーザU(図1参照)が存在するか否かを判定する。したがって音判定部51は、ユーザU(図1参照)が扉101(図1参照)を開閉して、部屋100内(第2の領域内)に入って来たか否かを認識することができる。音判定部51は、判定結果を位置判定部52に供給する。
位置判定部52は、検出部16による検出結果と、音判定部51からの判定とに基づいて動作制御装置1に対するユーザUの位置を判定する。
具体的には、位置判定部52は、検出部16の赤外線センサにより人がいることを検出した場合には、ユーザUが、動作制御装置1の前方、即ち第1の領域内に位置していると判定する。
位置判定部52は、検出部16の赤外線センサにより人がいないことを検出した場合であっても、音判定部51により第2の領域内に人が存在していると判定した場合には、ユーザUが、動作制御装置1が配置された部屋100内に位置していると判定する。
位置判定部52は、検出部16の赤外線センサにより人がいないことを検出した場合であって、かつ、音判定部51により第2の領域内に人が存在していないと判定した場合には、ユーザUが、動作制御装置1が配置された部屋100外に位置していると判定する。
制御部53は、位置判定部52による判定結果に応じて、複数の動作状態のうち、一の動作状態から一の動作状態に遷移させる(同一の動作状態に留まらせることも含む)制御を実行する。制御部53は、遷移した動作状態を主制御部61に伝達する。
「動作状態」とは、本実施形態においては、休止状態、スタンバイ状態及び起動状態の少なくとも3つの動作状態を含む。
「休止状態」とは、制御部43による制御を実行するのに最低限必要な構成要素のみが稼働している状態である。即ち、休止状態は、検出部16,音取得部17、記憶部21、音判定部51、位置判定部52、制御部53及び主制御部61のみが機能している状態である。休止状態から、スタンバイ状態又は起動状態に遷移するためには、DPFの機能を発揮するのに必要なOS(Operation system)を記憶部21からRAM13に読み込む必要があり、所定の時間が必要となる。
「スタンバイ状態」とは、バックライト20やLED部22の稼働を小休止する状態である。制御部53により動作状態がスタンバイ状態に遷移されると、主制御部61を通じてバックライト20やLED部22への電源の供給が一時的に停止される。スタンバイ状態においては、バックライト20やLED部22の稼働が休止、即ち、消灯しているため、省電力化の面で有意義である。スタンバイ状態においては、DPFの機能を発揮するのに必要なOS(Operation system)を記憶部21からRAM13にすでに読み込んでいる状態であるため、スタンバイ状態から起動状態への動作状態の遷移は即時に行うことができる。
「起動状態」とは、動作制御装置1に関する全ての機能が駆動している状態である。起動状態においては、DPFの機能を発揮するのに必要なOSを記憶部21からRAM13にすでに読み込んでいる状態であり、表示部19のバックライト20も点灯しているため、ユーザUの操作に応じて、DPFの機能を発揮するための表示が行われている。
主制御部61は、制御部53による動作状態の遷移結果に基づいてバックライト20やLED部22の駆動状態を制御する。
具体的には、主制御部61は、動作状態が休止状態に遷移された場合には、検出部16,音取得部17、記憶部21、音判定部51、位置判定部52、制御部53及び主制御部61以外の機能を停止する。
また、主制御部61は、動作状態がスタンバイ状態に遷移された場合には、バックライト20やLED部22への電源の供給を停止し、バックライト20やLED部22を消灯する。
また、主制御部61は、動作状態が起動状態に遷移された場合には、DPFの機能を発揮するのに必要な全ての機能を稼働する。
次に、図5を参照して、このような図3の機能的構成の動作制御装置1が実行する処理のうち、特徴音記録処理について説明する。
図5は、図3の機能的構成を有する図2の動作制御装置1が実行する特徴音記録処理の流れを説明するフローチャートである。
特徴音記録処理は、本実施形態では、動作制御装置1の電源がオン状態になった後、所定の時間間隔毎に実行される。
ステップS11において、主制御部61は、音取得部17を通じて動作制御装置1の周囲の動作音を取得するために、録音を開始する。
ステップS12において、検出部16は、動作制御装置1の前方(第1の領域内)において人の動きがあるか否かを検出する。
本実施形態では、検出部16は、動作制御装置1の前方に人が存在していると判断した場合、人の動きがあるとしてステップS12においてYESであると判定して、処理をステップS12に戻す。即ち、動作制御装置1の前方に人が存在している限り、ステップS12の処理が繰り返し実行されて、特徴音記録処理は待機状態になる。
これに対して、検出部16は、動作制御装置1の前方に人が存在していないと判断した場合、人の動きがないとして、ステップS12においてNOであると判定して、処理をステップS13に進める。
ステップS13において、特徴音設定部41は、動作制御装置1の周囲の環境音が所定時間安定しているか否かを判定する。周囲の環境音が所定時間安定していないと判定した場合には、ステップS13においてNOであると判定されて、処理はステップS12に戻る。即ち、周囲の環境音が所定時間安定するまでの間、処理はステップS12及びステップS13の処理を繰り返し行う。周囲の環境音が所定時間安定したと判定した場合、処理はステップS13においてYESであると判定されて、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、特徴音設定部41は、安定状態の環境音A1を音取得部17から取得して、音声データとして記憶部21に記録する。
ステップS15において、検出部16は、動作制御装置1の前方(第1の領域内)において人の動きがあるか否かを検出する。
本実施形態では、検出部16は、動作制御装置1の前方に人が存在していないと判断した場合、人の動きがあるとしてステップS15においてNOであると判定して、処理をステップS15に戻す。即ち、動作制御装置1の前方に人が存在していない限り、ステップS15の処理が繰り返し実行されて、特徴音記録処理は待機状態になる。
これに対して、検出部16は、動作制御装置1の前方に人が存在していると判断した場合、人の動きがないとして、ステップS15においてYESであると判定して、処理をステップS16に進める。
ステップS16において、特徴音設定部41は、人の動きが検出される前の所定期間の音A2を音取得部17から取得して、記憶部21に記録する。
ステップS17において、特徴音設定部41は、ステップS14において記録した環境音A1とステップS16において記録した音A2との差分から人の動き検出前の特徴音を抽出する。
ステップS18において、特徴音設定部41は、ステップS17において抽出した特徴音を、ユーザU(図1参照)が部屋100(図1参照)の扉(図1参照)を開閉した際の開閉動作音であるとして記録する。このようなステップS18の処理が終了すると、特徴音記録処理は終了となる。
次に、図6乃至図8を参照して、このような図3の機能的構成の動作制御装置1が実行する処理のうち、動作状態遷移処理について説明する。
図6乃至図8は、図3の機能的構成を有する図2の動作制御装置1が実行する動作状態遷移処理の流れを説明するフローチャートである。
動作状態遷移処理は、本実施形態では、動作制御装置1の電源がオン状態になった後、所定の時間間隔毎に実行される。
ステップS31において、主制御部61は、音取得部17を通じて動作制御装置1の周囲の動作音を取得するために、録音を開始する。
ステップS32において、制御部53は、動作状態を休止状態に遷移させる。即ち、初期状態においては、動作状態は休止状態に設定される。
ステップS33において、検出部16は、動作制御装置1の前方(第1の領域内)において人の動きがあるか否かを検出する。
本実施形態では、検出部16は、動作制御装置1の前方に人が存在していると判断した場合、人の動きがあるとしてステップS33においてYESであると判定して、処理を図8のステップS44に進める。即ち、制御部53は、動作制御装置1の前方に人がいる場合には、ユーザUが動作制御装置1を操作して使用する状態であると予測して、動作状態を起動状態に遷移させる。
これに対して、検出部16は、動作制御装置1の前方に人が存在していないと判断した場合、人の動きがないとして、ステップS33においてNOであると判定して、処理をステップS34に進める。
ステップS34において、音判定部51は、動作制御装置1の周囲の環境音が所定時間安定しているか否かを判定する。周囲の環境音が所定時間安定していると判定した場合には、ステップS34においてYESであると判定されて、処理はステップS35に進む。
ステップS35において、音判定部51は、安定状態の動作制御装置1の周囲の環境音B1を取得し、記憶部21に更新記録する。この処理が終了すると、処理はステップS33に戻る。即ち、動作制御装置1の周囲の環境音が所定時間安定している限りステップS33乃至ステップS35の処理が繰り返し実行される。これに対し、動作制御装置1の周囲の環境音が不安定であると判定された場合には、ステップS34においてNOであると判定されて、処理はステップS36に進む。
ステップS36において、音判定部51は、不安定状態の動作制御装置1の周囲の環境音B2を取得し、記憶部21に更新記録する。
ステップS37において、位置判定部52は、ステップS35又は後述のステップS41において更新記録された安定状態の環境音B1と、ステップS36において更新記録された不安定状態の環境音B2との差分が図5の特徴音記録処理において記録された特徴音であるか否かを判定する。即ち、この処理では、安定状態の環境音B1と、不安定状態の環境音B2との差分が図5の特徴音記録処理において記録された特徴音と一致するか否かが判定される。この処理では、不安定状態の動作制御装置1の周囲の環境音B2が、ユーザUが部屋100に入室した際の扉101の開閉動作音であるか否かを判定することで、ユーザUが部屋100内(即ち、第2の領域内)に位置するか否かを判定する。安定状態の環境音B1と、不安定状態の環境音B2との差分が特徴音と一致しない場合には、ステップS37においてNOであると判定されて、処理は、ステップS33に戻る。即ち、この場合の不安定状態の環境音B2は、部屋100の扉101の開閉動作音以外の音であるから、動作状態の遷移は行われない。
これに対し、安定状態の環境音B1と、不安定状態の環境音B2との差分が特徴音と一致する場合には、ステップS37においてYESであると判定されて、処理は、図7のステップS38に進む。即ち、ステップS36において更新記録された不安定状態の環境音B2はユーザUが部屋100に入室した際の扉101の開閉動作音であると判定され、ユーザUが部屋100内(即ち、第2の領域内)に位置していると予測される。
ステップS38において、制御部53は、動作状態をスタンバイ状態に遷移させる。
ステップS39において、検出部16は、動作制御装置1の前方(第1の領域内)において人の動きがあるか否かを検出する。
本実施形態では、検出部16は、動作制御装置1の前方に人が存在していると判断した場合、人の動きがあるとしてステップS39においてYESであると判定して、処理を図8のステップS44に進める。即ち、制御部53は、動作制御装置1の前方に人がいる場合には、ユーザUが動作制御装置1を操作して使用する状態であると予測して、動作状態を起動状態に遷移させる。
これに対して、検出部16は、動作制御装置1の前方に人が存在していないと判断した場合、人の動きがないとしてステップS39においてNOであると判定して、処理をステップS40に進める。
ステップS40において、音判定部51は、動作制御装置1の周囲の環境音が所定時間安定しているか否かを判定する。周囲の環境音が所定時間安定していると判定した場合には、ステップS40においてYESであると判定されて、処理はステップS41に進む。
ステップS41において、音判定部51は、安定状態の動作制御装置1の周囲の環境音B1を取得し、記憶部21に更新記録する。この処理が終了すると、処理はステップS39に戻る。即ち、動作制御装置1の周囲の環境音が所定時間安定している限りステップS39乃至ステップS41の処理が繰り返し実行される。これに対し、動作制御装置1の周囲の環境音が不安定であると判定された場合には、ステップS40においてNOであると判定されて、処理はステップS42に進む。
ステップS42において、音判定部51は、不安定状態の動作制御装置1の周囲の環境音B2を取得し、記憶部21に更新記録する。
ステップS43において、位置判定部52は、ステップS35又はステップS41において更新記録された安定状態の環境音B1と、ステップS42において更新記録された不安定状態の環境音B2との差分が図5の特徴音記録処理において記録された特徴音であるか否かを判定する。即ち、この処理では、安定状態の環境音B1と、不安定状態の環境音B2との差分が図5の特徴音記録処理において記録された特徴音と一致するか否かが判定される。この処理では、不安定状態の動作制御装置1の周囲の環境音B2が、ユーザUが部屋100に入室した際の扉101の開閉動作音であるか否かを判定することで、ユーザUが部屋100内(即ち、第2の領域内)に位置するか否かを判定する。安定状態の環境音B1と、不安定状態の環境音B2との差分が特徴音と一致しない場合には、ステップS43においてNOであると判定されて、処理は、ステップS39に戻る。即ち、この場合の不安定状態の環境音B2は、部屋100の扉101の開閉動作音以外の音であるから、動作状態の遷移は行われない。
これに対し、安定状態の環境音B1と、不安定状態の環境音B2との差分が特徴音と一致する場合には、ステップS43においてYESであると判定されて、処理は、図6のステップS32に進む。即ち、ステップS42において更新記録された不安定状態の環境音B2はユーザUが部屋100内(第2の領域内)から部屋100外に退室した際の扉101の開閉動作音であると判定され、ユーザUが部屋100内に位置していないと予測される。したがってこの場合、ステップS32において、制御部53は、動作状態を休止状態に遷移させる。この処理が終了すると、以降の処理を繰り返し行う。
ステップS44において、制御部53は、動作状態を起動状態に遷移させる。
ステップS45において、検出部16は、動作制御装置1の前方(第1の領域内)において人の動きがあるか否かを検出する。
本実施形態では、検出部16は、動作制御装置1の前方に人が存在していると判断した場合、人の動きがあるとしてステップS45においてYESであると判定して、処理をステップS45に戻す。即ち、動作制御装置1の前方に人がいる場合には、ユーザUが動作制御装置1を操作して使用する状態であると予測して、動作状態は起動状態のまま維持される。
検出部16は、動作制御装置1の前方に人が存在していないと判断した場合、人の動きがないとしてステップS45においてNOであると判定して、処理をステップS46に進める。
ステップS46において、検出部16は、動作制御装置1の前方(第1の領域内)において人の動きが一定時間未検出であるか否かを判定する。人の動きが検知されなくなってから一定時間経過していない場合、ステップS46においてNOであると判定されて、処理はステップS45に戻る。即ち、動作制御装置1の前方(第1の領域内)に人がいなくなってから、一定時間経過するまでは、動作状態は起動状態のまま維持される。この一定時間は、10秒〜1時間等ユーザが予め任意に設定することができる時間をいう。これに対し、人の動きが検知されなくなってから一定時間経過した場合、ステップS46においてYESであると判定されて、処理は図7のステップS38に進む。
ステップS38において、制御部53は、動作状態をスタンバイ状態に遷移させる。ユーザUが、動作制御装置1の前方に一定時間以上いない場合には、動作状態をスタンバイ状態に遷移させることで、動作制御装置1の消費電力を抑えることができる。この処理が終了すると、以降の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、動作制御装置1は、検出部16と、音取得部17と、音判定部51と、位置判定部52と、制御部53と、を備えている。
検出部16は、第1の領域内(例えば、動作制御装置1の前方の領域内)に人が存在するか否かを検出する。音取得部17は、周囲の音を取得する。音判定部51は、音取得部17によって取得された音と予め抽出された特徴音との比較によって、第2の領域内(例えば、動作制御装置1が設置されている部屋100内)に人が存在するか否かを判定する。位置判定部52は、検出部16による検出結果と、音判定部51による判定結果とに基づいて、動作制御装置1に対する相対的なユーザUの位置を判定する。制御部53は、位置判定部52による判定結果に応じて、休止状態、スタンバイ状態及び起動状態を含む複数の動作状態のうち1の動作状態に遷移させる。
この場合、第1の領域内に人が存在するか否かが検出される。そして、音取得部17によって取得された音と予め抽出された特徴音との比較によって第2の領域内に人が存在するか否かが判定される。そして、第1の領域内における人の存在の有無の検出結果と、第2の領域内における人の存在の有無の判定結果と、に基づいて動作制御装置1に対するユーザUの位置が判定される。そして、制御部53は、ユーザUの位置の判定結果に応じて、複数の動作状態のうちユーザUの相対的な位置に対して一番適切な動作状態に遷移させる。例えば、ユーザUが遠方の領域にいる場合には、動作状態として休止状態又はスタンバイ状態に遷移させることにより、動作制御装置1の省電力化を図ることができる。これに対して、ユーザUが近方の領域にいる場合には、動作状態として起動状態に遷移させることにより、ユーザUの操作に対しスピーディーに対応することができる。したがって、動作制御装置1に対するユーザUの相対的な位置に応じて一番適切な動作状態へ遷移させることができる。
動作制御装置1は、音取得部17により取得された音に基づいて抽出された所定音を、特徴音として設定する特徴音設定部41をさらに備える。
特徴音設定部41は、検出部16による人の存在の検出時に、その検出以前の所定期間内の動作音A2と所定期間のさらに前の環境音A1との差分から前記所定音を抽出する。
この場合、ユーザ(U)が存在しない状態である環境音A1と、ユーザU(人)が第1の領域内に入る少し前の時間である所定期間に発生した動作音、即ち第2の領域内に入る際に発生したと予測しうる音が加算されている動作音A2との差分をとることにより、ユーザUが第2の領域内に入った際の音(所定音)を抽出することができる。
このため、音判定部51は、このノイズが除去された状態で抽出された所定音を基に、ユーザUが第2の領域内に存在するか否かを判定することができる。したがって、位置判定部52は、この正確に判定された判定結果に基づいてユーザUが第2の領域内に位置していることを正確に判定することができる。したがって、動作制御装置1に対するユーザUの正確な位置に応じて一番適切な動作状態へ遷移させることができる。
特徴音設定部41は、人の入退室に伴う扉又は襖の開閉動作音を特徴音として設定してもよい。
このため、音判定部51は、人の入退室に伴う扉101又は襖の開閉動作音に基づいて、ユーザUが扉101の内側にいるか外側にいるか、即ち、扉101又は襖が設けられた第2の領域内に存在するか否かを正確に判定することができる。したがって、位置判定部52は、この正確に判定された判定結果に基づいてユーザUが扉101又は襖の内側である第2の領域内に位置しているか、第2の領域外に位置していることを正確に判定することができる。したがって、動作制御装置1に対するユーザUの正確な位置に応じて一番適切な動作状態へ遷移させることができる。
前記特徴音設定部41は、人の歩行時の足音を特徴音として設定してもよい。
このため、音判定部51は、人の歩行時の足音に基づいて、ユーザUが動作制御装置1の近くにいるか、遠くにいるか、即ち、動作制御装置1の近くの領域である第2の領域内に存在するか否かを正確に判定することができる。したがって、位置判定部52は、この正確に判定された判定結果に基づいてユーザUが動作制御装置1の近くの領域である第2の領域内に位置しているか、第2の領域外に位置していることを正確に判定することができる。したがって、動作制御装置1に対するユーザUの正確な位置に応じて一番適切な動作状態へ遷移させることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、特徴音として、扉101の開閉動作音を設定しているが、これに限られるものではない。例えば、部屋100の入口に設置された襖の開閉動作音を特徴音として設定してもよい。
また、上述の実施形態では、特徴音として、扉101の開閉動作音を設定しているが、これに限られるものではない。例えば、部屋100内(第2の領域内)を歩行時の人(ユーザU)の足音を特徴音として設定してもよい。
また、上述の実施形態では、スタンバイ状態においては、バックライト20やLED部22が消灯しているが、これに限られるものではない。例えば、スタンバイ状態においては、バックライト20やLED部22の照度を起動状態と比較して減灯した状態としてもよい。スタンバイ状態をこのようにした場合には、バックライト20やLED部22が消灯した状態を休止状態としてもよい。
また、上述の実施形態では、画像提供媒体としてリムーバブルメディア31を用いているがこれに限定されない。例えば、通信部23を介して無線又は有線により接続されるネットワーク上の他の装置(サーバ等)内の記憶部(ハードディスク等)でもよい。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される動作制御装置1は、デジタルフォトフレームを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、表示機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が動作制御装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM12や、図2の記憶部21に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
自機又は他機の複数の動作状態の遷移を制御する動作制御装置であって、
第1の領域内に人が存在するか否かを検出する検出手段と、
周囲の音を取得する音取得手段と、
前記音取得手段によって取得された音と予め抽出された特徴音との比較によって、前記第1の領域を含む第2の領域内に人が存在するか否かを判定する音判定手段と、
前記検出手段による検出結果と、前記音判定手段による判定結果とに基づいて、前記動作制御装置に対する相対的なユーザの位置を判定する位置判定手段と、
前記位置判定手段による判定結果に応じて、複数の動作状態のうち1の動作状態に遷移させる制御を実行する制御手段と、
を備えることを特徴とする動作制御装置。
[付記2]
前記音取得手段により取得された音に基づいて抽出された所定音を、前記特徴音として設定する特徴音設定手段をさらに備え、
前記特徴音設定手段は、前記検出手段による人の存在の検出時に、その検出以前の所定期間内の動作音と前記所定期間のさらに前の環境音との差分から前記所定音を抽出
して、前記特徴音として設定することを特徴とする付記1に記載の動作制御装置。
[付記3]
前記音取得手段により取得された音から前記特徴音を抽出するための環境音を取得する環境音取得手段をさらに備え、
環境音取得手段は、前記音取得手段により取得された音に所定時間変化が無い場合に、その音を環境音として更新することを特徴とする付記2に記載の動作制御装置。
[付記4]
前記特徴音設定手段は、人の入退室に伴う扉又は襖の開閉動作音を前記特徴音として設定することを特徴とする付記3に記載の動作制御装置。
[付記5]
前記特徴音設定手段は、人の歩行時の足音を前記特徴音として設定することを特徴とする付記3に記載の動作制御装置。
[付記6]
自機又は他機の複数の動作状態の遷移を制御する動作制御装置が実行する動作制御方法において、
第1の領域内に人が存在するか否かを検出する検出ステップと、
周囲の音を取得する音取得ステップと、
前記音取得ステップによって取得された音と予め抽出された特徴音との比較によって、前記第1の領域を含む第2の領域内に人が存在するか否かを判定する音判定ステップと、
前記検出ステップによる検出結果と、前記音判定ステップによる判定結果とに基づいて、前記動作制御装置に対する相対的なユーザの位置を判定する位置判定ステップと、
前記位置判定ステップによる判定結果に応じて、複数の動作状態のうち1の動作状態に遷移させる制御を実行する制御ステップと、
を含むことを特徴とする動作制御方法。
[付記7]
第1の領域内に人が存在するか否かを検出する検出手段の検出結果、及び、音取得手段により取得された周囲の音を用いて、自機又は他機の複数の動作状態の遷移を制御するコンピュータを、
前記音取得手段によって取得された音と予め抽出された特徴音との比較によって、前記第1の領域を含む第2の領域内に人が存在するか否かを判定する音判定手段、
前記検出手段による検出結果と、前記音判定手段による判定結果とに基づいて、前記自機に対する相対的なユーザの位置を判定する位置判定手段、
前記位置判定手段による判定結果に応じて、複数の動作状態のうち1の動作状態に遷移させる制御を実行する制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1・・・動作制御装置、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・検出部、17・・・音取得部、18・・・入力部、19・・・表示部、20・・・バックライト、21・・・記憶部、22・・・LED部、23・・・通信部、24・・・ドライブ、31・・・リムーバブルメディア、41・・・特徴音設定部、51・・・音判定部、52・・・位置判定部、53・・・制御部、61・・・主制御部

Claims (7)

  1. 自機又は他機の複数の動作状態の遷移を制御する動作制御装置であって、
    第1の領域内に人が存在するか否かを検出する検出手段と、
    周囲の音を取得する音取得手段と、
    前記音取得手段によって取得された音と予め抽出された特徴音との比較によって、前記第1の領域を含む第2の領域内に人が存在するか否かを判定する音判定手段と、
    前記検出手段による検出結果と、前記音判定手段による判定結果とに基づいて、前記動作制御装置に対する相対的なユーザの位置を判定する位置判定手段と、
    前記位置判定手段による判定結果に応じて、複数の動作状態のうち1の動作状態に遷移させる制御を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする動作制御装置。
  2. 前記音取得手段により取得された音に基づいて抽出された所定音を、前記特徴音として設定する特徴音設定手段をさらに備え、
    前記特徴音設定手段は、前記検出手段による人の存在の検出時に、その検出以前の所定期間内の動作音と前記所定期間のさらに前の環境音との差分から前記所定音を抽出して、前記特徴音として設定することを特徴とする請求項1に記載の動作制御装置。
  3. 前記音取得手段により取得された音から前記特徴音を抽出するための環境音を取得する環境音取得手段をさらに備え、
    環境音取得手段は、前記音取得手段により取得された音に所定時間変化が無い場合に、その音を環境音として更新することを特徴とする請求項2に記載の動作制御装置。
  4. 前記特徴音設定手段は、人の入退室に伴う扉又は襖の開閉動作音を前記特徴音として設定することを特徴とする請求項3に記載の動作制御装置。
  5. 前記特徴音設定手段は、人の歩行時の足音を前記特徴音として設定することを特徴とする請求項3に記載の動作制御装置。
  6. 自機又は他機の複数の動作状態の遷移を制御する動作制御装置が実行する動作制御方法において、
    第1の領域内に人が存在するか否かを検出する検出ステップと、
    周囲の音を取得する音取得ステップと、
    前記音取得ステップによって取得された音と予め抽出された特徴音との比較によって、前記第1の領域を含む第2の領域内に人が存在するか否かを判定する音判定ステップと、
    前記検出ステップによる検出結果と、前記音判定ステップによる判定結果とに基づいて、前記動作制御装置に対する相対的なユーザの位置を判定する位置判定ステップと、
    前記位置判定ステップによる判定結果に応じて、複数の動作状態のうち1の動作状態に遷移させる制御を実行する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする動作制御方法。
  7. 第1の領域内に人が存在するか否かを検出する検出手段の検出結果、及び、音取得手段により取得された周囲の音を用いて、自機又は他機の複数の動作状態の遷移を制御するコンピュータを、
    前記音取得手段によって取得された音と予め抽出された特徴音との比較によって、前記第1の領域を含む第2の領域内に人が存在するか否かを判定する音判定手段、
    前記検出手段による検出結果と、前記音判定手段による判定結果とに基づいて、前記自機に対する相対的なユーザの位置を判定する位置判定手段、
    前記位置判定手段による判定結果に応じて、複数の動作状態のうち1の動作状態に遷移させる制御を実行する制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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