JP2013070556A - 非接触給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】不要な電力消費を抑制することができる非接触給電システムの提供。
【解決手段】非接触給電システム11は、送電回路13と、送電回路13と電気的に接続され、送電回路13からの電力を出力する一次コイル15と、一次コイル15から出力される電力を入力する二次コイル17と、二次コイル17と電気的に接続される受電回路19と、送電回路13と電気的に接続され、信号の送受信を行う送電側送受信部21と、受電回路19と電気的に接続され、前記信号の送受信を行う受電側送受信部23と、を備え、送電回路13、または受電回路19が、前記電力を停止すると判断した際に、送電側送受信部21と受電側送受信部23との間の、前記信号における停止信号に基いて、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、非接触で電力を伝送するための非接触給電システムに関するものである。
近年、直接的な電気的接続を持たず、非接触で電力を伝送する非接触給電技術が開発されている。このような非接触給電技術を用いた共鳴型非接触充電装置が特許文献1に提案されている。この共鳴型非接触充電装置の回路構成図を図6に示す。
図6の共鳴型非接触充電装置は、地上から車両へ電力を供給するもので、次の構成を有する。地上側に配置される地上側設備101は、送電側コイル103とコイル105と高周波電源107と電源側コントローラ109を備える。車両に搭載される車載側機器111として、受電側コイル113とコイル115と整流器117と充電器119とバッテリ121と充電ECU123と車両側コントローラ125とを備える。電源側コントローラ109と車両側コントローラ125とは無線にて通信できる。
送電側コイル103は、高周波電源107からコイル105を介して高周波電力の供給を受ける。受電側コイル113は送電側コイル103と非接触で配置され、送電側コイル103からの電力を磁場共鳴して受電する。受電側コイル113にはコイル115が電磁誘導にて結合される。従って、受電側コイル113において給電した電力はコイル115を介して整流器117により整流される。整流後の電力は、充電器119によりバッテリ121に充電される。
充電を停止する際は、充電ECU123が充電完了と判断することで、車両側コントローラ125と電源側コントローラ109を介して、先に高周波電源107を停止し、その後、ディレー時間Tdが経過すると、充電器119を停止する。これにより、高周波電源107のみが動作することで発生する反射電力により、高周波電源107が過熱するダメージを受けることが防止できるとともに、充電器119において入力端子の電圧が上昇するダメージもなくなる。
特許第4478729号公報
上記した図6の共鳴型非接触充電装置によると、反射電力による高周波電源107や充電器119へのダメージを防止できるのであるが、高周波電源107を停止してから充電器119を停止するまでのディレー時間Tdの間は充電器119が動作し続ける。従って、ディレー時間Tdの間、充電器119を駆動するために、せっかく満充電にしたバッテリ121から電力を不要に消費してしまうという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、不要な電力消費を抑制することができる非接触給電システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の非接触給電システムは、送電回路と、前記送電回路と電気的に接続され、前記送電回路からの電力を出力する一次コイルと、前記一次コイルから出力される電力を入力する二次コイルと、前記二次コイルと電気的に接続される受電回路と、前記送電回路と電気的に接続され、信号の送受信を行う送電側送受信部と、前記受電回路と電気的に接続され、前記信号の送受信を行う受電側送受信部と、を備え、前記送電回路、または前記受電回路が、前記電力を停止すると判断した際に、前記送電側送受信部と前記受電側送受信部との間の、前記信号における停止信号に基いて、前記送電回路と前記受電回路の両方が実質的に同時に停止するようにしたものである。
本発明の非接触給電システムによれば、電力を停止する際に、送電回路と受電回路とを実質的に同時に停止するので、送電回路(高周波回路107)のみが駆動することによる送電回路や受電回路のダメージを抑制しつつ、受電回路(充電器119)のみが駆動することによる不要な電力の消費を抑制可能な非接触給電システムを実現できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1における非接触給電システムのブロック回路図 本発明の実施の形態1における非接触給電システムの停止時におけるタイミングチャート 本発明の実施の形態2における非接触給電システムのブロック回路図 本発明の実施の形態3における非接触給電システムの停止時におけるタイミングチャート 本発明の実施の形態4における非接触給電システムの停止時におけるタイミングチャート 従来の共鳴型非接触充電装置の回路構成図
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における非接触給電システムのブロック回路図である。図2は、本発明の実施の形態1における非接触給電システムの停止時におけるタイミングチャートである。
図1において、非接触給電システム11は、送電回路13と、送電回路13と電気的に接続され、送電回路13からの電力を出力する一次コイル15と、を備える。そして、非接触給電システム11は、一次コイル15から出力される電力を入力する二次コイル17と、二次コイル17と電気的に接続される受電回路19と、を備える。さらに、非接触給電システム11は、送電回路13と電気的に接続され、信号の送受信を行う送電側送受信部21と、受電回路19と電気的に接続され、前記信号の送受信を行う受電側送受信部23と、を備える。そして、非接触給電システム11は、送電回路13、または受電回路19が、前記電力を停止すると判断した際に、送電側送受信部21と受電側送受信部23との間の、前記信号における停止信号に基いて、送電回路13と受電回路19の両方を実質的に同時に停止する。
これにより、送電回路13のみが駆動することによる送電回路13や受電回路19のダメージを抑制しつつ、受電回路19のみが駆動することによる不要な電力の消費を抑制することが可能な非接触給電システム11を実現できる。
以下、より具体的に本実施の形態1の構成、動作について説明する。
図1において、送電回路13には商用電源25が電気的に接続されている。商用電源25は、例えば交流100Vの電力を供給する。なお、送電回路13に接続される電力源は商用電源25に限定されるものではなく、太陽電池や蓄電池などの直流の電力源であってもよいし、エンジンや風力などによる発電機でもよい。
送電回路13は、商用電源25からの電力を、電力伝送のための高周波の電力に変換する。また、送電回路13は、電力変換のための制御回路(図示せず)を内蔵する。送電回路13には一次コイル15が接続されているので、変換された電力が一次コイル15により出力される。
一次コイル15から出力された電力は、一次コイル15の近傍に配置される二次コイル17に入力される。この入力された電力は、二次コイル17と電気的に接続される受電回路19に供給される。受電回路19は、入力された電力を、受電回路19と電気的に接続される負荷27が必要とする電気特性に変換して出力する。その結果、受電回路19で変換された電力により、負荷27は動作することができる。なお、負荷27は電力を消費する機器であってもよいし、電力を蓄えるバッテリであってもよい。また、受電回路19も、負荷27が必要とする電気特性に変換するための制御回路(図示せず)を内蔵する。
送電回路13には、送電側送受信部21が電気的に接続される。同様に、受電回路19には、受電側送受信部23が電気的に接続される。従って、送電回路13と受電回路19は、送電側送受信部21と受電側送受信部23との間で送受信される無線の信号(図1の破線両矢印)により、情報の交信を行う構成を有する。なお、ここでは無線の信号を電波としているので、送電側送受信部21と受電側送受信部23はいずれもアンテナを含む。また、非使用時においても信号を送受信するための待機電力を得るために、受電回路19には待機電力供給用の電池(図示せず)が搭載されている。但し、負荷27がバッテリである場合には、バッテリの電力で待機電力を得るように構成し、受電回路19に前記電池を搭載しないようにしてもよい。
次に、このような非接触給電システム11の動作について説明する。
まず、商用電源25の電力を負荷27に供給する際の動作について述べる。この場合、使用者は送電回路13に設けられたスイッチ(図示せず)を操作することにより、送電回路13に対し動作開始を指示する。これを受け、送電回路13は、送電側送受信部21に対して、動作開始の信号を出力する。この信号は受電側送受信部23を介して受電回路19に伝達される。その結果、送電回路13は商用電源25の電力を高周波の電力に変換して一次コイル15に出力する動作を行うとともに、受電回路19は二次コイル17に入力される電力を負荷27に出力する動作を行う。
これらの動作により、商用電源25の電力が、送電回路13、一次コイル15、二次コイル17、および受電回路19により非接触で負荷27に供給される。
なお、非接触給電システム11の動作開始については、上記に限定されるものではない。すなわち、送電回路13ではなく、受電回路19に設けられたスイッチを操作することで動作が開始するようにしてもよいし、送電回路13と受電回路19の両方にスイッチを設け、いずれかのスイッチを操作することで動作が開始するようにしてもよい。また、スイッチ操作に限定されるものではなく、例えば送電回路13と受電回路19の少なくとも一方に内蔵されたタイマ(図示せず)に基いて、特定の時刻、あるいは特定の時間間隔で自動的に動作を開始するようにしてもよい。
非接触給電システム11の動作中は、受電回路19が負荷27の変動を監視し、その情報の信号を受電側送受信部23から送電側送受信部21へ送信する。これを受け、送電回路13は負荷27の変動に応じた電力を供給できるように一次コイル15への電力を制御する。このようなフィードバック動作を行うことにより、負荷27が安定に動作する。また、負荷27に異常があった場合は、その情報の信号を受電側送受信部23から送電側送受信部21へ送信する。これにより、送電回路13は電力供給を停止する。
一方、送電回路13は、商用電源25の変化や異常を監視し、その情報の信号を送電側送受信部21から受電側送受信部23へ送信する。これを受け、受電回路19は送電回路13の変化に応じた負荷27への電力供給を制御する。また、商用電源25が停電した場合等の異常があれば、受電回路19は直ちにその動作を停止する。
このように、通常の動作中にも送電側送受信部21と受電側送受信部23により、送電回路13と受電回路19の両方の情報の信号が交信されるので、送電回路13と受電回路19は、交信された内容に応じた動作を適宜行うことができる。
次に、商用電源25の電力の負荷27への供給を停止する際の動作について、図2のタイミングチャートを用いて説明する。なお、図2において、横軸は時刻tである。
図2において、時刻t0では商用電源25の電力が負荷27へ供給されている状態である。従って、非接触給電システム11の動作を停止するための信号(以下、停止信号という)はオフである。
なお、ここでは、停止信号が送電回路13から出力されるものとする。これは、動作開始時の説明で述べたように、送電回路13に前記スイッチが設けられ、使用者がこのスイッチを操作することで負荷27の使用を終了する構成としているためである。
以上のことから、時刻t0では受電回路19の状態(以下、受電回路状態という)は動作している状態であり、同様に送電回路13の状態(以下、送電回路状態という)も動作している状態である。
次に、時刻t1で使用者が負荷27への電力供給を停止するために、前記スイッチをオフにする。その結果、図2に示すように、時刻t1で送電回路13は停止信号をオンにするとともに、この停止信号を受電回路19へ送信する。これにより、受電回路19にも停止信号が伝達される。
このような動作により、時刻t1において、受電回路19と送電回路13は、図2の受電回路状態と送電回路状態に示すように動作を継続しているものの、直ちに動作を停止するための待機状態となる。そして、時刻t1から既定期間が経過した時刻t2で、送電回路13は停止信号をオンからオフに切り替えるとともに、その停止信号を受電回路19へ送信する。この切り替えをトリガとして、待機状態の送電回路13と受電回路19は、それぞれ直ちに動作を停止する。その結果、図2の時刻t2に示すように、受電回路状態と送電回路状態は実質的に同時に停止状態となる。このような動作により、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止することが可能となる。ゆえに、受電回路19のみが駆動することによる、受電回路19に搭載された電池の不要な電力消費を抑制することができる。
なお、実質的に同時に停止するとは、送電回路13や受電回路19が動作を停止するまでの時間的ずれやバラツキ等を含めた誤差範囲内で同時に停止するという意味であると定義する。従って、本実施の形態1において、送電回路13と受電回路19の動作誤差によっては、極めて短時間ではあるが、送電回路13が先に停止したり、受電回路19が先に停止したりする場合を含む。しかし、一方が先に停止した後に、他方が停止するまでの期間は、上記した通り、誤差範囲内の短時間であるので、送電回路13や受電回路19に対するダメージはほとんど発生しない。
また、上記した既定期間は、受電回路19と送電回路13が待機状態となるために必要な期間にマージンを加えた期間として、予め実測に基き決定される。
また、時刻t1で停止信号がオフからオンに切り替わった時に、受電回路状態と送電回路状態を動作から停止にするように制御してもよいが、時刻t1の時点において、送電回路13や受電回路19の構成によっては、実際に動作が停止するまでに遅れが発生する場合がある。そこで、この際にも送電回路13と受電回路19が実質的に同時に停止するように制御するために、時刻t1で送電回路13と受電回路19が停止するための準備を行い、待機状態とするようにしている。これにより、できるだけ送電回路13や受電回路19のダメージを抑制しつつ、受電回路19の不要な電力の消費を抑制することができる。
以上の構成、動作により、送電回路13のみが駆動することによる送電回路13や受電回路19のダメージを抑制しつつ、受電回路19のみが駆動することによる不要な電力の消費を抑制することが可能な非接触給電システム11を実現できる。
なお、本実施の形態1において、非接触給電システム11の動作停止時に、送電回路13に設けたスイッチ操作により停止信号が出力される構成としたが、これに限定されるものではなく、上記したようにスイッチを受電回路19に設ける構成でもよい。この場合は、使用者が受電回路19に設けられたスイッチを操作することで、受電回路19が電力を停止すると判断し、停止信号を受電回路19から送電回路13へ送信する構成とすればよい。
さらに、スイッチを受電回路19と送電回路13の両方に設け、いずれか一方のスイッチが操作されることにより電力の停止を判断し、停止信号が他方へ送信される構成としてもよい。
また、スイッチ操作により停止信号が出力される構成に限定されるものではなく、送電回路13と受電回路19の少なくとも一方に内蔵されたタイマ(図示せず)に基いて、特定の時刻、あるいは特定の時間間隔で電力を停止すると判断し、停止信号を自動的に出力することにより、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止するようにしてもよい。
また、本実施の形態1において、負荷27をバッテリとし、受電回路19にバッテリの充電回路が内蔵されている構成とした場合は、受電回路19がバッテリの満充電を検出することにより電力を停止すると判断し、停止信号を自動的に受電回路19から送電回路13へ出力する構成としてもよい。この場合、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止することで、せっかく充電したバッテリが不要な電力を消費する可能性を抑制することができる。
また、負荷27が電力を消費する機器であった場合、図6の構成ではディレー時間Tdの間、受電回路19を駆動し続けることができるだけの電力を蓄えるための構成(バッテリ等)が別途必要となる。これに対し、本実施の形態1の構成では、送電回路13と受電回路19が実質的に同時に停止するので、前記バッテリ等が不要となる。従って、本実施の形態1の構成は、受電回路19の不要な電力の消費可能性を抑制できるとともに、前記バッテリ等を設ける必要がなくなるという効果も得られる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における非接触給電システムのブロック回路図である。
図3において、非接触給電システム11は、実施の形態1の構成に加え、送電側送受信部と受電側送受信部を複数組、設けた構成を備える。
これにより、オンからオフに切り替えられる停止信号が多重送信される。従って、ノイズ等の影響で停止信号の伝達が不十分となり、送電回路13と受電回路19の一方のみが動作し続けるという可能性を低減することができる。ゆえに、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止する確実性を向上することが可能となる。
以下、より具体的に本実施の形態2の構成、動作について説明する。なお、図3において図1と同じ構成には同じ符号を付して、特徴となる部分について述べる。
図3において、アンテナ構成を含む送電側送受信部21と受電側送受信部23に加え、受発光素子を含む光学式送電側送受信部29と光学式受電側送受信部31が接続される。すなわち、送電側送受信部21に光学式送電側送受信部29が電気的に接続されるとともに、受電側送受信部23に光学式受電側送受信部31が電気的に接続される。従って、図3の構成において、送電側送受信部と受電側送受信部が2組、設けられる。
光学式送電側送受信部29は、受発光素子として発光ダイオードとフォトトランジスタを有する。同様に、光学式受電側送受信部31も、受発光素子として発光ダイオードとフォトトランジスタを有する。そして、図3の破線片矢印に示すように、相互に発光ダイオードの光信号がフォトトランジスタに届くように、光学式送電側送受信部29と光学式受電側送受信部31は対向して配される。従って、送電側送受信部21と受電側送受信部23はアンテナを介して電波で信号を送受信し、光学式送電側送受信部29と光学式受電側送受信部31は発光ダイオードとフォトトランジスタを介して光で信号を送受信する。
このように、信号を送受信する方式が異なるようにすることで、ノイズ等の妨害電波が発生した時に影響を受ける送電側送受信部21と受電側送受信部23との交信を、光通信による光学式送電側送受信部29と光学式受電側送受信部31の交信で補うことができる。一方、強い外乱光が発生した時に影響を受ける光学式送電側送受信部29と光学式受電側送受信部31との交信を、電波による送電側送受信部21と受電側送受信部23の交信で補うことができる。このように2系統の交信ができる構成とすることにより、送電回路13と受電回路19との間で交信の確実性を向上することができる。
このような非接触給電システム11の動作は、実施の形態1と同じであるので、詳細な説明を省略するが、本実施の形態2では、信号を上記したように2系統で交信する。従って、特に非接触給電システム11を停止する際に、停止信号が二重に送信されるので、ノイズ等の影響があっても、送電回路13と受電回路19の両方を実質的に同時に停止する確実性を向上することが可能となる。
以上の構成、動作により、送電回路13のみが駆動することによる送電回路13や受電回路19のダメージを抑制しつつ、受電回路19のみが駆動することによる不要な電力の消費を抑制でき、さらに、ノイズ等の影響で停止信号の伝達が不十分となり、送電回路13と受電回路19の一方のみが動作し続けるという可能性を低減することができるので、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止する確実性を向上することが可能な非接触給電システム11を実現できる。
なお、本実施の形態2では、送電側送受信部と受電側送受信部を2組、設ける構成としたが、それに限定されるものではなく、3組以上の複数組であってもよい。この場合、送電側送受信部と受電側送受信部が増え、複雑な構成となるが、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止する確実性をさらに向上することができる。
また、本実施の形態2では、2組の送電側送受信部と受電側送受信部を異なる方式としたが、これは同じ方式を複数組、設ける構成としてもよい。この場合、ノイズ等の影響が異なるように、各組の位置を離すように配置すればよい。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における非接触給電システムのタイミングチャートである。なお、図4において、横軸は時刻tである。
本実施の形態3における非接触給電システム11は、実施の形態1の構成に加え、送電側送受信部21と受電側送受信部23との間で、停止信号が複数回、交信された場合に、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止する構成を有する。
これにより、送電側送受信部21と受電側送受信部23が正常に交信できることを確認するので、送電回路13と受電回路19の両方を実質的に同時に停止する確実性を増すことができる。
以下、より具体的に本実施の形態3の動作について、図4を参照しながら説明する。なお、本実施の形態3における構成は図1と同じであるので、詳細な説明を省略する。
図4において、時刻t0では実施の形態1と同様に、送電回路13と受電回路19が動作している状態である。従って、商用電源25の電力が負荷27に供給される。この時、図4のテスト送信用停止信号とテスト返信用停止信号はオフの状態である。それ以外の各種信号や各種状態は実施の形態1と同じである。
なお、テスト送信用停止信号とテスト返信用停止信号は、停止信号を送信する前に正常に交信できるか否かを調べるためのもので、送電回路13から受電回路19へ停止信号を送信する場合は、その前に送電回路13がテスト送信用停止信号を送信する。これを受け、受電回路19は送電回路13へテスト返信用停止信号を送信する。このテスト返信用停止信号が送電回路13に伝達されれば、送電側送受信部21と受電側送受信部23が正常に交信していると判断する。また、受電回路19から送電回路13へ停止信号を送信する場合は、テスト送信用停止信号とテスト返信用停止信号が上記と逆の方向に交信される。本実施の形態3では、実施の形態1と同様に、送電回路13から受電回路19へ停止信号が送信される場合について述べる。
ここで図4に戻り、時刻t3で使用者が電力供給を停止するために、送電回路13のスイッチを操作する。これにより、送電回路13はテスト送信用停止信号をオフからオンに切り替えて、送電側送受信部21から送信する。受電側送受信部23はテスト送信用停止信号を受信し、受電回路19に出力する。これにより、受電回路19はテスト送信用停止信号の状態を監視する。
次に、時刻t4で送電回路13はテスト送信用停止信号をオンからオフに切り替える。この信号は上記した経路で受電回路19に伝達される。受電回路19はテスト送信用停止信号がオンからオフに切り替わったことをトリガとして、テスト返信用停止信号をオフからオンに切り替える。この信号は、上記した経路と逆の経路で受電回路19から送電回路13へ伝達される。これを受け、送電回路13はテスト返信用停止信号の状態を監視する。
次に、時刻t5で受電回路19はテスト返信用停止信号をオンからオフに切り替える。この信号は送電回路13へ伝達される。送電回路13はテスト返信用停止信号がオンからオフに切り替わったことにより、送電側送受信部21と受電側送受信部23が正常に交信していると判断する。その結果、送電回路13は直ちに停止信号をオンに切り替える。これ以降の動作は実施の形態1と同じであるので、詳細な説明を省略するが、結果として、時刻t6で送電回路13と受電回路19が実質的に同時に停止する。
このような動作により、送電側送受信部21と受電側送受信部23が正常に交信できることを確認するので、送電回路13と受電回路19の両方を実質的に同時に停止する確実性を増すことができる。
以上の構成、動作により、送電回路13のみが駆動することによる送電回路13や受電回路19のダメージを抑制しつつ、受電回路19のみが駆動することによる不要な電力の消費を抑制でき、さらに、送電側送受信部21と受電側送受信部23が正常に交信できることを確認するので、送電回路13と受電回路19の両方を実質的に同時に停止する確実性を増すことができる非接触給電システム11を実現できる。
なお、本実施の形態3において、テスト送信用停止信号、またはテスト返信用停止信号が伝達されず、送電側送受信部21と受電側送受信部23の交信が正常でないと判断される場合は、送電回路13は使用者に異常を知らせる。これにより、使用者は手動で送電回路13と受電回路19をそれぞれ停止させるとともに、修理を依頼するなどの対策を講じることができる。
また、本実施の形態3では、送電回路13と受電回路19の停止時に、テスト送信用停止信号とテスト返信用停止信号を交信することで、送電側送受信部21と受電側送受信部23が正常であるか否かをテストしているが、それに限定されるものではなく、非接触給電システム11の使用開始時や使用中における送電側送受信部21と受電側送受信部23との交信時にもテストするようにしてもよい。この場合、送電側送受信部21と受電側送受信部23の異常を早期に判断することができる。
また、本実施の形態3では、テスト送信用停止信号とテスト返信用停止信号の交信を1回のみ行っているが、これは複数回行うようにしてもよい。この場合、送電側送受信部21と受電側送受信部23の正常、または異常の判断に対する精度が向上する。
また、本実施の形態3では、実施の形態1と同様に、送電回路13のスイッチ操作により送電回路13と受電回路19の停止を行う場合について説明したが、これは、受電回路19に設けたスイッチ操作で送電回路13と受電回路19の停止を行うようにしてもよい。この場合、テスト送信用停止信号とテスト返信用停止信号の送受信方向が本実施の形態3で述べたものと逆になる。
また、前記スイッチは送電回路13と受電回路19の両方に設ける構成であってもよい。この場合は、前記スイッチが操作された方からテスト送信用停止信号が送信される。
また、本実施の形態3における送電回路13と受電回路19の停止は、上記したスイッチ操作によるものに限定されるものではなく、実施の形態1で述べたように、時刻や満充電の検出などにより自動的に停止動作を行う構成に、本実施の形態3の動作を組み合わせてもよい。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4における非接触給電システムのタイミングチャートである。なお、図5において、横軸は時刻tである。
本実施の形態4における非接触給電システム11は、実施の形態1の構成に加え、停止信号の出力後、所定期間tsが経過してから、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止する構成を有する。
また、本実施の形態4における非接触給電システム11は、実施の形態1の構成に加え、送電回路13と受電回路19が、それぞれ時計機能を有し、送電回路13、または受電回路19が、電力を停止すると判断した際に、停止信号に停止時刻情報を含ませ、送電回路13と受電回路19の両方は、停止時刻情報に基く停止時刻になると、実質的に同時に停止する構成を有する。
これにより、負荷27を急に停止できない場合、負荷27が安全に停止できる状態になるまで所定期間tsの間、待機するか、または負荷27が安全に停止できる停止時刻になるまでの間、待機した後に、送電回路13と受電回路19の両方を実質的に同時に停止することができ、動作停止時における負荷27の負担を軽減することが可能となる。
以下、より具体的に本実施の形態4の動作について、図5を参照しながら説明する。なお、本実施の形態4における構成は図1と同じであるので、詳細な説明を省略する。但し、負荷27は急に停止することができない構成のものであり、具体的には、発熱部分をファンで冷却しながら使用するパソコンやプロジェクタ、あるいは適正な充電制御を行なわないと劣化が促進されるバッテリなどが挙げられる。
また、本実施の形態4においても、送電回路13から受電回路19へ停止信号が送信されるものとする。
図5において、時刻t0での送電回路13と受電回路19の動作状態、および、時刻t1における停止信号のオフからオンへの切り替え動作は、実施の形態1と同じであるので、詳細な説明を省略する。
時刻t7で停止信号がオンからオフに切り替わる。この停止信号の出力後に、切り替わりをトリガとして、送電回路13と受電回路19は、それぞれに内蔵されたタイマ機能を用いて、所定期間tsのカウントを開始する。なお、所定期間tsは負荷27に負担をかけずに停止することができる期間として、予め求められている。従って、所定期間tsの間は、送電回路13と受電回路19の動作は継続される。
時刻t8で、送電回路13と受電回路19は、それぞれのタイマ機能により所定期間tsが経過したと判断し、両方が実質的に同時に停止する。これにより、負荷27への負担を低減でき、かつ、送電回路13のみが駆動することによる送電回路13や受電回路19のダメージを抑制しつつ、受電回路19のみが駆動することによる不要な電力の消費を抑制できる。
なお、上記の動作では、タイマ機能により所定期間tsをカウントする構成としたが、これは送電回路13と受電回路19が、それぞれ時計機能を有する構成とし、所定期間tsが経過したときの時刻、すなわち停止時刻になると、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止するようにしてもよい。この場合の動作の詳細を以下に説明する。
図5において、時刻t7で停止信号がオンからオフに切り替わるが、切り替わる直前に、送電回路13は停止信号の中に停止時刻情報を含ませて送信する。この停止時刻情報は、現在の時刻に、負荷27に負担をかけずに停止するために必要な所定期間tsを加えた時刻として、送電回路13で求められる。受電回路19は送電回路13から送信された停止時刻情報を受信してデコードすることにより、停止時刻情報に基く停止時刻を得る。
その後、図5において、停止時刻である時刻t8になると、送電回路13と受電回路19の両方が実質的に同時に停止する。このような動作によっても、負荷27への負担を低減でき、かつ、送電回路13のみが駆動することによる送電回路13や受電回路19のダメージを抑制しつつ、受電回路19のみが駆動することによる不要な電力の消費を抑制できる。
なお、上記したタイマ機能により所定期間tsをカウントして停止する構成と、時計機能により停止時刻に停止する構成については、いずれを用いてもよいが、所定期間tsが長くなるほど、送電回路13と受電回路19のタイマ機能の精度に起因して、所定期間tsが両者の間でずれる可能性がある。一方、時計機能を有する場合は、例えば時計機能を電波時計とすることにより、構成は複雑になるが、所定期間tsが長期になる場合でも、送電回路13と受電回路19との間で停止時刻がずれる可能性を低減できる。従って、所定期間tsの長さやシステムコスト等を勘案して適宜最適な構成を選択すればよい。
以上の構成、動作により、停止時の負荷27への負担を低減でき、かつ、送電回路13のみが駆動することによる送電回路13や受電回路19のダメージを抑制しつつ、受電回路19のみが駆動することによる不要な電力の消費を抑制できる非接触給電システム11が実現できる。
なお、本実施の形態4におけるタイマ機能により所定期間tsをカウントして停止する構成において、時刻t1で停止信号がオフからオンに切り替わる動作を停止信号の出力時であると定義し、その後、所定期間tsが経過した時刻t8で送電回路13が停止信号をオンからオフに切り替えるとともに、その停止信号を受電回路19へ送信し、この切り替えをトリガとして送電回路13と受電回路19が実質的に同時に停止するように制御してもよい。この際、送電回路13と受電回路19のいずれか一方(停止信号を送信する方で、上記の場合は送電回路13)のタイマ機能のみを使用するので、両者のタイマ機能の精度が不十分であっても、両者を実質的に同時に停止することができる。
また、実施の形態1〜4で述べた構成は、任意の複数を組み合わせてもよい。この場合は、組み合わせた実施の形態1〜4の効果が同時に得られる。
本発明にかかる非接触給電システムは、送電回路や受電回路のダメージを抑制しつつ、受電回路の不要な電力の消費を抑制できるので、特に高信頼かつ高効率が要求される非接触給電システム等として有用である。
11 非接触給電システム
13 送電回路
15 一次コイル
17 二次コイル
19 受電回路
21 送電側送受信部
23 受電側送受信部
29 光学式送電側送受信部
31 光学式受電側送受信部

Claims (5)

  1. 送電回路と、
    前記送電回路と電気的に接続され、前記送電回路からの電力を出力する一次コイルと、
    前記一次コイルから出力される電力を入力する二次コイルと、
    前記二次コイルと電気的に接続される受電回路と、
    前記送電回路と電気的に接続され、信号の送受信を行う送電側送受信部と、
    前記受電回路と電気的に接続され、前記信号の送受信を行う受電側送受信部と、を備え、
    前記送電回路、または前記受電回路が、前記電力を停止すると判断した際に、
    前記送電側送受信部と前記受電側送受信部との間の、前記信号における停止信号に基いて、
    前記送電回路と前記受電回路の両方が実質的に同時に停止するようにした非接触給電システム。
  2. 前記送電側送受信部と前記受電側送受信部を複数組、設けた請求項1に記載の非接触給電システム。
  3. 前記送電側送受信部と前記受電側送受信部との間で、
    前記停止信号が複数回、交信された場合に、前記送電回路と前記受電回路の両方が実質的に同時に停止するようにした請求項1に記載の非接触給電システム。
  4. 前記停止信号の出力後、所定期間(ts)が経過してから、前記送電回路と前記受電回路の両方が実質的に同時に停止するようにした請求項1に記載の非接触給電システム。
  5. 前記送電回路と前記受電回路は、それぞれ時計機能を有し、
    前記送電回路、または前記受電回路が、前記電力を停止すると判断した際に、前記停止信号に停止時刻情報を含ませ、
    前記送電回路と前記受電回路の両方は、前記停止時刻情報に基く停止時刻になると、実質的に同時に停止するようにした請求項1に記載の非接触給電システム。
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