JP2013070327A - チャネル推定回路、並びに無線受信装置及びこれに用いるチャネル推定方法 - Google Patents

チャネル推定回路、並びに無線受信装置及びこれに用いるチャネル推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】3GPP Release 10の導入に際して、無線受信装置におけるチャネル推定の精度を向上させる。
【解決手段】チャネル推定回路(20)を構成する補間手段(21)は、時間多重された複数のサブフレーム各々のチャネル推定値を、各サブフレームに含まれるリファレンスシグナルを用いて算出すると共に、各チャネル推定値を、各サブフレームに隣接するサブフレームのチャネル推定値を用いて補間する。制御手段は(22)は、複数のサブフレームの内、ユニキャストデータ又はマルチキャストデータが受信される第1のサブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて、補間手段(21)に、前記第1のサブフレームに後続し且つユニキャストデータが受信される第2のサブフレームについての補間を行わせるか否かを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、チャネル推定回路、並びに無線受信装置及びこれに用いるチャネル推定方法に関し、特に無線フレームを形成するサブフレーム間でチャネル推定値を補間する技術に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project) Release 9では、無線フレームを形成する複数のサブフレームの一部をマルチキャスト伝送に間欠的に使用し、残りのサブフレームをユニキャスト伝送に使用することが仕様化されている。
具体的には、図7に示すように、Release 9では、時間多重された複数(図示の例では10個)のサブフレームによって形成される無線フレームが繰り返し伝送される。また、Release 9では、MBSFN(MBMS Single Frequency Network)方式が採用されている。図7に示す例では、各無線フレーム中の第2及び第4のサブフレームが、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Services)データを伝送する用途に半固定的に割り当てられている。残りの第1、第3及び第5〜第10のサブフレームは、ユニキャストデータを伝送する用途に割り当てられる。なお、以降の説明においては、MBMSデータが伝送されるサブフレームを"MBSFNサブフレーム"と呼称する一方、ユニキャストデータが伝送されるサブフレームを"ユニキャストサブフレーム"と呼称し、以て両者を区別することがある。
ここで、MBSFNサブフレームにおいては、MBMSデータが伝送されないことがある。下りリンクの伝送方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を採用するLTE(Long Term Evolution)を例に取ると、MBMSデータが伝送されない場合、MBSFNサブフレームにおいては、先頭の2OFDMシンボルにPDCCH(Physical Downlink Control Channel)が多重されて制御情報が伝送される以外、何らデータが伝送されない。
一般に、上記の無線フレームを受信する無線受信装置は、無線伝送路で受ける様々な歪みを補正するため、データの復号に際してチャネル推定を行う。具体的には、無線受信装置は、データと多重されているリファレンスシグナルを用いて、各サブフレームのチャネル推定値を求める。また、無線受信装置は、各チャネル推定値と前後のサブフレームのチャネル推定値とを時間的に補完し、以てチャネル推定の精度を向上させる。
但し、無線受信装置は、ユニキャストサブフレームについてのチャネル推定と、MBSFNサブフレームについてのチャネル推定とを独立して行い、ユニキャストサブフレームとMBSFNサブフレームの間ではチャネル推定値を補完しないように設計されている。これは、ユニキャストデータ及びMBMSデータが基地局の互いに異なるポートから送信されるためや、MBMSデータが複数の基地局から送信され且つ無線伝送路上で合成されている可能性があるためである。
ところで、3GPP Release 10では、非特許文献1に記載される通り、MBSFNサブフレームにおいてMBMSデータを伝送しない場合に、MBSFNサブフレームをユニキャストデータの伝送に使用可能にすることが合意された。
具体的には、図8に示すように、Release 10では、MBSFNサブフレームが、MBMSデータの伝送又はユニキャストデータの伝送に兼用される。
本願発明者は、Release 10の導入に伴って、無線受信装置におけるチャネル推定の精度が劣化してしまうという課題があることを発見した。具体的には、MBSFNサブフレームにユニキャストデータが伝送される場合、MBSFNサブフレームと後続のユニキャストサブフレームとの間でチャネル推定値の補完処理を行うことが望ましい。しかしながら、一般的な無線受信装置は、上述した通り、ユニキャストサブフレームとMBSFNサブフレームの間ではチャネル推定値の補完処理を何ら実行しない。このため、MBSFNサブフレームに後続するユニキャストサブフレームにおいては、ユニキャストデータが、補間されていない精度の低いチャネル推定値を用いて復号されてしまう。
従って、本発明は、3GPP Release 10の導入に際して、無線受信装置におけるチャネル推定の精度を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の態様に係るチャネル推定回路は、時間多重された複数のサブフレームの内の第1のサブフレームにおいてユニキャストデータ又はマルチキャストデータを受信し、前記第1のサブフレームに後続する第2のサブフレームにおいてユニキャストデータを受信する無線受信装置に用いられる。このチャネル推定回路は、各サブフレームのチャネル推定値を、各サブフレームに含まれるリファレンスシグナルを用いて算出すると共に、各チャネル推定値を、各サブフレームに隣接するサブフレームのチャネル推定値を用いて補間する補間手段と、前記第1のサブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせるか否かを制御する制御手段とを備える。
また、本発明の第2の態様に係る無線受信装置は、前記チャネル推定回路と、受信した無線信号に対し復調処理を施して、各サブフレームを得る復調回路と、前記チャネル推定回路で得られた各サブフレームのチャネル推定値を用いて、各サブフレームに含まれるシンボル系列に対しチャネル等化処理及び復号処理を施す復号回路とを備える。
さらに、本発明の第3の態様に係るチャネル推定方法は、時間多重された複数のサブフレームの内の第1のサブフレームにおいてユニキャストデータ又はマルチキャストデータを受信し、前記第1のサブフレームに後続する第2のサブフレームにおいてユニキャストデータを受信する無線受信装置に用いるチャネル推定方法を提供する。このチャネル推定方法は、各サブフレームのチャネル推定値を、各サブフレームに含まれるリファレンスシグナルを用いて算出すると共に、各チャネル推定値を、各サブフレームに隣接するサブフレームのチャネル推定値を用いて補間し、前記第2のサブフレームについての補間を行うか否かを、前記第1のサブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて決定することを含む。
本発明によれば、3GPP Release 10の導入に際して、無線受信装置におけるチャネル推定の精度を向上させることが可能である。
本発明の実施の形態に係るチャネル推定回路及び無線受信装置の構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定回路の動作例を示したフローチャート図である。 MBSFNサブフレームにMBMSデータが伝送される場合における、リファレンスシグナルの配置例を示した図である。 MBSFNサブフレームにユニキャストデータが伝送される場合における、リファレンスシグナルの配置例を示した図である。 MBSFNサブフレームにMBMSデータが伝送される場合における、チャネル推定値の補間概念を示した図である。 MBSFNサブフレームにユニキャストデータが伝送される場合における、チャネル推定値の補間概念を示した図である。 3GPP Release 9におけるデータ伝送の仕様を示した図である。 3GPP Release 10におけるデータ伝送の仕様を示した図である。
以下、本発明に係るチャネル推定回路及びこれを適用する無線受信装置の実施の形態を、図1〜図6を参照して説明する。なお、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
なお、本実施の形態においては、一例として、チャネル推定回路及び無線受信装置を下りリンクの伝送方式としてOFDMを採用する無線通信システムに適用する場合を扱う。但し、本実施の形態に係るチャネル推定回路及び無線受信装置を適用する無線通信システムは、3GPP Release 10に準拠していれば良く、その伝送方式はOFDMに限定されない。
図1に示すように、本実施の形態に係る無線受信装置1は、復調回路10と、チャネル推定回路20と、復号回路30とを含む。
この内、復調回路10は、大略、アンテナを介して受信した無線信号に対し復調処理を施して、時間多重された複数のサブフレームを順次得る。具体的には、復調回路10は、OFDMを採用する一般的な無線受信装置の復調回路と同様、無線受信部11と、GI(Guard Interval)除去部12と、FFT(Fast Fourier Transform)部13と、"n"個(nは総サブキャリア数)の検波器14_1〜14_nと、P/S(Parallel to Serial)変換部15とを含む。無線受信部11は、無線信号に対しダウンコンバートやA/D(Analog to Digital)変換等の受信処理を施し、これにより得たOFDM信号をGI除去部12へ出力する。GI除去部12は、OFDM信号に付加されたGIを除去して、FFT部13へ出力する。FFT部13は、GI除去部12からの出力信号に対してFFTを施し、これにより得たサブキャリア信号を検波器14_1〜14_nへ並列に出力する。検波器14_1〜14_nの各々は、各サブキャリア信号に対する検波を行い、これにより得たOFDMシンボルをP/S変換部15へ出力する。P/S変換部15は、検波器14_1〜14_nから並列に入力されるOFDMシンボルを直列に変換して、チャネル推定回路20及び復号回路30へ出力する。
また、本実施の形態に係るチャネル推定回路20は、チャネル推定値算出/補間部21と、制御部22とを含む。チャネル推定値算出/補間部21は、各サブフレームのチャネル推定値を、各サブフレームに含まれるリファレンスシグナルを用いて算出する。また、チャネル推定値算出/補間部21は、各チャネル推定値を、各サブフレームに隣接するサブフレームのチャネル推定値を用いて補間する。一方、制御部22は、チャネル推定値算出/補間部21と並列に動作する。制御部22は、MBSFNサブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて、チャネル推定値算出/補間部21に、MBSFNサブフレームに後続するユニキャストフレームについての時間方向の補間を行わせるか否かを制御する。
さらに、復号回路30は、大略、チャネル推定回路20で得られた各サブフレームのチャネル推定値を用いて、各サブフレームに含まれるデータシンボルに対しチャネル等化処理及び復号処理を施す。具体的には、復号回路30は、OFDMを採用する一般的な無線受信装置の復調回路と同様、チャネル等化部31と、復号部32とを含む。チャネル等化部31は、チャネル推定値算出/補間部21から出力されるチャネル推定値を用いて、データシンボルからチャネル歪みを除去する。復号部32は、チャネル等化部31からの出力信号に対して、位相回転量の補正や誤り訂正等を含む復号処理を施す。復号部32により復号された信号は、後段回路(図示せず)での各種処理に供される。
次に、チャネル推定回路20の動作例を、図2〜図6を参照して詳細に説明する。なお、復調回路10及び復号回路30の動作はOFDMを採用する一般的な無線受信装置と同様であるため、その説明を省略する。
チャネル推定回路20は、サブフレーム毎に図2に示す処理を実行する。具体的には、チャネル推定回路20内の制御部22が、復調回路10でサブフレームが得られる度毎に、無線フレーム中におけるMBSFNサブフレームの配置位置が未知であるか否かを判定する(ステップS1)。ここで、MBSFNサブフレームの配置位置は、基地局からPBCH(Physical Broadcast Channel)を介して報知される。
MBSFNサブフレームの配置位置が既知である場合、制御部22は、MBSFNサブフレームのみを対象として、以降のステップS2〜S6の処理を実行する。
まず制御部22は、MBSFNサブフレームにMBFSデータがスケジュールされているか否かを判定する(ステップS2)。ここで、制御部22は、MBFSデータの伝送有無を、PMCH(Physical Multicast Channel)を介して予め受信したスケジュール情報を参照することによって確認する。
この結果、MBFSデータがスケジュールされている場合、制御部22は、チャネル推定値算出/補間部21に対して、後続のユニキャストサブフレームについてチャネル推定値の補間を行わないよう指示する(ステップS3)。なお、これと並行して、チャネル推定値算出/補間部21は、MBSFNサブフレームのチャネル推定値を算出する。
ここで、後続のユニキャストサブフレームについてチャネル推定値の補間を行わない理由を、図3〜図5を参照して説明する。
図3に、MBSFNサブフレームにMBMSデータが伝送される場合における、リファレンスシグナルの配置例を示す。図3に示すように、MBSFNサブフレーム中の先頭の2OFDMシンボル(第1及び第2のOFDMシンボル)にPDCCHが多重されて制御情報が伝送され、以降の第3〜第12のOFDMシンボルでMBMSデータが伝送される。第1のOFDMシンボルには、6サブキャリアおきに、ユニキャスト用のリファレンスシグナルがマッピングされる。また、第3、第7及び第11のOFDMシンボルには、2サブキャリアおきに、MBSFN用のリファレンスシグナルがマッピングされる。なお、第1〜第6のOFDMシンボルは第1のスロットと呼称され、第6〜第12のOFDMシンボルは第2のスロットと呼称される。また、リファレンスシグナルを配置する位置及び数は、チャネル推定精度とオーバヘッドの両観点から決定される。
なお、チャネル推定値算出/補間部21は、第1及び第2のOFDMシンボルの各リソースのチャネル推定値を、ユニキャスト用のリファレンスシグナルにその共役を乗じて得たZF(Zero Forcing)値を用いた補間等によって算出する。また、チャネル推定値算出/補間部21は、第3〜第12のOFDMシンボルの各リソースのチャネル推定値を、MBSFN用のリファレンスシグナルにその共役を乗じて得たZF値を用いた補間等によって算出する。
また、図4に、MBSFNサブフレームにユニキャストデータが伝送される場合における、リファレンスシグナルの配置例を示す。この場合のリファレンスシグナルの配置は通常のユニキャストフレームと同様であり、各スロット内の第1及び第5のOFDMシンボルに6サブキャリアおきに、ユニキャスト用のリファレンスシグナルがマッピングされる。ここで、リファレンスシグナルを配置する位置及び数は、MBSFNサブフレームと同様、チャネル推定精度とオーバヘッドの両観点から決定される。
なお、チャネル推定値算出/補間部21は、サブフレーム中の全てのリソースのチャネル推定値を、ユニキャスト用のリファレンスシグナルにその共役を乗じて得たZF値を用いた補間等によって算出する。
さらに、図5に、MBSFNサブフレームにMBMSデータが伝送される場合における、チャネル推定値の補間概念を示す。図5に示すように、MBMSデータが伝送される場合、MBSFNサブフレームの第2のスロットには、ユニキャスト用のリファレンスシグナルが含まれない。このため、MBSFNサブフレームには、後続するユニキャストサブフレームの第1のスロット内のユニキャスト用のリファレンスシグナル(すなわち、チャネル推定値)との補間対象が存在しない。
従って、制御部22は、MBSFNサブフレームにMBMSデータが伝送される場合、後続のユニキャストサブフレームについて時間方向の補間を行わないと決定し、以てチャネル推定精度の劣化を回避する。
図2に戻って、上記のステップS2でMBSFNサブフレームにMBFSデータがスケジュールされていないと判定した場合、制御部22は、無線通信装置1宛てのユニキャストデータがスケジュールされているか否かを更に判定する(ステップS4)。具体的には、制御部22は、無線通信装置1宛てのPDCCH(より詳細には、基地局のスケジューラによるリソースの割当情報)を検出すると、ユニキャストデータがスケジュールされていると判断する。
この結果、ユニキャストデータがスケジュールされている場合、制御部22は、チャネル推定値算出/補間部21に対して、後続のユニキャストサブフレームについてチャネル推定値の補間を行うよう指示する(ステップS5)。
ここで、後続のユニキャストサブフレームについてチャネル推定値の補間を行う理由を、図6を参照して説明する。図6に示すように、ユニキャストデータが伝送される場合、MBSFNサブフレームの第2のスロットには、ユニキャスト用のリファレンスシグナルが含まれる。このため、MBSFNサブフレームには、後続するユニキャストサブフレームの第1のスロット内のユニキャスト用のリファレンスシグナル(すなわち、チャネル推定値)との補間対象が存在する。
従って、制御部22は、MBSFNサブフレームにユニキャストデータが伝送される場合、後続のユニキャストサブフレームについて時間方向の補間を行うと決定し、以てチャネル推定精度を向上させる。
図2に戻って、上記のステップS4でMBSFNサブフレームに無線通信装置1宛てのユニキャストデータがスケジュールされていないと判定した場合、制御部22は、チャネル推定値算出/補間部21によって得られたカレントサブフレームのチャネル推定値と、ユニキャストサブフレームについて得られた既知のチャネル推定値との相関値を求める。そして、制御部22は、この相関値が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS6)。
この結果、相関値≧閾値が成立する場合、制御部22は、MBSFNサブフレームに他の無線通信装置宛てのユニキャストデータがスケジュールされおり、ユニキャスト用のリファレンスシグナルが存在すると判断する。この時、制御部22は、上記のステップS5に進んで、後続のユニキャストサブフレームについてチャネル推定値の補間を行うと決定し、以てチャネル推定精度を向上させる。
一方、上記のステップS6で相関値<閾値が成立する場合、制御部22は、MBSFNサブフレームにデータが何らスケジュールされていないと判断する。上述した通り、MBSFNサブフレームにデータが伝送されない場合、先頭の2OFDMシンボルにPDCCHが多重されて制御情報が伝送されるのみであり、MBSFNサブフレームには、後続のユニキャストサブフレームとの補間対象となるユニキャスト用のリファレンスシグナルが存在しない。従って、制御部22は、上記のステップS3に進んで、後続のユニキャストサブフレームについてチャネル推定値の補間を行わないと決定し、以てチャネル推定精度の劣化を回避する。
なお、上述した通り、MBSFNサブフレームの配置位置は、PBCHを介して報知されるが、その頻度は他の報知情報と比して低いことが予測される。このため、無線通信装置1が他の基地局へハンドオーバした直後の過渡的な期間においては、MBSFNサブフレームの配置位置が未知であり得る。従って、制御部22は、上記のステップS1でMBSFNサブフレームの配置位置が未知であると判定すると、MBSFNサブフレーム又はユニキャストフレームのいずれであるかに関わらず、各サブフレームについて上記のステップS3〜S6に示した処理を実行する。これにより、ハンドオーバ直後の過渡的な期間であっても、チャネル推定精度を向上させる、或いはその劣化を回避することができる。
なお、上記の実施の形態によって本発明は限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づき、当業者によって種々の変更が可能なことは明らかである。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
時間多重された複数のサブフレームの内の第1のサブフレームにおいてユニキャストデータ又はマルチキャストデータを受信し、前記第1のサブフレームに後続する第2のサブフレームにおいてユニキャストデータを受信する無線受信装置に用いられるチャネル推定回路であって、
各サブフレームのチャネル推定値を、各サブフレームに含まれるリファレンスシグナルを用いて算出すると共に、各チャネル推定値を、各サブフレームに隣接するサブフレームのチャネル推定値を用いて補間する補間手段と、
前記第1のサブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせるか否かを制御する制御手段と、
を備えたチャネル推定回路。
(付記2)
付記1において、
前記制御手段は、前記第1のサブフレームに前記無線受信装置宛てのユニキャストデータがスケジュールされている場合、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせると決定する、
ことを特徴としたチャネル推定回路。
(付記3)
付記1又は2において、
前記制御手段は、
前記第1のサブフレームに前記無線受信装置宛てのユニキャストデータがスケジュールされていない場合、前記第1のサブフレームのチャネル推定値と、ユニキャストデータがスケジュールされるサブフレームについて得られた既知のチャネル推定値との相関値を求めると共に、前記相関値が予め定めた閾値以上であるか否かを判定し、
前記相関値が前記閾値以上であると判定した場合、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせると決定する、
ことを特徴としたチャネル推定回路。
(付記4)
付記3において、
前記制御手段は、前記相関値が前記閾値未満であると判定した場合、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせないと決定する、
ことを特徴としたチャネル推定回路。
(付記5)
付記1〜4のいずれか一つにおいて、
前記制御手段は、
前記第1のサブフレームにマルチキャストデータがスケジュールされている場合、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせないと決定する、
ことを特徴としたチャネル推定回路。
(付記6)
付記1〜5のいずれか一つにおいて、
前記制御手段は、前記複数のサブフレーム中における前記第1のサブフレームの配置位置が未知である場合、各サブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて、前記補間手段に各サブフレームに後続するサブフレームについての補間を行わせるか否かを制御する、
ことを特徴としたチャネル推定回路。
(付記7)
付記1〜6のいずれか一つに記載のチャネル推定回路と、
受信した無線信号に対し復調処理を施して、各サブフレームを得る復調回路と、
前記チャネル推定回路で得られた各サブフレームのチャネル推定値を用いて、各サブフレームに含まれるシンボル系列に対しチャネル等化処理及び復号処理を施す復号回路と、
を備えた無線受信装置。
(付記8)
時間多重された複数のサブフレームの内の第1のサブフレームにおいてユニキャストデータ又はマルチキャストデータを受信し、前記第1のサブフレームに後続する第2のサブフレームにおいてユニキャストデータを受信する無線受信装置に用いるチャネル推定方法であって、
各サブフレームのチャネル推定値を、各サブフレームに含まれるリファレンスシグナルを用いて算出すると共に、各チャネル推定値を、各サブフレームに隣接するサブフレームのチャネル推定値を用いて補間し、
前記第2のサブフレームについての補間を行うか否かを、前記第1のサブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて決定する、
ことを含むチャネル推定方法。
(付記9)
付記8において、
前記第1のサブフレームに前記無線受信装置宛てのユニキャストデータがスケジュールされている場合、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行うと決定する、
ことを特徴としたチャネル推定方法。
(付記10)
付記8又は9において、
前記第1のサブフレームに前記無線受信装置宛てのユニキャストデータがスケジュールされていない場合、前記第1のサブフレームのチャネル推定値と、ユニキャストデータがスケジュールされるサブフレームについて得られた既知のチャネル推定値との相関値を求め、
前記相関値が予め定めた閾値以上であるか否かを判定し、
前記相関値が前記閾値以上であると判定した場合、前記第2のサブフレームについての補間を行うと決定する、
ことを特徴としたチャネル推定方法。
(付記11)
付記10において、
前記相関値が前記閾値未満であると判定した場合、前記第2のサブフレームについての補間を行わないと決定する、
ことを特徴としたチャネル推定方法。
(付記12)
付記8〜11のいずれか一つにおいて、
前記第1のサブフレームにマルチキャストデータがスケジュールされている場合、前記第2のサブフレームについての補間を行わないと決定する、
ことを特徴としたチャネル推定方法。
(付記13)
付記8〜12のいずれか一つにおいて、
前記複数のサブフレーム中における前記第1のサブフレームの配置位置が未知である場合、各サブフレームに後続するサブフレームについての補間を行うか否かを、各サブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて決定する、
ことを特徴としたチャネル推定方法。
1 無線受信装置
10 復調回路
11 無線受信部
12 GI除去部
13 FFT部
14_1〜14_n 検波器
15 P/S変換部
20 チャネル推定回路
21 チャネル推定値算出/補間部
22 制御部
30 復号回路
31 チャネル等化部
32 復号部

Claims (10)

  1. 時間多重された複数のサブフレームの内の第1のサブフレームにおいてユニキャストデータ又はマルチキャストデータを受信し、前記第1のサブフレームに後続する第2のサブフレームにおいてユニキャストデータを受信する無線受信装置に用いられるチャネル推定回路であって、
    各サブフレームのチャネル推定値を、各サブフレームに含まれるリファレンスシグナルを用いて算出すると共に、各チャネル推定値を、各サブフレームに隣接するサブフレームのチャネル推定値を用いて補間する補間手段と、
    前記第1のサブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせるか否かを制御する制御手段と、
    を備えたチャネル推定回路。
  2. 請求項1において、
    前記制御手段は、前記第1のサブフレームに前記無線受信装置宛てのユニキャストデータがスケジュールされている場合、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせると決定する、
    ことを特徴としたチャネル推定回路。
  3. 請求項1又は2において、
    前記制御手段は、
    前記第1のサブフレームに前記無線受信装置宛てのユニキャストデータがスケジュールされていない場合、前記第1のサブフレームのチャネル推定値と、ユニキャストデータがスケジュールされるサブフレームについて得られた既知のチャネル推定値との相関値を求めると共に、前記相関値が予め定めた閾値以上であるか否かを判定し、
    前記相関値が前記閾値以上であると判定した場合、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせると決定する、
    ことを特徴としたチャネル推定回路。
  4. 請求項3において、
    前記制御手段は、前記相関値が前記閾値未満であると判定した場合、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせないと決定する、
    ことを特徴としたチャネル推定回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、
    前記制御手段は、
    前記第1のサブフレームにマルチキャストデータがスケジュールされている場合、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行わせないと決定する、
    ことを特徴としたチャネル推定回路。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、
    前記制御手段は、前記複数のサブフレーム中における前記第1のサブフレームの配置位置が未知である場合、各サブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて、前記補間手段に各サブフレームに後続するサブフレームについての補間を行わせるか否かを制御する、
    ことを特徴としたチャネル推定回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のチャネル推定回路と、
    受信した無線信号に対し復調処理を施して、各サブフレームを得る復調回路と、
    前記チャネル推定回路で得られた各サブフレームのチャネル推定値を用いて、各サブフレームに含まれるシンボル系列に対しチャネル等化処理及び復号処理を施す復号回路と、
    を備えた無線受信装置。
  8. 時間多重された複数のサブフレームの内の第1のサブフレームにおいてユニキャストデータ又はマルチキャストデータを受信し、前記第1のサブフレームに後続する第2のサブフレームにおいてユニキャストデータを受信する無線受信装置に用いるチャネル推定方法であって、
    各サブフレームのチャネル推定値を、各サブフレームに含まれるリファレンスシグナルを用いて算出すると共に、各チャネル推定値を、各サブフレームに隣接するサブフレームのチャネル推定値を用いて補間し、
    前記第2のサブフレームについての補間を行うか否かを、前記第1のサブフレームにおけるデータのスケジュール状況に応じて決定する、
    ことを含むチャネル推定方法。
  9. 請求項8において、
    前記第1のサブフレームに前記無線受信装置宛てのユニキャストデータがスケジュールされている場合、前記補間手段に前記第2のサブフレームについての補間を行うと決定する、
    ことを特徴としたチャネル推定方法。
  10. 請求項8又は9において、
    前記第1のサブフレームに前記無線受信装置宛てのユニキャストデータがスケジュールされていない場合、前記第1のサブフレームのチャネル推定値と、ユニキャストデータがスケジュールされるサブフレームについて得られた既知のチャネル推定値との相関値を求め、
    前記相関値が予め定めた閾値以上であるか否かを判定し、
    前記相関値が前記閾値以上であると判定した場合、前記第2のサブフレームについての補間を行うと決定する、
    ことを特徴としたチャネル推定方法。
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